JP2006173628A - リソグラフィ装置、アナライザ・プレート、サブアセンブリ、投射システムのパラメータ測定方法、及びパターン化手段 - Google Patents

リソグラフィ装置、アナライザ・プレート、サブアセンブリ、投射システムのパラメータ測定方法、及びパターン化手段 Download PDF

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Abstract

【課題】投影システムによって投射される放射の偏光を測定する能力を備えたリソグラフィ装置を提供する。
【解決手段】投射システムPLと放射センサDSの間のアナライザ・プレートAPが、投射放射ビームによって照らされている。アナライザ・プレートは2つの交差領域を含み、それぞれ異なる偏光方向の放射を透過する。投射放射ビームは、ビームの偏光に影響を与えることなくパターン化される。一方の領域がもう一方の領域より多く放射を受けるように、投射放射ビームをパターン化することによって、放射センサDSは偏光選択性が与えられる。
【選択図】図6

Description

本発明は、リソグラフィ装置、アナライザ・プレート、サブアセンブリ、投射システムのパラメータを測定する方法、及びパターン化手段に関する。
リソグラフィ装置は、基板の目標部分の上に所望のパターンを塗布する機械である。リソグラフィ装置は、例えば集積回路(IC)の製造中に使用することができる。その状況で、別の方法ではマスク又はレチクルと呼ばれるパターン化装置を使用して、ICの個別の層に対応する回路パターンを生成することができ、このパターンを放射感受性材料(レジスト)を有する基板(例えば、シリコン・ウェハ)の(例えば、1つ又はいくつかのダイの一部を備える)目標部分の上に画像化することができる。普通、単一の基板が、連続的に曝される隣接する目標部分のネットワークを含んでいる。既知のリソグラフィ装置は、パターン全体を1回で目標部分に曝すことによって各目標部分が照射されるいわゆるステッパと、所与の方向(「走査」方向)に投射ビームを通してパターンを走査し、基板をこの方向と平行又は非平行に同時に走査することによって、各目標部分が照射されるいわゆるスキャナとを備えている。
目標部分上の回路パターンの寸法は、極めて小さい可能性がある。回路パターンの寸法がより大きいパターン化装置を使用するため、投射システムが使用される。この投射システムにより、同じ要素を備えるすべての回路寸法が小さくなる。投射システムは、いくつかのレンズ及びミラーからなる。
設計中、投射システムはできるだけ最適化される。しかし、投射システムは製造するのが極めて難しく、特定の範囲の製造誤差を含んでいる可能性がある。例えば、レンズの出力は製造許容誤差により変わり、投射システム内のレンズの位置も製造許容誤差により変わる。これらの変化は両方とも、投射システムの収差を引き起こす、又はシステムの出力を非最適値に変える可能性がある。
加えて、投射システムは、特定波長の投射ビーム放射に最適化されている。しかし実際、投射システムを通過する投射ビームの波長は変化する可能性があり、レンズ要素内での分散により、投射システムの出力を非最適値に変える可能性がある。
最後に、通過する投射ビームの放射が非常に強いので、レンズの材料は腐食し、レンズの透過特徴を変更する可能性がある。
普通、投射システムの少なくとも1つのレンズ要素の位置は、システムを制御する機構によって制御されており、それによって収差が最小限に抑えられ、倍率誤差が修正される。制御機構は、レンズの位置を調節することによって働く。しかし、いくつかの場合、制御機構の設定は時間と共に変わり、その影響でレンズは誤って非最適位置に移動される。
ミラーを備えた投射システムの製造は、類似の問題に曝されている。
米国特許第5,631,731号では、投射システムの性能は、テスト・パターンで投射ビームをパターン化し、テスト・パターンの画像に関する位置依存情報を収集することによって分析されている。この画像は、投射システムの焦点面内に形成されている。情報は、この画像を通してスリットを移動させ、スリットを通過する放射量を測定することによって収集される。スリットは、できるだけ最も高い解像度を提供するように、小さな幅で選択されている。テスト・パターンの重畳及び投射システムの性能によって画像が決まるので、高い解像度が必要である。スリットの幅が広ければ広いほど、解像度は低くなり、あまり正確でない性能が算出される可能性がある。というのは、情報が不鮮明になるからである。回折限界近くで動作している投射システムに関する情報を収集するため、投射ビーム放射量の波長より小さい幅のスリットが選択されている。
移動するスリットを通して伝達される放射は、光検出器によって、直接、又は波長が光検出器に都合のよい波長に変換された後のいずれかに測定される。測定が得られる位置に関する情報と組み合わされた光検出器の出力により、生成された画像の高解像度エネルギー・プロファイルが与えられる。異なる方向の投射システム画像化ラインの性能を分析するように、異なる方向のスリットに対するエネルギー・プロファイルが得られる。投射システムの性能を得るため、ソフトウェアに記憶された完全リソグラフィ装置によって形成されたレチクルの理論完全画像から派生したプロファイルを使用して、逆重畳がプロファイルに加えられる。
測定は、投射ビーム放射の偏光状態への依存の問題がある。というのは、スリットを通っての伝達は偏光に依存しているからである。偏光依存が第1の方向のスリットで測定されるエネルギーを第2の方向のスリットで測定されるエネルギーよりも低くさせている場合、これは投射システム性能における相違点と誤って解釈される可能性がある。米国特許第5,631,731号は、伝達される放射が伝達された偏光方向と等しくなるようにスリットを設計することによって、又は同じテスト・パターン画像を通して異なる偏光方向で放射を伝達する2つのスリットを連続して走査することによって、異なる偏光状態の測定誤差がどのように抑えられるかを記載している。それぞれの偏光方向に対する2つのスリットの伝達が等しくない可能性があるので、2つのスリットに対する伝達を算出するのにモデルが使用される。偏光効果を補償するのに、伝達と測定した強度の両方が使用される。しかし、モデルの不完全性が、偏光効果の補償の際の誤差につながる。
第1のスリット及び第2のスリットに対するエネルギー・プロファイル内のエネルギー範囲が明らかに異なる場合、光検出器の信号/雑音比が追加の測定誤差を誘発する。これらの明らかな相違は、例えば、偏光された放射が画像内に存在する場合に起こる。
偏光効果を分析するため、スリット・プレートは異なる方向性のスリットを含んでいる必要がある。スリット及びそれに対応するテスト・パターンは、所与の方向性の1つ又は複数のスリットだけが所与の時間に照らされるように位置決めされている。これを行うことができるように、異なる方向性を有するスリットは空間的に分離されている(即ち、異なる領域内にある)。異なる領域内のスリットを測定するのに、別個の検出器を使用することができる。しかし、異なる領域内の2つのスリット用の2つの検出器一式を使用することにより、感度及び信号/雑音比などの検出器の異なる挙動による測定誤差が生じる。
1つの検出器を2つの検出器の代わりに使用する場合には、他の欠点がある。検出器は、検出器の異なる空間的に分離された領域上のスリット・プレート内の空間的に分離された両方のスリットからの放射を測定することが可能なように配置することができる。しかし、検出器上の空間的に分離された領域はその上に当たる放射に等しく反応しなければならない。このような検出器を製造することは難しく、費用がかかる。
別の欠点は、検出器(又は、2つの検出器1式)及び対応するスリット・プレートは大きく、それによって重いということである。検出器及びスリット・プレートがx−y−z位置決めステージ上に配置され、空間がx−y−z位置決めステージ上で不足するので、これは欠点である。また、必要なドライブの寸法、その電力消費、及びx−y−z位置決めステージの高さ加速度での熱分散を少なくするため、x−y−z位置決めステージ上の重量は望ましくない。
光検出器がスリット・プレートの下にある代わりに、2つのスリットからの放射を光パイプ(例えば、光ファイバ)によって収集することができ、それによって異なる方向性の2つのスリットからの放射に検出器上の1つの領域だけしか使用されない。光パイプ内で、第1のスリットの収集された放射は、第2のスリットから収集された放射が伝搬する点まで伝搬する。この点から検出器まで、第1のスリット及び第2のスリットからの放射の伝搬は、同じ光路をたどる。この点まで、光路は異なる。異なる光路内での伝搬中の損失の差は、測定誤差につながることがある。別の欠点は、光パイプをスリット・プレート及び検出器の次のx−y−z位置決めステージに加えることにより重量が追加され、空間を使用し、上記のように、空間がx−y−z位置決めステージ上で足りない。また、必要なドライブの寸法、その電力消費、及びx−y−z位置決めステージの高さ加速度での熱分散を少なくするため、x−y−z位置決めステージ上の重量は望ましくない。
本発明の目的は、投射システムによって投射される放射の偏光を測定する代替の又は改良した能力を備えるリソグラフィ装置を提供することである。
この目的は、投射システムを使用して、パターン化装置からのパターンで放射ビームを断面に投射するように配置されたリソグラフィ装置によって達成される。このリソグラフィ装置は、第1の方向に偏光された放射を優先的に通すように配置された第1の領域、及び第2の方向に偏光された放射を優先的に通すように配置された第2の領域を有するアナライザ・プレートを備え、アナライザ・プレートの第1及び第2の領域を通された放射を測定するように配置された放射センサを備え、放射センサによる測定中にパターンによって照らされる第1の領域の区域及び第2の領域の区域を選択することが可能であり、第2の領域は第1の領域と交差することを特徴とする。
本発明によるリソグラフィ装置は、投射システムの偏光の代替の決定又は改良した決定を行う。これは、2方向に偏光された放射を優先的に通す2つの領域を有するアナライザ・プレートと、2つの領域の一方を優先的に照らすパターンの組合せによって達成される。その結果、一方向に優先的に偏光された放射は、アナライザ・プレートを通され、放射センサによって測定される。アナライザ・プレートは比較的小型軽量のままであることができ、1つの放射センサの1つの領域が使用されて正確な結果を与えるが、リソグラフィ装置は第1又は第2の方向に優先的に偏光された放射をまだ測定することができる。
本発明の一態様によると、さらに投射ビームを通過させるように配置された領域を含むパターン化装置を特徴とし、パターン化装置を通る投射ビームの伝達は投射ビームの偏光方向とは別であることを特徴とするリソグラフィ装置が設けられている。
この態様によるリソグラフィ装置の利点は、測定を断面のパターンなしで、放射ビームの偏光状態と直接比較することができるということである。実際、パターン化手段に到達する前の放射ビームの偏光状態が知られている。
本発明の一態様によると、さらに第1の方向及び第2の方向がほぼ垂直であることを特徴とする、リソグラフィ装置が設けられている。
本発明のこの態様によるリソグラフィ装置の利点は、垂直方向の偏光を与える計算が防止されるということである。
本発明の一態様によると、さらにアナライザ・プレート上の第1の領域及び第2の領域がほぼ垂直線であることを特徴とする、リソグラフィ装置が設けられている。
本発明のこの態様によるリソグラフィ装置の利点は、ほぼ垂直な線により垂直方向に偏光された放射の負担を分割するための計算の必要を避けられるということである。
本発明の一態様によると、さらに第1の方向に偏光された放射を優先的に通し、第1の領域と組み合わせて回折格子を形成するように配置された追加の領域を有するアナライザ・プレートを特徴とする、リソグラフィ装置が設けられている。
本発明のこの態様によるリソグラフィ装置の利点は、アナライザ・プレート上の追加の領域が追加の放射を放射センサまで通過させ、それによって高い信号/雑音比が放射センサでの測定で達成することができるということである。
本発明のこの態様によると、第2の方向に偏光された放射を優先的に通し、第2の領域と組み合わせて回折格子(LNY、RNY)を形成するように配置された別の領域を有するアナライザ・プレート(AP)を特徴とし、さらに追加の領域及び別の領域は互いに交差することを特徴とする、リソグラフィ装置が設けられている。
本発明のこの態様によるリソグラフィ装置の利点は、アナライザ・プレート上の別の領域が別の放射を放射センサに通し、それによって放射センサで第1の方向に偏光された測定、及び第2の方向に偏光された測定に対して高い信号/雑音比を達成することができるということである。別の領域及び追加の領域が交差するので、アナライザ・プレートは小型軽量のままであることができる。1つの放射センサの別の領域を使用するのに1つの領域が使用され、別の追加の領域が正確な結果を与えるが、リソグラフィ装置は第1又は第2の方向に優先的に偏光された放射を測定することができる。
本発明の一態様によると、さらにパターン化手段が回路パターンで放射ビームをパターン化するように配置されており、パターンは第1の領域の区域及び第2の領域の区域を選択するように配置されていることを特徴とする、リソグラフィ装置が設けられている。
本発明のこの態様によるリソグラフィ装置の利点は、放射センサがパターン化手段を変化させる必要なく測定することができ、それによって製造出力を節約することができるということである。
本発明の一態様によると、さらに放射センサでインライン測定を行うように配置されていることを特徴とするリソグラフィ装置が設けられている。
本発明のこの態様によるリソグラフィ装置の利点は、放射センサが基板上の回路パターンの照明と同時に測定を行うことができる場合、測定は製造出力に最小の影響を与えることである。
本発明の一態様によると、さらに基準センサが放射センサによって測定をキャリブレーションするように配置されていることを特徴とする、リソグラフィ装置が設けられている。
本発明のこの態様によるリソグラフィ装置の利点は、より正確な測定を与えるために基準センサを使用することができる、又は完全な偏光測定を得ることができることである。
本発明の別の実施例によると、第1の方向に偏光された放射を優先的に通すように配置された第1の領域、及び第2の方向に偏光された放射を優先的に通すように配置された第2の領域を有するアナライザ・プレートであって、第2の領域が第1の領域と交差することを特徴とするアナライザ・プレートが設けられている。
本発明によるアナライザ・プレートの利点は、選択的に照らされている場合に、1方向に優先的に偏光された放射を通すのに使用することができるということである。1方向に優先的に偏光された放射は、放射センサによって測定することができる。アナライザ・プレートは比較的小型軽量のままであることができ、1つの放射センサの1つの範囲が使用されて正確な結果を提供するが、リソグラフィ装置は第1又は第2の方向に優先的に偏光された放射を測定することができる。
本発明の別の実施例によると、第1の方向に偏光された放射を優先的に通すように配置された第1の領域、及び第2の方向に偏光された放射を優先的に通すように配置された第2の領域を有するアナライザ・プレートと、アナライザ・プレートを通過する放射を受けるように配置された放射センサとを備えるサブアセンブリであって、第2の領域が第1の領域と交差することを特徴とするサブアセンブリが設けられている。
本発明によるサブアセンブリの利点は、選択的に照らされている場合に、1方向に優先的に偏光された放射を測定するのに使用することができるということである。使用中、サブアセンブリ内のアナライザ・プレートは、選択的に照らされている場合に、1方向に優先的に偏光された放射を通す。1方向に優先的に偏光された放射は、放射センサによって測定することができる。アナライザ・プレートは比較的小型軽量のままであることができ、1つの放射センサの1つの範囲が使用されて正確な結果を提供するが、リソグラフィ装置は第1又は第2の方向に優先的に偏光された放射を測定することができる。
本発明のさらに他の実施例によると、放射センサを使用して投射システムのパラメータを測定する方法において、投射システムを通して進む放射ビームの異なる偏光方向に使用される場合にパラメータが異なる方法であって、放射ビームを提供するステップと、断面のパターンで放射ビームをパターン化するステップであって、パターン化は放射ビームの偏光状態に影響を与えないステップと、投射システムを使用してアナライザ・プレートの上にパターン化した放射ビームを投射するステップであって、アナライザ・プレートは第1の方向に偏光された放射を優先的に通すように配置された第1の領域、及び第2の方向に偏光された放射を優先的に通すように配置された第2の領域を有し、第2の領域が第1の領域と交差し、パターンは第1の領域の上に優先的に投射されるようになっているステップと、第1の方向に偏光された放射によって優先的に決まる測定値を与えるように、アナライザ・プレート(AP)を通過する放射量を測定するステップとを含む方法が提供されている。
この方法の利点は、(偏光方向への透過性などの)投射システムのパラメータを、正確な結果を与える放射センサ上の1つの領域を使用しながら、小型軽量のアナライザ・プレートで決めることができることである。
本発明の一態様によると、放射ビームは所与の偏光状態を有しており、さらにアナライザ・プレートの上に投射された放射投射ビームの偏光状態を示すように、前から知られている値と測定値を比較するステップを含む方法が提供されている。
この方法の利点は、2つの測定の間の投射システム内の変化を測定することができることである。
本発明の一態様によると、さらに、アナライザ・プレート及び放射センサを使用して投射システムの異なる断面の性能を測定するため、放射の投射ビームを与えるように配置された照明システムを調節するステップを含む方法が提供されている。
この方法の利点は、投射システムの異なる断面の性能を分析することができるということである。
本発明の追加の実施例によると、あらゆる2つの所与の方向に偏光されたほぼ同じ量の放射を通すように配置された第1の領域、及びあらゆる2つの所与の方向に偏光された同じ量の放射を通すように配置された第2の領域を備えるパターン化手段であって、第1の領域が第2の領域と交差することを特徴とするパターン化手段が設けられている。
本発明によるパターン化手段の利点は、第1及び第2の領域によって使用されるパターン化手段上の面積が最小であることである。
本発明の追加の実施例によると、回路パターンと、あらゆる2つの所与の方向に偏光された放射のための同じ量の放射を通す領域とを備えるパターン化手段が設けられている。
本発明によるパターン化手段の利点は、回路パターンで基板上の目標区域を照らし、領域を使用して放射を測定するのにパターン化手段を使用することができることである。
この内容で、ICの製造においてリソグラフィ装置を使用することに特定の言及を行うことができるが、本明細書で説明されるリソグラフィ装置は、集積光学システムの製造、磁区メモリ、液晶ディスプレイ(LCD)、薄膜磁気ヘッドの案内及び検出パターンなどの他の応用例を有することができることを理解すべきである。当業者は、このような代替応用例の内容で、本明細書の「ウェハ」又は「ダイ」という用語の使用はそれぞれ、「基板」又は「目標部分」というより一般の用語と同義であると考えることができることが分かるだろう。本明細書での基板は、照射させる前後に、例えばトラック(普通は基板にレジスト層を塗布し、照射したレジストを発達させる器具)、又は計測又は検査器具内で加工することができる。適用可能な場合、本明細書での開示を、このような他の基板加工器具に適用することができる。さらに、例えば多層ICを作り出すために基板を複数回加工することができ、それによって本明細書で使用される基板という用語はまた、すでに多数回加工した層を含む基板のことを言うこともできる。
本明細書で使用される「放射」及び「ビーム」という用語は、紫外線(UV)放射(例えば、365、248、193、157又は126nmの波長を有する)、及び超紫外線(EUV)放射(例えば、5〜20nmの範囲の波長を有する)すべてのタイプの電磁放射と、イオン・ビーム又は電子ビームなどの粒子ビームを含む。
本明細書で使用される「パターン化装置」という用語は、基板の目標部分内にパターンを作り出すように、断面内のパターンで投射ビームを与えるのに使用できる手段のことを言うと広範囲に解釈すべきである。投射ビームに与えられたパターンは、基板の目標部分内の所望のパターンに正確に対応しないことに留意すべきである。普通、投射ビームに与えられるパターンは、集積回路などの、目標部分内に作り出されている装置内の特定の機能層に相当する。
パターン化装置は透過性又は反射性であってもよい。パターン化装置の例としては、マスク、プログラム可能ミラー・アレイ、及びプログラム可能LCDパネルが挙げられる。マスクはリソグラフィではよく知られており、二値交互位相及び減衰位相などのマスク・タイプ、及び様々なハイブリッド・マスク・タイプを含む。プログラム可能ミラー・アレイの例は、小型ミラーの行列配置を利用しており、このミラーはそれぞれ個別に傾斜させることができ、それによって異なる方向に入射放射ビームを反射させることができ、このようにして反射されたビームがパターン化される。
支持構造は、パターン化装置を支持する、即ち、パターン化装置の重量を支承する。パターン化装置の方向性、リソグラフィ装置の設計、及び例えばパターン化装置が真空環境で保持されているかどうかなどの他の条件による方法でパターン化装置を保持する。支持は、機械的クランプ、真空、又は他のクランプ技術、例えば真空状態における静電クランプを使用することができる。支持構造は、例えば必要に応じて固定することができる又は移動することができ、パターン化装置が例えば投射システムに対して所望の位置にあることを保証することができる、フレーム又はテーブルであってもよい。本明細書の「レチクル」又は「マスク」という用語の使用は、「パターン化装置」というより一般的な用語と同義であると考えることができる。
本明細書で使用される「投射システム」という用語は、例えば、使用されている照射放射、又は浸漬流体の使用又は真空の使用などの他の因子に適当な屈折光学システム、反射光学システム、及び反射屈折光学システムを含む、様々なタイプの投射システムを含むものとして広範囲に解釈されるべきである。本明細書の「レンズ」という用語の使用は、「投射システム」というより一般的な用語と同義であると考えることができる。
照明システムはまた、放射投射ビームを案内する、整形する、又は制御する屈折、反射、反射屈折光学部品を含む、様々なタイプの光学部品を含むことができ、このような部品はまた以下のように、集合的又は単一で「レンズ」と呼ぶこともできる。
リソグラフィ装置は、2つ(二重段階)又は複数の基板テーブル(及び/又は2つ以上のマスク・テーブル)を有するタイプであってもよい。このような「多段階」の機械では、追加のテーブルを並列に使用することができる、又は1つ又は複数の他のテーブルを照射に使用しながら、1つ又は複数のテーブルの上で準備ステップを行うことができる。
リソグラフィ装置はまた、基板が比較的高い屈折率を有する液体、例えば水に浸漬されて、投射システムの最終要素と基板の間の空間を埋めるタイプであってもよい。浸漬液体はまた、例えばマスクと投射システムの第1の要素の間でリソグラフィ装置内の他の空間に塗布することもできる。投射システムの開口数を増やす浸漬技術が当業界では知られている。
次に、本発明の実施例を、単に例示する目的で添付の略図を参照して説明する。対応する参照記号は、対応する部品を示す。
図1は、本発明の特定の実施例によるリソグラフィ装置を略図的に示している。この装置は、放射投射ビームPB(例えば、UV放射又はDUV放射)を与える照明システム(照明器)ILと、パターン化装置(例えば、マスク)MAを支持し、要素PLに対してパターン化装置を正確に位置決めする第1のポジショナPMに連結された第1の支持構造物(例えば、マスク・テーブル)MTと、基板(例えば、レジスト被覆ウェハ)Wを保持するように構成されており、特定のパラメータにしたがって基板を正確に位置決めするような構造をしている第2のポジショナPWに連結された基板テーブル(例えば、ウェハ・テーブル)WTと、基板Wの目標部分C(例えば、1つ又は複数のダイを備える)の上のパターン化装置MAによって、投射ビームPBに加えられたパターンを投射するように構成された投射システム(例えば、屈折投射レンズ・システム)PLとを備えている。
ここに示すように、装置は透過タイプ(例えば、透過マスクを使用する)である。別の方法では、装置は反射タイプ(例えば、上で言及したようなタイプのプログラム可能ミラー・アレイを使用する)であってもよい。
照明器ILは、放射源SOからの放射ビームを受ける。例えば、源がエキシマ・レーザである場合、源及びリソグラフィ装置は、別個の構成要素であってもよい。このような場合、源はリソグラフィ装置の一部を形成するものとは考えられず、放射ビームは、例えば適切な案内ミラー及び/又はビーム拡大器を備えるビーム運搬システムBDの助けをかりて、源SOから照明器ILまで通過される。他の場合では、例えば源が水銀灯である場合、源は装置の一体部であってもよい。源SO及び照明器ILは、必要に応じてビーム運搬システムBDと共に、放射システムと呼ぶことができる。
照明器ILは、ビームの角度エネルギー分配を調節する調節手段AMを備えることができる。普通、照明器の瞳孔平面内のエネルギー分配の少なくとも外側及び/又は内側半径範囲(普通、それぞれσ外側及びσ内側と呼ばれる)を調節することができる。加えて、照明器ILは普通、積分器IN及び蓄電器COなどの様々な他の構成部品を備えている。照明器は、断面に所望の均一性及びエネルギー分配を有する、投射ビームPBと呼ばれる調整された放射ビームを提供する。
投射ビームPBは、マスク・テーブルMT上に保持されたマスクMAに入射する。マスクMAを通過するので、投射ビームPBは、基板Wの目標部分C上のビームに焦点を合わせるレンズPLを通過する。第2の位置決め手段PW及び位置センサIF(例えば、干渉計装置)の助けをかりて、例えば異なる目標部分CをビームPBの経路内に位置決めするように、基板テーブルWTを正確に移動させることができる。同様に、第1の位置決め手段PM及び別の位置決めセンサ(図1には特に図示せず)を、例えば、マスク・ライブラリからの機械的検索後、又は走査中に、ビームPBの経路に対してマスクMAを正確に位置決めするのに使用することができる。普通、対象テーブルMT、WTの移動は、位置決め手段PM、PWの一部を形成する、長ストローク・モジュール(粗位置決め)及び短ストローク・モジュール(微細位置決め)の助けをかりて実現される。しかし、(スキャナと対向する)ステッパの場合、マスク・テーブルMTは短ストローク・アクチュエータのみに連結していてもよい、又は固定されていてもよい。マスクMA及び基板Wは、マスク位置合わせマークM1、M2及び基板位置合わせマークP1、P2を使用して、位置合わせすることができる。
図示する装置は、以下の好ましい形態で使用することができる。
1.ステップ・モードでは、マスク・テーブルMT及び基板テーブルWTは基本的に固定して保持されており、投射ビームに加えられるパターン全体は1回(即ち、単一の静的照射)で目標部分C上に投射される。基板テーブルWTはその後、X及び/又はY方向に移動され、それによって異なる目標部分Cが照射される可能性がある。ステップ・モードでは、照射領域の最大寸法が、単一の静的照射で画像化される目標部分Cの寸法を制限する。
2.走査モードでは、マスク・テーブルMT及び基板テーブルWTは同調して走査され、投射ビームに加えられるパターンが目標部分C(即ち、単一の動的照射)上に投射される。マスク・テーブルMTに対する基板テーブルWTの速度及び方向は、投射システムPLの拡大(縮小)及び画像反転特徴によって決まる。走査モードでは、照射領域の最大寸法が、単一の動的照射での目標部分の(非走査方向の)幅を制限し、走査動作の長さが目標部分の(走査方向の)高さを決める。
3.別のモードでは、マスク・テーブルMTは基本的に固定して保持されており、プログラム可能パターン化装置を保持し、基板テーブルWTは移動又は走査され、投射ビームに加えられたパターンが目標部分Cの上に投射される。このモードでは、普通はパルス状の放射源が使用され、プログラム可能パターン化装置が、基板テーブルWTの各移動の後、又は走査中の連続投射パルスの間に、必要に応じて更新される。この動作モードは、上で言及したタイプのプログラム可能ミラー・アレイなどの、プログラム可能パターン化装置を利用するマスクレス・リソグラフィに簡単に適用することができる。
上記の使用モード又は全体的に異なる使用モードに関する組合せ及び/又は変更形態も利用することができる。
リソグラフィ装置が、図1に矩形の座標系で示されている。座標系では、zは投射システムPLの光学軸と平行であると規定されている。x及びy座標は、投射システムの光学軸に垂直である。
放射センサDSは、図1に示すように基板テーブルWT内に配置されている。放射センサDSは、入射放射を電気信号に変換する。この例では、放射センサDSは光電池である。アナライザ・プレートAPは、放射センサDSと投射システムPLの間で基板テーブルWT上に取り付けられており、それによってアナライザ・プレートAPを通過する放射のみが放射センサDSに落ちることができる。使用中、基板テーブルWTは移動可能であり、放射センサDS及びアナライザ・プレートAPを投射システムPLの下に位置決めすることができる。投射ビームPBはその後、アナライザ・プレートAPに入射し、それを通して放射センサDSまで通過する。
アナライザ・プレートAP及び放射センサDSは、図2により詳細に示されている。アナライザ・プレートAPと放射センサDSの間には、空間SPがある。この空間SPは真空である。
図1のx−y平面内のアナライザ・プレートAPの図が、図3に示されている。アナライザ・プレートAPは、異なる方向に2つの交差線LNX、LNYを含んでいる。y方向の線LNYは、x方向の線LNXと同じ寸法をしているが、90度だけ回転している(即ち、垂直方向にある)。アナライザ・プレートの線LNX、LNYは、投射ビーム放射に対して透過性があり、アナライザ・プレートAPの線LNX、LNYの周りの区域NTは、投射ビーム放射に対して透過性がない(即ち、不透明である)。非透過性は例えば、投射ビーム放射に反射性又は吸収性のある材料を使用して、提供することができる。
本発明を説明する目的で、入射投射ビーム放射の偏光は以下のように規定される。X偏光放射は、x方向に電気ベクトルを、y方向に磁気ベクトルを有する放射である。Y偏光放射は、y方向に電気ベクトルを、x方向に磁気ベクトルを有する放射である。
図3のアナライザ・プレートAPの線LNX、LNYの幅LNWは、投射ビーム放射の波長λより小さいように選択されている。このため、線LNXはy偏光された放射を通し(透過させ)、線LNYはx偏光された放射を通す(透過させる)。線LNX、LNYの幅が等しく、それによって線の偏光選択性も等しい。線の長さも等しく、その結果、線LNX、LNYは同量の放射を通す。
放射の通過(又は、透過)に対する上のパラグラフの言及は、伝搬する非消失モードの放射の通過(又は、透過)を意味するものである。伝搬モードとして通過されない(又は透過されない)放射は、消失波として通過させる(又は、透過させる)こともできる。消失波という用語は、アナライザ・プレートAPの最低表面(即ち、放射センサDSに面する表面)に沿って外側に延びる線の近くに作られた電磁界のことを言う。電磁界は、通常の電磁波のようには伝搬しない。代わりに、消失放射のエネルギーは、アナライザ・プレートAP上の熱に伝達される。消失波は普通には伝搬しない。放射センサDSがアナライザ・プレートAPの表面から離れた位置に配置されているとすると、放射センサは消失波は検出せず、伝搬する非消失放射を検出するだけである。この理由により、アナライザ・プレートAPと放射センサDS(図2)の間の空間SPに真空が提供される。誘電媒体が真空の代わりにアナライザ・プレートと検出器の間に存在する場合、消失光の一部が伝搬波に変換されて、測定された放射に誤差を招くことがある。真空の代わりに誘電媒体を存在させることも可能である。但し、誘電定数は、消失波が放射センサDSまで伝搬することができないくらい十分に低いものとする。
アナライザ・プレートAP上の線LNX、LNYの幅LNWは、波長λと同じ又はこれより小さいという点において、放射の波長λに関連している。典型的な248nmの波長では、典型的な線幅LNWは約60から150nmの間である。典型的な193nmの波長では、典型的な線幅LNWは約50から100nmの間である。典型的な157nmの波長では、典型的な線幅LNWは約50から120nmの間である。典型的な13nmの波長では、典型的な線幅LNWは約3から13nmの間である。
アナライザ・プレートAPは、リソグラフィ装置のパターン化装置(図1のMA)を通過する照明放射によって照らされる。パターン化装置MAは、図4に示すx方向の線LX、又は図5に示すy方向の線LYのいずれか、又は交差しない限り、両方(図4又は5には図示せず)を含んでいる。y方向の線LYは、x方向の線LXと同じ寸法をしており、90度だけ回転している。線LX、LYは両方とも照明放射に対して透過性があり、線を囲む区域は照明放射を透過させない。パターン化装置MA上の線の線幅LMAは、寸法換算(MAG)によって除算され、技術因数(EF)によって乗算された、アナライザ・プレートAP上の線の線幅LNWに等しい。
LMA=(LNW/MAG)EF
寸法換算(MAG)は従来のパラメータであり、アナライザ・プレートAP上のパターン化装置MAの画像中の特性の寸法をパターン化装置MA上の特性の寸法で割ることによって算出される。寸法換算MAGは、リソグラフィ装置の投射システムPLの特性である。技術因数EFは、図6に示されるように、アナライザ・プレートAPの上に画像化されるような投射ビームの線の寸法を制御する。図6は、アナライザ・プレートAP上に形成された図4の線LXの画像ILXを示している(パターン化装置MA及びアナライザ・プレートAPは、互いに、及び投射システムPLに対して最適化された位置にある)。
アナライザ・プレートAP上の画像ILXは、アナライザ・プレートの線LNXより幅が広いことが分かる。これにより、y方向に小さな位置決め誤差が発生したとしても、線LNXは常に十分に照らされていることが保証される。画像ILX、及び線LNXのこの余分な幅は、技術因数EFによって決まる。普通、技術因数は、線LXがアナライザ・プレートの線LNXの2倍の幅をしている、アナライザ・プレート上の画像ILXを有するように選択される。技術因数EFの制限は、パターン化装置MA上の線が、通過する放射の割合があらゆる方向に偏光された放射と等しいように十分な幅をしているように選択されるべきものであるということである。このため、パターン化装置MA上の線は、投射ビーム放射の波長λよりより幅広くなくてはならない。
一実施例では、193nmの波長を有する投射ビームの場合、アナライザ・プレート上の線の線幅LNWは75nmである。技術因数EFが2の場合、パターン化装置MA上の線LXの線幅LMAが600nmになる。これらの値は、機械特性である寸法換算MAGが4分の1である例として挙げられている。他の適切な値も使用することができることが分かるだろう(例えば、MAGは1又は5分の1であってもよい)。
画像ILXの長さはLILXであり、線LNXの長さはLLNXである。画像ILXの長さLILXは、x方向の小さな位置決め誤差が生じた場合に、これらの誤差が線LNXの上に投射される放射量に影響を与えないことを保証するように、線LNXの長さLLNXより長い(図6に示す)又は短い(図示せず)のいずれかである。
使用中のアナライザ・プレートの一例が図6に示されている。アナライザ・プレートAPは、投射ビームをパターン化装置(図6には図示せず)上のx方向線LXを通して通過させて、画像ILXを形成することによって照らされている。投射ビームPBは、線LNX、LNYを通して放射センサ(図6には図示せず)まで通過する。放射センサは偏光鈍感検出器であるので、線LNXを通過する放射と線LNYを通過する放射を識別しない。代わりに、放射センサは、放射センサに入射する放射の合計エネルギーによる単一の出力値を提供する。パターン化装置は偏光選択性ではないので、xとyの両方に偏光された放射はアナライザ・プレートAPに入射する。図6では、y偏光された放射を通す区域は、y方向のクロスハッチングで示されており、x偏光された放射を通す区域はx方向のクロスハッチングで示されている。アナライザ・プレートAPの線LNXの区域全体は、y偏光された放射を通す。これに対して、アナライザ・プレートAPの線LNYの区域全体の小さい割合がx偏光された放射を通す。これは、放射センサに入射するy偏光された放射の量が、放射センサに入射するx偏光された放射の量よりかなり多い(この例では、約4倍多い)ということである。これにより、アナライザ・プレートAP及びパターン化装置と共に使用する場合に、放射センサに偏光感受性が与えられる。したがって、放射センサは、大部分がy偏光された放射からなるエネルギー測定を提供する。即ち、線LXを備えるパターン化装置は、アナライザ・プレートAPの上に投射された放射ビームの断面のパターンを介して、y方向に偏光された放射に対する優先権を放射センサDSによる測定に与えるように配置されている。
上記の例では、放射は投射システム及びアナライザ・プレートAPを通過した直後に放射センサDSに到達するが、実際は放射は、例えば、放射センサDSに到達する前にx方向(図1)内でミラーによって反射させることができる。例えば、放射センサDSがアナライザ・プレートAPから少し距離を置いて位置決めされているなど、放射の方向の変化のある他の構造も可能である。放射は、放射センサDSに到達する前に投射システムPLその後アナライザ・プレートAPを通過しなければならず、この順序は投射システムPLと放射センサDSの間にあるアナライザ・プレートを説明することによって理解されることが分かるだろう。
画像ILXの幅を大きくすることにより、放射センサとアナライザ・プレートAPの組合せの偏光感度が小さくなることが分かるだろう。これは、x偏光された放射は線LNYのより大きな割合に入射し、それによってより多くのx偏光された放射がアナライザ・プレートAPを通して放射センサまで通過されるからである。これにより偏光感度が小さくなる。即ち、放射の断面のパターンの変化により、y方向に偏光された放射の測定の優先度が変わる。このため、技術因数EFは大きすぎないことが重要である。
x偏光された放射の大部分であるエネルギー測定を得るため、アナライザ・プレートAPが、図6に示されたのと同じ方法で、しかし、パターン化装置MAのy方向線LY(図5)を使用して照らされる。
放射センサによって測定される偏光された放射の量は、x方向の線及びy方向の線と比較されて、投射システムを通して透過された後に投射ビームの偏光された放射の比が決まる。偏光された放射エネルギーの比が1でない(一方の偏光のエネルギーがもう一方の偏光のエネルギーより大きい)場合、これは投射システムのレンズは異なる偏光方向とは異なるように機能するということを示すことができる。これは、レンズ内の不完全性を示すことができる。
投射ビームPBの偏光の差を追跡するため、投射ビームPB内の偏光された放射の比の測定を、例えば各ウェハの照射後に繰り返すことができる。これらの差は、投射システムPLのレンズの移動又は劣化を示す可能性がある。
投射ビームPB内の偏光された放射の比の測定は、パターン化装置MAで繰り返すことができ、アナライザ・プレートAPは常に同じ位置に配置されている。このように、毎回、投射ビームPB及び投射システムPLの断面の同じ位置が使用されている。測定の結果は、投射ビーム及び投射システムにわたって同じであると推測することができる。別の方法では、投射ビームPB及び投射システムPLの断面の異なる位置に対する偏光された放射の測定を得るため、パターン化装置MA及びアナライザ・プレートAPを測定間で移動させることもできる。別の方法では、パターン化装置MAは、いくつかの組の線LX、LYを含むことができる。この代替形態では、投射ビームPB及び投射システムPLの断面の異なる位置に対する偏光された放射の測定を得るため、アナライザ・プレートAPだけが測定の間で移動されている。
投射システムの他の断面は、双極子設定又は四極子設定などの照明システムILの異なる設定で測定することによって分析することもできる。これらの異なる設定を使用して、投射システムPLの断面の異なる位置が、アナライザ・プレートAPの上に放射ビームを投射するのに使用される。
図4、5、6に関連した上記の説明は、アナライザ・プレートAP内に設けられた2本の透明な線LNX、LNYのことに言及している。普通、アナライザ・プレートは、非透明材料の層(図示せず)を有する透明基板を備えている。非透明材料の層は、基板の最低表面(即ち、放射センサDSに面する表面)上に設けられていることが好ましいが、基板の上表面(即ち、投射システムPLに面する表面)上に設けられていてもよい。対比を得るため、非透明材料の層は、約7の光学密度を有する金属、例えばクロム及び/又はアルミニウムの層を含んでいる。7の光学密度とは、非透明材料の層に入射する放射の量に比べて通過する放射の量が、10−7の因数だけ少なくなっていることを言う。これを達成するため、クロム層は厚さが約0.1μmであり、アルミニウム層は厚さが約0.08μmである。
透明な線、即ち放射を通す線が、非透明材料の層内に設けられている。
通常のリソグラフィ投射中に、投射システムに面する基板の面が、投射システムによって画像化される物体の画像平面内に運ばれる。これにより、焦点を合わせたパターンを基板の上で正確に画像化することが可能になる。本発明を使用する場合、アナライザ・プレートAPの非透明材料の層が、投射システムによって画像化されたパターン化装置MA上のパターンの画像平面内に位置決めされる。得られた測定により、投射システムと同じ相対位置でのパターン化装置MA上のパターンによる通常のリソグラフィ投射中に照射される場合、ウェハ上で得られる偏光に関する情報が与えられる。
上記の説明は、本発明の使用の特定の例である。しかし、本発明の他の使用も可能であることは当業者には自明である。アナライザ・プレートAP内の線を、図3のx及びy方向意外の方向に選択することができることが分かるだろう。しかし、パターン化装置MA内の線は、測定した偏光内の差を最適化するように、アナライザ・プレートAP内の線と同じ方向で選択することが最も有利である。アナライザ・プレートAP内の線は、垂直方向に偏光された放射の負担を分化する計算が必要となることを避けるように、直線及び互いに垂直であるように選択されるのが最も有利であることが当業者は理解するだろう。最後に、アナライザ・プレートAP内の線は、回路特性の方向に偏光された放射を優先的に通す直線の垂直線となるように選択することが最も有利であることを当業者は理解すべきである。この選択肢では、製造中に基板W(図1)の上の放射の投射の結果を予測することが最も簡単である。実際、回路の多くの特性はx方向又はy方向にある。
上に説明したように、放射センサDSによって測定された放射の量は、照明システムから入射する放射の量、パターン化装置MA上の線LX、LYの区域、投射システムの伝達、及びアナライザ・プレート上の放射を通す区域LNX、LNYの寸法などの、いくつかのパラメータに左右される。放射センサDSによって測定される放射の量が左右される別個のパラメータを以下に論じる。
照明システムから入射する放射のエネルギー量は普通、照射量と呼ばれる。照射量は、異なるパルスのレーザ放射では変化する。異なる偏光方向の放射の連続測定に異なる照射量の異なるパルスを使用することが、測定値の比の誤差につながる。測定中の照射量偏差を修正するため、別のセンサ、図7に示す基準センサRSが使用される。図7を参照すると、基準センサRSは、放射センサDSに隣接する基板テーブルWTに含まれる。
基準センサRSは、図8に示す専用パターン化装置MAと共に使用される。パターン化装置MAは、線LXに隣接して配置された開口部DRSを含む。開口部DRSの典型的直径は、193nmの放射投射ビームの波長に対して4.8mmである。基準センサRSは偏光に敏感ではない。他の波長では、放射投射ビームのレーザ源のショット中の照射量、及び基準センサの感度によって、開口部は異なってもよい。使用中(図示せず)、投射システムは、アナライザ・プレート(図示せず)上にx方向の線にわたって線LXの画像を形成する。同時に、投射システムは、基準センサRS(図示せず)上に開口部DRSの画像を形成する。
基準センサRSは、本発明を使用して行われた各偏光測定に対して、基準照射量測定を提供する。照射量偏差は、基準照射量測定を使用して、放射センサDSにより偏光測定を標準化することによって修正される。基準照射量測定は、標準化定数で基準照射量測定を割ることによって使用され、キャリブレーション・パラメータが与えられる。偏光測定は、キャリブレーション・パラメータにより偏光測定を割ることによって標準化される。
基準測定を与えるのに他の構成を使用することもできることが分かるだろう。
パターン化装置MA上の線LXは、製造偏差を含んでいることがある。パターン化装置上の線LX及び線LYが、異なる方向に偏光された放射の量を測定し、結果を比較するのに使用される場合、設計した線に対する偏差が比較における誤差を引き起こす。アナライザ・プレートAPを取り除き、線LXによってパターン化された投射ビームで測定を行うことによって、放射センサDSは、偏光方向とは別に、線LXを通る放射の量を測定する。LXの代わりにLYで測定を繰り返すことによって、これらの線の相対寸法を測定することができる。両方の測定で、アナライザ・プレート上の線LNX、LNYの寸法の偏差が除外される。
アナライザ・プレートAP上の線LNX、LNYは、製造偏差を含んでいることがある。異なる偏光方向での放射の測定を比較する場合、これらの偏差は比較における誤差につながる。線LNX、LNYの区域を測定することによって、誤差を防ぐことができる。これは、各線LNX、LNYを通る放射の量を測定し、これらを比較して線LNX、LNYの区域の比較を与えることによって行われる。線LNX、LNYを通る測定された放射に影響を与える偏光依存を防ぐため、x偏光放射で照らされている場合、及びy偏光放射で照らされている場合に線LNX、LNYを通る放射が測定される。照明システムによって与えられた放射の偏光は例えば、偏光子を投射ビームPB(図1参照)に挿入することによって達成することができる。偏光子は、照明システムILと支持構造物MTの間、支持構造物MTと投射システムPLの間、又は投射システムPLとアナライザ・プレートAPの間に配置することができる。また、照明システムILは偏光子を含むことができる。もちろん、偏光された放射を放射するだけである放射源SOも使用することができる。
x方向及びy方向以外の方向に偏光された放射の量を測定するように、アナライザ・プレートを回転させることができることが分かるだろう。別の方法では、測定をキャリブレーションするのにアナライザ・プレートの回転を使用することができる。アナライザ・プレート上の線LNX、LNYの区域の差により、キャリブレーションが必要であることがある。また、パターン化装置上の線LYと放射を通すアナライザ・プレート上の線LNYの組合せと比べて、パターン化装置上の線LXと放射を通すアナライザ・プレート上の線LNXの組合せの差により、キャリブレーションが必要であることもある。これらの差を修正するため、線LX及び線LNXを通る放射での第1の測定が行われ、線LXの画像は最大の第1の測定値を与えるように位置決めされている。アナライザ・プレートAPは90度回転し、線LYの画像が線LNXの上に来るように移動され、その後、線LY及び線LNXを通る放射の最大量を与えるように位置が最適化される。第2の測定を行う。第1の測定と第2の測定の間の差は、線LXとLYの間の差を示す。アナライザ・プレートAPは、線LXと線LNYを通る放射に対する第3の測定を与えるように移動及び最適化される。第1の測定と第2の測定の差は、線LNXとLNYの間の差を示す。
本発明の有利な使用では、非点収差投射システムPL(図1)の透過性の変化が測定される。非点収差投射システムPLでは、パターン化手段MA上の線LX(図4)及び線LY(図5)の画像が、異なるz方向で焦点が合わされている。第1の測定は、線LX及びアナライザ・プレートの線LNXを通る放射を使用して行われる。第2の測定は、基板テーブルWT(図1)のz位置を修正することなく、線LY及びアナライザ・プレートの線LNXを通る放射を使用して行われる。2つの測定の少なくとも一方は、値があまりに小さいので、測定を偏光方向の絶対測定として使用することができない。この問題は、基準センサRSを使用して両方の測定を標準化し、両方の標準化した測定の比を算出することによって、非点収差自体を測定することなく解決される。この比における経時変化は、異なる偏光方向の放射で投射システムPLの透過率の変化があることを示している。第1の比は、基準比として使用される。後の点でちょうど行った測定から算出される別の比を基準比と比較して、比の変化を示す。
実際、絶対偏光情報は普通は、相対偏光情報より好まれる。上記のように得られた相対測定は、絶対偏光測定でのキャリブレーション後に絶対偏光情報を与えるのに使用することができる。相対測定をキャリブレーションするため、絶対偏光検出器が投射システムPLの下に(即ち、製造中に基板が位置決めされる位置に)配置される。絶対偏光検出器は、偏光の絶対測定を行う。絶対偏光測定は記憶される。絶対偏光検出器は、その測定位置から取り除かれる。その後、放射センサDS及びアナライザ・プレートAPは、製造中に、基板が位置決めされる位置に運ばれる。偏光の相対測定が、放射センサDSによって行われる。キャリブレーション・パラメータが、絶対偏光検出器の記憶した測定、及び放射センサDSの相対測定により決まる。キャリブレーション・パラメータが記憶される。例えば、2つの連続した基板の照射の間に行われる、放射センサDSの別の相対測定は、前に記憶させたキャリブレーション・パラメータを使用することによって、絶対偏光情報に変換することができる。放射センサDSは、最近のキャリブレーション測定の偏光からの偏差が特定の閾値に到達した場合、又は特定の照射量の放射が投射システムPL(図1)を通過した場合、一定期間の後に再キャリブレーションすることができる。再キャリブレーションの決定は他の情報により行うことができることを理解すべきである。
異なる偏光方向の放射は、パターン化装置上のパターン、又は測定に使用されるアナライザ・プレートAP上の区域を変えることなく測定することができる。2つの測定間で開口数NAを変更することにより、アナライザ・プレートAP上の線LNX、LNYを通る偏光方向毎の放射量が変わり、したがって測定が変わる。これは、いくつかの異なる断面幾何形状を有するアナライザ・プレートAP上の非透明材料の層内に設けられた線を使用して説明することができる。図9は、非透明材料の層BM内のいくつかのこのような線の断面図でアナライザ・プレートを示している。アナライザ・プレートはさらに、非透明材料の層BMを担持する担体SBを備えている。線Aは垂直壁面を有し、線BはV字形幾何形状を有し、線Cは逆V字形幾何形状を有する。V字形又は逆V字形幾何形状を有する線は、垂直壁面の線よりより多くの放射を通す。この理由は、よく分からない。しかし、理由の1つとしては、薄い非透明材料は厚さが特定の閾値以下である場合に放射の一部分を透過させることが可能であることが考えられる。このように薄い非透明材料を透過することにより、線B及びCの有効幅は線Aの幅より大きい。別の考えられうる原因は、線Bに収集ホーン効果があり、V字形の幾何形状により自由空間と線の内部の間のより優れたインピーダンス一致が可能になることである。
高い開口数を有する図9の線Aを照射する放射は、上記のように非透明材料の薄い部分を通して透過したのと同じ方法で、非透明材料の層の縁部を通して透過することができる。2つの測定間で開口数NAを変えることにより、したがって、線A、B、Cと通る偏光方向毎の放射が変わり、それによって測定が変わる。即ち、パターン化手段MAの線LX(図4)及びLY(図5)を使用した測定のキャリブレーション、及びアナライザ・プレートAPの交差線LNX及びLNY(図6)を使用した測定のキャリブレーションが防止される。y方向に偏光された放射は、線LX及び線LNXを使用して、第1の開口数で測定される。x方向に偏光された放射は、線LX及び線LNXを使用して、第2の開口数で測定される。両方の測定を前の測定と比較して、経時変化を示す。
非透明材料の層BM内の透明線の代わりに、トンネル状スリットを使用することもできることが当業者には理解されるだろう。トンネル状スリットは、薄い平面金属フィルムによって覆われた光学的に透明なうね状構造物を備えている。平面金属フィルム内に透明線を有する代わりに、放射が極めて薄い金属層を通ることができるように、うねの最も高い部分の上に極めて薄い金属層を有する。このようなスリットの例が、本明細書に援用する米国特許第5,631,731号に記載されている。
本発明の一実施例では、アナライザ・プレートAPは、x方向又はy方向のいずれか、又は両方にたくさんの平行線を含んでいる。信号/雑音比を大きくするため、これらの線のいくつかが1回の測定で照射される。このような使用の別の利点としては、別個の線それぞれの区画の製造許容誤差は、合計測定と比べて、あまり顕著ではないことである。適切なアナライザ・プレートが図10に示されている。図10を参照すると、アナライザ・プレートは、3μmのピッチ及び100nmの線幅を有する平行垂直線を有する格子GAPを備えている。これは、248nmの投射ビーム放射波長に適している。他のピッチ及び線幅を他の投射ビーム波長に使用すべきでることを理解すべきである。
図11は、格子GAPを有するアナライザ・プレートに関連する使用に適切な格子GMAXを備えるパターン化装置を示している。格子GMAXは、x方向に延びる多くの平行線を含む。格子GMAXの典型的なピッチは12μmであり、典型的な線幅は1200nmである(248nmの投射ビーム放射波長の場合)。普通、格子GMAXのピッチ、及び格子GMAXの線幅は、ピッチが格子GAPの線の線幅の10倍以上であるように選択される。
図12は、格子GAP(図10)を有するアナライザ・プレートに関連する使用に適切な、格子GMAYを備える第2のパターン化装置を示している。この格子GMAYは、y方向に延びる多くの平行線を含む。格子GMAYの線のピッチ及び線幅は、格子GMAX(図11)のピッチ及び線幅に対応する。
使用中、格子GMAXを含むパターン化装置は、投射ビームPB(図1)内に案内され、アナライザ・プレートAPは、パターン化装置の格子GMAXの画像と位置合わせされる。アナライザ・プレートを通る放射の量は、放射センサDSを使用して測定される。格子GMAXを含むパターン化装置を、格子GMAYを含むパターン化装置と交換することができる。アナライザ・プレートはその後、格子GMAYの画像と位置合わせされ、アナライザ・プレートを通る放射の量が放射センサDSを使用して測定される。格子GMAYを使用して行った測定を、格子GMAXを使用して行った測定と比較して、相対偏光を求める。パターン化装置は、格子GMAX、GMAY内に多くの平行線を含み、アナライザ・プレートAP上の多くの対応する線を照らすので、アナライザ・プレートAPを通る放射の量が増え、それによって測定の信号/雑音比が大きくなる。
単一のパターン化装置は、互いに隣接して配置された格子GMAX、GMAYを備えることもできることを理解すべきである。これにより、パターン化装置を交換する必要がなくなり、それによって測定の速度が増し、1時間毎の基板数のリソグラフィ装置の製造にほとんど影響を与えない。パターン化装置を交換することは、貴重な製造時間が費やされる。
1時間毎の基板数のリソグラフィ装置の製造にほとんど影響を与えることなく、偏光測定を行うことができる。これを達成するために、格子GMAX、GMAYをパターン化装置の小さな区域内に設けることができ、その残りの部分が製造パターンを支承する。このようなパターン化装置を使用して、パターン化装置を変えることなく、偏光測定を行うことができる。本発明の利点では、リソグラフィ装置は、放射センサでインライン測定を行う。パターン化装置は、回路パターンと、格子GMAXを備えている。回路パターンの画像は、格子GMAXの画像がアナライザ・プレートAPの上の投射されるのと同時に、基板W(図1)の上に投射される。インライン測定は、基板W上の目標区域C上で回路パターンを照らすのと同時に、放射センサDSによって行われる。別の方法では、放射センサDS及びアナライザ・プレートAPでの測定は、基板テーブルWTを投射システムPLに運びながら行われる。
インライン測定の利点は、投射システムの性能を、リソグラフィ装置の時間製造を下げることなく分析することができることである。
単一の線での本発明の前の使用と同様に、パターン化装置上の格子GMAX、GMAYの技術因数は、パターン化装置MA上の線が偏光方向を優先させることなく放射を通過させるのに十分な幅をしているように選択される。さらに、技術因数は図13に示すように、基板の上に画像化されたパターン化装置MAの線の寸法を決める。格子GMAX内の線の技術因数の選択はまた、格子GMAXのピッチに左右される。この第1の理由は図13に示されており、アナライザ・プレートAP上の格子GAPの一部の上に投射されたパターン化手段MA上の格子GMAX上の線LXの画像ILXが示されている。線LXの幅LMAは十分小さく選択されており、したがってy方向に偏光された放射が、x方向に偏光された放射より大きな範囲でアナライザ・プレートAPを通過させられる。これを達成するため、格子GAP上のx方向に方向付けられた線LNXの照明区域は、y方向に方向付けられた線LNYの照明区域より大きい。図13では、x方向の線LNXの照明区域はx方向の平行線で示されている。y方向の線の照明区域は、x方向の平行線で示されている。LMAの条件は以下のように示される。
LILX>LMAMAGNRY
式中、NRYは、照明されたy方向の線LNYの数を示す。図13では、このような線は4本あり、その照明区域はx方向の線で影付けされている。画像ILXの長さLILX(図6)がこの条件を満たす場合、照明されたx方向の線の長さは照明されたy方向の線の合計の長さより長い。したがって、x方向の線LNXの幅はy方向の線の幅と等しい。y軸に沿って長辺を有する線の数NRYが大きい場合、この数は以下の式によって近似値を求めることができる。
NRY≒(LILX/LPT)
式中、LPTは、アナライザ・プレートAP上のy方向の線の間のピッチである。LMAに対する条件で近似式を満たし、LMAの条件が負の数字を含んでいないという事実を使用すると、LMAの条件は以下のようになる。
LMA<LPT/MAG
この条件を満たすということは、y方向に偏光された放射が、x方向に偏光された放射より大きな範囲で、アナライザ・プレートAPを通されるということである。
格子GAP(図10)に含まれる合計面積は、λ=193nmの場合、約200μmの大きさであり、λ=157nmの場合、約1200μmの大きさである。合計面積により、放射を通す合計面積が決まり、放射センサDS(図1)内に十分な信号/雑音比を提供するように設計されている。
アナライザ・プレートAP上の放射を通す領域は、線でなくてもよいが、異なる方向に偏光された放射を通す際の差がある限り、特定の形状のない領域であってもよいことを理解すべきである。好ましい実施例では、2つの区域を優先的に通る偏光された放射の方向は垂直である。実際、これは垂直方向に偏光された放射の負担を分化する計算が防止されるという利点がある。これらの計算は、垂直方向に示された偏光が最も遮断されやすいので行われる。例えば、回路パターンで目標区域C(図1)を照らす場合に、パターン化手段MAを通過するTE及びTM偏光放射を直接示すことができる。
特定の形状のない領域の例が、図14に示されている。アナライザ・プレートAPの上表面(即ち、投射システムに面する表面)が、領域RX(図示せず)の画像IRXによって照らされている。画像IRXは図では、領域RNXより短く、それによって画像IRX及び領域RNXのx方向の相対位置の小さな偏差は、測定の偏差にはつながらない。
領域RNX及び領域RNYは両方とも部分的に照らされ、影付け線で示されている。領域RNXは、この領域の主な方向がx方向であるので、y方向に偏光された放射を優先的に通す。領域RNYは、この領域の主な方向がy方向であるので、x方向に偏光された放射を優先的に通す。y方向に偏光された放射を優先的に通す照明区域は、x方向に偏光された放射を優先的に通す照明区域より大きい。したがって、アナライザ・プレートの最低表面(即ち、放射センサに面する表面)に面して位置決めされた放射センサでの測定は、y方向に偏光された放射を優先的に測定する。
パターン化装置MA上の透明領域は、領域RNXの照明区域が領域RNYの照明区域より大きい限り、線でなくてもよいことを理解すべきである。これは、図15に示されている。図15は、y方向に偏光された放射を優先的に通す透明領域RNX、及びx方向に偏光された放射を優先的に通す透明領域RNYを有するアナライザ・プレートAPの上表面(即ち、投射システムに面する表面)を示している。アナライザ・プレートAPは、画像IRXによって照らされている。領域RNXの照明区域は、領域RNYの照明区域より大きい。したがって、アナライザ・プレートの最低表面(即ち、投射システムから離れた表面)に面するように位置決めされた放射センサでの測定は、y方向に偏光された放射を優先的に測定する。
透明領域の交差部分を照らすのを防ぐことによって、選択性を増すことができることを理解すべきである。これは、図16に示されており、y方向に偏光された放射を優先的に通す領域RNX、及び領域RNXと交差し、x方向に偏光された放射を優先的に通す領域RNYを有するアナライザ・プレートAPが示されている。領域RNXは、画像IRXによって部分的に照らされている。画像IRXの照明中にアナライザ・プレートAPを通る放射を測定する放射センサは、y方向に偏光された放射を優先的に測定する。
画像IRXを領域RNXの上で走査することができることが分かるだろう。走査中、画像IRXはアナライザ・プレートAP上の領域RNXに沿って移動され、測定が放射センサ(図示せず)で、アナライザ・プレートAPを通る放射に対して行われる。画像IRXがアナライザ・プレートの上で走査される方向は、図16に矢印で示されている。走査中、画像IRXは領域RNYに部分的に重畳し始めると、測定はy方向に偏光された放射に優先的ではなくなる。即ち、測定の偏光選択性が変化する。測定に対する高い偏光選択性を維持するため、画像IRXがまた領域RXYを覆う点ではパターン化装置MA(図示せず)を照射しないという選択肢がある。別の方法では、選択性の変化を使用して、x方向及びy方向に偏光された放射の比を測定することができる。画像IRXを使用して、領域RNYの上も走査することができることが分かるだろう。最後に、パターン化手段MAは、交差領域RNX、RNYにしっかり一致する画像IRXを備えるパターンを有することができることが分かるだろう。y方向に優先的に偏光された放射を測定することは、画像IRX及びアナライザ・プレートAPを、領域RNYより大きな面積の領域RNXが照らされるように位置決めすることによって達成することができる。
マスクレス・リソグラフィ装置が使用される場合、装置はさらに、非偏光の方法でパターン化され、アナライザ・プレートAPに適当にパターン化された放射を提供することが可能である。これは、異なる偏光方向の放射間の識別は、マスクレス・リソグラフィ装置に対するアナライザ・プレートAPで行うことができるということである。
パターン化装置MA上の領域の画像は、アナライザ・プレートAP上の所望の領域の上になければならず、アナライザ・プレートAP及びパターン化装置の意図した相対的x及びy位置を得るために、ある程度の捕捉を伴う可能性があることは当業者には自明のことである。従来の捕捉手段をこの目的で使用することができる。
アナライザ・プレート上の非透明材料の層のある程度の漏洩は許容できることは、当業者は理解すべきである。したがって、非透明材料の層の様々な光学濃度及び厚さを選択することができる。これは、一方向に偏光された放射の別の方向に偏光された放射に対する比の変化を測定するのに、アナライザ・プレートを適用することができるからである。アナライザ・プレート上の透明材料の層の漏洩は変わらないので、比の変化をさらに測定することができる。しかし、x方向及びy方向に偏光された放射が両方とも、非透明材料の層を通して漏洩した場合、センサの偏光選択性は小さくなる。
本発明の有利な使用では、放射センサDSによる測定が、リソグラフィ装置を調節する基本として使用される。例えば、基板W上の目標区域Cの上に形成された画像の偏光状態が変化するように、放射PB(図1)の投射ビームの偏光状態に対して調節を行うことができる。これは、照明システムIL、又はリソグラフィ装置内の他の光学要素内の設定を変更することによって達成することができる。また、投射システムPL(図1)の設定に対して調節を行うこともできる。照明システムILの設定に対する変更の例は、開口数NAを変更する、又は投射ビームPBの断面の強度分布を変更することを対象としている。投射システムPLなどのシステムのいずれかを最適化するように、又は放射投射ビームPB、投射システムPL、及び照明システムILの組合せの全体的性能を最適化するように調節を行うことができる。これにより、投射システムPLの寿命が長くなる。というのは、投射システムが劣化しても、リソグラフィ装置を規格内に保持することができるからである。投射システム自体が規格外である場合、リソグラフィ装置の他の部分を調節することによってこれを修正することができる。投射システムは、リソグラフィ装置の全体的性能が規格外である場合にのみ交換する必要がある。
3つ以上の方向のうちの1方向に偏光された放射を測定するのに、本発明を使用することができることが分かるだろう。3方向のうちの1方向に変更された放射を測定するため、領域LNX及び領域LNYに加えて、アナライザ・プレートは、x方向及びy方向に対して45度の方向に偏光された放射を通す追加の領域を有することができる。例えば、アナライザ・プレートは4本の線を有することができ、すべて4方向のうちの1方向に偏光された放射を測定することが可能なように互いに交差している。線は、最も近い線に対して45度の角度を有する。第1の線は、x方向に偏光された放射を優先的に通す。第2の線は、z軸(図1)の周りでx方向に対して45度で第1の方向に偏光された放射を優先的に通す。第3の線は、y方向に偏光された放射を優先的に通す。第4の線は、z軸(図1)の周りでx方向に対して45度で第2の方向に偏光された放射を優先的に通す。すべての線は、同じ点で交差する。このように配置されているので、第1及び第3の線は、垂直方向に偏光された放射を優先的に通す。また、第2及び第4の線は、垂直方向に偏光された放射を優先的に通す。パターン化装置は、アナライザ・プレート上に存在する4本の線のいずれかを優先的に照らすように適用することができる、透明な線を有する。アナライザ・プレートが異なる方向の線を含み、パターン化装置が対応する線を含む他の構成も可能であることが分かるだろう。透明な領域は、透明な線でなくてもよいが、異なる方向に偏光された放射を通す際に差がある限りは、特定の形状のない領域であってもよいことが分かるだろう。
放射がアナライザ・プレートに到達する前のx方向及びy方向に偏光された放射の量の予測差を補償することができることが分かるだろう。一実施例では、y方向に偏光された放射より、x方向に偏光された放射が多く予測される。y方向に偏光された放射よりx方向に偏光された放射が多く、放射センサによって測定された場合、x方向に偏光された放射の測定の信号/雑音比は、y方向に偏光された放射の測定の信号/雑音比よりよい。領域RNYの幅又は長さに対する領域NRXの長さ又は幅を大きくすることによって、補償を得ることができる。別の方法では、放射センサに当たる偏光されていない放射(即ち、y方向に偏光された放射と同じ量のx方向に偏光された放射)から、y方向に偏光された放射を優先的に測定するように放射センサ(DS)が配置されている。放射センサの選好により、放射センサに当たるy方向に偏光された、より少量の放射が補償される。
本発明は、その精神又は基本的特徴から逸脱することなく、別の特定の形態で具体化することができることが当業者には分かるだろう。したがって、現時点で開示されている実施例は、単に例示するためのものであり、これを制限するものではない。本発明の範囲は、前述の説明ではなく頭記の特許請求の範囲によって示され、その同等物の意味及び範囲内にあるすべての変更形態は本発明に含まれるものとする。
本発明の実施例によるリソグラフィ装置を示す図である。 基板テーブル上のアナライザ・プレート及び放射センサを示す図である。 アナライザ・プレートを示す図である。 パターン化装置を示す図である。 パターン化装置を示す図である。 使用中のアナライザ・プレートを示す図である。 放射センサの位置を示す図である。 パターン化装置上の図である。 アナライザ・プレート上の透過区域の断面図である。 両方の方向に多数の透過平行区域を備えるアナライザ・プレートを示す図である。 x方向に多数の透過平行区域を備えるパターン化装置を示す図である。 y方向に多数の透過平行区域を備えるパターン化装置を示す図である。 所与の方向の線、及び照らされている別の方向のいくつかの線の一部を示す図である。 線ではない、アナライザ・プレート上の透過区域を示す図である。 線ではない、パターンによって照らされた、アナライザ・プレート上の透過ライン区域の画像を示す図である。 アナライザ・プレート上の透過区域の一部のみを照射するパターン化装置上の透過区域の画像を示す図である。
符号の説明
A 線
AM 調節手段
AP アナライザ・プレート
B 線
BD ビーム運搬システム
BM 層
C 目標部分、線
CO 蓄電器
DRS 開口部
DS 放射センサ
EF 技術因数
GAP 格子
GMAX 格子
GMAY 格子
IF 位置センサ
IL 照明システム(照明器)
ILX 画像
IN 積分器
LMA 幅
LNX 交差線、第1の領域
LNY 交差線、第2の領域
LNW 幅
LX 線、領域
LY 線、領域
M1 マスク位置合わせマーク
M2 マスク位置合わせマーク
MA パターン化装置、パターン化手段
MAG 寸法換算
MT 支持構造物
NA 開口数
NT 区域
P1 基板位置合わせマーク
P2 基板位置合わせマーク
PB 投射ビーム
PL 要素、投射システム、レンズ
PM ポジショナ、位置決め手段
PW 位置決め手段
RNX 第1の領域
RNY 第2の領域
RS 基準センサ
RX 領域
RY 領域
SB 担体
SO 放射源
SP 空間
W 基板
WT 基板テーブル

Claims (31)

  1. 投射システム(PL)を使用して、断面にパターン装置(MA)からのパターンで放射ビームを投射するように配置されたリソグラフィ装置において、第1の方向に偏光された放射を優先的に通すように配置された第1の領域(LNX、RNX)、及び第2の方向に偏光された放射を優先的に通すように配置された第2の領域(LNY、RNY)を有するアナライザ・プレート(AP)と、前記アナライザ・プレート(AP)の前記第1及び第2の領域を通る放射を測定するように配置された放射センサ(DS)とを備えると共に、前記放射センサによる測定中に、前記パターンによって照らされる第1の領域の区域及び第2の領域の区域を選択することが可能であるリソグラフィ装置であって、前記第2の領域(LNY、RNY)が前記第1の領域(LNX、RNX)と交差することを特徴とするリソグラフィ装置。
  2. パターン化装置(MA)を使用して、その断面にパターンで放射投射ビームを加えるように配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  3. 前記パターン化装置(MA)は、前記投射ビームを通すように配置された領域(LX、RX)を備え、前記パターン化装置を通る前記投射ビームの透過は、前記投射ビームの偏光方向とは別であることを特徴とする、請求項2に記載のリソグラフィ装置。
  4. 前記第1の方向及び前記第2の方向はほぼ垂直であることを特徴とする、請求項1から3までのいずれかに記載のリソグラフィ装置。
  5. 前記アナライザ・プレート(AP)上の前記第1の領域(LNX、RNX)及び前記第2の領域(LNY、RNY)は、ほぼ垂直な線であることを特徴とする、請求項1から4までのいずれかに記載のリソグラフィ装置。
  6. 前記アナライザ・プレート(AP)は、前記第1の方向に偏光された放射を優先的に通し、前記第1の領域(LNX、RNX)と組み合わせて格子を形成するように配置された追加の領域を有することを特徴とする、請求項1から5までのいずれかに記載のリソグラフィ装置。
  7. 前記アナライザ・プレート(AP)は、前記第2の方向に偏光された放射を優先的に通し、前記第2の領域(LNY、RNY)と組み合わせて格子を形成するように配置された別の領域を有し、前記追加の領域及び前記別の領域は互いに交差していることを特徴とする、請求項1から6までのいずれかに記載のリソグラフィ装置。
  8. 前記パターン化手段(MA)は、回路パターン、及び前記第1の領域の区域及び前記第2の領域の区域を選択するように配置されたパターンで前記放射ビームをパターン化するように配置されていることを特徴とする、請求項1から7までのいずれかに記載のリソグラフィ装置。
  9. 前記リソグラフィ装置は、前記放射センサ(DS)でのインライン測定を行うように配置されていることを特徴とする、請求項8に記載のリソグラフィ装置。
  10. 基準センサ(RS)は、前記放射センサ(DS)による測定をキャリブレーションするように配置されていることを特徴とする、請求項1から9までのいずれかに記載のリソグラフィ装置。
  11. 前記放射センサ(DS)は、前記放射センサ(DS)に入り、前記投射システム(PL)によって透過される非偏光放射を測定するように配置され、前記第1の方向に優先的に偏光された放射の測定を提供することを特徴とする、請求項1から10までのいずれかに記載のリソグラフィ装置。
  12. 第1の方向に偏光された放射を優先的に通すように配置された第1の領域(LNX、RNX)、及び第2の方向に偏光された放射を優先的に通すように配置された第2の領域(LNY、RNY)を有するアナライザ・プレート(AP)であって、前記第2の領域は前記第1の領域と交差することを特徴とするアナライザ・プレート。
  13. 前記第1の領域(LNX、RNX)、及び前記第2の領域(LNY、RNY)は、ほぼ垂直な線であることを特徴とする、請求項12に記載のアナライザ・プレート。
  14. 追加の領域が、前記第1の方向に偏光された放射を優先的に通し、前記第1の領域(LNX、RNX)と組み合わせて格子を形成するように配置されており、別の領域が前記第2の方向に偏光された放射を優先的に通し、前記第2の領域(LNY、RNY)と組み合わせて格子を形成するように配置されており、前記追加の領域及び前記別の領域は互いに交差することを特徴とする、請求項12又は13のいずれかに記載のアナライザ・プレート。
  15. リソグラフィ装置で使用されるように配置された、請求項12、13、又は14に記載のアナライザ・プレート。
  16. 第1の方向に偏光された放射を優先的に通すように配置された第1の領域(LNX、RNX)、及び第2の方向に偏光された放射を優先的に通すように配置された第2の領域(LNY、RNY)を有するアナライザ・プレート(AP)と、前記アナライザ・プレート(AP)を通過する放射を受けるように配置された放射センサ(DS)とを備えるサブアセンブリであって、前記第2の領域は前記第1の領域と交差することを特徴とするサブアセンブリ。
  17. 前記第1の領域(LNX、RNX)及び前記第2の領域(LNY、RNY)は、ほぼ垂直な線であることを特徴とする、請求項16に記載のサブアセンブリ。
  18. 追加の領域が、前記第1の方向に偏光された放射を優先的に通し、前記第1の領域(LNX、RNX)と組み合わせて格子を形成するように配置されており、別の領域が前記第2の方向に偏光された放射を優先的に通し、前記第2の領域(LNY、RNY)と組み合わせて格子を形成するように配置されており、前記追加の領域及び前記別の領域は互いに交差することを特徴とする、請求項16又は17に記載のサブアセンブリ。
  19. リソグラフィ装置で使用されるように配置された、請求項16、17、又は18に記載のサブアセンブリ。
  20. 放射センサ(DS)を使用して投射システム(PL)のパラメータを測定する方法において、前記投射システムを通って進む放射ビームの異なる偏光方向に使用される場合前記パラメータが異なる方法であって、
    放射ビームを与えるステップと、
    断面のパターンで前記放射ビームをパターン化するステップであって、パターン化は前記放射ビームの偏光状態に影響を与えないステップと、
    前記投射システム(PL)を使用してアナライザ・プレート(AP)の上にパターン化された放射ビームを投射するステップであって、前記アナライザ・プレートは第1の方向に偏光された放射を優先的に通すように配置された第1の領域(LNX、RNX)、及び第2の方向に偏光された放射を優先的に通すように配置された第2の領域(LNY、RNY)を有し、前記第2の領域は前記第1の領域と交差し、前記パターンは前記第1の領域(LNX、RNX)の上に優先的に投射されるステップと、
    前記第1の方向に偏光された放射によって優先的に決まる測定値を与えるように、前記アナライザ・プレート(AP)を通過する放射の量を測定するステップとを含む方法。
  21. 前記放射ビームは所与の偏光状態を有しており、前記アナライザ・プレート(AP)の上に投射された前記放射投射ビームの偏光状態を示すように、前から知られている値と測定を比較するステップを含む、請求項20に記載の方法。
  22. 前記放射センサ(DS)の1つ又は複数の測定に基づき、前記投射システム(PL)を調節するステップを備える、請求項20又は21に記載の方法。
  23. 前記放射投射ビームを与えるように配置された、照明システム(IL)を調節するステップを含む、請求項20から22までのいずれかに記載の方法。
  24. 調節を前記放射センサ(DS)での1つ又は複数の測定に基づいて行うステップを含む、請求項23に記載の方法。
  25. 前記アナライザ・プレート(AP)及び前記放射センサ(DS)を使用して、前記投射システム(PL)の異なる断面の性能を測定するように前記照明システム(IL)を調節するステップを含む、請求項23に記載の方法。
  26. 前記放射センサ(DS)での1つ又は複数の測定に基づき、前記放射投射ビームの前記偏光状態を変更するステップを含む、請求項20から25までのいずれかに記載の方法。
  27. 所与の方向に優先的に偏光された放射を測定するように、前記投射システム(PL)の光学軸周りに前記アナライザ・プレート(AP)を回転させるステップを含む、請求項20から26までのいずれかに記載の方法。
  28. あらゆる2つの所与の方向に偏光された同量の放射を実質的に通すように配置された第1の領域(LX、RX)、及びあらゆる2つの所与の方向に偏光された同量の放射を通すように配置された第2の領域(LY、RY)を備えるパターン化手段であって、前記第1の領域は前記第2の領域と交差することを特徴とするパターン化手段。
  29. あらゆる2つの所与の方向に偏光された同量の放射を実質的に通すように配置された追加の領域(LX、RX)、及びあらゆる2つの所与の方向に偏光された同量の放射を実質的に通すように配置された別の領域(LY、RY)を備えるパターン化手段であって、前記追加の領域及び前記別の領域は交差する、請求項28に記載のパターン化手段。
  30. 回路パターン、及びあらゆる2つの所与の方向に偏光された同量の放射を通す領域(LX、RX)を備えるパターン化手段(MA)。
  31. あらゆる2つの所与の方向に偏光された同量の放射を実質的に通すように配置された第2の領域(LY、RY)を備える、請求項30に記載のパターン化手段(MA)。
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