JP2006174971A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract


【課題】 ホースを吸込口体から取り外して塵埃を吸込む高所・狭所用掃除形態の際に、確実に回転清掃体の駆動を止めることができる電気掃除機を提供することを目的とする。
【解決手段】 掃除機本体4は、吸込口体3から塵埃を吸引する掃除形態と、延長管20を延長管接続部21から取り外すことにより、吸込口体3を介さずに直接延長管20から塵埃を吸引する掃除形態を有している。電動送風機7の出力軸と吸込口体3内に設けた回転清掃体とは、タイミングベルト、プーリ、電磁クラッチ等を介して連結されており、延長管20を延長管接続部21から取り外す動作に連動して、電磁クラッチにより電動送風機7と回転清掃体28との連結を離脱させる構成とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、回転清掃体を有した吸込開口を備え、この吸込開口から塵埃を吸込む掃除形態と、吸込口体とは別の吸込管から塵埃を吸込む掃除形態とを選択的に有した電気掃除機に関するものである。
従来の電気掃除機は、ノズル部を掃除機本体の下部に有するとともに、ノズル部の吸込口と掃除機本体内に設けられた集塵室との間を連通させるための吸引通路の一端をノズル部に着脱自在に備えている。また、ノズル部は、吸込口に臨んで回転清掃体としての回転ブラシを有するとともに、この回転ブラシを駆動する駆動モータを備えている。
そして、使用者は、掃除機本体を床面に置いた(立てた)状態でこの吸引通路の一端をノズル部から取り外して、隙間ノズルなどの別のアタッチメントを装着することにより、ノズル部では掃除しにくい高所や狭所などの掃除箇所を清掃することができる。
更に、吸引通路の一端をノズル部から取り外した際に駆動モータへの通電を切ることにより、アタッチメント使用中は不要な回転ブラシの回転を停止させることで、安全性を向上するとともに、回転ブラシが床面の同じ位置を長時間強く掻くことによる床面への傷つけを防止する。(例えば、特許文献1参照。)
また、吸込ノズル体を掃除機本体の下部に有するとともに、吸込ノズル体の吸込口部の内部に回転ブラシ体を備え、電動送風機の回転軸と回転ブラシ体とを伝達ベルトにより連結し、この伝達ベルトを介して電動送風機の回転力を回転ブラシ体に伝達する電気掃除機が広く知られており、このような電気掃除機においては、回転ブラシ体を駆動するための駆動モータが電動送風機であるため、部品点数の削減や重量の軽減などの特長を有している。(例えば、特許文献2参照。)
特開2004−89246号公報 特開2004−167268号公報
しかしながら、特許文献2に記載したような電気掃除機に、特許文献1のように吸引通路の一端をノズル部から取り外すことによって回転ブラシの回転を停止させる方法を適用しようとすると、吸引通路をノズル部から取り外した際に電動送風機が停止してしまうという不具合が生じるという問題があった。
本発明は、上記事情によりなされたものであり、電動送風機の回転力を回転ブラシ体に伝達するような、電動送風機と回転清掃体との駆動源を共通とすることによって構造を全体として簡単とした電気掃除機においても、ホースを吸込口体から取り外して塵埃を吸込む高所・狭所用掃除形態の際に、確実に回転清掃体の駆動を止めることができる電気掃除機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、吸引口を有した電動送風機と、前記電動送風機を内蔵した掃除機本体と前記電動送風機の上流側となるように前記掃除機本体に設けられた吸込開口と、被清掃部に接触可能となるように前記吸込開口に臨んで設けられた回転清掃体と、前記吸込開口と連通可能となるように前記掃除機本体に設けられた接続口と、前記回転清掃体と前記電動送風機とにわたって設けられ、前記回転清掃体に前記電動送風機の動力を伝達する動力伝達手段と、一端開口が前記吸引口に連通可能となるように前記掃除機本体に接続されて、他端開口が前記接続口に着脱自在に接続される吸込筒体とを備え、前記他端開口と前記接続口との接続状態では前記吸込開口から吸塵可能であるとともに、前記他端開口と前記接続口との非接続状態では前記他端開口から吸塵可能である電気掃除機であって、前記吸込筒体の他端開口と前記接続口との非接続状態では、前記動力伝達手段による伝達を解除する伝達切り換え手段を設けたことを特徴とする。
本発明の電気掃除機によると、電動送風機の回転力を回転ブラシ体に伝達するような電気掃除機であっても、吸込筒体を掃除機本体または吸込口体から取り外して塵埃を吸込む高所・狭所用掃除形態の場合に、確実に回転清掃体の駆動を止めることができる。
以下、本発明による電気掃除機の第一の実施形態を、図1〜図6に基づいて説明する。
なお、本明細書中の説明において、前側とは電気掃除機1の前進方向すなわち図1における矢印方向を意味し、後ろ側とは電気掃除機1の後退方向すなわち図1おける矢印と反対の方向を意味するものとする。
図1は、縦形の電気掃除機(アップライト式の電気掃除機)1の斜視図を示している。
この電気掃除機1は、筐体2および吸込口体3とから構成される掃除機本体4を備えている。筐体2内には、下部に電動送風機室5が設けられており、図3に示すように、電動送風機室5内には、吸引口6を有した電動送風機7が内蔵されている。この電動送風機7の連通風路上流側には、前記電動送風機7により吸引された外気から塵埃を捕集する集塵カップ8が、筐体2の上部に設けられた集塵室9内に着脱自在に内装されている。
吸込口体3は、吸込口本体10とこの吸込口本体10の前部から両側部にわたって設けられたバンパ11とを有している。この吸込口体3と筐体2とは、筐体2の下部を中心として筐体2の直立状態から後ろ側に向けて相対的に回動可能となるように連結されている。また、この吸込口体3には、吸込口本体10下面の前部両側に一対の前輪12、12が、後部両側に一対の後輪13、13がそれぞれ設けられ(いずれも一方のみ図示)、これら両者からなる走行車輪14により、吸込口体3は被清掃部としての床面F上を移動可能となっている。
前記集塵カップ8に連通する連通風路15には集塵ホース16の基端部16aが接続されており、この集塵ホース16の自由端16b側には把手18を一体的に有する操作管17が設けられている。そして、この把手18には手元操作スイッチ19が取り付けられている。この手元操作スイッチ19を操作することにより電動送風機7を所定の駆動モードで制御することが可能となっている。
前記操作管17には、延長管20の基端20aが着脱自在に装着されており、この延長管20は伸縮自在の2本のパイプからなっている。延長管20の先端20b(図1においては下端)は、筐体2の背面下部に一体的に配設された延長管接続部21内に装着されている。なお、この集塵ホース16、操作管17および延長管20は、吸込筒体Wを形成している。
また、延長管20の中間部には円筒部材22が設けられており、この円筒部材22によって延長管20は掃除機本体4に係止可能となっている。
図2に示すように、前記延長管接続部21の内部には、一端に接続口23を有して前記延長管20の先端20bが接続される接続管24を有している。延長管20の先端20bの外周には、シール性を有した軟質材料からなるシールリング25が固定されており、シールリング25が延長管接続部21の内周に密に接して、嵌合部の気密が保持されるようになっている。吸込口体3と接続管24との間には連通ホース26が設けられており、接続管24の風路はこの連通ホース26によって前述した吸込口体3と連通している。なお、図1で示した、操作管17、把手18、および延長管20は、筐体2に取り付けられた状態において、掃除機本体4が床面F上を移動する際に使用者によって把持される操作体Sとしての役割を果たす。
筐体2の上部には、この筐体2を持ち運びできるように、アーチ状をしている持ち運び用の取っ手27が一体的に設けられている。この取っ手27は、電気掃除機1を収納する際や、持ち運ぶ際などに、使用者によって把持される。
吸込口本体10は、バンパ11を間にして上下ケースにより形成されている。吸込口本体10の前部には、図3に示すように、回転清掃体28を回転自在に収納する吸込室29が形成され、この吸込室29の下側には、床面Fと対向して開口面30を有した吸込開口31が形成されている。
吸込口本体10の一側には吸込室29に一端が接続され他端が連通ホース26に接続された吸込風路32が形成され、吸込口本体10の他側には駆動伝達室33が形成されている。
さらに、電動送風機室5には、電動送風機7からの排気風を筐体2の外部へ排出する排気孔44が形成されている。
図3および図4に示すように、この駆動伝達室33には、電動送風機7の出力軸34が伝達切り換え手段としての電磁クラッチ35を介して上プーリ36と連結されて設けられている。また、上プーリ36はタイミングベルト37を介してシャフト38によって挿通された一対の下プーリ39、40と連結されている。さらに、下プーリ40は、回転清掃体28の回転軸41の端部に設けられた駆動プーリ42と、タイミングベルト43を介して連結されている。そして、これら出力軸34、電磁クラッチ35、タイミングベルト37、43、シャフト38、上プーリ36、下プーリ39、40、回転軸41、駆動プーリ42は、電動送風機55の駆動力を回転清掃体28に伝達する動力伝達手段を形成している。
電磁クラッチ35は、後述するリミットスイッチ45のオン/オフによって通電状態と非通電状態とに切り換え可能となるように設けられている。つまり、リミットスイッチの切片46がリミットスイッチ本体47の方向に押し下げられることにより、リミットスイッチ45がオンされて電磁クラッチ35が通電された状態となり、電磁クラッチ35内部の電磁石の作用により電動送風機側出力軸34aとプーリ側出力軸34bとを連結状態とする。また、切片46がリミットスイッチ本体47から離れることにより、リミットスイッチ45がオフされて電磁クラッチ35が非通電状態となると、電磁クラッチ35内部の磁化されていた電磁石が消磁されて両出力軸34a、34bを非連結状態とする。
図3に示すように、筐体2と吸込口体3とは、電動送風機室5の側面両側に設けられた一対の回動軸48、49が吸込口本体10に設けられた一対の軸受け部50、51にそれぞれ嵌合することによって、回動自在に連結されており、回動軸48、49と軸受け部50、51との間、および、出力軸34と回動軸48との間は、図示しないシール部材によって気密に保たれている。
筐体2および吸込口体3は、これら一対の回動軸48、49の中心を通る軸線と、電動送風機7の出力軸34の中心を通る軸線とがそれぞれ完全に一致するように形成されている。
また、回動軸47の中央部には、筐体2と吸込口体3との間にわたってねじりばね52が設けられている。このねじりばね52は、図2において筐体2が吸込口体3に対して相対的に時計回りに回転するように付勢している。吸込口体3の吸込開口31は、ねじりばね52の付勢力により、掃除の間、常に床面Fに対して押し付けられることになり、それにより吸込口本体10の前部が浮き上がってリークすることにより吸込室29の負圧が低下するのを防止している。
筐体2の底部および吸込口本体10の上部には、操作体Sが、開口面30に対して所定角度(本実施形態では略90°)で固定可能となるように、ロック手段Rとしての係止突部53、54がそれぞれ設けられている。係止突部53、54は、使用者がねじりばね52の付勢力に抗して操作体Sを傾倒状態から直立状態にする際に、それぞれ微小な弾性変形を起こしてお互いを乗り越え、直立動作完了後には、お互いに係合することにより、ねじりばね52による付勢力によって操作体Sが吸込口体3の後退方向に倒れようとするのを防止する。これにより、操作体Sは、開口面30に対して直立状態に保たれる。
図5(a)は、図1に示すような、延長管20を筐体2に装着させた状態における部分拡大図であり、円筒部材22は、円筒部本体55と、この円筒部本体55から突出する突出部56aおよび突出部56aの端部を折り曲げて設けられた垂下部56bとからなる引っ掛け部56、係止凹部57とから形成されている。
また、筐体2の後方上部には、前述した係止凹部57と嵌合して、延長管20が掃除機本体4に対して上下方向へ移動するのを規制するスライド部材58、垂下部56bが挿通することにより、延長管20が掃除機本体4に対して前後方向および左右方向に移動するのを規制する垂下部挿通孔63、スライド部材58を筐体2に対して前後方向にスライド可能とするスライド部材移動溝64がそれぞれ設けられている。
スライド部材58は、つまみ59と、前後方向にわたって伸びる棒体60と、これら両者をつなぐ連結棒61と、棒体60において連結棒61より前方側に設けられた正面視円形の円板部材62とによって形成されており、つまみ59は平面視でスライド部材移動溝64をふさぐように筐体2に取り付けられており、天壁65の上面をスライド可能となっている。そして、スライド部材58のスライド範囲は、スライド部材移動溝64の前後方向の長さにより規定されており、その長さは、少なくとも、スライド部材58がスライド部材移動溝64の後端に位置する際にはつまみ59と係止凹部57とが係合し、スライド部材58がスライド部材移動溝64の後端に位置する際にはつまみ59と係止凹部57との係合が外れるように設定されている。
円板部材62と前壁66との間にはコイルばね68が設けられている。このコイルばね68は、一端が円板部材62に取り付けられ、他端が前壁66に取り付けられて、常態でスライド部材62がスライド部材移動溝64の後端部に位置するように、円板部材62を常に後方に付勢している。
後壁67の前面には、リミットスイッチ45が設けられている。このリミットスイッチの切片46は、垂下部56bの先端部と当接可能な位置に設けられており、使用者が垂下部56bを垂下部挿通孔63に通して、引っ掛け部56の下面を天壁72の上面に引っ掛けることによって、垂下部56bの先端がリミットスイッチ45の切片46を押圧することによりオン状態となる。また、図6に示すようにこのリミットスイッチ45は、図示しないリード線により、マイクロコンピュータ82を介して電磁クラッチ35と接続されており、延長管20と接続口23との接続状態を検出する手段としての役割を果たしている。
また、図5(b)は、延長管20を筐体2から取り外す際に、使用者がスライド部材58をスライドさせた状態における円筒部材22とスライド部材58およびリミットスイッチ45との関係を示している。
この状態においては、つまみ59が、コイルばね68の付勢に抗して円筒部材22の係止凹部57との嵌合から外れて延長管20の筐体2に対する上下方向の位置決めを解除するが、延長管20と接続口23とは接続状態にあるため、リミットスイッチ45はオン状態を保っている。そして使用者は、延長管20を筐体2から引き抜く、すなわち、垂下部56bと垂下部挿通孔63との係合を外すことにより、延長管20の筐体2に対する水平方向の位置決めを解除する。それにともない、延長管20と接続口23とは非接続状態となるとともに、リミットスイッチ45はオフ状態となる。
また、図5(c)は、延長管20を筐体2から取り外した状態におけるスライド部材58およびリミットスイッチ45との関係を示している。
スライド部材58は、コイルばね68により後ろ側に付勢される。また、リミットスイッチ45は、オフ状態を維持する。
次に、上記第一の実施の形態の動作を説明する。
床面を掃除する掃除形態では、まず使用者は、延長管20の先端20bを延長管接続部21内の接続口23に接続させた状態で把手18を把持し、手元操作スイッチ19を操作して電動送風機7を所定の駆動モードで動作させる。
そして使用者は、把手18を把持した状態で、一対の回動軸48、49を回動中心として操作体Sを開口面30に対して回動させて、吸込口体3を床面F上で前後に移動させることにより、床面Fの清掃を行う。
この状態においてリミットスイッチ45は、図5(a)に示すように、垂下部56bの先端部が切片46に対する押圧状態を保っているためオン状態を保持しており、それにともない電磁クラッチ35は通電状態を維持して電動送風機側出力軸34aとプーリ側出力軸34bとの連結を保持するため、回転清掃体28は駆動状態を維持されて床面Fの塵埃を掻き出す。
また、電動送風機70の駆動により吸引口6に発生した負圧により、吸込口体3の吸込開口33から吸込まれた塵埃を含んだ空気は、吸込室29、風路18、連通ホース26、接続管24、延長管20、ホース16、連通風路15を経て集塵カップ8内に吸込まれ、塵埃は集塵カップ8内で分離蓄積され、空気は集塵カップ8を通過した後、電動送風機7を経て電動送風機室5に設けた排気孔44より掃除機本体4の外に排出される。
このようにして使用者は、床面を掃除する形態においては、回転清掃体28で塵埃を掻き出しつつ清掃することができる。
次に、天井などの高所やベッドと床面との間などの狭所の清掃を行う場合、使用者は、掃除機本体4が直立状態となるように、把手18を把持しながらねじりばね52の付勢力に抗して筐体2を起こす。その際、図2に示すように、筐体2の係止突部52が吸込口体3の係止突部53を完全に乗り越えて、操作体Sの開口面30に対する直立状態が保持される。
そして、図5(a)において使用者は、スライド部材58のつまみ59を前側にスライドさせ、円筒部材22の係止凹部57と棒体60の先端部23bとの嵌合を外す。さらに使用者は、この状態を維持させながら、円筒部材22の引っ掛け部56を垂下部挿通孔63から引き抜くことにより、延長管20を筐体2から取り外す。
このようにして使用者は、掃除機本体4から取り外した延長管20を把持して、高所や狭所などの清掃を行うが、この際、垂下部56bが切片46から離れるため、リミットスイッチ45はオン状態からオフ状態へと切り換わる。それにともない電磁クラッチ35への通電が断たれ、電動送風機7の出力軸34と回転清掃体28への動力の伝達が断たれるため、回転清掃体28は動力を失ってやがて回転を停止する。
なお、再び床面掃除形態で清掃を行う際には、以上説明した動作と逆の手順を行えばよい。その際、延長管20の先端20bを接続口23に接続した際、すなわち、垂下部56bを垂下部挿通孔63に挿通させて切片46を押圧した際に、リミットスイッチはオン状態となるため、再び回転清掃体28は回転を始め、床面に溜まった塵埃を掻き出す。
以上説明したように、第一の実施の形態によれば、床面掃除形態と高所・狭所用掃除形態とを選択可能な電気掃除機1において、高所・狭所用掃除形態の場合に、延長管20を掃除機本体4から取り外す動作に連動して電動送風機7と回転清掃体28との連結を離脱させる構成としたので、電動送風機と回転清掃体との駆動源を共通とすることによって、構造を全体として簡単とした電気掃除機であっても、高所・狭所の掃除中は確実に回転清掃体の駆動を止めることができ、不要な回転清掃体の回転を停止させることができる。したがって、高所の掃除中に掃除機本体を床面に立てて置いても、回転ブラシが床面の同じ位置を長時間強く掻くことによる床面への傷つけを防止することができる。
なお、上記第一の実施形態においては、延長管20の離脱動作を取り外す動作を検出する手段としてリミットスイッチ45を筐体2内部に設けたが、リミットスイッチ45を設ける場所はこれに限定されるものではなく、延長管20と掃除機本体4との着脱が検知できる場所であれば、例えば、延長管接続部21内に設けるなど、他の様々な構成とすることが可能である。
また、延長管20の離脱動作を取り外す動作を検出する手段としてリミットスイッチ45を使用したが、その手段としてはこれに限定されるものではなく、例えば、送光部と受光部を有した光学式の光センサを延長管接続部21内に設けるなど、他の様々な検出手段を用いることが可能である。
次に、第二の実施の形態を図7〜図9を参照して説明する。なお、上記第一の実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この図7〜図9に示す実施の形態は、筐体2の底部に振動センサ69が設けられている。この振動センサ69は、筐体2が吸込口体3に対して直立状態となったときに床面Fに対して水平状態となるように設けられている。
この振動センサ69は、センサ本体70を有している。センサ本体70は、円板状の基盤71と、この基盤71を覆うカバー72とで構成されている。基盤71の上面は、球面状の転動面73が形成されている。カバー72は、円筒状の周壁74と、この周壁74の開口端を閉塞する上壁75とを有し、この上壁75は、転動面73と向かい合っており、この転動面73と同じ曲率半径を有した球面形状を形成している。そして、このカバー72は、基盤71の転動面73と協働してセンサ本体70の内部に転動空間76を構成しており、この転動空間76は、転動面73上に図示しない平面視円形の検出領域を規定している。
転動空間76には、導電性を有する球体77が収容されている。球体77は、センサ本体70が振動した時に、転動空間76を転動面73に沿って任意な方向に転動するようになっている。
球体77が転動する転動面73上には、正極接点78と負極接点79とが平面視円形となるように検出領域の径方向に交互に複数配置されて、転動面73から僅かに突出されているが、図9に示すように、球体77が転動面73の中心部にある状態においては両極接点のどちらにも接しないように中央部を除いて設けられている。そして、これら複数の正極接点78はそれぞれ電気的に接続されており、図示しない正極パターンを形成している。また、同様にこれら複数の負極接点79はそれぞれ電気的に接続されており、図示しない負極パターンを形成している。
正極パターンおよび負極パターンは、それぞれ検出領域の外方に引き出されるとともに、それぞれリード線80、81を介してマイクロコンピュータ82の入力端に接続されている。
これら正極接点78と負極接点79との配置間隔S(図9に示す)は、上記球体77が跨るような大きさに定められており、この球体77が正極接点78と負極接点79とに跨った時に、正極パターンと負極パターンとが電気的に導通されるようになっている。
マイクロコンピュータ82は、球体77が両電極接点78、79上を転動している際および球体77が両電極接点上に静止している際に、マイクロコンピュータ82の入力端に加わる電圧を検出している。そして、上記のように球体77が転動または静止にかかわらず両電極接点78、79上に跨っていると検知したとき、すなわち、筐体2が吸込口体3に対して垂直でない状態のときは、電気掃除機1が床面掃除形態であると判断する。そして、電磁クラッチ35に対して通電状態を維持するように制御するため、電動送風機側出力軸34aとプーリ側出力軸34bは連結を保持し、回転清掃体28は駆動状態を維持されて床面Fの塵埃を掻き出す。
また、マイクロコンピュータ82は、球体77が転動面73の中央部に静止している際には、球体77と両電極接点78、79との接触がないため、入力端より電圧の検出をすることはない。そして、このような状態にあるときには、マイクロコンピュータ82は、掃除機本体4が吸込口体3に対して直立な状態、すなわち高所・狭所用掃除形態にあると判断する。そして、電磁クラッチ35に対して非通電状態となるように制御するため、電動送風機側出力軸34aとプーリ側出力軸34bは連結を断たれ、回転清掃体28はやがて回転を停止する。
次に、上記第二の実施の形態の動作を説明する。
床面を掃除する掃除形態では、まず使用者は、延長管20の先端20bを延長管接続部21内に装着した状態で把手18を把持し、手元操作スイッチ19を操作して電動送風機7を所定の駆動モードで動作させる。
そして使用者は、把手18を把持した状態で、一対の回動軸48、49を回動中心として操作体Sを開口面30に対して回動させて、吸込口体3を床面F上で前後に移動させることにより、床面Fの清掃を行う。
この状態において振動センサ69は、球体77が正極パターンおよび負極パターンを横断するように転動面73上を転動し続けるため、回転清掃体は回転を続ける。また、使用者が、掃除機本体が一定の傾きを維持するように把手18を把持しつつ、吸込口体3を前後どちらか一方向に等速度で移動させている場合は、球体77は転動を止めて両電極接点72、73上に静止するが、この場合も同様に回転清掃体は回転を続ける。
そして、電動送風機70の駆動により発生した負圧により、吸込口体3の吸込開口33から吸込まれた塵埃を含んだ空気は、吸込室29、風路18、連通ホース26、接続管24、延長管20、ホース10、連通風路15を経て集塵カップ8内に吸込まれ、塵埃は集塵カップ8内で分離されて蓄積され、空気は集塵カップ8を通過して、電動送風機7を経て電動送風機室5に設けた排気孔44より掃除機本体4の外に排出される。
このようにして使用者は、床面Fに溜まった塵埃を、回転清掃体28で掻き出しつつ集塵カップ8内に蓄積することができる。
次に、天井などの高所やベッドと床面との間などの狭所の清掃を行う場合、使用者は、延長管20を掃除機本体4から取り外すために、操作体Sが、開口面30に対して所定の角度(本実施形態では略90°)となるように、把手18を把持しながら操作体Sを開口面30に対して回動させて、ねじりばね52の付勢力に反して筐体2を起こす。その際、図2に示すように、掃除機本体4の係止突部52が吸込口体3の係止突部53を完全に乗り越えて、掃除機本体4の直立状態が保持される。
それにともない、図7に示すように振動センサ69は、床面Fに対して水平な状態に保たれるため、図9に示すように球体77は、重力に従って球面状に形成された転動面73の中心部に静止する。
すると、球体77による正極パターンと負極パターン間の電気的な導通が失わることにより電磁クラッチ35への通電が断たれて、電動送風機7の出力軸34と回転清掃体28との動力の伝達が断たれるため、回転清掃体28は動力を失ってやがて回転を停止する。
以上説明したように、第二の実施形態によれば、床面掃除形態と高所・狭所用掃除形態とを選択可能であるとともに、掃除機本体4と吸込口体3とが回動自在に設けられた電気掃除機1において、高所・狭所用掃除形態の場合に、操作体としての操作体Sを、ロック手段としての係止突部53、54により、開口面30に対して所定の角度で固定した際に、電動送風機7と回転清掃体28との連結を離脱させる構成としたので、電動送風機の回転力を駆動源として回転清掃体に直接伝達するような電気掃除機であっても、確実に回転清掃体の駆動を止めることができ、高所・狭所の掃除中は不要な回転清掃体の回転を停止させることができる。また、安全性を向上することができ、さらに回転ブラシが床面の同じ位置を長時間強く掻くことによる床面への傷つけを防止することができる。
なお、上記第二の実施の形態では、操作体Sが開口面30に対して所定の角度となったことを検出する手段として振動センサ69を使用したが、これに限定されるものではない。
例えば、図10に示すように、表面が係合突部54と係合可能な形状に形成された筒部83aを有する、可動接点としての金属製のプッシュスイッチ本体83と、固定接点84と、プッシュスイッチ本体83を筐体2の下方に向けて常に付勢するコイルばね85とから構成されるプッシュスイッチ86を用いてもよい。このプッシュスイッチ86は、図示しないリード線によってマイクロコンピュータ82と電気的に接続されているため、筐体2と吸込口体3とが相対的に回動状態にあるときは、コイルばね85の作用により接点部83bと固定接点84が常に導通して、マイクロコンピュータ82は電磁クラッチ35を接続状態に保つ。また、筐体2を吸込口体3に対して垂直となるようにした時には、前述した筒部83aと係合突部54とが係合して筐体2と吸込口体3との回動がロックされた状態になるとともに、コイルばね85の付勢に抗して係止突部54に押圧されることによりプッシュスイッチ83と固定接点84との導通が断たれるので、マイクロコンピュータ82は操作体Sが開口面30に対して所定の角度になったと判断して電磁クラッチ35を非接続状態とする。
このような構成にすれば、前述した振動センサ62を使用するのに対して比較的簡単な構成であるとともに、プッシュスイッチ86が筐体2と吸込口体3とのロック手段をも兼ねるため、部品点数を削減できて安価である。
また、このほかにも、光学式センサなど、他の様々な検出手段を用いることが可能である。
さらに、上記各実施の形態において、操作体Sの回動をロックする構成は、他の様々な構成とすることが可能である。
そして、電動送風機7と回転清掃体28とを伝達状態と非伝達状態とに切り換える伝達切り換え手段として電磁クラッチ35を用いたが、他の様々な構成とすることが可能である。
本発明の第一の実施の形態の電気掃除機の全体斜視図である。 同上電気掃除機の掃除機本体が直立した状態において、一部切り欠いて示した断面図である。 同上電気掃除機の吸込口体の平面断面図である。 同上電気掃除機の動力伝達手段としてのプーリである。 図5(a)は、同上電気掃除機の延長管を掃除機本体に装着した部分を、一部切り欠いて示す側面断面図である。 図5(b)は、同上電気掃除機の延長管を掃除機本体から取り外す動作を示す側面断面図である。 図5(c)は、同上電気掃除機の延長管を掃除機本体から取り外した状態を示す側面断面図である。 同上電気掃除機のブロック図である。 本発明の第二の実施の形態を示すものであり、同上電気掃除機の掃除機本体が直立した状態において、一部切り欠いて示した断面図である。 同上電気掃除機の振動センサを示す斜視図である。 同上振動センサの側面断面図である。 本発明の他の実施形態を示すものであり、同上電気掃除機の同上電気掃除機の掃除機本体が直立した状態において、一部切り欠いて示した断面図である。
符号の説明
1 電気掃除機、
2 筐体、
3 吸込口体、
4 掃除機本体、
6 吸引口、
7 電動送風機、
16 集塵ホース(吸込筒体)、
17 操作管(吸込筒体)(操作体)、
18 把手(操作体)、
20 延長管(吸込筒体)(操作体)、
23 接続口、
28 回転清掃体、
30 開口面、
31 吸込開口、
34 出力軸(動力伝達手段)、
35 電磁クラッチ(動力伝達手段)(伝達切り換え手段)、
36 上プーリ(動力伝達手段)、
37、43 タイミングベルト(動力伝達手段)、
38 シャフト(動力伝達手段)、
39、40 下プーリ(動力伝達手段)、
41 回転軸、
42 駆動プーリ、
43 タイミングベルト、
F 床面(被清掃部)

Claims (2)

  1. 吸引口を有した電動送風機と、
    前記電動送風機を内蔵した掃除機本体と
    前記電動送風機の上流側となるように前記掃除機本体に設けられた吸込開口と、
    被清掃部に接触可能となるように前記吸込開口に臨んで設けられた回転清掃体と、
    前記吸込開口と連通可能となるように前記掃除機本体に設けられた接続口と、
    前記回転清掃体と前記電動送風機とにわたって設けられ、前記回転清掃体に前記電動送風機の動力を伝達する動力伝達手段と、
    一端開口が前記吸引口に連通可能となるように前記掃除機本体に接続されて、他端開口が前記接続口に着脱自在に接続される吸込筒体とを備え、
    前記他端開口と前記接続口との接続状態では前記吸込開口から吸塵可能であるとともに、前記他端開口と前記接続口との非接続状態では前記他端開口から吸塵可能である電気掃除機であって、
    前記吸込筒体の他端開口と前記接続口との非接続状態では、前記動力伝達手段による伝達を解除する伝達切り換え手段を設けた
    ことを特徴とした電気掃除機。
  2. 吸引口を有した電動送風機と、
    前記電動送風機を内蔵した掃除機本体と、
    前記電動送風機の上流側となるように前記掃除機本体に設けられた吸込開口と、
    被清掃部に接触可能となるように前記吸込開口に臨んで設けられた回転清掃体と、
    前記吸込開口と連通可能となるように前記掃除機本体に設けられた接続口と、
    前記回転清掃体と前記電動送風機とにわたって設けられ、前記回転清掃体に前記電動送風機の動力を伝達する動力伝達手段と、
    一端開口が前記吸引口に連通可能となるように前記掃除機本体に接続されて、他端開口が前記接続口に着脱自在に接続される吸込筒体と、
    前記掃除機本体が被清掃部上を移動する際に把持されるとともに、前記吸込開口の開口面に対して回動可能となるように前記掃除機本体に設けられた操作体と、
    前記操作体が前記吸込開口の開口面に対して所定角度で固定されるように回動をロックするロック手段とを備え、
    前記他端開口と前記接続口との接続状態では前記吸込開口から吸塵可能であるとともに、前記他端開口と前記接続口との非接続状態では前記他端開口から吸塵可能である電気掃除機であって、
    前記操作体の回動がロックされた際に、前記動力伝達手段による伝達を解除する伝達切り換え手段を設けた
    ことを特徴とした電気掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020141793A (ja) * 2019-03-05 2020-09-10 株式会社マキタ アップライト集じん機

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