JP2006187866A - プリントシステム、画像送信装置及びその制御方法、プリント装置及びその制御方法 - Google Patents

プリントシステム、画像送信装置及びその制御方法、プリント装置及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】撮像装置とプリンタとを接続してダイレクト印刷により複数の画像を重ねて印刷する場合に、プリンタ側のメモリを増やすことなく、画像を重ねる順番を設定できるようにする。
【解決手段】撮像装置と、撮像装置から送信された画像データをプリントするプリント装置とを備えるプリントシステムであって、撮像装置は、重ね合わせてプリントしようとする複数の画像データを指定する指定情報群を作成する場合に、複数の画像データの中で特定のファイルタイプを有する画像データの指定情報が指定情報群の最後に位置するように作成する指定情報作成部を備え、プリント装置は、撮像装置に複数の画像データを送信させる場合に、撮像装置から送信された指定情報群の最後に位置する指定情報に対応する特定のファイルタイプを有する画像データを最初に送信するように撮像装置に指示する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、デジタルカメラなどの撮像装置とプリンタなどの画像出力装置とを接続して、複数の画像を重ねて印刷する技術に関するものである。
近年、簡単な操作で画像を撮影し、その撮影した画像をデジタル画像データに変換できるデジタルカメラ(撮像装置)が広く使用されるようになってきている。このようなカメラで撮影した画像を印刷して写真として使用する場合には、通常、一旦、その撮影されたデジタル画像データを、デジタルカメラからPC(パーソナルコンピュータ)に取り込み、そのPCで画像処理を行った後、そのPCからカラープリンタに出力して印刷するのが一般的である。
これに対して最近は、PCを介することなく、直接、デジタルカメラからカラープリンタにデジタル画像データを伝送して印刷することができるカラープリントシステム(以降ダイレクト印刷と称する)や、デジタルカメラに搭載され、撮像した画像を記憶しているメモリカードを、直接、カラープリンタに装着し、そのメモリカードに記憶されている、撮影された画像を印刷できる、所謂フォトダイレクト(PD)プリンタ等も開発されている。
また、ダイレクト印刷は元々は同一メーカーのカメラとプリンタの間でのみ実現できる機種限定の印刷機能であったが、近年業界標準化が進み、メーカーの違いに依らず異なるメーカーのカメラとプリンタの接続でもダイレクト印刷が行える環境が整ってきた。例えばCIPAから正式に公開されているピクトブリッジなどは、上記異なるメーカーの製品同士の接続時でもダイレクト印刷が行える代表的な規格の1つである。
またダイレクト印刷で実現できる印刷機能も年々多岐に渡ってきている。単にデジタルカメラで撮影した1枚の画像を1枚の記録用紙に印刷する旧来の銀塩写真の様な印刷機能だけではなく、印刷時の付加情報として撮影した日付を印刷する機能や印刷した画像のファイルネームを印刷する機能、また複数枚の画像を1枚の記録媒体に印刷する印刷機能(以降レイアウト印刷と称す)や撮影した画像の好みの部分だけを抜き出して印刷する機能などもユーザの好みに合わせて容易に行えるようになってきた。
また、デジタルカメラにより得られる画像情報はデジタルデータであるので、そのようなデジタルデータの特徴を活かした様々な印刷機能も提案されてきている。例えば、上述した単なるレイアウト印刷ではなく、複数の画像データをオーバーレイして印刷する機能(オーバーレイ印刷)等は、今後益々使用頻度が高まる機能の一つと考えられている。このようなオーバーレイ印刷のうち、例えば1枚の画像を背景画像とし、他の画像をその背景画像の上に重ねて、あたかも2枚の画像が1枚の画像として印刷されるような印刷機能(以降、フレーム印刷と称す)がダイレクト印刷でも実現できるようになってきている。
特開2004−15234号公報
このようにダイレクト印刷のI/F仕様の標準化、多機能化の環境は整ってきており、上記ピクトブリッジなどを用いてダイレクト印刷でフレーム印刷を行う要望が高まっている。このフレーム印刷においては画像の重ね合わせの順番によって、出力結果は大きく異なってくる。しかしながらこれまでのダイレクト印刷においては、ピクトブリッジにおいて規定されているコマンドにおいて、プリンタ側はデジタルカメラ側が複数の画像をどの順番で画像を重ね合わせて欲しいのかを確認する手段が存在しない。逆にデジタルカメラ側はプリンタ側に画像を重ね合わせる順番を指定する手段が存在しないという問題がある。
また、これまでのダイレクト印刷においては現状のピクトブリッジでは、複数画像の印刷や、N−upレイアウト(1枚の記録用紙に複数枚の画像を印刷する)を行う場合はデジタルカメラ側からコマンドであるXHTMLスクリプトで”PrintInfo”というタグを用いて複数の画像を印刷する順番に指定しておいて、プリンタ側は指定された順番で画像をデジタルカメラ側から取得していた。しかしこの方法をそのままフレーム印刷に適用すると、フレーム合成においては画像の重ね合わせの順番によっては、指定された複数の画像を全てプリンタ側で保持しておかなければならないという事態が生じるため、そのためのバッファメモリも複数の画像全ての分を用意しなければならず、プリンタのコストアップにつながるという問題があった。
従って、本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、撮像装置とプリンタとを接続してダイレクト印刷により複数の画像を重ねて印刷する場合に、プリンタ側のメモリを増やすことなく、画像を重ねる順番を設定できるようにすることである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係わるプリントシステムは、被写体を撮像する撮像装置と、該撮像装置から送信された画像データをプリントするプリント装置とを備えるプリントシステムであって、前記撮像装置は、重ね合わせてプリントしようとする複数の画像データを指定する指定情報群を作成する場合に、前記複数の画像データの中で特定のファイルタイプを有する画像データの指定情報が前記指定情報群の最後に位置するように前記指定情報群を作成する指定情報作成手段と、前記指定情報群と、前記複数の画像データのファイルタイプの情報とを前記プリント装置に送信する送信手段とを備え、前記プリント装置は、前記撮像装置に前記複数の画像データを送信させる場合に、前記撮像装置から送信された前記指定情報群に基づいて、該指定情報群の最後に位置する指定情報に対応する前記特定のファイルタイプを有する画像データを最初に送信するように前記撮像装置に指示する指示手段を備える、ことを特徴とする。
また、本発明に係わる画像送信装置は、画像データをプリント装置に送信する機能を有する画像送信装置であって、重ね合わせてプリントしようとする複数の画像データを指定する指定情報群を作成する場合に、前記複数の画像データの中で特定のファイルタイプを有する画像データの指定情報が前記指定情報群の最後に位置するように前記指定情報群を作成する指定情報作成手段を備えることを特徴とする。
また、本発明に係わるプリント装置は、画像送信装置から受信した画像データをプリントする機能を有するプリント装置であって、前記画像送信装置に、重ね合わせてプリントされるべき複数の画像データを送信させる場合に、前記画像送信装置から送信された重ね合わせてプリントしようとする複数の画像データを指定する指定情報群に基づいて、該指定情報群の最後に位置する指定情報に対応する特定のファイルタイプを有する画像データを最初に送信するように前記画像送信装置に指示する指示手段を備えることを特徴とする。
また、本発明に係わる画像送信装置の制御方法は、画像データをプリント装置に送信する機能を有する画像送信装置を制御する方法であって、重ね合わせてプリントしようとする複数の画像データを指定する指定情報群を作成する場合に、前記複数の画像データの中で特定のファイルタイプを有する画像データの指定情報が前記指定情報群の最後に位置するように前記指定情報群を作成する指定情報作成工程を備えることを特徴とする。
また、本発明に係わるプリント装置の制御方法は、画像送信装置から受信した画像データをプリントする機能を有するプリント装置を制御する方法であって、前記画像送信装置に、重ね合わせてプリントされるべき複数の画像データを送信させる場合に、前記画像送信装置から送信された重ね合わせてプリントしようとする複数の画像データを指定する指定情報群に基づいて、該指定情報群の最後に位置する指定情報に対応する特定のファイルタイプを有する画像データを最初に送信するように前記画像送信装置に指示する指示工程を備えることを特徴とする。
また、本発明に係わるプログラムは、上記の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明に係わる記憶媒体は、上記のプログラムをコンピュータ読み取り可能に記憶したことを特徴とする。
本発明によれば、撮像装置とプリンタとを接続してダイレクト印刷により複数の画像を重ねて印刷する場合に、プリンタ側のメモリを増やすことなく、画像を重ねる順番を設定することが可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な一実施形態について詳細に説明する。
<プリンタの概要説明>
図1は、本発明の一実施形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置(以下、PDプリンタ装置と称す)1000の概観斜視図である。このPDプリンタ装置1000は、ホストコンピュータ(PC)からデータを受信して印刷する通常のPCプリンタとしての機能と、メモリカードなどの記憶媒体に記憶されている画像データを直接読取って印刷したり、或いはデジタルカメラからの画像データを受信して印刷する機能を備えている。
図1において、本実施形態に係るPDプリンタ装置1000の外殻をなす本体は、下ケース1001、上ケース1002、アクセスカバー1003及び排出トレイ1004の外装部材を有している。また、下ケース1001は、PDプリンタ装置1000の略下半部を、上ケース1002は本体の略上半部をそれぞれ構成しており、両ケースの組合せによって内部に後述の各機構を収納する収納空間を有する中空体構造をなし、その上面部及び前面部にはそれぞれ開口部が形成されている。さらに、排出トレイ1004は、その一端部が下ケース1001に回転自在に保持され、その回転によって下ケース1001の前面部に形成される開口部を開閉させることができる。このため、記録動作を実行させる際には、排出トレイ1004を前面側へと回転させて開口部を開成させることにより、ここから記録シート(印刷用紙)が排出可能となると共に、排出された記録シートを順次積載することが可能となる。また排紙トレイ1004には、2枚の補助トレイ1004a,1004bが収納されており、必要に応じて各トレイを手前に引き出すことにより、用紙の支持面積を3段階に拡大、縮小させることができる。
アクセスカバー1003は、その一端部が上ケース1002に回転自在に保持され、上面に形成される開口部を開閉できるように構成されており、このアクセスカバー1003を開くことによって本体内部に収納されている記録ヘッドカートリッジ(不図示)或いはインクタンク(不図示)等の交換が可能となる。尚、ここでは特に図示しないが、アクセスカバー1003を開閉させると、その裏面に形成された突起がカバー開閉レバーを回転させるようになっており、そのレバーの回転位置をマイクロスイッチなどで検出することにより、アクセスカバー1003の開閉状態を検出することができる。
また、上ケース1002の上面には、電源キー1005が設けられている。また、上ケース1002の右側には、液晶表示部1006や各種キースイッチ等を備える操作パネル1010が設けられている。この操作パネル1010の構造は、後に図2を参照して詳しく説明する。1007は自動給送部で、記録シートを装置本体内へと自動的に給送する。1008は紙間選択レバーで、プリントヘッドと記録シートの間隔を調整するためのレバーである。1009はカードスロットで、ここにメモリカードを装着可能なアダプタが挿入され、このアダプタを介してメモリカードに記憶されている画像データを直接取り込んで印刷することができる。このメモリカード(PCカード)としては、例えばコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ、スマートメディア、メモリスティック等がある。
1011はビューワ(液晶表示部)で、このPDプリンタ装置1000の本体に着脱可能であり、メモリカードに記憶されている画像の中からプリントしたい画像を検索する場合などに、1コマ毎の画像やインデックス画像などを表示するのに使用される。1012は後述するデジタルカメラを接続するためのUSB端子である。また、このPDプリンタ装置1000の後面には、パーソナルコンピュータ(PC)を接続するためのUSBコネクタが設けられている。
<プリンタ操作部の概要説明>
図2は、本実施形態に係るPDプリンタ装置1000の操作パネル1010の概観図である。
図2において、液晶表示部1006には、その左右に表示されている項目に関するデータを各種設定するためのメニュー項目が表示される。ここに表示される項目としては、例えば、複数ある写真画像ファイルの内、印刷したい写真画像ファイルの先頭の写真番号、指定コマ番号(開始コマ指定/印刷コマ指定)、印刷を終了したい最後の写真番号(終了)、印刷部数(部数)、印刷に使用する用紙(記録シート)の種類(用紙種類)、1枚の用紙に印刷する写真の枚数設定(レイアウト)、印刷の品位の指定(品位)、撮影した日付を印刷するかどうかの指定(日付印刷)、写真を補正して印刷するかどうかの指定(画像補正)、印刷に必要な用紙枚数の表示(用紙枚数)等がある。
これら各項目は、カーソルキー2001を用いて選択、或いは指定される。2002はモードキーで、このキーを押下する毎に、印刷の種類(インデックス印刷、全コマ印刷、1コマ印刷等)を切り替えることができ、これに応じてLED2003の対応するLEDが点灯される。2004はメンテナンスキーで、プリントヘッドのクリーニング等、プリンタのメンテナンスを行わせるためのキーである。2005は印刷開始キーで、印刷の開始を指示する時や、或いはメンテナンスの設定を確立する際に押下される。2006は印刷中止キーで、印刷を中止させる時や、メンテナンスの中止を指示する際に押下される。
<プリンタの電気仕様の概要>
次に図3を参照して、本実施形態に係るPDプリンタ装置1000の制御に係る主要部の構成を説明する。尚、この図3において、前述の図面と共通する部分は同じ記号を付与して、それらの説明を省略する。
図3において、3000は制御部(制御基板)を示している。3001はASIC(専用カスタムLSI)を示している。3002はDSP(デジタル信号処理プロセッサ)で、内部にCPUを有し、後述する各種制御処理及び、輝度信号(RGB)から濃度信号(CMYK)への変換、スケーリング、ガンマ変換、誤差拡散等の画像処理等を行なう。3003はメモリで、DSP3002のCPUの制御プログラムを記憶するプログラムメモリ3003a、及び実行時のプログラムを記憶するRAMエリア、画像データなどを記憶するワークメモリとして機能するメモリエリアを有している。3004はプリンタエンジンで、ここでは、複数色のカラーインクを用いてカラー画像を印刷するインクジェットプリンタのプリンタエンジンが搭載されている。3005はデジタルカメラ(DSC)3012を接続するためのポートとしてのUSBコネクタである。3006はビューワ1011を接続するためのコネクタである。3008はUSBハブ(USBHUB)で、このPDプリンタ装置1000がPC3010からの画像データに基づいて印刷を行う際には、PC3010からのデータをそのままスルーし、USB3021を介してプリンタエンジン3004に出力する。これにより、接続されているPC3010は、プリンタエンジン3004と直接、データや信号のやり取りを行って印刷を実行することができる(一般的なPCプリンタとして機能する)。3009は電源コネクタで、電源3019により、商用AC電源から変換された直流電圧を入力している。PC3010は一般的なパーソナルコンピュータ、3011は前述したメモリカード(PCカード)、3012はデジタルカメラ(DSC:Digital Still Camera)である。
尚、この制御部3000とプリンタエンジン3004との間の信号のやり取りは、前述したUSB3021又はIEEE1284バス3022を介して行われる。
<デジタルカメラの概要説明>
図4は、本実施形態に係るDSC(デジタルカメラ)3012の構成を示すブロック図である。
図4において、3100はDSC3012全体の制御を司るCPUであり、3101はCPU3100による処理手順を記憶しているROMである。3102はCPU3100のワークエリアとして使用されるRAMであり、3103は各種操作を行うスイッチ群で、各種スイッチやカーソルキー等が含まれている。2700は液晶表示部であり、現時点で撮影している映像や、撮像されて記憶されている画像を表示したり、各種設定を行う際のメニューを表示するために使用される。3105は光学ユニットであり、主としてレンズ及びその駆動系で構成される。3106は撮像素子(CCD)であり、3107はCPU3100の制御下において光学ユニット3105を駆動制御するドライバである。3108は記憶媒体3109(コンパクトフラッシュ(登録商標)メモリカード、スマートメディア等)を接続するためのコネクタであり、3110はPC或いは本実施形態におけるPDプリンタ1000と接続するためのUSBインターフェース(USBのスレーブ側)である。
<カメラ/プリンタの接続の概要説明>
図5は、本実施形態に係るPDプリンタ装置1000とDSC3012との接続を説明する図で、前述の図面において共通している部分は同じ記号で示し、その説明を省略している。
図において、ケーブル5000は、PDプリンタ装置1000のコネクタ1012と接続されるコネクタ5001と、デジタルカメラ3012の接続用コネクタ5003と接続するためのコネクタ5002とを備えており、また、デジタルカメラ3012は、内部のメモリに保存している画像データを、接続用コネクタ5003を介して出力可能に構成されている。なお、デジタルカメラ3012の構成としては、内部に記憶手段としてのメモリを備えるものや、取外し可能なメモリを装着するためのスロットを備えるものなど、種々の構成を採用することができる。図5に示すように、ケーブル5000を介してPDプリンタ装置1000とデジタルカメラ3012とを接続することにより、デジタルカメラ3012からの画像データを直接PDプリンタ装置1000で印刷することができる。
以下、以上のように構成される本実施形態に係る印刷システムの動作について説明する。
以上の構成に基づくデジタルカメラ(DSC)3012とPDプリンタ装置1000とを含む印刷システムにおける動作概要を以下に説明する。尚、本実施形態に係る印刷システムでは、DSC3012とPDプリンタ装置1000とはそれぞれ本実施形態に係る手順DPS(Direct Print System)の仕様に従った動作が可能であるものとする。
<ピクトブリッジ信号フローの概要説明>
図6は、本実施形態に係る印刷システムにおいて、DSC3012からPDプリンタ装置1000に対してプリント要求を発行して印刷を行う場合の手順を説明する図である。
この処理手順は、PDプリンタ装置1000とDSC3012とがUSBケーブル5000を介して接続された後、通信方法として、互いにDPS所定のダイレクトプリント仕様に準拠していることを確認した後に実行される。
まずDSC3012は「Cofigure Print Service」をPDプリンタ装置1000に送信して、PDプリンタ装置1000の状態をチェックする(600)。これに対してPDプリンタ装置1000から、その時点でのPDプリンタ装置1000の状態(ここでは「アイドル」状態)が通知される(601)。そしてDSC3012は、PDプリンタ装置1000のCapabilityを問合せ(602)、そのCapabilityに応じたプリント開始要求(Start Job)を発行する(603)。尚、このプリント開始要求は、601で、後述するPDプリンタ装置1000からのステータス情報の中の「new Job OK」が「True(真)」になっていることを条件に発行される。
このプリント開始要求に対してPDプリンタ装置1000は、印刷が指示された画像データのファイルIDに基づいてファイル情報をDSC3012に要求する(604)。これに応答してDSC3012から、そのファイル情報が送信される。このファイル情報にはファイル容量等の情報が含まれる。そしてPDプリンタ装置1000がそのファイル情報を受信して処理可能であると判断すると、そのファイル情報をDSC3012に要求する(605)。これによりその要求されたファイルの画像データがDSC3012からPDプリンタ装置1000に送られる。これによりPDプリンタ装置1000がプリント処理を開始すると、606で「印刷中(Printing)」を示すステータス情報が、PDプリンタ装置1000からDSC3012に「Notify Device Status」によって送られる。そして1頁のプリント処理が終了すると、次のページの処理開始時にPDプリンタ装置1000から「Notify Job Status」607により、それが通知される。そして1頁だけの印刷であれば、そのプリント要求した1頁の印刷が終了すると、次に「Notify Dvice Status」608によりPDプリンタ装置1000が「アイドル」状態になったことが通知される。
尚、例えば、1頁に複数枚(N枚)の画像をレイアウトして印刷するN−up印刷の場合には、N枚の画像を印刷する度に、「Notify Job Status」607がPDプリンタ装置1000からDSC3012に送られることになる。本実施形態での「Notify Job Status」及び「Notify Device Status」の発行タイミングと画像データの取得の順番は一例であり、製品の仕様によっては様々なケースが起こりうる。
尚、このプリント処理において、DSC3012からのプリント開始要求(Start Job)に、印刷すべき画像データのファイルIDを一括して含めて送信して印刷する場合と、一般の写真現像で使用されるDPOFファイルのファイルIDのみをDSC3012からのプリント開始要求(Start Job)に含めてPDプリンタ装置1000に送信し、PDプリンタ装置1000がそのDPOFファイルを解釈し、必要な画像データのファイルIDを取得してプリントする場合も含まれる。
<印刷Jobの概要説明>
図7は、DSC3012からPDプリンタ装置1000に対して発行されるプリント開始要求の具体例を説明する図である。
図7において、720は、この印刷ジョブのコンフィグレーション(jobConfig)を示し、721はプリント情報(printInfo)を示している。
まずコンフィグレーション720について説明する。
700は印刷する画質を示し、これには例えば「標準」、「高画質」などがある。701は用紙サイズ、702は用紙タイプで、例えば「普通紙」、「写真用紙」、「インクジェット専用紙」等がある。703は印刷する画像ファイルのタイプを指定するもので、例えばDPOFを使用する場合は、これで指定される。704は日付印刷の有無、705はファイル名の印刷の有無、706は画像最適化を行うかどうか、707は固定サイズの印刷、708は画像の指定された範囲の印刷を行うかどうかの有無をそれぞれ指定する。またプリント情報721は、ファイルID709と、日付情報710を含んでいる。
図8は、前述のJob StatusとDevice Statusに含まれる情報を説明する図である。ここで図8(a)のJob Status及び図8(b)のDevice StatusはPDプリンタ装置1000からDSC3012に送信される。また、DSC3012は任意のタイミングで、それらの情報をPDプリンタ装置1000へ送信要求することができる。
図8において、「prtPID」、「ImagePath」及び「copyID」はDPOFファイルの印刷が指示された場合に有効になる。「prtPID」はDPOFファイルで指定された印刷セクションの識別情報(ID)、「ImagePath」はDPOFファイルで指定された画像ファイルを特定するためのパスの情報、そして「copyID」は複数枚の印刷指定時に、実際に何枚目を印刷しているかを意味している。
DPOFファイルによる印刷の場合は、DSC3012は、プリント開始要求(Start Job)中にDPOFファイルの「fileID」を記載してPDプリンタ装置1000に送信する。これによりPDプリンタ装置1000は、そのDPOFファイルの印刷を開始できる。そしてPDプリンタ装置1000は、そのDPOFファイルの「fileID」を基にDPOFファイルを取得し、「GetFileID」を実行して、DPOFファイル中に指定された画像ファイルの「fileID」を特定し、その画像ファイルをDSC3012に要求して、その画像データを取得する。こうしてDPOFファイルで指定された画像を印刷することができる。そして、DPOFファイルによる印刷実行中に、印刷の進行状況を示す上記「prtPID」、「ImagePath」及び「copyID」が、PDプリンタ装置1000から前述の「Notify Job Status」によりDSC3012に通知される。
尚、このDPOFファイルの印刷中に何らかの理由で印刷が中断された後、印刷が再開された時は、印刷が中止されたページの先頭から、その印刷処理が再開される。
「progress」は、印刷予定枚数の内、現在何枚目を印刷しているか(N/T)を示す。ここでNは現在の印刷ページ、Tはトータルの印刷枚数を示す。「imagePrinted」は印刷済みの画像枚数を示す。
次にDevice Statusについて説明する。
「dpsPrintServiceStatus」は、PDプリンタ装置1000の状態を意味し、DSC3012に通知される。この状態には、アイドル、プリント、ポーズ状態が含まれる。「jobEndReason」は、プリント処理の終了状況を意味し、最終ページの印刷が完了するとDSC3012に通知される。「errorStatus」はそのエラーの状態を意味し、エラーが発生した場合に通知される。「errorReason」は、そのエラーの発生理由を意味し、「errorStatus」と共に通知される。「disconnectEnable」は、USBケーブル5000が外されても印刷可能であることを意味し、PDプリンタ装置1000からDSC3012に通知される。「CapabilityChanged」は、PDプリンタ装置1000におけるCapabilityが変更されたことを意味し、DSC3012に通知される。「newJobOK」は、PDプリンタ装置1000が印刷要求を受付け可能であることを意味し、DSC3012に通知される。
<Get Capabilityの説明>
図9は、DSC3012からPDプリンタ装置1000に対して発行されるプリンタのCapability取得方法の具体例を説明する図である。
図9(a)は、DSC3012からPDプリンタ装置1000にプリンタのCapabilityを要求する説明図である。具体的には、図9(a)904に示す通り、プリンタが有するCapabilityの問い合わせが行われる。
図9(b)は、前記図9(a)のCapability要求に応じてプリンタが実現可能な機能を返信する説明図である。図中916がその内容を示す。
図9(b)から明らかな通り本実施形態ではCapabilityは8桁のコードで送受信される。レイアウトのCapabilityは上二桁が[57]で始まるコードと既定されており、次の二桁が1枚の記録シートに何枚の画像を印刷できるかのレイアウト情報を示している。即ち[5701]は1枚の記録シートに1枚の画像を印刷するレイアウトが可能である事を示し、[5702]は1枚の記録媒体に2枚の画像を印刷するレイアウトが可能である事を示している。尚[5700]は印刷レイアウトがプリンタのデフォルトレイアウトで印刷されるモードである事を意味している。つまり図9(b)の例では、プリンタが返信しているプリンタのレイアウト印刷におけるCapabilityとしては、1枚印刷と2枚印刷とプリンタのデフォルトレイアウト印刷の、以上3通りのレイアウト印刷指定にプリンタは対応できる事をカメラに返信している事となる。
尚、ここではレイアウト印刷に関してCapabilityの送受信の仕方を説明したが、印刷に関する付加機能はレイアウト印刷だけではない。例えば、プリンタが対応できる記録媒体の種類についてのCapability、プリンタが対応できる記録媒体のサイズについてのCapability、プリンタが対応できる画像データのファイルタイプについてのCapability、プリンタが日付やファイルネームを画像に付加して印刷できるか否かのCapability、プリンタが対応できる印刷モードについてのCapability、プリンタが対応できる画像の自動補正機能の有無についてのCapability、などなど様々なCapabilityがあるがここでの1つ1つの詳細な通信仕様に関しての説明は割愛する。
<画像の特定方法>
次に印刷を行う時に画像の特定の仕方について説明する。
印刷条件は図7で説明した通りStart Job(印刷Jobを指定するコマンド)を用いてカメラからプリンタに情報が送られる。ここで印刷対象の画像の指定は<fileID>(図7の709)のタグで指定される。即ち、そのタグに印刷画像のハンドル番号が羅列され、印刷画像が特定される。図7は複数枚印刷するレイアウト印刷の指定ではなく、1枚印刷の例なのでハンドル番号は1つしか記載されていない(ハンドル番号00000001)が、2枚印刷の場合であれば同様に8桁で表現されるハンドル番号が2つ並列に送られる。
印刷される画像のハンドル番号が上記の通りプリンタに送信された後、プリンタは印刷に先立ってハンドル番号で指定された画像ファイルをカメラに取りに行く。この時実際の画像ファイルを取得する前にまずは画像の情報を取得し画像ファイルを受信する準備を行う。
その一例を図10に示す。図10(a)はプリンタからカメラにハンドル名[00000001]の画像情報の取得をリクエストする例である。(b)はそのリクエストに応えてカメラがファイルの情報をレスポンスする例である。ここではファイルのタイプ<fileType>とファイルのサイズ<fileSize>の情報が返信されている。更に具体的には、例えば上記のコマンドがUSBのPTP上で実現される場合、以下の通り処理される。
即ち、USBのホストであるプリンタはUSBのスレーブであるカメラから印刷指定されている画像のハンドル番号のObjectInfoDatasetを受信する。ここでObjectInfoDatasetは複数のData Fieldから成り、例えばファイルタイプ情報の取得であればData Field の中のObjectFormatCodeの内容からファイルのタイプを特定できる仕組みとなっている。尚PTPではObjectFormatCodeは4桁の16進コードで記載されているが、ObjectFormatCode表で該コードが具体的に何のファイルタイプなのか(ex.JpegなのかTiffなのかGIFなのかなど)が別途既定されており、ファイルタイプを特定できるようになっている。また印刷指定されている画像が格納されているフォルダの特定も、ObjectInfoDatasetのData Fieldの情報から特定することが出来る。上記では、トランスポート層以下がUSB−PTPである場合を一例にファイル情報の入手方法の概要を説明したが、この様なファイルの情報の入手手段はI/Fにより夫々異なるものの、多くのI/Fで一般的に取得できる情報である。
<実施形態の特徴的な動作の説明>
以下、本実施形態の特徴的な動作について説明する。
以下では、デジタルカメラ3012とPDプリンタ装置1000をダイレクトに接続して、ピクトブリッジにより、フレーム印刷(画像を重ねて印刷)を行なう場合について説明する。より具体的には、装飾画像であるPNG1,PNG2,PNG3と主画像であるExif/JPEG1とを合成した画像と、装飾画像であるPNG4,PNG5と主画像であるExif/JPEG2とを合成した画像を2−upレイアウトでハガキに印刷する場合について説明する。
この場合、ユーザはデジタルカメラ3012を操作して、デジタルカメラ3012の液晶表示画面上に、まず主画像であるExif/JPEG1を表示させ、表示画面上で目的の装飾画像PNG1,PNG2,PNG3を選択して決定する。その後、同様の操作により、主画像であるExif/JPEG2を表示させ、表示画面上で目的の装飾画像PNG4,PNG5を選択して決定する。これらの操作により、デジタルカメラ3012側では、PDプリンタ装置1000に印刷させるべき画像が設定される。
図11は、ピクトブリッジのフレーム印刷において、PNG1とPNG2とPNG3とExif/JPEG1とを合成した画像と、PNG4とPNG5とExif/JPEG2とを合成した画像を2−upレイアウトでハガキに印刷するときのスクリプトの例を示した図である。
まず印刷する用紙サイズを設定するために<paperSize>タグにハガキを表す51030000を設定する。次に使用する画像のファイルタイプを<fileType>タグで指定するが、本実施形態ではベース画像(主画像)としてExif/JPEGを、オーバレイする画像(装飾画像)としてPNG画像を利用するので、ここではファイルタイプの混在を許可しているdefaultタイプを表す53000000を設定する。また、本実施形態では2−upレイアウトを行っているので、<layout>タグに57020000を設定している。
次に、デジタルカメラ側では、フレーム印刷を行う画像のファイルIDを<PrintInfo>タグを使って順次指定して行く。本実施形態では、プリンタとデジタルカメラとの間に下記のような取決めを行っている。
(1)フレーム印刷を行う画像は1〜4枚で、その間の任意の値を取る。もちろんフレーム印刷の最大値は4枚よりも大きくても良いが、それはプリンタの処理速度等を考慮して最適な値を適宜決めればよい。
(2)Exif/JPEG画像をフレーム印刷の区切りとして、最後に指定する。プリンタ側が受け取った画像のファイルタイプがPNGであるかExif/JPEGであるかの判定は前述した<画像の特定方法>で説明した方法で行えばよい。
(3)画像の重ね合わせ順は、最後に指定したフレーム印刷の区切り画像であるExif/JPEG画像を最背面に配置して、その前面に最後から2番目に指定したPNG画像を重ね合わせる。以下繰り返して最前面に一番初めに指定した画像を重ね合わせる。
なお、既に述べたように、ユーザはデジタルカメラ側で主画像に重ね合わせる装飾画像を選択する場合には、通常は主画像Exif/JPEGを最初に指定して、その後に重ね合わせる装飾画像PNGを指定する場合が多く、印刷画像は、Exif/JPEG→PNG1→PNG2→…、のような順に指定されると考えられる。この場合、上記の(2)のようにExif/JPEG画像をフレーム印刷の区切りとするため、デジタルカメラ側では、<printInfo>タグを用いて画像のファイルIDを指定する場合に、ユーザが指定したExif/JPEG→PNG1→PNG2→…という順番から、PNG1→PNG2→…、→Exif/JPEGという順番に並べ替える。
このように、(2)の取り決めに従って上記のようにPNG画像を先に並べExif/JPEGを後に並べるのは、例えば、本実施形態と逆にJPEGを先に並べてしまうと、プリンタ側ではjob中に次のJPEGがこないと合成しようとする複数の画像の区切りが分からず、この次のJPEGに関する情報を取得することは、合成処理には関係ない画像に関する情報を取得することになるので、時間とリソースの無駄になるからである。
上記のような取決めのもとでデジタルカメラ側が<printInfo>タグを用いて、PNG1→PNG2→PNG3→Exif/JPEG1→PNG4→PNG5→Exif/JPEG2の順番で画像を指定した場合、プリンタ側はまず先頭の画像から順にファイルタイプを調べて行きExif/JPEG1を見つけたところでこれをフレーム印刷の区切りと判断してPNG1、PNG2、PNG3、Exif/JPEG1の4枚の画像を合成するものと判断する。そして、同時にその時の重ね合わせの順番は上記の取決めに従って、PNG1が最前面となり次にPNG2がPNG1の背面に配置され、同様にその背面にPNG3が配置され、最後に区切り画像であるExif/JPEG1が最背面に配置されるものと判断する。なお、プリンタ側は、この<printInfo>タグを受け取った時点では、合成する画像についての情報を取得するだけなので、まだ実際の画像データはデジタルカメラ側から受け取っていない。
次にプリンタ側はPNG4の画像から順にファイルタイプを調べて行きExif/JPEG2を見つけたところでこれをフレーム印刷の区切りと判断してPNG4、PNG5、Exif/JPEG2の3枚の画像を合成するものと判断する。そして、同時にその時の重ね合わせの順番は上記の取決めに従って、PNG4が最前面となり次にPNG5がPNG4の背面に配置され、最後に区切り画像であるExif/JPEG2が最背面に配置されるものと判断する。
この後、プリンタ側は、実際にデジタルカメラ側から画像データを取得する動作に移行する。
以下、プリンタ側がデジタルカメラ側から実際に画像データを取得する場合の画像を取得する順番について説明する。
図12は図11における最初の4枚の画像のフレーム印刷部分について、その画像の重ね合わせの順番と画像の取得の順番を説明する図面である。
前述のように重ね合わせの順はPNG1を最前面としてPNG1→PNG2→PNG3→Exif/JPEG1の順番になるが、このときプリンタ側からデジタルカメラ側に実際の画像の取得を行う順番を、従来のピクトブリッジダイレクト印刷での複数枚印刷やN−up印刷で行っていたように、コマンドで指定された順番に、PNG1→PNG2→PNG3→Exif/JPEG1という順番で行うと、画像の重ね合わせの順番の関係上、最背面の画像であるExif/JPEG1を取得するまでは、それ以前に取得したPNG1、PNG2、PNG3の全ての画像を保持しておかなければならないことになる。そのため、画像バッファメモリも4画像分必要となりプリンタのコストアップに繋がってしまう。従って本実施形態ではプリンタ側が画像の取得を行う順番を、コマンドで指定された順番とは逆のExif/JPEG1→PNG3→PNG2→PNG1という順番で行う事にしている。これは、図6におけるGet File(605)により、プリンタ側がデジタルカメラ側に対して、Exif/JPEG1→PNG3→PNG2→PNG1という順番で画像を送信するように要求することで実現される。つまり、最初にExif/JPEG1の画像を取得し画像バッファメモリに格納しておき、次にPNG3の画像を取得しながら同時に画像バッファメモリに重ね合わせて行く。同様にPNG2、PNG1の画像を取得しながら同時に画像バッファメモリに重ね合わせるという処理を繰り返してゆく。
次のPNG4、PNG5、Exif/JPEG2についても同様に、プリンタ側がデジタルカメラ側に対して、Exif/JPEG2→PNG5→PNG4という順番で画像を送信するように要求し、プリンタ側は、Exif/JPEG2→PNG5→PNG4という順番で画像をバッファメモリに格納し重ね合わせる処理を行なう。
これにより、プリンタ側の画像バッファメモリは、2−upレイアウトの場合でも2つの合成画像に対応する2画像分の容量、1枚の画像のみのレイアウトでは1画像分の容量だけあれば良いことになるので、プリンタのメモリの容量を増やす必要がなくなり、コストダウンが実現可能となる。
また、1枚目のExif/JPEG1,PNG3,PNG2,PNG1の合成画像をプリンタ側で先に印刷してしまい、その後に2枚目のExif/JPEG2,PNG5,PNG4をデジタルカメラ側から受け取るようにすれば、2−upレイアウトの場合でもプリンタ側の画像バッファメモリを1画像分だけで済ますことも可能である。
その他のメリットとして、ピクトブリッジではExif/JPEG画像のデータが壊れていた場合に、何らかの手段を講じないと、空白ページを出力したり、意味不明な画像を出力したりする場合がある。その場合に、従来のようにコマンドで指定された順番で画像を取得していくと、PNG1、PNG2、PNG3を取得し終わった後、最後のExif/JPEG1画像を読み込んでみて初めて空白ページを出力することがわかるためPNG1、PNG2、PNG3を読み込む時間が無駄となる。これに対し、本実施形態のように、コマンドで指定された順番とは逆の順番で画像を取得していくと、最初にExif/JPEG1の画像を読み込んだところで空白ページを出力することがわかるため、最も重要なデータの安全性を早く知り、プリント中止などの判断を早めることができることになり、無駄な画像の読み込み時間が省略でき印刷速度を向上させることができる。
また、枠や花等の装飾画像(PNG画像)を主画像(JPEG画像)に重ね合わせる際、主画像データのサイズや形状(アスペクト比)にあわせて、装飾画像の位置やサイズを調整することが好ましいが、そのような場合に主画像であるJPEGを最初に取り込んでおけば、装飾画像であるPNGの形状やサイズを主画像に合わせることも可能となる。
以上のようにすることで、ピクトブリッジダイレクトプリントにおいて複数の画像をどの順番で重ね合わせるのかを規定することが可能となる。
(他の実施形態)
また、各実施形態の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した手順に対応するプログラムコードが格納されることになる。
本発明の一実施形態に係るPDプリンタ装置の概観斜視図である。 本発明の一本実施形態に係るPDプリンタ装置の操作パネルの概観図である。 本発明の一実施形態に係るPDプリンタ装置の制御に係る主要部の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るPDプリンタ装置とデジタルカメラとの接続を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る印刷システムにおけるPDプリンタ装置とデジタルカメラとの間のコマンドのやり取りを説明する図である。 本発明の一実施形態に係るデジタルカメラから発行されるプリント開始コマンドの具体例を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るJob StatusとDevice Statusを説明する図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタのCapabilityのリクエスト方法、レスポンス方法の具体例を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る印刷画像のファイル情報を取得する具体例を説明する図である。 ピクトブリッジのフレーム印刷において、PNG1とPNG2とPNG3とExif/JPEG1とを合成した画像と、PNG4とPNG5とExif/JPEG2とを合成した画像を2−upレイアウトでハガキに印刷するときのスクリプトの例を示した図である。 本発明の一実施形態に係る印刷結果を説明する説明図である。
符号の説明
1000 PDプリンタ装置
1006 液晶表示部
1010 操作パネル
1011 ビューワ
3000 制御部
3001 ASIC
3002 DSP
3003 メモリ
3004 プリンタエンジン
3005 USBコネクタ
3008 USBハブ
3010 PC(パーソナルコンピュータ)
3012 デジタルカメラ(DSC)
3011 メモリカード(PCカード)

Claims (16)

  1. 被写体を撮像する撮像装置と、該撮像装置から送信された画像データをプリントするプリント装置とを備えるプリントシステムであって、
    前記撮像装置は、
    重ね合わせてプリントしようとする複数の画像データを指定する指定情報群を作成する場合に、前記複数の画像データの中で特定のファイルタイプを有する画像データの指定情報が前記指定情報群の最後に位置するように前記指定情報群を作成する指定情報作成手段と、
    前記指定情報群と、前記複数の画像データのファイルタイプの情報とを前記プリント装置に送信する送信手段とを備え、
    前記プリント装置は、
    前記撮像装置に前記複数の画像データを送信させる場合に、前記撮像装置から送信された前記指定情報群に基づいて、該指定情報群の最後に位置する指定情報に対応する前記特定のファイルタイプを有する画像データを最初に送信するように前記撮像装置に指示する指示手段を備える、
    ことを特徴とするプリントシステム。
  2. 前記複数の画像データの中で、前記特定のファイルタイプを有する画像データは主画像データであり、その他のファイルタイプを有する画像データは装飾画像データであることを特徴とする請求項1に記載のプリントシステム。
  3. 前記プリント装置は、前記複数の画像データを記憶するバッファメモリを備え、該バッファメモリは、前記複数の画像データを、前記撮像装置から送信されてきた順番に格納することを特徴とする請求項1に記載のプリントシステム。
  4. 画像データをプリント装置に送信する機能を有する画像送信装置であって、
    重ね合わせてプリントしようとする複数の画像データを指定する指定情報群を作成する場合に、前記複数の画像データの中で特定のファイルタイプを有する画像データの指定情報が前記指定情報群の最後に位置するように前記指定情報群を作成する指定情報作成手段を備えることを特徴とする画像送信装置。
  5. 前記複数の画像データの中で、前記特定のファイルタイプを有する画像データは主画像データであり、その他のファイルタイプを有する画像データは装飾画像データであることを特徴とする請求項4に記載の画像送信装置。
  6. 前記特定のファイルタイプは、JPEG圧縮画像であることを特徴とする請求項4に記載の画像送信装置。
  7. 前記その他のファイルタイプは、JPEG圧縮画像とは異なり、且つ透過色領域を設定可能なデータであることを特徴とする請求項5に記載の画像送信装置。
  8. 更に撮像部及び画像表示部を有することを特徴とする請求項4に記載の画像送信装置。
  9. 画像送信装置から受信した画像データをプリントする機能を有するプリント装置であって、
    前記画像送信装置に、重ね合わせてプリントされるべき複数の画像データを送信させる場合に、前記画像送信装置から送信された重ね合わせてプリントしようとする複数の画像データを指定する指定情報群に基づいて、該指定情報群の最後に位置する指定情報に対応する特定のファイルタイプを有する画像データを最初に送信するように前記画像送信装置に指示する指示手段を備えることを特徴とするプリント装置。
  10. 前記複数の画像データの中で、前記特定のファイルタイプを有する画像データは主画像データであり、その他のファイルタイプを有する画像データは装飾画像データであることを特徴とする請求項9に記載のプリント装置。
  11. 前記特定のファイルタイプは、JPEG圧縮画像であることを特徴とする請求項9に記載のプリント装置。
  12. 前記その他のファイルタイプは、JPEG圧縮画像とは異なり、且つ透過色領域を設定可能なデータであることを特徴とする請求項10に記載のプリント装置。
  13. 画像データをプリント装置に送信する機能を有する画像送信装置を制御する方法であって、
    重ね合わせてプリントしようとする複数の画像データを指定する指定情報群を作成する場合に、前記複数の画像データの中で特定のファイルタイプを有する画像データの指定情報が前記指定情報群の最後に位置するように前記指定情報群を作成する指定情報作成工程を備えることを特徴とする画像送信装置の制御方法。
  14. 画像送信装置から受信した画像データをプリントする機能を有するプリント装置を制御する方法であって、
    前記画像送信装置に、重ね合わせてプリントされるべき複数の画像データを送信させる場合に、前記画像送信装置から送信された重ね合わせてプリントしようとする複数の画像データを指定する指定情報群に基づいて、該指定情報群の最後に位置する指定情報に対応する特定のファイルタイプを有する画像データを最初に送信するように前記画像送信装置に指示する指示工程を備えることを特徴とするプリント装置の制御方法。
  15. 請求項13又は14に記載の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  16. 請求項15に記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能に記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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