JP2006172054A - データ再生装置及びデータ配信装置 - Google Patents

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Chikara Ushimaru
主税 牛丸
Hiroaki Kobayashi
弘明 小林
Kazufumi Honjo
一史 本庄
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Abstract

【課題】 ネットワーク上での情報盗取に対して有効なデータ配信システムを提供する。
【解決手段】 ユーザが視聴するコンテンツデータをデータAとデータBとに分割し、少なくともデータAは単独で視聴不可能とする。データBは予め購入等の手段によりユーザが予め保有し、コンテンツサーバ200はデータAのみを配信する。コンテンツサーバ200が配信するデータAは、単独で視聴不可能であるため、たとえこのデータを第三者に盗取されても、当該第三者はコンテンツデータを視聴することができない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンテンツデータを再生するデータ再生装置と、コンテンツデータを配信するデータ配信装置とに関する。
近年のネットワークの進歩等により、現在様々なコンテンツ配信システムが考えられている。例えば、コンテンツサーバからダウンロードした暗号化されたコンテンツデータを再生する際に、携帯電話を通じて認証を行い、ライセンス鍵を取得するコンテンツ配信システムが提案されている。ダウンロードしてきたコンテンツデータは、ライセンス鍵で復号化して再生するので、携帯電話にライセンス鍵を有していない場合には、コンテンツデータをダウンロードし、或いはネットワーク上で盗取したとしても、当該コンテンツデータを再生することはできない。また、携帯電話内にライセンス鍵を有していれば、例えば他人のPC(Personal Computer)でも、コンテンツサーバからコンテンツデータをダウンロードし、このライセンス鍵で復号化することにより、当該コンテンツを視聴することが可能となる(特許文献1参照)。
特開2003−030157号公報
しかしながら特許文献1記載の手法では、暗号化しているとはいえ、コンテンツデータはコンテンツサーバから一括してダウンロードされる。日々計算機が進化している今日の現状を鑑みれば、ダウンロードしてきた正当なライセンスを有しない第三者がこのコンテンツデータをダウンロードし(若しくは、ネットワーク上で盗取し)、暗号を解読した上で、当該コンテンツデータが再生される可能性がある。
そこで本発明は、ネットワーク上での情報盗取に対して有効なデータ配信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載のデータ再生装置は、映像、音声等のコンテンツデータを再生するデータ再生装置において、前記コンテンツデータの一部を構成する第1のデータを格納する第1のデータ格納手段と、前記コンテンツデータの一部を構成すると共に、前記第1のデータと結合して前記コンテンツデータを生成する単独で再生不可能な補完データを、ネットワークを介して接続された配信装置より受信し、格納する第2のデータ格納手段と、前記第1のデータ及び前記補完データを結合させるための結合情報を記録する記録手段と、前記結合情報に基づいて前記第1のデータ及び前記補完データを結合させて前記コンテンツデータを生成する結合手段と、前記結合手段により生成された前記コンテンツデータを再生する再生手段とを備えることを特徴とする。
請求項2記載のデータ再生装置は、映像、音声等のコンテンツデータを再生するデータ再生装置において、前記コンテンツデータの一部を構成し、単独でそのコンテンツの簡易再生が可能な簡易再生データを格納する第1のデータ格納手段と、前記コンテンツデータの一部を構成すると共に、前記簡易再生データと結合して前記コンテンツデータを生成する単独で再生不可能な補完データを、ネットワークを介して接続された配信装置より取得する通信手段と、前記通信手段により取得した前記補完データ及び前記簡易再生データを結合させるための結合情報を格納する結合情報格納手段と、前記結合情報に基づいて前記簡易再生データ及び前記補完データを結合させて前記コンテンツデータを生成する結合手段と、前記結合手段により生成された前記コンテンツデータを再生する再生手段とを備えることを特徴とする。
請求項6記載のデータ配信装置は、映像、音声等のコンテンツデータが、第1のデータと、前記第1のデータと結合して前記コンテンツデータを生成する単独で再生不可能な補完データとに分割され、前記第1のデータ及びデータ配信装置から配信される前記補完データが再生装置により結合されてそのコンテンツが再生されるシステムの前記データ配信装置において、前記補完データを格納する補完データ格納手段と、前記補完データをネットワークを介して接続された前記再生装置に送信する通信手段とを備え、前記通信手段は、前記第1のデータを所有する前記再生装置に前記補完データを送信することを特徴とする。
本発明によれば、ネットワーク上での情報盗取に対して有効なデータ配信システムを提供することができる。
以下、本発明のデータ再生装置及びデータ配信装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例に係るコンテンツ配信システムの構成を示すブロック図である。コンテンツ配信システム10は、コンテンツサーバ200と、携帯電話300と、TV400とから構成されており、コンテンツサーバ200と携帯電話300はセルラーネットワーク11を介して、コンテンツサーバ200とTV400はインターネット12を介して接続されている。
このコンテンツ配信システム10において、TV400で視聴するコンテンツデータはデータA及びデータBに分割されており、コンテンツサーバ200がデータAを、携帯電話300がデータBを有している。ここでデータBは、店頭での購入等の方法によりユーザが予め正当に入手したデータであり、携帯電話300に挿入されたSD(Secure Digital)カードに記録されている。携帯電話300が持つデータBは単独で簡易視聴が可能であるが、コンテンツサーバ200が持つデータAは単独では再生することができない。また、データAとデータBを統合して元のコンテンツデータに戻すための結合情報は、携帯電話300に挿入されたSDカードに、データBと共に記録されている。TV400で当該コンテンツデータを視聴する際には、データA、データB、及び結合情報に基づいて元のコンテンツデータを作成して視聴する。
図2は、コンテンツサーバ200の構成を示すブロック図である。コンテンツサーバ200は、全体の動作を統括制御するCPU(Central Processing Unit)21と、CPU21で動作するプログラムを格納したり、処理に必要なデータを格納するメモリ22と、データAを記録した記録部23と、セルラーネットワーク11を介して携帯電話300と通信する携帯通信部24と、携帯電話300に対して認証を行う認証部25と、TV400がデータAにアクセスするためのURL及びデータAの送受信をやり取りするための鍵情報を生成するURL/鍵情報生成部26と、データAの暗号化を行う暗号化部27と、TV400とインターネット12を介して通信を行う公衆通信部28とから構成される。
記録部23は、データAを格納する。データAは、先述の通りコンテンツデータを元に作成されたデータであり、データA単独では再生不可能である。記録部23は、データAと共に、データBや分割前のコンテンツデータ、データA及びデータBを結合するための結合情報も一緒に格納していても良い。
携帯通信部24は、携帯電話300とセルラーネットワーク11を介して通信する。公衆通信網であるインターネット12と比して、セルラーネットワーク11の方が、一般に比較的安全性が高い。
認証部25は、携帯電話300からの認証要求に基づいて、携帯電話300がデータAの保有者か否かについて、PKI(Public Key Infrastructure)による手法を用いて認証を行う。携帯電話300が、適当な証明書を有しているか否かで、データAの保有者か否かを判断する。
URL/鍵情報生成部26は、TV400がデータAを取得する際のURL、及びデータAを暗号化/復号化するための鍵情報(暗号鍵及び復号鍵)を、乱数等に基づいて生成する。尚、ここで作成したURLと復号鍵は携帯通信部24からセルラーネットワーク11を介して携帯電話300に送信する。またそれと共に、URLと暗号鍵との対応情報を、記録部23に記録しておく。
ここで、URL/鍵情報生成部26は、要求がある度に新しいURL及び鍵情報を生成する。即ち、例えば同じデータAを取得するためのURL及び鍵情報であったとしても、携帯電話300に対して送信するURL及び復号鍵と、それ以外の携帯電話(以下、「他の携帯電話」と呼ぶ)に送信するURL及び復号鍵とは異なるものであり、このURLと鍵情報との対応は1対1である。つまり、携帯電話300に送信するURLでの通信に用いる鍵情報は、他の携帯電話に送信するURLでの通信に用いる鍵情報とは異なるものを使用する。
暗号化部27は、URL/鍵情報生成部26で作成した暗号鍵に基づいて、データAの暗号化を行う。尚、このときデータAを暗号化する暗号鍵は、TV400からアクセスを受けたURLに基づき、記録部23に記録されたURLと暗号鍵との対応情報により決定される。
公衆通信部28は、インターネット12を介してTV400と通信を行い、暗号化部27で暗号化したデータAを送信する。尚この際、TV400からアクセスを受け付けるURLは、URL/鍵情報生成部26で作成したURLであり、先述の通り、暗号化する暗号鍵は、アクセスを受けたURLに基づいて決定される。
図3は、携帯電話300の構成を示すブロック図である。携帯電話300は、全体の動作を統括制御するCPU31と、CPU31で動作するプログラムを格納したり、処理に必要なデータを格納するメモリ32と、データB及び結合情報を格納するSDカード33と、コンテンツサーバ200とセルラーネットワーク11を介して通信する通信部34と、ユーザが制御するための操作部35と、データBを視聴するための表示部36とを有する。
SDカード33は、書き込み可能なフラッシュメモリであり、データB及び結合情報を格納している。このデータB及び結合情報は、ユーザが予め購入等の方法で取得しておく。SDカード33は、携帯電話300に対して着脱可能であり、SDカード33だけを取り外して、TV400に挿入することができる。
通信部34は、セルラーネットワーク11を介してコンテンツサーバ200と通信をする。コンテンツサーバ200に対する認証に成功すれば、データAを取得するためのURL及びデータAを復号するための復号鍵をコンテンツサーバ200からダウンロードする。ダウンロードしたURL及び復号鍵は、SDカード33に記録する。
表示部36は、液晶ディスプレイであり、SDカード33に格納されたデータBを視聴させることができる。先述の通り、データBは、コンテンツデータを分割して作成されるデータであるが、データB単独で再生可能であり、ユーザはこの表示部36により、コンテンツデータの簡易視聴をすることができる。
図4は、TV400の構成を示すブロック図である。TV400は、全体の動作を統括制御するCPU41と、CPU41で動作するプログラムを格納したり、処理に必要なデータを格納するメモリ42と、データB、結合情報、復号鍵、及びURLを格納するSDカード33と、コンテンツサーバ200とインターネット12を介して通信し、データAをダウンロードする通信部43と、暗号化されたデータAを復号するための復号化部44と、データA及びデータBを結合情報に基づいて結合し、コンテンツデータを作成するためのデータ結合部45と、作成したコンテンツデータを記録する記録部46と、ユーザが制御するための操作部47と、作成したコンテンツデータを再生する再生部48と、再生したコンテンツデータを視聴させるための表示部49とを有する。
SDカード33は、先述の通り書き込み可能なフラッシュメモリであり、データB、統合情報、URL、及び復号鍵を有している。データB及び統合情報は、先述の通り、ユーザが予め購入等の方法で取得しておく。URL及び復号鍵は、携帯電話300により、コンテンツサーバ200からユーザが予めダウンロードしたものである。SDカード33は、TV400に対して着脱可能である。
通信部43は、インターネット12を介してコンテンツサーバ200と通信し、暗号化したデータAをダウンロードする。この際、コンテンツサーバ200へアクセスするURLは、SDカード33に記録されたURLである。
復号化部44は、コンテンツサーバ200からダウンロードしてきた、暗号化されたデータAを復号する。この際に使用する復号鍵は、SDカード33に記録された復号鍵である。
データ結合部45は、復号化部44で復号したデータA及び、SDカード33に記録されたデータBを、SDカード33に記録された結合情報に基づいて統合し、コンテンツデータを作成する。作成したコンテンツデータは、記録部46に記録する。
次に、ユーザが視聴するコンテンツデータと、これを分割したデータA及びデータBとの対応について説明する。図5は、コンテンツデータとデータA及びデータBのビデオストリームの対応について示す図である。本実施例のコンテンツデータのビデオストリームは、MPEG(Moving Picture Experts Group)規格で符号化されている。MPEG規格では、映像の各ピクチャは、I(Intra coded)ピクチャ、P(Predivtive coded)ピクチャ、B(Bidirectionally predictive−coded)ピクチャに種類分けして符号化される。尚ピクチャとは、1枚の画面を表す用語であり、プログレッシブ画像ではフレームを意味し、インタレース画像ではフレーム若しくはフィールドを意味する。ここで、インタレース画像とは、1つのフレームが時刻の異なる2つのフィールドから構成される画像である。インタレース画像の符号化や復号化処理においては、1つのフレームをフレームのまま処理したり、2つのフィールドとして処理したり、フレーム内のブロック毎にフレーム構造又はフィールド構造として処理したりすることができる。
I0及びI12は、画像内符号化ピクチャ(Iピクチャ)である。画像内だけで符号化を行っている。つまり、I0及びI12は、単独で復号化が可能である。
P3、P6、P9、P15は画面間予測符号化ピクチャ(Pピクチャ)である。Pピクチャは、過去の1枚のIピクチャ若しくはPピクチャを参照して予測画像を生成し、符号化する。例えばP3であればI0を、P6であればP3を参照することにより動きを予測して符号化する。
B1、B2、B4、B5、B7、B8、B10、B11、B13、B14は、画面間双予測符号化ピクチャ(Bピクチャ)であり、Pピクチャの予測と異なり、過去及び未来の複数(2つ)のIピクチャ及びPピクチャを選択してその選択したピクチャから予測画像を生成し符号化する。例えば、B1やB2は、その前後にあるI0及びP3の2つのピクチャに基づいて予測画像を生成し、符号化する。尚、単独で符号化が可能なIピクチャに対し、それを元にPピクチャやBピクチャは予測画像を生成しているだけなので、当然ながらIピクチャと比して、Pピクチャ及びBピクチャはデータ量が小さい。
また、MPEGでは、少なくともIピクチャを含む区間をGOP(Group of Picture)として管理し、図5のコンテンツデータの例であれば、I0、B1、B2、P3、B4、B5、P6、B7、B8、P9、B10、B11の12枚のピクチャで1つのGOPを形成している。GOPは、早送り再生等の特殊再生ではアクセスポイントとなる。
このようなビデオストリーム構造を持つコンテンツデータを元に、データA及びデータBは作成される。データBは、単独で復号化可能なIピクチャ(即ち、I0及びI12)で構成され、これらはそれぞれ単独で復号可能であるので、結果としてデータBはそれ自体のみで再生可能となる(ピクチャ数が減少しているので、当然ながら画像は荒くなる)。即ち、携帯電話300では、表示部36で、ピクチャ数の少ないコンテンツデータとして、データBを再生することができる。
一方データAは、Pピクチャ及びBピクチャ(B1、B2、P3、B4、B5、P6、B7、B8、P9、B10、B11、B13、B14、及びP15)から構成され、これらのPピクチャ及びBピクチャが参照するIピクチャのデータを有しない。即ち、データAだけでは再生することはできない。本実施例に係るコンテンツ配信システム10では、このデータAをコンテンツサーバ200が有し、これをTV400に対して配信している。
尚、データBと共にSDカード33に記録されている結合情報は、データAとデータBを結合するための情報である。データAのそれぞれのPピクチャやBピクチャが参照するIピクチャの情報や、それぞれのピクチャの順序等の情報が含まれる。
図6は、携帯電話300でコンテンツサーバ200から復号鍵及びURLをダウンロードする流れを示すフローチャートである。これを元に、TV400がコンテンツサーバ200から暗号化されたデータAを取得するためのURLと、暗号化されたデータAを復号するための復号鍵を携帯電話300で取得する流れについて説明する。
まず、携帯電話300の通信部34とコンテンツサーバ200の携帯通信部24との間で接続処理を行う(ステップ601、ステップ602)。接続が確立すれば、携帯電話300の認証を、コンテンツサーバ200が行う(ステップ603、ステップ604)。より具体的には、携帯電話300がデータA保有者か否かをPKIによる方式でコンテンツサーバ200が判断するものであり、コンテンツサーバ200が信用する認証サーバによる証明書を携帯電話300が有しているか否かで判断される。この認証は、コンテンツサーバ200の認証部25で行われる。
次に、認証に成功したか否かを判断し(ステップ605)、携帯電話300がデータA保有者で無ければ、即ち認証に失敗した場合には、このまま携帯電話300に対する処理を終了する。携帯電話300がデータA保有者であれば、即ち、認証に成功した場合には、コンテンツサーバ200は、URL/鍵情報生成部26により、データAを取得するためのURL、及びデータAをやり取りするための鍵情報(暗号鍵及び復号鍵)を作成する(ステップ606)。この作成は、乱数等に基づいて行われる。
作成された復号鍵及びURLは、携帯通信部24を通じて携帯電話300に送信される(ステップ607)。また、それと共に、作成されたURLと暗号鍵とのセットを、記録部23に記録しておく(ステップ608)。これにより、今回作成されたURLにTV400からアクセスされたときに、今回作成された暗号鍵を用いてデータAを暗号化できるようになる。
携帯電話300は、コンテンツサーバ200からURL及び復号鍵を、通信部34で受信する(ステップ609)。この受信したURL及び復号鍵は、SDカード33に記録される(ステップ610)。
続いて、TV400がコンテンツサーバ200から暗号化されたデータAを取得する流れについて説明する。図7は、TV400でコンテンツサーバ200からデータAを取得し、コンテンツデータを再生するまでの流れを示すフローチャートである。
まずユーザは、TV400にSDカード33を挿入する(ステップ701)。尚、ここで挿入されるSDカード33は、携帯電話300で、図6で説明した作業により復号鍵及びURLの情報を取得したものである。またそれと共に、データB及び結合情報を格納している。
ユーザのTV400の操作部47での操作等により、TV400の通信部43とコンテンツサーバ200の公衆通信部28との間の接続処理を行う(ステップ702及びステップ703)。このとき、TV400からコンテンツサーバ200へアクセスする際のURLは、SDカード33に記録されたURLである。
TV400とコンテンツサーバ200の間で接続が確立すれば、コンテンツサーバ200では、暗号化部27でデータAの暗号化を行う(ステップ704)。このとき使用される暗号鍵は、TV400からアクセスを受けたURLと同時にURL/鍵情報生成部26で作成された暗号鍵であり、この対応情報は、記録部23に記録されている。
データAの暗号化後、コンテンツサーバ200では、暗号化したデータAを公衆通信部28からTV400に向けて送信する(ステップ705)。
TV400は、暗号化されたデータAを通信部43で受信し(ステップ706)、これを復号化部44で復号化する(ステップ707)。このとき使用する復号鍵は、SDカード33に記録された復号鍵である。
復号化を終えたデータAは、データ結合部45により、SDカード33に記録されたデータBと結合される(ステップ708)。このとき、ピクチャの順序等を決定するため、SDカード33に記録された結合情報を参照する。データAとデータBが結合されると、視聴するコンテンツデータが作成されるので、このデータは記録部46に記録される。この記録されたコンテンツデータは、ユーザの操作部47での操作等により再生部48で再生され、表示部49に表示する(ステップ709)。
以上説明したように、本実施例に係るコンテンツサーバ200は、単独では再生不可能なデータAを配信する。これにより、TV400への配信したデータAを第三者に盗取され、さらにこの暗号を破られたとしても、データAは単独では再生することができないため、この安全性は非常に高い。
本実施例では、携帯電話300が持つデータBは、それ自身で再生できるため、コンテンツデータの簡易視聴が可能である。これにより、移動中にユーザが携帯電話で視聴したり、若しくはどのようなコンテンツであったかをチェックしたりすることが可能となるので、より利便性が高い。
本実施例では、復号鍵及びURLを携帯電話300で取得した後、この情報に基づいてTV400でデータAを取得している。これにより、直接TV400からデータAを取得する実施形態よりも、復号鍵やURLの情報が一種の鍵の役割を果たすこととなり、より安全性が高まる。
本実施例では、携帯電話300から要求を受ける度に、異なるURL及び鍵情報をURL/鍵情報生成部26で生成している。言うまでも無く、ある特定のURLや鍵情報を用いる場合よりも安全性は高い。
データAをやり取りするための暗号鍵及びURLは、携帯電話300に対し、セルラーネットワーク11を介して送信される。一般に、公衆通信網であるインターネットよりも、キャリア毎に仕様が統一され、各端末にIDも割り振られるセルラーネットワーク11の方が安全性が高いため、より重要度の高い暗号鍵及びURLをセルラーネットワーク11を介して配信することにより、より安全性は高まる。また、データAと、鍵情報及びURLをそれぞれ異なるルートでコンテンツサーバ200から送信しており、この点も安全性は向上している。
本実施例では、視聴させるコンテンツデータをデータAとデータBに分割し、ユーザはデータBの記録されたSDカード33のみを持ち歩けば、外出先等で当該コンテンツデータを視聴することができる。データBは、当然ながらコンテンツデータ全体に比してデータ量が小さいので、例えコンテンツデータ全体はSDカード33では記録できず、DVD等のより大きな記憶容量を持つ媒体が必要な場合であったとしても、ユーザはデータBの記録されたSDカード33を持ち歩けば、残りのデータ、即ちデータAをコンテンツサーバ200から取得すれば、当該コンテンツデータを視聴することができる。
尚、コンテンツサーバ200とTV400との間の伝送路を、DTCP over IP(Digital Transmission Content Protection over IP)等のコンテンツ保護技術によって伝送されれば、TV400における再生を制御することもできる。また、作成したコンテンツデータに含まれるコピー制御情報(DTCP over IPの例であればE−EMI等)を用いれば、これに応じて、コンテンツデータの再生回数や、期間等を制限したり、コンテンツデータの無尽蔵なコピーを防いだりすることができる。若しくは再生に対する課金を行うことも考えられる。
データAをダウンロードする機器は、携帯電話300でなくとも、例えばインターネットを介してPCやTV400自身であっても良い。特にTV400自身である場合には、別途携帯電話300を用意する必要が無い。
尚、データBも単独で視聴不可能とすることも考えられる。これにより、携帯電話300での簡易視聴が不可能となるが、コンテンツデータ作成者が簡易視聴を認めない場合には、この実施形態の方が好適となる。
本実施例では、データB、結合情報、復号鍵、URL等の情報は、SDカード33を介してやり取りしているが、Bluetooth(登録商標)、無線LAN等の通信や、他の記録媒体を介して行っても良い。
本発明の実施例1に係るコンテンツ配信システムの構成を示すブロック図。 本発明の実施例1に係るコンテンツサーバの構成を示すブロック図。 本発明の実施例1に係る携帯電話の構成を示すブロック図。 本発明の実施例1に係るTVの構成を示すブロック図。 本発明の実施例1に係るコンテンツデータとデータA及びデータBの対応を示す図。 本発明の実施例1に係るコンテンツ配信システムにおいて、携帯電話がコンテンツサーバから復号鍵及びURLをダウンロードする流れを示すフローチャート。 本発明の実施例1に係るコンテンツ配信システムにおいて、TVがコンテンツサーバからデータAを取得し、コンテンツデータを再生するまでの流れを示すフローチャート。
符号の説明
10・・・コンテンツ配信システム
11・・・セルラーネットワーク
12・・・インターネット
21・・・CPU
22・・・メモリ
23・・・記録部
24・・・携帯通信部
25・・・認証部
26・・・URL/鍵情報生成部
27・・・暗号化部
28・・・公衆通信部
31・・・CPU
32・・・メモリ
33・・・SDカード
34・・・通信部
35・・・操作部
36・・・表示部
41・・・CPU
42・・・メモリ
43・・・通信部
44・・・復号化部
45・・・データ結合部
46・・・記録部
47・・・操作部
48・・・再生部
49・・・表示部
200・・・コンテンツサーバ
300・・・携帯電話
400・・・TV

Claims (8)

  1. 映像、音声等のコンテンツデータを再生するデータ再生装置において、
    前記コンテンツデータの一部を構成する第1のデータを格納する第1のデータ格納手段と、
    前記コンテンツデータの一部を構成すると共に、前記第1のデータと結合して前記コンテンツデータを生成する単独で再生不可能な補完データを、ネットワークを介して接続された配信装置より受信し、格納する第2のデータ格納手段と、
    前記第1のデータ及び前記補完データを結合させるための結合情報を記録する記録手段と、
    前記結合情報に基づいて前記第1のデータ及び前記補完データを結合させて前記コンテンツデータを生成する結合手段と、
    前記結合手段により生成された前記コンテンツデータを再生する再生手段と
    を備えることを特徴とするデータ再生装置。
  2. 映像、音声等のコンテンツデータを再生するデータ再生装置において、
    前記コンテンツデータの一部を構成し、単独でそのコンテンツの簡易再生が可能な簡易再生データを格納する第1のデータ格納手段と、
    前記コンテンツデータの一部を構成すると共に、前記簡易再生データと結合して前記コンテンツデータを生成する単独で再生不可能な補完データを、ネットワークを介して接続された配信装置より取得する通信手段と、
    前記通信手段により取得した前記補完データ及び前記簡易再生データを結合させるための結合情報を格納する結合情報格納手段と、
    前記結合情報に基づいて前記簡易再生データ及び前記補完データを結合させて前記コンテンツデータを生成する結合手段と、
    前記結合手段により生成された前記コンテンツデータを再生する再生手段と
    を備えることを特徴とするデータ再生装置。
  3. 請求項2記載のデータ再生装置において、
    前記通信手段により受信した前記補完データは暗号化されており、
    暗号化された前記補完データを復号するための鍵情報を格納する鍵情報格納手段と、
    暗号化された前記補完データを前記鍵情報に基づいて復号する復号化手段と
    をさらに備えることを特徴とするデータ再生装置。
  4. 請求項2記載のデータ再生装置において、
    前記通信手段が前記配信装置に接続するためのURLを格納するURL格納手段をさらに備え、
    前記通信手段は前記URLに基づいて前記配信装置に接続し、前記補完データを取得することを特徴とするデータ配信装置。
  5. 前記コンテンツデータは、MPEG規格の映像データであり、
    前記第1のデータはIピクチャから構成され、
    前記補完データはPピクチャ及びBピクチャから構成されることを特徴とする請求項2乃至請求項4記載のデータ配信装置。
  6. 映像、音声等のコンテンツデータが、第1のデータと、前記第1のデータと結合して前記コンテンツデータを生成する単独で再生不可能な補完データとに分割され、前記第1のデータ及びデータ配信装置から配信される前記補完データが再生装置により結合されてそのコンテンツが再生されるシステムの前記データ配信装置において、
    前記補完データを格納する補完データ格納手段と、
    前記補完データをネットワークを介して接続された前記再生装置に送信する通信手段と
    を備え、
    前記通信手段は、前記第1のデータを所有する前記再生装置に前記補完データを送信することを特徴とするデータ配信装置。
  7. 請求項6記載のデータ配信装置において、
    前記補完データを暗号化する暗号化手段をさらに備え、
    前記通信手段は、前記暗号化手段により暗号化された前記補完データを前記再生装置に送信することを特徴とするデータ配信装置。
  8. 請求項7記載のデータ配信装置において、
    前記補完データを暗号化及び復号化するための鍵情報を作成する鍵情報生成手段と、
    前記再生装置と接続し、前記補完データを送信する為のURLを作成するURL作成手段と
    をさらに備え、
    前記暗号化手段は、前記鍵情報生成手段が作成した前記鍵情報に基づいて前記補完データを暗号化し、
    前記通信手段は、前記URL作成手段により作成されたURLに基づいた接続で前記再生装置に前記暗号化手段により暗号化された前記暗号化データを送信することを特徴とするデータ配信装置。
JP2004362488A 2004-12-15 2004-12-15 データ再生装置及びデータ配信装置 Pending JP2006172054A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011170423A (ja) * 2010-02-16 2011-09-01 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> コンテンツ送受信システムおよびコンテンツ送受信システムにおける動作方法

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JP2011170423A (ja) * 2010-02-16 2011-09-01 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> コンテンツ送受信システムおよびコンテンツ送受信システムにおける動作方法

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