JP2006174869A - 粒体式身体洗浄マッサージ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 身体への衝突・摩擦作用が大きく、身体に対して優れた洗浄作用やマッサージ作用を与えることが可能であって、身体の洗浄装置やマッサージ装置として好適に利用することができるとともに、装置全体を小型化・軽量化することができて取り扱い性に優れた粒体式身体洗浄マッサージ装置を提供すること。
【解決手段】 利用者の身体を内部に収容する収容槽と、該収容槽内に収容された多数の粒体と、該粒体に運動エネルギーを与えて利用者の身体に衝突させる粒体動作手段とからなり、該粒体動作手段が、前記収容槽の底部に配設されて略水平な軸周りに回転する羽根車からなることを特徴とする粒体式身体洗浄マッサージ装置とする。
【選択図】 図5
【解決手段】 利用者の身体を内部に収容する収容槽と、該収容槽内に収容された多数の粒体と、該粒体に運動エネルギーを与えて利用者の身体に衝突させる粒体動作手段とからなり、該粒体動作手段が、前記収容槽の底部に配設されて略水平な軸周りに回転する羽根車からなることを特徴とする粒体式身体洗浄マッサージ装置とする。
【選択図】 図5
Description
本発明は、多数の粒体を身体に対して衝突・摩擦させることによって、利用者の身体の洗浄やマッサージを行うことができる粒体式身体洗浄マッサージ装置に関する。
近年の急速な高齢化社会の到来に伴って、介護を要する高齢者の数は益々増加しており、高齢者の介護において入浴は大きな問題の一つである。
入浴時における身体の洗浄方法としては、タオルやブラシを用いて身体を擦る方法、シャワー水を身体に噴き付ける方法、スラリーを流動させて身体に衝突させる方法等が挙げられるが、これらの方法は自力で入浴できない高齢者の身体を洗浄するための方法としてはいずれも満足できるものではなかった。
入浴時における身体の洗浄方法としては、タオルやブラシを用いて身体を擦る方法、シャワー水を身体に噴き付ける方法、スラリーを流動させて身体に衝突させる方法等が挙げられるが、これらの方法は自力で入浴できない高齢者の身体を洗浄するための方法としてはいずれも満足できるものではなかった。
先ず、タオルやブラシを用いて身体を擦る方法は、介護者の人手を要することが大きな問題であり、ロボット等の機械を用いた場合には指と指の間や脇の下などの細かい部分まで洗浄することが困難であった。
また、シャワー水を身体に噴き付ける方法では、水の皮膚への衝突作用は大きいが、摩擦作用が殆ど得られないため、充分な洗浄効果が得られなかった。
また、スラリーを流動化させる方法では、スラリーを構成する固体粒子と液体との比重の比が小さいために固体粒子の流動化挙動が緩慢であり、固体粒子の皮膚への摩擦・衝突作用が小さく、充分な洗浄効果を得ることができなかった。
また、シャワー水を身体に噴き付ける方法では、水の皮膚への衝突作用は大きいが、摩擦作用が殆ど得られないため、充分な洗浄効果が得られなかった。
また、スラリーを流動化させる方法では、スラリーを構成する固体粒子と液体との比重の比が小さいために固体粒子の流動化挙動が緩慢であり、固体粒子の皮膚への摩擦・衝突作用が小さく、充分な洗浄効果を得ることができなかった。
尚、上記した従来の方法において、湯を使用することにより幾分か洗浄効果を高めることも可能ではあるが、大量の水と大きな熱源を必要とすることから好ましい方法とはいえなかった。この問題を解決するためには、身体洗浄に使用した後の湯を循環させて再利用すればよいが、フィルターや殺菌装置等が必要となるために設備が大型化し、また湯中に溶解している汚れの成分を完全に除去することはできなかった。
このような実情に鑑みて、本願出願人は下記特許文献1において、多数の粒体を噴流化して身体に衝突・摩擦させることにより身体を洗浄する身体洗浄装置を提案している。
この特許文献1に開示された身体洗浄装置は、上記した従来技術の問題点の殆どを解決することができる非常に優れた技術であった。
しかしながら、この身体洗浄装置は、洗浄槽底部から気体を送り込んで粒体を噴流化させる構成を採用していることから、多数の粒体を噴流化させるために大容量のブロワーが必要となり、装置全体が大型化・重量化してしまうという問題点があった。
例えば、身体が不自由な高齢者がいる介護施設等においては、高齢者が個々の部屋で入浴できることが好ましいため、身体洗浄装置を各部屋に移動させることが望まれるが、大型で大重量の装置を移動させるには大きな労力を要する上に、装置全体が大きいことでエレベータに乗せられない等の不都合を生じる可能性があった。
この特許文献1に開示された身体洗浄装置は、上記した従来技術の問題点の殆どを解決することができる非常に優れた技術であった。
しかしながら、この身体洗浄装置は、洗浄槽底部から気体を送り込んで粒体を噴流化させる構成を採用していることから、多数の粒体を噴流化させるために大容量のブロワーが必要となり、装置全体が大型化・重量化してしまうという問題点があった。
例えば、身体が不自由な高齢者がいる介護施設等においては、高齢者が個々の部屋で入浴できることが好ましいため、身体洗浄装置を各部屋に移動させることが望まれるが、大型で大重量の装置を移動させるには大きな労力を要する上に、装置全体が大きいことでエレベータに乗せられない等の不都合を生じる可能性があった。
一方、エステティックサロン等では、美容や痩身を目的として身体のマッサージが行われており、また、肩こりの解消等を目的としたマッサージ店も数多く存在している。
しかしながら、このような店舗でのマッサージは、人の手により行われるのが一般的であるため、経験を積んだ熟練者でないと、優れたマッサージの効果を得ることは難しく、しかも短時間で全身に亘ってマッサージを施すことは困難であった。
しかしながら、このような店舗でのマッサージは、人の手により行われるのが一般的であるため、経験を積んだ熟練者でないと、優れたマッサージの効果を得ることは難しく、しかも短時間で全身に亘ってマッサージを施すことは困難であった。
本発明は上記した従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、身体への衝突・摩擦作用が大きく、身体に対して優れた洗浄作用やマッサージ作用を与えることが可能であって、身体の洗浄装置やマッサージ装置として好適に利用することができるとともに、装置全体を小型化・軽量化することができて取り扱い性に優れた粒体式身体洗浄マッサージ装置を提供するものである。
請求項1に係る発明は、利用者の身体を内部に収容する収容槽と、該収容槽内に収容された多数の粒体と、該粒体に運動エネルギーを与えて利用者の身体に衝突させる粒体動作手段とからなり、該粒体動作手段が、前記収容槽の底部に配設されて略水平な軸周りに回転する羽根車からなることを特徴とする粒体式身体洗浄マッサージ装置に関する。
請求項2に係る発明は、前記羽根車の上方に前記粒体の運動方向を制御する方向制御手段が設けられ、該方向制御手段は下方から上方に向けて次第に間隔が狭まるように配設された一対のプレートからなることを特徴とする請求項1記載の粒体式身体洗浄マッサージ装置に関する。
請求項3に係る発明は、前記プレートは、収容槽に対する角度を変更可能に配設されてなることを特徴とする請求項2記載の粒体式身体洗浄マッサージ装置に関する。
請求項2に係る発明は、前記羽根車の上方に前記粒体の運動方向を制御する方向制御手段が設けられ、該方向制御手段は下方から上方に向けて次第に間隔が狭まるように配設された一対のプレートからなることを特徴とする請求項1記載の粒体式身体洗浄マッサージ装置に関する。
請求項3に係る発明は、前記プレートは、収容槽に対する角度を変更可能に配設されてなることを特徴とする請求項2記載の粒体式身体洗浄マッサージ装置に関する。
請求項4に係る発明は、前記粒体が通過し得る開口部を有し収容槽の底部との間に間隙をあけて配設された中底板を備えてなることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の粒体式身体洗浄マッサージ装置に関する。
請求項5に係る発明は、前記羽根車の周りの収容槽底面が該羽根車に向けて下向きに傾斜する傾斜面とされてなることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の粒体式身体洗浄マッサージ装置に関する。
請求項6に係る発明は、前記羽根車が、隣接して配置された互いに逆方向に回転する一対の羽根車を含むことを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の粒体式身体洗浄マッサージ装置に関する。
請求項5に係る発明は、前記羽根車の周りの収容槽底面が該羽根車に向けて下向きに傾斜する傾斜面とされてなることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の粒体式身体洗浄マッサージ装置に関する。
請求項6に係る発明は、前記羽根車が、隣接して配置された互いに逆方向に回転する一対の羽根車を含むことを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の粒体式身体洗浄マッサージ装置に関する。
請求項7に係る発明は、前記羽根車が収容槽の側面にも配設されていることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の粒体式身体洗浄マッサージ装置に関する。
請求項8に係る発明は、前記羽根車が収容槽の複数の側面に配設されていることを特徴とする請求項6記載の粒体式身体洗浄マッサージ装置に関する。
請求項9に係る発明は、前記粒体を収容槽内に補給するための粒体補給庫が、該収容槽に連結して設けられていることを特徴とする請求項1乃至8いずれかに記載の粒体式身体洗浄マッサージ装置に関する。
請求項8に係る発明は、前記羽根車が収容槽の複数の側面に配設されていることを特徴とする請求項6記載の粒体式身体洗浄マッサージ装置に関する。
請求項9に係る発明は、前記粒体を収容槽内に補給するための粒体補給庫が、該収容槽に連結して設けられていることを特徴とする請求項1乃至8いずれかに記載の粒体式身体洗浄マッサージ装置に関する。
請求項1に係る発明によれば、回転する羽根車によって多数の粒体に運動エネルギーを与えて利用者の身体に衝突させることができるため、従来のシャワー水やスラリーを使用する方法に比べて身体への衝突・摩擦作用が大きく、身体に対して優れた洗浄作用やマッサージ作用を与えることができる。従って、介護が必要な高齢者等の身体を洗浄するための装置として、或いは美容や痩身等を目的としたエステティックサロンや肩こり等の治療を目的としたマッサージ店等においてマッサージを施すための装置として、好適に利用することができる。更に、気体の噴流を用いずに回転する羽根車によって多数の粒体を運動させるようにしたので、大容量のブロワーが必要なくなり、装置全体を小型化・軽量化することができ、介護施設等における装置の移動を容易に行うことができる取り扱い性に優れた装置となる。また、羽根車を収容槽の底部に設置したことにより、粒体を収容槽内に巻き上げた後、巻き上げられた粒体は自由落下して羽根車へと自然に且つ確実に導かれるようになるので、多数の粒体を収容槽内にて効率良く連続的に運動させることができる。
請求項2に係る発明によれば、回転する羽根車によって巻き上げられた粒体を、一対のプレートの間を通って上昇させることができ、しかもプレート間隔が上方に向けて次第に狭くなっているので、利用者の身体に対して局所的に粒体を集中して当てることができ、優れた洗浄効果やマッサージ効果を与えることができる。
請求項3に係る発明によれば、プレートの角度を必要に応じて変更することによって、利用者が適宜所望する身体の特定部位に対して粒体を集中して当てることが可能となり、洗浄効果及びマッサージ効果を効率良く得ることができる。
請求項3に係る発明によれば、プレートの角度を必要に応じて変更することによって、利用者が適宜所望する身体の特定部位に対して粒体を集中して当てることが可能となり、洗浄効果及びマッサージ効果を効率良く得ることができる。
請求項4に係る発明によれば、利用者は中底板の上に載ることによって羽根車への接触が確実に防がれ、安定した状態で安全に洗浄やマッサージを受けることが可能となる。
請求項5に係る発明によれば、収容槽底面に落下した粒体を傾斜面に沿って羽根車へと導くことができるので、多数の粒体を効率良く連続的に巻き上げて、利用者の身体に対して常に多数の粒体を衝突させることが可能となり、高い洗浄効果及びマッサージ効果を得ることができる。
請求項6に係る発明によれば、互いに逆方向に回転する一対の羽根車によって、多数の粒体を効率良く巻き上げて上昇させることが可能となる。
請求項5に係る発明によれば、収容槽底面に落下した粒体を傾斜面に沿って羽根車へと導くことができるので、多数の粒体を効率良く連続的に巻き上げて、利用者の身体に対して常に多数の粒体を衝突させることが可能となり、高い洗浄効果及びマッサージ効果を得ることができる。
請求項6に係る発明によれば、互いに逆方向に回転する一対の羽根車によって、多数の粒体を効率良く巻き上げて上昇させることが可能となる。
請求項7に係る発明によれば、羽根車が収容槽の側面にも配設されているので、収容槽の側面からも粒体を送り出すことができ、利用者の身体に対して側方からも粒体を衝突させることが可能となり、洗浄効果やマッサージ効果を高めることができる。
請求項8に係る発明によれば、羽根車が収容槽の複数の側面に配設されているので、利用者の身体に対して満遍なく粒体を衝突させることが可能となり、洗浄効果やマッサージ効果を更に高めることができる。
請求項9に係る発明によれば、粒体を収容槽内に補給するための粒体補給庫が収容槽に連結して設けられているので、利用者の好みや身体の大きさ、或いは使用目的に応じて、収容槽内の粒体の数を簡単に増やすことができる。
請求項8に係る発明によれば、羽根車が収容槽の複数の側面に配設されているので、利用者の身体に対して満遍なく粒体を衝突させることが可能となり、洗浄効果やマッサージ効果を更に高めることができる。
請求項9に係る発明によれば、粒体を収容槽内に補給するための粒体補給庫が収容槽に連結して設けられているので、利用者の好みや身体の大きさ、或いは使用目的に応じて、収容槽内の粒体の数を簡単に増やすことができる。
以下、本発明に係る粒体式身体洗浄マッサージ装置の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明に係る粒体式身体洗浄マッサージ装置の一例を示す正面図、図2はその平面図、図3は図1のA−A線断面図である。
図示例の実施形態に係る粒体式身体洗浄マッサージ装置は、利用者の身体を収容する収容槽(1)と、この収容槽内(1)において利用者の身体に衝突する多数の粒体(2)と、収容槽(1)の底部との間に間隙をあけて配設された中底板(3)と、収容槽(1)の底部に配設されて粒体(2)に運動エネルギーを与える粒体動作手段とを備えている。
図1は本発明に係る粒体式身体洗浄マッサージ装置の一例を示す正面図、図2はその平面図、図3は図1のA−A線断面図である。
図示例の実施形態に係る粒体式身体洗浄マッサージ装置は、利用者の身体を収容する収容槽(1)と、この収容槽内(1)において利用者の身体に衝突する多数の粒体(2)と、収容槽(1)の底部との間に間隙をあけて配設された中底板(3)と、収容槽(1)の底部に配設されて粒体(2)に運動エネルギーを与える粒体動作手段とを備えている。
収容槽(1)は、本発明の装置を利用して身体を洗浄或いはマッサージしようとする利用者を収容するための槽であって、内部に利用者が入るための空間が形成されている。
収容槽(1)の形状は、図示例では四角筒形状に形成されているが、円筒形状等の他の形状とすることもでき、特に限定はされない。大きさについては、少なくとも利用者の首から下の全身が入るだけの大きさとすることが好ましいが、身体の一部(例えば、脚や腕等のみ)が入るだけの小型の槽とすることもできる。また、二人以上が同時に入ることができるような大型の槽とすることもできる。
尚、図示していないが、収容槽(1)には、利用者の出入口となる扉や、粒体(2)が収容槽外部へと飛散することを防止するための蓋が適宜設けられる。
収容槽(1)の形状は、図示例では四角筒形状に形成されているが、円筒形状等の他の形状とすることもでき、特に限定はされない。大きさについては、少なくとも利用者の首から下の全身が入るだけの大きさとすることが好ましいが、身体の一部(例えば、脚や腕等のみ)が入るだけの小型の槽とすることもできる。また、二人以上が同時に入ることができるような大型の槽とすることもできる。
尚、図示していないが、収容槽(1)には、利用者の出入口となる扉や、粒体(2)が収容槽外部へと飛散することを防止するための蓋が適宜設けられる。
粒体(2)は直径が0.5〜10mmの球体であり、材質は鉄(比重7.9)、アルミナ(比重3.7)、セラミックス(比重2.6)、プラスチック(比重1.2)等からなる。
粒体(2)は同じ材質のもののみを使用してもよいが、異なる材質のものを混合して使用することが好ましい。この場合、一個の粒体(2)の自由落下終端速度が略一定となるように、比重の大きい粒体は直径を小さく、比重の小さい粒体は直径を大きくするとよい。かかる構成を採用した場合、直径が大きく比重が小さい粒体は利用者の身体に強く当たるため血行の促進や皮膚の疲れの除去用として、直径が小さく比重が大きい粒体は表面積が大きいため洗浄用として、それぞれ効果的に作用する。
粒体(2)は同じ材質のもののみを使用してもよいが、異なる材質のものを混合して使用することが好ましい。この場合、一個の粒体(2)の自由落下終端速度が略一定となるように、比重の大きい粒体は直径を小さく、比重の小さい粒体は直径を大きくするとよい。かかる構成を採用した場合、直径が大きく比重が小さい粒体は利用者の身体に強く当たるため血行の促進や皮膚の疲れの除去用として、直径が小さく比重が大きい粒体は表面積が大きいため洗浄用として、それぞれ効果的に作用する。
また、本発明においては、粒体(2)を多孔質部材から形成し、その空隙に洗浄液を含浸しておく構成も好ましく採用できる。この構成によれば、収容槽内に別途洗浄液を供給する手段を設けることなく身体の洗浄を効果的に行うことが可能となる。
また、粒体(2)に遠赤外線放射物質を含有させる構成としてもよく、この構成によれば、遠赤外線が利用者の身体に放射されることによって、血行を促進して健康の増進を図ることができる。この場合、粒体そのものを遠赤外線放射セラミックス等の遠赤外線放射物質で構成してもよいし、表面に遠赤外線放射物質を付着させる構成としてもよい。
また、粒体(2)に遠赤外線放射物質を含有させる構成としてもよく、この構成によれば、遠赤外線が利用者の身体に放射されることによって、血行を促進して健康の増進を図ることができる。この場合、粒体そのものを遠赤外線放射セラミックス等の遠赤外線放射物質で構成してもよいし、表面に遠赤外線放射物質を付着させる構成としてもよい。
中底板(3)は、利用者が身体を乗せるために設けられた平板であって、粒体(2)が通過し得る大きさをもつ多数の開口部を有している。
このような中底板(3)は、例えば金網やパンチングメタル板などから構成される。
尚、本発明においては、利用者の身体を後述する羽根車(4)やプレート(8)から離れた位置に支持することができれば、必ずしもこのような中底板(3)を設ける必要は無く、他の方法、例えば複数本の棒を梯子状に設置することにより利用者の身体を支持するようにしてもよい。
このような中底板(3)は、例えば金網やパンチングメタル板などから構成される。
尚、本発明においては、利用者の身体を後述する羽根車(4)やプレート(8)から離れた位置に支持することができれば、必ずしもこのような中底板(3)を設ける必要は無く、他の方法、例えば複数本の棒を梯子状に設置することにより利用者の身体を支持するようにしてもよい。
粒体動作手段は、収容槽(1)の底部に配設された羽根車(4)から構成されている。
羽根車(4)は、その回転軸が粒体動作方向に対して略直角な軸周りに回転するように、図示例では回転軸が略水平方向となるように配置されており、回転軸の両端部は軸受(5)によって支承され、一端部はカップリング(6)を介してモータ(7)と連結されている。
これにより、羽根車(4)はモータ(7)の回転に伴って、収容槽(1)の内底部において略水平軸回りに回転するようになっている。
羽根車(4)は、その回転軸が粒体動作方向に対して略直角な軸周りに回転するように、図示例では回転軸が略水平方向となるように配置されており、回転軸の両端部は軸受(5)によって支承され、一端部はカップリング(6)を介してモータ(7)と連結されている。
これにより、羽根車(4)はモータ(7)の回転に伴って、収容槽(1)の内底部において略水平軸回りに回転するようになっている。
図4は羽根車(4)の構造を示す図であって、(a)は外観斜視図であり、(b)は軸方向断面図、(c)は軸直角方向断面図である。
羽根車(4)は、中空円筒状の回転軸(41)と、この回転軸(41)の両端部に取り付けられた2枚の円板(42)と、これら2枚の円板(42)の間において回転軸(41)の外周面に等角度間隔で回転軸と平行に取り付けられた複数枚(図示例では8枚)の長方形状の羽根板(43)とから構成されている。
羽根車(4)は、中空円筒状の回転軸(41)と、この回転軸(41)の両端部に取り付けられた2枚の円板(42)と、これら2枚の円板(42)の間において回転軸(41)の外周面に等角度間隔で回転軸と平行に取り付けられた複数枚(図示例では8枚)の長方形状の羽根板(43)とから構成されている。
羽根車(4)に設けられた羽根板(43)の枚数、大きさ、形状は特に限定されないが、隣り合う羽根板(43)の先端同士の間隔が、少なくとも粒体(2)の直径よりも大きくなるように設定する必要がある。
これは、粒体(2)の直径よりも当該間隔が狭い場合には、隣り合う羽根板(43)の間に粒体(2)が入り込めないために、羽根車(4)の回転に伴って羽根板(43)により粒体(2)を巻き上げることができなくなるためである。
これは、粒体(2)の直径よりも当該間隔が狭い場合には、隣り合う羽根板(43)の間に粒体(2)が入り込めないために、羽根車(4)の回転に伴って羽根板(43)により粒体(2)を巻き上げることができなくなるためである。
羽根車(43)は、収容槽(1)の底部において、奥行き方向の中央に収容槽(1)の幅方向全長に亘るように配設されている(図2参照)。そして、奥行き方向において羽根車(43)を挟んで形成された収容槽(1)の底面は、羽根車(43)に向けて下向きに傾斜する傾斜面(11)とされている(図3参照)。
これにより、収容槽(1)の底面に落下した粒体(2)は、傾斜面に沿って羽根車(43)へと確実に且つ速やかに導かれるようになるので、多数の粒体を効率良く連続的に巻き上げて上昇させることが可能となる。
尚、羽根車(43)の収容槽平面視における向きは特に限定されず、例えば図示例から90°回転させた位置、すなわち収容槽(1)の底部において、幅方向の中央に収容槽(1)の奥行き方向全長に亘るように配設することもできる。
これにより、収容槽(1)の底面に落下した粒体(2)は、傾斜面に沿って羽根車(43)へと確実に且つ速やかに導かれるようになるので、多数の粒体を効率良く連続的に巻き上げて上昇させることが可能となる。
尚、羽根車(43)の収容槽平面視における向きは特に限定されず、例えば図示例から90°回転させた位置、すなわち収容槽(1)の底部において、幅方向の中央に収容槽(1)の奥行き方向全長に亘るように配設することもできる。
収容槽(1)内において、羽根車(43)の上方位置であって且つ中底板(3)の下方位置には、粒体(2)の運動方向を制御する方向制御手段が設けられている。
方向制御手段は、下方から上方に向けて次第に間隔が狭まるように配設された左右一対のプレート(8)から構成されている。但し、このようなプレート(8)を有さないものも本発明の技術的範囲に含まれる。
方向制御手段は、下方から上方に向けて次第に間隔が狭まるように配設された左右一対のプレート(8)から構成されている。但し、このようなプレート(8)を有さないものも本発明の技術的範囲に含まれる。
一対のプレート(8)を構成する2枚の平板は、正面視略ハの字状に対向して配置されており、これら平板同士の間隔は、下端部において羽根車(4)の外径と同じかそれ以上に設定され、上端部においてはその半分程度に設定されている。
2枚のプレート(8)の下端部は、羽根車(4)を挟んで対向する位置に配置されており、羽根車(4)によって巻き上げられた粒体(2)の全てもしくは大部分が2枚のプレート(8)の間を通って、密集しながら上昇するようになっている(図5参照)。
これにより、利用者の身体に対して局所的に粒体(2)を集中して当てることができ、優れた洗浄効果やマッサージ効果を与えることができる。
2枚のプレート(8)の下端部は、羽根車(4)を挟んで対向する位置に配置されており、羽根車(4)によって巻き上げられた粒体(2)の全てもしくは大部分が2枚のプレート(8)の間を通って、密集しながら上昇するようになっている(図5参照)。
これにより、利用者の身体に対して局所的に粒体(2)を集中して当てることができ、優れた洗浄効果やマッサージ効果を与えることができる。
プレート(8)の下端部には羽根車(4)の回転軸方向と平行な方向(図示例では略水平方向)に配置された軸体(81)が設けられており、この軸体(81)は収容槽(1)の壁面に対して回動可能に取り付けられている。
これによって、プレート(8)は、軸体(81)を中心に回動させることでその角度を自在に変更できるようになっている。
そのため、利用者はプレート(8)の向きを変えることで、適宜所望する身体の特定部位に対して粒体を集中して当てることが可能となる。また、2枚のプレートの上端部の間隔を変更することで、粒体の集中度合いを調節して、身体に対する刺激の強さを調整することも可能となる。
尚、プレート(8)の角度変更は手動操作で行っても良いが、収容槽外部に設置したモータ(図示せず)の回転軸に軸体(81)を接続する等の方法により自動操作で行うことができるようにすることが好ましい。
これによって、プレート(8)は、軸体(81)を中心に回動させることでその角度を自在に変更できるようになっている。
そのため、利用者はプレート(8)の向きを変えることで、適宜所望する身体の特定部位に対して粒体を集中して当てることが可能となる。また、2枚のプレートの上端部の間隔を変更することで、粒体の集中度合いを調節して、身体に対する刺激の強さを調整することも可能となる。
尚、プレート(8)の角度変更は手動操作で行っても良いが、収容槽外部に設置したモータ(図示せず)の回転軸に軸体(81)を接続する等の方法により自動操作で行うことができるようにすることが好ましい。
図6は、本発明に係る粒体式身体洗浄マッサージ装置の使用状態の一例を示す図であり、この図ではプレート(8)を有していない装置を示している。
本発明に係る装置を使用する場合、利用者(R)が収容槽(1)内に入って中底板(3)の上に乗った状態で、モータ(8)を駆動させて羽根車(4)を回転させる。
このとき、図示の如く、利用者(R)が首から上を外部へと出すことができる開口部を有する上蓋(10)を収容槽(1)の上面に被せることが好ましい。
羽根車(4)が回転すると、収容槽(1)内の多数の粒体(2)は、羽根車(4)に設けられた羽根板(43)により巻き上げられて上昇し、中底板(3)の開口部を通過して収容槽(1)の上部に向かって上昇した後に自由落下する。
粒体(2)は、収容槽(1)内における上昇時もしくは落下時に利用者(R)の身体に衝突して表面に衝撃・摩擦力を与えた後、自由落下して中底板(3)の開口部を通過し、再び羽根車(4)によって巻き上げられる。
本発明に係る装置を使用する場合、利用者(R)が収容槽(1)内に入って中底板(3)の上に乗った状態で、モータ(8)を駆動させて羽根車(4)を回転させる。
このとき、図示の如く、利用者(R)が首から上を外部へと出すことができる開口部を有する上蓋(10)を収容槽(1)の上面に被せることが好ましい。
羽根車(4)が回転すると、収容槽(1)内の多数の粒体(2)は、羽根車(4)に設けられた羽根板(43)により巻き上げられて上昇し、中底板(3)の開口部を通過して収容槽(1)の上部に向かって上昇した後に自由落下する。
粒体(2)は、収容槽(1)内における上昇時もしくは落下時に利用者(R)の身体に衝突して表面に衝撃・摩擦力を与えた後、自由落下して中底板(3)の開口部を通過し、再び羽根車(4)によって巻き上げられる。
プレート(8)を有する装置を使用した場合には、図5に示すように、粒体(2)の大部分は一対のプレート(8)の間を通過するので、利用者の身体に対して局所的に粒体を集中して衝突させることができる。この場合、必要に応じてプレート(8)の角度を変更することにより、身体の他の部位にも粒体を集中して衝突させることができるようになる。
図7は本発明に係る粒体式身体洗浄マッサージ装置の変更例を示す断面図である。
この変更例に係る装置も、上述した装置と同じく、利用者の身体を収容する収容槽(1)と、この収容槽内(1)において利用者の身体に衝突する多数の粒体(2)と、収容槽(1)の底部との間に間隙をあけて配設された中底板(3)と、収容槽(1)の底部に配設されて粒体(2)に運動エネルギーを与える粒体動作手段とを備えている。
これら各構成要素の具体的構成については、以下に説明する点を除いて上述した装置と同じである。
この変更例に係る装置も、上述した装置と同じく、利用者の身体を収容する収容槽(1)と、この収容槽内(1)において利用者の身体に衝突する多数の粒体(2)と、収容槽(1)の底部との間に間隙をあけて配設された中底板(3)と、収容槽(1)の底部に配設されて粒体(2)に運動エネルギーを与える粒体動作手段とを備えている。
これら各構成要素の具体的構成については、以下に説明する点を除いて上述した装置と同じである。
以下、この変更例に係る装置が、上述した装置と異なる点について説明する。
この変更例に係る装置は、粒体動作手段を構成する羽根車(4)が収容槽(1)の底部だけでなく側面にも配設されている。
この羽根車(4)の形態は収容槽底部に配設される羽根車と同じであるが、両者を説明上区別するために、側面に配置される羽根車を符号(4a)で表す。
図7では羽根車(4a)を1つの側面のみに配設した例を示しているが、複数の側面に夫々配設することも可能である。例えば、収容槽(1)が直方体状である場合には、羽根車(4a)を1側面のみに設けてもよいし、2側面に設けてもよいし、3側面或いは4側面に設けることもできる。また、収容槽(1)が円筒状や円錐台状である場合には、複数の羽根車(4a)を側面に周方向に間隔をあけて設ければよい。
この変更例に係る装置は、粒体動作手段を構成する羽根車(4)が収容槽(1)の底部だけでなく側面にも配設されている。
この羽根車(4)の形態は収容槽底部に配設される羽根車と同じであるが、両者を説明上区別するために、側面に配置される羽根車を符号(4a)で表す。
図7では羽根車(4a)を1つの側面のみに配設した例を示しているが、複数の側面に夫々配設することも可能である。例えば、収容槽(1)が直方体状である場合には、羽根車(4a)を1側面のみに設けてもよいし、2側面に設けてもよいし、3側面或いは4側面に設けることもできる。また、収容槽(1)が円筒状や円錐台状である場合には、複数の羽根車(4a)を側面に周方向に間隔をあけて設ければよい。
図7の装置では、収容槽(1)の側面の一部が外方に向けて張り出している。(以下、この張り出し部分により形成される空間を張り出し空間(12)と称し、張り出し部分以外の収容槽内の空間を内部空間(13)と称する。)
張り出し空間(12)は、外方に向かうにつれて下方に傾斜する仕切り板(14)によって上下に仕切られており、仕切り板(14)の下方空間に時計周り方向に回転する羽根車(4a)が配設されている。
仕切り板(14)の傾斜下端部分は、粒体(2)が通過可能な網(14a)となっており、内部空間(13)から張り出し空間(12)内に入り込んだ粒体(2)は、仕切り板(14)の傾斜に沿って導かれ、網(14a)の開口部を通過して羽根車(4a)が配設された下方空間へと達する。
張り出し空間(12)は、外方に向かうにつれて下方に傾斜する仕切り板(14)によって上下に仕切られており、仕切り板(14)の下方空間に時計周り方向に回転する羽根車(4a)が配設されている。
仕切り板(14)の傾斜下端部分は、粒体(2)が通過可能な網(14a)となっており、内部空間(13)から張り出し空間(12)内に入り込んだ粒体(2)は、仕切り板(14)の傾斜に沿って導かれ、網(14a)の開口部を通過して羽根車(4a)が配設された下方空間へと達する。
羽根車(4a)が配設された仕切り板(14)の下方空間は、金網等の開口板(15)によって内部空間(13)と仕切られており、下方空間内に取り入れられた粒体(2)は羽根車(4a)の回転によって跳ね飛ばされ、開口板(15)の開口部を通過して再び内部空間(13)へと送り込まれる。
このように、収容槽(1)の側面にも羽根車(4a)を配設すると、利用者(R)の身体に対して側方からも粒体を衝突させることが可能となり、利用者の身体にむら無く粒体が当たり、洗浄効果やマッサージ効果を高めることができる。また、羽根車(4a)を収容槽(1)の複数の側面に配設すると、利用者の身体に対して、より満遍なく粒体を衝突させることが可能となるため好ましい。
羽根車を側面に設ける場合には、右側面と左側面などの対向する側面に設けると、少ない数の羽根車で利用者の身体に効率良く粒体を衝突させることが可能となるため好ましい。
羽根車を側面に設ける場合には、右側面と左側面などの対向する側面に設けると、少ない数の羽根車で利用者の身体に効率良く粒体を衝突させることが可能となるため好ましい。
また、収容槽(1)に形成された張り出し空間(12)の上部には、粒体(2)を収容槽(1)内に補給するための粒体補給庫(16)が設けられている。尚、この粒体補給庫(16)は着脱可能に構成することが好ましい。
粒体補給庫(16)には多数の粒体(2)が貯蔵されており、これらの粒体(2)を必要に応じて張り出し空間(12)へと供給し、羽根車(4a)の回転によって内部空間(13)へと送り込むことができる。
このような粒体補給庫(16)を設けることによって、利用者の好みや身体の大きさ、或いは使用目的(洗浄目的かマッサージ目的か等)に応じて、収容槽内に存在する粒体の数を簡単に増やすことができる。
粒体補給庫(16)には多数の粒体(2)が貯蔵されており、これらの粒体(2)を必要に応じて張り出し空間(12)へと供給し、羽根車(4a)の回転によって内部空間(13)へと送り込むことができる。
このような粒体補給庫(16)を設けることによって、利用者の好みや身体の大きさ、或いは使用目的(洗浄目的かマッサージ目的か等)に応じて、収容槽内に存在する粒体の数を簡単に増やすことができる。
尚、図示していないが、この変更例の装置においても、上述した構成をもつプレート(8)(図3及び図5参照)を設けることができる。
また、1つの側面に高さ位置を変えた複数の羽根車(4a)を設ける構成や、異なる側面毎に羽根車(4a)の高さ位置を変える構成なども好ましく採用できる。
また、1つの側面に高さ位置を変えた複数の羽根車(4a)を設ける構成や、異なる側面毎に羽根車(4a)の高さ位置を変える構成なども好ましく採用できる。
以上説明した図示例では、利用者が中底板上に座った状態及び立った状態で使用している場合を示したが、本発明に係る粒体式身体洗浄マッサージ装置は、収容槽(1)の大きさや形状を変更することによって、例えば利用者が車椅子に乗ったままの状態で使用できるようにすることも可能であるし、利用者が寝た状態で使用できるようにすることも可能である。
図8は利用者が寝た状態で使用することができる装置を示しており、このような装置は、エステティックサロン等において使用するマッサージ装置として好適である。尚、この図でもプレート(8)を有していない装置を示しているが、図5に示したようなプレートを有する装置とすることもできる。
この装置では、利用者(R)は、中底板(3)の上に寝た状態で、首から上のみが収容槽(1)から露出するようになっている。
このような利用者が寝た状態で使用する装置では、収容槽(1)が水平方向に広くなるので、広がり方向に間隔をあけて複数の羽根車(4)を設ける構成とすることもできる。複数の羽根車(4)を設けた場合、羽根車の数に合わせて複数対のプレート(8)を設ける構成も好ましく採用できる。
この装置では、利用者(R)は、中底板(3)の上に寝た状態で、首から上のみが収容槽(1)から露出するようになっている。
このような利用者が寝た状態で使用する装置では、収容槽(1)が水平方向に広くなるので、広がり方向に間隔をあけて複数の羽根車(4)を設ける構成とすることもできる。複数の羽根車(4)を設けた場合、羽根車の数に合わせて複数対のプレート(8)を設ける構成も好ましく採用できる。
また、本発明においては、上述した全ての実施形態において、収容槽(1)内に水蒸気や洗浄液を供給するための手段を設けることも可能である。
更に、本発明においては、上述した全ての実施形態において、配置される羽根車(4)を、隣接して配置された互いに逆方向に回転する一対の羽根車から構成することができる。
図9は、このような羽根車を備えた装置の収容槽底部付近を示す図であって、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。
図9は、このような羽根車を備えた装置の収容槽底部付近を示す図であって、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。
2つの羽根車(4)は、回転軸(41)が互いに平行となるように隣接して配置されている。2つの羽根車(4)の羽根板(43)同士は互いに干渉しないようにされているが、2つの羽根車(4)の羽根板(43)を同一平面内に配置したときに、羽根板の外縁部同士の間には、粒体が通過し得ない程度の微小な隙間しか形成されないようになっている。
2つの羽根車(4)のうち、一方の羽根車の回転軸(41)にはカップリング(6)を介してモータ(7)が連結されており、このモータの駆動によって回転力を得るようになっている。
また、2つの羽根車(4)の回転軸(41)の一端部には夫々歯車(44)が外嵌されており、これら2つの歯車同士が噛み合うことによって、一方の回転軸が正方向に回転するともう一方の回転軸が逆方向に回転するようになっている。このときの回転方向は、(b)図に示すように、右側の回転軸が時計回り方向、左側の回転軸が反時計回り方向となる。
尚、2つの回転軸間の回転伝達機構は歯車に限定されず、同様の作用が得られるものであれば、歯車に代えてベルト車や摩擦ローラ等の他の回転伝達機構を用いてもよい。
また、2つの羽根車(4)の回転軸(41)の一端部には夫々歯車(44)が外嵌されており、これら2つの歯車同士が噛み合うことによって、一方の回転軸が正方向に回転するともう一方の回転軸が逆方向に回転するようになっている。このときの回転方向は、(b)図に示すように、右側の回転軸が時計回り方向、左側の回転軸が反時計回り方向となる。
尚、2つの回転軸間の回転伝達機構は歯車に限定されず、同様の作用が得られるものであれば、歯車に代えてベルト車や摩擦ローラ等の他の回転伝達機構を用いてもよい。
このような互いに逆方向に回転する2つの羽根車を用いることによって、一度に多数の粒体を収容槽の上方に向けて効率良く巻き上げて上昇させることが可能となり、コンパクトな装置で高い洗浄効果やマッサージ効果を発揮することができる。
本発明においては、図示していないが、上記したような羽根車(4)の対を二対以上設けることもできる。更に、収容槽の側面に上記したような羽根車(4a)の対を設ける構成とすることもできる。
本発明は、高齢者の介護施設等における身体洗浄装置やエステティックサロン等における身体マッサージ装置として好適に利用できる。
1 収容槽
2 粒体
3 中底板
4 羽根車(底部)
4a 羽根車(側面)
8 プレート
11 収容槽の底面(傾斜面)
16 粒体補給庫
2 粒体
3 中底板
4 羽根車(底部)
4a 羽根車(側面)
8 プレート
11 収容槽の底面(傾斜面)
16 粒体補給庫
Claims (9)
- 利用者の身体を内部に収容する収容槽と、該収容槽内に収容された多数の粒体と、該粒体に運動エネルギーを与えて利用者の身体に衝突させる粒体動作手段とからなり、該粒体動作手段が、前記収容槽の底部に配設されて略水平な軸周りに回転する羽根車からなることを特徴とする粒体式身体洗浄マッサージ装置。
- 前記羽根車の上方に前記粒体の運動方向を制御する方向制御手段が設けられ、該方向制御手段は下方から上方に向けて次第に間隔が狭まるように配設された一対のプレートからなることを特徴とする請求項1記載の粒体式身体洗浄マッサージ装置。
- 前記プレートは、収容槽に対する角度を変更可能に配設されてなることを特徴とする請求項2記載の粒体式身体洗浄マッサージ装置。
- 前記粒体が通過し得る開口部を有し収容槽の底部との間に間隙をあけて配設された中底板を備えてなることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の粒体式身体洗浄マッサージ装置。
- 前記羽根車の周りの収容槽底面が該羽根車に向けて下向きに傾斜する傾斜面とされてなることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の粒体式身体洗浄マッサージ装置。
- 前記羽根車が、隣接して配置された互いに逆方向に回転する一対の羽根車を含むことを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の粒体式身体洗浄マッサージ装置。
- 前記羽根車が収容槽の側面にも配設されていることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の粒体式身体洗浄マッサージ装置。
- 前記羽根車が収容槽の複数の側面に配設されていることを特徴とする請求項7記載の粒体式身体洗浄マッサージ装置。
- 前記粒体を収容槽内に補給するための粒体補給庫が、該収容槽に連結して設けられていることを特徴とする請求項1乃至8いずれかに記載の粒体式身体洗浄マッサージ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004368206A JP2006174869A (ja) | 2004-12-20 | 2004-12-20 | 粒体式身体洗浄マッサージ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004368206A JP2006174869A (ja) | 2004-12-20 | 2004-12-20 | 粒体式身体洗浄マッサージ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006174869A true JP2006174869A (ja) | 2006-07-06 |
Family
ID=36729515
Family Applications (1)
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JP2004368206A Pending JP2006174869A (ja) | 2004-12-20 | 2004-12-20 | 粒体式身体洗浄マッサージ装置 |
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JP (1) | JP2006174869A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007202955A (ja) * | 2006-02-06 | 2007-08-16 | Kochi Univ Of Technology | 足、手、顔等の身体の一部分のマッサージ・温熱・洗浄器 |
JP2012520093A (ja) * | 2009-03-10 | 2012-09-06 | アクアロール | 回転容器を有するビーズマッサージ装置 |
-
2004
- 2004-12-20 JP JP2004368206A patent/JP2006174869A/ja active Pending
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A02 | Decision of refusal |
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