JP2006189720A - ホログラム記録再生装置 - Google Patents

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JP2006189720A JP2005002842A JP2005002842A JP2006189720A JP 2006189720 A JP2006189720 A JP 2006189720A JP 2005002842 A JP2005002842 A JP 2005002842A JP 2005002842 A JP2005002842 A JP 2005002842A JP 2006189720 A JP2006189720 A JP 2006189720A
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Abstract

【課題】この発明は、ホログラム記録再生装置に関し、ページデータの書き換え時における一時記憶用メモリの容量の削減とコストダウンを図ることを課題とする。
【解決手段】ホログラム記録媒体の記録領域に参照光を照射する参照光照射部と、ホログラム記録媒体に書き込むべきページデータに対応づけて変調された情報光を照射する情報光照射部と、前記媒体にすでに書き込まれていたページデータAを書き換える処理を実行する書換制御部とを備え、前記書換制御部が、前記参照光を照射させ、前記書換要求されたページデータAを読み出す読出部と、前記読み出されたページデータAを記憶する記憶部と、前記記憶されたページデータAに対して、指示された変換を行いページデータA'を生成するデータ変換部と、前記生成されたページデータA'を、ページデータAが記録されていた記録領域とは異なる領域に書き込むように、前記参照光と情報光を照射させる書込部とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、ホログラム記録再生装置に関し、特に、参照光と情報光の2つの光束を用いてホログラム情報を記録し、参照光を用いてホログラム情報を再生するホログラム記録再生装置に関する。
情報を同じ位置に多重記録する方法としてホログラム記録方法が提案されている。ホログラム記録とは、記録媒体上の同じ位置に参照光と情報光を照射し、参照光の照射角度や波長を変化させることにより、異なる干渉を発生させ、媒体上の同じ位置に異なる情報を重ねて記録するものである(特許文献1参照)。
ホログラムの多重記録方法としては、次の4種類のものが知られている。
図7に、従来のホログラム多重記録の方法の概略説明図を示す。
図7においては、次の4つの方法を示している。
(a)角度多重記録
(b)波長多重記録
(c)位相コード多重記録
(d)シフト多重記録
図7において、2次元データ13が空間変調器5に与えられると、光強度分布が均一な情報光18が2次元データに対応する光分布を持った変調情報光に変調される。変調情報光は対物レンズ7により集光され、ホログラム記録媒体20の所望の位置に照射される。
また、この変調情報光が照射された位置と同じ位置に、同時に参照光19が照射される。同じ位置に変調情報光と参照光19とが照射されると、光の干渉作用により、与えられた多数の2次元データは、同じ位置に3次元的な情報として多重記録される。
また、ホログラム記録媒体に記録された情報は、記録時と同じ条件の参照光のみを照射することで再生することができる。ホログラム記録では、1つの2次元データが記録の一単位となり、この2次元データのそれぞれをページデータとも呼ぶ。
図7の(a)〜(d)において、情報光18の与え方は同じであるが、参照光19の与え方が異なる。
図7(a)の角度多重記録では、参照光19の入射角度を変更することで、2次元のページデータを多重記録する。
図7(b)の波長多重記録では、参照光19の波長を変更することで、ページデータを多重記録する。
図7(c)の位相コード多重記録では、位相コード変調器14を用い、これにより参照光12の位相を変えることで、ページデータを多重記録する。
図7(d)のシフト多重記録では、情報光18と参照光19の照射位置は固定しておき、ホログラム記録媒体20を少しずつ回転させ、記録すべきページデータの一部分をオーバラップさせながら多重記録する。
特開2004−158114号公報
このようなホログラム記録では、従来の光磁気記録媒体などに比べて、データの記録密度を大幅に向上させることができる。しかし、一度記録された情報を書き換える場合、ホログラム記録媒体では、同じ位置に多数のデータが多重化されて記録されているため、通常のハードディスクや光磁気ディスクのように、古いデータを記録した領域に、新しいデータを上書きすることはできない。また、多重化されたデータのうち一つのデータごとに消去することもできない。
ホログラム記録媒体に記録されたデータを書き換えるためには、ある領域に記録されたデータをすべて読み出してRAM等に一時記憶した後、その領域のデータをすべて消去し、読み出して一時記憶したデータに対して書き換えを実行し、その後、RAMの中の書き換えられたデータを記録媒体に多重記録するという一連の処理をする必要がある。
図8に、従来のホログラム記録媒体に対する記録処理と、書き換え処理の概略説明図を示す。
ここでは、3枚のページデータを角度多重記録する場合を示している。すなわち、同一の領域に、記録媒体に対する入射角度がそれぞれ異なる参照光A,B,Cを照射して、3枚のページデータ(1,2,3)を多重記録する。
図8(a)において、たとえば、ページデータ1に対応する情報光に加えて参照光Aが照射されると、ページデータ1が、ホログラム記録媒体の記録面に記録される。
同様に、参照光Bが照射されたときに、ページデータ2に対応する情報光が照射されると、ページデータ2が、同じ記録面に記録される。
また、ページデータ3に対応する情報光と参照光Cが照射されると、ページデータ3が、同じ記録面に記録される。このとき、3枚のページデータは、図8(a)に示すように、1つの記録面に重なった状態で記録される。
次に、図8(a)のような記録状態において、ページデータ1のみを書き換える要求があった場合について説明する。このとき、図8の(b),(c),(d)の一連の処理が行われる。
まず、図8(b)に示すように、参照光A,B,Cのみを照射することにより、すでに記録されていたすべてのページデータ(1,2,3)を再生する。再生されたページデータ(1,2,3)は、RAM等の記録装置に一時的に格納される。
次に、一時的に格納されたページデータのうち、ページデータ1「C」を、新しいページデータ1「H」に再符号化し、書き換える。
図8(c)において、ページデータ(1,2,3)が書き込まれている記録面の消去を行う。このとき、ページデータ1のみを選択的に消去することはできず、すべてのページデータ(1,2,3)が消去される。
次に、図8(d)において、3つのページデータの記録を行う。ここでは、記録装置に一時記憶されている新ページデータ1,ページデータ2,およびページデータ3を、それぞれ参照光A,B,Cを用いて多重記録する。
以上の一連の処理により、多重記録された3つのページデータのうち、ページデータ1の書き換えが行われる。
ホログラム記録された1つのページデータには、たとえば数100キロバイト程度の大量のデータが含まれている。1つのページデータの中で、1バイトだけが変更される場合でも、そのページデータ全体の書き換え処理が必要である。
また、ホログラム記録では、ページ単位ごとのデータの書き換えができないので、ある1つのページデータを書き換える場合でも、1つの領域内に多重化されたすべてのページデータを一時記憶することができる容量(たとえば、100メガバイト程度)のメモリを備える必要がある。
したがって、大容量のデータを記録すればするほど、より大容量の一時的な記憶装置を必要とするため、装置コストが高くなる。
また、ごく少量のデータ書き換え要求であっても、上記した図8(b),(c),(d)のような再生,消去,記録という一連の処理を伴うため、パソコンなどの上位装置から見たデータ転送速度が遅いという問題がある。
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであり、データの書き換えを行う対象のページデータのみを一時記録することにより、データ書き換えのために必要となる一時記録装置の容量を減らし、コスト削減と、データ書き換え時のデータ転送速度の向上を図ることのできるホログラム記録再生装置を提供することを課題とする。
この発明は、ホログラム記録媒体の同一の記録領域に多重記録された複数のページデータの中から特定のページデータを読み出すための参照光を、前記記録領域に照射する参照光照射部と、ホログラム記録媒体に書き込むべきページデータに対応づけて変調された情報光を、前記参照光を照射する記録領域と同一の領域に照射する情報光照射部と、ホログラム記録媒体にすでに書き込まれていたページデータAを書き換える要求を受けて、そのページデータAを書き換える処理を実行する書換制御部とを備え、前記書換制御部が、前記参照光照射部から前記参照光を照射させ、前記書換要求によって特定された前記ページデータAを読み出す読出部と、前記読出部によって読み出されたページデータAを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されたページデータAに対して、前記書換要求によって指示された変換を行いページデータA'を生成するデータ変換部と、前記参照光照射部と情報光照射部を駆動して、前記データ変換部によって生成されたページデータA'を、前記ページデータAが記録されていた記録領域とは異なる領域に書き込むように、前記参照光と情報光を照射させる書込部とを備えたことを特徴とするホログラム記録再生装置を提供するものである。
これによれば、書換要求のあった対象ページのデータのみを一時的に記憶して書換処理を実行するので、ページデータの書換えに利用する記憶部の容量を従来よりも削減でき、コストダウンを図ることができる。
また、この発明は、前記書換制御部が、前記書き換え後のページデータが記録された記録領域の位置を示した論理アドレスを管理するアドレス管理部を備え、前記アドレス管理部は、書換要求のあったページデータAがページデータA'に書き換えられた後、前記ページデータAの記録された位置を示す論理アドレスを、前記ページデータA'が記録された記録領域の位置を特定した物理アドレスに書き換えることを特徴とする。
さらに、前記書換制御部は、書換要求のあったページデータAを前記ページデータA'に書き換えた後に、前記ページデータAに対する再生要求があった場合は、前記アドレス管理部によって管理されているページデータAの論理アドレスである前記ページデータA'が記録された記録領域の位置を特定した物理アドレスを参照して、ページデータA'を読み出す再生部を、さらに備えたことを特徴とする。
これにより、元のページデータAに対するアクセス要求があった場合に、新たな記憶領域に書き換えられたページデータに対してアクセスすることができるようになる。
また、この発明は、前記ホログラム記録媒体が、基板上に複数の記録領域が積層された多層構造の媒体であり、前記書換制御部は、すでに記録されたページデータAを書き換える要求があった場合には、前記ページデータAが記録されていた層とは異なる層内の空き記録領域に、書き換え後のページデータA'を書込むことを特徴とする。
さらに、前記ホログラム記録媒体の同一の記録領域Bに多重記録されていた複数のページデータがすべて他層の空き領域に書き換えられた場合は、前記複数のページデータが多重記録されていた前記記録領域Bに対し、消去処理を行う消去部をさらに備えたことを特徴とする。
これによれば、消去された元の記録領域は、新たな書き換え用の記録領域として使用できる。
また、この発明は、前記書換要求によって特定されたページデータAを含む記録領域に多重記憶された複数のページデータをすべて他層の記録領域に書き換える場合、前記書換制御部は、複数のページデータに対してページごとに、読出部による読出処理,記憶部への記憶処理,データ変換部によるデータ変換処理,および書込部による書込み処理を実行させ、逐次的にページデータの書き換えを行うことを特徴とする。
さらに、前記ホログラム記録媒体が2層の記録領域を持つ媒体であり、前記参照光照射部が、第1層の記録領域に合焦し、かつ第1層に記録されたページデータの読み出しおよび書込みに使用する第1参照光を照射する第1参照光照射部と、第2層の記録領域に合焦し、かつ第2層に記録されたページデータの読み出しおよび書込みに使用する第2参照光を照射する第2参照光照射部とからなり、前記書換制御部は、第1層の同一記録領域に多重記録された複数のページデータを、第2層の記録領域に書き換える場合には、前記読出部が前記第1参照光を利用して前記複数のページデータのうち特定のページデータCを読み出す処理と、前記書込部が前記第2参照光を利用して前記特定のページデータCと異なるページデータを第2層に書き込む処理とを並行して実行させることを特徴とする。
これによれば、2つの処理を並行して実行させるので書き換え時のデータ転送速度を向上させることができる。
この発明において、ホログラム記録媒体とは、基板上に形成された同一の記録領域に、2次元情報であるページデータを、複数個多重記録することのできる媒体である。
参照光とは、多重化されたページデータのうち、特定のページデータを読み出すために用いられる光であり、ページデータの書き込みの場合には、情報光と同時に照射して利用される光である。
情報光とは、ページデータの書き込みに用いられる光であり、書き込むべきページデータの内容に対応づけて変調された光である。媒体の特定の記録領域に、同時に、情報光と参照光とを照射することにより、情報光に対応づけられたページデータが記録領域に記録される。また、参照光の特性を変えることにより、同一記録領域に、複数のページデータが記録される。
参照光照射部および情報光照射部は、主として、レーザ光を発光する光源,対物レンズ,プリズムなどからなる光学素子,レンズの位置や角度を制御するフォーカスアクチュエータなどから構成される。
情報光照射部は、記録されるページデータに対応させて光を変調する空間光変調器を備える。
書換制御部は、上記したような読出部,記憶部,データ変換部,書込部,アドレス管理部,再生部を主として備えるが、この他に、読出時において媒体からの反射光である再生光を検出する部分(2次元撮像素子)や、誤り訂正のための符号化部および復号化部、光の変調部および復調部なども含む。この書換制御部は、後述する記録再生信号処理部に相当する部分であり、LSI化されたDSPとして実現される場合の他、CPU,ROM,RAM,I/Oコントローラ,タイマーなどを含むマイクロコンピュータによって実現することもできる。
この発明によれば、1つの記録領域に記録された複数のページデータを逐次的に読み出して書き換え処理をするので、ページデータの書き換え時における一時記録のためのメモリ容量を従来よりも削減でき、コストダウンを図ることができる。
また、多層構造の記録媒体の場合は、書き換え要求のあったページデータのみを読み出して書き換え処理をするので、多重化された全ページデータの書き換えを実行する場合よりも、書き換え処理のデータ転送速度を向上できる。
以下、図面を使用して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の実施例の記載によって、この発明が限定されるものではない。
<ホログラム記録再生装置の構成>
図1に、この発明のホログラム記録再生装置の一実施例の構成ブロック図を示す。
図1において、この発明のホログラム記録再生装置は、主として、光源1,コリメータレンズ2,第1ビームスプリッタ4A,第2ビームスプリッタ4B,空間光変調器5,2次元撮像素子6,記録光と再生光兼用の対物レンズ7,参照光用の対物レンズ8,プリズム9,反射ミラー10,およびフォーカスアクチュエータ11とから構成される。
また、記録再生されるデータ信号の処理を行う記録再生信号処理部30,コントローラI/F36および、記録すべきユーザデータを作成するパソコン等の上位装置37とを備える。
パソコン37から与えられたユーザデータは、コントローラI/F36を介して、記録再生信号処理部30の記憶部35に記録される。記憶部35は、RAMなどの高速アクセス可能な半導体素子を用いることが好ましい。
記録再生信号処理部30は、主として、ユーザデータを一時記憶する記憶部35、与えられたユーザデータを符号化し、誤り訂正符号を生成する誤り訂正符号化部34、符号化されたユーザデータを空間光変調器5へ与える形式のデータに変換する変調部33、2次元撮像素子6から得た再生データを復調する復調部31、復調されたデータに対して誤り訂正復号化処理をする誤り訂正復号化部32とから構成される。
また、ホログラムデータを記録する記録媒体20は、基板21上に、反射膜22,ホログラム記録層23,および保護膜24をこの順に積層した媒体であり、保護膜24側から情報記録光(以下、情報光とも呼ぶ)18と、記録参照光(以下、参照光とも呼ぶ)19とを照射する。ホログラム記録層23の中に、複数個のページデータが多重記録される。
レーザ光源1は、たとえば半導体レーザ素子からなり、記録モードあるいは再生モードにおいて所定波長のレーザビームを出射するものである。このレーザ光源1からは、レーザビームがガウス分布状の光強度分布をもって出射される。レーザビームの光強度は、光束密度に比例する。
コリメータレンズ2は、レーザ光源1から出射したレーザビームを平行ビームに変換するものである。このコリメータレンズ2から平行ビームとして出射されるレーザビームもまた、ガウス分布状の光強度分布をもつ。
出射された平行ビームは、第1のビームスプリッタ4Aに入射され、2つの方向に分離される。
第1のビームスプリッタ4Aは、コリメータレンズ21から出射されたレーザビームを受け、このレーザビームを空間光変調器5に向かうホログラム記録用の情報光18と、これとは別の光路を経て対物レンズ8へと向かう参照光19とに分離する。第2のビームスプリッタ4Bは、空間光変調器5から対物レンズ7へと情報光18を透過させる一方、記録媒体20から対物レンズ7を通して戻ってくる再生光を受け、この再生光を2次元撮像素子6へと導く。
空間光変調器5は、たとえば液晶表示装置あるいはDMD(Deformable Mirror Device)からなり、記録モード時にのみ使用される。この空間光変調器5は、第1のビームスプリッタ4Aを経て導かれてくる光強度分布が均一な情報光を2次元的な情報を表す情報光(2次元情報光)18に変調するものである。
また、この情報光18は、記録再生信号処理部30の変調部33から与えられたユーザデータに対応する分布を持つ光である。
2次元撮像素子6は、たとえばCCDエリアセンサあるいはCMOSエリアセンサからなり、主として再生モード時に使用される。この2次元撮像素子6は、受光した再生光をデジタル信号に変換することにより、記録媒体20の記録層23にホログラムとして記録された2次元的な情報を取り出す部分である。
取り出された2次元情報であるデジタル信号は、記録再生信号処理部30の復調部31へ送られる。
記録光・再生光兼用の対物レンズ7および参照光用の対物レンズ8およびプリズム9は、ヘッドユニット12に一体化されており、参照光用の対物レンズ8は、記録光・再生光兼用の対物レンズ7に対して所定角度をなすように配置されている。この参照光用の対物レンズ8には、第1のビームスプリッタ4Aから反射ミラー10およびプリズム9を介して参照光19が導かれてくる。
ヘッドユニット12は、一方の対物レンズ7を通る記録光と他方の対物レンズ8を通る参照光とが記録媒体20の記録層23において互いに干渉するように、フォーカスアクチュエータ11によって記録媒体の厚み方向に変位させられる。
フォーカスアクチュエータ11は、電磁コイルなどで構成され、2つの光束(情報光18,参照光19)の干渉を調整する駆動手段である。
たとえば、角度多重の場合は、対物レンズ8を駆動し、媒体に対する参照光19の入射角度を調整するものである。
記録モードの場合、光源1から出射したレーザビームは、コリメータレンズ2,第1のビームスプリッタ4A,空間光変調器5,第2のビームスプリッタ4B,対物レンズ7を順次経ることにより、情報光18として記録媒体20に照射される。また、光源1から出射したレーザビームは、コリメータレンズ2,第1のビームスプリッタ4A,反射ミラー10,プリズム9,対物レンズ8を順次経ることにより、記録媒体20の記録層23で上記情報光18と干渉するように参照光として照射される。記録層23においては、空間光変調器5により2次元情報光として変調された情報光18と参照光19とが光学的に干渉する結果、2次元的な情報を含むホログラムが記録される。
一方、再生モード時、図2に示されているように、第1のビームスプリッタ4Aから対物レンズ8を経て参照光のみが記録媒体20の記録層23に照射される。記録層23の照射部位では、情報光および参照光の干渉によって記録されたホログラムに基づく再生光が生じ、この再生光が対物レンズ7および第2のビームスプリッタ4Bを通して2次元撮像素子6に受光される。これにより、媒体20にホログラムとして記録された情報が再生される。
図2に、この発明の記録再生装置の他の実施例の構成ブロック図を示す。ここでは、2つのヘッドユニット(12a,12b)を備える点が、図1と異なる。ヘッドユニット12aは、空間光変調器5と対物レンズ71とを備え、ヘッドユニット12bは、2次元撮像素子6と対物レンズ72とを備える。対物レンズ71からは情報光18が出射され、対物レンズ72を介して、基板20からの反射光が受光される。
図示していないが、参照光29を照射するための構成は図1と同様に必要となる。
この図2の装置においても、データの記録,再生および書き換え処理は図1と同様にして行うことができる。
次に、この発明のデータの書き換え処理の実施例について説明する。
〔実施例1〕
実施例1では、ホログラム記録層23が、複数の層から構成されている場合を考える。
図3に、この発明の実施例1のホログラム記録媒体と、書き換え処理の概略説明図を示す。
ここでは、図3(a)に示すように、ホログラム記録層23がn層からなるものとし、保護膜24に最も近い記録層(1)に情報光18と参照光19とを照射して、複数のページデータを多重記録するものとする。
たとえば、書き込むべきページデータが5ページあるとすると、初めての記録時には、この5ページとも記録層(1)に記録される。ただし、ページごとに、参照光19の入射角度は異ならせて照射される。
図3(a)の初期記録状態では、記録層(1)のみが使用されている。
この実施例1では、ホログラム記録層23のうち、記録層(2)〜(n)は、データの書き換え要求があった場合に、その書き換え後のデータを記録するのに用いられる。
すなわち、記録層(1)は1回目の多重記録用に用いられ、その他の記録層(2〜n)は、データの書き換え用に用いられる。
たとえば、すでに記録されていた5ページのうち、3ページ目に含まれるデータAのみに対して書き換え要求があった場合、記録層(1)にすでに記録された5ページ分のデータはそのままで、書き換え要求のあった3ページ目に対する書き換え後のページデータA′を記録層(2)に記録する。この書き換え処理の詳細を説明すると次のようになる。
図3(b)において、書き換え要求のあったページに対するページデータAのみを、記録層(1)から読み出す。たとえば、書き換え要求のあったページが3ページ目であったとすると、3ページ目を記録したときに照射した参照光19のみを照射して、得られた再生光15を2次元撮像素子6で受光し、3ページ目のみのデータAを記憶部35に一時記憶させる。このとき、他のページ(1,2,4,5)は、読み出さない。
次に、一時記憶されたデータAを、書き換え要求で指示されたデータA′に変更し、書き換え後のページデータA′を生成する。これにより、新しい3ページ目のデータが生成される。
生成された書き換え後の3ページ目のページデータA′は、誤り訂正符号部34および変調部33に順次与えられる。そして最終的に空間光変調器5に与えられて、書き換え後の情報光16が生成される。
一方、この書き換え後の情報光16が照射されるとき、同時に、書き換え後の3ページ目のページデータA′を記録層(2)に記録するために、3ページ目に対応した参照光19を照射する。この場合、フォーカスアクチュエータ11は、照射する情報光18と参照光19とが記録層(2)において干渉し、この層内にページデータA′が記録されるようにヘッドユニットの対物レンズ等を調整する。
以上の処理により、最上位の記録層(1)のすべてのページデータは消去されずにそのまま残っているが、書き換えるべきページのページデータのみが、異なる記録層(2)に新たに記録される。
また、3ページ目が書き換えられたことや、書き換え後の3ページ目のデータが記録層(2)のどこに記録されたかを示す情報が、論理アドレスを管理する媒体上のデータファイル管理情報領域に格納される。この書き換え処理は、記録再生信号処理部30の中の図示しないアドレス管理部に相当する部分で行われる。
一方、3ページ目のデータを再生する場合は、記録層(1)の元のデータを再生するのではなく、記録層(2)に新たに記録された3ページ目のデータを再生するようにする。
また、書き換えられたページがあるかどうか、あるいはどのページデータがどの記録層(1〜n)に記録したかについての情報は、アドレス管理部によって、媒体上のデータファイル管理情報領域に記憶するようにすればよい。
以上のように、この実施例1では、書き換えるべきページのみを記憶部35に一時記憶すればよいので、記憶部35として備えておくべき容量を削減することができ、コストダウンを図ることができる。
また、書き換え要求のあったページのみデータの再生を行うので、多重化された全ページをすべて再生する方法に比べて、データ転送速度を向上させることができる。
また、フォトポリマー材料に代表される1回のみ記録可能な追記型媒体では、1回目の記録は最上の記録層(1)のみを使用し、その後書き換え要求のあったときは、その下層に記録するようにすればよい。ここで、n個の記録層を持つ場合には、書き込み回数の上限を記録層の数(n)とする。すなわち、n層の記録層を持つ媒体は、n回の書き込みが可能な記録媒体として販売することができる。ただし、媒体の記録容量は、1層の記録層の記録容量で規定される。
また、図3(b)では、書き換え後のページデータは、書き換え前のページデータの下方の記録層に記録する例を示したが、直下の記録層に記録するのではなく、異なる層の中で書き換え前のページデータの位置の直下ではない位置に記録してもよい。あるいは、同じ記録層(1)の中であってまだ情報の記録されていない空き領域に記録してもよい。
また、フォトリフラクティブ材料に代表される書き換え可能な媒体では、複数のページデータが初期記録された1つの多重化領域に含まれていたすべてのページデータが、他の層に書き換えられた場合、この初期記録された多重化領域の元のページデータをすべて消去し、以後の書き換え要求時に、書き換え領域として使用してもよい。
また、多数の書き換えが発生し、しだいに書き換え可能領域が減少していくが、いくつかのページデータが書き換えられた初期記録領域でまだ使用されているページデータと、下層の記録層に記録された書き換え後のページデータとを集めて再多重化し、空き領域に記録するようにしてもよい。
この場合、再多重化前の初期記録領域のページデータを消去すれば、その初期記録領域は、書き換え領域として使用することができる。
〔実施例2〕
追記型ホログラム媒体における書き換え処理の実施例について説明する。
ここでは、追記型ホログラム媒体の書き換え回数をmとし、1つの領域に対して多重化することのできる多重化限度数をn(>m)とする。また、初期記録時に利用する多重度を、n/(m+1)とし、多重化されるページデータは、mページだけとばして記録する。書き換え要求が発生した場合は、初期記録されたページの間の空きページ部分に多重記録する。
たとえば、書き換え回数mを1とし、多重化限定数nを6とする。このとき、利用する多重度は6/(1+1)=3となる。1つの領域に6ページ分のページデータを記録することが可能であるが、初期の多重記録は、3ページまでとする。
また、多重化する3ページ分のデータは、1ページごとの間を開けて記録する。
角度多重の場合を考えると、参照角の入射角度を予め6つ用意し、そのうち3つを用いて初期記録をする。
たとえば、参照光19の入射角度を、10,40,70,100,130,160度の6つを用いて多重化を可能とした場合、初期記録では、10度,70度および130度の3つの参照光19を用いて、3ページ分のページデータを多重記録する。
この後、ページデータの書き換え要求があった場合には、まだ使用していない角度(40度,100度,160度)の参照光19のいずれかを用いて書き換え後のページデータを記録する。書き換えがあった場合、初期記録で用いられたページ番号の論理アドレス情報を、書き換え後のページ番号に対応する論理アドレスに書き換えればよい。
この場合も、初期記録されたページデータは消去しなくてもよい。書き換えられたページデータを再生する場合は、書き換え後のページ番号に対応するページデータを読み出せばよい。
図4に、この発明の実施例2の書き換え処理の説明図を示す。
図4では、シフト多重記録の場合を示している。
図4(a)は、6つのページデータの多重記録が可能な例を示しており、20μmずつ位置をずらして6つのページデータを記録する場合を示している。
ここでも、n=6,m=1であるとすると、実際に利用する多重度は3となり、3ページ分だけ多重記録する。
図4(b)は、初期記録するページ位置を示したものであり、3ページ分のデータは、それぞれページ位置1,3,5のところに記録される。すなわち、3ページ分のデータが40μmの間隔をあけて、奇数ページの位置に初期記録される。
一方、書き換え要求があった場合は、すでに書き込まれた奇数ページ位置のページデータはそのままで、図2(c)の残りの偶数ページ位置2,4,6の位置に、書き換え後のデータを記録する。このとき、図2(c)のように第1ページの左端を基準とし、20μmオフセットした位置を第2ページの記録位置として書き換えられた第2ページのデータを記録し、さらに、40μm間隔を空けて、偶数ページ(4,6)の位置に、他の書き換えられたページデータを記録する。
この実施例2においても、書き換え要求のあったページデータのみの再生と一時記憶をすればよいので、一時記憶のための記録容量の削減とコストダウン、およびデータ転送速度の向上ができる。
〔実施例3〕
ここでは、同一平面内の他の領域へ、ページデータを移動させる書き換え処理について説明する。
すなわち、ある多重化領域に記録されたページデータの1つに書き換え要求があった場合、そのページデータを含むその多重化領域のすべてのページデータを、同一平面内の他の空き領域に移動する。
この実施例3では、1つの多重化領域Bにすでに書き込まれていたページデータを順次読み出して、一時記憶し、書き換え要求で指示されたデータに書き換えた後に他の空き領域に書き込むという処理の後に、元の多重化領域Bを消去するという処理を行う。
ただし、多重化領域Bのすべてのページデータを同時に一時記憶する必要はなく、順次一時記憶するようにすればよいので、一時記憶する記憶容量を節約することができる。
図5に、この実施例3における書き換え処理の説明図を示す。
図5(a)は、実施例3の初期記録状態を示している。
図は、記録媒体20を上方から見た平面図であり、記録領域は、図の左右方向に長いトラックに分離され、1つのトラックは、正方形状の多数のデータブロックに分けられているとする。1つのデータブロックが、複数のページデータを多重記録できる多重化領域に対応する。
ここで、図5(a)に示すように、奇数トラックは初期記録用に用いられ、偶数トラックは、書き換え用の領域として確保するものとする。すなわち、初期記録時は、奇数トラックごとにその空き領域に対してページデータが多重記録されていき、偶数トラックは使用されない。
図5(a)の丸印で囲まれた1つの多重化領域B(データブロック)に、書き換え要求が発生したとすると、図5(b)のようにページデータの読み出し,一時記憶,書き換え,記録処理が順次行われた後、図5(c)のように、元の多重化領域Bの消去処理が実行される。
図5(b)では、丸印で囲まれた領域Bに含まれるすべてのページデータが、すぐ下の偶数トラックの中で、その領域Bの右下のデータブロックに書き換え移動されることを示している。
ここで書き換え要求のないページデータはそのままの値が書き込まれ、書き換え要求のあったページデータのみについて、書き換え後のデータが書き込まれる。
また、図5(b)の処理において、多重化されたすべてのページデータの読出し、一時記憶,再記録が行われるが、すべてのページデータに対して同時に一時記憶するのではなく、逐次的に行う。
たとえば、3ページ分のデータが多重化されているときに、3ページ目のみの書き換え要求があった場合、まず1ページ目のページデータのみ読み出して一時記憶し、そのまま偶数トラックの空き領域に書き込む。次に2ページ目のページデータのみを読み出して一時記憶し、そのまま偶数トラックの1ページ目を書き込んだ領域に多重記録する。
次に、3ページ目のページデータのみを読み出して一時記憶し、データを書き換えた後、1ページ目と同じ領域に多重記録する。このような逐次処理をすれば、一時記憶のための記録容量を節約できる。
図5(c)では、元の奇数トラックの領域Bを消去する処理をすれば、元のすべてのページデータが消去され、空き領域となる。したがって、この空き領域Bは、その後の書き換え領域として使用することもできる。
この実施例3では、書き換え要求のあったページデータを含む多重化データの記録位置として設定されていた論理アドレスを、すべて、書き換え後の新しい領域に割り当てられている新しい物理アドレスに書き換える必要がある。
図5(c)のように書き換えられた後に、書き換え要求があったページデータを再生する場合は、書き換え後の領域の位置を示す新しい論理アドレスを利用してそのページデータの再生を行えばよい。
追記型の媒体では、予め書き換え領域(図5(a)では偶数トラックのデータブロック)の数を定め、その数を書き換え可能回数とすればよい。
また、書き換え可能媒体では、書き換え後に生成される空き領域を次回の書き換え領域として用いればよい。
〔実施例4〕
ここでは、2層構造の記録層23を持ち、データの書き換え要求があったときに、一方の記録層内の1つの多重化領域に記憶されていたページデータをすべて、他層の空き領域へ移動させる実施例について説明する。ただし、層の数は2つではなく、一般にn個(n≧2)であればよい。
図6に、この実施例4の2層書き換え処理の説明図を示す。図6(a)は、記録媒体の断面図であり、初期記録状態を示している。
1つの記録層(1,2)はそれぞれ適当な大きさのデータブロックに区切られ、この1つのデータブロックごとに、多重化されたページデータが記録される。
図6(a)では、記録層1にページデータが記録された状態を示しているが、1つのデータブロックに5つのページデータが多重記録された場合を示している。また、多重化イメージを説明するために5ページ分のデータを階層的に記録されるように図示しているが、実際には、図1等で説明したように、同じ位置に5つのページデータが記録される。
この実施例4では、記録する層が2つあるので、記録層1にフォーカスする参照光群Aと、記録層2にフォーカスする参照光群Bを照射する構成を有する。初期記録時および奇数回目の書き換え記録時は、参照光群Aを用いて記録層1へ記録し、偶数回目の書き換え記録時は、参照光群Bを用いて記録層2へ記録する。
すでに記録されたページデータの再生と、書き換え後のページデータを他層に記録する処理とを同時に行うためには、参照光群AとBとを照射する構成はそれぞれ独立に備えることが好ましい。ただし、参照光群を照射するために1組の構成を備え、参照光のフォーカス位置を記録層1と2に切り替えるような構成を備えてもよい。
図6(a)の初期記録状態では、記録層1のみにページデータが記録され、記憶層2はまだデータが記録されていない空き領域である。
この状態で、記録層1のあるデータブロックの中の特定のページデータに書き換え要求があったとする。このとき、書き換え要求のあった特定ページデータを含むデータブロックに含まれるすべてのページデータを逐次的に再生し、一時記憶した後、再符号化する処理を行い、空き領域のある記録層2に書き込む。
記憶層1の1つのデータブロックに5ページ分のデータが多重化されている場合で、その2ページ目に書き換え要求があった場合を考えると、参照光群Aを用いて、まず、1ページ目のページデータが読み出され、一時記憶される。1ページ目は書き換え要求はないので、そのまま再符号化された後、参照光群Bを用いて、書き換え後の領域として指定された記録層2の所定のデータブロックに書き込む。
次に、参照光群Aを用いて、2ページ目のページデータが読み出され、一時記憶される。ここで、参照光群A,Bを照射する構成を別々に備えた場合は、1ページ目のページデータの記録層2への書込み処理と、2ページ目のページデータの記録層1からの読出し処理とは、用いる参照光群が異なるので、同時に並行して行うことができる。すなわち、データの書き換え処理において、ある1つのページデータに対する一連の処理の中の最後の書込み処理と、次のページデータに対する一連の処理の中の最初の読出し処理とを並行して行うことができるので、1つのデータブロック全体のデータの移動にかかる時間を短くすることができる。
2ページ目のページデータは、書き換え要求のあったページなので、一時記憶したページデータに対して書き換え処理を実行した後、その書き換え後のページデータを、記録層2の中の1ページ目を書込んだブロックと同じデータブロックに書込む。
3ページから5ページ目のページデータについては、書き換え要求がないので、1ページ目と同様にして、記録層2の中の同じデータブロックに対して、逐次的に書込み処理を行う。
以上の一連の処理により、図6(b)に示すように書き換え要求のあったページデータを含むデータブロック内のすべてのデータが、他の記録層にコピーされる。
このとき、元のページデータがあった位置を示す論理アドレスは、書き換え後のデータブロックの位置を示す新論理アドレスに書き換えられる。後に、この書き換え後のデータブロックのページデータを再生するときは、新論理アドレスを用いて行われる。
最後に、図6(c)に示されるように、記録層1に記録された元のページデータをすべて消去する。これにより、元のページデータが記録されていた位置のデータブロックは空き領域となり、次の書き換え領域として使用することができる。
図6(c)において書き換えが終了すると、記録層1に記録されていたページデータがすべて、記録層2に移動されたことになる。この実施例では、1つのページデータの書き換え要求があると、1つのデータブロックに含まれる多重化ページデータをすべて移動することになるが、読み出し,一時記憶および書込みの処理は各ページデータごとに行われるので、一時記憶に必要なメモリ容量が節約でき、コストダウンできる。
また、異なる位置の層にアクセスするための参照光群AとBを照射する構成を別々に備えた場合は、1つのページデータの書込み処理と、次のページデータの読み出し処理は同時に並行して行うことができるので、書き換え処理の全体としての速度を向上できる。
また、書き換え後に用いるデータブロックの位置は、書き換え前のデータブロックが属した層と異なる層の中の空き領域であればよく、書き換え前のデータブロックの直下でもよいが、図6(c)のように直下でなくてもよい。
この発明の記憶再生装置の一実施例の構成ブロック図である。 この発明の記憶再生装置の一実施例の構成ブロック図である。 この発明の実施例1の書き換え処理の説明図である。 この発明の実施例2の書き換え処理の説明図である。 この発明の実施例3の書き換え処理の説明図である。 この発明の実施例4の書き換え処理の説明図である。 従来のホログラム多重記録の概略説明図である。 従来のホログラム記録媒体に対する書き換え処理の概略説明図である。
符号の説明
1 光源
2 コリメータレンズ
4A ビームスプリッタ
4B ビームスプリッタ
5 空間光変調器
6 2次元撮像素子
7 対物レンズ
8 対物レンズ
9 プリズム
10 反射ミラー
11 フォーカスアクチュエータ
12 ヘッドユニット
15 再生情報光
16 書き換え情報光
18 情報光(情報記録光)
19 参照光
20 記録媒体
21 基板
22 反射膜
23 ホログラム記録層
24 保護膜
30 記録再生信号処理部
31 復調部
32 誤り訂正復号化部
33 変調部
34 誤り訂正符号化部
35 記憶部

Claims (7)

  1. ホログラム記録媒体の同一の記録領域に多重記録された複数のページデータの中から特定のページデータを読み出すための参照光を、前記記録領域に照射する参照光照射部と、
    ホログラム記録媒体に書き込むべきページデータに対応づけて変調された情報光を、前記参照光を照射する記録領域と同一の領域に照射する情報光照射部と、
    ホログラム記録媒体にすでに書き込まれていたページデータAを書き換える要求を受けて、そのページデータAを書き換える処理を実行する書換制御部とを備え、
    前記書換制御部が、前記参照光照射部から前記参照光を照射させ、前記書換要求によって特定された前記ページデータAを読み出す読出部と、
    前記読出部によって読み出されたページデータAを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されたページデータAに対して、前記書換要求によって指示された変換を行いページデータA'を生成するデータ変換部と、前記参照光照射部と情報光照射部を駆動して、前記データ変換部によって生成されたページデータA'を、前記ページデータAが記録されていた記録領域とは異なる領域に書き込むように、前記参照光と情報光を照射させる書込部とを備えたことを特徴とするホログラム記録再生装置。
  2. 前記書換制御部が、前記書き換え後のページデータが記録された記録領域の位置を示した論理アドレスを管理するアドレス管理部を備え、前記アドレス管理部は、書換要求のあったページデータAがページデータA'に書き換えられた後、前記ページデータAの記録された位置を示す論理アドレスを、前記ページデータA'が記録された記録領域の位置を特定した物理アドレスに書き換えることを特徴とする請求項1のホログラム記録再生装置。
  3. 前記書換制御部は、書換要求のあったページデータAを前記ページデータA'に書き換えた後に、前記ページデータAに対する再生要求があった場合は、前記アドレス管理部によって管理されているページデータAの論理アドレスである前記ページデータA'が記録された記録領域の位置を特定した物理アドレスを参照して、ページデータA'を読み出す再生部を、さらに備えたことを特徴とする請求項2のホログラム記録再生装置。
  4. 前記ホログラム記録媒体が、基板上に複数の記録領域が積層された多層構造の媒体であり、前記書換制御部は、すでに記録されたページデータAを書き換える要求があった場合には、前記ページデータAが記録されていた層とは異なる層内の空き記録領域に、書き換え後のページデータA'を書込むことを特徴とする請求項1のホログラム記録再生装置。
  5. 前記ホログラム記録媒体の同一の記録領域Bに多重記録されていた複数のページデータがすべて他層の空き領域に書き換えられた場合は、前記複数のページデータが多重記録されていた前記記録領域Bに対し、消去処理を行う消去部をさらに備えたことを特徴とする請求項4のホログラム記録再生装置。
  6. 前記書換要求によって特定されたページデータAを含む記録領域に多重記録された複数のページデータをすべて他層の記録領域に書き換える場合、前記書換制御部は、複数のページデータに対してページごとに、前記読出部による読出処理,前記記憶部への記憶処理,前記データ変換部によるデータ変換処理,および前記書込部による書込み処理を実行させ、逐次的にページデータの書き換えを行うことを特徴とする請求項1のホログラム記録再生装置。
  7. 前記ホログラム記録媒体が2層の記録領域を持つ媒体であり、
    前記参照光照射部が、第1層の記録領域に合焦し、かつ第1層に記録されたページデータの読み出しおよび書込みに使用する第1参照光を照射する第1参照光照射部と、第2層の記録領域に合焦し、かつ第2層に記録されたページデータの読み出しおよび書込みに使用する第2参照光を照射する第2参照光照射部とからなり、
    前記書換制御部は、第1層の同一記録領域に多重記録された複数のページデータを、第2層の記録領域に書き換える場合には、前記読出部が前記第1参照光を利用して前記複数のページデータのうち特定のページデータCを読み出す処理と、前記書込部が前記第2参照光を利用して前記特定のページデータCと異なるページデータを第2層に書き込む処理とを並行して実行させることを特徴とする請求項1のホログラム記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06325494A (ja) * 1993-05-12 1994-11-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 記憶装置の欠陥救済装置
JP2004227632A (ja) * 2003-01-21 2004-08-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光記録媒体記録再生方法及び装置

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