JP2006176094A - 伝達比可変装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ロックアームの脱離を防止して高い信頼性を確保することができる伝達比可変装置を提供すること。
【解決手段】ロックアーム31は、ハウジング12がその最大速度、即ち運転者による操舵速度ωsの限界値に相当する所定の速度ω0とギヤボックスのギヤ比αとに基づく速度ω1で回転した場合に、その遠心力により係合爪35がロックホルダ32の係合溝33から脱離しないように、そのカウンタバランサ部31bの重さWが設定されてなる。
【選択図】 図4
【解決手段】ロックアーム31は、ハウジング12がその最大速度、即ち運転者による操舵速度ωsの限界値に相当する所定の速度ω0とギヤボックスのギヤ比αとに基づく速度ω1で回転した場合に、その遠心力により係合爪35がロックホルダ32の係合溝33から脱離しないように、そのカウンタバランサ部31bの重さWが設定されてなる。
【選択図】 図4
Description
本発明は、入力軸と出力軸とを相対回転不能にロック可能なロック機構を備えた伝達比可変装置に関するものである。
従来、モータを駆動源として、ステアリング操作に基づく入力軸の回転にモータ駆動に基づく回転を上乗せして出力軸に伝達する伝達比可変装置があり、このような伝達比可変装置には、入力軸と出力軸とを相対回転不能にロック可能なロック機構が設けられたものがある。
例えば、特許文献1に記載の伝達比可変装置は、入力軸とともに一体回転するハウジングと、該ハウジング内に回転可能に軸支されたモータ軸と、ハウジングに固定されモータ軸及び出力軸に連結されることによりモータ軸の回転を減速するとともにその回転を入力軸の回転に上乗せして出力軸に伝達する差動機構とを備えている。この伝達比可変装置において、ロック機構は、ハウジング内に回動可能に軸支されたロックアームと、モータ軸に設けられたロックホルダとにより構成されている。そして、ロックアームの回動により、その先端に形成された係合爪がロックホルダの被係合部(係合溝)に係合し、この係合によってモータ軸とハウジングとが連結されることにより、入力軸と出力軸とが相対回転不能にロックされるようになっている。
特開2003−320943号公報
特表2004−504207号公報
ところが、上記従来の構成では、ハウジングの回転に伴い発生する遠心力により、ロックアームの係合爪とロックホルダの被係合部との係合が瞬間に緩む(部分的脱離)可能性があり、これにより操舵フィーリングの悪化を招くおそれがある。特に、ステアリング装置(車両用操舵装置)には、ステアリングシャフトの途中に減速機構が設けられたものがあり、このようなステアリング装置では、伝達比可変機構の入力軸たるステアリングシャフトは、ステアリングホイール(ステアリング)の回転の数倍(例えば約15倍程度)の速度で回転することになる(特許文献2参照)。そのため、こうしたステアリング装置においては、上記問題がより顕著なものとなり、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、ロックアームの脱離を防止して高い信頼性を確保することができる伝達比可変装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、ステアリング操作に伴い回転する入力軸に固定され該入力軸とともに一体回転するハウジングと、前記ハウジング内に回転可能に軸支されたモータ軸と、前記ハウジングに固定され前記モータ軸及び出力軸に連結されることにより前記モータ軸の回転を減速するとともにその回転を前記入力軸の回転に上乗せして前記出力軸に伝達する差動機構と、前記モータ軸と前記ハウジングとを連結することにより前記入力軸と出力軸とを相対回転不能にロック可能なロック機構とを備え、前記ロック機構は、前記ハウジングに設けられたロックアームと、前記モータ軸に設けられ前記ロックアームが係合される被係合部を有するロックホルダとを備えた伝達比可変装置であって、前記ロックアームは、前記ロックホルダの外側においてハウジング内に回動可能に軸支され、該回動により前記ロックホルダの被係合部に係合する係合爪とその回動軸を挟んで該係合爪と対向するカウンタバランサとを有し、該カウンタバランサは、前記ハウジングが所定速度で回転した場合に、その遠心力により前記係合爪が被係合部から脱離しない重さに設定されてなること、を要旨とする。
請求項2に記載の発明は、前記入力軸は、一端にステアリングホイールが固定される第1軸と前記ハウジングに固定された第2軸とが減速機構を介して連結されてなり、前記所定速度は、前記ステアリングホイールの所定の操舵速度と前記減速機構のギヤ比とに基づく速度であること、を要旨とする。
上記各構成によれば、ハウジングが高速回転した場合であっても、その遠心力によって係合爪がロックホルダの被係合部から脱離することを防止することができ、その結果、ロックアームの脱離を防止して高い信頼性を確保することができる。
本発明によれば、ロックアームの脱離を防止して高い信頼性を確保することが可能な伝達比可変装置を提供することができる。
以下、本発明をステアリングシャフトの途中に減速機構が設けられた車両用操舵装置(ステアリング装置)用の伝達比可変装置に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態のステアリング装置1の概略構成図である。同図に示すように、ステアリングホイール(ステアリング)2が固定されたステアリングシャフト3は、ラックアンドピニオン機構4を介してラック5に連結されており、ステアリング操作に伴うステアリングシャフト3の回転は、ラックアンドピニオン機構4によりラック5の往復直線運動に変換される。そして、このラック5の往復直線運動により操舵輪6の舵角、即ちタイヤ角が可変することにより、車両の進行方向が変更されるようになっている。
また、ステアリング装置1は、モータ7を駆動源としてステアリングホイール2の舵角(操舵角)に対する操舵輪6の舵角(タイヤ角)の比率、即ち伝達比(ギヤ比)を可変させる伝達比可変装置8を備えている。
本実施形態では、ステアリングシャフト3は、ステアリング2が連結された第1シャフト9とラックアンドピニオン機構4に連結される第2シャフト10とからなり、これら第1シャフト9及び第2シャフト10は、伝達比可変装置8を介して連結されている。尚、本実施形態の第1シャフト9は、ステアリング側シャフト9aとハウジング側シャフト9bとからなり、これら各シャフトは、後述する減速機構としてのギヤボックス43を介して連結されている。そして、ステアリング側シャフト9aの回転は、このギヤボックス43により増速されてハウジング側シャフト9bに伝達されるようになっている。
図2に示すように、伝達比可変装置8は、駆動源としてのモータ7と、差動機構としてのハーモニックドライブ11とを備えており、第1シャフト9の回転を第2シャフト10に伝達するとともにモータ7の回転を減速して第2シャフト10に伝達する。そして、ステアリング操作に伴う第1シャフト9の回転に、モータ駆動に基づく回転を上乗せして第2シャフト10に伝達することにより、ラックアンドピニオン機構4に入力されるステアリングシャフト3の回転を増速(又は減速)し、これにより操舵角に対する操舵輪6の伝達比を可変させるようになっている。
詳述すると、モータ7を収容するハウジング12は、略有底筒状に形成されており、モータ7は、そのモータシャフト7aとハウジング12とが同軸になるように同ハウジング12内に固定されている。また、ハウジング12の上壁部12aには、同ハウジング12と同軸となる位置に筒状の嵌合部13が設けられており、同嵌合部13は、その軸方向外側(図中上方向)に向かって延設されている。そして、ハウジング12は、その嵌合部13と第1シャフト9の一端とが嵌合されることにより同第1シャフト9に固定され、これにより、第1シャフト9とともに一体回転するようになっている。
一方、ハーモニックドライブ11は、同軸に並置されたステータギヤ21及びドリブンギヤ22と、これらの各ギヤと噛み合うように同軸配置された筒状のフレキシブルギヤ23とを備えている。ステータギヤ21は、ハウジング12と同軸となるように同ハウジング12に固定されており、ドリブンギヤ22は、連結部材25を介して第2シャフト10と同軸に連結されている。ステータギヤ21及びドリブンギヤ22には、互いに異なる歯数が設定されており、フレキシブルギヤ23は、楕円状に撓められた状態でこれら各ギヤの内側に配置されることにより、その外歯が該各ギヤの内歯とそれぞれ部分的に噛合されている。そして、ハウジング12とともにステータギヤ21が回転し、そのステータギヤ21の回転がフレキシブルギヤ23を介してドリブンギヤ22に伝達されることにより、ステアリング操作に伴う第1シャフト9の回転が第2シャフト10に伝達されるようになっている。
また、フレキシブルギヤ23の内側には、上記ステータギヤ21及びドリブンギヤ22とともにハーモニックドライブ11を構成する波動発生器27が配置されている。波動発生器27は、モータシャフト7aに連結されており、モータシャフト7aの回転に伴いフレキシブルギヤ23の内側を回転することにより、上記撓められたフレキシブルギヤ23の楕円形状、即ちステータギヤ21及びドリブンギヤ22との噛合部を回転させる。そして、ステータギヤ21とドリブンギヤ22と間の歯数差に基づいて、ドリブンギヤ22が波動発生器27の回転と逆方向に回転することにより、モータシャフト7aの回転が減速されて第2シャフト10に伝達されるようになっている。尚、本実施形態の伝達比可変装置8では、ハウジング12の上壁部12aにスパイラルケーブル装置24が設けられている。そして、このスパイラルケーブル装置24により、所定の回転範囲(許容回転範囲)においてモータ7とECU28、並びに後述するロック機構30のソレノイド37とECU28とが電気的に接続されるようになっている。
また、本実施形態の伝達比可変装置8は、入力軸である第1シャフト9と出力軸である第2シャフト10とを相対回転不能にロック可能なロック機構30を備えている。詳述すると、ロック機構30は、ハウジング12に設けられたロックアーム31と、モータシャフト7aの一端に固定され該モータシャフト7aとともに一体回転するロックホルダ32とを備えて構成されている。
図3に示すように、本実施形態では、ロックホルダ32は環状に形成され、モータシャフト7aと同軸に固定されている。そして、その周面には、ロックアーム31が係合される被係合部として、その厚み方向に延びる複数の係合溝33が凹設されている。一方、図2及び図3に示すように、ロックアーム31は、ロックホルダ32の外側において、回動可能にハウジング12内に軸支されている。具体的には、ハウジング12(詳しくはハウジング12に固定されたモータハウジング7bの一端)には、モータシャフト7aの軸線方向に沿って延びる回動軸34が設けられており、ロックアーム31は、この回動軸34により、ロックホルダ32と対向する位置(ロックホルダ32の回転平面と略同一の平面上)において回動可能に軸支されている。本実施形態では、ロックアーム31の一端(フック部31a)には、ロックホルダ32の周面に向かって突出する係合爪35が設けられている。そして、ロックアーム31は、その回動により、この係合爪35がロックホルダ32側の係合溝33と係合するようになっている。
本実施形態のロック機構30では、ロックアーム31は、コイルバネ36の弾性力により、そのフック部31aがロックホルダ32側に向かって回動するように付勢されている。尚、本実施形態では、回動軸34に遊嵌された捻りコイルバネを用いるが、説明の便宜のため、図中では、その機能のみを概念的に図示するものとする。そして、ロックアーム31の他端、即ち回動軸34を挟んで上記係合爪35と対向する側の端部(カウンタバランサ部31b)には、ロック機構30の駆動源であるソレノイド37のプランジャ38が連結されている。具体的には、ソレノイド37は、ロックホルダ32の外側において、そのプランジャ38がモータシャフト7aの軸線方向と略直交する方向に突出するように配設されており、同プランジャ38の先端は、ロックアーム31のカウンタバランサ部31bと回動可能に連結されている。本実施形態では、プランジャ38の基端部が収容されるソレノイド本体39の底部には、コイルバネ40が配設されており、プランジャ38は、このコイルバネ40の弾性力により、その先端がソレノイド本体39から突出する方向に付勢されている。そして、本実施形態のソレノイド37は、その励磁コイル41への通電がなされる、即ちオン状態となることにより、コイルバネ40の弾性力に抗してプランジャ38をソレノイド本体39の内部へと引き込むようになっている。
即ち、本実施形態のロック機構30では、非ロック時には、ソレノイド37をオン状態とし、ロックアーム31のカウンタバランサ部31bに連結されたプランジャ38を引き込むことにより、そのフック部31aがロックホルダ32から離間する方向にロックアーム31を回動させる。また、ロック時には、ソレノイド37をオフ状態とすることにより、コイルバネ36の弾性力によって、そのフック部31aがロックホルダ32に近接する方向にロックアーム31を回動させる。そして、この回動によって、フック部31a先端の係合爪35をロックホルダ32側の係合溝33と係合させることにより、ロックアーム31が設けられたハウジング12とロックホルダ32が設けられたモータシャフト7aとを相対回転不能に連結し、これにより、第1シャフト9と第2シャフト10とを相対回転不能にロックするようになっている。
次に、本実施形態のロック機構の特徴的構成及びその効果について説明する。
上述のように、図1に示すごとく、本実施形態のステアリング装置1では、第1シャフト9は、ステアリング2が固定される第1軸としてのステアリング側シャフト9aと伝達比可変装置8のハウジング12に固定される第2軸としてのハウジング側シャフト9bとにより構成されている。そして、これらステアリング側シャフト9aとハウジング側シャフト9bとの間には、ステアリング側シャフト9aの回転を増速してハウジング側シャフト9bに伝達するギヤボックス43が設けられている。
上述のように、図1に示すごとく、本実施形態のステアリング装置1では、第1シャフト9は、ステアリング2が固定される第1軸としてのステアリング側シャフト9aと伝達比可変装置8のハウジング12に固定される第2軸としてのハウジング側シャフト9bとにより構成されている。そして、これらステアリング側シャフト9aとハウジング側シャフト9bとの間には、ステアリング側シャフト9aの回転を増速してハウジング側シャフト9bに伝達するギヤボックス43が設けられている。
即ち、図4に示すように、本実施形態のステアリング装置1では、伝達比可変装置8のハウジング12は、ステアリング2の操舵速度ωsにギヤボックス43の所定のギヤ比α(例えば、13.67)を乗じた速度ωhで回転する。従って、運転者による操舵速度ωsの限界値を16rad/秒(緊急回避時における急操舵の想定値)とすれば、ハウジング12及び同ハウジング12に設けられたロックアーム31は、最大約2089rpmで回転することになる。
この点を踏まえ、本実施形態のロック機構30では、ロックアーム31は、ハウジング12がその最大速度、即ち運転者による操舵速度ωsの限界値に相当する所定の速度ω0とギヤボックス43のギヤ比αとに基づく所定速度としての速度ω1で回転した場合に、その遠心力により係合爪35がロックホルダ32の係合溝33から脱離しないように、そのカウンタバランサ部31bの重さWが設定されている。
即ち、ハウジング12の回転に伴い、ロックアーム31には、そのフック部31a及びカウンタバランサ部31bにそれぞれ遠心力F0,F1が作用する。そして、フック部31aに作用する遠心力F0は、コイルバネ36の弾性力Fkに抗して、係合爪35を係合溝33内から脱離する方向にロックアーム31を回動させる力となり、カウンタバランサ部31bに作用する遠心力F1は、係合爪35を係合溝33内に留めおく力となる。従って、コイルバネ36の弾性力Fkの絶対値とカウンタバランサ部31bに作用する遠心力F1の絶対値との和がフック部31aに作用する遠心力F0の絶対値よりも大きい(|Fk|+|F1|>|F0|)ことが、ハウジング12の回転に伴う遠心力により係合爪35がロックホルダ32の係合溝33から脱離しないための条件となる。そして、本実施形態では、ロックアーム31は、運転者による操舵速度ωsの限界値に相当する所定の速度ω0とギヤボックス43のギヤ比αとに基づく速度ω1でハウジング12が回転した場合に、上記の条件を満たすように、そのカウンタバランサ部31bの重さWが設定されている。その結果、ハウジング12が上記最大速度で回転した場合であっても、その遠心力によって係合爪35がロックホルダ32の係合溝33から脱離しないようになっている。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・本実施形態では、特に言及しなかったが、ステアリング側シャフト9aとハウジング側シャフト9bとの間の増速用のギヤボックス43に加え、第2シャフト10とラックアンドピニオン機構4との間に減速用のギヤボックスを設けたステアリング装置に具体化してもよい。
・本実施形態では、特に言及しなかったが、ステアリング側シャフト9aとハウジング側シャフト9bとの間の増速用のギヤボックス43に加え、第2シャフト10とラックアンドピニオン機構4との間に減速用のギヤボックスを設けたステアリング装置に具体化してもよい。
・本実施形態では、ステアリング側シャフト9aとハウジング側シャフト9bとの間に増速用のギヤボックス43を設けたステアリング装置1に具体化した。しかし、これに限らず、このようなギヤボックスの設けられていないステアリング装置に具体化してもよく、その場合、所定速度は、操舵速度ωsの限界値に相当する所定の速度ω0とすればよい。
1…ステアリング装置、2…ステアリングホイール(ステアリング)、3…ステアリングシャフト、6…操舵輪、7…モータ、7a…モータシャフト、8…伝達比可変装置、9…第1シャフト、9a…ステアリング側シャフト、9b…ハウジング側シャフト、10…第2シャフト、11…ハーモニックドライブ(差動機構)、12…ハウジング、28…ECU、30…ロック機構、31…ロックアーム、31a…フック部、31b…カウンタバランサ部、32…ロックホルダ、33…係合溝、34…回動軸、35…係合爪、36…コイルバネ、43…ギヤボックス(減速機構)、α…ギヤ比、ωs…操舵速度、ωh,ω0,ω1…速度、F0,F1…遠心力、Fk…弾性力、W…重さ。
Claims (2)
- ステアリング操作に伴い回転する入力軸に固定され該入力軸とともに一体回転するハウジングと、前記ハウジング内に回転可能に軸支されたモータ軸と、前記ハウジングに固定され前記モータ軸及び出力軸に連結されることにより前記モータ軸の回転を減速するとともにその回転を前記入力軸の回転に上乗せして前記出力軸に伝達する差動機構と、前記モータ軸と前記ハウジングとを連結することにより前記入力軸と出力軸とを相対回転不能にロック可能なロック機構とを備え、前記ロック機構は、前記ハウジングに設けられたロックアームと、前記モータ軸に設けられ前記ロックアームが係合される被係合部を有するロックホルダとを備えた伝達比可変装置であって、
前記ロックアームは、前記ロックホルダの外側においてハウジング内に回動可能に軸支され、該回動により前記ロックホルダの被係合部に係合する係合爪とその回動軸を挟んで該係合爪と対向するカウンタバランサとを有し、該カウンタバランサは、前記ハウジングが所定速度で回転した場合に、その遠心力により前記係合爪が被係合部から脱離しない重さに設定されてなること、を特徴とする伝達比可変装置。 - 請求項1に記載の伝達比可変装置において、
前記入力軸は、一端にステアリングホイールが固定される第1軸と前記ハウジングに固定された第2軸とが減速機構を介して連結されてなり、
前記所定速度は、前記ステアリングホイールの所定の操舵速度と前記減速機構のギヤ比とに基づく速度であること、を特徴とする伝達比可変装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004374367A JP2006176094A (ja) | 2004-12-24 | 2004-12-24 | 伝達比可変装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004374367A JP2006176094A (ja) | 2004-12-24 | 2004-12-24 | 伝達比可変装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=36730597
Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010036747A (ja) * | 2008-08-06 | 2010-02-18 | Jtekt Corp | 伝達比可変操舵装置及び伝達比可変操舵装置用のモータのロック機構 |
JP2020165509A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 本田技研工業株式会社 | 回転軸停止用ロック機構 |
-
2004
- 2004-12-24 JP JP2004374367A patent/JP2006176094A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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