JP2006189648A - カメラ - Google Patents

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Abstract

【目的】 カメラの駆動状況に応じて変るフォーカスレンズの移動速度の等速性及び高速性の要求度を満足できるカメラを提供する。
【構成】 AF駆動機構50では、フォーカスレンズ16Aが移動体60によって摺動可能に保持された軸体54が、圧電素子56によって高速、又は低速で移動されることで、フォーカスレンズ16Aがフォーカス駆動される。フォーカスレンズ16AがAFサーチ開始位置へ移動される時には、移動体60の保持力が減少されてフォーカスレンズ16Aの移動速度が高速化され、AFサーチ時には、移動体60の保持力が増加されてフォーカスレンズ16Aの移動量のバラツキを抑制し、フォーカスレンズ16Aの移動速度の等速性を向上させる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、撮影レンズを摺動可能に保持した軸体を撮影レンズの光軸方向に移動させることで、撮影レンズを光軸方向へ移動させるカメラに関する。
カメラのオートフォーカス(AF)駆動機構として、圧電素子によってフォーカスレンズ(撮影レンズ)の光軸方向へ往復動される軸体と、この軸体にフォーカスレンズを弾性力で摺動可能に保持する保持手段とで構成され、圧電素子の縮み速度と伸び速度を異ならせることで、フォーカスレンズを移動させる機構が考案されている(例えば、特許文献1参照)。この機構では、圧電素子を低速で変位させて保持手段と軸体との摩擦力未満の力を軸体に作用させることで、軸体を保持手段の間で摺動させずに保持手段と共に移動させ、反対に、圧電素子を高速で変位させて保持手段と軸体との摩擦力以上の力を軸体に作用させることで、軸体を保持手段の間で摺動させて軸体のみを移動させる。
ここで、フォーカスレンズを連続的に移動させて行うAFサーチを採用したAF駆動機構では、フォーカスレンズの移動量と移動時間とから合焦位置をサーチするので、フォーカスレンズの移動速度の等速性が要求される。
しかしながら、フォーカスレンズの姿勢や温度差等で軸体と保持手段との摺動性が異なり、フォーカスレンズの移動速度にバラツキが生じてしまう。これは、保持手段の保持力を増加させて保持手段の摺動性を低下させることで抑制できるが、この場合、フォーカスレンズの駆動速度が遅くなってしまい、等速性を要求されないAFサーチ開始位置へのレンズ移動の時間まで増加してしまう。このため、高望遠レンズ等、フォーカスレンズの移動距離が長いレンズでは、シャッタータイムラグが大きくなってしまう。
また、位置検出センサを用いてフォーカスレンズの位置検出を行い、検出結果をフィードバックして移動速度を制御することによって等速性を確保することができるが、シャッタータイムラグを低減するために10mm/s以上の速度で駆動するAFサーチにおいては、高分解能の位置検出センサが必要となり、コストアップになる。
特開平4−69070号公報
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、撮影レンズの駆動状況に応じて変る撮影レンズの移動速度の等速性及び高速性の要求度を満足できるカメラを提供することを目的とする。
請求項1に記載のカメラは、被写体像を結像する撮影レンズと、前記撮影レンズの光軸方向へ移動可能とされた軸体と、前記撮影レンズを前記軸体に摺動可能に保持する保持手段と、前記軸体の軸方向の一端部に取付けられ、駆動パルスを付与されて伸縮する伸縮手段と、前記伸縮手段に駆動パルスを付与してAFサーチを実行する第1制御手段と、を備えるカメラであって、前記保持手段が前記撮影レンズを前記軸体に保持する保持力を調整する調整手段を有し、第1制御手段は、前記調整手段によって、AFサーチ時の前記保持力を、AFサーチ以外で前記撮影レンズが移動する時の前記保持力よりも大きくすることを特徴とする。
請求項1に記載のカメラでは、撮影レンズが保持手段によって軸体に摺動可能に保持されている。軸体の軸方向の一端部には伸縮手段が取付けられており、この伸縮手段が第1制御手段によって駆動パルスを付与されて伸縮することで、軸体が撮影レンズの光軸方向へ移動する。この際、保持手段が撮影レンズを軸体に保持する保持力によって、軸体と保持手段との間には摩擦力が作用しているが、この摩擦力に勝る力を伸縮手段によって軸体に作用させることで、軸体を保持手段の間で摺動させて撮影レンズを停止させることができる。反対に、軸体と保持手段との間の摩擦力未満の力を伸縮手段によって軸体に作用させることで、軸体を保持手段の間で摺動不能とし、撮影レンズを軸体と共に移動させることができる。
ここで、撮影レンズを連続して移動させてAFサーチを行う場合には、上述したように、AFサーチ時の撮影レンズの移動速度の等速性が要求され、一方、撮影レンズをAFサーチの開始位置へ移動させる時の撮影レンズの移動速度の高速性が要求される。撮影レンズの移動速度を高速化するためには、調整手段によって保持手段の保持力を小さくすれば良いが、摺動性が良くなり保持手段の移動量が大きくなるので、その分だけ撮影レンズの駆動状況に応じた保持手段の移動量のバラツキが大きくなってしまう。
また、調整手段によって保持手段の保持力を大きくすれば、保持手段の移動量が小さくなるので、その分だけ撮影レンズの駆動状況に応じた保持手段の移動量のバラツキを小さくでき、撮影レンズの移動速度の等速性を向上できる。
そこで、本発明では、第1制御手段が、調整手段によってAFサーチ時の保持手段の保持力を、AFサーチ時以外で撮影レンズが移動する時の保持手段の保持力より大きくする。これによって、AFサーチ時には、撮影レンズの移動速度の等速性を向上でき、また、撮影レンズをAFサーチ開始位置へ移動させる際等、AFサーチ時以外で撮影レンズを移動する時は、撮影レンズの移動速度を高速化できる。従って、撮影レンズによって結像される被写体像を高精度に合焦でき、また、シャッタータイムラグを低減できる。
請求項2に記載のカメラは、請求項1に記載のカメラであって、前記撮影レンズの移動量を検出する移動量検出手段と、を有し、前記第1制御手段は、AFサーチ時以前に、前記調整手段によって前記保持力を所定値まで増加させて前記伸縮手段に駆動パルスを付与し、前記伸縮手段に付与した駆動パルス数と前記移動量検出手段によって検出された前記撮影レンズの移動量から前記駆動パルスの分解能を算出し、前記調整手段によってAFサーチ時の前記保持力を前記所定値まで増加させてAFサーチを実行し、AFサーチ実行中、前記駆動パルスの分解能に基づいて前記撮影レンズの位置を検出することを特徴とする。
請求項2に記載のカメラでは、第1制御手段によって伸縮手段に駆動パルスが付与されて伸縮手段が伸縮し、軸体、保持手段、及び撮影レンズが撮影レンズの光軸方向へ移動され、撮影レンズの移動量が移動量検出手段によって検出される。
ここで、第1制御手段は、AFサーチ時以前に、調整手段によって保持手段の保持力を所定値まで増加させ、この状態で、伸縮手段に駆動パルスを付与して撮影レンズを光軸方向へ移動させる。この際、第1制御手段は、伸縮手段に付与した駆動パルス数と移動量検出手段によって検出された撮影レンズの移動量から駆動パルスの分解能を算出する。そして、調整手段によってAFサーチ時の保持力を所定値まで増加させてAFサーチを実行し、AFサーチ実行中、駆動パルスの分解能に基づいて撮影レンズの移動量を検出する。
これによって、移動量検出手段の分解能よりも高い分解能で撮影レンズの移動量を制御できるので、高精度な位置検出が要求される場合でも、移動量検出手段として分解能が低いセンサを用いることができる。従って、移動量検出手段の部品コストを低減できる。
請求項3に記載のカメラは、請求項1又は2に記載のカメラであって、前記第1制御手段は、被写界深度を算出し、算出した被写界深度が所定値より深い場合、前記調整手段によってAFサーチ時の前記保持力をAFサーチ以外で前記撮影レンズが移動する時の前記保持力まで低下させることを特徴とする。
請求項3に記載のカメラでは、第1制御手段が、被写界深度を算出し、算出した被写界深度が所定値より深く、合焦位置検出を高精度化する必要が無い時は、調整手段によって、AFサーチ時の保持手段の保持力を、AFサーチ時以外で撮影レンズを移動させる時の保持手段の保持力まで低下させる。
これによって、撮影レンズをAFサーチの開始位置へ移動させる際のみならず、AFサーチ時にも、撮影レンズの移動速度を高速化できるので、請求項1、2に記載の発明よりもさらに、シャッタータイムラグを低減できる。
請求項4に記載のカメラは、被写体像を結像する撮影レンズと、前記撮影レンズの光軸方向へ移動可能とされた軸体と、前記撮影レンズを前記軸体に摺動可能に保持する保持手段と、前記軸体の軸方向の一端部に取付けられて伸縮する伸縮手段と、前記伸縮手段に駆動パルスを付与してAFサーチを実行する第2制御手段と、を備えるカメラであって、前記保持手段が前記撮影レンズを前記軸体に保持する保持力を調整する調整手段と、前記撮影レンズの姿勢を検出する姿勢検出手段と、を有し、前記第2制御手段は、前記調整手段によって、前記姿勢検出手段により検出された前記撮影レンズの姿勢が水平方向に対して傾斜している時の前記保持力を、前記姿勢検出手段により検出された前記撮影レンズの姿勢が水平な時の前記保持力よりも大きくすることを特徴とする。
請求項4に記載のカメラでは、撮影レンズの姿勢が姿勢検出手段によって検出される。ここで、撮影レンズの姿勢が水平の場合には、撮影レンズを押出す時と引き戻す時とで速度特性に差は無いが、撮影レンズの姿勢が水平方向に対して傾斜している場合には、撮影レンズの自重が移動負荷になったり、反対に移動力に加算されたりするので、撮影レンズを押出す時と引き戻す時とで速度特性に差が生じる。これによって、伸縮手段に付与される駆動パルスと撮影レンズの移動量とのリニアリティが悪化する。
そこで、本発明では、姿勢検出手段によって検出された撮影レンズの姿勢が水平方向に対して傾斜している時、第2制御手段が、保持手段の保持力を、撮影レンズの姿勢が水平な時よりも大きくする。
即ち、撮影レンズの姿勢が水平方向に対して傾斜している時には、保持手段の保持力を大きくして撮影レンズを押出す時と引き戻す時との速度特性を抑制することで、駆動パルスと撮影レンズの移動量とのリニアリティを抑制する。反対に、撮影レンズの姿勢が水平で、元々、駆動パルスと撮影レンズの移動量とのリニアリティが小さい時には、保持手段の保持力を小さくして撮影レンズの移動速度を高速化する。
これによって、撮影レンズの姿勢に関わらず、AFサーチの精度を確保できると共に、撮影レンズの姿勢が水平な時には、シャッタータイムラグを低減できる。
請求項5に記載のカメラは、請求項1乃至4の何れか1項に記載のカメラであって、前記伸縮手段が圧電素子であることを特徴とする。
請求項5に記載のカメラでは、圧電素子が伸縮することで、軸体、保持手段、及び撮影レンズが光軸方向へ移動される。ここで、圧電素子の伸びの速度と縮みの速度を異ならせて圧電素子を周期的に変形させることで、撮影レンズを間欠的に微小送りすることができる。
請求項6に記載のカメラは、請求項1乃至5の何れか1項に記載のカメラであって、前記保持手段が、前記軸体を狭持した板バネで、前記調整手段が、前記板バネを前記軸体側へ磁力で吸引する電磁石であることを特徴とする。
請求項6に記載のカメラでは、板バネが軸体を狭持することで撮影レンズが軸体に摺動可能に保持されている。この板バネは、電磁石の磁力によって軸体側へ吸引されて保持力を増加される。即ち、第1制御手段は、AFサーチ時に電磁石に通電することで、板バネの保持力を増加させ、AFサーチ時以外の撮影レンズの移動時に電磁石への通電をオフにすることで、板バネの保持力を減少させる。
請求項7に記載のカメラは、請求項1乃至5の何れか1項に記載のカメラであって、前記保持手段が、前記軸体を狭持し、通電されて前記軸体側へ変位する形状記憶合金で、前記調整手段が、前記形状記憶合金に通電する通電手段であることを特徴とする。
請求項7に記載のカメラでは、形状記憶合金が軸体を狭持することで撮影レンズが軸体に摺動可能に保持されている。この形状記憶合金は、通電されて軸体側へ変位されて保持力を増加される。即ち、第1制御手段は、AFサーチ時に形状記憶合金に通電することで、形状記憶合金の保持力を増加させ、AFサーチ時以外の撮影レンズの移動時に形状記憶合金への通電をオフにすることで、形状記憶合金の保持力を減少させる。
本発明は、上記構成にしたので、撮影レンズの駆動状況に応じて変る撮影レンズの移動速度の等速性及び高速性の要求度を満足できるカメラを提供できる。
以下に図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係るデジタルカメラ10は、カメラ本体部12を備える。カメラ本体部12の上面の右側にはレリーズスイッチ14が押圧可能に設けられている。そして、カメラ本体部12の前面には、レンズ鏡筒15が取付けられており、このレンズ鏡筒15内には、複数の撮影レンズ16(図3参照)が、撮影レンズ16の光軸方向(以下、光軸方向という)へ沿って配列されている。また、CCD40が、カメラ本体部12の内部の撮影レンズ16の光軸上に配設されている。
また、複数の撮影レンズ16の中の1のレンズは、AF駆動されるフォーカスレンズ16Aとなっており、レンズ鏡筒15の下部には、AF駆動機構50が配設されている。また、レンズ鏡筒15には、カメラ本体部12及び撮影レンズ16の姿勢を検出する姿勢検出センサ52が配設されている。
図2には、本実施形態に係るデジタルカメラ10の概略構成が示されている。
このデジタルカメラ10は、動作全般の主制御部であるCPU20、撮像系制御部22、画像圧縮/伸張部24、液晶ディスプレイ(LCD)18の表示制御を行うLCD制御部26、内蔵メモリ28、通信インターフェース(通信I/F)30、メディアインターフェース(メディアI/F)32、操作部34、及びレリーズスイッチ部36を主要構成としており、各々がバス36を介して相互に各種データの授受可能に接続されている。
撮像系制御部22は、被写体Aを撮影するための撮像系(撮影レンズ16等)を制御して、被写体Aを動画像或いは静止画像として所望に選択して撮影し、撮影画像を被写体Aに対応するデジタル画像データとして取得するためのものである。
図4に示すように、この撮像系制御部22は、AF駆動の駆動源である圧電素子56に駆動パルスを付与する駆動ドライバ58、板バネ66(図3参照)の保持力を調整する保持力制御部59、AF駆動の駆動量を制御する駆動量制御部61、合焦位置を検出する合焦位置検出部63、フォーカスレンズ16Aやカメラ本体部12の姿勢を判定する姿勢判定部65、絞り値の制御を行う絞り制御部(図示省略)やズーム駆動の制御を行うズーム駆動制御部(図示省略)、及び、絞り値とズーム位置から被写界深度を算出する被写界深度算出部67等を備える。
画像圧縮/伸張部24は、前記デジタル画像データに対する所定の画像圧縮形式による圧縮処理や、圧縮されたデジタル画像データを圧縮形式に応じて伸張するためのものである。
LCD制御部26にはLCD18が接続されており、LCD18における各種情報の表示制御がなされる。
内蔵メモリ28は、主として撮影によって得られたデジタル画像データを一時的に記憶するRAM、及び各種制御プログラムや所定のパラメータ等を予め記憶するROMを含んで構成されている。なお、前記RAMは、前記画像圧縮/伸張部24による圧縮・伸張処理時のワークエリアとしても用いられる。
メディアI/F32は、撮影によって得られたデジタル画像データを記憶するためのスマートメディア(商品名)38との間で各種データの授受を中継するためのものであり、スマートメディア38に対する各種データの書込みや、スマートメディア38に書き込まれている各種データの読み出しを制御する。
通信I/F30は、外部機器との間で各種データの授受を中継するためのものでる。
ここで、AF駆動機構50の構成について説明する。
図3に示すように、AF駆動機構50は、光軸方向へ移動可能にレンズ鏡筒15(図1参照)に支持された円柱形状の軸体54を備える。この軸体54の軸方向一端部(CCD40側)には、圧電素子56が取付けられている。この圧電素子56は、駆動ドライバ58(図4参照)によって駆動パルスを付与されて光軸方向の被写体A側へ変形し、軸体54を光軸方向の被写体A側へ移動させ、また、付与されていた駆動パルスがオフになると元の形状に復帰し、軸体54を光軸方向のCCD40側へ移動させる。
また、軸体54には、移動体60が摺動可能に取付けられている。この移動体60には、フォーカスレンズ16Aのレンズホルダ62が取付けられており、フォーカスレンズ16Aが軸体54に連結されている。
図5に示すように、移動体60の矩形柱状のケーシング64の内部には、コ字状の板バネ66が設けられている。板バネ66の対向した二片は上下方向に対向され、下側の一片にV字状のガイド部材68が取付けられており、軸体54は、ガイド部材68のV字状の溝に嵌った状態で板バネ66に狭持されている。
ここで、移動体60は、軸体54に板バネ66の弾性力で保持されているだけなので、軸体54と板バネ66との摩擦力よりも大きな力を軸体54へ作用させると、軸体54が、板バネ66の間を摺動して移動する。これによって、フォーカスレンズ16Aを停止させたまま軸体54を移動させることができる。
反対に、軸体54と板バネ66との摩擦力よりも小さな力を軸体54へ作用させると、軸体54と板バネ66との間に摺動は発生しない。これによって、軸体54と共にフォーカスレンズ16Aを移動させることができる。
即ち、フォーカスレンズ16Aを前進させる際には、駆動ドライバ58が、圧電素子56に立上勾配が緩やかで立下り勾配が急な駆動電圧を印加する。これによって、圧電素子56が低速で変形して軸体が低速で移動し、そして、圧電素子56が高速で復元して軸体が高速で移動する。従って、板バネ66が摩擦力で軸体54に追従して前進し、そして、軸体54が摩擦力に抗して板バネ66の間を摺動して後退する。
そして、フォーカスレンズ16Aを後退させる際には、駆動ドライバ58が、圧電素子56に立上勾配が急で立下り勾配が緩やかな駆動電圧を印加する。これによって、圧電素子56が高速で変形して軸体が高速で移動し、そして、圧電素子56が低速で復元して軸体が低速で移動する。従って、軸体54が摩擦力に抗して板バネ66の間を摺動して前進し、そして、板バネ66が摩擦力で軸体54に追従して後退する。
ここで、板バネ66が軸体54を保持する保持力は調整可能となっている。板バネ66の対向する二片の間には、電磁石70が設けられており、板バネ66は磁性体とされている。この電磁石70への通電のオン/オフは保持力制御部59(図4参照)によって制御されており、図6(B)に示すように、電磁石70に通電されて磁界が発生されると、板バネ66の上側の一片が軸体54側へ吸引される。これによって、板バネ66の保持力が増加する。また、図6(A)に示すように、電磁石70への通電をオフになると、板バネ66の上側の一片が弾性力で上側へ変位し、板バネ66の保持力が減少する。
また、図3に示すように、レンズ鏡筒15のフォーカスレンズ16Aの上側には、光軸方向へ延出する軸体72が支持されている。この軸体72には、レンズホルダ62が摺動可能に支持されている。また、レンズホルダ62の上部には、S極とN極が所定のピッチで交互に配列された磁気テープ74が取付けられており、この磁気テープ74に面して磁気センサ76が配設されている。即ち、フォーカスレンズ16Aが光軸方向へ移動されると、磁気セン76から駆動量制御部61、合焦位置検出部(ともに、図4参照)へ位置検出パルスが出力される。駆動量制御部61は、入力されたパルス数と磁気テープ74の磁気ピッチから、フォーカスレンズ16Aの移動量を算出する。
また、CCD40の下側には、ホームポジションセンサ(以下、HPセンサという)78が配設されている。また、レンズホルダ62の下部には検出用の突部62Aが設けられている。HPセンサ78は、透過型のフォトセンサで、フォーカスレンズ16Aがホームポジション(後述するサーチ開始位置A)まで移動すると、検出用の突部62Aを検出し、検出信号を駆動量制御部61へ送信する。
ここで、本実施形態のデジタルカメラ10の特徴であるAF制御の第1実施形態について説明する。デジタルカメラ10では、電源投入後、図7の処理ルーチンが開始され、ステップ201へ進む。ステップ201では、レリーズスイッチ14が押し下げられるまで否定判定が繰り返され、肯定されるとステップ202へ進む。
ステップ202では、駆動量制御部61が、ズーム位置データを読取り、ステップ203へ進む。ステップ203では、駆動量制御部61が、読取ったズーム位置データからAFサーチ開始位置Aを算出し、ステップ204へ進む。ステップ204では、駆動量制御部61がAFサーチ開始位置Aまでの駆動量を駆動ドライバ58へ送信し、駆動ドライバ58が、圧電素子56へ駆動パルスを付与してフォーカスレンズ16AをAFサーチ開始位置Aへ移動させる。この際、電磁石70への通電はオフになっており、板バネ66の保持力が弱くなっているので、フォーカスレンズ16Aは、高速(例えば、21.5mm/s)で移動される。
そして、ステップ205では、HPセンサ78から検出信号を受信するまで否定判定が繰り返されてステップ204へ戻り、肯定されるとステップ206へ進む。ステップ206では、駆動量制御部61が、駆動ドライバ58へ停止信号を送信し、圧電素子56への駆動パルスの付与を停止させ、フォーカスレンズ16Aをサーチ開始位置Aで停止させる。
そして、ステップ207では、保持力制御部59が、電磁石70へ通電して板バネ66の保持力を増加させる。そして、ステップ208では、駆動量制御部61が、駆動ドライバ58へ駆動信号を送信し、圧電素子56へ駆動パルスを付与させてフォーカスレンズ16Aをサーチ終了位置Bへ移動させる。この間に、合焦位置検出部63(図4参照)が、画像コントラスト値が最大となる位置を算出する。
ここで、本実施形態のAFサーチは所謂山登りサーチで、図8のグラフに示すように、まず、フォーカスレンズ16Aをサーチ範囲の一端部(サーチ開始位置A)から他端部(サーチ終了位置B)まで連続的に等速で移動させて、この間に、合焦位置検出部63が合焦位置Cをサーチする。この際、サーチ開始位置Aから合焦位置Cまでの移動距離L1、及び合焦位置Cからサーチ終了位置Bまでの移動距離L2が、駆動量制御部61によって算出されているので、フォーカスレンズ16Aをサーチ終了位置Bからサーチ開始位置A側へ距離L2だけ移動させることで、フォーカスレンズ16Aを合焦位置Cに配置できる。
そして、ステップ209では、AFサーチが完了するまで否定判定が繰り返されてステップ208へ戻り、肯定されるとステップ210へ進む。ステップ210では、保持力制御部61が、電磁石70への通電をオフにする。そして、処理ルーチンを終了する。
ここで、山登りサーチ方式のAFサーチを実行する本実施形態では、AFサーチ時のフォーカスレンズ16Aの移動速度の等速性が要求され、一方、フォーカスレンズ16Aをサーチ開始位置Aへ移動させる時のフォーカスレンズ16Aの移動速度の高速性が要求される。フォーカスレンズ16Aの移動速度を高速化するためには、電磁石70への通電をオフにして板バネ66の保持力を小さくすれば良いが、板バネ66と軸体54との摺動性が良くなり板バネ66の移動量が大きくなるので、その分だけフォーカスレンズ16Aの駆動状況に応じた移動量のバラツキが大きくなってしまう。
また、電磁石70へ通電して板バネ66の保持力を大きくすれば、板バネ66の移動量が小さくなるので、その分だけフォーカスレンズ16Aの駆動状況に応じた移動量のバラツキを小さくでき、フォーカスレンズ16Aの移動速度の等速性を向上できる。
そこで、本実施形態では、AFサーチ時には、保持力制御部61によって板バネ66の保持力を増加させて、フォーカスレンズ16Aを低速(例えば、15mm/s)で移動させる。これによって、AFサーチ時には、フォーカスレンズ16Aの移動速度の等速性を向上でき、また、フォーカスレンズ16Aをサーチ開始位置Aへ移動させる際等、AFサーチ時以外でフォーカスレンズ16Aが移動する時は、フォーカスレンズ16Aの移動速度を高速化できる。従って、フォーカスレンズ16Aによって結像される被写体像Aを高精度に合焦でき、また、シャッタータイムラグを低減できる。
次に、AF制御の第2実施形態について説明する。デジタルカメラ10に電源が投入されると、図9の処理ルーチンが実行され、ステップ301へ進む。ステップ301では、AF駆動機構50のキャリブレーションが実行される。
まず、ステップ301−1では、保持力制御部59が、電磁石70へ通電して板バネ66の保持力を増加させる。次にステップ301−2では、駆動量制御部61が、駆動ドライバ56へ駆動信号を送信し、圧電素子56へ駆動パルスを付与させてフォーカスレンズ16Aを移動させる。この際、駆動量制御部61は、磁気センサ76から任意パルス(例えば4パルス)出力されるまでの駆動パルス数をカウントする。
そして、ステップ301−3では、駆動量制御部61が、駆動パルスの分解能を算出する。例えば、40μmピッチのパルスを4逓倍して10μmピッチのパルスを出力する磁気センサ76が4パルス出力する間に、駆動パルスが100パルス、カウントされた場合には、フォーカスレンズ16Aの移動量は40μm、駆動パルスの分解能は、0.4μm/pとなる。
そして、ステップ301−4では、保持力制御部59が、電磁石70への通電をオフにし、板バネ66の保持力を低下させる。そして、ステップ302へ進む。
ステップ302では、レリーズスイッチ14がオンになるまで否定判定が繰り返され、肯定されるとステップ303へ進む。ステップ303では、被写界深度判定部67が、ズーム位置、及び絞り値から被写界深度を算出し、被写界深度が所定値より深いか否かを判定する。ここで、所定値は、高精度のAF制御が必要であるか否かの境界を定める値で、被写界深度が所定値より深く、高精度のAF制御が不要であれば、ステップ304へ進み、被写界深度が所定値より浅く、高精度のAF制御が必要であれば、ステップ308へ進む。
ステップ304では、第1実施形態のステップ201、202と同様、駆動量制御部61が、ズーム位置データからサーチ開始位置Aを算出し、ステップ305へ進む。ステップ305では、第1実施形態のステップ203〜205と同様、駆動量制御部61が、フォーカスレンズ16Aをサーチ開始位置Aまで移動させ、ステップ306へ進む。ステップ306では、駆動量制御部61が、磁気センサ76によって10μmピッチで検出される位置検出パルスに基づいて駆動ドライバ56へ駆動信号を送信し、圧電素子56へ駆動パルスを付与させてフォーカスレンズ16Aを移動させる。この間に、合焦位置検出部63が、画像コントラスト値が最大となる位置を検出する。そして、ステップ307では、AFサーチが完了するまで否定判定が繰り返されてステップ306へ戻り、肯定されると処理ルーチンを終了する。
ここで、ステップ304〜307では、電磁石70への通電をオフにして板バネ66の保持力を小さくした状態で、フォーカスレンズ16Aを移動させたので、フォーカスレンズ16Aの移動速度を高速化でき、シャッタータイムラグを低減できる。
一方、ステップ308では、ステップ304と同様、駆動量制御部61が、サーチ開始位置Aを算出してステップ309へ進む。ステップ309では、ステップ305と同様、駆動量制御部61が、フォーカスレンズ16Aをサーチ開始位置Aまで移動させる。この際、電磁石70への通電がオフになっており、板バネ66の保持力が小さくなっているので、フォーカスレンズ16Aを高速で移動させることができる。そして、ステップ310へ進む。
ステップ310では、保持力制御部59が、電磁石70へ通電し、板バネ66の保持力を増加させ、ステップ311へ進む。ステップ311では、駆動量制御部61が、駆動ドライバ58へ駆動信号を送信し、圧電素子56へ駆動パルスを付与させてフォーカスレンズ16Aをサーチ終了位置Bまで移動させる。この間に、合焦位置検出部63が、合焦位置を検出する。そして、そして、フォーカスレンズ16Aをサーチ終了位置Bから合焦位置Cまで移動させる。
ここで、AFサーチ時、駆動量制御部61は、ステップ301で算出した駆動パルスの分解能(0.4μm/p)に基づいて、フォーカスレンズ16Aの位置を算出する。これによって、10μmピッチで出力されるパルスに基づいてフォーカスレンズ16Aの位置を算出するステップ304〜307と比較して、格段に高分解能な合焦位置検出を行うことができる。また、磁気センサ76の分解能よりも高い分解能でフォーカスレンズ16Aの移動量を制御できることに伴って、分解能が低い位置検出センサを用いることができ、位置検出センサの部品コストを低減できる。
そして、ステップ312では、AFサーチが完了するまで否定判定が繰り返されてステップ311へ戻り、肯定されるとステップ313へ進む。ステップ313では、保持力制御部61が、電磁石70への通電をオフにして板バネ66の保持力を減少させる。そして、処理ルーチンが終了する。
次に、AF制御の第3実施形態について説明する。デジタルカメラ10の電源投入後、図10の処理ルーチンが開始され、ステップ401へ進む。ステップ401では、レリーズスイッチが押し下げられるまで否定判定が繰り返され、肯定されるとステップ402へ進む。ステップ402では、姿勢判定部65が、姿勢検出センサ52によって検出されたカメラ本体部12、及びフォーカスレンズ16Aの姿勢が水平か否かを判定し、否定されるとステップ403へ進み、否定されるとステップ404へ進む。
ステップ403では、保持力制御部59が、電磁石70へ通電し、板バネ66の保持力を増加させる。そして、ステップ404では、第1実施形態のステップ202〜208と同様に、AFサーチを行い、ステップ405へ進む。ステップ405では、AFサーチが完了するまで否定判定が繰り返され、肯定されるとステップ406へ進む。ステップ407では、保持力制御部59が、電磁石70への通電をオフにして、板バネ66の保持力を小さくする。そして、処理ルーチンを終了する。
ここで、フォーカスレンズ16Aの姿勢が水平の場合には、フォーカスレンズ16Aを押出す時と引き戻す時とで速度特性に差は無いが、フォーカスレンズ16Aの姿勢が水平方向に対して傾斜している場合には、フォーカスレンズ16Aの自重が移動負荷になったり、反対に移動力に加算されたりするので、フォーカスレンズ16Aを押出す時と引き戻す時とで速度特性に差が生じる。これによって、圧電素子56に付与される駆動パルスとフォーカスレンズ16Aの移動量とのリニアリティが悪化する。
そこで、本実施形態では、フォーカスレンズ16Aの姿勢が水平方向に対して傾斜している時の板バネ66の保持力を、フォーカスレンズ16Aの姿勢が水平な時の板バネ66の保持力よりも大きくしている。
即ち、フォーカスレンズ16Aの姿勢が水平方向に対して傾斜している時には、板バネ66の保持力を大きくしてフォーカスレンズ16Aを押出す時と引き戻す時との速度特性を抑制することで、駆動パルスとフォーカスレンズ16Aの移動量とのリニアリティを抑制する。反対に、フォーカスレンズ16Aの姿勢が水平で、元々、駆動パルスとフォーカスレンズ16Aの移動量とのリニアリティが小さい時には、板バネ66の保持力を小さくしてフォーカスレンズ16Aの移動速度を高速化する。
これによって、フォーカスレンズ16Aの姿勢に関わらず、AFサーチの精度を確保できると共に、フォーカスレンズ16Aの姿勢が水平な時には、シャッタータイムラグを低減できる。
次に、保持手段、調整手段の変形例について説明する。
図11に示すように、軸体54がコ字状の形状記憶合金80によって狭持されている。この形状記憶合金80は、通電部82に接続されており、通電部82によって通電されると所定形状に変形する。図11(A)に示すように、形状記憶合金80は、非通電状態では、軸体54の上側の一片の中央部が、軸体54の反対側へ屈曲しており、この屈曲部80Aの一端部が軸体54に当接している。
そして、図11(B)に示すように、通電部82が、軸体54への通電をオンにすると、屈曲部80Aが伸びて軸体54側へ変位し、軸体54をガイド部材68へ付勢する力を増加させる。
即ち、形状記憶合金80への通電をオンにすることで、形状記憶合金80が軸体54を保持する力が増加し、通電をオフにすることで、形状記憶合金80が軸体54を保持する力が減少する。
なお、実施形態では、デジタルカメラを例に取って本発明を説明したが、これに限らず、AF機能を備えるカメラであれば、アナログカメラやビデオカメラ等であっても、本発明を適用可能である。
また、実施形態では、カメラの姿勢が水平な状態で、撮影レンズが水平方向へ移動されるカメラを例に取って本発明を説明したが、これに限らず、カメラの姿勢が水平な状態で、撮影レンズが鉛直方向へ移動されるカメラにも本発明を適用可能である。この場合、カメラの姿勢が水平な時、即ち、撮影レンズの姿勢が鉛直な時に、保持手段の保持力を増加させ、カメラの姿勢が鉛直な時、即ち、撮影レンズの姿勢が水平なと器に、保持手段の保持力を減少させれば良い。
第1乃至第3実施形態のデジタルカメラを示す斜視図である。 第1乃至第3実施形態のデジタルカメラの概略構成図である。 第1乃至第3実施形態のデジタルカメラのAF駆動機構を示す側面図である。 第1乃至第3実施形態のデジタルカメラの撮像系制御部の概略構成図である。 第1乃至第3実施形態のデジタルカメラの移動体を示す断面図である。 (A)、(B)は、第1乃至第3実施形態のデジタルカメラの移動体の断面図である。 第1実施形態のデジタルカメラのAF制御に関するフローチャートを示す図である。 AFサーチを説明するグラフである。 第2実施形態のデジタルカメラのAF制御に関するフローチャートを示す図である。 第3実施形態のデジタルカメラのAF制御に関するフローチャートを示す図である。 第1乃至第3実施形態のデジタルカメラの移動体の変形例を示す断面図である。
符号の説明
10 デジタルカメラ(カメラ)
16A フォーカスレンズ(撮影レンズ)
22 撮像系制御部(第1制御手段、第2制御手段)
52 姿勢検出センサ(姿勢検出手段)
54 軸体
56 圧電素子(伸縮手段)
66 板バネ(保持手段)
70 電磁石(調整手段)
76 磁気センサ(移動量検出手段)
80 形状記憶合金(保持手段)
82 通電部(調整手段)

Claims (7)

  1. 被写体像を結像する撮影レンズと、
    前記撮影レンズの光軸方向へ移動可能とされた軸体と、
    前記撮影レンズを前記軸体に摺動可能に保持する保持手段と、
    前記軸体の軸方向の一端部に取付けられ、駆動パルスを付与されて伸縮する伸縮手段と、
    前記伸縮手段に駆動パルスを付与してAFサーチを実行する第1制御手段と、
    を備えるカメラであって、
    前記保持手段が前記撮影レンズを前記軸体に保持する保持力を調整する調整手段を有し、
    第1制御手段は、前記調整手段によって、AFサーチ時の前記保持力を、AFサーチ以外で前記撮影レンズが移動する時の前記保持力よりも大きくすることを特徴とするカメラ。
  2. 前記撮影レンズの移動量を検出する移動量検出手段と、
    を有し、
    前記第1制御手段は、AFサーチ時以前に、前記調整手段によって前記保持力を所定値まで増加させて前記伸縮手段に駆動パルスを付与し、前記伸縮手段に付与した駆動パルス数と前記移動量検出手段によって検出された前記撮影レンズの移動量から前記駆動パルスの分解能を算出し、
    前記調整手段によってAFサーチ時の前記保持力を前記所定値まで増加させてAFサーチを実行し、AFサーチ実行中、前記駆動パルスの分解能に基づいて前記撮影レンズの位置を検出することを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 前記第1制御手段は、被写界深度を算出し、算出した被写界深度が所定値より深い場合、前記調整手段によってAFサーチ時の前記保持力をAFサーチ以外で前記撮影レンズが移動する時の前記保持力まで低下させることを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ。
  4. 被写体像を結像する撮影レンズと、
    前記撮影レンズの光軸方向へ移動可能とされた軸体と、
    前記撮影レンズを前記軸体に摺動可能に保持する保持手段と、
    前記軸体の軸方向の一端部に取付けられて伸縮する伸縮手段と、
    前記伸縮手段に駆動パルスを付与してAFサーチを実行する第2制御手段と、
    を備えるカメラであって、
    前記保持手段が前記撮影レンズを前記軸体に保持する保持力を調整する調整手段と、
    前記撮影レンズの姿勢を検出する姿勢検出手段と、
    を有し、
    前記第2制御手段は、前記調整手段によって、前記姿勢検出手段により検出された前記撮影レンズの姿勢が水平方向に対して傾斜している時の前記保持力を、前記姿勢検出手段により検出された前記撮影レンズの姿勢が水平な時の前記保持力よりも大きくすることを特徴とするカメラ。
  5. 前記伸縮手段が圧電素子であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のカメラ。
  6. 前記保持手段が、前記軸体を狭持した板バネで、
    前記調整手段が、前記板バネを前記軸体側へ磁力で吸引する電磁石であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のカメラ。
  7. 前記保持手段が、前記軸体を狭持し、通電されて前記軸体側へ変位する形状記憶合金で、
    前記調整手段が、前記形状記憶合金に通電する通電手段であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のカメラ。
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