JP2006179587A - Apd光子検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
APD(アバランシェフォトダイオード)のなだれ電流を利用して光子(フォトン)の検出を行うAPD光子検出装置であって、特に光子の検出応答速度を速くしたAPD光子検出装置を提供する。
【解決手段】
光子の入力によりなだれ電流を発生させるAPD2と、このAPD2のカソードにブレークダウン電圧より大きい所定のDC電圧を供給するDCバイアス電源1と、上記APD2のアノードから供給されるなだれ電流を電圧に変換し、変換したこの電圧をAPD2の出力信号Voとして出力する負荷抵抗R1とを備えたAPD光子検出装置において、上記APD2の出力信号Voを受け、この出力信号VoからAPD2がなだれ電流を発生していると判定した場合には、そのなだれ電流を強制的に止めるためのクエンチ信号Pを発生して上記APD2のカソードに帰還するクエンチ手段20を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、APD(アバランシェフォトダイオード)のなだれ電流を利用して光子(フォトン)の検出を行うAPD光子検出装置に関し、特に光子の検出応答速度を速くしたAPD光子検出装置に関する。
従来、アクティブ・クエンチング(強制的になだれ電流を止める)によって検出応答速度を速くしたAPD光子検出装置があった。(例えば、非特許文献1参照)
[従来例1]
APDに所定の繰り返し周期で入力される光子を検出するAPD光子検出装置で、この繰り返し周期に同期したパルスを用いてアクティブ・クエンチングを行うことによって、検出応答速度を速くしたAPD光子検出装置の概略構成を図3に示す。DCバイアス電源1は、APD2のブレークダウン電圧Vbより僅かに小さいDC電圧を発生し、APD2への過電流を防止するための保護抵抗R2を介してAPD2のカソードに供給する。
パルス発生器3は、APD2への光子の入力に対応した繰り返し周期のパルス信号で、かつこのパルス信号がDCバイアス電源1から供給されるDC電圧に重畳されてAPD2のカソードにおけるAPD印加電圧Vaとなるときに、このAPD印加電圧Vaが、図4(a)に示すように、ブレークダウン電圧Vbより大きくなったり小さくなったりするような振幅を有するこのパルス信号を、直流阻止用のコンデンサC1を介してAPD2のカソードに供給する。APD2のアノードは、負荷抵抗R1を介して接地されている。負荷抵抗R1は、APD2のなだれ電流を電圧に変換する。この出力電圧Vo(APDの出力信号)は、フォトンカウンタ(図示しない)等に入力され、波高弁別、計数等が行われる。
このように構成されたAPD光子検出装置は、図4(a)に示すように、パルス発生器3から出力されるパルス信号の繰り返し周期に対応して、APD印加電圧Vaがブレークダウン電圧Vbより大きくなったときに光子を入力してなだれ現象を生じさせ(なだれ電流が流れる)、そしてAPD印加電圧Vaがブレークダウン電圧Vbより小さくなったときになだれ現象を終了させる(クエンチング)ように動作する。その結果、図4(b)に示すような出力電圧Voが負荷抵抗R1に発生しAPDの出力信号となる。
[従来例2]
APDに非周期的に入力される光子を検出するAPD光子検出装置で、APDの出力信号からアクティブ・クエンチングを行うためのクエンチ信号を作り、この信号をAPDの出力(負荷抵抗)に帰還させることによって、検出応答速度を速くしたAPD光子検出装置の概略構成を図5に、各部の波形を図6に示す。なお、図6において、破線はクエンチ信号Dが負荷抵抗R1(APD2の出力)に帰還されていない場合を示している。また、各論理素子(Q1〜Q4)における遅延時間を1/2目盛分としている。
DCバイアス電源1は、APD2のブレークダウン電圧Vbより僅かに大きいDC電圧を発生し、APD2への過電流を防止するための保護抵抗R2を介してAPD2のカソードにAPD印加電圧Vaとして供給する。APD2のアノードは、負荷抵抗R1を介して接地されている。負荷抵抗R1は、APD2のなだれ電流を電圧に変換する。この出力電圧Vo(APDの出力信号)は、フォトンカウンタ(図示しない)等に入力され、波高弁別、計数等が行われる。
また、この出力電圧Vo(APDの出力信号)は、アクティブ・クエンチングを行うためにコンパレータ4に入力される。コンパレータ4は、出力電圧VoからAPD2がなだれ電流を発生しているか否かを判定する基準となる基準電圧Vtを基準電圧発生器5から受けて、入力された出力電圧Voがこの基準電圧Vtを越えている期間のみハイとなる信号Aを出力する。この信号Aは、インバータQ1で反転されて信号Bとなった後に、2つに分岐され、一方の信号Bは2つのインバータQ2、3によって遅延されて信号CとなってスリーステートバッファQ4の信号端子に入力され、また他方の信号BはそのままスリーステートバッファQ4のゲート端子に入力される。
スリーステートバッファQ4は、ゲート端子の信号Bがロウのときに、信号端子に入力された信号Cをそのまま信号Dとして出力し、またゲート端子の信号Bがハイのときには出力端を高インピーダンス状態にする。そして、スリーステートバッファQ4から出力された信号Dは、クエンチ信号Dとして負荷抵抗R1(APD2の出力)に帰還される。クエンチ信号Dは、ハイのときにAPD2をクエンチ状態(APD2の逆バイアス電圧をブレークダウン電圧Vbより小さくしてなだれ現象を終了させる状態)にし、ロウのときにAPD2をリセット状態(APD2の逆バイアス電圧をブレークダウン電圧Vbより大きくしてなだれ現象を起こせる状態)にする。
吉澤明男,土田英実,遠藤道幸「1550nm帯単一光子検出器を開発」電総研ニュース(ETL NEWS), 2000-11
しかしながら、従来例1のAPD光子検出装置においては、パルス発生器3から出力されるパルス信号がAPD2での光子検出のための周期的なゲートの役割をし、常にAPD2に対して光子検出のオン/オフ動作をさせているために、非周期的に入力される光子を検出する場合、例えばOTDR(Optical Time Domain Reflectometry)法での離散的に入力される後方散乱光、フレネル反射光をAPDで検出するような場合には、光子検出の時間(ゲートを開く時間)は半分となり効率的ではないという問題があった。
また、従来例2のAPD光子検出装置においては、APD2の出力信号(出力電圧Vo)とAPD2の出力(負荷抵抗R1)に帰還させるクエンチ信号Dとが同符号であるためにアクティブ・クエンチングを行う制御系が発振し易い、すなわちコンパレータ4の基準電圧Vtの電圧変化によるその出力信号Aの位相変化、各論理素子(Q1〜Q4)の遅延時間の変化、回路パターンの遅延時間の変化等によってコンパレータ4の出力信号Aとクエンチ信号Dとのタイミングずれが生じ、制御系が発振し易いという問題があった。
本発明は、APDの出力信号から作ったクエンチ信号をAPDの負荷抵抗側とは反対側に帰還することによって、これらの課題を解決し、光子の検出応答速度を速くしたAPD光子検出装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1のAPD光子検出装置では、光子の入力によりなだれ電流を発生させるAPD(2)と、該APDのカソードに当該APDのブレークダウン電圧より大きい所定のDC電圧を供給するDCバイアス電源(1)と、前記APDのアノードから供給されるなだれ電流を電圧に変換し、変換した該電圧をAPDの出力信号として出力する負荷抵抗(R1)とを備えたAPD光子検出装置において、前記出力信号を受け、該出力信号から前記APDがなだれ電流を発生していると判定した場合には、当該なだれ電流を強制的に止めるためのクエンチ信号を発生して前記APDのカソードに帰還するクエンチ手段(20)を備えた。
また、本発明の請求項2のAPD光子検出装置では、上述した請求項1のAPD光子検出装置において、前記クエンチ手段は、前記出力信号から前記APDがなだれ電流を発生しているか否かを判定するための基準電圧を発生する基準電圧発生器(12)と、前記出力信号の電圧を前記基準電圧と比較して前記APDがなだれ電流を発生しているか否かを判定し、その判定信号を出力するコンパレータ(11)と、該コンパレータから出力される前記判定信号を受け、該判定信号が、前記APDがなだれ電流を発生していると判定している期間に、少なくとも1つの所定のパルス幅を有するパルスでなる前記クエンチ信号を発生させるクエンチ信号発生手段(13)と、該クエンチ信号発生手段から出力される前記クエンチ信号をその直流分を阻止して前記APDのカソードに帰還するコンデンサ(C2)とを含むようにした。
また、本発明の請求項3のAPD光子検出装置では、上述した請求項2のAPD光子検出装置において、前記クエンチ手段は、更に、前記コンデンサから出力される直流分が阻止された前記クエンチ信号を半波整流して前記APDのカソードに帰還するダイオード(Q5)を含むようにした。
また、本発明の請求項4のAPD光子検出装置では、上述した請求項2又は3のAPD光子検出装置において、前記クエンチ信号発生手段は、前記所定のパルス幅を有するパルスを所定周期で繰り返し発生するパルス発生器(13a)と、該パルス発生器から出力される前記パルスと前記コンパレータから出力される前記判定信号とを受け、該判定信号が、前記APDがなだれ電流を発生していると判定している期間は該パルスを前記クエンチ信号として出力する論理ゲート(13b)とを含むようにした。
また、本発明の請求項5のAPD光子検出装置では、上述した請求項4のAPD光子検出装置において、前記パルス発生器で発生される前記パルスの前記所定周期が前記APDと前記負荷抵抗とに関連して決まる光子の検出応答時間より短くなるようにした。
また、本発明の請求項6のAPD光子検出装置では、上述した請求項1〜5のいずれかのAPD光子検出装置において、前記DCバイアス電源は、前記APDのブレークダウン電圧より大きい前記所定のDC電圧と前記APDのブレークダウン電圧より小さい所定のDC電圧とを選択的に切り換えて前記APDのカソードに供給できるようにした。
本発明の請求項1のAPD光子検出装置では、負荷抵抗から出力されるAPDの出力信号からAPDがなだれ電流を発生していると判定した場合には、そのなだれ電流を強制的に止めるためのクエンチ信号を発生してAPDのカソードに帰還するようにしたので、光子の検出応答速度を速くできるとともに、非周期的に入力される光子を効率的に検出することができる。また、上記のように、APDの出力信号から作ったクエンチ信号をAPDの出力(負荷抵抗)ではなくカソードに帰還しているので、回路、論理素子、回路パターン等の遅延時間の変化等によってAPDの出力信号とクエンチ信号とのタイミングずれが生じるような場合でも発振を起こすことはない。
本発明の請求項2〜4のAPD光子検出装置では、コンパレータによって負荷抵抗から出力されるAPDの出力信号と基準電圧とが比較されてAPDがなだれ電流を発生していると判定されている期間に、少なくとも1つの所定のパルス幅を有するパルスでなるクエンチ信号を発生してAPDのカソードに帰還するようにしたので、APDに入力される光子数が多く、なだれ電流が次々と続けて発生するような場合でも確実になだれ電流を止めることができる。
本発明の請求項6のAPD光子検出装置では、APDのブレークダウン電圧より大きい所定のDC電圧とブレークダウン電圧より小さい所定のDC電圧とが選択的に切り換えてAPDのカソードに供給できるようにしたので、仮に1つのAPDを光強度検出と光子検出とに共用するような場合であっても、任意の所定の時間のみAPD光子検出装置として使用することができる。したがって、例えばOTDR法で後方散乱光、フレネル反射光をAPDで検出するような場合には、任意の距離についてのみAPD光子検出装置として使用することができる。
本発明の実施形態のAPD光子検出装置の構成を図1に、各部の波形を図2に示す。なお、図2において、破線はクエンチ信号PがAPD2のアノードに帰還されていない場合を示している。また、論理ゲート13bとしてNANDゲートを用い、その遅延時間を1/2目盛分としている。
DCバイアス電源1は、APD2のブレークダウン電圧Vbより僅かに大きいDC電圧を発生し、APD2への過電流を防止するための保護抵抗R2を介してAPD2のカソードにAPD印加電圧Vaとして供給する。なお、このDCバイアス電源1は、制御部(図示しない)からの指令により、APD2のブレークダウン電圧Vbより大きい所定のDC電圧とブレークダウン電圧Vbより小さい所定のDC電圧とを選択的に切り換えて出力できるようになっている。APD2のアノードは、負荷抵抗R1を介して接地されている。負荷抵抗R1は、APD2のなだれ電流を電圧に変換する。この出力電圧Vo(APDの出力信号)は、フォトンカウンタ(図示しない)等に入力され、波高弁別、計数等が行われる。
また、この出力電圧Vo(APDの出力信号)は、アクティブ・クエンチングを行うためにコンパレータ11に入力される。コンパレータ11は、出力電圧VoからAPD2がなだれ電流を発生しているか否かを判定する基準となる基準電圧Vtを基準電圧発生器12から受けて、入力された出力電圧Voがこの基準電圧Vtを越えている期間のみハイとなる判定信号Jをクエンチ信号発生手段13に出力する。
クエンチ信号発生手段13は、判定信号Jがハイの期間、すなわちAPD2がなだれ電流を発生していると判定している期間に、所定のパルス幅(例えば約50ns)のパルスを少なくとも1つ発生してクエンチ信号Xとして出力するもので、パルス発生器13a、論理ゲート13b(例えばNANDゲート)で構成されている。パルス発生器13aは、主にAPD2の内部容量と負荷抵抗R1とで決まる光子の検出応答時間より短い繰り返し周期(例えば約100ns)で、所定のパルス幅(約50ns)のパルスRpを発生する。論理ゲート13b(例えばNANDゲート)は、コンパレータ11から入力される判定信号Jがハイになっている期間、パルス発生器13aから入力されるパルスRpをクエンチ信号Xとして可変減衰器14に出力する。なお、クエンチ信号XはパルスRpに対して遅延して出力される。
可変減衰器14は、クエンチ信号発生手段13から出力されたクエンチ信号Xを所定の電圧(振幅)に減衰してクエンチ信号Pとして出力する。そして、クエンチ信号Pは、コンデンサC2でその直流分が阻止された後に、ダイオードQ5で半波整流されてAPD2のカソードに帰還される。クエンチ信号Pは、ロウのときにAPD2をクエンチ状態、すなわちAPD印加電圧Vaをブレークダウン電圧Vbより小さくしてなだれ現象を終了させる状態にし、ハイのときにはAPD2のカソードに帰還されていない状態となり、APD印加電圧Vaがブレークダウン電圧Vbより大きくなってなだれ現象を起こせる状態となる。
なお、上述のコンパレータ11、基準電圧発生器12、クエンチ信号発生手段13、可変減衰器14、コンデンサC2及びダイオードQ5はクエンチ手段20を構成している。また、クエンチ信号発生手段13は、上記では、パルス発生器13a及び論理ゲート13b(例えばNANDゲート)で構成する場合を示したが、これに限定されるわけではなく、各種論理素子を組み合わせて、コンパレータ11から出力される判定信号Jがハイの期間に、所定のパルス幅(例えば約50ns)のパルスを少なくとも1つ発生して出力できるものであればよい。
本発明のAPD光子検出装置は、上述のように、クエンチ手段20によってAPD2の出力電圧Voから作ったクエンチ信号PをAPD2のカソードに帰還してアクティブ・クエンチングを行うようにしたので、光子の検出応答速度を速くできるとともに、非周期的に入力される光子を効率的に検出することができる。
また、クエンチ信号Pの帰還先を、APD2のアノード(負荷抵抗R1)に帰還した従来例2とは異なり、APD2のカソードに帰還しているので発振を起こすようなことはない。したがって、クエンチ手段20の一部を構成するコンパレータ11、論理ゲート13b、可変減衰器14、コンデンサC2、ダイオードQ5及び回路パターン等の遅延時間の変化等によってAPD2の出力信号(出力電圧Vo)とクエンチ信号Pとのタイミングずれが生じるような場合でも発振を起こすことはない。
また、クエンチ信号発生手段13では、コンパレータ11から出力される判定信号Jがハイの期間に、所定のパルス幅(例えば約50ns)のパルスを少なくとも1つ発生しクエンチ信号Xとして出力するので、APD2に入力される光子数が多く、なだれ電流が次々と続けて発生するような場合でも確実になだれ電流を止めることができる。
また、DCバイアス電源1は、制御部(図示しない)からの指令により、APD2のブレークダウン電圧Vbより大きい所定のDC電圧とブレークダウン電圧Vbより小さい所定のDC電圧とを選択的に切り換えてAPD2のカソードに供給できるようになっているので、仮に1つのAPDを光強度検出と光子検出とに共用するような場合であっても、任意の所定の時間のみAPD光子検出装置として使用することができる。したがって、例えばOTDR法で後方散乱光、フレネル反射光をAPDで検出するような場合には任意の距離についてのみAPD光子検出装置として使用することができる。
本発明の実施形態の構成を示す図 本発明の実施形態の各部の波形を示す図 従来例1の概略構成を示す図 従来例1の動作を説明するための図 従来例2の概略構成を示す図 従来例2の各部の波形を示す図
符号の説明
1・・・DCバイアス電源、2・・・APD、3,13a・・・パルス発生器、4,11・・・コンパレータ、5,12・・・基準電圧発生器、13・・・クエンチ信号発生手段、13b・・・論理ゲート、14・・・可変減衰器、20・・・クエンチ手段、C1,C2・・・コンデンサ、Q1〜Q3・・・インバータ、Q4・・・スリーステートバッファ、Q5・・・ダイオード、R1・・・負荷抵抗、R2・・・保護抵抗。

Claims (6)

  1. 光子の入力によりなだれ電流を発生させるAPD(2)と、
    該APDのカソードに当該APDのブレークダウン電圧より大きい所定のDC電圧を供給するDCバイアス電源(1)と、
    前記APDのアノードから供給されるなだれ電流を電圧に変換し、変換した該電圧をAPDの出力信号として出力する負荷抵抗(R1)とを備えたAPD光子検出装置において、
    前記出力信号を受け、該出力信号から前記APDがなだれ電流を発生していると判定した場合には、当該なだれ電流を強制的に止めるためのクエンチ信号を発生して前記APDのカソードに帰還するクエンチ手段(20)を備えたことを特徴とするAPD光子検出装置。
  2. 前記クエンチ手段は、
    前記出力信号から前記APDがなだれ電流を発生しているか否かを判定するための基準電圧を発生する基準電圧発生器(12)と、
    前記出力信号の電圧を前記基準電圧と比較して前記APDがなだれ電流を発生しているか否かを判定し、その判定信号を出力するコンパレータ(11)と、
    該コンパレータから出力される前記判定信号を受け、該判定信号が、前記APDがなだれ電流を発生していると判定している期間に、少なくとも1つの所定のパルス幅を有するパルスでなる前記クエンチ信号を発生させるクエンチ信号発生手段(13)と、
    該クエンチ信号発生手段から出力される前記クエンチ信号をその直流分を阻止して前記APDのカソードに帰還するコンデンサ(C2)とを含むことを特徴とする請求項1に記載のAPD光子検出装置。
  3. 前記クエンチ手段は、更に、
    前記コンデンサから出力される直流分が阻止された前記クエンチ信号を半波整流して前記APDのカソードに帰還するダイオード(Q5)を含むことを特徴とする請求項2に記載のAPD光子検出装置。
  4. 前記クエンチ信号発生手段は、
    前記所定のパルス幅を有するパルスを所定周期で繰り返し発生するパルス発生器(13a)と、
    該パルス発生器から出力される前記パルスと前記コンパレータから出力される前記判定信号とを受け、該判定信号が、前記APDがなだれ電流を発生していると判定している期間は該パルスを前記クエンチ信号として出力する論理ゲート(13b)とを含むことを特徴とする請求項2又は3に記載のAPD光子検出装置。
  5. 前記パルス発生器で発生される前記パルスの前記所定周期が前記APDと前記負荷抵抗とに関連して決まる光子の検出応答時間より短いことを特徴とする請求項4に記載のAPD光子検出装置。
  6. 前記DCバイアス電源は、前記APDのブレークダウン電圧より大きい前記所定のDC電圧と前記APDのブレークダウン電圧より小さい所定のDC電圧とを選択的に切り換えて前記APDのカソードに供給できることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のAPD光子検出装置。
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