JP7313580B1 - 入力装置、入力システム、入力方法、及びプログラム - Google Patents

入力装置、入力システム、入力方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

入力装置(100)において、位置検出部(110)は、操作面(200)上を摺動する操作体(300)の位置を検出する。押圧力検出部(120)は、位置検出部(110)が検出した位置において操作体(300)が操作面(200)を押圧する圧力を検出する。記録部(130)は、位置検出部(110)から操作体(300)の位置と押圧力検出部(120)からその位置における操作体(300)による圧力とを取得し、それらの履歴を記録する。特徴抽出部(140)は、記録部(130)が記録した操作体(300)の位置と圧力の履歴から、操作体(300)による摺動の特徴を示すデータを抽出する。

Description

本開示は、入力装置、入力システム、入力方法、及びプログラムに関する。
操作面と表示面とが一体となったタッチパネルを備えるスマートフォン、タブレット端末等が広く知られている。このような端末では、ユーザはタッチパネルを指でタップしたり、摺動操作を行うことで、データ、指示等を入力する。
ところで、近年、ユーザの指などがタッチパネルを押圧する押圧強度を読み取り、指示に変換する装置が提案されている。例えば、特許文献1には、ユーザがタッチパネルを押す接触圧力の履歴を記録し、接触圧力の大きさと継続時間に応じて、メッセージを作成するタブレット端末が開示されている。
特開2015-176490号公報
特許文献1に記載されている情報処理装置は、接触圧力の特徴量を取得して、データに変換しており、接触点が移動する摺動操作には対応していない。
タッチパネルを操作する際に、摺動操作をすることが多い。摺動操作には、接触点の位置の変化だけでなく、接触点の押圧力の変化など情報も含まれている。しかし、従来の入力手法では、これらの情報は利用されていなかった。
本開示は、上記の実情に鑑みてなされたものであり、タッチパネルへの摺動操作を好適に検出することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示の入力装置は、操作面上を摺動する操作体の位置を検出する位置検出部と、位置検出部が検出した位置において操作体が操作面を押圧する圧力を検出する押圧力検出部と、位置検出部から操作体の位置と押圧力検出部からその位置における操作体による圧力を取得し、それらの履歴を記録する記録部と、前記操作体が前記操作面に接触している状態で検出された位置と圧力の時間的変化に基づいて、筆跡上の特徴点を特定する特徴抽出部と、を備える。
本開示によれば、押圧力検出部が、操作体が操作面を押圧する圧力を検出し、記録部が検出された圧力を含む特徴量の履歴を記録する。これにより、タッチパネルへの摺動操作を好適に検出することが可能となる。
実施形態に係る入力装置の機能構成を示す図 実施形態1に係る入力装置が検出した文字の例を位置のみで表示したものを説明するための図 実施形態1に係る入力装置が検出した文字の例を位置と圧力で表示したものを説明するための図 実施形態1に係る入力装置が検出した文字の例を位置と圧力で表示したものを説明するための図 実施形態1に係る入力装置が検出した文字の例が有する特徴点を説明するための図 実施形態1に係る筆跡登録処理を示すフローチャート 実施形態1に係る筆跡照合処理を示すフローチャート 実施形態1に係る記録処理を示すフローチャート 実施形態1に係る特徴抽出処理を示すフローチャート 実施形態1における登録データを説明するための図 実施形態1に係る実行処理を示すフローチャート 実施形態2においてユーザの指がタッチパネルを摺動する様子を説明するための図 実施形態2においてユーザの指がタッチパネルに接触する接触面における圧力分布を説明するための図 実施形態2において接触面における圧力分布を近似する圧力勾配を算出する過程を説明するための図 実施形態において圧力分布が角度を持つ場合の圧力勾配を算出する過程を説明するための図 実施形態3に係るキーデバイスがタッチパネルを操作する様子を説明するための図 実施形態3に係るキーデバイスがタッチパネル上を回転する回転動作の特徴を算出する過程を説明するための図 実施形態4に係る入力システムの構成を示す図 実施形態4においてオンラインで実印を押印する様子を説明するための図 実施形態4に係る入力システムの構成を示す図 変形例1における複数の入力の例を説明するための図 実施形態に係る入力装置及びサーバのハードウェア構成を示す図
以下、本開示の実施形態に係る入力装置100について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本実施形態は説明のためのものであり、本開示の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本開示の範囲に含まれる。
(実施形態1)
実施形態1に係る入力装置100は、スマートフォン、タブレット端末等に使用される入力装置である。入力装置100は、図1に示すように、タッチパネル200を備え、ユーザの指等の操作体300による摺動操作を受け付ける。入力装置100は、タッチパネル200上の操作体300の位置を検出するだけでなく、検出された位置において操作体300がタッチパネル200を押圧する圧力も検出し、摺動の特徴を抽出する。
入力装置100が図2Aに示すような筆跡パターンT0を検出する場合を例に説明する。ここで、筆跡パターンの筆跡とは、筆記具で操作して描いたものだけでなく、指で操作して描いたものも含むものとする。筆跡パターンT0は、ひらがなの「て」の文字を描いたものであり、左側の端から出発し、矢印の方向に沿って進む。図2B、図2Cは、それぞれ、筆跡パターンT0に、タッチパネル200を押圧する圧力を付け加えて表した筆跡パターンT1、T2を描いたものである。筆跡パターンT1、T2の太さは、筆跡パターンT1、T2を構成する各点における圧力の大きさを表している。
筆跡パターンT1、T2は、位置のみで表示するとどちらも筆跡パターンT0と同一の筆跡パターンとなるが、各点における圧力を付け加えると筆跡パターンT0とは別のものになる。筆跡パターンT1は、文字の書き始めの圧力が小さく、右側の折り返しの地点で少し圧力が大きくなり、そのまま書き終わりの地点に向けて圧力が小さくなっていくのが特徴である。筆跡パターンT2は、文字の書き始めの圧力が大きく、少し圧力が小さくなった後、右側の折り返しの地点で少し圧力が大きくなり、再び少し圧力が小さくなった後、書き終わりの地点に向けて圧力が大きくなっていくのが特徴である。
このように、入力装置100は、筆跡を構成する各点における圧力を付け加えて筆跡を評価することで、ユーザの書き癖をより精度よく検出することができる。以下、ユーザの筆跡を一種の署名として使用して、入力された筆跡と予め登録されている筆跡とを照合し、照合結果に応じて対応する処理を実行する入力装置100について説明する。
図1に戻り、入力装置100の機能構成を説明する。入力装置100は、操作体300の位置を検出する位置検出部110と、操作面を押圧する圧力を検出する押圧力検出部120と、検出された位置と圧力を記録する記録部130と、筆跡の特徴量を抽出する特徴抽出部140と、を備える。入力装置100は、さらに、筆跡を照合する照合部150と、筆跡の特徴量を予め登録する登録部160と、処理を実行する実行部170と、を備える。
位置検出部110は、操作面であるタッチパネル200上を摺動するユーザの指等の操作体300の位置を検出する。なお、操作体300は、ユーザの指に限られず、タッチペン等のポインティングデバイス、印鑑、スタンプ等、タッチパネル200上を摺動させることができる他のデバイスであってもよい。
押圧力検出部120は、位置検出部110が検出した操作体300の位置において、操作体300がタッチパネル200を押圧する圧力を検出する。すなわち、押圧力検出部120は、位置検出部110がタッチパネル200上の位置を検出するのと同時に、操作体300がタッチパネル200を押圧する圧力を検出する。なお、位置検出部110と押圧力検出部位120は、一体となって構成されていてもよい。
記録部130は、位置検出部110から操作体300の位置と、押圧力検出部120からその位置における操作体300による圧力とを取得し、取得時刻を付して記録する。すなわち、記録部130は、一定時間ごとに取得した筆跡を構成する各点についての、位置と、圧力と、時刻と、を記録する。また、記録部130は、後述する特徴抽出部140が抽出した操作体300による摺動の特徴を記録する。このとき、記録部130は、特徴抽出部140が抽出した操作体300による摺動の特徴として、摺動の軌跡、即ち筆跡上の特徴的な点である特徴点F(jは自然数)の集合を記録する。
特徴抽出部140は、記録部130が記録した操作体300の位置と圧力の履歴から、操作体300による摺動の特徴を示すデータを抽出する。特徴抽出部140は、例えば、図3に例示する特徴点F~Fを抽出することにより、操作体300による摺動の特徴を抽出する。特徴点Fとして、それぞれその点における位置(x,y)と圧力pに基づくデータが記録部130に記録される。位置(x,y)と圧力pに基づくデータとは、位置(x,y)、圧力pそのもの、それらの時間的な変化率、それらの位置ベクトル等である。また、特徴点Fには、その点における時間tが併せて記録されてもよい。
特徴点Fは、筆跡パターン(例えば、筆跡パターンT2)の始点、終点、変曲点、位置又は圧力が極値をとる点等の特徴のある点である。図3に示す例で言えば、特徴点Fは、筆跡パターンT2の始点である。特徴点Fは、圧力が最小となり大きくなり始める点、すなわち圧力が極小値をとる点である。特徴点Fは、筆跡パターンT2の位置的な方向が大きく変わる点、すなわち位置座標が極値をとる点である。特徴点Fは、筆跡パターンT2の位置的な方向が大きく変わり、圧力が大きくなり始める点、すなわち位置座標が極値をとり、圧力が極小値をとる点である。特徴点Fは、例えば、圧力の変化率が一定となりその前後で圧力-時間グラフの凹凸が逆転する点、すなわち圧力が変曲点をとる点である。特徴点Fは、圧力が最大となり小さくなり始める点、すなわち圧力が極大値をとる点である。特徴点Fは、筆跡パターンT2の終点である。
照合部150は、特徴抽出部140が抽出した操作体300による摺動の特徴を示すデータを、登録部160が予め登録している操作体300の特徴を示すデータと照合する。照合部150は、特徴抽出部140が抽出した操作体300による摺動の特徴が、登録部160が登録している操作体300による摺動の特徴と一致するかどうか判定する。ここで、「一致」とは、完全な一致のみを意味するのではなく、ある程度の一致、すなわち類似という意味を含んでもよい。類似するか類似しないかは、一定の類似度演算で基準を満たすか否かで判定する。
登録部160は、操作体300による摺動の特徴を示すデータを予め登録する。また、登録部160は、記録部130が記録した操作体300による摺動の特徴を取得し、登録してもよい。
実行部170は、照合部150による照合の結果、特徴抽出部140が抽出した操作体300による摺動による特徴を示すデータが、登録部160が予め登録している操作体300による摺動の特徴を示すデータと一致した場合に、予め定められた動作を実行する。予め定められた動作とは、例えば、本人認証を成功させるための認証成功といった動作であってもよいし、なんらかの実行コマンドを生成する動作であってもよい。
図4Aは、入力装置100によって実行される筆跡登録処理を説明するフローチャートである。図4Bは、入力装置100によって実行される筆跡照合処理を説明するフローチャートである。筆跡登録処理は、筆跡照合処理によって照合されるべき筆跡を登録するための処理であり、筆跡照合処理を実行するにあたっての準備のための処理である。筆跡照合処理は、新たに受け付けた筆跡を筆跡登録処理において登録された筆跡と照合し、照合結果に応じた処理を実行する。以下、図4A、4B及び図5~7を参照して、筆跡登録処理及び筆跡照合処理を説明する。
入力装置100において、例えば、筆跡を登録するアプリが起動されたり、筆跡を登録するウェブページが開かれたりすることによって、図4Aに示す筆跡登録処理がスタートする。
筆跡登録処理がスタートすると、まず、筆跡を記録する記録処理がスタートする(ステップS100)。そして、記録処理において実行される後述の通知をきっかけに、筆跡の特徴を抽出する特徴抽出処理がスタートする(ステップS200)。特徴抽出処理は、記録処理と並行して実行されうる。
図5は、記録処理のフローチャートである。記録処理においては、操作体300による摺動の特徴が記録部130に記録される。
記録処理がスタートすると、まず、位置検出部110と押圧力検出部120とがそれぞれ最初の入力を検出するまで、すなわちi=0番目の位置と圧力とを検出するまで、待機状態となる(ステップS101でNo)。ここで、i番目とは、一定の時間間隔で位置と圧力とが取得される順番のことである。この時間間隔は、後述するクロック60が生成するクロック信号に基づくクロック時間に基づく時間間隔であってもよい。この場合、この時間間隔は、クロック時間そのものであってもよいし、クロック時間を何倍かした時間であってもよい。
位置検出部110と押圧力検出部120によってi=0番目の位置と圧力が検出されると(ステップS101でYes)、記録部130は、i=0番目の位置と圧力を記録する(ステップS102)。そして、記録部130は、0番目の位置と圧力とを指定して特徴抽出部140へ通知する(ステップS103)。
その後、順番iがインクリメントされ(ステップS104)、位置検出部110と押圧力検出部120が、i番目、すなわちここでは1番目の位置と圧力を検出すれば(ステップS105でYes)、記録部130は、i番目の位置と圧力とを記録する(ステップS106)。そして、記録部130は、記録したi番目の位置と圧力とを指定して特徴抽出部140へ通知する(ステップS107)。その後、処理は、ステップS104へ移る。
一方で、ステップS105において、位置検出部110と押圧力検出部120が、それぞれi番目の位置と圧力とを検出せず(ステップS105でNo)、アイドル時間が経過すると(ステップS108でYes)、記録処理は終了する。ここで、アイドル時間とは、操作体300によるタッチパネル200上の摺動操作を検知しなくなってから、摺動操作が終了したとみなすまでの時間のことである。アイドル時間は、予め設定されている。なお、ステップS108で、アイドル時間をみるのではなく、あらかじめ定められた特定の操作を検知したか否かを判定してもよい。この場合、入力装置100は、特定の操作を検知すると(ステップS108でYes)、記録処理を中断又は終了し、特定の操作を検知するまでは、処理は待機状態となる(ステップS108でNo、ステップS105でNo)。
ステップS105において位置検出部110と押圧力検出部120がそれぞれi番目の位置と圧力とを検出しなくなってから(ステップS105でNo)、予め設定されたアイドル時間が経過するまでは(ステップS108でNo)、処理は待機状態となる。
続いて、ステップS103において、記録部130が0番目の位置と圧力とを指定して特徴抽出部140へ通知することによってスタートする特徴抽出処理について、図6を参照して説明する。
特徴抽出処理がスタートすると、まず、特徴抽出部140が、筆跡を構成する点の番号iを0とし、特徴点の番号jを1とし、さらに、記録部130からの通知に指定されているi=0番目の位置と圧力を保持する(ステップS201)。
次に、iを1だけインクリメントする(ステップS202)。
続いて、特徴抽出部140は、i番目、すなわちここではi=1番目の位置と圧力とを指定した通知を受け取ったかどうかを判定する(ステップS203)。特徴抽出部140は、ステップS107で送信されたi番目の通知を受け取ると(ステップS203でYes)、その通知に指定されているi番目の点の位置と圧力を保持する(ステップS204)。
次に、特徴抽出部140は、i番目の点が特徴点に相当するか否かを判定する(ステップS205)。
特徴抽出部140は、操作体300の位置と圧力を、予め定められた関数で演算して求めた特徴量が、予め定められた条件を満たした点を特徴点として特定する。すなわち、特徴抽出部140は、i番目の点の位置と圧力(x,y,p)とi-1番目の点の位置と圧力(xi-1,yi-1,pi-1)の差分である第1変化率V(Vxi,Vyi,Vpi)=(x-xi-1,y-yi-1,p-pi-1)を算出する。次に、特徴抽出部140は、i番目の第1変化率Vとi-1番目の第1変化率Vi-1の差分である第2変化率A(Axi,Ayi,Api)=(Vxi-Vxi-1,Vyi-Vyi-1,Vpi-Vpi-1)を算出する。
例えば、第2変化率Aのいずれかの変数の絶対値が大きい点、または第2変化率Aのベクトルの大きさが大きい点は、操作体300による摺動の動き方が大きく変化する点であり、特徴点となる。したがって、特徴抽出部140は、第2変化率Aに関するこれらの値が予め定められた値よりも大きい場合に、その点を特徴点として特定する。
また、例えば、第2変化率Aのいずれかの変数が0となり、その前後で符号が変わる点は、変数-時間グラフの凹凸が変化する変曲点であり、特徴点となる。したがって、特徴抽出部140は、そのような点を特徴点として特定する。
また、特徴抽出部140は、位置検出部110と押圧力検出部120とによって検出された位置と圧力を、時間を変数とする関数として表し、その関数を二階微分した値を評価することによって、その点が特徴点に相当するか否かを判別してもよい。すなわち、特徴抽出部140は、記録部130が記録した位置と圧力の履歴を時間により二階微分した値が、予め定められた値以上となった点を特徴点として特定してもよい。
特徴抽出部140が、i番目の点が特徴点に相当しないと判別すると(ステップS205でNo)、処理は、ステップS202に戻る。
一方、特徴抽出部140が、i番目の点が特徴点に相当すると判別すると(ステップS205でYes)、記録部130は、i番目の点をj番目の特徴点として特定する。記録部130は、j番目の特徴点Fの特徴量として、位置データ、圧力データ、或いはそれらの位置ベクトル、特徴量を生成して記録する(ステップS206)。特徴量は、上述のように、第1変化率V、第2変化率A等である。また、jを1インクリメントする。
続いて、今回の処理が、図4Aに示す筆跡登録処理に含まれる特徴抽出処理であるか、図4Bに示す筆跡照合処理に含まれる特徴抽出処理であるかを判別する。現在の処理は、図4Aに示す筆跡登録処理に含まれる特徴抽出処理であるので(ステップS206で「筆跡登録処理」)、処理はステップS202に移る。
その後、iをインクリメントし(ステップS202)、特徴抽出部140は、i番目の位置と圧力とを指定した通知を受け取ったかどうかを判定する(ステップS203)。特徴抽出部140がi番目の通知を受け取っていなくとも(ステップS203でNo)、アイドル時間を経過するまでは(ステップS207でNo)、処理は待機状態となる。
一方で、特徴抽出部140がi番目の通知を受け取っておらず(ステップS203でNo)、アイドル時間を経過すると(ステップS207でYes)、現在の処理が、筆跡登録処理における処理であるか、筆跡照合処理における処理であるかを判別する。現在の処理は、筆跡登録処理における処理であるので、登録部160は、それまでに記録されている複数の特徴点Fで表される操作体300による摺動の特徴を登録する(ステップS208)。すなわち、登録部160は、筆跡の各特徴点の位置データ、圧力データ、特徴量を登録する。その後、処理は終了する。なお、ステップS207で、アイドル時間をみるのではなく、あらかじめ定められた特定の操作を検知したか否かを判定してもよい。この場合、入力装置100は、特定の操作を検知すると(ステップS207でYes)、登録部160は、操作体300による摺動の特徴を登録し(ステップS208)、特定の操作を検知するまでは(ステップS207でNo、ステップS203でNo)、待機状態となる。
特徴抽出処理が終了すると、記録部130は、例えば、図7に示すようなテーブルにより、入力装置100が検出した筆跡の特徴量を記録する。このテーブルには、例として、ユーザの識別情報と、筆跡の特徴点F、F、F、…、Fと、特徴点Fの特徴量を示すデータが記録されている。ここでは、例として、特徴点Fの特徴量を示すデータとして、x,y,p,V,Aが記録されている。
次に、図4Bを参照して、ユーザによる操作体300の摺動を検出し、登録されている筆跡と照合し、照合結果に応じた処理を実行する筆跡照合処理について説明する。
筆跡照合処理がスタートすることをきっかけに、筆跡を記録する記録処理がスタートし(ステップS100)、筆跡の特徴を抽出する特徴抽出処理がスタートする(ステップS200)。なお、ここでの記録処理と特徴抽出処理は、これまでに説明した図5に示す記録処理と図6に示す特徴抽出処理と、基本的に同様である。そして、特徴抽出処理において実行される後述する通知をきっかけに予め定められた処理を実行する実行処理がスタートする(ステップS300)。特徴抽出処理は、記録処理と並行して実行されうる。また、実行処理は、特徴抽出処理と並行して実行されうる。
筆跡照合処理がスタートしてから、図6に示す特徴抽出処理のステップS206までは、図4Aに示す記録処理のものと同様である。
図6に示す特徴抽出処理のステップS206において、記録部130は、特徴抽出部140によって抽出された特徴点Fjを記録すると、現在の処理は、筆跡照合処理に含まれる特徴抽出処理における処理であるので、記録された特徴点Fjを指定して照合部150へ通知する(ステップS209)。このとき、記録部130は、特徴点Fjとともに記録した位置と圧力に基づくデータを併せて指定してもよい。
また、ステップS203において、特徴抽出部140がi番目の通知を受け取っておらず(ステップS203でNo)、アイドル時間を経過すると(ステップS207でYes)、現在の処理は、筆跡照合処理に含まれる特徴抽出処理における処理であるので、処理はそのまま終了する。なお、ステップS207で、アイドル時間をみるのではなく、あらかじめ定められた特定の操作を検知したか否かを判定してもよい。この場合、入力装置100は、特定の操作を検知すると(ステップS207でYes)、入力装置100は処理を終了し、特定の操作を検知するまでは(ステップS207でNo、ステップS203でNo)、待機状態となる。
続いて、ステップ209において、記録部130が特徴点Fjを指定して照合部150へ通知することによってスタートする実行処理について、図8を参照して説明する。
実行処理がスタートすると、まず、照合部150は、特徴点Fjのデータ量が操作体300による摺動の特徴を表現するに十分であるかどうかを判定する(ステップS301)。照合部150は、例えば、特徴点Fjが予め定められた値以上蓄積されたかどうかを判定することにより、データ量が十分であるかどうかを判定する。
特徴点Fjのデータ量が十分であれば(ステップS301でYes)、照合部150は、複数の特徴点Fjによって表される筆跡の特徴量を、登録部160に登録されている筆跡の特徴量と照合して、一致するかどうかを判定する(ステップS302)。すなわち、照合部150は、ユーザが今回行った摺動動作による筆跡から抽出した特徴量と、登録部160に予め登録されている特徴量とが一致するか否かを、類似度演算などを用いて判別する。照合部150は、例えば、今回の筆跡の複数の特徴点Fjの特徴量と、登録部160に登録されている筆跡の特徴量との類似度が基準値以上と判別すると、今回入力された筆跡と登録されている筆跡とが一致すると判別する。
照合部150が、照合した結果、一致すると判定すると(ステップS302でYes)、実行部170は、予め定められた処理を実行する(ステップS303)。ここでの予め定められた処理とは、例えば、スマートフォンのロック画面を解除する処理、ウェブページにログインする処理である。また、なんらかの実行コマンドを生成し実行することによって特定の動作を実行するための処理であってもよい。その後、実行処理は終了し、筆跡照合処理も終了する。
一方で、照合部150が、ステップS302で不一致と判定すると、実行部170は、予め定められた処理を実行しない(ステップS304)。その後、実行処理は終了し、筆跡照合処理も終了する。
また、ステップS301において、特徴点Fjのデータ量が不十分である場合には(ステップS301でNo)、照合部150は、特徴点Fjがさらに通知されるのを待つ(ステップS305)。新たに特徴点Fjが通知されない場合(ステップS305でNo)、アイドル時間が経過するまでは(ステップS306でNo)、処理は、待機状態となる。ここで、新たに特徴点Fが通知されれば(ステップS305でYes)、処理は、ステップS301へ移る。
一方で、新たに特徴点Fが通知されず(ステップS305でNo)、アイドル時間が経過すると(ステップS306でYes)、処理はステップS304へ移り、予め定められた処理が実行されない。その後、実行処理及び筆跡照合処理は終了する。
以上のように実施形態1によれば、入力装置100は、操作体300による摺動を検出する際に、位置座標のみではなくタッチパネル200を押圧する圧力も検出し、位置座標と圧力の履歴に基づいて、筆跡を評価する。これにより、位置座標のみでは表現しきれなかった筆跡の特徴を検出することができ、ひいてはユーザの癖をより精度よく検出することができる。
また、実施形態1によれば、操作体300による摺動操作を受け付けている最中に、その特徴を抽出する処理を実行し始めたり、登録されている摺動との照合動作をし始めたりする。これにより、摺動操作中であっても継続して動的に演算することが可能となり、より円滑な処理が可能となる。
(実施形態2)
次に、本開示の実施形態2を説明する。実施形態1と同等の構成及び処理には同一の符号を付す。実施形態1では、操作体300による摺動を点で検出したが、実施形態2は面で検出する。
図9Aは、ユーザの指である操作体300がタッチパネル200上を矢印の方向に摺動している様子を示している。図9Bは、実施形態2に係る入力装置100が検出する圧力の分布を示す。この入力装置100は、図9Bの例に示すように、操作体300がタッチパネル200に接触する接触面CSを特定し、その圧力分布PDを検出し評価する。図9Bに示す例では、接触面の圧力分布PDは3段階で表されており、濃度が濃い程圧力が大きいことを示している。
位置検出部110は、操作体300が操作面であるタッチパネル200と接触する接触面CSを抽出する。位置検出部110は、タッチパネル200と操作体300が作り出す接触面CSを周期的に検出する。
押圧力検出部120は、位置検出部110が検出した接触面CSにおける圧力分布PDを検出する。
記録部130は、位置検出部110と押圧力検出部120とが検出した接触面CSと接触面CSにおける圧力分布PDの履歴を記録する。また、記録部130は、次に述べる算出部131が算出した接触面CSにおける圧力分布PDを近似する圧力勾配の履歴を記録するようにしてもよい。
入力装置100は、図1に示すように、算出部131をさらに備えてもよい。算出部131は、位置検出部110と押圧力検出部120とが抽出した接触面CSにおける圧力分布PDを近似する圧力勾配を算出する。この場合、算出部131は、図5のステップS105の後に、位置検出部110と押圧力検出部120とが検出したi番目の接触面CS(CS)における圧力分布PD(PD)から、近似する圧力勾配を算出する。
図10は、ある瞬間における、位置検出部110と押圧力検出部120とによって抽出された接触面CSにおける圧力分布PDの例を示す模式図(上図)と、圧力分布PDの増減を示したグラフの例(下図)である。図10に示す例においては、圧力分布PDにおける最高点である最高圧点Pが、接触面CSの幾何学的重心Gより右側に位置しており、かかっている圧力が右側に偏っていることを示している。
算出部131は、圧力分布PDを近似する圧力勾配を算出するに際し、まず、圧力分布PDを圧力の大きさで何等分かする(図10の例では3等分)。すなわち、算出部131は、例えば、図10グラフに示すように、最高圧点Pにおける圧力pと最低圧点Pにおける圧力pとを3等分する圧力p=pとp=pで、圧力分布PDを切る。ここで、圧力勾配Pが、p=p、p=p、p=p、p=pと交わる点を、グラフの左側から点A、B、C、O、C’、B’、A’とする。
次に、算出部131は、直線AB、BC、CO、OC’、C’B’、B’A’の傾きを算出する。そして、算出部131は、算出した直線AB、BC、CO、OC’、C’B’、B’A’の傾き、幾何学的重心Gの位置、最高圧点Pを示した位置等を、圧力分布PDを近似する圧力勾配として特定する。
図11の例に示すように、最高圧点Pが傾きθを持つ場合には、算出部131は、さらに、傾きθを勘案して圧力勾配を特定する。この場合、算出部131は、接触面CSの幾何学的重心Gと最高圧点Pを通る面である評価面y=tanθ・x+const.を算出し、圧力分布PDを評価面で切ったときの直線AB、BC、CO、OC’、C’B’、B’A’の傾きを算出する。そして、算出部131は、算出した評価面、圧力分布PDを評価面で切ったときの直線AB、BC、CO、OC’、C’B’、B’A’の傾き、幾何学的重心Gの位置、最高圧点Pを示した位置等を、圧力分布PDを近似する圧力勾配として特定する。
特徴抽出部140は、記録部130が記録した圧力分布PDの履歴から、操作体300による摺動の特徴を示すデータを抽出する。また、特徴抽出部140は、記録部130が記録した圧力勾配の履歴から、操作体300による摺動の特徴を示すデータを抽出してもよい。特徴抽出部140は、圧力分布PD、またはその圧力勾配の履歴から、特徴点Fを抽出し、操作体300による摺動の特徴を記述するようにしてもよい。すなわち、特徴抽出部140は、記録部130が記録した接触面CSにおける圧力分布PD、またはその圧力勾配の履歴から、接触面CSにおける圧力分布PD、またはその圧力勾配の履歴の特徴を示すデータを抽出する。
照合部150は、記録部130が記録した接触面CSにおける圧力分布PDの履歴の特徴を示すデータと、登録部160が登録している接触面CSにおける圧力分布PDの履歴の特徴を示すデータとを照合する。それにより、照合部150は、特徴抽出部140が抽出した操作体300による摺動の特徴を示すデータを登録部160が登録している操作体300による摺動の特徴を示すデータと照合する。また、照合部150は、記録部130が記録した圧力勾配の履歴の特徴を示すデータと、登録部160が登録している圧力勾配の履歴の特徴を示すデータとを照合してもよい。それにより、照合部150は、特徴抽出部140が抽出した操作体300による摺動の特徴を示すデータを登録部160が予め登録している操作体300による摺動の特徴を示すデータと照合する。
登録部160は、操作体300による接触面CSにおける圧力分布PDの履歴の特徴を示すデータを登録する。登録部160は、操作体300による接触面CSにおける圧力分布PDを近似する圧力勾配の履歴の特徴を示すデータを登録してもよい。
なお、本実施形態では、操作体300としてユーザの指を例に説明したが、操作体300はユーザの指に限られない。例えば、操作体300は、ペン先が尖ってなくタッチパネル200と接触する接触面CSを有する形状のタッチペンであってもよいし、マーカーペン等の筆記具であってもよいし、消しゴム、印鑑、スタンプ等の文房具であってもよい。
以上のように実施形態2によれば、入力装置100は、操作体300による摺動を検出する際に、操作体300がタッチパネル200と接触する接触面CSにおける圧力分布PDを抽出し、その圧力分布PDの履歴に基づいて、操作体300による摺動を評価する。これにより、より細やかに操作体300による摺動を記述することができ、ひいてはユーザの癖をより精度良く検出することができる。
(実施形態3)
次に、本開示の実施形態3を説明する。実施形態1、2と同等の構成及び処理には同一の符号を付す。実施形態3では、操作体がタッチパネル200に接触するときの断面形状を認識する。
実施形態3では、入力装置100は、図12に示すように、タッチパネル200に接触して回転する操作体であるキーデバイス301の断面形状DKを認識し、その回転操作を検出する。入力装置100は、ユーザがキーデバイス301をタッチパネル200に接触させた状態で一周回転させるときの癖を検出する。ユーザの癖とは、例えば図13に示すように、3つの回転R1、R2、R3に分けて回転させるような癖のことである。
そして、入力装置100は、検出したユーザの癖に基づいて、予め定められた動作を実行するようにしてもよい。
なお、キーデバイス301の形状は任意である。本実施形態においては、図12に示すように、キーデバイス301は全体として棒状の形状をとり、その断面形状DKが円形と長方形とを組み合わせたような形状である。
位置検出部110は、接触面CS上の任意の接触点において押圧力検出部120が検出した圧力が予め定められた値以上であれば、その接触点においてタッチパネル200がキーデバイス301に押圧されていると判定する。そして、位置検出部110は、押圧されていると判定された接触点の集合を断面形状DKとして特定する。位置検出部110は、クロック時間の間隔等一定の時間間隔で、タッチパネル200上を回転するキーデバイス301が作り出す断面形状DKを特定する。このとき、位置検出部110は、断面形状DKを表すベクトルデータを特定するようにしてもよい。この場合、記録部130は、このベクトルデータを記録するようにしてもよい。
入力装置100は、図1に示すように、記述部111をさらに備えてもよい。記述部111は、位置検出部110が抽出した断面形状DKの動きを記述するための変数を特定する。この場合、記述部111は、図5のステップS105の後に、位置検出部110が抽出した断面形状DKの動きを記述するための変数を特定する。
図13に示す例では、上述した一定の間隔時間で回転R1が行われ、位置検出部110が、i=0番目の断面形状DK0とi=1番目の断面形状DK1とを特定したとする。記述部111は、断面形状DK0と断面形状DK1から、回転R1を記述するための変数である回転の中心座標C1と、回転半径r1と、回転角度θ1とを特定する。このように、記述部111は、位置検出部110が接触面DKを抽出するごとに、その回転を記述する変数を特定していく。
そして、特徴抽出部140は、記述部111が特定した変数の履歴から、操作体であるキーデバイス301の回転動作の特徴を示すデータを抽出する。
また、キーデバイス301であっても、断面形状DKにおける圧力分布PDを考慮してもよい。
以上のように実施形態3によれば、入力装置100は、予め定められた値以上の圧力が検出された接触点の集合を断面形状として特定する。これにより、入力装置100は、操作体であるキーデバイス301の断面形状を認識することができ、その後の処理において、認識した断面形状に基づいて、キーデバイス301の動きを特定することができる。
(実施形態4)
次に、本開示の実施形態4を説明する。実施形態1から3と同等の構成及び処理には同一の符号を付す。実施形態4では、複数の入力装置100とサーバとが協働して、処理を実行する。
実施形態4では、図14に示すような入力システム400で、複数の入力操作を検出し、検出結果に応じた処理を実行する。入力システム400は、サーバ500と、インターネット等のコンピュータ通信網600によってサーバ500と通信可能に接続された一以上の入力装置100、101、102等を備える。
図14に示す機能構成部は、サーバ500と、入力装置100等とが、分散して備える。例えば、入力装置100等のそれぞれが、位置検出部110と、押圧力検出部120とを備え、サーバ500が、記録部130と、特徴抽出部140と、照合部150と、登録部160と、実行部170とを備えるようにしてもよい。
以下、本実施形態に係る入力システム400は、オンラインで不動産売買契約を行うためのサービスを提供する。ここでは、入力装置100を使用する不動産仲介業者が、入力装置101を使用する売主「++++」と、入力装置102を使用する買主「****」との不動産売買契約を仲介し、売主と買主とがオンラインで不動産売買契約書を交わす場面を想定する。
図15に示すように、不動産売買契約書は、通常2部存在し、1部は売主用の不動産売買契約書201で、もう1部は買主用の不動産売買契約書202である。不動産売買契約書201、202には、予め定められた位置に売主の実印RS1と買主の実印RS2とを押印する箇所がある。例えば、不動産売買契約書201、202に跨がって押印する割印と、売主と買主のサインの後に押印する捺印とがある。本実施形態においては、この実印RS1、RS2がそれぞれ、その摺動の特徴を抽出されるべき操作体となる。
まず、登録部160は、入力装置101、102ごとに操作体による摺動の特徴を示すデータを予め登録する。ここでは、登録部160は、操作体である実印RS1、RS2の断面形状と、実印RS1、RS2が押印されるべき位置を登録する。
そして、不動産仲介業者は、入力装置100が備える後述する入力部10であるカメラ等で2枚の不動産売買契約書201、202を撮影し、サーバ500にアップロードする。そして、サーバ500は、売主の入力装置101と、買主の入力装置102とに不動産売買契約書201、202の映像を送信する。入力装置101、102は、それぞれ後述する表示部20であるタッチパネル200に受信した不動産売買契約書201、202の映像を表示する。その後、売主と買主は、それぞれの入力装置101、102が備えるタッチパネル200上に、実印RS1、RS2をそれぞれ押印する。
入力装置101、102がそれぞれ備える位置検出部110は、操作面を摺動する操作体の位置を検出する。そして、入力装置101、102がそれぞれ備える押圧力検出部120は、操作体を検出した位置において操作体が操作面を押圧する圧力を検出する。ここでは、位置検出部110と押圧力検出部120とが、予め定められた値以上の値で押圧されている接触点の集合を実印RS1、RS2の断面形状としてそれぞれ抽出し、実印RS1、RS2が押印された位置をそれぞれ検出する。
サーバ500が備える記録部130は、位置検出部110と押圧力検出部120とが検出した位置と、その位置における操作体による圧力と、を随時取得し、取得した操作体の位置と圧力の履歴を、入力装置101、102ごとに記録する。ここでは、記録部130は、位置検出部110と押圧力検出部120とが抽出した実印RS1、RS2の断面形状と、その位置とを取得し、入力装置101、102ごとに記録する。
サーバ500が備える特徴抽出部140は、記録部130が入力装置101、102ごとに記録した操作体の位置と圧力の履歴から、入力装置101、102ごとに操作体による摺動の特徴を示すデータを抽出する。ここでは、押印操作は一時的な操作であるので、特徴抽出部140は、実印RS1、RS2の断面形状と、その位置とをそれぞれ抽出する。
サーバ500が備える照合部150は、入力装置101、102ごとに抽出した操作体による摺動の特徴を示すデータを、登録部160が入力装置101、102ごとに予め登録している操作体による摺動の特徴を示すデータと照合する。ここでは、照合部150は、抽出された実印RS1、RS2の断面形状が登録部160に登録されている実印RS1、RS2と一致し、登録されている位置に押印されているか否かを照合する。
サーバ500が備える実行部170は、照合部150が照合した結果、入力装置101、102ごとに抽出した操作体による摺動の特徴を示すデータが、入力装置ごとに予め登録している操作体による摺動の特徴を示すデータとそれぞれ一致した場合に、予め定められた動作を実行する。ここでは、実行部170は、照合の結果、抽出された実印RS1、RS2の断面形状が登録されている断面形状と一致し、登録されている位置に押印されていれば、その不動産売買に係る決済を実行する等の処理を実行する。
なお、サーバ500が記録部130のみを備え、入力装置100等のそれぞれが、残りの機能構成部を備えるようにしてもよい。また、入力システム400は、図16に示すように、サーバ500を備えなくてもよい。この場合、入力装置100、101、102がピア・ツー・ピア(Peer to Peer)通信によって協働して複数の入力操作を検出し、検出結果に応じた処理を実行するようにしてもよい。
以上のように実施形態4によれば、入力システム400は、複数の入力装置100等から操作体による操作を受け付け、受け付けた複数の操作の特徴に応じて、予め定められた動作を実行する。これにより、複数の入力装置100等からの操作情報を利用することが可能となり、オンラインの様々な場面での活用が期待できる。また、インターロック機能の実現も可能となる。
(変形例1)
上述した実施形態では、一つの入力である筆跡パターンT2等、接触面CS、断面形状DK、実印RS1等を検出することを例に説明したが、入力装置100及び入力システム400は、複数の入力を同時に検出することも可能である。入力装置100及び入力システム400は、例えば、図17に示すように、押圧点PP1、PP2を検出しつつ、筆跡パターンT3を検出することが可能である。このとき、位置検出部110及び押圧力検出部120が複数の位置とそれぞれの位置における圧力を検出し、記録部130が記録し、特徴抽出部140が各入力のそれぞれについて入力の特徴を示すデータを抽出する。
(変形例2)
上述した実施形態では、入力装置100が、操作体300の位置と圧力の履歴から操作体300による摺動の特徴を示すデータを抽出し、照合、登録、実行操作をすることを説明したが、入力装置100は、履歴の一部を抜粋して照合操作等をするようにしてもよい。例えば、実施形態4における押印操作のように、実印RS1等の断面形状がすべて押圧検出される押印操作完了の時点の特徴量を摺動の特徴を示すデータとして使用するようにしてもよい。
以上、本開示の実施形態1から4を説明したが、実施形態1から4に係る入力装置100、101、102等、サーバ500は、図18に示すようなハードウェア構成をとる。すなわち、入力装置100、101、102等、サーバ500は、入力部10と、表示部20と、制御部30と、主記憶部40と、補助記憶部50と、クロック部60と、通信部70と、を備え、これらは、バス80を介して互いに接続されている。
入力部10は、タッチパッド等の位置入力装置、画像または映像を撮像するカメラ、キーボード等を含む。
表示部20は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、印刷物又は多色成型されたゴムシート等のように印刷又は成型等により表示内容が固定化された静的表示面、電子ペーパー、またはこれらのいずれかとタッチパッドが一体となったタッチパネル等を含む。タッチパネルは、例えば静電容量方式のタッチパネルである。
制御部30は、例えば集積回路であるCPU(Central Processing Unit)を含む。制御部30は、補助記憶部50に記憶されるプログラムを実行することにより、入力装置100等、サーバ500の種々の機能を実現して、上述した処理を実行する。
主記憶部40は、RAM(Random Access Memory)を含む。主記憶部40には、補助記憶部50からプログラムがロードされる。そして、主記憶部40は、制御部30の作業領域として用いられる。
補助記憶部50は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、SSD(Solid State Drive)及び(Hard Disk Drive)に代表される不揮発性メモリを含む。補助記憶部50は、プログラムの他に、制御部30の処理に用いられる種々のデータを記憶する。補助記憶部50は、制御部30の指示に従って、制御部30によって利用されるデータを制御部30に供給し、制御部30から供給されたデータを記憶する。
クロック部60は、例えば、水晶振動子、シリコン振動子、水晶発振器、その他発信回路を有するクロック発生回路を含む。クロック部60は、クロック発生回路により生成されたクロックに基づいてクロック信号を生成して出力する。クロック信号は、クロックパルスを含み、制御部30が、内蔵のハードウェア素子により又は実行するソフトウェア処理によりクロックパルスの立ち上がり回数をカウントすることで時刻を計時するために利用される。
通信部70は、外部の装置とEthernetフレームを送受するためのネットワークインタフェース回路を含む。通信部70は、外部から信号を受信して、この信号により示されるデータを制御部30へ出力する。また、通信部70は、制御部30から出力されたデータを示す信号を外部の装置へ送信する。
なお、入力部10と表示部20は、入力装置100と別体として構成されていてもよい。例えば、入力装置100の制御ボックスから入力部10と表示部20とが延長ケーブル等で入力装置100に接続されていてもよい。
また、入力装置100等、サーバ500の機能は、専用のハードウェアによっても、また、通常のコンピュータシステムによっても実現することができる。
例えば、制御部30によって実行されるプログラムを、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをコンピュータにインストールすることにより、上述の処理を実行する装置を構成することができる。このような記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disc Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto-Optical Disc)が考えられる。
また、プログラムをインターネットに代表される通信ネットワーク上のサーバ装置が有するディスク装置に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロードするようにしてもよい。
また、通信ネットワークを介してプログラムを転送しながら起動実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
さらに、プログラムの全部又は一部をサーバ装置上で実行させ、その処理に関する情報をコンピュータが通信ネットワークを介して送受信しながらプログラムを実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
なお、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、コンピュータにダウンロードしてもよい。
また、入力装置100等、サーバ500の機能を実現する手段は、ソフトウェアに限られず、その一部又は全部を、回路を含む専用のハードウェアによって実現してもよい。
本開示は、本開示の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。すなわち、本開示の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、この開示の範囲内とみなされる。
10 入力部、 20 表示部、 30 制御部、 40 主記憶部、 50 補助記憶部、 60 クロック部、 70 通信部、 80 バス、 100、101、102 入力装置、 110 位置検出部、 111 記述部、 120 押圧力検出部、 130 記録部、 140 特徴抽出部、 150 照合部、 160 登録部、 170 実行部、 131 算出部、 200 タッチパネル、 201、202 不動産売買契約書、 300 操作体、ユーザの指、 301 キーデバイス、 400 入力システム、 500 サーバ、 600 コンピュータ通信網、 A、A’、B、B’、C、C’O 交点、 CS 接触面、 C1 中心座標、 DK、DK0、DK1 断面形状、 F、F、F、F、F、F 特徴点、 G 幾何学的重心、 PD 圧力分布、 P 最高圧点、 RS1、RS2 実印、 R1、R2、R3 回転、 r1 回転半径、 TO、T1、T2 筆跡パターン、 θ 傾き、 θ1 回転角度

Claims (19)

  1. 操作面上を摺動する操作体の位置を検出する位置検出部と、
    前記位置検出部が検出した位置において前記操作体が操作面を押圧する圧力を検出する押圧力検出部と、
    前記位置検出部から前記操作体の位置と前記押圧力検出部から前記位置における前記操作体による圧力とを取得し、それらの履歴を記録する記録部と、
    前記操作体が前記操作面に接触している状態で検出された位置と圧力の時間的変化に基づいて、筆跡上の特徴点を特定する特徴抽出部と、
    を備える入力装置。
  2. 操作面上を摺動する操作体の位置を検出する位置検出部と、
    前記位置検出部が検出した位置において前記操作体が操作面を押圧する圧力を検出する押圧力検出部と、
    前記位置検出部から前記操作体の位置と前記押圧力検出部から前記位置における前記操作体による圧力とを取得し、それらの履歴を記録する記録部と、
    前記操作体が前記操作面に接触している状態で検出された位置と圧力の時間的変化に基づいて、筆跡上の特徴点を特定する特徴抽出部と、を備え、
    前記位置検出部は、操作体が操作面と接触する接触面をさらに抽出し、
    前記押圧力検出部は、前記位置検出部により抽出された接触面における圧力分布をさらに検出し、
    前記記録部は、前記押圧力検出部が検出した接触面における圧力分布の履歴をさらに記録し、
    前記特徴抽出部は、前記記録部が記録した接触面における圧力分布の履歴から、当該接触面における圧力分布の履歴の特徴量を抽出し、
    前記位置検出部により抽出された接触面における圧力分布を近似する圧力勾配を算出する算出部をさらに備え、
    前記記録部は、前記算出部により算出された圧力勾配の履歴を記録し、
    前記特徴抽出部は、前記記録部が記録した圧力勾配の履歴から、当該圧力勾配の履歴の特徴量を抽出し、
    前記圧力勾配は、前記圧力分布を評価面で切ったときの当該評価面上の複数の接点のうち隣り合う接点を結ぶ複数の傾きから構成され、
    前記評価面は、前記接触面の幾何学的重心と最高圧点とを通る面であり、
    前記接点は、前記評価面と、予め定められた1以上の等圧線との交点である、
    力装置。
  3. 前記操作体による筆跡の特徴量を予め登録する登録部と、
    前記特徴抽出部が抽出した前記操作体による筆跡の特徴量を、前記予め登録している前記操作体による筆跡の特徴量と照合する照合部と、をさらに備え、
    前記登録部は、前記操作体による前記接触面における圧力分布の履歴の特徴量をさらに登録し、
    前記照合部は、前記特徴抽出部が抽出した前記接触面における圧力分布の履歴の特徴量と、前記登録している前記接触面における圧力分布の履歴の特徴量とをさらに照合し、
    前記照合部は、前記特徴抽出部が抽出した前記接触面における圧力分布の履歴の特徴量と、前記登録している前記接触面における圧力分布の履歴の特徴量とをさらに照合し、
    前記登録部は、前記接触面における圧力分布を近似する圧力勾配の履歴の特徴量をさらに登録し、
    前記照合部は、前記記録部が記録した圧力勾配の履歴の特徴量と、前記登録している圧力勾配の履歴の特徴量とをさらに照合する、
    請求項に記載の入力装置。
  4. 前記特徴抽出部は、前記記録部が記録した位置と圧力とを予め定められた関数で処理し、予め設定された条件を満たす点を筆跡上の特徴点として特定し、
    前記記録部は、前記特徴抽出部が特定した特徴点の特徴量をさらに記録する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の入力装置。
  5. 前記特徴抽出部は、前記記録部が記録した前記操作体の位置と圧力の履歴を時間により二階微分した値が、予め定められた条件を満たす位置を特徴点として特定する、
    請求項に記載の入力装置。
  6. 前記記録部は、前記特徴抽出部が特定した特徴点の特徴量として、前記検出した位置と圧力の時間変化率を記録する、
    請求項に記載の入力装置。
  7. 前記記録部は、前記特徴抽出部が特定した特徴点の特徴量として、前記検出した位置と圧力を二階微分した値を記録する、
    請求項に記載の入力装置。
  8. 前記操作体による筆跡の特徴点とその特徴量を予め登録する登録部と、
    前記特徴抽出部が特定した特徴点の特徴量と、前記登録部に登録されている特徴点の特徴量とを照合する照合部と、をさらに備える、
    請求項に記載の入力装置。
  9. 前記照合部が、前記特徴抽出部が特定した特徴点の特徴量が、前記登録部に予め登録されている特徴点の特徴量と一致すると判別した場合に、予め定められた処理を実行する実行部をさらに備える、
    請求項に記載の入力装置。
  10. 前記位置検出部は、前記押圧力検出部が検出した圧力が予め定められた値以上の接触点で、操作面が操作体に押圧されていると判定し、前記押圧されていると判定された接触点の集合を前記操作体の断面形状を示す情報として特定する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の入力装置。
  11. 前記位置検出部及び前記押圧力検出部は一体となって構成されており、前記押圧力検出部は、前記位置検出部が前記操作体の位置を検出するのと同時に、前記操作体による圧力を検出する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の入力装置。
  12. サーバと、前記サーバと通信可能に接続された一以上の入力装置と、を備え、
    前記サーバと、前記一以上の入力装置と、によって、
    操作面上を摺動する操作体の位置を検出し、
    前記検出した位置において前記操作体が操作面を押圧する圧力を検出し、
    前記検出した前記操作体の位置とその位置における前記操作体による圧力とを取得し、前記取得した前記操作体の位置と圧力の履歴を、前記入力装置ごとに記録し、
    前記入力装置ごとに前記操作体が前記操作面に接触している状態で検出された位置と圧力の時間的変化に基づいて、筆跡上の特徴点を特定し、
    前記入力装置ごとに特定した前記筆跡上の特徴点を示すデータを予め登録し、
    前記入力装置ごとに特定した前記筆跡上の特徴点を示すデータを、前記入力装置ごとに予め登録している前記筆跡上の特徴点を示すデータと照合し、
    前記照合した結果、前記入力装置ごとに抽出した前記操作体による特徴を示すデータが、前記入力装置ごとに予め登録している前記操作体による摺動の特徴を示すデータとそれぞれ一致した場合に、予め定められた動作を実行する、
    入力システム。
  13. サーバと、前記サーバと通信可能に接続された一以上の入力装置と、を備え、
    前記サーバと、前記一以上の入力装置と、によって、
    操作面上を摺動する操作体の位置を検出し、
    前記検出した位置において前記操作体が操作面を押圧する圧力を検出し、
    前記検出した前記操作体の位置とその位置における前記操作体による圧力とを取得し、前記取得した前記操作体の位置と圧力の履歴を、前記入力装置ごとに記録し、
    前記入力装置ごとに前記操作体が前記操作面に接触している状態で検出された位置と圧力の時間的変化に基づいて、筆跡上の特徴点を特定し、
    前記入力装置ごとに特定した前記筆跡上の特徴点を示すデータを予め登録し、
    前記入力装置ごとに特定した前記筆跡上の特徴点を示すデータを、前記入力装置ごとに予め登録している前記筆跡上の特徴点を示すデータと照合し、
    前記照合した結果、前記入力装置ごとに抽出した前記操作体による特徴を示すデータが、前記入力装置ごとに予め登録している前記操作体による摺動の特徴を示すデータとそれぞれ一致した場合に、予め定められた動作を実行
    前記操作体が操作面と接触する接触面をさらに抽出し、
    前記抽出された接触面における圧力分布をさらに検出し、
    前記検出した接触面における圧力分布の履歴をさらに記録し、
    前記記録した接触面における圧力分布の履歴から、当該接触面における圧力分布の履歴の特徴量を抽出し、
    前記抽出された接触面における圧力分布を近似する圧力勾配を算出し、
    前記算出された圧力勾配の履歴を記録し、
    前記記録した圧力勾配の履歴から、当該圧力勾配の履歴の特徴量を抽出し、
    前記圧力勾配は、前記圧力分布を評価面で切ったときの当該評価面上の複数の接点のうち隣り合う接点を結ぶ複数の傾きから構成され、
    前記評価面は、前記接触面の幾何学的重心と最高圧点とを通る面であり、
    前記接点は、前記評価面と、予め定められた1以上の等圧線との交点である、
    入力システム。
  14. 複数の入力装置を備え、前記複数の入力装置が協働して、
    操作面上を摺動する操作体の位置を検出し、
    前記検出した位置において前記操作体が操作面を押圧する圧力を検出し、
    前記検出した前記操作体の位置とその位置における前記操作体による圧力とを取得し、前記取得した前記操作体の位置と圧力の履歴を、前記入力装置ごとに記録し、
    前記入力装置ごとに前記操作体が前記操作面に接触している状態で検出された位置と圧力の変化に基づいて、筆跡上の特徴点を特定し、
    前記入力装置ごとに特定した前記筆跡上の特徴点を示すデータを予め登録し、
    前記入力装置ごとに特定した前記筆跡上の特徴点を示すデータを、前記入力装置ごとに予め登録している前記筆跡上の特徴点を示すデータと照合し、
    前記照合した結果、前記入力装置ごとに抽出した前記操作体による特徴を示すデータが、前記入力装置ごとに予め登録している前記操作体による摺動の特徴を示すデータとそれぞれ一致した場合に、予め定められた動作を実行する、
    入力システム。
  15. 複数の入力装置を備え、前記複数の入力装置が協働して、
    操作面上を摺動する操作体の位置を検出し、
    前記検出した位置において前記操作体が操作面を押圧する圧力を検出し、
    前記検出した前記操作体の位置とその位置における前記操作体による圧力とを取得し、前記取得した前記操作体の位置と圧力の履歴を、前記入力装置ごとに記録し、
    前記入力装置ごとに前記操作体が前記操作面に接触している状態で検出された位置と圧力の変化に基づいて、筆跡上の特徴点を特定し、
    前記入力装置ごとに特定した前記筆跡上の特徴点を示すデータを予め登録し、
    前記入力装置ごとに特定した前記筆跡上の特徴点を示すデータを、前記入力装置ごとに予め登録している前記筆跡上の特徴点を示すデータと照合し、
    前記照合した結果、前記入力装置ごとに抽出した前記操作体による特徴を示すデータが、前記入力装置ごとに予め登録している前記操作体による摺動の特徴を示すデータとそれぞれ一致した場合に、予め定められた動作を実行
    前記操作体が操作面と接触する接触面をさらに抽出し、
    前記抽出された接触面における圧力分布をさらに検出し、
    前記検出した接触面における圧力分布の履歴をさらに記録し、
    前記記録した接触面における圧力分布の履歴から、当該接触面における圧力分布の履歴の特徴量を抽出し、
    前記抽出された接触面における圧力分布を近似する圧力勾配を算出し、
    前記算出された圧力勾配の履歴を記録し、
    前記記録した圧力勾配の履歴から、当該圧力勾配の履歴の特徴量を抽出し、
    前記圧力勾配は、前記圧力分布を評価面で切ったときの当該評価面上の複数の接点のうち隣り合う接点を結ぶ複数の傾きから構成され、
    前記評価面は、前記接触面の幾何学的重心と最高圧点とを通る面であり、
    前記接点は、前記評価面と、予め定められた1以上の等圧線との交点である、
    入力システム。
  16. コンピュータが、
    操作面上を摺動する操作体の検出位置と、その検出位置において前記操作体が操作面を押圧する際の検出圧力と、を取得し、
    当該取得した前記操作体の検出位置と検出圧力の履歴を記録し、
    前記操作体が前記操作面に接触している状態で検出された位置と圧力の時間的変化に基づいて、筆跡上の特徴点を特定する、
    入力方法。
  17. コンピュータが、
    操作面上を摺動する操作体の検出位置と、その検出位置において前記操作体が操作面を押圧する際の検出圧力と、を取得し、
    当該取得した前記操作体の検出位置と検出圧力の履歴を記録し、
    前記操作体が前記操作面に接触している状態で検出された位置と圧力の時間的変化に基づいて、筆跡上の特徴点を特定
    前記操作体が操作面と接触する接触面をさらに抽出し、
    前記抽出された接触面における圧力分布をさらに検出し、
    前記検出した接触面における圧力分布の履歴をさらに記録し、
    前記記録した接触面における圧力分布の履歴から、当該接触面における圧力分布の履歴の特徴量を抽出し、
    前記抽出された接触面における圧力分布を近似する圧力勾配を算出し、
    前記算出された圧力勾配の履歴を記録し、
    前記記録した圧力勾配の履歴から、当該圧力勾配の履歴の特徴量を抽出し、
    前記圧力勾配は、前記圧力分布を評価面で切ったときの当該評価面上の複数の接点のうち隣り合う接点を結ぶ複数の傾きから構成され、
    前記評価面は、前記接触面の幾何学的重心と最高圧点とを通る面であり、
    前記接点は、前記評価面と、予め定められた1以上の等圧線との交点である、
    入力方法。
  18. コンピュータに、
    操作面上を摺動する操作体の検出位置と、その検出位置において前記操作体が操作面を押圧する際の検出圧力とを取得し、
    当該取得した前記操作体の検出位置と検出圧力の履歴を記録し、
    前記操作体が前記操作面に接触している状態で検出された位置と圧力の時間的変化に基づいて、筆跡上の特徴点を特定する、
    ことを実行させるプログラム。
  19. コンピュータに、
    操作面上を摺動する操作体の検出位置と、その検出位置において前記操作体が操作面を押圧する際の検出圧力とを取得し、
    当該取得した前記操作体の検出位置と検出圧力の履歴を記録し、
    前記操作体が前記操作面に接触している状態で検出された位置と圧力の時間的変化に基づいて、筆跡上の特徴点を特定
    前記操作体が操作面と接触する接触面をさらに抽出し、
    前記抽出された接触面における圧力分布をさらに検出し、
    前記検出した接触面における圧力分布の履歴をさらに記録し、
    前記記録した接触面における圧力分布の履歴から、当該接触面における圧力分布の履歴の特徴量を抽出し、
    前記抽出された接触面における圧力分布を近似する圧力勾配を算出し、
    前記算出された圧力勾配の履歴を記録し、
    前記記録した圧力勾配の履歴から、当該圧力勾配の履歴の特徴量を抽出し、
    前記圧力勾配は、前記圧力分布を評価面で切ったときの当該評価面上の複数の接点のうち隣り合う接点を結ぶ複数の傾きから構成され、
    前記評価面は、前記接触面の幾何学的重心と最高圧点とを通る面であり、
    前記接点は、前記評価面と、予め定められた1以上の等圧線との交点である、
    ことを実行させるプログラム。
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