JP2006179990A - 接続先通知サーバ、配信サーバ、管理サーバ、コンテンツ配信システム及びコンテンツ配信方法並びにコンピュータプログラム - Google Patents

接続先通知サーバ、配信サーバ、管理サーバ、コンテンツ配信システム及びコンテンツ配信方法並びにコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2006179990A
JP2006179990A JP2004368435A JP2004368435A JP2006179990A JP 2006179990 A JP2006179990 A JP 2006179990A JP 2004368435 A JP2004368435 A JP 2004368435A JP 2004368435 A JP2004368435 A JP 2004368435A JP 2006179990 A JP2006179990 A JP 2006179990A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
content
data
distribution
content data
server
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004368435A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4444810B2 (ja
Inventor
Ryuichiro Ban
龍一郎 伴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dwango Co Ltd
Original Assignee
Dwango Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dwango Co Ltd filed Critical Dwango Co Ltd
Priority to JP2004368435A priority Critical patent/JP4444810B2/ja
Publication of JP2006179990A publication Critical patent/JP2006179990A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4444810B2 publication Critical patent/JP4444810B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】複数のコンテンツデータ同士の重要度に着目し、重要度の高いコンテンツデータを再生する場合において、精度を維持しつつ重要度の高いコンテンツへの遅延の影響を適切に抑えることを可能とするコンテンツ配信システムを提供する。
【解決手段】コンテンツ配信システム1において、サーバシステム30は、録音装置40から受信したコンテンツデータを配信する。また、サーバシステム30は、コンテンツデータの配信を終了を検出した場合に、時計から時刻を取得し、配信開始時刻が取得した時刻から所定の範囲内であるコンテンツデータを検出する。複数のコンテンツデータを検出した場合には、検出した複数のコンテンツデータの中で優先度の高いコンテンツデータを読み出して送信し、検出したコンテンツデータが1つの場合には、検出したコンテンツデータを携帯電話端末10に送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のコンテンツデータの配信を行う場合に、コンテンツデータの切り替えに好適な接続先通知サーバ、配信サーバ、管理サーバ、コンテンツ配信システム及びコンテンツ配信方法並びにコンピュータプログラムに関する。
従来、音、映像等のコンテンツデータをサーバからダウンロードしながら端末側で順次再生するストリーミングと呼ばれるコンテンツデータの配信が行われている。このようなストリーミングでの配信においては、伝送路の通信遅延等に起因して、コンテンツデータの再生が中断してしまうことが発生する。これに対して特許文献1においては、パケットロス率に基づいてコンテンツの送信レートを落とすことにより途切れることなくコンテンツを再生する技術が開示されている。
特開2003−174489号公報
ところで、連続して複数のコンテンツデータを送信する際に、コンテンツデータの再生が遅延しても送信するようにするためには、再生時の遅延を考慮したコンテンツデータの送信を行う必要があるためサーバ側に負荷がかかることになる。また、このような再生時の遅延を考慮した場合には、後続のコンテンツデータの再生においても当該遅延の影響が発生することになる。さらに、このような遅延の発生は、リアルタイム性を必要とするコンテンツデータの配信においてはリアルタイム性を維持できず特に問題となる。
一方、特許文献1では、上記のような大幅な遅延が発生することを防止することが可能であるが、コンテンツデータの送信レートを落とすという制御を行うためサーバ側に負荷がかかるという問題と、コンテンツデータの送信レートを落としているため再生時の画質の精度が悪くなるという問題がある。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、複数のコンテンツデータを再生する場合において、精度を維持しつつコンテンツの遅延の影響を抑えることを可能とする接続先通知サーバ、配信サーバ、管理サーバ、コンテンツ配信システム及びコンテンツ配信方法並びにコンピュータプログラムを提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明の一実施形態は、コンテンツデータを複数の分割データによりコンテンツ再生端末に配信する配信サーバであって、複数のコンテンツデータを記憶するとともに、コンテンツデータに関する優先度と、配信開始時間とを記憶する記憶手段と、コンテンツ再生端末から分割データを要求する配信要求を受信する受信手段と、受信手段が配信要求を受信した場合に、配信要求に対応する分割データが存在するか否かを判定する判定手段と、判定手段によって、配信要求に対応する分割データが存在しないと判定された場合に、計時手段から時刻を取得し、取得した時刻から所定の範囲内に配信開始時刻が属するコンテンツデータを検出する検出手段と、検出手段が複数のコンテンツデータを検出した場合に、検出した複数のコンテンツデータの中で優先度の高いコンテンツデータの分割データを記憶手段から読み出して送信し、検出手段が検出したコンテンツデータが1つの場合に、検出したコンテンツデータの分割データを記憶手段から読み出してコンテンツ再生端末に送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする配信サーバである。
なお、上記の配信サーバは、単体の装置であってもよいし、複数の装置によって構成されていてもよい。
上記の発明の一実施形態において、配信要求に対応するコンテンツデータの優先度より高い優先度を有するコンテンツデータであり、かつ計時手段より取得した時刻から所定の範囲内に配信開始時刻が属するコンテンツデータを検出する第2の検出手段を備え、送信手段は、さらに、第2の検出手段が検出したコンテンツデータを記憶手段から読み出して、コンテンツ再生端末に送信することを特徴としてもよい。
上記の発明の一実施形態において、コンテンツデータは、少なくとも第1から第3のコンテンツデータを備えており、開始時刻が、第1のコンテンツデータ、第1のコンテンツデータより優先度の低い第2のコンテンツデータ、第2のコンテンツデータより優先度の高い第3のコンテンツデータの順に配信開始時刻が記憶手段に記憶されていることを特徴としてもよい。
上記の発明の一実施形態において、受信手段は、配信要求をhttpのリクエストメッセージにより受信し、送信手段は、httpのレスポンスメッセージとして分割データをコンテンツ配信端末に送信することを特徴としてもよい。
本発明の一実施形態において、コンテンツを携帯電話端末にストリーミング配信する配信サーバであって、番組コンテンツと番組コンテンツとの間にCMコンテンツが配信されるコンテンツ配信スケジュールが設定されており、複数の番組コンテンツについての配信開始時刻を記憶する記憶手段と、CMコンテンツを前記携帯電話端末に配信するCM配信手段と、番組コンテンツを携帯電話端末に配信する番組配信手段と、時刻を計る計時手段と、計時手段による時刻が、番組コンテンツの配信開始時刻になっているか否かを検出する検出手段と、配信開始時刻になっていると検出された場合に、CM配信手段によるCMコンテンツの配信を停止させ、番組コンテンツの配信を前記番組配信手段により開始させる配信切換手段とを有する配信サーバである。
なお、上記の配信サーバは、単体の装置であってもよいし、複数の装置によって構成されていてもよい。
本発明の一実施形態は、コンテンツデータを複数の分割データにより配信する配信サーバと、配信サーバに進行状態通知を送信する管理サーバと、配信サーバからコンテンツデータを受信するコンテンツ再生端末と、コンテンツ再生端末にコンテンツデータへの接続先情報を通知する接続先通知サーバと、を備えたコンテンツ配信システムにおいて、接続先通知サーバは、配信開始時刻が予め定められている第1のコンテンツデータについて、配信開始時刻と、第1のコンテンツデータに対応する接続先情報とを対応付けて記憶する第1の記憶手段と、任意の時刻に配信可能な第2のコンテンツデータについて、第2のコンテンツデータに対応する接続先情報を記憶する第2の記憶手段と、コンテンツ再生端末から接続先情報の要求を示す情報を受信した場合に、計時手段から時刻を取得し、取得した時刻から所定の範囲内に配信開始時刻が属する第1のコンテンツデータの接続先情報を第1の記憶手段から検出する第1の検出手段と、第1の検出手段が接続先情報を検出した場合に、検出した接続先情報をコンテンツ再生端末に送信し、第1の検出手段が接続先情報を検出しない場合には、第2のコンテンツデータへの接続先情報を第2の記憶手段から読み出してコンテンツ再生端末へ送信する手段と、を具備し、管理サーバは、第1のコンテンツデータの配信開始時刻と、第1のコンテンツデータを一意に識別可能なIDと、第1のコンテンツデータの優先度とを対応付けて記憶する第3の記憶手段と、計時手段から時刻を取得し、取得した時刻から所定の範囲内に配信開始時刻が属する第1のコンテンツデータに対応するIDを記憶手段から検出する第2の検出手段と、第2の検出手段が検出したIDと優先度とを含む進行状態通知を配信サーバへ送信する手段と、を具備し、配信サーバは、コンテンツデータと、コンテンツデータの優先度とを対応付けて記憶する第4の記憶手段と、コンテンツ再生端末から分割データを要求する分割データ要求を受信する受信手段と、管理サーバから進行状態通知を受信する状態通知受信手段と、受信手段が分割データ要求を受信した場合に、状態通知受信手段が進行状態通知を受信しているとき、進行状態通知に含まれている優先度を読み出す読出手段と、読出手段が読み出した優先度が配信中のコンテンツデータの優先度を超えている場合には、コンテンツ再生端末に分割データの送信を途中終了する情報を送信する手段と、読出手段が読み出した優先度が配信中のコンテンツデータの優先度を超えていない場合には、次の順番の分割データを記憶手段から読み出してコンテンツ再生端末に送信する手段と、を具備し、コンテンツ再生端末は、配信サーバから受信した分割データの次の順番の分割データを要求する分割データ要求を送信する手段と、配信サーバから途中終了する情報を受信した場合に、接続先通知サーバへ、接続先情報の要求を示す情報を送信する手段と、を具備したことを特徴とするコンテンツ配信システムである。
なお、上記のコンテンツ配信システムにおける、配信サーバ、管理サーバ、接続先通知サーバは、単体の装置であってもよいし、複数の装置によって構成されていてもよい。
本発明の一実施形態は、コンテンツデータを複数の分割データにより配信する配信サーバと、配信サーバからコンテンツデータを受信するコンテンツ再生端末と、コンテンツ再生端末にコンテンツデータを参照させるための接続先情報を通知する接続先通知サーバと、を備えたコンテンツ配信システムにおける接続先通知サーバであって、配信開始時刻が予め定められている第1のコンテンツデータについて、配信開始時刻と、第1のコンテンツデータに対応する接続先情報とを対応付けて記憶する第1の記憶手段と、任意の時刻に配信可能な第2のコンテンツデータについて、第2のコンテンツデータに対応する接続先情報を記憶する第2の記憶手段と、コンテンツ再生端末から接続先情報の要求を示す情報を受信した場合に、計時手段から時刻を取得し、取得した時刻から所定の範囲内に配信開始時刻が属する第1のコンテンツデータの接続先情報を第1の記憶手段から検出する検出手段と、検出手段が接続先情報を検出した場合に、検出した接続先情報をコンテンツ再生端末に送信し、検出手段が接続先情報を検出しなかった場合に、第2のコンテンツデータへの接続先情報を第2の記憶手段から読み出してコンテンツ再生端末へ送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする接続先通知サーバである。
なお、上記の接続先通知サーバは、単体の装置であってもよいし、複数の装置によって構成されていてもよい。
上記の発明の一実施形態において、再生時間の異なる第2の複数のコンテンツデータが存在し、第2の記憶手段は、再生時間の異なる複数の第2のコンテンツデータのそれぞれに対応する接続先情報と、再生時間とを対応付けて記憶しており、送信手段は、第2のコンテンツデータへの接続先情報をコンテンツ再生端末へ送信する際に、次に配信される第1のコンテンツの配信開始時刻と計時手段から取得した時刻との差分に基づく再生時間を有する第2のコンテンツデータへの接続先情報を第2の記憶手段から読み出してコンテンツ再生端末へ送信することを特徴としてもよい。
上記の発明の一実施形態において、第1のコンテンツデータには優先度が付与されており、第1の記憶手段は、更に、優先度を、配信開始時刻と、接続先情報とに対応付けて記憶しており、検出手段は、前記計時手段から取得した時刻から所定の範囲内に配信開始時刻が属するコンテンツデータが複数ある場合には、優先度の高いコンテンツデータの接続先情報を検出することを特徴としてもよい。
本発明の一実施形態は、コンテンツデータを複数の分割データにより配信する配信サーバと、配信サーバに進行状態通知を送信する管理サーバと、配信サーバから分割データを受信するコンテンツ再生端末と、を備えたコンテンツ配信システムにおける管理サーバであって、コンテンツデータの配信開始時刻と、コンテンツデータを一意に識別可能なIDと、コンテンツデータの優先度とを対応付けて記憶する記憶手段と、計時手段から時刻を取得し、取得した時刻から所定の範囲内に配信開始時刻が属するコンテンツデータに対応するIDを記憶手段から検出する検出手段と、検出手段が検出したIDと優先度とを含む進行状態通知を配信サーバへ送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする管理サーバである。
なお、上記の管理サーバは、単体の装置であってもよいし、複数の装置によって構成されていてもよい。
本発明の一実施形態は、コンテンツデータを複数の分割データにより配信する配信サーバと、配信サーバに進行状態通知を送信する管理サーバと、配信サーバから分割データを受信するコンテンツ再生端末と、を備えたコンテンツ配信システムにおける配信サーバであって、コンテンツデータと、コンテンツデータの優先度とを対応付けて記憶する記憶手段と、コンテンツ再生端末から分割データを要求する分割データ要求を受信する受信手段と、管理サーバから進行状態通知を受信する状態通知受信手段と、受信手段が分割データ要求を受信した場合に、状態通知受信手段が進行状態通知を受信しているとき、進行状態通知に含まれている優先度を読み出す読出手段と、読出手段が読み出した優先度が配信中のコンテンツデータの優先度を超えている場合には、コンテンツ再生端末に分割データの送信を途中終了する情報を送信する第1の送信手段と、読出手段が読み出した優先度が配信中のコンテンツデータの優先度を超えていない場合には、次の順番の分割データを記憶手段から読み出してコンテンツ再生端末に送信する第2の送信手段と、を備えたことを特徴とする配信サーバである。
なお、上記の配信サーバは、単体の装置であってもよいし、複数の装置によって構成されていてもよい。
上記の発明の一実施形態において、受信手段は、分割データ要求をhttpのリクエストメッセージにより受信し、送信手段は、httpのレスポンスメッセージとして分割データをコンテンツ再生端末に送信することを特徴としてもよい。
本発明の一実施形態は、複数のコンテンツデータを記憶するとともに、コンテンツデータに関する優先度と、配信開始時間とを記憶する記憶手段を有し、コンテンツデータを複数の分割データによりコンテンツ再生端末に配信する配信サーバにおけるコンテンツ配信方法であって、コンテンツ再生端末から分割データを要求する配信要求を受信するステップと、配信要求を受信した場合に、配信要求に対応する分割データが存在するか否かを判定するステップと、配信要求に対応する分割データが存在しないと判定された場合に、計時手段から時刻を取得し、取得した時刻から所定の範囲内に配信開始時刻が属するコンテンツデータを検出するステップと、
複数のコンテンツデータを検出した場合に、検出した複数のコンテンツデータの中で優先度の高いコンテンツデータの分割データを記憶手段から読み出して送信し、検出手段が検出したコンテンツデータが1つの場合に、検出したコンテンツデータの分割データを記憶手段から読み出してコンテンツ再生端末に送信するステップと、を有することを特徴とするコンテンツ配信方法である。
本発明の一実施形態は、コンテンツデータと、コンテンツデータの優先度とを対応付けて記憶する第4の記憶手段を有し、コンテンツデータを複数の分割データにより配信する配信サーバと、第1のコンテンツデータの配信開始時刻と、第1のコンテンツデータを一意に識別可能なIDと、第1のコンテンツデータの優先度とを対応付けて記憶する第3の記憶手段を有し、配信サーバに進行状態通知を送信する管理サーバと、配信サーバからコンテンツデータを受信するコンテンツ再生端末と、配信開始時刻が予め定められている第1のコンテンツデータについて、配信開始時刻と、第1のコンテンツデータに対応する接続先情報とを対応付けて記憶する第1の記憶手段と、任意の時刻に配信可能な第2のコンテンツデータについて、第2のコンテンツデータに対応する接続先情報を記憶する第2の記憶手段とを有し、コンテンツ再生端末にコンテンツデータへの接続先情報を通知する接続先通知サーバと、を備えたコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ配信方法であって、接続先通知サーバが、コンテンツ再生端末から接続先情報の要求を示す情報を受信した場合に、計時手段から時刻を取得し、取得した時刻から所定の範囲内に配信開始時刻が属する第1のコンテンツデータの接続先情報を第1の記憶手段から検出するステップと、接続先通知サーバが、接続先情報を検出した場合に、検出した接続先情報をコンテンツ再生端末に送信するステップと、接続先通知サーバが、接続先情報を検出しない場合には、第2のコンテンツデータへの接続先情報を第2の記憶手段から読み出してコンテンツ再生端末へ送信するステップと、管理サーバが、計時手段から時刻を取得し、取得した時刻から所定の範囲内に配信開始時刻が属する第1のコンテンツデータに対応するIDを記憶手段から検出するステップと、管理サーバが、検出したIDと優先度とを含む進行状態通知を配信サーバへ送信するステップと、配信サーバが、コンテンツ再生端末から分割データを要求する分割データ要求を受信するステップと、配信サーバが、管理サーバから進行状態通知を受信するステップと、配信サーバが、分割データ要求を受信した場合に、状態通知受信手段が進行状態通知を受信しているとき、進行状態通知に含まれている優先度を読み出すステップと、配信サーバが、読み出した優先度が配信中のコンテンツデータの優先度を超えている場合には、コンテンツ再生端末に分割データの送信を途中終了する情報を送信するステップと、配信サーバが、読み出した優先度が配信中のコンテンツデータの優先度を超えていない場合には、次の順番の分割データを記憶手段から読み出してコンテンツ再生端末に送信するステップと、コンテンツ再生端末が、配信サーバから受信した分割データの次の順番の分割データを要求する分割データ要求を送信するステップと、コンテンツ再生端末が、配信サーバから途中終了する情報を受信した場合に、接続先通知サーバへ、接続先情報の要求を示す情報を送信するステップと、を有することを特徴とするコンテンツ配信方法である。
本発明の一実施形態は、複数のコンテンツデータを記憶するとともに、コンテンツデータに関する優先度と、配信開始時間とを記憶する記憶手段を有し、コンテンツデータを複数の分割データによりコンテンツ再生端末に配信する配信サーバのコンピュータを、コンテンツ再生端末から分割データを要求する配信要求を受信する受信手段、受信手段が配信要求を受信した場合に、配信要求に対応する分割データが存在するか否かを判定する判定手段、判定手段によって、配信要求に対応する分割データが存在しないと判定された場合に、計時手段から時刻を取得し、取得した時刻から所定の範囲内に配信開始時刻が属するコンテンツデータを検出する検出手段、検出手段が複数のコンテンツデータを検出した場合に、検出した複数のコンテンツデータの中で優先度の高いコンテンツデータの分割データを記憶手段から読み出して送信し、検出手段が検出したコンテンツデータが1つの場合に、検出したコンテンツデータの分割データを記憶手段から読み出してコンテンツ再生端末に送信する送信手段、として機能させるためのコンピュータプログラムである。
本発明の一実施形態は、コンテンツデータを複数の分割データにより配信する配信サーバと、配信サーバからコンテンツデータを受信するコンテンツ再生端末と、配信開始時刻が予め定められている第1のコンテンツデータについて、配信開始時刻と、第1のコンテンツデータに対応する接続先情報とを対応付けて記憶する第1の記憶手段と、任意の時刻に配信可能な第2のコンテンツデータについて、第2のコンテンツデータに対応する接続先情報を記憶する第2の記憶手段とを有し、コンテンツ再生端末にコンテンツデータを参照させるための接続先情報を通知する接続先通知サーバと、を備えたコンテンツ配信システムにおける接続先通知サーバのコンピュータを、コンテンツ再生端末から接続先情報の要求を示す情報を受信した場合に、計時手段から時刻を取得し、取得した時刻から所定の範囲内に配信開始時刻が属する第1のコンテンツデータの接続先情報を第1の記憶手段から検出する検出手段、検出手段が接続先情報を検出した場合に、検出した接続先情報をコンテンツ再生端末に送信し、検出手段が接続先情報を検出しなかった場合に、第2のコンテンツデータへの接続先情報を第2の記憶手段から読み出してコンテンツ再生端末へ送信する送信手段、として機能させるためのコンピュータプログラムである。
本発明の一実施形態は、コンテンツデータを複数の分割データにより配信する配信サーバと、コンテンツデータの配信開始時刻と、コンテンツデータを一意に識別可能なIDと、コンテンツデータの優先度とを対応付けて記憶する記憶手段を有し、配信サーバに進行状態通知を送信する管理サーバと、配信サーバから分割データを受信するコンテンツ再生端末と、を備えたコンテンツ配信システムにおける管理サーバのコンピュータを、計時手段から時刻を取得し、取得した時刻から所定の範囲内に配信開始時刻が属するコンテンツデータに対応するIDを記憶手段から検出する検出手段、検出手段が検出したIDと優先度とを含む進行状態通知を配信サーバへ送信する送信手段、として機能させるためのコンピュータプログラムである。
本発明の一実施形態は、コンテンツデータと、コンテンツデータの優先度とを対応付けて記憶する記憶手段を有し、コンテンツデータを複数の分割データにより配信する配信サーバと、配信サーバに進行状態通知を送信する管理サーバと、配信サーバから分割データを受信するコンテンツ再生端末と、を備えたコンテンツ配信システムにおける配信サーバのコンピュータを、コンテンツ再生端末から分割データを要求する分割データ要求を受信する受信手段、管理サーバから進行状態通知を受信する状態通知受信手段、受信手段が分割データ要求を受信した場合に、状態通知受信手段が進行状態通知を受信しているとき、進行状態通知に含まれている優先度を読み出す読出手段、読出手段が読み出した優先度が配信中のコンテンツデータの優先度を超えている場合には、コンテンツ再生端末に分割データの送信を途中終了する情報を送信する第1の送信手段、読出手段が読み出した優先度が配信中のコンテンツデータの優先度を超えていない場合には、次の順番の分割データを記憶手段から読み出してコンテンツ再生端末に送信する第2の送信手段、として機能させるためのコンピュータプログラムである。
この発明によれば、複数のコンテンツデータ同士の重要度に着目し、重要度の高いコンテンツデータを再生する場合において、精度を維持しつつ重要度の高いコンテンツへの遅延の影響を適切に抑えることが可能となる。
以下、本発明の一実施形態によるコンテンツ配信システムを図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態によるコンテンツ配信システム1を示す概略構成図である。
コンテンツ配信システム1は、番組を進行する司会者が話す内容を録音装置40にて録音し、録音した内容をサーバシステム30を介して複数の携帯電話端末10にストリーミング配信を行うことにより、ラジオ放送のようなリアルタイム性のある多人数への情報発信を行う。
コンテンツ配信システム1において、移動体通信網51は、移動体通信事業者が運営する通信網である。基地局52は、移動体通信網51に接続され、携帯電話端末10との間で無線電波の送受信を行う。携帯電話端末10は、通常の無線による電話通信に加えて、基地局52と移動体通信網51を介して、ネットワーク50に接続し、コンテンツデータの配信を受信することができる端末である。録音装置40は、司会者が発声する音声を録音装置40に備え付けられたマイクによって音声信号に変換して音声データとして一時的に記録し、記録した音声データをサーバシステム30に送信する。また、録音装置40は、司会者が操作することによって内部のハードディスク等に記憶されている画像データから選択された画像データなどをサーバシステム30に送信する。サーバシステム30は、コンテンツ配信事業者によって運営される複数のサーバ装置を有しており、録音装置40から音声や画像のデータを受信する。また、サーバシステム30は、録音装置40から受信した音声や画像のデータを配信を要求をしている携帯電話端末10に配信する。ネットワーク50は、例えばインターネットであり、移動体通信網51とサーバシステム30と録音装置40とを相互に接続する。
図2は、サーバシステム30の構成を示した概略ブロック図である。サーバシステム30において、ルータ36は、各サーバとネットワーク50に接続し、予め定められた経路に従って情報の転送を行う。
会員情報管理サーバ35は、コンテンツ配信システム1におけるコンテンツ配信サービスに登録しているユーザを識別しているために用いるUID(UserID)を含む会員登録データを記憶する。ここで、UIDとしては、携帯電話端末10を一意に識別することのできる識別情報を用いることができる。携帯電話端末10を一意に識別することのできる識別情報としては、例えば、通信事業者の移動体通信網51におけるゲートウェイが携帯電話端末10による送信データに対して含める通信事業者における管理識別情報であってもよく、携帯電話端末10の内部に記憶されている端末固有識別情報であってもよい。
ここで、上記の管理識別情報が付与される流れを簡単に説明する。移動体通信網51では、携帯電話端末10を識別するための識別情報と管理識別情報とが対応付けて管理されている。ここで、識別情報とは携帯電話端末10を無線端末として識別するような情報であり、携帯電話端末10が移動体通信網51の基地局52からの無線信号を検出すると、携帯電話端末10が自動的に内部に記憶している識別情報を基地局52に送信する。当該識別情報は、外部のネットワーク50に送信する送信データに含めることは好ましくない情報であるため、携帯電話端末10からの送信データをゲートウェイを介して外部のネットワーク50に送信する際には、ゲートウェイが移動体通信網内で携帯電話端末10の識別情報に対応する管理識別情報を検出して送信データに付与する。
以下の説明では、UIDは、携帯電話端末10が内部に記憶している端末固有識別情報と、上記のように移動体通信網51で付与される管理識別情報の両方を意味しているものとする。
配信予約DB35a−2は、UIDと会員が配信を予約した番組コンテンツの番組コンテンツデータの情報とを有する配信予約データを記憶する。登録部35cは、携帯電話端末10からの会員登録の要求を受信して携帯電話端末10のユーザをコンテンツ配信システム1に登録する会員登録処理を行い、会員登録情報DB35a−1に携帯電話端末10から受信した会員の情報を記録する。また、登録部35cは、携帯電話端末10から配信予約情報を受信して、番組の予約情報を配信予約DB35a−2に記録する。検出部35dは、他のサーバからの要求に応じて会員登録情報DB35a−1や配信予約DB35a−2から該当する携帯電話端末10のユーザに関する情報を検出する。送受信部35bは、ルータ36に接続され、ネットワーク50を介して携帯電話端末10や、他のサーバとの間で情報の送受信を行う。
認証サーバ31は、携帯電話端末10が番組コンテンツデータの配信を受信する前に、当該携帯電話端末10が登録されているものか否かを判定し、登録されている場合には携帯電話端末10へ接続先の配信サーバのURLを通知する。
認証サーバ31において、番組対応接続先データベース31a−1は、番組を一意に識別可能な番組IDと、配信を行う配信時間と、当該番組コンテンツデータを配信する配信サーバのURL(Uniform Resource Locator)とを対応付けて記憶する。CM(CoMmercial)対応接続先データベース31a−2は、CMを一意に識別可能なCM−IDと、CMコンテンツのCMコンテンツデータの再生時間と、CMコンテンツデータを配信するCM配信サーバのURLとを対応付けて記憶する。送受信部31bは、ルータ36に接続され、ネットワーク50を介して携帯電話端末10との間で情報の送受信を行い、またルータ36を介して他のサーバと情報の送受信を行う。
認証部31dは、携帯電話端末10が登録されているものであるか否かを会員情報管理サーバ35の会員登録情報DB35a−1が記憶している会員登録データに基づいて判定する。検出部31cは、時計31fから現在時刻を取得し、配信開始時刻が取得した時刻から所定の範囲内の時刻となっている番組コンテンツデータと、その配信元の配信サーバのURLとを検出する。ここで、所定の範囲内とは、時計31fから取得した時刻を過ぎている範囲であってもよく、あるいは時計31fから取得した時刻を基準とした前後数分程度の近傍の範囲でもよく、例えば前後5分としてもよい。この範囲は、携帯電話端末10が配信サーバ34に接続するまでに必要とする時間や番組の配信が準備されることによる遅延時間などを考慮してもよい。記録部31eは、送受信部31bを介してコンテンツ配信システム1における配信サービスの運営者の管理端末(図示せず)から受信した新たな番組の予定情報等の番組に関する更新情報を番組対応接続先DB31a−1に記録する。
配信サーバ34は、それぞれ異なる番組コンテンツデータを配信する複数の配信サーバ34A〜Zを有しており、携帯電話端末10からの要求に応じて番組コンテンツデータを送信する。複数の配信サーバ34A〜Zの内部構成は同じであり、以下代表して配信サーバ34Aの内部構成について説明する。
配信サーバ34Aにおいて、番組コンテンツDB34Aaは、録音装置40から送信される番組コンテンツデータを受信し、上述した番組IDに対応付けて記憶する。送受信部34Abは、ルータ36に接続され、携帯電話端末10からの配信要求を受信して番組コンテンツデータの送信を行う。検出部34Acは、送受信部34Abを介して携帯電話端末10から配信要求を受信し、配信要求に基づいて該当する番組コンテンツデータを番組コンテンツDB34Aaから検出する。記録部34Adは、送受信部34Abを介して録音装置40から受信した番組コンテンツデータを番組コンテンツDB34Aaに記録する。
なお、以下の記載で、例えば、配信サーバ34Bについて記載する場合には、その内部構成に付与する符号は番組コンテンツDB34Ba、送受信部34Bb、検出部34Bc、記録部B34dとして記載する。配信サーバ34と符号A〜Zを省略して記載したときは、配信サーバ34A〜Zのいずれか1つを選択して示したものとし、その場合、内部構成を記載する場合にも、符号A〜Zを省略して、番組コンテンツDB34a、送受信部34b、検出部34c、記録部34dとして記載する。
CM配信サーバ32は、配信サーバ34において番組コンテンツデータが配信されていない場合に、代わりに配信する広告や宣伝の情報を含むCMコンテンツデータを記憶しており、携帯電話端末10に当該CMコンテンツデータを送信する。
CM配信サーバ32において、CMコンテンツDB32aは、CMを一意に識別可能なCM−IDと、CMコンテンツデータとを対応付けて記憶する。送受信部32bは、ルータ36に接続され、携帯電話端末10からの配信要求を受信してCMコンテンツデータの送信を行う。検出部32cは、送受信部32bを介して携帯電話端末10から配信要求を受信し、配信要求に基づいて該当するCMコンテンツデータをCMコンテンツDB32aから検出する。記録部32dは、送受信部34bを介してコンテンツ配信システム1における配信サービスの運営者の管理端末からCMコンテンツデータを受信して、CMコンテンツDB32aに記録する。
管理サーバ33は、内部に記憶している番組表データに基づいて、優先度の高い番組が開始されたときに、配信サーバ34やCM配信サーバ32に新たな番組が開始されたことを示す番組の進行状態通知を送信し、携帯電話端末10に配信される番組コンテンツデータが切り替わるように配信サーバの動作を制御する。
管理サーバ33において、番組表DB33aは、番組IDと配信時間とを有する番組表データを記憶する。送受信部33bは、ルータ36に接続され、配信サーバ34、CM配信サーバ32に進行状態通知を送信する。検出部33cは、時計33eから現在時刻を取得し、配信開始時刻が時計33eから取得した時刻を過ぎている番組コンテンツデータ、あるいは当該時刻を基準とした前後数分の近傍の時刻となっている番組コンテンツデータを検出する。記録部33dは、送受信部33bを介してコンテンツ配信システム1における配信サービスの運営者の管理端末から受信した番組に関する更新情報を番組表DB33aに記録する。
上述した、課題を解決する手段及び別紙特許請求の範囲に記載の配信サーバは、配信サーバ34とCM配信サーバ32とに該当する。また、課題を解決する手段及び別紙特許請求の範囲に記載のコンテンツ配信サーバは、配信サーバ34とCM配信サーバ32に該当する。また、課題を解決する手段及び別紙特許請求の範囲に記載の接続先通知サーバは、認証サーバ31に該当し、コンテンツ再生端末は、携帯電話端末10に該当する。
図3は、サーバシステム30に含まれる各サーバ(会員情報管理サーバ35、認証サーバ31、配信サーバ34、CM配信サーバ32、管理サーバ33)のハードウェア構成例を示す図である。図3において、CPU(Central Processing Unit)100は、各サーバにおける登録部、検出部、認証部、記録部などによって行われる処理を実行する。RAM(Random Access Memory)101は、データを読み書きすることができるメモリであり、CPU100がプログラムを実行する際に使用する各種データを記録する。ROM(Read Only Memory)102は、読み取りのみ可能な記録媒体であり、電源が切られても情報が失われないため、サーバを動かすために必要な基本部分のプログラムなどを記憶する。
通信部103は、ルータ36に接続される。入力装置105は、例えばマウスやキーボードなどの入力デバイスが適用される。表示装置104は、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶ディスプレイなどが適用される。記憶装置106は、ハードディスク等であり、各サーバにおける登録部、検出部、認証部、記録部などを実現するプログラムなどを記憶する。各データベースは、当該記憶装置106に該当する。なお、この記憶装置106は、外部記憶装置としてのFD(フレキシブルディスク)やCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などを適用することも可能である。
図4は、会員情報管理サーバ35の会員登録情報DB35a−1が記憶する会員登録データのデータ構成を示した図である。
会員登録データのエントリは、UIDを有する。UIDは、上述したように携帯電話端末10を一意に識別可能なIDであり、登録時に携帯電話端末10から受信した登録部35cによって、図4に示すように「00F0A001」などとして記録される。
図5は、会員情報管理サーバ35の配信予約DB35a−2が記憶する配信予約データのデータ構成を示した図である。ここで、配信予約データとは、携帯電話端末10のユーザが、配信サーバ34からの番組コンテンツデータの配信を要求する番組を予め登録しておくためのデータである。配信予約データのエントリは、UIDと、複数の番組予約1〜nの項目とを有する。番組予約1〜nには、携帯電話端末10から番組予約の情報を受信した登録部35cによって携帯電話端末10のUIDに対応づけて番組IDが、図5に示すように予約した順に「A00001」などとして記録される。
図6は、認証サーバ31の番組対応接続先DB31a−1が記憶する番組対応接続先データのデータ構成を示した図である。番組対応接続先データのエントリは、配信時間と、番組名と、番組IDと、配信サーバURLと、優先度とを有し、コンテンツ配信システム1における配信サービスの運営者の管理端末(図示せず)から情報を受信した記録部31eによってエントリの各情報が記録される。配信時間には、番組の配信開始時刻と配信終了時刻、例えば「10:00−10:30」などが記録される。番組名には、配信する番組のタイトル、例えば「××ニュース」などが記録される。番組IDには、上述した番組ID、例えば、「A00001」などが記録される。配信サーバURLには、配信サーバ34ごとに予め付与されている当該番組を配信する配信サーバ34のURLである「www.XX.com/server_A/play.php」などが記録される。優先度には、番組コンテンツデータの優先度の値が記録される。なお、当該優先度は配信時間が重なる番組をユーザが予約した場合に、どちらの配信を受信するかを判定する判定基準とされる。優先度は、本実施の形態では、値が小さい方が優先度が高く、1から10の10段階が設定される。
また、本実施形態では、例えば、番組コンテンツデータと番組コンテンツデータとの間にCMコンテンツデータが配信される番組コンテンツデータごとの配信時間、即ちコンテンツ配信スケジュールが設定されている。
図7は、認証サーバ31のCM対応接続先DB31a−2が記憶するCM対応接続先データのデータ構成を示した図である。CM対応接続先データのエントリは、CM名と、CM−IDと、再生時間と、CM配信サーバURLと、優先度とを有し、コンテンツ配信システム1における配信サービスの運営者の管理端末から情報を受信した記録部32dによってエントリの各情報が記録される。CM名には、配信するCMのタイトル、例えば「商品広告」などが記録される。CM−IDには、上述したCM−ID、例えば「C00001」などが記録される。CM配信サーバURLには、CM配信サーバ32に予め付与されているURL、即ち「www.XX.com/server_cm」にCMコンテンツデータが記録され、再生時間ごとに異なるファイル名、例えば30.phpなどが付加されたURLが記録される。優先度には、優先度の値が記録される。なお、番組コンテンツデータが常にCMコンテンツデータより優先されるようにCMの場合には全て最も優先度の低い「10」が設定される。
図8は、配信サーバ34の番組コンテンツDB34aが記憶する番組コンテンツデータのデータ構成を示した図である。番組コンテンツデータのエントリは、番組IDと優先度と番組コンテンツデータリストとを有する。番組IDには、上述した番組ID、例えば「A00001」などがコンテンツ配信システム1における配信サービスの運営者の管理端末から情報を受信した記録部34dによって予め記録される。優先度には、コンテンツ配信システム1における配信サービスの運営者の管理端末から当該番組コンテンツデータの優先度を受信した記録部34dによって優先度の値が予め記録される。番組コンテンツデータリストには、録音装置40から番組コンテンツデータを受信した記録部34dが、番組IDに対応付けて1回に受信した単位で別々のファイルとして記録する。この別々に記録されたそれぞれのファイルのデータを、番組分割データと呼ぶ。つまり、1つの番組を構成する番組コンテンツデータは、複数の番組分割データを含むことになる。また、当該番組分割データは記録される際に、ファイル名には図7に示すように受信した順番を示すコンテンツ位置番号が付与される。コンテンツの配信は、この番組分割データの単位で行われる。
図9は、CM配信サーバ32のCMコンテンツDB32aが記憶するCMコンテンツデータのデータ構成を示した図である。CMコンテンツデータのエントリは、CM−IDと、優先度と、CMコンテンツデータリストとを有する。CM−IDには、上述したCM−ID、例えば「C00001」などがコンテンツ配信システム1における配信サービスの運営者の管理端末から情報を受信した記録部32dによって予め記録される。優先度には、当該CMコンテンツデータの優先度の値がコンテンツ配信システム1における配信サービスの運営者の管理端末から情報を受信した記録部32dによって予め記録される。CMコンテンツデータリストには、CMコンテンツデータがコンテンツ配信システム1における配信サービスの運営者の管理端末から情報を受信した記録部32dによって予め一定の容量に分割されて記録される。この一定の容量に分割されたCMコンテンツデータをCM分割データと呼ぶ。当該CM分割データが記録される際に、CM分割データのファイル名には図9に示すように配信の順番を示すコンテンツ位置番号が付与される。
図10は、管理サーバ33の番組表DB33aが記憶する番組表データのデータ構成を示した図である。番組表データのエントリは、配信時間と、番組名と、番組IDと、優先度とを有する。配信時間と、番組IDと、優先度とには、上述した番組対応接続先データと同じ情報がコンテンツ配信システム1における配信サービスの運営者の管理端末から情報を受信した記録部33dによって記録される。
なお、番組表DB33a及び認証サーバ31の番組対応接続先DB31a−1、CM対応接続先DB31a−2に設定される番組IDあるいはCM−IDと優先度の対応関係は同じになるようにコンテンツ配信システム1におけるコンテツ配信サービスの運営者によって設定されることとなる。
図11は、録音装置40の録音画面41の構成を示した図である。
録音画面41において、タイムスタンプ42は、番組の進行時間を示しており、基準とされる時刻が左端の0で、それ以降、基準時刻からの相対時刻が示されている。司会者は、タイムスタンプ42を参照して、予め画像やテキストを録音画面41で登録しておくことで、所望の時に画像やテキストが表示されるように設定することができる。ここで、録音装置40は、音声データを15秒ごとに編集して送信する場合に、編集される音声データの開始時刻からの画像やテキストが登録されている箇所までの相対時刻をタイムスタンプ42を参照して算出する。そして、算出した相対時刻の情報を含むテキストや画像が音声データとともに配信サーバ34を介して携帯電話端末10に送信されることになる。
カウンタ43には、録音装置40を操作する司会者が録音装置40のキーボードなどを操作によって入力されたイベントIDとカウンタ文言とカウントダウンの初期値とが表示される。ここで、カウンタ43を利用する場合としては、録音装置40の司会者と携帯電話端末10のユーザとの間で司会者が提供した事柄や知識の情報に対するユーザの興味度合いや評価の度合いを集計するといったイベントを開催する場合において利用される。当該イベントでは、録音装置40から配信した情報に対して携帯電話端末10のユーザが感じた興味度合いをユーザが携帯電話端末10の所定のキーを押下した回数によって示すという興味度合い測定が行われる。また、イベントIDとは、番組内で一意になるように予めイベントごとに付与されるIDであり、録音装置40によって付与されるIDである。カウンタ文言とは、ユーザにキーの押下を求める前に、最初に、ユーザの携帯電話端末10に録音装置40から送信する文言、例えば、「今の情報は面白かったですか?」などが入力される。カウントダウンの初期値とは、集計を締め切るまでの時間を携帯電話端末10に表示させる際の初期値となる値であり、例えば秒単位で設定される。なお、カウントダウンの値が0である場合には、携帯電話端末10においてカウントダウンの表示はされない。
質問44には、録音装置40を操作する司会者が録音装置40のキーボードなどを操作によって入力されたイベントIDと質問内容と選択項目とカウントダウンの初期値とが表示される。ここで、質問44を利用する場合としては、録音装置40の司会者と携帯電話端末10のユーザとの間で、クイズなどのイベントを行う場合において利用される。当該イベントでは、録音装置40から配信した質問と選択項目に対して携帯電話端末10のユーザが正解と思う選択項目をユーザが携帯電話端末10のキーを操作することによって選択することで正解者の選別が行われる。
レイヤ45には、司会者が録音装置40を操作することによって登録される画像データが表示される。図11に示すようにレイヤ45は、少なくとも3つの[レイヤ1]〜「レイヤ3]を有しており、司会者はタイムスタンプ42を参照して、画像を予め登録しておく。
テキスト46には、司会者が録音装置40のキーボードを操作することによって入力され登録されたテキストが表示される。
音声47には、司会者が録音装置40のマイクに対して話した音声の音声信号の波形情報が表示される。
画像登録領域48には、司会者が録音装置40から配信を行いたい画像を予め登録しておく領域であり、例えば、CD−ROMなどから読み込んだ画像データが表示される。司会者は、録音装置40のマウスなどでドラッグアンドドロップすることで上述したレイヤ45に画像データを登録することが可能である。
上述した、カウンタ43、質問44、レイヤ45、テキスト46、音声47の情報はタイムスタンプ42に従う時刻に録音装置40から配信サーバ34に送信され、携帯電話端末10に配信される。
また、カウンタ43、質問44、レイヤ45、テキスト46には、携帯電話端末10に対して表示を開始させるか、表示している内容を消去して終了させるかを示す動作フラグを設定することができるが、特に設定をしない場合には、表示を開始させる動作フラグが設定され、携帯電話端末10においては上書きされることになる。
次に、図12から図15を参照して、携帯電話端末10、認証サーバ31、配信サーバ34、CM配信サーバ32、管理サーバ33の間で送受信される情報のデータフォーマットについて説明する。
図12は、携帯電話端末10と認証サーバ31の間で送受信される情報のデータフォーマットを示した図である。図12(a)は、携帯電話端末10から認証サーバ31に送信される認証要求のデータフォーマットであり、当該データフォーマットにはUIDと、認証フラグが含まれている。UIDには、上述したように携帯電話端末10ごとに付与されているUIDが設定される。UIDは、上述したように移動体通信網51において設定される場合と、携帯電話端末10が内部に記憶しているUIDを読み出して設定する場合がある。認証フラグは、認証サーバ31において認証を行うか否かを判定するためのフラグであり、「0:会員認証不要」と、「1:会員認証必要」とが設定される。
図12(b)は、携帯電話端末10から認証サーバ31に送信される接続先要求のデータフォーマットであり、当該データフォーマットにはUIDと、エラーコードと、番組IDと、コンテンツ位置番号とが含まれている。UIDには、上述した携帯電話端末10ごとに付与されているUIDが設定される。エラーコードには、「1:終了」と「2:途中」が設定される。「1:終了」が設定されるのは、番組コンテンツデータが最後まで配信されて終了した場合に携帯電話端末10が接続先要求を送信した場合であり、「2:途中」が設定されるのは、番組コンテンツデータの配信の途中で終了した場合に携帯電話端末10が接続先要求を送信した場合である。番組IDには、エラーコードが「2:途中」の場合に、携帯電話端末10が直前に配信を受けていた番組IDあるいはCM−IDが設定される。コンテンツ位置番号には、エラーコードが「2:途中」の場合に、携帯電話端末10が最後に配信サーバ34に送信した配信要求に設定されていたコンテンツ位置番号が設定される。
図12(c)は、認証サーバ31から携帯電話端末10に送信される接続先通知のデータフォーマットを示した図である。当該データフォーマットには、配信サーバURLと番組IDとコンテンツ位置番号が含まれている。配信サーバURLには、番組コンテンツデータの配信元の配信サーバ34のURLあるいはCM配信サーバ32のURLが設定される。番組IDには、配信を受信する番組IDが設定される。コンテンツ位置番号には、携帯電話端末10が配信を要求するコンテンツ位置番号が設定される。
図13は、携帯電話端末10と配信サーバ34あるいはCM配信サーバ32の間で送受信される情報のデータフォーマットを示した図である。図13(a)は、携帯電話端末10から配信サーバ34に送信される配信要求のデータフォーマットであり、当該データフォーマットには、UIDと配信サーバURLと番組IDとコンテンツ位置番号とが含まれている。UIDには携帯電話端末10ごとに付与されているUIDが設定される。配信サーバURLには、番組コンテンツデータの配信元の配信サーバ34のURLあるいはCM配信サーバ32のURLが設定される。コンテンツ位置番号には、携帯電話端末10が配信を受けたいコンテンツ位置番号が設定される。
図13(b)は、配信サーバ34から携帯電話端末10に送信される配信応答のデータデータフォーマットであり、当該データフォーマットには、エラーコード、番組ID、コンテンツ位置番号、データ件数が含まれており、更にデータ件数に相当する数のデータ格納オフセットと、データ長と、データ種別とが繰り返し設定される。その後に、データ件数に相当する数のコンテンツデータを構成する構成データが設定されている。エラーコードには、番組コンテンツデータあるいはCMコンテンツデータの配信が正常の場合には「正常:0」、番組コンテンツデータあるいはCMコンテンツデータが最後まで配信され終了した場合には「1:終了」、番組コンテンツデータあるいはCMコンテンツデータの配信の途中で終了した場合には「2:途中」が設定される。番組IDには、当該データフォーマットに含まれている番組コンテンツデータあるいはCMコンテンツデータに対応する番組IDが設定される。コンテンツ位置番号には、次に配信する番組コンテンツデータの番組分割データの番号あるいはCMコンテンツデータのCM分割データの番号が設定される。
データ件数には当該データフォーマットに含まれている構成データの件数が設定される。データ格納オフセットとデータ長とデータ種別は構成データごとのヘッダに該当し、データ件数分ヘッダが繰り返された後に、構成データが設定されている。データ格納オフセットは、当該ヘッダが示す構成データの当該データフォーマットにおける開始位置が設定される。データ長には、当該ヘッダが示す構成データのデータ長が設定される。データ種別には、当該ヘッダが示すコンテンツの種別が設定される。データ種別には、0から6までの値が設定される。0から6はそれぞれ、以下の構成データを示している。
「0」の音声データは、音声を再生するために用いられるデータである。本実施形態では、携帯電話端末10の着信時に再生するメロディデータと同じ形式(例えば、mld形式、mmf形式)で音声データを生成している。「1」の画像は、携帯電話端末10の液晶画面に画像を表示するための画像データである。「2」のテキストは、携帯電話端末10の液晶画面にテキストを表示するためのテキストデータである。「3」のバイブは、携帯電話端末10のバイブレータを起動させるための制御データである。「4」の液晶点滅は、携帯電話端末10の液晶表示部の液晶のバックライトを点滅させるための制御データである。「5」のカウンタは、カウンタを利用するイベント時に携帯電話端末10に送信されるデータである。「6」の質問は、クイズなどのイベントを行う場合に、携帯電話端末10に送信されるデータである。各構成データの内部のデータ構成については後述する。
図14は、管理サーバ33から配信サーバ34あるいはCM配信サーバ32へ送信される進行状態通知のデータフォーマットを示した図である。当該データフォーマットには、次に開始される番組を示す番組IDとその番組の優先度の情報が含まれている。
図15は、図13で説明した配信サーバ34から携帯電話端末10に送信されるデータに含まれているデータ種別ごとの構成データを示した図である。
図15(a)は、音声、即ち司会者が話した内容をデータに変換した音声データのデータ構成を示した図である。音声の構成データは、特殊動作フラグと、再生時間と、データ領域を有する。特殊動作フラグには、「特殊動作なし」を示す0と、データ領域に音声の構成データが含まれていない場合に、携帯電話端末10の内部に記憶されているメロディデータを代わりに再生することを示す1が設定される。再生時間には、データ領域に記憶されている当該音声の構成データの再生時間が設定される。データ領域には15秒ごとに編集された音声データの構成データが設定される。
図15(b)は、画像、即ち画像データのデータ構成を示した図である。画像の構成データは、相対開始時刻、動作フラグ、レイヤ指定、画像種別、データ領域を有する。相対開始時刻には、当該構成データと共に同じ番組分割データで送信される音声の構成データが再生されてからの相対開始時刻が設定され、具体的には、上述した録音装置40の録音画面41において画像データを登録した箇所に対応するタイムスタンプ42の値に基づいて設定される。動作フラグは、携帯電話端末10に画像データを表示させることを示す「0:開始」と、携帯電話端末10に表示を消去させる「1:消去」が設定される。レイヤ指定には、上述した録音装置40の録音画面41において画像データを登録したレイヤ45の番号、即ち[レイヤ1]〜[レイヤ3]が設定される。画像種別には、画像データのデータ形式が設定される。データ形式としては、GIF(Graphics Interchange Format)、JPEG(Joint Photographic Expert Group)、PNG(Protable Network Graphics)が設定できる。データ領域には、画像データが設定される。
図15(c)は、テキスト、即ちテキストデータのデータ構成を示した図である。テキストの構成データは、相対開始時刻、動作フラグ、データ領域を有する。相対開始時刻には、当該構成データと共に同じ番組分割データで送信される音声の構成データが配信されてからの相対開始時間が設定される。動作フラグは、携帯電話端末10にテキストデータを表示させることを示す「0:開始」と、携帯電話端末10に表示を消去させる「消去:1」が設定される。
図15(d)は、バイブ、即ち携帯電話端末10に内蔵されているバイブレータを起動するための制御データのデータ構成を示した図である。バイブ制御のための構成データは、相対開始時刻、動作フラグを有する。相対開始時刻には、当該構成データと共に同じ番組分割データで送信される音声の構成データが配信されてからの相対開始時間が設定される。動作フラグには、バイブレータの起動を開始させることを示す「0:開始」とバイブレータを停止させる「1:消去」が設定される。
図15(e)は、液晶点滅、即ち携帯電話端末10の液晶画面のバックライトを点滅するための制御データのデータ構成を示した図である。液晶のバックライトの点滅制御のための構成データは、相対開始時刻、動作フラグを有する。相対開始時刻には、当該構成データと共に同じ番組分割データで送信される音声の構成データが配信されてからの相対開始時間が設定される。動作フラグには、バックライトの点滅を開始させることを示す「0:開始」とバックライトの点滅を停止させる「1:消去」が設定される。
図15(f)は、カウンタの構成データのデータ構成を示した図である。カウンタの構成データは、相対開始時刻、動作フラグ、イベントID、カウントダウン、カウンタ文言を有する。相対開始時刻には、当該構成データと共に同じ番組分割データで送信される音声の構成データが配信されてからの相対開始時間が設定される。動作フラグには、当該データに含まれているカウントダウンとカウンタ文言を携帯電話端末10の液晶画面に表示させることを示す「0:開始」と液晶画面の表示を消去する「1:消去」が設定される。イベントIDには、イベントごとに予め付与されているイベントIDが設定される。カウントダウンには、集計を締め切るまでの残り時間を示す時間の値が設定される。カウンタ文言には、カウントの集計を開始する際に、携帯電話端末10の画面に表示させるテキストデータが設定される。
図15(g)は、質問の構成データのデータ構成を示した図である。質問の構成データは、相対開始時刻、動作フラグ、イベントID、カウントダウン、選択文言、選択項目件数、選択項目件数分の選択項目テキストを有する。相対開始時刻には、当該構成データと共に同じ番組分割データで送信される音声の構成データが配信されてからの相対開始時間が設定される。動作フラグには、当該データに含まれているカウントダウンとカウンタ文言を携帯電話端末10の液晶画面に表示させることを示す「0:開始」と液晶画面の表示を消去する「1:消去」が設定される。イベントIDには、イベントごとに予め付与されているイベントIDが設定される。カウントダウンには、集計を締め切るまでの残り時間を示す時間の値が設定される。選択文言には、当該イベントがクイズの場合には、質問事項を示すテキストデータが設定される。選択項目件数には、選択項目の数が設定される。選択項目テキストには、選択項目のテキストデータが選択項目件数分だけ設定される。
なお、図15(a)〜(g)のデータフォーマットは、録音装置40から配信サーバ34に送信される場合のデータフォーマットと同じである。
次に、上述したコンテンツ配信システム1の動作について図面を用いて説明する。
図16は、コンテンツ配信システム1におけるコンテンツ配信処理を示したシーケンス図である。
最初に、ユーザが操作することによって予めダウンロードされているコンテツ受信用アプリケーションが携帯電話端末10で起動され、ユーザによって携帯電話端末10に認証要求の指示が入力されると、携帯電話端末10からUIDと認証フラグを含む認証要求が認証サーバ31に送信される(ステップSa1)。
認証サーバ31の認証部31dは、携帯電話端末10から認証要求を受信し、認証要求に含まれている認証フラグとUIDとを読み出し、認証フラグを参照する。認証フラグが「1:会員認証必要」を示している場合、認証部31dは、会員情報管理サーバ35に接続し、会員登録情報DB35a−1に、携帯電話端末10から受信したUIDが登録されているか否かを判定することによって認証を行う(ステップSa2)。
UIDが会員登録情報DB35a−1に登録されていない場合、認証部31dは、エラー応答を携帯電話端末10に送信する。一方、UIDが会員登録情報DB35a−1に登録されている場合あるいは認証フラグが「0:会員認証不要」となっている場合、認証部31dは、次に会員登録情報DB35a−1から当該UIDに対応する番組予約の情報を配信予約DB35a−2から読み出し、UIDと番組予約の情報を検出部31cに送信する。
検出部31cは、UIDと番組予約の情報を認証部31dから受信し、受信した番組予約の情報に含まれている番組IDに対応する番組の配信開始時刻を番組対応接続先DB31a−1から読み出す。次に、検出部31cは、時計31fから現在時刻を取得し、配信開始時刻が時計31fから取得した時刻を過ぎている、あるいは当該時刻を基準とした前後数分の近傍の時刻である番組IDを検出する。検出部31cは、検出した番組IDに対応する配信サーバURLを番組対応接続先DB31a−1から読み出す。そして、検出部31cは、読み出した配信サーバURLと読み出した番組IDとを含みコンテンツ位置番号に「0」が設定された接続先通知を携帯電話端末10に送信する(ステップSa3)。
一方、録音装置40において、認証サーバ31が携帯電話端末10に送信した番組IDに対応する番組の司会者が録音装置40を操作して録音を開始すると、録音装置40から配信サーバ34に番組IDが付与された番組コンテンツデータが送信される(ステップSa4)。配信サーバ34の記録部34dは、録音装置40から1つめの番組分割データ(番組分割データ(0))を受信し、番組分割データに含まれている番組IDに基づいて番組コンテンツDB34aの番組コンテンツデータリストに番組分割データを記録する。記録する際に、番組分割データのファイル名には最初を示す「0」が付与される。
なお、音声の構成データの他に画像のデータやテキストのデータを受信した場合には、図13(b)に示す、データ件数、データ格納オフセット、データ長、データ種別、構成データのフォーマットに従って複数のデータを1つのファイルとして記録する。
認証サーバ31から接続先通知を受信した携帯電話端末10は、接続先通知から配信サーバURLと番組IDとコンテンツ位置番号とを読み出し、読み出した配信サーバURLと番組IDとコンテンツ位置番号とUIDとを含む配信要求をネットワークに送出する。当該配信要求は配信サーバURLに基づいてネットワーク50内でルーティングされ配信サーバ34に到達する(ステップSa5)。
配信要求を受信した配信サーバ34の検出部34cは、配信要求から、番組IDとコンテンツ位置番号を読み出し、番組コンテンツDB34aから読み出した番組IDとコンテンツ位置番号に対応する番組分割データ(0)を読み出す。そして、検出部34cは、読み出した番組分割データ(0)を含む配信応答を生成する。このとき、配信応答のエラーコードには正常:0が設定され、番組IDには配信する番組分割データ(0)の番組IDが設定され、コンテンツ位置番号には次に送信する番組分割データ(1)のコンテンツ位置番号である「1」が設定される。また、データ件数、データ格納オフセット、データ長、データ種別には、当該番組分割データ(0)に対応するデータが設定される。検出部34cは、生成した配信応答を配信要求の送信元の携帯電話端末10に送信する(ステップSa6)。
この間に、録音装置40から次の番組分割データ(1)が配信サーバ34に送信され、次の番組コンテンツデータを受信した配信サーバ34の記録部34dは、番組分割データ(1)に含まれている番組IDに基づいて番組コンテンツデータ34aの番組コンテンツデータリストに受信した番組分割データ(1)を記録する。記録する際に、番組コンテンツデータのファイル名には「1」が付与される(ステップSa7)。
配信サーバ34から、番組分割データ(0)のデータを含む配信応答を受信した携帯電話端末10は、配信応答から番組分割データ(0)を読み出して再生する。また、配信応答からコンテンツ位置番号、即ち「1」を読み出し、配信要求のデータを生成し、コンテンツ位置番号に配信応答から読み出したコンテンツ位置番号を設定し、配信応答を受信してから一定時間が経過した後に生成した配信要求を配信サーバ34に送信する(ステップSa8)。
配信要求を受信した配信サーバ34の検出部34cは、配信要求から、番組IDとコンテンツ位置番号を読み出し、番組コンテンツDB34aから読み出した番組IDとコンテンツ位置番号に対応する分割番組データ(1)を読み出す。そして、検出部34cは、読み出した分割番組データ(1)を含む配信応答を生成する。このとき、配信応答のエラーコードには正常:0が設定され、番組IDには配信する分割番組データ(1)の番組IDが設定され、コンテンツ位置番号には次に送信する分割番組データのコンテンツ位置番号である「2」が設定される。また、データ件数、データ格納オフセット、データ長、データ種別には、当該分割番組データ(1)に対応するデータが設定される。検出部34cは、生成した配信応答を配信要求の送信元の携帯電話端末10に送信する(ステップSa9)。
上記の配信処理において、録音装置40は、15秒ごとに音声の構成データを編集し、当該15秒の間に録音画面41に登録されている音声の構成データ以外の構成データを編集し、1つの番組分割データを生成して、配信サーバ34に送信する。一方、携帯電話端末10は、配信応答を受信し、配信応答に含まれている構成データを再生し、再生が終わった場合に配信要求を送信する。つまり、録音装置40と配信サーバ34との間での送受信と、携帯電話端末10と配信サーバ34との間での送受信は独立して行われており、ネットワーク50の遅延や配信サーバ34等の高負荷による処理遅延がなければ、上記のステップSa7からステップSa9の処理が繰り返される。しかし、遅延が発生すると、配信サーバ34には携帯電話端末10に対して未配信の番組コンテンツデータが蓄積されることになる。
録音装置40における録音が終了すると、終了通知が録音装置40から配信サーバ34に送信される(ステップSa10)。配信サーバ34の検出部34cは、終了通知を受信する。そして、携帯電話端末10から送信された配信要求を受信し(ステップSa11)、配信要求に含まれているコンテンツ位置番号を読み出す。検出部34cは、読み出した当該コンテンツ位置番号に対応する番組分割データが番組コンテンツDB34aの番組コンテンツデータリストに存在するか否かを検出する。ここでは、該当する番組分割データが存在しないため、配信応答のエラーコードに「1:終了」を設定して携帯電話端末10に送信する(ステップSa12)。
当該配信応答を受信した携帯電話端末10は、エラーコードを読み出し、エラーコードが「1:終了」であるため、配信サーバ34への配信要求の送信を終了し、次に予約している番組コンテンツデータを配信している配信サーバのURLを取得するためUIDを含みエラーコードに「1:終了」が設定された接続先要求を認証サーバ31に送信する(ステップSa13)。接続先通知を受信した認証サーバ31は後述する接続先判定処理を行う。
なお、携帯電話端末10と配信サーバ34及びCM配信サーバ32との間の通信は、http(Hyper Text Trasfer Protocol)に基づいて行われ、携帯電話端末10から送信される配信要求はhttpのリクエストメッセージを用いて行われ、配信サーバ34及びCM配信サーバ32から送信される配信応答はhttpのレスポンスメッセージを用いて行われる。
次に、図17から図18を参照して、認証サーバ31における接続先を判定する処理について説明する。図17は、配信サーバ34Aから配信されている番組が終了し、配信サーバ34Bから配信される次の番組の開始時刻まで空き時間がある場合のコンテンツ配信システム1の処理を示したシーケンス図である。
ここでは、配信サーバ34Aは既に録音装置40から終了通知を受信している場合について説明する。まず、配信サーバ34Aは、携帯電話端末10から配信要求を受信する(ステップSb1)。配信要求を受信した配信サーバ34Aの検出部34Acは、配信要求に含まれているコンテンツ位置番号を読み出す。当該コンテンツ位置番号に対応する分割番組データは、番組コンテンツDB34Aaの番組コンテンツデータリストに存在しないため、配信応答のエラーコードに「1:終了」を設定して携帯電話端末10に送信する(ステップSb2)。
当該配信応答を受信した携帯電話端末10は、エラーコードを読み出し、エラーコードが「1:終了」であるため、配信サーバ34Aへの配信要求の送信を終了し、次に接続するサーバのURLを取得するために、エラーコードに「1:終了」が設定された接続先要求を認証サーバ31に送信する(ステップSb3)。
接続先要求を受信した認証サーバ31の検出部31cは、後述する接続先判定処理を行う(ステップSb4)。そして、接続先判定処理によって、検出部31cは、携帯電話端末10のユーザによって予約されている次の番組がまだ開始されていないことを検出し、次の番組が開始されるまでの時間内の再生時間となっているCMコンテンツデータであって、最大の再生時間のCMコンテンツデータのCM−IDをCM対応接続先DB31a−2から検出する。このとき、番組が開始されるまでの時間内の再生時間のCMコンテンツデータであって最大の再生時間のCMコンテンツデータを検出するようにしてもよいが、CMコンテンツデータの半分以上の内容が配信できることを条件としてCMコンテンツデータを検出するようにしてもよい。
そして、検出したCM−IDに対応するCM配信サーバURLをCM対応接続先DB31a−2から読み出し、UIDと読み出したCM配信サーバURLとCM−IDとコンテンツ位置番号として「0」が設定された接続先通知を携帯電話端末10に送信する(ステップSb5)。接続先通知を受信した携帯電話端末10は、接続先通知からCM配信サーバURLとCM−IDとコンテンツ位置番号とを読み出し、UIDと読み出したCM配信サーバURLとCM−IDとコンテンツ位置番号とを含む配信要求をCM配信サーバ32に送信する(ステップSb6)。
配信要求を受信したCM配信サーバ32の検出部32cは、配信要求に含まれているCM−IDを読み出し、読み出したCM−IDに対応する最初のCM分割データ(0)をCMコンテンツDB32aのCMコンテンツデータリストから読み出す。そして、CM配信サーバ32の検出部32cは、エラーコードを0とし、当該CM−IDと読み出した分割CMデータ(0)と、次に配信する分割CMデータのコンテンツ位置番号である「1」を含む配信応答を携帯電話端末10に送信する(ステップSb7)。その後、CMコンテツデータの再生時間の間ステップSb6とステップSb7の処理が繰り返される。
ステップSb6とSb7の処理が繰り返されている間、管理サーバ33の検出部33cは、一定間隔で時計33eから現在時刻を取得する。そして、検出部33cは、番組表DB33aの番組表DB33aから配信開始時刻が時計31fから取得した時刻を過ぎている、あるいは当該時刻を基準とした前後数分の近傍の時刻である番組IDが存在するか否かを判定し、存在した場合には当該番組IDを検出する。そして、検出した番組IDに対応する優先度を番組表DB33aから読み出し、番組IDと優先度とを含む進行状態通知をCM配信サーバ32に送信する。また、このとき全ての配信サーバ34にも進行状態通知を送信する(ステップSb8)。
進行状態通知を受信したCM配信サーバ32は、後述する優先度判定処理を行い、自らが配信しているCMコンテンツデータの優先度が通知された優先度よりも低いことを検出する。自らが配信しているCMコンテンツデータの優先度が通知された優先度よりも低いことを検出した場合には、その後、CM配信サーバ32が、携帯電話端末10から配信要求を受信した場合には(ステップSb10)、携帯電話端末10にエラーコードに「2:途中」を設定した配信応答を携帯電話端末10に送信する(ステップSb11)。
エラーコードに「2:途中」が設定された配信応答を受信した携帯電話端末10は、UIDと配信サーバ34Aから配信を受信していた番組IDと最後の配信要求を送信したときに設定されたコンテンツ位置番号とエラーコードとして「2:途中」が設定された接続先要求を認証サーバ31に送信する(ステップSb12)。接続先要求を受信した認証サーバ31は、再び接続先判定処理を行う(ステップSb13)。ここでは、当該接続先判定処理においても、配信開始時刻が現在時刻を過ぎている、あるいは現在時刻を基準として前後数分の近傍の時刻に開始される番組が存在すると判定され、該当する番組の番組IDと次の番組を配信する配信サーバ34Bの配信サーバURLとコンテンツ位置番号として「0」が設定された接続先通知を携帯電話端末10に送信する(ステップSb14)。
認証サーバ31から接続先通知を受信した携帯電話端末10は、接続先通知から配信サーバURLと番組IDとコンテンツ位置番号とを読み出し、読み出した配信サーバURLと番組IDとコンテンツ位置番号とUIDとを含む配信要求をネットワークに送出する。当該配信要求は配信サーバURLに基づいてネットワーク50内でルーティングされ配信サーバ34Bに到達する(ステップSb15)。
配信要求を受信した配信サーバ34Bの検出部34Bcは、配信要求から、番組IDとコンテンツ位置番号を読み出し、番組コンテンツDB34Baから読み出した番組IDとコンテンツ位置番号に対応する番組コンテンツデータ(0)を読み出す。そして、検出部34Bcは、読み出した番組コンテンツデータ(0)を含む配信応答を生成し、生成した配信応答を配信要求の送信元の携帯電話端末10に送信する(ステップSb16)。
次に、接続先判定処理について図18を用いて説明する。
図18は、上述した認証サーバ31によって行われる接続先判定処理を示したフローチャートである。認証サーバ31の検出部31cは、携帯電話端末10から接続先要求を受信する(ステップSc1(図17のステップSb3及びSb12に対応))。検出部31cは、接続先要求からエラーコードと番組IDとコンテンツ位置番号とを読み出す。そして、読み出したエラーコードが「1:終了」か「2:途中」かを判定する(ステップSc2)。エラーコードが「2:途中」の場合には、検出部31cは、時計31fから現在時刻を読み出し、配信開始時刻が現在時刻を過ぎている、あるいは現在時刻を基準として前後数分の近傍の時刻に開始される番組の番組IDを番組対応接続先DB31a−1から検出する(ステップSc3)。
次に、検出部31cは、接続先要求に含まれていた番組IDの優先度と、検出した番組の優先度とを番組対応接続先DB31a−1から読み出す。そして、接続先要求に含まれていた番組IDの優先度、即ち番組コンテンツデータの受信を途中で終了した番組の番組IDに対応する優先度と、検出した番組IDに対応する優先度とを比較し、検出した番組IDに対応する優先度が途中で終了した番組の番組IDに対応する優先度より高いか否かを判定する(ステップSc4)。検出した番組IDに対応する優先度が途中で終了した番組の番組IDに対応する優先度と同じあるいは低い場合には、途中で終了した番組コンテンツデータの配信を継続して携帯電話端末10に受けさせることになる。そのとき、認証サーバ31は、途中で終了した番組の番組IDに対応する配信サーバURLを番組対応接続先DB31a−1から読み出し、当該配信サーバURLと、途中で終了した番組の番組IDと、接続先要求から読み出したコンテンツ位置番号とを含む接続先通知を携帯電話端末10に送信する(ステップSc5)。
一方、検出した番組IDに対応する優先度が途中で終了した番組の番組IDに対応する優先度より高い場合には、優先度の高い新たな番組コンテンツデータを携帯電話端末10に配信を受ける。そのとき、認証サーバ31は、検出した番組IDに対応する配信サーバURLを番組対応接続先DB31a−1から読み出し、検出した番組IDと、読み出した配信サーバURLとコンテンツ位置番号として「0」が設定された接続先通知を携帯電話端末10に送信する(ステップSc6)。
一方ステップSc2において、エラーコードが「1:終了」の場合には、検出部31cは、時計31fから現在時刻を読み出し、配信開始時刻が現在時刻を過ぎている、あるいは現在時刻を基準として前後数分の近傍の時刻に開始される番組の番組IDを番組対応接続先DB31a−1から検出する(ステップSc10)。そして、検出部31cは、該当する番組ID、即ち配信可能な番組が存在するか否かを判定する(ステップSc11)。配信可能な番組が存在しない場合には、最先に開始される番組の配信開始時刻と現在時刻との差分を算出し、算出した差分の時間内で再生時間が収まるCMの中で最も再生時間の長いCMのCM−IDとCM配信サーバURLとをCM対応接続先DB31a−2から検出する。そして、検出したCM−IDとCM配信サーバURLとコンテンツ位置番号として「0」が設定された接続先通知を携帯電話端末10に送信する(ステップSc12(図17のステップSb5に対応))。
一方、配信可能な番組が存在する場合には、次に、配信可能な番組が複数存在するか否かを判定する(ステップSc13)。配信可能な番組が1個しか存在しない場合には、配信可能な番組の番組IDと配信サーバURLとを番組対応接続先DB31a−1から読み出し、読み出した番組IDと配信サーバURLとコンテンツ位置番号として「0」が設定された接続先通知を携帯電話端末10に送信する(ステップSc14(図17のステップSb14に対応))。一方、配信可能な番組が複数存在する場合には、全ての配信可能な番組の番組IDを番組対応接続先DB31a−1から検出し、その中で最も優先度が高い番組に対応する番組IDと配信サーバURLとを番組対応接続先DB31a−1から読み出す。そして、読み出した番組IDと配信サーバURLとコンテンツ位置番号として「0」が設定された接続先通知を携帯電話端末10に送信する(ステップSc15(図17のステップSb14に対応))。
次に、優先度判定処理について図19を用いて説明する。
図19は、上述したCM配信サーバ32あるいは配信サーバ34によって行われる優先度判定処理を示したフローチャートである。以下、CM配信サーバ32と配信サーバ34によって行われる処理は同じであるため、配信サーバ34の処理部を用いて処理の説明を行う。
最初に、配信サーバ34の検出部34cは、管理サーバ33から進行状態通知を受信する(ステップSe1(図17のステップSc8に対応))。このとき、番組コンテンツデータの配信を行っていない配信サーバ34が進行状態通知を受信した場合には、受信した進行状態通知を破棄する。番組コンテンツデータを配信中の配信サーバ34の検出部34cは、受信した進行状態通知に含まれている番組IDを読み出し、配信中の番組IDと一致するか否かを判定する(ステップSe2)。一致しない場合には、検出部34cは、番組コンテンツDB34aから配信中の番組IDに対応する優先度を読み出す。そして、進行状態通知に含まれている優先度と読み出した優先度とを比較し、進行状態通知に含まれている優先度が読み出した優先度を超えているか否かを判定する(ステップSe3)。
進行状態通知に含まれている優先度が読み出した優先度を超えている場合には、次に携帯電話端末10から配信要求を受信した場合に、エラーコードに「2:途中」を含む配信応答を生成して携帯電話端末10に送信する。
一方、進行状態通知に含まれている優先度が読み出した優先度を超えていない場合と、ステップSe2において配信中の番組IDと進行状態通知に含まれている番組IDとが一致した場合には、次に携帯電話端末10から配信要求を受信した場合には(図17のステップSb10に対応)、配信要求に含まれているコンテンツ位置番号に対応する番組分割データを番組コンテンツDB34aから読み出し、読み出した番組コンテンツデータを含む配信応答を生成して携帯電話端末10に送信する(ステップSe5(図17のステップSb11に対応))。
図20は、上記の構成によって実現される番組コンテンツデータの再生時間制御について説明するための図である。
図20(a)は、番組表DB33a及び番組対応接続先DB31a−1に設定される配信時間に基づいて行われるべき番組進行状況を示した図である。ネットワーク50の輻輳や携帯電話端末10において通信ができない状態の発生のために通信の遅延が発生しない場合には、携帯電話端末10によって再生される再生状況は図20(b)に示す通り、図20(a)と同じ時刻で番組AとCMと番組Bとが再生される。
しかし、通信の遅延が発生し、番組Aの再生が遅延してしまった場合には、CMを再生している途中に、上述した管理サーバ33から通知される進行状態通知によって、CMを配信しているCM配信サーバ32がCMコンテンツデータの配信を途中で終了し、携帯電話端末10が認証サーバ31に接続先要求を送信して番組Bの配信を最初から受信することが可能となる。つまり、図20(c)に示すように、管理サーバ33が番組表DB33aに記憶されている配信時間に基づいて進行状態通知を送信することでCMの再生時間を任意に短縮することが可能となり、携帯電話端末10のユーザが配信を受けたい番組Bについて予め設定した開始時刻またはその近傍の時刻に受信することが可能となる。
また、図20(d)に示すように、番組Aの配信が終了したときに既に番組Bの配信開始時刻を過ぎているかあるいはその近傍の時刻である場合には、認証サーバ31が空き時間が無いことを判定し、携帯電話端末10をCM配信サーバ32へ接続させず、直接番組Bを配信する配信サーバ34に接続させるようにすることも可能である。この場合には、管理サーバ33による進行状態通知なしに、認証サーバ31が番組の進行状況を番組対応接続先DB31a−1に記憶されている配信時間に基づいて適切な接続先を検出し、携帯電話端末10が検出された当該接続先に接続する。
上述した、第1実施形態の構成において、認証サーバ31が行う接続先判定処理によって、配信開始時刻と現在時刻とに基づいて、携帯電話端末10を配信サーバ34に接続させるか、CM配信サーバ32に接続させるかを判定することが可能となる。それによって、配信中の番組コンテンツデータに通信遅延が発生し、予定されていた番組の進行スケジュールに一致しない状態になったとしても、配信中の番組コンテンツデータと次の番組コンテンツデータの間に配信する予定のCMコンテンツデータの配信をさせずに、次の番組コンテンツデータの配信を開始することで、番組の進行スケジュールを予定されていた状態にできるだけ近づけることができる。
また、管理サーバ33が通知する進行状態通知に基づいて配信サーバ34が行う優先度判定処理により、番組コンテンツデータが配信中であっても、優先度の高い番組コンテンツデータの配信開始時刻になった場合には、配信中の番組コンテンツデータの配信を停止し、優先度の高い番組コンテンツデータへ携帯電話端末10を接続させることができる。それによって、携帯電話端末10のユーザは、配信予約をした番組の中で常に優先度の高い番組コンテンツデータの配信を受信することが可能となる。
なお、上述した第1実施形態では、優先度判定処理を配信サーバ34とCM配信サーバ32に実行させていたが、配信サーバ34とCM配信サーバ32によって優先度判定処理をさせるのではなく、管理サーバ33において優先度判定処理をさせるようにしてもよい。その場合、管理サーバ33は、各配信サーバ34及びCM配信サーバ32の状態を検出して、次に開始される番組コンテンツデータの優先度が配信中の番組コンテンツデータあるいはCMコンテンツデータの優先度を超える場合に、該当する配信サーバ34あるいはCM配信サーバ32にのみ進行状態通知を送信することになる。また、当該進行状態通知を受信した配信サーバ34あるいはCM配信サーバ32は、優先度判定処理をすることなく、「2:途中」を設定した配信応答を携帯電話端末10に送信する。
また、上述した、認証サーバ31、CM配信サーバ32、管理サーバ33配信サーバ34、会員情報管理サーバ35は、1つの装置であってもよく、複数のサーバをひとつの装置により構成してもよい。
(第2実施形態)
次に、図21と図22を参照して、第2実施形態におけるコンテンツ配信システム1について説明する。図2の概略ブロック図における、第2実施形態と第1実施形態の構成の違いは、認証サーバ31においてCM対応接続先DB31a−1は存在せず、CM配信サーバのURLは、検出部31cが内部に記憶している点と、CM配信サーバ32に1つのCMコンテンツデータを記憶させている点である。それ以外は、第2実施形態の構成は、第1実施形態の構成と同じであるため、以下、図2で説明した機能ブロックを参照して、第2実施形態のコンテンツ配信処理について説明する。
図21は、配信サーバ34Aから配信されている番組が終了し、配信サーバ34Bから配信される次の番組の開始時刻まで空き時間がある場合のコンテンツ配信システム1の処理を示したシーケンス図である。
ここでは、配信サーバ34Aは既に録音装置40から終了通知を受信しており、まず、配信サーバ34Aは、携帯電話端末10から配信要求を受信する(ステップSg1)。配信要求を受信した配信サーバ34Aの検出部34Acは、配信要求に含まれているコンテンツ位置番号を読み出す。当該コンテンツ位置番号に対応する分割番組データは、番組コンテンツDB34Aaの番組コンテンツデータリストに存在しないため、配信応答のエラーコードに「1:終了」を設定して携帯電話端末10に送信する(ステップSg2)。
当該配信応答を受信した携帯電話端末10は、エラーコードを読み出し、エラーコードが「1:終了」であるため、配信サーバ34Aへの配信要求の送信を終了し、次に接続するサーバのURLを取得するために、エラーコードに「1:終了」が設定された接続先要求を認証サーバ31に送信する(ステップSg3)。
接続先要求を受信した認証サーバ31の検出部31cは、後述する接続先判定処理を行う(ステップSg4)。そして、接続先判定処理によって、検出部31cは、携帯電話端末10のユーザによって予約されている次の番組がまだ開始されていないことを検出し、予め設定されているCM配信サーバのURLとUIDとコンテンツ位置番号として「0」が設定された接続先通知を携帯電話端末10に送信する(ステップSg5)。
接続先通知を受信した携帯電話端末10は、接続先通知からCM配信サーバURLとコンテンツ位置番号とを読み出し、UIDとCM配信サーバURLとコンテンツ位置番号とを含む配信要求をCM配信サーバ32に送信する(ステップSg6)。
配信要求を受信したCM配信サーバ32の検出部32cは、最初の分割CMデータ(0)をCMコンテンツDB32aのCMコンテンツデータリストから読み出す。そして、CM配信サーバ32の検出部32cは、エラーコードを0とし、当該CM−IDと読み出した分割CMデータ(0)と、次に配信する分割CMデータのコンテンツ位置番号である「1」を含む配信応答を携帯電話端末10に送信する(ステップSg7)。その後、CMコンテツデータの再生時間の間ステップSg6とステップSg7の処理が繰り返される。
ステップSg6とSg7の処理が繰り返されている間、管理サーバ33の検出部33cは、一定間隔で時計33eから現在時刻を取得する。そして、検出部33cは、番組表DB33aの番組表DB33aから配信開始時刻が時計31fから取得した時刻を過ぎている、あるいは当該時刻を基準とした前後数分の近傍の時刻である番組IDが存在するか否かを判定し、存在した場合には進行状態通知をCM配信サーバ32に送信する(ステップSg8)。
進行状態通知を受信したCM配信サーバ32は、携帯電話端末10から配信要求を受信した場合には(ステップSg9)、携帯電話端末10にエラーコードに「2:途中」を設定した配信応答を携帯電話端末10に送信する(ステップSg10)。
エラーコードに「2:途中」が設定された配信応答を受信した携帯電話端末10は、UIDと配信サーバ34Aから配信を受信していた番組IDと最後の配信要求を送信したときに設定されたコンテンツ位置番号とエラーコードとして「2:途中」が設定された接続先要求を認証サーバ31に送信する(ステップSg11)。接続先要求を受信した認証サーバ31は、再び接続先判定処理を行う(ステップSg12)。当該接続先判定処理において、配信開始時刻が現在時刻を過ぎている、あるいは現在時刻を基準として前後数分の近傍の時刻に開始される番組が存在すると判定され、該当する番組の番組IDと次の番組を配信する配信サーバ34Bの配信サーバURLとコンテンツ位置番号として「0」が設定された接続先通知を携帯電話端末10に送信する(ステップSg13)。
認証サーバ31から接続先通知を受信した携帯電話端末10は、接続先通知から配信サーバURLと番組IDとコンテンツ位置番号とを読み出し、読み出した配信サーバURLと番組IDとコンテンツ位置番号とUIDとを含む配信要求をネットワークに送出する。当該配信要求は配信サーバURLに基づいてネットワーク50内でルーティングされ配信サーバ34Bに到達する(ステップSg14)。
配信要求を受信した配信サーバ34Bの検出部34Bcは、配信要求から、番組IDとコンテンツ位置番号を読み出し、番組コンテンツDB34Baから読み出した番組IDとコンテンツ位置番号に対応する番組コンテンツデータ(0)を読み出す。そして、検出部34Bcは、読み出した番組コンテンツデータ(0)を含む配信応答を生成し、生成した配信応答を配信要求の送信元の携帯電話端末10に送信する(ステップSg15)。
次に、第2実施形態における接続先判定処理について図22を用いて説明する。
図22は、上述した第2実施形態における認証サーバ31によって行われる接続先判定処理を示したフローチャートである。認証サーバ31の検出部31cは、携帯電話端末10から接続先要求を受信する(ステップSh1(図21のステップSg3及びSg11に対応))。検出部31cは、接続先要求からエラーコードと番組IDとコンテンツ位置番号とを読み出す。そして、読み出したエラーコードが「1:終了」か「2:途中」かを判定する(ステップSh2)。エラーコードが「2:途中」の場合には、検出部31cは、時計31fから現在時刻を読み出し、配信開始時刻が現在時刻を過ぎている、あるいは現在時刻を基準として前後数分の近傍の時刻に開始される番組の番組IDを番組対応接続先DB31a−1から検出する(ステップSh3)。
次に、検出部31cは、接続先要求に含まれていた番組IDの優先度と、検出した番組の優先度とを番組対応接続先DB31a−1から読み出す。そして、接続先要求に含まれていた番組IDの優先度、即ち番組コンテンツデータの受信を途中で終了した番組の番組IDに対応する優先度と、検出した番組IDに対応する優先度とを比較し、検出した番組IDに対応する優先度が途中で終了した番組の番組IDに対応する優先度より高いか否かを判定する(ステップSh4)。検出した番組IDに対応する優先度が途中で終了した番組の番組IDに対応する優先度と同じあるいは低い場合には、途中で終了した番組コンテンツデータの配信を継続して携帯電話端末10に受けさせることになる。そのとき、認証サーバ31は、途中で終了した番組の番組IDに対応する配信サーバURLを番組対応接続先DB31a−1から読み出し、当該配信サーバURLと、途中で終了した番組の番組IDと、接続先要求から読み出したコンテンツ位置番号とを含む接続先通知を携帯電話端末10に送信する(ステップSh5)。
一方、検出した番組IDに対応する優先度が途中で終了した番組の番組IDに対応する優先度より高い場合には、優先度の高い新たな番組コンテンツデータを携帯電話端末10に配信を受ける。そのとき、認証サーバ31は、検出した番組IDに対応する配信サーバURLを番組対応接続先DB31a−1から読み出し、検出した番組IDと、読み出した配信サーバURLとコンテンツ位置番号として「0」が設定された接続先通知を携帯電話端末10に送信する(ステップSh6)。
一方ステップSc2において、エラーコードが「1:終了」の場合には、検出部31cは、時計31fから現在時刻を読み出し、配信開始時刻が現在時刻を過ぎている、あるいは現在時刻を基準として前後数分の近傍の時刻に開始される番組の番組IDを番組対応接続先DB31a−1から検出する(ステップSh10)。そして、検出部31cは、該当する番組ID、即ち配信可能な番組が存在するか否かを判定する(ステップSc11)。配信可能な番組が存在しない場合には、予め設定されているCM配信サーバURLとコンテンツ位置番号として「0」が設定された接続先通知を携帯電話端末10に送信する(ステップSc12(図21のステップSg5に対応))。
一方、配信可能な番組が存在する場合には、次に、配信可能な番組が複数存在するか否かを判定する(ステップSc13)。配信可能な番組が1個しか存在しない場合には、配信可能な番組の番組IDと配信サーバURLとを番組対応接続先DB31a−1から読み出し、読み出した番組IDと配信サーバURLとコンテンツ位置番号として「0」が設定された接続先通知を携帯電話端末10に送信する(ステップSh14(図21のステップSg13に対応))。一方、配信可能な番組が複数存在する場合には、全ての配信可能な番組の番組IDを番組対応接続先DB31a−1から検出し、その中で最も優先度が高い番組に対応する番組IDと配信サーバURLとを番組対応接続先DB31a−1から読み出す。そして、読み出した番組IDと配信サーバURLとコンテンツ位置番号として「0」が設定された接続先通知を携帯電話端末10に送信する(ステップSh15(図21のステップSg13に対応))。このようにして、番組コンテンツデータの配信開始時刻になった場合には、CMコンテンツデータの配信が停止し、番組コンテンツデータの配信を開始することができる。
上記の第2実施形態の構成では、配信サーバ34Aからの配信が終了した場合に、携帯電話端末10は、認証サーバ31に接続先要求を送信し、認証サーバ31における接続先判定処理によって選択されたCM配信サーバ32へのURLを受信してCM配信サーバ32に接続する。そして、管理サーバ33が次の番組の開始を検出すると、管理サーバ33がCM配信サーバ32に進行状態通知を送信する。CM配信サーバ32は、進行状態通知を受信すると第1の実施形態とは異なり、優先度の判定処理を行わず、CMコンテンツデータの配信を停止する。携帯電話端末10は、再びに接続先を切り替えるため接続先要求を、認証サーバ31に送信し、認証サーバ31によって選択された次の番組を配信する配信サーバ34BへのURLを受信して、次の番組の配信を受信することになる。
なお、第2実施形態においても、携帯電話端末10と、配信サーバ34A、34B及びCM配信サーバ32との間の通信は、http(Hyper Text Trasfer Protocol)に基づいて行われ、携帯電話端末10から送信される配信要求はhttpのリクエストメッセージを用いて行われ、配信サーバ34A、34B及びCM配信サーバ32から送信される配信応答はhttpのレスポンスメッセージを用いて行われる。
また、上記の第2実施形態では、CM配信サーバ32が1つのCMコンテンツデータを記憶しているとしたが、CM配信サーバ32が複数のCMコンテンツデータを記憶していてもよい。その場合、CM配信サーバ32は、携帯電話端末10から配信要求を受信したときに、CMコンテンツデータを選択して配信することになるが、CMコンテンツデータを選択する方法としては、例えば、時間帯に対応付けてCMコンテンツデータを記憶しておき、配信要求を受信した時刻の情報に適合する時間帯のCMコンテンツデータを選択する方法がある。
(第3実施形態)
次に、図23と図24を参照して第2実施形態におけるコンテンツ配信システムついて説明する。
図23は、第3実施形態によるコンテンツ配信システム1aを示す概略ブロック図である。携帯電話端末10、移動体通信網51、基地局52、ネットワーク50、録音装置40については第1実施形態と同じ構成である。第3実施形態では、第1実施形態においてコンテンツの配信を制御するサーバシステム30が複数のサーバから構成されていたのに対し、1つのサーバ80によってコンテンツ配信の制御が行われる点が第1実施形態と異なる点である。
サーバ80において、送受信部80bはネットワーク50に接続され、録音装置40と携帯電話端末10との間で情報の送受信を行う。記録部80cは、送受信部80bを介して録音装置40から送信されるコンテンツデータをコンテンツDB80aに記録する。検出部80dは、送受信部80dを介して携帯電話端末10から配信要求を受信し、配信要求に基づいて該当するコンテンツデータをコンテンツDB80aから検出し、送受信部80bを介して検出したコンテンツデータを送信する。時計80eは検出部80dに接続され、検出部80dの要求に応じて現在時刻を応答する。
コンテンツDB80aのエントリは、配信時間と、IDと、コンテンツデータリストと、優先度とを有し、配信時間には、コンテンツの配信開始時刻と配信終了時刻が、例えば図23に示すように「10:00−10:30」として設定される。IDにはコンテンツデータを一意に識別可能なIDが設定される。コンテンツデータリストには、録音装置40から受信したコンテンツデータが、受信した単位(分割データ)で記録部80cによって記録される。分割データとして記録される際に、それぞれの分割データのファイル名には順番を示す番号が付与される。優先度には、当該コンテンツデータの重要度に応じた優先度の値が設定される。
また、配信時間が設定されていないコンテンツデータは、コンテンツ配信システム1aにおける配信サービスの運営者が管理端末を操作することによって予め登録されるコンテンツデータであり、コンテンツデータリストには、予め分割データに分割されたコンテンツデータが当該管理端末から情報を受信した記録部80cによって記録されており、優先度には、当該運営者が決定した優先度が管理端末から情報を受信した記録部80cによって記録される。
当該コンテンツ配信システム1aの基本的な動作は、録音装置40によって司会者が話した内容が録音され、コンテンツデータとしてサーバ80に送信され、サーバ80は受信したコンテンツデータを分割データとしてコンテンツDB80aに受信した順に記録する。
また、サーバ80は、携帯電話端末10から配信要求を受信し、配信要求に含まれているIDとコンテンツ位置番号に対応する分割データをコンテンツDB80aのコンテンツデータリストから読み出して送信する。分割データを受信した携帯電話端末10は、コンテンツ位置番号を1つ増やして配信要求をサーバ80に送信する。
次に、サーバ80が携帯電話端末10から配信要求を受信した場合には、配信要求に含まれているコンテンツ位置番号は1増えているため、当該コンテンツ位置番号に対応する分割データをコンテンツデータリストから読み出して携帯電話端末10に送信する。
なお、携帯電話端末10がサーバ80に配信要求を送信する処理と、録音装置40がサーバ80に分割データを送信する処理は独立に行われるものである。この処理が携帯電話端末10とサーバ80、録音装置40とサーバ80の間で繰り返されることでサーバ80から携帯電話端末10へ連続して分割データが送信され、コンテンツデータの配信が行われる。また、携帯電話端末10とサーバ80との間の通信は、http(Hyper Text Trasfer Protocol)に基づいて行われ、携帯電話端末10から送信される配信要求はhttpのリクエストメッセージを用いて行われ、サーバ80から送信される配信応答はhttpのレスポンスメッセージを用いて行われる。
次に、図24を参照してサーバ80における、コンテンツ配信処理について説明する。
最初に、サーバ80の検出部80dは、携帯電話端末10から配信要求を受信する(ステップSf1)。検出部80dは、配信要求に含まれるコンテンツ位置番号に対応する分割データがコンテンツDB80aに存在するか否かに基づいて、コンテンツデータの配信が終了したか否かを判定する(ステップSf2)。
配信が終了していない場合には、検出部80dは、時計80eから現在時刻を取得し、配信開始時刻が現在時刻を過ぎている、あるいは現在時刻を基準として前後数分の近傍の時刻に開始されるコンテンツデータであって、現在配信中のコンテンツデータより優先度の高いという条件に合致するコンテンツデータが存在するか否かを判定する(ステップSf3)。当該条件に合致するコンテンツデータが存在しない場合には、現在配信中のコンテンツデータの次の分割データを携帯電話端末10に送信する(ステップSf4)。一方、当該条件に合致するコンテンツデータが存在する場合には、高い優先度のコンテンツデータの最初の分割データをコンテンツDB80dから読み出して携帯電話端末10に送信する(ステップSf5)。
一方、ステップSf2において、現在配信中のコンテンツデータが最後の分割データまで配信された場合に、検出部80dは当該配信処理の終了を検出し、時計80eから現在時刻を取得し、配信開始時刻が現在時刻を過ぎている、あるいは現在時刻を基準として前後数分の近傍の時刻に開始されるコンテンツデータが複数存在するか否かを判定する(ステップSf6)。コンテンツデータが複数存在しない場合、即ち1つしか存在しない場合には、当該コンテンツデータの最初の分割データを携帯電話端末10に送信する(ステップSf7)。一方、コンテンツデータが複数存在する場合には、その中で最も優先度の高いコンテンツデータの最初の分割データをコンテンツDB80dから読み出して携帯電話端末10に送信する(ステップSf8)。
上記の第3実施形態において、サーバ80は、携帯電話端末10から配信要求を受信した場合に、配信要求に対応する分割データが存在するか否かを判定する。そして、当該判定によって、配信要求に対応する分割データが存在しないと判定した場合には、配信開始時刻を過ぎている複数のコンテツデータが存在するか否かを検出し、複数存在する場合には、優先度の高いコンテンツデータの配信を行う。また、配信要求に対応する分割データが存在していると判定された場合には、配信の途中であっても、配信中のコンテンツデータより優先度の高いコンテンツデータが存在する場合には、優先度の高いコンテンツデータの配信を行う構成とした。そのため、携帯電話端末10のユーザは、選択することなく優先度の高いコンテンツデータの配信を受信することが可能となる。
また、第3実施形態において、サーバ80は、単体の装置から構成されていても、複数の装置から構成されていてもよいものとする。
なお、上述した第1、第2及び第3の実施形態においては、録音装置40は、コンテンツデータを配信するコンテンツ配信事業者によって管理されている例を示していたが、これ以外の者、例えば、一般のユーザが自らのPC(Personal Computer)に録音のためのプログラムをインストールして、録音を行い、インターネット経由で配信サーバに送信するようにしてもよい。
上述の認証サーバ31、会員情報管理サーバ35、配信サーバ34、CM配信サーバ32、管理サーバ33は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述したコンテンツ配信処理、接続先判定処理、優先度判定処理などの各処理は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
第1実施形態におけるコンテンツ配信システムを示すブロック図である。 第1実施形態におけるサーバシステムの構成を示したブロック図である。 第1実施形態における各サーバのハードウェア構成を示した図である。 第1実施形態における会員登録情報DBのデータ構成を示した図である。 第1実施形態における配信予約DBのデータ構成を示した図である。 第1実施形態における番組対応接続先DBのデータ構成を示した図である。 第1実施形態におけるCM対応接続先DBのデータ構成を示した図である。 第1実施形態における番組コンテンツDBのデータ構成を示した図である。 第1実施形態におけるCMコンテンツDBのデータ構成を示した図である。 第1実施形態における番組表DBのデータ構成を示した図である。 第1実施形態における録音装置の録音画面を示した図である。 第1実施形態における携帯電話端末と認証サーバとの間で送受信される情報のデータフォーマットを示した図である。 第1実施形態における携帯電話端末と配信サーバとの間で送受信される情報のデータフォーマットを示した図である。 第1実施形態における管理サーバから配信サーバに送信される進行状態通知のデータフォーマットを示した図である。 第1実施形態における構成データのデータフォーマットを示した図である。 第1実施形態におけるコンテンツ配信処理を示したシーケンス図(その1)である。 第1実施形態におけるコンテンツ配信処理を示したシーケンス図(その2)である。 第1実施形態における接続先判定処理のフローチャートである。 第1実施形態における優先度判定処理のフローチャートである。 第1実施形態における番組コンテンツデータの再生時間制御を説明するための図である。 第2実施形態におけるコンテンツ配信処理を示したシーケンス図である。 第2実施形態における接続先判定処理のフローチャートである。 第3実施形態におけるコンテンツ配信システムを示すブロック図である。 第3実施形態におけるコンテンツ配信処理のフローチャートである。
符号の説明
1 コンテンツ配信システム
10 携帯電話端末
30 サーバシステム
40 録音装置
50 ネットワーク

Claims (18)

  1. コンテンツデータを複数の分割データによりコンテンツ再生端末に配信する配信サーバであって、
    複数のコンテンツデータを記憶するとともに、前記コンテンツデータに関する優先度と、配信開始時間とを記憶する記憶手段と、
    前記コンテンツ再生端末から前記分割データを要求する配信要求を受信する受信手段と、
    前記受信手段が前記配信要求を受信した場合に、前記配信要求に対応する前記分割データが存在するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって、前記配信要求に対応する前記分割データが存在しないと判定された場合に、計時手段から時刻を取得し、取得した時刻から所定の範囲内に前記配信開始時刻が属する前記コンテンツデータを検出する検出手段と、
    前記検出手段が複数の前記コンテンツデータを検出した場合に、検出した複数の前記コンテンツデータの中で優先度の高いコンテンツデータの分割データを前記記憶手段から読み出して送信し、前記検出手段が検出したコンテンツデータが1つの場合に、検出した前記コンテンツデータの分割データを前記記憶手段から読み出して前記コンテンツ再生端末に送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とする配信サーバ。
  2. 前記配信要求に対応するコンテンツデータの優先度より高い優先度を有するコンテンツデータであり、かつ前記計時手段より取得した時刻から所定の範囲内に前記配信開始時刻が属するコンテンツデータを検出する第2の検出手段を備え、
    前記送信手段は、さらに、
    前記第2の検出手段が検出した前記コンテンツデータを前記記憶手段から読み出して、前記コンテンツ再生端末に送信することを特徴とする請求項1に記載の配信サーバ。
  3. 前記コンテンツデータは、少なくとも第1から第3のコンテンツデータを備えており、
    前記開始時刻が、
    前記第1のコンテンツデータ、前記第1のコンテンツデータより優先度の低い第2のコンテンツデータ、前記第2のコンテンツデータより優先度の高い第3のコンテンツデータの順に配信開始時刻が前記記憶手段に記憶されていることを特徴とする請求項1または2に記載の配信サーバ。
  4. 前記受信手段は、前記配信要求をhttpのリクエストメッセージにより受信し、前記送信手段は、httpのレスポンスメッセージとして前記分割データを前記コンテンツ配信端末に送信することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の配信サーバ。
  5. コンテンツを携帯電話端末にストリーミング配信する配信サーバであって、
    番組コンテンツと番組コンテンツとの間にCMコンテンツが配信されるコンテンツ配信スケジュールが設定されており、
    複数の番組コンテンツについての配信開始時刻を記憶する記憶手段と、
    CMコンテンツを前記携帯電話端末に配信するCM配信手段と、
    番組コンテンツを前記携帯電話端末に配信する番組配信手段と、
    時刻を計る計時手段と、
    前記計時手段による時刻が、前記番組コンテンツの配信開始時刻になっているか否かを検出する検出手段と、
    前記配信開始時刻になっていると検出された場合に、前記CM配信手段によるCMコンテンツの配信を停止させ、前記番組コンテンツの配信を前記番組配信手段により開始させる配信切換手段と
    を有する配信サーバ。
  6. コンテンツデータを複数の分割データにより配信する配信サーバと、前記配信サーバに進行状態通知を送信する管理サーバと、前記配信サーバから前記コンテンツデータを受信するコンテンツ再生端末と、前記コンテンツ再生端末に前記コンテンツデータへの接続先情報を通知する接続先通知サーバと、を備えたコンテンツ配信システムにおいて、
    前記接続先通知サーバは、
    配信開始時刻が予め定められている第1のコンテンツデータについて、前記配信開始時刻と、前記第1のコンテンツデータに対応する接続先情報とを対応付けて記憶する第1の記憶手段と、
    任意の時刻に配信可能な第2のコンテンツデータについて、前記第2のコンテンツデータに対応する接続先情報を記憶する第2の記憶手段と、
    前記コンテンツ再生端末から前記接続先情報の要求を示す情報を受信した場合に、計時手段から時刻を取得し、取得した時刻から所定の範囲内に前記配信開始時刻が属する前記第1のコンテンツデータの前記接続先情報を前記第1の記憶手段から検出する第1の検出手段と、
    前記第1の検出手段が前記接続先情報を検出した場合に、検出した前記接続先情報を前記コンテンツ再生端末に送信し、前記第1の検出手段が前記接続先情報を検出しない場合には、前記第2のコンテンツデータへの接続先情報を前記第2の記憶手段から読み出して前記コンテンツ再生端末へ送信する手段と、を具備し、
    前記管理サーバは、
    前記第1のコンテンツデータの配信開始時刻と、前記第1のコンテンツデータを一意に識別可能なIDと、前記第1のコンテンツデータの優先度とを対応付けて記憶する第3の記憶手段と、
    計時手段から時刻を取得し、取得した時刻から所定の範囲内に前記配信開始時刻が属する前記第1のコンテンツデータに対応する前記IDを前記記憶手段から検出する第2の検出手段と、
    前記第2の検出手段が検出した前記IDと前記優先度とを含む進行状態通知を前記配信サーバへ送信する手段と、を具備し、
    前記配信サーバは、
    前記コンテンツデータと、前記コンテンツデータの優先度とを対応付けて記憶する第4の記憶手段と、
    前記コンテンツ再生端末から前記分割データを要求する分割データ要求を受信する受信手段と、
    前記管理サーバから前記進行状態通知を受信する状態通知受信手段と、
    前記受信手段が前記分割データ要求を受信した場合に、前記状態通知受信手段が進行状態通知を受信しているとき、前記進行状態通知に含まれている前記優先度を読み出す読出手段と、
    前記読出手段が読み出した前記優先度が前記配信中のコンテンツデータの優先度を超えている場合には、前記コンテンツ再生端末に前記分割データの送信を途中終了する情報を送信する手段と、
    前記読出手段が読み出した前記優先度が前記配信中のコンテンツデータの優先度を超えていない場合には、次の順番の前記分割データを前記記憶手段から読み出して前記コンテンツ再生端末に送信する手段と、を具備し、
    前記コンテンツ再生端末は、
    前記配信サーバから受信した分割データの次の順番の分割データを要求する分割データ要求を送信する手段と、
    前記配信サーバから途中終了する情報を受信した場合に、前記接続先通知サーバへ、前記接続先情報の要求を示す情報を送信する手段と、を具備したことを特徴とするコンテンツ配信システム。
  7. コンテンツデータを複数の分割データにより配信する配信サーバと、前記配信サーバから前記コンテンツデータを受信するコンテンツ再生端末と、前記コンテンツ再生端末に前記コンテンツデータを参照させるための接続先情報を通知する接続先通知サーバと、を備えたコンテンツ配信システムにおける接続先通知サーバであって、
    配信開始時刻が予め定められている第1のコンテンツデータについて、前記配信開始時刻と、前記第1のコンテンツデータに対応する前記接続先情報とを対応付けて記憶する第1の記憶手段と、
    任意の時刻に配信可能な第2のコンテンツデータについて、前記第2のコンテンツデータに対応する前記接続先情報を記憶する第2の記憶手段と、
    前記コンテンツ再生端末から前記接続先情報の要求を示す情報を受信した場合に、計時手段から時刻を取得し、取得した時刻から所定の範囲内に前記配信開始時刻が属する前記第1のコンテンツデータの前記接続先情報を前記第1の記憶手段から検出する検出手段と、
    前記検出手段が前記接続先情報を検出した場合に、検出した前記接続先情報を前記コンテンツ再生端末に送信し、前記検出手段が前記接続先情報を検出しなかった場合に、前記第2のコンテンツデータへの接続先情報を前記第2の記憶手段から読み出して前記コンテンツ再生端末へ送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とする接続先通知サーバ。
  8. 再生時間の異なる前記第2の複数のコンテンツデータが存在し、
    前記第2の記憶手段は、前記再生時間の異なる複数の第2のコンテンツデータのそれぞれに対応する前記接続先情報と、前記再生時間とを対応付けて記憶しており、
    前記送信手段は、
    前記第2のコンテンツデータへの接続先情報を前記コンテンツ再生端末へ送信する際に、次に配信される前記第1のコンテンツの前記配信開始時刻と計時手段から取得した時刻との差分に基づく前記再生時間を有する前記第2のコンテンツデータへの接続先情報を前記第2の記憶手段から読み出して前記コンテンツ再生端末へ送信することを特徴とする請求項7に記載の接続先通知サーバ。
  9. 前記第1のコンテンツデータには優先度が付与されており、
    前記第1の記憶手段は、更に、前記優先度を、前記配信開始時刻と、前記接続先情報とに対応付けて記憶しており、
    前記検出手段は、
    前記計時手段から取得した時刻から所定の範囲内に前記配信開始時刻が属する前記コンテンツデータが複数ある場合には、優先度の高い前記コンテンツデータの接続先情報を検出することを特徴とする請求項7または8に記載の接続先通知サーバ。
  10. コンテンツデータを複数の分割データにより配信する配信サーバと、前記配信サーバに進行状態通知を送信する管理サーバと、前記配信サーバから前記分割データを受信するコンテンツ再生端末と、を備えたコンテンツ配信システムにおける管理サーバであって、
    前記コンテンツデータの配信開始時刻と、前記コンテンツデータを一意に識別可能なIDと、前記コンテンツデータの優先度とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    計時手段から時刻を取得し、取得した時刻から所定の範囲内に前記配信開始時刻が属する前記コンテンツデータに対応する前記IDを前記記憶手段から検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した前記IDと前記優先度とを含む進行状態通知を前記配信サーバへ送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とする管理サーバ。
  11. コンテンツデータを複数の分割データにより配信する配信サーバと、前記配信サーバに進行状態通知を送信する管理サーバと、前記配信サーバから前記分割データを受信するコンテンツ再生端末と、を備えたコンテンツ配信システムにおける配信サーバであって、
    前記コンテンツデータと、前記コンテンツデータの優先度とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記コンテンツ再生端末から前記分割データを要求する分割データ要求を受信する受信手段と、
    前記管理サーバから前記進行状態通知を受信する状態通知受信手段と、
    前記受信手段が前記分割データ要求を受信した場合に、前記状態通知受信手段が進行状態通知を受信しているとき、前記進行状態通知に含まれている前記優先度を読み出す読出手段と、
    前記読出手段が読み出した前記優先度が前記配信中のコンテンツデータの優先度を超えている場合には、前記コンテンツ再生端末に前記分割データの送信を途中終了する情報を送信する第1の送信手段と、
    前記読出手段が読み出した前記優先度が前記配信中のコンテンツデータの優先度を超えていない場合には、次の順番の前記分割データを前記記憶手段から読み出して前記コンテンツ再生端末に送信する第2の送信手段と、
    を備えたことを特徴とする配信サーバ。
  12. 前記受信手段は、前記分割データ要求をhttpのリクエストメッセージにより受信し、前記送信手段は、httpのレスポンスメッセージとして前記分割データを前記コンテンツ再生端末に送信することを特徴とする請求項11に記載の配信サーバ。
  13. 複数のコンテンツデータを記憶するとともに、前記コンテンツデータに関する優先度と、配信開始時間とを記憶する記憶手段を有し、コンテンツデータを複数の分割データによりコンテンツ再生端末に配信する配信サーバにおけるコンテンツ配信方法であって、
    前記コンテンツ再生端末から前記分割データを要求する配信要求を受信するステップと、
    前記配信要求を受信した場合に、前記配信要求に対応する前記分割データが存在するか否かを判定するステップと、
    前記配信要求に対応する前記分割データが存在しないと判定された場合に、計時手段から時刻を取得し、取得した時刻から所定の範囲内に前記配信開始時刻が属する前記コンテンツデータを検出するステップと、
    複数の前記コンテンツデータを検出した場合に、検出した複数の前記コンテンツデータの中で優先度の高いコンテンツデータの分割データを前記記憶手段から読み出して送信し、前記検出手段が検出したコンテンツデータが1つの場合に、検出した前記コンテンツデータの分割データを前記記憶手段から読み出して前記コンテンツ再生端末に送信するステップと、
    を有することを特徴とするコンテンツ配信方法。
  14. 前記コンテンツデータと、前記コンテンツデータの優先度とを対応付けて記憶する第4の記憶手段を有し、コンテンツデータを複数の分割データにより配信する配信サーバと、前記第1のコンテンツデータの配信開始時刻と、前記第1のコンテンツデータを一意に識別可能なIDと、前記第1のコンテンツデータの優先度とを対応付けて記憶する第3の記憶手段を有し、前記配信サーバに進行状態通知を送信する管理サーバと、前記配信サーバから前記コンテンツデータを受信するコンテンツ再生端末と、配信開始時刻が予め定められている第1のコンテンツデータについて、前記配信開始時刻と、前記第1のコンテンツデータに対応する接続先情報とを対応付けて記憶する第1の記憶手段と、任意の時刻に配信可能な第2のコンテンツデータについて、前記第2のコンテンツデータに対応する接続先情報を記憶する第2の記憶手段とを有し、前記コンテンツ再生端末に前記コンテンツデータへの接続先情報を通知する接続先通知サーバと、を備えたコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ配信方法であって、
    前記接続先通知サーバが、前記コンテンツ再生端末から前記接続先情報の要求を示す情報を受信した場合に、計時手段から時刻を取得し、取得した時刻から所定の範囲内に前記配信開始時刻が属する前記第1のコンテンツデータの前記接続先情報を前記第1の記憶手段から検出するステップと、
    前記接続先通知サーバが、前記接続先情報を検出した場合に、検出した前記接続先情報を前記コンテンツ再生端末に送信するステップと、
    前記接続先通知サーバが、前記接続先情報を検出しない場合には、前記第2のコンテンツデータへの接続先情報を前記第2の記憶手段から読み出して前記コンテンツ再生端末へ送信するステップと、
    前記管理サーバが、計時手段から時刻を取得し、取得した時刻から所定の範囲内に前記配信開始時刻が属する前記第1のコンテンツデータに対応する前記IDを前記記憶手段から検出するステップと、
    前記管理サーバが、検出した前記IDと前記優先度とを含む進行状態通知を前記配信サーバへ送信するステップと、
    前記配信サーバが、前記コンテンツ再生端末から前記分割データを要求する分割データ要求を受信するステップと、
    前記配信サーバが、前記管理サーバから前記進行状態通知を受信するステップと、
    前記配信サーバが、前記分割データ要求を受信した場合に、前記状態通知受信手段が進行状態通知を受信しているとき、前記進行状態通知に含まれている前記優先度を読み出すステップと、
    前記配信サーバが、読み出した前記優先度が前記配信中のコンテンツデータの優先度を超えている場合には、前記コンテンツ再生端末に前記分割データの送信を途中終了する情報を送信するステップと、
    前記配信サーバが、読み出した前記優先度が前記配信中のコンテンツデータの優先度を超えていない場合には、次の順番の前記分割データを前記記憶手段から読み出して前記コンテンツ再生端末に送信するステップと、
    前記コンテンツ再生端末が、前記配信サーバから受信した分割データの次の順番の分割データを要求する分割データ要求を送信するステップと、
    前記コンテンツ再生端末が、前記配信サーバから途中終了する情報を受信した場合に、前記接続先通知サーバへ、前記接続先情報の要求を示す情報を送信するステップと、
    を有することを特徴とするコンテンツ配信方法。
  15. 複数のコンテンツデータを記憶するとともに、前記コンテンツデータに関する優先度と、配信開始時間とを記憶する記憶手段を有し、コンテンツデータを複数の分割データによりコンテンツ再生端末に配信する配信サーバのコンピュータを、
    前記コンテンツ再生端末から前記分割データを要求する配信要求を受信する受信手段、
    前記受信手段が前記配信要求を受信した場合に、前記配信要求に対応する前記分割データが存在するか否かを判定する判定手段、
    前記判定手段によって、前記配信要求に対応する前記分割データが存在しないと判定された場合に、計時手段から時刻を取得し、取得した時刻から所定の範囲内に前記配信開始時刻が属する前記コンテンツデータを検出する検出手段、
    前記検出手段が複数の前記コンテンツデータを検出した場合に、検出した複数の前記コンテンツデータの中で優先度の高いコンテンツデータの分割データを前記記憶手段から読み出して送信し、前記検出手段が検出したコンテンツデータが1つの場合に、検出した前記コンテンツデータの分割データを前記記憶手段から読み出して前記コンテンツ再生端末に送信する送信手段、
    として機能させるためのコンピュータプログラム。
  16. コンテンツデータを複数の分割データにより配信する配信サーバと、前記配信サーバから前記コンテンツデータを受信するコンテンツ再生端末と、配信開始時刻が予め定められている第1のコンテンツデータについて、前記配信開始時刻と、前記第1のコンテンツデータに対応する前記接続先情報とを対応付けて記憶する第1の記憶手段と、任意の時刻に配信可能な第2のコンテンツデータについて、前記第2のコンテンツデータに対応する前記接続先情報を記憶する第2の記憶手段とを有し、前記コンテンツ再生端末に前記コンテンツデータを参照させるための接続先情報を通知する接続先通知サーバと、を備えたコンテンツ配信システムにおける接続先通知サーバのコンピュータを、
    前記コンテンツ再生端末から前記接続先情報の要求を示す情報を受信した場合に、計時手段から時刻を取得し、取得した時刻から所定の範囲内に前記配信開始時刻が属する前記第1のコンテンツデータの前記接続先情報を前記第1の記憶手段から検出する検出手段、
    前記検出手段が前記接続先情報を検出した場合に、検出した前記接続先情報を前記コンテンツ再生端末に送信し、前記検出手段が前記接続先情報を検出しなかった場合に、前記第2のコンテンツデータへの接続先情報を前記第2の記憶手段から読み出して前記コンテンツ再生端末へ送信する送信手段、
    として機能させるためのコンピュータプログラム。
  17. コンテンツデータを複数の分割データにより配信する配信サーバと、前記コンテンツデータの配信開始時刻と、前記コンテンツデータを一意に識別可能なIDと、前記コンテンツデータの優先度とを対応付けて記憶する記憶手段を有し、前記配信サーバに進行状態通知を送信する管理サーバと、前記配信サーバから前記分割データを受信するコンテンツ再生端末と、を備えたコンテンツ配信システムにおける管理サーバのコンピュータを、

    計時手段から時刻を取得し、取得した時刻から所定の範囲内に前記配信開始時刻が属する前記コンテンツデータに対応する前記IDを前記記憶手段から検出する検出手段、
    前記検出手段が検出した前記IDと前記優先度とを含む進行状態通知を前記配信サーバへ送信する送信手段、
    として機能させるためのコンピュータプログラム。
  18. 前記コンテンツデータと、前記コンテンツデータの優先度とを対応付けて記憶する記憶手段を有し、コンテンツデータを複数の分割データにより配信する配信サーバと、前記配信サーバに進行状態通知を送信する管理サーバと、前記配信サーバから前記分割データを受信するコンテンツ再生端末と、を備えたコンテンツ配信システムにおける配信サーバのコンピュータを、
    前記コンテンツ再生端末から前記分割データを要求する分割データ要求を受信する受信手段、
    前記管理サーバから前記進行状態通知を受信する状態通知受信手段、
    前記受信手段が前記分割データ要求を受信した場合に、前記状態通知受信手段が進行状態通知を受信しているとき、前記進行状態通知に含まれている前記優先度を読み出す読出手段、
    前記読出手段が読み出した前記優先度が前記配信中のコンテンツデータの優先度を超えている場合には、前記コンテンツ再生端末に前記分割データの送信を途中終了する情報を送信する第1の送信手段、
    前記読出手段が読み出した前記優先度が前記配信中のコンテンツデータの優先度を超えていない場合には、次の順番の前記分割データを前記記憶手段から読み出して前記コンテンツ再生端末に送信する第2の送信手段、
    として機能させるためのコンピュータプログラム。

JP2004368435A 2004-12-20 2004-12-20 接続先通知サーバ、配信サーバ、管理サーバ、コンテンツ配信システム及びコンテンツ配信方法並びにコンピュータプログラム Active JP4444810B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004368435A JP4444810B2 (ja) 2004-12-20 2004-12-20 接続先通知サーバ、配信サーバ、管理サーバ、コンテンツ配信システム及びコンテンツ配信方法並びにコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004368435A JP4444810B2 (ja) 2004-12-20 2004-12-20 接続先通知サーバ、配信サーバ、管理サーバ、コンテンツ配信システム及びコンテンツ配信方法並びにコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006179990A true JP2006179990A (ja) 2006-07-06
JP4444810B2 JP4444810B2 (ja) 2010-03-31

Family

ID=36733703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004368435A Active JP4444810B2 (ja) 2004-12-20 2004-12-20 接続先通知サーバ、配信サーバ、管理サーバ、コンテンツ配信システム及びコンテンツ配信方法並びにコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4444810B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008050410A1 (fr) * 2006-10-25 2008-05-02 Pioneer Corporation Dispositif de distribution de données, processeur de données, procédé de distribution de données, procédé de traitement de données, programme de distribution de données, programme de traitement de données et support d'enregistrement
WO2009047959A1 (ja) * 2007-10-09 2009-04-16 Cyber Maxima Co., Ltd. オークション管理方法、イベント管理方法、オークション管理装置及びオークション管理システム、イベント管理装置及びイベント管理システム
US8484320B2 (en) 2009-08-24 2013-07-09 Hitachi, Ltd. Information providing server and wireless communication terminal
JP2016057965A (ja) * 2014-09-11 2016-04-21 富士通株式会社 サーバ、保存判定プログラムおよび保存判定方法
WO2017175482A1 (ja) * 2016-04-08 2017-10-12 朝日放送株式会社 配信システム、ミッドロールサーバ、端末装置、広告発火装置、および情報処理方法
JP2019036019A (ja) * 2017-08-10 2019-03-07 株式会社ミライト 情報処理システム、サーバ装置、及びプログラム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008050410A1 (fr) * 2006-10-25 2008-05-02 Pioneer Corporation Dispositif de distribution de données, processeur de données, procédé de distribution de données, procédé de traitement de données, programme de distribution de données, programme de traitement de données et support d'enregistrement
WO2009047959A1 (ja) * 2007-10-09 2009-04-16 Cyber Maxima Co., Ltd. オークション管理方法、イベント管理方法、オークション管理装置及びオークション管理システム、イベント管理装置及びイベント管理システム
US8484320B2 (en) 2009-08-24 2013-07-09 Hitachi, Ltd. Information providing server and wireless communication terminal
JP2016057965A (ja) * 2014-09-11 2016-04-21 富士通株式会社 サーバ、保存判定プログラムおよび保存判定方法
WO2017175482A1 (ja) * 2016-04-08 2017-10-12 朝日放送株式会社 配信システム、ミッドロールサーバ、端末装置、広告発火装置、および情報処理方法
JP2019036019A (ja) * 2017-08-10 2019-03-07 株式会社ミライト 情報処理システム、サーバ装置、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4444810B2 (ja) 2010-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101058051B1 (ko) 새로운 컨텐츠 아이템들을 저장하는 방법, 컨텐츠 아이템들을 렌더링하는 사용자 디바이스, 컨텐츠 아이템들을 전송하는 시스템, 및 데이터 캐리어
US7107045B1 (en) Method and system for distribution of media
JP2007057767A (ja) コンテンツ受信装置およびコンテンツ受信方法
JP4444810B2 (ja) 接続先通知サーバ、配信サーバ、管理サーバ、コンテンツ配信システム及びコンテンツ配信方法並びにコンピュータプログラム
JP2009225177A (ja) コンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法、プログラム、および記録媒体
JP2006311595A (ja) 携帯電話端末装置、携帯電話端末装置におけるコンテンツ再生中断再開方法、及びコンテンツ配信局
JP5047467B2 (ja) 映像記録装置、映像記録システム、及び、映像記録方法
JP2004328375A (ja) 映像記録装置及びその録画予約方法
JP2006202251A (ja) ストリーミング配信システム及びストリーミング配信方法
JP2004153572A (ja) 待ち受け画像自動配信システム、方法及びプログラム
JP2007259128A (ja) 配信サーバ装置、クライアント装置、及びそれらに用いるプログラム
JP4751611B2 (ja) コンテンツ配信システム、配信サーバ、視聴情報管理サーバ、視聴情報管理方法、ログ生成方法、及び、コンピュータプログラム
JP2006333338A (ja) 通信要求報知方法及び携帯端末装置並びにコンピュータプログラム
JP4361929B2 (ja) 通信制御装置、通信制御システム及び通信制御方法
WO2007101411A1 (fr) Procédé, système et dispositif de (re)diffusion
JP2006041721A (ja) コンテンツ配信システム、コンテンツ受信クライアント、コンテンツ配信サーバ、及び、コンテンツ再生方法
EP1411724A2 (en) Contents providing system, mobile terminal
JP2009062105A (ja) エレベータの情報配信システム
JP2008250587A (ja) コンテンツリスト作成装置およびコンテンツリスト作成プログラム
JP3941435B2 (ja) 演奏情報再生装置、方法及びプログラム
JP2002182658A (ja) 楽曲データ配信方法、楽曲データ配信システム、楽曲データ配信装置および楽曲データ配信プログラム
JP2006163280A (ja) 楽曲データおよび端末装置
JP2004348384A (ja) 複数権利判定可能な端末装置及び複数権利判定方法
JP2008182319A (ja) ストリームデータ再生システム、携帯端末機およびストリームデータ再生方法
JP2008010002A (ja) デジタルコンテンツ視聴方法およびシステム

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071120

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071127

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20071127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100105

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4444810

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140122

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250