JP2006182850A - 多孔質膜形成用組成物、多孔質膜形成方法および多孔質膜 - Google Patents

多孔質膜形成用組成物、多孔質膜形成方法および多孔質膜 Download PDF

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Abstract

【課題】 誘電率が低く、孔径の比較的小さい多孔質膜を形成することが可能な多孔質膜形成用組成物および多孔質膜形成方法、ならびに、誘電率が低く、孔径の比較的小さい多孔質膜を提供すること。
【解決手段】 下記(A)および(B)を含有する多孔質膜形成用組成物。該多孔質膜形成用組成物を基板に塗布し、さらに加熱処理を行なう工程を含む多孔質膜形成方法、ならびに、該多孔質膜形成方法を用いて得られる多孔質膜。
(A)マトリックス形成用化合物
(B)下記の(1)〜(3)のいずれの条件も満たす化合物
(1)分子量が300以上1000以下である。
(2)熱分析によるTd50が、320℃以上450℃以下である。
(3)4個以上の芳香族環を有する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、電子部品に使用する絶縁膜として優れた多孔質膜を形成する組成物、その形成方法、および多孔質膜に関する。
近年、電子材料において、半導体の高集積化、高速化、高性能化が進んでおり、配線寸法も100nm以下となるようなものが開発され始めている。これに伴い、配線間抵抗の増大、電気容量の増大による遅延時間の問題が大きくなってきている。この遅延時間の減少が、デバイスをより高速化するために必須とされている。このための方法として、層間絶縁膜の低誘電率化、すなわち比誘電率が3.0以下、好ましくは2.4以下の材料を用いることが試みられている。これまで絶縁膜として使用されてきたシリカ系絶縁膜は、その比誘電率が比較的高く、伝達速度低下を抑制することが難しい。そこで、この解決案として、有機ポリマー、特に、ポリフェニレン、ポリエーテル系の有機ポリマーを用いた有機系絶縁膜が提案されている(特許文献1)。
その比誘電率をさらに低下させるために、このような有機ポリマーからなる絶縁膜を多孔質化することが提案されている(特許文献2)。
国際特許出願97/01593号公開明細書 特表2002−530505号公報
特許文献2記載の方法は、気孔発生体としてポリスチレン等を用いるものであったが、得られる絶縁膜はやや空孔径が大きいものであった。微細加工の観点からは、空孔径のより小さいものが求められる。本発明の目的は、誘電率が低く、孔径の比較的小さい多孔質膜を形成することが可能な多孔質膜形成用組成物および多孔質膜形成方法、ならびに、誘電率が低く、孔径の比較的小さい多孔質膜を提供することにある。
本発明は、下記(A)および(B)を含有する多孔質膜形成用組成物にかかるものであり、該多孔質膜形成用組成物を基板に塗布し、さらに加熱処理を行なう工程を含む多孔質膜形成方法、ならびに、該多孔質膜形成方法を用いて得られる多孔質膜にかかるものである。
(A)マトリックス形成用化合物
(B)下記の(1)〜(3)のいずれの条件も満たす化合物
(1)分子量が300以上1000以下である。
(2)熱分析によるTd50が、320℃以上450℃以下である。
(3)4個以上の芳香族環を有する。
本発明によれば、誘電率が低く、孔径の比較的小さい多孔質膜を形成することが可能な多孔質膜形成用組成物および多孔質膜形成方法、ならびに、誘電率が低く、孔径の比較的小さい多孔質膜が提供される。
本発明の多孔質膜形成用組成物は、下記(A)および(B)を含有する多孔質膜形成用組成物である。
(A)マトリックス形成用化合物
(B)下記の(1)〜(3)のいずれの条件も満たす化合物
(1)分子量が300以上1000以下である。
(2)熱分析によるTd50が、320℃以上450℃以下である。
(3)4個以上の芳香族環を有する。
本発明の多孔質膜形成用組成物に用いられるマトリックス形成用化合物(A)は、多孔質膜を形成しうる化合物であれば、特に限定されるものではないが、例示をすれば、一般に知られている無機SOG、有機SOGの原料化合物や、水素化シルセスキオキサン、メチルシルセスキオキサン、水素化メチルシルセスキオキサンなどの無機系のマトリックス形成用化合物が挙げられる。また、有機系のマトリックス形成用化合物としては、架橋性反応基を有する有機系モノマーまたは架橋性反応基を有する芳香族ポリマーが挙げられる。具体的に例示をすれば、ポリアレーレン樹脂、ポリアリーレンエーテル樹脂、ポリベンゾオキサゾール樹脂、ポリキノリン樹脂、ポリキノキサリン樹脂などの高耐熱性樹脂、または、これらの樹脂の前駆体、架橋性反応基を有する有機系モノマー類およびそのプレポリマーなどが挙げられる。
本発明で用いられる(B)の化合物との相溶性などの観点から、これらのマトリックス形成用化合物のうち、有機系のマトリックス形成用化合物が好ましく用いることができる。
上に記載した有機系のマトリックス形成用化合物の中でも、0℃以上500℃以下の温度で、架橋による重合または閉環による縮合などの反応を起こすものが好ましい。100℃以上400℃以下の温度で、架橋による重合または閉環による縮合などの反応を起こすものがさらに好ましい。
上記の温度範囲で、架橋による重合反応を起こす官能基の例示をすれば、C−C二重結合、C−C三重結合、C−N三重結合などの不飽和結合を有する架橋性反応基のほか、エポキシ基などがあげられる。中でも、誘電率の観点から、C−C二重結合またはC−C三重結合を有する架橋性反応基が好ましい。また、耐熱性の観点から、C−C三重結合を有する架橋性反応基がさらに好ましい。また、閉環による縮合を起こす官能基としては、ベンゾオキサゾール環、キノキサリン環などの前駆体が挙げられる。従って、このような官能基を有する有機系のマトリックス形成用化合物が好ましく用いられる。
これらの有機系マトリックス形成用化合物の中でも、耐熱性および本発明で用いられる(B)の化合物との相溶性の観点から、ポリアリーレン樹脂、ポリアリーレンエーテル樹脂、あるいは架橋性反応基を有する有機系モノマー類またはそのプレポリマーが好ましく用いられる。
本発明の多孔質膜形成用組成物に用いられる(B)成分は、上記(1)〜(3)の条件を満たす化合物であれば、特に限定されるものではない。
本発明で用いられる(B)の化合物は、分子量が300以上1000以下である。
分子量が小さいと揮発する温度が低く、充分な量の空孔が得られない場合がある。また、分子量が大きいと空孔が充分に微細にならない場合がある。
本発明で用いられる(B)の化合物として好ましくは、構成する元素として炭素、水素に加え、酸素を有していてもよいが、構成する元素が炭素および水素のみである化合物が、有機系のマトリックス形成用化合物を用いる場合にはマトリックス形成用化合物との相溶性の観点から、好ましく用いられる。
本発明で用いられる(B)の化合物は、熱分析によるTd50が、320℃以上450℃以下であることが条件の一つである。ここで、熱分析によるTd50は TG/DTAにより、窒素気流下、昇温速度10℃/分の条件において測定した50%重量減少時の温度のことである。Td50が350℃以上450℃以下であることが、より好ましい。Td50が低いと、空孔化の効率が悪くなる場合がある。Td50が高いと、得られる多孔質膜の誘電率の低下が十分とならない場合がある。
本発明で用いられる(B)の化合物は、4個以上の芳香環を有することが条件の一つである。この芳香環としては、ベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環などが挙げられる。ここでいう4個以上の芳香環としては、全て同種の芳香環であってもよく、2種類以上が混合して用いられていてもよい。
本発明で用いられる(B)の化合物は、溶媒への溶解性の観点から、分子内に−CH2−の構造を有することが好ましく、−CH2−CH2−の構造を有することがより好ましい。
本発明で用いられる(B)の化合物としては、下記(1)式で表される化合物、下記(2)式で表される化合物、または、下記(3)式で表される化合物であると、溶媒への溶解性、および熱分解または揮発温度の観点から、好ましい。
Figure 2006182850
(式中、R1 およびR2 は各々水独立に素原子または炭素数1〜20の1価の炭化水素基を表し、R1 とR2 とは互いに同じでも異なっていてもよい。)
Figure 2006182850
(式中、R3 およびR4 は各々独立に水素原子または炭素数1〜20の1価の炭化水素基を表し、R3 とR4 とは互いに同じでも異なっていてもよい。R3 とR4 とが同じである場合には、R3 とR4 は各々炭素数1〜20の1価の炭化水素基である。)
5−R−R6 (3)
(式中、R5−、R6−は、それぞれ
Figure 2006182850
で表され、R5A、R5B、R5C、R6A、R6B、およびR6Cはそれぞれ独立に炭素数1〜20の炭化水素基または水素原子を表す。R5A、R5B、およびR5Cのうち少なくともいずれか一つは芳香環を有する炭素数1〜20の炭化水素基であり、R6A、R6B、およびR6Cのうち少なくともいずれか一つは芳香環を有する炭素数1〜20の炭化水素基である。また、Rは炭素数1〜10の2価の飽和炭化水素基を表す。)
上記のR1、R2、R3、R4、R5A、R5B、R5C、R6A、R6B、およびR6Cにおける炭素数1〜20の1価の炭化水素基について、例示をすれば、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数1〜20のアルケニル基、炭素数1〜20のアルキニル基、炭素数1〜20のシクロアルキル基、炭素数1〜20のアリール基、炭素数1〜20のアリール基置換アルキル基、炭素数1〜20のアリール基置換アルケニル基、炭素数1〜20のアリール基置換アルキニル基などが挙げられる。
炭素数1〜20のアルキル基として具体的に例示をすれば、メチル基、エチル基、異性体を含むプロピル基、異性体を含むブチル基、異性体を含むペンチル基、異性体を含むヘキシル基、異性体を含むヘプチル基、異性体を含むオクチル基、異性体を含むノニル基、異性体を含むデシル基、異性体を含むウンデシル基、異性体を含むドデシル基、異性体を含むトリデシル基、異性体を含むテトラデシル基、異性体を含むペンタデシル基、異性体を含むヘキサデシル基、異性体を含むヘプタデシル基、異性体を含むオクタデシル基、異性体を含むノナデシル基、異性体を含むイコシル基が挙げられる。
炭素数1〜20のアルケニル基としては、ビニル基、異性体を含むプロペニル基、異性体を含むブテニル基、異性体を含むペンテニル基、異性体を含むヘキセニル基、異性体を含むヘプテニル基、異性体を含むオクテニル基、異性体を含むノネニル基、異性体を含むデセニル基、異性体を含むウンデセニル基、異性体を含むドデセニル基、異性体を含むトリデセニル基、異性体を含むテトラデセニル基、異性体を含むペンタデセニル基、異性体を含むヘキサデセニル基、異性体を含むヘプタデセニル基、異性体を含むオクタデセニル基、異性体を含むノナデセニル基、異性体を含むイコセニル基が挙げられる。
炭素数1〜20のアルキニル基としては、エチニル基、異性体を含むプロピニル基、異性体を含むブチニル基、異性体を含むペンチニル基、異性体を含むヘキシニル基、異性体を含むヘプチニル基、異性体を含むオクチニル基、異性体を含むノニニル基、異性体を含むデシニル基、異性体を含むウンデシニル基、異性体を含むドデシニル基、異性体を含むトリデシニル基、異性体を含むテトラデシニル基、異性体を含むペンタデシニル基、異性体を含むヘキサデシニル基、異性体を含むヘプタデシニル基、異性体を含むオクタデシニル基、異性体を含むノナデシニル基、異性体を含むイコシニル基が挙げられる。
炭素数1〜20のシクロアルキル基としては、炭素数の合計が20以下の範囲であれば炭化水素基で置換されていてもよく、置換基を有してもよいシクロブチル基、置換基を有してもよいシクロペンチル基、置換基を有してもよいシクロヘキシル基などが挙げられる。
炭素数1〜20のアリール基としては、置換基を有してもよいフェニル基、置換基を有してもよいナフチル基、置換基を有してもよいアントラセニル基、置換基を有してもよいフルオレニル基などが挙げられる。ここで置換基は炭化水素基であり、炭化水素基全体の炭素数が20以下の範囲で任意の置換位置に置換することができ、置換位置が複数であってもよい。炭化水素基であるところの置換基について例示をすれば、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアルケニル基、置換基を有してもよいアルキニル基、置換基を有してもよいアリール基などが挙げられる。
溶解性などの観点から炭素数1〜20のアリール基としては、置換基を有してもよいフェニル基であることが好ましい。
炭素数1〜20のアリール基置換アルキル基としては、アリールメチル基、ジアリールメチル基、トリアリールメチル基、アリールエチル基、ジアリールエチル基、トリフェニルエチル基、アリールプロピル基、ジアリールプロピル基、アリールブチル基、ジアリールブチル基、アリールペンチル基、ジアリールペンチル基、アリールヘキシル基、ジアリールヘキシル基、アリールヘプチル基、ジアリールヘプチル基、アリールオクチル基、ジフェニルオクチル基が挙げられる。アルキル基を置換する各々のアリール基を具体的に例示すれば、置換基を有してもよいフェニル基、置換基を有してもよいナフチル基などが挙げられる。
炭素数1〜20のアリール基置換アルケニル基としては、アリールビニル基、ジアリールビニル基、トリアリールビニル基、アリールプロペニル基、ジアリールプロペニル基、アリールブテニル基、ジアリールブテニル基、アリールペンテニル基、ジアリールペンテニル基、アリールヘキセニル基、ジアリールヘキセニル基、アリールヘプテニル基、ジアリールヘプテニル基、アリールオクテニル基、ジフェニルオクテニル基などが挙げられる。アルケニル基を置換する各々のアリール基を具体的に例示すれば、置換基を有してもよいフェニル基、置換基を有してもよいナフチル基などが挙げられる。
炭素数1〜20のアリール基置換アルキニル基としては、アリールエチニル基、アリールプロピニル基、ジアリールプロピニル基、アリールブチニル基、ジアリールブチニル基、アリールペンチニル基、ジアリールペンチニル基、アリールヘキシニル基、ジアリールヘキシニル基、アリールヘプチニル基、ジアリールヘプチニル基、アリールオクチニル基、ジフェニルオクチニル基などが挙げられる。アルケニル基を置換する各々のアリール基を具体的に例示すれば、置換基を有してもよいフェニル基、置換基を有してもよいナフチル基などが挙げられる。
式(1)におけるR1 とR2 とは互いに同じでも異なっていてもよい。
1とR2が同じである場合には、R1とR2はアリール基を有すると、より小さい孔径の多孔膜が得られるため好ましい。化合物の溶解性や相溶性が向上するためとみられる。
1とR2とが互いに異なる場合、より小さい孔径の多孔膜が得られるため、より好ましい。この場合には、R1とR2とが互いに同じ場合よりも化合物の溶解性や相溶性が向上するためとみられる。
1とR2とが互いに異なる場合、R1とR2のいずれか一方、または、両方がアリール基を有すると、より小さい孔径の多孔膜が得られるため好ましい。化合物の溶解性や相溶性が向上するためとみられる。
式(2)におけるR3とR4とは互いに同じでも異なっていてもよい。
3とR4が同じである場合には、R3とR4はアリール基を有すると、より小さい孔径の多孔膜が得られるため好ましい。化合物の溶解性や相溶性が向上するためとみられる。
3とR4とが互いに異なる場合、より小さい孔径の多孔膜が得られるため、より好ましい。この場合には、R3とR4とが互いに同じ場合よりも化合物の溶解性や相溶性が向上するためとみられる。
3とR4とが互いに異なる場合、R3とR4のいずれか一方、または、両方がアリール基を有すると、より小さい孔径の多孔膜が得られるため好ましい。化合物の溶解性や相溶性が向上するためとみられる。
式(1)中、R5A、R5BおよびR5Cのうち少なくともいずれか一つは芳香環を有する炭素数1〜20の炭化水素基であり、R6A、R6BおよびR6Cのうち少なくともいずれか一つは芳香環を有する炭素数1〜20の炭化水素基であると、化合物の溶解性や相溶性が向上するためとみられるが、結果としてより小さい孔径の多孔質膜が得られるため好ましい。
式(3)におけるR5とR6とは互いに同じでも異なっていてもよい。
5とR6が同じである場合には、R5とR6はアリール基を有すると、より小さい孔径の多孔膜が得られるため好ましい。化合物の溶解性や相溶性が向上するためとみられる。
5とR6とが互いに異なる場合、より小さい孔径の多孔膜が得られるため、より好ましい。この場合には、R5とR6とが互いに同じ場合よりも化合物の溶解性や相溶性が向上するためとみられる。
5とR6とが互いに異なる場合、R5とR6のいずれか一方、または、両方がアリール基を有すると、より小さい孔径の多孔膜が得られるため好ましい。化合物の溶解性や相溶性が向上するためとみられる。
本発明において、成分(A)と(B)の混合比は重量比で100/1ないし1/3であることが好ましく、10/1ないし1/2であることがさらに好ましく、3/1ないし1/1であることが特に好ましい。この比が大きいとk値(比誘電率)の低下が不十分となる場合があり、この比が小さいと良好な膜質が得られない場合がある。
TG/DTAにより、窒素気流下、昇温速度10℃/分の条件において測定した5%重量減少時の温度を熱分解開始温度と定義すれば、本発明において、成分(A)の熱分解開始温度Taは、成分(B)の熱分解開始温度Tbより高温であることが好ましい。Taは350℃以上が好ましく、更には400℃以上が好ましい。また、Tbは、好ましくは300℃以下、より好ましくは250℃以下、さらに好ましくは230℃以下である。
本発明の組成物には、成分(A)、(B)以外に添加剤を配合することも可能である。例えば、シランカップリング剤あるいはチタンカップリング剤等のカップリング剤を基板との密着性を向上させるために配合することや、塗布性あるいは多孔質時の安定化のために界面活性剤、整泡剤を添加することも可能である。また、本発明の組成物には、成分(A)の架橋温度を低下させる目的で有機過酸化物等の触媒を添加することも差し支えない。
本発明の組成物は、成分(A)、(B)以外に有機溶剤を配合し、塗布液として好適に使用される。この有機溶剤としては、成分(A)および(B)を完全に溶解するものが通常用いられ、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、1−ブタノール、2−エトキシメタノール、3−メトキシプロパノール等のアルコール系溶剤、アセチルアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、3−ペンタノン、2−ヘプタノン、3−ヘプタノン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、酢酸プロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸ペンチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、酪酸メチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、乳酸エチル等のエステル系溶剤、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、ジオキサン、アニソール、フェネトール、ベラトロール、ジフェニルエーテル等のエーテル系溶剤、ベンゼン、トルエン、メシチレン、エチルベンゼン等の芳香族炭化水素系溶剤、クロロホルム、クロロベンゼン、ジクロロエチレン、トリクロロエチレン等のハロゲン系溶剤、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルプロピオンアミド、N−メチルピロリドン等のアミド系溶剤、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素系溶剤が工業的に入手可能な溶剤として好適である。
該有機溶剤は、成分(A)、(B)の溶解性や、塗布液自体の塗布性を悪化させない範囲で任意に選択することが可能であり、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明の組成物を上記有機溶剤を配合した塗布液として用いる場合、有機溶剤の含有重量濃度は、塗布膜の膜厚や段差埋め込み性改良等の目的に応じて適宜調整することができる。具体的な有機溶剤の塗布液に占める含有重量濃度は、目的にもよるが、50〜99%であることが好ましく。60〜95%であることがさらに好ましい。
本発明の多孔質膜形成方法は、本発明の多孔質膜形成用組成物を基板に塗布し、さらに加熱処理を行う工程を含む方法である。
本発明の多孔質膜形成用組成物を基板に塗布する方法としては、スピンコーティング、ローラーコーティング、ディップコーティング、スプレー法等の任意の方法により、ガラス、石英、金属、セラミック、シリコン、SiO2 、SiN、SiC、GaAs等の基板に塗布する方法が挙げられる。
前記加熱処理は、Tb以上Ta未満の温度で行うことが好ましい。また、TbとTaの間の任意の温度で保持時間を設けても差し支えない。前記加熱処理の温度としては、250℃以上400℃以下が好ましく、300℃以上380℃以下がさらに好ましく、350℃以上370℃以下が特に好ましい。加熱の方法としては、特に限定されないが、例えば、オーブン、ホットプレート加熱、ファーネス炉を使用した方法、RTP等によるキセノンランプを使用した光照射加熱等を使用することができる。
前記加熱処理に先立って、紫外線照射等により、成分(A)を架橋反応せしめることも好適に実施される。
本発明において、上記加熱処理における雰囲気は、酸素濃度1%未満に調節した減圧下または不活性ガス雰囲気下、あるいは、真空下であるが好ましい。
本発明を、実施例を用いて更に詳細に説明するが、本発明が実施例により限定されるものではないことは言うまでもない。
化合物Aの合成
温度計、攪拌機を装着した300mL4つ口フラスコに45mLの脱水テトラヒドロフランを仕込み、アルゴン気流下、室温で0.5gの金属Liを仕込んだ。室温で5分間攪拌を行い、1,1−ジフェニルエチレン4.0gを仕込んだ。0℃で3日間反応を行った後、1‐ブロモペンタン5.0gを仕込み、攪拌を続けた。反応物の後処理および精製を行い、目的物を得た。
化合物Bの合成
温度計、攪拌機を装着した300mL4つ口フラスコに45mLの脱水テトラヒドロフランを仕込み、アルゴン気流下、室温で0.7gの金属Liを仕込んだ。室温で5分間攪拌を行い、1,1−ジフェニルエチレン8.0gを仕込んだ。0℃で3日間反応を行った後、ベンジルブロマイド3.7gを仕込み、攪拌を続けた。反応物の後処理および精製を行い、目的物を得た。
化合物Cの合成
温度計、攪拌機を装着した300mL4つ口フラスコに4.9gのトリフェニルメタン、80gの脱水テトラヒドロフランを仕込み、アルゴン気流下で氷浴にて2℃以下に冷却した。引き続きアルゴン気流下で5℃以下に保ちながら、1.61Mのn−BuLi/n−ヘキサン溶液12.4mLを30分かけて滴下した。2℃以下で保温攪拌を1時間続けた後、5℃以下に保ちながら、5.5gの3,3−ジフェニルプロピルブロミドを仕込み、2℃以下で保温攪拌を1時間続けた。反応物の後処理および精製を行い、目的物を得た。
化合物Dの合成
温度計、攪拌機を装着した300mL4つ口フラスコに100mLの脱水テトラヒドロフランを仕込み、アルゴン気流下、室温で金属Na3.2gを仕込んだ。室温で5分間攪拌を行い、α−メチルスチレン5.5gを仕込んだ。室温で反応を行った後、残存したNaを除いて250mL4つ口フラスコに移送した。1‐フェニル−2‐ブロモプロパン3.7gを14.7gの脱水テトラヒドロフランに溶解した溶液を5分かけて仕込み、10分間攪拌を続けた。反応物の後処理および精製を行い、目的物を得た。
化合物Eの合成
温度計、攪拌機を装着した500mL4つ口フラスコに、100mLの脱水テトラヒドロフランを仕込み、アルゴン気流下で氷浴にて2℃以下に冷却した。1.61Mのn−BuLi/n−ヘキサン溶液15mLを30分かけて滴下した。引き続きアルゴン気流下で5℃以下に保ちながら、4.0gのジフェニルメタンを10分間かけて仕込み、2℃以下で2時間保温攪拌を続けた。さらに、5℃以下に保ちながら、2.5gの1,4−ジブロモペンタンを仕込み、2℃以下で保温攪拌を1時間続けた。反応物の後処理および精製を行い、目的物を得た。
化合物F、G、Hの混合物の合成
温度計、攪拌機を装着した300mL4つ口フラスコに4.9gのトリフェニルメタン、3.4gのジフェニルメタン、160gの脱水テトラヒドロフランを仕込み、アルゴン気流下で氷浴にて2℃以下に冷却した。引き続きアルゴン気流下で5℃以下に保ちながら、1.61Mのn−BuLi/n−ヘキサン溶液24.9mLを30分かけて滴下した。2℃以下で保温攪拌を1時間続けた後、5℃以下に保ちながら、4.3gの1,4−ジブロモブタンを仕込み、2℃以下で保温攪拌を1時間続けた。反応物の後処理および精製を行い、目的物(3種類の混合物)を得た。
化合物Iの合成
温度計、攪拌機を装着した300mL4つ口フラスコに9.8gのトリフェニルメタン、80gの脱水テトラヒドロフランを仕込み、アルゴン気流下で氷浴にて2℃以下に冷却した。引き続きアルゴン気流下で5℃以下に保ちながら、1.61Mのn−BuLi/n−ヘキサン溶液24.8mLを30分かけて滴下した。2℃以下で保温攪拌を1時間続けた後、5℃以下に保ちながら、4.3gの1,3−ジブロモブタンを仕込み、2℃以下で保温攪拌を1時間続けた。反応物の後処理および精製を行い、目的物を得た。
重合体Jの合成
窒素置換したフラスコに、テトラヒドロフラン284重量部、α−メチルスチレン72重量部を仕込んだ。攪拌下、n−ブチルリチウム溶液54重量部をフラスコに25分かけて滴下した。次いでフラスコを−60℃まで冷却し、30分間攪拌した。次いで1,1−ジフェニルエチレンの20%テトラヒドロフラン溶液165重量部をフラスコに滴下し、30分間攪拌した。最後にメタノール6重量部を仕込み、反応を停止させた。室温まで昇温し、得られた樹脂溶液を4000重量部のメタノールに滴下し、樹脂を沈殿させ、ろ過して取り出した。末端をジフェニルエチレンで修飾した重量平均分子量1100のポリα−メチルスチレンが得られた。これを重合体Jとする。
Figure 2006182850
塗布液の調製
マトリックス形成用化合物として1,3−ビス(3,5−ジエチニルフェニル)アダマンタンを用い、(B)の化合物として又は(B)の比較物質として化合物A〜E、化合物F、G、Hの混合物、化合物I、および重合体Jをそれぞれ、マトリックス形成用化合物と(B)の化合物(または(B)の比較物質)との合計濃度が15重量%、マトリックス形成用化合物と(B)の化合物(または(B)の比較物質)との重量比率が60:40となるように、アニソールを溶媒とする溶液を調製した。この溶液を、0.1μmPTFEフィルターで公知の方法により濾過し、塗布液1〜8を調製した。
実施例1〜7、比較例1
調製された塗布液1〜8を、4インチシリコンウェハー上に約1ml滴下した。その後、このウェハーを500rpmで3秒間スピンさせてから、2000rpmの速度で15秒間スピンさせた。コーティングしたウェハーを150℃で1分間焼き付けた。次いで、その焼き付けたウェハーを炉内で、窒素雰囲気中、400℃に30分間保持することにより硬化させるとともに、化合物A〜Iおよび重合体Jをそれぞれ分解させた。得られた硬化膜の比誘電率は、水銀プローブ法で、動作周波数1MHzのC―V測定(エス・エス・エム社製、SSM495型)を用い測定した。また、硬化膜の平均空孔径は理学電機社製 X線発生装置(Ultra−X)、ゴニオメータ(ATX−G型)、計数記録装置を用い、反射小角X線散乱測定により算出した。結果を表1に示す。
Figure 2006182850

Claims (11)

  1. 下記(A)および(B)を含有する多孔質膜形成用組成物。
    (A)マトリックス形成用化合物
    (B)下記の(1)〜(3)のいずれの条件も満たす化合物
    (1)分子量が300以上1000以下である。
    (2)熱分析によるTd50が、320℃以上450℃以下である。
    (3)4個以上の芳香族環を有する。
  2. (B)の化合物を構成する元素が炭素および水素のみであることを特徴とする請求項1記載の多孔質膜形成用組成物。
  3. (B)の化合物が、分子内に−CH2−の構造を有する化合物であることを特徴とする請求項1または2記載の多孔質膜形成用組成物。
  4. (B)の化合物が、下記(1)式で表されることを特徴とする請求項1または2記載の多孔質膜形成用組成物。
    Figure 2006182850
    (式中、R1 およびR2 は各々水独立に素原子または炭素数1〜20の1価の炭化水素基を表し、R1 とR2 とは互いに同じでも異なっていてもよい。)
  5. 1 とR2 とが互いに異なることを特徴とする請求項4記載の多孔質膜形成用組成物。
  6. (B)の化合物が、下記(2)式で表されることを特徴とする請求項1または2記載の多孔質膜形成用組成物。
    Figure 2006182850
    (式中、R3 およびR4 は各々独立に水素原子または炭素数1〜20の1価の炭化水素基を表し、R3 とR4 とは互いに同じでも異なっていてもよい。R3 とR4 とが同じである場合には、R3 とR4 は各々炭素数1〜20の1価の炭化水素基である。)
  7. 3 とR4 とが互いに異なることを特徴とする請求項6記載の多孔質膜形成用組成物。
  8. (B)の化合物が、下式(3)で表されることを特徴とする請求項1または2記載の多孔質膜形成用組成物。
    5−R−R6 (3)
    (式中、R5−、R6−は、それぞれ
    Figure 2006182850
    で表され、R5A、R5B、R5C、R6A、R6B、およびR6Cはそれぞれ独立に炭素数1〜20の炭化水素基または水素原子を表す。R5A、R5B、およびR5Cのうち少なくともいずれか一つは芳香環を有する炭素数1〜20の炭化水素基であり、R6A、R6B、およびR6Cのうち少なくともいずれか一つは芳香環を有する炭素数1〜20の炭化水素基である。また、Rは炭素数1〜10の2価の飽和炭化水素基を表す。)
  9. 5とR6とが互いに異なることを特徴とする請求項8記載の多孔質膜形成用組成物。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の多孔質膜形成用組成物を基板に塗布し、さらに加熱処理を行なう工程を含む多孔質膜形成方法。
  11. 請求項10記載の多孔質膜形成方法を用いて得られる多孔質膜。
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