JP2006164843A - コネクタ - Google Patents

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Abstract


【課題】 部品点数を削減する。
【解決手段】 ハウジング10には、リテーナ31と電線カバー36が一体化された保持部材30が組み付けられる。ハウジング10に端子金具50を挿入し、ハウジング10に組み付けたリテーナ31により端子金具50を抜け止めし、端子金具50に接続された電線55をハウジング10の後端から導出させ、ハウジング10に組み付けた電線カバー36により電線55を所定の向きに保持する。リテーナ31と電線カバー36を一体の部品としたので、リテーナと電線カバーが別個の部品であるものに比べて部品点数が少なくて済む。
【選択図】 図4

Description

本発明は、コネクタに関するものである。
コネクタとして、ハウジングに端子金具を挿入し、ハウジングに組み付けたリテーナによって端子金具を抜け止めし、更に、端子金具の後端部に接続された電線をハウジングの後端から導出させ、ハウジングに組み付けた電線カバーにより電線を所定の向きに保持するようにしたものがある。尚、この種のコネクタとしては、特許文献1に開示されているものがある。
特開平9−92376号公報
上記従来のコネクタでは、リテーナと電線カバーが互いに別個の部品であったため、部品点数が多いという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、部品点数を削減することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、ハウジングに端子金具を挿入し、前記ハウジングに組み付けたリテーナによって前記端子金具を抜け止めし、前記端子金具に接続された電線を前記ハウジングの後端から導出させ、前記ハウジングに組み付けた電線カバーにより前記電線を所定の向きに保持するようにしたコネクタにおいて、前記リテーナと前記電線カバーが一体化された保持部材を備えているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記保持部材が、ヒンジを介して前記ハウジングに連結されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記リテーナが前側に配され、前記電線カバーが後側に配され、前記ヒンジが前記リテーナに形成され、前記電線カバーと前記ハウジングに、互いに係止することで前記保持部材を前記ハウジングへの組付け状態にロックするロック部が設けられているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記ロック部には、前記ハウジングから前記端子金具が抜ける方向と略直角な抜け規制面が形成されているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項3または請求項4に記載のものにおいて、前記ロック部には、前記ハウジングから前記電線カバーが外れる方向と略直角な外れ規制面が形成されているところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のものにおいて、前記電線カバーに、前記電線の外周に食い込むことで前記電線の長さ方向への変位を規制する食い込み部が形成されているところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のものにおいて、前記ハウジングには、前記端子金具を収容する複数のキャビティが並列して形成され、前記ハウジングの外面には、前記複数のキャビティを外部に開放させる開口部が形成され、前記開口部が、前記リテーナによって閉塞されるようになっているものであって、隣り合う前記キャビティ間の隔壁における前記開口部に臨む端縁部に、リブが形成され、前記リテーナにおける前記開口部との対向面に、前記リブを嵌合させる嵌合溝が形成されているところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項7に記載のものにおいて、前記リブと前記嵌合溝には、互いに係止することで、前記リテーナが前記ハウジングから離間する方向への変位を規制可能な係止部が形成されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
リテーナと電線カバーを一体の部品としたので、リテーナと電線カバーが別個の部品であるものに比べて部品点数が少なくて済む。
<請求項2の発明>
リテーナと電線カバーを一体化した保持部材が、ヒンジを介してハウジングに連結されているので、メンテナンス等のためにリテーナや電線カバーをハウジングから外したときに、保持部材が紛失する虞がない。また、ハウジングに対する保持部材の組付け経路がヒンジによって規定されるので、組付けの際に保持部材がハウジングに対して位置ずれする虞がなく、組付け作業性が良い。
<請求項3の発明>
保持部材をハウジングに組み付けた状態では、保持部材の前側部分がヒンジによりハウジングに連結されるとともに、保持部材の後側部分がロック部によってハウジングに係止される。このように、保持部材は前後2ヶ所でハウジングに支持されるので、組付け状態における保持部材の姿勢が安定する。
<請求項4の発明>
端子金具がハウジングから抜ける方向へ引っ張られると、端子金具が電線カバーを同方向へ押圧することになるが、ロック部の抜け規制面同士が係止することにより、電線カバーのハウジングからの離脱や相対変位が規制され、ひいては、端子金具の抜け方向の変位が規制される。
<請求項5の発明>
電線カバーに対しハウジングから外れる方向の外力が作用しても、ロック部の外れ規制面同士が係止することにより、電線カバーのハウジングからの外れが規制される。
<請求項6の発明>
電線に食い込み部が食い込むことにより、電線の長さ方向への変位が規制されるので、電線が引っ張られたときに、端子金具と電線の接続部分における負荷が軽減される。
<請求項7の発明>
保持部材をハウジングに組み付けてハウジングの開口部をリテーナによって塞ぐと、ハウジングのリブがリテーナの嵌合溝に嵌合されることにより、ハウジングに対してリテーナが位置決めされる。
<請求項8の発明>
保持部材をハウジングに組み付けてリブと嵌合溝とを嵌合すると、係止部同士の係止作用により、リテーナがハウジングから離間する方向への変位を規制されるので、保持部材をハウジングに対して確実に組み付け状態に保持しておくことができる。
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図14を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、ハウジング10と保持部材30とを一体成型した合成樹脂部品であって、保持部材30は、ハウジング10に組み付けることができるとともに、ハウジング10から外すことができるようになっている。
ハウジング10の内部には、前後方向に細長い左右一対のキャビティ11が横並びに配されて形成されている。キャビティ11の前端はハウジング10の前端面にタブ挿入口12として開口しており、キャビティ11の後端はハウジング10の後端面に端子挿入口13として大きく開口されている。また、ハウジング10の上面には、キャビティ11の略後半部分をハウジング10外へ開放させる開口部14が、端子挿入口13と連通する形態で形成されている。両キャビティ11を仕切る隔壁15の上端面(開口部14に臨む端縁部)には、前後方向(隔壁15の長さ方向)に延びるリブ16が上方へ突出する形態で形成されている。さらに、隔壁15の側面(キャビティ11の内面)には、係止段部17が形成されている。
ハウジング10の後端部には、キャビティ11の外壁を後方へ延長させた形態の保持壁18が形成されており、保持壁18の上端縁は、後方に向かって下り勾配となるように傾斜している。同じくハウジング10の後端部には、キャビティ11の下面壁を斜め下後方へ延長させた形態の底壁19が形成されており、底壁19の後端部には、各キャビティ11と対応する略半円弧形をなす切欠部20が形成されている。また、ハウジング10の左右両外側壁の上端縁のうち開口部14の前端部と対応する部分には、引掛け溝21が形成されている。
ハウジング10の左右両外側面から左右両保持壁18の外側面に亘る領域には、ロック突起22(本発明の構成要件であるロック部)が形成されている。ロック突起22の上端縁のうちキャビティ11及びリブ16と対応する前端部分は略水平縁部となっており、これよりも後方の部分は、保持壁18の上端縁と平行な後傾縁部となっている。ハウジング10の外側壁の上端縁、保持壁18の上端縁、ロック突起22の上端縁には、夫々、外側へ向かって下り勾配となるテーパ面23が形成されている。また、ロック突起22の前端面は、ハウジング10から端子金具50が抜ける方向に対して略直角な抜け規制面24となっている。ロック突起22の後端部下面は、ロック突起22の後傾縁部と略平行であり、且つハウジング10に対する電線カバー36の組み付け方向と略直角な外れ規制面25となっている。
端子金具50は、全体として前後方向に細長く、略前半部分が角筒部51となっており、略後半部分が電線接続部52となっている。角筒部51には、その外面から斜め後方へ片持ち状に延出する弾性変形可能なランス53が形成されている。また、角筒部51の後端縁は抜止め部54となっている。さらに、電線接続部52には、電線55の端末部が圧着により導通可能に固着されている。
保持部材30は、リテーナ31と電線カバー36を一体化したものである。以下の保持部材30の構造説明における上下及び前後方向については、保持部材30をハウジング10に組み付けた状態を基準とする。
リテーナ31は、水平な略平板状をなし、その前端部には、左右一対の係止突起32が前方へ突出する形態で形成されている。係止突起32の前端面は、ハウジング10に対する端子金具50の挿抜方向(前後方向)と略直角な平坦状の係止面33となっている。また、係止突起32には、係止面33における外側下端部から前方へ突出する引掛部34が形成されている。さらに、リテーナ31の下面(キャビティ11と対向する面)には、リブ16を嵌合させるための前後方向に細長い嵌合溝35が形成されている。
電線カバー36は、リテーナ31の後端縁から後方に向かって下り勾配を呈する後傾板部37と、この後傾板部37の左右両側縁及びリテーナ31の後端部両側縁から下方へ延出する側板部38とからなる。後傾板部37の下面(キャビティ11と対向する面)には、各キャビティ11と対応する食い込み部39が突出形成されている。側板部38には、その内面から外面に貫通する形態であってロック突起22を嵌合させるロック孔40(本発明の構成要件であるロック部)が形成されている。ロック孔40には、ロック突起22の抜け規制面24に対し、面接触状態で当接又は僅かなクリアランス53を空けて対向する抜け規制面41が形成されているとともに、ロック突起22の外れ規制面25に対し、面接触状態で当接又は僅かなクリアランス53を空けて対向する外れ規制面42が形成されている。
かかる保持部材30は、リテーナ31の前端縁から前方へ延出する左右一対のヒンジ43を介して、ハウジング10に連結されている。ヒンジ43の前端は、開口部14の開口縁における前端縁に連なっており、ハウジング10と保持部材30とヒンジ43が一体の部品となっている。金型(図示せず)から取り出された状態では、図2〜図4に示すように、ヒンジ43が略半円弧状をなすとともに、保持部材30が組み付け状態とは上下反転して姿勢でハウジング10の上方に位置している。そして、この状態から、図5に示すように、ヒンジ43を真っ直ぐに延ばすようにしつつ、そのヒンジ43を支点として保持部材30を反転させるように回動させると、ハウジング10に組み付けられるようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
まず、端子金具50を後方からハウジング10内に取り付ける。取り付けに際しては、端子金具50を電線保持空間26及び端子挿入口13を順に通過させてキャビティ11内に挿入する。端子金具50がキャビティ11の前面壁に突き当たる正規位置まで挿入されると、ランス53が係止段部17に係止することで、端子金具50の後方(抜け方向)への変位が規制され、もって、端子金具50がキャビティ11内の正規挿入位置に保持される。また、ハウジング10の後端から導出された電線55は、電線保持空間26内を通ってハウジング10の後方へほぼ水平に延出されている。
端子金具50をハウジング10に挿入した後、保持部材30をハウジング10に組み付ける。保持部材30を組み付けた状態では、開口部14がリテーナ31によって塞がれて端子金具50が覆い隠されるとともに、底壁19及び左右両保持壁18によって形成されている電線保持空間26の上方への開口が、電線カバー36の後傾板部37によって塞がれる。そして、リテーナ31の抜止め突起32がキャビティ11内に進出して端子金具50の抜止め部54に対して後方から係止し、このリテーナ31の係止作用により端子金具50が抜止め状態に保持される。また、電線保持空間26内では、ほぼ水平に後方へ導出されている電線55が、後傾板部37の内面で斜め下方へ押圧されることで、斜め下方へ向きを変えさせられ、切欠部20から電線保持空間26外へ斜め下方へ導出される。
また、保持部材30を組み付ける過程では、側板部38の下端縁がテーパ面23に当接し、そのテーパ面23の傾斜によって外側へ拡開変形することで、ロック突起22を通過することができる。そして、保持部材30が正規の組み付け状態に至ると、側板部38が内側へ弾性復帰し、ロック孔40がロック突起22に嵌合される。この状態では、外れ規制面25,42同士の当接により、電線カバー36(保持部材30)がヒンジ43を支点として略円弧状軌道でハウジング10から離脱することが規制される。また、抜け規制面24,41同士の当接により、ハウジング10に対して電線カバー36(保持部材30)が後方へ水平に離間するように変位することも規制されている。さらに、保持部材30が組み付けられた状態では、リブ16と嵌合溝35が嵌合することにより、ハウジング10に対する保持部材30の左右方向への相対変位が規制される。また、引掛部34が引掛け溝21に嵌合することで、保持部材30の前端部が上方へ変位することが規制され、ひいては、ヒンジ43の破断が防止されている。
上述のように本実施形態においては、リテーナ31と電線カバー36を一体の部品(保持部材30)としたので、リテーナ31と電線カバー36が別個の部品であるものに比べて部品点数が少なくて済み、ハウジング10に対する組み付け作業性に優れている。
また、保持部材30が、ヒンジ43を介してハウジング10に連結されているので、メンテナンス等のためにリテーナ31や電線カバー36をハウジング10から外したときに、保持部材30が紛失する虞がない。
また、ハウジング10に対する保持部材30の組付け経路がヒンジ43によって規定されるので、組付けの際に保持部材30がハウジング10に対して位置ずれする虞がなく、組付け作業性が良い。
また、リテーナ31が保持部材30の前側に配され、電線カバー36が保持部材30の後側に配され、ヒンジ43がリテーナ31に形成され、電線カバー36とハウジング10に、互いに係止することで保持部材30をハウジング10への組付け状態にロックするロック部(ロック孔40とロック突起22)が設けられているので、保持部材30をハウジング10に組み付けた状態では、保持部材30の前側部分がヒンジ43によりハウジング10に連結されるとともに、保持部材30の後側部分がロック部によってハウジング10に係止される。このように、保持部材30は前後2ヶ所でハウジング10に支持されるので、組付け状態における保持部材30の姿勢が安定する。
また、端子金具50に接続した電線55がハウジング10から抜ける方向(後方)へ引っ張られると、端子金具50が電線カバー36を同方向へ押圧することになるのであるが、ロック突起22とロック孔40には、ハウジング10から端子金具50が抜ける方向と略直角な抜け規制面24,41が形成されているので、この抜け規制面24,41同士が係止することにより、電線カバー36のハウジング10からの離脱や相対変位が規制され、ひいては、端子金具50の抜け方向の変位が規制される。
また、ロック突起22とロック孔40には、ハウジング10から電線カバー36が外れる方向と略直角な外れ規制面25,42が形成されているので、電線カバー36に対しハウジング10から外れる方向の外力が作用しても、外れ規制面25,42同士が係止することにより、電線カバー36のハウジング10からの外れが規制される。
また、電線保持空間26内の電線55には電線カバー36の食い込み部39が食い込むようになっているので、この食い込み作用により、電線55の長さ方向への変位が規制される。これにより、電線55が引っ張られたときに、端子金具50と電線55の接続部分における負荷が軽減される。
また、ハウジング10の外面には、キャビティ11を外部に開放させる開口部14が形成され、この開口部14がリテーナ31によって閉塞されるようになっているのであるが、隣り合うキャビティ11間の隔壁15における開口部14に臨む端縁部にリブ16を形成するとともに、リテーナ31における開口部14に臨む面に嵌合溝35を形成し、保持部材30をハウジング10に組み付けてハウジング10の開口部14をリテーナ31で塞いだ状態では、リブ16をリテーナ31の嵌合溝35に嵌合させるようにしたので、ハウジング10に対してリテーナ31が位置決めされる。
<実施形態2>
次に、本発明を具体化した実施形態2を図15および図16を参照して説明する。本実施形態2は、上記実施形態1において、リブ16の左右両外側面と嵌合溝35の左右両内側面に、係止爪16a,35a(本発明の構成要件である係止部)を形成したものである。保持部材30がハウジング10に組み付けられてリブ16が嵌合溝35内に嵌入した状態では、双方の係止爪16a,35aが係止することにより、リテーナ31がハウジング10に対して上方へ相対変位することが規制される。これにより、保持部材30をハウジング10に対して確実に組み付け状態に保持しておくことができる。その他の構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では保持部材とハウジングをヒンジを介して連結したが、本発明によれば、保持部材とハウジングとを別個の部品としてもよい。
(2)上記実施形態ではヒンジをリテーナに設けたが、本発明によれば、ヒンジを電線カバーに設けてもよく、ヒンジをリテーナと電線カバーの両方に設けてもよい。
(3)上記実施形態では保持部材側のロック部を電線カバーに設けたが、本発明によれば、保持部材側のロック部をリテーナに設けてもよい。
実施形態1において保持部材をハウジングに組み付ける前の状態をあらわす平面図 保持部材をハウジングに組み付ける前の状態をあらわす側面図 図1のA−A断面図 保持部材をハウジングに組み付ける前であって端子金具をハウジングに挿入した状態をあらわす縦断面図 端子金具をハウジングに挿入して保持部材をハウジングに組み付けた状態をあらわす縦断面図 端子金具をハウジングに挿入して保持部材をハウジングに組み付けた状態をあらわす側面図 図2のB−B断面図 図2のC−C断面図 保持部材をハウジングに組み付ける前の状態をあらわす背面図 保持部材をハウジングに組み付ける前の状態であって端子金具をハウジングに挿入した状態をあらわす横断面図 端子金具をハウジングに挿入して保持部材をハウジングに組み付けた状態をあらわす横断面図 図2のD−D断面図 端子金具の側面図 端子金具の一部切欠平面図 実施形態2において保持部材をハウジングに組み付ける前の状態をあらわす背面図 保持部材をハウジングに組み付けた状態をあらわす横断面図
符号の説明
10…ハウジング
11…キャビティ
15…隔壁
16…リブ
22…ロック突起(ロック部)
24,41…抜け規制面
25,42…外れ規制面
30…保持部材
31…リテーナ
35…嵌合溝
36…電線カバー
39…食い込み部
40…ロック孔(ロック部)
43…ヒンジ
50…端子金具
55…電線
16a…係止爪(係止部)
35a…係止爪(係止部)

Claims (8)

  1. ハウジングに端子金具を挿入し、
    前記ハウジングに組み付けたリテーナによって前記端子金具を抜け止めし、
    前記端子金具に接続された電線を前記ハウジングの後端から導出させ、
    前記ハウジングに組み付けた電線カバーにより前記電線を所定の向きに保持するようにしたコネクタにおいて、
    前記リテーナと前記電線カバーが一体化された保持部材を備えていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記保持部材が、ヒンジを介して前記ハウジングに連結されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記リテーナが前側に配され、
    前記電線カバーが後側に配され、
    前記ヒンジが前記リテーナに形成され、
    前記電線カバーと前記ハウジングに、互いに係止することで前記保持部材を前記ハウジングへの組付け状態にロックするロック部が設けられていることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記ロック部には、前記ハウジングから前記端子金具が抜ける方向と略直角な抜け規制面が形成されていることを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
  5. 前記ロック部には、前記ハウジングから前記電線カバーが外れる方向と略直角な外れ規制面が形成されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のコネクタ。
  6. 前記電線カバーに、前記電線の外周に食い込むことで前記電線の長さ方向への変位を規制する食い込み部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のコネクタ。
  7. 前記ハウジングには、前記端子金具を収容する複数のキャビティが並列して形成され、
    前記ハウジングの外面には、前記複数のキャビティを外部に開放させる開口部が形成され、
    前記開口部が、前記リテーナによって閉塞されるようになっているものであって、
    隣り合う前記キャビティ間の隔壁における前記開口部に臨む端縁部に、リブが形成され、
    前記リテーナにおける前記開口部との対向面に、前記リブを嵌合させる嵌合溝が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のコネクタ。
  8. 前記リブと前記嵌合溝には、互いに係止することで、前記リテーナが前記ハウジングから離間する方向への変位を規制可能な係止部が形成されていることを特徴とする請求項7記載のコネクタ。
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