JP2006165740A - 情報提供システム及びそれに使用する情報提供装置並びに通信装置 - Google Patents

情報提供システム及びそれに使用する情報提供装置並びに通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】車両の走行速度に関係なく適切なサービス、情報を提供できる情報提供システム及びそれに用いる情報提供装置並びに通信装置を提供する。
【解決手段】通信装置10は、自己の速度情報を取得する速度情報取得部14と、取得した速度情報を情報提供装置20に送信する無線通信部12と、情報提供装置20から送信された認証方法を受信し、受信した認証方法で情報提供装置20との間で認証を行う認証処理部15、16とを備え、情報提供装置20は、通信装置10からの速度情報を受信し、受信した速度情報に応じた認証方法を決定する認証方法決定部23と、決定された認証方法を通信装置10に送信し、決定された認証方法で通信装置10との間で認証を行う認証処理部24、25とを備えることにより、通信装置10は、通信装置10の移動速度に応じた認証方法で、情報提供装置20との間で適正な認証が行える。
【選択図】図2

Description

本発明は、認証機能を有する情報提供システム及びそれに使用する情報提供装置並びに通信装置に関する。
従来の情報提供システムは、認証機能を備えている。認証機能としては、色々な方法が知られているが、これをより綿密に行うために、パスワードや指紋などを用いて本人の確認を行うだけでなく、その上更に、予め登録した電子証明書などを用いて、それが予め登録したものに一致するかどうかを認証したりするというものも知られている(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、従来、知られているこの認証方法は、特許文献1に記載されているように、端末装置(通信装置)において、先ずパスワード、指紋などを入力し、これによって、本人の確認を行う。本人の認証が終われば、それによって、サービスを提供するセンタ装置(情報提供装置)への接続要求が可能になる。端末装置によって接続要求を行うと、端末装置がセンタ装置と無線で接続され、センタ装置から端末装置に、サービスの提供を受けるためのアプリケーションプログラムが送信されてくる。端末装置において、受信したアプリケーションプログラムを用いて希望するサービス、情報を要求すると、センタ装置より端末装置に予め記憶してある電子証明書の送信要求が送信されてくる。端末装置がそれに応じて電子証明書をセンタ装置に送信すると、センタ装置が送信された電子証明書と予め登録された電子証明書とを比較する。一致すると、センタ装置が端末装置に端末装置の要求に応じたサービス、情報を提供するというものである。
特開2002−101459号公報
しかしながら、従来の認証方法では、パスワード、指紋などを用いて一度認証を行い、更に、電子証明書で認証を行うため、セキュリティ強度は比較的高くなり有効であるが、サービス利用者が車両に搭載された端末装置を用いる場合や、反対にサービス提供者が車両に搭載された情報提供装置を用いる場合、いずれの場合も車両が高速で走行していた場合、サービスの提供を受けるに先駆けて行う認証処理に多くの時間をとられて、サービス自体を正確に受けることができなくなる場合がある。
この場合、サービス利用者は何の情報も得ることができず、また、サービス提供者からすると、より多くのユーザにサービス提供するために、例えば、サービスに要求されるセキュリティ強度での認証処理を行うのに必要な時間を確保するために「速度を落としてもう一度お越しください」というようなメッセージを通知したり、単にサービスの案内のみを通知したりということすらできず、好ましくない。
このような状況は、例えば、サービスエリア、パーキングエリアのように、駐車中の車両と、走行中の車両に対して一つの路側アンテナを設置した場合に発生する。すなわち、駐車中の車両であれば十分に間に合う高いセキュリティ強度(処理は低速)の認証処理を行えるが、走行中の車両に対しては充分適用できないという問題が生じる。
本発明は、このような従来の問題に対処してなされたものであり、車両の走行速度に関係なく適切なサービス、情報を提供できる情報提供システム及びそれに用いる情報提供装置並びに通信装置を提供することを目的とするものである。
本発明の情報提供システムは、通信装置とこの通信装置に情報を提供する情報提供装置とを備え、通信装置は、自己の状態を取得する取得手段と、取得した自己の状態を情報提供装置に送信する送信手段と、情報提供装置から送信された認証方法を受信し、受信した認証方法で情報提供装置との間で認証を行う認証処理手段とを有し、情報提供装置は、通信装置から送信された通信装置の状態を受信し、受信した通信装置の状態に応じた認証方法を決定する認証方法決定手段と、決定された認証方法を通信装置に送信し、決定された認証方法によって通信装置との間で認証を行う認証処理手段とを有する構成を有する。
この構成により、通信装置より通信装置の状態を情報提供装置に送信することによって、送信された通信装置の状態に応じた認証方法で通信装置と情報提供装置との間の認証が実施され、認証が通信装置の状態に関わらず適正に行われる。
また、本発明の情報提供システムは、通信装置が移動可能な端末装置であり、情報提供装置が路側装置である構成を有する。
この構成により、通信装置が路側装置で構成される通信可能エリアに入れば、その通信装置の移動状態に応じて適正な認証方法で認証が行われることになり、通信可能エリア内で認証及び情報の提供を適正に受けることができる。
また、本発明の情報提供システムは、通信装置が移動可能な端末装置であり、情報提供装置が移動可能なセンタ装置である構成を有する。
この構成により、移動可能なセンタ装置からもそのセンタ装置で構成される通信可能エリア内で適正な認証及び情報の提供を行うことができる。
また、本発明の情報提供システムは、通信装置の状態が通信装置の移動速度を含む構成を有する。
この構成により、通信装置の移動速度に応じて適正な認証方法、情報提供が選択されることに成り、通信装置の移動速度に関わらず適正な認証、情報の提供が行われる。
また、本発明の情報提供システムは、認証方法決定手段が、通信手段の状態に応じて予め登録された複数の認証方法から1つを選択する手段を含む構成を有する。
この構成により、複数の認証方法が予め情報提供装置に登録されており、その中から1つを選択することになり、構成を容易にすることができる。
さらに、本発明の情報提供装置は、通信装置との間で通信を行う通信手段と、通信手段を介して通信装置から送信された通信装置の状態を受信し、受信した通信装置の状態に応じた認証方法を決定する認証方法決定手段と、決定された認証方法を通信手段を介して通信装置に送信し、決定された認証方法によって通信装置との間で認証を行う認証処理手段とを備えた構成を有する。
この構成により、通信手段の状態に応じた認証方法で通信手段との間の認証を行う事ができ、通信装置の状態如何に関わらず適正な認証を行い、適正な情報を提供することができる。
また、本発明の情報提供装置は、通信装置の状態が、通信装置の移動速度であり、認証
方法決定手段が、移動速度に基づいて予め登録された複数の認証方法から1つを選択する手段を含む構成を有する。
この構成により、認証方法は複数の中から1つ選択すればよく、構成を簡単にすることができる。
また、本発明の情報提供装置は、通信装置が車両に搭載される車載装置であり、通信装置の移動速度が車両の走行速度である構成を有する。
この構成により、車両の走行速度に応じて適正な認証方法を選択し、認証を行うことができ、車両に搭載された通信装置で以って適正な認証を行い、適正な情報を容易に入手することができる。
また、本発明の情報提供装置は、認証方法決定手段に予め登録されている複数の認証方法に、第1の認証方法と第2の認証方法とを含み、第1の認証方法のセキュリティ強度は第2の認証方法のセキュリティ強度より低く、さらに、第1の認証方法の認証に要する時間は第2の認証方法の認証に要する時間より少なく、認証方法決定手段が、移動速度が予め定めた値より速い場合は第1の認証方法を、移動速度が予め定めた値より遅い場合は第2の認証方法を自動的に選択する構成を有する。
この構成により、移動速度が速いときには、認証に時間の掛からない認証方法が選択され、遅いときには、認証に時間が掛かっても精度の高い認証方法が選択されるため、移動速度が速いときには、簡単な情報の提供で済ませ、移動速度が遅いときには、充分な時間を取って詳細な情報を提供することができる。
また、本発明の情報提供装置は、自己の状態を取得する取得手段を更に有し、通信手段が車両に搭載され、認証方法決定手段が、受信した通信装置の状態及び取得手段によって取得した自己の状態に応じた認証方法を決定する構成を有する。
この構成により、情報提供装置が車両に搭載され、移動可能であっても、通信装置との相対的な移動速度を基に認証の方法を決定することができ、適正な認証方法、情報を提供することができる。
また、本発明の情報提供装置は、通信装置の状態が通信装置の移動速度であり、自己の状態が通信手段の移動速度であり、認証方法決定手段が、通信装置の移動速度と通信手段の移動速度との相対的な移動速度に基づいて予め登録された複数の認証方法から1つを選択する構成を有する。
この構成により、予め登録された認証方法の中から1つを選択できるようにすることができ、構成を簡単にすることができる。
また、本発明の情報提供装置は、通信装置が車両に搭載される車載装置であり、通信装置の移動速度が車両の走行速度である構成を有する。
この構成により、車両同士でそれぞれ情報の提供を行う際に、それらの車両のそれぞれの走行速度に応じてそれぞれ適正な認証方法、適正な情報の提供を行うことができる。
また、本発明の情報提供装置は、認証方法決定手段に予め登録されている複数の認証方法に、第1の認証方法と第2の認証方法とを含み、第1の認証方法のセキュリティ強度は第2の認証方法のセキュリティ強度より低く、さらに、第1の認証方法の認証に要する時
間は第2の認証方法の認証に要する時間より少なく、認証方法決定手段が、相対的な移動速度が予め定めた値より速い場合は第1の認証方法を、相対的な移動速度が予め定めた値より遅い場合は、第2の認証方法を自動的に選択する構成を有する。
この構成により、相対的な走行速度に応じて適正な認証方法が選択され、適正な情報を提供することができる。
さらに、本発明の通信装置は、自己の状態を取得する取得手段と、取得した自己の状態を情報提供装置に送信する送信手段と、情報提供手段から送信された認証方法を受信し、その認証方法に応答して認証方法で情報提供装置との間で認証を行う認証処理手段とを備えた構成を有する。
この構成により、自己の状態にあった認証方法で情報提供装置との間の認証を実施することができ、情報提供装置との認証を適正に行うことができる。
また、本発明の通信装置は、自己の状態が、自己の移動速度である構成を有する。
この構成により、自己の移動速度に応じた認証方法で情報提供装置との認証を行うことができ、自己の移動速度が変化しても常に適正に情報提供装置とに間で認証を行うことができる。
また、本発明の通信装置は、装置本体が車両に搭載され、自己の移動速度が車両の走行速度である構成を有する。
この構成により、車両の走行速度に応じて適正な認証を行うことができ、情報提供装置より車両の走行速度に応じた適正な情報を入手することができる。
本発明は、通信装置とこの通信装置に情報を提供する情報提供装置とを備え、通信装置は、自己の状態を取得する取得手段と、取得した自己の状態を情報提供装置に送信する送信手段と、情報提供装置から送信された認証方法を受信し、受信した認証方法で情報提供装置との間で認証を行う認証処理手段とを有し、情報提供装置は、通信装置から送信された通信装置の状態を受信し、受信した通信装置の状態に応じた認証方法を決定する認証方法決定手段と、決定された認証方法を通信装置に送信し、決定された認証方法によって通信装置との間で認証を行う認証処理手段とを有するものであり、通信装置から通信装置の状態を情報提供装置に送信すれば、送信された通信装置の状態に応じて、適正な認証方法が決定され、その認証方法で情報提供装置との認証が行われるため、両者の認証が通信装置の状態に関わらず適正に行われる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態における情報提供システムについて、図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態における情報提供システムの構成を示す概念図である。
本実施の形態における情報提供システムは、図1に示すように、車両に搭載された通信装置としての車載装置10と、道路の側に設置された情報提供装置としての路側装置20とで構成されている。車両が路側装置20によって形成される通信エリア30内に存在した場合に、車両に搭載された車載装置10と路側装置20との間でデータの送受信が可能になるように構成されている。
図2は、車両に搭載される通信装置としての車載装置10と、情報提供装置としての路側装置20の構成を示すブロック図である。
車両に搭載される車載装置10は、路側装置20との間で無線送受信を行うアンテナ11と、無線通信制御を行う無線通信部12と、路側装置20から提供されるサービスを実行するサービス実行部13と、車両の走行速度情報を取得する速度情報取得部14と、認証処理を実行する第1認証処理部15及び第2認証処理部16と、第1認証処理部15及び第2認証処理部16でそれぞれ用いられる第1認証情報及び第2認証情報を格納した情報格納部17と、これらを制御する制御部18とを備えている。
そして、路側装置20は、車載装置10との間で無線送受信を行うアンテナ21と、無線通信制御を行う無線通信部22と、無線通信部22から取得した車両の走行速度情報からそれぞれの走行速度情報に適した認証方法を決定する認証方法決定部23と、認証方法決定部23で決定した認証方法に基づいてそれぞれ認証処理を行う第1認証処理部24及び第2認証処理部25と、第1認証処理部24で認証が行われた場合に、その認証にあった第1のサービスを提供する第1サービス提供部26と、第2の認証処理部25で認証が行われた場合に、その認証にあった第2のサービスを提供する第2サービス提供部27と、第1認証処理部24及び第2認証処理部25でそれぞれ用いられる第1認証情報及び第2認証情報を格納した情報格納部28と、これらを制御する制御部29とを備えている。
尚、車載装置10と、路側装置20との間の無線通信路としては、例えば、DSRC(Dedicated Short Range Communication)や、無線LANなど、比較的狭い通信エリアを構成するものが用いられる。また、第1認証処理部15と第1認証処理部24、及び、第2認証処理部16と第2認証処理部25は、車載装置10と路側装置20との間でそれぞれ異なる認証処理方法によって認証を行うものである。
認証処理方法としては、例えば、第1認証処理部15と第1認証処理部24に、比較的セキュリティ強度が低い(処理は高速)認証処理を行える共通鍵暗号方法に基づくチャレンジレスポンス方式を用い、第2認証処理部16と第2認証処理部25に、セキュリティ強度が高い(処理は低速)認証処理を行える公開鍵暗号方式に基づく認証方法(PKI :Public Key Infrastructure:公開鍵基盤)を用いることができるが、これに限らない。
したがって、例えば、第1サービス提供部26としては、上記第1認証処理部15と第1認証処理部24の認証方法に合った、会員向け広告情報の提供サービスなどを、第2サービス提供部27としては、上記第2認証処理部16と第2認証処理部25認証方法に合った、決済サービスを提供できる。
次に、本実施の形態における情報提供システムについて、その動作を説明する。
図3は、本実施の形態における情報提供システムの動作を示すフローチャートである。
通信装置としての車載装置10を搭載した車両が、図1に示すように、路側装置20が形成する通信エリア30に進入する(S301)と、情報提供装置としての路側装置20は、車両1に搭載された車載装置10の電波を受けて、車両の進入を検知する(S311)。
そして、車載装置10の無線通信部12とアンテナ11、路側装置20の無線通信部2
2とアンテナ21との間で、例えば、ARIB−STD−T75(以後、単に、T75と記す)や、ARIB−TR−T17(以後、単に、T17と記す)などで規定されているDSRC通信プロトコルの初期接続処理を実行する(S302、S312)。
初期接続処理(S302、S312)が完了し、通信可能な状態になると、車載装置10の速度情報取得部14が、車両の速度情報を取得する(S303)。取得した速度情報は、無線通信部12からアンテナ11を介して路側装置2に送信され(S304)、路側装置20は、アンテナ21を介して無線通信部22において速度情報を取得する(S313)。
路側装置20を構成する認証方法決定部23は、取得した速度情報とアンテナ21が形成する通信エリア30の面積を基に、車両が通信エリア30内に存在し、通信が可能な時間を算出する(S314)。そして、通信可能時間内に充分認証及び情報の提供が可能な認証方法を選択し、それを車載装置10と路側装置20との間の認証方法として決定する(S315)。
認証方法を決定すると、無線通信部22が認証方法承認要求を車載装置10に対して送信する(S316)。車載装置1の無線通信部12で認証方法承認要求を受信する(S305)と、車載装置10は、認証方法承認要求で指定された認証方法が第1認証処理部15、若しくは、第2認証処理部16に該当するか否かを判定する(S306)。
いずれかに該当する場合は、路側装置20に受理を表す認証方法承認応答を送信する(S307)。いずれにも該当しない場合は、路側装置20に拒否を表す認証方法承認応答を送信し(S307)、処理を終了する。
路側装置20の無線通信部22が、車載装置10からの認証方法承認応答を受信する(S317)と、認証方法承認応答の内容を確認する。認証方法承認応答が認証方法を受理するものの場合(S308のYes、S318のYes)、車載装置10の該当する認証処理部(第1認証処理部15、若しくは、第2認証処理部16)と路側装置20の該当する認証処理部(第1認証処理部24、若しくは、第2認証処理部25)との間で、認証処理を行う(S309、S319)。
認証処理後は、認証処理で用いられた認証方法に応じて路側装置20の第1サービス提供部26、若しくは、第2サービス提供部27から車載装置10に対してサービス(情報)の提供が行われ、サービス実行部13でそのサービスが実行される(S310、S320)。
一方、認証方法承認応答が認証方法を拒否するものである場合(S308のNo、S318のNo)には、路側装置2は車載装置1へのサービス提供を行わないで一連の動作を終了する。
このように、本実施の形態によれば、車載装置10が通信可能なエリア30にいる時間を予め計算し、その時間内に充分認証、サービスできる認証方法、サービス(情報)内容を選択して認証、サービスするようにしており、車載装置10を搭載した車両の走行速度に応じて、適正なセキュリティ強度を持ったサービスを提供することができる。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の第2の実施の形態における情報提供システムの概念図である。
本実施の形態における情報提供システムは、図4に示すように、車両Aに搭載された通
信装置としての車載装置10と、車両Bに搭載された情報提供装置としての車載装置40とで構成されている。車両Aが車両Bの車載装置40によって形成される通信エリア60内に存在した場合に、車両Aに搭載された車載装置10と車両Bに搭載された車載装置4020の間でデータの送受信が可能になるように構成されている。
図5は、車両Aに搭載される通信装置としての車載装置10と、車両Bに搭載される情報提供装置としての車載装置40の構成を示すブロック図である。
車両Aに搭載される車載装置10は、図2に示す第1の実施の形態と同一であるので、ここでは、その詳細な説明は省略する。
車両Bに搭載される車載装置40は、図5に示すように、車載装置10との間で無線送受信を行うアンテナ41と、無線通信制御を行う無線通信部42と、無線通信部42から取得した車載装置10の速度情報から認証方法を決定する認証方法決定部43と、認証方法決定部43で決定した認証方法に基づき認証処理を行う第1認証処理部44及び第2認証処理部45と、第1認証処理部44で認証が行われた場合にサービスを提供する第1サービス提供部46と、第2認証処理部45で認証が行われた場合にサービスを提供する第2サービス提供部47と、第1認証処理部44及び第2認証処理部45でそれぞれ用いられる第1認証情報及び第2認証情報を格納した情報格納部48と、車両Bの速度情報を取得する速度情報取得部49と、これらを制御する制御部50とを備えている。
尚、車載装置10と車載装置40との間の通信路としては、例えば、DSRC、無線LAN、ミリ波通信など、比較的狭い通信エリアを構成するものが用いられる。また、第1認証処理部15と第1認証処理部44、及び、第2認証処理部16と第2認証処理部45は、それぞれ車載装置10と車載装置40との間で異なる認証処理方法によって認証を行うものである。認証処理方法としては、第1の実施の形態と同様に、例えば、公開鍵暗号方法に基づく認証方法(PKI)や、共通鍵暗号方法に基づくチャレンジレスポンス方法などが用いられる。
次に、本実施の形態における情報提供システムについて、その動作を説明する。
図6は、本実施の形態における情報提供システムの動作を示すフローチャートである。
車両Aが、車両Bに搭載した車載装置40が形成する通信エリア50に進入する(S601)と、車載装置40が車両Aに搭載した車載装置10からの電波を受信し、車両Aの進入を検知する(S611)。そして、車載装置10の無線通信部12とアンテナ11、車載装置40の無線通信部42とアンテナ41との間で、T75やT17などで規定されているDSRC通信プロトコルの初期接続処理を実行する(S602、S612)。
初期接続処理(S602、S612)が完了し、通信可能な状態になると、車載装置10の速度情報取得部14が、車両Aの速度情報を取得する(S603)。取得した速度情報は、無線通信部12からアンテナ11を介して車載装置40に送信される(S604)。
車載装置40では、アンテナ41を介して無線通信部42が速度情報を取得する(S614)。また、車載装置40の速度情報取得部49が、車両Bの速度情報を取得する(S613)。
車載装置40の認証方法決定部43は、車載装置10から取得した車両Aの速度情報と、車載装置40で取得した車両Bの速度情報と、アンテナ41が形成する通信エリア50
の面積を基に、車両Aが通信エリア50内に存在し、通信が可能な時間を算出する(S615)。そして、通信可能時間内に充分認証及び情報の提供が可能な認証方法を選択し、それを車載装置10と車載装置40との間の認証方法として決定する(S616)。
認証方法を決定すると、無線通信部42が、認証方法承認要求を車載装置10に送信する(S617)。車載装置10の無線通信部12で認証方法承認要求を受信する(S605)と、車載装置10は、認証方法承認要求で指定された認証方法が、第1認証処理部15、若しくは、第2認証処理部16に該当するか否かを判定する(S606)。判定の結果、該当する場合は、車載装置40に受理を表す認証方法承認応答を送信する(S607)。該当しない場合には、車載装置40に拒否を表す認証方法承認応答を送信し(S607)、処理を終了する。
車載装置40の無線通信部42が、車載装置10からの認証方法承認応答を受信する(S618)と、認証方法承認応答の内容を確認する。認証方法承認応答が認証方法を受理するものである場合(S608のYes、S619のYes)には、車載装置10の該当する認証処理部(第1認証処理部15、若しくは、第2認証処理部16)と車載装置40の該当する認証処理部(第1認証処理部44、若しくは、第2認証処理部45)との間で認証処理を行う(S609、S620)。
認証処理後は、認証処理で用いられた認証方法に応じて車載装置40の第1サービス提供部46、若しくは、第2サービス提供部47から車載装置10に対してサービス(情報)の提供が行われ、サービス実行部13でそのサービスが実行される(S610、S621)。
一方、認証方法承認応答が認証方法を拒否するものである場合(S608のNo、S619のNo)には、車載装置40は、車載装置10へのサービス提供を行わないで一連の動作を終了する。
このように、本実施の形態でも、通信可能な時間を計算し、それに応じた認証方法、サービス(情報)内容を選択するため、車両の走行速度に応じた適正なサービスを受けることができる。
ところで、上記第1、第2の実施の形態では、情報提供装置20、40の通信手段である無線通信部22、42によって形成された通信可能エリア30、60において適正な認証、情報の提供が可能であるが、本発明においては、通信可能エリア30、60の形成は、これに限ることはない。
また、上記第1、第2の実施の形態では、認証方法決定部23、43が、認証方法に加え、提供する情報をも決定することによって、認証のみならず、提供する情報も、通信装置10、或いは、情報提供装置20、40、または、その両方の状態に応じて適正に提供されることになり、利用者にとって非常に有用になるが、本発明はこれに限ることはない。
また、上記第1、第2の実施の形態では、認証方法決定部23、43が、情報提供装置20、40の無線通信部22、42によって形成された通信可能エリア30、60内に通信装置10がいる間に、認証及び情報の提供を終了するように、認証方法及び提供する情報を決定する構成しており、これによって、通信可能なエリア30、60内にいる間に認証及び情報の提供が完了することになり、認証だけを行って情報が提供されないというような事態は未然に防止されるが、本発明はこれに限ることはない。
さらに、第1、第2の実施の形態では、各構成要素(アンテナ11〜制御部18、アンテナ21〜制御部29、アンテナ41〜制御部50)が全て車載装置10、路側装置20、車載装置40に収納されているが、これらの各構成要素(アンテナ11〜制御部18、アンテナ21〜制御部29、アンテナ41〜制御部50)のいくつかは、必ずしも、それぞれの車載装置10、路側装置20、車載装置40内に収納されている必要はなく、少なくとも1つ、または、それ以上が、車載装置10、路側装置20、車載装置40のいずれかの外部に設けられた装置に格納され、それらと有線、若しくは、無線で交信可能なように構成されていてもよいことは言うまでもないことである。
また、第1、第2の実施の形態では、車載装置10を情報の提供を受ける側の通信装置、路側装置20、車載装置40を情報の提供を行う側を情報提供装置として説明しているが、それらは、必ずしも車載装置10、路側装置20、車載装置40に限定されるものではない。
本発明の情報提供システムは、通信装置とこの通信装置に情報を提供する情報提供装置とを備え、通信装置は、自己の状態を取得する取得手段と、取得した自己の状態を情報提供装置に送信する送信手段と、情報提供装置から送信された認証方法を受信し、受信した認証方法で情報提供装置との間で認証を行う認証処理手段とを有し、情報提供装置は、通信装置から送信された通信装置の状態を受信し、受信した通信装置の状態に応じた認証方法を決定する認証方法決定手段と、決定された認証方法を通信装置に送信し、決定された認証方法によって通信装置との間で認証を行う認証処理手段とを有するものであり、通信装置から情報提供装置に通信装置の状態が送信されれば、送信された通信装置の状態に応じて、その通信装置の状態に適した適正な認証方法が決定され、その認証方法で通信装置と情報提供装置との間の認証が行われるため、両者の認証が通信装置の状態に関わらず適正に行われ、道路交通情報システムなどに有用である。
本発明の第1の実施の形態における情報提供システムの概念図 本発明の第1の実施の形態における情報提供システムの概略構成を示すブロック図 本発明の第1の実施の形態における情報提供システムの動作を示すフローチャート 本発明の第2の実施の形態における情報提供システムの概念図 本発明の第2の実施の形態における情報提供システムの概略構成を示すブロック図 本発明の第2の実施の形態における情報提供システムの動作を示すフローチャート
符号の説明
10、40 車載装置
11、21、41 アンテナ
12、22、42 無線通信部
13 サービス実行部
14、49 速度情報取得部
15、24、44 第1認証処理部
16、25、45 第2認証処理部
17、28、48 情報格納部
18、29、50 制御部
20 路側装置
23、43 認証方法決定部
26、46 第1サービス提供部
27、47 第2サービス提供部
30、60 通信エリア

Claims (16)

  1. 通信装置とこの通信装置に情報を提供する情報提供装置とを備え、前記通信装置は、自己の状態を取得する取得手段と、取得した前記自己の状態を前記情報提供装置に送信する送信手段と、前記情報提供装置から送信された認証方法を受信し、受信した前記認証方法で前記情報提供装置との間で認証を行う認証処理手段とを有し、前記情報提供装置は、前記通信装置から送信された前記通信装置の状態を受信し、受信した前記通信装置の状態に応じた認証方法を決定する認証方法決定手段と、決定された前記認証方法を前記通信装置に送信し、決定された前記認証方法によって前記通信装置との間で認証を行う認証処理手段とを有することを特徴とする情報提供システム。
  2. 前記通信装置が移動可能な端末装置であり、前記情報提供装置が路側装置であることを特徴とする請求項1記載の情報提供システム。
  3. 前記通信装置が移動可能な端末装置であり、前記情報提供装置が移動可能なセンタ装置であることを特徴とする請求項1記載の情報提供システム。
  4. 前記通信装置の状態が前記通信装置の移動速度を含むことを特徴とする請求項1記載の情報提供システム。
  5. 前記認証方法決定手段が、前記通信手段の状態に応じて予め登録された複数の認証方法から1つを選択する手段を含むことを特徴とする請求項1記載の情報提供システム。
  6. 通信装置との間で通信を行う通信手段と、前記通信手段を介して前記通信装置から送信された前記通信装置の状態を受信し、受信した前記通信装置の状態に応じた認証方法を決定する認証方法決定手段と、決定された前記認証方法を前記通信手段を介して前記通信装置に送信し、決定された前記認証方法によって前記通信装置との間で認証を行う認証処理手段とを備えた情報提供装置。
  7. 前記通信装置の状態が、前記通信装置の移動速度であり、前記認証方法決定手段が、前記移動速度に基づいて予め登録された複数の認証方法から1つを選択する手段を含むことを特徴とする請求項6記載の情報提供装置。
  8. 前記通信装置が車両に搭載される車載装置であり、前記通信装置の移動速度が前記車両の走行速度であることを特徴とする請求項7記載の情報提供装置。
  9. 前記認証方法決定手段に予め登録されている前記複数の認証方法に、第1の認証方法と第2の認証方法とを含み、前記第1の認証方法のセキュリティ強度は前記第2の認証方法のセキュリティ強度より低く、さらに、前記第1の認証方法の認証に要する時間は前記第2の認証方法の認証に要する時間より少なく、前記認証方法決定手段が、前記移動速度が予め定めた値より速い場合は前記第1の認証方法を、前記移動速度が予め定めた値より遅い場合は前記第2の認証方法を自動的に選択することを特徴とする請求項7記載の情報提供装置。
  10. 自己の状態を取得する取得手段を更に有し、前記通信手段が車両に搭載され、前記認証方法決定手段が、受信した前記通信装置の状態及び前記取得手段によって取得した前記自己の状態に応じた前記認証方法を決定することを特徴とする請求項6記載の情報提供装置。
  11. 前記通信装置の状態が前記通信装置の移動速度であり、前記自己の状態が前記通信手段の移動速度であり、前記認証方法決定手段が、前記通信装置の移動速度と前記通信手段の移
    動速度との相対的な移動速度に基づいて予め登録された複数の認証方法から1つを選択することを特徴とする請求項10記載の情報提供装置。
  12. 前記通信装置が車両に搭載される車載装置であり、前記通信装置の移動速度が前記車両の走行速度であることを特徴とする請求項11記載の情報提供装置。
  13. 前記認証方法決定手段に予め登録されている前記複数の認証方法に、第1の認証方法と第2の認証方法とを含み、前記第1の認証方法のセキュリティ強度は前記第2の認証方法のセキュリティ強度より低く、さらに、前記第1の認証方法の認証に要する時間は前記第2の認証方法の認証に要する時間より少なく、前記認証方法決定手段が、前記相対的な移動速度が予め定めた値より速い場合は第1の認証方法を、前記相対的な移動速度が予め定めた値より遅い場合は、前記第2の認証方法を自動的に選択することを特徴とする請求項12記載の情報提供装置。
  14. 自己の状態を取得する取得手段と、取得した前記自己の状態を情報提供装置に送信する送信手段と、前記情報提供手段から送信された認証方法を受信し、その認証方法に応答して前記認証方法で前記情報提供装置との間で認証を行う認証処理手段とを備えた通信装置。
  15. 前記自己の状態が、自己の移動速度であることを特徴とする請求項14記載の通信装置。
  16. 装置本体が車両に搭載され、前記自己の移動速度が前記車両の走行速度であることを特徴とする請求項15記載の通信装置。

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