JP2006194367A - 水撃防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流路内に発生する水撃または脈動を減衰低減させる水撃防止装置1において、減衰性能を高めることができ、これに加えて、設置スペースを縮小することができる水撃防止装置1を提供する。
【解決手段】流路2における上流側流路2Aに連通する入力口6および下流側流路2Bに連通する出力口7を設けたケース4と、ケース4の内部に伸縮自在に配置されるとともに内部にガス11を封入した金属ベローズ9と、ケース4の内部であって入力口6および出力口7を連通するように設定され、かつ金属ベローズ9の外周側または内周側を通るように設定された流体通路12とを有し、流体主流路の途中に直接設置されることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、水道配管等の圧力配管、バルブ内またはタンク内等に設置され、これらの流路内に発生する水撃や脈動等を減衰低減させる水撃防止装置に関するものである。本発明の水撃防止装置は、流体配管、家電(洗濯機)分野、水洗バルブ等に幅広く用いられる。
例えば、水道配管に設置した開閉弁を急激に閉弁すると、配管内に衝撃波が発生していわゆる水撃現象(ウォーターハンマー現象)が発生することがあり、この現象によって、配管に接続されている機器類あるいは弁自身が損傷してしまうことがある。したがって衝撃波は、機器類や弁等に到達する前にできるだけ早く減衰消滅させる必要がある。
衝撃波を減衰消滅させる手段としては、ベローズやピストンを内蔵したアキュムレータ構造の水撃防止装置を配管途中に設置するのが有効であるが、従来技術では、主配管からT字状に分岐した副配管の先端に水撃防止装置が設置される構造となっている(Tの字における横線部位を主配管とした場合、縦線部位が副配管に相当し、この縦線部位の副配管の先端に水撃防止装置が設置される。この場合、水撃防止装置は先止まりの分岐管の先端に取り付けられることになる。特許文献1参照)。したがって、主配管から副配管を介して水撃防止装置に衝撃波が伝わる構造であることから、水撃防止装置に衝撃波が伝わりにくく、よって衝撃波減衰性能が余り高くないという不都合がある。
また、主配管が直線状である場合には、この直線状の主配管から突起状に副配管を取り付けることとなり、その分、設置スペースを余分に必要とする。これは主配管への組込み(インライン構造)が難しかったことによる。
特開平10−054402号公報(図2、図8)
本発明は以上の点に鑑みて、衝撃波減衰性能を高めることができる水撃防止装置を提供することを目的とし、これに加えて、設置スペースを縮小することができる水撃防止装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1による水撃防止装置は、流路内に発生する水撃または脈動を減衰低減させる水撃防止装置であって、前記流路における上流側流路(当該装置よりも上流側に配置される流路)に連通する入力口および下流側流路(当該装置よりも下流側に配置される流路)に連通する出力口を設けたケースと、前記ケースの内部に伸縮自在に配置されるとともに内部にガスを封入した金属ベローズと、前記ケースの内部であって前記入力口および出力口を連通するように設定され、かつ前記金属ベローズの外周側または内周側を通るように設定された流体通路と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2による水撃防止装置は、上記した請求項1の水撃防止装置において、直線状に貫通形成した内部空間の一端に入力口を設けるとともに他端に出力口を設けたケースと、前記ケースの内部空間を入力口側空間と出力口側空間とに仕切るように設けられたベローズ保持部と、前記ベローズ保持部に一端を保持されるとともに他端を遊動端とした金属ベローズと、前記金属ベローズの遊動端を閉塞したベローズプレートと、前記金属ベローズの外周側に設定された環状の流体通路と、前記入力口および流体通路を連通させるように前記ベローズ保持部に設けられた連通部と、を有し、前記入力口、内部空間、出力口、ベローズ保持部、金属ベローズ、ベローズプレート、連通部および流体通路は、同一中心軸線上に配置されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3による水撃防止装置は、上記した請求項1の水撃防止装置において、直線状に貫通形成した内部空間の一端に入力口を設けるとともに他端に出力口を設けたケースと、前記ケースの内部空間を入力口側空間と出力口側空間とに仕切るように設けられたベローズ保持部と、前記ベローズ保持部に一端を保持されるとともに他端を遊動端とした外周側金属ベローズと、同じく前記ベローズ保持部に一端を保持されるとともに他端を遊動端とした内周側金属ベローズと、前記両金属ベローズの遊動端を閉塞したベローズプレートと、前記内周側金属ベローズの内周側に設定された流体通路と、前記出力口側空間および流体通路を連通させるように前記ベローズ保持部に設けられた第一連通部と、前記流体通路および出力口を連通させるように前記ベローズプレートに設けられた第二連通部と、を有し、前記入力口、内部空間、出力口、ベローズ保持部、外周側金属ベローズ、内周側金属ベローズ、ベローズプレート、第一連通部、流体通路および第二連通部は、同一中心軸線上に配置されていることを特徴とするものである。
更にまた、本発明の請求項4による水撃防止装置は、上記した請求項1の水撃防止装置において、当該水撃防止装置は、当該水撃防止装置の設置箇所にビルトイン方式にて設置されることを特徴とするものである。
上記構成を備えた本発明の各請求項による水撃防止装置は、これを圧力配管に設置する場合、圧力配管における分岐配管である副流路の先端部ではなく、主流路の途中に直接設置されることを特徴としている。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち先ず、本発明の請求項1による水撃防止装置においては、ケースが設けられ、このケースに、流路における上流側流路に連通する入力口および下流側流路に連通する出力口が設けられ、この入力口および出力口を連通させるようにしてケース内部に流体通路が設けられているために、このケース内部に設けられた流体通路は、上記従来技術における分岐配管である副流路ではなく主流路の一部を構成することになり、この主流路に接するようにしてケース内部に金属ベローズが配置される。したがって本発明によれば、このように主流路に配置された金属ベローズが、同じく主流路に発生する衝撃波を直接受け止めて伸縮作動することから、金属ベローズが衝撃波を受け止めやすく、よって優れた減衰性能を発揮する水撃防止装置を提供することができる。
また、上記したように本発明による水撃防止装置は主流路に直接設置されるために、当該水撃防止装置を圧力配管に設置する場合、該圧力配管には分岐配管である副流路を設ける必要がない。したがってこの分、設置スペースを縮小することができる。
本発明の請求項2による水撃防止装置においては、その構成要素とされる入力口、内部空間、出力口、ベローズ保持部、金属ベローズ、ベローズプレート、連通部および流体通路が同一中心軸線上に配置され、特に金属ベローズの直ぐ外周側に流体通路が同一軸線上に配置されるために、構造がコンパクトであるとともに、金属ベローズの直ぐ隣を衝撃波が通過することになり、よって金属ベローズに衝撃波が作用しやすい。したがって、金属ベローズが鋭敏に反応することが可能となり、よってこの点からも、優れた減衰性能を発揮する水撃防止装置を提供することができる。
また、本発明の請求項3による水撃防止装置においては、その構成要素とされる入力口、内部空間、出力口、ベローズ保持部、外周側金属ベローズ、内周側金属ベローズ、ベローズプレート、第一連通部、流体通路および第二連通部が同一中心軸線上に配置され、特に内周側金属ベローズの直ぐ内周側に流体通路が同一軸線上に配置されるために、構造がコンパクトであるとともに、内周側金属ベローズの直ぐ隣を衝撃波が通過することになり、よって金属ベローズに衝撃波が作用しやすい。したがって、金属ベローズが鋭敏に反応することが可能となり、よってこの点からも、優れた減衰性能を発揮する水撃防止装置を提供することができる。
また、本発明の請求項4による水撃防止装置においては、当該水撃防止装置が当該水撃防止装置の設置箇所にビルトイン方式にて設置されることから、請求項1と同様、設置スペースを縮小することができる。
尚、本発明には、以下の実施形態が含まれる。
構成・・・
(1) ベローズ側面を通水させることにより、弁から発生した水撃および脈動を、主流路の流体の中で効果的に受けて減衰消滅させる。
(2) 通路中心を通すことにより圧力損失が少ない状態で弁から発生した水撃および脈動を、主流路の流体の中で減衰消滅させる。
(3) ビルトインタイプとすることにより、配管の中に簡便に挿入でき、弁から発生した水撃および脈動を流路の流体の中で減衰消滅させる。
(4) 出力側にあるコックを閉めて流路を遮断すると、流体の運動エネルギーが圧力エネルギーに変換され、圧力波が発生する。この圧力波は配管や流体を通して遠方に伝達されるが、このエネルギーを利用してNガスが封入された金属ベローズを押し縮め、圧力波のもつエネルギーを吸収する。
効果・・・
上記(1)〜(4)の構成によれば、以下の効果が発揮される。
(a) 衝撃波を直に減衰消滅できる(衝撃・脈動吸収)。
(b) 水凍結時や温度上昇時の体積膨張を吸収しやすい(熱膨張吸収)。
(c) 耐腐食性に優れた金属ベローズ内にガスを充填するので、Nガスの漏れがなく、長寿命となる。
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
第一実施例・・・
図1は、本発明の第一実施例に係る水撃防止装置1の断面を示している。当該実施例に係る水撃防止装置1は、流路の一例としての水道配管2内にて発生する水撃や脈動等の圧力変動を減衰低減させるために水道配管2に設置され、また水道配管2を開閉する開閉弁3の上流側に設置される。当該水撃防止装置1は、以下のように構成されている。
すなわち先ず、上記水道配管2における上流側配管(当該装置1よりも上流側の配管)2Aに連通する入力口6および下流側配管(当該装置1よりも下流側の配管)2Bに連通する出力口7をそれぞれ設けたケース4が設けられており、このケース4の内部に金属ベローズ9が伸縮自在に配置されるとともに、金属ベローズ9の内部に窒素ガス等の封入ガス11が封入されている。また、ケース4の内部に入力口6および出力口7を連通するように流体通路12が設けられ、この流体通路12は、金属ベローズ9の外周側であって金属ベローズ9とケース4との間を通るように環状に設けられている。
上記ケース4は、略円筒形に形成されていて、軸方向に直線状に貫通する内部空間5を有しており、この内部空間5の一端開口に入力口6が設けられるとともに他端開口に出力口7が設けられている。ケース4の内部には、内部空間5を入力口側空間5aと出力口側空間5bとに仕切るようにプレート状のベローズ保持部8が設けられており、このベローズ保持部8の出力口側端面に金属ベローズ9の一端が保持されている。金属ベローズ9の他端は、軸方向に変位可能な遊動端9aとされ、この遊動端9aはベローズプレート10により閉塞され、これにより気密化された金属ベローズ9の内部に窒素ガス等の封入ガス11が封入されている。尚、ベローズプレート10は金属ベローズ9と一体に成形されていても良い。また、プレート状を呈するベローズ保持部8の外周縁部には、入力口6と流体通路12とを連通させるように切欠状の連通部8aが設けられており、この連通部8aは、複数が等配状に設けられている。また、ケース4の内部において出力口7側には、金属ベローズ9の伸張長さを一定長さまでに制限するためのストッパ20が設けられており、このストッパ20は例えば、ケース4の内周に嵌着されるC形止め輪等によって構成されている。
また、上記各構成要素にあって、入力口6、内部空間5、出力口7、ベローズ保持部8、金属ベローズ9、ベローズプレート10、連通部8aおよび流体通路12は、円筒状のケース4とともに、同一中心軸線上に配置されており、これにより装置1全体のコンパクト化が実現されている。
上記水撃防止装置1は、上記したように水道配管2内にて発生する水撃や脈動等の圧力変動を減衰低減させるべく水道配管2の途中に設置され、かつ水道配管2を開閉する開閉弁3の上流側に設置されるものであって、開閉弁3を閉弁したときに配管2内に衝撃波が発生すると、これを受けて金属ベローズ9が伸縮動作し、これにより衝撃波を吸収する作用を果たす。
上記構成の水撃防止装置1においては、円筒状のケース4が設けられ、このケース4の両端に、水道配管2における上流側配管2Aに連通する入力口6および下流側配管2Bに連通する出力口7がそれぞれ設けられ、この入力口6および出力口7を連通させるようにケース4の内部に流体通路12が設けられているために、このケース4内部に設けられた流体通路12は、上記従来技術における分岐配管である副流路ではなく主流路の一部を構成し、この主流路に接するようにして金属ベローズ9が配置されている。したがって上記構成によれば、主流路に配置された金属ベローズ9が、同じく主流路に発生する衝撃波を直接受け止めて伸縮作動するために、金属ベローズ9が衝撃波を受け止めやすく、よって優れた衝撃波減衰性能を発揮することができる。
また、上記したように当該装置1は主流路に直接設置されるために、水道配管2には分岐配管である副流路を設ける必要がない。したがってこの分、当該装置1および周辺配管についてその設置スペースを縮小することができる。
また、上記構成の水撃防止装置1においては、構成要素のうち、入力口6、内部空間5、出力口7、ベローズ保持部8、金属ベローズ9、ベローズプレート10、連通部8aおよび流体通路12が円筒状のケース4とともに同一中心軸線上に配置され、特に金属ベローズ9の直ぐ外周側に環状の流体通路12が同一軸線上に配置されているために、金属ベローズ9に対して衝撃波が作用しやすい。したがって、金属ベローズ9が衝撃波に対して鋭敏に反応することから、この点からも優れた減衰性能を発揮することができる。
第二実施例・・・
図2は、本発明の第二実施例に係る水撃防止装置1の断面を示している。当該実施例に係る水撃防止装置1は、流路の一例としての水道配管2内にて発生する水撃や脈動等の圧力変動を減衰低減させるために水道配管2に設置され、また水道配管2を開閉する開閉弁3の上流側に設置される。当該水撃防止装置1は、以下のように構成されている。
すなわち先ず、上記水道配管2における上流側配管(当該装置1よりも上流側の配管)2Aに連通する入力口6および下流側配管(当該装置1よりも下流側の配管)2Bに連通する出力口7をそれぞれ設けたケース4が設けられており、このケース4の内部に外周側金属ベローズ9Aおよび内周側金属ベローズ9Bが伸縮自在に配置されるとともに、両金属ベローズ9A,9B間の空間に窒素ガス等の封入ガス11が封入されている。また、ケース4の内部に入力口6および出力口7を連通するように流体通路12が設けられ、この流体通路12は、内周側金属ベローズ9Bの内周側に直線状に設けられている。
上記ケース4は、略円筒形に形成されていて、軸方向に直線状に貫通する内部空間5を有しており、この内部空間5の一端開口に入力口6が設けられるとともに他端開口に出力口7が設けられている。ケース4の内部には、内部空間5を入力口側空間5aと出力口側空間5bとに仕切るようにプレート状のベローズ保持部8が設けられており、このベローズ保持部8の出力口側端面に両金属ベローズ9A,9Bの一端がそれぞれ保持されている。両金属ベローズ9A,9Bの他端はそれぞれ、軸方向に変位可能な遊動端9aとされ、この遊動端9aはベローズプレート10により閉塞され、これにより気密化された両金属ベローズ9A,9B間の環状空間に窒素ガス等の封入ガス11が封入されている。尚、ベローズプレート10は金属ベローズ9A,9Bと一体に成形されていても良い。また、プレート状を呈する保持部8の中心部には、入力口6と流体通路12とを連通させるように貫通孔状の第一連通部8aが設けられており、ベローズプレート10の中心部には、流体通路12と出力口7とを連通させるように貫通孔状の第二連通部10aが設けられている。また、ケース4の内部において出力口7側には、金属ベローズ9A,9Bの伸張長さを一定長さまでに制限するためのストッパ20が設けられており、このストッパ20は例えば、ケース4の内周に嵌着されるC形止め輪等によって構成されている。
また、上記各構成要素にあって、入力口6、内部空間5、出力口7、ベローズ保持部8、両金属ベローズ9A,9B、ベローズプレート10、第一連通部8a、流体通路12および第二連通部10aは、円筒状のケース4とともに、同一中心軸線上に配置されており、これにより装置1全体のコンパクト化が実現されている。
上記水撃防止装置1は、上記したように水道配管2内にて発生する水撃や脈動等の圧力変動を減衰低減させるべく水道配管2の途中に設置され、かつ水道配管2を開閉する開閉弁3の上流側に設置されるものであって、開閉弁3を閉弁したときに配管2内に衝撃波が発生すると、これを受けて両金属ベローズ9A,9Bが伸縮動作し、これにより衝撃波を吸収する作用を果たす。
上記構成の水撃防止装置1においては、円筒状のケース4が設けられ、このケース4の両端に、水道配管2における上流側配管2Aに連通する入力口6および下流側配管2Bに連通する出力口7がそれぞれ設けられ、この入力口6および出力口7を連通させるようにケース4の内部に流体通路12が設けられているために、このケース4内部に設けられた流体通路12は、上記従来技術における分岐配管である副流路ではなく主流路の一部を構成し、この主流路に接するようにして両金属ベローズ9A,9Bが配置されている。したがって上記構成によれば、主流路に配置された両金属ベローズ9A,9Bが、同じく主流路に発生する衝撃波を直接受け止めて伸縮作動するために、両金属ベローズ9A,9Bが衝撃波を受け止めやすく、よって優れた衝撃波減衰性能を発揮することができる。
また、上記したように当該装置1は主流路に直接設置されるために、水道配管2には分岐配管である副流路を設ける必要がない。したがってこの分、当該装置1および周辺配管についてその設置スペースを縮小することができる。
また、上記構成の水撃防止装置1においては、構成要素のうち、入力口6、内部空間5、出力口7、ベローズ保持部8、両金属ベローズ9A,9B、ベローズプレート10、第一連通部8a、流体通路12および第二連通部10aが円筒状のケース4とともに同一中心軸線上に配置され、特に両金属ベローズ9A,9Bの直ぐ内周側に流体通路12が同軸上に配置されているために、両金属ベローズ9A,9Bに対して衝撃波が作用しやすい。したがって、両金属ベローズ9A,9Bが衝撃波に対して鋭敏に反応することから、この点からも優れた減衰性能を発揮することができる。
第三実施例・・・
上記第一および第二実施例においてはそれぞれ、ケース4の両端部に接続用のネジ部4aが設けられて、このネジ部4aをもってケース4が上流側配管2Aおよび下流側配管2Bに接続される構成とされているが、本発明の水撃防止装置は当該水撃防止装置の設置箇所にビルトイン方式にて設置されるものであっても良く、以下にその例を示す。
すなわち、図3に示すように、当該第三実施例に係る水撃防止装置1は、流路の一例としての水道配管2内にて発生する水撃や脈動等の圧力変動を減衰低減させるために水道配管2に設置され、また水道配管2を開閉する開閉弁3の上流側に設置される。また当該実施例に係る水撃防止装置1は、一対のハウジング13,14間に設けた円筒状の設置空間15内にビルトイン方式にて設置されるものであって、以下のように構成されている。尚、一方のハウジング14には、設置空間15の円筒面15aに開口する水道配管の上流側開口16と、設置空間15の端面15bに開口する下流側開口17とが設けられている。
すなわち先ず、上記設置空間15内に挿入されるケース4が設けられており、このケース4の内部に金属ベローズ9が伸縮自在に配置されるとともに、金属ベローズ9の内部に窒素ガス等の封入ガス11が封入されている。
上記ケース4は、設置空間15の一端部に圧入または嵌合等の手段により固定される円板状の取付部18と、この取付部18の一端に設けられた周壁部19aおよび端壁部19bを備えた有底円筒状の中空ケース部19とを有しており、これらによって囲まれる内部空間5に金属ベローズ9が伸縮自在に配置されている。中空ケース部19における円筒状の周壁部19aには、上記ハウジング14の内面に設けた上流側開口16に対向するように入力口6が設けられており、平面状の端壁部19bには、下流側開口17に対向するように出力口7が設けられている。尚、入力口6は、円周上一箇所に上流側開口16を設けた設置空間15に対するケース4の設置角度が限定されないよう、複数が等配状に設けられている。端壁部19bは、金属ベローズ9の伸張長さを一定長さまでに制限するためのストッパとしても機能する。
金属ベローズ9は、その一端をケース4の取付部18端面に固定され、その他端を軸方向に変位可能な遊動端9aとされている。遊動端9aはベローズプレート10により閉塞され、これにより気密化された金属ベローズ9の内部に窒素ガス等の封入ガス11が封入されている。ベローズプレート10は金属ベローズ9と一体に成形されていても良い。金属ベローズ9の外周側であって金属ベローズ9および周壁部19aの間の環状空間ならびにベローズプレート10および端壁部19b間の空間は一連の流体通路12とされ、ここを流体すなわち水道水が通過可能とされている。
すなわち、ハウジング14の内面に設けた上流側開口16から設置空間15内に流入した水道水は、一部は中空ケース部19の外側を通ってそのまま下流側開口17に流れてゆくが、一部は、中空ケース部19の周壁部19aに設けた入力口6から中空ケース部19の内部に流入し、流体通路12を通り、出力口7から出て、下流側開口17に流れてゆく。したがって、水道配管内に発生する衝撃波が金属ベローズ9に対して作用することが可能であり、これにより上記第一または第二実施例と同じ作用効果を発揮することが可能とされている。
また、上記構成の水撃防止装置1は、ハウジング13,14に設けた設置箇所にビルトイン方式にて設置されるものであることから、設置スペースを縮小することができ、設置作業を容易化することもできる。
尚、上記したように、本発明の水撃防止装置は、水道配管等の圧力配管のみでなく、バルブ内部の流路やタンク内部の流路等に幅広く設置可能である。図4はその一例として、水撃防止装置1を温水洗浄弁座設備におけるバルブアッセンブリ31に組み込んだ状態を示しており、同アッセンブリ31における2次圧力調整弁32と止水弁(開閉弁)33との間の流路2に上記第三実施例に係る水撃防止装置1が設置されている。
更にまた、流路内の水が凍結する場合には、その体積膨張により配管部材に負荷が作用して応力が発生することが懸念される。流路内に水撃防止装置が取り付けられている場合、当該装置は水の凍結により全方向から力を受けることになるが、その構成要素である金属ベローズは構造上、軸方向に最も変形し易いことから、ベローズが軸方向に縮むことによって、水の凍結により発生した体積膨張を吸収することができる。また、水撃防止装置がインライン式にて流路内に設置される場合には、装置は外気温の影響を受けにくく、凍結が最終段階になることもあり、結果、凍結防止機能が有効に働くことも期待される。
本発明の第一実施例に係る水撃防止装置の断面図 本発明の第二実施例に係る水撃防止装置の断面図 本発明の第三実施例に係る水撃防止装置の断面図 本発明の水撃防止装置の使用状態の一例を示すバルブアッセンブリの断面図
符号の説明
1 水撃防止装置
2 水道配管(流路)
2A 上流側配管(上流側流路)
2B 下流側配管(下流側流路)
3 開閉弁
4 ケース
4a ネジ部
5 内部空間
5a 入力口側空間
5b 出力口側空間
6 入力口
7 出力口
8 ベローズ保持部
8a,10a 連通部
9 金属ベローズ
9A 外周側金属ベローズ
9B 内周側金属ベローズ
9a 遊動端
10 ベローズプレート
11 ガス
12 流体通路
13,14 ハウジング
15 設置空間
15a 円筒面
15b 端面
16 上流側開口
17 下流側開口
18 取付部
19 中空ケース部
19a 周壁部
19b 端壁部
20 ストッパ
31 バルブアッセンブリ
32 2次圧力調整弁
33 止水弁

Claims (4)

  1. 流路(2)内に発生する水撃または脈動を減衰低減させる水撃防止装置(1)であって、
    前記流路(2)における上流側流路(2A)に連通する入力口(6)および下流側流路(2B)に連通する出力口(7)を設けたケース(4)と、前記ケース(4)の内部に伸縮自在に配置されるとともに内部にガス(11)を封入した金属ベローズ(9)と、前記ケース(4)の内部であって前記入力口(6)および出力口(7)を連通するように設定され、かつ前記金属ベローズ(9)の外周側または内周側を通るように設定された流体通路(12)と、を有することを特徴とする水撃防止装置。
  2. 請求項1の水撃防止装置(1)において、
    直線状に貫通形成した内部空間(5)の一端に入力口(6)を設けるとともに他端に出力口(7)を設けたケース(4)と、前記ケース(4)の内部空間(5)を入力口側空間(5a)と出力口側空間(5b)とに仕切るように設けられたベローズ保持部(8)と、前記ベローズ保持部(8)に一端を保持されるとともに他端を遊動端(9a)とした金属ベローズ(9)と、前記金属ベローズ(9)の遊動端(9a)を閉塞したベローズプレート(10)と、前記金属ベローズ(9)の外周側に設定された環状の流体通路(12)と、前記入力口(6)および流体通路(12)を連通させるように前記ベローズ保持部(8)に設けられた連通部(8a)と、を有し、
    前記入力口(6)、内部空間(5)、出力口(7)、ベローズ保持部(8)、金属ベローズ(9)、ベローズプレート(10)、連通部(8a)および流体通路(12)は、同一中心軸線上に配置されていることを特徴とする水撃防止装置。
  3. 請求項1の水撃防止装置(1)において、
    直線状に貫通形成した内部空間(5)の一端に入力口(6)を設けるとともに他端に出力口(7)を設けたケース(4)と、前記ケース(4)の内部空間(5)を入力口側空間(5a)と出力口側空間(5b)とに仕切るように設けられたベローズ保持部(8)と、前記ベローズ保持部(8)に一端を保持されるとともに他端を遊動端(9a)とした外周側金属ベローズ(9A)と、同じく前記ベローズ保持部(8)に一端を保持されるとともに他端を遊動端(9a)とした内周側金属ベローズ(9B)と、前記両金属ベローズ(9A)(9B)の遊動端(9a)を閉塞したベローズプレート(10)と、前記内周側金属ベローズ(9B)の内周側に設定された流体通路(12)と、前記出力口側空間(6)および流体通路(12)を連通させるように前記ベローズ保持部(8)に設けられた第一連通部(8a)と、前記流体通路(12)および出力口(7)を連通させるように前記ベローズプレート(10)に設けられた第二連通部(10a)と、を有し、
    前記入力口(6)、内部空間(5)、出力口(7)、ベローズ保持部(8)、外周側金属ベローズ(9A)、内周側金属ベローズ(9B)、ベローズプレート(10)、第一連通部(8a)、流体通路(12)および第二連通部(10a)は、同一中心軸線上に配置されていることを特徴とする水撃防止装置。
  4. 請求項1の水撃防止装置(1)において、
    当該水撃防止装置(1)は、当該水撃防止装置(1)の設置箇所にビルトイン方式にて設置されることを特徴とする水撃防止装置。
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