JP2006175114A - 皮脂紋認識装置及び皮脂紋認識方法 - Google Patents

皮脂紋認識装置及び皮脂紋認識方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 媒体上に残留した皮脂紋の痕跡を分解でき、安定して皮脂紋を認識することができる皮脂紋認識装置及び皮脂紋認識方法を提供する。
【解決手段】 指紋認識装置1は、カード11を指紋認識装置1の内部で搬送させる搬送手段21と、カード11を指紋認識装置1の内部で帯電させる帯電手段7と、指紋情報に対応してカード11上に形成された静電潜像を、指紋認識装置1の内部でトナー像化させるトナー像形成手段8と、このトナー像の形状情報を作成する形状情報作成手段9と、この形状情報を出力する出力手段と、カード11上の指紋情報を分解する皮脂分解手段4とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、媒体に皮脂紋情報を読み取り情報として保持させ、該読み取り情報を予め格納した固有情報と照合して認証を行う認証システムに用いられる皮脂紋認識装置及び媒体に保持した読み取り情報としての皮脂紋情報を、予め格納した固有情報と照合して認証を行う認証システムにおける皮脂紋認識方法に関するものである。
この種の皮脂紋認識装置や皮脂紋認識方法が用いられる認証システムとして、指紋を用いた認証システムがあり、指紋の検出に関しては、感圧センサを用いたもの、感熱センサを用いたもの、静電容量の変化をとらえるもの、レーザー光の反射を用いたもの等がある。
例えば特許文献1には感圧式の指紋センサを用いた認識装置が、また特許文献2には指紋を紙上に押下して、指から紙上に付着した皮脂にトナーを定着させる認識装置及び認識方法が記載されている。
上記特許文献1に記載の認識装置及び認識方法にあっては、装置本体に取り付けられたセンサの読み取り面上に指を押し付けることにより指紋の形状を検知しようとするものであり、読み取り面には多数のユーザーが触れることになる。
かかる場合には、読み取り面に傷や汚れが発生しやすくなって認識の精度が低下してしまうことが懸念される。
また、人によっては不特定のユーザーが接触した面に触れることに対し不快感を覚える場合がある。
また、特許文献2に記載の認識装置及び認識方法にあっては、紙上に付着した皮脂にトナーを定着させるためには、指が適度に皮脂を含んでいなければならず、個人差により安定して指紋を認識することが困難であった。
このため、傷や汚れによる認識精度の低下、認識対象となる導電体の表面形状の相違による認識精度のバラツキが小さく、ユーザーが不快感を覚えることを防止できると共に、安定して皮脂紋を認識することができる皮脂紋認識装置及び皮脂紋認識方法に対する要請が高まっている。
このような要請に基づいて、本出願人は既に、導電体の表面形状を、帯電させたカードのような媒体に静電潜像として保持し、装置内部でトナー像化して装置内部の読み取り装置で形状情報化する導電体の表面形状認識装置及び導電体の表面形状認識方法を提案している(特願2004−246570号)。
特開2004−138416号公報 特開昭61−288837号公報
ところで、特許文献1に記載されている認識装置及び認識方法においては、感圧式指紋センサの指紋検出部を構成する透明感圧シートが不特定のユーザーにより接触されるため、使用される毎に透明感圧シート上に残留している前のユーザーの指紋の痕跡を除去する必要があるが、特許文献1には、この点について、何らの配慮もされていなかった。
また、特許文献2に記載されている認識装置及び認識方法においては、媒体として紙を用いるため、そもそも媒体が繰り返し使用に供されるものではなく、使用される毎に、新たな紙を用意する必要があった。
本発明は、かかる課題に鑑みて為されたものであり、読み取り情報としての皮脂紋情報を保持する媒体が繰り返し使用に供される場合において、前の使用の際に媒体上に残留した皮脂紋の痕跡を分解でき、一層安定して皮脂紋を認識することができる皮脂紋認識装置及び皮脂紋認識方法を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、請求項1記載の皮脂紋認識装置は、媒体に皮脂紋情報を読み取り情報として保持させ、該読み取り情報を予め格納した固有情報と照合して認証を行う認証システムに用いられ、前記媒体を装置内部で搬送させる搬送手段と、前記媒体を前記装置内部で帯電させる帯電手段と、前記皮脂紋情報に対応して前記媒体上に形成された静電潜像を、前記装置内部でトナーにより現像してトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記装置内部で前記トナー像の形状情報を作成する情報作成手段と、前記形状情報を出力する出力手段とを有する皮脂紋認識装置において、前記媒体上の皮脂紋情報を分解する皮脂紋情報分解手段を設けたことを特徴とするものである。
請求項1に係る皮脂紋認識装置によると、媒体上の皮脂紋情報は、必要に応じて分解される。
従って、皮脂紋情報の痕跡が除去された媒体に保持された新たな皮脂紋情報に応じた静電潜像が、読み取り情報として安定して形成され保持され、装置内部でトナー像が形成されて皮脂紋情報が可視化される。
請求項2記載の皮脂紋認識装置は、前記皮脂紋情報分解手段が、導電性ゴムローラと前記媒体とを接触させて、これら導電性ゴムローラと媒体との間で放電を生ぜしめるものであることを特徴とするものである。
また、請求項3記載の皮脂紋認識装置は、前記皮脂紋情報分解手段が、導電性繊維ブラシと前記媒体とを接触させて、これら導電性繊維ブラシと媒体との間で放電を生ぜしめるものであることを特徴とするものである。
本願発明者の知見によると、媒体が放電を受けると、この媒体上の皮脂が有効に分解されて、皮脂紋の体をなさなくなることが判明した。
かかる知見に基づいて、この請求項2及び請求項3に係る皮脂紋認識装置によると、導電性ゴムローラと媒体との間、あるいは導電性繊維ブラシと媒体との間で放電を生じさせることにより、媒体上の皮脂紋情報が分解される。
従って、皮脂紋情報の痕跡が分解された媒体に、新たな皮脂紋情報を保持させ、この皮脂紋情報に応じた静電潜像が、読み取り情報として安定して形成されると共に、装置内部でこの静電潜像トナー像化されることにより皮脂紋情報が可視化される。
また、請求項4記載の皮脂紋認識方法は、媒体に保持した読み取り情報としての皮脂紋情報を、予め格納した固有情報と照合して認証を行う認証システムに用いられ、前記媒体を帯電させる帯電工程と、前記媒体上に前記皮脂紋情報に対応する静電潜像を形成させる静電潜像形成工程と、前記静電潜像をトナー像化させるトナー像形成工程と、前記トナー像の形状を抽出する読み取り工程とを有する皮脂紋認識方法において、前記帯電工程の前に、前記媒体上の皮脂紋情報を分解する皮脂紋情報分解工程を更に有することを特徴とするものである。
この請求項4に係る皮脂紋認識方法によると、帯電工程の前に、媒体上の皮脂紋情報は、皮脂紋情報分解工程において分解される。
従って、皮脂紋情報の痕跡が分解された媒体に、新たな皮脂紋情報を保持させ、この皮脂紋情報に応じた静電潜像が、読み取り情報として安定して形成されると共に、装置内部でこの静電潜像トナー像化されることにより皮脂紋情報が可視化される。
請求項1に係る皮脂紋認識装置によれば、媒体上の皮脂紋情報を分解する皮脂紋情報分解手段を設けたので、前の使用の際に媒体上に残留した皮脂紋の痕跡を分解することが可能となる。
従って、新たにユーザーが押下した皮脂紋情報に対応して媒体上に形成された静電潜像のみをトナー像化して可視化することができ、これにより、安定して皮脂紋を認識可能な皮脂紋認識装置を提供することができる。
また、請求項2及び請求項3に係る皮脂紋認識装置によれば、皮脂紋情報分解手段として、と導電性ゴムローラと媒体との間、あるいは導電性繊維ブラシと媒体との間で生じる放電により、前の使用の際に媒体上に残留した皮脂紋の痕跡を更に確実に分解することが可能となる。
請求項4に係る皮脂紋認識方法によれば、帯電工程の前に、媒体上の皮脂紋情報は、皮脂紋情報分解工程において確実に分解される。
従って、前の使用の際に媒体上に残留した皮脂紋の痕跡を分解することが可能となると共に、新たにユーザーが押下した皮脂紋情報に対応して媒体上に形成された静電潜像のみをトナー像化して可視化することができ、これにより、安定して皮脂紋を認識可能な皮脂紋認識方法を提供することができる。
図1乃至図7は本発明の皮脂紋認識装置の実施形態としての指紋認識装置を示すものであり、図1は、指紋認識装置のブロック図を、図2乃至図7は、指紋認識装置の各部概略構成をそれぞれ示している。
図1において、1は指紋認識装置であり、この指紋認識装置1は、挿入口と排出口を兼ねるスロット2が形成されたケース3を有しており、このケース3の内部に、皮脂分解手段4、クリーニング手段5、除電手段6、帯電手段7、トナー像形成手段8、形状情報作成手段9、制御手段10の各手段が設けられている。
これら各手段には図示しない電源により所定の電圧が必要に応じて適宜印加される。
また、後述するカード(媒体)11が、皮脂分解手段4、クリーニング手段5、除電手段6、帯電手段7、トナー像形成手段8及び形状情報作成手段9の各手段を通過できるように搬送手段21が設けられている。
皮脂分解手段4、クリーニング手段5、除電手段6、帯電手段7、トナー像形成手段8、形状情報作成手段9及び搬送手段21は、それぞれライン22〜28で制御手段10と接続されており、この制御手段10により、皮脂分解手段4、クリーニング手段5、除電手段6、帯電手段7、トナー像形成手段8、形状情報作成手段9及び搬送手段21の作動が制御される。
また29は図示しないホストコンピュータに設けられた中央演算装置であり、この中央演算装置29は、ライン30を介して形状情報作成手段9と、ライン31を介して制御手段10と接続されている。
この中央演算装置29には、固有情報としてのユーザーの指紋情報が格納されている。
図2は、皮脂分解手段4の概略構成図であり、下面が開口されている筐体41の内部空間には、皮脂分解用ローラ42が、金属シャフト43に嵌着されている。
この金属シャフト43の両端は筐体41に軸支されており、図2において時計方向に回転自在とされている。
皮脂分解用ローラ42は、金属シャフト43に、導電性ゴムローラ44を被覆することにより、導電性弾性体ローラとして構成される。
この導電性ゴムローラ44の体積抵抗は、好適には10〔Ωcm〕から10〔Ωcm〕とされており、含有されるカーボンの量を調整してかかる体積抵抗値に調整されたウレタン系、シリコン系、エピクロヒドリン系の材料が使用される。
なお、導電性ゴムローラ44の材料として、体積抵抗値が10〔Ωcm〕から10〔Ωcm〕の樹脂を被覆しても差し支えない。
この場合、ナイロン(登録商標)系、ウレタン系、テフロン(登録商標)系等の材料が適宜使用される。
導電性ゴムローラ44の体積抵抗値が10〔Ωcm〕より小さいと、後述するカード11上の誘電層104との間で電圧が印加された場合に、電流のリークが発生すると共にピンホールが発生することになる。
また、導電性ゴムローラ44の体積抵抗値が10〔Ωcm〕より大きいと、カード11上の誘電層104との間で電圧が印加された場合に、導電性ゴムローラ44と誘電層104との間で放電を生じさせることが困難になる。
また、図2の矢印Aで示されるように、この皮脂分解手段4は、図示しない駆動手段により、皮脂分解動作時のみカード11と接触し、皮脂分解動作を行わない時はカード11から離れるように上下に移動自在な構造とされている。
図3は、クリーニング手段5の概略構成図であり、このクリーニング手段5には、搬送手段21上を図において左右方向に搬送されてくるカード11の表面に摺接されるファーブラシローラ51、このファーブラシローラ51に当接されるバイアスローラ(回収ローラ)52、及びこのバイアスローラ52の外周に当接され、ウレタンゴム等からなるクリーニングブレード53が設けられている。
また図3の矢印Bで示されるように、クリーニング手段5は、クリーニング時のみカード11と接触し、クリーニングを行わない時はカード11から離れるように上下に移動自在な構造とされている。
図4は、除電手段6の概略構成図であり、除電ブラシ61の先端部61aが、搬送手段21上を図において左右方向に搬送されてくるカード11の表面から1mmから4mmの位置となるように設けられてAC除電器を構成している。
図5は、帯電手段7の概略構成図であり、ワイヤー状のコロナ放電電極71、シールド部材としてのコの字状サイドプレート72に取り付けられた制御グリッド73が設けられていてスコロトロン帯電装置を構成している。
制御グリッド73のグリッド面73aは、搬送路21上を搬送されてくるカード11の表面11aから1mmから4mmの位置になるように配置されている。
図6は、トナー像形成手段8の概略構成図であり、このトナー像形成手段8は、現像ローラ81と、この現像ローラ81上のトナー82を薄層化する現像ブレード83と、現像ローラ81にトナー82を供給するトナー供給ローラ84とから構成される接触の1成分現像器である。
また、トナー82には、負帯電性の非磁性1成分系のトナーが用いられている。
図7は、形状情報作成手段9の概略構成図であり、この形状情報作成手段9は、読み取りレンズ91と、CCDセンサ92とで構成されている。
読み取りレンズ91としては、2f系、4f系などを用いることができる。
またCCDセンサ92としては、例えば皮脂紋認識の対象が大きさ約1インチ角(25.4mm×25.4mm)で表現可能な指紋の場合には、512×512画素程度(約500DPI)のもので十分と考えられるが、更に画素数を増やしても構わない。
図8は、指紋認識装置1に用いられるカード(媒体)11の構造図であり、このカード11は、指紋に関する読み取り情報を保持し、予め登録されているカード保有者の指紋に関する固有情報と、前記読み取り情報を照合する認証システムに用いられるものである。
このカード11自体の大きさは任意であるが、銀行のキャッシュカードや信販会社のクレジットカード等と同様な大きさである幅54mm、長さ86mm、厚さ0.75mmであれば汎用性が高い。
このカード11には、基材101及びこの基材101上に形成された静電潜像形成部102を有しており、静電潜像形成部102の大きさは、前述したように皮脂紋認識の対象が例えば指紋である場合には、約1インチ角(25.4mm×25.4mm)である。
基材101の材質としては、硬さ、強度、剛性の観点からポリエチレンテレフタレート(PET)が好適である。
静電潜像形成部102は、基材101上に導電層103、誘電層104、オーバーコート層105を塗布した構造になっている。
導電層103、誘電層104、オーバーコート層105の塗布方法としては、所定の添加材料と結着樹脂とを溶媒に分散または溶解して塗工液を調製し、この塗工液を基材101上に塗布する方法が一般的である。
導電層103としては、金、アルミなどの導電性金属の蒸着層を用いることができるほか、金属及びその酸化物、窒化物、塩、合金、更にはカーボンなどの導電性材料などを含有した樹脂層としても良い。
誘電層104としては、ポリカーボネート樹脂、スチレン樹脂等の各種樹脂材料が挙げられる。
また、オーバーコート層105は必ずしも必要なものではないが、フッ素樹脂粒子と結着樹脂とを含有する溶液を塗布することにより形成される。
フッ素樹脂粒子の具体例としては、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレンなどが、単独で、あるいは2種以上を組み合わせて用いられる。
フッ素樹脂粒子を分散する結着樹脂としては、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂などが挙げられる。
次に、上述した指紋認識装置1とカード11とにより、本実施形態における指紋認識がどのように行われるかを図9のフローに基づいて説明する。
ここで図9においては、中央の点線部を境界とし、左側が装置1の外部で実行されるステップ、右側が装置1の内部で実行されるステップを示している。
ステップS1で、カード(媒体)11が、スロット2より挿入され、搬送手段21上に載置される。
次に、カード11は、搬送手段21により皮脂分解手段4と対向する位置まで搬送され、このカード11に対してステップS2の皮脂分解が行われる。
このステップ2においては、図示しない駆動機構により、皮脂分解手段4が下方に移動され、皮脂分解用ローラ42とカード11とが当接させられると共に、皮脂分解用ローラ42の回転が開始され、導電性ゴムローラ44とカード11とが摺接される。
そして、本実施の形態においては、図示しない外部高圧電源から金属シャフト43にマイナス1000V程度の電圧が印加されると、導電性ゴムローラ44とカード11との間には放電が発生する。
すなわち、カード11の誘電層104の厚さが20〜30μmであると共に、この誘電層104と導電性ゴムローラ44との間に絶対値で約500Vから600V(本実施の形態においてはマイナス1000V)の電圧が印加された場合には、これら誘電層104と導電性ゴムローラ44とが接触している付近の微小なギャップ間で、パッシェンの法則により放電が開始される。
従って、仮にカード11上に、前の使用の際に付着された皮脂による指紋の痕跡が残留していたとしても、この皮脂による指紋の痕跡は、放電により分解されて、もはや指紋の体をなさなくなるので、以後のステップにおいて、前の使用の際に付着された指紋の痕跡による誤認識が生じることはない。
なお、本実施の形態において、金属シャフト43に印加される電圧をマイナス1000V程度としたのは、カード11上に指紋の痕跡が残留される原因となる皮脂量には個人差があるため、皮脂量が多い場合には、理論上の放電が開始される電圧(上述したように、絶対値で約500Vから600V)よりも高い電圧を印加する必要があるからである。
また、本実施の形態では、金属シャフト43にマイナスの電圧を印加することにより、カード11との間で放電を行っているが、金属シャフト43に印加する電圧の極性は、プラスあるいはマイナスのいずれであっても構わない。
次にカード11は、搬送手段21によりクリーニング手段5と対向する位置まで搬送され、このカード11の静電潜像形成部102に対してステップS3のプレクリーニングが行われる。
このとき、クリーニング手段5においては、ファーブラシローラ51及びバイアスローラ52のそれぞれに、図示しない別々の外部電源によってバイアス電圧が印加されており、プラス側の端子がそれぞれファーブラシローラ51及びバイアスローラ52に接続され、マイナス側の端子が接地されている。
外部電源により、ファーブラシローラ51に印加される電圧は、通常マイナスに帯電している静電潜像形成部102とは反極性のプラス300Vからプラス400Vの電圧が印加されている。
一方、図示しない別の外部電源によりバイアスローラ52に印加されるバイアス電圧は、ファーブラシローラ51に印加される電圧より高くプラス500からプラス600Vに設定されている。
かかる電圧の極性の違いと大小関係により、静電潜像形成部102のマイナス極性を有する汚れは、バイアスローラ52に集められ、クリーニングブレード53によって除去される。
なお、前述した皮脂分解手段4をわざわざ設けなくても、このステップS3のプレクリーニングあるいは後述するステップS12のポストクリーニングにおいて、ステップS2の皮脂分解を行わせることができるようにも思われる。
しかしながら、このステップS3のプレクリーニングあるいはステップS12のポストクリーニングは、繊維状のファーブラシローラ51にバイアス電圧を印加し、カード10上に付着したトナーやゴミを静電気力により吸着してクリーニングを行わせるものである。
従って、ファーブラシローラ51に印加されるバイアス電圧の絶対値を、カード11の誘電層104とファーブラシローラ51との間で放電が開始される電圧(例えばマイナス1000V)にまで増大させてしまうと、カード10上のトナーやゴミまでファーブラシローラ51と同極性に帯電されてしまい、これらトナーやゴミをファーブラシローラ51に付着させることができなくなってしまう。
このため、ステップS3のプレクリーニングあるいはステップS12のポストクリーニングにおいては、ファーブラシローラ51に印加されるバイアス電圧は、比較的低いプラス300Vからプラス400Vとされており、このバイアス電圧のレベルでは、誘電層104とファーブラシローラ51との間に放電を発生させてカード10上の皮脂を分解することはできないのである。
次に、カード11は、搬送手段21により除電手段6と対向する位置まで搬送され、このカード11に対してステップS4のプレ除電が行われる。
除電手段6においては、図示しない外部電源が接続されて±100V〜±1000V程度のAC電圧が印加されることで、カード11表面の除電が行われる。
次に、カード11は、搬送手段21により帯電手段7と対向する位置まで搬送され、このカード11に対してステップS5の帯電が行われる。
帯電手段7においては、図示しない外部高圧電源からコロナ放電電極71に電圧が印加され、このコロナ放電電極71と所定の電圧に保持された制御グリッド73とによってカード11が帯電される。
具体的には、コロナ放電電極71には、外部高圧電源によってマイナス5000Vからマイナス6000Vの電圧が印加されると共に、制御グリッドはマイナス700V程度に保持されるので、カード11の表面は約マイナス700Vに帯電される。
なお、本実施の形態では、コロナ放電電極71と制御グリッド73とにマイナスの電圧を印加することにより、カード11をマイナスに帯電させているが、コロナ放電電極71と制御グリッド73に印加する電圧の極性は、プラスあるいはマイナスのいずれであっても構わない。
一般的にはプラス電圧を印加するとオゾンの放出が減少するといわれており、コロナ放電電極71と制御グリッド73とに印加される電圧の極性がプラスの場合は、カード11もプラスに帯電される。
ステップS5の帯電が行われた後、カード11は一旦スロット2から外部に排出される(ステップS6)。
この際、皮脂分解手段4とクリーニング手段5とは、カード11から離れる位置まで移動されており、また除電手段6は制御手段10によりオフ状態とされる。
また、カード11の全体がスロット2から排出される必要はなく、少なくとも静電潜像形成部102が外部に露出すれば十分である。
そしてステップS7で、ユーザーが静電潜像形成部102上に指紋を押下することにより、静電潜像形成部102の表面には指紋の表面形状に応じた静電潜像が形成される。
このとき、上述した通り、カード11の前の使用により静電潜像形成部102に残留していた指紋の痕跡は、ステップS2の皮脂分解により分解されると共にステップS3のプレクリーニングにより除去されるので、静電潜像形成部102には、新たにユーザーが押下した指紋の表面形状に応じた静電潜像のみが形成される。
指紋は、皮膚の汗腺が突起した模様であり、連続した突起状の表面形状であるので、ユーザーが指を静電潜像形成部102に押下するように接触させるとき、微細に見るとこの突起状の部分が静電潜像形成部102と接触されている。
また、指は導電体であるので、帯電手段により約マイナス700Vに帯電している静電潜像形成部102の表面の電荷は、指との接触部分のみを通じてアースに流れることになる。
この結果、静電潜像形成部102においては、当該接触部分のみの電荷が失われ、表面に指紋状の静電潜像が形成される。
なお、本出願人の実験結果によると、指の突起状の部分が接触した箇所の電位は、当初の約マイナス700Vに対し、マイナス100Vから0Vに低下していた。
また、このステップでは、ユーザーに指紋を押下させる際、必要に応じて指紋の押下を促すための音声や文字表示等によるガイダンスが行われる。
この後、カード11は、再度スロット2より装置1内に挿入され(ステップS8)、搬送手段21によりトナー像形成手段8と対向する位置まで搬送され、このカード11に対してステップS9のトナー像形成が行われる。
この際、皮脂分解手段4とクリーニング手段5とは、カード11から離れる位置まで移動されると共に、また除電手段6と帯電手段7とは、制御手段10によりオフ状態とされるので、再度挿入されたカード11は、クリーニング、除電、帯電の各工程をスキップしてトナー像形成手段8に至る。
トナー像形成手段8においては、現像ローラ81に図示しない外部電源が接続されており、この現像ローラ81はカード11の進行方向と同じ方向に回転されている。
トナー供給ローラ84は、現像ローラ81と接触して回転されており、その回転方向は現像ローラ81と同方向でも反対方向でも構わない。
トナーは負帯電系の非磁性一成分トナーであり、粒径は6μmから10μm程度である。
現像ローラ81が、カード11の静電潜像形成部102と接触される。
これにより、静電潜像形成部102上に形成されている指紋の静電潜像は現像され、トナー像が形成されることにより可視化される。
具体的には、現像ローラ81は、図示せぬ外部高圧電源と接続されており、約マイナス300Vの電圧が印加されている。
また、トナー供給ローラ84は、図示せぬ外部高圧電源と接続されており、約マイナス450Vの電圧が印加されている。
トナー82は、トナー像形成手段8のフレーム内に蓄えられており、トナー供給ローラ84の回転によって機械的に現像ローラ81に付着される。
また、トナー供給ローラ84に印加されている電圧は、現像ローラ81に印加されている電圧よりマイナス側で絶対値が大きいので、トナー82は、現像ローラ81に吸着される。
この吸着されたトナー82は、現像ローラ81に圧接して取り付けられている薄板状の現像ブレード83により薄層化される。
ここでカード11が現像ローラ81と接触すると、静電潜像形成部102において、指の突起状の部分が接触した箇所の電位は、前述の通り、マイナス100Vから0Vであるので、現像ローラ81に付着しているトナー82は、静電潜像形成部102側に移動し、現像が行われる。
一方、静電潜像形成部102において、指の突起状の部分が接触しなかった箇所の電位はマイナス約700Vのままであるので、カード11が現像ローラ81と接触しても、現像ローラ81に付着しているトナー82は、静電潜像形成部102側に移動しないので、現像は行われない。
以上のようにして、カード11の静電潜像形成部102には、指紋(表面形状)に応じたトナー像が形成される。
このとき、上述した通り、カード11の静電潜像形成部102には、新たにユーザーが押下した指紋の表面形状に応じた静電潜像のみが形成されているので、この静電潜像にのみがトナーによる現像される。
従って、カード11の前の使用による指紋がトナー像化されることはない。
次にカード11は、搬送手段21により形状情報作成手段9と対向する位置まで搬送され、このカード11に対してステップS10の形状情報作成が行われる。
形状情報作成手段9において、前記トナー像はCCDセンサ92により読み取られ、ユーザーの指紋の形状に応じた電気信号に変換される。
このユーザーの指紋の形状に応じた電気信号は、ライン30を通じて中央演算装置29に出力され(ステップS11)、この中央演算装置29に予め登録されているユーザーの指紋の固有情報と照合される。
そして照合結果の一致、不一致により、当該ユーザーがカード11の真の所有者であるか否かが判別される。
一方、ステップS11の電気信号出力を終えた後、カード11は、搬送手段21によりクリーニング手段5と対向する位置まで戻され、このカード11の静電潜像形成部102に対してステップS12のポストクリーニングが行われる。
このポストクリーニングの内容も、前述したプレクリーニング(ステップS3)とほぼ同様であるが、このとき静電潜像形成部102はマイナス極性を有しており、静電潜像形成部102に残存するトナーもマイナス極性を有している。
したがって、前述の通り、静電潜像形成部102の表面電位とファーブラシローラ51の表面電位の電圧の極性の違い、ファーブラシローラ51に印加されているバイアス電圧、バイアスローラ52に印加されるバイアス電圧の大小関係により、静電潜像形成部102に残存するマイナス極性のトナー82は、バイアスローラ52に集められ、クリーニングブレード53によって除去される。
次にカード11は、搬送手段21により除電手段6と対向する位置まで戻され、このカード11に対してステップ13のポスト除電が行われる。
このポスト除電の内容は、前述したプレ除電(ステップS4)と同様であるので説明を省略する。
そしてカード11は、スロット2から外部に排出され(ステップS14)、ユーザーに返却されて繰り返し使用される。
この実施形態の皮脂紋認識装置により検出された指紋の一例を図10に示す。
この図10に示す画像は、この実施形態に基づいて、カード11をプレクリーニング、プレ除電及び帯電させ、実際にカード11の静電潜像形成部102に指紋を押下した後、トナー像形成手段8で静電潜像形成部102にトナー82を付着させ、形成されたトナー像をテープで剥離させて、白紙に貼り付け、デジタルカメラで撮影した画像である。
指紋の形状が非常に鮮明に検出されていることがわかる。
本実施の形態によれば、皮脂分解手段4として、導電性ゴムローラ44を被覆した皮脂分解用ローラ42にマイナス1000V程度の電圧を印加し、導電性ゴムローラ44とカード11とが接触している付近の微小なギャップ間に放電を発生させて、前の使用の際に付着された皮脂による指紋の痕跡を、もはや指紋の体をなさなくなる程度にまで分解している。
従って、指紋情報を保持するカード11を繰り返し使用できると共に、前の使用の際に付着された指紋の痕跡による誤認識を生じることの無い安定した指紋認識を行うことができる。
次に、皮脂分解手段の他の実施形態を図11に基づいて説明する。
この皮脂分解手段12においては、図11に示されるように、下面が開口されている筐体121の内部空間に、導電性ブラシ122が設けられている。
この導電性ブラシ122は、導電性本体部122aと、この導電性本体部122aに植毛された導電性ブラシ部122bと、導電性本体部122aから筐体121の側壁面に向けて延在される軸部122cとにより構成されており、この軸部122cの両端は筐体121の側壁面に固定して取り付けられている。
この導電性ブラシ部122bは、導電性本体部122aの上に、例えばナイロン(登録商標)系の繊維に含有されるカーボンの量を調整して体積抵抗値を10〔Ωcm〕から10〔Ωcm〕としたものを植毛して形成される。
なお、導電性ブラシ部122bの材料として、体積抵抗値が10〔Ωcm〕から10〔Ωcm〕の樹脂を用いても差し支えない。
この場合、ナイロン(登録商標)系、ウレタン系、テフロン(登録商標)系等の材料が適宜使用される。
導電性ブラシ部122bの抵抗値が10〔Ωcm〕より小さいと、カード11上の誘電層104との間で電圧が印加された場合に、電流のリークが発生すると共にピンホールが発生することになる。
また、導電性ブラシ部122bの体積抵抗値が10〔Ωcm〕より大きいと、カード11上の誘電層104との間で電圧が印加された場合に、導電性ブラシ部122bと誘電層104との間で放電を生じさせることが困難になる。
また、図11の矢印Cで示されるように、この皮脂分解手段12は、図示しない駆動手段により、皮脂分解動作時のみカード11と接触し、皮脂分解動作を行わない時はカード11から離れるように上下に移動自在な構造とされている。
この実施の形態の皮脂分解手段12を指紋認識装置1に適用した場合、図9のフローにおけるステップS2の皮脂分解は、以下のように実行される。
スロット2から挿入されたカード11は、搬送手段21により皮脂分解手段12と対向する位置まで搬送されると共に、図示しない駆動機構により、皮脂分解手段12が下方に移動され、導電性ブラシ122とカード11とが当接される。
そして、本実施の形態においては、図示しない外部高圧電源から導電性本体部122aにマイナス1000V程度の電圧が印加されると、導電性ブラシ部122bとカード11との間には放電が発生する。
すなわち、カード11の誘電層104の厚さが20〜30μmであると共に、この誘電層104と導電性ブラシ部122bとの間に絶対値で約500Vから600V(本実施の形態においてはマイナス1000V)の電圧が印加された場合には、これら誘電層104と導電性ブラシ部122bとが接触している付近の微小なギャップ間で、パッシェンの法則により放電が開始される。
従って、仮にカード11上に、前の使用の際に付着された皮脂による指紋の痕跡が残留していたとしても、この皮脂による指紋の痕跡は、放電により分解されて、もはや指紋の体をなさなくなるので、以後のステップにおいて、前の使用の際に付着された指紋の痕跡による誤認識が生じることはない。
なお、本実施の形態において、導電性本体部122aに印加される電圧をマイナス1000V程度としたのは、カード11上に指紋の痕跡が残留される原因となる皮脂量には個人差があるため、皮脂量が多い場合には、理論上の放電が開始される電圧(上述したように、絶対値で約500Vから600V)よりも高い電圧を印加する必要があるからである。
また、本実施の形態では、導電性本体部122aにマイナスの電圧を印加することにより、カード11との間で放電を行っているが、導電性本体部122aに印加する電圧の極性は、プラスあるいはマイナスのいずれであっても構わない。
この実施の形態においても、皮脂分解手段12として、導電性ブラシ122bを備えた導電性ブラシ122にマイナス1000V程度の電圧を印加し、導電性ブラシ122bとカード11とが接触している付近の微小なギャップ間に放電を発生させて、前の使用の際に付着された皮脂による指紋の痕跡を、もはや指紋の体をなさなくなる程度にまで分解している。
従って、指紋情報を保持するカード11を繰り返し使用できると共に、前の使用の際に付着された指紋の痕跡による誤認識を生じることの無い安定した指紋認識を行うことができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能なものである。
具体的には、上述した実施の形態においては、帯電手段7としてスコロトロン帯電装置を設けているが、皮脂分解手段4あるいは皮脂分解手段12が、帯電手段7の機能を兼ねることとしても良い。
この場合は、図9において、ステップS4のプレ除電が行われた後に、媒体11は、再び皮脂分解手段4あるいは皮脂分解手段12と対向する位置まで搬送され、金属シャフト43あるいは導電性ブラシ部122bに、外部高圧電源からマイナス1250V程度の電圧を印加させることにより、カード11の表面11aを約マイナス700Vに帯電させることができる。
本発明の実施形態による指紋認識装置のブロック図である。 同認識装置の皮脂分解手段の概略構成図である。 同認識装置のクリーニング手段の概略構成図である。 同認識装置の除電手段の概略構成図である。 同認識装置の帯電手段の概略構成図である。 同認識装置のトナー像形成手段の概略構成図である。 同認識装置の形状情報作成手段の概略構成図である。 同認識装置と共に用いられるカード(媒体)の構造を説明する図である。 同認識装置による指紋認識のフロー図である。 同認識装置により検出された指紋の一例を示す図である。 皮脂分解手段の他の実施形態の概略構成図である。
符号の説明
1 指紋認識装置
4,12 皮脂分解手段
5 クリーニング手段
6 除電手段
7 帯電手段
8 トナー像形成手段
9 形状情報作成手段
10 制御手段
11 カード(媒体)
42 皮脂分解用ローラ
122 導電性ブラシ

Claims (4)

  1. 媒体に皮脂紋情報を読み取り情報として保持させ、該読み取り情報を予め格納した固有情報と照合して認証を行う認証システムに用いられ、前記媒体を装置内部で搬送させる搬送手段と、前記媒体を前記装置内部で帯電させる帯電手段と、前記皮脂紋情報に対応して前記媒体上に形成された静電潜像を、前記装置内部でトナーにより現像してトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記装置内部で前記トナー像の形状情報を作成する情報作成手段と、前記形状情報を出力する出力手段とを有する皮脂紋認識装置において、
    前記媒体上の皮脂紋情報を分解する皮脂紋情報分解手段を設けたことを特徴とする皮脂紋認識装置。
  2. 前記皮脂紋情報分解手段が、導電性ゴムローラと前記媒体とを接触させて、これら導電性ゴムローラと媒体との間で放電を生ぜしめるものであることを特徴とする請求項1に記載の皮脂紋認識装置。
  3. 前記皮脂紋情報分解手段が、導電性繊維ブラシと前記媒体とを接触させて、これら導電性繊維ブラシと媒体との間で放電を生ぜしめるものであることを特徴とする請求項1に記載の皮脂紋認識装置。
  4. 媒体に保持した読み取り情報としての皮脂紋情報を、予め格納した固有情報と照合して認証を行う認証システムに用いられ、前記媒体を帯電させる帯電工程と、前記媒体上に前記皮脂紋情報に対応する静電潜像を形成させる静電潜像形成工程と、前記静電潜像をトナー像化させるトナー像形成工程と、前記トナー像の形状を抽出する読み取り工程とを有する皮脂紋認識方法において、
    前記帯電工程の前に、前記媒体上の皮脂紋情報を分解する皮脂紋情報分解工程を更に有することを特徴とする皮脂紋認識方法。
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JP2010523249A (ja) * 2007-04-12 2010-07-15 ノーサンプトンシャー ポリス オーソリティ 指紋検出

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