JP2006170147A - Oil pump - Google Patents
Oil pump Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006170147A JP2006170147A JP2004366870A JP2004366870A JP2006170147A JP 2006170147 A JP2006170147 A JP 2006170147A JP 2004366870 A JP2004366870 A JP 2004366870A JP 2004366870 A JP2004366870 A JP 2004366870A JP 2006170147 A JP2006170147 A JP 2006170147A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- drive shaft
- inner rotor
- discharge port
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
Description
本発明は、外部の駆動力により駆動されるオイルポンプの技術分野に属する。 The present invention belongs to the technical field of an oil pump driven by an external driving force.
従来、ギヤによって駆動軸に回転力を与えてポンプを作用させるものが考えられている。また、このギヤは一般的には平歯車やチェーンが噛合うスプロケットによって構成されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上述の従来技術にあっては、ギヤが平歯車やスプロケットによって構成されているため、バックラッシュの影響を大きく受けて異音が生じてしまう。 However, in the above-described prior art, since the gear is constituted by a spur gear or a sprocket, the noise is greatly influenced by the influence of backlash.
また、ギヤをヘリカルギヤで構成して、バックラッシュの影響を極力小さくして異音を減少させるといったことも考えられるが、ヘリカルギヤは駆動軸を軸方向に移動させようとする力が働くので回転に伴うフリクションが大きくなってしまうといった問題がある。 It is also possible to reduce the noise by minimizing the effect of backlash by configuring the gear as a helical gear. However, the helical gear rotates in order to move the drive shaft in the axial direction. There is a problem that the accompanying friction increases.
本発明は、上述の従来の問題点に着目して成されたもので、その目的とするところは、フリクションの発生を極力低減しつつ、異音の発生を充分低減することができるオイルポンプを提供することにある。 The present invention has been made paying attention to the above-mentioned conventional problems, and an object of the present invention is to provide an oil pump that can sufficiently reduce the occurrence of abnormal noise while reducing the occurrence of friction as much as possible. It is to provide.
上述の目的を達成するため、本発明のオイルポンプでは、
内部にポンプ室を有するハウジングと、
該ハウジング内に配置され、潤滑油を吸入して外部に吐出するポンプ構成体と、
該ポンプ構成体を駆動させる駆動軸と、
該駆動軸に固定された駆動力が伝達されるヘリカルギヤと、
該ヘリカルギヤによって生じる前記駆動軸への軸方向の力を前記ポンプ構成体の一側面側で受け、前記駆動軸の抜けを防止する脱落防止機構と、
前記ポンプ構成体の両側面に夫々設けられた吸入ポート及び吐出ポートと、
を有し、
前記脱落防止機構側に設けられた吐出ポートの面積を、反対側面に設けた吐出ポートの面積よりも大きく構成した、
ことを特徴とする。
よって、フリクションの発生を極力低減しつつ、異音の発生を充分低減することができる。
In order to achieve the above object, in the oil pump of the present invention,
A housing having a pump chamber therein;
A pump structure that is disposed within the housing and sucks and discharges lubricating oil to the outside;
A drive shaft for driving the pump structure;
A helical gear to which a driving force fixed to the driving shaft is transmitted;
A drop-off prevention mechanism that receives axial force on the drive shaft generated by the helical gear on one side of the pump structure, and prevents the drive shaft from coming off;
A suction port and a discharge port respectively provided on both side surfaces of the pump structure;
Have
The area of the discharge port provided on the drop-off prevention mechanism side is configured to be larger than the area of the discharge port provided on the opposite side surface.
It is characterized by that.
Therefore, it is possible to sufficiently reduce the occurrence of abnormal noise while minimizing the occurrence of friction.
以下に、本発明を実施する最良の形態を、実施例1に基づいて説明する。 The best mode for carrying out the present invention will be described below based on the first embodiment.
まず、構成を説明する。
図1は実施例1のオイルポンプを重力方向上方から見たときの断面図、図2は図1のV矢視図であり、実施例1は、本発明のオイルポンプを、エンジン潤滑用として適用した例である。
First, the configuration will be described.
1 is a cross-sectional view of the oil pump according to the first embodiment when viewed from above in the direction of gravity. FIG. 2 is a view taken along the arrow V in FIG. 1. In the first embodiment, the oil pump according to the present invention is used for engine lubrication. This is an applied example.
実施例1のオイルポンプAは、ハウジング本体1と、ポンプカバー2と、スペーサ3と、第1トロコイドポンプ4と、第2トロコイドポンプ5と、駆動軸6と、ヘリカルギヤ(動力伝達部材)7とを備えている。
The oil pump A according to the first embodiment includes a
[ハウジング本体]
ハウジング本体1は、ヘリカルギヤ7側に開口部1a、エンジンハウジング8側に底面部11を有する有底筒状に形成されている。図2に示すように、このハウジング本体1には、軸方向に沿って吸入口1cと吐出口1dがそれぞれ形成されている。吸入口1cは、エンジンハウジング8内の油路(不図示)を介して、エンジンオイルが溜められた図外のオイルパンと連通している。また、吐出口1dは、エンジンハウジング8内の油路(不図示)を介して、図外のオイルフィルタへ連通している。オイルフィルタで濾過されたエンジンオイルは、ベアリング、カムシャフト、バルブ等の各潤滑部分へと送られる。
[Housing body]
The
また、図2に示すように、ハウジング本体1の吸入口1cは、エンジンハウジング8に組み付けられたとき、重力方向上側に位置し、吐出口1dは、重力方向下側に位置するように設定されている。
Further, as shown in FIG. 2, when the
ハウジング本体1の底面部11には、組み付け時に駆動軸6の第1端部6aを保持する圧入受け冶具11b(図11参照)を挿入するための貫通部11aが形成されている。この貫通部11aは、円形の穴であり、穴の内周は、後述する駆動軸6の第1端部6aの外径よりも小径に設定されている。
A through
また、底面部11において、第1トロコイドポンプ4と接する第1トロコイドポンプ側面12には、吸入口1cと連通する吸入ポート12aと、吐出口1dと連通する吐出ポート12bとが形成されている。吸入ポート12aは、吸入口1cと対応して重力方向下側に位置する。吐出ポート12bは、吐出口1dと対応して重力方向上側に位置する。
In addition, in the
第1トロコイドポンプ側面12について、さらに説明する。
吸入ポート12aと吐出ポート12bは、第1トロコイドポンプ4と接する面に対して凹んだ形状となる。第1トロコイドポンプ4と当接可能な平面は、貫通部11aの周囲の円形部分、この円形部分と吸入ポート12a及び吐出ポート12bの外周側とを接続するようにして、吸入ポート12aと吐出ポート12bを仕切る部分及び外周部となる。この円形部分は、図2に示すように直径φBとなるように構成する。
The first trochoid
The
[ポンプカバー]
ポンプカバー2は、ハウジング本体1の開口部1aを封止するもので、ポンプカバー2の中央には、駆動軸6を回転可能に軸支する軸受部2bが形成されている。また、図3に示すように、ポンプカバー2において、第2トロコイドポンプ5と接する第2トロコイドポンプ側面21には、吸入口1cと連通する吸入ポート21aと、吐出口1dと連通する吐出ポート21bとが形成されている。さらに、第2トロコイドポンプ側面21には、吐出ポート21bと連通し、軸受部2bを潤滑する潤滑溝2cが形成されている。
[Pump cover]
The pump cover 2 seals the
第2トロコイドポンプ側面21について、さらに説明する。
吸入ポート21aと吐出ポート21bは、第2トロコイドポンプ5と接する面に対して凹んだ形状となる。第2トロコイドポンプ5と当接可能な平面は、軸受部2bの周囲の円形部分、この円形部分と吸入ポート12a及び吐出ポート12bの外周側とを接続するようにして、吸入ポート21aと吐出ポート21bを仕切る部分及び外周部となる。この円形部分は、図3に示すように直径をφAとなるように構成する。
The second trochoid
The
つまり、ハウジング本体1の第1トロコイドポンプ側面12、スペーサ3の第2トロコイドポンプ側面31、第1トロコイドポンプ側面32においては、円形部分の直径をφBと同じにする。これに対し、ポンプカバー2の第2トロコイドポンプ側面21の円形部分は、直径φBより小さい直径φAにする。
That is, in the first trochoid
ハウジング本体1およびポンプカバー2は、エンジンハウジング8に形成された4つの雌ねじ部8aと対応する位置に、ボルト穴1b,2aがそれぞれ形成され、これらボルト穴1b,2aに挿通されたボルト9によりポンプカバー2側からエンジンハウジング8に共締めされている。
The
[スペーサ]
図4はスペーサ3の第2トロコイドポンプ側面31を示す図1のS4−S4断面図、図5はスペーサ3の第1トロコイドポンプ側面32を示す図、図6は図5のS6−S6断面図である。
[Spacer]
4 is a sectional view taken along the line S4-S4 of FIG. 1 showing the second
スペーサ3は、第1トロコイドポンプ4と第2トロコイドポンプ5とを仕切ると共に、駆動軸6を支持するもので、中央には、駆動軸6を回転可能に軸支する軸受部3aが形成されている。
The
スペーサ3において、第2トロコイドポンプ5と接する第2トロコイドポンプ側面31には、吸入口1cと連結する吸入ポート31aと、吐出口1dと連通する吐出ポート31bとが形成されている。
In the
第2トロコイドポンプ側面31について、さらに説明する。
吸入ポート31aと吐出ポート31bは、第2トロコイドポンプ5と接する面に対して凹んだ形状となる。第2トロコイドポンプ5と当接可能な平面は、軸受部3aの周囲の円形部分、この円形部分と吸入ポート31a及び吐出ポート31bの外周側とを接続するようにして、吸入ポート31aと吐出ポート31bを仕切る部分及び外周部となる。この円形部分は、図4に示すように直径をφBとなるように構成する。
この円形部分の直径φBは、第2インナロータ5aのピン溝5dよりも余裕を持たせて大きい直径としている。これにより、ピン溝5dにより吸入側と吐出側が連通しない構成にしている。
The second trochoid
The
The diameter φB of the circular portion is larger than the
また、スペーサ3において、第1トロコイドポンプ4と接する第1トロコイドポンプ側面32には、吸入口1cと連結する吸入ポート32aと、吐出口1dと連通する吐出ポート32bとが形成されている。さらに、第1トロコイドポンプ側面32には、吐出ポート32bと連通し、軸受部3aを潤滑する潤滑溝3bが形成されている。
In the
第1トロコイドポンプ側面32について、さらに説明する。第1トロコイドポンプ側面32の第1トロコイドポンプ4に接する面の形状は、図5に示すように、潤滑溝3bを除き、第2トロコイドポンプ側面31と対称な形状とする。
The first trochoid
[第1トロコイドポンプ]
図7は、第1トロコイドポンプ4を示す図1のS7−S7断面図である。
第1トロコイドポンプ4は、ハウジング本体1内の底面部11に面して配置され、ドライブロータである第1インナロータ4aと、ドリブンロータである第1アウタロータ4bとから構成されている。第1インナロータ4aの内周には、後述する駆動軸6の第1端部6aと嵌合する嵌合穴4cが形成されている。ここで、第1トロコイドポンプ4は、エンジンハウジング8に組み付けられたとき、重力方向上側に高圧となる吐出作動室4dが位置し、重力方向下側に負圧となる吸入作動室4eが位置するように設定されている。
[First trochoid pump]
7 is a cross-sectional view of the first
The first
[第2トロコイドポンプ]
図8は、第2トロコイドポンプ5を示す図1のS8−S8断面図である。
第2トロコイドポンプ5は、ハウジング本体1内の開口部1a側に第1トロコイドポンプ4と直列に配置され、ドライブロータである第2インナロータ5aおよびドリブンロータである第2アウタロータ5bとから構成されている。
[Second trochoid pump]
8 is a cross-sectional view of the second
The second
第2インナロータ5aの中央には、駆動軸6が挿通される挿通穴5cが形成されている。また、第2インナロータ5aにおいて、スペーサ3の第2トロコイドポンプ側面31と接するスペーサ側面51には、後述する駆動軸6に挿通されたピン10が嵌り込むピン溝5dが形成されている。第2トロコイドポンプ5も、第1トロコイドポンプ4と同様に、エンジンハウジング8に組み付けられたとき、重力方向上側に高圧となる吐出作動室5eが位置し、重力方向下側に負圧となる吸入作動室5fが位置するように設定されている。
An
図9は、第1トロコイドポンプ4および第2トロコイドポンプ5の歯の位相を示す図であり、第1トロコイドポンプ4と第2トロコイドポンプ5は、インナロータとアウタロータの歯の噛み合い位置がアウタロータの回転角で互いに36°ずらして配置されている。なお、図9中の矢印は、駆動軸6の回転方向を示す。
(第1トロコイドポンプ4、スペーサ3、第2トロコイドポンプ5がポンプ構成体に相当する)
FIG. 9 is a view showing the phases of teeth of the first
(The first
[駆動軸]
駆動軸6は、ポンプカバー2からハウジング本体1の外部に突出した第2端部6bにヘリカルギヤ7が圧入され、ヘリカルギヤ7の回転力を第1トロコイドポンプ4および第2トロコイドポンプ5へ伝達する。
[Drive shaft]
In the
駆動軸6は、円柱状部材で構成され、第1インナロータ4aと対応する第1端部6aのみを二面幅状に切り欠き、第1インナロータ4aの嵌合穴4cと嵌合する二面幅部6cが形成されている。
The
また、駆動軸6において、ピン溝5dと対応する位置には、駆動軸6の径方向にピン穴6dが貫通し、このピン穴6dに、ピン10が挿入されている。ピン10は、ピン穴6dよりも長く形成され、その両端がピン穴6dの両側から突出するようにピン溝5dが設定されている。ピン10と、第2インナロータ5に形成されたピン溝5dにより、駆動軸6の第1端部6aから第2端部6bの方向へ向かって作用するスラスト力を、第2インナロータ5の側面で受ける脱落防止機構62が構成されている。
In the
[ヘリカルギヤ]
ヘリカルギヤ7は、図外のギヤを介してクランクシャフトの回転力を駆動軸6へ伝達する。実施例1では、駆動軸6に対し、図1の矢印方向、すなわち、駆動軸6の第1端部6aから第2端部6bの方向へ向かってスラスト力が発生するよう、ヘリカルギヤ7の歯形が設定されている。
[Helical gear]
The
次に、作用を説明する。
[オイルポンプ駆動作用]
エンジンが駆動すると、クランクシャフトの回転力がヘリカルギヤ7を介して駆動軸6へ入力される。これにより、第1トロコイドポンプ4と第2トロコイドポンプ5が駆動される。
Next, the operation will be described.
[Oil pump drive action]
When the engine is driven, the rotational force of the crankshaft is input to the
第1トロコイドポンプ4が駆動されると、膨張行程にある吸入作動室4eが負圧となり、オイルパンに溜められたエンジンオイルは、ハウジング本体1の吸入ポート12aとスペーサ3の吸入ポート32aを介して、第1トロコイドポンプ4の吸入作動室4eへ流入する。
When the first
第1トロコイドポンプ4の作動室へ流入したエンジンオイルは、圧縮工程にある吐出作動室4d内で昇圧され、ハウジング本体1の吐出ポート12bとスペーサ3の吐出ポート32bを介して、吐出口1dへ吐出される。
The engine oil that has flowed into the working chamber of the first
同様に、第2トロコイドポンプ5が駆動されると、膨張行程にある吸入作動室5fが負圧となり、エンジンオイルは、ポンプカバー2の吸入ポート21aとスペーサ3の吸入ポート31aを介して、第2トロコイドポンプ4の吸入作動室5fへ流入する。
Similarly, when the second
第2トロコイドポンプ5の作動室へ流入したエンジンオイルは、圧縮工程にある吐出作動室5e内で昇圧され、ポンプカバー2の吐出ポート21bとスペーサ3の吐出ポート31bを介して、吐出口1dへ吐出される。
The engine oil that has flowed into the working chamber of the second
[位相による脈圧抑制作用]
第1トロコイドポンプ4と第2トロコイドポンプ5は、互いのインナロータとアウタロータとの歯の噛み合い位置をアウタロータ回転角で互いに36°ずらして配置されているため、図10に示すように、それぞれの脈圧は、お互いに打ち消し合うような位相となる。これにより、吐出口1dから出力されるエンジンオイルの合成脈圧が抑制される。
[Pulse pressure suppression effect by phase]
The first
[貫通部からのオイル漏れ抑制作用]
実施例1では、ハウジング本体1の底面部11に、ヘリカルギヤ7を組み付ける際に圧入受け冶具11bを挿入する貫通部11aが形成されている。よって、ポンプ駆動時、この貫通部11aからハウジング本体1の外部へ若干のオイル漏れが発生する可能性がある。
[Oil leakage suppression action from penetration part]
In the first embodiment, the
これに対し、実施例1では、第1トロコイドポンプ4の吐出作動室4dを重力方向上側に配置し、吸入作動室4eを重力方向下側に配置している。これにより、貫通部11aへ若干のオイル漏れが発生した場合でも、直ちに吸入ポート12aから吸入作動室4dへと吸収される。よって、貫通部11aを設けたにもかかわらず、底面部11から外部へのオイル漏れを抑制できる。また、外部から空気を吸入してしまうのを抑制できる。
In contrast, in the first embodiment, the
また、貫通部11aを、駆動軸6の第1端部6aの外径よりも小径に設定したため、ハウジング本体1の底面部11と第1トロコイドポンプ4との摺動面から漏れたエンジンオイルは、駆動軸6の第1端部6a端面と底面部11の貫通部11a周縁によって構成される絞りを通過することとなり、オイル漏れを抑制できる。
Further, since the penetrating
[ポンプ組み付け方法]
次に、実施例1のオイルポンプ4の組み付け方法について説明する。
[Pump assembly method]
Next, a method for assembling the
(第1工程)
ハウジング本体1に対し、第1インナロータ4a、第1アウタロータ4b、スペーサ3を順に組み付ける。
(First step)
The first
続いて、駆動軸6のピン穴6dに、ピン10を差し込み、第2インナロータ5aの挿通穴5cに、スペーサ側面51から駆動軸6を挿入する。この工程により、駆動軸6と第2インナロータ5aとが脱落防止機構62にて一体化される(図11(a))。
Subsequently, the
次に、ハウジング本体1の開口部1aを上方に向け、駆動軸6の第1端部6aを、スペーサ3の軸受部3aと第1インナロータ4aの嵌合穴4cとに挿入する。このとき、第2インナロータ5aはピン10とピン溝5dとの係合による脱落防止機構62によって下方側を支持されるため、駆動軸6を第1インナロータ4aに差し込む際、第2インナロータ5aが落下することがない。また、重力によって第2インナロータ5aがピン10の両端を下方へ押圧するため、ピン穴6dからのピン10の脱落が防止される。
Next, the
最後に、第2インナロータ5aを収容するようにハウジング本体1内に第2アウタロータ5bを組み付ける。このとき、駆動軸6は、脱落防止機構62によって軸方向への相対移動が規制されるため、ハウジング本体1に対して位置がずれることはない。
Finally, the second
(第2工程)
ポンプカバー2の軸受部2bに駆動軸6の第2端部6bを挿入し、ハウジング本体1の開口部1aにポンプカバー2を被せる。このとき、ハウジング本体1とポンプカバー2をボルト8で仮止めしておく(図11(b))。
(Second step)
The
(第3工程)
ハウジング本体1の底面部11に形成された貫通部11aからハウジング本体1内へ圧入受け冶具11bを挿入し、駆動軸6の第1端部6aを固定する。この状態で、ヘリカルギヤ7を駆動軸6の第2端部6bヘを圧入する(図11(c),(d))。このとき、駆動軸6の第1端部6aは、圧入受け冶具11bで支持されているため、ヘリカルギヤ7の圧入作業に伴い、ハウジング本体1が変形するのを防止できる。
(Third step)
A press-fitting
[被駆動スラスト力の低減作用]
実施例1のオイルポンプAでは、図12に示すようにエンジンの駆動で回転するヘリカルギヤである駆動ギヤGとヘリカルギヤ7を噛合せて駆動力を得る。この際、歯すじのねじれ角によって、ヘリカルギヤ7及びヘリカルギヤと連結した駆動軸6はスラスト方向に力を受ける。なお、駆動ギヤG、ヘリカルギヤ7の回転方向は一定方向のみである。
よって、オイルポンプAとしては、ヘリカルギヤ7と駆動軸6が、ポンプカバー2側に抜ける方向に力を受ける。このような軸方向の力を受けることは、回転に伴うフリクションが増大する問題を生じる。
[Reduction of driven thrust force]
In the oil pump A according to the first embodiment, as shown in FIG. 12, the driving gear G, which is a helical gear that rotates by driving the engine, meshes with the
Therefore, as the oil pump A, the
これに対し実施例1のオイルポンプでは以下の構成としている。ハウジング本体1の第1トロコイドポンプ側面12、スペーサ3の第2トロコイドポンプ側面31、第1トロコイドポンプ側面32の円形部分の直径をφBとする。さらに、ポンプカバー2の第2トロコイドポンプ側面21の円形部分は直径φBより小さい直径φAとする。
On the other hand, the oil pump of Example 1 has the following configuration. The diameters of the circular portions of the first trochoid
すると、第2トロコイドポンプ5の第2インナロータ5aのポンプカバー2側の側面と、第2インナロータ5aのスペーサ3側の側面では、それぞれ凹んだ吐出ポート12b、吐出ポート31bと重なる部分、つまり昇圧したオイルに対する受圧面積がφA,φBの分、異なることになる。
よって、この油圧を受ける力は、第2インナロータ5aをスペーサ側に押すことになる。第2インナロータ5aがスペーサ側に押されると、ピン10を介してヘリカルギヤ7及び駆動軸6がスペーサ側、つまりヘリカルギヤ7により生じるスラスト力と反対向きに押される。これにより、ヘリカルギヤ7により生じるスラスト力が低減する。スラスト力低減は第2インナロータ5a側面のフリクションを低減させることになる。
Then, on the side surface on the
Therefore, the force that receives this hydraulic pressure pushes the second
なお、吸入ポート12a、吸入ポート21a側においても、受圧面積は異なるがオイルは吐出圧と比べ吸入負圧が非常に小さい為、影響を及ぼさない。
The
[潤滑溝について]
実施例1のオイルポンプAにおいては、ポンプカバー2の第2トロコイドポンプ側面21のφAの円形部分には、潤滑溝2cを設けている。潤滑溝2cは、吐出ポート21bから昇圧したオイルを軸受部2bに導く。これにより、駆動軸6の回転が滑らかな状態に維持され、焼きつき等の不十分な潤滑により生じる軸受部2bの不具合が防止される。
また、ポンプカバー2の第2トロコイドポンプ側面21に、吐出ポート21bと接続して設けられるため、第2インナロータ5aの受圧面積をさらに大きくする。
[About lubrication groove]
In the oil pump A of the first embodiment, a
Moreover, since it is provided on the second trochoid
次に効果を説明する。
実施例1のオイルポンプAにあっては、以下に列挙する効果が得られる。
Next, the effect will be described.
In the oil pump A of Example 1, the effects listed below are obtained.
(1)内部にポンプ室を有するハウジング本体1と、ハウジング本体1内に配置され、潤滑油を吸入して外部に吐出する第1トロコイドポンプ4、第2トロコイドポンプ5、スペーサ3と、これらを駆動する駆動軸6と、駆動軸6に固定された駆動力が伝達されるヘリカルギヤ7と、ヘリカルギヤ7によって生じる駆動軸6への軸方向の力を第2インナロータ5aの一側面で受け、駆動軸6の抜けを防止する機構となる駆動軸6を貫通するピン10、ピン10と係合するピン溝5dを備える第2インナロータ5aと、第1トロコイドポンプ4の両側面に設けられた吸入ポート12a,32a、吐出ポート12b,32bと、第2トロコイドポンプ5の両側面に設けられた吸入ポート21a,31a、吐出ポート21b,31bとを有し、第2インナロータ5aと接するポンプカバー2に設けられた吐出ポート21bの面積を、反対側となるスペーサ3の31bの面積より大きく構成したため、フリクションの発生を極力低減しつつ、異音の発生を充分低減することができる。
(1) A housing
(2)内部にポンプ室を有するハウジング本体1と、ハウジング本体1内に回転自在に収容され、外周に複数の歯を有する第1インナロータ4a,第2インナロータ5aと、ハウジング本体1内に回転自在に収容され、第1インナロータ4a,第2インナロータ5aの歯数より多い歯を内周に有し、互いの歯が噛合うよう構成された第1アウタロータ4b,第2アウタロータ5bと、第1インナロータ4a,第2インナロータ5aを駆動する駆動軸6と、駆動軸6に固定された駆動力が伝達されるヘリカルギヤ7と、ヘリカルギヤ7によって生じる駆動軸6への軸方向の力を第2インナロータ5aの一側面で受け、駆動軸6の抜けを防止する機構となる駆動軸6を貫通するピン10、ピン10と係合するピン溝5dを備える第2インナロータ5aと、第1トロコイドポンプ4の両側面に設けられた吸入ポート12a,32a、吐出ポート12b,32bと、第2トロコイドポンプ5の両側面に設けられた吸入ポート21a,31a、吐出ポート21b,31bとを有し、第2インナロータ5aと接するポンプカバー2に設けられた吐出ポート21bの面積を、反対側となるスペーサ3の31bの面積より大きく構成したため、フリクションの発生を極力低減しつつ、異音の発生を充分低減することができる。
(2) A
(3)駆動軸6の抜けを防止する駆動軸6を貫通するピン10と係合するピン溝5dを設けた側の第2インナロータ5aと反対側に、第2インナロータ5aに面して駆動軸6を軸支する軸受部2bが設けられ、吐出ポート21bから軸受部2bに潤滑油を導く潤滑溝2cが形成されているため、潤滑溝2cが形成された分、ピン溝5dを設けた側の面に対し、反対側のポンプカバー2側の吐出ポート21bの面積が大きくなり、軸受部2bの潤滑とフリクション低減の両方の効果が得られる。
(3) The drive shaft facing the second
実施例2は、ポンプ構成体が1組のインナロータとアウタロータで構成されている例である。
構成を説明する。
図13は実施例2のオイルポンプを重力方向上方から見たときの断面図である。図14は図13のS11-S11断面から見たポンプカバー2の図である。図15は、図13のS12-S12断面からハウジング本体1を見た図である。図16はハウジング本体1のW視図である。図17は、図13のS13-S13の断面図である。
実施例2のオイルポンプBは、ハウジング本体1内部にインナロータ40aとアウタロータ40bからなる1組のトロコイドポンプ40を備える構成である。よって、駆動軸6に取り付けたピン10は、インナロータ40aのハウジング本体1の底面部11側のピン溝40cと係合させるようにする。
The second embodiment is an example in which the pump structure is composed of a pair of an inner rotor and an outer rotor.
The configuration will be described.
FIG. 13 is a cross-sectional view of the oil pump of Example 2 when viewed from above in the direction of gravity. FIG. 14 is a view of the
The oil pump B according to the second embodiment is configured to include a pair of
このオイルポンプBにおいては、ポンプカバー2には、φAの円形部分、潤滑溝2cを実施例1と同様に設ける。
一方、ハウジング本体1の底面部11には、φBの円形部分を実施例1と同様に設ける。さらに、底面部11には、円形部分の外周側の吐出ポート12bと、内側の挿入口11aを連通させる潤滑溝12cを設ける。
In this oil pump B, the
On the other hand, a circular portion of φB is provided on the
作用効果を説明する。
[被駆動スラスト力の低減作用]
実施例2のオイルポンプBでは、インナロータ40aの両側側面の吐出ポートとなるポンプカバー2、ハウジング本体1の底面部11において、円形部分をφA<φBとした。これにより吐出ポート12b,21bにおけるインナロータ40aの受圧面積は、ポンプカバー2側が大きくなる。すると、インナロータ40aは、ハウジング本体1の底面部11側に向かうよう力を受けるため、ヘリカルギヤ7に起因するスラスト力を減少させることができる。
The effect will be described.
[Reduction of driven thrust force]
In the oil pump B of the second embodiment, the circular portion of the
このようにオイルポンプは、1つのトロコイドポンプからなるものであってもよい。
その他構成、作用効果は実施例1と同様であるので、説明を省略する。
Thus, the oil pump may be composed of one trochoid pump.
Other configurations and functions and effects are the same as those of the first embodiment, and thus description thereof is omitted.
さらに、実施例1,2のオイルポンプの作用効果について、付け加えて説明しておく。
実施例1,2のオイルポンプは、ヘリカルギヤ7を設けることにより異音の発生を低減し、ヘリカルギヤ7により生じる軸方向の力を低減することで、フリクションの発生を抑制している。異音の発生は性能に問題がない場合であっても、ドライバにエンジンの不調と受け取られたり、異音をドライバが不快に感じたりするため、非常に好ましくない。特に近年ではエンジンの静粛性が向上しているため、このような異音の発生が車両の性能や品質に影響を与えてしまう。
Further, the operational effects of the oil pumps of Examples 1 and 2 will be additionally described.
In the oil pumps of the first and second embodiments, the generation of abnormal noise is reduced by providing the
フリクションが大きくなると、磨耗や異音の発生、吐出能力の低下につながる可能性がある。実施例1,2のオイルポンプでは内部をオイルが満たすため、良好な潤滑を得ることができるが、長期的に見るとフリクションの増大は好ましくない。
車両のエンジンに取り付けられる環境は、エンジン自体の振動、路面状況による車体の振動等の厳しい振動環境である。そのため、フリクションが低減されることは、長期的に良好な性能が保たれることに対し、非常に重要な効果である。
If the friction increases, it may lead to wear, abnormal noise, and reduced discharge capacity. In the oil pumps of Examples 1 and 2, since the oil fills the inside, good lubrication can be obtained, but an increase in friction is not preferable in the long term.
The environment attached to the engine of the vehicle is a severe vibration environment such as the vibration of the engine itself and the vibration of the vehicle body due to the road surface condition. Therefore, reducing the friction is a very important effect for maintaining good performance in the long term.
以上説明したように、フリクションの発生を極力低減しつつ、異音の発生を充分低減することができることは、車両に用いるオイルポンプにおいて、非常に有利な効果を持つことになる。 As described above, being able to sufficiently reduce the generation of abnormal noise while reducing the generation of friction as much as possible has a very advantageous effect in an oil pump used in a vehicle.
(他の実施例)
以上、本発明のタンデム型トロコイドポンプを、実施例1,2に基づいて説明したが、本発明の具体的な構成は、各実施例に示した構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、駆動軸6の軸受をハウジング本体1に設けても良い。図18は、タンデム型トロコイドポンプCの構成を示す縦断面図であり、スペーサ3の内周3cは、駆動軸6と非接触となるように設定されている。ハウジング本体1の底面部11には、軸受部11cが凸設され、この軸受部11cの内周に、駆動軸6の第1端部6aを延長して形成された非軸受部6eが回転可能に支持されている。
(Other examples)
The tandem trochoid pump of the present invention has been described based on the first and second embodiments. However, the specific configuration of the present invention is not limited to the configuration shown in each of the embodiments, and the gist of the invention. Any design change within a range that does not deviate from the above is included in the present invention.
For example, a bearing for the
さらに、上記各実施例から把握し得る請求項以外の技術的思想について、以下にその効果と共に記載する。 Further, technical ideas other than the claims that can be grasped from the respective embodiments will be described below together with the effects thereof.
(イ)請求項1に記載のオイルポンプにおいて、
前記脱落防止機構は、前記駆動軸を径方向に貫通して設けられたピンと、前記インナロータの一側面に形成された前記ピンが係合可能な係合溝とによって構成されていることを特徴とするオイルポンプ。
よって、面積の小さいピンに荷重が作用した状態で摺動するのではなく、インナロータにおけるピンと逆側面の全面で荷重を受けることができ、局部的な磨耗を防止することができる。
(A) In the oil pump according to
The drop-off prevention mechanism includes a pin provided through the drive shaft in the radial direction and an engagement groove formed on one side surface of the inner rotor and engageable with the pin. Oil pump.
Therefore, instead of sliding in a state where a load is applied to a pin having a small area, it is possible to receive the load on the entire surface of the inner rotor on the side opposite to the pin, and local wear can be prevented.
(ロ)請求項1に記載のオイルポンプにおいて、
前記ハウジング内には、第2のインナロータとアウタロータ及び両ポンプ間を仕切るスペーサが設けられ、前記第2のインナロータ及び前記スペーサは前記駆動軸に対して軸方向に相対移動が可能であり、前記第2のインナロータは、前記駆動軸に対して回転方向に相対移動できないように構成されていることを特徴とするオイルポンプ。
よって、第2のインナロータ及びスペーサは、ヘリカルギヤから軸方向の力を受けないため、フリクションを低減することができる。
(B) In the oil pump according to
In the housing, a second inner rotor, an outer rotor, and a spacer for partitioning the two pumps are provided, and the second inner rotor and the spacer can move relative to the drive shaft in the axial direction. The oil pump according to
Therefore, since the second inner rotor and the spacer do not receive the axial force from the helical gear, the friction can be reduced.
(ハ)前記ハウジングは有底筒状のハウジング本体と、該ハウジング本体の開口を封止するカバーとで構成され、該カバーには、軸受部及び油溝が形成されると共に、前記インナロータとアウタロータの一側面が摺動するようにしたことを特徴とするオイルポンプ。
よって、カバーはハウジング本体に対して加工し易いため、軸受部や油溝及び摺動面を容易かつ高精度に形成することができる。
(C) The housing includes a bottomed cylindrical housing body and a cover that seals the opening of the housing body. The cover includes a bearing portion and an oil groove, and the inner rotor and the outer rotor. An oil pump characterized in that one side surface is slid.
Therefore, since the cover is easy to process with respect to the housing body, the bearing portion, the oil groove, and the sliding surface can be formed easily and with high accuracy.
(ニ) 上記(ロ)に記載のオイルポンプにおいて、
前記スペーサの両側面には、両ポンプの吸入ポート及び吐出ポートが夫々形成され、前記脱落防止機構に面する側の吸入ポート及び吐出ポートは前記脱落防止機構に面しないよう逆側の吸入ポート及び吐出ポートより小さく形成されていることを特徴とするオイルポンプ。
よって、スペーサ一側面に設けられた吸入ポート及び吐出ポートと脱落防止機構が対面してしまうことがないため、吸入及び吐出を脱落防止機構が妨げてしまうことがない。
(D) In the oil pump described in (b) above,
A suction port and a discharge port of both pumps are formed on both side surfaces of the spacer, respectively, and a suction port and a discharge port on the side facing the drop-off prevention mechanism are arranged on the opposite side so as not to face the drop-off prevention mechanism. An oil pump that is smaller than the discharge port.
Therefore, the suction port and the discharge port provided on one side of the spacer do not face the drop-off prevention mechanism, so that the drop-off prevention mechanism does not hinder suction and discharge.
1 ハウジング本体
1a 開口部
1b ボルト穴
1c 吸入口
1d 吐出口
11 底面部
11a 貫通部
11b 圧入受け冶具
12 第1トロコイドポンプ側面
12a 吸入口ポート
12b 吐出口ポート
2 ポンプカバー
2a ボルト穴
2b 軸受部
2c 潤滑溝
21 第2トロコイドポンプ側面
21a 吸入ポート
21b 吐出ポート
211 トロコイドポンプ側面
3 スペーサ
3a 軸受部
3b 潤滑溝
31 第2トロコイドポンプ側面
31a 吸入ポート
31b 吐出ポート
32 第1トロコイドポンプ側面
32a 吸入ポート
32b 吐出ポート
4 第1トロコイドポンプ
4a 第1インナロータ
4b 第1アウタロータ
4c 嵌合穴
4d 吐出作動室
4e 吸入作動室
5 第2トロコイドポンプ
5a 第2インナロータ
5b 第2アウタロータ
5c 挿通穴
5d ピン溝
5e 吐出作動室
5f 吸入作動室
51 スペーサ側面
6 駆動軸
6a 第1端部
6b 第2端部
6c 二面幅部
6d ピン穴
7 ヘリカルギヤ
8 エンジンハウジング
8a 雌ねじ部
9 ボルト
10 ピン
40 トロコイドポンプ
40a インナロータ
40b アウタロータ
40c ピン溝
62 脱落防止機構
DESCRIPTION OF
Claims (3)
該ハウジング内に配置され、潤滑油を吸入して外部に吐出するポンプ構成体と、
該ポンプ構成体を駆動させる駆動軸と、
該駆動軸に固定された駆動力が伝達されるヘリカルギヤと、
該ヘリカルギヤによって生じる前記駆動軸への軸方向の力を前記ポンプ構成体の一側面側で受け、前記駆動軸の抜けを防止する脱落防止機構と、
前記ポンプ構成体の両側面に夫々設けられた吸入ポート及び吐出ポートと、
を有し、
前記脱落防止機構側に設けられた吐出ポートの面積を、反対側面に設けた吐出ポートの面積よりも大きく構成した、
ことを特徴とするオイルポンプ。 A housing having a pump chamber therein;
A pump structure that is disposed within the housing and sucks and discharges lubricating oil to the outside;
A drive shaft for driving the pump structure;
A helical gear to which a driving force fixed to the driving shaft is transmitted;
A drop-off prevention mechanism that receives axial force on the drive shaft generated by the helical gear on one side of the pump structure, and prevents the drive shaft from coming off;
A suction port and a discharge port respectively provided on both side surfaces of the pump structure;
Have
The area of the discharge port provided on the drop-off prevention mechanism side is configured to be larger than the area of the discharge port provided on the opposite side surface.
An oil pump characterized by that.
該ハウジング内に回転自在に収容され、外周に複数の歯を有するインナロータと、
前記ハウジング内に回転自在に収容され、前記インナロータの歯数より多い歯を内周に有し、互いの歯が噛合うよう構成されたアウタロータと、
前記インナロータを駆動させる駆動軸と、
該駆動軸に固定された駆動力が伝達されるヘリカルギヤと、
前記ヘリカルギヤによって生じる前記駆動軸への軸方向の力を前記インナロータの一側面側で受け、前記駆動軸の抜けを防止する脱落防止機構と、
前記インナロータ及び前記アウタロータの両側面に夫々設けられた吸入ポート及び吐出ポートと、
を有し、
前記脱落防止機構側に設けられたインナロータに面する吐出ポートの面積を、反対側面に設けたインナロータに面する吐出ポートの面積よりも大きく構成した、
ことを特徴とするオイルポンプ。 A housing having a pump chamber therein;
An inner rotor rotatably accommodated in the housing and having a plurality of teeth on the outer periphery;
An outer rotor that is rotatably accommodated in the housing, has inner teeth on the inner periphery that are larger than the number of teeth of the inner rotor, and is configured to mesh with each other;
A drive shaft for driving the inner rotor;
A helical gear to which a driving force fixed to the driving shaft is transmitted;
A drop-off prevention mechanism that receives axial force on the drive shaft generated by the helical gear on one side of the inner rotor and prevents the drive shaft from coming off;
A suction port and a discharge port respectively provided on both side surfaces of the inner rotor and the outer rotor;
Have
The area of the discharge port facing the inner rotor provided on the drop-off prevention mechanism side is configured to be larger than the area of the discharge port facing the inner rotor provided on the opposite side surface.
An oil pump characterized by that.
前記脱落防止機構が設けられた側と反対側面に前記インナロータに面して前記駆動軸を軸受する軸受部が設けられ、前記吐出ポートから該軸受部に潤滑油を導く油溝が形成されている、
ことを特徴とするオイルポンプ。
The oil pump according to claim 2,
A bearing portion for bearing the drive shaft facing the inner rotor is provided on a side surface opposite to the side where the drop-off prevention mechanism is provided, and an oil groove for guiding lubricating oil from the discharge port to the bearing portion is formed. ,
An oil pump characterized by that.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004366870A JP2006170147A (en) | 2004-12-17 | 2004-12-17 | Oil pump |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004366870A JP2006170147A (en) | 2004-12-17 | 2004-12-17 | Oil pump |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006170147A true JP2006170147A (en) | 2006-06-29 |
Family
ID=36671155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004366870A Pending JP2006170147A (en) | 2004-12-17 | 2004-12-17 | Oil pump |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006170147A (en) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015034542A (en) * | 2013-07-08 | 2015-02-19 | 本田技研工業株式会社 | Attachment structure of oil pump |
JP2018017136A (en) * | 2016-07-26 | 2018-02-01 | 日本電産トーソク株式会社 | Motor pump |
JP2020097943A (en) * | 2020-03-12 | 2020-06-25 | 日本電産トーソク株式会社 | Electric pump |
WO2022176545A1 (en) * | 2021-02-16 | 2022-08-25 | 日立Astemo株式会社 | Tandem type oil pump |
WO2022176544A1 (en) * | 2021-02-16 | 2022-08-25 | 日立Astemo株式会社 | Tandem-type oil pump |
-
2004
- 2004-12-17 JP JP2004366870A patent/JP2006170147A/en active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015034542A (en) * | 2013-07-08 | 2015-02-19 | 本田技研工業株式会社 | Attachment structure of oil pump |
JP2017061940A (en) * | 2013-07-08 | 2017-03-30 | 本田技研工業株式会社 | Mounting structure of oil pump |
JP2018017136A (en) * | 2016-07-26 | 2018-02-01 | 日本電産トーソク株式会社 | Motor pump |
JP2020097943A (en) * | 2020-03-12 | 2020-06-25 | 日本電産トーソク株式会社 | Electric pump |
WO2022176545A1 (en) * | 2021-02-16 | 2022-08-25 | 日立Astemo株式会社 | Tandem type oil pump |
WO2022176544A1 (en) * | 2021-02-16 | 2022-08-25 | 日立Astemo株式会社 | Tandem-type oil pump |
JP2022124700A (en) * | 2021-02-16 | 2022-08-26 | 日立Astemo株式会社 | Tandem type oil pump |
JP7554133B2 (en) | 2021-02-16 | 2024-09-19 | 日立Astemo株式会社 | Tandem Oil Pump |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN108458056B (en) | Eccentric oscillating gear device | |
US7290995B2 (en) | Tandem type trochoid pump and method of assembling the same | |
US5788381A (en) | Rotary shaft lubricating structure | |
US8734140B2 (en) | Reversible gerotor pump | |
JP2007255369A (en) | Oil pump structure of transmission | |
CN216343840U (en) | Unit type wave gear device | |
JP2007170540A (en) | Gear meshing portion lubricating structure | |
US8075284B2 (en) | Oil pump | |
US6425747B2 (en) | Gearing with mating internal and spur gears | |
JP5352552B2 (en) | Oil pump structure | |
JP2006170147A (en) | Oil pump | |
JP2006046283A (en) | Inscribed type gear pump | |
CN103975162A (en) | Fluid-pressure apparatus | |
JP2006170149A (en) | Tandem type oil pump | |
JP2006161615A (en) | Tandem type trochoid pump and method of assembling same | |
JP5816954B2 (en) | Bearing metal | |
JP2006170148A (en) | Tandem type oil pump | |
JP2007262943A (en) | Internal gear pump | |
JP2006161614A (en) | Tandem type trochoid pump | |
JP4873351B2 (en) | pump | |
JP2006138294A (en) | Lubricating device | |
JP2008248804A (en) | Valve timing adjusting device | |
JP4920971B2 (en) | Tandem trochoid pump | |
WO2019058939A1 (en) | Balancer device equipped with oil pump, and balancer device | |
KR200483063Y1 (en) | internal gear pump |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20071107 |