JP2006167861A - 電動ハンマ補助具 - Google Patents

Abstract

【課題】電動ハンマで地面の硬いコンクリートを砕く時の激しい振動のため人間の両腕が白蝋病になる可能性を防ぎ、人体の疲労度も少なく、コンクリート破砕作業も効率よく振動も感じない安価な電動ハンマ補助具を提供する。
【解決手段】
本発明に係る電動ハンマ補助具にあっては一本の細長い鋼管の中央にジザイクランプに固定された電動ハンマがあり、その両端に免震装置の役目を為す長方形の凹型の金具を二人の作業員が同時に抑えることによる強圧力のため電動ハンマはコンクリート破砕作業を容易に成し遂げることが出来、電動ハンマの激しい振動も押しバネやゴムなどのバネ作用の免震装置により作業員の人体には少しの振動しか感じられない効果が有った。
【選択図】 図１

Description

本発明は道路のコンクリートを破砕するときに使用される電動ハンマの激しい振動を防ぎ、破砕作業を効率よくするために考案された電動ハンマ補助具に関するものである。

従来、この地面のコンクリート破砕作業はトラックに積んだ大型発電機のエアーブレーカーの空圧による電動ハンマでの破砕作業か、家庭用１００ボルトの電気にて一人で電動ハンマを両手にて押さえつけて操作する作業方法が普遍的であるが、電動ハンマの激しい振動からくる白蝋病など、人体への悪影響が考えられる。それらを防ぐ意味からも特願２００４−２６９４９１号を考案したけれども作業効率の観点からみれば一人より二人のほうが能率がよいと考えられる。
特願２００４−２６９４９１号

特に大型発電機のエアーブレーカーによる空圧における電動ハンマの激しい振動は地面のコンクリート破砕作業を容易にしている反面、作業員にとっては両手より伝わる激しい振動が全身に伝わり、長時間の作業を困難にしている。又、作業が長期間にわたれば両腕とも疲れ果て人体への悪影響が多く、特に白蝋病などになる危険性すらある。

前記目的を達成するために本発明は一本の細長い鋼管の中央にジザイクランプを固定し、電動ハンマを取り付けてみた。電動ハンマの激しい振動はジザイクランプを通じて一本の細長い鋼管のそのパイプの両端まで伝わってくるけれども震源元の電動ハンマから少し離れているので中程度の振動に変化している。

又、一本の細長い鋼管の両端には３個以上の押しバネが入る穴をあけ、押しバネの下部は鋼管内側の底に置き、３個以上の押しバネの上部には金属性薄板と硬いゴム、軟いゴムと重ねて、それぞれ長方形凹型の内部全体の金具に密着出来るように工作してある。

尚、長方形凹型の金具の両端にはボルトが入るほどの小さな穴を二箇所開け、一本の細長い鋼管の両端にも同位置におなじ穴を二箇所開け、その穴に２本のボルトを入れ、上下動出来るように工夫した。

さて、電動ハンマの激しい振動は一本の細長い鋼管の両端にも伝わってくるけれども３個の押しバネ下部の一部分が鋼管内側の底に僅かに接触しているのと硬軟二種類のゴムなどのバネ作用にて長方形凹型の金具を両手で強く押さえてコンクリート破砕作業しても電動ハンマの激しい振動を感ずることは少ない。所謂、押しバネや硬軟二種類のゴムなどのバネ作用にて激しい振動も軽減され、長方形凹型の金具を手で抑えても激震を感じない免震装置を備えた電動ハンマ補助具を提供するものである。

以上説明したように本発明に係る電動ハンマ補助具にあっては一本の細長い鋼管の中央にジザイクランプにて固定された電動ハンマがあり、その両端に免震装置の役目を為す長方形の凹型の金具を二人の作業員が同時に抑えることによって強圧力が生じ、電動ハンマのコンクリート破砕作業を容易に遂行され、電動ハンマの激しい振動も押しバネやゴムなどのバネ作用の免震装置により作業員の両手には少しの振動しか感じられない効果が有った。

以下、本発明の実施形態に係る電動ハンマ補助具を図面に基ずいて説明する。
図中に全体を符号１で示される電動ハンマ補助具は、一本の細長い鋼管２の中央部に固定されたジザイクランプ３に電動ハンマ４を取り付ける。
一本の細長い鋼管２の両端には免震装置の役目を為す長方形の凹型の金具５をそれぞれ設置する。
第６図に示される如く長方形の凹型金具５は鋼管２に二個のボルト６で穴６，６に挿入され前後左右には移動出来ないようになっている。また、凹型金具５を下方に強く押すことにより二個のボルト６の下にあるナット７が下方に下がり、三個の金属製押しバネ８の作用で上下動を繰り返すことが出来るようになっている。（押しバネ８上下動図省略）
第６図の三個の金属製押しバネ８は鋼管２の管内下部に置かれ、鋼管２上部の穴１２より出ているがその三個の金属製押しバネ８の上部に金属製薄板９、硬いゴム１０、軟らかなゴム１１とが長方形の凹型金具５に密着するように作られている。
第６図の三個の金属製押しバネ８は４個、５個でも差し支えない。
電動ハンマ４の激しい振動も振動中心地４から少し離れることに因ると同時に長方形凹型の金具５内にある免震装置の作用が働き、より微震動となり、人体への震動影響もあまり感じられない利点がある。
一本の細長い鋼管２の片方の端に丸い穴を設けておけば特願２００４−２６９４９１号のマルカンボルト６を入れること出来、両方に使用出来て便利である。
本発明は以上の構成よりなる。
本発明を使用する場合は、１図にある如く一本の細長い鋼管２の両端にある免震装置の役目を為す長方形の凹型の金具を二人の作業員が同時に下方に抑えることによって鋼管２中央に固定されたジザイクランプ３に固定された電動ハンマの強い圧力によりコンクリート破砕作業を進めることが出来る。

本発明のコンクリート破砕作業の概略図である。 図１の一本の細長い鋼管よりジザイクランプを除いた状態の側面図である。 図２の上から見た図である。 図２の下から見た図である。 図３の点線内にある長方形の凹型金具５を取り除いた時の丸い穴の空いた状態を上から見た側面図である。 図２のA−A線の断面図である。 図２のB−B線の断面図である。

符号の説明

１ 電動ハンマ補助具
２ 一本の細長い鋼管
３ ジザイクランプ
４ 電動ハンマ
５ 長方形の凹型金具
６ ボルト
６A マルカンボルト穴
６B ボルト穴
７ ナット
８ 金属製押しバネ８
９ 鋼鉄製薄板
１０ 硬いゴム
１１ 軟らかいゴム
１２ 金属製押しバネの入る穴
１３ 作業員
１４ 地面コンクリート

Claims (3)

1. 一本の細長い鋼管の片方の端にマルカンボルトを差し込める丸い穴と免震装置を兼ねる長方形凹型の金具、反対側の鋼管端には免震装置を兼ねる長方形凹型の金具だけを設け、鋼管中央部には電動ハンマを取り付けるためのジザイクランプを備えてなる電動ハンマ補助具。
2. 免震装置を兼ねる長方形凹型の金具内側には、３個以上の丸い穴を有し、その丸い穴の中にはそれぞれ押しバネが設置され、その上に金属性薄板と硬軟二種類のゴムとがを備えてなる請求項１記載の電動ハンマ補助具。
3. 一本の細長い鋼管の両端に装備されたる免震装置を兼ねる長方形凹型の金具は２本のボルトにて上下に動くように備えてなる請求項１、２記載の電動ハンマ補助具。
   

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