JP2006194691A - 樹木径測定器 - Google Patents
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Abstract
【課題】樹木の直径の測定値と樹種とを対応づけて良好に記録できるようにする。
【解決手段】可動辺部材の一端はL字状部材110の長辺部112にスライド可能に取り付けられている。L字状部材110の短辺部111および可動辺部材で測定対象の樹木を挟み込んでこの樹木の直径を測定する。長辺部112に沿って磁気的または光学的に目盛りが付されており、目盛り読み取り部132は、この目盛りを磁気的または光学的に読み取ることで測定値DAを取得する。ユーザ(測定者)は、樹種選定スイッチ137の押圧操作により、測定される樹種を選定する。制御部131は、測定値および樹種がデータ記憶部140の記憶媒体に対応付けて記憶されるように制御する。この場合、入力部133から入力される測定位置情報DBおよび時計機能部131aで得られる測定日時の情報も対応付けて記憶する。
【選択図】 図2
【解決手段】可動辺部材の一端はL字状部材110の長辺部112にスライド可能に取り付けられている。L字状部材110の短辺部111および可動辺部材で測定対象の樹木を挟み込んでこの樹木の直径を測定する。長辺部112に沿って磁気的または光学的に目盛りが付されており、目盛り読み取り部132は、この目盛りを磁気的または光学的に読み取ることで測定値DAを取得する。ユーザ(測定者)は、樹種選定スイッチ137の押圧操作により、測定される樹種を選定する。制御部131は、測定値および樹種がデータ記憶部140の記憶媒体に対応付けて記憶されるように制御する。この場合、入力部133から入力される測定位置情報DBおよび時計機能部131aで得られる測定日時の情報も対応付けて記憶する。
【選択図】 図2
Description
この発明は、例えば送電線下等にある樹木の直径を測定する際に使用して好適な樹木径測定器に関する。詳しくは、この発明は、測定対象の樹木の直径を示す測定値を自動的に取得すると共に、この測定値とユーザが選定した測定対象の樹木の樹種とを対応付けて記憶媒体に記憶するように制御することによって、樹木の直径の測定値と樹種とを対応付けて良好に記録できるようにした樹木径測定器に係るものである。
送電線下等の樹木が生長し送電線に接近してくると、樹木接触による電気事故の発生のおそれが高くなる。そのため従来、この樹木接触による電気事故を未然に防止するために、送電線に接触しそうな樹木を伐採することが行われている。
樹木伐採をするために、予め伐採樹木調査が行われ、伐採すべき樹木の「樹種、胸高直径、本数」を確定することが行われる。その調査方法は、測定者が樹木径測定器としての輪尺を使用して該当樹木の胸高直径を測定し、樹種と測定値を読み上げ、記録者が手書きにて手帳などに記録している。このように樹種や胸高直径を記録しておくのは、それによって樹木伐採の補償額が変わってくるからである。
図6は、輪尺200の構成を示している。この輪尺200は、L字状部材210と、可動辺部材220とから構成されている。L字状部材210は、短辺部211と長辺部212とからなっている。長辺部212には、目視可能に目盛り213が付されている。
可動辺部材220はL字状部材210の短辺部211と同一方向に延びるものであって、その一端がL字状部材210の長辺部212にスライド可能に取り付けられている。この可動辺部材220は、長辺部212の延伸方向に押圧されることで、短辺部211と平行な状態を保持したまま、当該押圧方向に移動する。
この輪尺200を用いて樹木230の直径を測定する場合、測定者は、図6に示すように、L字状部材210の短辺部211および可動辺部材220で測定対象の樹木230を挟み、可動辺部材220のスライド位置に対応した目盛り213を読み取るようにする。
図6に示すような輪尺200を用いて樹木230の直径を測定する場合、上記したように測定者はその都度可動辺部材220のスライド位置に対応した目盛り213を読み取ってその値および樹種を読み上げることが必要であると共に、それらを記録者が手書きにて手帳等に書き込むものである。
そのため、測定者はその都度目盛りを読み取るという作業が必要となり、また測定者および記録者の二人で作業を行うことが必要であり、さらに測定者の読み上げ内容が記録者に正確に伝わらず記録内容が正確でなくなるおそれもあった。
例えば、特許文献1には、自動的に目盛りを読み取り、測定者の労力を軽減できる測定器が記載されている。また例えば、特許文献2には、測定器の計測データをデータ蓄積部に保存する測定データ取り込み装置が記載されている。
上述した特許文献1,2を組み合わせることで、目盛りを自動的に読み取り、その値を記録媒体に記録するということが考えられる。これにより、測定者の労力を軽減でき、また記録者が不要となって省力化を図ることができ、また目盛りの読み取り値については記録内容の正確化を図ることができる。
しかし、上述したように、樹木の直径を測定し、その測定値と共に樹種を記録するものにあっては、樹種をどのようにして測定値と対応付けて記録するかが問題となる。
この発明の目的は、樹木の直径の測定値と樹種を対応付けて良好に記録できるようにすることにある。
この発明に係る樹木径測定器は、短辺部および長辺部からなるL字状部材と、一端がL字状部材の長辺部にスライド可能に取り付けられ、このL字状部材の短辺部と同一方向に延びる可動辺部材とを有し、L字状部材の短辺部および可動辺部材で測定対象の樹木を挟み込んでこの樹木の直径を測定する樹木径測定器であって、可動辺部材の一端に取り付けられた測定部を備え、この測定部は、可動辺部材のスライド位置に対応した値を測定値として取得する測定値取得手段と、ユーザが測定対象の樹木の樹種を選定するための樹種選定手段と、測定値取得手段で取得された測定値および樹種選定手段で選定された樹種を対応付けて記憶媒体に記憶するように制御する制御手段とを有するものである。
この発明においては、可動辺部材のスライド位置に対応した値が測定値として取得される。例えば、L字状部材の長辺部に沿って磁気的または光学的に目盛りが付されており、この目盛りが磁気的または光学的に読み取られることで測定値が取得される。また例えば、可動辺部材のスライドに伴って回転する歯車が備えられおり、この歯車の回転により駆動されるカウンタの値が測定値として取得される。
L字状部材の短辺部および可動辺部材で測定対象の樹木を挟み込んだ状態で、測定部の測定値取得手段で取得される測定値が当該樹木の直径となる。また、ユーザ(測定者)は、樹種選定手段により測定対象の樹木の樹種を選定できる。そして、制御手段により、測定値取得手段で取得された測定値および樹種選定手段で設定された樹種が対応付けて記憶媒体に記憶されるように制御される。これにより、樹木の直径の測定値と樹種とを対応づけて良好に記録できる。
この場合、例えば記憶媒体を有するデータ記憶部も備え、このデータ記憶部が制御手段により制御され、記憶媒体に測定値および樹種が対応付けて記憶される。このデータ記憶部は、測定部と一体的に形成されていてもよく、またケーブルを介して接続されるものであってもよい。データ記憶部がケーブルを介して接続されるものにあっては、そのケーブルが測定部に着脱自在に接続されるようになっていてもよい。これにより、山に登るときなど、ケーブルを外した状態で持っていくことができ、ケーブルが邪魔になることを回避できる。
また例えば、測定部が、測定値取得手段で取得された測定値および樹種選定手段で設定された樹種を表示する表示手段を有するようにしてもよい。この場合、ユーザ(測定者)は、表示を見て、記憶媒体に記憶される樹木直径の測定値および樹種を確認でき、誤った記録がなされることを防止できる。
また、L字状部材の長辺部に沿って付される目盛りが、上述したように磁気的または光学的に付される他に、目視可能にも付されるようにしてもよい。これにより、測定部が何らかの事情で故障して目盛りの自動読み取りができない場合、目視で目盛りを読み取ることで樹木直径の測定を行うことができる。
なお、上記測定部は、日付および時刻を得る時計機能部をさらに有し、制御部は、測定値および樹種と共に時計機能部で得られる測定日時の日付および時刻を対応付けて記憶媒体に記憶するように制御するようにしてもよい。これにより、記憶情報から測定値および樹種と共にその測定日時の情報も得ることができる。
また、測定部は、ユーザが操作する入力手段をさらに有し、
上記制御部は、測定値および樹種と共に入力手段で入力される測定位置の情報、例えば鉄塔番号を対応付けて記憶媒体に記憶するように制御するようにしてもよい。これにより、記憶情報から測定値および樹種と共にその測定位置の情報も得ることができる。
上記制御部は、測定値および樹種と共に入力手段で入力される測定位置の情報、例えば鉄塔番号を対応付けて記憶媒体に記憶するように制御するようにしてもよい。これにより、記憶情報から測定値および樹種と共にその測定位置の情報も得ることができる。
この発明によれば、測定対象の樹木の直径を示す測定値を自動的に取得すると共に、この測定値とユーザが選定した測定対象の樹木の樹種とを対応付けて記憶媒体に記憶するように制御するものであり、樹木の直径の測定値と樹種とを対応付けて良好に記録できる。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態としての樹木径測定器100の構成を示している。
この樹木径測定器100は、L字状部材110と、可動辺部材120とを有している。L字状部材110は、短辺部111と長辺部112とからなっている。長辺部112には、磁気的または光学的に目盛りが付されていると共に、目視可能にも目盛り113が付されている。
可動辺部材120はL字状部材110の短辺部111と同一方向に延びるものであって、その一端はL字状部材110の長辺部112にスライド可能に取り付けられている。この可動辺部材120は、長辺部112の延伸方向に押圧されることで、短辺部111と平行な状態を保持したまま、当該押圧方向に移動する。
また、この樹木径測定器100は、測定部130と、データ記憶部140とを備えている。測定部130は、可動辺部材120の一端に取り付けられている。図2は、測定部130の詳細構成を示している。
この測定部130は、制御部131と、目盛り読み取り部132と、入力部133と、表示部134と、電源スイッチ135と、測定スイッチ136と、樹種設定スイッチ137とを有している。制御部131は、例えばマイクロコンピュータを備えて構成されており、測定部130の全体の動作を制御する。この制御部131は、時計機能部131aを有しており、この時計機能部131aから測定日時の日付および時刻を得ることができる。
目盛り読み取り部132は、測定値取得手段を構成しており、L字状部材110の長辺部112に磁気的または光学的に付された目盛りを磁気的または光学的に読み取って、可動辺部材120のスライド位置に対応した測定値を取得する。この目盛り読み取り部132で取得された測定値DAは制御部131に入力される。
例えば、L字状部材110の長辺部112に所定間隔毎に磁気的な目盛りとしてN極およびS極を交互に形成しておき、目盛り読み取り部132は、可動辺部材120のスライドに伴って通過するN極、S極を検出し、それによりカウンタのカウント値を増減し、測定値を取得する。
また例えば、L字状部材110の長辺部112に所定間隔毎に光学的な目盛りとして光反射部および光吸収部を交互に形成しておき、目盛り読み取り部132は、可動辺部材120のスライドに伴って通過する光反射部、光吸収部を検出し、それによりカウンタのカウント値を増減し、測定値を取得する。
なおこの場合、電源オン後に、可動辺部材120が短辺部111に接した状態、つまり測定値“0”の状態でカウンタの値をリセットする操作が必要となる。このリセットの操作は、例えば電源オン後にユーザが入力部133を操作してリセットを指示するのに伴って、制御部131の制御により行われる。
L字状部材110の長辺部112に磁気的または光学的に絶対的な値が記憶されており、これを読み取って測定値を得るものにあっては、このようなリセット操作は不要である。
入力部133は、テンキーなどを備えており、ユーザが操作するものである。ユーザは、この入力部133を操作して、測定位置の情報、例えば測定位置上の送電線を支持する鉄塔の番号などを入力できる。この入力部133により入力された測定位置の情報DBは制御部131に供給される。
表示部134は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)またはLED(Light Emitting Diode)表示素子等で構成されている。この表示部134の表示動作は制御部131により制御され、この表示部134には樹木直径の測定値、樹種などが表示される。
電源スイッチ135は、測定部130の電源をオンまたはオフとするためのスイッチである。この電源スイッチ135は、制御部131に接続されている。また、測定スイッチ136は、例えば自動復帰型の押しボタンスイッチであって、上述した目盛り読み取り部132から入力された測定値DAを、測定対象の樹木の直径として取り込むためのスイッチである。この測定スイッチ136は、制御部131に接続されている。
樹種選定スイッチ137は、樹種選定手段を構成しており、選定すべき各樹種にそれぞれ対応した複数個の自動復帰型の押しボタンスイッチからなっている。この樹種選定スイッチ137は、制御部131に接続されている。この樹種選定スイッチ137は、ユーザが操作するものである。ユーザ(測定者)は、所定の樹種に対応する押しボタンスイッチを押すことで、当該所定の樹種を選定することができる。
また、図1に戻って、データ記憶部140は、記憶媒体として例えば半導体メモリを備えている。データ記憶部140は、この記憶媒体に、上述した測定部130の制御部131の制御により、測定対象の樹木直径の測定値および樹種を対応付けて記憶する。このデータ記憶部140は、ケーブル150を介して、測定部130に接続されている。L字状部材210の長径部112の端部には、ケーブル150を通す貫通穴(図示せず)が形成されたケーブル抑え部112aが設けられている。この場合、データ記憶部140はケーブル150を介して制御部131に制御され、また制御部131からケーブル150を介してデータ記憶部140に記憶すべき測定値および樹種等が送られる。このデータ記憶部140は、図2に示すように、USB(Universal Serial Bus)ポート140aを備えており、記憶媒体に記憶された情報をパーソナルコンピュータに転送可能とされている。
なお、ケーブル150は測定部130に着脱自在に接続されている。したがって、測定時以外、例えば山を登っている間などはケーブル150を測定部130から外し、ケーブル150およびデータ記憶部140を別途携行することで、ユーザ(測定者)が山を登る際に、ケーブル150、データ記録部140が邪魔になることを防止できる。また、データ記憶部140は、測定部130と一体的に形成してもよい。これにより、ケーブル150は不要となる。
次に、上述した樹木径測定器100を用いて樹木160の直径を測定する場合の、制御部131の制御動作を、図3のフローチャートを参照して説明する。ステップST1で、ユーザ(測定者)が電源スイッチ135を押して電源オンとなると、ステップST2で、測定位置の情報DBとして鉄塔番号(鉄塔No.)の入力があったか否かを判定する。ユーザ(測定者)が入力部133を操作して鉄塔番号を入力すると、ステップST3に進む。この場合、制御部131は、入力部133から入力された鉄塔番号を取り込む。
このステップST3では、ユーザ(測定者)が樹種選定スイッチ137を押したか否かを判定する。押していないときは、ステップST4で、ユーザ(測定者)が電源スイッチ135を押して電源オフとしたか否かを判定する。電源オフとされるときは、ステップST5で、動作を終了する。一方、電源オフとされていないときは、ステップST3に戻る。
ステップST3で樹種選定スイッチ137が押されて測定対象の樹木の樹種が選定されたときは、ステップST6に進む。このステップST6では、ユーザ(測定者)が測定スイッチ136を押したか否かを判定する。なお、ユーザ(測定者)は、測定スイッチ136を押す前に、図1に示すように、L字状部材110の短辺部111および可動辺部材120で測定対象の樹木160を挟み込むようにする。測定スイッチ136が押されるとき、ステップST7で、目盛り読み取り部132からの測定値DAを測定対象の樹木の直径として取り込む。
次に、ステップST8で、ステップST3の樹種選定スイッチ137の押圧操作で選定された測定対象の樹木の樹種、およびステップST7で取り込まれた測定対象の樹木の直径としての測定値を表示部134に表示する。この場合、ステップST2の入力操作で入力された測定位置の情報DBとしての鉄塔番号および時計機能部131aから得られる測定日時も同時に表示する。測定日時は、例えば電源オン時の日時とされる。図4は、表示部134の表示例を示している。この表示により、測定位置が鉄塔番号「No.○○××」の位置であり、測定日時は「平成16年4月10日の14時」であり、測定対象の樹種が「スギ」であり、測定対象の樹木の胸高直径が「64cm」である、ことがわかる。
次に、ステップST9で、記憶してよいか否かを判定する。ユーザ(測定者)が例えば入力部133で「1」を入力したときは記憶してよいと判定し、ステップST10に進む。
このステップST10では、樹種、測定値、鉄塔番号、測定日時の情報をデータ記憶部140に送り、それらを記憶媒体に記憶させる。この場合、測定値に対応付けて、樹種、鉄塔番号、測定日時が記憶されることになる。このステップST10の処理の後に、ステップST3に戻り、同じ測定位置における次の測定対象の樹木の測定に備える。
ステップST9でユーザ(測定者)が例えば入力部133で「0」を入力したときは記憶してはいけないと判定し、直ちにステップST3に戻る。これにより、ユーザ(測定者)は、表示部134の表示により例えば樹種を間違えていたことがわかった場合等にあっては、入力部133で「0」を入力して、誤った情報がデータ記憶部140の記憶媒体に記憶されることを防止でき、樹種の選定からやり直すことができる。
なお、ユーザ(測定者)は、電源スイッチ135を押すことによる電源オフの操作を、同じ測定位置での測定が全て終了した場合に行う。これにより、同じ測定位置(鉄塔番号)で、複数の樹木の測定を連続して行うことができる。
図5は、データ記憶部140における、樹種、測定値等の記憶内容例を示している。例えば、平成16年4月5日に、鉄塔番号「No.△△××」の測定位置で、4本の樹木を測定し、それぞれの樹種はスギ、スギ、ヒノキ、スギであって、それぞれの胸高直径が65cm、70cm、53cm、48cmであるという情報などが記憶されている。
図1に示す樹木径測定器100によれば、測定対象の樹木の直径を示す測定値DAを測定部130の目盛り読み取り部132で自動的に取得すると共に、この測定値DAとユーザ(測定者)が樹種選定スイッチ137の押圧操作により選定した測定対象の樹木の樹種とを、制御部131の制御によりデータ記憶部140の記憶媒体に対応付けて記憶するものであり、樹木の直径の測定値と樹種とを対応付けて良好に記録できる。
また、図1に示す樹木径測定器100によれば、データ記憶部140がケーブル150を介して測定部130に接続されるものであり、そのケーブル150が測定部130に着脱自在に接続されるようになっており、山に登るときなど、ケーブル150を外した状態でデータ記憶部140を持っていくことができ、ケーブル150、データ記憶部140が邪魔になることを回避できる。
また、図1に示す樹木径測定器100によれば、測定部130が表示部134を有しており、この表示部134に測定対象の樹木直径の測定値および樹種が表示されるものであり、ユーザ(測定者)はデータ記憶部140の記憶媒体に記憶される樹木直径の測定値および樹種を確認でき、誤った記録がなされることを防止できる。
また、図1に示す樹木径測定器100によれば、L字状部材110の長辺部112に沿って磁気的または光学的に目盛りが付される他に、目視可能な目盛り113も付されているので、測定部130が何らかの事情で故障して目盛りの自動読み取りができない場合、目視で目盛りを読み取ることで樹木直径の測定を行うことができる。
また、図1に示す樹木径測定器100によれば、測定対象の樹木の胸高直径の測定値および樹種と共に測定日時も対応付けてデータ記憶部140の記憶媒体に記憶するものであり、記憶情報から測定値および樹種と共にその測定日時の情報も得ることができる。
また、図1に示す樹木径測定器100によれば、測定対象の樹木の胸高直径の測定値および樹種と共に測定位置の情報DB、例えば鉄塔番号を対応付けてデータ記憶部140の記憶媒体に記憶するものであり、記憶情報から測定値および樹種と共にその測定位置の情報も得ることができる。
なお、上述実施の形態においては、L字状部材110の長辺部112に沿って磁気的または光学的に目盛りが付されており、この目盛りが目盛り読み取り部132で磁気的または光学的に読み取られることで測定値DAが取得されるものであるが、測定値取得手段の構成はこれに限定されない。例えば、図示せずも、測定部130が可動辺部材120のスライドに伴って回転する歯車を備え、この歯車の回転により駆動されるカウンタの値を測定値として取得する構成であってもよい。
また、上述実施の形態においては、測定対象の樹木の胸高直径の測定値および樹種と共に、測定位置および測定日時の情報をも記憶するようにしたものであるが、これら測定位置および測定日時の情報は必ずしも記憶する必要はない。
この発明は、樹木の直径の測定値と樹種とを対応付けて良好に記録できるものであり、送電線下等にある樹木の直径を測定する際に適用できる。
100・・・樹木径測定器、110・・・L字状部材、111・・・短辺部、112・・・長辺部、112a・・・ケーブル抑え部、113・・・目盛り、120・・・可動辺部材、130・・・測定部、131・・・制御部、131a・・・時計機能部、132・・・目盛り読み取り部、133・・・入力部、134・・・表示部、135・・・電源スイッチ、136・・・測定スイッチ、137・・・樹種選定スイッチ、140・・・データ記憶部、140a・・・USBポート、150・・・ケーブル、160・・・樹木
Claims (5)
- 短辺部および長辺部からなるL字状部材と、
一端が上記L字状部材の長辺部にスライド可能に取り付けられ、上記L字状部材の短辺部と同一方向に延びる可動辺部材とを有し、
上記L字状部材の短辺部および上記可動辺部材で測定対象の樹木を挟み込んで該樹木の直径を測定する樹木径測定器であって、
上記可動辺部材の一端に取り付けられた測定部を備え、
上記測定部は、
上記可動辺部材のスライド位置に対応した値を測定値として取得する測定値取得手段と、
ユーザが上記測定対象の樹木の樹種を選定するための樹種選定手段と、
上記測定値取得手段で取得された測定値および上記樹種選定手段で選定された樹種を対応付けて記憶媒体に記憶するように制御する制御手段と
を有することを特徴とする樹木径測定器。 - 上記L字状部材の長辺部に沿って磁気的または光学的に目盛りが付され、
上記測定値取得手段は、上記可動辺部材のスライド位置に対応した、上記L字状部材の長辺部に付された目盛りを磁気的または光学的に読み取ることで上記測定値を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の樹木径測定器。 - 上記記憶媒体を有し、上記制御部の制御により上記記憶媒体に上記測定値および上記樹種を対応付けて記憶するデータ記憶部をさらに備え、
上記データ記憶部は上記測定部にケーブルを介して接続され、あるいは上記データ記憶部は上記測定部と一体的に形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の樹木径測定器。 - 上記測定部は、少なくとも、上記測定値取得手段で取得された測定値および上記樹種選定手段で選定された樹種を表示する表示手段をさらに有する
ことを特徴とする請求項1に記載の樹木径測定器。 - 上記測定部は、日付および時刻を得る時計機能部をさらに有し、
上記制御部は、上記測定値および上記樹種と共に上記時計機能部で得られる測定日時の日付および時刻を対応付けて上記記憶媒体に記憶するように制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の樹木径測定器。
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