JP2006180635A - 電気掃除機の二次電池の放電制御方法と電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 充電回数に拘わりなく、電動送風機を駆動させることのできる時間を一定にすることのできる電気掃除機の二次電池の放電制御方法と、この二次電池の放電制御方法を行う電気掃除機とを提供する。
【解決手段】 電動送風機5へ放電電流を流すバッテリー6と、前記放電電流を制御して電動送風機5を駆動制御する制御装置22とを備え、バッテリー6の充電回数をカウントするカウンタ31と、このカウンタ31のカウント数に応じて補正係数を計算する補正回路32とを設け、この補正回路32が計算した補正係数に基づいて前記放電電流を減少させ、1回の充電において電動送風機5を所定の出力を維持して駆動させることのできる時間を一定にする。
【選択図】 図2
【解決手段】 電動送風機5へ放電電流を流すバッテリー6と、前記放電電流を制御して電動送風機5を駆動制御する制御装置22とを備え、バッテリー6の充電回数をカウントするカウンタ31と、このカウンタ31のカウント数に応じて補正係数を計算する補正回路32とを設け、この補正回路32が計算した補正係数に基づいて前記放電電流を減少させ、1回の充電において電動送風機5を所定の出力を維持して駆動させることのできる時間を一定にする。
【選択図】 図2
Description
この発明は、電気掃除機の二次電池の放電制御方法と、この二次電池の放電制御方法を行う電気掃除機とに関する。
従来から、二次電池によって電動送風機を駆動させる電気掃除機が知られている(例えば特許文献1参照)。
かかる電気掃除機は、電動送風機に流れる供給電流を検出する電流検出抵抗と、この検出抵抗に発生する電圧を増幅するオペアンプと、このオペアンプの出力電圧レベルに応じてその供給電流を所定レベルに保持する制御回路等とを備えている。
この電気掃除機によれば、負荷の状態に関わりなく供給電流を精度良く所定レベルに保持することができる。
特許第2731131号公報
しかしながら、このような電気掃除機にあっては、電動送風機に流れる供給電流が一定となるように制御するものであるから、二次電池の容量が充電回数に応じて減少してくるメモリ降下により、充電回数が多くなるにしたがって電動送風機を駆動させることのできる時間が短くなってくるという問題があった。
この発明の目的は、充電回数に拘わりなく、一定の時間電動送風機を駆動させることのできる電気掃除機の二次電池の放電制御方法と、この二次電池の放電制御方法を行う電気掃除機とを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、電動送風機へ放電電流を流す二次電池と、前記放電電流を制御して電動送風機を駆動制御する制御手段とを備えた電気掃除機の二次電池の放電制御方法であって、
前記二次電池の充電回数に応じて前記放電電流を減少させ、1回の充電において電動送風機を所定の出力に維持して駆動させるとともに充電回数に拘わらず駆動時間を一定にすることを特徴とする。
前記二次電池の充電回数に応じて前記放電電流を減少させ、1回の充電において電動送風機を所定の出力に維持して駆動させるとともに充電回数に拘わらず駆動時間を一定にすることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の二次電池の放電制御方法を行う電気掃除機であることを特徴とする。
この発明によれば、二次電池の充電回数に拘わりなく電動送風機の駆動時間を一定にすることができるので、所定の範囲を確実に掃除ができ、途中でバッテリー切れを起こすことがない。
以下、この発明に係る二次電池の放電制御方法を行う電気掃除機の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示す電気掃除機1は、図示しない充電台に載置する掃除機本体3を有しており、この掃除機本体3を充電台に載置すると後述するバッテリー(二次電池)6に充電が行われるようになっている。充電台は、交流電圧を直流電圧に変換する電源回路15(図2参照)を有している。
掃除機本体3には、集塵容器4と、この集塵容器4内を負圧にする電動送風機5と、この電動送風機5に電力を供給するバッテリー6等とが設けられている。 掃除機本体3の上部には発光ダイオードLEDが設けられており、掃除機本体3の把手部12の前部にはホース7の一端が着脱自在に接続され、ホース7と集塵容器4内とが連通している。ホース7の他端には操作パイプ8が接続され、この操作パイプ8には操作部9が設けられており、操作部9には電源をオン・オフするスイッチSW3と電動送風機5の出力を設定する強弱スイッチSW1,SW2が設けられている。
操作パイプ8には延長管10が着脱自在に接続され、延長管10の先端部には吸込口体11が着脱自在に接続されている。
また、掃除機本体3内には、図2に示すように、電動送風機5を駆動する駆動回路20と、バッテリー6を充電する充電回路(充電手段)21と、駆動回路20や充電回路21や発光ダイオードLEDを制御する制御装置(制御手段)22と、制御装置22を動作させるための一定電圧を出力する定電圧回路23と、バッテリー6の温度を検出するサーミスタ24と、バッテリー6の電圧を検出する電圧検出回路30と、電圧検出回路30が検出する電圧に基づいてバッテリー6の充電回数をカウントするカウンタ31と、このカウンタ31のカウント数に基づいて補正係数を計算する補正回路32等とが設けられている。
駆動回路20はスイッチング回路等からなり、制御装置22はスイッチング回路のPWM制御を行うことによって電動送風機5の出力を調整するものである。
サーミスタ24はバッテリー6の隣接位置に配置され、サーミスタ24の一方の端子はバッテリー6の陰極に接続され、他方の端子は制御装置22の入力ポートP1に接続されている。
制御装置22は、入力ポートP1の電圧からバッテリー6の温度を求め、この温度の所定時間内の変化量に基づいてバッテリー6の満充電(充電完了)を判断するものである。
充電回路21は、充電台の電源回路15から出力される直流電圧を所定電圧に降下してバッテリー6に印加してそのバッテリー6を充電する。
電圧検出回路30は、バッテリー6の両電極間に直列接続された抵抗R1,R2から構成されており、抵抗R1と抵抗R2の接続点Fが制御装置22の入力ポートP2に接続されている。制御装置22は入力ポートP2の電圧を読み取ってバッテリー6の電圧を求めるものである。また、制御装置22は、スイッチSW1〜SW3の操作に基づいて駆動回路20を制御して電動送風機5をそのスイッチSW1〜SW3で設定される出力で駆動するようになっている。
また、制御装置22は、補正回路32の補正係数に基づいて駆動回路20を制御する。すなわち、制御装置22は、1回の充電において電動送風機を所定の出力に維持して駆動させるとともに充電回数に拘わらず駆動時間を一定にするように二次電池の放電を制御する。
[動 作]
次に、上記のように構成される電気掃除機1の動作を説明する。
[動 作]
次に、上記のように構成される電気掃除機1の動作を説明する。
掃除が終了した後、掃除機本体3を図示しない充電台に載せると、充電回路21によりバッテリー6の充電が行われ、発光ダイオードLEDが点灯される。そして、バッテリー6の充電が完了すると充電回路21による充電が停止され、発光ダイオードLEDが消灯される。バッテリー6の充電完了の判断は、充電中のバッテリー6の電圧が所定電圧減少したときや、バッテリー6の温度が所定温度以上上昇したとき充電完了と判断する。
充電が完了すると、カウンタ31は充電回数をカウントし、カウンタ31のカウント数を+1とする。そして、補正回路32はカウンタ31のカウント数に基づいてバッテリー6の容量劣化を考慮した補正係数を演算する。
補正係数は、バッテリー6の容量比として算出する。
ここで、バッテリー6の容量yは、例えばy=−x+3000として求める。ただし、xはバッテリー6の充電回数である。
そして、充電回数がゼロ回とN回の容量比は、
容量比=容量[N回]/容量[0回]=(3000−N)/3000…(1)
として求める。
容量比=容量[N回]/容量[0回]=(3000−N)/3000…(1)
として求める。
制御装置22は、その容量比に基づいてバッテリー6の放電電流Inを演算する。このInは、In=Iconst×容量比として求める。
Iconstは、強弱スイッチSW1,SW2によって設定される一定電流値であり、強スイッチSW1が押されたとき、充電回数がゼロ回の場合に電動送風機5に流す電流である。すなわち、Iconstはバッテリー6の放電電流であり、充電回数がゼロ回の場合、例えばIconst=I1が設定される。
同様に、弱スイッチSW2が押されると、充電回数がゼロ回のときに電動送風機5に流す電流として、Iconst=I2(I1>I2)が設定される。
そして、例えば強スイッチSW1が押された場合には、制御装置22はI1×容量比を放電電流として求める。
さらに、制御装置22は、バッテリー6の放電電流がI1×容量比となるように駆動回路20を制御する。
容量比は、上記の(1)式に示すように充電回数が多くなるにしたがって小さな値となるので、充電回数が多くなればなるほど、バッテリー6の放電電流は減少されていく。すなわち、充電回数に応じてバッテリー6の容量が小さくなるにしたがって放電電流が減少されるので、1回の充電すなわち満充電にしたときに、所定の出力(強)を維持して電動送風機5を駆動させることのできる時間を充電回数に拘わりなく一定にすることができる。
同様に、弱スイッチSW2が押されたときも、上述のように充電回数に応じて放電電流が減少されるので、1回の充電すなわち満充電にしたときに、所定の出力(弱)を維持して電動送風機5を駆動させることのできる時間を充電回数に拘わりなく一定にすることができる。
このように、電動送風機5を所定の出力で駆動させることのできる規定時間をバッテリー6の充電回数に拘わりなく確保することができる。
5 電動送風機
6 バッテリー(二次電池)
22 制御装置
31 カウンタ
32 補正回路
6 バッテリー(二次電池)
22 制御装置
31 カウンタ
32 補正回路
Claims (2)
- 電動送風機へ放電電流を流す二次電池と、前記放電電流を制御して電動送風機を駆動制御する制御手段とを備えた電気掃除機の二次電池の放電制御方法であって、
前記二次電池の充電回数に応じて前記放電電流を減少させ、1回の充電において電動送風機を所定の出力に維持して駆動させるとともに充電回数に拘わらず駆動時間を一定にすることを特徴とする電気掃除機の二次電池の放電制御方法。 - 請求項1に記載の二次電池の放電制御方法を行うことを特徴とする電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004371969A JP2006180635A (ja) | 2004-12-22 | 2004-12-22 | 電気掃除機の二次電池の放電制御方法と電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004371969A JP2006180635A (ja) | 2004-12-22 | 2004-12-22 | 電気掃除機の二次電池の放電制御方法と電気掃除機 |
Publications (1)
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JP2006180635A true JP2006180635A (ja) | 2006-07-06 |
Family
ID=36734200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004371969A Pending JP2006180635A (ja) | 2004-12-22 | 2004-12-22 | 電気掃除機の二次電池の放電制御方法と電気掃除機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006180635A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5887641B1 (ja) * | 2015-05-12 | 2016-03-16 | オービタルワークス株式会社 | 無人飛行体 |
JP2016210403A (ja) * | 2016-01-22 | 2016-12-15 | オービタルワークス株式会社 | 無人飛行体 |
WO2019160113A1 (ja) | 2018-02-15 | 2019-08-22 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 電気掃除機 |
-
2004
- 2004-12-22 JP JP2004371969A patent/JP2006180635A/ja active Pending
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WO2019160113A1 (ja) | 2018-02-15 | 2019-08-22 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 電気掃除機 |
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