JP2006195790A - レンズ歪推定装置、レンズ歪推定方法、及びレンズ歪推定プログラム - Google Patents

レンズ歪推定装置、レンズ歪推定方法、及びレンズ歪推定プログラム Download PDF

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達哉 大澤
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Kenichi Arakawa
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Abstract

【課題】 ビデオカメラ等を使って手動操作により撮影した画像から外界の物体の空間情報を獲得、復元するときに、それぞれ焦点距離が変化するため、従来の因子分解法を利用することができず、ピント調整のために変化する焦点距離を同時に復元しなければならないという問題を解決する。
【解決手段】 カメラ手段によって取得した対象物の時系列画像に設定した画像座標系において、各画像の特徴点の時間的変化量を示す画像座標値を観測する特徴点観測部42、画像座標値から行列データを作成し、カメラ手段のカメラ視点運動、及び前対象物の3次元形状を復元する因子分解処理部43、復元したカメラ視点運動及び3次元形状から再投影座標値を求め、この再投影座標値、及び観測した画像座標値からカメラ手段のレンズ歪パラメータを推定するパラメータ推定部44を備えるレンズ歪推定装置。
【選択図】 図4

Description

本発明は、カメラ等の画像入力装置を使って取得した車載画像、室内画像、歩行撮影画像、船上からの海上画像、空撮画像などの時系列画像全般に利用可能で、取得した時系列画像から、カメラ視点の並進運動と光軸周りの回転(ヨー回転)、及び、時系列画像に映っている外界の3次元形状、すなわち被写体(物体)の外観形状を構成する3次元情報を復元し、同時にカメラ内部のレンズ歪パラメータ、及び焦点距離を推定する技術に関するものである。
コンピュータビジョン分野では、時系列画像から対象物の形状を計測又は獲得する手法として、ステレオ計測やエピポーラ面解析を用いた3次元解析手法がある。この手法によれば、物体が撮影されている複数の時系列画像から、空間形状又は空間構造に関する3次元位置情報、及びカメラ視点に関する運動を復元することができる。しかし、カメラを動かしながら撮影した時系列画像にはランダム性の雑音が混入し、カメラ運動や物体形状を高精度に復元することが困難である。これに対して、因子分解法はランダム性の雑音が混入するようなビデオ画像などの時系列画像において、ユークリッド空間でのカメラ運動と物体形状をロバスト、かつ、高精度に復元することができる。しかし、この手法では、カメラの内部パラメータ(レンズ歪、焦点距離など)を既知としており、事前にカメラキャリブレーションによりカメラ内部パラメータを校正しておく必要がある。
ディジタル・スチルカメラやハンディカメラなどの市販カメラの光学系は複数のレンズで構成されており、理想的なピンホールカメラモデルから離れている。例えば、図12に示すように、矩形形状122をカメラ121で撮影すると得られる画像123においてその矩形形状は樽型に歪む。この歪は主点を中心とし、主点から離れるほどその歪度合いは大きくなる。このようなレンズ歪を求めるには、図13に示すように、三脚131上にカメラ132を固定し、市松模様などの3次元形状のターゲット133を奥行き方向に正確に移動させて、各奥行きでの3次元パターンを複数枚撮影し、得られた画像と既知の3次元座標値との対応関係からレンズ歪を求める手法が主流である。これに対して、図14では、プリンタで印刷した程度の簡易な2次元のパターンを複数枚撮影した画像から、画像と既知の2次元座標値との対応関係からレンズ歪を算出する手法も存在する(例えば、非特許文献1参照。)。これらは精度よくレンズ歪を求めることができるが、いずれも既知の空間中の3次元座標値を与える必要があり、特に、図13の場合はキャリブレーションするための高価で専用の器具が必要となる。
一方、市販カメラにはオートフォーカス機能が搭載されており、被写体との距離に合わせてピント調節を行い、ピントの合った画像の取得が可能である。レンズ歪を計測するときにはオートフォーカスで撮影された画像は各画像において焦点距離が微妙に調整される。この場合、レンズ歪と合わせて、このような焦点距離までも同時に推定する必要がある。
Z.Zhang;"A Flexible New Technique for Camera Calibration",IEEE Trans.Pattern Anal.& Mach.Intell,Vol.22,No.11,pp.1330−1334,2000.
ディジタル・スチルカメラやハンディタイプのビデオカメラを使って手動操作により撮影した画像において、被写体との距離に応じてフォーカスを調整するというオートフォーカス機能により、画像ごとにピントが調整された画像が得られる。このようなオートフォーカスでは時系列画像においては、それぞれ焦点距離が変化するため、外界の物体の空間情報を獲得・復元するとき従来の因子分解法を利用することができず、ピント調整のために変化する焦点距離を同時に復元しなければならないという問題がある。
さらに、市販カメラにはレンズ歪があり、カメラで取得した画像では矩形形状が樽型に歪む。このようなレンズ歪があると、画像計測では正確な計測が困難であり、コンピュータビジョンにおいても3次元形状復元に影響を及ぼす。このために、事前にレンズ歪パラメータを求めておき、処理の対象とする画像に対してレンズ歪の補正を行い、レンズ歪がない画像にしておく必要がある。又は、画像座標値をレンズ歪に対して補正する幾何的変換を行うことでも同じことができるようになる。しかし、このようなカメラキャリブレーション作業は特殊な装置や既知の情報を必要としており、ユーザが簡易に操作してレンズ歪のない画像を取得することが容易ではなかった。
かかる事情に鑑みて本発明はなされたものであり、その目的は、上記課題を解決したレンズ歪パラメータ推定技術を提供することにある。
本発明では、レンズ歪及び主点であるレンズ歪パラメータ、及び焦点距離を推定するための投影モデルを
Figure 2006195790
Figure 2006195790
Figure 2006195790
Figure 2006195790
と仮定し、この投影モデルに基づいてカメラ運動、3次元形状(Xj,Yj,Zj)、レンズ歪係数kl、主点(Cx,Cy)、及び焦点距離fiを復元する。数式1〜数式4では、第iフレームの画像において観測される第j番目の特徴点の画像座標値を(xij,yij)、そのときの焦点距離をfi、XY並進運動を(Txi,Tyi)、光軸周りの回転をθiとする。また、画像座標値(xij,yij)は主点(principle point)を中心とした画像面において観測された座標値であり、画像面の横縦のアスペクト比は1:1とする。
上記を全フレーム(i=1,2,・・・,F)、全特徴点(j=1,2,・・・,P)に対して行列表記すると、
Figure 2006195790
となる。焦点距離fiはオートフォーカス機能等により変化してフレームごとに異なっている。また、画像から得られる観測座標値は(xij,yij)であり、数式5を満たすように平面運動と3次元形状を復元するにはレンズ歪パラメータ及び焦点距離を求めて、数式5左辺の行列要素を準備しなければならない。
本発明では、数式5の左辺の行列要素を段階的に得ながら、数式5の右辺に示す行列に分解できるように、反復的に平面運動投影型の因子分解法を使う(例えば、特開2003−271925号参照。)。また、数式5の左辺の行列要素を得るには焦点距離とレンズ歪パラメータが必要であるが、焦点距離は時間的に可変であり、レンズ歪パラメータは時間的に一定であるために、同時に推定することは容易ではない。そこで、本発明では、焦点距離を推定する処理、及びレンズ歪パラメータを推定する処理に分けて、この問題に対処する。
すなわち、焦点距離、及び平面運動・3次元形状が与えられたとすると、数式5は以下のように考えることができる。
Figure 2006195790
Figure 2006195790
数式7は平面運動投影型の因子分解法(例えば、特開2003−271925号参照。)で得られる平面運動及び3次元形状で算出される再投影座標値(x’ij,y’ij)であり、この座標値及び観測座標値(xij,yij)が与えられたときに、数式6の等式を満たすように、レンズ歪パラメータを求める問題に帰着する。この場合、全フレーム(i=1,2,・・・,F)、全特徴点(j=1,2,・・・,P)で加算して、
Figure 2006195790
を評価関数として考え、数式8を最小化にするレンズ歪パラメータを求める。パラメータ最適化には、最急降下法、及びPowell法やTaylorの微分補正法などの非線形最小二乗法、さらには、ニューラルネットワークを利用することが可能である。
一方、レンズ歪パラメータ及び平面運動・3次元形状が与えられたとすると、数式5は
Figure 2006195790
として考えることができる。
上記を全フレーム(i=1,2,・・・,F)、全特徴点(j=1,2,・・・,P)に対して行列表記すると、
Figure 2006195790
となる。数式10から、焦点距離は
Figure 2006195790
で得られるが、数式10の左辺はランクが1であるため、数式11の計算の前に、数式10の右辺に示すwijを要素とする行列を特異値分解し、ランク2以降の成分を除去しておく。これにより、雑音に対してロバストな焦点距離の推定が可能となる。
このように、焦点距離を推定する処理及びレンズ歪パラメータを推定する処理を反復的に実行する中で、数式5の左辺の行列要素をもつ行列(漸近行列)を得て、平面運動投影に基づく因子分解法を使用して、数式5の右辺の行列分解を行う。この反復において、平面運動への漸近を示す評価値として、漸近行列の要素と平面運動での再投影座標値との間の誤差、又は、漸近行列を特異値分解したときの特異値行列の特定の成分を使用することにより、漸近値の度合いで焦点距離を推定するか、レンズ歪パラメータを推定するかを決定し、漸近値を0へ近づける。この漸近が完了することで、焦点距離、及びレンズ歪パラメータを推定し、さらに、カメラ運動及び3次元形状を復元することができる。
上記説明は、焦点距離及びレンズ歪パラメータ双方を推定する方法であるが、は焦点距離推定を行わずにレンズ歪パラメータを求めることも可能であり、この場合には上記において焦点距離fiを無視した場合の投影モデルを使って上記と同様に扱うことができる。つまり、上記においてレンズ歪パラメータだけを反復的に推定する。
請求項1〜9に記載の発明によれば、カメラ手段を使って取得した時系列画像全般(移動手段を利用して撮影した車載画像、海上画像、空撮画像、屋内画像など)から、オートフォーカス機能が働いた状況でもレンズ歪パラメータを推定することが可能であり、さらに請求項3、4、7、及び8に記載の発明によれば焦点距離も推定することができる。
また、請求項1〜9に記載の発明はカメラが平面運動する状況に適用可能である。
また、請求項1〜9に記載の発明ではカメラ運動及び次元形状、及びカメラ内部パラメータをより高精度に復元、推定することが可能であり、これらの処理に使用する計算は、大半が線形演算で構成されるため、コンピュータ言語での実装が容易である。
また、請求項1〜9に記載の発明ではレンズ歪パラメータを推定できるので、取得した画像に幾何的補正を行い、レンズ歪を低減した透視投影像を取得できる。すなわち、レンズ歪パラメータを用いて各画素の座標値を変換し、その座標値に画素を埋め込む(画像を幾何的に補正する)ことにより、レンズ歪を低減した透視投影での画像を取得することが可能となる。
(実施形態1)
図1はカメラを平行移動させて時系列画像を取得するシステムであり、回転式ハンドル11の操作により平面レール12上のワイヤ13に固定したカメラ14を平行移動させながら撮像を行うものである。
図2はカメラを回転移動させて時系列画像を取得するシステムであり、平面板21のカメラを移動させる円22に光軸と平行な支柱23により固定されたカメラ24を半径Rの円周上を平面運動させながら撮像を行うものである。
図3は図1、図2に記載のシステムにより時系列画像を取得したときのカメラと対象物との位置関係を表す図である。運動の中心は視点としており、視点を原点としたカメラ座標系XYZ,原点Oとした世界座標系XwYwZwを設定する。この座標系において、カメラ運動として、Ti(Txi,Tyi)の並進運動と光軸(Z軸)周りのヨー回転θiとする。対象物の点Pj(Xj,Yj,Zj)はカメラにより画像面において投影中心(主点)を原点とした画像面へ投影され、画像座標値(xij,yij)として観測されるものとする。なお、説明の都合上、初期フレームでの視点とOは一致しているものとし、光軸はZw軸と平行関係にあり、θiはXとXw軸との成す角とするが、このことは一般性を損なうものではない。
図4は実施形態1におけるパラメータ推定装置の基本構成図であり、実施形態1を図4を用いて説明する。実施形態1のパラメータ推定装置は、時系列画像を蓄積した時系列画像データベース41、各画像における特徴点の座標値を観測する特徴点観測部42、画像座標値からなる行列データからカメラ運動と3次元形状を復元する因子分解処理部43、レンズ歪パラメータを推定するパラメータ推定部44、カメラ運動及び3次元形状、並びにレンズ歪パラメータが得られるまで処理を繰り返すための反復処理部45から構成される。
時系列画像データベース41には、ハードディスク、RAID装置、CD−ROMなどの記録媒体を利用することが可能であり、ネットワークを介したリモートなデータ資源を利用することも可能である。また、図5はリアルタイムで処理を行う場合のパラメータ推定装置の基本構成図である。図5に示すように、パラメータ推定装置には必ずしも各データベース部などの記憶装置を必要としない。
このような構成のパラメータ推定装置において、まず、特徴点観測部42が、対象物を撮影した時系列画像として時系列画像データベース41からフレーム数Fの画像系列を取り出す。この取り出した画像系列において特徴点追跡を行う。特徴点は従来から用いられているような以下の手順により抽出する。
図6に示すように画像1の領域1において、
(1)各画素に対する2×2のヘッセ行列を求める。
(2)各点の3×3近傍領域において極大点かどうか判定し、極大点以外の点を削除する(non−maxima suppression)。
(3)得られた各点のヘッセ行列の固有値σl,σs(σs≦σl)を求め、σsがσp以上となる点を抽出する。
(4)抽出した点のσsの大きさの順にソートし、上位の点から順番にその点(pl)より上位の点(ph)がσd画素以内の距離に存在するかどうかを判定し、もし、存在する場合は下位の点plを削除する。さらに、抽出した特徴点(j=1,2,・・・,P)をKLT法(Kanade−Lucas−Tomasi)により画像i(i=1,2,・・・,F)にわたって追跡し、画像座標値(xij,yij)を観測する。
このようにして得られた特徴の画像座標値を
Figure 2006195790
に示す配列に並べた2F×Pの行列データ(行列データ[A])を用意する。
次に、因子分解処理部43、パラメータ推定部44、及び反復処理部45の処理内容について、図7の処理フロー図にそって説明する。
因子分解処理部43では、まず、行列[A]の入力を行う(S701)。
漸近行列の生成(S702)では、レンズ歪係数kl、主点(Cx,Cy)、を
Figure 2006195790
のように初期化し、保持しておいた数式12の2F×Pの行列データ[A]の行列要素(xij,yij)から、数式1〜数式4にしたがってκij,(uij,vij)を計算する。
求めた要素を
Figure 2006195790
に示す配列に並べた2F×Pの行列を漸近行列[B]として保持しておく。
この漸近行列[B]を入力データとして特異値分解により
Figure 2006195790
に示す3つの行列[U],[W],[V]に行列分解する(S703)。
ここで、[U]は2F×Pサイズの行列、[W]はP×Pサイズの対角行列、[V]はP×Pサイズの行列である。
雑音除去(S704)では、
Figure 2006195790
の第二項に示すように、ランク4以降の各行列の成分を削除する。この削除のときは、行列[U]を取り出し、この行列の要素において第4から第P列目までを削除し、残りの成分からなる行列を保持し、行列[W]を取り出し、この行列の要素において第4から第P行目並びに第4から第P列目までを削除し、残りの成分からなる行列を保持し、行列[V]を取り出し、この行列の要素において第4から第P行目までを削除し、残りの成分からなる行列をそれぞれ保持する。
Figure 2006195790
ただし、特異値行列の(4,4)成分W44は保持しておく。
次に、第4から第P行目、及び第4から第P列目までを削除した行列[W]の対角要素の平方根をとった行列から、
Figure 2006195790
Figure 2006195790
に示す行列[U’]と行列[V’]を得る。
変換行列算出(S705)では、保持してある行列[U’]を取り出し、
Figure 2006195790
Figure 2006195790
Figure 2006195790
に示す連立する条件式における、下記数式23で表されている対称行列[C]
Figure 2006195790
の各要素にかかる係数を計算する。これらの係数計算は、行列演算により容易に得られるものであり、この条件式を全フレームに対して計算する。
次に、全フレームの数式20〜数式22に示す連立する条件式に対して、最小二乗法などの数値計算を利用して3×3サイズの行列[C]の各要素を決定する。
求めた行列[C]を
Figure 2006195790
に示すように固有値分解する。ここで、固有値行列の平方根と固有値行列から、
Figure 2006195790
の行列[C’]を生成し、この行列要素を成分にもつ行列[Q]を
Figure 2006195790
に従って算出する。
平面運動復元(S706)では、求めた行列[Q]と、保持しておいた行列[U’]とから、
Figure 2006195790
の行列演算により行列[M’]を計算する。行列[M’]から各フレーム(第iフレーム)の行列要素(mix,nix)または(miy,niy)を取り出し、
Figure 2006195790
を使って、ヨー回転θiを復元する。
次に、行列[M’]から各フレーム(第iフレーム)の行列要素(Tiu,Tiv)を取り出す。この(Tiu,Tiv)から、
Figure 2006195790
を使って第iフレームにおけるユークリッド空間でのXY並進運動(Txi,Tyi)を計算する。
3次元情報復元(S707)では、先に保持しておいた行列[V’]と、変換行列算出で得られた行列[Q]から、
Figure 2006195790
に示す行列演算を行い、行列[S’]を求める。
次に、行列[S’]の要素に対して、
Figure 2006195790
に示す変換を行い、これを要素とする行列を[P]とする。行列[P]の列ベクトルは、それぞれ第j番目の特徴点のユークリッド空間での3次元座標値(Xj,Yj,Zj)になっている。
パラメータ推定部44が行うパラメータ推定(S708)では、行列データの入力から観測座標値が与えられる。
一方、平面運動と3次元情報を復元した後で、数式7に示す再投影座標値を求めておく。
ここで、図8にパラメータ推定(S708)での処理フローを示す。図8において、まず、レンズ歪パラメータを初期化する(S801)。
次に、パラメータ当てはめに必要な観測座標値(xij,yij)を行列[A]入力から取り出し、求めておいた数式7の再投影座標値(x’ij,y’ij)を準備する(S802)。
微分係数の計算は
Figure 2006195790
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に示す値a11,a12,a13,a22,a23,a33,b1,b2,b3を求める。
続いて、補正量の計算(S803)では、数式32〜数式40の値を要素とする行列から
Figure 2006195790
に示す計算を実行し、補正量を△k1,△Cx,△Cyを得る。
この補正量を
Figure 2006195790
に示すように加算したものを新たなレンズ歪パラメータとする(S804)。
このとき、各補正量が許容値以下になる場合はそのまま処理を終了し、そのときのレンズ歪パラメータを保有し、図7でのパラメータ更新(S708)では、この保有したパラメータで更新する。一方、補正量が許容値以下とならない場合は、補正量を数式42に示すように加算したものを新たなレンズ歪パラメータとして、数式32〜数式40に示す値a11,a12,a13,a22,a23,a33,b1,b2,b3を求め直し、数式41に示す計算を実行し、次の補正量を△kl,△Cx,△Cyを得る。補正量を数式42に示すように加算したものを新たなレンズ歪パラメータとし、許容値以下かどうかを判定する(S805)。この反復は許容値を満たすまで続ける。
これにより、数式8の評価関数において、観測座標値(xij,yij)と再投影座標値(x’ij,y’ij)が与えられた場合の最適なレンズ歪パラメータが得られる。
なお、実施形態1では放射型のレンズ歪を対象としているが、その他のレンズ歪モデルにも応用ができ、解析的に微分係数と補正量が得られれば、上記と同様に他のレンズ歪モデルにおいても本実施形態を利用することができる。
反復処理部45では、保持しておいたW44と1つ前の反復でのW44との絶対差分ΔWを算出する(S709)。
この差ΔWが、所定の許容値以下に収束しているかどうかを判断し(S710)、収束している場合は処理を終了する。
収束していない場合は、現時点で保有しているレンズ歪パラメータを使って数式1〜数式4に示す座標値(Uij,Vij)と係数κijを更新する(S711)。この係数更新に伴い、漸近行列の生成では数式14により漸近行列[B]を更新し、特異値分解の処理に戻る。この繰り返しはΔWが所定の許容値以下に収束するまで実行する。
以上、実施形態1により、時系列画像の特徴点の画像座標値から、カメラ視点の運動:光軸周りの回転及びXY軸方向の並進運動、並びに、物体形状を構成する3次元情報を復元し、同時に、レンズ歪パラメータを推定することができる。
(実施形態2)
図9は実施形態2におけるパラメータ推定装置の基本構成図であり、実施形態2を図9を用いて説明する。実施形態2のパラメータ推定装置は、時系列画像を蓄積した時系列画像データベース91、各画像における特徴点の座標値を観測する特徴点観測部92、画像座標値からなる行列データからカメラ運動と3次元形状を復元する因子分解処理部93、レンズ歪パラメータを推定するパラメータ推定部94、焦点距離を推定する焦点距離推定部95、カメラ運動と3次元形状、及びレンズ歪パラメータと焦点距離が得られるまで処理を繰り返すための反復処理部96から構成される。
時系列画像データベース91には、ハードディスク、RAID装置、CD−ROMなどの記録媒体を利用することが可能であり、ネットワークを介したリモートなデータ資源を利用する形態でもどちらでも構わない。また、図10はリアルタイムで処理する場合の処理構成図である。図10に示すように、必ずしも各データベース部などの記憶装置を必要としない。なお、本実施形態2は、実施形態1に対して焦点距離推定部95の処理が異なっているため、以下では、この部分と関連する処理についてのみ記載する。
ここで、因子分解処理部93、パラメータ推定部94、焦点距離推定部95、及び反復処理部96の処理内容について、図11の処理フロー図にそって説明する。
まず、因子分解部93が、レンズ歪係数kl、主点(Cx,Cy)、及び焦点距離fiを
Figure 2006195790
のように初期化し(S1101)、漸近行列の生成において保持しておいた数式12の2F×Pの行列データ[A]の行列要素(xij,yij)から、数式1〜数式4にしたがってκij,(uij,vij)を計算する。このようにして求めた要素を
Figure 2006195790
に示すデータを求めておき、これを漸近行列[B]として保持しておく(S1102)。
図11での特異値分解(S1103)から、雑音除去(S1104)、変換行列算出(S1105)、平面運動復元(S1106)、3次元情報復元(S1107)の処理は実施実施形態1で説明しているため、ここでは処理モードの扱いについて説明する。
初期化のとき、処理モードを「パラメータ推定」にしておく。これにより、最初の計算ではパラメータ推定が選択されて(S1108)、レンズ歪パラメータが推定される(S1109)。
この処理は実施形態1で説明しているため処理内容を省略する。
実施形態2では△Wが所定の許容値以下かどうかを判断し(S1112)、許容値以下となった場合、処理モードを「焦点距離推定」に切り替える(S1113)。これにより、レンズ歪パラメータを求める処理が完了すると、今度は焦点距離推定(S1110)の処理を開始する。
焦点距離推定(S1110)では、まず、係数κijと再投影座標値(x’ij,y’ij)と(uij,vij)から数式9に示す値wijを求める。
次に、数式11に従い各フレームでの焦点距離fiを得る。この計算はwij(j=1,2,・・・,P)の各iフレームに対する全特徴点による平均値となっている。
図9の反復処理部96では、保持しておいたW44と1つ前の反復でのW44との絶対差分ΔWを算出し(S1111)、この差ΔWが所定の許容値以下に収束しているか判断し(S1112)、収束していない場合は、先の計算で求めた焦点距離と現時点で保有しているレンズ歪パラメータを使って数式1〜数式4に示す座標値(uij,vij)と係数κijを更新する(S1113)。
この係数更新に伴い、漸近行列の生成では数式44により漸近行列[B]を更新する。この新たな漸近行列[B]を入力データとして特異値分解の処理に戻る。
一方、差ΔWが所定の許容値以下に収束した場合は、焦点距離推定の処理を停止し、処理モードを「パラメータ推定」に切り替える(S1115)。つまり、実施形態1で説明したパラメータ推定の処理を行い、その処理モードでの絶対差分ΔWが収束するまでパラメータ推定を繰り返す。
ただし、「パラメータ推定」と「焦点距離推定」との間の切り替えの際、切り替え回数を判断し(S1114)、切り替え回数がN回を超えた時点で全ての処理を停止し、その時点でのレンズ歪パラメータと焦点距離を出力する。
以上、実施形態2により、時系列画像の特徴点の画像座標値から、カメラ視点の運動:光軸周りの回転とXY軸方向の並進運動、及び物体形状を構成する3次元情報を復元し、同時に、レンズ歪パラメータ、焦点距離を推定することができる。
なお、パラメータ推定装置は、例えば、パラメータ推定装置を構成するコンピュータ装置が有するCPUによって実現され、特徴点観測機能、因子分解処理機能、パラメータ推定機能、焦点距離推定機能、反復処理機能などをアプリケーションプログラムとして搭載することができる。
また、コンピュータ装置には上記説明した特徴点観測、因子分解処理、パラメータ推定、焦点距離推定、反復処理など行った処理結果や計算結果等のデータを内部メモリや外部記憶装置等に書き込み・読み出しができるようにしてもよい。
また、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のCPU(MPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても実現できる。その場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体、例えば、CD−ROM、DVD−ROM、CD−R、CD−RW、MO、HDD等は本発明を構成する。
カメラが平面レールの上で移動する場合を示す図。 カメラが平面板の上で移動する場合を示す図。 カメラ視点と3次元位置、及び、本発明の説明で使用する座標系を示す図。 実施形態1におけるパラメータ推定装置の構成図。 実施形態1におけるパラメータ推定装置の構成図。 特徴点抽出の説明図。 実施形態1における因子分解処理部、パラメータ推定部、及び反復処理部の処理フロー図。 パラメータ推定の処理フロー図。 実施形態2におけるパラメータ推定装置の構成図。 実施形態2におけるパラメータ推定装置の構成図。 実施形態2における因子分解処理部、パラメータ推定部、焦点距離推定部、及び反復処理部の処理フロー図。 レンズ歪の説明図。 3次元ターゲットを被写体としたレンズ歪測定の説明図。 2次元ターゲットを被写体としたレンズ歪測定の説明図。
符号の説明
11…回転式ハンドル
12…平面レール
13…ワイヤ
14…カメラ
21…平面板
22…カメラを移動させる円
23…支柱
24…カメラ
41…時系列画像データベース
42…特徴点観測部
43…因子分解処理部
44…パラメータ推定部
45…反復処理部
51…画像入力部
52…特徴点観測部
53…因子分解処理部
54…パラメータ推定部
55…反復処理部
91…時系列画像データベース
92…特徴点観測部
93…因子分解処理部
94…パラメータ推定部
95…焦点距離推定部
96…反復処理部
101…画像入力部
102…特徴点観測部
103…因子分解処理部
104…パラメータ推定部
105…焦点距離推定部
106…反復処理部
121…カメラ
122…被写体形状
123…投影像
131…三脚
132…カメラ
133…3次元ターゲット

Claims (9)

  1. カメラ手段によって取得した対象物の時系列画像に設定した画像座標系において、各画像の特徴点の時間的変化量を示す画像座標値を観測する特徴点観測手段と、
    前記画像座標値から行列データを作成し、当該行列データから前記カメラ手段のカメラ視点運動、及び前記対象物の3次元形状を復元する因子分解処理手段と、
    前記復元したカメラ視点運動及び3次元形状から再投影座標値を求め、当該再投影座標値、及び前記観測した画像座標値から前記カメラ手段のレンズ歪パラメータを推定するパラメータ推定手段と、
    前記行列データから評価値を算出して、当該評価値が規定した許容値以下に収束しているかを判断し、収束していない場合には現時点で有しているレンズ歪パラメータを用いて前記行列データを更新して前記因子分解処理手段からの処理を反復させる反復処理手段と、を備えることを特徴とするレンズ歪推定装置。
  2. カメラ手段によって取得した対象物の時系列画像に設定した画像座標系において、各画像の特徴点の時間的変化量を示す画像座標値を観測する特徴点観測手段と、
    前記画像座標値にレンズ歪係数及び主点を用いて座標変換した座標値を要素とする漸近行列を生成し、当該漸近行列を特異値分解し、雑音除去を行って運動情報を表す行列データ、及び3次元情報を表す行列データを得て、前記運動情報の行列データの行列要素において、運動を規定するために設定した条件を満足する変換行列を求め、運動情報を表す行列データにこの変換行列を作用させてカメラ視点運動を復元し、前記3次元情報を表す行列データにこの変換行列の逆行列を作用させて物体形状を構成する3次元情報を復元する因子分解処理手段と、
    前記復元したカメラ視点運動及び3次元形状から再投影座標値を求め、当該再投影座標値を関係付ける未校正投影モデルにおいてレンズ歪係数及び主点を未知数とした評価関数を設定し、当該評価関数を最適にするレンズ歪係数及び主点を求めることにより前記カメラ手段のレンズ歪パラメータを推定するパラメータ推定手段と、
    前記漸近行列を行列分解したときの主成分からカメラ視点運動への漸近値を表す評価値を算出して、当該評価値が規定した許容値以下に収束しているかを判断し、収束していない場合には現時点で有しているレンズ歪パラメータを用いて前記行列データを更新して前記因子分解処理手段からの処理を反復させる反復処理手段と、を備えることを特徴とするレンズ歪推定装置。
  3. カメラ手段によって取得した対象物の時系列画像に設定した画像座標系において、各画像の特徴点の時間的変化量を示す画像座標値を観測する特徴点観測手段と、
    前記画像座標値から行列データを作成し、当該行列データから前記カメラ手段のカメラ視点運動、及び前記対象物の3次元形状を復元する因子分解処理手段と、
    前記復元したカメラ視点運動及び3次元形状から再投影座標値を求め、当該再投影座標値、及び前記観測した画像座標値から前記カメラ手段のレンズ歪パラメータを推定するパラメータ推定手段と、
    前記再投影座標値、及び前記画像座標値から焦点距離を推定する焦点距離推定手段と、
    前記行列データから評価値を算出して、当該評価値が規定した許容値以下に収束しているかを判断し、当該判断に基づいて前記パラメータ推定手段、又は前記焦点距離推定手段のいずいれに処理を行わせるかを決定する反復処理手段と、を備えることを特徴とするレンズ歪推定装置。
  4. カメラ手段によって取得した対象物の時系列画像に設定した画像座標系において、各画像の特徴点の時間的変化量を示す画像座標値を観測する特徴点観測手段と、
    前記画像座標値にレンズ歪係数及び主点を用いて座標変換した座標値を要素とする漸近行列を生成し、当該漸近行列を特異値分解し、雑音除去を行って運動情報を表す行列データ、及び3次元情報を表す行列データを得て、前記運動情報の行列データの行列要素において、運動を規定するために設定した条件を満足する変換行列を求め、運動情報を表す行列データにこの変換行列を作用させてカメラ視点運動を復元し、前記3次元情報を表す行列データにこの変換行列の逆行列を作用させて物体形状を構成する3次元情報を復元する因子分解処理手段と、
    前記復元したカメラ視点運動及び3次元形状から再投影座標値を求め、当該再投影座標値を関係付ける未校正投影モデルにおいてレンズ歪係数及び主点を未知数とした評価関数を設定し、当該評価関数を最適にするレンズ歪係数及び主点を求めることにより前記カメラ手段のレンズ歪パラメータを推定するパラメータ推定手段と、
    前記再投影座標値、並びに前記画像座標値に前記レンズ歪係数及び主点を用いて変換した座標値から構成される値を要素とする行列データから焦点距離を推定する焦点距離推定手段と、
    前記漸近行列を行列分解したときの主成分からカメラ視点運動への漸近値を表す評価値を算出して、当該評価値が規定した許容値以下に収束しているかを判断し、当該判断に基づいて前記パラメータ推定手段、又は前記焦点距離推定手段のいずいれに処理を行わせるかを決定する反復処理手段と、を備えることを特徴とするレンズ歪推定装置。
  5. 特徴点観測手段が、カメラ手段によって取得した対象物の時系列画像に設定した画像座標系において、各画像の特徴点の時間的変化量を示す画像座標値を観測する特徴点観測ステップと、
    因子分解処理手段が、前記画像座標値から行列データを作成し、当該行列データから前記カメラ手段のカメラ視点運動、及び前記対象物の3次元形状を復元する因子分解処理ステップと、
    パラメータ推定手段が、前記復元したカメラ視点運動及び3次元形状から再投影座標値を求め、当該再投影座標値、及び前記観測した画像座標値から前記カメラ手段のレンズ歪パラメータを推定するパラメータ推定ステップと、
    反復処理手段が、前記行列データから評価値を算出して、当該評価値が規定した許容値以下に収束しているかを判断し、収束していない場合には現時点で有しているレンズ歪パラメータを用いて前記行列データを更新して前記因子分解処理ステップからの処理を反復させる反復処理ステップと、を備えることを特徴とするレンズ歪推定方法。
  6. 特徴点観測手段が、カメラ手段によって取得した対象物の時系列画像に設定した画像座標系において、各画像の特徴点の時間的変化量を示す画像座標値を観測する特徴点観測ステップと、
    因子分解処理手段が、前記画像座標値にレンズ歪係数及び主点を用いて座標変換した座標値を要素とする漸近行列を生成し、当該漸近行列を特異値分解し、雑音除去を行って運動情報を表す行列データ、及び3次元情報を表す行列データを得て、前記運動情報の行列データの行列要素において、運動を規定するために設定した条件を満足する変換行列を求め、運動情報を表す行列データにこの変換行列を作用させてカメラ視点運動を復元し、前記3次元情報を表す行列データにこの変換行列の逆行列を作用させて物体形状を構成する3次元情報を復元する因子分解処理ステップと、
    パラメータ推定手段が、前記復元したカメラ視点運動及び3次元形状から再投影座標値を求め、当該再投影座標値を関係付ける未校正投影モデルにおいてレンズ歪係数及び主点を未知数とした評価関数を設定し、当該評価関数を最適にするレンズ歪係数及び主点を求めることにより前記カメラ手段のレンズ歪パラメータを推定するパラメータ推定ステップと、
    反復処理手段が、前記漸近行列を行列分解したときの主成分からカメラ視点運動への漸近値を表す評価値を算出して、当該評価値が規定した許容値以下に収束しているかを判断し、収束していない場合には現時点で有しているレンズ歪パラメータを用いて前記行列データを更新して前記因子分解処理ステップからの処理を反復させる反復処理ステップと、を備えることを特徴とするレンズ歪推定方法。
  7. 特徴点観測手段が、カメラ手段によって取得した対象物の時系列画像に設定した画像座標系において、各画像の特徴点の時間的変化量を示す画像座標値を観測する特徴点観測ステップと、
    因子分解処理手段が、前記画像座標値から行列データを作成し、当該行列データから前記カメラ手段のカメラ視点運動、及び前記対象物の3次元形状を復元する因子分解処理ステップと、
    パラメータ推定手段が、前記復元したカメラ視点運動、及び3次元形状から再投影座標値を求め、当該再投影座標値、及び前記観測した画像座標値から前記カメラ手段のレンズ歪パラメータを推定するパラメータ推定ステップと、
    焦点距離推定手段が、前記再投影座標値、及び前記画像座標値から焦点距離を推定する焦点距離推定ステップと、
    反復処理手段が、前記行列データから評価値を算出して、当該評価値が規定した許容値以下に収束しているかを判断し、当該判断に基づいて前記パラメータ推定ステップ、又は前記焦点距離推定ステップのいずいれの処理を行うかを決定する反復処理ステップと、を備えることを特徴とするレンズ歪推定方法。
  8. 特徴点観測手段が、カメラ手段によって取得した対象物の時系列画像に設定した画像座標系において、各画像の特徴点の時間的変化量を示す画像座標値を観測する特徴点観測ステップと、
    因子分解処理手段が、前記画像座標値にレンズ歪係数及び主点を用いて座標変換した座標値を要素とする漸近行列を生成し、当該漸近行列を特異値分解し、雑音除去を行って運動情報を表す行列データ、及び3次元情報を表す行列データを得て、前記運動情報の行列データの行列要素において、運動を規定するために設定した条件を満足する変換行列を求め、運動情報を表す行列データにこの変換行列を作用させてカメラ視点運動を復元し、前記3次元情報を表す行列データにこの変換行列の逆行列を作用させて物体形状を構成する3次元情報を復元する因子分解処理ステップと、
    パラメータ推定手段が、前記復元したカメラ視点運動、及び3次元形状から再投影座標値を求め、当該再投影座標値を関係付ける未校正投影モデルにおいてレンズ歪係数及び主点を未知数とした評価関数を設定し、当該評価関数を最適にするレンズ歪係数及び主点を求めることにより前記カメラ手段のレンズ歪パラメータを推定するパラメータ推定ステップと、
    焦点距離推定手段が、前記再投影座標値、並びに前記画像座標値に前記レンズ歪係数及び主点を用いて変換した座標値から構成される値を要素とする行列データから焦点距離を推定する焦点距離推定ステップと、
    反復処理手段が、前記漸近行列を行列分解したときの主成分からカメラ視点運動への漸近値を表す評価値を算出して、当該評価値が規定した許容値以下に収束しているかを判断し、当該判断に基づいて前記パラメータ推定ステップ、又は前記焦点距離推定ステップのいずいれの処理を行うかを決定する反復処理ステップと、を備えることを特徴とするレンズ歪推定方法。
  9. 上記請求項1〜8のいずれかに記載のレンズ歪推定装置、又はレンズ歪推定方法を、コンピュータプログラムで記載してそれを実行可能にしたことを特徴とするレンズ歪推定プログラム。
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