JP2006174481A - 光リングネットワーク及び光リングネットワークに設けられたノード - Google Patents

光リングネットワーク及び光リングネットワークに設けられたノード Download PDF

Info

Publication number
JP2006174481A
JP2006174481A JP2005363057A JP2005363057A JP2006174481A JP 2006174481 A JP2006174481 A JP 2006174481A JP 2005363057 A JP2005363057 A JP 2005363057A JP 2005363057 A JP2005363057 A JP 2005363057A JP 2006174481 A JP2006174481 A JP 2006174481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
node
traffic
wavelength
working
protection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005363057A
Other languages
English (en)
Inventor
Cechan Tian
ティエヌ ツェチャヌ
Susumu Kinoshita
進 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US11/015,208 external-priority patent/US7664391B2/en
Priority claimed from US11/015,222 external-priority patent/US20060133803A1/en
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Publication of JP2006174481A publication Critical patent/JP2006174481A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

【課題】
トラフィックストリームを柔軟に構成することを考えると、作業トラフィックに障害が発生した場合に問題が生じる。
保護トラフィックは、作業トラフィックストリームと反対方向に伝播するが、トラフィックストリームを構成するノード間が隣接していた場合、最も長い距離(最も遠いパス)を伝播する必要がある。
この場合、光リングネットワークを伝播する保護トラフィックは減衰が大きくなり、保護トラフィックが届かなくなる場合が生じる。
【解決手段】
ノードは、複数の作業トラフィックストリームを複数の作業波長において送信する。第1の作業トラフィックストリームにおける妨害に応答して、ノードは、保護波長において、作業トラフィックストリームに関連する保護トラフィックを送信する。
保護トラフィックは任意のノードで再生中継される。
【選択図】
図2

Description

本発明は、一般的に、光伝送システムに関し、より特定的には、共有された再生成および保護機能を有する光リングネットワークに関する。
電気通信システム、ケーブルテレビジョンシステム、およびデータ通信ネットワークは、光ネットワークを使用して、遠隔地点間で大量の情報を高速で伝達する。 光ネットワークにおいて、情報は、光信号の形で光ファイバを通じて伝達される。 光ファイバは、信号を非常に少ない損失で長距離に渡って送信することができる細いガラスの繊維である。
光ネットワークは、波長分割多重(WDM)または高密度波長分割多重(DWDM)を使用して、送信能力を高めることが多い。WDMおよびDWDMネットワークにおいては、多くの光チャンネルは、異なる波長に対して各ファイバで伝送される。
ネットワーク容量は、各ファイバおよび帯域幅における波長またはチャンネルの数、もしくはチャンネルのサイズに基づく。
それにも関わらず、特定のチャンネルに対してトラフィックストリームを静的に割り当てると、柔軟性に欠けるシステムとなり、利用可能なネットワーク容量および他のネットワーク資源を効率的に活用することができない。
特開2000−209244号公報
トラフィックストリームを柔軟に構成することを考えると、作業トラフィックに障害が発生した場合に問題が生じる。
保護トラフィックは、作業トラフィックストリームと反対方向に伝播するが、トラフィックストリームを構成するノード間が隣接していた場合、最も長い距離(最も遠いパス)を伝播する必要がある。
この場合、光リングネットワークを伝播する保護トラフィックは減衰が大きくなり、保護トラフィックが届かなくなる場合が生じる。
本発明は、保護された光通信を支援するように動作可能な共有信号再生成手段および/または共有保護チャンネルを利用可能にする光リングネットワークを提供することを目的とする。
本発明は、上述した目的を達成するために以下の構成を採用する。
本発明の第1の手段として、複数のノードが設けられた光リングネットワークは
第1のノードと第2のノード間で作業トラフィックを伝播する作業トラフィックストリームを構成し、
該第1のノードが該作業トラフィックストリームにおいて障害を検出したとき、該作業トラフィックストリームと反対の方向に保護トラフィックを伝播させ、
第3のノードは該保護トラフィックを受信した時、該保護トラフィックを再生中継し、該第2のノードに該保護トラフィックを伝播させる。
第2の手段として、第1の手段において、
該第3のノードは、該作業トラフィックストリームに用いられた波長と同じ波長の光で、該保護トラフィックを伝播させる。
第3の手段として、第1の手段において、
該第3のノードは、該作業トラフィックストリームに用いられた波長と異なる波長の光で、該保護トラフィックを伝播させる。
第4の手段として、第1の手段において、
該第3のノードは、該第1のノードから送られた該保護トラフィックに用いられた波長と同じ波長の光で、該保護トラフィックを伝播させる。
第5の手段として、第1の手段において、
該第3のノードは、該第1のノードから送られた該保護トラフィックに用いられた波長と異なる波長の光で、該保護トラフィックを伝播させる。
第6の手段として、第1の手段において、
該第1のノードと該第2のノード間の該作業トラフィックストリームは複数である。
第7の手段として、光リングネットワークに設けられたノードは、
作業状態において、作業トラフィックの伝播を行い、障害が発生した場合は作業トラフィックと反対方向に保護トラフィックの伝播を行う光リングネットワークに設けられたノードにおいて、
該光リングネットワークの光の波長を分離し特定の波長をブロックし、他の波長をスルーする波長ブロッキング部と、
該トラフィックとは異なる波長で送られてくる該光リングネットワーク障害情報を検出する管理要素と、
該管理要素で該光ネットワークに障害を検出した際に、該光ネットワークから該保護トラフィック受信し、電気光変換した後に光電気変換し、再び該保護トラフィックを該光ネットワークに伝播させる再生成要素とを有する。
第8の手段として、第7の手段において、
該再生成要素は、該作業トラフィックに用いられた波長と異なる波長の光で、該保護トラフィックを伝播させる。
第9の手段として、第7の手段において、
該再生成要素は、該保護トラフィックに用いられた波長と同じ波長の光で、該保護トラフィックを伝播させる。
第10の手段として、第7の手段において、
該再生成要素は、任意の波長の光で、該保護トラフィックを伝播させる。
第11の手段として、第7の手段において、
該波長ブロッキング部は該管理要素からの情報により任意の波長の光をブロックする。
本発明によれば、可能とすることができる。
保護トラフィックはノードにより再生成するため、隣接ノード間等の保護のためのトラフィックストリームの距離が長い場合においても、使用に充分な信号強度で保護トラフィックを伝播させることができる。
本発明の特定の一実施形態によれば、光ネットワークは、複数のノードを結合する光リングを有している。
光リングは、当該ノードのうちの2つまたはそれ以上の間での複数の作業トラフィックストリームを送信することが可能であり、各作業トラフィックストリームは、光信号の複数の波長のうちの1つにおいて送信されるトラフィックから構成している。
複数の作業トラフィックストリームに、第1のトラフィックストリームと、第2のトラフィックストリームとを含む。
加えて、複数のノードにおいて、当該ノードの1つまたはそれ以上は、複数の作業トラフィックストリームを複数の作業波長にて光リング上で送信することが可能である。
複数の作業トラフィックストリームは、第1の作業波長において送信される第1の作業トラフィックストリームと、第2の作業波長において送信される第2の作業トラフィックストリームとを含む。
さらに、第1の作業トラフィックストリームに対する障害に応答して、複数のノードは第1の保護トラフィックストリームを保護波長において送信することが可能である。
第1の保護トラフィックストリームは、第1の作業トラフィックストリームと関連している。
さらに、第2の作業トラフィックストリームに対する障害に応答して、複数のノードは、さらに、第2の保護トラフィックストリームを保護波長において送信することが可能である。
第2の保護トラフィックストリームは、第2の作業トラフィックストリームと関連している。
複数のノードは、第1の保護トラフィックストリームと、第2の保護トラフィックストリームとが互いに異なる時間に保護波長を共有するように、第1の保護トラフィックストリームと、第2の保護トラフィックストリームとを送信する。
本発明の1つまたはそれ以上の実施形態の技術的利点には、共通に共有された信号再生成要素を使用した、複数のトラフィックストリームについての信号再生成を提供する機能が含むことが出来る。
特定の一実施形態においては、これは、構成要素を削減する再生成機能を提供する光ネットワークに帰着することが出来る。
ある実施形態の他の技術的利点は、共通に共有された保護波長上で複数の保護トラフィックストリームを送信する能力である。
特定の実施形態においては、そのような共有された保護手法は、光ネットワークは増加した動作波長を有する、よって、作業トラフィックに対する大きな容量有するとに帰着することが出来る。
本発明の特定の一実施形態によれば、光ネットワークは、光リングと、複数のノードと、再生成要素とを含む。光リングは、複数のノードを結合し、2つまたはそれ以上のノードの間の複数の作業トラフィックストリームを送信するように動作可能である。各作業トラフィックストリームは、光信号の複数の波長のうちの1つの波長において送信されるトラフィックを含む。複数の作業トラックストリームは、第1のトラフィックストリームと、第2のトラフィックストリームとをさらに含む。
さらに、複数のノードのうちの1つまたはそれ以上のノードは、第1の作業トラフィックストリームの不通に応答して、第1の波長において、第1の作業トラフィックストリームに関連した第1の保護トラフィックストリームを送信するように動作可能である。また、当該少なくとも1つのノードは、第2の作業トラフィックストリームの妨害に応答して、第2の波長において、第2の作業トラフィックストリームに関連した第2の保護トラフィックストリームを送信するように動作可能である。
加えて、再生成要素は、光リングに結合されて、第1の保護トラフィックストリームを選択的に再生成するように動作可能である。再生成要素は、第2の作業トラフィックストリームの妨害に応答して第2の波長におけるトラフィックを受信するように再生成要素を調節し、かつ第2の保護トラフィックストリームを選択的に再生成するように動作可能である。
本発明の1つまたはそれ以上の実施形態の技術的利点には、共通に共有された信号再生成要素を使用した、複数のトラフィックストリームについての信号再生成を提供する機能が含まれるであろう。特定の一実施形態においては、これは、要素数の少ない再生成機能を提供することができる光ネットワークをもたらしてもよい。ある実施形態の他の技術的利点は、共通に共有された保護波長上での保護トラフィックストリームを送信する機能である。特定の実施形態においては、そのような共有された保護手法は、作業波長の数の多い、よって、作業トラフィックについて大容量の光ネットワークをもたらしてもよい。
本発明の様々な実施形態は、列挙した技術的利点のいくつかまたはそのすべてを含んでもよく、またはそのいずれも含まなくてもよいことが理解されるだろう。加えて、本明細書に含まれる図面、説明、および請求項から、本発明の他の技術的利点が当業者にとって容易に明らかになることもあろう。
図1は、本発明の一実施形態に係る光ネットワーク10を示すブロック図である。
ネットワーク10は、複数のノード12間において情報を光信号の形式で送信するための光リングを含む。ノード12および/またはネットワーク10の他の適切な要素は、動的に割り当てられた波長上で情報を送受信するように構成されることが可能である。結果として、ネットワーク10は、ネットワーク容量およびあるネットワーク資源の効率的な使用を促進することができる。
ネットワーク10は、数多くの光チャンネルが異種の波長/チャンネルにおいて共通のパス上で搬送される場合に光ネットワークであってもよい。
この説明の目的のために、「チャンネル」および「波長」という用語は、交換可能に使用されてもよい。ネットワーク10は、波長分割多重(WDM)、高密度波長分割多重(DWDM)、または他の適切な多重チャンネルネットワークであってもよい。ネットワーク10は、短距離首都圏ネットワーク、長距離都市間ネットワーク、または他の適切なネットワークまたはネットワークの組合せとして使用されてもよい。
特定の一実施形態によれば、ネットワーク10は、光リングである。この光リングは、適宜、単一の一方向ファイバ、単一の双方向ファイバ、または複数の一方向または双方向ファイバに相当することが出来る。図示の実施形態において、光リングは、1対の一方向ファイバ、具体的には、第1のファイバ16と、第2のファイバ18とを含み、各ファイバは、互いに反対方向に光信号を転送する。第1のファイバ16および第2のファイバ18は、互いの間で情報を光信号として通信する複数のノード12を接続する。図示の実施形態において、第1のファイバ16は、光信号が時計回り方向に送信される時計回りリングを形成する。第2のファイバ18は、光信号が反時計回り方向に送信される反時計回りリングを形成する。
ノード12は、それぞれ、ファイバ16およびファイバ18に対して、およびそれらから、トラフィックをアドドロップして、サブネットワーク、クライアント装置、および/またはノード12に結合されたネットワーク10の他の要素との間の通信を促進するように動作する。
本明細書において使用されるように、「トラフィック」または「トラフィックストリーム」は、ネットワークにおいて送信、記憶、またはソートされる、光信号形式のいかなる情報をも意味してもよく、サービスに対するいかなる要求をも含む。
そのようなトラフィックは、音声、映像データ、テキストデータ、リアルタイムデータ、非リアルタイムデータ、および/または他の適切なデータを符号化するために変調された少なくとも1つの特徴を有する光信号で構成すること画できる。
変調は、位相偏移変調(PSK)、強度変調(IM)、および他の適切な技法に基づいてもよい。加えて、そのようなトラフィックは、1つまたはそれ以上のフレーム、パケット、または組織化されていないビットストリームのようなものを含むがそれらには限定されない、いかなる適切な形式でも、構成されてもよい。
より特定的には、ノード12は、サブネットワーク、隣接ネットワーク、クライアント装置、またはネットワーク10の他の要素からファイバ16および18へトラフィックを転送することを可能にでき、ファイバ16および18からこれら同様の要素へトラフィックを転送することを可能にする。
トラフィックをアドおよびドロップする際に、ノード12は、適切な要素からのトラフィックを組み合わせて、ファイバ16および18上で送信してもよく、トラフィックのチャンネルをファイバ16および18からドロップして、これら同様の要素へ入れてもよい。
ノード12は、ファイバ16および18からトラフィックを転送またはコピーして、当該トラフィックが該当する要素への送信に利用可能となるようにすることによって、トラフィックをドロップしてもよい。
よって、トラフィックは、ドロップされても、リング上を循環し続けることができる。さらに、ノード12は、宛先に到達したトラフィックチャンネル(反対方向で宛先に到達または到達しようとしているトラフィックチャンネルを含む)を終端して、宛先ノードへ到達していないトラフィックチャンネルをファイバ16および18上の他のノード12へ転送するように動作可能であってもよい。
特定の一実施形態の内容および/または動作を、図2を参照して以下により詳細に説明する。
加えて、波長、電力、および品質パラメータなどの信号情報は、ノード12において、および/または中央制御システムによって、監視されてもよい。よって、ノード12は、ファイバ16および18のうちの1つまたは両方において断線または他の障害の場合に、回線保護を提供できる。
ように、光監視チャンネル(OSC)は、他のノードと、図2に関して以下により詳細に説明する制御システムとノード12の間で互いに通信をすることに利用することができる。
ネットワーク10の図示の実施形態において実施されるであろう保護手法の一例として、ソースノード12、例えばノード12aが、第1のトラフィックストリームを、宛先ノード、例えば12bへ、第1のファイバ16または第2のファイバ18のいずれかの上にあるソースノード12aおよび宛先ノード12b間の特定のパスに沿って送信してもよい。
図示の目的のために、このトラフィックストリームを、「作業トラフィックストリーム」と称する。
作業トラフィックストリームが取ったパスに沿った当該ファイバに障害が生じた場合、または作業トラフィックストリームに妨害を生じさせる他のイベントが生じた場合に、ソースノード12aは、第2のトラフィックストリームであって、本明細書において「保護トラフィックストリーム」と称されるトラフィックストリームを、ソースノード12aおよび宛先ノード12b間の第2のパスに沿って送信することを開始して、障害のない作業トラフィックストリームによって提供されたであろう情報を同一または同等情報を提供するようにしてもよい。
この第2のトラフィックストリームは、作業トラフィックストリームにおいて送信される情報と同一または実質的に同様の情報を含むことができる。
さらに、ソースノード12aは、宛先ノード12bへのパスに沿っての作業トラフィックストリームの送信を終端して、保護トラフィックストリームのみを送信してもよい。この説明の目的のために、ソースノード12および宛先ノード12間の第1のパスに沿って送信された任意の作業トラフィックストリームに関して、「保護トラフィックストリーム」は、ネットワーク10上の障害の発生および/または検出に続く、ソースノードおよび宛先ノード間の、当該2つのノード間の第2のパスに沿ったトラフィックの任意の送信のことを指す。
数多くの従前の保護手法は、ネットワーク10によって使用される作業トラフィックの各チャンネルについて、保護トラフィック専用のチャンネルが必要であった。
しかしながら、あるネットワークにおいては、ネットワーク10上の障害が、ネットワーク10上を送信される限られた数のトラフィックストリームに対してのみ、影響を与える。
よって、ネットワーク10は、任意の所定の時間においてすべての利用可能なチャンネルのサブセットを保護する必要だけがある。
その結果、ノード12が保護トラフィックについての共通のチャンネルを、ネットワーク10上を送信される複数の互いに異なるトラフィックストリームに対して使用するのが有益である場合がある。
その結果、ネットワーク10は、利用可能なチャンネルをより効率的に使用することを可能にすることが出来る
図8〜図11は、保護チャンネルについての波長共有を支援するネットワーク10の特定の一実施形態の動作をより詳細に示す。
さらに、保護トラフィックストリームが進んだパスは比較的長いので、ある場合には、保護トラフィックストリームにおける光信号は、再生成が必要となることがある。
例えば、図示の例において、ソースノード12は、作業トラフィックストリームを送信するために、より短いパスを選択するように構成されている。
例えば、図示の例において、ノード12aは、作業トラフィックストリームを送信する場合には、ノード12bへの直接のパスを選択する。
その結果、保護ストリームが反対方向でノード12bへ送信される場合には、保護トラフィックストリームは、ノード12f,12e,12d,および12cを横断するパス上を送信される。ある場合において、このより長いパスは、保護トラフィックストリームにおける光信号の重大な劣化を生じさせ、かつ、ノード12eに到達した際に信号が使えなくなるほど長いものである。
その結果、作業トラフィックストリームの再生成が望ましい場合がある。
再生成器を各予想される保護トラフィックストリームに対して専用のものとすることは、法外に高価となり、あるチャンネルが保護トラフィック用にごく時たま使用される場合には、必要のないことがある。したがって、ノード12のある実施形態は、ネットワーク10の様々なチャンネル上のトラフィックストリームを受け入れ、かつ再生成するように動的に調整可能な再生成要素を含んでもよい。
その結果、ネットワーク10上のいくつかのチャンネルは、再生成要素を共有できてもよく、よって、ネットワーク10上を送信されるトラフィックストリームを効果的に伊保護するのに必要な再生成要素の数を減少させる。
図4〜図7は、ネットワーク10上の互いに異なるチャンネルにおいて伝播されるいくつかの保護トラフィックストリームによって共有される共通の再生成要素を使用するネットワーク10の特定の一実施形態の動作を詳細に示す。
図2は、ネットワーク10において使用されるノード12の特定の一実施形態を示すブロック図である。ノード12は、ファイバ16および18上を伝播する光トラフィックを、サブネットワーク、外部ネットワーク、クライアント装置、および/またはネットワーク10の他の要素へ導くことが可能にできる。
ノード12は、各ファイバ16および18に結合された、転送要素200、ドロップ要素230、および付加要素240と、管理要素120を含む。加えて、ネットワーク10における1つまたはそれ以上のノード12は、ネットワーク10上を伝播する光信号のある部分を再生成するための適切な要素を含んでもよい。例えば、図示のように、ノード12は、1つまたはそれ以上の再生成要素220を含む。
転送要素200は、ファイバ16および18上に「インラインに」配置される。転送要素200を使用して、ファイバ16および18上を伝播するトラフィックの1つまたはそれ以上のコピーを生成して、ノード12によって使用するか、またはノード12に結合された要素へ通信してもよい。加えて、転送要素200は、ノード12によって処理または生成されたトラフィック、またはノード12のクライアント装置から受信されたトラフィックをファイバ16および18に対してアドするのに適した要素を含んでもよい。例えば、転送要素200は、ファイバ16および18からの光信号を転送し、かつ光信号をファイバ16および18に対してアドするための、1つまたはそれ以上の光カプラ60を含んでもよい。図示の実施形態において、各転送要素200は、転送要素200によって受信されたトラフィックを分割し、かつトラフィックのコピーを再生成要素220およびドロップ要素230へ転送するカプラ60aを含む。さらに、各転送要素200は、再生成要素220および/または付加要素240から受信したトラフィックを関連ファイバに対してアドするカプラ60bを含む。
また、各転送要素200は、ファイバ16および18上を伝播するトラフィックの特定の波長を終端するように構成される波長ブロッキング部(WBU)54を含む。
その結果、トラフィックが意図した宛先または後段のノード12で終端されることが出来る複数の宛先により既に受信されている
図2において機能ブロックとして示しているが、WBU54は、ある波長を動的にブロックして、他の波長を通す機能のを提供する、任意の適切なやり方で構成された任意の要素を示すことできる。一例として、WBU54は、一連のスイッチによって接続された光多重分離器および光多重器を含む構造を示すことができる。そのような構造の一例を、図3Aに示し、以下により詳細に説明する。他の例として、WBU54は、適切な波長のトラフィックのみがファイバ16および18上で転送されるように選択された、調節可能なフィルタの集まりを表わすことができる。そのような構造の一例を、図3Bに示し、以下により詳細に説明する。さらに他の例として、WBU54は、波長選択スイッチを表わしてもよい。しかしながら、一般的に、WBU54は、個々のチャンネルまたはチャンネル群を選択的にブロックまたは転送するように一括して動作可能な任意の要素で構成できる。
また、転送要素200は、ファイバ16および18、他のノード12、またはネットワーク10の任意の他の適切な要素の動作またはステータスに関する情報をノード12が送受信できるようにする適切な要素を含むことができる。
ノード12は、この情報を保護トラフィックの送信を調節すること、あるいはその反対に、ノード12の動作を変更して、ネットワーク10上で生じた障害および他の障害に応答することに利用することが出来る。
図示の実施形態において、各転送要素200は、また、各ファイバ16および18からの進入光信号を処理するOSC入力フィルタ66aを含む。各OSCフィルタ66aは、光信号からOSC信号をフィルタリングして、OSC信号を各OSC受信器112へ転送する。各OSCフィルタ66aは、また、残りの光信号を、転送要素200の他の要素へ転送または通過させる。各転送要素200は、また、関連のOSC送信器116からのOSC信号を後段の増幅器64bからの光信号にアドして、結合された信号を退出転送信号としてネットワーク10の関連のファイバ16および18へ転送するOSC退出フィルタ66bを含む。アドされたOSC信号は、局所的に生成されたデータであってもよく、または管理要素120によって通された受信OSCデータであってもよい。
分配/結合要素80は、それぞれ、ドロップ信号スプリッタ82と、アド信号結合器84とを備えてもよい。スプリッタ82は、1本の光ファイバ進入リード線と、ドロップリード線86または再生成リード線92としての役割を果たす複数の光ファイバ退出リード線とを備えてもよい。各ドロップリード線86は、ノード12の特定のローカルポート90に関連したドロップ要素230に接続されてもよく、各再生成リード線92は、特定の再生成要素220に結合されてもよい。図示の実施形態は、1本のドロップリード線86と1本の再生成リード線92とに結合されたスプリッタ82を示すが、スプリッタ82は、任意の適切な数のドロップリード線86と再生成リード線92とに結合されてもよい。
スプリッタ82は、一般的に、スプリッタ82によって受信された光信号を、それぞれがドロップリード線86または再生成リード線92上に伝播されるべき複数のコピーに分割することが可能な任意の適切な要素または要素の集まりを表わしてもよい。4つのドロップリード線86が実施される特定の実施形態において、スプリッタ82は、それぞれ、2×4の光カプラを特に備えてもよく、そこにおいて、1本の進入リード線が終端され、他の進入リード線がファイバの1区間を介してカプラ60に結合され、4本の退出リード線をドロップリード線86または再生成リード線92として使用する。
同様に、結合器84は、アドリード線88または再生成されたリード線94としての役割を果たす複数の光ファイバ進入リード線と、1本の光ファイバ退出リード線とを有するカプラを備えてもよい。各アドリード線88は、ノード12の特定のローカルポートに関連した付加要素240に接続されてもよく、各再生成されたリード線94は、特定の再生成要素220に結合されてもよい。結合器84が4本の進入リード線に結合される特定の実施形態において、結合器84は、2×4の光カプラを備えてもよく、そこにおいて、1本の退出リード線が終端され、他の退出リード線がファイバの1区間を介してカプラに結合され、4本の進入リード線は、アドリード線88または再生成されたリード線94を備える。スプリッタ82と同様に、結合器84の上記要素は、複数の光信号を単一の出力信号に結合するための任意の適切な要素または要素の集まりに置き換えられてもよい。図示の実施形態は、1本のアドリード線88と1本の再生成されたリード線94とに結合された結合器84を示すが、結合器84は、任意の数のアドリード線88と再生成されたリード線94とに結合されてもよい。図示のように、ノード12は、反時計回りアドファイバ区間242と、反時計回りドロップファイバ区間242と、時計回りアドファイバ区間246と、時計回りドロップファイバ区間248とをさらに備え、これらは、カプラ60をスプリッタ82と結合器84とに接続する。
再生成要素220は、ノード12によって受信された光信号を、選択された波長で再生成する。ノード12の特定の実施形態において、これらの波長は、各再生成要素220に関連した調節可能なフィルタ100を使用して、動的に選択可能であってもよい。各信号再生成部220は、光トランスポンダ対を含み、光トランスポンダ対は、再生成スイッチ238によって選択的に結合され、かつ光信号を特定の波長で受信および/または送信するように調節可能であってもよい第1のトランスポンダ236aと、第2のトランスポンダ236bとを含む。結果として、再生成スイッチ238が閉じた位置にある場合に、特定の再生成要素220は、フィルタ100を通った光信号を再生成して、再生成されたトラフィックを関連した結合器84に転送して、ファイバ16および18にアドするように動作可能であってもよい。
図2は再生成要素220の特定の種類を含むノード12の特定の一実施形態を示し、ノード12は選択的かつ付加的に、後述するようなトラフィックストリームを再生成するのに適切な任意の他の要素を含むことができる。
加えて、図2は時計回りのトラフィックについての単一の再生成要素220および反時計回りのトラフィックについての単一の再生成要素220のみを含むノード12の特定の一実施形態を示すが、ノード12は、いずれの方向へのトラフィックを再生成するための任意の数の再生成要素220を含んでもよい。
ドロップ要素230および付加要素240は、ファイバ16および18からのトラフィックを特定のローカルポート90へドロップし、かつローカルポート90からのトラフィックをファイバ16および18へアドする。より特定的には、ドロップ要素230は、選択された波長または波長の範囲のみを通過させるように動作可能な調節可能なフィルタ100と、光信号を受信して、これらの光信号に基づいて電気信号を生成するように動作可能な受信器102とを含む。付加要素240は、ローカルポート90から電気信号を受信し、かつ調節された波長で光信号を送信するように動作可能な調節可能な送信器104を含む。
特定の一実施形態において、ドロップ要素230は、また、第1のファイバ16に関連したスプリッタ82からのドロップリード線86または第2のファイバ18に関連したスプリッタ82からのドロップリード線86へドロップ部230を選択的に結合するドロップスイッチ232を含む。
同様に、付加要素240は、第1のファイバ16に関連した結合器84に結合されたアドリード線88または第2のファイバ18に関連した結合器84に結合されたアドリード線88へ付加要素240を選択的に結合するアドスイッチ242を含む。
結果として、ドロップ要素230は、第1のファイバ16または第2のファイバ18からトラフィックを選択的に受信してもよく、付加要素240は、トラフィックを第1のファイバ16または第2のファイバ18へ選択的に送信して、後述するような保護トラフィックの送受信を促進してもよい。
図2は単一の再生成要素220のみを含むノード12の特定の一実施形態を示すが、ノード12は、任意の数の再生成要素220を含んでもよい。
図2は単一のドロップ要素230および付加要素240を含むノード12の特定の一実施形態を示すが、ノード12は、ローカルポート90へトラフィックをアドおよびドロップするための任意の数のドロップ要素230および再生成要素220を含んでもよい。
特定の一実施形態において、ノード12は、ノード12の各ローカルポート90に関連し、かつ、関連したローカルポート90へトラフィックをドロップおよび関連したローカルポート90から受信したトラフィックをアドするようにそれぞれ動作可能なドロップ要素230および付加要素240を含む。
管理要素120は、OSC受信器112と、OSCインターフェイス114と、OSC送信器116と、要素管理システム(EMS)124とで構成されることができる。ノード12は、また、管理要素120を進入および退出OSCフィルタ66へ接続するOSCファイバ区間150,152,154,および156を備える。各OSC受信器112、OSCインターフェイス114、およびOSC送信器116の組は、ノード12におけるファイバ16または18のうちの1つについてのOSC部を形成する。OSC部は、EMS124についてのOSC信号を送受信する。EMS124は、ネットワーク管理システム(NMS)126に通信可能に結合されてもよい。NMS126は、異なるノードにおいて、ノード12内にあってもよく、すべてのノード12の外部にあってよい。
EMS124および/またはNMS126は、ネットワーク10についてのネットワークおよび/またはノード監視、障害検出、保護切り換え、およびループバックまたは局部試験機能を備えてもよい。論理は、ディスクまたはメモリ120などの他のコンピュータ読み取り可能な媒体において符号化されたソフトウェア、および/または、アプリケーション専用集積回路(ASIC)、書き込み可能ゲートアレイ(FPGA)、もしくは他のプロセッサまたはハードウェアにおいて符号化された命令を備えてもよい。EMS124および/またはNMS126は、ネットワークの他の要素によって実行されてもよく、および/または、そうでなければ分配または集中されてもよいことが理解されるだろう。例えば、NMS126の動作は、ノード12および/または14のEMS124に分配されてもよく、よって、NMS126は、個々の別個の要素として、省略されてもよい。同様に、OSC部同士は、NMS126とEMS124とを省略して、直接通信してもよい。
EMS124は、ノード12におけるすべての要素を監視および/または制御する。特に、EMS114は、当該リングに関連したOSC受信器を介して、電気形式で、各ファイバ16および18からOSC信号を受信する(OSC受信器112は、OSCフィルタ66aを介して信号を取得する)。EMS124は、信号を処理し、信号を転送し、および/または信号をループバックしてもよい。よって、例えば、EMS124は、電気信号を受信し、OSC信号をOSC送信器116およびOSCフィルタ66bとを介して、ファイバ16および18上の次のノードに再び送り、適宜、ノード固有のエラー情報または他の適切な情報をOSCへアドするように動作可能である。
一実施形態において、ノード12における各要素は、自身を監視して、障害または他の問題が生じた場合に、EMS124に対して警告信号を送信する。例えば、ノード12におけるEMS124は、ノード12における要素からの様々な種類の1つまたはそれ以上の警告を受信してもよく、警告は、増幅器光損失(LOL)警告、増幅装置警告、光受信装置警告、光送信装置警告、または他の警告である。いくつかの障害によっては、複数の警告を生じさせることがある。例えば、ファイバの断線は、隣接するノードにおける増幅器LOL警告と、光受信器からのエラー警告も生じさせることがある。加えて、EMS124は、ノード12内の適切なファイバ区間と、EMS124とに通信可能に接続された光スペクトル分析器(OSA)を使用して、ノード12内の光信号の波長および/または電力を監視してもよい。
NMS126は、ネットワーク10におけるすべてのノード12からのエラー情報を収集し、かつ警告および他の適切な情報を分析して障害の種類および/または位置を決定するように動作可能である。障害の種類および/または位置に基づいて、NMS126は、ネットワーク10について必要な保護切り換え動作を決定する。保護切り換え動作は、NMS126が、1つまたはそれ以上のノード12におけるEMSに対して命令を発行することによって、行われてもよい。エラーメッセージは、障害のある装置を置き換えることによって修正される場合もある装置障害を示してもよい。例えば、光受信器または送信器の障害が、光受信装置警告または光送信装置警告をそれぞれ引き起こしてもよく、必要に応じて光受信器または送信器が置き換えられる。EMS124は、エラーメッセージに基づいて、これらのノードの送信器104、フィルタ100、または受信器102を再調節してもよく、または、これらのノードの再生成スイッチ238、ドロップスイッチ232、またはアドスイッチ242を切り換えてもよい。
メモリ120は、EMS124、NMS126、および/またはネットワーク10の他の要素に関連した符号、ネットワーク10上での保護トラフィックについて使用される波長割り当て手法を特定する情報、および/またはネットワーク10の動作中に使用される任意の他の適切な情報を記憶するように動作可能であってもよい。メモリは、ノード12内にある1つ以上のメモリ装置、またはノード12から物理的に別個のメモリ装置を表わしてもよい。加えて、メモリ120は、他のノード12を含むネットワーク10の他の要素と共有されてもよい。メモリ120は、複数のコンピュータディスク、ハードディスクメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、または任意の他の適切な記憶媒体を示すことができる。
動作において、転送要素200は、ファイバ16および18に対してトラフィックをアドし、かつファイバ16および18からトラフィックをドロップするように動作可能である。転送要素200は、ファイバ16および18に対しておよびそこから、OSC信号をアドおよびドロップするようにさらに動作可能である。より特定的には、各OSC進入フィルタ66aは、各ファイバ16および18からの進入光信号を処理する。OSCフィルタ66aは、光信号からOSC信号をフィルタリングして、OSC信号を各OSC受信器112へ転送する。各OSCフィルタ66aは、また、残りの転送光信号を関連した増幅器64へ転送または通過させる。増幅器64は、信号を増幅して、当該信号をその関連したカプラ60aへ転送する。
各カプラ60aは、増幅器64からの信号を、WBU54へ転送されるスルー信号と、該当する転送要素200に関連した再生成要素220および/またはドロップ要素230へ転送されるドロップ信号という2つのコピーに分割する。この説明および下記の請求項の目的のために、2つまたはそれ以上の信号は、電力および/またはエネルギーレベルは互いに異なっているかもしれないが、信号が内容において同一または実質的に同一という点で、互いのコピーを表してもよい。以下の説明では、簡略化のために、単一の再生成要素220を含むノード12の一実施形態を中心としているが、ノード12は、ローカル信号のコピーをスプリッタ82からそれぞれ受信する複数の再生成要素220を含んでもよい。さらに、これらの各再生成要素220は、関連した再生成要素220が再生成の役割を担う特定のチャンネルを分離する、フィルタ100のような要素を含んでもよい。加えて、これらの要素は、特定のチャンネルが動的に選択されて再生成されるように、動作中に再構成されてもよい。同様に、ノード12は、任意の適切な数のドロップ要素230であって、それぞれが当該ドロップ要素230に関連したローカルポートに転送されるべきチャンネルまたはチャンネルの範囲を分離するための適切な要素を含むものを含んでもよい。
よって、ドロップリード線92は、カプラ60aから受信した信号のコピーを、1つまたはそれ以上の再生成要素220または付加要素230のフィルタ100へ転送する。上述したように、EMS124は、再生成すべき特定の波長を通すように1つまたはそれ以上の再生成要素220のフィルタ100を構成してもよい。フィルタ100の出力(選択された波長)は、再生成要素220の第1のトランスポンダ236aへ転送される。
第1のトランスポンダ236aおよび第2のトランスポンダ236bは、それぞれ、光信号を受信して、当該光信号を電気信号に変換する受信器を含んでもよい。さらに、この受信器は、調節可能、または、受信器がフィルタ100によって通された選択された波長を受信できるように構成可能であってもよい。各トランスポンダ236は、また、電気信号を光信号に変換し戻すような送信器を含む。そのような光信号の光−電気−光変換によって、信号が再生成される。代わりに、第1のトランスポンダ236aおよび第2のトランスポンダ236bは、それぞれ、単一の受信器及び単一の送信器に置き換えられてもよく、そこにおいて、受信された信号は、受信器から送信器へ、適切に構成された再生成スイッチ238を通じて電気的に通信される。他の代替案として、第1のトランスポンダ236aおよび第2のトランスポンダ236bは、それぞれ、単一のトランスポンダ236および再生成スイッチ238によって置き換えられてもよく、省略されてもよい。
結果として、第1のトランスポンダ236aは、分離された波長または波長の範囲を含むフィルタ100の出力を受信し、光信号を電気信号に変換する。この電気信号は、第1のトランスポンダ236aから第2のトランスポンダ236bへ、再生成スイッチ238を通じて転送されてもよい。再生成スイッチ238は、第1のトランスポンダ236aから来る光信号を選択的に終端してもよく、または信号を第2のトランスポンダ236bへ転送してもよい。特定の一実施形態において、EMS124は、ネットワーク10上で検出された障害に基づいて、再生成スイッチ238の位置を調整してもよい。再生成スイッチ238が閉じられる場合には、第2のトランスポンダ236bは、第1のトランスポンダ236aから受信した電気信号を形成する再生成された光信号を生成する。以下にさらに説明するように、再生成された光信号は、再生成要素220の構成によっては、元の光信号と同じ波長または異なる波長で送信されてもよい。
再生成された後、再生成された光信号は、第2のトランスポンダ236bによって、再生成されたリード線94を介して、当該再生成要素220に関連した転送要素200のカプラ60bへ送信される。上記のように、ノード12は、任意の適切な数および組み合わせの動的に選択されたチャンネルを再生成するように構成された、任意の数の再生成要素220を含んでもよい。ノード12が各ファイバ16および18上のトラフィックについて複数の再生成要素220を含む場合には、結合器84は、複数の再生成要素220の第2のトランスポンダ236bからの互いに異なる波長/チャンネルを結合して、結合された光信号を、関連した転送要素200のカプラ60bへ転送してもよい。その結果、ノード12は、ファイバ16および18上を伝播する複数の互いに異なるチャンネルを同時に再生成してもよい。
ところで、トラフィックは、ドロップ要素230によってローカルポート90へドロップされてもよいし、または、付加要素240によってローカルポート90からアドされてもよい。特定の一実施形態において、ノード12は、各ローカルポート90に結合された、第1のファイバ16および第2のファイバ18から当該特定のローカルポート90へトラフィックを選択的にドロップする役割を担うドロップ要素230を含む。ドロップ要素230は、ドロップスイッチ232の位置に基づいて、第1のファイバ16または第2のファイバ18に選択的に結合する。より特定的には、ドロップスイッチ232は、ドロップ要素230を、第1のファイバ16に関連したスプリッタ82からのドロップリード線86へ、または、第2のファイバ18に関連したスプリッタ82からのドロップリード線86へ、選択的に結合する。その結果、ドロップ要素230は、第1のファイバ16または第2のファイバ18からのトラフィックを選択的に受信してもよい。例えば、EMS124は、ドロップスイッチ232の構成を制御して、ドロップスイッチの位置をドロップ要素232が第1のファイバ16または第2のファイバ18へ適宜結合して、当該2つのファイバ上で送信される作業トラフィックストリームと、保護ストリームとの間で切り換えるようにしてもよい。
ドロップ要素230は、選択された波長または波長の範囲のみを通すように動作可能な調節可能なフィルタ100と、光信号を受信して、これらの光信号に基づいて電気信号を生成するように動作可能な受信器102とをさらに含む。受信器102は、動的に決定された波長が、光信号内のすべての他の波長を終端している間に、フィルタ100を通過可能にするように動作可能な、調節可能な受信器を表してもよい。よって、特定のファイバ上の障害の検出に応じて、EMS124は、フィルタ100と、適宜、特定のドロップ要素230についての受信器とを調節して、関連したローカルポートが、当該ローカルポート90によって現在受信されている作業トラフィックストリームの波長とは異なる波長上で保護トラフィックストリームを受信できるようにしてもよい。そのような場合に、EMS124は、また、ドロップスイッチ232の位置を調整して、該当するフィルタ100と受信器102とを他のファイバに結合してもよい。同様に、EMS124は、障害が補正されると、フィルタ100および受信器102を以前の設定に再調節して、ローカルポート90が作業トラフィックストリームの受信に戻るようにしてもよい。EMS142は、また、ドロップスイッチ32の位置を調節して、フィルタ100及び受信器102を、これらの要素が元々結合されていたファイバへ結合してもよい。
同様に、付加要素240は、アドスイッチ242の位置に基づいて、各ローカルポート90を第1のファイバ16または第2のファイバ18へ選択的に結合する。より特定的には、各付加要素240は、付加要素240を、第1のファイバ16に関連した結合器84からのアドリード線88へ、または第2のファイバ18に関連した結合器84からのアドリード線88へ選択的に結合するアドスイッチ242を含む。その結果、付加要素240は、トラフィックを第1のファイバ16または第2のファイバ18へ選択的にアドしてもよい。例えば、図示の実施形態において、EMS124は、アドスイッチ242の構成を制御し、かつ、アドスイッチ242の位置を調整して、付加部240を第1のファイバ16または第2のファイバ18へ適宜結合して、一方のファイバ上での第1の方向への送信と、他方のファイバ上での第2の方向への送信とを切り換える。例えば、EMS124は、アドスイッチ242を適宜切り換えて、付加要素240を、一方のファイバ上での作業トラフィックストリームの送信から他方のファイバ上での保護トラフィックストリームの送信へ移行させてもよい。
付加要素240は、関連したローカルポート90からの電気信号を受信し、かつ、所望の波長の光信号を送信するように動作可能な、調節可能な送信器104をさらに含む。さらに、EMS124は、送信器104の調節された波長を制御してもよい。よって、障害の検出に応じて、EMS124は、送信器104を調節して、送信器104を、作業トラフィックに関連した波長におけるトラフィックの送信の形成、保護トラフィックに関連した波長におけるトラフィックの送信へ移行させてもよい(それらの波長が互いに異なる場合)。同様に、障害が補正されると、EMS124は、送信器104を元々の設定に再調節して、ノード12が、関連したローカルポート90からのトラフィックを作業トラフィックストリームに関連した周波数において送信することへ戻るようにしてもよい。
カプラ60aの動作に戻って、ドロップ信号を上述のように転送するのに加えて、各カプラ60aは、スルー信号をそのそれぞれのWBU54に対して転送する。WBU54は、光信号を受信し、スルー信号のチャンネルを選択的に終端または転送する。特定の実施形態において、WBU54は、ノード12のローカルポート90および/またはノード12に結合されたネットワーク10の任意の外部ネットワークまたはサブネットワークからのトラフィックに関連した波長/チャンネルを終端する。WBU54は、転送されたチャンネルを結合して、カプラ60cへ転送される出力信号からとする。
各カプラ60bは、関連した結合器84からのトラフィックをWBU54の出力と結合して、結果生じた信号をOSC退出フィルタ66bへ転送する。上記のように、結合器84から受信したトラフィックは、該当する転送要素200へ戻される再生成されたトラフィックと、付加要素240によって受信された局地的に生じたトラフィックとの両方を含んでもよい。
カプラ60bが再生成および/または局地的に生じたトラフィックをWBU54の出力にアドした後、カプラ60bは、結合された信号を関連したOSC退出フィルタ66bへ転送する。各OSC退出フィルタ66bは、関連したOSC送信器116からのOSC信号を結合された光信号にアドして、新たな結合された信号を退出転送信号として、ネットワーク10の関連したファイバ16または18へ転送する。アドされたOSC信号は、局地的に生成されたデータであってもよく、または、EMS124によって転送された受信OSCデータであってもよい。
図3Aは、WBU54の一実施形態を示す。特に、図3Aは、WBU54への入力トラフィックの特定の波長を選択的に終端または透過することができる一連のスイッチ330を含むWBU54の一実施形態を示す。図示の実施形態において、WBU54は、多重分離器310と、多重器320と、複数のスイッチ330とを含む。
動作において、多重分離器310は、WBU54へ入力された、例えばノード12のカプラ60aからの光信号を受信する。多重分離器310は、信号をその構成チャンネルに多重分離する。スイッチ330は、関連した制御ライン332上の各スイッチ330によって受信された制御信号に基づいて、各チャンネルを選択的に終端、または多重器320へ転送するように、動的に構成されてもよい。スイッチ330によって転送されるチャンネルは、多重器320によって受信され、多重器320は、受信されたチャンネルを多重してWDM光信号にして、当該光信号を下流の要素へ転送する。その結果、波長は選択的に終端、または転送されてWBU54から下流の要素へ転送されないトラフィックを終端してもよい。例えば、スイッチ330は、WBU54が存在する特定のノード12において収集されたトラフィックによって使用されるために確保されていた特定の波長上のトラフィックを終端するように構成されてもよい。その結果、ノード12は、上流のトラフィックからの妨害なしに、これらの終端された波長のうちの1つの上にトラフィックをアドしてもよい。
図3Bは、多重分離器310および多重器320に代えて1つまたはそれ以上のカプラ60と、スイッチ330の代わりに調節可能なフィルタ370の集まりを使用するWBU54の代替実施形態を示す。特に、WBU54の図示の実施形態は、第1のカプラ60eと、第2のカプラ60fと、複数の調節可能なフィルタ370とを含む。各調節可能なフィルタ370は、調節されて、トラフィックの特定の波長または波長の範囲を伝播し、かつすべての他の波長または波長の範囲を終端する。
動作において、カプラ60eは、例えばノード12のカプラ60aから、WBU54へ入力された光信号を受信する。カプラ60eは、光信号を複数のコピーに分割して、これらの各コピーを特定の調節可能なフィルタ370へ送信する。カプラ60eおよび60fは、共に単一のカプラとして示されているが、カプラ60eおよび60fは共に、WBU54の特定の一実施形態においては、WBU54へ入力された光信号の複数のコピーを生成する、カスケード接続された1つまたはそれ以上のカプラを備えてもよい。
各調節可能なフィルタ370は、特定の波長で、または特定の波長の範囲内で伝播するトラフィックを選択的に通過させて、すべての他の波長で伝播するトラフィックをブロックする。その後、各調節可能なフィルタ370は、通過したトラフィックを関連した波長または複数の波長でカプラ60fへ転送する。カプラ60fは、各調節可能なフィルタ370の出力を結合して、これらの信号を、例えば、ノード12の特定の一実施形態におけるWBU54に結合されたノード12の光カプラ60bへ転送する。その結果、1つまたはそれ以上のフィルタ370の「調節」に一致する波長のみが、一連のフィルタ270を通過することとなり、WBU54が結合されるファイバ16および18上で、波長が選択的に終端または転送されてもよい。
図4〜図7は、ネットワーク上で互いに異なる波長において伝播する第1の光トラフィックストリームと、第2の光トラフィックストリームとを生成するための、図1に示すネットワークの特定の一実施形態の動作を示す。より特定的には、図4〜図7は、共有された再生成要素220を使用して複数のトラフィックストリームを適時再生成する際の特定のノード12の動作を示す。特に、図4〜図7は、ノード12dが第1の波長で伝播する第1のトラフィックストリームを再生成して、その後、同一の再生成要素220を使用して、第2の波長で伝播する第2のトラフィックストリームを再生成するようなネットワーク10の動作を示す。上記のように、再生成要素220は、ノード12に含まれる共通の再生成要素220による任意の適切なトラフィックストリームの生成を考慮するように動的に構成できるので、ネットワーク10の特定の実施形態は、システム資源のより効率的な使用を提供することもある。
図4は、当初の構成に従った、図1に示すネットワーク10の実施形態の動作の一例を示す。図示のように、ノード12dは、図2に関して上述の1つまたはそれ以上の再生成要素220を含む。しかしながら、ネットワーク10は、再生成要素220を含んだ適切な数のノード12を含んでもよい。
図示の例において、ノード12aは、ノード12aのローカルポート90においてノード12aによって生成されるか、またはノード12aによって受信される信号を搬送する第1のファイバ16に沿って時計回りに、トラフィックストリームをノード12bへ送信する。ノード12aは、このトラフィックストリームを、ノード12bまたはノード12bの特定のローカルポート90に関連した波長、ここではλとする波長において送信する。ノード12aは、この波長を任意の適切なやり方で決定してよい。この説明および後述の請求項の目的のために、このトラフィックストリームは、「作業トラフィックストリーム410」または、特定的には、作業トラフィックストリーム410aと称する。図示の例において、ノード12bもまた、ノード12bのソースローカルポート90において受信された信号を搬送する第1のファイバ16に沿って時計回りに、作業トラフィックストリーム410bをノード12cへ送信する。ノード12aは、この作業トラフィックストリーム410bを特定の波長、ここではλとする波長において送信する。特定の一実施形態において、作業トラフィックストリーム410はすべて、関連したノード12によって送信され、適宜、第1のファイバ16または第2のファイバ18上を伝播するWDM信号またはDWDM信号へアドされてもよい。
ノード12bは、作業トラフィックストリーム410aを含む第1のファイバ16上の光信号を受信する。ノード12bは、図2に関して上述したように、作業トラフィックストリーム410aを含む光信号を、ノード12bの1つまたはそれ以上のドロップ要素230へ転送する。作業トラフィックストリーム410aの1つまたはそれ以上の宛先ドロップ要素230は、作業トラフィックストリーム410aが送信された波長であるλにおいて第1のファイバ16からトラフィックを受信するように構成されてもよい。より特定的には、特定のドロップ要素230の調節可能なフィルタ100は、作業トラフィックストリーム410aの波長であるλにおいて伝播するトラフィックを通過させるように調節されてもよく、当該ドロップ要素230の受信器102は、λにおいて伝播するトラフィックを受信して、当該トラフィックの光信号を電気信号に変換してノード12bまたはノード12bに結合された要素による使用に供するように調節されてもよい。
同様に、ノード12cは、作業トラフィックストリーム410bを含む第1のファイバ16上の光信号を受信して、作業トラフィックストリーム410bを含む当該光信号を、ノード12cの1つまたはそれ以上のドロップ要素230へ転送する。ノード12cの1つまたはそれ以上のドロップ要素230は、作業トラフィックストリーム410bが送信された波長であるλにおいて第1のファイバ16からトラフィックを受信するように構成されてもよい。その結果、作業トラフィックストリーム410bは、ノード12cの特定のドロップ要素230に関連したフィルタ100を通過してもよく、当該ドロップ要素230に関連した送信器104は、当該トラフィックの光信号を電気信号に変換して、ノード12bまたはノード12bに結合された要素による使用に供するようにしてもよい。
図5は、ノード12aからノード12bへの作業トラフィックストリーム410aの送信を妨害する障害または他の発生に続くネットワーク10の動作を示す。ネットワーク10の図示された実施形態において、ネットワーク10の適切な要素が、障害を検出して、当該障害に関する情報をネットワーク10における1つまたはそれ以上のノード12に対して通信する。例えば、ノード12bのEMS124は、ノード12bによって受信されている1つまたはそれ以上の光の終端から生じた光損失(LOL)信号を検出してもよい。その後、ノード12bは、当該障害に関する情報を、ネットワーク10のNMS126に対して通信し、次に、NMS126は、ノード12aおよび/または12bを含むネットワーク10の適切な要素に対して、ノード12aおよびノード12b間に障害が発生した旨を示すエラーメッセージを送る。しかしながら、一般的に、ネットワーク10の適切な要素が、任意の適切なやり方で障害を検出して、当該障害に関する情報を任意の要素に対して任意の適切なやり方で流してもよい。
障害に応答して、ネットワーク10の図示された実施形態において、ノード12aは、作業トラフィックストリーム410aを置き換えるための保護トラフィックの送信を開始する。より特定的には、ノード12aは、保護トラフィックストリーム420aを、第2のファイバ18上を反時計回りの方向に、ノード12bに対し送信する。ノード12aは、この保護トラフィックストリーム420aを、作業トラフィックストリーム410aについて生成された保護トラフィックに関連した波長、ここではλで送信する。
特定の実施形態において、トラフィックストリーム420aは、ファイバ18に沿って反時計回りの方向にノード12aおよびノード12b間の距離を横断した結果、ノード12bにおいて使用できないほど減衰することがある。その結果、ノード12dは、障害に応答して、ファイバ18に関連したノード12の特定の再生成要素220を、保護トラフィックストリーム420aを再生成するように構成してもよい。ノード12dの特定の一実施形態において、ノード12dは、該当する再生成要素220の再生成スイッチ238を閉じてもよく(再生成スイッチ238が既に閉じられていない場合)、それによって、第1のトランスポンダ236aおよび第2のトランスポンダ236bを結合する。ノード12dは、また、再生成要素220のフィルタ100を、波長λにおいて伝播する信号が再生成要素220の第1のトランスポンダ236aへ通過できるように調節してもよい。同様に、ノード12dは、適宜、第1のトランスポンダ236aを、波長λの信号を受信するように調節してもよい。
特定の一実施形態において、ノード12dは、障害に応じて再生成要素220を再構成する一部として、第2のトランスポンダ236bが再生成されたトラフィックストリーム430aを保護トラフィックストリーム420aが送信されたのと同じ波長、すなわちλで送信するように、再生成要素220の第2のトランスポンダ236bを調節してもよい。一代替実施形態において、再生成要素220の第2のトランスポンダ236bは、すべての再生成されたトラフィックを所定の波長λで送信する。結果として、そのような代替実施形態は、第2のトランスポンダ236bについて、調整可能であるかまたはそうではない、または調節に少なからず時間が必要であるような、より単純な要素を使用してもよい。これにより、再生成要素220において、より低価格で、より数が少なく、または複雑さが少ない要素を利用することができるようになってもよい。
この再構成の結果、再生成要素220の第1のトランスポンダ236aは、保護トラフィックストリーム420aを受信して、保護トラフィックストリーム420aに基づいて電気信号を生成する。第1のトランスポンダ236aは、この電気信号を、再生成スイッチ238を通じて第2のトランスポンダ236bへ送信する。次に、第2のトランスポンダ236bは、第1のトランスポンダ236aから受信された電気信号に基づいて、再生成されたトラフィックストリーム430aの送信を開始する。再生成されたトラフィックストリーム430の内容は、保護トラフィックストリーム420の内容と同一または実質的に同一であるが、再生成されたトラフィックストリーム430の信号強度は、保護トラフィックストリーム420aの信号強度より大きい。よって、再生成されたトラフィックストリーム430aの信号強度は、保護トラフィックストリーム420aおよび再生成されたトラフィックストリーム430aによって横断された総距離にもかかわらず、再生成されたトラフィックストリーム430aをノード12bが受信および使用するのに充分に強い場合がある。
加えて、障害に応答して、ノード12bは、障害以前に作業トラフィックストリーム410aを受信していたノード12bのドロップ要素230を、当該ドロップ要素230に関連した受信器102が第2のファイバ18からトラフィックを受信するように再構成する。特に、ノード12bは、該当するドロップ要素230の再生成スイッチ238を切り換えて、当該ドロップ要素230が第2のファイバ18に結合するようにする。また、この再構成には、適宜、該当するドロップ要素230のフィルタ100および受信器102を、再生成されたトラフィックストリーム430aが送信された波長においてトラフィックを受信するように復帰させることを伴ってもよい。
再構成の結果として、再生成されたトラフィックストリーム430aは、作業トラフィックストリーム410aを以前に受信していたドロップ要素230に関連したフィルタ100を通過し、当該ドロップ要素230に関連した送信器104は、当該トラフィックの光信号を電気信号に変換して、ノード12bまたはノード12bに結合された要素による使用に供する。よって、ノード12bは、ファイバ16における障害にもかかわらず、ノード12aによって送信されたトラフィックを受信する。加えて、保護されたトラフィックを再生成するという理由で、ノード12bは、ノード12bによる使用に充分な信号強度で当該トラフィックを受信する。
図6は、ノード12bおよび12c間のファイバ16上のトラフィックの送信を妨害する第2の障害に続くネットワーク10の動作を示す。上記のように、簡略化のために、ネットワーク10は、任意の所定の時間において1つの障害のみを受けやすいものとする。その結果、この第2の障害は、第1の障害および/または任意の他の以前の障害を補正するのに取られる任意の適切な救済措置に続いて生じるものとする。
ネットワーク10の図示の実施形態において、ノード12cのEMSは、ノード12cによって受信されている1つまたはそれ以上の光信号の終端にから生じる光損失(LOL)信号を検出する。その後、ノード12cは、障害に関する情報をネットワーク10のNMSに対して通信し、次に、NMSは、ノード12bおよび/または12cを含むネットワーク10の適切な要素に対して、ノード12bおよび12c間で障害が発生した旨を示すエラーメッセージを送る。しかしながら、一般的に、ネットワーク10の適切な要素が、任意の適切なやり方で障害を検出してもよく、障害に関する情報をネットワーク10の他の適切な要素に対して任意の適切なやり方で流してもよい。
第2の障害に応答して、ネットワーク10の図示の実施形態において、ノード12bは、作業トラフィックストリーム410bに関連した保護トラフィックの送信を開始する。より特定的には、ノード12bは、保護トラフィックストリーム420bをノード12cに対して、第2のファイバ18上で反時計回り方向に送信する。ノード12dは、この保護トラフィックストリーム420bを、作業トラフィックストリーム410bについて送信された保護トラフィックに関連した所定の波長であるλで送信する。保護トラフィックストリーム420bは、作業トラフィックストリーム410bと同一または実質的に同一の情報を含む。
また、ノード12dは、第2の障害に応答して、再生成要素220を、保護トラフィックストリーム420bを再生成するように再構成してもよい。特に、ノード12dは、再生成要素220のフィルタ100を、波長λで伝播する信号が再生成要素220の第1のトランスポンダ236aを通過することができるように調節してもよい。ノード12dは、適宜、再生スイッチ238を閉じて、第1のトランスポンダ236aからの信号が第2のトランスポンダ236へ伝播することができるようにする。同様に、ノード12dは、適宜、第1のトランスポンダ236aを、波長λの信号を受信するように再構成してもよい。その結果、再生成要素220の第1のトランスポンダ236aは、保護トラフィックストリーム420bを受信して、保護トラフィックストリーム420bに基づいて電気信号を生成する。第1のトランスポンダ236aは、この電気信号を第2のトランスポンダ236bに対して再生成スイッチ238を通じて送信する。
特定の一実施形態において、ノード12dは、また、第2の障害に応答して再生成要素220を再構成することの一部として、再生成されたトラフィックストリーム430bを保護トラフィックストリーム420bが送信されたのと同一の波長、すなわちλで第2のトランスポンダ236bが送信するように、再生成要素220の第2のトランスポンダ236bを調節してもよい。上記のように、一代替実施形態において、再生成要素220の第2のトランスポンダ236bは、すべての再生成されたトラフィックを所定の波長λで送信してもよい。結果として、そのような代替実施形態は、調節可能または可能でないような第2のトランスポンダ236bについての要素を使用してもよい。
再生成要素220の第2のトランスポンダ236bは、第1のトランスポンダ236aから受信した電気信号に基づいて、再生成されたトラフィックストリーム430bの送信を開始する。再生成されたトラフィックストリーム430bの内容は、保護トラフィックストリーム420bの内容と同一または実質的に同一であるが、再生成されたトラフィックストリーム430bの信号強度は、保護トラフィックストリーム420bの信号強度より大きい。よって、再生成されたトラフィックストリーム430bの信号強度は、保護トラフィックストリーム420bおよび再生成されたトラフィックストリーム430bによって横断された総距離にもかかわらず、再生成されたトラフィックストリーム430aをノード12bが受信および使用するのに充分に強い場合がある。
加えて、第2の障害に応答して、ノード12cは、第2の障害以前に作業トラフィックストリーム410bを受信していたノード12cのドロップ要素230を、当該ドロップ要素230に関連した受信器102が第2のファイバ18からトラフィックを受信するように再構成する。特に、ノード12bは、該当するドロップ要素230の再生成スイッチ238を切り換えて、当該ドロップ要素230が第2のファイバ18に結合するようにする。また、この再構成には、適宜、該当するドロップ要素230のフィルタ100および受信器102を、再生成されたトラフィックストリーム430bが送信された波長においてトラフィックを受信するように復帰させることを伴ってもよい。
再構成の結果として、再生成されたトラフィックストリーム430bは、作業トラフィックストリーム410bを以前に受信していたドロップ要素230に関連したフィルタ100を通過し、当該ドロップ要素230に関連した送信器104は、当該トラフィックの光信号を電気信号に変換して、ノード12cまたはノード12cに結合された要素による使用に供する。よって、ノード12cは、ファイバ16における第2の障害にもかかわらず、ノード12bによって送信された情報を受信する。加えて、保護されたトラフィックを再生成するという理由で、ノード12cは、ノード12cによる使用に充分な信号強度で当該情報を受信する。
よって、ノード12の特定の実施形態における再生成要素220は、再生成要素220によって再生成されるべき波長が動的に決定されながら、動作中に再構成されてもよい。再生成要素220は、動作中に再構成されて、複数の波長のいずれも受信および再生成するように動作可能なので、ネットワーク10は、これらの複数の波長を再生成するための共通の再生成要素220を使用できてもよい。これにより、ネットワーク10上の所定数のチャンネルについての再生成を支援するのに必要な再生成要素220の数を削減してもよい。特に、1つの障害のみが任意の所定の時間においてネットワーク10に影響を与えるとすると、ネットワーク10は、ネットワーク10の任意のスパン上で作業トラフィックストリーム410によって使用される周波数の最大数と同数の再生成要素220を使用して、ネットワーク10上で送信されるすべての作業トラフィックストリーム410について再生成された保護トラフィックストリーム420を支援できるようにしてもよい。この説明の目的のために、「スパン」は、ネットワーク10の任意の2つの隣接するノードを接続するファイバ16および18両方の部分を表わす。図7は、この点を示す一例をより詳細に提供する。
図7は、5つの作業トラフィックストリーム410a〜410eを生成している間のネットワーク10の動作を示す。この例において、ネットワーク10の任意の1つのスパンにおいて作業トラフィックストリーム410について使用される波長の最大数は3である(ノード12aおよび12b間)。よって、この例において、ネットワーク10は、どこに障害が生じたかに関わらず、特定の障害によって影響を受ける任意の作業トラフィックストリーム410についての再生成された保護トラフィックストリーム420の支援を、3つの再生成要素220だけによって行うことができる。
図4〜図7は、保護トラフィックストリーム420の再生成におけるネットワーク10の動作を示すが、上述の技法は、ネットワーク10上を送信される任意の適切なトラフィックストリームに対して適用してもよい。例えば、ネットワーク10の特定の一実施形態において、ソースノード12および宛先ノード12は、著しいく離れていてもよい。そのような実施形態において、作業トラフィックストリーム410および保護トラフィックストリーム420は共に、ソースノード12および宛先ノード12間のそれぞれのパスに沿って再生成されてもよく、および/または、作業トラフィックストリーム410が保護トラフィックストリーム420の代わりに再生成されてもよい。さらに、これらの再生成技法を特定の保護手法に関して説明する一方で、上述の再生成技法は、異なる保護手法を利用する、またはいかなる保護手法も利用しない特定のネットワーク10において実施されてもよい。一般的に、上述の再生成技法は、ネットワーク10の任意の適切な実施形態によって使用されて、当該ネットワーク10上を送信される任意の適切な信号を再生成されてもよい。
図8〜図11は、トラフィックストリームを送信して、ネットワーク10上を互いに異なる波長において伝播する第1の光トラフィックストリームと第2の光トラフィックストリームとを保護する際の、図1に示すネットワークの特定の一実施形態の動作を示す。図8〜5Dに示すように、任意の特定のノード12は、再生成要素220を含んでも含まなくてもよい。ネットワーク10は、図示の実施形態において、ネットワーク10上を送信される作業トラフィックストリーム510についての波長共有保護手法を支援する。より特定的には、ノード12は、任意の利用可能な波長においてトラフィックを受信するように動的に再構成可能である。その結果、ノード12は、複数の作業トラフィックストリーム510について共通の波長上で保護トラフィックストリーム520を送信できる。
よって、ノード12は、伝送されたそれぞれの作業トラフィックストリーム510のため、プロテクショントラフィックストリーム520にたいして、分離波長を排他的に、充てることの要求されることはない。
代わりに、ノード12は、1つまたはそれ以上の共有された保護波長において保護トラフィックストリーム520を送信することによって、作業トラフィックストリーム510を保護することができてもよい。
特定の一実施形態において、ノード12は、ネットワーク10が支援する複数の波長のうちの任意の波長において作業トラフィックストリーム510を送信する。作業トラフィックストリーム510が送信される波長を、本明細書においては「作業波長」と称する。特定の作業トラフィックストリーム510が送信される作業波長は、任意の適切なやり方で決定されてもよい。例えば、特定の一実施形態において、特定のソースノード12が、作業トラフィックストリーム510の宛先ノード12に基づいて、特定の作業トラフィックストリーム510を特定の作業波長において送信する。
さらに、作業波長は、1つまたはそれ以上の割り当て群にグループ化されてもよく、各割り当て群には、「保護波長」が割り当てられる。この割り当ての結果として、特定の作業トラフィックストリーム510を置き換えるために送信された保護トラフィックストリーム520は、該当する作業トラフィックストリーム510に関連した保護波長に基づいて決定された波長で送信されることになる。ネットワーク10の特定の実施形態において、任意の所定の時間において任意の割り当て群内の1つの作業トラフィックストリーム510のみが保護されてもよいが、ノード12は、ネットワーク10上で生じた障害に応答して、特定の波長で送信された保護トラフィックストリーム520を使用した第1の作業トラフィックストリーム510の保護と、同一の波長で送信された保護トラフィックストリーム520を使用した第2の作業トラフィックストリーム510の保護とで移行するように再構成されてもよい。図8〜図11は、この処理を説明するための一例をより詳細に提供する。
図8は、ノード12a〜12eを含む当初の構成に従った、ネットワーク10の一実施形態の動作の一例を示す。図示の例において、ネットワーク10は、第1のファイバ16と、第2のファイバ18とを使用して、作業トラフィックストリーム510を伝播する。よって、作業トラフィックストリーム510は、ネットワーク10の本実施形態例においては、時計回りおよび反時計回り両方の方向で送信されてもよい。保護トラフィックストリーム520は、本実施形態例においては、関連した作業トラフィックストリーム510から反対の方向へ送信される。加えて、作業トラフィックストリーム510および保護トラフィックストリーム520は、該当するノード12によって送信され、適宜、第1のファイバ16または第2のファイバ18上を伝播するWDM信号またはDWDM信号に対してアドされる。
図示の例において、ノード12aは、作業トラフィックストリーム510を、ノード12aによって生成されたまたはノード12aのローカルポート90においてノード12aによって受信された信号を搬送する第1のファイバ16に沿って時計回りにノード12bに対して送信する。ノード12aは、このトラフィックストリームを、ノード12bまたはノード12bの特定のローカルポート90に関連した波長である、ここではλとする波長において送信する。ノード12aは、この波長を任意の適切なやり方で決定してもよい。図示の例において、ノード12bもまた、作業トラフィックストリーム510bを、ノード12bによって生成されたまたはノード12bのソースローカルポート90において受信された信号に基づいて、第2のファイバ18に沿って反時計回りにノード12bに対して送信する。ノード12bは、この作業トラフィックストリーム510bを、任意の適切なやり方で決定された波長である、ここではλとする波長において送信する。
加えて、この例において、ノード12aは、ノード12aのローカルポート90において受信された信号に基づいて、作業トラフィックストリーム510cを、第2のファイバ18に沿って反時計回りにノード12fに対して同時に送信する。ノード12fもまた、ノード12fのローカルポート90において受信された信号に基づいて、作業トラフィックストリーム510dを、第1のファイバ16に沿って時計回りにノード12aに対して送信する。
ノード12bは、作業トラフィックストリーム510aを含む第1のファイバ16上の光信号を受信する。ノード12bは、作業トラフィックストリーム510aを含む光信号を、図2に関して上述したように、ノード12bの1つまたはそれ以上のドロップ要素230に対して転送する。作業トラフィックストリーム510aについての1つまたはそれ以上の宛先ドロップ要素230は、作業トラフィックストリーム510aが送信された波長であるλにおいて第1のファイバ16からのトラフィックを受信するように構成されてもよい。より特定的には、特定のドロップ要素230の調節可能なフィルタ100は、λにおいて伝播するトラフィックを受信して、当該トラフィックの光信号を電気信号に変換してノード12bまたはノード12bに結合された要素による使用に供するように調節されてもよい。ノード12b,12f,および12aは、同様のやり方で、作業トラフィックストリーム510b,510c,および510dをそれぞれ受信する。
図9は、ノード12aからノード12bへの作業トラフィックストリーム510aの送信と、ノード12bからノード12aへの作業ストリーム510bの送信とを妨害する障害または他の発生に続くネットワーク10の動作を示す。ネットワーク10の図示の実施形態において、ネットワーク10の適切な要素が、障害を検出して、当該障害に関する情報をネットワーク10における1つまたはそれ以上のノード12に対して通信する。例えば、ノード12bのEMS124が、ノード12aからのノード12bによって受信される1つまたはそれ以上の信号の終端から生じたLOL信号を検出してもよく、および/または、ノード12aのEMS124が、ノード12bからのノード12aによって受信される1つまたはそれ以上の信号の終端から生じたLOL信号を検出してもよい。
その後、ノード12aおよび/またはノード12bは、ネットワーク10のNMS126に対して障害に関する情報を通信し、次に、NMS126は、ノード12aおよび/またはノード12bを含む、ネットワーク10の適切な要素に対して、ノード12aおよびノード12bの間で障害が生じた旨を示すエラーメッセージを送る。
しかしながら、一般的に、任意の適切なやり方で障害を検出してもよく、障害に関する情報を適切な要素に対して任意の適切なやり方で流してもよい。
障害に応答して、ネットワーク10の図示された実施形態において、ノード12aおよびノード12bは、作業トラフィックストリーム510aおよび510bを置き換えるための保護トラフィックの送信を開始する。特に、ノード12aおよびノード12bは、作業トラフィックストリーム510aおよび510bの作業波長に関連した保護波長を決定する。ノード12aおよび12bは、関連した保護波長を任意の適切なやり方で決定してもよい。
ネットワーク10の特定の一実施形態において、各ノード12は、関連作業トラフィックストリーム510が送信された波長に基づいて保護トラフィックストリーム520を送信するための保護波長を特定する、メモリ120に記憶された割り当てテーブルを含む。より特定的には、そのような一実施形態において、作業トラフィックストリーム510を送信するためにネットワーク10によって使用される各作業波長は、割り当てテーブルにおける割り当て群に関連付けられる。次に、さらに、各割り当て群は、保護波長と関連付けられる。その結果、各作業波長は、同一の割り当て群において1つまたはそれ以上の作業波長に共有される割り当てテーブルにおける保護波長に関連付けられる。各ノード12は、当該作業トラフィックストリーム510が送信される作業波長に基づいて、特定の作業トラフィックストリーム510についての保護トラフィックストリーム520を送信する保護波長を割り当てテーブルを使用して決定するための論理を追加的に含んでもよい。論理は、ディスクまたは他のコンピュータ読み取り可能な媒体において符号化されたソフトウェア、および/または、アプリケーション専用集積回路(ASIC)、書き込み可能ゲートアレイ(FPGA)、もしくは他のプロセッサまたはハードウェアにおいて符号化された命令を備えてもよい。この例における割り当てテーブル(図示せず)は、波長λにおいて第1のファイバ16上を送信された作業トラフィックストリーム510が保護波長λに関連した割り当て群に割り当てられて、第2のファイバ18上を送信される旨を示すように想定されている。
トラフィックストリーム510aおよび510bが割り当てられる割り当て群に関連した保護波長が、例えばノード12aに割り当てられると決定した後に、この例では、ノード12aは、ノード12aの適切な要素を再構築して、そうでなければ作業トラフィックストリーム510aにおいて送信されたであろう情報を、保護トラフィックストリーム520bにおいて、波長λで第2のファイバ18上を時計回りの方向に送信することを開始する。再構成の一部として、ノード12aは、作業トラフィックストリーム510aを送信する特定の付加要素240における送信器104を再調節して、第2のファイバ18上をλで保護トラフィックストリーム520aを送信することを促進してもよい。加えて、ノード12bは、ノード12bの適切な要素を再構成して、第2のファイバ18上で保護波長λで保護トラフィックストリーム520aに関した情報の受信を開始する。この再構成の一部として、ノード12aは、宛先ローカルポート90に関連したフィルタ100を再調節して、保護波長内のトラフィックを宛先ローカルポート90に関連した特定の受信器102へ通すようにしてもよい。加えて、適宜、ノード12bは、宛先ローカルポート90に関連した受信器102を再調節して、受信器102が波長λにおける光トラフィックを検出および/または受信できるようにしてもよい。結果として、宛先ローカルポート90は、保護トラフィックストリーム520aの受信を開始する。
ネットワーク10の図示の実施形態における障害が作業トラフィックストリーム510bも妨害するので、ノード12bおよび12aは、また、同様のやり方で再構成して、第1のファイバ16上の保護トラフィックストリーム520bの送受信をそれぞれ促進する。この例において、作業トラフィックストリーム510bは、作業トラフィックストリーム510aと同一の作業波長λにおいて送信されている。同様に、保護トラフィックストリーム520bは、保護波長λで送信される。よって、ノード12bおよび12aは、ノード12bおよび12aの適切な要素を再構成して、図9に示すような波長λでの保護トラフィックストリーム520bの送受信を開始する。
図10は、ノード12aからノード12bへの作業トラフィックストリーム510aの送信を妨害する第2の障害に続くネットワーク10の動作を示す。上記のように、簡略化のために、ネットワーク10は、任意の所定の時間において1つの障害のみを受けやすいものとする。その結果、この第2の障害は、第1の障害および/または任意の他の以前の障害を補正するのに取られる任意の適切な救済措置に続いて生じるものとする。
ネットワーク10の図示の実施形態において、ノード12fまたは12aのEMSは、当該ノード12によって受信されている1つまたはそれ以上の光信号の終端から生じる光損失(LOL)信号を検出する。その後、ノード12cは、障害に関する情報をネットワーク10のNMSに対して通信し、次に、NMSは、ノード12bおよび/または12cを含むネットワーク10の適切な要素に対して、ノード12aおよび12f間で障害が発生した旨を示すエラーメッセージを送る。しかしながら、一般的に、ネットワーク10の適切な要素が、任意の適切なやり方で障害を検出してもよく、障害に関する情報をネットワーク10の他の適切な要素に対して任意の適切なやり方で流してもよい。
第2の障害に応答して、ノード12aは、作業トラフィックストリーム510cおよび510dを置き換えるための保護トラフィックの送信を開始する。より特定的には、ノード12aおよび12fは、共にλで送信される作業トラフィックストリーム510cおよび510dの作業波長に関連した保護波長を決定する。ノード12aおよび12fは、関連した保護波長を任意の適切なやり方で決定してもよい。上記のように、ノード12は、ネットワークによって使用される各作業波長についての保護波長を指定する割り当てテーブルをそれぞれ含んでもよい。図示の例において、λは、λのように、本例においては、割り当てテーブルにおいて保護波長λに関連しているものとする。よって、ノード12aおよび12fは、ノード12aおよび12fの適切な要素を再構成することによって、第2の障害に応答して、保護波長λにおける保護トラフィックストリーム520cおよび520dの送受信を促進する。上述のように、この再構成は、ノード12aおよび12fの適切なフィルタ100、送信器102、および/または受信器104の再調節を含んでもよい。
よって、上述のように、ノード12は動作中に再構成できるので、ノード12aおよび12fは、ノード12aおよび12bが保護ストリーム520aおよび520bを送信するために使用したように、保護ストリーム520cおよび520dを送信するために同一の波長λを使用することができる。その結果、ネットワーク10は、単一の保護波長を使用して複数の作業波長を保護することができてもよい。結果として、ネットワーク10の特定の実施形態は、各作業波長について保護波長を提供する以前の保護手法よりも効率的な、ネットワーク10上で利用可能な帯域幅の利用を提供してもよい。
特に、任意の所定の時間において1つの障害のみがネットワーク10に影響を与えるとすると、ネットワーク10は、ネットワーク10の任意のスパンにおける作業トラフィックストリーム510によって使用される作業波長の最大数と同数の保護波長を使用して、ネットワーク10上を送信されるすべての作業トラフィックストリーム510について、保護トラフィックストリーム520を支援することができてもよい。以下の図11は、この点をより詳細に示す一例を提供する。
図11は、6つの作業トラフィックストリーム510a〜510fを生成している間のネットワーク10の動作を示す。この例において、ネットワーク10の任意の1つのスパンにおいて作業トラフィックストリーム510について使用される作業波長の最大数は2である(ノード12aおよび12b間)。よって、この例において、ネットワーク10は、2つの別個の保護波長を使用して、特定の障害によって影響を受けた任意の作業トラフィックストリーム510についての保護トラフィックストリーム520を支援することができるだろう。
よって、ネットワーク10の特定の実施形態は、複数の作業波長が単一の保護波長によって保護されるトラフィック保護手法を支援してもよい。そのような保護手法は、作業チャンネルの所定の数を保護するのに必要な保護チャンネルの数を削減することによって、ネットワーク帯域幅をより効率的に使用することになる。結果として、ネットワーク10の特定の実施形態は、これらおよび/または他の動作利点を提供してもよい。
図12〜図14は、保護波長の対において送信された保護トラフィックストリーム620を使用して、作業トラフィックストリーム610の2つ以上の対を保護する、ネットワーク10の特定の一実施形態の動作を示す。特に、作業トラフィックストリーム610は、作業トラフィック対640にグループ化され、作業トラフィック対640は、複数の作業波長対のうちの1つの第1の波長において送信された各対の第1の作業トラフィックストリーム610と、同一の作業波長対の第2の波長において送信された第2の作業トラフィックストリーム610とを有する。これらの「作業波長対」は、任意の2つの作業波長を含んでもよく、特定の作業トラフィック対640は、任意の適切なやり方で決定される作業波長対において送信されてもよい。
さらに、図示の例において、ネットワーク10によって使用される各作業波長対は、割り当て群に割り当てられて、各割り当て群は、本明細書において「保護波長対」と称される保護波長の対に関連付けられる。より特定的には、各作業波長対の1つの作業波長は、割り当てられた保護波長対の1つの保護波長に関連付けられ、当該作業波長対の他の作業波長は、割り当てられた保護波長対の他方の保護波長に関連付けられる。さらに、複数の作業波長対に、所定の保護波長対が割り当てられてもよい。結果として、保護波長の対が割り当てられて作業波長の対を保護し、複数の作業波長対が、各保護波長対を共有してもよい。
図12は、ノード12a〜12eを含むネットワーク10の一実施形態の動作の例を示す。図示の例において、ネットワーク10は、第1のファイバ16と、第2のファイバ18とを使用して、作業トラフィックストリーム610を伝播する。本実施形態例において、保護トラフィックストリーム620は、関連した作業トラフィックストリーム610から反対方向に送信される。加えて、作業トラフィックストリーム610および保護トラフィックストリーム620は、特定のノード12によって生成され、適宜、第1のファイバ16または第2のファイバ18上で伝播するWDM信号またはDWDM信号にアドされる。
図示の例において、ノード12aは、第1の作業トラフィックストリーム610aを、ノード12aが生成した、またはノード12aのローカルポート90においてノード12aが受信した信号を搬送する第1のファイバ16に沿って時計回りにノード12bへ送信する。ノード12bは、また、作業トラフィックストリーム610bを、第2のファイバ18に沿って反時計回りに送信する。この例において、作業トラフィックストリーム610aおよび610bは、作業トラフィック対640aを形成する。作業トラフィック対640は、それぞれ、任意の適切な基準に基づいて互いに関連付けられる作業トラフィックストリーム610の対を含んでもよい。例えば、図示の例において、各作業トラフィック対640は、電話の呼び出しのような、2つのノード12間を通信される特定の通信セッションに関連付けられる2つのトラフィックストリーム610を含み、各トラフィックストリーム610は、ネットワーク10上の特定の方向における通信ストリーム610からの通信を搬送する。
さらに、ノード12aおよび12bは、特定の作業波長対の異なる作業波長における各作業トラフィックストリーム610aおよび610bをそれぞれ送信する。ネットワーク10上で使用される各作業波長対は、2つの作業波長を含み、これらは、本明細書においては、もっぱら図示の目的で、作業波長対の「第1の作業波長」および「第2の作業波長」と称される。作業トラフィック対640aを送信するための適切な作業波長対は、任意の適切なやり方で決定されてもよい。図6に示すように、ノード12aおよび12bは、λおよびλを含む作業波長対において作業トラフィック対640aを送信する。より特定的には、ノード12aは、作業波長λにおいて作業トラフィックストリーム610aを送信し、ノード12bは、作業波長λにおいて作業トラフィックストリーム610Bを送信する。
加えて、ノード12aは、作業トラフィックストリーム610cを第2のファイバ18に沿って反時計回りにノード12fに対して同時に送信する。また、ノード12fは、作業トラフィックストリーム610dを第1のファイバ16に沿って時計回りにノード12aに対して送信する。図示のように、作業トラフィックストリーム610cおよび610dは、作業トラフィック対640bを形成する。ノード12fおよび12aは、作業トラフィック対640bを、任意の適切なやり方で決定されてもよい作業波長対上で送信する。図示の例において、ノード12fおよび12aは、作業トラフィック対640bをλおよびλを含む作業波長対において送信する。より特定的には、ノード12fは、作業トラフィックストリーム610cを作業波長λにおいて送信し、ノード12aは、作業トラフィックストリーム610dを作業波長λにおいて送信する。
作業トラフィックストリーム610の受信に関して、ノード12bは、作業トラフィックストリーム610aを含む第1のファイバ16上の光信号を受信する。ノード12bは、図2に関して上述したように、作業トラフィックストリーム610aを含む当該光信号をノード12bの1つまたはそれ以上のドロップ要素230に転送する。作業トラフィックストリーム610aの1つまたはそれ以上の宛先ドロップ要素230は、作業トラフィックストリーム610aが送信された波長であるλにおいて、第1のファイバ16からトラフィックを受信するように構成されてもよい。より特定的には、特定のドロップ要素230の調節可能なフィルタ100が、作業トラフィックストリーム610aの波長であるλにおいて伝播するトラフィックを通すように調節されてもよく、当該ドロップ要素230の受信器102が、λにおいて伝播するトラフィックを受信して、当がトラフィックの光信号を電気信号に変換して、ノード12bまたはノード12bに結合された要素による使用に供するように調整されてもよい。ノード12b,12f,および12aは、同様のやり方で、それぞれ、作業トラフィックストリーム610b,610c,および610dを受信する。
図12は作業トラフィック対640がノード12aと、各ノード12bおよび12fとの間で送信される一例が示されているが、ネットワーク10の特定の一実施形態は、任意の数のノード12間で送信される任意の数の作業トラフィック対640を支援してもよい。さらに、作業トラフィック対640は、同一の2つのノード12間、1つの共通ノード12と2つの他の別個のノード12間、および/またはノード12の2つの別個の対間で送信されてもよい。一般的に、2つまたはそれ以上のノードが、説明した保護技法を使用して作業トラフィック対640を送信してもよい。
図13は、作業トラフィック対640aにおいて両方のトラフィックストリーム610の送信を妨害する障害または他の発生に続くネットワーク10の動作を示す。ネットワーク10の図示された実施形態において、ネットワーク10の適切な要素が障害を検出して、上述のように、当該障害に関する情報をネットワーク10における1つまたはそれ以上のノード12に対して通信する。一般的に、ネットワーク10の適切な要素が、任意の適切なやり方で障害を検出して、障害に関する情報を適切な要素に対して任意の適切なやり方で流してもよい。
障害に応答して、ネットワーク10の図示の実施形態において、ノード12aおよびノード12bは、保護トラフィックの送信を開始して、作業トラフィックストリーム610aおよび610bを置き換える。特に、ノード12aおよび12bは、作業トラフィック対640aの作業波長対に関連した保護波長対を決定する。ノード12aおよび12bは、関連した保護波長を任意の適切なやり方で決定してもよい。特定の作業波長対が、任意の適切なやり方で任意の適切な基準に基づいて保護波長対に関連付けられてもよく、これらの割り当てを特定する情報は1つまたはそれ以上のノード12に記憶されてもよい。
上述のように、ノード12は、関連した作業トラフィック対640を送信した作業波長対に基づいて保護トラフィック対620を送信する保護波長対を特定する、メモリに記憶された割り当てテーブルをそれぞれ含んでもよい。作業トラフィック対640についてネットワーク10によって使用される各作業波長対は、割り当て群に割り当てられ、結果として、同一の割り当て群における1つまたはそれ以上の他の作業波長対と共有されてもよい保護波長対に関連付けられる。各ノード12は、割り当てテーブルを使用して、作業トラフィックストリーム610を送信する作業波長に基づいて、特定の作業トラフィックストリーム610についての保護トラフィックストリーム620を送信する保護波長を決定するための論理を追加的に含んでもよい。論理は、ディスクまたは他のコンピュータ読み取り可能な媒体において符号化されたソフトウェア、および/または、アプリケーション専用集積回路(ASIC)、書き込み可能ゲートアレイ(FPGA)、もしくは他のプロセッサまたはハードウェアにおいて符号化された命令を備えてもよい。本例における割り当てテーブル(図示せず)は、作業波長ストリーム640aについての作業波長対λおよびλが、λおよびλN+1の保護波長対に関連した割り当て群に割り当てられる旨を示すものとする。さらに、割り当てテーブルは、作業波長対内において、作業波長λ1が保護波長λに関連付けられ、作業波長λが保護波長λN+1に関連付けられている旨を示すものとする。
該当する作業波長対の割り当て群に関連付けられた保護波長対を決定し、かつ各作業波長についての保護波長対から適切な保護波長を決定した後に、ノード12aは、本例においては、ノード12aの適切な要素を再構成して、そうでなければ保護トラフィックストリーム620aおよび620bを含む保護トラフィック対650aにおける作業トラフィック対640aにおいて送信されたであろう情報の送信を開始する。より特定的には、ノード12aは、自身を再構成して、保護トラフィックストリーム620aを、第2のファイバ18上で反時計回りに保護波長λにおいて送信することを開始して、作業トラフィックストリーム610を置き換える。加えて、ノード12bは、自身を再構成して、保護トラフィックストリーム620bを、第1のファイバ16上で時計回りに保護波長λN+1において送信することを開始する。この再構成の一部として、ノード12aおよび12bは、作業トラフィックストリーム610を送信する特定の付加要素240における送信器104を再調節して、適切なファイバ上かつ適切な保護波長での保護トラフィックストリーム620の送信を促進してもよい。
加えて、ノード12aおよび12bは、ノード12aおよび12bの適切な用を再構成して、上述のように、適切なファイバ上かつ適切な保護波長λNでの、保護トラフィックストリーム620に関連した情報の受信を開始してもよい。この再構成の一部として、ノード12aおよび12bは、適切なドロップ要素230に関連したフィルタ100を再調節して、保護波長をのトラフィックを当該ノード12の特定の受信器102へ通すようにしてもよい。加えて、適宜、ノード12bは、当該受信器102を再調節して、受信器102が適切な保護波長において光トラフィックを検出および/または受信することができるようにしてもよい。
図14は、ノード12aからノード12fへの作業トラフィックつい610cおよび610dの送信を妨害する第2の障害に続くネットワーク10の動作を示す。上記のように、簡略化のために、ネットワーク10は、任意の所定の時間において1つの障害のみを受けやすいものとする。その結果、この第2の障害は、第1の障害および/または任意の他の以前の障害を補正するのに取られる任意の適切な救済措置に続いて生じるものとする。
ノード12fまたは12aもしくはネットワーク10の他の適切な要素のEMS124は、上述のように障害を検出してもよい。第2の障害に応答して、ノード12aおよびノード12fは、保護トラフィックの送信を開始して、作業トラフィックストリーム610cおよび610dを置き換える。特に、ノード12aおよびノード12fは、作業波長λおよびλを含む作業トラフィック対640bの作業波長対に関連した保護波長を決定する。ノード12aおよび12bは、関連した保護波長対を任意の適切なやり方で決定してもよい。上記のように、ノード12は、図示の実施形態において、それぞれ、各作業波長対についての保護波長対と、特定の作業波長対内に、各作業波長についての当該保護波長対からの保護波長とを特定する割り当てテーブルを含む。図示の例において、λおよびλは、本例の割り当てテーブルにおいて、保護波長λおよびλN+1に関連付けられる。より特定的には、λは図示の例におけるλを保護するために割り当てられ、λN+1はλを保護するために割り当てられる。よって、ノード12aおよび12fは、ノード12aおよび12fの適切な要素を再構成することによって第2の障害に応答して、それぞれ保護波長λおよびλN+1での保護トラフィックストリーム620cおよび620dの送受信を促進する。上述のように、この再構成は、ノード12aおよび12fの適切なフィルタ100、送信器102、および受信器104の再調整を含んでもよい。
ノード12は、上述のように、動作中に再構成可能であるので、ノード12fおよび12aは、関連した作業トラフィック対640は互いに異なる作業波長対において送信されたにもかかわらず、保護ストリーム620cおよび620dを送信するために、ノード12aおよび12bが保護ストリーム620aおよび620bを送信するために使用したのと同一の保護波長対λおよびλN+1をそれぞれ使用することができる。その結果、ネットワーク10は、保護波長の単一の対を使用して、複数の作業波長対において送信された作業トラフィック対640を保護することができてもよい。結果として、ネットワーク10の特定の実施形態は、保護波長を各作業波長に提供する以前の保護手法よりも効率的な、ネットワーク10上で利用可能な帯域幅の使用を提供してもよい。加えて、図12〜図14は、簡略化のため、2つの作業波長対が保護波長の単一の対によって保護される動作例を示すが、ネットワーク10の特定の実施形態は、保護波長の各対で2つ以上の作業波長を保護してもよい。さらに、保護波長のさらなる対をネットワーク10が使用して、他の作業波長対を保護してもよい。
本発明をいくつかの実施形態と共に説明してきたが、様々な変更および修正が、当業者に対して提案されてもよい。本発明は、そのような変更および修正を添付された請求項の範囲内に入るとして包含することが意図されている。
(付記1)
第1の作業波長において送信される第1の作業トラフィックストリームと、第2の作業波長において送信される第2の作業トラフィックストリームから構成された、複数の作業トラフィックストリームは、光リング上で複数の作業波長において送信し、
第1の作業トラフィックストリームにおける妨害に応答して、保護波長内の第1の作業トラフィックストリームに関連した第1の保護トラフィックストリームを送信し、
第1の保護トラフィックストリームおよび第2の保護トラフィックストリームは互いに異なる時間に保護波長を共有するように、第2の作業トラフィックストリームにおける妨害に応答して、保護波長内の第2の作業トラフィックストリームに関連した第2の保護トラフィックストリーム送信する光通信を提供する方法。
(付記2)
付記1に記載の方法において、
第1の作業トラフィックストリームが伝送される方向と反対の方向の光リング回りに第1の保護トラフィックストリーム送信し、
第2の作業トラフィックストリームが伝送される方向と反対の方向の光リング回りに第2の保護トラフィックストリームを送信する。
(付記3)
付記1に記載の方法において、
第1の保護トラフィックストリームを送信することは、2つまたはそれ以上のノードを接続する第1のパス上で保護波長において、第1の保護トラフィックストリームを送信することからなり、
第2の保護トラフィックストリームを送信することは、2つまたはそれ以上のノードを接続する第2のパス上で保護波長において、第2の保護トラフィックストリーム送信することを含み、当該第2のパスは少なくとも第1のパスの一部を含む。
(付記4)
付記1に記載の方法において、
第1の保護トラフィックストリームを送信することは、
保護波長において、第1の保護トラフィックストリームを第1の宛先ノードへ送信することと、第1のフィルタから保護波長において受信したトラフィックを通すように第1の宛先ノードにおける第1のフィルタを調節することと、第1の保護トラフィックストリームを第1のフィルタを通じて第1の受信器へ転送し、第1の受信器において、第1のフィルタの出力に基づいて、第1の宛先ノードにおける第1の電気信号を生成することからなり、
そして
第2の保護トラフィックストリームを送信することは、
保護波長において第2の保護トラフィックストリームを第2の宛先ノードへ送信することと、
第2のフィルタから保護波長において受信したトラフィックを通すように、第2の宛先ノードにおける第2のフィルタを調節することと、
第2の保護トラフィックストリームを第2のフィルタを通じて第2の受信器へ転送することと、
第2の受信器において、第2のフィルタの出力に基づいて、第2の宛先ノードにおける第2の電気信号を生成することからなる。
(付記5)
付記4に記載の方法において、
第1の電気信号を生成することは、
保護波長においてトラフィックを受信するように第1の受信器を調節することと、
第1のフィルタの出力に基づいて、第1の電気信号を第1の受信器で生成することからなり、
第2の電気信号を生成することは、
保護波長においてトラフィックを受信するように第2の受信器を調節することと、
第2のフィルタの出力に基づいて、第2の電気信号を第2の受信器で生成することからなる。
(付記6)
光ネットワークであって、
光リングは、複数のノードを結合し、光信号の複数の波長のうちの1つにおいて送信されるトラフィックを備えた作業トラフィックストリームを2つまたはそれ以上のノード間で送信するように動作可能であり、
複数のノードは、1つまたはそれ以上のノードは、複数の作業トラフィックストリームを光リング上で複数の作業波長において送信し、当該複数の作業トラフィックストリームは、第1の作業波長において送信される第1の作業トラフィックストリームと、第2の作業波長において送信される第2の作業トラフィックストリームとを備え、
第1の作業トラフィックストリームにおける妨害に応答して、第1の作業トラフィックストリームに関連した第1の保護トラフィックストリームを保護波長にて送信し、
第2の作業トラフィックストリームにおける妨害に応答して、第2の作業トラフィックストリームに関連した第2の保護トラフィックストリームを保護波長において送信するように動作可能であり、第1の保護トラフィックストリームおよび第2の保護トラフィックストリームは、互いに異なる時間に保護波長を共有する。
(付記7)
付記6に記載の光ネットワークにおいて、光リング上の障害を検出するように動作可能なネットワーク管理システム(NMS)をさらに備える。
(付記8)
付記6に記載の光ネットワークにおいて、1つまたはそれ以上のノードは、
第1の作業トラフィックストリームが送信される方向とは反対の方向に光リング回りに送信することによって、第1の保護トラフィックストリームを送信し、
第2の作業トラフィックストリームが送信される方向とは反対の方向に光リング回りに送信することによって、第2の保護トラフィックストリームを送信するように動作可能である。
(付記9)
付記6に記載の光ネットワークにおいて、1つまたはそれ以上のノードは、2つまたはそれ以上のノードを接続する第1のパス上で保護波長において第1の保護トラフィックストリームを送信することによって第1の保護トラフィックストリームを送信し、2つまたはそれ以上のノードを接続する第2のパス上で保護波長において第2の保護トラフィックストリームを送信することによって第2の保護トラフィックストリームを送信するように動作可能であり、第2のパスは、第1のパスの少なくとも一部を備える。
(付記10)
付記6に記載の光ネットワークにおいて、1つまたはそれ以上のノードは、第1のノードと、第2のノードとを含み、第1のノードは、第1の保護トラフィックストリームを保護波長において第2のノードへ送信するように動作可能であり、第2のノードは、第2の保護トラフィックストリームを保護波長において第1のノードへ送信するように動作可能であり、
第1のノードは、
第1のフィルタによって保護波長において受信されたトラフィックを通すように第1のフィルタを調節し、
第2の保護トラフィックストリームを第1のフィルタを通じて転送し、
第1のフィルタの出力に基づいて、第1の電気信号を生成するようにさらに動作可能であり、第2のノードは、
第2のフィルタによって保護波長において受信されたトラフィックを通すように第2のフィルタを調節し、
第1の保護トラフィックストリームを第2のフィルタを通じて転送し、
第2のフィルタの出力に基づいて、第2の電気信号を生成するようにさらに動作可能である。
(付記11)
付記10に記載の光ネットワークにおいて、
第1のノードは、保護波長においてトラフィックを受信するように第1の受信器を調節することと、第1のフィルタの出力に基づいて第1の電気信号を第1の受信器で生成することとによって、第1の電気信号を生成するようにさらに動作可能であり、
第2のノードは、保護波長においてトラフィックを受信するように第2の受信器を調節することと、第2のフィルタの出力に基づいて第2の電気信号を第2の受信器で生成することとによって第2の電気信号を生成するようにさらに動作可能である。
(付記12)
複数のノードを備える光リングネットワークにおいて光通信を提供するための方法であって、
複数の作業トラフィック対を送信することであって、
当該各作業トラフィック対は、当該複数の作業波長対のうちの1つの作業波長対の第1の作業波長において特定のノードの対の間の第1の方向に伝送される第1の作業トラフィックと、当該複数の作業波長対のうちの1つの作業波長対の第2の作業波長において特定のノードの対の間の第2の方向に伝送される第2の作業トラフィックとを有し、当該複数の作業波長対のそれぞれは、2つの作業波長の独自の組合せを含んでおり、
第1の作業トラフィック対における妨害に応答して第1の作業トラフィック対に関連した第1の保護トラフィック対を送信することであって、
当該第1の保護トラフィック対は、保護波長対の第1の保護波長において第1の作業トラフィック対を送信するノードの対間で第1の方向に送信された第1の保護トラフィックストリームと、保護波長対の第2の保護波長において第1の作業トラフィック対を送信するノードの対間で第2の方向に送信された第2の保護トラフィックストリームとを含んでおり、
第2の作業トラフィック対における妨害に応答して第2の作業トラフィック対に関連した第2の保護トラフィック対を送信することであって、当該第2の保護トラフィック対は、第1の保護波長において第2の作業トラフィック対を送信するノードの対間で第1の方向に送信された第3の保護トラフィックストリームと、
第2の保護波長において第2の作業トラフィック対を送信するノードの対間で第2の方向に送信された第4の保護トラフィックストリームとを含み、
当該第1の保護トラフィックストリームおよび第3の保護トラフィックストリームは、互いに異なる時間に第1の保護波長を共有し、
当該第2の保護トラフィックストリームおよび第4の保護トラフィックストリームは、互いに異なる時間に第2の保護波長を共有する。
(付記13)
付記12の方法において、
第1の作業トラフィック対を送信するノードの対は、第1のノードと、第2のノードとを備え、第2の作業トラフィック対を送信するノードの対は、第1のノードと、第2のノードとのうちの少なくとも1つを備える。
(付記14)
付記12の方法において、
第1の作業トラフィック対を送信するノードの対は、第1のノードと、第2のノードとを備え、第2の作業トラフィック対を送信するノードの対は、第1のノードと、第2のノードとを備える。
(付記15)
付記12の方法において、
第1の作業トラフィック対を送信するノードの対は、第1のノードと、第2のノードとを備え、第2の作業トラフィック対を送信するノードの対は、第1のノードも第2のノードも備えない。
(付記16)
付記12の方法において、
第1の保護トラフィック対を送信することは、第1の作業トラフィック対を送信するノードの対を接続する第1のパス上で第1の保護トラフィック対を送信することを含み、第2の保護トラフィック対を送信することは、第2の作業トラフィック対を送信するノードの対を接続する第2のパス上で第2の保護トラフィック対を送信することを含み、第2のパスは、第1のパスの少なくとも一部を備える。
(付記17)
光ネットワークであって、
光リングは、
複数のノードと結合し、かつ作業トラフィックストリームを2つまたはそれ以上のノード間で送信することが可能であり、当該各作業トラフィックストリームは光信号の複数の波長のうちの1つにおいて送信されるトラフィックを備えている、
複数のノードは、
複数の作業トラフィック対を送信し、当該各作業トラフィック対は、複数の作業波長対のうちの1つの作業波長対の第1の作業波長においてノードの対間で第1の方向に送信された第1の作業トラフィックストリームと、当該作業波長対の第2の作業波長において当該ノードの対間で第2の方向に送信された第2の作業トラフィックストリームとを含み、当該複数の作業波長対のそれぞれは2つの作業波長の独自の組合せを含む、
第1の作業トラフィック対における妨害に応答して、第1の作業トラフィック対に関連した第1の保護トラフィック対を送信し、当該第1の保護トラフィック対は保護波長対の第1の保護波長において第1の作業トラフィック対を送信するノードの対間で第1の方向に送信された第1の保護トラフィックストリームと,保護波長対の第2の保護波長において第1の作業トラフィック対を送信するノードの対間で第2の方向に送信された第2の保護トラフィックストリームとを含み、
第2の作業トラフィック対における妨害に応答して、第2の作業トラフィック対に関連した第2の保護トラフィック対を送信するように動作可能であり、第2の保護トラフィック対は、第1の保護波長において第2の作業トラフィック対を送信するノードの対間で第1の方向に送信された第3の保護トラフィックストリームと、第2の保護波長において第2の作業トラフィック対を送信するノードの対間で第2の方向に送信された第4の保護トラフィックストリームとを含み、第1の保護トラフィックストリームおよび第3の保護トラフィックストリームは、互いに異なる時間に第1の保護波長を共有するようにし、第2の保護トラフィックストリームおよび第4の保護トラフィックストリームは、互いに異なる時間に第2の保護波長を共有するようにする。
(付記18)
付記17に記載の光ネットワークにおいて、
第1の作業トラフィック対を送信するノードの対は、第1のノードと、第2のノードとを備え、第2の作業トラフィック対を送信するノードの対は、第1のノードと、第2のノードとのうちの少なくとも1つを備える、。
(付記19)
付記17に記載の光ネットワークにおいて、
第1の作業トラフィック対を送信するノードの対は、第1のノードと、第2のノードとを備え、第2の作業トラフィック対を送信するノードの対は、第1のノードと、第2のノードとを備える。
(付記20)
付記17に記載の光ネットワークにおいて、
第1の作業トラフィック対を送信するノードの対は第1のノードと第2のノードとを備え、第2の作業トラフィック対を送信するノードの対は第1のノードと第2のノードを備えない。
(付記21)
付記17に記載の光ネットワークにおいて、
光リング上を送信された作業トラフィックストリームにおける妨害を検出するように動作可能なネットワーク管理システム(NMS)をさらに備え、複数のノードは、NMSが第1の作業トラフィック対において妨害を検出するのに応答して、第1の保護トラフィック対を送信し、NMSが第2の作業トラフィック対において妨害を検出するのに応答して、第2の保護トラフィック対を送信するように動作可能である。
(付記22)
付記17に記載の光ネットワークにおいて、
複数のノードは、第1の保護トラフィック対を送信するノードの対を接続する第1のパス上で第1の保護トラフィック対を送信することによって、第1の保護トラフィック対を送信するように動作可能であり、複数のノードは、第2の保護トラフィック対を送信するノードの対を接続する第2のパス上で第2の保護トラフィック対を送信することによって、第2の保護トラフィック対を送信するように動作可能である。
(付記22)
光通信を提供するための方法であって、
光信号の複数の波長のうちの1つの波長において送信される複数の作業トラフィックストリームを光リング上で送信し、
第1の作業トラフィックストリームの妨害に応答して、第1の波長において、第1の作業トラフィックストリームに関連した第1の保護トラフィックストリームを送信し、
光リングに結合された第1の波長を受信するように調節された再生成要素において、第1の保護トラフィックストリームを選択的に再生成し、
第2の作業トラフィックストリームの妨害に応答して、第2の波長において、第2の作業トラフィックストリームに関連した第2の保護トラフィックストリームを送信し、
第2の波長を受信するように再生成要素を調節し、
第2の保護トラフィックストリームを再生成要素で選択的に再生成する。
(付記23)
付記22に記載の方法において、
複数の作業トラフィックストリームを送信することは、第1の作業トラフィックストリームと第2の作業トラフィックストリームとを光リング回りの第1の方向に送信することを含み、
第1の保護トラフィックストリームを送信することは、第1の保護トラフィックストリームを光リング回りの第2の方向に送信することを含み、
第2の保護トラフィックストリームを送信することは、第2の保護トラフィックストリームを光リング回りの第2の方向に送信することを含む。
(付記24)
付記22に記載の方法において、
第1の保護トラフィックストリームを選択的に再生成することは、第1の波長における第1のトラフィックストリームを再生成要素で選択的に再生成し、
第2の保護トラフィックストリームを選択的に再生成することは、第2の波長における第2のトラフィックストリームを再生成要素で選択的に再生成する。
(付記25)
付記22記載の方法において、
第1の保護トラフィックストリームを選択的に再生成することは、第1の波長とは異なる波長における第1のトラフィックストリームを選択的に再生成し、
第2の保護トラフィックストリームを選択的に再生成することは、第2の波長とは異なる波長における第2のトラフィックストリームを選択的に再生成する。
(付記26)
付記22に記載の方法において、
第1の保護トラフィックストリームを選択的に再生成することは、
第1の波長においてフィルタによって受信されたトラフィックを通過させるように再生成要素のフィルタを調節し、
第1の保護トラフィックストリームをフィルタを通じて転送し、
フィルタの出力に基づいて第1の電気信号を再生成要素の受信器で生成し、
第1の電気信号を送信器で受信し、
送信器から、第1の電気信号に基づく再生成されたトラフィックストリームを送信することを含み、
第2の保護トラフィックストリームを選択的に再生成することは、
第2の波長においてフィルタによって受信されたトラフィックを通過させるようにフィルタを調節し、
第2の保護トラフィックストリームをフィルタを通じて転送し、
フィルタの出力に基づいて第2の電気信号を再生成要素の受信器で生成し、
第2の電気信号を送信器で受信し、
送信器から、第2の電気信号に基づく再生成されたトラフィックストリームを送信することとを含む。
(付記27)
付記26に記載の方法において、
第1の電気信号を生成することは、
第1の波長におけるトラフィックを受信するように受信器を調節し、
フィルタの出力に基づいて、第1の信号を受信器で生成することを含み、
第2の電気信号を生成することは、
第2の波長におけるトラフィックを受信するように受信器を調節し、
フィルタの出力に基づいて、第2の信号を受信器で生成することを含む。
(付記28)
光ネットワークであって、
複数のノードを結合し、2つまたはそれ以上のノード間で、複数の作業トラフィックストリームは、第1の作業トラフィックストリームと、第2の作業トラフィックストリームとを含み、光信号の複数の波長のうちの1つの波長において送信されるトラフィックから構成される、複数の作業トラフィックストリームを送信することが可能な光リングと、
第1の作業トラフィックストリームの妨害に応答して、第1の波長において第1の作業トラフィックストリームに関連した第1の保護トラフィックストリームを送信し、第2の作業トラフィックストリームの妨害に応答して、第2の波長において、第2の作業トラフィックストリームに関連した第2の保護トラフィックストリームを送信することが可能な1つまたはそれ以上の当該複数のノードと、
光リングに結合され、
第1の保護トラフィックストリームを選択的に再生成し、第2の作業トラフィックストリームの妨害に応答して第2の波長におけるトラフィックを受信するように再生成要素を調節し、第2の保護トラフィックストリームを選択的に再生成するように動作可能である、再生成要素とを備える。
(付記29)
付記28に記載の光ネットワークにおいて
光リング上の障害を検出するように動作可能なネットワーク管理システム(NMS)をさらに備え、NMSが第2の作業トラフィックストリームの妨害を検出することに応答して第2の波長におけるトラフィックを受信するように再生成要素を調節することによって、再生成要素は、妨害に応答して再生成要素を調節するように動作可能である。
(付記30)
付記28に記載の光ネットワークにおいて、
ノードのうちの1つまたはそれ以上のノードは、
第1の作業トラフィックストリームと、第2の作業トラフィックストリームとを光リング回りの第1の方向に送信し、
第1の保護トラフィックストリームと、第2の保護トラフィックストリームとを光リング回りの第2の方向に送信するように動作可能である。
(付記31)
付記28に記載の光ネットワークにおいて、
再生成要素は、
第1の波長における第1のトラフィックストリームを再生成要素で選択的に再生成することによって第1の保護トラフィックストリームを選択的に再生成し、
第2の波長における第2のトラフィックストリームを再生成要素で選択的に再生成することによって第2の保護トラフィックストリームを選択的に再生成するように動作可能である。
(付記32)
付記28に記載の光ネットワークにおいて、
再生成要素は、
当該再生成要素における第1の波長とは異なる波長において選択的に再生成した第1のトラフィックストリームからなる第1の保護トラフィックストリームを選択的に再生成し、
当該再生成要素における第1の波長とは異なる波長において選択的に再生成した第2のトラフィックストリームからなる第2の保護トラフィックストリームを選択的に再生成する
ように動作可能である。
(付記33)
付記28に記載の光ネットワークにおいて
再生成要素は、
調節可能なフィルタであって、当該調節可能なフィルタの調節された波長において受信されたトラフィックを通過させ、任意の他の波長において受信されたトラフィックをブロックするように動作可能な調節可能なフィルタと、
調節可能なフィルタから受信されたトラフィックに基づいて、電気信号を生成するように動作可能な受信器と、
受信器によって生成された電気信号に基づいて、再生成されたトラフィックストリームを送信するように動作可能な送信器とを備え、
再生成要素は、光リング上を伝播する作業トラフィックストリームにおける妨害に応答して、調節可能なフィルタの調節された波長を調整するようにさらに動作可能である。
(付記34)
付記33に記載の光ネットワークにおいて、
調整可能な受信器の調整波長の範囲で調節可能なフィルタから受信した、トラフィックに基づいて、電気信号を生成可能にする調節可能な受信器で構成した受信器と、
光リング上を伝播する作業トラフィックストリームにおける妨害に応答して、
調節可能な受信器の調節された波長を調整するよう動作可能である再生成要素。
(付記35)
複数のノードが設けられた光リングネットワークにおいて、
第1のノードと第2のノード間で作業トラフィックを伝播する作業トラフィックストリームを構成し、
該第1のノードが該作業トラフィックストリームにおいて障害を検出したとき、該作業トラフィックストリームと反対の方向に保護トラフィックを伝播させ、
第3のノードは該保護トラフィックを受信した時、該保護トラフィックを再生中継し、該第2のノードに該保護トラフィックを伝播させることを特徴とする光リングネットワーク。
(付記36)
付記35記載の光リングネットワークにおいて、
該第3のノードは、該作業トラフィックストリームに用いられた波長と同じ波長の光で、該保護トラフィックを伝播させることを特徴とする光リングネットワーク。
(付記37)
付記35記載の光リングネットワークにおいて、
該第3のノードは、該作業トラフィックストリームに用いられた波長と異なる波長の光で、該保護トラフィックを伝播させることを特徴とする光リングネットワーク。
(付記38)
付記35記載の光リングネットワークにおいて、
該第3のノードは、該第1のノードから送られた該保護トラフィックに用いられた波長と同じ波長の光で、該保護トラフィックを伝播させることを特徴とする光リングネットワーク。
(付記39)
付記35記載の光リングネットワークにおいて、
該第3のノードは、該第1のノードから送られた該保護トラフィックに用いられた波長と異なる波長の光で、該保護トラフィックを伝播させることを特徴とする光リングネットワーク。
(付記40)
付記35記載の光リングネットワークにおいて、
該第1のノードと該第2のノード間の該作業トラフィックストリームは複数であることを特徴とする光リングネットワーク。
(付記41)
作業状態において、作業トラフィックの伝播を行い、障害が発生した場合は作業トラフィックと反対方向に保護トラフィックの伝播を行う光リングネットワークに設けられたノードにおいて、
該光リングネットワークの光の波長を分離し特定の波長をブロックし、他の波長をスルーする波長ブロッキング部と、
該トラフィックとは異なる波長で送られてくる該光リングネットワーク障害情報を検出する管理要素と、
該管理要素で該光ネットワークに障害を検出した際に、該光ネットワークから該保護トラフィック受信し、電気光変換した後に光電気変換し、再び該保護トラフィックを該光ネットワークに伝播させる再生成要素と
を有することを特徴とする光リングネットワークに設けられたノード。
(付記42)
付記41記載の光リングネットワークに設けられたノードにおいて、
該再生成要素は、該作業トラフィックに用いられた波長と異なる波長の光で、該保護トラフィックを伝播させることを特徴とする光リングネットワークに設けられたノード。
(付記43)
付記41記載の光リングネットワークに設けられたノードにおいて、
該再生成要素は、該保護トラフィックに用いられた波長と同じ波長の光で、該保護トラフィックを伝播させることを特徴とする光リングネットワークに設けられたノード。
(付記44)
付記41記載の光リングネットワークに設けられたノードにおいて、
該再生成要素は、任意の波長の光で、該保護トラフィックを伝播させることを特徴とする光リングネットワークに設けられたノード。
(付記45)
付記41記載の光リングネットワークに設けられたノードにおいて、
該波長ブロッキング部は該管理要素からの情報により任意の波長の光をブロックすることを特徴とする光リングネットワークに設けられたノード。
本発明の一実施形態に係る光ネットワークを示すブロック図 本発明の一実施形態に係る、図1のネットワークのノードの詳細を示すブロック図 図2のノードの特定の一実施形態において使用されるであろう波長ブロッキング部の詳細を示すブロック図 ネットワーク上で互いに異なる波長で伝播する、第1の光トラフィックストリームと第2の光トラフィックストリームとを再成する際の、図1に示すネットワークの特定の一実施形態の動作を示す図 ネットワーク上で互いに異なる波長で伝播する、第1の光トラフィックストリームと第2の光トラフィックストリームとを再成する際の、図1に示すネットワークの特定の一実施形態の動作を示す図 ネットワーク上で互いに異なる波長で伝播する、第1の光トラフィックストリームと第2の光トラフィックストリームとを再成する際の、図1に示すネットワークの特定の一実施形態の動作を示す図 ネットワーク上で互いに異なる波長で伝播する、第1の光トラフィックストリームと第2の光トラフィックストリームとを再成する際の、図1に示すネットワークの特定の一実施形態の動作を示す図 共有された波長を利用する保護手法を実施する、図1に示すネットワークの特定の一実施形態の動作を示す図 共有された波長を利用する保護手法を実施する、図1に示すネットワークの特定の一実施形態の動作を示す図 共有された波長を利用する保護手法を実施する、図1に示すネットワークの特定の一実施形態の動作を示す図 共有された波長を利用する保護手法を実施する、図1に示すネットワークの特定の一実施形態の動作を示す図 共有された波長対を利用する保護手法を実施する、図1に示すネットワークの特定の一実施形態の動作を示す図 共有された波長対を利用する保護手法を実施する、図1に示すネットワークの特定の一実施形態の動作を示す図 共有された波長対を利用する保護手法を実施する、図1に示すネットワークの特定の一実施形態の動作を示す図
符号の説明
12 ノード
16、18 ファイバ
54 波長ブロッキング部
120 管理要素
200 転送要素
220 再生成要素
240 付加要素

Claims (11)

  1. 複数のノードが設けられた光リングネットワークにおいて、
    第1のノードと第2のノード間で作業トラフィックを伝播する作業トラフィックストリームを構成し、
    該第1のノードが該作業トラフィックストリームにおいて障害を検出したとき、該作業トラフィックストリームと反対の方向に保護トラフィックを伝播させ、
    第3のノードは該保護トラフィックを受信した時、該保護トラフィックを再生中継し、該第2のノードに該保護トラフィックを伝播させることを特徴とする光リングネットワーク。
  2. 請求項1記載の光リングネットワークにおいて、
    該第3のノードは、該作業トラフィックストリームに用いられた波長と同じ波長の光で、該保護トラフィックを伝播させることを特徴とする光リングネットワーク。
  3. 請求項1記載の光リングネットワークにおいて、
    該第3のノードは、該作業トラフィックストリームに用いられた波長と異なる波長の光で、該保護トラフィックを伝播させることを特徴とする光リングネットワーク。
  4. 請求項1記載の光リングネットワークにおいて、
    該第3のノードは、該第1のノードから送られた該保護トラフィックに用いられた波長と同じ波長の光で、該保護トラフィックを伝播させることを特徴とする光リングネットワーク。
  5. 請求項1記載の光リングネットワークにおいて、
    該第3のノードは、該第1のノードから送られた該保護トラフィックに用いられた波長と異なる波長の光で、該保護トラフィックを伝播させることを特徴とする光リングネットワーク。
  6. 請求項1記載の光リングネットワークにおいて、
    該第1のノードと該第2のノード間の該作業トラフィックストリームは複数であることを特徴とする光リングネットワーク。
  7. 作業状態において、作業トラフィックの伝播を行い、障害が発生した場合は作業トラフィックと反対方向に保護トラフィックの伝播を行う光リングネットワークに設けられたノードにおいて、
    該光リングネットワークの光の波長を分離し特定の波長をブロックし、他の波長をスルーする波長ブロッキング部と、
    該トラフィックとは異なる波長で送られてくる該光リングネットワーク障害情報を検出する管理要素と、
    該管理要素で該光ネットワークに障害を検出した際に、該光ネットワークから該保護トラフィック受信し、電気光変換した後に光電気変換し、再び該保護トラフィックを該光ネットワークに伝播させる再生成要素と
    を有することを特徴とする光リングネットワークに設けられたノード。
  8. 請求項7記載の光リングネットワークに設けられたノードにおいて、
    該再生成要素は、該作業トラフィックに用いられた波長と異なる波長の光で、該保護トラフィックを伝播させることを特徴とする光リングネットワークに設けられたノード。
  9. 請求項7記載の光リングネットワークに設けられたノードにおいて、
    該再生成要素は、該保護トラフィックに用いられた波長と同じ波長の光で、該保護トラフィックを伝播させることを特徴とする光リングネットワークに設けられたノード。
  10. 請求項7記載の光リングネットワークに設けられたノードにおいて、
    該再生成要素は、任意の波長の光で、該保護トラフィックを伝播させることを特徴とする光リングネットワークに設けられたノード。
  11. 請求項7記載の光リングネットワークに設けられたノードにおいて、
    該波長ブロッキング部は該管理要素からの情報により任意の波長の光をブロックすることを特徴とする光リングネットワークに設けられたノード。
JP2005363057A 2004-12-17 2005-12-16 光リングネットワーク及び光リングネットワークに設けられたノード Pending JP2006174481A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/015,208 US7664391B2 (en) 2004-12-17 2004-12-17 Method and system for shared optical regeneration
US11/015,222 US20060133803A1 (en) 2004-12-17 2004-12-17 Method and system for shared optical protection

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006174481A true JP2006174481A (ja) 2006-06-29

Family

ID=36674637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005363057A Pending JP2006174481A (ja) 2004-12-17 2005-12-16 光リングネットワーク及び光リングネットワークに設けられたノード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006174481A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004107617A2 (en) * 2003-05-29 2004-12-09 Fujitsu Limited Optical ring network with selective signal regeneration and wavelength conversion
JP2005160097A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Fujitsu Ltd 光サブネットを有する光リングネットワーク及び方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004107617A2 (en) * 2003-05-29 2004-12-09 Fujitsu Limited Optical ring network with selective signal regeneration and wavelength conversion
JP2005160097A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Fujitsu Ltd 光サブネットを有する光リングネットワーク及び方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4806437B2 (ja) 光リングネットワークにおいてトラフィックを選択的に終端又は転送する方法
US8750706B2 (en) Shared photonic mesh
JP4723355B2 (ja) 光ネットワーク、光通信装置及び光通信方法
US7369765B2 (en) Optical network with selective mode switching
US8693880B2 (en) Wavelength path communication node apparatus, wavelength path communication control method, and recording medium
US6643464B1 (en) Constrained optical mesh protection for transmission systems
US7174096B2 (en) Method and system for providing protection in an optical communication network
JP4538302B2 (ja) 光サブネットを有する光リングネットワーク及び方法
JP2006020308A (ja) 光ネットワーク及び光トラフィックを通信する方法
JP2006287929A (ja) 光ネットワーク及びノード
JP2005229610A (ja) アップグレードされた柔軟なオープン・リング光ネットワーク及び方法
US7356258B1 (en) Optical interconnection for traffic between a pair of DWDM rings
US20050019034A1 (en) System and method for communicating optical traffic between ring networks
JPH11163911A (ja) 通信ネットワーク、通信ネットワーク・ノード装置、及び、障害回復方式
US20060133803A1 (en) Method and system for shared optical protection
US7664391B2 (en) Method and system for shared optical regeneration
JP2006174481A (ja) 光リングネットワーク及び光リングネットワークに設けられたノード
US20030147356A1 (en) High speed healing ring for optical transport networks
JP2005303970A (ja) 直接的に接続された光学素子を管理するための方法及びシステム
US20050095001A1 (en) Method and system for increasing network capacity in an optical network
EP1163582A1 (en) Fault protection in networks
WO2002007348A1 (en) Hybrid optical shared protection ring
CA2295407A1 (en) Simplified 1 + 1 optical protection

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080416

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110111