JP2006173948A - ドキュメント処理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 クライアント端末装置MTとドキュメント処理装置MFD(A)〜MFD(C)はそれぞれ無線通信機能を有し、ドキュメント処理装置MFD(A)がビーコン信号により自己に無線接続するために必要な設定情報を送信し、クライアント端末装置MTが受信した設定情報によりドキュメント処理装置MFD(A)に接続し、ドキュメント処理装置MFD(A)が他のドキュメント処理装置MFD(B)、MFD(C)にアドホック無線接続するための設定情報を送信し、クライアント端末装置MTが受信した設定情報に基づいて他のドキュメント処理装置MFD(B)とアドホック接続してドキュメント処理ジョブを送信する。
【選択図】 図1
Description
プリンタ装置、スキャナ装置、これらドキュメント処理機能を複合的に備えた複合機等といったドキュメント処理装置も無線通信機能を搭載することで、オフィスに限らず、店舗、公共スペース等において、モバイルPC、PDA、携帯電話機等といったクライアント端末装置とワイヤレスで接続し、クライアント装置からのドキュメント処理ジョブを実行することが可能となっている。特に、外出先でのプリントニーズではワイヤレスによる利便性は大きく、今後、無線を用いたプリント出力の利用が拡大されることが予測されている。
なお、通常は、アクセスポイントを経由してLANに接続することを前提としているため、プリンタ等のドキュメント処理装置もインフラストラクチャモードで接続されるようにLAN上に置かれている。
したがって、外部環境においては、これらアクセスポイントに接続するための設定情報を予め設定しておく必要があり、極めて煩雑な処理や操作が必要とされる。
このような接続操作の煩わしさを解消する方法として、クライアント端末装置とドキュメント処理装置をと一対一で直接無線接続するアドホックモード接続を利用する方法が考えられる。すなわち、クライアント端末装置と目的のドキュメント処理装置とを直接接続することで、クライアント端末装置はネットワークに接続する必要なくして、接続先となるドキュメント処理装置との間で予め規定した手順を踏むことで無線通信に係わる設定を取り交わし、ドキュメント処理ジョブをドキュメント処理装置へ送信して実行させることができる。
また、ネットワーク接続されている情報処理機器名を管理し、複数の機器間で管理情報の更新を通知して更新を管理する発明が提案されている(特許文献2参照。)。
また、印刷装置に2つの無線ネットワークへの接続切替え機能を設け、第1の設定情報に基づいてユーザ無線LANに接続し、第2の設定情報に基づいてメーカ無線LANに接続し、新たにユーザ無線LANに接続しようとするプリンタに対してユーザLANに係る設定情報を送付することで、当該プリンタに対してユーザが設定操作する手間を低減する発明が提案されている(特許文献3参照。)。
また、端末装置の機能とサービスセットIDとを連動させて設定し、端末装置の検索時には、サービスセットIDを見て所望の通信相手を選択するようにした発明が提案されている(特許文献4参照。)。
したがって、クライアント端末装置が目的のドキュメント処理装置にアドホックモード接続しようとする度に、この接続情報の設定をしなければならず、操作や処理が煩雑であるという課題があった。
ドキュメント処理装置が複数存在する場合には、クライアント端末装置が各ドキュメント処理装置にそれそれ接続してドキュメント処理装置に対して機能を問い合わせる操作処理を行うとすると、その都度、ドキュメント処理装置とクライアント端末装置との間で無線接続設定を繰り返す必要があり、操作や処理が煩雑であるという課題があった。
すなわち、本発明は、クライアント端末装置が通信可能な範囲に複数のドキュメント処理装置の内から選択したドキュメント処理装置に容易且つ迅速に接続して、当該ドキュメント処理装置によるドキュメント処理を利用し易い環境を実現することを目的としている。
また、本発明は、各ドキュメント処理装置が実行し得る機能も提供して、クライアント端末装置によりドキュメント処理装置を選択し易い環境を実現することを目的としている。
ドキュメント処理装置としては、プリンタ装置、スキャナ装置、ファクシミリ装置、コピー装置、これら機能を複合的に備えた複合機等のドキュメント処理を行う装置が用いられる。
これにより、クライアント端末装置が他のドキュメント処理装置にアドホック接続しようとする場合には、当該他の装置から再度設定情報を取得する操作や処理を行う必要がなく、クライアント端末装置が選択したドキュメント処理装置に迅速にアドホック接続してドキュメント処理を実行させることができる。
なお、クライアント端末装置は、ドキュメント処理装置から受信した情報を画面表示するユーザインタフェースを備え、通信制御手段は当該ユーザインタフェースによりユーザが選択したドキュメント処理装置とアドホック接続処理を行うようにしてもよく、或いは、予め設定登録した条件とドキュメント処理装置から受信した情報とを比較して、当該条件に合うドキュメント処理装置を自動的に選択するようにしてもよい。
また、ドキュメント処理装置は、ネットワークで接続された他のドキュメント処理装置から前記情報保持手段に保持する情報を取得する情報収集手段を備えてもよく、他のドキュメント処理装置に係る情報を随時更新できるようにしてもよい。
また、本発明によると、クライアント端末装置が接続したドキュメント処理装置が各ドキュメント処理装置の機能も提供するようにしたため、クライアント端末装置によりドキュメント処理装置を容易に選択することができる。
図1に示すように、本例は、クライアント端末装置として無線通信機能を備えたモバイル機器MTを用い、無線通信機能を備えたドキュメント処理装置として3台の複合機MFD(A)、MFD(B)、MFD(C)を用いたドキュメント処理システムである。
これら複合機MFD(A)、MFD(B)、MFD(C)はLANにより接続されて、接続設定情報や機能情報を交換することができる。
クライアント端末装置MTは、複合機MFD等と無線通信する無線通信手段1、無線通信の接続情報を設定する等の制御を行う通信制御手段2、情報を画面表示しまたユーザからの入力を受け付けるユーザインタフェース(UI)3、複合機MFDに印刷処理を依頼するドキュメントデータ等を保持するメモリ4を有している。
なお、情報テーブル13が保持する情報はクライアント端末装置MTに送信されて、そのユーザインタフェース3の画面に図3に示すような態様で一覧表示され、ユーザがユーザインタフェース3から入力して、当該一覧中の所望の複合機をアドホック通信相手に選択することができる。
また、ドキュメント処理装置が備える上記の各機能手段11から19は専用のハードウエアで構成してもよいが、本例では、ドキュメント処理装置(複合機)のコンピュータハードウエアにより本発明に係るプログラムを実行することで構成している。
本例では、複合機MFD(A)だけが検索用のビーコン信号を定期的に発信するように設定してあり、クライアント端末装置MTが検索すると、複合機MFD(A)の通信チャネルやESSIDを含む検索用ビーコン信号が検出される。
なお、複合機MFD(A)が選択されてクライアント端末装置MTとアドホック接続した場合には、複合機MFD(A)がアドホック接続していない他のいずれかの複合機MFD(B)、MFD(C)に通知して、他の複合機が同様に検索用ビーコン信号を発信する。
なお、本例では、複合機MFD(A)は自己の無線接続設定情報も情報テーブル3に保持している。
次いで、クライアント端末装置MTは、複合機MFD(A)のIPアドレス要求(ARP)を無線送信し、複合機MFD(A)が自己のIPアドレスを提供する。
そして、クライアント端末装置MTは、自己のIPアドレス要求(DHCP)を無線送信し、複合機MFD(A)DHCP手段18で割り当てたクライアント端末のIPアドレスを提供する。
そして、クライアント端末装置MTは、受信した情報を画面3に表示し、ユーザから複合機MFD(B)をジョブ依頼先に選択する入力がされると、通信制御手段2が受信した情報に含まれる複合機MFD(B)に係る接続設定情報に基づいて無線通信手段1を設定し、複合機MFD(B)とアドホック接続してメモリ4に保持するドキュメントデータとともに印刷出力ジョブを送信する。
したがって、クライアント端末装置MTのユーザは、受信した情報から各複合機の機能を認知することができ、実行したいジョブに応じて最適な複合機を選択することができる。また、クライアント端末装置MTは受信した情報に基づいて、選択された複合機と迅速にアドホック接続してジョブを送信することができる。
これにより、クライアント端末装置MTと複合機MFD(B)とをネットワーク通信とは異なる通信チャネルとESSIDでアドホック接続させることができ、当該クライアント端末装置MTをネットワークから切り離してネットワークセキュリティを保障することができる。
3:ユーザインタフェース、 10:データ処理手段、
11:無線通信手段、 12:通信制御手段、
13:情報テーブル(情報保持手段)、 15:ビーコン発信手段、
16:情報提供手段、 17:通信チャネル/SSID生成手段、
18:DHCP手段、 19:情報収集手段、
MT:クライアント端末装置、
MFD(A)、MFD(B)、MFD(C):複合機(ドキュメント処理装置)。
Claims (10)
- それぞれ無線通信機能を有するクライアント端末装置とドキュメント処理装置とが無線LANアドホック接続して、当該クライアント端末装置からのドキュメント処理ジョブを当該ドキュメント処理装置が実行するドキュメント処理システムであって、
ドキュメント処理装置は、クライアント端末装置が自己に無線接続するために必要な設定情報と他のドキュメント処理装置に無線接続するために必要な設定情報とを保持する情報保持手段と、クライアント端末装置に対して当該情報保持手段が保持する設定情報を送信する情報提供手段と、を備え、
クライアント端末装置は、前記ドキュメント処理装置から受信した設定情報に基づいて選択されたドキュメント処理装置とアドホック接続処理を行う通信制御手段を備えたことを特徴とするドキュメント処理システム。 - 請求項1に記載のドキュメント処理システムにおいて、
前記情報保持手段は、自己のドキュメント処理装置の機能情報と他のドキュメント処理装置の機能情報も設定情報とともに保持し、
前記情報提供手段は、クライアント端末装置に対して当該情報保持手段が保持する情報を送信することを特徴とするドキュメント処理システム。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のドキュメント処理システムにおいて、
前記情報提供手段は、既にアドホック接続しているドキュメント処理装置に係る情報を省いて、クライアント端末装置に対して当該情報保持手段が保持する情報を送信することを特徴とするドキュメント処理システム。 - 請求項1又は請求項3に記載のドキュメント処理システムにおいて、
前記ドキュメント処理装置は、ネットワークで接続された他のドキュメント処理装置から前記情報保持手段に保持する情報を取得する情報収集手段を備えていることを特徴とするドキュメント処理システム。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のドキュメント処理システムにおいて、
前記ドキュメント処理装置は、アドホック接続に用いる通信チャネルを生成して前記クライアント端末装置及び前記ドキュメント処理装置に提供するチャネル生成手段を備えていることを特徴とするドキュメント処理システム。 - 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のドキュメント処理システムにおいて、
前記ドキュメント処理装置は、無線LANサービスセットIDを生成して前記クライアント端末装置及び前記ドキュメント処理装置に提供するID生成手段を備えていることを特徴とするドキュメント処理システム。 - 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のドキュメント処理システムにおいて、
前記クライアント端末装置は、前記ドキュメント処理装置から受信した情報を画面表示するユーザインタフェースを備え、前記通信制御手段は当該ユーザインタフェースによりユーザが選択したドキュメント処理装置とアドホック接続処理を行うことを特徴とするドキュメント処理システム。 - 無線通信機能を有するクライアント端末装置と無線LANアドホック接続して、当該クライアント端末装置からのドキュメント処理ジョブを実行するドキュメント処理装置であって、
クライアント端末装置と無線通信を行う無線通信手段と、クライアント端末装置が自己に無線接続するために必要な設定情報と他のドキュメント処理装置に無線接続するために必要な設定情報とを保持する情報保持手段と、クライアント端末装置に対して当該情報保持手段が保持する設定情報を送信する情報提供手段と、を備えていることを特徴とするドキュメント処理装置。 - 無線通信機能を有するクライアント端末装置と無線LANアドホック接続して、当該クライアント端末装置からのドキュメント処理ジョブを実行するドキュメント処理装置を、コンピュータにより構成するプログラムであって、
クライアント端末装置が自己に無線接続するために必要な設定情報と他のドキュメント処理装置に無線接続するために必要な設定情報とを保持する情報保持手段と、クライアント端末装置に対して当該情報保持手段が保持する設定情報を送信する情報提供手段と、をコンピュータに構成することを特徴とするプログラム。 - それぞれ無線通信機能を有するクライアント端末装置とドキュメント処理装置とが無線LANアドホック接続して、当該クライアント端末装置からのドキュメント処理ジョブを当該ドキュメント処理装置が実行するドキュメント処理方法であって、
ドキュメント処理装置が、ビーコン信号により自己に無線接続するために必要な設定情報を送信し、
クライアント端末装置が、受信したビーコン信号に含まれる設定情報により前記ドキュメント処理装置に接続し、
前記ドキュメント処理装置が、他のドキュメント処理装置にアドホック無線接続するために必要な設定情報を当該接続したクライアント端末装置に送信し、
クライアント端末装置は、受信した設定情報に基づいて選択したドキュメント処理装置とアドホック接続処理して、当該ドキュメント処理装置にドキュメント処理ジョブを送信することを特徴とするドキュメント処理方法。
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