JP2006195838A - サーバ装置、クライアント装置、ストリーミング配信システム、及びコンテンツ記録方法 - Google Patents

サーバ装置、クライアント装置、ストリーミング配信システム、及びコンテンツ記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ユーザが難しい操作を行わなくても、ネットワークの状態やクライアント装置の設定に応じて最適な品位のデータをストリーミング配信できるように構成されたサーバ装置、クライアント装置、ストリーミング配信システム、及びストリーミング用データ記録方法を提供する。
【解決手段】 システムの設置後などに圧縮音声データの配信テストを行って、その設置環境やクライアント装置の位置に応じた最適な圧縮率を1つ又は2つ設定する。そして、サーバ装置にCDなどの楽曲を録音する際には、配信テストにより設定した圧縮率の圧縮音声データを作成して、HDDに記録する。これにより、ユーザがマニュアルで設定しなくても最適なビットレートを設定することができる。また、配信テストによりシステムの設置環境に応じた適正な品位の音声データをサーバ装置からクライアント装置へ配信できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、サーバ装置からクライアント装置へコンテンツをストリーミング配信するストリーミング配信システム、このシステムを構成するサーバ装置及びクライアント装置、並びにこのシステムにおけるコンテンツ記録方法に関する。
従来、CD等に記録された複数の音声データをサーバ装置のハードディスクに記録しておき、これらの音声データをサーバ装置からネットワークを介して複数のクライアント装置へ配信するサーバクライアントシステムが提案されている(例えば、非特許文献1参照。)。
「ミュージックキャストパンフレット」,ヤマハ株式会社,2004年4月作成,カタログコードAH219
非特許文献1に記載のサーバクライアントシステムでは、サーバ装置に楽曲を記録するためのビットレート(記録品位)を、ユーザがマニュアルで選択するようになっている。しかし、ビットレートの選択基準はシステム構成や通信環境に応じて適切に設定してやる必要があるが、一般的なユーザにとってはこの設定操作が難しいという問題があった。
また、非特許文献1に記載のサーバクライアントシステムでは、1つの楽曲について、MP3形式で圧縮して記録するビットレートが1種類のみに設定されている。そのため、通信条件が異なる複数のクライアント装置へ確実に楽曲を配信するにはビットレートを低くしなければならない。また、通信条件の良好なクライアント装置に対しても、低いビットレートで楽曲を配信することになり、クライアント装置では通信条件が良好であっても、高音質の楽曲の配信を受けることができないという問題があった。
一方、サーバクライアントシステムにおいて、複数のビットレートで楽曲を予め記録しておくことで、クライアント装置に応じて異なるビットレートで楽曲を配信することが可能になる。しかし、1曲当たりのデータが大量になるので、サーバ装置に記録できる楽曲数が少なくなってしまう。また、記録装置の容量を大きくすることで、楽曲の記録数を増加させることは可能である。しかし、記録装置は容量が大きくなるほど高価になるので、サーバクライアントシステムのコストがアップしてしまう。
また、サーバクライアントシステムにおいて、非圧縮形式(PCM形式)で楽曲を記録しておき、配信時にエンコードをリアルタイムに行うことで、クライアント装置に応じて異なるビットレートで楽曲を配信することが可能である。しかしながら、複数のクライアント装置に対して楽曲を配信するためには、サーバ装置に複数のエンコーダを設ける必要があり、サーバクライアントシステムのコストがアップしてしまう。
そこで、本発明は、上記課題を解決するために、従来よりも記録できる楽曲や動画などのコンテンツ数を増加できるとともに、ネットワークの状態やクライアント装置の設定に応じて最適な品位のデータをストリーミング配信できるように構成されたサーバ装置、クライアント装置、ストリーミング配信システム、及びコンテンツ記録方法を提供することを目的とする。
この発明は、上記の課題を解決するための手段として、以下の構成を備えている。
(1)コンテンツを所定のビットレートでエンコードするエンコード手段と、
前記エンコード手段がエンコードしたコンテンツを保存するコンテンツ記憶手段と、
前記コンテンツ記憶手段に保存したコンテンツを、1つまたは複数のクライアント装置にストリーミング配信するコンテンツ配信手段と、
を備えたサーバ装置であって、
ビットレートがそれぞれ異なる複数のテストデータを記憶するテストデータ記憶手段と、
前記1つまたは複数のクライアント装置に対して複数のテストデータをストリーミング配信するテストデータ配信手段と、
各クライアント装置から前記複数のテストデータの受信結果を確認する確認手段と、
全クライアント装置がテストデータを正常に受信できた最大のビットレートである保存ビットレートを、前記コンテンツ記憶手段に保存するコンテンツのビットレートに設定するビットレート設定手段と、
を備えたことを特徴とする。
この構成においては、サーバ装置は、全クライアント装置へテストデータのビットレートを切り替えながらストリーミング配信して、全クライアント装置が正常に受信できたテストデータのうち最も高いビットレートを、コンテンツ記憶手段に保存するコンテンツのビットレートに設定する。ストリーミング配信システムでは、サーバ装置やクライアント装置の設置後に通信環境が大きく変化することは稀であるため、システムの設置直後に配信テストを行って音声データの記録品位を設定しておくことで、システムの設置環境に応じた適正な品質のコンテンツをサーバ装置からクライアント装置へストリーミング配信することができる。また、サーバ装置では、配信テスト結果に基づいてコンテンツのビットレートを設定するので、ユーザがマニュアルで設定しなくても最適なビットレートを設定することができる。さらに、複数のクライアント装置へ同時にストリーミング配信する場合でも、安定してコンテンツをストリーミング配信することができる。加えて、サーバ装置ではコンテンツ記憶手段へ保管するデータのビットレートを1つに設定するので、記憶手段の記憶容量を増加させることなく従来と同様に大量のコンテンツを記憶手段に記録することができ、コストアップを防止できる。なお、コンテンツとは、サーバ装置からクライアント装置へストリーミング配信する楽曲などの音声、動画、音声付き動画などのことである。
(2)前記ビットレート設定手段は、前記確認手段が受信結果を確認した結果、1つまたは複数のクライアント装置が前記保存ビットレートより高い第2保存ビットレートのテストデータを正常に受信できる場合には、前記保存ビットレートに加えて前記第2保存ビットレートを前記コンテンツ記憶手段に保存するコンテンツのビットレートに設定し、
前記通信手段は、前記第2保存ビットレートのテストデータを正常に受信できるクライアント装置に対しては、第2保存ビットレートのコンテンツをストリーミング配信することを特徴とする。
この構成においては、テストデータを配信した結果、保存ビットレートよりも高い第2保存ビットレートでストリーミング配信可能なクライアント装置に対しては、コンテンツ記憶手段は保存ビットレートに加えて第2保存ビットレートにエンコードしてコンテンツ記憶手段にコンテンツを保存する。したがって、サーバ装置では、配信テスト結果に基づいてコンテンツのビットレートを設定するので、ユーザがマニュアルで設定しなくても最適なビットレートを設定することができる。また、一部のクライアント装置が第2保存ビットレートのテストデータを正常に受信できる場合には、これら一部のクライアント装置では、他のクライアント装置よりもさらに高品質な音声や動画などのコンテンツを再生することができる。また、大半のクライアント装置は第2保存ビットレートでも正常にテストデータを受信でき、一部のクライアント装置のみ保存ビットレートのコンテンツでないと正常にテストデータを受信することができない場合でも、2つのビットレートでコンテンツを記憶するので、大半のクライアント装置では、高品質な音声や動画などを再生することができる。さらに、記憶手段に記憶させるコンテンツのデータは1つの楽曲や動画に付き2つだけなので、記憶手段の記憶容量の増加を制限できる。
(3)コンテンツを所定のビットレートでエンコードするエンコード手段と、
前記エンコード手段がエンコードしたコンテンツを保存するコンテンツ記憶手段と、
前記コンテンツ記憶手段に保存したコンテンツを、1つまたは複数のクライアント装置にストリーミング配信するコンテンツ配信手段と、
を備えたサーバ装置であって、
ビットレートがそれぞれ異なる複数のテストデータを記憶するテストデータ記憶手段と、
前記1つまたは複数のクライアント装置に対して複数のテストデータをストリーミング配信するテストデータ配信手段と、
各クライアント装置から前記複数のテストデータの受信結果を確認する確認手段と、
前記エンコード手段がリアルタイムに並行してエンコード可能なコンテンツの数以下のクライアント装置を除く、残りのクライアント装置がテストデータを正常に受信できた最大のビットレートである保存ビットレートを、前記コンテンツ記憶手段に保存するコンテンツのビットレートに設定するビットレート設定手段と、
を備え、
前記コンテンツ配信手段は、前記保存ビットレートのテストデータを正常に受信できるクライアント装置に対しては、保存ビットレートのコンテンツをストリーミング配信し、それ以外のクライアント装置に対しては、前記エンコード手段が保存ビットレートのコンテンツを前記保存ビットレートよりも低いビットレートにリアルタイムに再エンコードしたコンテンツをストリーミング配信することを特徴とする。
この構成においては、大半のクライアント装置は高ビットレートのテストデータを正常に受信でき、少数のクライアント装置は低ビットレートのテストデータでないと正常に受信することができず、また、この少数のクライアント装置の台数が、エンコード手段がリアルタイムに並行してエンコード可能なコンテンツの数以下である場合には、高ビットレートである保存ビットレートでコンテンツをエンコードしてコンテンツ記憶手段に保存する。そして、大半のクライアント装置に対しては、コンテンツ記憶手段から読み出した保存ビットレートのコンテンツをストリーミング配信する。また、少数のクライアント装置に対しては、コンテンツ記憶手段から読み出した保存ビットレートのコンテンツを低ビットレートにリアルタイムに再エンコードしてストリーミング配信する。
例えば、サーバ装置は、8台のクライアント装置に配信可能で、エンコード手段がリアルタイムに並行してエンコード可能なコンテンツの数が3つ以下である場合である。サーバ装置が配信テストを行った結果、5台のクライアント装置は256kbpsのテストデータを正常に受信でき、3台のクライアント装置は128kbpsのテストデータでないと正常に受信できない場合には、コンテンツをエンコードして256kbpsのコンテンツをコンテンツ記憶手段に保存する。そして、5台のクライアント装置に対しては、コンテンツ記憶手段から読み出した256kbpsのコンテンツをストリーミング配信する。また、3台のクライアント装置に対しては、コンテンツ記憶手段から読み出した256kbpsのコンテンツを128kbpsにリアルタイムに再エンコードしてストリーミング配信する。
したがって、サーバ装置では、配信テスト結果に基づいてコンテンツのビットレートを設定するので、ユーザがマニュアルで設定しなくても最適なビットレートを設定することができる。また、サーバ装置において、1つの楽曲について圧縮データの記録ビットレートが1種類のみに設定されていると、通信条件が異なる複数のクライアント装置へ確実に楽曲を配信するためにビットレートを低くしなければならない。しかし、本発明では、サーバ装置との通信状況が良いクライアント装置に対しては、高品質のコンテンツを配信することができる。さらに、コンテンツ記憶手段に保存するコンテンツをエンコードする以外にも、サーバ装置がはじめから備えているエンコード手段を使用することで装置内の資源を有効利用できる。加えて、エンコーダを増加させるものではないので、サーバ装置のコストがアップすることがない。加えて、コンテンツ記憶手段には保存ビットレートのコンテンツのみを記憶させるので、記憶手段の容量を増加させることなく従来と同様に大量のコンテンツを記憶させることができる。
(4)(1)乃至(3)のいずれかに記載のサーバ装置からネットワークを介してストリーミング配信されるコンテンツを受信する通信手段と、
コンテンツをデコードするデコード手段と、
デコードされたコンテンツを増幅して再生する再生手段と、
前記サーバ装置からストリーミング配信されたテストデータの受信状態を監視し、正常に受信できたテストデータのビットレートを前記通信手段から前記サーバ装置へ通知するように制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
この構成においては、クライアント装置は、サーバ装置からストリーミング配信されたテストデータの受信状態を監視し、配信しているパケットが一定時間に渡って所定時間内に正常に受信完了できているかどうか、テストデータのビットレートを前記通信手段により前記サーバ装置へ通知する。したがって、サーバ装置は配信テストの結果を容易に把握することができ、ユーザがマニュアルで設定しなくても最適なビットレートを設定することができる。また、クライアント装置は、配信テストの結果に基づいて適正なビットレートのコンテンツのストリーミング配信をサーバ装置から受けることができる。
(5)(1)乃至(3)に記載のサーバ装置と、(4)に記載のクライアント装置から成ることを特徴とする。
この構成においては、サーバ装置は、全クライアント装置へテストデータをそのビットレートを切り替えながらストリーミング配信し、その結果、1つまたは2つのビットレートでコンテンツをコンテンツ記憶手段に保存するように設定する。したがって、サーバ装置では、配信テスト結果に基づいてコンテンツのビットレートを設定するので、ユーザがマニュアルで設定しなくても最適なビットレートを設定することができる。また、サーバ装置では、テスト結果に基づいてコンテンツのビットレートを設定するので、複数のクライアント装置へ同時に異なるストリーミング配信する場合でも、安定してコンテンツを配信することができる。また、サーバ装置では1つまたは2つのビットレートでコンテンツを保存するので、記憶手段の記憶容量を増加させることなく従来と同様に大量のコンテンツを記憶手段に記録することができ、コストアップを防止できる。
(6)(5)に記載のストリーミング配信システムにおけるコンテンツ記録方法であって、
サーバ装置のテストデータ配信手段が、テストデータ記憶手段からビットレートがそれぞれ異なるテストデータを読み出して、全クライアント装置へストリーミング配信するテスト配信工程と、
サーバ装置の確認手段が各クライアント装置から前記複数のテストデータの受信結果を確認するテスト結果確認工程と、
前記サーバ装置のビットレート設定手段が、全クライアント装置が正常に受信できたテストデータビットレートのうち最も高いビットレートをコンテンツ記憶手段に保存するコンテンツの保存ビットレートに設定するビットレート設定工程と、
前記エンコード手段が、前記ビットレート設定工程で設定したビットレートでコンテンツをエンコードし、前記コンテンツ記憶手段がエンコードされたコンテンツを保存する記憶工程と、
を備えたことを特徴とする。
この構成においては、(1)と同様の効果を得ることができる。
本発明によれば、サーバ装置では、配信テスト結果に基づいてコンテンツ記憶手段に保存するコンテンツのビットレートを設定するので、ユーザがマニュアルで設定しなくても最適なビットレートを設定することができる。また、複数のクライアント装置へ同時にストリーミング配信する場合でも、安定してコンテンツを配信することができる。さらに、サーバ装置ではコンテンツ記憶手段へ記憶させるデータのビットレートを1つまたは2つ設定するので、記憶手段の記憶容量を増加させることなく従来と同様に大量のコンテンツを記憶手段に記録することができ、コストアップを防止できる。
また、サーバ装置ではコンテンツ記憶手段へ2つのビットレートでコンテンツを記憶させたり、エンコード手段を用いて、コンテンツ記憶手段から読み出した保存ビットレートのコンテンツを低ビットレートにリアルタイムに再エンコードしてストリーミング配信する。そのため、サーバ装置との通信状況が良いクライアント装置に対しては、高品質のコンテンツを配信することができる。さらに、コンテンツ記憶手段に保存するコンテンツをエンコードする以外にも、サーバ装置がはじめから備えているエンコード手段を使用することで装置内の資源を有効利用できる。加えて、エンコーダを増加させるものではないので、サーバ装置のコストがアップすることがない。
図1は、本発明の実施形態に係るストリーミング配信システムの構成を示すブロック図である。本発明のストリーミング配信システムでは、ストリーミングデータとして、音声データ、動画データ、及びマルチメディアデータ(音声付き動画データ)など様々なコンテンツを配信できるが、以下の説明ではコンテンツ記憶手段の一例として楽曲の音声データを配信する場合について説明する。
ストリーミング配信システム1は、ストリーミングデータを配信するサーバ装置2と、サーバ装置2から配信されたストリーミングデータを再生する複数のクライアント装置3と、が有線LANまたは無線LANによりネットワーク接続された構成である。図1には、一例として、3台のクライアント装置3a,3b,3cがサーバ装置2に無線接続され、2台のクライアント装置3d,3eがサーバ装置2にハブ4を介して有線接続された構成を示している。
サーバ装置2は、光ディスクドライブ11、DSP12、ハードディスクドライブ(以下、HDDと称する。)13、メモリ14、CPU15、無線通信部16、有線通信部17、操作部18、及び表示部19を備えている。
光ディスクドライブ11は、CD、DVD、Blu-ray Disc(登録商標)(BD)、High Definition DVD (HD DVD(登録商標))などの光ディスクに記録されたデータを読み取る装置である。
DSP12は、光ディスクドライブ11から出力された音声データを、CPU15から指示または設定された形式・ビットレートに圧縮された音声データ(以下、圧縮音声データと称する。)にエンコード(圧縮)してHDD13へ出力する。また、DSP12は、HDD13に記録された圧縮音声データを、さらに低いビットレートの圧縮音声データに再エンコードして無線通信部16または有線通信部17へ出力する。ここで、音声データの圧縮形式としては、MP3、SoundVQ(登録商標)、WMA、AACやその他の圧縮形式を用いると良い。以下の説明では、圧縮形式としてMP3形式を用いた場合を一例として説明する。
HDD13は、DSP12でエンコードされた音声データを記憶する。また、HDD13は、CDやDVDなどに記録された楽曲の音声データを記録するときに、楽曲情報を取得するための楽曲情報データベースを記憶している。さらに、HDD13は、エンコードされた各音声データの各種情報や、楽曲情報データベースから取得した楽曲情報を管理する管理テーブル101を記憶する。加えて、HDD13は、テスト用の圧縮音声データの一例として、64kbps,96kbps,128kbps,160kbps,192kbps,256kbps,320kbpsの計7つのビットレートで圧縮されたMP3形式の圧縮音声データを配信テスト用に予め記憶している。
ここで、MP3形式の圧縮音声データは、一般的に、32kbpsでAMラジオ並みの音質、64kbpsでFMラジオ並みの音質、128kbpsでCD並みの音質と言われており、ストリーミング配信システム1では、一例として64kbps以上のMP3形式の圧縮音声データをストリーミング配信するように設定されている。
メモリ14は、光ディスクドライブ11、DSP12、HDD13などから出力されたデータを一時的に記憶する。
CPU15は、サーバ装置2の各部を制御する。
無線通信部16は、IEEE802.11a/b/g及びTCP/IPを通信プロトコルに用いてクライアント装置3a,3b,3cと無線通信する。例えば、クライアント装置3aから楽曲リストの配信要求を受信すると、楽曲リストをクライアント装置3aへ送信する。また、無線通信部16は、クライアント装置3a,3b,3cのいずれかから楽曲の配信要求を受信し、その楽曲の圧縮音声データをパケット単位でクライアント装置3a,3b,3cのいずれかに対してストリーミング配信する。
有線通信部17は、イーサネット(登録商標)(IEEE802.3)及びTCP/IPを通信プロトコルに用いてクライアント装置3d,3eと有線通信する。有線通信部17は、無線通信部16と同様に、例えば、クライアント装置3から楽曲リストの送信要求を受信し、楽曲リストをクライアント装置3へ送信する。また、クライアント装置3から楽曲の配信要求を受信し、その楽曲の圧縮音声データをパケット単位でクライアント装置3に対してストリーミング配信する。
操作部18は、ユーザによる各種操作を受け付ける。例えば、音声データ記録時の品位の設定やCDに記録された楽曲のHDD13への記録など様々な操作を受け付ける。
表示部19は、ユーザへの伝達事項や楽曲リストなどを表示する。
次に、クライアント装置3a〜3eは、それぞれ無線通信部21、有線通信部22、メモリ23、DSP24、CPU25、D/Aコンバータ26、アンプ27、スピーカ28、操作部29、及び表示部30を備えている。なお、クライアント装置3a〜3eはすべて同じ構成であるが、図1にはクライアント装置3a,3dのみ詳細な構成を示している。
無線通信部21は、IEEE802.11a/b/g及びTCP/IPを通信プロトコルに用いてサーバ装置2と無線通信する。例えば、サーバ装置2に対して楽曲リストの配信要求を送信し、楽曲リストを受信する。また、楽曲の配信要求を出力し、ストリーミング配信された楽曲の圧縮音声データ(パケット)を受信し、メモリ23へ出力する。
有線通信部22は、イーサネット(登録商標)(IEEE802.3)及びTCP/IPなを通信プロトコルに用いてサーバ装置2と有線通信する。有線通信部22は、無線通信部21と同様に、例えば、サーバ装置2に対して楽曲リストの配信要求を送信し、楽曲リストを受信する。また、楽曲の配信要求を出力し、ストリーミング配信された楽曲の圧縮音声データ(パケット)を受信してメモリ23へ出力する。
メモリ23は、無線通信部21または有線通信部22から送られてきた音声データ(パケット)を蓄積する。
DSP24は、メモリ23に蓄積された圧縮音声データを一定量毎に読み出して、この圧縮音声データをPCM音声データにデコード(伸張)して、D/Aコンバータ26へ出力する。
CPU25は、クライアント装置3の各部を制御する。
D/Aコンバータ26は、PCM音声データをアナログ音声データに変換する。
アンプ27は、D/Aコンバータ26から出力されたアナログ音声データを増幅してスピーカ28へ出力する。
スピーカ28は、D/Aコンバータから出力された音声を放音する。
操作部29は、ユーザによる各種操作を受け付ける。例えば、楽曲リストの配信要求や楽曲の再生など操作を受け付ける。
表示部30は、ユーザに伝達する事項や楽曲などを表示する。
また、サーバ装置2は、図示していない外部入力端子及びA/Dコンバータを備えており、カセットプレイヤやMDプレイヤなどで再生した音声データのアナログ信号をこの外部入力端子に入力することで、アナログ音声データをA/Dコンバータでディジタル化して、HDD13に記録することができる。
ストリーミング配信システム1は、このような構成により、サーバ装置2から各クライアント装置3a〜3eに対して、個別に異なる楽曲の音声データをストリーミング配信することができるように設定されている。すなわち、各クライアント装置3a〜3eからそれぞれ楽曲A,B,C,D,Eの配信要求があった場合でも、サーバ装置2は各クライアント装置3a〜3eの要求に応じた楽曲をストリーミング配信する。
[第1実施形態]
次に、本発明の第1実施形態に係るストリーミング配信システムの動作を説明する。ストリーミング配信システムでは、サーバ装置に楽曲を記録する際には、1つの楽曲について1つのビットレートで音声データを記録する。また、音声データのビットレートは、ストリーミング配信システムを設置した際やシステム構成を変更した際に圧縮音声データの配信テストを行って、その設置環境や各クライアント装置の位置に応じた最適なビットレートを設定する。そして、サーバ装置にCDなどの楽曲を録音する際には、配信テストにより設定した1つのビットレートの圧縮音声データを作成してHDDに記録する。これにより、ユーザがマニュアルで設定しなくても最適なビットレートを設定することができる。また、サーバ装置のHDDの記録容量を増大させることなく、従来と同様に大量の楽曲を記録・配信することができる。さらに、ストリーミング配信システムの設置後に通信環境が大きく変化することは稀であるため、システムの設置直後に配信テストを行って音声データの記録品位を設定しておくことで、システムの設置環境に応じた適正な品位の音声データをサーバ装置からクライアント装置へ配信することができる。
以下、ストリーミング配信システム1における配信テストの手順、音声データの記録手順、及び楽曲の配信・再生手順についてその詳細を説明する。
(1)配信テストの手順
ストリーミング配信システム1では、配信テスト時に、圧縮音声データのビットレートを切り替えながら、各クライアント装置3a〜3eに対して圧縮音声データを一斉にストリーミング配信し、各クライアント装置3a〜3eで音声データを再生した際に、音声の途切れの有無を確認する。すなわち、配信しているパケットを一定時間に渡って所定時間内に正常に受信完了できているかどうかを確認する。そして、全クライアント装置3a〜3eに対してエラーが発生することなく安定して配信することができた、すなわち全クライアント装置3a〜3eにおいてパケットを一定時間に渡って所定時間内に正常に受信完了できた最高のビットレート(保存ビットレート)を1つ選定し、音声データを記録する際及び配信する際のビットレートに設定する。
図2は、サーバ装置の記録時の動作を示すフローチャートである。ユーザは、ストリーミング配信システム1の設置、及びサーバ装置2と全クライアント装置3a〜3eとの接続設定が完了後に、音声データの配信品位を設定するために配信テストを開始する操作をサーバ装置2の操作部18で行う。
サーバ装置2のCPU15は、操作部18において配信テスト開始の操作が行われたことを検出すると(s1)、全クライアント装置3a〜3eに対して配信テストを実施することを無線通信部16及び有線通信部17から通知する(s2)。
各クライアント装置3a〜3eのCPU24は、無線通信部21または有線通信部22がこの通知を受信すると(s11)、配信テストモードの設定を行い(s12)、この設定が完了すると無線通信部21または有線通信部22からサーバ装置2へ、配信テストの設定準備が完了したことを伝える設定完了信号を送信する(s13)。
サーバ装置2のCPU15は、全クライアント装置3a〜3eから設定完了信号を無線通信部16及び有線通信部17で受信すると(s3)、HDD13が記憶している複数のテスト用の圧縮音声データをビットレートの高い方から順に、すなわち、320kbps,256kbps,192kbps,160kbps,128kbps,96kbps,64kbpsの順に読み出して、全クライアント装置3a〜3eへ一斉にストリーミング配信する(s4)。
各クライアント装置3a〜3eのCPU24は、サーバ装置2からストリーミング配信されたテスト用の圧縮音声データを受信すると(s14)、DSP25で圧縮音声データのデコードを行ってテスト用のデータを再生する。このとき、各CPU24は、音声の途切れの有無、すなわち、パケットを一定時間に渡って所定時間内に正常に受信完了できているかをチェックする(s15)。
サーバ装置2のCPU15は、テスト用の圧縮音声データのストリーミング配信がすべて完了すると(s5)、パケットを一定時間に渡って所定時間内に正常に受信完了できていた圧縮音声データのビットレートを各クライアント装置3に通知させるために、無線通信部16及び有線通信部17から全クライアント装置3へ報告要求信号を送信する(s6)。
各クライアント装置3a〜3eは、報告要求信号を受信すると(s16)、パケットを一定時間に渡って所定時間内に正常に受信完了できていた圧縮音声データのビットレートの情報をサーバ装置2へ送信する(s17)。
サーバ装置2は、全クライアント装置3a〜3eからパケットを一定時間に渡って所定時間内に正常に受信完了できていた圧縮音声データのビットレートの情報を受け取ると(s7)、パケットを一定時間に渡って所定時間内に正常に受信完了できているか否かをビットレート毎に集計して、パケットを一定時間に渡って所定時間内に正常に受信完了できていた最も高いビットレートを、音声データのストリーミング配信時及び記録時のビットレート(以下、記録ビットレートと称する。)に設定する(s8)。例えば、全クライアント装置3a〜3eにおいて、160kbps以下のテスト用圧縮音声データであれば再生時にパケットを一定時間に渡って所定時間内に正常に受信完了できていた場合には、記録ビットレートを160kbpsに設定する。そして、CPU15は、音声データの記録時に、この記録ビットレートで音声データを記録するようにDSP12に設定して(s9)、処理を終了する。
以上のような手順で、サーバ装置2は、音声データの記録時のビットレートを設定する。
(2)音声データの記録手順
次に、ストリーミング配信システム1の音声データの記録手順を説明する。サーバ装置2では、音声データの記録時には、配信テストで設定したビットレートの圧縮音声データを作成してHDD13に記録する。
以下、詳細を説明する。図3は、ストリーミング配信システムの音声データの記録手順を説明するためのフローチャートである。ユーザは、ストリーミング配信システム1の設定が完了すると、サーバ装置2からクライアント装置3a〜3eへ音声データを配信するために、光ディスクドライブ11にCD10をセットし、操作部18を操作してCD10からHDD13へ音声データを記録させる操作(録音操作)を行う。サーバ装置2のCPU15は、光ディスクドライブ11にCD10がセットされて、操作部18で録音操作が行われたことを検出すると(s21)、録音処理を開始する。すなわち、光ディスクドライブ11は、ユーザが指定した楽曲の音声データ(PCMデータ)をCD10から読み出してDSP12へ出力する(s22)。DSP12は、光ディスクドライブ11から送信された音声データを、記録ビットレートの圧縮音声データにエンコードして、HDD13に記憶させる(s23)。例えば、前記のように記録ビットレートを160kbpsに設定した場合には、DSP12は、160kbpsの圧縮音声データにエンコードして、HDD13に記憶させる。
また、HDD13には、前記のように楽曲情報データベースが格納されており、CPU15は、光ディスクドライブ11に挿入されたCD10に記録された情報に基づいて、HDD13に格納された楽曲情報データベースを検索して(s24)、楽曲情報と、HDD13に記録した圧縮音声データの楽曲情報と属性情報とを関連付けて、HDD13の管理テーブル101に記憶させる(s25)。管理テーブル101では、各楽曲情報(曲名、アルバム名、アーティスト名、ジャンル名など)と、音声データファイルの属性情報(ファイル名、フォーマットやビットレートなどの圧縮方式情報、HDD13上の音声データファイルの格納場所を示すアドレスなど)と、を対応付けて管理する。
サーバ装置2は、ユーザが指定した曲の記録が終了するまで(s26)、ステップs22〜s25の処理を楽曲毎に行う。以上の処理により、サーバ装置2では、記録ビットレート(160kbps)に圧縮されたMP3形式の音声データファイルが、曲毎にHDD13に格納される。
(3)楽曲の再生手順
次に、ストリーミング配信システム1の音声データの再生手順を説明する。サーバ装置2は、クライアント装置3a〜3eのいずれかから楽曲リストの配信要求を受けると、楽曲リストをそのクライアント装置へ配信し、楽曲の配信要求を受けると、楽曲の圧縮音声データをHDD13から読み出してストリーミング配信する。
以下、クライアント装置3aで音声データを再生する場合を一例に挙げて詳細を説明する。図4は、ストリーミング配信システムの音声データの再生手順を説明するためのフローチャートである。
ユーザは、クライアント装置3aで楽曲の音声データを再生する際には、まず、操作部29において、サーバ装置2から楽曲リストを取得する操作を行う。このとき、ユーザは、所望のアルバム名、アーティスト名またはジャンル名を指定して、特定の楽曲リストを取得する操作を行うこともできる。
クライアント装置3aのCPU24は、操作部29で上記の操作が行われたことを検出すると(s31)、無線通信部21または有線通信部22からサーバ装置2へ、サーバ装置2から配信可能な楽曲のリストを送信するように、楽曲リストの配信要求信号を出力する(s32)。
サーバ装置2のCPU15は、楽曲リストの配信要求信号を受信すると(s41)、HDD13の管理テーブルを検索して、楽曲リストを作成する(s42)。そして、CPU15は、無線通信部16または有線通信部17から楽曲リストの配信要求信号を出力したクライアント装置3へ楽曲リストを送信させる(s43)。
クライアント装置3aのCPU24は、無線通信部21または有線通信部22が楽曲リストを受信すると(s33)、メモリ23に一時的に記憶させるとともに、表示部30に楽曲リストの内容を表示させる(s34)。
ユーザは、クライアント装置3aの表示部30に楽曲リストが表示されると、操作部29を操作して再生させたい楽曲を指定する。クライアント装置3aのCPU24は、操作部29で上記の操作が行われたことを検出すると(s35)、指定された楽曲の配信要求を無線通信部21または有線通信部22からサーバ装置2へ送信させる(s36)。
サーバ装置2のCPU15は、無線通信部16または有線通信部17で、楽曲の配信要求を受信すると(s44)、HDD13の管理テーブルに基づいて配信要求のあった楽曲の圧縮音声データをHDD13から読み出して、無線通信部16または有線通信部17からこの圧縮音声データをストリーミング配信する(s45)。例えば、前記のように記録ビットレートを160kbpsに設定した場合には、160kbpsの圧縮音声データのみをHDD13に記憶させているので、CPU15は、配信要求のあった楽曲の160kbpsの圧縮音声データをHDD13から読み出して、この圧縮音声データをストリーミング配信する。
クライアント装置3aのCPU15は、無線通信部21または有線通信部22でストリーミング配信された楽曲の圧縮音声データを受信すると(s37)、この圧縮音声データをメモリ23に一時的に格納させる。そして、DSP25は、メモリ23から読み出した圧縮音声データのデコードを行ってPCM音声データを作成し、D/Aコンバータ26でアナログ化し、アンプ27で増幅してスピーカ28から楽曲の音声を放音させる(s38)。
このように、第1実施形態に係るストリーミング配信システム1では、全クライアント装置3a〜3eで音の途切れが発生することなく再生可能な最も高いビットレートの音声データのみを記録するので、サーバ装置2のHDD13に記録する楽曲1曲当たりの音声データの量を少なくすることができる。したがって、全クライアント装置3a〜3eへ確実に音声データを配信することができるとともに、従来のストリーミング配信システムよりも複数の楽曲をHDD13に記録することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係るストリーミング配信システムについて、その詳細を説明する。第2実施形態に係るストリーミング配信システムでは、2つのビットレート(圧縮率)の音声データを記憶し、サーバ装置とクライアント装置との通信距離や、ユーザの設定に応じてクライアント装置毎にストリーミング配信する圧縮音声データのビットレートを設定して、音声データを配信する。具体的には、以下のように処理を行う。
本実施形態では、閾値以上の帯域を確保できるクライアント装置、または特定のクライアント装置には高ビットレート(第2保存ビットレート)の圧縮音声データを配信し、残りのクライアント装置にはできる限り高ビットレート(保存ビットレート)の圧縮音声データを配信するように設定する。
閾値以上の帯域を確保できるクライアント装置の選別は、第1実施形態と同様に、ストリーミング配信システムの設置時や構成変更時に、配信テストを行って設定する。閾値は、予め設定しておいても、配信テストの結果に応じて設定しても良い。なお、閾値を配信テストの結果に応じて設定する場合には、ユーザは予め、高ビットレートの圧縮音声データを配信するクライアント装置を何台にするかをサーバ装置に対して設定する必要がある。
(1)配信テストの手順
(a)閾値を予め設定する場合
図5は、本発明の第2実施形態に係るストリーミング配信システムの動作を説明するためのフローチャートである。
ユーザは、ストリーミング配信システム1の設置、及びサーバ装置2と全クライアント装置3a〜3eとの接続設定が完了後に、音声データの配信品位を設定するために配信テストを開始する操作をサーバ装置2の操作部18で行うと、サーバ装置2は図2に示したフローチャートのステップs6まで同様に処理を行う。また、クライアント装置3は、図2に示したフローチャートの全ステップについて同様に処理を行う。
サーバ装置2のCPU15は、ステップs6の処理に続いて図5(A)に示すように、全クライアント装置3から、パケットを一定時間に渡って所定時間内に正常に受信完了できていた圧縮音声データのビットレートの情報を無線通信部16及び有線通信部17で受け取ると(s47)、音声の途切れの有無、すなわち、パケットを一定時間に渡って所定時間内に正常に受信完了できているか否かをビットレート毎に集計して、パケットを一定時間に渡って所定時間内に正常に受信完了できていた最も高いビットレートを、音声データのストリーミング配信時及び記録時のビットレート(以下、第1記録ビットレートと称する。)に設定する(s48)。また、CPU15は、閾値以上のビットレートでパケットを一定時間に渡って所定時間内に正常に受信完了できていたクライアント装置3a〜3eに対しては、閾値またはそれよりも高いビットレートの圧縮音声データを配信するように、第2記録ビットレートを設定する(s49)。そして、CPU15は、音声データの記録時に、この2つの記録ビットレートで音声データを記録するようにDSP12に設定して処理を終了する(s50)。
例えば、閾値を192kbpsに予め設定したときに、128kbps以下では全クライアント装置3でパケットを一定時間に渡って所定時間内に正常に受信完了できており、2台のクライアント装置3については、閾値以上の値である256kbps以下でパケットを一定時間に渡って所定時間内に正常に受信完了できていた。この場合には、CPU15は、第1記録ビットレートを128kbpsに設定し、第2記録ビットレートを256kbpsに設定する。
(b)テスト結果に応じて自動的に閾値を設定する場合
サーバ装置2及び各クライアント装置3a〜3eは、テスト結果に応じて自動的に閾値を設定するように設定した場合には、閾値を予め設定した場合とほぼ同様に動作する。すなわち、サーバ装置2は、ユーザがストリーミング配信システム1の設置及びサーバ装置2と全クライアント装置3a〜3eとの接続設定が完了後に、音声データの配信品位を設定するために配信テストを開始する操作をサーバ装置2の操作部18で行ったことを検出すると、図2に示したフローチャートのステップs6まで同様に処理を行う。また、クライアント装置3は図2に示したフローチャートの全ステップについて同様に処理を行う。
サーバ装置2のCPU15は、ステップs6の処理に続いて図5(B)に示すように、全クライアント装置3a〜3eからパケットを一定時間に渡って所定時間内に正常に受信完了できていた圧縮音声データのビットレートの情報を受け取ると(s57)、各ビットレート以下でパケットを一定時間に渡って所定時間内に正常に受信完了できていたクライアント装置の台数を集計するとともに、高ビットレート(第2記録ビットレート)の圧縮音声データを配信するクライアント装置の台数を確認する(s58)。そして、CPU15は、集計結果と、第2記録ビットレートの圧縮音声データを配信するクライアント装置の台数と、に基づいて第1記録ビットレートの圧縮音声データを配信するクライアント装置、及び第2記録ビットレートの圧縮音声データを配信するクライアント装置を設定する(s59)。そして、CPU15は、音声データの記録時に、この2つの記録ビットレートで音声データを記録するようにDSP12に設定するとともに、各記録ビットレートで配信するクライアント装置名をHDD13の管理テーブル101に設定して処理を終了する(s60)。
例えば、配信テストの結果、5台のクライアント装置3a〜3eのうち、パケットを一定時間に渡って所定時間内に正常に受信完了できていたクライアント装置の台数が、320kbps以下が1台(クライアント装置3d)、256kbps以下が1台(クライアント装置3e)、160kbps以下が1台(クライアント装置3a)、128kbps以下が2台(クライアント装置3b,3c)であり、高ビットレートの圧縮音声データを配信するクライアント装置を1台に設定していたときには、第1記録ビットレートを128kbpsに、第2記録ビットレートを320kbpsに設定する。また、高ビットレートの圧縮音声データを配信するクライアント装置を2台に設定していたときには、第1記録ビットレートを128kbpsに、第2記録ビットレートを256kbpsに設定する。
(2)音声データの記録手順
次に、サーバ装置2では、上記のように、閾値を予め設定した場合も、配信テストの結果に応じて閾値を設定した場合も、音声データを記録するように操作部18の操作があった場合には、2つのビットレートの圧縮音声データを作成してHDD13に記録する。すなわち、サーバ装置2は、図3に示したフローチャートにおいて、ステップs23以外は同様の処理を行う。サーバ装置2では、ステップs23において、DSP12が、光ディスクドライブ11から送信された音声データを、第1記録ビットレート及び第2記録ビットレートの圧縮音声データにエンコードして、HDD13に記憶させる処理を行う。
(3)楽曲の再生手順
次に、クライアント装置3a〜3eのいずれかから楽曲の音声データの配信要求があった場合には、HDD13に記憶させた管理テーブル101を参照して、そのクライアント装置に設定したビットレートの圧縮音声データをHDD13から読み出してストリーミング配信する。すなわち、サーバ装置2及び各クライアント装置3a〜3eは、図4に示したフローチャートにおいて、ステップs45以外は同様の処理を行う。サーバ装置2では、ステップs45においてCPU15が、クライアント装置3a〜3eのいずれかから楽曲の配信要求があると、HDD13の管理テーブルを参照し、配信要求のあった楽曲の圧縮音声データであって、そのクライアント装置に応じたビットレート(圧縮率)のものをHDD13から読み出して、無線通信部16または有線通信部17からこの圧縮音声データをストリーミング配信させる処理を行う。
例えば、前記のように第1記録ビットレートを128kbpsに、第2記録ビットレートを320kbpsに設定した場合、クライアント装置3dには、320kbpsの圧縮音声データを配信し、その他のクライアント装置3a,3b,3c,3eには、128kbpsの圧縮音声データを配信する。
また、上記のストリーミング配信システム1においては、条件が悪い特定のクライアント装置3のために記録ビットレートが低下するのを防止するために、閾値以下の帯域であるクライアント装置3には低ビットレートの圧縮音声データを配信し、残りのクライアント装置3にはできる限り高ビットレートの圧縮音声データを配信するように設定することもできる。
例えば、配信テストの結果、5台のクライアント装置3a〜3eのうち、音途切れが発生しなかったクライアント装置の台数が、320kbps以下が1台、256kbps以下が2台、192kbps以下が1台、64kbps以下が1台であった場合、低ビットレートの圧縮音声データを配信するクライアント装置を最低1台に設定していたときには、第1記録ビットレートを64kbpsに、第2記録ビットレートを192kbpsに設定する。また、低ビットレートの圧縮音声データを配信するクライアント装置を最低2台に設定していたときには、第1記録ビットレートを64kbpsに、第2記録ビットレートを256kbpsに設定する。
以上のように設定することで、本来は高ビットレートの圧縮音声データをストリーミング配信することが可能なクライアント装置や、高音質の音声を再生させたい特定のクライアント装置には、高音質の音声を再生させることができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係るストリーミング配信システムについて、その詳細を説明する。第3実施形態に係るストリーミング配信システムでは、通信条件などが悪いために低ビットレートの圧縮音声データのストリーミング配信を受けるクライアント装置の台数が、サーバ装置のDSPで同時にエンコード可能なコンテンツの数以下の場合には、高ビットレート(第2記録ビットレート(保存ビットレート))の圧縮音声データのみをHDDに記憶させておく。そして、高ビットレートの圧縮音声データをストリーミング配信するクライアント装置に対しては、高ビットレートの圧縮音声データをHDDから読み出して、そのままストリーミング配信するように設定する。また、低ビットレートの圧縮音声データをストリーミング配信するクライアント装置に対しては、高ビットレートの圧縮音声データをリアルタイムにエンコードして、低ビットレートの圧縮音声データを作成して、ストリーミング配信するように設定する。
これにより、HDDに記憶させる圧縮音声データ量を削減できるので、HDDに記憶させることができる楽曲数を増加させることができる。また、サーバ装置が備えているDSPを使用することができるので、資源を有効利用することができる。
なお、高ビットレートの圧縮音声データをエンコードして作成した低ビットレートの圧縮音声データは、PCM音声データをエンコードして作成した低ビットレートの圧縮音声データに比べて音質は若干低下するが、極端に音質が劣化する訳ではないので問題は無い。
以下の説明では、DSP12で同時にエンコード可能なコンテンツの数が1つの場合、つまり、配置の関係で1台のクライアント装置のみ低ビットレートのコンテンツを配信する場合について説明する。具体的には、以下のように処理を行う。ユーザは、ストリーミング配信システム1の設置、及びサーバ装置2と全クライアント装置3a〜3eとの接続設定が完了後に、音声データの配信品位を設定するために配信テストを開始する操作をサーバ装置2の操作部18で行う。サーバ装置2のCPU15は、この操作を検出すると、図2に示したフローチャートのステップs6までの処理を行い、続いて図5(B)に示す処理を行う。また、各クライアント装置3a〜3eは図2に示したフローチャートの全ステップについて同様に処理を行う。
図5(B)に示すように、サーバ装置2は、全クライアント装置3a〜3eからパケットを一定時間に渡って所定時間内に正常に受信完了できていた圧縮音声データのビットレートの情報を受け取ると(s57)、音声の途切れの有無、すなわち、パケットが一定時間に渡って所定時間内に正常に受信完了できていたか否かをビットレート毎に集計する。そして、パケットを一定時間に渡って所定時間内に正常に受信完了できていた圧縮音声データの最も高いビットレートが、他のクライアント装置に比べて低いものが1台だけ(クライアント装置3c)の場合には(s58)、そのビットレートをクライアント装置3cにストリーミング配信する圧縮音声データのビットレート(第1記録ビットレート)に設定する。また、サーバ装置2のCPU15は、残りの全クライアント装置3a,3b,3d,3eにおいてパケットを一定時間に渡って所定時間内に正常に受信完了できていた最も高いビットレートを確認し、そのビットレートをHDD13に圧縮音声データを記録する際のビットレート(第2記録ビットレート)を設定する(s59)。そして、CPU15は、音声データの記録時に、第2記録ビットレートで音声データを記録するようにDSP12に設定して処理を終了する(s60)。
例えば、通信条件の悪いクライアント装置が1台のみ場合には再圧縮データを配信するように設定していたときに、配信テストの結果、5台のクライアント装置3a〜3eのうち、パケットを一定時間に渡って所定時間内に正常に受信完了できていたクライアント装置の台数が、320kbps以下が1台(クライアント装置3d)、256kbps以下が2台(クライアント装置3a,3e)、192kbps以下が1台(クライアント装置3b)、64kbps以下が1台(クライアント装置3c)であった場合には、以下のように設定する。すなわち、第1記録ビットレートを64kbpsに、第2記録ビットレートを192kbpsにして、第2記録ビットレートでのみ音声データを記録するように設定する。
(2)音声データの記録手順
次に、第3実施形態のストリーミング配信システム1では、音声データの記録時に、第2記録ビットレートで音声データを記録する。具体的な処理手順は、図3に示したフローチャートと同様である。したがって、サーバ装置2は、第2記録ビットレート(192kbps)に圧縮されたMP3形式の音声データファイルが、曲毎にHDD13に格納される。
(3)楽曲の再生手順
次に、第3実施形態のストリーミング配信システム1では、第1記録ビットレートの音声データをストリーミング配信するように設定したクライアント装置3cから配信要求があった場合には、サーバ装置2のDSP12が第2記録ビットレートの圧縮音声データを第1記録ビットレートの圧縮音声データにエンコードする。そして、CPU15が、無線通信部16からクライアント装置3cへ第1記録ビットレートの圧縮音声データをストリーミング配信するように制御を行う。
具体的な処理手順は、図4に示したフローチャートと同様であり、ステップs45において、上記の処理が行われる。例えば、上記のように、第1記録ビットレートを64kbpsに、第2記録ビットレートを192kbpsにして、第2記録ビットレートでのみ音声データを記録するように設定した場合には、クライアント装置3cから配信要求があると、192kbpsの音声データを64kbpsの音声データに再圧縮して、ストリーミング配信する。また、その他のクライアント装置3a,3b,3d,3eのいずれかから配信要求があると,192kbpsの音声データを、そのままストリーミング配信する。
したがって、サーバ装置との通信状況が良いクライアント装置に対しては、高品質のコンテンツを配信することができる。また、記憶手段でストリーミング用データを記録する以外にもエンコード手段を使用することで装置内の資源を有効利用できる。さらに、記憶手段には第2記録ビットレートのストリーミング用データのみを記憶させるので、HDD13の記憶容量を増加させること無く、記憶させる楽曲数を確保できる。
以上の説明では、ストリーミング配信システム1において、音声データを配信する場合について説明したが、動画データやマルチメディアデータを配信する場合も同様の手順で処理を行う。すなわち、サーバ装置2は、音声データの場合と同様に、MPEG4、AVI、WMV、RM、MOVなどの形式の圧縮率が異なるテスト用動画データを全クライアント装置3a〜3eへストリーミング配信する配信テストを行って、1つまたは2つの最適な圧縮率を設定する。また、サーバ装置2において、DVDなどに記録された動画データを、配信テストにより設定した圧縮率でHDD13に記録する。そして、サーバ装置2は、各クライアント装置から配信要求があると、そのクライアント装置に対して設定した圧縮率の動画データをストリーミング配信する。このとき、各クライアント装置3a〜3eには、圧縮動画データをDSP25でデコード(伸張)して、D/Aコンバータ26でディジタル動画データをアナログ化して、アンプ27でアナログ動画データを増幅して、図示していないモニタで動画を再生する構成とする。
なお、本発明のストリーミング配信システム1では、サーバ装置2から音声データ、動画データ、またはマルチメディアデータをストリーミング配信するクライアント装置の接続台数に応じて、各データの圧縮率を自動的に設定するようにしても良い。例えば、クライアント装置の接続台数が1台の場合には低圧縮レート(例えば、320kbps)に設定され、クライアント装置の接続台数が配信可能な最大数の場合(上記実施例では5台の場合)には最も高い圧縮レート(例えば128kbps)に設定されるように構成すると良い。これにより、ユーザがデータの圧縮率の設定を気にすることなく、自動的にデータの圧縮率を設定することができる。
本発明の実施形態に係るストリーミング配信システムの構成を示すブロック図である。 サーバ装置の記録時の動作を示すフローチャートである。 ストリーミング配信システムの音声データの記録手順を説明するためのフローチャートである。 ストリーミング配信システムの音声データの再生手順を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るストリーミング配信システムの動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1−ストリーミング配信システム 2−サーバ装置
3,3a,3b,3c,3d,3e−クライアント装置 4−ハブ
11−光ディスクドライブ 12,25−DSP 13−HDD
14,23−メモリ 16,21−無線通信部 17,22−有線通信部
18,29−操作部 19,30−表示部 26−D/Aコンバータ
27−アンプ 28−スピーカ

Claims (6)

  1. コンテンツを所定のビットレートでエンコードするエンコード手段と、
    前記エンコード手段がエンコードしたコンテンツを保存するコンテンツ記憶手段と、
    前記コンテンツ記憶手段に保存したコンテンツを、1つまたは複数のクライアント装置にストリーミング配信するコンテンツ配信手段と、
    を備えたサーバ装置であって、
    ビットレートがそれぞれ異なる複数のテストデータを記憶するテストデータ記憶手段と、
    前記1つまたは複数のクライアント装置に対して複数のテストデータをストリーミング配信するテストデータ配信手段と、
    各クライアント装置から前記複数のテストデータの受信結果を確認する確認手段と、
    全クライアント装置がテストデータを正常に受信できた最大のビットレートである保存ビットレートを、前記コンテンツ記憶手段に保存するコンテンツのビットレートに設定するビットレート設定手段と、
    を備えたことを特徴とするサーバ装置。
  2. 前記ビットレート設定手段は、前記確認手段が受信結果を確認した結果、1つまたは複数のクライアント装置が前記保存ビットレートより高い第2保存ビットレートのテストデータを正常に受信できる場合には、前記保存ビットレートに加えて前記第2保存ビットレートを前記コンテンツ記憶手段に保存するコンテンツのビットレートに設定し、
    前記通信手段は、前記第2保存ビットレートのテストデータを正常に受信できるクライアント装置に対しては、第2保存ビットレートのコンテンツをストリーミング配信する請求項1に記載のサーバ装置。
  3. コンテンツを所定のビットレートでエンコードするエンコード手段と、
    前記エンコード手段がエンコードしたコンテンツを保存するコンテンツ記憶手段と、
    前記コンテンツ記憶手段に保存したコンテンツを、1つまたは複数のクライアント装置にストリーミング配信するコンテンツ配信手段と、
    を備えたサーバ装置であって、
    ビットレートがそれぞれ異なる複数のテストデータを記憶するテストデータ記憶手段と、
    前記1つまたは複数のクライアント装置に対して複数のテストデータをストリーミング配信するテストデータ配信手段と、
    各クライアント装置から前記複数のテストデータの受信結果を確認する確認手段と、
    前記エンコード手段がリアルタイムに並行してエンコード可能なコンテンツの数以下のクライアント装置を除く、残りのクライアント装置がテストデータを正常に受信できた最大のビットレートである保存ビットレートを、前記コンテンツ記憶手段に保存するコンテンツのビットレートに設定するビットレート設定手段と、
    を備え、
    前記コンテンツ配信手段は、前記保存ビットレートのテストデータを正常に受信できるクライアント装置に対しては、保存ビットレートのコンテンツをストリーミング配信し、それ以外のクライアント装置に対しては、前記エンコード手段が保存ビットレートのコンテンツを前記保存ビットレートよりも低いビットレートにリアルタイムに再エンコードしたコンテンツをストリーミング配信することを特徴とするサーバ装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のサーバ装置からネットワークを介してストリーミング配信されるコンテンツを受信する通信手段と、
    コンテンツをデコードするデコード手段と、
    デコードされたコンテンツを増幅して再生する再生手段と、
    前記サーバ装置からストリーミング配信されたテストデータの受信状態を監視し、正常に受信できたテストデータのビットレートを前記通信手段から前記サーバ装置へ通知するように制御する制御手段と、
    を備えたクライアント装置。
  5. 請求項1乃至3に記載のサーバ装置と、請求項4に記載のクライアント装置から成るストリーミング配信システム。
  6. 請求項5に記載のストリーミング配信システムにおけるコンテンツ記録方法であって、
    サーバ装置のテストデータ配信手段が、テストデータ記憶手段からビットレートがそれぞれ異なるテストデータを読み出して、全クライアント装置へストリーミング配信するテスト配信工程と、
    サーバ装置の確認手段が各クライアント装置から前記複数のテストデータの受信結果を確認するテスト結果確認工程と、
    前記サーバ装置のビットレート設定手段が、全クライアント装置が正常に受信できたテストデータビットレートのうち最も高いビットレートをコンテンツ記憶手段に保存するコンテンツの保存ビットレートに設定するビットレート設定工程と、
    前記エンコード手段が、前記ビットレート設定工程で設定したビットレートでコンテンツをエンコードし、前記コンテンツ記憶手段がエンコードされたコンテンツを保存する記憶工程と、
    を備えたことを特徴とするコンテンツ記録方法。
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