JP2006186535A - チャージポンプ回路及びその半導体集積装置 - Google Patents

チャージポンプ回路及びその半導体集積装置 Download PDF

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Abstract

【課題】チャージポンプ回路をより高い周波数で動作できるようにすることである。
【解決手段】UP信号がローレベルのとき、pチャネルMOSトランジスタTR1のゲートに、VDD−Vth<Pb<VDDの条件を満たすバイアス電圧Pbを供給し、DOWN信号がローレベルのとき、nチャネルMOSトランジスタTR2のゲートに、GND<Nb<Vthの条件を満たすバイアス電圧Nbを供給する。これにより、pチャネルMOSトランジスタTR1とnチャネルMOSトランジスタTR2がオン状態になるまでの遅延時間を短くすることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、チャージポンプ回路及びその回路を有する半導体集積装置に関する。
PLL(Phase Locked Loop)シンセサイザは、電圧制御発振器の出力信号と目的とする周波数の信号との位相差を位相比較器で検出し、位相差に応じた信号をチャージポンプ回路に与え、チャージポンプ回路の出力電圧を制御する。そして、電圧制御発振器の発振周波数を目的の周波数となるように制御している。
特許文献1には、電源とチャージポンプ回路の出力端子との間に2個のpチャネルMOSトランジスタを直列に接続し、同様に出力端子と接地との間に2個のnチャネルMOSトランジスタを直列に接続し、電源側のpチャネルMOSトランジスタと接地側のnチャネルMOSトランジスタをスイッチングすることで、出力側に過渡的な電流が流れるのを防止することが記載されている。
特許文献2には、チャージポンプ回路の出力側のトランジスタのゲートに接続されるMOSトランジスタのゲート・ソース間容量を充電しておくことで出力の立ち上がりの遅延時間を小さくすることが記載されている。
ところで、電圧制御発振器の発振周波数を上昇させる信号、あるいは下降させる信号が有効でないとき、チャージポンプ回路の出力側のpチャネルMOSトランジスタのゲートに電源電圧を印加し、あるいは出力側のnチャネルMOSトランジスタのゲートに接地電位を印加してそれらのトランジスタをオフ状態にすることが考えられる。
しかしながら、上記のようなバイアス電圧を供給した場合、例えば、電圧制御発振器の発振周波数を上昇させるUP信号が出力側のpチャネルMOSトランジスタのゲートに与えられても、ゲート電圧がpチャネルMOSトランジスタがオン状態となる電圧まで下がるまでに一定以上の時間かかる。同様に、発振周波数を下降させるDOWN信号が出力側のnチャネルMOSトランジスタのゲートに与えられた場合にも、ゲート電圧がnチャネルMOSトランジスタがオン状態となる電圧に上昇するまでに一定以上の時間がかかる。
その結果、チャージポンプ回路の出力電流波形のパルス幅が、入力信号であるUP信号、あるいはDOWN信号のパルス幅より狭くなってしまうという問題があった。チャージポンプ回路の出力電流波形のパルス幅が、入力信号のパルス幅に比べて狭くなるということは、チャージポンプ回路を高い周波数で動作させることができないことになる。
特開平8−330953号公報 特開2000−151398号公報
本発明の課題は、チャージポンプ回路をより高い周波数で動作できるようにすることである。
本発明のチャージポンプ回路は、直列に接続された第1のpチャネルMOSトランジスタと第2のnチャネルMOSトランジスタと、前記第1のpチャネルMOSトランジスタをオン状態に切り換える有効な第1の信号が与えられていないとき、電源電圧より小さく、かつ前記第1のpチャネルMOSトランジスタをオン状態にするゲート電圧より大きい電圧を、前記第1のpチャネルMOSトランジスタのゲートに供給する第1のバイアス供給回路と、前記第2のnチャネルMOSトランジスタをオン状態に切り換える有効な第2の信号が与えられていないとき、接地電位より大きく、かつ前記第2のnチャネルMOSトランジスタをオン状態にするゲート電圧より小さい電圧を、前記第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートに供給する第2のバイアス供給回路とを備える。
この発明によれば、第1のpチャネルMOSトランジスタと第2のnチャネルMOSトランジスタの出力電流波形の立ち上がり時の遅延を少なくし、より高い周波数で使用できるチャージポンプ回路を実現できる。
上記のチャージポンプ回路において、前記第1のバイアス供給回路は、直列に接続された少なくとも2個のMOSトランジスタを有し、有効な第1の信号が与えられていないとき、前記2個のMOSトランジスタの接続点の電圧をバイアス電圧として前記第1のpチャネルMOSトランジスタのゲートに供給し、前記第2のバイアス供給回路は、直列に接続された少なくとも2個のMOSトランジスタを有し、有効な第2の信号が与えられていないとき、前記2個のMOSトランジスタの接続点の電圧をバイアス電圧として前記第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートに供給する。
このように構成することで、少なくとも2個のMOSトランジスタからなる第1のバイアス供給回路と、少なくとも2個のMOSトランジスタからなる第2のバイアス供給回路とにより、電源電圧より小さい所定のバイアス電圧と接地電位より大きい所定のバイアス電圧を第1のpチャネルMOSトランジスタと第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートにそれぞれ供給することができる。
上記のチャージポンプ回路において、前記第1のバイアス供給回路は、有効な第1の信号が与えられたとき、前記第1のpチャネルMOSトランジスタをオン状態にするバイアス電圧をゲートに供給し、有効な第1の信号が与えられていないとき、電源電圧より小さく、かつ前記第1のpチャネルMOSトランジスタをオン状態にするゲート電圧より大きいバイアス電圧をゲートに供給する第1のスイッチ手段を有し、前記第2のバイアス供給回路は、有効な第2の信号が与えられたとき、前記第2のnチャネルMOSトランジスタをオン状態にするバイアス電圧をゲートに供給にし、有効な第2の信号が与えられていないとき、接地電位より大きく、かつ前記第2のnチャネルMOSトランジスタをオン状態にするゲート電圧より小さいバイアス電圧をゲートに供給する第2のスイッチ手段とを備える。
このように構成することで、第1及び第2のスイッチ手段により第1のpチャネルMOSトランジスタと第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートに、それぞれ電源電圧より小さい所定のバイアス電圧と接地電位より大きい所定のバイアス電圧を供給し、MOSトランジスタのオン時の遅延を少なくできる。
上記のチャージポンプ回路において、定電流源と該定電流源に接続された第3のMOSトランジスタとを有し、前記第1のバイアス供給回路は、前記定電流源及び第3のMOSトランジスタとカレントミラー回路を構成し、少なくともソースが電源に接続された第6のpチャネルMOSトランジスタと、該第6のpチャネルMOSトランジスタと直列に接続された第7のpチャネルMOSトランジスタとを有し、有効な第1の信号が与えられていないとき、前記第6及び第7のpチャネルMOSトランジスタの接続点の電圧を前記第1のpチャネルMOSトランジスタのゲートに供給し、前記第2のバイアス供給回路は、前記定電流源及び第3のMOSトランジスタとカレントミラー回路を構成し、少なくともソースが接地された第8のnチャネルMOSトランジスタと、該第8のnチャネルMOSトランジスタと直列に接続された第9のnチャネルMOSトランジスタとを有し、有効な第2の信号が与えられていないとき、前記第8及び第9のnチャネルMOSトランジスタの接続点の電圧を前記第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートに供給する。
このように第1及び第2のバイアス供給回路を共通の定電流源及び第3のMOSトランジスタとカレントミラー回路を構成することで回路構成を簡素にできる。
上記のチャージポンプ回路において、定電流源と該定電流源に接続された第3のMOSトランジスタと、前記定電流源及び第3のMOSトランジスタとカレントミラー回路を構成し、前記第1のpチャネルMOSトランジスタ及び前記第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートにバイアス電圧を供給する第4及び第5のMOSトランジスタとを有し、前記第1のバイアス供給回路は、前記定電流源及び第3のMOSトランジスタとカレントミラー回路を構成し、少なくともソースが電源に接続された第6のpチャネルMOSトランジスタと、該第6のpチャネルMOSトランジスタと直列に接続された第7のpチャネルMOSトランジスタとを有し、有効な第1の信号が与えられていないとき、前記第6及び第7のpチャネルMOSトランジスタの接続点の電圧を前記第1のpチャネルMOSトランジスタのゲートに供給し、前記第2のバイアス供給回路は、前記定電流源及び第3のMOSトランジスタとカレントミラー回路を構成し、少なくともソースが接地された第8のnチャネルMOSトランジスタと、該第8のnチャネルMOSトランジスタと直列に接続された第9のnチャネルMOSトランジスタとを有し、有効な第2の信号が与えられていないとき、前記第8及び第9のnチャネルMOSトランジスタの接続点の電圧を前記第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートに供給する。
このように第1及び第2のバイアス供給回路を共通の定電流源及び第3のMOSトランジスタとカレントミラー回路を構成することで回路構成を簡素にできる。
上記のチャージポンプ回路において、前記第1のバイアス供給回路は、前記第7のpチャネルMOSトランジスタと接地との間に接続され、ゲートが前記第5のMOSトランジスタのゲートと接続された第10のMOSトランジスタを有し、前記第2のバイアス供給回路は、電源と前記第9のnチャネルMOSトランジスタとの間に接続され、ゲートが前記第4のMOSトランジスタのゲートと接続された第11のMOSトランジスタを有する。
このように構成することで、第1のpチャネルMOSトランジスタと第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートにバイアス電圧を供給する第1及び第2のバイアス供給回路の構成を簡素化できる。
上記のチャージポンプ回路において、前記第1のバイアス供給回路は、前記第4のMOSトランジスタのゲート電圧と、前記第6のpチャネルMOSトランジスタと第7のpチャネルMOSトランジスタの接続点の電圧の一方を前記第1のpチャネルMOSトランジスタのゲートに供給する第1のスイッチ手段を有し、前記第2のバイアス供給回路は、前記第5のMOSトランジスタのゲート電圧と、前記第8のnチャネルMOSトランジスタと第9のnチャネルMOSトランジスタの接続点の電圧の一方を前記第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートに供給する第2のスイッチ手段を有する。
このように構成することで、第1及び第2のスイッチ手段を切り換え、第1のpチャネルMOSトランジスタと第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートに、それぞれ電源電圧より小さい所定のバイアスと接地電位より大きい所定のバイアス電圧を供給できる。
上記のチャージポンプ回路において、前記第1のスイッチ手段は、有効な第1の信号が与えられたとき、前記第4のMOSトランジスタのゲート電圧を前記第1のpチャネルMOSトランジスタのゲートに供給して該第1のpチャネルMOSトランジスタをオン状態にし、有効な第1の信号が与えられていないとき、前記第6及び第7のpチャネルMOSトランジスタの接続点の電圧を前記第1のpチャネルMOSトランジスタのゲートに供給して該第1のpチャネルMOSトランジスタをオフ状態にし、前記第2のスイッチ手段は、有効な第2の信号が与えられたとき、前記第5のMOSトランジスタのゲート電圧を前記第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートに供給して該第2のnチャネルMOSトランジスタをオン状態にし、有効な第2の信号が与えられていないとき、前記第9及び第10のnチャネルMOSトランジスタの接続点の電圧を前記第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートに供給して該第2のnチャネルMOSトランジスタをオフ状態にする。
このように構成することで、第1及び第2のスイッチ手段を切り換えることで、第1のpチャネルMOSトランジスタと第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートに、それらのトランジスタをオンまたはオフ状態にするバイアス電圧を供給することができる。これにより、オン時のMOSトランジスタの遅延を少なくできる。
上記のチャージポンプ回路において、前記第1のバイアス供給回路は、前記第4のMOSトランジスタのゲート電圧を前記第1のpチャネルMOSトランジスタのゲートに供給する第3のスイッチ手段と、前記第6のpチャネルMOSトランジスタと第7のpチャネルMOSトランジスタの接続点の電圧を前記第1のpチャネルMOSトランジスタのゲートに供給する第4のスイッチ手段とを有し、前記第2のバイアス供給回路は、前記第5のMOSトランジスタのゲート電圧を前記第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートに供給する第5のスイッチ手段と、前記第8のnチャネルMOSトランジスタと第9のnチャネルMOSトランジスタの接続点の電圧を前記第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートに供給する第6のスイッチ手段とを有する。
このように構成することで、第3〜第6のスイッチ手段を切り換えて第1のpチャネルMOSトランジスタと第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートに、それらのトランジスタをオンまたはオフ状態にするバイアス電圧を供給することができる。
上記のチャージポンプ回路において、前記第3のスイッチ手段は、有効な第1の信号が与えられたときオンして、前記第4のMOSトランジスタのゲート電圧を前記第1のpチャネルMOSトランジスタのゲートに供給して該第1のpチャネルMOSトランジスタをオン状態にし、前記第4のスイッチ手段は、有効な第1の信号が与えられていないときオンして、前記第6及び第7のpチャネルMOSトランジスタの接続点の電圧を前記第1のpチャネルMOSトランジスタのゲートに供給して該第1のpチャネルMOSトランジスタをオフ状態にし、前記第5のスイッチ手段は、有効な第2の信号が与えられたときオンして、前記第5のMOSトランジスタのゲート電圧を前記第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートに供給して該第2のnチャネルMOSトランジスタをオン状態にし、前記第6のスイッチ手段は、有効な第2の信号が与えられていないときオンして、前記第9及び第10のnチャネルMOSトランジスタの接続点の電圧を前記第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートに供給して該第2のnチャネルMOSトランジスタをオフ状態にする。
このように構成することで、第1及び第2の信号が有効か否かに基づいて第3〜第6のスイッチ手段をオン、オフして、第1のpチャネルMOSトランジスタと第2のnチャネルMOSトランジスタをオン状態またはオフ状態にするバイアス電圧を供給することができる。
上記のチャージポンプ回路において、前記第1のバイアス供給回路は、アノードが電源に接続された第1のダイオードと、該第1のダイオードのカソードを前記第1のpチャネルMOSトランジスタのゲートに接続する第1のスイッチ手段とを有し、前記第2のバイアス供給回路は、カソードが接地された第2のダイオードと、該第2のダイオードのアノードを第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートに接続する第2のスイッチ手段とを備える。
このように構成することで簡単な構成のバイアス回路で第1のpチャネルMOSトランジスタと第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートに、それぞれ電源電圧より小さい所定のバイアスと接地電位より大きい所定のバイアスを供給することができる。
本発明によれば、より高い周波数で使用できるチャージポンプ回路を実現できる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、実施の形態の定電流型チャージポンプ回路11の回路図である。この定電流型チャージポンプ回路11は、例えば、MOS集積回路基板上に形成されて半導体装置を構成する。
この定電流型チャージポンプ回路(以下、チャージポンプ回路という)11は、例えば、電圧制御発振器と、ローパスフィルタと、位相比較器と、基準周波数信号を生成する発振器とからなるPLL回路等に使用される。チャージポンプ回路11は、位相比較器から出力される電圧制御発振器の発振周波数の上昇を指示するUP信号(第1の信号に対応する)、あるいは発振周波数の下降を指示するDOWN信号(第2の信号に対応する)に応じて出力側のMOSトランジスタをオン、オフし、出力側のMOSトランジスタに接続されるローパスフィルタのキャパシタの充放電を行う。
図1において、電源VDDと接地(GND)との間には、pチャネルMOSトランジスタTR1(第1のpチャネルMOSトランジスタに対応する)と、nチャネルMOSトランジスタTR2(第2のnチャネルMOSトランジスタに対応する)が直列に接続されている。
pチャネルMOSトランジスタTR1のゲートには、スイッチSW1(第3のスイッチ手段)を介してpチャネルMOSトランジスタTR4のゲート電圧がバイアス電圧PBIASとして供給されると共に、スイッチSW2(第4のスイッチ手段に対応する)を介して図示しないバイアス供給回路からバイアス電圧Pbが供給される。
バイアス電圧Pbとしては、電源電圧VDDより小さく、かつ第1のpチャネルMOSトランジスタTR1をオン状態にするゲート電圧より大きい電圧、すなわち、VDD−Vth<Pb<VDDの条件を満たす電圧がバイアス電圧Pbとして供給される。なお、Vthは、pチャネルMOSトランジスタTR1のゲート・ソース間のしきい値電圧である。
スイッチSW1の制御端子には、電圧制御発振器の発振周波数の上昇を指示するUP信号が印加され、スイッチSW2の制御端子には、そのUP信号をインバータINV1で反転した信号が印加される。これらのスイッチSW1及びSW2とインバータINV1は、第1のスイッチ手段に対応する。
スイッチSW1とSW2は、例えば、並列に接続されたpチャネルMOSトランジスタとnチャネルMOSトランジスタからなるトランスファーゲートでそれぞれ構成され、トランスファーゲートの一方のnチャネルMOSトランジスタのゲートにはUP信号が与えられ、他方のpチャネルMOSトランジスタのゲートにUP信号を反転した信号が与えられる。
すなわち、UP信号がハイレベルのときには(第1の信号が有効なとき)、スイッチSW1がオン、スイッチSW2がオフとなり、pチャネルMOSトランジスタTR4のドレイン電圧(ゲート電圧)が、pチャネルMOSトランジスタTR1のゲートに印加される。これにより、pチャネルMOSトランジスタTR1はオン状態となって電流I2が流れる。
このときpチャネルMOSトランジスタTR1に流れる電流I2とpチャネルMOSトランジスタTR4に流れる電流I1は、I1=n×I2の関係を満たすように設計されている。例えば、上記の関係を満たすように、pチャネルMOSトランジスタTR1のチャネル幅Wとチャネル長Lの値を設定してある。nは0より大きい小数または整数である。
これとは逆に、UP信号がローレベルときには(第1の信号が有効でないとき)、スイッチSW1がオフ、スイッチSW2がオンとなり、バイアス電圧PbがpチャネルMOSトランジスタTR1のゲートに供給されてpチャネルMOSトランジスタTR1はオフ状態となる。なお、UP信号がハイレベルのとき有効とするか、ローレベルのとき有効とするかは、スイッチSW1,SW2等のオン、オフをどちらの信号で行うかにより決めれば良い。
第2のnチャネルMOSトランジスタTR2のゲートには、スイッチSW3(第5のスイッチ手段に対応する)を介してpチャネルMOSトランジスタTR5のゲート電圧が供給されると共に、スイッチSW4(第6のスイッチ手段に対応する)を介して図示しないバイアス供給回路からバイアス電圧Nbが供給される。
バイアス電圧Nbとしては、接地電位より大きく、かつnチャネルMOSトランジスタTR2がオン状態となるゲート電圧(しきい値電圧Vth)より小さい電圧、すなわち、GND(接地電位)<Nb<Vthの条件を満たす電圧がバイアス電圧Nbとして供給される。なお、Vthは、nチャネルMOSトランジスタTR2のゲート・ソース間のしきい値電圧である。
スイッチSW3の制御端子には、電圧制御発振器の発振周波数の下降を指示するDOWN信号が印加され、スイッチSW4の制御端子には、そのDOWN信号をインバータINV2で反転させた信号が印加されている。スイッチSW3及びSW4は、例えば、上記のトランスファーゲートにより構成されている。
上記のチャージポンプ回路11に、ハイレベルのDOWN信号が与えられたときには、スイッチSW3がオン、スイッチSW4がオフとなり、nチャネルMOSトランジスタTR5のゲート電圧が、バイアス電圧NBIASとしてnチャネルMOSトランジスタTR2のゲートに印加されてnチャネルMOSトランジスタTR2がオン状態となる。それとは逆にローレベルのDOWN信号が与えられたときには、スイッチSW3がオフ、スイッチSW4がオンとなり、バイアス電圧NbがnチャネルMOSトランジスタTR2のゲートに供給されてnチャネルMOSトランジスタTR2がオフ状態となる。
nチャネルMOSトランジスタTR3(第3のMOSトランジスタに対応する)は、ドレイン及びゲートが定電流源Irefの出力端子に接続されている。
nチャネルMOSトランジスタTR3のゲートは、nチャネルMOSトランジスタTR5のゲートと接続されている。定電流源Iref及びnチャネルMOSトランジスタTR3と、pチャネルMOSトランジスタTR4及びnチャネルMOSトランジスタTR5とはカレントミラー回路を構成しており、定電流源Irefの出力電流I1に比例した電流(この実施の形態では同一電流I1)がpチャネルMOSトランジスタTR4及びnチャネルMOSトランジスタTR5を流れる。
ここで、図1のチャージポンプ回路11の動作を、図2(A)、(B)の波形図を参照して説明する。
図2(A)は、オフ時に出力側のpチャネルMOSトランジスタTR1のゲートに電源電圧VDDを供給した場合の動作波形を示し、図2(B)は、オフ時に出力側のpチャネルMOSトランジスタTR1のゲートに電源電圧VDDより小さい所定のバイアス電圧Pbを供給する場合の動作波形を示している。
最初に、オフ時に出力側のpチャネルMOSトランジスタTR1のゲートに電源電圧VDDを供給した場合の動作を説明する。
この場合、オフ時にpチャネルMOSトランジスタTR1のゲートに印加される電圧が電源電圧VDDであるために、次に、UP信号がハイレベルに変化し、pチャネルMOSトランジスタTR1をオン状態にするバイアス電圧PBIASがゲートに供給されても、ゲートの容量が電源電圧VDDに充電されているためにゲート電圧PGATEはすぐには下がらない。そのため、UP信号の立ち上がり時刻から一定時間以上遅延してpチャネルMOSトランジスタがオン状態となり、pチャネルMOSトランジスタに電流Pchが流れ始める。
次に、UP信号がハイレベルからローレベルに変化して、再びゲートに電源電圧VDDが印加されると、pチャネルMOSトランジスタはオフ状態になる。
上記のように動作させた場合のpチャネルMOSトランジスタの電流波形は、図2(A)のPch電流波形に示すように、UP信号のパルス幅より狭いパルス幅の電流波形となる。
すなわち、pチャネルMOSトランジスタをオフ状態にするために電源電圧VDDをバイアス電圧としてゲートに供給した場合、チャージポンプ回路の出力電流のパルス幅はUP信号のパルス幅より狭くなり、UP信号の周波数が高いとその周波数に対応するパルス幅の電流を出力することができなくなる。
これに対して、実施の形態のチャージポンプ回路11は、以下のような動作上の特徴を有している。
この場合、オフ時(UP信号がローレベルのとき)には、スイッチSW1がオフ、スイッチSW2がオンとなり、電源電圧VDDより小さく、かつpチャネルMOSトランジスタTR1をオン状態にするゲート電圧より大きい電圧、すなわち、VDD−Vth<Pb<VDDの条件を満たすバイアス電圧PbがpチャネルMOSトランジスタTR1のゲートに供給される。
次に、UP信号がローレベルからハイレベルに変化すると、スイッチSW1がオン、スイッチSW2がオフになり、pチャネルMOSトランジスタTR1のゲートにバイアス電圧PBIASが供給される。このとき、pチャネルMOSトランジスタTR1のゲートの容量(例えば、ゲート・ドレイン間容量)は、電源電圧VDDより低いバイアス電圧Pbに充電されているので、UP信号の立ち上がりから短い時間でゲート電圧PGATEがpチャネルMOSトランジスタTR1がオン状態となる電圧まで下がり、pチャネルMOSトランジスタTR1にPch電流が流れ始める。
次に、UP信号がハイレベルからローレベルに変化すると、スイッチSW2がオン、スイッチSW1がオフとなり、pチャネルMOSトランジスタTR1のゲートに再びバイアス電圧Pbが供給され、pチャネルMOSトランジスタTR1がオフ状態となる。
実施の形態のチャージポンプ回路11のpチャネルMOSトランジスタTR1の電流波形は、図2(B)のPch電流波形に示すように、電流波形Pchの立ち上がり(オン時)の遅延が少なくなる分だけパルス幅の広い電流波形となる。
すなわち、実施の形態のチャージポンプ回路11により、UP信号のパルス幅(ハイレベルの期間のパルス幅)に近いパルス幅のPch電流波形を得ることができる。これにより、UP信号の周波数が高くなりパルス幅が狭くなった場合でも、一定以上のパルス幅を有する電流波形を出力することが可能となるのでチャージポンプ回路11をより高い周波数で動作させることができる。
nチャネルMOSトランジスタTR2の動作も上記と同様である。nチャネルMOSトランジスタTR2については、オフ時(DOWN信号がローレベルのとき)には、スイッチSW3がオフ、スイッチSW4がオンとなり、接地電位より大きく、かつnチャネルMOSトランジスタTR2をオン状態にするゲート電圧(しきい値電圧Vth)より小さい電圧、すなわち、GND(接地電位)<Nb<Vthの条件を満たすバイアス電圧NbがnチャネルMOSトランジスタTR2のゲートに供給される。Vthは、nチャネルMOSトランジスタTR2のゲート・ソース間のしきい値電圧である。
次に、DOWN信号がローレベルからハイレベルに変化すると、スイッチSW3がオン、スイッチSW4がオフとなり、nチャネルMOSトランジスタTR2のゲートにバイアス電圧NBIASが供給される。このとき、nチャネルMOSトランジスタTR2のゲートの容量(例えば、ゲート・ソース間の容量)は、接地電位より高いバイアス電圧Nbに充電されているので、DOWN信号の立ち上がり時刻から短い時間でゲート電圧がnチャネルMOSトランジスタTR2のゲートのしきい値電圧Vthまで上昇し、nチャネルMOSトランジスタTR2に電流が流れ始める。
次に、DOWN信号がハイレベルからローレベルに変化すると、スイッチSW3がオフ、スイッチSW4がオンとなり、nチャネルMOSトランジスタTR2のゲートに再びバイアス電圧Nbが供給され、nチャネルMOSトランジスタTR2がオフ状態となる。
上述した実施の形態は、UP信号がローレベルのときに(pチャネルMOSトランジスタTR1をオフさせるときに)、pチャネルMOSトランジスタTR1のゲートに、VDD−Vth<Pb<VDDの条件を満たすバイアス電圧Pbを供給し、また、DOWN信号がローレベルのときに(nチャネルMOSトランジスタTR2をオフさせるときに)、nチャネルMOSトランジスタTR2のゲートに、GND<Nb<Vthの条件を満たすバイアス電圧Nbを供給することで、UP信号またはDOWN信号が有効となって、pチャネルMOSトランジスタTR1とnチャネルMOSトランジスタTR2が、それぞれオン状態になるまでの遅延時間を短くすることができる。これにより、UP信号及びDOWN信号のパルス幅(オン幅)に近いパルス幅の出力電流波形を得ることができる。従って、チャージポンプ回路11をより高い周波数で動作させることが可能となる。
次に、図2は、チャージポンプ回路11のバイアス供給回路21の一例を示す図である。以下、図1の回路と同じ部分には同じ符号をつけてそれらの説明を省略する。
バイアス供給回路21は、バイアス電圧Pbを生成するpチャネルMOSトランジスタTR6、TR7及びnチャネルMOSトランジスタTR10と、バイアス電圧Nbを生成するnチャネルMOSトランジスタTR8、TR9及びpチャネルMOSトランジスタTR11とで構成されている。
pチャネルMOSトランジスタTR6のソースは電源VDDに接続され、そのpチャネルMOSトランジスタTR6と直列にpチャネルMOSトランジスタTR7が接続されている。そのpチャネルMOSトランジスタTR7のドレインとnチャネルMOSトランジスタTR10のドレインが接続され、nチャネルMOSトランジスタTR10のソースは接地されている。
pチャネルMOSトランジスタTR6のゲートはpチャネルMOSトランジスタTR7のドレインに接続され、pチャネルMOSトランジスタTR7のゲートは、pチャネルMOSトランジスタTR4のゲート及びドレインと接続されている。
これらのpチャネルMOSトランジスタTR6及びTR7とnチャネルMOSトランジスタTR10は、定電流源IrefとnチャネルMOSトランジスタTR3とカレントミラー回路を構成し、定電流源Irefの出力電流I1に比例した電流がpチャネルMOSトランジスタTR6及びTR7とnチャネルMOSトランジスタTR10とを流れる。
上記のpチャネルMOSトランジスタTR6とTR7の接続点の電圧V1が、バイアス電圧PbとしてスイッチSW2を介して第1のpチャネルMOSトランジスタTR1のゲートに供給される。
このpチャネルMOSトランジスタTR6とTR7の接続点の電圧V1は、電源電圧VDDよりpチャネルMOSトランジスタTR6のソース・ドレイン間電圧分低い電圧となるので、電源電圧VDDより小さく、かつpチャネルMOSトランジスタTR1をオン状態にするゲート電圧より大きい電圧、すなわち、VDD−Vth<pb<VDDの条件を満たすバイアス電圧Pbを第1のpチャネルMOSトランジスタTR1のゲートに供給することができる。なお、pチャネルMOSトランジスタTR6のソース・ドレイン間電圧は、MOSトランジスタTR6とTR7のサイズを調整することで所望の電圧に設定できる。
バイアス回路21のnチャネルMOSトランジスタTR8のソースは接地され、そのnチャネルMOSトランジスタTR8と直列にnチャネルMOSトランジスタTR9が接続されている。そして、そのnチャネルMOSトランジスタTR9と直列にpチャネルMOSトランジスタTR11が接続され、そのpチャネルMOSトランジスタTR11のソースは電源電圧VDDに接続されている。
これらのnチャネルMOSトランジスタTR8及びTR8とpチャネルMOSトランジスタTR11は、定電流源Iref及びnチャネルMOSトランジスタTR3とカレントミラー回路を構成し、定電流源Irefの出力電流I1に比例した電流がnチャネルMOSトランジスタTR8及びTR9とpチャネルMOSトランジスタTR11とを流れる。
上記のnチャネルMOSトランジスタTR8とTR9の接続点の電圧V2が、バイアス電圧NbとしてスイッチSW4を介して第2のnチャネルMOSトランジスタTR2のゲートに供給される。このnチャネルMOSトランジスタTR8とTR9の接続点の電圧V2は、接地電位よりnチャネルMOSトランジスタTR8のドレイン・ソース間電圧分高い電圧となるので、接地電位より大きく、かつ第2のnチャネルMOSトランジスタTR2をオン状態にするゲート電圧(しきい値電圧Vth)より小さいバイアス電圧Nbを、nチャネルMOSトランジスタTR2のゲートに供給することができる。
上述した実施の形態のバイアス回路21によれば、UP信号がローレベルのとき、スイッチSW1がオフ、スイッチSW2がオンとなり、電源電圧VDDよりpチャネルMOSトランジスタTR6のソース・ドレイン間電圧分低い電圧、すなわち、VDD−Vth<Pb<VDDの条件を満たすバイアス電圧Pbを、pチャネルMOSトランジスタTR1のゲートに供給してpチャネルMOSトランジスタTR1をオフ状態にすることができる。また、DOWN信号がローレベルのとき、スイッチSW3がオフ、スイッチSW4がオンとなり、接地電位よりnチャネルMOSトランジスタTR8のドレイン・ソース間電圧分高い電圧、すなわち、GND<Nb<Vthの条件を満たすバイアス電圧Nbを、nチャネルMOSトランジスタTR2のゲートに供給してnチャネルMOSトランジスタTR2をオフ状態にすることができる。
さらに、pチャネルMOSトランジスタTR4とnチャネルMOSトランジスタTR5とからなるバイアス供給回路と、pチャネルMOSトランジスタTR6及びTR7とnチャネルMOSトランジスタTR10からなるバイアス供給回路と、nチャネルMOSトランジスタTR8及びTR9とpチャネルMOSトランジスタTR11とからなるバイアス供給回路を、共通の定電流源Iref及びnチャネルMOSトランジスタTR3とカレントミラー回路を構成することでバイアス供給回路の回路構成を簡素化できる。
次に、図4は、本発明の第2の実施の形態のチャージポンプ回路31の回路図である。このチャージポンプ回路31は、図3のバイアス供給回路21を2個のダイオードD1,D2で構成した例を示している。図4において、図1の回路と同じ部分には同じ符号をつけてそれらの説明は省略する。
図4において、電源電圧VDDにダイオードD1のアノードを接続し、そのダイオードのカソードをスイッチSW2を介してpチャネルMOSトランジスタTR1のゲートに接続している。
また、nチャネルMOSトランジスタTR2のゲートを、スイッチSW4を介しダイオードD2のアノードに接続し、そのダイオードD2のカソードを接地している。
第2の実施の形態のチャージポンプ回路31は、UP信号がローレベルのときには、スイッチSW1がオフ、スイッチSW2がオンとなり、電源電圧VDDよりダイオードD1の順方向電圧降下分低い電圧がバイアス電圧PbとしてpチャネルMOSトランジスタTR1のゲートに供給される。また、DOWN信号がローレベルのときには、スイッチSW3がオフ、スイッチSW4がオンとなり、接地電位よりダイオードD2の順方向電圧降下分高い電圧がバイアス電圧NbとしてnチャネルMOSトランジスタTR2のゲートに供給される。
従って、UP信号がローレベルのとき、VDD−Vth<Pb<VDDの条件を満たすバイアス電圧PbをpチャネルMOSトランジスタTR1のゲートに供給してpチャネルMOSトランジスタTR1をオフ状態にすることができる。また、DOWN信号がローレベルのとき、GND<Nb<Vthの条件を満たすバイアス電圧NbをnチャネルMOSトランジスタTR2のゲートに供給してnチャネルMOSトランジスタTR2をオフ状態にすることができる。
この第2の実施の形態によれば、ダイオードを2個使用した簡単な回路でバイアス電圧Pb及びNbを生成することができる。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、例えば、以下のように構成しても良い。
(1)バイアス回路は実施の形態に示した回路に限らず、VDD−Vth<Pb<VDD及びGND<Nb<Vthの条件を満たすバイアス電圧Pb及びNbを供給できる回路であればどのような回路でも良い。
(2)チャージポンプ回路も実施の形態に示した出力側に2個のpチャネルMOSトランジスタとnチャネルMOSトランジスタを使用した回路に限らず、他の構成の回路でも良い。また、カレントミラー回路を用いるものにも限定されない。
実施の形態のチャージポンプ回路の回路図である。 図2(A)は、pチャネルMOSトランジスタをオフさせる時にバイアス電圧Pb=VDDを供給した場合のチャージポンプ回路の動作波形を示す図であり、図2(B)は、VDD−Vth<Pb<VDDの条件を満たすバイアス電圧を供給した場合のチャージポンプ回路の動作波形を示す図である。 バイアス回路の一例を示す図である。 第2の実施の形態のチャージポンプ回路の回路図である。
符号の説明
11 チャージポンプ回路
TR1 pチャネルMOSトランジスタ
TR2 nチャネルMOSトランジスタ
TR3 nチャネルMOSトランジスタ
TR4 pチャネルMOSトランジスタ
TR5 nチャネルMOSトランジスタ
SW1〜SW4 スイッチ
Iref 定電流源
INV1,INV2 インバータ
D1、D2 ダイオード

Claims (12)

  1. 直列に接続された第1のpチャネルMOSトランジスタと第2のnチャネルMOSトランジスタと、
    前記第1のpチャネルMOSトランジスタをオン状態に切り換える有効な第1の信号が与えられていないとき、電源電圧より小さく、かつ前記第1のpチャネルMOSトランジスタをオン状態にするゲート電圧より大きい電圧を、前記第1のpチャネルMOSトランジスタのゲートに供給する第1のバイアス供給回路と、
    前記第2のnチャネルMOSトランジスタをオン状態に切り換える有効な第2の信号が与えられていないとき、接地電位より大きく、かつ前記第2のnチャネルMOSトランジスタをオン状態にするゲート電圧より小さい電圧を、前記第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートに供給する第2のバイアス供給回路とを備えるチャージポンプ回路。
  2. 前記第1のバイアス供給回路は、直列に接続された少なくとも2個のMOSトランジスタを有し、有効な第1の信号が与えられていないとき、前記2個のMOSトランジスタの接続点の電圧をバイアス電圧として前記第1のpチャネルMOSトランジスタのゲートに供給し、
    前記第2のバイアス供給回路は、直列に接続された少なくとも2個のMOSトランジスタを有し、有効な第2の信号が与えられていないとき、前記2個のMOSトランジスタの接続点の電圧をバイアス電圧として前記第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートに供給する請求項1記載のチャージポンプ回路。
  3. 前記第1のバイアス供給回路は、有効な第1の信号が与えられたとき、前記第1のpチャネルMOSトランジスタをオン状態にするバイアス電圧をゲートに供給し、有効な第1の信号が与えられていないとき、電源電圧より小さく、かつ前記第1のpチャネルMOSトランジスタをオン状態にする電圧より大きいバイアス電圧をゲートに供給する第1のスイッチ手段を有し、
    前記第2のバイアス供給回路は、有効な第2の信号が与えられたとき、前記第2のnチャネルMOSトランジスタをオン状態にするバイアス電圧をゲートに供給にし、有効な第2の信号が与えられていないとき、接地電位より大きく、かつ前記第2のnチャネルMOSトランジスタをオン状態にするゲート電圧より小さいバイアス電圧をゲートに供給する第2のスイッチ手段とを備える請求項1または2記載のチャージポンプ回路。
  4. 定電流源と該定電流源に接続された第3のMOSトランジスタとを有し、
    前記第1のバイアス供給回路は、前記定電流源及び第3のMOSトランジスタとカレントミラー回路を構成し、少なくともソースが電源に接続された第6のpチャネルMOSトランジスタと、該第6のpチャネルMOSトランジスタと直列に接続された第7のpチャネルMOSトランジスタとを有し、有効な第1の信号が与えられていないとき、前記第6及び第7のpチャネルMOSトランジスタの接続点の電圧を前記第1のpチャネルMOSトランジスタのゲートに供給し、
    前記第2のバイアス供給回路は、前記定電流源及び第3のMOSトランジスタとカレントミラー回路を構成し、少なくともソースが接地された第8のnチャネルMOSトランジスタと、該第8のnチャネルMOSトランジスタと直列に接続された第9のnチャネルMOSトランジスタとを有し、有効な第2の信号が与えられていないとき、前記第8及び第9のnチャネルMOSトランジスタの接続点の電圧を前記第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートに供給する請求項1記載のチャージポンプ回路。
  5. 定電流源と該定電流源に接続された第3のMOSトランジスタと、
    前記定電流源及び第3のMOSトランジスタとカレントミラー回路を構成し、前記第1のpチャネルMOSトランジスタ及び前記第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートにバイアス電圧を供給する第4及び第5のMOSトランジスタとを有し、
    前記第1のバイアス供給回路は、前記定電流源及び第3のMOSトランジスタとカレントミラー回路を構成し、少なくともソースが電源に接続された第6のpチャネルMOSトランジスタと、該第6のpチャネルMOSトランジスタと直列に接続された第7のpチャネルMOSトランジスタとを有し、有効な第1の信号が与えられていないとき、前記第6及び第7のpチャネルMOSトランジスタの接続点の電圧を前記第1のpチャネルMOSトランジスタのゲートに供給し、
    前記第2のバイアス供給回路は、前記定電流源及び第3のMOSトランジスタとカレントミラー回路を構成し、少なくともソースが接地された第8のnチャネルMOSトランジスタと、該第8のnチャネルMOSトランジスタと直列に接続された第9のnチャネルMOSトランジスタとを有し、有効な第2の信号が与えられていないとき、前記第8及び第9のnチャネルMOSトランジスタの接続点の電圧を前記第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートに供給する請求項1記載のチャージポンプ回路。
  6. 前記第1のバイアス供給回路は、前記第7のpチャネルMOSトランジスタと接地との間に接続され、ゲートが前記第5のMOSトランジスタのゲートと接続された第10のMOSトランジスタを有し、
    前記第2のバイアス供給回路は、電源と前記第9のnチャネルMOSトランジスタとの間に接続され、ゲートが前記第4のMOSトランジスタのゲートと接続された第11のMOSトランジスタを有する請求項4または5記載のチャージポンプ回路。
  7. 前記第1のバイアス供給回路は、前記第4のMOSトランジスタのゲート電圧と、前記第6のpチャネルMOSトランジスタと第7のpチャネルMOSトランジスタの接続点の電圧の一方を前記第1のpチャネルMOSトランジスタのゲートに供給する第1のスイッチ手段を有し、
    前記第2のバイアス供給回路は、前記第5のMOSトランジスタのゲート電圧と、前記第8のnチャネルMOSトランジスタと第9のnチャネルMOSトランジスタの接続点の電圧の一方を前記第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートに供給する第2のスイッチ手段を有する請求項4、5または6記載のチャージポンプ回路。
  8. 前記第1のスイッチ手段は、有効な第1の信号が与えられたとき、前記第4のMOSトランジスタのゲート電圧を前記第1のpチャネルMOSトランジスタのゲートに供給して該第1のpチャネルMOSトランジスタをオン状態にし、有効な第1の信号が与えられていないとき、前記第6及び第7のpチャネルMOSトランジスタの接続点の電圧を前記第1のpチャネルMOSトランジスタのゲートに供給して該第1のpチャネルMOSトランジスタをオフ状態にし、
    前記第2のスイッチ手段は、有効な第2の信号が与えられたとき、前記第5のMOSトランジスタのゲート電圧を前記第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートに供給して該第2のnチャネルMOSトランジスタをオン状態にし、有効な第2の信号が与えられていないとき、前記第9及び第10のnチャネルMOSトランジスタの接続点の電圧を前記第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートに供給して該第2のnチャネルMOSトランジスタをオフ状態にする請求項7記載のチャージポンプ回路。
  9. 前記第1のバイアス供給回路は、前記第4のMOSトランジスタのゲート電圧を前記第1のpチャネルMOSトランジスタのゲートに供給する第3のスイッチ手段と、前記第6のpチャネルMOSトランジスタと第7のpチャネルMOSトランジスタの接続点の電圧を前記第1のpチャネルMOSトランジスタのゲートに供給する第4のスイッチ手段とを有し、
    前記第2のバイアス供給回路は、前記第5のMOSトランジスタのゲート電圧を前記第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートに供給する第5のスイッチ手段と、前記第8のnチャネルMOSトランジスタと第9のnチャネルMOSトランジスタの接続点の電圧を前記第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートに供給する第6のスイッチ手段とを有する請求項4、5または6記載のチャージポンプ回路。
  10. 前記第1のバイアス供給回路は、アノードが電源に接続された第1のダイオードと、該第1のダイオードのカソードを前記第1のpチャネルMOSトランジスタのゲートに接続する第1のスイッチ手段とを有し、
    前記第2のバイアス供給回路は、カソードが接地された第2のダイオードと、該第2のダイオードのアノードを第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートに接続する第2のスイッチ手段とを備える請求項1記載のチャージポンプ回路。
  11. 直列に接続された第1のpチャネルMOSトランジスタと第2のnチャネルMOSトランジスタと、
    前記第1のpチャネルMOSトランジスタをオン状態に切り換える有効な第1の信号が与えられていないとき、電源電圧より小さく、かつ前記第1のpチャネルMOSトランジスタをオン状態にするゲート電圧より大きい電圧を、前記第1のpチャネルMOSトランジスタのゲートに供給する第1のバイアス供給回路と、
    前記第2のnチャネルMOSトランジスタをオン状態に切り換える有効な第2の信号が与えられていないとき、接地電位より大きく、かつ前記第2のnチャネルMOSトランジスタをオン状態にするゲート電圧より小さい電圧を、前記第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートに供給する第2のバイアス供給回路とからなるチャージポンプ回路をMOS集積回路基板上に形成した半導体集積装置。
  12. 前記第1のバイアス供給回路は、直列に接続された少なくとも2個のMOSトランジスタを有し、有効な第1の信号が与えられていないとき、前記2個のMOSトランジスタの接続点の電圧をバイアス電圧として前記第1のpチャネルMOSトランジスタのゲートに供給し、
    前記第2のバイアス供給回路は、直列に接続された少なくとも2個のMOSトランジスタを有し、有効な第2の信号が与えられていないとき、前記2個のMOSトランジスタの接続点の電圧をバイアス電圧として前記第2のnチャネルMOSトランジスタのゲートに供給する請求項11記載の半導体集積装置。

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