JP2006164554A - アーム装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】トーションバネとの接触によってアームに傷がつくのを防止することのできるアーム装置を提供する。
【解決手段】本発明のアーム装置は、灯具を保持するアーム4の基端部がアーム支持部34に回動自在に軸着され、アーム支持部34に取り付けられたトーションバネ7の自由腕部73が上記アーム4に係合されて、アーム4が起立方向に付勢されるアーム装置において、アーム4における、トーションバネ7の自由腕部73が係合する位置に、アーム4の軸方向に沿って摺動しうるスライダ8が装着され、このスライダ8にトーションバネ7の自由腕部73が係合されたものである。
【選択図】図3
【解決手段】本発明のアーム装置は、灯具を保持するアーム4の基端部がアーム支持部34に回動自在に軸着され、アーム支持部34に取り付けられたトーションバネ7の自由腕部73が上記アーム4に係合されて、アーム4が起立方向に付勢されるアーム装置において、アーム4における、トーションバネ7の自由腕部73が係合する位置に、アーム4の軸方向に沿って摺動しうるスライダ8が装着され、このスライダ8にトーションバネ7の自由腕部73が係合されたものである。
【選択図】図3
Description
本発明は、アームを介して灯具を移動させる構造を備えた照明器具において、アームを回動自在に保持するためのアーム装置に関する。
例えば卓上型スタンドのような、アームの回動によって灯具を移動させることのできる照明器具の多くは、机上等に載置または固定される基体とアームとの接続部分、あるいはアーム同士が連結される関節部分にバネ部材を取り付けて、アームの回転モーメントとバネ部材の変形弾性とをバランスさせることにより、アームを任意の位置で固定できるように構成されている。かかるアーム装置のうち、バネ部材にトーションバネを採用したものとして、特許文献1記載のものが公知である。
上記文献記載のアーム装置においては、図4に示すように、関節部材91に取り付けたトーションバネ92の一方の腕部(自由腕部)93を、二本平行に軸着されたアーム94のうち下側のアームに下方から当接させて、アーム94に起立方向の付勢力を作用させている。
特開平6−309915号公報
上記特許文献1記載のようなアーム装置では、トーションバネ92の自由腕部93が直接、アーム94に当接しているので、アーム94の上下動に伴って、アーム94とトーションバネ92との接触部分がこすれ合い、アーム94の表面に傷がついてしまう。
そこで本発明は、トーションバネとの接触によってアームに傷がつくのを防止することができ、かつ、それを組立ての容易な簡素な構造で実現することのできるアーム装置を提供するものである。
上記した目的を達成するため、本発明のアーム装置は、先端側に灯具を保持するアームの基端部が、アーム支持部に回動自在に軸着され、アーム支持部に取り付けられたトーションバネの自由腕部が上記アームに係合されて、アームが起立方向に付勢されてなるアーム装置において、上記アームには、トーションバネの自由腕部が係合する位置に、アームの軸方向に沿って摺動しうるスライダが装着され、このスライダにトーションバネの自由腕部が係合されていることを特徴とする。
この発明によれば、トーションバネの自由腕部が直接、アームに当接するのではなく、スライダを介してアームに係合するので、アームとトーションバネとがこすれ合ってアームに傷がつくのを防止することができる。
さらに本発明のアーム装置は、トーションバネの自由腕部には、アームの回動面と略直交する方向に延びる係合部が形成されるとともに、スライダには、アームの回動面と略直交する方向に延びる溝部がアームの傾倒側に開口して形成され、この溝部に上記係合部が係合されていることを特徴とする。この発明によれば、スライダの溝部にトーションバネの係合部を当てがうだけでスライダとトーションバネとを係合させることができるので、部品の製造や組立てがきわめて簡単になる。
なお、本発明におけるアーム支持部とは、照明器具の基体側に不動状態で設けられてアームを支持する部分であって、特にその詳細な構造を限定するものではない。アームの構造については、平行な一対のアームによって四節平行リンクを構成するものが一般的であるが、この場合は、いずれか一方のアームに対してトーションバネが係合される。ただし、アームが1本だけしかないアーム装置についても本発明は適用可能である。また、複数本または複数組のアームを連結した多段アーム装置において、その関節部分に本発明を適用することも可能であり、この場合は、アームの端部が軸着される関節部分の部材をアーム支持部と見なす。
本発明のアーム装置に利用するトーションバネは、コイル部が1個で腕部が2本のものでもよいが、相対する2個のコイル部からそれぞれ2本ずつの腕部が伸び、そのうち1本ずつが一体的に連続した、いわゆるダブルトーションバネを用いることもできる。ダブルトーションバネを使用する場合には、アームの左右両側にトーションバネのコイル部を配置することができるので、アームに対する付勢力をバランスよく作用させることができて好ましい。
スライダは、アームに挿装可能あるいは嵌装可能な筒状や略U字状等に形成されるが、詳細な形状はアームの断面形状に応じて適宜決定されればよい。スライダの材質としては、アームとの摩擦抵抗を低減させうる高潤滑性樹脂、例えば高密度ポリエチレンやポリオレフィン等が好適であるが、必ずしもそれらに限定されるものではない。
上述のように構成される本発明のアーム装置によれば、トーションバネの自由腕部が直接、アームに当接せずに、スライダを介してアームに係合するので、アームとトーションバネとがこすれ合ってアームに傷がつくのを防止することができる。
さらに、スライダに形成した溝部にトーションバネの自由腕部を係合させるように構成すれば、組立てもきわめて簡単になり、製造コストを抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明のアーム装置を用いた卓上型スタンド1の全体的な形状を示す。この卓上型スタンド1は、机上等に載置されるベース2と、ベース2上に立設された支柱3とによって基体が構成されている。支柱3の上部には、一対のアーム4が上下方向に回動自在に取り付けられ、アーム4の上端部には、灯具支持部5を介して灯具6が首振り可能に取り付けられている。一対のアーム4の基端部及び先端部は、それぞれ支柱3の上部及び灯具支持部5に軸着されて四節平行リンクとなされ、アーム4の角度に係わらず灯具6が同じ姿勢で平行移動するように構成されている。
本発明のアーム装置は、支柱3とアーム4との連結部分(図1中の丸囲み部分A)に採用されている。当該連結部分の構造を図2、図3に拡大して示す。
支柱3の外殻を構成するカバー31の内側には、略箱状の部品収納部32が設けられ、その中に配線基板や安定器等の電器部品(図示略)が組み付けられている。符号33は点消灯スイッチである。部品収納部32の上部には、アーム支持部34が設けられている。例示の形態に係るアーム支持部34は、2本のアーム4を両側から挟むように相対して起立する一対のアーム支持片を有し、アーム4の延長方向の一部が斜めに切り欠かれた形状をなしている。2枚のアーム支持片を水平方向に貫通するように配置されたボルト・ナット部材41、42またはピン部材を介して、各アーム4の基端部がアーム支持部34に軸着され、これによりアーム4が上下方向に回動自在に保持される。
例示の形態で用いられているトーションバネ7は、2個のコイル部71を有するダブルトーションバネであって、各コイル部71がアーム支持部34の両側に配置され、各コイル部71から延出する2本の腕部のうち一方の腕部(固定腕部)72が、それぞれ下側のアーム4を軸着しているボルト・ナット部材41に巻回されて固定されている。他方の腕部(自由腕部)73は、上側のアーム4を下方から支承するように伸び、その先端に、アーム4の回動面と直交する方向に延びる係合部74が形成されて、この係合部74を介して両側の自由腕部73が一体に連続している。
トーションバネ7の係合部74は、上側のアーム4に装着されたスライダ8に係合している。スライダ8は、アーム4の外周面と略同形状の筒孔を有する部材で、その筒孔がアーム4に挿装されて、アーム4の軸方向に摺動する。このスライダ8は、例えば高密度ポリエチレン樹脂等の高潤滑性樹脂により形成され、アーム4との摩擦抵抗を小さくするようになされている。図3に示すように、スライダ8の、アーム4の傾倒側に面した部分は平坦面となされ、この平坦面に、アーム4の回動面と直交する方向に延びる断面略半円形の溝部81が、アーム4の傾倒側に開口して形成されている。この溝部81は、トーションバネ7の係合部74と略同径に形成されて、ここにトーションバネ7の係合部74が嵌合している。
このアーム装置では、トーションバネ7の自由腕部73及び係合部74を上方に跳ね上げようとする弾性力が、スライダ8を介してアーム4を起立させる方向に付勢し、その付勢力とアーム4に作用する傾倒方向のモーメントとがバランスして、アーム4を任意の角度で固定することができる。トーションバネ7の係合部74に係合されたスライダ8は、アーム4の傾倒角度に応じてアーム4の軸方向に摺動する。このような構成によって、トーションバネ7がアーム4に直接、接触するのを回避し、アーム4に傷がつくのを防ぐことができる。
また、このアーム装置は、スライダ8に形成した溝部81に、アーム4の傾倒側からトーションバネ7が係合するように構成されているので、その組立てに際しては、予めアーム4にスライダ8を装着しておき、アーム支持部34にアーム4を軸着した後、アーム支持部34に取り付けたトーションバネ7の係合部74をスライダ8の溝部81に当てがうだけで済み、トーションバネ7とスライダ8とを複雑な手段で連結せずとも、トーションバネ7の弾性力をアーム4に伝達することができる。したがって、組立性にも優れ、効率的かつ経済的に製造することができる。
34 アーム支持部
4 アーム
6 灯具
7 トーションバネ
73 自由腕部
74 係合部
8 スライダ
81 溝部
4 アーム
6 灯具
7 トーションバネ
73 自由腕部
74 係合部
8 スライダ
81 溝部
Claims (2)
- 先端側に灯具を保持するアームの基端部が、アーム支持部に回動自在に軸着され、アーム支持部に取り付けられたトーションバネの自由腕部が上記アームに係合されて、アームが起立方向に付勢されてなるアーム装置において、
上記アームには、トーションバネの自由腕部が係合する位置に、アームの軸方向に沿って摺動しうるスライダが装着され、このスライダにトーションバネの自由腕部が係合されていることを特徴とするアーム装置。 - トーションバネの自由腕部には、アームの回動面と略直交する方向に延びる係合部が形成されるとともに、スライダには、アームの回動面と略直交する方向に延びる溝部がアームの傾倒側に開口して形成され、この溝部に上記係合部が係合されていることを特徴とする請求項1に記載のアーム装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004349773A JP2006164554A (ja) | 2004-12-02 | 2004-12-02 | アーム装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004349773A JP2006164554A (ja) | 2004-12-02 | 2004-12-02 | アーム装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006164554A true JP2006164554A (ja) | 2006-06-22 |
Family
ID=36666339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004349773A Pending JP2006164554A (ja) | 2004-12-02 | 2004-12-02 | アーム装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006164554A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019120274A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | 株式会社ナチュラレーザ・ワン | 開閉装置、並びに情報端末機器 |
-
2004
- 2004-12-02 JP JP2004349773A patent/JP2006164554A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019120274A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | 株式会社ナチュラレーザ・ワン | 開閉装置、並びに情報端末機器 |
JP7262091B2 (ja) | 2017-12-28 | 2023-04-21 | 株式会社ナチュラレーザ・ワン | 開閉装置、並びに情報端末機器 |
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