JP2006172007A - 解析用メッシュ修正装置、及び、解析用メッシュ修正方法 - Google Patents

解析用メッシュ修正装置、及び、解析用メッシュ修正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】メッシュ修正時の繰り返し作業を無くし、複数のメッシュを同時に精度良く修正し、作業時間の短縮を図り、かつ修正メッシュの均一化を図る。
【解決手段】PC1では、生成された三角メッシュを、スキューネスを用いた第1の品質グルーピング処理を行い、更に、局所座標系を用いた第2の品質グルーピング処理を行って、修正した三角メッシュと同じ修正を同じグループに属する三角メッシュに対して連動させて行う。ここで、局所座標系は、3つの角度の中で最も小さい角度のノードを原点に設定し、この原点を形成する2辺の長い方の辺をX軸上の辺として設定し、この長い方の辺が存在する側がX軸の正の側として設定し、三角メッシュの平面上で原点を形成する2辺の短い方の辺が存在する側を、原点でX軸と直交するY軸の正の側に設定し、X軸上の辺の長さを基準に正規化されて形成される。
【選択図】図5

Description

本発明は、流体解析等に用いる解析用メッシュの修正作業時間の短縮を図ることができる解析用メッシュ修正装置、及び、解析用メッシュ修正方法に関する。
従来より、2次元空間、或いは、3次元空間において流体解析等のCAE(Computer Aided Engineering)等を行う際には、三角形状の三角メッシュをはじめ様々な形状の解析用メッシュが広く利用されている。例えば、解析対象物である車両の表面形状を微小な三角形のメッシュで置き換えて表現し、空気抵抗を調べる等の数値流体解析に利用されている。
こうした、解析用メッシュは、一般にメッシュ生成用ソフトウエアプログラムによって自動生成されるが、生成された解析用メッシュの中には、その形状が異常に変形した、いわゆる品質の悪いメッシュが生成される場合がある。品質の悪いメッシュは、解析処理における解析精度の悪化を招くため、通常、修正作業を行うオペレータであるユーザによって修正される。
その修正作業は、多くの場合、オペレータによる手作業で行われる。また、その修正作業において、より品質の良いメッシュを生成する方法も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−289257号公報
しかしながら、例えば、数値流体解析用表面メッシュが生成された後、歪んだ表面メッシュの修正を手作業にて行なう場合、修正すべきメッシュ数が多い場合には、その作業には多大な時間を要していた。上述した特許文献1に開示される方法においても、修正対象となるメッシュ毎の歪みに対して、一つ一つ修正作業を繰り返すため、修正すべきメッシュが大量に存在する場合、やはり修正作業に多大な時間が掛かるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、メッシュ修正時の繰り返し作業を無くし、複数のメッシュを同時に精度良く修正し、作業時間の短縮を図り、かつ修正メッシュの均一化を図ることが可能な解析用メッシュ修正装置、及び、解析用メッシュ修正方法を提供することを目的とする。
本発明は、解析用メッシュの修正装置であって、複数の三角形状の三角メッシュを生成するメッシュ生成手段と、上記複数の三角メッシュの中から選択した三角メッシュについて、少なくとも、予め設定した条件を満足する頂点を原点に設定し、該原点となる頂点を形成する2辺のうち、予め設定する条件を満足する辺を座標軸上に設定して局所座標系を形成し、上記選択した三角メッシュを上記局所座標系で表現する局所座標系表現手段と、上記局所座標系表現手段により表現される値を基に上記複数の三角メッシュの同一又は類似を判断してグループ分けするグルーピング手段と、一つの選択された三角メッシュを修正するメッシュ修正手段と、上記メッシュ修正手段により修正した三角メッシュと同じグループに属する他の三角メッシュに対し、上記修正した三角メッシュと同じ修正を行う連動修正手段とを備えたことを特徴としている。
本発明による解析用メッシュ修正装置、及び、解析用メッシュ修正方法によれば、メッシュ修正時の繰り返し作業を無くし、複数のメッシュを同時に精度良く修正し、作業時間の短縮を図り、かつ修正メッシュの均一化を図ることが可能となる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1乃至図18は本発明の実施の一形態を示し、図1は解析用メッシュ修正装置の全体を示す構成図、図2はメッシュデータの修正処理の全体を示すブロック図、図3はスキューネスの説明図、図4は局所座標系の説明図、図5は解析用メッシュの修正処理の流れの例を示すフローチャート、図6は記憶装置にストアされるメッシュデータのデータ構造の例を示す説明図、図7は生成されたメッシュをモニタの画面上に表示させたときのメッシュの一部を示す説明図、図8はメッシュの中から品質の悪いグループのメッシュとして抽出されたメッシュを表示させたときのメッシュの一部を示す説明図、図9は選択されたメッシュとその周囲部のメッシュが表示された例を示す説明図、図10は選択されたメッシュとその周囲部のメッシュが表示される他の例を示す説明図、図11は修正すべきメッシュM1とその周囲部のメッシュを示す説明図、図12はエッジを分割して修正した場合の説明図、図13はメッシュを方向転換して修正した場合の説明図、図14はメッシュのノードの移動で修正した場合の説明図、図15は連動して修正されるメッシュの説明図、図16はメッシュが修正された状態を示す説明図、図17は修正モードにおける画面表示の変形例の説明図、図18は図17の場合にメッシュが修正された状態を示す説明図である。
本実施形態において、メッシュデータの修正処理は、パーソナルコンピュータ(以下、PCと略称)等のコンピュータシステムにおいて後述する処理プログラムが実行されることによって行われる。
図1に示すように、解析用メッシュ修正装置であるPC1は、中央処理装置(以下、CPUと略称)を有するコンピュータ本体2と、各種データ及びプログラムを記憶する記憶装置3と、キー入力装置であるキーボード4と、ポインティングデバイスであるマウス5と、表示装置であるモニタ6とを有して主要に構成されている。コンピュータ本体2には、記憶装置3、キーボード4、マウス5、及びモニタ6が接続されている。
記憶装置3には、解析用メッシュの修正に必要な、後述するプログラム及びデータがストアされる。メッシュデータの修正を行うオペレータは、図1に示すコンピュータシステムを操作することによって、以下説明するメッシュデータの修正を行う。
図2に示すように、上述のPC1は、メッシュ生成部11と、メッシュ品質評価部12と、第1のグルーピング部13と、座標変換処理部14と、第2のグルーピング部15と、メッシュ修正部16と、連動修正部17とを有して主要に構成されている。
メッシュ生成部11は、メッシュ生成手段としてのものであり、メッシュデータを生成する処理プログラムである。メッシュ生成部11には、メッシュデータを生成するために必要な元となるデータが与えられる。元となるデータは、メッシュデータを作成する対象である、例えば車両の3次元の構造データである。尚、3次元の構造データを、いわゆるスクラッチで、すなわちゼロから作成してもよいが、車両の構造データとして、既に作成されている、例えば風洞実験用の3次元CADデータがあれば、既にあるそのデータを利用してもよい。例えば、3次元CADデータとしては、3次元CADソフトウエアであるCATIA(商品名)から出力されるNastranデータ等である。
PC1は、その3次元CADデータを記録媒体によって、あるいはデータ通信によって取得して、記憶装置3にストアする。メッシュ生成部11は、記憶装置3に記憶された3次元CADデータに対して所定の処理を施すことによって、例えば、CAE解析用表面メッシュとしての三角形の3次元の平面メッシュのメッシュデータを生成する。このメッシュ生成部11のソフトウエアとしては、例えば、HyperMesh(商品名)等がある。
メッシュ品質評価部12は、メッシュ品質評価手段としてのものであり、生成されたメッシュデータのいわゆる品質の評価を行う処理プログラムである。例えば、対象のメッシュデータが三角形の平面メッシュである場合、正三角形のメッシュが最も品質が良いとし、尖ったような三角形のメッシュは品質が悪いと定義される。評価方法としての評価関数としては、例えばメッシュの正三角形の程度を表すスキューネスという評価関数を用いることができる。
図3を基に、スキューネスについて説明する。メッシュデータにおける三角形メッシュmと、正三角形メッシュm’とが示されている。正三角形メッシュm’は、その辺長の合計が三角形メッシュmの辺長の合計と同じになるような正三角形である。
スキューネスSkは、三角形メッシュmの面積Aと正三角形メッシュm’の面積A’との面積の比(A/A’)を、1から差し引いた値として算出される(Sk=1−(A/A’))。従って、三角形メッシュmは、スキューネスSkが0(ゼロ)に近いほど、正三角形に近いとして評価が高くなる。
メッシュ品質評価部12は、各メッシュのノード間の位置データに基づいて、スキューネスSkを演算して求めることによって、メッシュの品質を数値化して表現する処理を行う。
第1のグルーピング部13は、メッシュ抽出分類手段としてのものであり、上述のメッシュ品質評価部12で評価した品質を基に、同一又は類似の品質のメッシュをグループ別に分類する、すなわち層別する処理を行う処理プログラムである。この第1のグルーピング部13におけるメッシュの品質が同一又は類似か否かの判断は、評価された品質、スキューネスの値が同一か類似かによって行われる。
座標変換処理部14は、局所座標系表現手段としてのものであり、上述の第1のグルーピング部13で分類された後の、オペレータにより選択された分類に属する各メッシュ毎に局所座標系に変換処理する。
この局所座標系の生成について、図4で説明する。まず、局所座標系を生成する三角メッシュについて、3つの角度の中で最も小さい角度を有している頂点(図4の例では角A)のノードが原点と設定される(原点P1(0,0,0)が設定される)。
次に、この原点P1(0,0,0)を形成する2辺の長い方の辺が第1の座標軸(X軸)上の辺として設定され、この辺が存在する側がX軸の正の側として設定される(ノードP2(x2,0,0)が設定される)。
次いで、三角メッシュの平面上で原点P1(0,0,0)を形成する2辺の短い方の辺が存在する側(ノードP3(x3,y3,0)が存在する側)を、原点P1(0,0,0)でX軸と直交する第2の座標軸(Y軸)の正の側に設定する。そして、原点P1(0,0,0)でX軸とY軸とに直交する残りの軸がZ軸に設定される。尚、このZ軸は、特に2次元空間での解析の場合等では設定しない。また、3次元空間での解析においても必要に応じて設定を省略することが可能である。
また、座標変換処理部14は、上述のように作成した局所座標系において、原点P1(0,0,0)を形成する2辺の長い方の辺の長さ、すなわち、x2を基準とし正規化を実行する。すなわち、x2を基準値「1」として、正規化する。これにより、図4における、P1,P2,P3の各ノードの座標は、以下のように設定される。
P1=(0,0,0)
P2=(1,0,0)
P3=(x3/x2,y3/x2,0)
こうした正規化を行うことにより、各三角メッシュの大きさが異なっても、形状の相似関係が正確に判別できるようになるのである。また、この正規化処理により、ノードP3のX座標とY座標は、1以下の値となる。
第2のグルーピング部15は、グルーピング手段としてのものであり、座標変換処理部14で作成された正規化された各三角メッシュの局所座標系の値を基に三角メッシュの同一又は類似を判断してグループ分けする。例えば、ある特定の三角メッシュのP3のX座標、Y座標を基に、X座標が設定範囲の値で、且つ、Y座標が設定範囲の値に存在する三角メッシュは、その特定の三角メッシュに対して同一又は類似と判断して、グループ分けしていくのである。
メッシュ修正部16は、メッシュ修正手段としてのものであり、メッシュの修正を行うための処理プログラムである。メッシュデータの修正は、PC1のキーボード4、マウス5及びモニタ6のマンマシンインターフェース(以下、MMIと略す)を利用して行われる。オペレータは、モニタ6の画面上にメッシュを表示させ、メッシュを指定あるいは選択して、マウス5によりメッシュのノードの位置を移動、エッジの修正等させることによって、メッシュの形状を修正することができる。
連動修正部17は、連動修正手段としてものであり、1つのメッシュが修正されると、同一あるいは類似のメッシュも連動して同様に修正する処理プログラムである。
以下、図5を用いて、上述した修正処理について、より詳述に説明する。図5は、図2に示した上述した修正処理について、より詳述な処理の流れの例を示すフローチャートである。図5の処理は、オペレータが、PC1に対して、3次元CADデータからメッシュデータを生成するためのメッシュデータ生成コマンドを入力すると、PC1によって実行が開始される。図5の処理のプログラムは、記憶装置3にストアされており、CPUがストアされたそのプログラムを読み出して実行する。
図5の処理によって、各メッシュの各種データが生成されるが、それらのデータは、図6に示すデータ構造を有するデータベースにストアされる。初めに、メッシュデータのデータ構造について説明する。
図6に示すように、メッシュデータのデータベース(以下、メッシュDBという)20は、ここでは単なるテーブル形式のデータである。メッシュDB20には、各メッシュについて、メッシュ識別子(以下、メッシュIDという)21、絶対座標22、面積23、品質評価値24、局所座標25、局所座標正規化値26、第1の品質グループ27、第2の品質グループ28、修正ログ29等の各項目データが含まれる。
メッシュIDの項目21には各メッシュを識別するための識別コードが記録される。
絶対座標の項目22には、ある基準点に対するメッシュの三角形の3角の3点、すなわち3つのノードの座標値データが記録される。
面積の項目23には、メッシュの三角形の面積値データが記録される。
品質評価値の項目24には、メッシュの品質値、例えば上述したスキューネスの値が記憶される。
局所座標の項目25及び局所座標正規化値の項目26には、上述した局所座標系に変換した値と、これを正規化した値が記録される。尚、これらの局所座標の項目25及び局所座標正規化値の項目26は、第1のグルーピング部13で分類された分類毎に選択された場合にのみ記録される。
第1の品質グループの項目27には、第1のグルーピング部13で分類されたメッシュの属する分類を識別するための識別コードが記録される。
第2の品質グループの項目28には、第2のグルーピング部15でグループ分けされたメッシュの属する分類を識別するための識別コードが記録される。
図5に戻り、メッシュデータ生成コマンドが入力されると、まず、ステップ(以下、「S」と略称)101で、メッシュ生成部11が3次元CADデータからメッシュデータを生成する。
次に、S102に進み、メッシュ生成部11において、各メッシュの基本データ、すなわち、生成されたメッシュデータの絶対座標データ、面積が演算されて、記憶装置3のメッシュDB20にストアされる。
次いで、S103に進み、メッシュ品質評価部12において、記憶装置3にストアされた全てのメッシュデータについて品質評価関数(本実施の形態ではスキューネス)が適用され、品質評価値が算出され、メッシュDB20に記録される。
次に、S104に進み、各メッシュの品質評価値が所定の閾値以上であるか否かを比較し、品質評価値が所定の閾値以上のメッシュとその周囲部のメッシュを抽出する。ここで、所定の閾値とは、例えば、上述したスキューネスの場合、0.9等の値である。尚、品質評価値の定義によっては、品質評価値が小さくなる程、メッシュの品質が悪くなる場合もある。そのような場合は、品質評価値が所定の閾値以下のメッシュとその周囲部のメッシュを抽出する。
次に、S105に進み、上述のS104において抽出されたメッシュ、すなわち所定の閾値以上の品質評価値である品質の悪いメッシュとその周囲部のメッシュについて、品質評価値に応じて、グルーピング処理(第1の品質グルーピング処理)が行われる。例えば、0.9以上で1.0以下の品質評価値を、0.01の幅の範囲で層別し、S104において抽出されたメッシュがどの範囲、すなわち、どのグループに入るかを決定することによって、グルーピングを行う。この第1の品質グルーピング処理によって、同じグループと分類されたメッシュは、同じグループ識別子(第1の品質グループ識別子:以下、第1の品質グループIDという)が付与される。
尚、この第1の品質グルーピング処理は、グルーピングを所定の幅の範囲で層別しなくても、品質評価値が所定の範囲内で近似する複数のメッシュを1つのグループとして、グルーピングするようにしてもよく、グルーピングの方法は種々有り得る。上述のS104、及び、S105における処理は、第1のグルーピング部13によって実行される。また、上述のS105によりグルーピングされたメッシュの第1の品質グループIDのデータは、メッシュDB20の第1の品質グループの項目27の欄にストアされる。
次に、S106に進み、座標変換処理部14において、分類された各第1の品質グループの分類毎に、各メッシュを局所座標系に変換処理する。これは、前述した如く、まず、局所座標系を生成する三角メッシュについて、3つの角度の中で最も小さい角度を有している頂点のノードを原点に設定する。次に、この原点を形成する2辺の長い方の辺をX軸上の辺として設定し、この長い方の辺が存在する側がX軸の正の側として設定する。次いで、三角メッシュの平面上で原点を形成する2辺の短い方の辺が存在する側を、原点でX軸と直交するY軸の正の側に設定する。そして、原点でX軸とY軸とに直交する残りの軸がZ軸に設定される。
次いで、S107に進み、座標変換処理部14は、S106で生成した局所座標系を、前述のように、原点を形成する2辺の長い方の辺の長さを基準として(基準値「1」として)正規化を実行する。
その後、S108に進み、第2にグルーピング部15において、座標変換処理部14で作成された正規化された各三角メッシュの局所座標系の値を基に三角メッシュの同一又は類似を判断してグループ分けする。具体的には、前述したように、原点とX軸上のノード以外の第3番目のノードのX,Y座標について、X座標が設定範囲の値で、且つ、Y座標が設定範囲の値に存在する三角メッシュは、その特定の三角メッシュに対して同一又は類似と判断して、グループ分けしていく(第2の品質グルーピング処理)。この第2の品質グルーピング処理によって、同じグループと分類されたメッシュは、同じグループ識別子(第2の品質グループ識別子:以下、第2の品質グループIDという)が付与される。そして、上述のS108によりグルーピングされたメッシュの第2の品質グループIDのデータは、メッシュDB20の第2の品質グループの項目28の欄にストアされる。
次いで、S109に進むと、オペレータはメッシュ修正を行うことができる。このメッシュ修正の順番と方法は、種々ある。例えば、品質評価値が所定の閾値以上のものは、S105の処理により分類抽出され、更に、S108の処理によりグルーピングされているので、PC1は、最も品質評価値の大きなグループのメッシュ、すなわち品質の最も悪いグループにグループ分けされたメッシュを、メッシュデータの中から抽出してモニタ6上に表示し、オペレータは、表示されたそのグループのメッシュの中から一つを選択して、修正を行うことができる。すなわち、品質が評価された複数のメッシュの中で、品質の悪いメッシュから修正されるように、モニタ6に表示するようにする。
或いは、PC1は、所定の閾値以上のメッシュをモニタ6上に、オペレータは、表示された品質の悪いメッシュの中から修正したいメッシュを選択して、修正を行うようにしてもよい。メッシュ修正の順番は、種々の方法が考えられるが、以下では、その中の一つの方法の場合で、メッシュの修正の方法を具体的に示す。
図7は、生成されたメッシュをモニタ6の画面上に表示させたときのメッシュの一部を示す図である。S101において生成されたメッシュを、モニタ6に表示させるべく、オペレータが所定のコマンドをPC1に指示すると、図7に示すようなメッシュが表示される。オペレータは、例えば、品質評価値が所定の閾値以上であるとされた全てのメッシュをモニタ6に表示するコマンドをPC1に指示すると、PC1は、メッシュDB20の中から品質評価値が所定の閾値以上のメッシュを抽出し、図8に示すような画像をモニタ6上に表示する。
図8は、S105においてメッシュの中から品質の悪いグループのメッシュとして抽出されたメッシュを表示させたときのメッシュの一部を示す図である。図8では、品質評価値が所定の閾値以上のメッシュがハイライト、ここでは、斜線で表示されている。これは、所定の閾値以上のメッシュと他のメッシュとをオペレータが区別できるようにするためである。また、M1,M2,M3,M4の各メッシュと、M11,M12,M13,M14の各メッシュとは、同じ品質評価値で分類されるメッシュであっても、S108の処理により異なるグループに分けられたメッシュであることを示す。
オペレータが、マウス5を用いてハイライト表示されたメッシュの一つを選択すると、図9に示すように、選択されたメッシュと、その選択されたメッシュの周囲部のメッシュとがモニタ6の画面上に表示される。より詳しく言えば、図8の画面の状態において、メッシュM1をマウス5によって選択し、メッシュの修正モードになると、図9の画面が表示される。尚、図8は、メッシュM1と周囲部のメッシュ、並びにメッシュM1と同一又は類似のメッシュ(第1の品質グルーピング処理(S105)と第2の品質グルーピング処理(S108)とで同一又は類似とみなされたメッシュ)M2,M3,M4とそれらの周囲部のメッシュの範囲が、わかり易いように、太い線で示してある。オペレータが、一つのメッシュを選択し、選択したメッシュを修正するための所定のコマンドをPC1に指示すると、PC1は修正モードになる。
そして、図9の状態では、選択されたメッシュM1とその周囲部のメッシュ、並びに、メッシュM1と同じグループの他のメッシュM2,M3,M4が表示されるが、それら以外のメッシュは表示されない。すなわち、図9の状態では、メッシュM1が修正される場合に、メッシュM1とその周囲部のメッシュ、並びに、メッシュM1と同じグループの他のメッシュM2,M3,M4とその周囲部のメッシュが、他のメッシュとは別個に表示される。メッシュM1の形状の変更は、メッシュM1の周囲部のメッシュの形状の変更に繋がるので、メッシュM1を修正するときには、周囲部のメッシュも合わせて表示されるのである。
オペレータは、図9の画面表示を見ながら、マウス5等を使用して、メッシュM1のノードを選択して、移動等のコマンドを入力することによって、メッシュM1の形状を変更することができる。メッシュM1のノード位置を変更すると、上述したようにメッシュM1の周囲部のメッシュのノード位置も変更される。
図9では、図8に示すメッシュの中から、修正されるメッシュM1と周囲部のメッシュ並びに、メッシュM1と同じグループの他のメッシュM2,M3,M4が表示のみが表示される場合、表示される各メッシュの位置が、図8における対応するメッシュの位置と同じになるように、メッシュが表示される。
尚、図9の表示の変形例として、修正モードにおけるメッシュの表示は、図10に示すようにしてもよい。図10は、選択されたメッシュとその周囲部のメッシュが表示される他の例を示す図である。図10では、表示される各メッシュの位置は、図8における対応するメッシュの位置と同じになるように、メッシュは表示されないが、表示されるメッシュM1と、メッシュM1と同じグループの他のメッシュM2,M3,M4は、それぞれ、周囲部のメッシュを含めて、他のメッシュとは別個に、一つの固まりとして表示される。
次に、修正モードにおけるメッシュの修正の方法について説明する。図11は、修正すべきメッシュM1とその周囲部のメッシュを示す図である。図12から図14は、図11に示すメッシュM1の修正例を示す図である。すなわち、図12は、左上側のエッジを2分割して修正した場合の例を示している。また、図13は、メッシュを方向転換した場合の例を示している。更に、図14は、メッシュのノードの移動(上のノードを更に上方に移動)した場合の例を示している。
メッシュの修正方法は、図12から図14に示した以外にも、ノードの結合など、種々あるので、他の方法であってもよい。また、メッシュの修正は、オペレータが修正のための各種コマンド、マウス5による位置指定等をPC1に入力することによって行われる。
図5に戻り、S109でメッシュM1の修正を行い、オペレータが修正されたメッシュM1とその周囲部のメッシュの状態を更新する旨のコマンド、例えば更新コマンドをPC1へ入力して指示すると、S110の判定処理でYESとなって、S111に進んで、メッシュM1とその周囲部のメッシュのデータが更新される。尚、S110で更新しないとの指示が与えられた場合は、S105からの処理を繰り返す。
そして、S111からS112に進むと、メッシュM1と同じグループの他のメッシュM2,M3,M4とその周囲部のメッシュについても、メッシュM1についてした修正と同じように修正を行う連動修正が行われ、メッシュデータが修正内容のメッシュデータに更新される。
例えば、図15に示すように、メッシュM1の左上側のノードを分割してP11に新たなノードを形成する修正を行ったとすると、他の同一又は類似関係にあるメッシュM2,M3,M4について、正規化された局所座標系の値に基づいて、対応する角度、対応するノード位置での修正が実行される。図15の例では、メッシュM2,M3,M4のそれぞれに、新たなノードP12,P13,P14を形成して修正が実行される。
また、例えば、図15に示すように、メッシュM11の右端側のノードをノードP21の位置まで下方に移動させた場合、メッシュM11と同じグループの他のメッシュM12,M13,M14とその周囲部のメッシュについても、メッシュM11についてした修正と同じように行う連動修正が行われ、メッシュデータが修正内容のメッシュデータに更新される。すなわち、メッシュM12の右端側のノードはノードP22の位置まで下方に移動させられ、メッシュM13の左端側のノードはノードP23の位置まで上方に移動させられ、メッシュM14の右端側のノードはノードP24の位置まで上方に移動させられる。
このように、S112の連動修正によって、メッシュM1(M11)と同じグループに属する複数のメッシュM2,M3,M4(M12,M13,M14)も、修正したメッシュM1(M11)と同じように周囲部も含めて修正される。従って、本実施の形態では、単に品質評価値のみの分類のみならず、特にS108での第2の品質グルーピング処理で、局所座標系でのグルーピング処理が行われているため、連動修正も容易且つ精度良く実行されるのである。
上述のS112で、メッシュM1のグループのメッシュの修正が終わると、S113に進み、オペレータは、メッシュの修正処理を、更に行うか否かの指示をPC1に対して行う。
S113で、PC1が更なる修正処理を行う指示を受けたと判定した場合(例えば、メッシュM11の修正を行う場合等)は、S105からの処理を繰り返し、上述のメッシュM11についての修正を行う。この連動修正を繰り返し行うことにより、最終的には、例えば、図16に示すような、図8に示されたメッシュM1、及び、M11とその周囲部のメッシュM2,M3,M4、及び、M12,M13,M14が修正された状態を得ることができる。
また、S113で更なる修正処理を行わないとの指令を受けたと判定した場合はそのままプログラムを抜ける。
尚、更なるメッシュの修正を行うか否かは、例えば、モニタ6の画面上に、継続してメッシュの修正を行うか否かをオペレータに尋ねるポップアップウインドウのようなものを表示させ、オペレータに、そのウインドウへのコマンド入力を行わせることによって行うようにする。
以上説明したように、本実施の形態によれば、オペレータは、図8に示す品質の悪いメッシュM1やM11を選択して修正を行い、これらメッシュM1,M11を、図16に示すような品質の良いメッシュを修正することができる。
更に、S112の連動修正によって、メッシュM1及びM11と同じグループの他のメッシュM2,M3,M4及びM12,M13,M14についても同様に修正を行うことができるので、修正を効率的に行うことができる。また、修正したメッシュと同一又は類似するメッシュに対して、修正したメッシュと同様の修正を行うので、メッシュの修正が均一になる。
尚、上述したS109において、メッシュの修正をするべく修正コマンドをオペレータがPC1に入力してPC1が修正モードになると、図9或いは図10に示すような画面の表示になるのではなく、図17に示すように、選択されたメッシュM1とメッシュM1の周囲部のメッシュも含めて、サブウインドウ31に表示させるようにしてもよい。図17は、修正モードにおける画面表示の変形例を示す図である。図18は、図17の場合に、メッシュが修正された状態を示す。
すなわち、オペレータは、PC1のMMIを用いて、図17のサブウインドウ31内に表示されたメッシュM1とその周囲部のメッシュに対して修正を行うことができる。メッシュM1が修正されると、サブウインドウ内のメッシュM1とその周囲部のメッシュは修正された形状になり、更に、上述したようにS112の連動修正を行うと、図18に示すように、サブウインドウ31の範囲外に表示されている、メッシュM2,M3,M4についても修正されて表示される。
このようなサブウインドウ31を利用することによって、オペレータが他のメッシュを誤って修正することがなくなるので、修正作業の効率が向上する。
また、上述した例では、S109の修正処理の後、オペレータが更新コマンドを指示することによって、メッシュデータの更新処理(S111)及び連動修正の処理(S112)が実行されているが、S109の修正処理に対応してリアルタイムにメッシュデータの更新と他のメッシュの連動修正を行うようにしてもよい。すなわち、図5におけるS110の処理を省き、S109の処理を行うと、S111とS112の処理を連続して行うようにする。このようにすれば、連動修正の状態を確認しながら、メッシュの修正を行うことができる。
更に、S109における修正作業の内容を記録しておき、他の対象等のメッシュデータに対する修正に利用できるような修正記録部を有するようにしてもよい。具体的には、修正記録部は、修正するメッシュと周囲部のメッシュについてされた修正作業のログである修正データを、各メッシュに対応させて記憶装置3に記録するようにする。修正作業のデータは、例えば、オペレータのMMIに対する操作内容は、いわゆるスクリプトによって記述できるので、そのスクリプトデータを、例えば、図6のメッシュDB20の修正ログの項目29の欄に記憶させる。
その結果、そのときに修正を行っている対象のメッシュではなく、オペレータが別の対象の修正、例えば後日他の車両のメッシュの修正を行うときに、同一あるいは類似の品質の悪いメッシュに対して、修正ログの項目29に記憶されたスクリプトをプログラムとして読み出すことによって、修正作業を再現してメッシュ修正の参考にしたり、メッシュの修正を自動的に行うようにすることができる。よって、別の対象の修正作業を短時間に行うことができる。
また、修正されたメッシュは、当初生成されたメッシュデータと異なるものとなるため、修正内容が確定するまで、各メッシュの属性を変更するような属性管理部を有するようにしてもよい。例えば、メッシュM1について修正すると、その結果周囲部のメッシュも同時に修正される。更に、メッシュM1と連動修正されたメッシュとその連動修正されたメッシュの周囲部のメッシュも存在する場合がある。
その場合、属性管理部は、修正されたメッシュM1とその周囲部のメッシュ、並びに連動修正されたメッシュM2,M3,M4についてのメッシュデータには、一時的に新たな属性を付与する。属性としては、例えばグループ番号を利用することができる。その新たに付与される属性の内容は、例えば、グループ番号に記号、番号等を付加したものである。図6において、メッシュM1の第1の品質グループが「1」、第2の品質グループが「2」であれば、新たに付与されるのは、「1−2−1」などである。その結果、メッシュM1の修正に関連して修正された各メッシュに、同じ属性「1−2−1」を有するようにさせることができるので、例えば、モニタ上に表示させる時に、メッシュM1と周囲部のメッシュ、並びにメッシュM1と同様の修正がされたメッシュM2,M3,M4及びその周囲部のメッシュを、他のメッシュとは異なる色を付けて表示させるようにすることができる。同様に、メッシュM1と異なるグループのメッシュMiについて修正した場合は、そのメッシュMiのグループ番号「第1の品質グループ−第2の品質グループ」が「m−n」であれば、新たに付与されるのは、「m−n−1」などである。その結果、修正されたメッシュMiとその周囲部のメッシュ、並びにそのメッシュMiと同様の修正がされたメッシュ及びその周囲部のメッシュを、メッシュM1及び他のメッシュM2,M3,M4等とは異なる色を付けて表示させるようにすることができる。
従って、修正されたメッシュをグループ毎に識別、例えば画面上では異なる色で表示することができるので、修正作業において、変更箇所が容易にかつグループ別に識別できる。特に、動修正されたメッシュをさらに修正したいときに、連動修正されたメッシュも容易に識別することができる。
尚、修正が終了し、修正内容が確定した後は、一時的に付与された属性を元の属性に戻すような処理、上述した例であれば、グループ番号を「1−2−1」を元の「1−2」に戻す処理を、図5の処理の最後に追加にする。
尚、本実施の形態では、メッシュDB20の各ノードについては特にデータを持たせていないが、そのノード毎にノードを有して形成される三角メッシュ(周囲要素)の個数や、各三角メッシュの角度等のデータを記録しておくようにしても良い。こうすることにより、座標変換処理部14において、原点の設定や、X軸の設定をより確実に行わせることが可能となる。すなわち、例えば、三角メッシュが、正三角形や二等辺三角形であった場合、上述の原点の設定条件とX軸の設定条件では、明確な局所座標系の生成が困難な場合があるが、更に、原点の設定条件やX軸の設定条件を、「最も周囲要素が少ないノードを原点とする」、「構成要素の角度の最大角と最小角との差が小さいものを原点とする」、…、「原点を構成する2辺が同じ長さの場合、他の2つの頂点のうち構成要素の少ない方の頂点をX軸とする」、…、等の条件を更に階層的に加えておけるので確実に局所座標系を生成することが可能となる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
解析用メッシュ修正装置の全体を示す構成図 メッシュデータの修正処理の全体を示すブロック図 スキューネスの説明図 局所座標系の説明図 解析用メッシュの修正処理の流れの例を示すフローチャート 記憶装置にストアされるメッシュデータのデータ構造の例を示す説明図 生成されたメッシュをモニタの画面上に表示させたときのメッシュの一部を示す説明図 メッシュの中から品質の悪いグループのメッシュとして抽出されたメッシュを表示させたときのメッシュの一部を示す説明図 選択されたメッシュとその周囲部のメッシュが表示された例を示す説明図 選択されたメッシュとその周囲部のメッシュが表示される他の例を示す説明図 修正すべきメッシュM1とその周囲部のメッシュを示す説明図 エッジを分割して修正した場合の説明図 メッシュを方向転換して修正した場合の説明図 メッシュのノードの移動で修正した場合の説明図 連動して修正されるメッシュの説明図 メッシュが修正された状態を示す説明図 修正モードにおける画面表示の変形例の説明図 図17の場合にメッシュが修正された状態を示す説明図
符号の説明
1 パーソナルコンピュータ
2 コンピュータ本体
3 記憶装置
4 キーボード
5 マウス
6 モニタ
11 メッシュ生成部(メッシュ生成手段)
12 メッシュ品質評価部(メッシュ品質評価手段)
13 第1のグルーピング部(メッシュ抽出分類手段)
14 座標変換処理部(局所座標系表現手段)
15 第2のグルーピング部(グルーピング手段)
16 メッシュ修正部(メッシュ修正手段)
17 連動修正部(連動修正手段)
代理人 弁理士 伊 藤 進

Claims (7)

  1. 解析用メッシュの修正装置であって、
    複数の三角形状の三角メッシュを生成するメッシュ生成手段と、
    上記複数の三角メッシュの中から選択した三角メッシュについて、少なくとも、予め設定した条件を満足する頂点を原点に設定し、該原点となる頂点を形成する2辺のうち、予め設定する条件を満足する辺を座標軸上に設定して局所座標系を形成し、上記選択した三角メッシュを上記局所座標系で表現する局所座標系表現手段と、
    上記局所座標系表現手段により表現される値を基に上記複数の三角メッシュの同一又は類似を判断してグループ分けするグルーピング手段と、
    一つの選択された三角メッシュを修正するメッシュ修正手段と、
    上記メッシュ修正手段により修正した三角メッシュと同じグループに属する他の三角メッシュに対し、上記修正した三角メッシュと同じ修正を行う連動修正手段と、
    を備えたことを特徴とする解析用メッシュ修正装置。
  2. 上記複数の三角メッシュの品質を予め設定しておいた評価方法で評価するメッシュ品質評価手段と、
    上記メッシュ品質評価手段により評価した上記複数の三角メッシュを、予め設定しておいた閾値を基に抽出し、該抽出した三角メッシュを上記メッシュ品質評価手段での評価毎に分類するメッシュ抽出分類手段とを有し、
    上記グルーピング手段によるグループ分けは、上記メッシュ抽出分類手段で分類した分類毎に選択的に実行することを特徴とする請求項1記載の解析用メッシュ修正装置。
  3. 上記局所座標系表現手段は、少なくとも、上記原点となる頂点を形成する2辺の上記予め設定する条件を満足する一方の辺を第1の座標軸上の正の側に設定し、上記選択した三角メッシュの平面上で他の辺が存在する側を、上記原点で上記第1の座標軸と直交する第2の座標軸の正の側に設定することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の解析用メッシュ修正装置。
  4. 上記局所座標系表現手段は、上記座標軸上の一方の辺の長さを基準長さの値とし、上記生成する局所座標系を正規化することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載の解析用メッシュ修正装置。
  5. 上記局所座標系表現手段における上記原点となる頂点を設定する上記予め設定する条件は、上記選択した三角メッシュの3つの角度の中で最も小さい角度を有している頂点を原点と設定することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載の解析用メッシュ修正装置。
  6. 上記局所座標系表現手段における上記座標軸上の辺を設定する上記予め設定する条件は、上記原点となる頂点を形成する2辺の長い方の辺とすることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一つに記載の解析用メッシュ修正装置。
  7. 解析用メッシュの修正方法であって、
    複数の三角形状の三角メッシュを生成するメッシュ生成ステップと、
    上記複数の三角メッシュの中から選択した三角メッシュについて、少なくとも、予め設定した条件を満足する頂点を原点に設定し、該原点となる頂点を形成する2辺のうち、予め設定する条件を満足する辺を座標軸上に設定して局所座標系を形成し、上記選択した三角メッシュを上記局所座標系で表現する局所座標系表現ステップと、
    上記局所座標系表現ステップにより表現される値を基に上記複数の三角メッシュの同一又は類似を判断してグループ分けするグルーピングステップと、
    一つの選択された三角メッシュを修正するメッシュ修正ステップと、
    上記メッシュ修正ステップにより修正した三角メッシュと同じグループに属する他の三角メッシュに対し、上記修正した三角メッシュと同じ修正を行う連動修正ステップと、
    を備えたことを特徴とする解析用メッシュ修正方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2449361A (en) * 2007-05-18 2008-11-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd Analysis Mesh Creation
JP2009048417A (ja) * 2007-08-20 2009-03-05 A T Communications Co Ltd 文字認識装置、文字認識方法、及びプログラム

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