JP2006179451A - 無接地型電気コネクタ - Google Patents

Abstract

【課題】接地タ−ミナルコンタクトの形状を改善して、コネクタ規格を維持しながらも不必要な接触がないような電気コネクタの構造を提供する。
【解決手段】挿入口を持つ第1面及び前記第１面の反対側に第2面を持つ本体１１１を包含し、規格化された電気コネクタに於いて、前記本体に固定されて一端が第２面の外側に突出され、他端は第１面の方へ突出する接触部１２３を含む中央タ−ミナルコンタクト１３０と、前記中央タ−ミナルコンタクトを水平に固定させ、前記第１面の方向に突出した前記中央タ−ミナルコンタクトと離隔されてそれぞれ上下側に突出される上側ガイド面１１２及び下側ガイド面１１４を具備する本体と、前記本体の外部を覆う導電性カバ−１１０とで構成され、前記中央タ−ミナルコンタクトの接触部と向かい合う面の前記導電性カバ−は前記第1面側への端部が前記挿入口の内側へ折り曲げられて突出することを特徴とする。
【選択図】図８

Description

本発明はフレキシブルケ−ブル（ｆｌｅｘｉｂｌｅ ｃａｂｌｅ）または基板を印刷回路基板に連結するための電気コネクタに関する。より詳しく言えば、電磁気的信号を伝逹するための電気コネクタの改善した構造に関する。

一般的に、ソケットコネクタ（ｓｏｃｋｅｔ ｃｏｎｎｅｃｔｏｒ）は電磁気的信号を伝逹する中央タ−ミナルコンタクト（ｔｅｒｍｉｎａｌ ｃｏｎｔａｃｔ）と接地するように使用される接地タ−ミナルコンタクトを具備し、これをそれぞれプラグコネクタ(plug connector)の中央接触子及び接地接触子に連結させる機能を有する。

このようなソケットコネクタの構成が図1ないし図3に図示されている。図1ないし図3を参照して電気コネクタの構成を説明するようにする。

図１を参照すると、電気コネクタは第1面の方にプラグコネクタ(未図示)が挟まれる挿入口2を具備し、挿入口２の内側には中央タ−ミナルコンタクト３０と接地タ−ミナルコンタクト２０が向かい合って具備されている。

電気コネクタの本体は挿入口２を形成して上下に向かい合う面を形成する合成樹脂製の上部板１２と下部板１４を具備し、上部板１２の上側、下部板１４の下側及び両側面を覆うカバ−１０が具備されている。

第１面の方には挿入口２が形成され、第２面の方には本体内に結合された接地タ−ミナルコンタクト２０と中央タ−ミナルコンタクト３０が突出し、回路基板に半田付けなどの方法で実装されるようにする。このために端部を折り曲げて平面に一列に接触されるようにするのが望ましい。接地タ−ミナルコンタクト２０と中央タ−ミナルコンタクト３０は一定の間隔に反復されて第２面の方に突出され、本体内ではお互いに向かい合う状態で配置される。

図２を参照すれば、前記コネクタの内部には接地タ−ミナルコンタクト２０が下側の下部板１４に一列に配置されているし、中央タ−ミナルコンタクト３０が上側の上部板１２に一列に配置されている。

接地タ−ミナルコンタクト２０と中央タ−ミナルコンタクト３０が互いに向かい合っており、それぞれのコンタクトの位置は中間支持板１６によって固定されている。接地タ−ミナルコンタクト２０と中央タ−ミナルコンタクト３０は互いに対向して加圧することができる形状で、その間にプラグコネクタ(未図示)の接触子が挿入されて接触するようになっている。

この時、電磁気信号を伝逹する中央タ−ミナルコンタクト３０はプラグコネクタの中央接触子(未図示)と接触し、接地のための接地タ−ミナルコンタクト２０はプラグコネクタの接地接触子(未図示)と接触するようになる。

電気コネクタの接地タ−ミナルコンタクト２０は下側に、中央タ−ミナルコンタクト３０は上側に具備されることと対応して、プラグコネクタの接地接触子は下側に向って接触し、中央接触子は上側に向って接触する。

このような接地タ−ミナルコンタクト２０は第２面の方には一定の間隔で突出しているが、図２に図示されたように、１個の接地タ−ミナルコンタクト２０の一端部と２個の中央タ−ミナルコンタクト３０の一端部が反復して突出している。

図３を参照すると、接地タ−ミナルコンタクト２０は一つの金属材プレ−トで構成され、第２面の方に突出して半田付けなどにより実装される実装部２６、内部壁に固定支持される固定部２４、横方向に多数個の部分を連結し、延長の形成を可能にするリンク部２２を包含して構成される。

特に、リンク部２２の下方には第１面に向って折曲形成され、一定の角度に上方へ傾くコンタクト部２８が形成される。コンタクト部２８は電気コネクタの下部板１４に位置、支持され、中央タ−ミナルコンタクト３０と向かい合う部分である。プラグコネクタの接地接触子はコンタクト部２８と接触する。

前記のような従来の電気コネクタの構成は接地タ−ミナルコンタクト２０と中央タ−ミナルコンタクト３０を向かい合うようにしながら、電気コネクタ内部に一列に接地タ−ミナルコンタクト２０を具備している。このような構成は接地タ−ミナルコンタクト２０を別に多量製造しなければならないことに加え、内部に一列に配置しなければならない製造上の煩わしさがある。

特に、多数の長方形の接地タ−ミナルコンタクト２０を具備するのは製造原価を上昇させる要因になると共に、製造工程上いろいろな不便が生じる。したがって、接地タ−ミナルコンタクトの形状を単純化するか、またはもう少し小さく、簡便に接地の役割を遂行することができる構成に取り替える必要がある。

一方、一般的にノ−トブック型コンピュ−タ−（ｎｏｔｅｂｏｏｋ ｃｏｍｐｕｔｅｒ）のような携帯用機器は、ディスプレ−装置としてＬＣＤが搭載されるが、ＳＰＷＧ（Ｓｔａｎｄａｒｄ Ｐａｎｅｌ Ｗｏｒｋｉｎｇ Ｇｒｏｕｐ）は上記したＬＣＤのディメンジョン（Ｄｉｍｅｎｓｉｏｎ)とインタフェ−ス（ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）などの規格を共用化する標準案（ＩＳＰ : Ｉｎｄｕｓｔｒｉａｌ Ｓｔａｎｄａｒｄ Ｐａｎｅｌｓ）を制定して、開発期間を短縮し、情報を容易に共有するように前記標準案を勧奨している。

本発明の電気コネクタはＬＣＤモニタ−、ノ−トブックなどで使用されることと同様に、このような規格が決まっている。本発明の電気コネクタは、３２個のコンタクトを一列に配列しなければならないし、両端の２個のコンタクトは接地タ−ミナルコンタクトとして使わなければならないという規定がある。

したがって、両端の接地タ−ミナルコンタクトが不必要な場合にも規格に従って、具備しなければならないが、中央タ−ミナルコンタクトと等しい形状にすることはプラグコネクタと不必要な接触を誘発するという問題点がある。また、別途の形状を考案してプラグコネクタと接触させないようにする場合にも、新しい形状の接地タ−ミナルコンタクトを形成することによって、別途の公正が必要であるという煩わしさがある。

接地タ−ミナルコンタクトの形状を改善するために次のような構造の電気コネクタが開発され、大韓民国実用新案登録第３２８３２１号に登録されている。改善した構造の電気コネクタを図４〜図７に図示する。

図４及び図５を参照すると、電気コネクタ１００は外部を金属材の導電性カバ−１１０で被覆されており、第２面の方には従来と同様に接地タ−ミナルコンタクト１２０と中央タ−ミナルコンタクト１３０の一端部が突出して実装されることができるように配置されている。

但し、上記従来技術とは異なり接地タ−ミナルコンタクト１２０は両端にのみ位置するようになり、その中間には中央タ−ミナルコンタクト１３０が一列に配置される。第1面の方にはプラグコネクタ(未図示)が挿入口(未図示)で挟まれる。

図６を参照すれば、上下側には導電性カバ−１１０で被覆されており、その内部には接地タ−ミナルコンタクト１２０が上側カバ−１１０の下側と接触して具備されている。

挿入口１０２の内側には上下側に上側ガイド面１１２と下側ガイド面１１４が具備され、下側カバ−１１０は第１面の方へ下側ガイド面１１４を覆って、挿入口１０２の方に上方へ折り曲げられ、上側カバ−１１０も第１面の方へ上側ガイド面１１２を覆って、挿入口１０２の方へ下方に折り曲げられている。

接地タ−ミナルコンタクト１２０は第２面の方に突出して、第１面の方は本体内部へ突出または延長されずに、ただ上側カバ−１１０の内側と接触している。

図７を参照すると、上下側は導電性カバ−１１０で被覆されており、その内部には中央タ−ミナルコンタクト１３０が上側カバ−１１０の下側に位置している。

中央タ−ミナルコンタクト１３０の下側には別の接地タ−ミナルコンタクトが存在するのではなく、ただ下側ガイド面１１４のみが存在している。中央タ−ミナルコンタクト１３０は固定部１３６によって本体内に固定され、第２面の方へ突出する実装部１３４と、第１面側の挿入口１０２に向かう接触部１３２を具備する。

下側カバ−１１０は第１面の方へ下側ガイド面１１４を覆い、挿入口１０２の方へ上方に折り曲げられ、挿入口１０２に近接した位置まで延長形成された延長部１１０ａを具備する。延長部１１０ａは挿入口１０２のすぐ下側に位置し、場合によっては、挿入口１０２に一部がかかる位置までも延長することもできる。

このように改善した電気コネクタの場合でも、上側カバ−１１０に接触する形状の接地タ−ミナルコンタクト１２０は中央タ−ミナルコンタクト１３０とは異なり、上方へ折り曲げて制作しなければならない煩わしさがある。また、導電性カバ−１１０の延長部１１０ａが下側ガイド面１１４を覆う状態から少し上側に突出した形状であるので、挿入されるプラグコネクタが中央タ−ミナルコンタクト１３０の方へ柔軟に密着されるようにする機能が弱いという短所がある。

したがって、本発明は上記のような従来の問題点を解決すべく案出したものであり、本発明の第一の目的は、接地タ−ミナルコンタクトの形状を改善して、プラグコネクタとの不必要な接触を無くしつつ、コネクタ規格に適合するような電気コネクタを提供することにある。

本発明の第二の目的は、プラグコネクタの中央接触子が中央タ−ミナルコンタクトにより柔軟に密着することができるようにする電気コネクタを提供することにある。

前記目的を逹成するために、本発明の無接地型電気コネクタは、挿入口を持つ第１面及び前記第１面の反対側に第２面を持つ本体を包含し、一定に規格化された数のコンタクトを具備する電気コネクタに於いて、前記本体に固定されて一端が第２面の外側に突出し、他端は第１面の方へ突出する接触部を含む中央タ−ミナルコンタクトと、前記中央タ−ミナルコンタクトを水平に固定させ、前記第１面の方向に突出した前記中央タ−ミナルコンタクトと離隔されてそれぞれ上下側に突出する上側ガイド面及び下側ガイド面を具備する本体と、前記本体の外部を覆う導電性カバ−とで構成され、前記中央タ−ミナルコンタクトの接触部と向かい合う面の前記導電性カバ−は前記第１面側の端部が前記挿入口の内側へ折れ曲げられて突出することを特徴とする。

また、前記上側ガイド面は前記第1面の方向に突出した前記中央タ−ミナルコンタクトの水平位置より短く突出し、前記導電性カバ−の上面端部が前記上側ガイド面の前方に近接した位置で内側へ折り曲げられて下面に向って斜めに形成されることを特徴とする。

また、前記下側ガイド面は前記第１面の方向に突出した前記中央タ−ミナルコンタクトの水平位置より短く突出し、前記導電性カバ−の下面端部が前記下側ガイド面の前方に近接した位置で内側へ折り曲げられて上面に向って斜めに形成されることを特徴とする。

また、一列に配列された前記中央タ−ミナルコンタクトの両側端には前記本体に固定されて一端が前記第2面の外側へ突出し、他端は前記第１面の方へ突出しないダミ−コンタクトを具備することを特徴とする。
［発明の実施の形態］

以下、本発明を添付図面を参照、もっと詳細に説明することにする。

図８を参照すると、中央タ−ミナルコンタクト１３０が本体１１１を貫通して結合されており、本体１１１の上下端に一側へ突出形成される上側ガイド面１１２と下側ガイド面１１４間の空間に接触部１３２が突出している。中央タ−ミナルコンタクト１３０は本体１１１にモ−ルディング（ｍｏｌｄｉｎｇ）された固定部１３６で結合し、外側には実装部１３４が突出して、外部との電気的な信号を交換する。

上側ガイド面１１２の上側及び下側ガイド面１１４の下側は金属材の上面導電性カバ−１１０ｃ及び下面導電性カバ−１１０ｄで被覆されている。上側ガイド面１１２は中央タ−ミナルコンタクト１３０の接触部１３２より長く突出し、下側ガイド面１１４は中央タ−ミナルコンタクト１３０の接触部１３２より短く突出している。

下側ガイド面１１４が相対的に短く突出されることによって、下側ガイド面１１４が形成されない部分には空の空間Ａが生ずるようになる。このような空の空間には下面導電性カバ−１１０ｄの折曲部１１０ｅが内側上方へ斜めに位置するようになる。導電性カバ−１１０ｄは弾性を持つ金属材質なので、下面導電性カバ−１１０ｄを上側へ回転させて約150度以上折り曲げて折曲部１１０ｅを形成すれば、板スプリングのように上側に加圧する機能を持つようになる。

したがって、挿入口１０２の方へプラグコネクタの中央接触子(未図示)が挿入されば、折曲部１１０ｅが中央接触子または中央接触子を支持する構成を上側へ押し上げるようになって、接触部１３２と中央接触子との接触がもっと確固になる。また、折曲部１１０ｅの折れた角度を調節して折曲部１１０ｅが上側に加圧する力を調節することができて、柔軟な加圧が可能になる。これにより中央タ−ミナルコンタクト１３０または中央接触子の破損及び変形を防止することができる。

図９及び図１０を参照すれば、３２個のコンタクトが本体１１１内に結合され、中央には３０個の中央タ−ミナルコンタクト１３０が具備され、両端にはそれぞれダミ−コンタクト１４０が具備される。

中央タ−ミナルコンタクト１３０は実装部１３４、固定部１３６及び接触部１３２を具備し、接触部１３２は本体１１１に固定された固定部１３６から長く突出している。接触部１３２を通じて中央タ−ミナルコンタクト１３０はプラグコネクタ（未図示）の中央接触子（未図示）と接触するようになる。

ダミ−コンタクト１４０は接触部１３２とは異なり長く突出した部分がなく、本体１１１に固定するための固定部１４６と実装部１４４のみを含んでいる。ダミ−コンタクト１４０が接触部を具備しないので、プラグコネクタとの不必要な接触がなくなる。これと同時に実装部１３４、１４４は同一の形状で３２個を一列に配列することができるので、規格にも適合する。

したがって、本発明による無接地型電気コネクタは、接地タ−ミナルコンタクトの形状を改善して、コネクタ規格を維持しながらもプラグコネクタとの不必要な接触がないようにして、それによる不必要な摩擦や誤作動の可能性を減少させる效果がある。

また、本発明は一側ガイド面を短く形成して、その部分に導電性カバ−を折曲形成して加圧機能を持つようにして、コネクタの大きさを増加させずにプラグコネクタの中央接触子が中央タ−ミナルコンタクトにより柔軟に密着するようにできる效果がある。

従来の電気コネクタを示す斜視図である。 従来の電気コネクタを切開して示す斜視図である。 従来の電気コネクタの接地タ−ミナルコンタクトを示す斜視図である。 従来の改善した電気コネクタを示す斜視図である。 従来の改善した電気コネクタを示す正面図及び右側面図である。 図５のＡ−Ａ’線の縦断面図である。 図５のＢ−Ｂ’線の縦断面図である。 本発明の電気コネクタを示す縦断面図である。 本発明のコンタクトを一列に示す平面図である。 本発明の中央タ−ミナルコンタクト及びダミ−コンタクトを拡大して示す斜視図である。

符号の説明

１００ 電気コネクタ
１０２ 挿入口
１１０ 導電性カバ−
１１０ａ 延長部
１１０ｂ 傾斜部
１１０ｃ 上面導電性カバ−
１１０ｄ 下面導電性カバ−
１１１ 本体
１１２ 上側ガイド面
１１４ 下側ガイド面
１２０ 接地タ−ミナルコンタクト
１３０ 中央タ−ミナルコンタクト
１３２ 接触部
１３４ 実装部
１３６ 固定部
１４０ ダミ−コンタクト
１４４ 実装部
１４６ 固定部

Claims (4)

1. 挿入口を持つ第1面及び前記第1面の反対側に第2面を持つ本体を包含し、一定に規格化された数を持つコンタクトを具備する電気コネクタに於いて、
   前記本体に固定されて一端が第2面の外側に突出し、他端は第1面の方へ突出する接触部を含む中央タ−ミナルコンタクトと、前記中央タ−ミナルコンタクトを水平に固定させ、前記第1面の方向に突出された前記中央タ−ミナルコンタクトと離隔されてそれぞれ上下側に突出される上側ガイド面及び下側ガイド面を具備する本体と、前記本体の外部を覆う導電性カバ−とで構成され、前記中央タ−ミナルコンタクトの接触部と向かい合う面の前記導電性カバ−は前記第1面側への端部が前記挿入口の内側へ折れ曲がって突出することを特徴とする無接地型電気コネクタ。
2. 前記上側ガイド面は前記第1面の方向に突出した前記中央タ−ミナルコンタクトの水平位置より短く突出して、前記導電性カバ−の上面端部が前記上側ガイド面の前方に近接した位置で内側へ折れ曲がって、下面に向って斜めに形成されることを特徴とする請求項1記載の無接地型電気コネクタ。
3. 前記下側ガイド面は前記第1面の方向に突出した前記中央タ−ミナルコンタクトの水平位置より短く突出して、前記導電性カバ−の下面端部が前記下側ガイド面の前方に近接した位置で内側へ折れ曲がって上面に向って斜めに形成されることを特徴とする請求項1記載の無接地型電気コネクタ。
4. 一列に配列された前記中央タ−ミナルコンタクトの両側端には前記本体に固定されて一端が前記第2面の外側へ突出し、他端は前記第1面の方へ突出していないダミ−コンタクトを具備することを特徴とする請求項1記載の無接地型電気コネクタ。

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