JP2006178651A - 人物認識装置、人物認識方法および通行制御装置 - Google Patents

人物認識装置、人物認識方法および通行制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数地点あるいは同一地点で捕らえた顔画像を利用して本人判定を行なう場合に、複数の照合結果から外れ値を排除するか、外れ値を考慮した重み付け演算を行なうことにより、誤りを少なくして顔認識を行ない、人物の通行制御や侵入検知などを行なうことができる人物認識装置を提供する。
【解決手段】認識対象である人物の顔画像を取得し、この取得した顔画像とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより両者の類似度を求め、この求めた類似度を認識結果として出力する複数の顔認識部を有し、この複数の顔認識部から出力される複数の類似度に対して統計量に基づき選別し、この選別された類似度の統計値を求め、この求められた統計値から1つの統計値を選択し、この選択された統計値をあらかじめ設定される閾値と比較することにより当該人物が本人であるか否かを判定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、たとえば、セキュリティ管理などにおいて、人物の顔画像や指紋情報、虹彩情報、静脈情報などの生体情報を用いて当該人物が本人であるか否かを認識する人物認識装置および人物認識方法に関する。
また、本発明は、上記人物認識装置および人物認識方法を用いて重要施設などへの入退場室管理を行なう通行制御装置に関する。
従来、たとえば、セキュリティを重視する重要施設のドアの開錠を希望する人物の体の特徴を画像データにより識別し、同時にその画像データを記録または監視するシステムがある(たとえば、特許文献1参照)。
また、変動の大きい顔特徴データによる誤認識を減少させる方法として、複数の顔登録データを用いて判断する人物認識装置がある(たとえば、特許文献2参照)。
さらに、複数地点の顔照合の結果から平均値や最大値などの統計値を求めて照合精度を高める方法が開示されている(たとえば、特許文献3参照)。
特開2002−92601号公報 特開平11−175718号公報 特開2004−118359号公報
特許文献1では、複数地点のカメラを用いて人物を撮影しているが、顔照合を行なうデータは1つずつ独立で、複数の画像は合成して表示するだけである。したがって、複数の顔照合の結果を統合して判断する方法がなく、それぞれ独立に認識結果を判断する必要がある。
また、特許文献2では、複数の顔認識結果を登録データに統合しているが、時間と場所を離れた複数の照合結果については統合していない。この方法は、次の照合までに前回の照合データを登録データに追加することは不可能ではないが、登録データに追加するのにふさわしいデータを選別して、かつ、登録の処理時間が必要であることから現実的でない。
さらに、特許文献3では、複数地点の入力データを統合して照合しているが、照合に適さないデータが発生した場合には外れ値となり、統計値に大きく影響を及ぼし、正しい結果が得られない。
そこで、本発明は、複数地点あるいは同一地点で捕らえた顔画像を利用して本人判定を行なう場合に、複数の照合結果から外れ値を排除するか、外れ値を考慮した重み付け演算を行なうことにより、誤りを少なくして顔認識を行ない、人物の通行制御や侵入検知などを行なうことができる人物認識装置、人物認識方法および通行制御装置を提供することを目的とする。
本発明の人物認識装置は、認識対象である人物の顔画像を取得し、この取得した顔画像とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより両者の類似度を求め、この求めた類似度を認識結果として出力する複数の顔認識手段と、この複数の顔認識手段から出力される複数の類似度に対して統計量に基づき選別する選別手段と、この選別手段により選別された類似度の統計値を求める演算手段と、この演算手段により求められた統計値から1つの統計値を選択する選択手段と、この選択手段により選択された統計値をあらかじめ設定される閾値と比較することにより当該人物が本人であるか否かを判定する判定手段とを具備している。
また、本発明の人物認識装置は、認識対象である人物の生体情報を取得し、この取得した生体情報とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより両者の類似度を求め、この求めた類似度を認識結果として出力する複数の生体認識手段と、この複数の生体認識手段から出力される複数の類似度に対して統計量に基づき選別する選別手段と、この選別手段により選別された類似度の統計値を求める演算手段と、この演算手段により求められた統計値から1つの統計値を選択する選択手段と、この選択手段により選択された統計値をあらかじめ設定される閾値と比較することにより当該人物が本人であるか否かを判定する判定手段とを具備している。
また、本発明の人物認識方法は、認識対象である人物の顔画像を取得し、この取得した顔画像とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより両者の類似度を求め、この求めた類似度を認識結果として出力する複数の顔認識ステップと、この複数の顔認識ステップから出力される複数の類似度に対して統計量に基づき選別する選別ステップと、この選別ステップにより選別された類似度の統計値を求める演算ステップと、この演算ステップにより求められた統計値から1つの統計値を選択する選択ステップと、この選択ステップにより選択された統計値をあらかじめ設定される閾値と比較することにより当該人物が本人であるか否かを判定する判定ステップとを具備している。
さらに、本発明の通行制御装置は、認識対象である通行者の顔画像を取得し、この取得した顔画像とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより両者の類似度を求め、この求めた類似度を認識結果として出力する複数の顔認識手段と、この複数の顔認識手段から出力される複数の類似度に対して統計量に基づき選別する選別手段と、この選別手段により選別された類似度の統計値を求める演算手段と、この演算手段により求められた統計値から1つの統計値を選択する選択手段と、この選択手段により選択された統計値をあらかじめ設定される閾値と比較することにより当該通行者が本人であるか否かを判定する判定手段と、この判定手段の判定結果に基づき当該通行者の通行を制御する通行制御手段とを具備している。
本発明によれば、複数地点あるいは同一地点で捕らえた顔画像を利用して本人判定を行なう場合に、複数の照合結果から外れ値を排除するか、外れ値を考慮した重み付け演算を行なうことにより、誤りを少なくして顔認識を行ない、人物の通行制御や侵入検知などを行なうことができる人物認識装置、人物認識方法および通行制御装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
なお、以下の説明では、人物の生体情報として顔画像を用いた場合を例として述べるが、顔画像以外に、指紋画像、虹彩情報、掌形画像、指画像、静脈情報などの他の生体情報を用いても同様に実施できる。
まず、第1の実施の形態について説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る人物認識装置を適用した通行制御装置の構成を概略的に示すものである。この通行制御装置は、複数(たとえば、10個)の顔認識手段としての顔認識部101,102,…103、選別手段としてのデータ選別部104、演算手段としてのデータ演算部105、選択手段としての人物選択部106、判定手段としての本人判定部107、通行制御手段としてのゲート制御部108、および、同じく通行制御手段としてのゲート109から構成されている。ゲート109は、たとえば、住宅の玄関に設置された入退場用ドア、あるいは、重要施設の入退場用ドアなどである。
複数の顔認識部101,102,…103は、たとえば、人物Pが図示破線矢印方向に通行する通行路に沿って所定間隔あけて配設されていて、それぞれ認識対象である人物Pの顔画像(少なくとも顔を含む画像)を取得し、この取得した顔画像とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより両者の類似度を求め、この求めた類似度を認識結果として出力するもので、たとえば、図2に示すように、画像入力部201、顔領域検出部202、顔特徴抽出部203、辞書情報記憶部204、および、認識部205から構成されている。
画像入力部201は、たとえば、ビデオカメラを用いて、人物Pに対して少なくとも顔画像を含む画像データを入力し、顔領域検出部202に画像データを出力する。これは、たとえば、図3に示すように、横方向に512画素、縦方向に512画素のデジタル濃淡画像データとして出力する。
顔領域検出部202は、画像入力部201により入力された図3の形態の画像データから、顔パターンを検出して切出す。この処理は、たとえば、図4に示すフローチャートのような処理手順で実行される。
以下、図4の処理手順について説明する。まず、サイズsやy,x座標などの初期化を行なう(ステップ301〜303)。次に、あらかじめ用意されたサイズの異なる複数の標準顔パターンgs(i,j)を用いて、入力画像f(x,y)内の局所領域との相関Ms(x,y)を、座標(x,y)をずらしながら下記数1にしたがって計算する(ステップ304)。ここで、サイズの異なる標準顔パターンgs(i,j)は、決められたサイズであらかじめ収集した顔パターンを平均するなどして作成される。
Figure 2006178651
次に、求めた相関Ms(x,y)が一定の閾値THR以上であれば(ステップ305)、顔パターンを検出したものとして、その結果を出力する(ステップ306)。この画像探索を、図5に模式的に示すように、標準顔パターンgs(i,j)のサイズsを変更しながら実施する。図4のステップ307〜312がその処理である。
これにより、サイズsの画像パターンに対して、一定の画像サイズに正規化した顔パターンrc(i,j)が出力される。ここで、添え字「c」は、与えられたID情報に対する識別子である。この顔パターンrc(i,j)は、顔認識における基準データ(基準の特徴量)となる。
なお、図5において、符号401,403,405は入力画像全体を示し、符号402,404,406は標準顔パターンgs(i,j)を示している。
顔特徴抽出部203は、顔領域検出部202から出力される検出された位置の画像パターンについて、大きさおよび輝度値の正規化を行なう。たとえば、横15画素、縦15画素、輝度値の最高値が「255」、輝度値の最低値が「0」になるような画像変換を施す。さらに、顔特徴抽出部203は、連続して収集される画像データから抽出した特徴をまとめて特徴情報とすることもできる。この特徴情報は認識部205に送られる。
辞書情報記憶部204は、認識したい特定人物について、あらかじめ上記同様の特徴情報を作成した辞書情報を保持しており、人物Pの顔画像との類似度を計算できるようにする。
辞書情報記憶部204は、実際には、たとえば、図6に示すようなデータ構造をとる。図6の例では、1人の人物の辞書情報として、ID番号および顔画像の特徴情報がそれぞれ格納されている。
認識部205は、顔特徴抽出部203で抽出された人物Pの顔画像の特徴情報(特徴パターン)と、辞書情報記憶部204に記憶されている顔画像の特徴情報(辞書情報)との類似度を、図7に示すフローチャートのような処理手順で計算する。
以下、図7の処理手順について説明する。まず、カテゴリcの初期設定を行なった後(ステップ701)、辞書情報記憶部204に記憶されているカテゴリcの辞書パターンrc(i,j)と、顔特徴抽出部203で抽出された特徴パターンh(x,y)との類似度Simc(x,y)を、下記数2のように相関を求めることで計算する(ステップ702)。これを全てのカテゴリcに対して行なうことにより、最大の類似度Simc(x,y)を答えとして出力する(ステップ703〜706)。
Figure 2006178651
データ選別部104は、複数の顔認識部101,102,…103から出力される類似度Simc(k)[k=1,2,…,10]を受取り、これら10個の類似度の中から分布から外れた類似度を排除する。
図8および図9に、それぞれ人物Pが本人の辞書情報と照合を行なった場合の類似度の発生頻度と、人物Pが他人の辞書情報と照合を行なった場合の類似度の発生頻度における例を示す。本人の辞書情報と照合を行なった場合には、様々なパターン変動により低い類似度スコアの試行が発生しやすいのが特徴的である。一方、他人の辞書情報と照合を行なった場合は、元々類似度が低く、その分布はほぼ平均に対して左右対称となる。この類似度スコアの発生確率の違いを利用して、データ選別部104は分布から外れた類似度を排除する。
図10に10個の類似度の中に外れ値が存在する場合の例を示している。10個の類似度の平均値μcに対して、サンプル1001が分布から外れた低い類似度を持っている。ここで、分布の標準偏差をσcとすると、これに定数θをかけて求めた距離を基準に外れ値をとるサンプルを選別することができる。すなわち、下記数3に該当するサンプルが除外されることになる。
Figure 2006178651
この選別を全てのカテゴリcに対してそれぞれ実施する。なお、本実施の形態では、平均値と標準偏差とに基づいてデータを選別する方法について説明したが、それ以外の方法でも、たとえば、平均値に対して一定値を基準にデータを選別する方法であっても、本発明の効果はなんら変わらない。
データ演算部105は、データ選別部104から出力される類似度の統計値を求める。データ選別部104から出力される類似度の個数がncであれば、統計値として例えば平均値を求める場合に、下記数4のようにカテゴリcの最終的な類似度Scが求められる。
Figure 2006178651
なお、本実施の形態では、複数の類似度の平均値を求める方法で説明を行なったが、これ以外の統計値、たとえば、最大値や中間値であってもよい。
人物選択部106は、データ演算部104から出力されるc個のカテゴリに対応するc個の類似度Scから最大値を選び、そのカテゴリを本人として選択する。
本人判定部107は、人物選択部106によって選ばれたカテゴリの類似度Skに対して、閾値Thrを基準に受入れまたは拒否を判定し、その判定結果をゲート制御部108へ出力する。
図12および図13に、閾値Thrを変えたときに変化する「本人を誤って拒否する割合(FRR)」1203,1205,1207,1302,1304,1306と、「登録された辞書情報内の他人が人物選択部106で選ばれ、かつ、その類似度が閾値Thrを超えて誤って受入れる割合(IFAR)」1201,1301,1303,1305、「登録外の他人の類似度が閾値Thrを超えて誤って受入れる割合(EFAR)」1202,1204,1206の例を示している。
図13は図12を拡大したものであり、本発明の結果(1301,1302,図13のsel_ave)と、試行回数を1回とした場合(1303,1304,図13のorg)、および、受入れになるまで独立に判定を繰り返すリトライ動作の結果(1305,1306,図13のretry)を示している。図13にしたがえば、本発明のIFARが従来の方法に比べて低い値になり、登録された辞書情報内の他人として誤って受入れる確率がほぼ「0」となっていることがわかる。
ゲート制御部108は、本人判定部107の判定結果が受入れ(本人)であれば、ゲート109を開放制御して、当該人物Pの通行を許可する。また、本人判定部107の判定結果が拒否(他人)であれば、ゲート109を閉成状態に保持して、当該人物Pの通行を拒否する。
図14は、複数の顔認識部101,102,…103の具体的な設置例を示している。本例は、たとえば、人物Pが通行する廊下1401の側部に顔認識部101,102,…103の各カメラ1402,1404,…1406を一定間隔あけて設置することにより、通行路としての廊下1401を通行する人物Pに対してカメラ1402,1404,…1406がそれぞれの視野1403,1405,…1407内でとらえた人物Pの顔画像を認識し、前述したように総合的に判断して、廊下1401の進行方向終端部にあるゲート109を制御する。
このように、顔認識部101,102,…103を設置して、複数の顔認識結果を用いることで、人物Pの認識における負荷を低減しつつ、誤った排除がされる率が低減される。また、カメラ1402,1404,…1406を同じ撮影角度かつ同じ撮影高さに設置することで、認識部205で認識を行なう辞書情報については同じものを利用することができる。
一方、カメラ1402,1404,…1406をそれぞれ異なる撮影角度または撮影高さに設置することで、カメラ1402が顔を捕える視野が狭くても、身長の高低差に対応することができる。すなわち、カメラ1402に対して背が高くて視野に入らない人物Pについても、カメラ1402を高く取付けることでその人物Pを捕えることができる。これにより、様々な身長の人物もいずれかのカメラでとらえ、複数の類似度を総合的に判断して入室管理をすることができる。
また、廊下1401は、人物Pが歩行により移動することなく、ベルトコンベアで搬送移動するものでもよい。この場合は、移動速度が全員同じと考えることができ、より安定した認識を行なうことができる。
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、複数地点で捕らえた人物Pの顔画像を利用して、外れ値を排除することにより、誤りを少なくして顔認識を行ない、人物Pの通行制御などを行なうことができる。
図15は、上述した第1の実施の形態の変形例を示すものである。この通行制御装置は、複数(たとえば、10個)の顔認識部101,102,…103、データ選別部104、データ演算部105、人物選択部106、本人判定部107、および、報知手段としてのアラーム110から構成されている。
なお、上記各部のうち、複数の顔認識部101,102,…103、データ選別部104、データ演算部105、人物選択部106、本人判定部107については、前述した第1の実施の形態(図1)と同一であるので説明を省略する。
アラーム110は、本人判定部107が出力する判定結果が拒否である場合に警報を発し、人物Pが登録されていない人物であることを警告するものである。
このような構成により、複数時点で捕らえた人物Pの顔画像を利用して、外れ値を排除することにより、誤りを少なくして顔認識を行ない、人物Pの侵入検知などを行なうことができる。
次に、第2の実施の形態について説明する。
図16は、第2の実施の形態に係る人物認識装置を適用した通行制御装置の構成を概略的に示すものである。この通行制御装置は、1つの顔認識手段としての顔認識部1501、求めた類似度を記憶する記憶手段としてのデータ記憶部1502、選別手段としてのデータ選別部1503、演算手段としてのデータ演算部1504、選択手段としての人物選択部1505、判定手段としての本人判定部1506、通行制御手段としてのゲート制御部1507、および、同じく通行制御手段としてのゲート1508から構成されている。ゲート1508は、たとえば、住宅の玄関に設置された入退場用ドア、あるいは、重要施設の入退場用ドアなどである。
顔認識部1501は、たとえば、人物Pが通行する通行路に沿って配設されていて、人物Pの顔画像を取得し、この取得した顔画像とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより両者の類似度を求め、この求めた類似度を認識結果として出力するもので、前述した第1の実施の形態における顔認識部101,102,…103と同じ構成であるので、詳細な説明は省略する。
データ記憶部1502は、顔認識部1501から出力される類似度を同一人物ごとに複数回分(この例では10回分)記憶する。なお、類似度を同一人物ごとに複数回分記憶する方法としては、たとえば、顔認識部1501における顔照合時に、キーボードやIDカードなどでID情報(個人識別情報)を入力する顔照合方式の場合、その入力されたID情報を用いることにより、当該ID情報ごとに類似度を複数個記憶するようにすればよい。
データ選別部1503は、データ記憶部1502から出力される複数の類似度Simc(k)[k=1,2,…,10]を受取り、第1の実施の形態のデータ選別部104と同様に、これら10個の類似度の中から分布から外れた類似度を排除する。
なお、データ選別部1503は、第1の実施の形態と同様に、平均値と標準偏差とに基づいてデータを選別する方法以外の方法でも、たとえば、平均値に対して一定値を基準にデータを選別する方法であっても、本発明の効果はなんら変わらない。
データ演算部1504は、第1の実施の形態のデータ演算部105と同様に、データ選別部1503から出力される類似度の統計値、たとえば平均値を求める。
なお、データ演算部1504は、第1の実施の形態と同様に、複数の類似度の平均値を求める方法以外にも、たとえば、最大値や中間値であってもよい。
人物選択部1505は、データ演算部1504から出力されるc個のカテゴリに対応するc個の類似度Scから最大値を選び、そのカテゴリを本人として選択する。
本人判定部1506は、人物選択部1505によって選ばれたカテゴリの類似度Skに対して、閾値Thrを基準に受入れまたは拒否を判定し、その判定結果をゲート制御部1507へ出力する。
ゲート制御部1507は、本人判定部1506の判定結果が受入れ(本人)であれば、ゲート1508を開放制御して、当該人物Pの通行を許可する。また、本人判定部1506の判定結果が拒否(他人)であれば、ゲート1508を閉成状態に保持して、当該人物Pの通行を拒否する。
第2の実施の形態では、顔認識部1501が1つしかないが、そこで繰り返し照合されるときに照合精度を向上させる場合に有効に働く。第1の実施の形態で図12および図13を用いて説明したように、1回の試行で本人判定結果が拒否と判定された場合、第2回目の試行を連続的に行なう場合に、各試行で独立に本人判定を行なうよりも本実施の形態を用いる方が精度が向上する。
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、同一地点で繰り返し照合した人物Pの照合結果を利用して、外れ値を排除することにより、誤りを少なくして顔認識を行ない、人物Pの通行制御などを行なうことができる。
図17は、上述した第2の実施の形態の変形例を示すものである。この通行制御装置は、1つの顔認識部1501、データ記憶部1502、データ選別部1503、データ演算部1504、人物選択部1505、本人判定部1506、および、報知手段としてのアラーム1508から構成されている。
なお、上記各部のうち、顔認識部1501、データ記憶部1502、データ選別部1503、データ演算部1504、人物選択部1505、本人判定部1506については、前述した第2の実施の形態(図16)と同一であるので説明を省略する。
アラーム1509は、本人判定部1506が出力する判定結果が拒否である場合に警報を発し、人物Pが登録されていない人物であることを警告するものである。
このような構成により、同一地点で繰り返し照合した人物Pの照合結果を利用して、外れ値を排除することにより、誤りを少なくして顔認識を行ない、人物Pの侵入検知などを行なうことができる。
次に、第3の実施の形態について説明する。
図18は、第3の実施の形態に係る人物認識装置を適用した通行制御装置の構成を概略的に示すものである。この通行制御装置は、画像取得手段としての画像入力部1601、顔検出手段としての顔領域検出部1602、特徴抽出手段としての顔特徴抽出部1603、抽出した特徴量を記憶する記憶手段としてのデータ記憶部1604、選別手段としての顔特徴選別部1605、辞書記憶手段としての辞書情報記憶部1606、顔認識手段としての顔認識部1607、選択手段としての人物選択部1608、判定手段としての本人判定部1609、通行制御手段としてのゲート制御部1610、および、同じく通行制御手段としてのゲート1611から構成されている。ゲート1611は、たとえば、住宅の玄関に設置された入退場用ドア、あるいは、重要施設の入退場用ドアなどである。
画像入力部1601は、たとえば、ビデオカメラを用いて、人物Pに対して少なくとも顔画像を含む画像データを動画像として入力し、顔領域検出部1602に画像データを出力する。これは、たとえば、図3に示すように、横方向に512画素、縦方向に512画素のデジタル濃淡画像データとして出力する。
顔領域検出部1602は、画像入力部1601により入力された図3の形態の画像データから、顔パターンを検出して切出す。この処理は、たとえば、図4に示すフローチャートのような処理手順で実行される。なお、図4の詳細は前述しているので説明を省略する。
顔特徴抽出部1603は、顔領域検出部1602から出力される検出された位置の画像パターンについて、大きさおよび輝度値の正規化を行なう。たとえば、横15画素、縦15画素、輝度値の最高値が「255」、輝度値の最低値が「0」になるような画像変換を施す。
データ記憶部1604は、顔特徴抽出部1603から出力される動画像の10フレーム分の特徴量をf1(x,y),f2(x,y),…,f10(x,y)として記憶する。顔特徴選別部1605は、データ記憶部1604から出力される特徴量について、平均パターンAve(x,y)を下記数5のように求める。
Figure 2006178651
その後、この平均パターンAve(x,y)と各特徴量fk(x,y)との距離Dkを下記数6のように求め、一定値Dd以上離れた特徴量を排除する。
Figure 2006178651
この距離Dkは上記数6のような方法でも、第1の実施の形態で類似度スコアの選別で用いたように平均値と標準偏差を求めて、平均値からの標準偏差を基準とした距離を求めても良い。距離DkがDd未満であることで排除されなかったp個の特徴量f′k(x,y)に対して、平均パターンh(x,y)を下記数7のように求めて顔認識部1607に出力する。
Figure 2006178651
なお、この平均パターンの計算の他に、これ以外の統計量、たとえば、最大値や中間値であってもよい。
辞書情報記憶部1606は、認識したい特定人物について、あらかじめ上記同様の特徴情報を作成した辞書情報を保持しており、人物Pの顔画像との類似度を計算できるようにする。
顔認識部1607は、顔特徴選別部1605で選別された人物Pの顔画像の特徴情報(特徴パターン)と、辞書情報記憶部1606に記憶されている顔画像の特徴情報(辞書情報)rc(i,j)との類似度を、図7に示すフローチャートのような処理手順で計算する。なお、図7の詳細は前述しているので説明を省略する。
人物選択部1608は、顔認識部1607から出力されるc個のカテゴリに対応するc個の類似度Scから最大値を選び、そのカテゴリを本人として選択する。
本人判定部1609は、人物選択部1608によって選ばれたカテゴリの類似度Skに対して、閾値Thrを基準に受入れまたは拒否を判定し、その判定結果をゲート制御部1610へ出力する。
ゲート制御部1610は、本人判定部1609の判定結果が受入れ(本人)であれば、ゲート1611を開放制御して、当該人物Pの通行を許可する。また、本人判定部1609の判定結果が拒否(他人)であれば、ゲート1611を閉成状態に保持して、当該人物Pの通行を拒否する。
このように、第3の実施の形態では、第2の実施の形態と同様に、顔を照合する装置が1つしか存在しない場合であるが、第1の実施の形態で認識結果の複数データに対して選別を行なっているのに対して、動画像のフレーム画像から得られる各特徴量を選別するところが大きく異なる。
以上説明したように、第3の実施の形態によれば、同一地点で動画像の複数フレームで捕らえた人物Pの顔画像を利用して、外れ値を排除することにより、誤りを少なくして顔認識を行ない、人物Pの通行制御などを行なうことができる。
図19は、上述した第3の実施の形態の変形例を示すものである。この通行制御装置は、画像入力部1601、顔領域検出部1602、顔特徴抽出部1603、データ記憶部1604、顔特徴選別部1605、辞書情報記憶部1606、顔認識部1607、人物選択部1608、本人判定部1609、および、報知手段としてのアラーム1612から構成されている。
なお、上記各部のうち、画像入力部1601、顔領域検出部1602、顔特徴抽出部1603、データ記憶部1604、顔特徴選別部1605、辞書情報記憶部1606、顔認識部1607、人物選択部1608、本人判定部1609については、前述した第3の実施の形態(図18)と同一であるので説明を省略する。
アラーム1612は、本人判定部1609が出力する判定結果が拒否である場合に警報を発し、人物Pが登録されていない人物であることを警告するものである。
このような構成により、同一地点で動画像の複数フレームで捕らえた人物Pの顔画像を利用して、外れ値を排除することにより、誤りを少なくして顔認識を行ない、人物Pの侵入検知などを行なうことができる。
次に、第4の実施の形態について説明する。
図20は、第4の実施の形態に係る人物認識装置を適用した通行制御装置の構成を概略的に示すものである。この通行制御装置は、画像取得手段としての画像入力部1701、顔検出手段としての顔領域検出部1702、特徴抽出手段としての顔特徴抽出部1703、複数回の試行で選られた特徴量を記憶する記憶手段としての登録データ記憶部1704、演算手段としての照合データ係数演算部1705、複数(たとえば、10個)の顔認識手段としての顔認識部1706,1707,…1708、演算手段としてのデータ演算部1709、選択手段としての人物選択部1710、判定手段としての本人判定部1711、通行制御手段としてのゲート制御部1712、および、同じく通行制御手段としてのゲート1713から構成されている。ゲート1713は、たとえば、住宅の玄関に設置された入退場用ドア、あるいは、重要施設の入退場用ドアなどである。
ここに、画像入力部1701、顔領域検出部1702、顔特徴抽出部1703および登録データ記憶部1704は、人物Pの顔特徴情報(特徴量)をあらかじめ登録する登録部1714を構成している。
画像入力部1701は、たとえば、ビデオカメラを用いて、人物Pに対して少なくとも顔画像を含む画像データを入力し、顔領域検出部1702に画像データを出力する。これは、たとえば、図3に示すように、横方向に512画素、縦方向に512画素のデジタル濃淡画像データとして出力する。
顔領域検出部1702は、画像入力部1701により入力された図3の形態の画像データから、顔パターンを検出して切出す。この処理は、たとえば、図4に示すフローチャートのような処理手順で実行される。なお、図4の詳細は前述しているので説明を省略する。
顔特徴抽出部1703は、顔領域検出部1702から出力される検出された位置の画像パターンについて、大きさおよび輝度値の正規化を行なう。たとえば、横15画素、縦15画素、輝度値の最高値が「255」、輝度値の最低値が「0」になるような画像変換を施す。
登録データ記憶部1704は、人物Pとの類似度を計算できるように、あらかじめ複数回の試行で得られた顔特徴抽出部1703から出力される特徴量を図21に示すようなデータ構造により記憶する。図21の例では、1人の人物の登録データとして、ID番号および複数回の試行で得られた顔画像の特徴情報がそれぞれ格納されている。
照合データ係数演算部1705は、登録データ記憶部1704に記憶されている登録情報に対して、同一ID番号同士の類似度スコアに関する発生確率の分布と、異なるID番号間の特徴量間の類似度に関する発生確率の分布を、たとえば、図8と図9のようにそれぞれ求める。この2つの分布について、それぞれ平均値μと標準偏差σを求め、図22に示す特性曲線1901と1902のように平均値を「0」とする確率分布に変換する。その後、2つの発生確率の分布の差を図23に示す特性曲線2001のように求め、この特性をdf(t)とする。tは複数の類似度スコアからなる分布の平均値を「0」とし、平均値とのスコアの違いを標準偏差σで割算した正規化スコアである。このとき、df(t)は下記数8の性質を満たすように大きさが正規化される。
Figure 2006178651
複数の顔認識部1706,1707,…1708は、たとえば、人物Pが図示破線矢印方向に通行する通行路に沿って所定間隔あけて配設されていて、それぞれ認識対象である人物Pの顔画像(少なくとも顔を含む画像)を取得し、この取得した顔画像と登録データ記憶部1704から出力される人物Pの登録データの1つとを照合することにより両者の類似度を求め、この求めた類似度を認識結果として出力する。これは基本的には前述した第1の実施の形態と同様で、図2に示したような構成で、辞書情報記憶部204を図20の登録データ記憶部1704に置き換えた形で処理を行なう。
データ演算部1709は、複数の顔認識部1706,1707,…1708から出力される類似度Simc(k)[k=1,2,…,10]を受取り、これら10個の類似度に対し照合データ係数演算部1705から出力されるデータに基づいて重み付け演算を行なう。ここで、カテゴリcの登録データに対する10個の類似度の平均値がμc、標準偏差がσcであった場合に、k回目の類似度Simc(k)から正規化類似度tc(k)を下記数9のように求め、さらに、照合データ係数演算部1705から出力される重み付け関数df(t)を用いて、下記数10のように、その類似度に対する係数wc(k)を求める。数10から明らかなように、係数wc(k)は本人の登録データとの類似度の発生確率分布と他人の登録データとの類似度の発生確率分布との差が大きいほど、重みが小さくなる。
Figure 2006178651
Figure 2006178651
その後、データ演算部1709は、類似度Simc(k)に対して、この係数wc(k)を用いて加重平均を下記数11のように求め、カテゴリcの最終的な類似度Scを出力する。
Figure 2006178651
人物選択部1710は、データ演算部1709から出力されるc個のカテゴリに対応するc個の類似度Scから最大値を選び、そのカテゴリを本人として選択する。
本人判定部1711は、人物選択部1710によって選ばれたカテゴリの類似度Skに対して、閾値Thrを基準に受入れまたは拒否を判定し、その判定結果をゲート制御部1712へ出力する。
ゲート制御部1712は、本人判定部1711の判定結果が受入れ(本人)であれば、ゲート1713を開放制御して、当該人物Pの通行を許可する。また、本人判定部1711の判定結果が拒否(他人)であれば、ゲート1713を閉成状態に保持して、当該人物Pの通行を拒否する。
このように、第4の実施の形態では、第1の実施の形態が複数回試行の中で外れ値を除去して統計値を求めたのに対して、複数回試行すべての試行に対して重みを付けて分布を代表する評価値を出力することで、細やかな設定が可能となり、大きな精度改善をもたらすことが可能となる。
以上説明したように、第4の実施の形態によれば、複数地点で繰り返し照合した人物Pの照合結果を利用して、照合データのばらつきに対して木目細かいパラメータを設定でき、より誤りを少なくして顔認識を行ない、人物Pの通行制御などを行なうことができる。
図24は、上述した第4の実施の形態の変形例を示すものである。この通行制御装置は、画像入力部1701、顔領域検出部1702、顔特徴抽出部1703、登録データ記憶部1704、照合データ係数演算部1705、複数(たとえば、10個)の顔認識部1706,1707,…1708、データ演算部1709、人物選択部1710、本人判定部1711、および、報知手段としてのアラーム1715から構成されている。
なお、上記各部のうち、画像入力部1701、顔領域検出部1702、顔特徴抽出部1703、登録データ記憶部1704、照合データ係数演算部1705、複数(たとえば、10個)の顔認識部1706,1707,…1708、データ演算部1709、人物選択部1710、本人判定部1711については、前述した第4の実施の形態(図20)と同一であるので説明を省略する。
アラーム1715は、本人判定部1711が出力する判定結果が拒否である場合に警報を発し、人物Pが登録されていない人物であることを警告するものである。
このような構成により、複数地点で捕らえた人物Pの顔画像に対して木目細かいパラメータを設定することで、誤りをより少なくして顔認識を行ない、人物Pの侵入検知などを行なうことができる。
次に、第5の実施の形態について説明する。
図25は、第5の実施の形態に係る人物認識装置を適用した通行制御装置の構成を概略的に示すものである。この通行制御装置は、画像取得手段としての画像入力部2101、顔検出手段としての顔領域検出部2102、特徴抽出手段としての顔特徴抽出部2103、複数回の試行で選られた特徴量を記憶する記憶手段としての登録データ記憶部2104、演算手段としての照合データ係数演算部2105、1つの顔認識手段としての顔認識部2106、求めた類似度を記憶する記憶手段としてのデータ記憶部2107、演算手段としてのデータ演算部2108、選択手段としての人物選択部2109、判定手段としての本人判定部2120、通行制御手段としてのゲート制御部2111、および、同じく通行制御手段としてのゲート2112から構成されている。ゲート2112は、たとえば、住宅の玄関に設置された入退場用ドア、あるいは、重要施設の入退場用ドアなどである。
ここに、画像入力部2101、顔領域検出部2102、顔特徴抽出部2103、登録データ記憶部2104は、人物Pの顔特徴情報(特徴量)をあらかじめ登録する登録部2113を構成している。これらは前述した第4の実施の形態における図20の登録部1714と同様な動作を行なうので、説明を省略する。
照合データ係数演算部2105は、前述した第4の実施の形態における照合データ係数演算部1705と同じであり、登録データ記憶部2104に記憶されている登録データを用いて、複数の類似度スコアを統合するための係数を計算する。この動作は、第4の実施の形態における照合データ係数演算部1705と同様であるので、説明を省略する。
顔認識部2106は、たとえば、人物Pが通行する通行路に沿って配設されていて、人物Pの顔画像を取得し、この取得した顔画像と登録データ記憶部2104から出力される人物Pの登録データとを照合することにより両者の類似度を求め、この求めた類似度を認識結果として出力するもので、前述した第1の実施の形態における顔認識部101,102,…103と同じ構成であるので、詳細な説明は省略する。
データ記憶部2107は、顔認識部2106から出力される類似度を同一人物ごとに複数回分(この例では10回分)記憶する。
データ演算部2108は、データ記憶部2107から出力される類似度Simc(k)[k=1,2,…,10]を受取り、これら10個の類似度に対し照合データ係数演算部2105から出力されるデータに基づいて重み付け演算を行なう。これについては、前述した第4の実施の形態のデータ演算部1709と同様であるので、説明を省略する。
人物選択部2109は、データ演算部2108から出力されるc個のカテゴリに対応するc個の類似度Scから最大値を選び、そのカテゴリを本人として選択する。
本人判定部2110は、人物選択部2109によって選ばれたカテゴリの類似度Skに対して、閾値Thrを基準に受入れまたは拒否を判定し、その判定結果をゲート制御部2111へ出力する。
ゲート制御部2111は、本人判定部2110の判定結果が受入れ(本人)であれば、ゲート2112を開放制御して、当該人物Pの通行を許可する。また、本人判定部2110の判定結果が拒否(他人)であれば、ゲート2112を閉成状態に保持して、当該人物Pの通行を拒否する。
このように、第5の実施の形態では、第2の実施の形態が複数回試行の中で外れ値を除去して統計値を求めたのに対して、複数回試行すべての試行に対して重みを付けて分布を代表する評価値を出力することで、細やかな設定が可能となり、大きな精度改善をもたらすことが可能となる。
以上説明したように、第5の実施の形態によれば、同一地点で繰り返し照合した人物Pの照合結果を利用して、照合データのばらつきに対して木目細かいパラメータを設定でき、より誤りを少なくして顔認識を行ない、人物Pの通行制御などを行なうことができる。
図26は、上述した第5の実施の形態の変形例を示すものである。この通行制御装置は、画像入力部2101、顔領域検出部2102、顔特徴抽出部2103、登録データ記憶部2104、照合データ係数演算部2105、顔認識部2106、データ記憶部2107、データ演算部2108、人物選択部2109、本人判定部2120、および、報知手段としてのアラーム2114から構成されている。
なお、上記各部のうち、顔領域検出部2102、顔特徴抽出部2103、登録データ記憶部2104、照合データ係数演算部2105、顔認識部2106、データ記憶部2107、データ演算部2108、人物選択部2109、本人判定部2120については、前述した第5の実施の形態(図25)と同一であるので説明を省略する。
アラーム2114は、本人判定部2110が出力する判定結果が拒否である場合に警報を発し、人物Pが登録されていない人物であることを警告するものである。
このような構成により、同一地点で複数回捕らえた人物Pの顔画像に対して木目細かいパラメータを設定することで、誤りをより少なくして顔認識を行ない、人物Pの侵入検知などを行なうことができる。
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、複数地点で捕らえた顔画像を利用して本人判定を行なう場合に、複数の照合結果から外れ値を排除することにより、誤りを少なくして顔認識を行ない、人物の通行制御または侵入者の検知などを行なうことができる。
また、第2の実施の形態によれば、同一地点で複数回試行で捕らえた顔画像を利用して本人判定を行なう場合に、複数の照合結果から外れ値を排除することにより、誤りを少なくして顔認識を行ない、人物の通行制御または侵入者の検知などを行なうことができる。
第3の実施の形態によれば、同一地点で動画像の複数フレームで捕らえた顔画像を利用して本人判定を行なう場合に、複数の照合結果から外れ値を排除することにより、誤りを少なくして顔認識を行ない、人物の通行制御または侵入者の検知などを行なうことができる。
第4の実施の形態によれば、複数地点で捕らえた顔画像を利用して本人判定を行なう場合に、複数の照合結果から外れ値を考慮した重み付け演算を行なうことにより、誤りを少なくして顔認識を行ない、人物の通行制御または侵入者の検知などを行なうことができる。
第5の実施の形態によれば、同一地点で複数回試行で捕らえた顔画像を利用して本人判定を行なう場合に、複数の照合結果から外れ値を考慮した重み付け演算を行なうことにより、誤りを少なくして顔認識を行ない、人物の通行制御または侵入者の検知などを行なうことができる。
本発明の第1の実施の形態に係る人物認識装置を適用した通行制御装置の構成を概略的に示すブロック図。 顔認識部の構成を概略的に示すブロック図。 画像入力部が出力する画像データの形態の一例を示す図。 顔領域検出部が実行する処理手順を示すフローチャート。 顔領域検出部が行なう顔パターン検索を説明する図。 辞書情報記憶部が記憶するデータの例を示す図。 認識部が実行する処理手順を示すフローチャート。 本人の辞書情報との類似度分布を示す概念図。 他人の辞書情報との類似度分布を示す概念図。 外れ値が存在する場合の複数回試行の類似度のばらつきを表わす概念図。 外れ値が存在しない場合の複数回試行の類似度のばらつきを表わす概念図。 本発明による効果である誤認識率の変化を模式的に示す図。 本発明による効果である誤認識率の変化を模式的に示す図。 顔認識部におけるカメラの具体的な設置例を示す模式図。 第1の実施の形態に係る人物認識装置を適用した通行制御装置の変形例を示すブロック図。 本発明の第2の実施の形態に係る人物認識装置を適用した通行制御装置の構成を概略的に示すブロック図。 第2の実施の形態に係る人物認識装置を適用した通行制御装置の変形例を示すブロック図。 本発明の第3の実施の形態に係る人物認識装置を適用した通行制御装置の構成を概略的に示すブロック図。 第3の実施の形態に係る人物認識装置を適用した通行制御装置の変形例を示すブロック図。 本発明の第4の実施の形態に係る人物認識装置を適用した通行制御装置の構成を概略的に示すブロック図。 登録データ記憶部が記憶する特徴情報の例を示す図。 本人の辞書情報と他人の辞書情報の類似度分布を示す概念図。 本人の辞書情報と他人の辞書情報の類似度分布の差の分布を示す概念図。 第4の実施の形態に係る人物認識装置を適用した通行制御装置の変形例を示すブロック図。 本発明の第5の実施の形態に係る人物認識装置を適用した通行制御装置の構成を概略的に示すブロック図。 第5の実施の形態に係る人物認識装置を適用した通行制御装置の変形例を示すブロック図。
符号の説明
P…人物、101,102,103…顔認識部(顔認識手段、認識手段)、104…データ選別部(選別手段)、105…データ演算部(演算手段)、106…人物選択部(選択手段)、107,…本人判定部(判定手段)、108,…ゲート制御部(通行制御手段)、109,…ゲート(通行制御手段)、110…アラーム(報知手段)、201…画像入力部、202…顔領域検出部、203…顔特徴抽出部、204…辞書情報記憶部、205…認識部、1401…廊下(通行路)、1402,1404,1406…カメラ、1403,1405,1407…カメラの視野。

Claims (20)

  1. 認識対象である人物の顔画像を取得し、この取得した顔画像とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより両者の類似度を求め、この求めた類似度を認識結果として出力する複数の顔認識手段と、
    この複数の顔認識手段から出力される複数の類似度に対して統計量に基づき選別する選別手段と、
    この選別手段により選別された類似度の統計値を求める演算手段と、
    この演算手段により求められた統計値から1つの統計値を選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された統計値をあらかじめ設定される閾値と比較することにより当該人物が本人であるか否かを判定する判定手段と、
    を具備したことを特徴とする人物認識装置。
  2. 認識対象である人物の顔画像を取得し、この取得した顔画像とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより両者の類似度を求め、この求めた類似度を認識結果として出力する1つの顔認識手段と、
    この顔認識手段から出力される類似度を同一人物ごとに複数回分記憶する記憶手段と、
    この記憶手段に記憶された複数の類似度に対して統計量に基づき選別する選別手段と、
    この選別手段により選別された類似度の統計値を求める演算手段と、
    この演算手段により求められた統計値から1つの統計値を選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された統計値をあらかじめ設定される閾値と比較することにより当該人物が本人であるか否かを判定する判定手段と、
    を具備したことを特徴とする人物認識装置。
  3. 前記演算手段は、類似度の統計値として平均値もしくは最大値もしくは中間値のいずれかを求めることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の人物認識装置。
  4. 認識対象である人物の顔画像を動画像として取得する画像取得手段と、
    この画像取得手段から得られる各フレームの画像から顔画像の特徴量を抽出する特徴抽出手段と、
    この特徴抽出手段から得られる特徴量を複数フレーム分記憶する記憶手段と、
    この記憶手段に記憶された複数フレームの特徴量に対して統計量に基づき選別する選別手段と、
    この選別手段により選別された特徴量とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより両者の類似度を求め、この求めた類似度を認識結果として出力する顔認識手段と、
    この顔認識手段から得られる類似度から1つの類似度を選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された類似度をあらかじめ設定される閾値と比較することにより当該人物が本人であるか否かを判定する判定手段と、
    を具備したことを特徴とする人物認識装置。
  5. 認識対象である人物の顔画像を取得し、この取得した顔画像とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより両者の類似度を求め、この求めた類似度を認識結果として出力する複数の顔認識手段と、
    この複数の顔認識手段から出力される複数の類似度に対して統計量に基づき係数を決定し、当該類似度との荷重平均を求める演算手段と、
    この演算手段により求められた類似度から1つの類似度を選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された類似度をあらかじめ設定される閾値と比較することにより当該人物が本人であるか否かを判定する判定手段と、
    を具備したことを特徴とする人物認識装置。
  6. 認識対象である人物の顔画像を取得し、この取得した顔画像とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより両者の類似度を求め、この求めた類似度を認識結果として出力する1つの顔認識手段と、
    この顔認識手段から出力される類似度を同一人物ごとに複数回分記憶する記憶手段と、
    この記憶手段に記憶された複数の類似度に対して統計量に基づき係数を決定し、当該類似度との荷重平均を求める演算手段と、
    この演算手段により求められた類似度から1つの類似度を選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された類似度をあらかじめ設定される閾値と比較することにより当該人物が本人であるか否かを判定する判定手段と、
    を具備したことを特徴とする人物認識装置。
  7. 前記複数の顔認識手段は、人物が通行する通行路に沿って所定間隔あけて配設されていることを特徴とする請求項1または請求項5に記載の人物認識装置。
  8. 前記複数の顔認識手段は、人物の顔画像を取得する手段としてカメラを有し、これら複数のカメラは人物が通行する通行路に沿って所定間隔離間して同じ撮影角度、同じ撮影高さ、同じ撮影視野で配設されていることを特徴とする請求項1または請求項5に記載の人物認識装置。
  9. 認識対象である人物の生体情報を取得し、この取得した生体情報とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより両者の類似度を求め、この求めた類似度を認識結果として出力する複数の生体認識手段と、
    この複数の生体認識手段から出力される複数の類似度に対して統計量に基づき選別する選別手段と、
    この選別手段により選別された類似度の統計値を求める演算手段と、
    この演算手段により求められた統計値から1つの統計値を選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された統計値をあらかじめ設定される閾値と比較することにより当該人物が本人であるか否かを判定する判定手段と、
    を具備したことを特徴とする人物認識装置。
  10. 認識対象である人物の生体情報を取得し、この取得した生体情報とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより両者の類似度を求め、この求めた類似度を認識結果として出力する1つの生体認識手段と、
    この生体認識手段から出力される類似度を同一人物ごとに複数回分記憶する記憶手段と、
    この記憶手段に記憶された複数の類似度に対して統計量に基づき選別する選別手段と、
    この選別手段により選別された類似度の統計値を求める演算手段と、
    この演算手段により求められた統計値から1つの統計値を選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された統計値をあらかじめ設定される閾値と比較することにより当該人物が本人であるか否かを判定する判定手段と、
    を具備したことを特徴とする人物認識装置。
  11. 認識対象である人物の顔画像を取得し、この取得した顔画像とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより両者の類似度を求め、この求めた類似度を認識結果として出力する複数の顔認識ステップと、
    この複数の顔認識ステップから出力される複数の類似度に対して統計量に基づき選別する選別ステップと、
    この選別ステップにより選別された類似度の統計値を求める演算ステップと、
    この演算ステップにより求められた統計値から1つの統計値を選択する選択ステップと、
    この選択ステップにより選択された統計値をあらかじめ設定される閾値と比較することにより当該人物が本人であるか否かを判定する判定ステップと、
    を具備したことを特徴とする人物認識方法。
  12. 認識対象である人物の顔画像を取得し、この取得した顔画像とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより両者の類似度を求め、この求めた類似度を認識結果として出力する1つの顔認識ステップと、
    この顔認識ステップから出力される類似度を同一人物ごとに複数回分記憶する記憶ステップと、
    この記憶ステップに記憶された複数の類似度に対して統計量に基づき選別する選別ステップと、
    この選別ステップにより選別された類似度の統計値を求める演算ステップと、
    この演算ステップにより求められた統計値から1つの統計値を選択する選択ステップと、
    この選択ステップにより選択された統計値をあらかじめ設定される閾値と比較することにより当該人物が本人であるか否かを判定する判定ステップと、
    を具備したことを特徴とする人物認識方法。
  13. 認識対象である人物の顔画像を動画像として取得する画像取得ステップと、
    この画像取得ステップから得られる各フレームの画像から顔画像の特徴量を抽出する特徴抽出ステップと、
    この特徴抽出ステップから得られる特徴量を複数フレーム分記憶する記憶ステップと、
    この記憶ステップに記憶された複数フレームの特徴量に対して統計量に基づき選別する選別ステップと、
    この選別ステップにより選別された特徴量とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより両者の類似度を求め、この求めた類似度を認識結果として出力する顔認識ステップと、
    この顔認識ステップから得られる類似度から1つの類似度を選択する選択ステップと、
    この選択ステップにより選択された類似度をあらかじめ設定される閾値と比較することにより当該人物が本人であるか否かを判定する判定ステップと、
    を具備したことを特徴とする人物認識方法。
  14. 認識対象である人物の顔画像を取得し、この取得した顔画像とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより両者の類似度を求め、この求めた類似度を認識結果として出力する複数の顔認識ステップと、
    この複数の顔認識ステップから出力される複数の類似度に対して統計量に基づき係数を決定し、当該類似度との荷重平均を求める演算ステップと、
    この演算ステップにより求められた類似度から1つの類似度を選択する選択ステップと、
    この選択ステップにより選択された類似度をあらかじめ設定される閾値と比較することにより当該人物が本人であるか否かを判定する判定ステップと、
    を具備したことを特徴とする人物認識方法。
  15. 認識対象である人物の顔画像を取得し、この取得した顔画像とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより両者の類似度を求め、この求めた類似度を認識結果として出力する1つの顔認識ステップと、
    この顔認識ステップから出力される類似度を同一人物ごとに複数回分記憶する記憶ステップと、
    この記憶ステップに記憶された複数の類似度に対して統計量に基づき係数を決定し、当該類似度との荷重平均を求める演算ステップと、
    この演算ステップにより求められた類似度から1つの類似度を選択する選択ステップと、
    この選択ステップにより選択された類似度をあらかじめ設定される閾値と比較することにより当該人物が本人であるか否かを判定する判定ステップと、
    を具備したことを特徴とする人物認識方法。
  16. 認識対象である通行者の顔画像を取得し、この取得した顔画像とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより両者の類似度を求め、この求めた類似度を認識結果として出力する複数の顔認識手段と、
    この複数の顔認識手段から出力される複数の類似度に対して統計量に基づき選別する選別手段と、
    この選別手段により選別された類似度の統計値を求める演算手段と、
    この演算手段により求められた統計値から1つの統計値を選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された統計値をあらかじめ設定される閾値と比較することにより当該通行者が本人であるか否かを判定する判定手段と、
    この判定手段の判定結果に基づき当該通行者の通行を制御する通行制御手段と、
    を具備したことを特徴とする通行制御装置。
  17. 認識対象である通行者の顔画像を取得し、この取得した顔画像とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより両者の類似度を求め、この求めた類似度を認識結果として出力する1つの顔認識手段と、
    この顔認識手段から出力される類似度を同一通行者ごとに複数回分記憶する記憶手段と、
    この記憶手段に記憶された複数の類似度に対して統計量に基づき選別する選別手段と、
    この選別手段により選別された類似度の統計値を求める演算手段と、
    この演算手段により求められた統計値から1つの統計値を選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された統計値をあらかじめ設定される閾値と比較することにより当該通行者が本人であるか否かを判定する判定手段と、
    この判定手段の判定結果に基づき当該通行者の通行を制御する通行制御手段と、
    を具備したことを特徴とする通行制御装置。
  18. 認識対象である通行者の顔画像を動画像として取得する画像取得手段と、
    この画像取得手段から得られる各フレームの画像から顔画像の特徴量を抽出する特徴抽出手段と、
    この特徴抽出手段から得られる特徴量を複数フレーム分記憶する記憶手段と、
    この記憶手段に記憶された複数フレームの特徴量に対して統計量に基づき選別する選別手段と、
    この選別手段により選別された特徴量とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより両者の類似度を求め、この求めた類似度を認識結果として出力する顔認識手段と、
    この顔認識手段から得られる類似度から1つの類似度を選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された類似度をあらかじめ設定される閾値と比較することにより当該通行者が本人であるか否かを判定する判定手段と、
    この判定手段の判定結果に基づき当該通行者の通行を制御する通行制御手段と、
    を具備したことを特徴とする通行制御装置。
  19. 認識対象である通行者の顔画像を取得し、この取得した顔画像とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより両者の類似度を求め、この求めた類似度を認識結果として出力する複数の顔認識手段と、
    この複数の顔認識手段から出力される複数の類似度に対して統計量に基づき係数を決定し、当該類似度との荷重平均を求める演算手段と、
    この演算手段により求められた類似度から1つの類似度を選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された類似度をあらかじめ設定される閾値と比較することにより当該通行者が本人であるか否かを判定する判定手段と、
    この判定手段の判定結果に基づき当該通行者の通行を制御する通行制御手段と、
    を具備したことを特徴とする通行制御装置。
  20. 認識対象である通行者の顔画像を取得し、この取得した顔画像とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより両者の類似度を求め、この求めた類似度を認識結果として出力する1つの顔認識手段と、
    この顔認識手段から出力される類似度を同一通行者ごとに複数回分記憶する記憶手段と、
    この記憶手段に記憶された複数の類似度に対して統計量に基づき係数を決定し、当該類似度との荷重平均を求める演算手段と、
    この演算手段により求められた類似度から1つの類似度を選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された類似度をあらかじめ設定される閾値と比較することにより当該通行者が本人であるか否かを判定する判定手段と、
    この判定手段の判定結果に基づき当該通行者の通行を制御する通行制御手段と、
    を具備したことを特徴とする通行制御装置。
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