JP2006185270A - 視認対象物の視認性評価方法および評価装置 - Google Patents

視認対象物の視認性評価方法および評価装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006185270A
JP2006185270A JP2004379396A JP2004379396A JP2006185270A JP 2006185270 A JP2006185270 A JP 2006185270A JP 2004379396 A JP2004379396 A JP 2004379396A JP 2004379396 A JP2004379396 A JP 2004379396A JP 2006185270 A JP2006185270 A JP 2006185270A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
visibility
visual
visual recognition
visible
viewpoint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004379396A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4652045B2 (ja
Inventor
Mitsunori Makino
光則 牧野
Tsuyoshi Furuhata
剛志 古畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tama TLO Co Ltd
Original Assignee
Tama TLO Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tama TLO Co Ltd filed Critical Tama TLO Co Ltd
Priority to JP2004379396A priority Critical patent/JP4652045B2/ja
Publication of JP2006185270A publication Critical patent/JP2006185270A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4652045B2 publication Critical patent/JP4652045B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Image Analysis (AREA)

Abstract

【課題】現実空間が3次元空間であることや、対象空間に反射または透過面があることを考慮して現実世界と整合した視認対象物の視認性評価方法や評価装置を提供する。
【解決手段】視点と視認対象物が設けられた対象空間において視点からの視認対象物の視認性を評価する視認性評価方法であって、視認対象物の表面に1つ以上の三角形メッシュなどの区分を設け、区分毎に、レイトレーシングにより視点からの視認性を評価する。例えば、メッシュの3つの頂点と視点とのレイトレーシングにより、2つ以上の頂点が可視であればメッシュが可視であるとする。次に、視認対象物の視認性として、区分毎の視認性の総和を算出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、視認対象物の視認性評価方法および評価装置に関し、特に、美術館における絵画などの美術品や広告などの視認対象物の視認性を評価する方法および装置に関する。
情報セキュリティは、インターネット環境の拡大によって世界中で、大きな問題となっている。これに関係して、ある空間内における対象物体を監視する防犯カメラ、警備員の配置についてこれまで研究されてきた。古くから美術館問題(非特許文献1参照)と呼ばれる多くの研究がなされており、障壁など、ある条件下で、与えられた2次元屋内多角形空間における全ての壁をカバーすることができる、最小の数のカメラ/監視員とその配置を示すことに寄与してきた。
しかし、上記の研究では、以下の点で現実世界と整合しておらず、美術館などにおける監視装置における監視効果を算定することはできなかった。
(1)現実空間は、3次元空間である。
(2)対象空間に他の面を反射または透過する面があったら、視認対象物は間接的に視認することができる。
(3)視認対象物は、以下の場合に、完全にまたは部分的に不可視となる。
(a)照明が存在しない、または、照明が弱い場合。
(b)視認対象物からカメラ(視点)までの距離が遠い場合、および/または、空気中の塵の濃度が濃い場合。
(c)人間などの移動する障壁物が存在する場合。
(4)視認性は、視認の状況に応じて評価されるべきである。
また、病院などにおいて用いられる患者を監視する監視システムなどにおいても、上記と同様な状況であり、患者を視認するときの視認性を評価する方法や装置はなかった。
さらに、駅構内の看板や屋外広告などにおいて、広告媒体個別に広告効果を算定することは困難であり、ユーザからの情報収集、売上高変化などにより、推定している。このため、広告媒体を提供する事業者も、広告をするクライアントも、前例や相場という論理性の乏しい根拠で広告料を算定するしかなかった。
非特許文献2には、交通広告における広告ユニットの視認率が定義されているが、ここでは対象路線に乗車した人のうち、確かに見たか見たような気がするという人の割合を調査して、実験的かつ統計的に求めているものであり、実験が大がかりとなるので容易に視認率を求めることはできない。また、この視認率の値には、人間の印象といった主観的な要素も含まれており、必要としている広告媒体のみの客観的、定量的効果が分離されていない。
一方で、コンピュータグラフィクス(CG)技術は、写実的な表現ができる上に、目に見えない情報を可視化する有用なツールとしても認知されている。さらに、CGは、情景や情報を可視化するだけでなく、それらを得る(計算する)ことができる。
「計算による可視化」の観点からは、下記の内容によって視認性が得られることを見いだすことができる。
上記の(1)に対して、CGは、3次元空間を扱うことができる。
上記の(2)に対して、CGにおけるレイトレーシング(Ray Tracing)法(非特許文献3参照)と呼ばれるアルゴリズムは、鏡面反射/透過屈折を表現できる。
上記の(3)の(a)および(b)に対して、ほとんどのCGアルゴリズムは、光源、距離、塵などの影響を考慮できる。
上記の(3)の(c)に対して、与えられた地理情報で構成される対象空間に対して動く物体を構築し、それらの特性を定義し配置することができる研究(非特許文献4および5参照)がなされている。
上記の(4)に対して、CGはどんな視点からの画像を生成することができる。
Joseph O'Rourke, "Art Gallery Theorems and Algorithms", Oxford University press, (1987) 「交通広告調査レポート2002新効果指標と特性」、関東交通広告協議会、2003年 T. Whitted, "An improved illumination model for shaded display", Communications of the ACM, VOL.23, No6, pp. 343-349 (1980.6) Gorge B. Korte, "THE GIS BOOK; Understanding the value and Implementation of Geographic Information Systems, 4th ed.", On Word Press (1997) Craig W. Reynolds, "Flocks, Herds, and Schools: A Distributed Behavioral Model", SIGGRAPH 87 Conference Proceedings, pp. 25-34 (1987).
解決しようとする問題点は、上記の美術館問題や、病院での患者の視認性の問題、広告の広告効果を算定する問題などにおいて、現実空間が3次元空間であることや、対象空間に他の面を反射または透過する面があることなどを考慮した、現実世界と整合して視認対象物の視認性を評価する方法や装置がこれまでになかったということである。
上記の課題を解決するため、本発明の視認対象物の視認性評価方法は、視点と視認対象物が設けられた対象空間において前記視点からの前記視認対象物の視認性を評価する視認性評価方法であって、前記視認対象物の表面に1つ以上の区分を設ける工程と、前記区分毎に、レイトレーシングにより前記視点からの視認性を評価する工程と、前記視認対象物の視認性として、前記区分毎の視認性の総和を算出する工程とを有する。
上記の本発明の視認対象物の視認性評価方法は、視点と視認対象物が設けられた対象空間において、視点からの視認対象物の視認性を評価する視認性評価方法である。
まず、視認対象物の表面に1つ以上の区分を設け、区分毎に、レイトレーシングにより視点からの視認性を評価し、視認対象物の視認性として、区分毎の視認性の総和を算出する。
上記の本発明の視認対象物の視認性評価方法は、好適には、前記視認対象物の表面に1つ以上の区分を設ける工程において、前記視認対象物の表面に1つ以上の三角形のメッシュに区分し、前記区分毎に視認性を評価する工程において、前記メッシュにおける3つの頂点における視認性を、前記視点並びに前記視認対象物の属性として評価し、3つの頂点のうちの2つ以上が可視であるときに前記メッシュが可視であるとし、前記メッシュにおける視認性を評価する。
さらに好適には、前記メッシュにおける視認性を評価する工程において、前記3つの頂点における視認性の平均値と前記メッシュ面積を乗じて前記メッシュにおける視認性とする。
上記の本発明の視認対象物の視認性評価方法は、好適には、前記区分毎に視認性を評価する工程において、前記視点に可視範囲を設けて、前記視認対象物が前記可視範囲にあるときに、前記視認対象物が可視であるとする。
また、好適には、前記区分毎の視認性の総和に、前記視認対象物の可視面積/全表面積の比に関連する係数を乗じて、前記視認対象物の視認性とする。
また好適には、前記対象空間内に反射および/または屈折性障害物が存在するときに、反射および/または屈折を1回以上経た後の視認性を間接の視認性として前記視認対象物の視認性に足し合わせる。さらに好適には、前記間接の視認性として、前記間接の視認性が与える影響の程度を示す係数を前記間接の視認性に乗じてから、前記視認対象物の視認性に足し合わせる。
また、上記の課題を解決するため、本発明の視認対象物の視認性評価装置は、視点と視認対象物が設けられた対象空間において前記視点からの前記視認対象物の視認性を評価する視認性評価装置であって、前記視認対象物の視認性評価の演算処理を行う演算手段と、前記視認対象物の条件を入力する条件入力手段と、前記演算の結果を表示する結果表示手段とを有し、前記演算手段は、前記視認対象物の表面に1つ以上の区分を設け、前記区分毎に、レイトレーシングにより前記視点からの視認性を評価し、前記視認対象物の視認性として、前記区分毎の視認性の総和を算出する。
上記の本発明の視認対象物の視認性評価装置は、視点と視認対象物が設けられた対象空間において視点からの視認対象物の視認性を評価する視認性評価装置であり、演算手段と、入力手段と、結果表示手段とを有する。
演算手段は、視認対象物の視認性評価の演算処理を行うものであり、視認対象物の表面に1つ以上の区分を設け、区分毎に、レイトレーシングにより視点からの視認性を評価し、視認対象物の視認性として、区分毎の視認性の総和を算出する。
入力手段は視認対象物の条件を入力する。
結果表示手段は、演算の結果を表示する。
上記の本発明の視認対象物の視認性評価装置は、好適には、前記演算手段において、前記視認対象物の表面に1つ以上の区分を設ける際に、前記視認対象物の表面に1つ以上の三角形のメッシュに区分し、前記区分毎に視認性を評価する際に、前記メッシュにおける3つの頂点における視認性を、前記視点並びに前記視認対象物の属性として評価し、3つの頂点のうちの2つ以上が可視であるときに前記メッシュが可視であるとし、前記メッシュにおける視認性を評価する。
さらに好適には、前記演算手段において、前記メッシュにおける視認性を評価する際に、前記3つの頂点における視認性の平均値と前記メッシュ面積を乗じて前記メッシュにおける視認性とする。
上記の本発明の視認対象物の視認性評価装置は、好適には、前記演算手段において、前記区分毎に視認性を評価する際に、前記視点に可視範囲を設けて、前記視認対象物が前記可視範囲にあるときに、前記視認対象物が可視であるとする。
また、好適には、前記演算手段において、前記区分毎の視認性の総和に、前記視認対象物の可視面積/全表面積の比に関連する係数を乗じて、前記視認対象物の視認性とする。
また、好適には、前記演算手段において、前記対象空間内に反射および/または屈折性障害物が存在するときに、反射および/または屈折を1回以上経た後の視認性を間接の視認性として前記視認対象物の視認性に足し合わせる。さらに好適には、前記演算手段において、前記間接の視認性として、前記間接の視認性が与える影響の程度を示す係数を前記間接の視認性に乗じてから、前記視認対象物の視認性に足し合わせる。
上記の本発明の視認対象物の視認性評価装置は、好適には、前記視認性を前記視認対象物の属性として評価する。
あるいは、好適には、前記視認性を前記視点の属性として評価する。
また、好適には、前記視認対象物が美術品である。
また、好適には、前記視認対象物が建築物内施設、建築物外施設、設備、備品および/または出入り口であり、前記視点が監視カメラおよび/または監視員の視点である。
あるいは好適には、前記視認対象物が広告である。
本発明の視認対象物の視認性評価方法によれば、現実空間が3次元空間であることや、対象空間に他の面を反射または透過する面があることなどを考慮して、現実世界と整合して、視認対象物の視認性を評価することができる。
また、本発明の視認対象物の視認性評価装置によれば、現実空間が3次元空間であることや、対象空間に他の面を反射または透過する面があることなどを考慮して、現実世界と整合して、視認対象物の視認性を評価することができる。
以下に、本発明に係る視認対象物の視認性評価方法および評価装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態の視認対象物の視認性評価方法および評価装置は、レイトレーシング法を用いた3D空間内における視認対象物に対する視認性を評価するものであり、空間内において最小数のカメラ/警備員の配置を求めるものではない。評価される視認性は、3D空間、 鏡面反射、透過屈折、塵効果や人間のような障壁物体による影響を計算に入れた視認レベルを与えているものである。
本実施形態に係る視認対象物の視認性評価方法およびそれを実現する評価装置においては、視認対象物の視認性の定義にレンダリング手法であるレイトレーシングを用いている。
すべての視認対象物は、三角形メッシュから構成されるものとし、視認対象物の視認性を、当該視認対象物を構成するメッシュの各頂点についての視認性から算出するものである。
まず、視認対象物の表面における点Vにおける色Vを求める方法について説明する。
図1は、本実施形態において光学モデルとして用いるフォンモデルの模式図である。
本実施形態では、CGのレンダリング手法であるレイトレーシング法を基に視認性を定義しており、フォンモデルを用いて視認対象物の表面における点Vの色Cを次の式(1)から計算する。
Figure 2006185270
ここで、
cos α=−L1・N
cos β=2(L1・N)(N・L2)−L1・L2
であり、また、
s:入射光の強さ
df:ちり濃度
1:光源LSから点Vまでの距離
2:視点VPから点Vまでの距離
d:拡散反射係数
e:環境反射係数
s:鏡面反射係数
n:鏡面反射の強度係数
s:物体の表面色
RGB=(0.0〜1.0,0.0〜1.0,0.0〜1.0)
w:ハイライト色
RGB=(0.0〜1.0,0.0〜1.0,0.0〜1.0)
1:光源LSから点V への方向ベクトル
2:視点VPから点V への方向ベクトル
N:点Vの法線ベクトル
である。
次に、カメラ/警備員などの視点VPからの直接視認による視認性I(D)を求める方法について説明する。
光と、2種類の物体である、視認される対象物(O1,O2,O3,…,On)と障害物(O'1,O'2,O'3,…,O'e)から対象物空間が構成されるものとする。対象物Oiは、メッシュ(Pij,j=1,2,3,…,Mi)で構成されているものとし、一方、障害物は1組のレイトレーシング法で扱うことができるメッシュおよび/または曲面であるものとする。ここでいう曲面とは平面も含んでいる。
図2は上記のメッシュのモデルであり、Vijk(k=1,2,3)はメッシュPijの頂点とする。
レイトレーシング法を用いて、カメラや監視員などの視点からメッシュPijの頂点Vijkが可視かどうかを判定する。ここで、メッシュPijの頂点Vijkが可視かどうかの視認性は、視点VP並びに視認対象物Oiの属性として評価する。
上記の判定により、少なくとも2つの頂点が可視であり、かつ、図3のカメラCAの可視範囲Llimitを示す模式図に示すように、2つの頂点がカメラなどの視点VPの特性で与えられる可視範囲内にあるときに、メッシュPijが可視であるとし、このときのメッシュPijの視認性Iijを以下のようにして求める。
まず、上述の式(1) を用いて可視である頂点の色Cijkを計算し、次式(2)を用いて色ベクトル(R,G,B)であるCijkをスカラー値であるIijkに変換する。
Figure 2006185270
頂点が不可視である場合、視認性を0とする。そのとき、メッシュPijの視認性Iijは、Iijkの平均値とそのメッシュPijの面積Sijの積として次式(3)のように定義する。
Figure 2006185270
次に、対象物Oiの視認性Ii(i=1,2,3,…,Mi)を次式(4)のように定義する。
Figure 2006185270
ここで、式(4)中のriは次式(5)のように定義する。
Figure 2006185270
即ち、上記のriは、Oiの全表面積(全てのSijの和)と可視面積(可視であるメッシュの面積Sijの和)の比率である。式(5)中のaijはメッシュPijが可視であるときに1、可視でないときに0となる係数である。
また、式(4)中のσは、0から1までの値を持つ係数である。
図4は、視点VPからの対象物の可視領域VSと不可視領域IVを説明する模式的な例図である。例えば、図4ではriを0.5としている。このときσは、riの与える影響を緩和する働きがある。言い換えれば、σの値が小さい場合、対象物の一部のみしか視認できないとしても、視認性の値を大きくすることができる。
次に、カメラ/警備員の直接の視認性I(D)を次式(6)に示すようにIiの合計で定義する。
Figure 2006185270
次に、カメラ/警備員の視点VPからの間接視認による視認性I(ID)を求める方法について説明する。
カメラ/警備員からの間接視認による視認性空間内に、反射屈折物体が存在している場合、鏡や透過体を通して間接的に視認対象物を視認することができる。この場合には、レイトレーシング法を用いて以下のように間接的な視認性を考慮する。
まず、すべての反射屈折物体の表面がメッシュP't(t=1,2,…,l)で構成されているとする。各P'tに対して、間接視認に対する影響のパラメータとしてρt(0<ρt≦1)が与えられる。ρtが大きい場合、直接視認しているのと近い状況であることを示す。
P'tの重心で方向が曲げられるカメラ/警備員の視点からの反射/屈折のレイを追跡する。レイが別の反射/屈折表面と交わった場合、多重の反射/屈折が追跡される。レイがどの障害物とも交わらない場合、または反射/屈折物体でない障壁物と交わった場合、P'tの間接的な視認性I(ID) tは0となる。そうでなければ、1回/多数回の反射/屈折の後に、レイが対象物OiにおけるメッシュPijと交わる場合、P'tに対して次式(7)および(8)のようにI(ID) が計算される。式(7)はP'tにおいて一回の反射/屈折がある場合で、式(8)は多数回の反射/屈折がある場合である。
Figure 2006185270
ここで、P'tの重心を通しての視点からメッシュPijの各頂点Vijkまでの距離を考慮して、式(3)のように定義される。もし多重の反射/屈折が生じる場合、ρtは、多重に曲げられたレイに対して定められたρtすべてを乗算したρと置き換えられる。
すべてのP'tに対してレイを追跡した後、視点からすべての対象物に対しての間接的な視認性I(ID)が、次式(9)に示すように、各視認性の合計値で定義される。
Figure 2006185270
そのとき、ある視点からの総合的な視認性Iは、次式(10)に示すように、直接視認による視認性と間接的な視認による視認性の合計で定義される。
Figure 2006185270
Iに対するI(ID)の影響は、ρtの値により制御できる。すべてのρtの値を0に設定した場合、たとえ空間内に起こる鏡面反射や透過が起こっていても、間接視認性は無視される。
次に、複数視点による視認性の評価について説明する。
I(VPm)は、式(10)から計算された、一つの視点VPm(m=1,2,…,vp)からの視認性である。このとき、カメラ/警備員が複数存在する場合の複数の視点ならの総計の視認性Isumは、次式(11)のように定義される。また、視点1つあたりの平均の視認性Iaverageは、次式(12)に示すように、総計の視認性Isumを視点の数vpで割った値となる。また、単位コストあたりの視認性Icostは、総計の視認性Isumを各視点VPmに対するコストCost(VPm)の総和で割った値となる。
Figure 2006185270
上記の本実施形態に係る視認対象物の視認性評価方法によれば、現実空間が3次元空間であることや、対象空間に他の面を反射または透過する面があることなどを考慮して、現実世界と整合して、視認対象物の視認性を評価することができる。
また、上記の本実施形態の視認対象物の視認性評価方法により視認性を評価すると、どのような手段が視認性を向上させるか容易に確認することができ、視認性の向上を容易に行うことができる。
本実施形態において上記のようにして得られる視認性は、視認対象物がどのように視認されるかを示す視認対象物の属性であるとして取り扱うことができるほか、視点から視認対象物がそのように視認されるかを示す視点の属性であるとして取り扱うことができる。
視認対象物は、例えば絵画や彫刻などの美術品である。
従来の美術館問題では、取り扱いが2次元空間であるなど、現実世界と整合しておらず、監視装置における監視効果を算定することはできなかった。
本実施形態の視認対象物の視認性評価方法においては、現実空間が3次元空間であることや、対象空間に他の面を反射または透過する面があることなどを考慮して、現実世界と整合して、監視される絵画や彫刻などの美術品の視認性や、監視する視点を持つカメラや監視員の視認性を評価することができる。
また、例えば、視認対象物が建築物内施設、建築物外施設、設備、備品および/または出入り口であり、視点が監視カメラおよび/または監視員の視点とすることもできる。
例えば、ホームセキュリティシステムや、ビルにおけるセキュリティ上の問題において、防犯カメラや非常口の標識などの視認性を評価し、これを高めることで安全性をさらに向上できる。
また、視認対象物として、例えば駅構内や屋外広告などの広告を対象とすることもできる。
従来定義されているユニット視認率は広告ユニットに対する視認率を実験的に求めているが、大がかりな実験となるので容易に視認率を求めることはできなかった。また、この視認率の値には、人間の印象といった主観的な要素も含まれており、必要としている広告媒体のみの客観的、定量的効果が分離されていない。
本実施形態に係る視認対象物の視認性の評価方法により、広告の視認性を客観的に評価することで、広告媒体効果(広告到達レベル)を算出することができ、これよって広告効果の合理的な根拠が得られ、適正な広告料の設定などの基準として用いることが可能である。
さらには、病院などにおける患者など、その他の監視あるいは視認を必要とする対象を視認対象物とすることもできる。例えば、病院などで病人を監視する場合、監視カメラなどの視点の評価を行うことで適正かつ効果的な監視を行い、病院のケアの質を向上させることが可能である。
また、例えば、銀行のATMなどに設置されている監視カメラなどの視点側の視認性を評価し、向上させることで、安全性を向上させることができる。
さらに、交通標識の視認性を評価し、これを向上させることで、交通事故などの交通上の問題を抑制する効果を期待することができる。
上記の本実施形態に係る視認対象物の視認性評価方法の各計算式に従う計算を行う演算手段と、視認対象物の情報などの演算に用いる条件などを入力する条件入力手段と、演算の結果を表示する結果表示手段を備えることで、本実施形態に係る視認対象物の視認性評価装置を実現できる。
例えば、上記のような演算プログラムを組み込んだコンピュータにより実現できる。
(実施例)
上記の実施形態に係る視認対象物の視認性の評価方法により視認性を評価するシミュレーションを行った。
本実施形態に係る視認性評価方法を実現する評価装置は、レイトレーシング法を用いて、与えられた情報に対し対話的に複数のカメラ/警備員からの見た情景の画像と視認性を同時に生成することができるシステムである。
上記の評価装置において、対話的に入力できる情報は、以下の通りとした。
1.フロアに対し、レンダリングするか否か。
2.視認距離の閾値。環境光、塵の影響。
3.カメラ/監視員の視界。
4.カメラワーク。
このシミュレーションでは、512個のメッシュを持った青い球Cs=(0.2,0.2,1.0)を視認対象物OBとした。障壁物BAとして、鏡面反射/透過物体ではない赤い障壁を設置した。また、フロアに光源を一つ設置した。さらに、3つのカメラを空間内に設置した。すべてのシミュレーションは、σ=0.5として計算を行なった。
ここで、フロア上の視認対象物OBの近傍に障壁物BAを設置し、障壁物BAと視認対象物OB側に2つのカメラCA1,2をそれぞれ所定の高さで設置し、さらにフロア全体を視野に入れることができるように天井にカメラ3を設置した。
図5は、天井に設置したカメラCA3から見たときの情景であり、視認対象物OB、障害物BA、カメラCA1,2の相対位置を平面的に示すものである。
天井に設置したカメラからは、カメラの可視範囲Llimitを超えたところにしに対象物があるために、視認性は0として評価された。
図6は、障害物側BAに設置したカメラCA1からの情景である。
障害物BAから、視認対象物OBの一部が見える状態とした。このときの視認性は、0.626475と評価された。
図7は、視認対象物OBに設置したカメラCA2からの情景である。
障害物BAから、視認対象物OBの全部が見える状態とした。このときの視認性は、36.269474と評価され、図6の場合よりも高い視認性であることが確認された。
図8は、障害物側BAに設置したカメラCA1からの情景であり、図6の場合から障害物の位置を動かして視認対象物OBが全部障害物BAに隠れるようにした場合である。
このときの視認性は0と評価された。
図8と同様にして、障害物側BAに設置したカメラ1からの情景において、障害物の位置を動かして視認対象物の半分程度が見えている状態としたときの視認性が1.1386655と評価され、これを同じ状況として、空気中にちりが存在しているものとした場合、視認性は0.012685と評価され、視認性にちりの存在が影響を与えることが確認された。
また、図8と同様にして、障害物側BAに設置したカメラ1からの情景において、カメラCA1の位置を動かして視認対象物の全部が見えている状態とし、さらに高い環境照明としたときの視認性が95.703113と評価され、これを同じ状況として、環境照明を低くした場合の視認性は0.776461と評価され、視認性に環境照明が影響を与えることが確認された。
また、図7と同様にして、視認対象物OBに設置したカメラ2からの情景において、視認対象物の色を緑に変更した場合、視認性が129.981303と評価され、青の場合の36,269474と比べて高い視認性があり、視認対象物の色が視認性に影響を与えることが確認された。このように、青い物体よりも緑色の物体の方が視認性が高いのは、人間の色の感じ方では青よりも緑をよく感知できるからである。
これらの結果によって提案された視認性は、人間の感覚と一致した視認性というものを効果的に得ることができ表現できた。
本発明は上記の説明に限定されない。
例えば、美術館における美術品を監視するときの視認性を評価する方法のほか、病院などにおいて患者を監視するシステムにおける視認性を評価したり、広告の視認性を評価する方法に適用できる。
また、視点となるのは、カメラなどの撮像装置のほか、監視員などの人間の目として評価することができる。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
本発明の視認対象物の視認性評価方法は、美術館における絵画などの美術品や広告などの視認対象物の視認性を評価する方法に適用できる。
また、本発明の視認対象物の視認性評価装置は、美術館における絵画などの美術品や広告などの視認対象物の視認性を評価する装置に適用できる。
図1は本発明の実施形態において光学モデルとして用いるフォンモデルの模式図である。 図2は本発明の実施形態において用いるメッシュのモデルである。 図3は本発明の実施形態においてカメラの可視範囲を示す模式図である。 図4は本発明の実施形態において視点からの対象物の可視領域と不可視領域を説明する模式的な例図である。 図5は本発明の実施例における天井に設置したカメラから見たときの情景である。 図6は本発明の実施例における障害物側に設置したカメラからの情景である。 図7は本発明の実施例における視認対象物に設置したカメラからの情景である。 図8は本発明の実施例における障害物側に設置したカメラからの情景である。
符号の説明
LS…光源
VP…視点
CA,CA1〜CA3…カメラ
OB…視認対象物
BA…障害物

Claims (19)

  1. 視点と視認対象物が設けられた対象空間において前記視点からの前記視認対象物の視認性を評価する視認性評価方法であって、
    前記視認対象物の表面に1つ以上の区分を設ける工程と、
    前記区分毎に、レイトレーシングにより前記視点からの視認性を評価する工程と、
    前記視認対象物の視認性として、前記区分毎の視認性の総和を算出する工程と
    を有する
    視認対象物の視認性評価方法。
  2. 前記視認対象物の表面に1つ以上の区分を設ける工程において、前記視認対象物の表面に1つ以上の三角形のメッシュに区分し、
    前記区分毎に視認性を評価する工程において、前記メッシュにおける3つの頂点における視認性を、前記視点並びに前記視認対象物の属性として評価し、3つの頂点のうちの2つ以上が可視であるときに前記メッシュが可視であるとし、前記メッシュにおける視認性を評価する
    請求項1に記載の視認対象物の視認性評価方法。
  3. 前記メッシュにおける視認性を評価する工程において、前記3つの頂点における視認性の平均値と前記メッシュ面積を乗じて前記メッシュにおける視認性とする
    請求項2に記載の視認対象物の視認性評価方法。
  4. 前記区分毎に視認性を評価する工程において、前記視点に可視範囲を設けて、前記視認対象物が前記可視範囲にあるときに、前記視認対象物が可視であるとする
    請求項1に記載の視認対象物の視認性評価方法。
  5. 前記区分毎の視認性の総和に、前記視認対象物の可視面積/全表面積の比に関連する係数を乗じて、前記視認対象物の視認性とする
    請求項1に記載の視認対象物の視認性評価方法。
  6. 前記対象空間内に反射および/または屈折性障害物が存在するときに、反射および/または屈折を1回以上経た後の視認性を間接の視認性として前記視認対象物の視認性に足し合わせる
    請求項1に記載の視認対象物の視認性評価方法。
  7. 前記間接の視認性として、前記間接の視認性が与える影響の程度を示す係数を前記間接の視認性に乗じてから、前記視認対象物の視認性に足し合わせる
    請求項6に記載の視認対象物の視認性評価方法。
  8. 視点と視認対象物が設けられた対象空間において前記視点からの前記視認対象物の視認性を評価する視認性評価装置であって、
    前記視認対象物の視認性評価の演算処理を行う演算手段と、
    前記視認対象物の条件を入力する条件入力手段と、
    前記演算の結果を表示する結果表示手段とを有し、
    前記演算手段は、
    前記視認対象物の表面に1つ以上の区分を設け、
    前記区分毎に、レイトレーシングにより前記視点からの視認性を評価し、
    前記視認対象物の視認性として、前記区分毎の視認性の総和を算出する
    視認対象物の視認性評価装置。
  9. 前記演算手段において、
    前記視認対象物の表面に1つ以上の区分を設ける際に、前記視認対象物の表面に1つ以上の三角形のメッシュに区分し、
    前記区分毎に視認性を評価する際に、前記メッシュにおける3つの頂点における視認性を、前記視点並びに前記視認対象物の属性として評価し、3つの頂点のうちの2つ以上が可視であるときに前記メッシュが可視であるとし、前記メッシュにおける視認性を評価する
    請求項8に記載の視認対象物の視認性評価装置。
  10. 前記演算手段において、前記メッシュにおける視認性を評価する際に、前記3つの頂点における視認性の平均値と前記メッシュ面積を乗じて前記メッシュにおける視認性とする
    請求項9に記載の視認対象物の視認性評価装置。
  11. 前記演算手段において、前記区分毎に視認性を評価する際に、前記視点に可視範囲を設けて、前記視認対象物が前記可視範囲にあるときに、前記視認対象物が可視であるとする
    請求項8に記載の視認対象物の視認性評価装置。
  12. 前記演算手段において、前記区分毎の視認性の総和に、前記視認対象物の可視面積/全表面積の比に関連する係数を乗じて、前記視認対象物の視認性とする
    請求項8に記載の視認対象物の視認性評価装置。
  13. 前記演算手段において、前記対象空間内に反射および/または屈折性障害物が存在するときに、反射および/または屈折を1回以上経た後の視認性を間接の視認性として前記視認対象物の視認性に足し合わせる
    請求項8に記載の視認対象物の視認性評価装置。
  14. 前記演算手段において、前記間接の視認性として、前記間接の視認性が与える影響の程度を示す係数を前記間接の視認性に乗じてから、前記視認対象物の視認性に足し合わせる
    請求項13に記載の視認対象物の視認性評価装置。
  15. 前記視認性を前記視認対象物の属性として評価する
    請求項8に記載の視認対象物の視認性評価装置。
  16. 前記視認性を前記視点の属性として評価する
    請求項8に記載の視認対象物の視認性評価装置。
  17. 前記視認対象物が美術品である
    請求項8に記載の視認対象物の視認性評価装置。
  18. 前記視認対象物が建築物内施設、建築物外施設、設備、備品および/または出入り口であり、
    前記視点が監視カメラおよび/または監視員の視点である
    請求項8に記載の視認対象物の視認性評価装置。
  19. 前記視認対象物が広告である
    請求項8に記載の視認対象物の視認性評価装置。
JP2004379396A 2004-12-28 2004-12-28 視認対象物の視認性評価方法および評価装置 Expired - Fee Related JP4652045B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004379396A JP4652045B2 (ja) 2004-12-28 2004-12-28 視認対象物の視認性評価方法および評価装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004379396A JP4652045B2 (ja) 2004-12-28 2004-12-28 視認対象物の視認性評価方法および評価装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006185270A true JP2006185270A (ja) 2006-07-13
JP4652045B2 JP4652045B2 (ja) 2011-03-16

Family

ID=36738331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004379396A Expired - Fee Related JP4652045B2 (ja) 2004-12-28 2004-12-28 視認対象物の視認性評価方法および評価装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4652045B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008001472A1 (en) * 2006-06-27 2008-01-03 Tama-Tlo, Ltd. Visibility evaluation method and evaluation system

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1166357A (ja) * 1997-08-19 1999-03-09 Sony Corp 画像表示システム及び画像表示処理方法
JP2001042759A (ja) * 1999-07-28 2001-02-16 Taisei Corp センサ設置条件の評価シミュレーション装置及び評価方法
JP2004219411A (ja) * 2002-12-26 2004-08-05 Toshiba Corp 案内情報提供装置、サーバー装置、案内情報提供方法、及びコンピュータに案内情報提供を実行させるためのプログラム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1166357A (ja) * 1997-08-19 1999-03-09 Sony Corp 画像表示システム及び画像表示処理方法
JP2001042759A (ja) * 1999-07-28 2001-02-16 Taisei Corp センサ設置条件の評価シミュレーション装置及び評価方法
JP2004219411A (ja) * 2002-12-26 2004-08-05 Toshiba Corp 案内情報提供装置、サーバー装置、案内情報提供方法、及びコンピュータに案内情報提供を実行させるためのプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008001472A1 (en) * 2006-06-27 2008-01-03 Tama-Tlo, Ltd. Visibility evaluation method and evaluation system

Also Published As

Publication number Publication date
JP4652045B2 (ja) 2011-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Giseop et al. A new 3D space syntax metric based on 3D isovist capture in urban space using remote sensing technology
Bergen et al. The validity of computer-generated graphic images of forest landscape
Xie Investigation into the interaction of people with signage systems and its implementation within evacuation models
Dollner et al. Real-time expressive rendering of city models
Lonergan et al. Unpacking isovists: a framework for 3D spatial visibility analysis
Heinrich et al. Depth perception in projective augmented reality: An evaluation of advanced visualization techniques
Phillips et al. Distance perception in NPR immersive virtual environments, revisited
Yi et al. Universal Visible Sky Factor: A method for calculating the three-dimensional visible sky ratio
Albrecht et al. Assessing façade visibility in 3D city models for city marketing
Adcock et al. Visualization of off-surface 3D viewpoint locations in spatial augmented reality
Lonergan et al. A visibility-based assessment of tsunami evacuation signs in Seaside, Oregon
Paliou Visual perception in past built environments: Theoretical and procedural issues in the archaeological application of three-dimensional visibility analysis
Brunnhuber et al. Bridging the gap between visual exploration and agent-based pedestrian simulation in a virtual environment
WO2008001472A1 (en) Visibility evaluation method and evaluation system
JP4652045B2 (ja) 視認対象物の視認性評価方法および評価装置
Huang et al. A machine vision-based method for crowd density estimation and evacuation simulation
Boustila et al. Evaluation of factors affecting distance perception in architectural project review in immersive virtual environments
Tai et al. Space perception and luminance contrast: investigation and design applications through perceptually based computer simulations
WO2022089061A1 (zh) 物体标注信息呈现方法、装置、电子设备及存储介质
JP5406773B2 (ja) 防犯施策支援装置
TW200832279A (en) Computer-based system and method for providing situational awareness for a structure using three-dimensional modeling
Schwartz et al. Adding visibility to visibility graphs: Weighting visibility analysis with attenuation coefficients
KR102230352B1 (ko) Ar 및 gps를 적용한 옥외광고물 측정기기
Engel et al. Evaluating the Perceptual Impact of Rendering Techniques on Thematic Color Mappings in 3D Virtual Environments.
Jeelani Improving safety performance in construction using visual data analytics and virtual reality

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080121

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080407

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080407

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100805

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100810

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101116

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees