JP2006192472A - コールドピルガー精圧前ダイスの前ガイド - Google Patents

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義昭 松本
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Abstract

【課題】 コールドピルガー圧延材の先端曲がり防止のためのコールドピルガー精圧前ダイスの前ガイドを提供する。
【解決手段】 精圧ダイスを精圧ダイス前ガイドとして複数個設置し、圧延終了地点からガイドまでの距離を短くして圧伸管の振れが少ない時点でガイドに装入することを特徴とするコールドピルガー精圧前ダイスの前ガイド。また、上記精圧ダイス前ガイドの材質を超硬質としたことを特徴とするコールドピルガー精圧前ダイスの前ガイド。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コールドピルガー圧延材の先端曲がり防止のためのコールドピルガー精圧前ダイスの前ガイドに関するものである。
従来、コールドピルガーミルは、実公平7−31841号公報(引用文献1)に開示されているように、ロールダイの移動端に続いて設けられている加工管ガイド以後に、加工管の押込み成形用ダイを設けてなる押込み成形装置を有するコールドピルガーミルが提案されている。
一方、一般にコールドピルガーミルにより圧延加工された金属管の移動経路は、図2によって示される。この図2に示すように、マンドレルを挿通された母管はロールダイ1、2が1往復する毎に送りと回転とを金属管に与えながら圧延され、加工管ガイド3に導びかれ、さらにこれに続いてアウトレットガイド4および保持部5が筒状部6に設けられ、この筒状部6は基体7に軸受8、9を介してスラスト荷重にも耐え得るように回転加工に支持されている。また、このアウトレットガイド4は保持部5へ金属管を案内するものであり、保持部5は金属管の外周を3箇所で接して保持するチャックである。
さらに、上記保持部5は、保持部材5aが軸方向移動部材5bとテーパ部5cを介して接触しており部材5bを軸方向へ押出する押出力を調節することによって金属管を適切な保持力で保持するようになっている。なお、符号10は、筒状部6に設けられている歯車を示す。上述のような構成によって、コールドピルガーミルのロールダイ以降の金属管の移動は行なわれる。この場合に、コールドピルガー圧延材である金属管の先端曲がりが発生すると言う問題があった。
実公平7−31841号公報
上述した特許文献1に開示されている問題を解消する方法の一つとして、図3に示す方法がある。この図3は、従来のアウトレットガイドの詳細図である。この図に示すように、精圧ダイス11の手前には精圧ダイスの寸法より+5mm程度の大きい精圧ダイスの前ガイド12を設置してスムーズに精圧ダイス内に圧伸管14が装入できるようにした。
しかしながら、この方法に改良したとしても、精圧ダイス入口のR部15で圧伸管14の先端が当たり、どうしても座屈し圧伸管14の先端の曲がりが発生し解決するまでに至らなかった。なお、符号13はガイド部を示す。
上述したような問題を解消するために、発明者らは鋭意開発を進めた結果、従来の精圧ダイスの前ガイド12の材質SCM、および形状がテーパ状のものに替えて、超硬でR形状とし、かつ、精圧ダイス11より、0.7〜1.3mmづつの大きさを持つ精圧ダイス11´を上記従来の精圧ダイスの前ガイド12に替えて数個設置したことにより、圧伸管14を精圧ダイス11に滑らかに挿入することが可能となり、座屈が起こり難くなり、その結果、精圧ダイス11に入る時に座屈が起こらなくなるために、先端の曲がりが軽減されるということを見出し、発明をするに到った。
その発明の要旨とするところは、
(1)精圧ダイスを精圧ダイス前ガイドとして複数個設置し、圧延終了地点からガイドまでの距離を短くして圧伸管の振れが少ない時点でガイドに装入することを特徴とするコールドピルガー精圧前ダイスの前ガイド。
(2)請求項1に記載の精圧ダイス前ガイドの材質を超硬としたことを特徴とするコールドピルガー精圧前ダイスの前ガイド。
(3)前記(1)に記載の圧延終了地点からガイドまでの距離を10〜30%短縮させたことを特徴とするコールドピルガー精圧前ダイスの前ガイドにある。
以上述べたように、本発明によるガイドは精圧ダイスとして使用したことにより、本来の精圧ダイスの持つ寸法決めの機能の他にガイドの機能をも持たせることが可能となり、圧伸管の先端での座屈による曲がりが減少され、その結果、再矯正、曲がり部の屑落としを防止することが出来、歩留り、生産性の向上を図ることが出来る等極めて優れた効果を奏するものである。
以下、本発明について図面に従って詳細に説明する。
図1は、本発明に係るアウトレットガイドの詳細図である。この図に示すように、アウトレットガイド4内に精圧ダイス11の前ガイドとして精圧ダイス11よりも寸法が0.7〜1.3mm大きい精圧ダイス11´、精圧ダイス11´を数個設置し、圧延終了地点からガイドまでの距離を従来の距離850mmに対して、120〜180mm短くし、その割合は10〜30%とするのが好ましい。その結果、圧伸管の振れが少ない時点でガイドに装入することが可能となり、よりスムーズに精圧ダイス11に圧伸管を装入し、精圧ダイス11入口のR部での座屈が軽減され先端の曲がりが軽減された。
精圧ダイス11の前ガイドとして精圧ダイス11よりも寸法を0.7mmとしたのは、0.7mm未満ではその効果が十分でなく、また、1.3mmを超えると、その効果が飽和することから、その範囲を0.7〜1.3mmとした。また、その数は複数個設置する必要があり、1個の設置では、上記効果が十分でないからである。しかし、あまり多くても、設備的にコスト高となり、設備費が高くなるわりに効果がそれほど向上しないことから複数個とした。
また、材質が従来のガイドのSCM(JIS規格)から超硬にすることにより、強度の向上を図ることにより、そのために上記条件がより改善され、ガイドに精圧ダイスを使用したことにより、精圧ダイスのもつ本来の寸法決めの機能の他に加えてガイドの機能を持たせることが可能となった。ここで、超硬としては、特にタングステンカーバイトが好ましい。
以下、本発明について実施例によって具体的に説明する。
図3に示す従来のアウトレットガイドと図1に示す本発明に係るアウトレットガイドを使用した場合での圧伸管の先端曲がり値についての比較を表1に示す。この表1に示す圧伸管の先端曲がり値は、圧伸管の先端1500mmでの曲がり値(mm)で評価した。その結果を表1に示す。表1に示すように、No.1〜4は本発明例であり、No.5は比較例である。実際に実施した10回の各々の平均値を見ても分かるように、比較例No.5の平均値が13.07mmの曲がりに対し、本発明例No.1〜4のいずれの平均値も小さいことが分かる。これからも本発明を使用することにより、再矯正、曲がり部の屑落としを防止することが出来、歩留り、生産性の向上を図ることが出来た。
Figure 2006192472
本発明に係るアウトレットガイドの詳細図である。 コールドピルガーミルにより圧延加工された金属管の全体が概略図である。 従来のアウトレットガイドの詳細図である。
符号の説明
1、2 ロールダイ
3 加工管ガイド
4 アウトレットガイド
5 保持部
5a 保持部材
5b 軸方向移動部材
5c テーパ部
6 筒状部
7 基体
8、9 軸受
10 歯車
11、11´ 精圧ダイス
12 前ガイド
13 ガイド部
14 圧伸管
15 精圧ダイス入口のR部


特許出願人 山陽特殊製鋼株式会社
代理人 弁理士 椎 名 彊


Claims (3)

  1. 精圧ダイスを精圧ダイス前ガイドとして複数個設置し、圧延終了地点からガイドまでの距離を短くして圧伸管の振れが少ない時点でガイドに装入することを特徴とするコールドピルガー精圧前ダイスの前ガイド。
  2. 請求項1に記載の精圧ダイス前ガイドの材質を超硬としたことを特徴とするコールドピルガー精圧前ダイスの前ガイド。
  3. 請求項1に記載の圧延終了地点からガイドまでの距離を10〜30%短縮させたことを特徴とするコールドピルガー精圧前ダイスの前ガイド。
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