JP2006191133A - 電子ユニットとシールドケーブルとの接続構造及び接続方法 - Google Patents

電子ユニットとシールドケーブルとの接続構造及び接続方法 Download PDF

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Abstract

【課題】シールドケーブルと電子ユニットとの接続部位において、簡単な構成で高いシールド性能を確保する。
【解決手段】シールド用編組10で覆われる複数の電線12の端末に端子金具16を固定し、前記シールド用編組10にはシールドケース30を接続、固定しておく。各電線端末を電子ユニットのユニットハウジング40に外側から挿通してハウジング内部の回路に接続し、前記シールドケース30をユニットハウジング40の外面に固定することにより、当該シールドケース30によって各電線12とユニットハウジング40との接続部位を外側から覆うとともに、前記ユニットハウジング40を通じてシールドケース30及びシールド用編組10を接地できる状態にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の電線がシールド用編組で覆われたシールドケーブルを、車両に搭載される電子ユニットに接続するための構造及び方法に関するものである。
車両に搭載される電子ユニット(例えば電動モータの制御ボックス)にケーブルを電気的に接続する場合において、当該電線と他の回路との間を遮蔽する必要がある場合には、前記ケーブルとしてシールドケーブルが用いられる。このシールドケーブルとしては、前記各電線を可撓性に富むシールド用編組(例えば銅編組)で覆ったものが多用されている。このようなシールドケーブルを前記電子ユニットに接続するための従来方法の一例を、図9及び図10に基づいて以下に説明する。
1)図9に示すように、シールド用編組10の端末を長さLだけ除去して各電線12の端末を露出させる。
2)図10に示すように、各電線12の端末を皮剥ぎして内部導体13を露出させ、そのすぐ後方の位置にゴム等からなる筒状の防水栓14を外側から嵌着する。この防水栓14は、その先端側から順に、小径の圧着部14a、大径の本体部14b、及びこれよりも大径の鍔部14cを一体に有している。
3)各電線12の端末に端子金具16を固定する。この端子金具16としては、図10に示すように、貫通孔16aをもつリング状の先端部と、その後方に形成された導体バレル部16bと、その後方に形成されたインシュレーションバレル部16cとを有するものを用い、前記導体バレル部16bを前記内部導体13の周囲に圧着するとともに、インシュレーションバレル部16cを防水栓14の圧着部14aの周囲に圧着する。また、図9に示すように、前記シールド用編組10につながるドレイン線15の端末にもリング状の端子金具16′を接続、固定しておく。
4)図9に示すように、電子ユニットのユニットハウジング18に設けられた筒状の挿通部19に各電線12の端末(すなわち端子金具16)を挿通し、さらに各防水栓14を前記各挿通部19に圧入して防水構造を形成する。
5)前記挿通部19を通じてユニットハウジング18内に侵入した各電線12の端子金具16を、当該ユニットハウジング18内に収納された図略の電子回路に接続する。
6)ドレイン線15の端末に固定した端子金具16′にビス22を挿通してユニットハウジング18の外面に設けられたねじ孔20にねじ込むことにより、当該端子金具16′をユニットハウジング18の外面に接触させ、かつ固定する。これにより、前記シールド用編組10をドレイン線15、端子金具16′、及びユニットハウジング18の外面を通じて接地することが可能な状態になる。
前記構造及び方法では、各電線12の端末に端子金具16を固定する際、当該電線端末を露出させるためにシールド用編組10の端末を長さLだけ除去しなければならない。従って、この長さLの領域では各電線12がシールド用編組10で覆われずに外部に露出することになり、その分だけシールド性能は低下することになる。また、シールド用編組10を接地するために、前記各端子金具16とは別に接地用の端子金具16′をドレイン線15の端末に固定し、かつ、この端子金具16′をユニットハウジング18の外面に固定する作業が必要であり、かかる作業は煩わしく、また接続構造も複雑となる。
本発明は、このような事情に鑑み、シールドケーブルと電子ユニットとの接続部位において、簡単な構成で高いシールド性能を確保できる構造及び方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、複数本の電線がシールド用編組で覆われたシールドケーブルの当該電線を電子ユニットの回路に接続するための構造であって、前記各電線の端末に固定され、前記電子ユニット内の回路と接続される端子金具と、少なくとも外面が金属で構成され、前記電子ユニットの回路を収納し、かつ、前記各電線の端末を挿通するための挿通部を有するユニットハウジングと、前記シールド用編組の端部に当該編組と導通可能な状態で固定され、前記各挿通部に挿通された各電線を覆いながら前記ユニットハウジングの外面に固定される金属製のシールドケースとを備え、このシールドケースが前記ハウジング外面に固定された状態で当該ハウジング外面とともに前記シールドケース及びシールド用編組が接地可能になるように構成されているものである。
この構成によれば、各電線とユニットハウジングとの接続部位はシールドケースで覆われているので、シールド用編組からユニットハウジングにまで至る一連のシールド構造を連続形成して高いシールド性能を確保することができる。また、前記シールドケースをユニットハウジングの外面に固定するだけで、当該シールドケースを接地可能な状態にすることができるので、作業も簡単である。
この構造では、前記シールドケース内に収納され、当該シールドケース内における電線同士の相対位置を前記ユニットハウジングにおける挿通部同士の相対位置に対応する位置に固定する電線ホルダを備えることが、より好ましい。この電線ホルダによって電線同士の相対位置を固定しておくことにより、各電線をユニットハウジングの各挿通部に挿通する作業がより容易になる。
さらに、前記各電線に、当該電線の外周面と前記挿通部の内周面との間に介在して電子ユニット内への水の侵入を防止する防水栓が装着される構造においては、これらの防水栓を前記電線ホルダが外側から一括して挟持し、この挟持によって各防水栓を各電線に固定するように構成することにより、簡単な作業で電線に防水栓を固定することが可能になる。
また本発明は、複数本の電線がシールド用編組で覆われたシールドケーブルの当該電線を電子ユニットの回路に接続するための方法であって、前記シールド用編組の端末を前記各電線の端末よりも後退させて各電線の端末に端子金具を固定する工程と、前記シールド用編組の端末に金属製のシールドケースを固定する工程と、少なくとも外面が金属で構成され、前記電子ユニットの回路を収納するユニットハウジングに設けられた挿通部に各電線の端末を挿通する工程と、当該挿通部に挿通した各電線の端末の端子金具を電子ユニットの回路に接続する工程と、前記シールド用編組の端末に固定したシールドケースを前記ユニットハウジングの外面に固定してこのシールドケースが当該ハウジング外面とともに接地可能な状態にする工程とを含むものである。
この方法によれば、一旦編組端末を後退させて各電線を露出させた状態で当該電線の端末に端子金具を固定し、前記編組端末にシールドケースを固定した状態でこのシールドケースにより前記各電線を覆うようにして当該シールドケースをユニットハウジングの外面に固定するようにしているので、編組を除去することなく、簡単な作業でシールド性能に優れた接続構造を構築することができる。
以上のように本発明は、シールド用編組の端末にシールドケースを接続、固定しておき、このシールドケースによって各電線とユニットハウジングとの接続部位を覆うようにしながら当該シールドケースを当該ユニットハウジングに固定し、このユニットハウジングとともにシールドケース及びシールド用編組を一括して接地できるようにしたものであるので、簡単な構成で高いシールド性能を確保することができる効果がある。
本発明の第1の実施の形態を図1(a)(b)(c)に基づいて説明する。なお、前記図9及び図10に示した構成要素と同等の要素には同一の参照符を付し、その説明を省略する。
この実施の形態にかかるシールドケーブルと電子ユニットとの接続方法は次のとおりである。
1)まず、複数の電線12とこれらを覆うシールド用編組10との間に十分な隙間が確保されたシールドケーブルを製造する。このようにルーズなシールドケーブルを製造するには、例えば前記複数の電線12とダミー線とを併せて束ねた電線群の周囲にシールド用編組10を形成した後、前記ダミー線を引き抜くようにすればよい。この方法により、前記ダミー線の分だけシールド用編組10の内側に隙間を形成することができる。この隙間は、次の2)の工程を容易にするためのものである。
2)前記電線12を残してその端末よりも後方の位置へシールド用編組10の端末を後退させることにより、各電線12の端末を露出させる。そして、これら電線12の端末を皮剥ぎして前記図10に示したような内部導体13を露出させ、そのすぐ後方の位置に同図に示したゴム等からなる筒状の防水栓14を外側から嵌着する。
3)各電線12の端末に端子金具16を固定する。この端子金具16も、前記図10に示したように、貫通孔16aをもつリング状の先端部と、その後方に形成された導体バレル部16bと、その後方に形成されたインシュレーションバレル部16cとを有するものを用い、前記導体バレル部16bを前記内部導体13の周囲に圧着するとともに、インシュレーションバレル部16cを前記防水栓14の圧着部14aの周囲に圧着する。
4)シールド用編組10の端末に図1(a)に示すような金属製のシールドケース30を固定する。このシールドケース30は、一方向に大きく開口して各電線12の端末を覆う形状をもつ本体部31と、前記開口の反対側に当該開口よりも小さい面積で開口する絞り部32とを一体に有し、前記本体部31の左右両翼には外側に突出する耳部33が形成され、各耳部33にビス挿通孔34が穿設されている。
このシールドケース30に前記各電線12を絞り部32側から挿通し、当該シールドケース30の絞り部32の外側に編組10の端末を被せる。そして、その上から略C型断面のカシメ金具(略O型断面でもよい。)36を被せてかしめることにより、前記絞り部32に編組10を固定し、かつ、両者を導通可能な状態にする(図1(c)の状態)。なお、シールドケース30に編組10を固定するための具体的な手段は問わず、必要に応じて溶接等を用いるようにしてもよい。
5)図1(b)に示すように、電子ユニットの回路を収納する金属製のユニットハウジング40に、その内外を連通する筒状の挿通部41を形成しておき、これらの挿通部41に各電線12の端末(すなわち端子金具16)を外側から挿入し、さらに各防水栓14を前記各挿通部41に圧入して防水構造を形成する。
6)前記挿通部41を通じてユニットハウジング40内に侵入した各電線12の端子金具16を、当該ユニットハウジング40内に収納された電子回路に接続する。
7)シールド用編組10の端末に固定したシールドケース30における各耳部33のビス挿通孔34にビス38を外側から挿通して前記ユニットハウジング40に設けられたねじ孔42にねじ込むことにより、前記耳部33をユニットハウジング40の外面に接触させ、かつ、これに固定する。これにより、各電線12とユニットハウジング40との接続部位が前記シールドケース30により外側から覆われるとともに、前記ユニットハウジング40を接地することにより当該ハウジング40とともに前記シールドケース30及びシールド用編組10を一括して接地できる状態となる。この接地により、シールド用編組10からシールドケース30を経てユニットハウジング40にまで至る一連のシールド構造を形成することができ、前記接続部位において高いシールド性能を確保することができる。
本発明の第2の実施の形態を図2〜図6に示す。
この実施の形態では、前記各電線12においてその端末よりも若干後方の位置に筒状の防水栓14を嵌着し、それよりも先端側の位置で端子金具16を各電線12の端末に直接固定する。その際、端子金具16のインシュレーションバレル部16cは図示のように電線12の絶縁被覆部に圧着するようにすればよい。また、各防水栓14の表面には多数本の周溝を形成して凹凸をつけ、防水栓14の後端には周溝14dを形成しておく。さらに、防水栓14の後方にはリング状の防水栓固定用金具17を配して電線12の周囲に固定しておく。
次に、前記各防水栓14及び固定用金具17を上下から挟むようにして半割状の上側ホルダ50Aと下側ホルダ50Bとを合体させ、全体として電線ホルダを形成する。図5に示すように、各ホルダ50A,50Bの内周面には、前記防水栓14の周溝14dに嵌合する内向きの突条52a,52bと、前記固定用金具17が嵌合する凹溝54a,54bとをそれぞれ形成しておく。このように各嵌合がなされた状態で両ホルダ50A,50Bが合体することにより、電線12同士の相対位置を固定することができるとともに、電線12に固定された固定用金具17と防水栓14との相対位置も固定することができる。すなわち、上下ホルダ50A,50B及び固定用金具17を媒介として防水栓14を電線12に固定することができる。
なお、各ホルダ50A,50Bは合成樹脂等の絶縁材料で形成しておくことが好ましい。また、固定用金具17については、例えば図6(a)に示すようにそのリング状の本体部から一または複数の耳部17aを外向きに突設し、この耳部17aを挟み込む凹部56a,56bを上下ホルダ50A,50Bにそれぞれ形成するようにすれば、前記凹部56a,56bの挟み込みによって電線12の回転を規制することができるので、この電線12の端末に固定されている各端子金具16の貫通孔16aを常に上向きの状態に保持しておくことが可能になり、これによって当該端子金具16とユニット内回路との接続作業をより容易にすることができる。この効果は、前記耳部17aに限らず、固定用金具17を円形以外の異形断面形状にしてこれを拘束するように電線ホルダ(図例では上下ホルダ50A,50B)を構成することにより、得ることが可能である。
なお、このような固定用金具17を用いる代わりに、ホルダ50A,50Bにより直接電線12を挟持して当該電線12に防水栓14を固定することも可能である。
このように電線ホルダ50A,50Bによって各防水栓14を保持しながら当該電線ホルダをシールドケース30の本体部31内に嵌め込む。このとき、例えば図5に示すようにホルダ50A,50Bの表面に形成した突起51a,51bをシールドケース30側に設けた孔に係合する等してホルダ50A,50Bをシールドケース30内に係止しておくことが、より好ましい。
この状態で各防水栓14をユニットハウジング40に形成された挿通孔44内に圧入するようにすれば、予め前記電線ホルダによって各防水栓14の相対位置関係を前記挿通孔44同士の相対位置関係に対応する位置に固定しているために、各挿通孔44に防水栓14を圧入する作業がより簡単になるとともに、各防水栓14を各電線12に固定する作業も非常に簡単となる。
そのユニットハウジング40内での接続構造の一例を図4及び図5に示す。図例では、前記ユニットハウジング40は、上方に開口する本体45と、その開口を開閉する蓋46とを有している。本体45内にはバスバー基板48で構成された回路が収納され、その適当なバスバー48aにビス49によって各端子金具16が接合され、かつ電気的に接続される。
この接続作業は、前記蓋46を開いた状態で簡単に行うことができる。その後、蓋46を閉じ、当該蓋46とユニットハウジング本体45との間をゴム製のシール部材47等でシールすることにより、ハウジング内のバスバー回路をハウジング外部の水分から有効に保護することができる。
なお、この第2の実施の形態にかかるホルダ50A,50Bを省略する場合でも、例えば第3の実施の形態として図7に示すように、シールドケース30の本体部31の内側に抜け止め突起31aを形成しておき、後端に鍔部14cをもつ防水栓14を筒状の挿通部41に押し込んだ後、この防水栓14の鍔部14cを前記抜け止め突起31aによって後方から押え込むようにしてシールドケース30をユニットハウジング40に固定することにより、防水栓14をユニットハウジング40に対して強固に装着することが可能になる。
その他、本発明は例えば次のような実施の形態をとることも可能である。
(1) 本発明では、シールドケース30の具体的な形状を特に問わない。例えば、第4の実施の形態として図8に示すように、シールドケース30を前記絞り部32をもたない単なる筒状にし、その代わりに編組10の端末10aを末広がりの形状にして前記シールドケース30の本体部にそのまま被せ、カシメ金具36等で固定するようにしてもよい。
(2) 前記防水栓14は用途に応じて適宜省略が可能であり、かかる省略をする場合には、各電線12をそのままユニットハウジング40の挿通部に挿通すればよい。
(3) 前記ユニットハウジング40は、必ずしも全体が金属で形成されていなくてもよく、少なくともその外面が金属で形成されていて導電性を有していればよい。
(4) 本発明において、シールド用編組10により覆われる電線12の本数や配列は特に問わず、当該電線12の配列に応じてシールドケース30の形状を適宜設定すればよい。
(5) 本発明では、各電線12の端末に固定される端子金具16の形状も問わない。例えば、電子ユニット内のバスバーの端部に形成されたタブ端子に嵌合される雌型端子を電線12の端末に固定するようにしてもよい。
(a)は本発明の第1の実施の形態において各電線の端末に端子金具を固定した状態を示す斜視図、(b)は前記電線を覆うシールド用編組の端末にシールドケースを固定した状態を示す斜視図、(c)は(b)のA−A線断面図である。 本発明の第2の実施の形態において各電線の防水栓に電線ホルダを装着する前の状態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態において各電線を電子ユニットの挿通孔に挿通する前の状態を示す斜視図である。 図3に示す電子ユニットの内部構造を示す断面図である。 図4のB−B線断面図である。 (a)は前記第2の実施の形態で用いられる固定用金具の好ましい例を示す斜視図、(b)はその装着状態を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態を示す断面図である。 本発明の第4の実施の形態を示す斜視図である。 従来のシールドケーブルと電子ユニットとの接続構造の一例を示す斜視図である。 シールドケーブルにおける電線の端末に防水栓及び端子金具を固定する構造の一例を示す断面図である。
符号の説明
10 シールド用編組
12 電線
14 防水栓
16 端子金具
30 シールドケース
36 カシメ金具
40 ユニットハウジング
41 挿通部
42 ねじ孔
44 挿通孔(挿通部)
50A 上側ホルダ(電線ホルダを構成)
50B 下側ホルダ(電線ホルダを構成)

Claims (4)

  1. 複数本の電線がシールド用編組で覆われたシールドケーブルの当該電線を電子ユニットの回路に接続するための構造であって、前記各電線の端末に固定され、前記電子ユニット内の回路と接続される端子金具と、少なくとも外面が金属で構成され、前記電子ユニットの回路を収納し、かつ、前記各電線の端末を挿通するための挿通部を有するユニットハウジングと、前記シールド用編組の端部に当該編組と導通可能な状態で固定され、前記各挿通部に挿通された各電線を覆いながら前記ユニットハウジングの外面に固定される金属製のシールドケースとを備え、このシールドケースが前記ハウジング外面に固定された状態で当該ハウジング外面とともに前記シールドケース及びシールド用編組が接地可能になるように構成されていることを特徴とする電子ユニットとシールドケーブルとの接続構造。
  2. 請求項1記載の電子ユニットとシールドケーブルとの接続構造において、前記シールドケース内に収納され、当該シールドケース内における電線同士の相対位置を前記ユニットハウジングにおける挿通部同士の相対位置に対応する位置に固定する電線ホルダを備えたことを特徴とする電子ユニットとシールドケーブルとの接続構造。
  3. 請求項2記載の電子ユニットとシールドケーブルとの接続構造において、前記各電線に、当該電線の外周面と前記挿通部の内周面との間に介在して電子ユニット内への水の侵入を防止する防水栓が装着されるとともに、これらの防水栓を前記電線ホルダが外側から一括して挟持し、この挟持により前記防水栓が電線側に固定されるように構成されていることを特徴とする電子ユニットとシールドケーブルとの接続構造。
  4. 複数本の電線がシールド用編組で覆われたシールドケーブルの当該電線を電子ユニットの回路に接続するための方法であって、前記シールド用編組の端末を前記各電線の端末よりも後退させて各電線の端末に端子金具を固定する工程と、前記シールド用編組の端末に金属製のシールドケースを固定する工程と、少なくとも外面が金属で構成され、前記電子ユニットの回路を収納するユニットハウジングに設けられた挿通部に各電線の端末を挿通する工程と、当該挿通部に挿通した各電線の端末の端子金具を電子ユニットの回路に接続する工程と、前記シールド用編組の端末に固定したシールドケースを前記ユニットハウジングの外面に固定してこのシールドケースが当該ハウジング外面とともに接地可能な状態にする工程とを含むことを特徴とする電子ユニットとシールドケーブルとの接続方法。
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