JP2006165053A - 電子機器のシールド装置、及びプロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】プロジェクタ等の電子機器におけるEMI(電磁障害)対策として、アジャスタやランプドア付近から漏洩するノイズを低減するとともに、部品点数を削減しコストダウンを図り、組み立て・解体が容易で、筐体のリサイクル時にプラスチック部品と金属部品とを分離しやすくしてリサイクル性を向上できるシールド装置を提供する。
【解決手段】下部筐体2の底板2aに、EMI対策用のシールド板5がシールド板固定用ビス5cを用いて固定される。また、シールド板5にはアジャスタ用ナット5dが、かしめナットやシールド板5をバーリング加工することによって、シールド板5と一体に設けられる。アジャスタ4のネジ軸を下部筐体2の下面側から貫通孔2dを通して、シールド板5と一体のアジャスタ用ナット5dにねじ込んで適宜位置に固定する。
【選択図】図1
【解決手段】下部筐体2の底板2aに、EMI対策用のシールド板5がシールド板固定用ビス5cを用いて固定される。また、シールド板5にはアジャスタ用ナット5dが、かしめナットやシールド板5をバーリング加工することによって、シールド板5と一体に設けられる。アジャスタ4のネジ軸を下部筐体2の下面側から貫通孔2dを通して、シールド板5と一体のアジャスタ用ナット5dにねじ込んで適宜位置に固定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子機器のシールド装置、及びプロジェクタに関し、さらに詳しくは、ランプ或いは内蔵部品等の交換時にユーザが取り外し・取り付け可能なランプドアやユーザが調整可能なアジャスタを備えるプロジェクタ等の電子機器において、電子機器筐体内部から放出されるノイズを電子機器筐体外部に放出させず、また環境問題に対応して部品数を少なくし、解体を容易にして、リサイクル性に優れた電子機器のシールド装置、及び該電子機器のシールド装置を用いたプロジェクタに関する。
近年、電子機器の高速化、高密度化によって、電子機器からのEMI(Electromagnetic Interference:電磁障害)は増加の一途をたどっている。電子機器から放射されるEMIは、他の電子機器あるいは人体に影響を与えるため、さまざまな規格により制限されており、これらの規格を満足するために、EMIを効果的に低減する技術の必要性が高まっている。
今後さらに普及することが予測されるプロジェクタにおいても、プロジェクタは光源装置を備えた光学メカ、投影レンズ、DMD、LCD等からなる画像表示用デバイス、駆動回路等を内蔵することからEMIの発生源となっており、従来から各種のEMI対策が施されている。
プロジェクタにおいて従来から行われているEMI対策として、プラスチックにより形成されたプロジェクタ筐体の内面を覆うように金属板からなるシールド板をビス止め、接着、熱かしめ等によって取り付けたり、プロジェクタ筐体の内面に金属メッキを施し、金属板及び金属メッキ面を接地することが行われている。
図5は、プロジェクタの下部筐体にアジャスタ及びランプドアが取り付けられている様子を示す斜視図である。
プロジェクタは、上部筐体組部品(図示しない)と下部筐体組部品101とからなり、下部筐体組部品101は、プラスチック製の下部筐体102、ランプドア103、アジャスタ104、シールド板105、ドアシールド板106等からなる。
プロジェクタは、上部筐体組部品(図示しない)と下部筐体組部品101とからなり、下部筐体組部品101は、プラスチック製の下部筐体102、ランプドア103、アジャスタ104、シールド板105、ドアシールド板106等からなる。
下部筐体102の底板102aには、図示しない投影レンズが設けられた前側辺の両端寄りに2箇所にそれぞれアジャスタ104が高さ調整自在に螺着されており、アジャスタ104の高さを適宜調整することによって、プロジェクタの姿勢を調整して投影位置を任意に調整することができる。
また、下部筐体102の底板102aには光源装置のランプ(図示しない)を収納するランプ室に対応した開口102bが形成され、通常はプラスチック製のランプドア103によって閉鎖されている。ランプドア103を取り外す際は、ランプドア固定用ビス103aによって固定されているランプドア103を取り外し、開口102b内に収納されているランプを取り外し、またランプを取り付けランプ交換を行うことができる。
図6は、下部筐体に対するランプドアの取り付け構造を示す斜視図で、図6(A)は、ランプドアを取り付ける際の様子を示し、図6(B)は、ランプドアを取り外す際の様子を示す。
下部筐体102の底板102aにランプドア103を取り付ける際は、図6(A)に示すように、ランプドア103を矢視A方向に押し込み、ランプドア103一側辺に設けられた係合爪(図示しない)を底板102aに設けられた係合凹部(図示しない)に係合させた状態で他側辺裏面に設けられた凸部103bを矢視B方向に回動させ、底板102aに形成された開口102bの周縁凹部に重ねた後、ランプドア固定用ビス103aを図6(B)において矢視C方向に回動させて開口102bを閉鎖する。
また、ランプドア103を取り外す際は、図6(B)に示すように、ランプドア固定用ビス103aを矢視Cと逆方向に回動させて取り外し、ランプドア103を矢視Aと逆方向に回動させた後、取り付け時と反対の動作によって取り外すことができる。
下部筐体102の底板102aにランプドア103を取り付ける際は、図6(A)に示すように、ランプドア103を矢視A方向に押し込み、ランプドア103一側辺に設けられた係合爪(図示しない)を底板102aに設けられた係合凹部(図示しない)に係合させた状態で他側辺裏面に設けられた凸部103bを矢視B方向に回動させ、底板102aに形成された開口102bの周縁凹部に重ねた後、ランプドア固定用ビス103aを図6(B)において矢視C方向に回動させて開口102bを閉鎖する。
また、ランプドア103を取り外す際は、図6(B)に示すように、ランプドア固定用ビス103aを矢視Cと逆方向に回動させて取り外し、ランプドア103を矢視Aと逆方向に回動させた後、取り付け時と反対の動作によって取り外すことができる。
図7は、従来のプロジェクタにおける下部筐体とアジャスタの取り付け構造を示す部分断面図である。
下部筐体102の底板102aの内面にはスチール、ステンレス、アルミニウム等からなるEMI対策用シールド板105がビス止め、溶着、接着等によって取り付けられており、投影レンズ(図示しない)が設けられた前側辺の内面の両端寄りに2箇所に、それぞれボス102cが一体に形成されており、それぞれのボス102cには金属製のナットがインサートナット102dとして埋め込まれている。そして、それぞれのインサートナット102dにはアジャスタ104のネジ軸が高さ調整自在にねじ込まれている。
下部筐体102の底板102aの内面にはスチール、ステンレス、アルミニウム等からなるEMI対策用シールド板105がビス止め、溶着、接着等によって取り付けられており、投影レンズ(図示しない)が設けられた前側辺の内面の両端寄りに2箇所に、それぞれボス102cが一体に形成されており、それぞれのボス102cには金属製のナットがインサートナット102dとして埋め込まれている。そして、それぞれのインサートナット102dにはアジャスタ104のネジ軸が高さ調整自在にねじ込まれている。
図8は、従来のプロジェクタにおける下部筐体とランプドアの取り付け構造を示す部分断面図である。
下部筐体102の底板102aに形成された開口102bの周縁には、ランプドア103の凸部103bが陥入する位置に対応してドア固定用ボス102eが形成されており、ドア固定用ボス102eには金属製のナットがドア固定用インサートナット102fとして埋め込まれている。
下部筐体102の底板102aに形成された開口102bの周縁には、ランプドア103の凸部103bが陥入する位置に対応してドア固定用ボス102eが形成されており、ドア固定用ボス102eには金属製のナットがドア固定用インサートナット102fとして埋め込まれている。
ランプドア103の内面にはドアシールド板107がビス止め、溶着、接着等によって取り付けられており、またランプドア103を開口周縁凹部に陥入した状態で、ドア固定用ビス103aをドア固定用インサートナット102fに螺着することによって、ランプドア103を下部筐体102に取り付け、開口102bを閉鎖することができる。
図7、図8に示す、プロジェクタの下部筐体102とアジャスタ104、ランプドア103を取り付ける手段としては、底板102aの内面に形成したボス102c、102eに金属製ナットを埋設固定したインサートナット102d、102fを用いていた。そして、インサートナット102d、102fとしては、例えば特許文献1に記載されたような、外周に放射方向に突出し、且つ軸方向に延在するエッジが形成されているナットを使用することができる。
実開平7−11782号公報
前記したような従来のアジャスタの取り付け構造では、シールド板とアジャスタ間の間隙から電磁波が漏洩し、また前記したようなランプドアの取り付け構造では、ドアシールド板とドア固定用ビスとは電気的に接続されず、シールド板と固定用ビスとの間隙から電磁波が漏洩し、十分なEMI対策を施すことが困難であった。したがって、本発明は、アジャスタ取り付け部材をEMI対策用シールド板と一体化することによって、アジャスタの取り付け構造、及びランプドア取り付け構造から漏洩するノイズを低減することができ、また部品点数削減による生産性向上やコストダウンに寄与する電子機器のシールド装置、及び該シールド装置用いたプロジェクタを提供することを目的とする。
また、従来のプロジェクタにおいて、ランプ交換時にランプドアをユーザの作業により取り外し、取り付け可能な構造とすること、またユーザの作業により調整可能なアジャスタを備えるのが一般的であるが、アジャスタのネジ軸部やランプドアを固定するビスを螺着するのに筐体を形成する樹脂中に埋め込まれたインサートナットを用いていたため、プロジェクタ筐体を成型する際の生産性向上の障害となり、またプロジェクタ筐体を廃棄してリサイクルする際に、樹脂部材と金属部材を分離する作業が必要となり、環境問題に対応したリサイクル性向上の障害にもなっていた。したがって、本発明は、部品点数を削減しコストダウンを図るとともに、組み立て・解体が容易で、筐体のリサイクル時に樹脂部材と金属部材とに分離するリサイクル性を向上することを目的とする。
本発明の第1の技術手段は、筐体の内面に添設されたシールド板の所定箇所にナットを一体に設け、前記筐体に付属する取り付け部材を前記ナットを用いて前記筐体の外側から取り付ける電子機器のシールド装置であることを特徴とする。
第2の技術手段は、第1の技術手段の電子機器のシールド装置において、前記ナットはかしめナットを用いて前記シールド板と一体に形成されることを特徴とする。
第3の技術手段は、第1の技術手段の電子機器のシールド装置において、前記ナットは前記シールド板をバーリング加工した後、タップ加工を行って前記シールド板と一体に形成されることを特徴とする。
第4の技術手段は、第1乃至3のいずれかの技術手段の電子機器のシールド装置を用いたプロジェクタにおいて、前記取り付け部材はネジ軸を有するアジャスタであって、前記ネジ軸を前記シールド板と一体に形成されたナットに螺着することによって高さ調節自在に固定されることを特徴とする。
第5の技術手段は、第1乃至3のいずれかの技術手段の電子機器のシールド装置を用いたプロジェクタにおいて、前記取り付け部材は前記筐体に形成されたランプ室開口に着脱自在に固定されるランプドアであって、該ランプドアの裏面にはドアシールド板が添設されるとともに、前記ランプドアと前記筐体とは、前記ドアシールド板に形成された挿通孔からビスを通し前記シールド板と一体に形成されたナットに螺着することによって固定されることを特徴とする。
本発明のシールド構造によれば、従来使用していたインサートナットをEMI対策用のシールド板と一体に形成しているため、シールド板を分離するだけで筐体からナットを容易に分離することが可能になる。
また、本発明のシールド構造によれば、従来はプラスチックの筐体に埋め込んでいたインサートナットをEMI対策用のシールド板と一体化したため、分離分解性の向上が図られ、部品点数削減による生産性の向上及び製造コストを低減することが可能になる。
また、本発明のプロジェクタのアジャスタの取付構造では、アジャスタのネジ軸がシールド板と一体に形成されたナットに締め付けることで固定されるので、部品点数が削減されるとともに、十分なシールド効果を得ることができ、筐体外に放射されるノイズを低減することが可能になる。
また、本発明のプロジェクタによるランプドアの固定構造では、ランプドア固定用ビスとランプドアの裏面に設けられたドアシールド板がランプドア用ビスを締め付けることで接触し、さらにランプドア用ナットはシールド板と一体化されているため、シールド板とドアシールド板がランプドア用ビスによって電気的に導通するので、十分なシールド効果を得ることができ、筐体外に放射されるノイズを低減することが可能になる。
本発明は、プロジェクタ等の電子機器におけるEMI(電磁障害)対策として、アジャスタ取り付け構造部やランプドア取り付け構造部付近から漏洩するノイズを低減するとともに、部品点数を削減しコストダウンを図り、組み立て・解体が容易で、筐体のリサイクル時にプラスチック部品と金属部品とを分離しやすくしてリサイクル性を向上することを目的とする。そのための構成は、プロジェクタ等の電子機器の下部筐体の底板に、EMI対策用のシールド板がビス、接着、熱かしめ等の固着手段を用いて固定され、またシールド板にはアジャスタ用ナットが、かしめナットやシールド板をバーリング加工することによって、シールド板と一体に設けらており、アジャスタを下部筐体に取り付ける際は、アジャスタのネジ軸を下部筐体の下面側から貫通孔を通して、シールド板と一体のアジャスタ用ナットにねじ込んで適宜位置に固定するものである。
以下、本発明の電子機器のシールド装置について、図1〜図4に示す実施例1のプロジェクタのシールド装置に基づいて説明する。
図1は、実施例1によるプロジェクタの下部筐体組部品を分解して示す斜視図、図2は、図1に示す各部材を組み立てた状態の下部筐体組部品を示す斜視図である。
実施例1のプロジェクタは、上部筐体組部品(図示しない)と図2に示す下部筐体組部品1とからなり、下部筐体組部品1は、プラスチック製の下部筐体2、ランプドア3、アジャスタ4、シールド板5、ドアシールド板6等からなる。
図1は、実施例1によるプロジェクタの下部筐体組部品を分解して示す斜視図、図2は、図1に示す各部材を組み立てた状態の下部筐体組部品を示す斜視図である。
実施例1のプロジェクタは、上部筐体組部品(図示しない)と図2に示す下部筐体組部品1とからなり、下部筐体組部品1は、プラスチック製の下部筐体2、ランプドア3、アジャスタ4、シールド板5、ドアシールド板6等からなる。
プラスチック製の下部筐体2は、その底板2aに照明用のランプ(図示しない)が収容されるランプ室に対応する開口2bが形成され、この開口2bを除く底板2aの内面にはステンレス板、アルミニウム板等からなるEMI対策用のシールド板5がビス止め、接着、熱かしめ等の手段によって取り付けられている。
ランプドア3は下部筐体2に付属する部材であって、下部筐体2のランプ室に対応して形成される開口2bに着脱自在に下部筐体2の外方から取り付けられる。また、ランプドア3の内面にはステンレス板、アルミニウム板等からなるEMI対策用のドアシールド板6がビス止め、接着、熱かしめ等の手段によって取り付けられており、図6に示す例と同様の取り付け方法によって、一端側を下部筐体2の開口縁に係合させた状態で、他端側を、ランプドア用固定ビス3bによってシールド板5と一体に形成されたランプドア用ナット5hに螺着されて固定される。
また、アジャスタ4は下部筐体2に付属する脚部材であって、ネジ軸の下端に弾性体を有する。アジャスタ4は下部筐体2の投影レンズ(図示しない)が設けられた前側辺の両端寄りに設けられ、アジャスタ4の取り付け長さを調整することによりプロジェクタの姿勢を調整し、投影される画面の位置を調整することができる。
シールド板5は、底板2aの開口2bに対応した開口5aを有し、また隅部を含む適宜位置に適宜数の挿通孔5bが形成され、シールド板固定用ビス5cによって下部筐体2に固定される。なお、シールド板5の固定には、所定の取り付け強度を得るため、他に接着、熱かしめ等の固定手段を併用することができる。
また、シールド板5のアジャスタ4が取り付けられる位置、すなわち投影レンズが設けられる前側辺の両端寄り2箇所にそれぞれアジャスタ4のネジ軸を螺着するためのアジャスタ用ナット5dが一体に設けられている。なお、アジャスタ用ナット5dとシールド板5との一体化は、カシメナットを利用して形成してもよいし、シールド板に直接バーリングとタップ加工の処理を行って形成してもよい。
図3は、実施例1のプロジェクタにおける下部筐体とアジャスタの取り付け構造を示す部分断面図である。
シールド板5をシールド板固定用ビス5cによって下部筐体2の底板2aに取り付ける位置にはシールド板固定用ビス5cを通すための挿通孔5bが形成されており、またアジャスタ4のネジ軸を通すため底板2aに形成された貫通孔2dの位置に対応してシールド板5にはアジャスタ用ナット5dが一体に設けられている。
シールド板5をシールド板固定用ビス5cによって下部筐体2の底板2aに取り付ける位置にはシールド板固定用ビス5cを通すための挿通孔5bが形成されており、またアジャスタ4のネジ軸を通すため底板2aに形成された貫通孔2dの位置に対応してシールド板5にはアジャスタ用ナット5dが一体に設けられている。
下部筐体2にシールド板5を固定し、下部筐体2にアジャスタ4を取り付ける作業について説明する。
下部筐体2の底板2aにシールド板5を重ね、底板2aに形成されたビス穴2c、貫通孔2dとシールド板5に設けられた挿通孔5bが一致するようにして、シールド板固定用ビス5cをビス穴2cにタッピングして固定する。このとき、必要に応じ接着、熱かしめ等の固着手段を併用する。このようにして、シールド板5が下部筐体2にしっかりと固定されたら、アジャスタ4のネジ軸を下部筐体2の下面側からアジャスタ用ナット5dにねじ込んで適宜位置に固定する。
下部筐体2の底板2aにシールド板5を重ね、底板2aに形成されたビス穴2c、貫通孔2dとシールド板5に設けられた挿通孔5bが一致するようにして、シールド板固定用ビス5cをビス穴2cにタッピングして固定する。このとき、必要に応じ接着、熱かしめ等の固着手段を併用する。このようにして、シールド板5が下部筐体2にしっかりと固定されたら、アジャスタ4のネジ軸を下部筐体2の下面側からアジャスタ用ナット5dにねじ込んで適宜位置に固定する。
図4は、実施例1のプロジェクタにおける下部筐体とランプドアの取り付け構造を示す部分断面図である。
シールド板5のランプドア3を固定する位置に対応して折曲片5eが形成され、折曲片5eには折曲片5eを下部筐体2の凸部2eに固定するシールド板用固定ビス5gを通すための挿通孔5f、及びランプドア固定用ビス3bを螺着して固定するランプドア用ナット5hがシールド板5と一体に設けられている。なお、ランプドア用ナット5hとシールド板5(折曲片5e)との一体化は、アジャスタ用ナット5dと同様に、カシメナットを利用して形成してもよいし、シールド板に直接バーリングとタップ加工の処理を行って形成してもよい。
シールド板5のランプドア3を固定する位置に対応して折曲片5eが形成され、折曲片5eには折曲片5eを下部筐体2の凸部2eに固定するシールド板用固定ビス5gを通すための挿通孔5f、及びランプドア固定用ビス3bを螺着して固定するランプドア用ナット5hがシールド板5と一体に設けられている。なお、ランプドア用ナット5hとシールド板5(折曲片5e)との一体化は、アジャスタ用ナット5dと同様に、カシメナットを利用して形成してもよいし、シールド板に直接バーリングとタップ加工の処理を行って形成してもよい。
下部筐体2にシールド板5を固定し、下部筐体2にランプドア3を取り付ける作業について説明する。
シールド板5の折曲片5eを、下部筐体2の開口2bの周縁に設けられた凸部2e上に重ね、凸部2eに形成されたビス穴2f、貫通孔2gに筐体シールド板5の折曲片5eに形成された挿通孔5f、ランプドア用ナット5hが一致するようにして、シールド板固定用ビス5gによってシールド板5の折曲片5eを凸部2eにタッピングして固定する。このようにして、折曲片5eが凸部2eにしっかりと固定されたら、裏面にドアシールド板6を固定したランプドア3を図6(A)に示すような方法で開口2bを閉鎖するように取り付け、ランプドア固定用ビス3bを挿通孔3a、ドアシールド板に形成された挿通孔6a、凸部2eに形成された貫通孔2gを通してシールド板5の折曲片5eに形成したランプドア用ナット5hにネジ止めし、ランプドア3を固定する。
シールド板5の折曲片5eを、下部筐体2の開口2bの周縁に設けられた凸部2e上に重ね、凸部2eに形成されたビス穴2f、貫通孔2gに筐体シールド板5の折曲片5eに形成された挿通孔5f、ランプドア用ナット5hが一致するようにして、シールド板固定用ビス5gによってシールド板5の折曲片5eを凸部2eにタッピングして固定する。このようにして、折曲片5eが凸部2eにしっかりと固定されたら、裏面にドアシールド板6を固定したランプドア3を図6(A)に示すような方法で開口2bを閉鎖するように取り付け、ランプドア固定用ビス3bを挿通孔3a、ドアシールド板に形成された挿通孔6a、凸部2eに形成された貫通孔2gを通してシールド板5の折曲片5eに形成したランプドア用ナット5hにネジ止めし、ランプドア3を固定する。
以上の説明ではプロジェクタの下部筐体に取り付けるアジャスタ及びランプドアの固定について述べてきたが、プラスチック埋め込みのインサートナットを使用していたものであれば、シールド板とナットの一体化による効果は、プロジェクタにおけるランプドアの固定やアジャスタの固定に限らず、一般的な電子機器の筐体において筐体の外側から部品を取り付ける際の固定手段として広く用いることができる。
1…下部筐体組部品、2…下部筐体、2a…底板、2b…開口、2c…ビス穴、2d…貫通孔、2e…凸部、2f…ビス穴、2g…貫通孔、3…ランプドア、3a…挿通孔、3b…ランプドア固定用ビス、4…アジャスタ、5…シールド板、5a…開口、5b…挿通孔、5c…シールド板固定用ビス、5d…アジャスタ用ナット、5e…折曲片、5f…挿通孔、5g…シールド板固定用ビス、5h…ランプドア用ナット、6…ドアシールド板。
Claims (5)
- 筐体の内面に添設されたシールド板の所定箇所にナットを一体に設け、前記筐体に付属する取り付け部材を前記ナットを用いて前記筐体の外側から取り付けることを特徴とする電子機器のシールド装置。
- 請求項1に記載の電子機器のシールド装置において、前記ナットはかしめナットを用いて前記シールド板と一体に形成されることを特徴とする電子機器のシールド装置。
- 請求項1に記載の電子機器のシールド装置において、前記ナットは前記シールド板をバーリング加工した後、タップ加工を行って前記シールド板と一体に形成されることを特徴とする電子機器のシールド装置。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の電子機器のシールド装置を用いたプロジェクタにおいて、前記取り付け部材はネジ軸を有するアジャスタであって、前記ネジ軸を前記シールド板と一体に形成されたナットに螺着することによって高さ調節自在に固定されることを特徴とするプロジェクタ。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の電子機器のシールド装置を用いたプロジェクタにおいて、前記取り付け部材は前記筐体に形成されたランプ室開口に着脱自在に固定されるランプドアであって、該ランプドアの裏面にはドアシールド板が添設されるとともに、前記ランプドアと前記筐体とは、前記ドアシールド板に形成された挿通孔からビスを通し前記シールド板と一体に形成されたナットに螺着することによって固定されることを特徴とするプロジェクタ。
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Cited By (2)
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JP2012073523A (ja) * | 2010-09-29 | 2012-04-12 | Sanyo Electric Co Ltd | プロジェクタ |
CN110955105A (zh) * | 2019-12-20 | 2020-04-03 | 青岛海信激光显示股份有限公司 | 激光投影设备 |
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2004
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012073523A (ja) * | 2010-09-29 | 2012-04-12 | Sanyo Electric Co Ltd | プロジェクタ |
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