JP2006168647A - アウターミラー - Google Patents

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Abstract

【課題】 ミラーベースの上側にミラーハウジングが支持される構造を採用しながらも、助手席側の車体の側方の前方を視認する。
【解決手段】 自動車の車体Aの側面からその側方に向かって張り出す張出部11Aを有するミラーベース10と、この張出部11Aに立設されたシャフト10Aと、シャフト10Aに回動自在に取り付けられ、車体Aの後方を映すミラー30、および車体Aの側方の前方を映す補助ミラー40が設けられたミラーハウジング20と、を備え、補助ミラー40が、張出部11Aの上面11A1よりも下側に位置する構成とした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車のサイドドア付近に付設されるアウターミラーに関する。
従来のアウターミラーは、図11に示すように、図示しない車体の側面からその側方に向かって張り出す張出部100を有するミラーベース110と、この張出部100上に固定されるシャフト111と、このシャフト111に駆動ユニット112を介して回動可能に取り付けられるミラーハウジング113と、このミラーハウジング113の後面開口部に、鏡面の向きを調節するアクチュエータ114を介して取り付けられるミラー115とを主要部として構成されている。
ところで、近年では、車体の側方に突出して設けられるというアウターミラーを利用して、これに助手席側の車体の側方の前方を視認するための補助ミラーを付設することが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
例えば、図12に示す特許文献1に記載のアウターミラーは、ミラーベース120の上端から側方に張り出すステー121の先端下部にミラーハウジング122が設けられ、このミラーハウジング122の後側面に後方視認用のミラー123が装着されるとともに、ミラーハウジング122の図示しない車体側の側面に、補助ミラー124が取り付けられている。
このアウターミラーによれば、前記の図11に示したアウターミラーのように、ミラーベース110の張出部100の上側にミラーハウジング113が支持される構造ではなく、図12に示すように、ステー121の下側にミラーハウジング122が支持される構造であるので、ステー121で視認エリアが遮られず、補助ミラー124に助手席側の車体の側方を映すことができる。
しかしながら、このアウターミラーでは、補助ミラー124の向きを調節することができないので、運転者の体格差に基づく目の位置の違いに対応することができないという難点を有していた。
この点、図13に示す特許文献2に記載のアウターミラーは、車体Aの側方へ張り出して設けられたミラーベース(張出部)130にミラーハウジング131が回動自在に吊設されているので、ミラーベース130に対するミラーハウジング131の向きを調節することにより、補助ミラー132の向きを調節することが可能である。
特開平9−150674号公報(段落0029〜0030、図47〜図49) 特開2004−196206号公報(段落0035〜0037、図9)
ところで、前記の図13に示したアウターミラーは、ミラーハウジング131が回動可能である点が前記の図11に示したアウターミラーと共通しているが、図13のアウターミラーではミラーベース130の下側にミラーハウジング131が支持される構造であるのに対し、図11のアウターミラーではミラーベース110の張出部100の上側にミラーハウジング113が支持される構造であるため、図11のアウターミラーに係る構成部品、例えば、回動に係る構成部品等を図13のアウターミラーに採用することが難しく、製造上の合理化を図る余地があった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ミラーベースの上側にミラーハウジングが支持される構造を採用しながらも、助手席側の車体の側方の前方を視認することができるアウターミラーを提供することを課題とする。
前記課題を達成するために本発明のアウターミラーは、自動車の車体の側面からその側方に向かって張り出す張出部を有するミラーベースと、この張出部に立設されたシャフトと、このシャフトに回動自在に取り付けられ、前記車体の後方を映すミラー、および助手席側の前記車体の側方の前方を映す補助ミラーが設けられたミラーハウジングと、を備えたアウターミラーであって、前記補助ミラーは、前記張出部の上面よりも下側に位置することを特徴とする。
かかるアウターミラーによると、ミラーハウジングが、張出部に立設されたシャフトに回動自在に取り付けられるという従来のアウターミラーと同様の、張出部の上側にミラーハウジングが支持されるという構造を採用しながらも、張出部の上面よりも下側に位置する補助ミラーが設けられていることにより、この補助ミラーに車体の側方の前方を映すことができる。したがって、製造性の向上を図ることができるとともに、視認性に優れたアウターミラーが得られる。
また、補助ミラーは、張出部の上面よりも下側に位置するので、張出部の下側に形成される空間を有効に利用して、車体の側方の前方における視界を良好に得ることができる。
さらに、張出部は、補助ミラーの上側に位置することとなるので、補助ミラーに対するひさしの役割をなし、これによって、補助ミラーに直射日光や雨水等が直接あたるのが遮られる。これにより、補助ミラーの視界が良好に保持される。
また、前記車体と前記補助ミラーとの間には、間隙が形成されている構成とするのがよい。
かかるアウターミラーによると、車体と補助ミラーとの間が間隙により空いた状態となるので、従来のアウターミラーと同様の、張出部の上側にミラーハウジングが支持されるという構造を採用しながらも、運転席から補助ミラーを見たときの視界に張出部が重なることがなくなり、車体側に向けて補助ミラーが露出するという状態が確保される。したがって、補助ミラーの視認性が高まる。
さらに、この間隙により、自動車走行時にアウターミラーへ流れてくる走行風の一部を、車体後方へ向けてスムーズに通過させることができる。これにより、アウターミラーによる走行風の乱れが低減され、風切り音の発生による騒音も低減される。また、間隙を通過する走行風により補助ミラーに付着した雨水等を吹き飛ばすことができる。また、間隙を通過した後の走行風によって、自動車のサイドウインドウに付着した雨水等をも吹き飛ばすことができる。したがって、運転席からアウターミラーを視認したときの視線に重なるサイドウインドウのエリアが見易くなる。
また、前記補助ミラーは、前記張出部の先端下方に位置する構成とするのがよい。
かかるアウターミラーによれば、補助ミラーが張出部の先端下方に位置するので、車体の側面から補助ミラーまでの距離を、車体の側方に張り出す張出部により効果的に確保することができるようになる。したがって、補助ミラーによる車体の側方の前方の良好な視界が確保されたアウターミラーが簡単に得られる。
さらに、前記張出部の張り出し方向の外方には、前記ミラーハウジングの組立品の重心が位置する構成とするのがよい。
かかるアウターミラーによると、ミラーハウジングの組立品の重心が、張出部の張り出し方向の外方に位置するので、次のような作用効果が得られる。すなわち、例えば、従来の図11に示したアウターミラーのように張出部の上側にミラーハウジングの組立品の全体が位置するアウターミラーにおいては、ミラーハウジングの組立品の重心が、張出部の張り出し方向の外方に位置することがなく、これよりも距離が遠くなる斜め上方に位置することとなる。これに対して、本発明のアウターミラーでは、ミラーハウジングの組立品の重心が張出部の張り出し方向(水平方向)の外方に位置する構成であるので、張出部から重心までの距離が、図11に示したアウターミラーよりも短くなり、これによって、張出部に対してミラーハウジングが安定した状態で支持されるようになる。したがって、自動車走行時におけるミラーハウジングの組立品の振動を効果的に軽減することができる。
また、前記ミラーハウジングの前記張出部の上側には、前記車体の側方の後方を映す後方補助ミラーが設けられている構成とするのがよい。
かかるアウターミラーによると、後方補助ミラーを用いて、車体の側方の後方を確認することができ、後方視認用のミラーの使用と相俟って、車体の後方の、運転席からでは通常見ることのできない範囲を視認することができる。しかも、後方補助ミラーは、ミラーハウジングの張出部の上側に設けられているので、後方視認用のミラーからの視線の移動が最小限で済み、視認性にも優れている。
前記ミラーハウジングには、前記張出部に対して前記ミラーハウジングを回動させるための駆動装置が前記張出部の上側位置に内蔵されている構成とするのがよい。
かかるアウターミラーによると、張出部に対してミラーハウジングを回動させるための駆動装置が張出部の上側位置に内蔵されているので、従来の張出部の上側にミラーハウジングが支持されるアウターミラーと同様の構造を採用することができ、駆動装置等の構成部品の共通化を図ることができる。したがって、製造性の向上を図ることができる。
さらに、前記補助ミラーは、前記車体のサイドウインドウの下端ラインよりも上側に位置する構成とするのがよい。
かかるアウターミラーによると、補助ミラーがサイドウインドウの側方に位置することとなり、運転席から補助ミラーを確実に目視することができる。
また、このような位置となるようにアウターミラーを車体に取り付けた場合に、補助ミラーの上側に位置することとなる張出部は、前記図11に示した従来の一般的なアウターミラーにおける張出部の形成位置よりも上方となる位置に形成されることとなる。このため、従来のアウターミラーと同様の、張出部の上側にミラーハウジングが支持されるという構造を採用しながらも、運転席から補助ミラーを見たときの視界に張出部が重なることがより一層防止されるようになる。
本発明によれば、ミラーベースの上側にミラーハウジングが支持される構造を採用しながらも、助手席側の車体の側方の前方を視認することができるアウターミラーが得られる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、説明において、同一の要素には同一の符号を用い、重複する説明は省略する。また、以下の説明において、方向を示す「前後」「左右」、「上下」などの文言は、いずれも車体を基準としたものとする。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るアウターミラーが取り付けられた自動車の車体左側の部分斜視図、図2はアウターミラーを運転席側から見たときの様子を示す斜視図、図3はアウターミラーの概略構造を示す分解斜視図である。図1、図2に示すように、アウターミラーは、自動車の車体Aの助手席側におけるフロントサイドドアDに付設されるいわゆるドアミラーであり、車体Aの側面からその側方に向かって張り出す張出部11Aを有するミラーベース10と、この張出部11Aの上側に取り付けられるミラーハウジング20とから構成されている。ミラーハウジング20には、図2に示すように、後側面に後方視認用のミラー30が装着され、また、ミラーハウジング20の車体側側面に、運転席からは直接に見ることのできない、助手席側の車体Aの側面の前方を視認するための補助ミラー40が設けられている。
また、本実施形態に係るアウターミラーは電動格納式であり、ミラーハウジング20は、ミラーベース10の張出部11Aに立設されたシャフト10A(図2参照)に対して回動可能に取り付けられている。
以下、各部について詳細に説明する。
ミラーベース10は、本実施形態では、図1、図2に示すように、フロントサイドドアDの枠D1に固定されるようになっており、図3に示すように、ベース本体11と、このベース本体11の車外側A1の側面に覆設されるベースカバー12と、ベース本体11の車体側側面に固定されるシール部材13と、パッキン14とを備えて構成される。
ベース本体11は、アルミダイキャストなどの鋳造法で製作され、板状の基部11aと、この基部11aの中央のやや下側位置から側方に(車体Aの側方に)向けて張り出す張出部11Aとを備えている。基部11aには、ベースカバー12が図示しない固定ねじで固定されるとともに、シール部材13との対向面に、縦長の枠形状の取付ボス部11bが突設されている。この取付ボス部11bの上部および下部、さらには取付ボス部11bの中間部には、ベース本体11にシール部材13をねじ止めする際のねじ穴となる固定穴11eがそれぞれ設けられている。張出部11Aは、後面または前面から見た形状が、基部11a側から先端部に向かうにつれて細くなる三角状を呈しており、さらに、平らに形成された上面には、シャフト10Aを固定するための取付穴11c、およびミラーハウジング20内からの図示しないワイヤーハーネスを車体A側へ配索するための導出孔11dが開口形成されている。なお、ワイヤーハーネスは、この導出孔11dを通じて取付ボス部11bの内側に形成された開口11fから引き出される。
ベースカバー12には、ベース本体11の張出部11Aを少なくとも上面側が露出する状態に覆うカバー部12aが、車外側A1に張り出す状態に形成されており、また、ベースカバー12のベース本体11との取付面に、このカバー部12aに通じる挿入孔12b、およびベース本体11を固定する際のねじ穴となる固定穴12c,12cが設けられている。なお、カバー部12aの底部には、ベース本体11の張出部11Aの取付穴11cを臨む挿入孔12eが形成されている。このようなベースカバー12をベース本体11に取り付けるには、ベース本体11の車体側から各固定穴12cに図示しないねじを螺入すればよい。また、固定穴12c,12cの近傍には、シール部材13に設けられた図示しない係合部と係合するフック12d,12dが突設されている。
シール部材13はシート状に形成されており、上部13aおよび下部13bがベースカバー12の車体側側面にそれぞれ係合するように傾斜状に形成されている。シール部材13の中央部には、ベース本体11の取付ボス部11bが収容される収容凹部13cが形成されている。この収容凹部13cには、ベース本体11の各固定穴11eに対応する位置に図示しない固定ねじを挿入するためのねじ穴13eが形成されている。また、収容凹部13cには、前記ワイヤーハーネスを車内側に引き出すための引出孔13fが、ベース本体11の開口11fに対応する位置に形成されている。さらに、シール部材13の車体側側面には、パッキン14の納まりをよくするための折れ部13gが形成されている。
このようなシール部材13をベース本体11に取り付けるには、シール部材13の車体側側面の各ねじ穴13eを通じてベース本体11の各固定穴11eに図示しないねじをそれぞれ螺入すればよい。なお、パッキン14は、シール部材13と図示しない車体側の取付座との間に装着される。
ミラーハウジング20は、図2に示すように、シャフト10Aを介して張出部11Aの上側に水平回動可能に取り付けられる。本実施形態では、ミラーハウジング20は、補助ミラー40が張出部11Aの上面11A1よりも下側に位置するようにミラーハウジング20の車体側側面の略中央位置で張出部11Aに支持されるように構成されている。つまり、本実施形態のアウターミラーは、従来の一般的なアウターミラー(図11参照)と同様の、張出部11Aの上側にミラーハウジング20が支持されるという構造を採用しながらも、張出部11Aの上面11A1よりも下側に補助ミラー40が位置するようになっている。
そして、補助ミラー40は、図2に示すように、ミラーハウジング20に取り付けられた状態で、張出部11Aの先端下方に位置するようになっており、このとき、車体Aと補助ミラー40の鏡面との間には、間隙Sが形成される。さらに、補助ミラー40は、ミラーハウジング20に取り付けられた状態で、車体AのサイドウインドウSWの下端ラインLよりも上側に位置するようになっている。また、張出部11Aの張り出し方向の外方に、ミラーハウジング20の組立品の重心Gが位置するように構成されている。
また、ミラーハウジング20には、図3に示すように、後記する取付部材41を介して補助ミラー40が取り付けられる部分に、ミラーハウジング20内を臨むことのできる開口20Bが形成されている。
補助ミラー40は、本実施形態では、図3に示すように、ミラーハウジング20とは別部材の取付部材41を介してミラーハウジング20の車体側側面の下部に取り付けられている。補助ミラー40は、広角曲面鏡となっており、ミラーハウジング20の車体側側面の限られた面積において、車体Aの側方の前方のエリアを広く映し出すことができる。この広角鏡面鏡の鏡面は、球面の一部を切り取った形状である。補助ミラー40の曲率半径は、100mmから1000mm、好ましくは100mmから500mmである。曲率半径が100mmより小さいと補助ミラー40に映った像の歪みが大きすぎて見づらくなり、また、曲率半径が1000mmよりも大きいと、平面鏡に近くなって広角ミラーの特徴が薄くなってしまう。このため、補助ミラー40の曲率半径を前記した100mmから1000mmの範囲に設定して、補助ミラー40に映った像の歪みを小さくしながらも、広いエリアを映し出すことができるようにしてある。また、前記のように補助ミラー40の曲率半径を100mmから500mmの範囲に設定することにより、車体Aの側方の前方のエリアを映し出すとともに、ミラーベース10の直下のエリアをも含む、助手席側の車体側方の広いエリアを映し出すことが可能となる。
取付部材41は、補助ミラー40が取り付けられる面と反対側の面に、係合フック41aが突設されており、この係合フック41aをミラーハウジング20の車体側側面の下部に形成された係合穴20bに係合させることにより、ミラーハウジング20に取り付けられるようになっている。ここで、取付部材41は、前記したように、ミラーハウジング20と別部材であるので、左右方向の厚みを変更して形成したものを適宜用いることにより、前記間隙S、具体的には、補助ミラー40の鏡面とミラーベース10のベースカバー12の車外側側面との距離を調整することができる。したがって、車種によって変化する像の見え方を左右方向の厚みの異なる取付部材41に交換することによって、補助ミラー40に像が適切に映るようにすることができる。この場合、間隙Sの調整は、取付部材41を交換することによって行うことができるので、ミラーハウジング20自体を車種によって交換する必要がなくなり、共通化を図りながらコストを低減することができるという利点が得られる。しかも、取付部材41は、ミラーハウジング20の大きさに対して極めて小さい部品であるので、交換の用に供する部品の取り置きが行い易く、交換も行い易い。
また、図2に示すように、補助ミラー40は、やや下向きとなるように(つまり、補助ミラー40の鏡面の少なくとも一部がミラーベース10の下方(真下を含む)から見えるような向きで取り付けられる。この場合、前記したように補助ミラー40の曲率半径を100mmから500mmの範囲に設定することで、ミラーベース10の下方から車体Aの側方の前方の広いエリアを好適に映し出すことができるようになる。また、補助ミラー40の取り付けられるミラーハウジング20の車体側側面の下部は、通常、自動車走行時の走行風の流れを考慮して前後方向に分厚く形成される部分であり、その分、その他の部分に設けたときと比べて、形状の大きくされた補助ミラー40を使用することができる。このため、このような位置に取り付けられる補助ミラー40は、車体Aの側方の前方の広いエリアを映し出すのに好適である。
ここで、前記したシャフト10Aは、前記したミラーベース10のベース本体11に設けられた張出部11Aに、固定用ねじ10Bで固定され、張出部11Aの上面に立設されるようになっている。このため、シャフト10Aの固定にあたっては、ベースカバー12のカバー部12aの底部側から挿入孔12eを通じて固定用ねじ10Bを螺入することにより行う必要がある。この場合、ミラーハウジング20の下部が張出部11Aの下側まで張り出した形状であると、カバー部12aの挿入孔12eがミラーハウジング20の下部で隠れて、シャフト10Aを固定するための固定用ねじ10Bの挿入が不可能になるおそれがある。これに対して、前記のように、補助ミラー40が取付部材41を介して取り付けられる構成では、ミラーハウジング20の車体側側面の下部を、図3に示すように、張り出しを無くして、端面を平らに形成することができるので、カバー部12aの挿入孔12eが完全に露出するようになり、固定用ねじ10Bの挿入および螺入が容易に行われるようになる。
また、ミラーハウジング20には、張出部11Aの上側となる位置(側方上部20a)に、ミラーハウジング20を格納あるいは使用位置へ復帰させるための駆動装置50が内蔵されている(図3において一点鎖線で図示)。
駆動装置50は、図示は省略するが、シャフト10Aに装着される減速機と駆動力を発生させるモータとを備え、モータの駆動力は減速機を介してシャフト10Aに伝達される。そして、このモータを駆動させるとミラーハウジング20がシャフト10Aを中心として回動し、モータの回転方向を適宜制御することでミラーハウジング20の格納と使用位置への復帰とが行われる。
本実施形態では、駆動装置50が、ミラーハウジング20の内部(ミラー30の前方位置)に取付固定されるフレーム51の車体側側方に形成された保持部51aに収容されて保持されるようになっている。このフレーム51の後面側側部には、ミラー30の角度を調節するためのアクチュエータ52を介してミラーホルダ53が取り付けられ、このミラーホルダ53にミラー30が取り付けられている。なお、ミラーホルダ53とミラー30との間には、ミラー30の曇りを除去するシート状のヒータ54が介設されている。
また、フレーム51の車体側側面の下部には、ねじ穴51bが開口を車体側へ向けて形成されており、ミラーハウジング20内に形成された取付穴20cを通じてねじが螺入されるようになっている。
なお、ミラーハウジング20の寸法・形状等は、デザイン等に応じて変更可能であり、図示のものに限定されることはない。ここで、前記のように、ミラーハウジング20の車体側側面の下部を前後方向に分厚くなるように形成することで、形状の大きくされた補助ミラー40を取り付けることができるようになり、これによって、より広いエリアを補助ミラー40で映し出すことができる。
また、駆動装置50およびアクチュエータ52へ電源を供給するための図示しないワイヤーハーネスは、シャフト10Aの内部を利用して配線される。すなわち、ワイヤーハーネスは、シャフト10Aの内部を通って、張出部11Aの導出孔11dからミラーベース10の内部(ベース本体11)に導出され、さらに、ミラーベース10のシール部材13の引出孔13fを通って車体Aの内部に導出され、図示しない運転席周りのコントロールユニットに接続される。
次に、本実施形態に係るアウターミラーの組立手順を、図3を参照して説明する。
まず、フレーム51に駆動装置50およびアクチュエータ52を組み付けたうえで、フレーム51をミラーハウジング20の後面側の開口20Aから内部に挿入し、図示しない固定ねじでフレーム51をミラーハウジング20に固定する。このとき、フレーム51の固定は、ミラーハウジング20の後面側の開口20Aから行うことができるとともに、ミラーハウジング20の車体側側面の開口20Bを通じて行われる。つまり、フレーム51は、前記2つの開口20A,20Bを利用して交差する方向に挿入され螺入されるねじによってミラーハウジング20に固定されることとなる。この開口20Bを利用した固定は、図3に示すように、開口20Bから図示しないねじを挿入して、このねじをミラーハウジング20の取付穴20cに通した後に、フレーム51のねじ穴51bに螺入することにより行うことができる。
このようにしてミラーハウジング20に固定される駆動装置50には、あらかじめシャフト10Aを組み付けておき、ワイヤーハーネスはシャフト10Aを利用して外部に導出させておく。したがって、フレーム51をミラーハウジング20に組み付けると、ミラーハウジング20の側方上部20aからシャフト10Aの下部が露出する。
次に、アクチュエータ52に、図示しない爪と引掛け構造でミラーホルダ53を取り付け、さらに、このミラーホルダ53の後面に、粘着テープ等によってヒータ54を貼り付ける。その後、ヒータ54の後面に、粘着テープ等によってミラー30を貼り付ける。
そして、ベース本体11にベースカバー12を被せ、ベース本体11の車体側からベースカバー12の各固定穴12cに図示しないねじを螺入してベース本体11とベースカバー12とを一体にする。
続いて、前記のようにして組み立てたミラーハウジング20のシャフト10Aをベース本体11の張出部11Aに近づけ、張出部11Aの導出孔11dにワイヤーハーネスを挿通させたうえで、シャフト10Aを張出部11Aに合わせ、ベースカバー12のカバー部12aの底部側から張出部11Aの取付穴11cを通じて、シャフト10Aに固定用ねじ10Bを螺入し、シャフト10Aを張出部11Aに固定する。
そして、ミラーハウジング20の車体側側面の下部に取付部材41を取り付け、取付部材41に補助ミラー40を粘着テープ等により貼り付ける。なお、取付部材41にあらかじめ補助ミラー40を取り付けておくことにより、組立作業をよりスムーズに行うことができる。
続いて、シール部材13のねじ穴13eを通じてベース本体11の固定穴11eにねじを止め、ベース本体11にシール部材13を取り付ける。このとき、シール部材13の引出孔13fからワイヤーハーネスを引き出しておく。
そして、最後に、パッキン14を介してシール部材13の車体側を車体AのフロントサイドドアDの枠D1に取り付けた図示しない固定座等に固定ねじ等を用いて固定する。これにより、車体Aへのアウターミラーの取り付けが完了する。
次に、図4〜図6を参照して、本実施形態のアウターミラーを装着した自動車における運転席からの視認エリアについて説明する。
図4はアウターミラーにより映し出されるエリアの模式説明図、図5はアウターミラーにより映し出されるエリアの一部を車体の側方から示した模式説明図、図6はアウターミラーに映し出される像を示した図で、(a)は通常時における様子を示した図、(b)はシフトレバーをリバースポジションに入れた状態(リバース時)における様子を示した図である。なお、アウターミラーの後方視認用のミラー30は、上部に曲率半径700mmの球面部31、下部に非球面部32を備えたものを用い、また、図6(b)に示すように、図示しない運転席側方のシフトレバーをリバースポジションに入れたときに、助手席側方の後方の路面へ向けて鏡面全体が所定角度傾くように設定されたものを使用した。そして、補助ミラー40は、曲率半径200mmで面積が約55cm2のものを使用した。
図4において、太い破線で示す視認エリアP1は、補助ミラー40により映し出される視認エリアを示している。この視認エリアP1は、図6(a)(b)に示すように、補助ミラー40上に映し出される。
また、図4において、太い実線で示す視認エリアP2は、ミラー30によるリバース時の視認エリアを示している。この視認エリアP2は、図6(b)に示すように、ミラー30の球面部31および非球面部32にわたって映し出される。
さらに、図4において、細い実線で示す視認エリアP3は、ミラー30の非球面部32によるリバース時の視認エリアを示している。この視認エリアP3は、図6(b)に示すように、ミラー30の非球面部32上に映し出される。
また、図4において、細い破線で示す視認エリアP4は、ミラー30の非球面部32による通常時の視認エリアを示している。この視認エリアP4は、図6(a)に示すように、ミラー30の非球面部32に映し出される。
このように、本実施形態のアウターミラーを装着することにより、車体Aの助手席側の前方および後方の広いエリアを、補助ミラー40およびミラー30で同時に映し出すことが可能となる。
なお、図4,図5に示すように、助手席側のアウターミラーの直下に、車体Aに接触させる状態で、高さ1m、直径30cmの物体Bを配置したところ、図6(a)に示すように、ミラー30と補助ミラー40との両方のコーナー部分P5,P6にわたる状態に、この物体Bが映し出された。これは、図5に示すように、物体Bの頂部の角部が、補助ミラー40により映し出される視認エリアP1の像、およびミラー30の非球面部32により映し出される視認エリアP3の像に、それぞれかかる状態となるからである。したがって、このアウターミラーでは、アウターミラーの直下の死角となり易いエリアにある物体Bをも認識が可能である。
図7(a)(b)は本実施の形態のアウターミラーの変形例を示す図である。
図7(a)に示したアウターミラーでは、取付部材41が平面視略コ字形に形成され、上面側およびミラーハウジング20への取付面側に連続する開口部41b,41cが形成されている。また、補助ミラー40の取付面側に開口部41dが形成されており、この開口部41dの口縁に形成された段部に補助ミラー40が嵌め入れられるようになっている。
このようなアウターミラーによると、取付部材41に開口部41b,41c,41dが形成されているので、これらの開口部41b,41c,41dを有効に利用したアウターミラーの組み立てを行うことができる。つまり、ミラーハウジング20のシャフト10A(適宜図3参照)をミラーベース10のベース本体11に形成された張出部11Aに固定する際、前記した実施形態の組立手順では、実施形態で示した取付部材41の厚みによって、取付部材41が固定用ねじ10Bの挿入の妨げとなる場合があるので、固定用ねじ10Bの螺入後に取付部材41を取り付ける必要があったが、この変形例の取付部材41では、先にこれをミラーハウジング20に取り付けておいても、開口部41b,41dを利用して、固定用ねじ10Bの挿入および螺入を行うことができる。したがって、組立工程の自由度が高まるようになる。なお、取付部材41をミラーハウジング20に取り付けた後でも、補助ミラー40を取り付ける前の段階であれば、開口部41dが開口しているので、この開口部41dからミラーハウジング20の開口20Bを通じて、ミラーハウジング20内を臨むことができ、フレーム51等の固定もこの開口部41d,開口20Bを通じて挿入する締付工具により行うことができる。また、補助ミラー40の取付後も、補助ミラー40を取り外して開口部41dを露出させることにより、簡単に分解を行うことができる。
図7(b)に示したアウターミラーでは、ミラーハウジング20の車体側側面の下部が張出部11Aの下側に一体的に張り出した形状に形成されている。つまり、このアウターミラーでは、ミラーハウジング20に対して前記の図7(a)に示した取付部材41が一体的に形成された構成となっている。
このようなアウターミラーによると、張り出した部分に形成された開口部41b,41dを利用した前記と同様の組立手順によりアウターミラーの組み立てを行うことができる。この場合、前記のように取付部材41を取り付ける工程が必要とならないので、その分、組立工程が簡略化される。
以上説明したアウターミラーによると、ミラーハウジング20が、張出部11Aに立設されたシャフト10Aに回動自在に取り付けられるという従来のアウターミラーと同様の、張出部11Aの上側にミラーハウジング20が支持されるという構造を採用しながらも、張出部11Aの上面11A1よりも下側に位置する補助ミラー40が設けられていることにより、補助ミラー40に車体Aの側方の前方を映すことができる。したがって、製造性の向上を図ることができるとともに、視認性に優れたアウターミラーが得られる。
また、補助ミラー40は、張出部11Aの上面11A1よりも下側に位置するので、張出部11Aの下側に形成される空間を有効に利用して、車体Aの側方の前方における視界を良好に得ることができる。
さらに、張出部11Aは、補助ミラー40の上側に位置することとなるので、補助ミラー40に対するひさしの役割をなし、これによって、補助ミラー40に直射日光や雨水等が直接あたるのが遮られる。これにより、補助ミラー40の視界が良好に保持される。
さらに、車体Aと補助ミラー40との間が間隙Sにより空いた状態となるので、従来のアウターミラーと同様の、張出部11Aの上側にミラーハウジング20が支持されるという構造を採用しながらも、運転席から補助ミラー40を見たときの視界に張出部11Aが重なることがなくなり、車体側面に向けて補助ミラー40が露出するという状態が確保される。したがって、補助ミラー40の視認性が高まる。
さらに、この間隙Sによって、図8(a)(b)に示すように、自動車走行時にアウターミラーへ流れてくる走行風の一部を、車体後方へ向けてスムーズに通過させることができる。これにより、アウターミラーによる走行風の乱れが低減され、風切り音の発生による騒音も低減される。また、間隙Sを通過する走行風により補助ミラー40に付着した雨水等を吹き飛ばすことができる。また、間隙Sを通過した後の走行風によって、自動車のサイドウインドウSWに付着した雨水等をも吹き飛ばすことができる。したがって、運転席からアウターミラーを視認したときの視線に重なるサイドウインドウSWのエリアが見易くなる。
また、補助ミラー40は、車体AのサイドウインドウSWの下端ラインLよりも上側に位置するので、補助ミラー40がサイドウインドウSWの側方に位置することとなり、運転席から補助ミラー40を確実に目視することができる。なお、運転席から補助ミラー40を見ることができる範囲であれば、補助ミラー40は、下端ラインLよりも下側の位置に設けてもよい。
また、このような位置となるようにアウターミラーを車体Aに取り付けた場合に、補助ミラー40の上側に位置することとなる張出部11Aは、前記図11に示した従来の一般的なアウターミラーにおける張出部100の形成位置よりも上方となる位置に形成されることとなる。このため、従来のアウターミラーと同様の、張出部11Aの上側にミラーハウジング20が支持されるという構造を採用しながらも、運転席から補助ミラー40を見たときの視界に張出部11Aが重なることがより一層防止されるようになる。
さらに、補助ミラー40は、張出部11Aの先端下方に位置する構成であるので、車体Aの側面から補助ミラー40までの距離(間隙S)を、車体Aの側方に張り出す張出部11Aにより効果的に確保することができるようになる。したがって、補助ミラー40による車体Aの側方の前方の良好な視界が確保されたアウターミラーが簡単に得られる。
また、張出部11Aの張り出し方向の外方に、ミラーハウジング20の組立品の重心Gが位置するので、次のような作用効果が得られる。すなわち、例えば、従来の図11に示したアウターミラーのように張出部100の上側にミラーハウジング113の組立品の全体が位置するアウターミラーにおいては、ミラーハウジング113の組立品の重心が、張出部100の張り出し方向の外方に位置することがなく、これよりも距離が長く(遠く)なる斜め上方に位置することとなる。これに対して、本実施形態のアウターミラーでは、図2に示すように、ミラーハウジング20の組立品の重心Gが張出部11Aの張り出し方向の外方に位置する構成では、張出部11A(固定部)から重心Gまでの距離LGが、図11に示したアウターミラーよりも短く(近く)なり、その分、張出部11Aに対してミラーハウジング20が安定した状態で支持されるようになる。したがって、自動車走行時におけるミラーハウジング20の組立品の振動を効果的に軽減することができる。
さらに、ミラーハウジング20には、張出部11Aの上側位置に駆動装置50が内蔵されているので、従来の図11に示したアウターミラーと同様の構造を採用することができ、駆動装置50等の構成部品の共通化を図ることができる。したがって、製造性の向上を図ることができる
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係るアウターミラーは、図9,図10に示すように、ミラーハウジング60に後方補助ミラー70を設けたものである。
後方補助ミラー70は、ミラーハウジング60の張出部11Aの上側となる位置(側方上部60a)に、鏡面が路面側へ向くように下向きに傾斜させた状態に取り付けられている。このような後方補助ミラー70を用いることにより、車体Aの側方の後方の、車体側面に近い側を映し出すことができる。
このようなアウターミラーによると、後方補助ミラー70を用いて、車体Aの側方の後方を確認することができ、後方視認用のミラー30の使用と相俟って、車体Aの後方の、運転席からでは通常見ることのできないエリアを簡単に視認することができる。しかも、後方補助ミラー70は、ミラーハウジング60の張出部11Aの上側に設けられているので、後方視認用のミラー30からの視線の移動が最小限で済み、視認性にも優れている。
なお、このアウターミラーにおいて、補助ミラー40は、ミラーハウジング60の車体側側面の下部に形成された開口20Bを塞ぐ状態に取り付けられている。したがって、この開口20Bを補助ミラー40で塞ぐ前の状態であれば、前記した第1の実施形態のアウターミラーと同様に、開口20Bを通じてミラーハウジング20内を臨むことが可能である。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、これらをさらに種々変更して用いることも可能である。
前記した各実施形態では、補助ミラー40を助手席側の車体Aの側方の前方を映すミラーとして機能させる場合を例示したが、例えば図示は省略するが、ミラーハウジング20への取付角度を変更することにより、助手席側の前輪付近を映し出すミラーとして機能させることもできる。なお、前記した補助ミラー40をミラーハウジング20に取り付けるための取付部材41を複数種類用意しておいて、適宜取り替えることにより、運転者の好みに合わせた像が映し出されるようにしてもよい。
また、このような取付部材41の形状や補助ミラー40の曲率半径等は、アウターミラーが取り付けられる車種によって適宜設定可能である。
さらに、前記した各実施形態では、ミラーハウジング20がミラーベース10のベース本体11から張り出された張出部11Aに固定される構成としたが、これに限られることはなく、張出部11Aのみでミラーベースを構成してもよい。つまり、張出部11Aが車体Aのピラーや取付座に直接取り付けられるように構成してもよいし、サイドウインドウSWの三角コーナー部等から車体Aの側方へ張り出すように設けてもよい。
また、前記した各実施形態では、助手席側に設けられるアウターミラーについて説明したが、運転席側に設けても差し支えない。この場合、図示は省略するが補助ミラー40が車体Aの後方を映し出すようにミラーハウジング20に対して取り付けられるように構成してもよい。
また、前記した各実施形態に係るアウターミラーは、電動格納式であったが、これに限定されることはなく、手動格納式や固定式のものであっても差し支えない。
さらに、ミラーハウジング20の車体側側面は、開口20Bのない平面状に形成してもよい。
本発明の第1の実施形態に係るアウターミラーが取り付けられた自動車の車体左側(助手席側)の部分斜視図である。 アウターミラーを運転席側から見たときの様子を示す斜視図である。 アウターミラーの概略構造を示す分解斜視図である。 アウターミラーにより映し出されるエリアの模式説明図である。 アウターミラーにより映し出されるエリアの一部を車体の側方から示した模式説明図である。 アウターミラーに映し出される像を示した図で、(a)は通常時における様子を示した図、(b)はシフトレバーをリバースポジションに入れた状態(リバース時)における様子を示した図である。 (a)(b)は本実施の形態のアウターミラーの変形例を示す図である。 (a)(b)は走行風の流れを示した説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るアウターミラーの前面側から見た斜視図である。 同じく本発明の第2の実施形態に係るアウターミラーの後面側から見た斜視図である。 従来技術の説明図である。 従来技術の説明図である。 従来技術の説明図である。
符号の説明
10 ミラーベース
10A シャフト
11 ベース本体
11A 張出部
11A1 上面
12 ベースカバー
12a カバー部
12d フック
13 シール部材
20 ミラーハウジング
20B 開口
20a 側方上部
30 ミラー
31 球面部
32 非球面部
40 補助ミラー
41 取付部材
50 駆動装置
51 フレーム
52 アクチュエータ
70 後方補助ミラー
A 車体
A1 車外側
P1〜P4 視認エリア

Claims (7)

  1. 自動車の車体の側面からその側方に向かって張り出す張出部を有するミラーベースと、
    この張出部に立設されたシャフトと、
    このシャフトに回動自在に取り付けられ、前記車体の後方を映すミラー、および前記車体の側方の前方を映す補助ミラーが設けられたミラーハウジングと、を備えたアウターミラーであって、
    前記補助ミラーは、前記張出部の上面よりも下側に位置することを特徴とするアウターミラー。
  2. 前記車体と前記補助ミラーとの間には、間隙が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のアウターミラー。
  3. 前記補助ミラーは、前記張出部の先端下方に位置することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアウターミラー。
  4. 前記張出部の張り出し方向の外方には、前記ミラーハウジングの組立品の重心が位置することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のアウターミラー。
  5. 前記ミラーハウジングの前記張出部の上側には、前記車体の側方の後方を映す後方補助ミラーが設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のアウターミラー。
  6. 前記ミラーハウジングには、前記張出部に対して前記ミラーハウジングを回動させるための駆動装置が前記張出部の上側位置に内蔵されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のアウターミラー。
  7. 前記補助ミラーは、前記車体のサイドウインドウの下端ラインよりも上側に位置することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のアウターミラー。

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