JP2006189030A - オーグメンター・ライナー - Google Patents

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プラサッド ディリップ
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フェン ジンザン
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Abstract

【課題】 望ましくないスクリーチ音の影響を受けにくいオーグメンター・ライナーを提供する。
【解決手段】 第1の壁部と第2の壁部の間に配置される環と、複数のバッフルを備えるオーグメンター・ライナーである。第1の壁部は、第2の壁部の径方向内側に配置される。複数のバッフルは、隣接するバンドの間で長手方向において、かつ第1の壁部と第2の間で高さ方向において延在し、周方向において、ある距離だけ相互に離間する。隣接するバッフル間の距離は、環の室内に入る音波が第1の壁部と第2の壁部の間で、周方向成分よりも十分に大きい径方向成分を有する方向において移動するような距離である。バッフル間の距離は又、音波の周方向成分が実質的に減衰され、それにより望ましくないスクリーチ音にそれほど関与しないような距離である。
【選択図】 図3

Description

本発明は、米国空軍との契約番号第F33657−99−D−2051−D.O.0008に基づいて、米国政府の支持によってなされたものである。従って、本発明について米国政府は明白な権利を有する。
本発明は、概して、オーグメント・ガスタービン・エンジンに関し、より詳細には、オーグメンター・ライナーに関する。
高性能の用途の多くに採用されるガスタービン・エンジンの効率は、オン・デマンドで補助推進力を生じるオーグメンターによって、大幅に改善されている。エンジンのタービン部分から排出されるガス流とバイパス空気流は、合わさって(この組み合わせを「コア・ガス流」と称す)オーグメンター・ライナーからなる通路内を通る。オーグメンターが作動状態にあるとき、燃料がコア・ガス流に導入されて点火される。燃焼生成物と残余のコア・ガス流は続いて可変面積ノズルを介して大気中に排出される。
そのオーグメンターの作動性を著しく妨げているのが、熱音響的不安定性であるスクリーチ音の発生であり、そのメカニズムは以下のように理解されている。オーグメンターの内部容積は共振器として作用し、多重音響モードに対する耐性を有する。それら音響モードに伴う時間的な圧力変動により、炎により放出された熱に変動が生じる。そのような過渡的な熱発生は、次いで圧力変動を引き起こす。非定常的な圧力や熱発生が適切に同調されるとき、抑制されない場合には、変動は大きな振幅に成長して、過剰に大きな振動負荷並びに熱負荷が誘発するために構造的及び/又は熱的な破損が生じる結果となり得る。オーグメンターにおけるスクリーチ音の発生は、たいてい、軸方向における定常波挙動及び径方向における進行波挙動を呈するオーグメンター・システムの単一音響モードに関連する。
従って、そのような望ましくないスクリーチ音の影響を受けにくいオーグメンター構成が必要とされている。
本発明の目的は、望ましくないスクリーチ音の影響を受けにくいオーグメンター・ライナーを提供することにある。
本発明の第1の態様は、
第1の壁部と第2の壁部の間に配置され、オーグメンター・ライナーの軸方向中心線に沿って延在する環と、
それぞれが環内に延在し、かつ軸方向において相互に離間し、第1の壁部と第2の壁部に取り付けられ、かつ第1の壁部と第2の壁部の間の相対的変位に適応するよう動作可能な、径方向において膨張可能な複数のバンドと、
隣接するバンドの間で長手方向において、かつ第1の壁部と第2の間で高さ方向において延在し、周方向において、ある距離だけ相互に離間する複数のバッフル、
を含んでなり、第1の壁部は第2の壁部の径方向内側に配置され、隣接するバッフル間の距離は、環の室内に入る音波が第1の壁部と第2の壁部の間で、周方向成分よりも十分に大きい径方向成分を有する方向において移動することを特徴とする、軸方向中心線と外周を有するオーグメンター・ライナーである。ここで、複数のバンドは内部にスロットを備え、バッフルがそのスロット内に配置され得る。また、バッフルは、前記軸方向中心線に対して実質的に平行に長手方向に延在してよく、バッフルとバンドを、実質的に相互に直交するよう配置してよい。また、隣接するバッフル間の距離は一定であってもよく、バッフルは、軸方向からそれた方向、あるいは、第1と第2の壁部間で、径方向からそれた方向で延在させることもできる。バッフルは透過性材料で作製してよい。
本発明の第2の態様は、
第1の壁部と第2の壁部の間に配置され、オーグメンター・ライナーの軸方向中心線に沿って延在する環と、
それぞれが環内に延在し、かつ、軸方向において相互に離間し、第1の壁部と第2の壁部に取り付けられ、かつ、第1の壁部と第2の壁部の間の相対的変位に適応するよう動作可能な複数のバンドと、
隣接するバンドの間で長手方向において、かつ第1の壁部と第2の間で高さ方向において延在し、周方向において実質的に一定距離だけ相互に離間し、その数が、周方向モードの次数の2倍又は8倍、あるいは2と8の間のいずれかの数の倍数に等しい、複数のバッフル、
を含んでなり、第1の壁部は第2の壁部の径方向内側に配置されることを特徴とする、作動中にスクリーチ音を発生させる、周方向モードの次数を有する音圧波に適応するよう動作可能な、軸方向中心線と外周を有するオーグメンター・ライナーである。ここで、各構成部材は、上述の第1の態様における形態を取り得る。
本発明の第2の態様は、
第1の壁部と第2の壁部の間に配置され、オーグメンター・ライナーの軸方向中心線に沿って延在する環と、
第1の壁部と第2の間で高さ方向において延在し、周方向において、ある距離だけ相互に離間する複数のバッフル、
を含んでなり、第1の壁部は第2の壁部の径方向内側に配置され、隣接するバッフル間の距離は、環の室内に入る音波が第1の壁部と第2の壁部の間で、周方向成分よりも十分に大きい径方向成分を有する方向において移動することを特徴とする、軸方向中心線と外周を有するオーグメンター・ライナーである。ここで、各構成部材は、上述の第1の態様における形態を取り得る。
本発明の第3の態様は、
第1の壁部と第2の壁部の間に配置され、オーグメンター・ライナーの軸方向中心線に沿って延在する環と、
それぞれが環内に延在し、かつ軸方向において相互に離間し、第1の壁部と第2の壁部に取り付けられる複数のバンドと、
それぞれがある厚さを有し、隣接するバンドの間で長手方向において、かつ第1の壁部と第2の間で高さ方向において延在し、実質的に全てが音圧波を減衰するよう動作可能な伸長された1つ又はより多くの通路を備える、複数のバッフル、
を含んでなり、第1の壁部は第2の壁部の径方向内側に配置されることを特徴とする、軸方向中心線と外周を有するオーグメンター・ライナーである。ここで、各構成部材は、上述の第1の態様における形態を取り得る。
本発明によれば、オーグメンター・ライナーが提供される。本発明のライナーは、第1の壁部と第2の壁部の間に配置される環と、複数のバッフルを備える。第1の壁部は、第2の壁部の径方向内側に配置される。複数のバッフルは、第1の壁部と第2の壁部の間で高さ方向に延在しており、周方向においてある距離を空けて相互に離間している。隣接するバッフル間の距離は、環の室内に入る音波が第1の壁部と第2の壁部の間で、周方向成分より十分に大きい径方向成分を有する方向に移動するような距離である。つまりは、隣接するバッフル間の距離は、環の室内を移動する音波の周方向成分が減衰され、それによりスクリーチ音に著しく関与しないような距離であると説明できる。
本発明は、望ましくないスクリーチ音を最小限にするか、あるいは排除することを特徴とする。スクリーチ音を発生させる音圧波は、本発明のオーグメンター・ライナーによって減衰される。その結果、望ましくないスクリーチ音が最小限となるか、あるいは排除される。
本発明のこれら及びその他の目的、特徴並びに利点は、以下の図面に例示されるような本発明の最良の実施形態に関する詳細な説明を鑑みることによって明らかとなろう。
本発明のオーグメンター・ライナー10は、種々の異なる型のオーグメンター内で使用することができる。図1と図2において、実施態様であるオーグメンター・ライナー10は、進路誘導タービン排気ノズル内に採用されるものとして示されている。ノズルは、前方セクション12、中間セクション14及び後方セクション16を備える。図1に示す第1の形状において、ノズルセクション12,14,16は、タービン排気ノズルが実質的に直線となるように配置される。図2に示す第2の形状において、前方及び後方セクション12,16は、中間セクション14に対しておおよそ180°回転している。そのため、タービン排気ノズルはほぼ90°回転する。
図1と図2に示す実施態様のオーグメンター・ライナー10は、実質的に円筒形である。このオーグメンター・ライナー10の説明を容易にするため、オーグメンター・ライナー10は円筒形であるものとして説明する。しかしながら、本発明のオーグメンター・ライナー10は円筒形状に限定されるものではない。
図3及び図4を参照すると、オーグメンター・ライナー10は、相互に離間することにより、環状領域22を形成する第1の壁部18と第2の壁部20を備え、環状領域22は、第1の壁部18と第2の壁部20の間の内部領域である。第1の壁部18は、第2の壁部20の径方向内側に配置される。第1の壁部18と第2の壁部20のそれぞれは、環22に入ってそこから出て行く冷却空気の通路のための複数のアパーチャ24を備える。
次に図3から図5を参照すると、本発明のいくつかの実施態様において、ライナー10は、それぞれが環22内で周方向に延在する複数の径方向に膨張可能なバンド26を備える。バンド26は、軸方向において相互に離間している。バンド26は、第1の壁部18と第2の壁部20の間の変動に適応するように構成されている。いくつかの場合において、例えば、第1の壁部18は、第1の壁部20と比較して非常に高い伝熱作用を受ける場合がある。そのような場合、第1の壁部18は、径方向において、第2の壁部20よりも大きく熱膨張可能である。径方向に膨張可能なバンド26は、第1と第2の壁部18,20の径方向における相対的変位に適応する。好ましい形状において、各バンド26は、第1の壁部18に取り付けられる第1の部分28、第2の壁部に取り付けられる第2の部分30、及び第1と第2の部分28,30を連結する中間部分32を有する。中間部分32は、第1の部分28の平面と第2の部分30の平面と実質的に交差する平面に沿って設けられる。例えば、その形状は、概ね「Z」字形であるか、あるいは中間部分32が第1の部分28と第2の部分30のいずれか一方、又は両方に対して実質的に垂直であるか、などであってよい(例えば、中間部分32は、軸方向の中心線に対してほぼ平行な方向に延びていてよい)。好ましい形状は、壁部18,20の径方向及び軸方向における相対的な移動に適応するものである。
バンド26は、環22内の軸方向における冷却空気の移動を妨害する周方向に延在する室部を形成する。周方向に延在する室部は、ダクトの外周部の全部又は一部に沿って延在させてよい。図1及び図2に示す実施態様において、前方、中間及び後方ノズルセクション12,14及び16内において周方向に延在する室部は、ライナー10周囲の一部に沿って延在する。
図3から図6を参照すると、環は、隣接するバンド26の間で延在するバッフル34を用いてさらに細かく仕切られる。バッフル34は、第1と第2の壁部18,20の間で高さ方向に延在し、かつ隣接するバンド26の間で長手方向に延在する。いくつかの実施態様においては、各バッフル34は、第1の壁部18と第2の壁部20のいずれか一方に取り付けられる。図5に示す実施態様において、バッフル34は、複数のバンド26を横切って長手方向に延在し、バンド26中のスロット36に入れ子されている。この実施態様では、バンド26とバッフル34は実質的に相互に直交して配置される。バッフル34の変動は、実質的にバンド26によって防止される。いくつかの場合において、バッフル34は、バッフル34の長手方向における強度を増大させる、長手方向に延在するフィーチャー38(例えば、リブ、波形(corrugation)など形状)を備えることができる(図4参照)。ライナーの環22内に形成される環状ライナーの室は、第1の壁部18、第2の壁部20、隣接するバッフル34及び隣接するバンド26の間に延在する。上述のバンド26とバッフル34が相互に直交するよう配置された態様の代替としての特定の実施態様において、バッフル34は、例えばらせん形態となるように軸方向からそれた方向で延びていてもよい。バッフル34は又、第1の壁部18と第2の壁部20の間で、径方向からそれた方向に延在させてもよい。
バッフル34の周方向における空隙(即ち、周方向における隣接するバッフル34間の距離)は、作動中にオーグメンター内で発生する音圧波を有利に減衰するよう選択される。具体的には、隣接するバッフル34間の距離40は、正常な作動条件下において環状ライナー室に入る音圧波分が、第1の壁部18と第2の壁部20の間で、周方向成分よりも十分大きな径方向成分を有する方向において移動するように選択される。図6は、そのような方向でライナー室内を移動する音圧波42を概略的に示している。波42は、好ましく減衰され、それにより、望ましくないスクリーチ音の原因となる圧力の乱れの程度が小さくなる。即ち、バッフル間の空隙は、音波の周方向成分を十分に減衰し、それにより、音波の周方向成分が望ましくないスクリーチ音に著しく関与しないようにするものである。
オーグメンター内に存在する音圧波は、軸方向成分及びアジマス(azimuthal)成分を含む、進行波又は回転波の形態を有する。この波は、ライナー周囲において周期的なものであり、数学的に以下のように示すことができる。
Cos(ωt+mθ)
(式中、θはアジマス座標を意味し、ωは周波数を意味し、かつmは周方向モードの次数(order)を意味する)。スクリーチ音モードに関して、このモードの次数の値(m)は、周方向における波長が大きくなるよう、通常1から3である。
隣接するバッフル34間の具体的な空隙は、手近な用途に基づいて選択される。本発明者等は、望ましい音圧波の減衰が、周方向において周方向モードの次数の値の少なくとも2倍の数のバッフル34を提供することによって達成できることを見いだした。例えば、オーグメンター・アプリケーションが、周方向モードの次数の値が2である、望ましくない音圧波の影響を受けた場合、望ましい音波の減衰は、オーグメンター・ライナー10の周囲で間隔を空けて配置される少なくとも4つのバッフル34を提供することによって達成され得る。しかしながら、本発明者等のこの好ましい発見は、周方向モードの次数の2倍よりも多い数のバッフル34を有することが好ましいことを示している。しかしながら、バッフル34の数は、通常、バッフル34の追加に伴う重量と経費により制限される。バッフル34の数を周方向モードの次数の2〜8倍の範囲とすることによって、不利な結果を最小限に抑えた、有利な音波減衰が得られる。オーグメンター・ライナー10の周囲におけるバッフル間の空隙は、用途に応じて均一であっても非均一であってもよい。
次に図7を参照すると、いくつかの実施態様において、バッフル34が配置される隣接する室部間に、伸長された通路44を備えることによって得られる、補足的な音波減衰が示されている。図7では、例えば、伸長された通路44はバッフル34を通って延在し、隣接する環状ライナー室同士を連結するよう示されている。周方向における移動成分を有する音圧波は、その伸長された通路44に入り、そこを通過する間に減衰される。その結果、伸長された通路44を通って移動する音圧は、スクリーチ音の振幅に関与するとしてもそれほどではなくなる。伸長された通路44の長さは、考慮中の用途に合わせて変更することができるが、全ての場合において、そこを通って移動する音圧波が減衰するのに十分な長さである。
いくつかの実施態様において、透過性のバッフル34を使用することによって補足的な音波減衰が得られる。周方向における移動成分を有する音圧波は、この透過性のバッフル34を通過して減衰される。その結果、伸長された通路を通って移動する音圧波は、その他の場合と比較してもスクリーチ音の振幅にそれほど関与しない。
本発明を、前述の実施態様に関して説明したが、本発明の趣旨並びに範囲から逸脱することなく、それら実施態様における様々な変更がなし得ることは当業者等には理解されよう。例えば、周方向に延在するバンド26とそれらの間で延在するバッフル34を備えるものとして本発明を説明する。いくつかの用途において、バッフル34が上述の態様における数及び周方向の空隙を有するものであれば、バンド26がなくともバッフル34を使用すれば十分な場合もある。
直線形状のオーグメンター・ライナーを備える、進路誘導タービンの排気ノズルの概略図である。 角度を有する形状のオーグメンター・ライナーを備える、進路誘導タービンの排気ノズルの概略図である。 バッフルを示すために部分的に破損させたオーグメンター・ライナーセグメントの概略的な透視図である。 オーグメンター・ライナーセグメントの端面から見た概略的な構造図(エンド・ビュー)である。 壁部を取り除いたオーグメンター・ライナーセグメントの概略的な透視図である。 ライナー室中を移動する音圧波が示されている、ライナー室の概略図である。 バッフルを通る伸長された通路を示す概略図である。
符号の説明
10…オーグメンター・ライナー
18…第1の壁部
20…第2の壁部
24…アパーチャ
26…膨張可能なバンド
34…バッフル
44…通路

Claims (17)

  1. 第1の壁部と第2の壁部の間に配置され、オーグメンター・ライナーの軸方向中心線に沿って延在する環と、
    それぞれが環内に延在し、かつ軸方向において相互に離間し、第1の壁部と第2の壁部に取り付けられ、かつ第1の壁部と第2の壁部の間の相対的変位に適応するよう動作可能な、径方向において膨張可能な複数のバンドと、
    隣接するバンドの間で長手方向において、かつ第1の壁部と第2の間で高さ方向において延在し、周方向において、ある距離だけ相互に離間する複数のバッフル、
    を含んでなり、第1の壁部は第2の壁部の径方向内側に配置され、隣接するバッフル間の距離は、環の室内に入る音波が第1の壁部と第2の壁部の間で、周方向成分よりも十分に大きい径方向成分を有する方向において移動するような距離であることを特徴とする、軸方向中心線と外周を有するオーグメンター・ライナー。
  2. 前記複数のバンドがスロットを備え、前記バッフルが該スロット内に配置されることを特徴とする、請求項1記載のオーグメンター・ライナー
  3. 前記バッフルが、前記軸方向中心線に対して実質的に平行に長手方向に延在することを特徴とする、請求項1記載のオーグメンター・ライナー。
  4. 前記バッフルとバンドが、実質的に相互に直交するよう配置されることを特徴とする、請求項1記載のオーグメンター・ライナー。
  5. 前記複数のバッフル間の距離が一定であることを特徴とする、請求項1記載のオーグメンター・ライナー。
  6. 前記バッフルが、軸方向からそれた方向で延在することを特徴とする、請求項1記載のオーグメンター・ライナー。
  7. 前記バッフルが、第1の壁部と第2の壁部の間で、径方向からそれた方向で延在することを特徴とする、請求項1記載のオーグメンター・ライナー。
  8. 前記バッフルが透過性材料からなることを特徴とする、請求項1記載のオーグメンター・ライナー。
  9. 第1の壁部と第2の壁部の間に配置され、オーグメンター・ライナーの軸方向中心線に沿って延在する環と、
    それぞれが環内に延在し、かつ、軸方向において相互に離間し、第1の壁部と第2の壁部に取り付けられ、かつ、第1の壁部と第2の壁部の間の相対的変位に適応するよう動作可能な複数のバンドと、
    隣接するバンドの間で長手方向において、かつ第1の壁部と第2の間で高さ方向において延在し、周方向において実質的に一定距離だけ相互に離間し、その数が、周方向モードの次数の2倍又は8倍、あるいは2と8の間のいずれかの数の倍数に等しい、複数のバッフル、
    を含んでなり、第1の壁部は第2の壁部の径方向内側に配置されることを特徴とする、作動中にスクリーチ音を発生させる、周方向モードの次数を有する音圧波に適応するよう動作可能な、軸方向中心線と外周を有するオーグメンター・ライナー。
  10. 前記バッフルが、前記ライナーの軸方向中心線に対して実質的に平行に長手方向に延在することを特徴とする、請求項9記載のオーグメンター・ライナー。
  11. 前記バッフルとバンドが、実質的に相互に直交するよう配置されることを特徴とする、請求項9記載のオーグメンター・ライナー。
  12. 前記複数のバッフル間の距離が一定であることを特徴とする、請求項9記載のオーグメンター・ライナー。
  13. 前記バッフルが、軸方向からそれた方向で延在することを特徴とする、請求項9記載のオーグメンター・ライナー。
  14. 前記バッフルが、第1の壁部と第2の壁部の間で、径方向からそれた方向で延在することを特徴とする、請求項9記載のオーグメンター・ライナー。
  15. 前記バッフルが透過性材料からなることを特徴とする、請求項9記載のオーグメンター・ライナー。
  16. 第1の壁部と第2の壁部の間に配置され、オーグメンター・ライナーの軸方向中心線に沿って延在する環と、
    第1の壁部と第2の間で高さ方向において延在し、周方向において、ある距離だけ相互に離間する複数のバッフル、
    を含んでなり、第1の壁部は第2の壁部の径方向内側に配置され、隣接するバッフル間の距離は、環の室内に入る音波が第1の壁部と第2の壁部の間で、周方向成分よりも十分に大きい径方向成分を有する方向において移動するような距離であることを特徴とする、軸方向中心線と外周を有するオーグメンター・ライナー。
  17. 第1の壁部と第2の壁部の間に配置され、オーグメンター・ライナーの軸方向中心線に沿って延在する環と、
    それぞれが環内に延在し、かつ軸方向において相互に離間し、第1の壁部と第2の壁部に取り付けられる複数のバンドと、
    それぞれがある厚さを有し、隣接するバンドの間で長手方向において、かつ第1の壁部と第2の間で高さ方向において延在し、実質的に全てが音圧波を減衰するよう動作可能な伸長された1つ又はより多くの通路を備える、複数のバッフル、
    を含んでなり、第1の壁部は第2の壁部の径方向内側に配置されることを特徴とする、軸方向中心線と外周を有するオーグメンター・ライナー。
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