JP2006177190A - 内燃機関の始動時制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 振動レベルやNOxの悪化を最小限に抑えつつ、始動直後より排温を上昇っせて、触媒の早期活性化を図る。
【解決手段】 クランキング中で、エアポンプを作動させることができない第1の期間、クランキングの終了後にバッテリ電圧が安定するまでの、エアポンプを作動させることができない第2の期間(Tbth)、及び、エアポンプの作動開始後、吐出量が安定するまでの第3の期間(Tpth)、一部の気筒について燃料カット又は点火カットを行い、二次空気の代わりに、当該気筒の燃焼室から空気又は生ガスを排気通路に排出させる。その後は、全気筒運転に切換え、エアポンプからの二次空気で、排気温度を上昇させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、始動直後にエアポンプを作動させて排気通路に二次空気を供給し、排気温度を上昇させて、排気浄化触媒の早期活性化を図る内燃機関の始動時制御装置に関する。
特許文献1に記載の技術では、始動直後にエアポンプを作動させて排気通路に二次空気を供給している。また、一部の気筒について燃料カットを行うことで、運転気筒の仕事を増大させて、その排気熱量を増大させると共に、休止気筒の排気弁を閉じることで、低温空気の排出を防止することにより、排気通路での二次空気供給による再燃焼を促進している。
また、特許文献2に記載の技術では、二次空気を供給する専用のエアポンプを不要とするため、一部の気筒について燃料カットを行うことで、当該気筒からの排気(空気)を二次空気として触媒上流に供給している。
特開2004−124823号公報 特開平11−311119号公報
しかしながら、特許文献1のように、エアポンプを用いる場合、クランキング中はスタータモータの作動を優先させるため、クランキング終了直後もバッテリ電圧の変動防止のため、エアポンプを作動させることができず、二次空気を供給できない。また、エアポンプの作動開始後も吐出量が安定するまでの間は、十分な二次空気の供給が困難である。従って、二次空気の供給は、始動直後の触媒の早期活性化やHC低減を目的とするものでありながら、肝心の期間に、二次空気を供給できず、再燃焼効果が得られない。
また、特許文献2のように、一部の気筒について燃料カットを行って、当該気筒の排気(空気)を二次空気として用いる技術は、確かに始動直後の排温向上、HC低減に効果があるが、部分気筒運転中は、エンジンの振動レベルが増大し、また運転気筒の燃焼圧が上昇することでNOx排出量が大となるので、長時間の部分気筒運転により、振動レベル及びNOxの悪化が顕著となる。この点は、二次空気供給中に部分気筒運転する特許文献1についても同様である。
本発明は、このような実状に鑑み、振動レベルやNOxの悪化を最小限に抑えつつ、始動直後より排温を上昇させて、触媒の早期活性化を図ることのできる内燃機関の始動時制御装置を提供することを目的とする。
このため、本発明では、エアポンプによる排気通路への二次空気の供給が可能となるまでの期間、一部の気筒について燃料カット又は点火カットを行い、当該気筒の燃焼室から空気又は生ガス(未燃焼混合気)を排気通路に排出させる構成とする。
本発明によれば、エアポンプによる排気通路への二次空気の供給が可能となるまでという限られた期間、部分気筒運転を行って、空気又は生ガスを排出させ、これを二次空気の代わりとすることで、始動直後より排温を上昇させて、触媒の早期活性化を図ることができる。そして、この期間の後は、エアポンプからの二次空気を用いることで、部分気筒運転の時間を短くして、振動レベルやNOxの悪化を最小限に抑えることができる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態を示すエンジンのシステム図である。
エンジン1の吸気通路2には、吸気マニホールド3の入口側に位置させて、吸入空気量を制御する電制スロットル弁4が設置されている。電制スロットル弁4は、エンジンコントロールユニット(以下ECUという)20からの信号により作動するステップモータ等により開度制御される。
吸気マニホールド3の出口側のブランチ部には、各気筒の吸気ポート5に(吸気弁7傘部を指向して)燃料を噴射する燃料噴射弁6が取付けられている。燃料噴射弁6は、ECU20からエンジン回転に同期して出力される噴射パルス信号により、そのパルス幅によって定められる時間、ソレノイドに通電されて開弁し、所定圧力に調圧された燃料を噴射する。
電制スロットル弁4の制御を受けた空気と、燃料噴射弁6から噴射された燃料は、吸気弁7が開いたときに、エンジン1の燃焼室10に吸入される。
燃焼室10内に吸入された空気と燃料は、混合気を形成し、ECU20により制御される点火時期にて、点火プラグ11により点火されて燃焼する。燃焼後の排気は、排気弁12を介して、排気通路13へ排出される。排気通路13には排気浄化触媒14が設けられている。
ここで、排気通路13の排気浄化触媒14上流、特に排気の高温部であるシリンダヘッド内の各気筒の排気ポート15に(排気弁12傘部を指向して)二次空気を供給し得るように、シリンダヘッド内に二次空気供給通路16が設けられている。そして、二次空気供給用の電動式エアポンプ17が設けられ、その吐出側は、遮断弁18、及び配管(ギャラリ)19を介して、各気筒への二次空気供給通路16に接続されている。尚、図1中のBはエアポンプ17の電源となるバッテリを示している。
ECU20には、アクセルペダルセンサ21により検出されるアクセル開度APO、クランク角センサ22により検出されるエンジン回転数Ne、エアフローメータ23により検出される吸入空気量Qa、水温センサ24により検出されるエンジン冷却水温Tw、空燃比センサ25により検出される排気空燃比、触媒温度センサ26により検出される触媒温度Tcなどが入力されている。この他、図示しないが、イグニッションスイッチ及びスタートスイッチを有するエンジンキースイッチからも信号が入力されている。
ECU20は、これらの入力信号より検出されるエンジン運転条件に基づいて、電制スロットル弁4の開度、燃料噴射弁6の燃料噴射時期及び燃料噴射量、点火プラグ11の点火時期などを制御する。また、エアポンプ17、遮断弁18の作動を制御する。尚、遮断弁18はエアポンプ17のON時に開、OFF時に閉とするもので、エアポンプ17自体がOFF時の遮断機能を有しているときは省略できる。
次に、始動直後の排気浄化触媒14の早期活性化(暖機)のための制御について、図2のタイムチャートにより説明する。
始動時のクランキング中は、スタータモータの駆動を優先させるため、エアポンプをOFFとする。
クランキング終了後は、バッテリ電圧が安定するまでの間、電圧変動を防止するために、エアポンプをOFFとする。従って、クランキング終了時点より、タイマTbをスタートさせ、タイマTbの値が、予め定めた時間Tbthに達した時点で、エアポンプをONとする。但し、エアポンプをONにしても、その動作遅れにより、ポンプ吐出量が安定するまでには、遅れ(Tpth)を有する。
その後、触媒の暖機が完了した時点でエアポンプを再びOFFとする。
一方、通常(常温始動の場合)は、クランキング中で、エアポンプをONにすることができない第1の期間、クランキングの終了後にバッテリ電圧が安定するまでの、エアポンプをONにすることができない第2の期間(Tbth)、及び、エアポンプのON後、吐出量が安定するまでの第3の期間(Tpth)、一部の気筒について燃料カット又は点火カットを行い、二次空気の代わりに、当該気筒の燃焼室から空気又は生ガスを排気通路に排出させる。
このため、クランキング開始より部分気筒運転を行い(常温始動の場合)、エアポンプのON時点より、タイマTpをスタートさせ、タイマTpの値が、予め定めた時間Tpthに達した時点で、部分気筒運転を終了し、全気筒運転に切換える。
低温始動の場合(特に寒冷地での始動の場合)は、始動性能を優先させるため、クランキングから完爆まで、全気筒運転し、完爆後に部分気筒運転を開始する。
尚、燃料カットにより空気を排出させる際は、点火についてはカットしても或いは行ってもいずれでもよいが、点火カットにより生ガスを排出させる際は、燃料を供給する。
また、クランキング後にバッテリ電圧が安定するまでの第2の期間は、ここでは、時間Tbthにより管理したが、バッテリ電圧を検出するセンサを設けて、管理してもよい。更に、エアポンプのON後、吐出量が安定するまでの第3の期間は、ここでは、時間Tpthにより管理したが、エアポンプの吐出側に圧力センサを設けて、管理してもよい。
次に、始動直後の排気浄化触媒14の早期活性化(暖機)のための制御について、図3のエアポンプのON・OFF制御のフローチャートと、図4の全気筒運転・部分気筒運転の切換制御のフローチャートとにより説明する。尚、これらのフローはクランキングの開始と共に時間同期又は回転同期で実行される。
先ず、図3のエアポンプのON/OFF制御のフローチャートについて説明する。
S1では、触媒昇温要求があるか否かを判定する。具体的には、触媒温度センサ26により触媒温度Tcを検出し、所定の活性温度より低いか否かを判定する。運転条件から触媒温度を予測して、活性・非活性を判定してもよい。触媒昇温要求がある場合、すなわち触媒14が非活性の場合は、S2へ進む。
S2では、クランキング中、すなわちスタートスイッチがONか否かを判定し、クランキング中の場合は、S3の処理へ進む。
S3では、二次空気供給用のエアポンプ17をOFF状態に保持し、遮断弁18も閉状態に保持して、リターンする。スタータモータによるクランキング中であるので、スタータモータの電源となるバッテリBの消費を抑えるためである。
S2での判定で、クランキング中でない場合(すなわちクランキング後の場合)は、S4へ進む。
S4では、クランキング終了後の経過時間を計時するタイマTbの値を、バッテリ電圧が安定するまでの所定時間Tbthと比較して、タイマTb<Tbthか否かを判定し、タイマTb<Tbthの場合、すなわち、バッテリ電圧が安定するまでの間は、前記同様、S3の処理へ進み、二次空気供給用のエアポンプ17をOFF状態に保持し、遮断弁18も閉状態に保持して、リターンする。
S4での判定で、タイマTb≧Tbthの場合、すなわち、バッテリ電圧が安定した後は、S5の処理へ進む。
S5では、二次空気供給用のエアポンプ17をONにし、遮断弁18を開いて、リターンする。但し、エアポンプ17をONにしても、エアポンプ17の吐出量(二次空気供給通路16から排気ポート15への吐出量)が定常流量に達するまでには、所定期間(所定時間)の遅れがある。
S1での判定で、触媒昇温要求がなくなった場合、すなわち触媒の暖機が終了した場合は、S6の処理へ進み、二次空気供給用のエアポンプ17をOFFにし、遮断弁18を閉じて、リターンする。
次に、図4の全気筒運転・部分気筒運転の切換制御のフローチャートについて説明する。
S10では、前記S1と同様、触媒昇温要求があるか否かを判定する。触媒昇温要求がある場合、すなわち触媒14が非活性の場合は、S11へ進む。
S11では、完爆判定未了か否かを判定する。完爆判定はエンジン回転数Neなどから行う。完爆判定未了の場合は、S12へ進む。
S12では、部分気筒運転での始動を禁止する条件(部分気筒始動禁止)か否か、具体的には、エンジン冷却水温Twが所定値以下である寒冷地での低温始動か否かを判定する。部分気筒始動禁止(低温始動)の場合は、S13、S14の処理へ進む。
S13では、全気筒運転で始動を行うため、各気筒の燃料噴射量、ここでは、4気筒エンジンとし、第1気筒〜第4気筒の燃料噴射量Ti1〜Ti4を、設定Aとする。設定Aとは、通常の始動用設定である。そして、S14では、全気筒運転(全気筒燃焼モード)として、リターンする。
S12での判定で、部分気筒始動禁止(低温始動)でない場合、すなわち常温始動の場合は、S16、S17の処理へ進む。
S16では、部分気筒運転を行うため、運転気筒とする第1気筒及び第3気筒の燃料噴射量Ti1、Ti3を設定Bとする。また、休止気筒とする第2気筒及び第4気筒の燃料噴射量Ti2、Ti4を設定Cとする。ここで、設定Bとは、減筒運転するため、スロットル開度増大による空気量アップを前提に、運転気筒のトルクアップを図るための設定である。設定Cとは、燃料カットの場合は、Ti2=0、Ti4=0の設定であり、点火カットの場合は、Ti2>0、Ti4>0の設定である。そして、S17では、部分気筒運転(部分気筒燃焼モード)として、リターンする。
尚、燃料カット(Ti2=0、Ti4=0)の場合は、排気通路にて、第1、第3気筒からの未燃分を、第2、第4気筒からの空気で燃焼させるため、Ti1、Ti3は空燃比的には強リッチ設定にする必要がある。
点火カット(Ti2>0、Ti4>0)の場合は、排気通路にて、第2、第4気筒からの生ガス中の燃料(及び第1、第3気筒からの未燃分)を、第2、4気筒からの生ガス中の空気で燃焼させるため、Ti1、Ti3は空燃比的にはストイキ又は弱リッチ設定にすればよい。
S11での判定で、完爆判定未了でない場合、すなわち完爆判定後の場合は、S15へ進む。
S15では、エアポンプ17ON後の経過時間を計時するタイマTpの値を、エアポンプ17の吐出量(二次空気供給通路16から排気ポート15への吐出量)が定常流量に達するまでの所定時間Tpthと比較して、タイマTp<Tpthか否かを判定し、タイマTp<Tpthの場合、すなわち、エアポンプ17の吐出量が安定するまでの間は、前記同様、S16、S17の処理へ進み、部分気筒運転を行う。
S15での判定で、タイマTp≧Tpthの場合、すなわち、エアポンプ17の吐出量が安定した後は、S18、S19の処理へ進む。
S18では、全気筒運転に切換えるため、第1気筒〜第4気筒の燃料噴射量Ti1〜Ti4を、設定Dとする。設定Dとは、排気通路にてエアポンプ17からの二次空気によって未燃分を燃焼させて、排温を上昇させるために、必要十分な未燃分を排出できるようなリッチ設定である。そして、S19では、全気筒運転(全気筒燃焼モード)として、リターンする。
S10での判定で、触媒昇温要求がなくなった場合、すなわち触媒の暖機が終了した場合は、S20、S21の処理へ進む。
S20では、通常運転のため、第1気筒〜第4気筒の燃料噴射量Ti1〜Ti4を、通常設定とする。そして、S21では、全気筒運転(全気筒燃焼モード)として、リターンする。
以上説明したように、本実施形態によれば、始動直後にエアポンプ17を作動させて排気通路13(排気ポート15)に二次空気を供給し、排温を上昇させる場合に、エアポンプ17による排気通路13への二次空気の供給が可能となるまでの期間、一部の気筒について燃料カット又は点火カットを行い、当該気筒の燃焼室10から空気又は生ガスを排気通路13に排出させることにより、エアポンプ17による排気通路13への二次空気の供給が可能となるまでという限られた期間、部分気筒運転を行って、空気又は生ガスを排出させ、これを二次空気の代わりとすることで、始動直後より排温を上昇させて、触媒14の早期活性化を図ることができる。そして、この期間の後は、エアポンプ17からの二次空気を用いることで、部分気筒運転の時間を短くして、振動レベルやNOxの悪化を最小限に抑えることができる。
また、前記期間に、クランキング中で、エアポンプ17を作動させることができない第1の期間を含むことにより、クランキング中の消費電力の低減(スタータモータによる始動性の向上)と、触媒暖機性能とを両立させることができる。
また、前記期間に、クランキングの終了後にバッテリ電圧が安定するまでの、エアポンプ17を作動させることができない第2の期間を含むことにより、バッテリ電圧変動による誤動作の防止と、触媒暖機性能とを両立させることができる。
また、前記期間に、エアポンプ17の作動開始後、吐出量が安定するまでの第3の期間を含むことにより、応答性の良くない安価なエアポンプ17でも使用でき、コストアップを防止できる。
また、前記期間のうち、クランキング開始から完爆までは、全気筒運転し、完爆後に部分気筒運転することにより、始動性を優先させることも可能である。
また、部分気筒運転での始動を禁止する条件を予め設定し、禁止条件の場合に、前記期間のうち、クランキング開始から完爆までは、全気筒運転し、完爆後に部分気筒運転することにより、低温始動時など、限られた条件でのみ、始動性を優先させることも可能である。
最後に、運転気筒(燃焼気筒)と休止気筒(空気又は生ガスの排出気筒)との振り分けについて説明する。
図5において、運転気筒(燃焼気筒)を#1、#3、休止気筒(空気又は生ガスの排出気筒)を#2、#4とする場合、1つの運転気筒(#1)と休止気筒(#4)とをペアにして、これらペア気筒の排気通路(枝管)を最短距離で合流させ(G1)、また、他の運転気筒(#3)と休止気筒(#2)とをペアにして、これらペア気筒の排気通路(枝管)も最短距離で合流させる(G2)。この後、全体を合流させる(G3)
このように、運転気筒と休止気筒とをペアにして、ペア気筒の排気通路を他の排気通路よりも上流側で(短い距離で)合流させることにより、高温度で燃焼させ、効果的に排温を上昇させることができる。
また、エアポンプ17から各気筒の二次空気供給通路16への配管として、図5に示されるように、気筒列方向に延在して各気筒の排気通路(排気ポート15)に二次空気を供給する2次空気供給用ギャラリ19を備える場合は、この二次空気供給用ギャラリ19の延在方向で見て、運転気筒と休止気筒とを隣り合わせるのが望ましい。すなわち、二次空気供給用ギャラリ19の延在方向で見て、運転気筒(#1、#3)と休止気筒(#2、#4)とを交互に配置する。これにより、二次空気の供給を停止し、部分気筒運転によって、休止気筒(#2、#4)から空気又は生ガスを排出しているときに、この空気又は生ガスの一部を、二次空気導入ギャラリ19から運転気筒(#1、#3)の排気通路に供給でき、より効果的に排温を上昇させることができる。
尚、以上の実施形態では、#1、#3の気筒グループと、#2、#4の気筒グループとに分け、一方を運転気筒(燃焼気筒)、他方を休止気筒(空気又は生ガスの排出気筒)としているが、このようにすると、点火順序が#1→#3→#4→#2の場合、燃焼−燃焼−休止−休止となって、安定性の面で不利と考えられるので、燃焼−休止−燃焼−休止となるように、#1、#4の気筒グループと、#2、#3の気筒グループとに分け、一方を運転気筒(燃焼気筒)、他方を休止気筒(空気又は生ガスの排出気筒)としてもよい。全気筒の排気通路が1点で合流する場合には、合流部に、排気と空気又は生ガスとが交互に流入するので、後燃えの点でも有利となる。
また、部分気筒運転の際に、全気筒の半数を休止させる必要はなく、少なくとも1気筒を休止させ、当該気筒から空気又は生ガスを排出させればよい。
本発明の一実施形態を示すエンジンのシステム図 始動直後の触媒の早期活性化のための制御のタイムチャート エアポンプのON/OFF制御のフローチャート 全気筒運転・部分気筒運転の切換制御のフローチャート 排気系のレイアウト図
符号の説明
1 エンジン
2 吸気通路
3 吸気マニホールド
4 電制スロットル弁
5 吸気ポート
6 燃料噴射弁
7 吸気弁
10 燃焼室
11 点火プラグ
12 排気弁
13 排気通路
14 排気浄化触媒
15 排気ポート
16 二次空気供給通路
17 電動式エアポンプ
18 遮断弁
19 配管(ギャラリ)
20 ECU
21 アクセルペダルセンサ
22 クランク角センサ
23 エアフローメータ
24 水温センサ
25 空燃比センサ
26 触媒温度センサ

Claims (8)

  1. 始動直後にエアポンプを作動させて排気通路に二次空気を供給し、排気温度を上昇させる内燃機関の始動時制御装置において、
    前記エアポンプによる排気通路への二次空気の供給が可能となるまでの期間、一部の気筒について燃料カット又は点火カットを行い、当該気筒の燃焼室から空気又は生ガスを排気通路に排出させることを特徴とする内燃機関の始動時制御装置。
  2. 前記期間は、クランキング中で、前記エアポンプを作動させることができない第1の期間を含むことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の始動時制御装置。
  3. 前記期間は、クランキングの終了後にバッテリ電圧が安定するまでの、前記エアポンプを作動させることができない第2の期間を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の内燃機関の始動時制御装置。
  4. 前記期間は、前記エアポンプの作動開始後、吐出量が安定するまでの第3の期間を含むことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の内燃機関の始動時制御装置。
  5. 前記期間のうち、クランキング開始から完爆までは、全気筒運転し、完爆後に部分気筒運転することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の内燃機関の始動時制御装置。
  6. 部分気筒運転での始動を禁止する条件を予め設定し、禁止条件の場合に、前記期間のうち、クランキング開始から完爆までは、全気筒運転し、完爆後に部分気筒運転することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の内燃機関の始動時制御装置。
  7. 運転気筒と休止気筒とをペアにして、ペア気筒の排気通路を他の排気通路よりも上流側で合流させることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の内燃機関の始動時制御装置。
  8. 気筒列方向に延在して各気筒の排気通路に二次空気を供給する2次空気供給用ギャラリを備え、この二次空気供給用ギャラリの延在方向で見て、運転気筒と休止気筒とを隣り合わせることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載の内燃機関の始動時制御装置。
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