JP2006165608A - 小型内蔵アンテナ - Google Patents
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Abstract
【課題】 3つ以上の共振周波数をもつ小型内蔵アンテナを提供する。
【解決手段】 給電線11と短絡線12に接続された金属板15に、コ字状のスリット16を形成して、コ字状の第1a放射素子17とスリット16内を延びる第1b放射素子18を形成し、金属板15と反対側に、先端が開放した逆コ字状の第2放射素子20を形成したものである。
【選択図】 図1
【解決手段】 給電線11と短絡線12に接続された金属板15に、コ字状のスリット16を形成して、コ字状の第1a放射素子17とスリット16内を延びる第1b放射素子18を形成し、金属板15と反対側に、先端が開放した逆コ字状の第2放射素子20を形成したものである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、携帯電話などの携帯端末に内蔵する小型内蔵アンテナに関するものである。
近年の移動体通信市場の発展には目覚ましいのもがあり、世界各国で様々なシステムが運用されている。
このシステムの中で、日本のPDC方式(Personal Digital Celluar)、欧州統一規格(Global System Mobile Communication;GSM)がある。
PDCは800MHz帯、GSMは、900MHz帯域のGSMと1800MHzのDigital Cellular System(DCS)でサービスが行われ、1つの端末で使用可能なディアルバンドタイプが携帯端末で使用されている。
従来のデュアルタイプのアンテナは、特許文献1〜3に示されるように平板多重アンテナ、逆Fアンテナなど種々のアンテナが提案されている。
ところで、最近はこの2波長帯域のみならず、2〜3GHz帯を加えた3波長の帯域が1つの携帯端末で使用できることが要求されてきている。
しかしながら、従来のデュアルタイプのアンテナに、さらに別のバンド放射素子を設けて、しかも3つの周波数帯が互いに干渉せずに動作させることは困難である。
本発明の目的は、3つ以上の共振周波数をもつ小型内蔵アンテナを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、給電線と短絡線に接続された金属板に、スリットを形成して第1放射素子を形成した小型内蔵アンテナにおいて、上記給電線に、先端が開放端となった第2放射素子を接続した小型内蔵アンテナである。
請求項2の発明は、上記給電線と上記第2の放射素子の接続点における第2放射素子の電流方向が、上記給電線と上記金属板とスリットで形成される上記第1放射素子の電流方向と反対方向に向いている請求項1記載の小型内蔵アンテナである。これにより第1放射素子と第2放射素子への給電方向が反対なので、自動的に両者の空間的位置が隔たり、両放射素子の電磁結合が少なく、概略独立に動作可能となる。
請求項3の発明は、金属板に形成される上記第1放射素子は、金属板にコ字状のスリットを形成し、上記給電線と上記短絡線とを接続する基部の先端に一端が接続され、他端がその基部と間隔をおいて形成されたコ字状の放射素子と、上記基部の途中に接続され、上記コ字状の放射素子のスリット内を延びる放射素子とからなる請求項1又は2記載の小型内蔵アンテナである。
請求項4の発明は、短絡線は、グランド基板から立ち上げられ、その短絡線にコ字状のスリットが形成された金属板が、グランド基板に沿うように平行に設けられる請求項3記載の小型内蔵アンテナである。
請求項5の発明は、短絡線が接続される金属板の端部に、先端が開放した逆コ字状の第2放射素子が接続され、その第2放射素子の基部側に給電線が接続される請求項1〜4いずれかに記載の小型内蔵アンテナである。
請求項6の発明は、第2放射素子は、給電側が下方に折り曲げられて形成される請求項5記載の小型内蔵アンテナである。
本発明の金属平板で構成される放射素子と別にその金属平板と反対方向に放射素子を加えることで、3つ以上の共振周波数をもつ小型内蔵アンテナを得ることが可能となる。
以下本発明の実施形態を添付図面により説明する。
図1において、10はグランド基板で、そのグランド基板10に、給電線11と短絡線12とが起立して設けられる。
この給電線11は、グランド基板10の表面又は裏面に形成された給電路13に接続され、短絡線12は、グランド基板10の表面に形成されたグランド部14に接続されている。
この給電線11と短絡線12には、第1放射素子を形成する長方形状の金属板15がグランド部14と平行になるように設けられる。金属板15の中央には、コ字状のスリット16が形成され、そのスリット16により第1a放射素子17と第1b放射素子18とが金属板15に形成される。
すなわち、金属板15の略中央にコ字状のスリット16が形成され、給電線11と短絡線12とを接続して直角に曲がった基部19が形成され、その基部19の先端に、一端が接続され他端が基部19と間隔dをおくようにコ字状の第1a放射素子17が形成され、基部19の途中に、スリット16内に延びる第1b放射素子18が形成される。
また短絡線12が接続される金属板15の端部から、金属板15と反対方向に、先端が開放した逆コ字状の第2放射素子20が接続され、その第2放射素子20の基部20aに給電線11が接続される。
この第1a,1b,2放射素子17、18,20の放射特性は、図3に示すように、第1a放射素子17が、900MHz帯の共振周波数をもつように、第1b放射素子18が、1800MHz帯の共振周波数をもつように、第2放射素子20が、2.1GHz帯の共振周波数をもつようにされる。
このコ字状のスリット16の長さl16を長くすると、第1a放射素子17と第1b放射素子18の共振周波数が下がり、第1b放射素子18の長さl18を短くすると、第1b放射素子18の共振周波数が上がり、第2放射素子20の先端の長さを短くすると共振周波数が上がるため、これらの長さを調節することで、各共振周波数をそれぞれチューニングすることができる。
また、第1a放射素子17と第1b放射素子18は、共振周波数が900MHzと1800MHzで、近接して設けていても相互干渉は生じないが、第2放射素子20が近接すると干渉しやすくなるが、本発明では、第2放射素子20を金属板15の反対に配置することで、相互干渉を防ぐことができる。
図2は本発明の他の実施の形態を示したもので、第2放射素子20を下方に折り曲げて形成した形態を示したものである。
この小型内蔵アンテナは、携帯端末に収容するため、アンテナの設置スペースが小さい方が好ましく、折り曲げることで、収容スペースをよりコンパクトにすることができる。
第1放射素子内に、第1a、第1b放射素子17,18といった新たな放射素子を形成することで3つ以上の共振周波数をもつアンテナを実現できる。
15 金属板
16 スリット
17 第1a放射素子
18 第1b放射素子
20 第2放射素子
16 スリット
17 第1a放射素子
18 第1b放射素子
20 第2放射素子
Claims (6)
- 給電線と短絡線に接続された金属板に、スリットを形成して第1放射素子を形成した小型内蔵アンテナにおいて、上記給電線に、先端が開放端となった第2放射素子を接続したことを特徴とする小型内蔵アンテナ。
- 上記給電線と上記第2放射素子の接続点における第2放射素子の電流方向が、上記給電線と上記金属板とスリットで形成される上記第1放射素子の電流方向と反対方向に向いている請求項1記載の小型内蔵アンテナ。
- 金属板に形成される上記第1放射素子は、金属板にコ字状のスリットを形成し、上記給電線と上記短絡線とを接続する基部の先端に一端が接続され、他端がその基部と間隔をおいて形成されたコ字状の放射素子と、上記基部の途中に接続され、上記コ字状の放射素子のスリット内を延びる放射素子とからなる請求項1又は2記載の小型内蔵アンテナ。
- 短絡線は、グランド基板から立ち上げられ、その短絡線にコ字状のスリットが形成された金属板が、グランド基板に沿うように平行に設けられる請求項3記載の小型内蔵アンテナ。
- 短絡線が接続される金属板の端部に、先端が開放した逆コ字状の第2放射素子が接続され、その第2放射素子の基部側に給電線が接続される請求項1〜4いずれかに記載の小型内蔵アンテナ。
- 第2放射素子は、給電側が下方に折り曲げられて形成される請求項5記載の小型内蔵アンテナ。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2012231219A (ja) * | 2011-04-25 | 2012-11-22 | Fujitsu Ltd | 板状逆fアンテナ |
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2004
- 2004-12-02 JP JP2004349318A patent/JP2006165608A/ja active Pending
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