JP2006172654A - 情報記録装置およびハードディスクレコーダ - Google Patents

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Abstract

【課題】 寿命に基づいてその低下を抑制できる。
【解決手段】 ハードディスクレコーダ101は、HD装置103と、HD装置103が発する熱の温度を検出する温度計132と、温度計132が温度を検出した時点の時間を検出する計時装置122と、温度計132が複数の時点で検出した温度から、複数の時点それぞれにおけるHD装置103の寿命の残りを算出し、寿命の減少量の加速度を算出し、加速度がしきい値を上回るか否かを判断する制御部110と、HD装置103が発する熱を排出するファン116と、ファン116の動作が正常か異常かを検出する検出部124と、ファン116の動作が正常か異常かに応じて、ファン116が排出した熱の出口を開放すべき旨の情報およびファン116への対処が必要な旨の情報のいずれかの情報を出力するLED111とを含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、情報記録装置およびハードディスクレコーダに関し、特に、時間や計数値の指定を受付ける情報記録装置およびハードディスクレコーダに関する。
特許文献1に係るハードディスク記録装置は、ハードディスク記録媒体と、情報信号をハードディスク記録媒体に記録する記録装置と、記録媒体の外的要因を含む複数の項目に基づく動作状況を監視する監視装置と、監視装置による監視の結果を表示する表示装置とを含む。
この発明によると、装置が使用されていない時期にハードディスクを検査できると共に、ハードディスクの動作環境も故障の予測のための要因に加えることでより的確な予測が行なえる。
特許文献2に係る監視装置は、部品を搭載した電子機器において、機器上の基準位置に設置したセンサと、この基準位置の環境変量と各部品の環境変量の基準偏差を、部品に対応させて格納する第1のメモリと、部品毎に、環境変量と寿命係数との関係をデータ化して格納する第2のメモリと、部品毎の寿命の残り時間を格納する第3のメモリと、センサの検出信号を取り込み、部品に対応させて、この検出信号と第1、第2、第3のメモリからの対応する基準偏差、寿命係数、寿命の残り時間とを用いて、この検出時点での寿命の残り時間を求める第1の回路と、この求めた寿命の残り時間の検定を行い、寿命の残り時間がある場合、寿命の残り時間を第3のメモリに格納し、そうでない時に部品が寿命に達した旨の出力を行なう第2の回路とを含む。
この発明によると、装置の内部の複数の異なる部品に対し、各部品ごとにセンサを設けることなく、温度などの情報を取込み、個々のユーザの運用形態、および部品の特徴に応じて部品の寿命を判定できる。
しかしながら、特許文献1に開示されたように、外的要因を含む複数の項目に基づく動作状況を監視する場合、ハードディスクの寿命を知ることも、寿命の低下を抑制することも困難であるという問題点がある。特許文献2に開示されたように、基準偏差、寿命係数、および寿命の残り時間を用いて寿命の残り時間を求める場合には、寿命の低下を抑制することが困難であるという問題点がある。
特開2003−257135号公報 特開2001−91413号公報
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、寿命に基づいてその低下を抑制できる情報記録装置およびハードディスクレコーダを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のある局面にしたがうと、ハードディスクレコーダは、情報および温度を記録するハードディスクと、ハードディスクが発する熱の温度を検出するための第1の検出手段と、第1の検出手段が温度を検出した時点の時間を検出するための第2の検出手段と、第1の検出手段が複数の時点で検出した温度から、複数の時点それぞれにおけるハードディスクの寿命の残りを算出するための第1の算出手段と、複数の時点それぞれにおけるハードディスクの寿命の残りおよび複数の時点の間の時間差を用いて、寿命の減少量の加速度を算出するための第2の算出手段と、第2の算出手段が算出した加速度がしきい値を上回るか否かを判断するための判断手段と、ハードディスクが発する熱を排出するための排出手段と、排出手段の動作が正常か否かを検出するための第3の検出手段と、加速度がしきい値を超えたと判断手段が判断した場合、排出手段の動作が正常か否かに応じて、排出手段が排出した熱の出口を開放すべき旨の情報および排出手段への対処が必要な旨の情報のいずれかの情報を出力するための第1の出力手段と、第1の算出手段が算出した寿命の残りを出力するための第2の出力手段と、ハードディスクが記録した、第1の検出手段が複数の時点で検出した温度を出力するための第3の出力手段とを含む。
すなわち、第1の算出手段は、第1の検出手段が複数の時点で検出した温度から、複数の時点それぞれにおけるハードディスクの寿命の残りを算出する。第2の算出手段は、複数の時点それぞれにおけるハードディスクの寿命の残りおよび複数の時点の間の時間差を用いて、寿命の減少量の加速度を算出する。第1の出力手段は、寿命の減少量の加速度がしきい値を超えたと判断手段が判断した場合、排出手段の動作が正常か否かに応じて、排出手段が排出した熱の出口を開放すべき旨の情報および排出手段への対処が必要な旨の情報のいずれかの情報を出力する。第2の出力手段は、第1の算出手段が算出した寿命の残りを出力する。第3の出力手段は、ハードディスクが記録した、第1の検出手段が複数の時点で検出した温度を出力する。これにより、寿命に基づいて、排出手段が排出した熱の出口を開放すべきか排出手段への対処が必要かを知ることができる。それらを知ることができるので、寿命の減少量の加速度がしきい値を超えたことに対処できる。そのような対処により、ハードディスクの寿命の低下は抑制される。あわせて、寿命の残りを知ることができる。第1の検出手段が複数の時点で検出した温度も知ることができる。その結果、寿命に基づいてその低下を抑制でき、寿命の残りを知ることができ、寿命が減少する間にハードディスクが発した熱の温度を知ることができるハードディスクレコーダを提供することができる。
本発明の他の局面にしたがうと、情報記録装置は、情報および温度を記録するための記録手段と、記録手段が発する熱の温度を検出するための第1の検出手段と、第1の検出手段が温度を検出した時点の時間を検出するための第2の検出手段と、第1の検出手段が複数の時点で検出した温度から、複数の時点それぞれにおける記録手段の寿命の残りを算出するための第1の算出手段と、複数の時点それぞれにおける記録手段の寿命の残りおよび複数の時点の間の時間差を用いて、寿命の減少量の加速度を算出するための第2の算出手段と、第2の算出手段が算出した加速度がしきい値を上回るか否かを判断するための判断手段と、加速度がしきい値を超えたと判断手段が判断した場合、警告を表わす情報を出力するための出力手段とを含む。
すなわち、第1の算出手段は、第1の検出手段が複数の時点で検出した温度から、複数の時点それぞれにおける記録手段の寿命の残りを算出する。第2の算出手段は、複数の時点それぞれにおける記録手段の寿命の残りおよび複数の時点の間の時間差を用いて、寿命の減少量の加速度を算出する。出力手段は、寿命の減少量の加速度がしきい値を超えたと判断手段が判断した場合、警告を表わす情報を出力する。これにより、寿命に基づいて、寿命の減少量の加速度がしきい値を超えたことへの対処が必要なことを知ることができる。それを知ることができるので、寿命の減少量の加速度がしきい値を超えたことに対処できる。そのような対処により、ハードディスクの寿命の低下は抑制される。その結果、寿命に基づいてその低下を抑制できる情報記録装置を提供することができる。
また、上述の警告を表わす情報は、記録手段が発する熱に対する警告を表わす情報を含むことが望ましい。
すなわち、出力手段は、寿命の減少量の加速度がしきい値を超えたと判断手段が判断した場合、記録手段が発する熱に対する警告を表わす情報を出力する。第1の算出手段が算出する寿命は、記録手段が発する熱の温度から算出された寿命である。これにより、寿命の減少量の加速度がしきい値を超えたことに適切に対処できる。そのような対処により、ハードディスクの寿命の低下は適切に抑制される。その結果、寿命に基づいてその低下を適切に抑制できる情報記録装置を提供することができる。
また、上述の熱に対する警告を表わす情報は、記録手段が発する熱の排出が必要な旨の情報を含むことが望ましい。
すなわち、出力手段は、寿命の減少量の加速度がしきい値を超えたと判断手段が判断した場合、記録手段が発する熱の排出が必要な旨の情報を出力する。記録手段が発する熱の排出は、記録手段の寿命の低下を抑制するための簡便な対処である。これにより、寿命の減少量の加速度がしきい値を超えたことに適切かつ簡便に対処できる。そのような対処により、ハードディスクの寿命の低下は適切かつ簡便に抑制される。その結果、寿命に基づいてその低下を適切かつ簡便に抑制できる情報記録装置を提供することができる。
また、上述の情報記録装置は、記録手段が発する熱を排出するための排出手段と、排出手段の動作が正常か否かを検出するための第3の検出手段とをさらに含むことが望ましい。出力手段は、排出手段の動作が正常か否かに応じて、複数の情報のいずれかを出力するための手段を含むことが望ましい。
すなわち、出力手段は、排出手段の動作が正常か否かに応じて、複数の情報のいずれかを出力する。これにより、寿命の減少量の加速度がしきい値を超えたことにより適切に対処できる。そのような対処により、ハードディスクの寿命の低下はより適切に抑制される。その結果、寿命に基づいてその低下をより適切に抑制できる情報記録装置を提供することができる。
また、上述の複数の情報は、排出手段が排出した熱の出口を開放すべき旨の情報と、排出手段への対処が必要な旨の情報とを含むことが望ましい。
すなわち、出力手段は、排出手段の動作が正常か否かに応じて、排出手段が排出した熱の出口を開放すべき旨の情報と排出手段への対処が必要な旨の情報とを含む、複数の情報のいずれかを出力する。これにより、寿命の減少量の加速度がしきい値を超えたことにさらに適切に対処できる。そのような対処により、ハードディスクの寿命の低下はさらに適切に抑制される。その結果、寿命に基づいてその低下をさらに適切に抑制できる情報記録装置を提供することができる。
また、上述の記録手段は、ハードディスクを含むことが望ましい。
また、上述の情報記録装置は、第1の算出手段が算出した寿命の残りを出力するための手段をさらに含むことが望ましい。
すなわち、寿命の残りを出力するための手段は、第1の算出手段が算出した寿命の残りを出力する。これにより、寿命の残りを知ることができる。その結果、寿命に基づいてその低下を抑制でき、かつ寿命の残りを知ることができる情報記録装置を提供することができる。
また、上述の情報記録装置は、記録手段が記録した、第1の検出手段が複数の時点で検出した温度を出力するための手段をさらに含むことが望ましい。
すなわち、温度を出力するための手段は、第1の検出手段が複数の時点で検出した温度を出力する。これにより、第1の検出手段が複数の時点で検出した温度も知ることができる。その結果、寿命が減少する間に記録手段が発した熱の温度を知ることができる情報記録装置を提供することができる。
本発明に係る情報記録装置およびハードディスクレコーダは、寿命に基づいてその低下を抑制できる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1のハードディスクレコーダ101は、複数の種類のデジタル記録メディア再生装置を内蔵し、記録メディアから再生されたコンテンツなど供給される各種コンテンツを、装置外部に予め接続されたモニタ装置112に映像信号または音声信号として視聴可能なように出力する情報記録装置である。
ハードディスクレコーダ101は、DVD(Digital Versatile Disc)読取部102、HD(Hard Disk)装置103、放送局から送信されるデジタル放送信号を受信する外部のアンテナ113を接続するチューナ104、OSD(On Screen Display)151を内蔵するデコーダ105、メモリ106、映像出力部107、音声出力部108、リモコン(リモートコントローラの略)受信部109、制御部110、LED(Light Emitting Diode)111、外部へ情報を供給するための外部装置115を接続する外部I/F(Inter Face)114、ファン116、およびリモコン117を備える。
DVD読取部102は光ディスク(本実施の形態の場合DVDディスク)に記録されたデジタルコンテンツの情報を読出す装置である。本実施の形態の場合、DVDディスクには、デジタルコンテンツの情報が記録されている。
HD装置103は、ユーザ所望のデジタルコンテンツの情報およびHD装置103自身の温度をそれぞれ信号として記録し、その記録したデジタルコンテンツの情報および温度をそれぞれ信号として読出すハードディスクである。ここで、ハードディスクに記録される信号としては、たとえばMPEG2(Motion Picture Experts Group 2)規格に準拠する映像ファイルやMP3(MPEG-1 Audio Layer3)規格に準拠する音声ファイルなどが挙げられる。
チューナ104は、アンテナ113を介して放送局から発信されるデジタル放送信号を入力すると、制御部110により指定されるチャンネルの放送信号(デジタルコンテンツの信号)を抽出して出力する。
デコーダ105は、DVD読取部102により再生されたデジタルコンテンツの信号、HD装置103がハードディスクから読出したデジタルコンテンツの信号、およびチューナ104が受信したデジタルコンテンツの信号のうちのいずれかが制御部110の切換制御により与えられると、与えられたそのデジタル信号を入力して復号(デコード)して出力する。
メモリ106には、チューナ104が受信可能な放送チャンネルが予めチャンネルスキャン(オートスキャン)して取得されて格納され、また、制御部110の動作プログラムが格納される。
音声出力部108は、デコーダ105が復号した音声信号をモニタ装置112が出力可能な音声信号に変換してモニタ装置112に対して出力する。リモコン受信部109は、赤外線を介してリモコン117から発信される各種の指令信号を受信して、その指令信号を制御部110に伝送する。
制御部110は、メモリ106に格納された動作プログラムに基づいて装置各部の制御を行なう。本実施の形態の場合、制御部110は、計時装置122を内蔵する。計時装置122は、温度計132が温度を検出した時点の時間を検出する。本実施の形態の場合、デコーダ105および制御部110(図1において破線で囲まれたブロック)は、1つのIC(Integrated Circuit)の一部である。
LED111は、HD装置103の内部の温度やファン116の動作に応じて点灯する。これにより、ハードディスクレコーダ101が正常に動作しているか否かをユーザに通知する。ファン116は、HD装置103が発する熱を外部に排出する。リモコン117は、ユーザが各種の指令を入力するために操作される装置であり、その指令に対応する赤外線信号をリモコン受信部109に発信する。
HD装置103は、信号の記録、信号の読出し、およびHD装置103の各回路の動作を制御するサブ制御部131と、HD装置103が発する熱の温度を検出する温度計132とを含む。本実施の形態の場合、温度計132は、信号(記録媒体から読み出された信号)が入力されるアンプ(図示せず)に内蔵されている。本実施の形態の場合、HD装置103が情報を記録する記録媒体は、複数の領域を含む。第1の領域は、映像のデータを記録する領域である。第2の領域は、HD装置103の温度などを記録する領域である。これにより、HD装置103は、映像のデータを記録する装置および温度などを記録する装置を兼ねることとなる。
デコーダ105は、OSD151を含む。OSD151は、制御部110により与えられた情報に基づいて画像データを生成し、それをモニタ装置112の画面に可視表示するために映像出力部107に対して出力する。
ファン116には、検出部124が取付けられている。検出部124は、ファン116の動作が正常か否かを検出する。
図2を参照して、ハードディスクレコーダ101で実行されるプログラムは、動作の監視に関し、以下のような制御構造を有する。
ステップ200(以下、ステップをSと略す。)にて、制御部110は、HD装置103のサブ制御部131に温度を問い合わせる旨の信号を出力する。サブ制御部131は、温度計132を制御する。温度計132は、HD装置103の内部の温度を検出する。サブ制御部131は、HD装置103の内部の温度を制御部110に出力する。
S202にて、制御部110の計時装置122は、電源が投入されていた時間(ハードディスクレコーダ101が稼動した時間(映像の録画や再生を実施した時間)および待機した時間の総和)を検出する。ハードディスクレコーダ101が稼動状態にある場合、制御部110の計時装置122は、連続して稼動している時間もあわせて検出する。制御部110は、計時装置122が検出した時間および温度計132が検出した温度をHD装置103に出力する(連続して稼動している時間が検出されている場合、その時間も出力される)。HD装置103は、時間および温度を記録する(連続して稼動している時間が検出されている場合、その時間も記録される)。
S204にて、制御部110は、ハードディスクレコーダ101の使用の開始から所定の時間(本実施の形態の場合、2時間とする。1回あたりの使用時間が2時間未満の場合、温度の上昇により寿命が影響を受けることが少ないからである。)が経過したか否かを判断する。所定の時間が経過したと判断した場合(S204にてYES)、処理はS206へと移される。もしそうでないと(S204にてNO)、処理はメインルーチン(ユーザの指示に応じて映像の記録や再生を行なう処理)に復帰する。
S206にて、制御部110は、寿命の消費量を算出する。寿命の消費量が算出されると、制御部110は、寿命の残り(本実施の形態の場合、寿命の残りはHD装置103に記録されている)から、自らが算出した寿命の消費量を差引くことにより、新たな寿命の残りを算出する。新たな寿命の残りが算出されると、制御部110は、S202にて計時装置122が検出した時間と新たな寿命の残りとを、HD装置103に記録させる。新たに寿命の残りを記録させた後も、もとの寿命の残りはそのまま記録される。後述するように、図2のフローチャートが示す処理は繰返されるので、制御部110は、温度計132が複数の時点で検出した温度から、複数の時点それぞれにおけるHD装置103の寿命を算出することとなる。寿命の消費量を算出する式には、さまざまな種類がある。寿命の消費量を算出する式は、ハードディスクレコーダ101のメーカが自由に選択できる。
S208にて、制御部110は、HD装置103に記録された複数の時点それぞれにおけるHD装置103の寿命の残りおよび複数の時点の間の時間差を用いて、HD装置103の寿命の減少量の加速度を算出する。この加速度は、「寿命の残り」の差をそれらの残りと共に記録された「時間」の差で除算することにより得られる。
S210にて、制御部110は、自らが算出した寿命の減少量の加速度がしきい値を上回るか否かを判断する。しきい値は予めハードディスクレコーダ101のメーカによりHD装置103に記録されている。加速度がしきい値を上回ると判断した場合(S210にてYES)、処理はS212へと移される。もしそうでないと(S210にてNO)、処理はS222へと移される。
S212にて、制御部110は、正常に稼動しているか否かを問い合わせる信号をファン116に出力する。ファン116の検出部124は、ファン116の動作が正常か否かを検出する。検出部124は、検出した結果を表わす信号を制御部110に出力する。制御部110は、正常に稼動しているか否かを表わす信号を受付ける。
S214にて、制御部110は、検出部124から受付けた信号が正常に稼動していることを表わす信号か否かを判断する。正常に稼動していることを表わす信号と判断した場合(S214にてYES)、処理はS216へと移される。もしそうでないと(S214にてNO)、処理はS218へと移される。
S216にて、制御部110は、一定の時間を超えても、温度計132が検出した温度がしきい値を上回るか否かを判断する。ここでいう「一定の時間」および「しきい値」はいずれも予めハードディスクレコーダ101のメーカによりHD装置103に記録されている。一定の時間を超えても、温度がしきい値を上回ると判断した場合(S216にてYES)、処理はS218へと移される。もしそうでないと(S216にてNO)、処理はS220へと移される。
S218にて、制御部110は、LED111のうち、ハードディスクレコーダ101が故障したことを表わすLEDを点灯させる。S220にて、制御部110は、LED111のうち、ハードディスクレコーダ101の周囲を点検してファン116が排出した熱の出口を開放すべき旨を表わすLEDを点灯させる。
S222にて、制御部110は、リモコン受信部109がリモコン117から予め受付けた信号を検出する。信号が検出されると、制御部110は、リモコン受信部109が予め受付けた信号が、ハードディスクレコーダ101の寿命を表示すべき旨を表わすか否かを判断する。寿命を表示すべき旨を表わすと判断した場合(S222にてYES)、処理はS224へと移される。もしそうでないと(S222にてNO)、処理はメインルーチンに復帰する。
S224にて、制御部110は、OSD151にHD装置103が記録した寿命の残りを出力する。OSD151は、寿命の残りを表わす文字データを生成する。映像出力部107は、生成された文字データ(制御部110が算出した寿命の残りを表わす文字データ)をモニタ装置112に出力する。モニタ装置112は、寿命の残りを表示する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、ハードディスクレコーダ101の動作について説明する。
[ファンの外側に物が置かれている場合]
サブ制御部131は、HD装置103の内部の温度を制御部110に出力する(S200)。温度が出力されると、HD装置103は、時間および温度を記録する(S202)。図3を参照して、本実施の形態においてHD装置103に記録される時間および温度は、ハードディスクレコーダ101が稼動した時間(映像の録画や再生を実施した時間)および待機した時間の総和を表わす「時間(合計)」と、HD装置103の温度計132が検出した温度と、ハードディスクレコーダ101が連続して稼動した時間を表わす「時間(連続)」とを含む。本実施の形態において、制御部110から時間(連続)が出力されなかった場合、HD装置103に記録される時間(連続)の値は「00:00:00」となる。
時間および温度が記録されると、制御部110は、ハードディスクレコーダ101の使用の開始から所定の時間が経過したか否かを判断する(S204)。この場合、所定の時間が経過したとすると(S204にてYES)、制御部110は、S202にて計時装置122が検出した時間と新たな寿命の残りとを、HD装置103に記録させる(S206)。
上述したように、寿命の消費量を算出する式は、ハードディスクレコーダ101のメーカが自由に選択できる。以下に、本実施の形態におけるその式について説明する。寿命の消費量を算出する式は、次の事柄を前提として導き出される。第1の前提は、一度寿命の消費量を算出した時、ハードディスクレコーダ101が稼動中であれば、次に寿命の消費量を算出するまで、ハードディスクレコーダ101は稼動し続けているとみなすことである。同様に、ハードディスクレコーダ101が待機中であれば、次に寿命の消費量を算出するまで、ハードディスクレコーダ101は待機し続けているとみなす。第2の前提は、ハードディスクレコーダの周囲の温度が10℃上昇すると、ハードディスクレコーダの寿命は半減する(寿命の消費量は、稼動時の温度が10℃上昇すると倍増する)と言われていることである。第3の前提は、ハードディスクレコーダ101が気温25℃の環境下に置かれている時を基準として寿命の消費量を算出することである。これらの前提における、寿命の消費量を算出する式は、以下の通りである。
Y=N×2(X−25)/10
ただし、X:温度計132が検出したセ氏温度
Y:寿命の消費量
N:寿命の消費量を前回算出した後に経過した時間
本実施の形態の場合、ハードディスクレコーダ101の販売時における寿命の残りは、7年とする。この寿命の残りは、次の想定の下で導き出されている。想定の第1は、稼動によりハードディスクレコーダ101の周囲の温度が1日4時間の間10℃上昇するという想定である。想定の第2は、待機によりハードディスクレコーダ101の周囲の温度が1日20時間の間25℃に維持されるという想定である。この場合、ハードディスクレコーダ101の販売時における寿命の残り(7年)を上述の式により時間に換算すると、寿命の残りは、次の式により71540時間となる。
(寿命の残り)=7年×365日/年×{(24−4)×2(25−25)/10
+4×2(35−25)/10}時間/日
=71540時間
時間と新たな寿命の残りとが記録されると、制御部110は、HD装置103に記録された複数の時点それぞれにおけるHD装置103の寿命の残りおよび複数の時点の間の時間差を用いて、HD装置103の寿命の減少量の加速度を算出する(S208)。加速度が算出されると、制御部110は、自らが算出した寿命の減少量の加速度がしきい値を上回るか否かを判断する(S210)。
加速度がしきい値を上回ると判断した場合(S210にてYES)、ファン116の検出部124は、ファン116の動作が正常か否かを検出する。制御部110は、正常に稼動しているか否かを表わす信号を検出部124から受付ける(S212)。信号が受付けられると、制御部110は、検出部124から受付けた信号が正常に稼動していることを表わす信号か否かを判断する(S214)。この場合、正常に稼動していることを表わす信号と判断されるので(S214にてYES)、制御部110は、一定の時間を超えても、温度計132が検出した温度がしきい値を上回るか否かを判断する(S216)。まだ「一定の時間」が経過する前であれば(S216にてNO)、制御部110は、LED111のうち、ハードディスクレコーダ101の周囲の点検してファン116が排出した熱の出口を開放すべき旨を表わすLEDを点灯させる(S220)。これにより、LED111は、加速度がしきい値を超えたと制御部110が判断した場合、ファン116の動作が正常か否かに応じて、HD装置13が発する熱の排出が必要な旨の情報(ファン116が排出した熱の出口を開放すべき旨の情報およびファン116への対処が必要な旨の情報のいずれかの情報)を出力することとなる。
LED111が点灯すると、制御部110は、リモコン受信部109がリモコン117から予め受付けた信号が、ハードディスクレコーダ101の寿命を表示すべき旨を表わすか否かを判断する(S222)。寿命を表示すべき旨を表わすと判断した場合(S222にてYES)、モニタ装置112は、寿命の残りを表示する(S224)。
寿命の残りが表示されると、処理はメインルーチンへ復帰する。メインルーチンへの復帰後、所定の時間(本実施の形態の場合、この「所定の時間」は、ハードディスクレコーダ101のメーカが予め設定する。ここでは、「所定の時間」は、30分とする。ハードディスクレコーダ101が発する熱の温度は30分程度でほぼ一定になることが多いからである。)が経過すると、S200〜S214の処理を経て(これにより、図2のフローチャートが示す処理は繰返される)、制御部110は、一定の時間を超えても、温度計132が検出した温度がしきい値を上回るか否かを判断する(S216)。温度が高いことに対する対策が何らとられなければ、最終的には「一定の時間」が経過するので(S216にてYES)、制御部110は、LED111のうち、ハードディスクレコーダ101が故障したことを表わすLEDを点灯させる(S218)。
[ファンが故障した場合]
S200〜S212の処理を経て、制御部110は、検出部124から受付けた信号が正常に稼動していることを表わす信号か否かを判断する(S214)。この場合、異常があることを表わす信号と判断されるので(S214にてNO)、制御部110は、LED111のうち、ハードディスクレコーダ101が故障したことを表わすLEDを点灯させる(S218)。これにより、LED111は、加速度がしきい値を超えたと制御部110が判断した場合、ファン116の動作が正常か否かに応じて、HD装置13が発する熱の排出が必要な旨の情報(ファン116が排出した熱の出口を開放すべき旨の情報およびファン116への対処が必要な旨の情報のいずれかの情報)を出力することとなる。
ユーザがハードディスクレコーダ101をメーカに持込むと、サービス担当者がリモコン受信部109にHD装置103に記憶されたデータを出力する旨の信号を送信する。外部I/F114は、HD装置103が記録した、温度計132が複数の時点で検出した温度を外部装置115に出力する。
以上のようにして、本実施の形態に係るハードディスクレコーダは、寿命の残りが減少する加速度に基づいて、ユーザに注意を促す旨の情報を出力する。あわせて、本実施の形態に係るハードディスクレコーダは、動作時の環境を表わすデータから、寿命の残りを提示する。あわせて、ハードディスクレコーダが故障によりメーカに持込まれたとき、サービス担当者は、ハードディスクレコーダがどのような環境で使用されていたか確認できる。どのような環境で使用されていたか確認されると、故障の原因を推測することが容易になる。これにより、ユーザはハードディスクレコーダの寿命を知ることができ、かつ寿命を低下させないための対策(ハードディスクレコーダの動作時の環境を改善するなどの対策)を取ることができる。ハードディスクレコーダのメーカは、ハードディスクレコーダの故障時にその原因を容易に推測できる。その結果、故障の原因を推測でき、寿命を容易に知ることができ、かつ寿命に基づいてその低下を抑制できるハードディスクレコーダを提供することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係るハードディスクレコーダの全体構成図である。 本発明の実施の形態に係る動作の監視処理の制御手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るHD装置が記録した時間および温度を表わす図である。
符号の説明
101 ハードディスクレコーダ、102 DVD読取部、103 HD装置、104 チューナ、105 デコーダ、106 メモリ、107 映像出力部、108 音声出力部、109 リモコン受信部、110 制御部、111 LED、112 モニタ装置、113 アンテナ、114 外部I/F、115 外部装置、116 ファン、117 リモコン、122 計時装置、124 検出部、131 サブ制御部、132 温度計、151 OSD。

Claims (9)

  1. 情報および温度を記録するハードディスクと、
    前記ハードディスクが発する熱の温度を検出するための第1の検出手段と、
    前記第1の検出手段が温度を検出した時点の時間を検出するための第2の検出手段と、
    前記第1の検出手段が複数の時点で検出した温度から、前記複数の時点それぞれにおける前記ハードディスクの寿命の残りを算出するための第1の算出手段と、
    前記複数の時点それぞれにおける前記ハードディスクの寿命の残りおよび前記複数の時点の間の時間差を用いて、前記寿命の減少量の加速度を算出するための第2の算出手段と、
    前記第2の算出手段が算出した加速度がしきい値を上回るか否かを判断するための判断手段と、
    前記ハードディスクが発する熱を排出するための排出手段と、
    前記排出手段の動作が正常か否かを検出するための第3の検出手段と、
    前記加速度がしきい値を超えたと前記判断手段が判断した場合、前記排出手段の動作が正常か否かに応じて、前記排出手段が排出した熱の出口を開放すべき旨の情報および前記排出手段への対処が必要な旨の情報のいずれかの情報を出力するための第1の出力手段と、
    前記第1の算出手段が算出した寿命の残りを出力するための第2の出力手段と、
    前記ハードディスクが記録した、前記第1の検出手段が複数の時点で検出した温度を出力するための第3の出力手段とを含む、ハードディスクレコーダ。
  2. 情報および温度を記録するための記録手段と、
    前記記録手段が発する熱の温度を検出するための第1の検出手段と、
    前記第1の検出手段が温度を検出した時点の時間を検出するための第2の検出手段と、
    前記第1の検出手段が複数の時点で検出した温度から、前記複数の時点それぞれにおける前記記録手段の寿命の残りを算出するための第1の算出手段と、
    前記複数の時点それぞれにおける前記記録手段の寿命の残りおよび前記複数の時点の間の時間差を用いて、前記寿命の減少量の加速度を算出するための第2の算出手段と、
    前記第2の算出手段が算出した加速度がしきい値を上回るか否かを判断するための判断手段と、
    前記加速度がしきい値を超えたと前記判断手段が判断した場合、警告を表わす情報を出力するための出力手段とを含む、情報記録装置。
  3. 前記警告を表わす情報は、前記記録手段が発する熱に対する警告を表わす情報を含む、請求項2に記載の情報記録装置。
  4. 前記熱に対する警告を表わす情報は、前記記録手段が発する熱の排出が必要な旨の情報を含む、請求項3に記載の情報記録装置。
  5. 前記情報記録装置は、
    前記記録手段が発する熱を排出するための排出手段と、
    前記排出手段の動作が正常か否かを検出するための第3の検出手段とをさらに含み、
    前記出力手段は、前記排出手段の動作が正常か否かに応じて、複数の情報のいずれかを出力するための手段を含む、請求項2に記載の情報記録装置。
  6. 前記複数の情報は、
    前記排出手段が排出した熱の出口を開放すべき旨の情報と、
    前記排出手段への対処が必要な旨の情報とを含む、請求項5に記載の情報記録装置。
  7. 前記記録手段は、ハードディスクを含む、請求項2に記載の情報記録装置。
  8. 前記情報記録装置は、前記第1の算出手段が算出した寿命の残りを出力するための手段をさらに含む、請求項2に記載の情報記録装置。
  9. 前記情報記録装置は、前記記録手段が記録した、前記第1の検出手段が複数の時点で検出した温度を出力するための手段をさらに含む、請求項2に記載の情報記録装置。
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