JP2006164176A - メンテナンス方法及びメンテナンス支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 メンテナンス部品の調達期間を短縮することによりメンテナンス期間を短縮する。
【解決手段】 メンテナンス部品の実在庫数及び過去におけるメンテナンス部品の使用数を所定の記憶部に記憶に記憶し、メンテナンス部品に関する所定の納入期間の実現に必要となるメンテナンス部品の必要在庫数を、記憶部から読み出したメンテナンス部品の使用数に基づいて所定の情報処理部で予測計算した結果に基づいてメンテナンス部品の在庫を管理する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、メンテナンス方法及びメンテナンス支援装置に関する。
処理対象物に真空雰囲気下で熱処理を施す装置として真空炉がある。この真空炉のような産業機器は、大量生産されるものではないため、メーカあるいはメンテナンス会社は、メンテナンス部品を在庫部品として常時保持しているのではなく、メンテナンスを受注してから必要なメンテナンス部品を部品メーカに発注して調達することにより、メンテナンスサービスを顧客に提供している。
なお、特開2002−137874号公報には、このようなメンテナンス部品(保守部品)の供給管理を行うための保守部品供給管理システムおよびその方法が開示されている。
特開2002−137874号公報
ところで、上述した産業機器では、メンテナンス部品を在庫として保持していないために、メンテナンス部品の調達期間がメンテナンス期間を左右する状況にある。すなわち、必要なメンテナンス部品のうち、調達期間が最も長い部品によってメンテナンス期間が支配される状況にあり、このようなメンテナンス部品の調達期間がメンテナンスサービス事業においてメンテナンス期間の短縮を達成できない大きな阻害要因になっている。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、メンテナンス部品の調達期間を短縮することによりメンテナンス期間を短縮することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明では、メンテナンス方法に係る第1の解決手段として、メンテナンス部品の実在庫数及び過去におけるメンテナンス部品の使用数を所定の記憶部に記憶し、メンテナンス部品に関する所定の納入期間の実現に必要となる前記メンテナンス部品の必要在庫数を、前記記憶部から読み出した前記メンテナンス部品の使用数に基づいて所定の情報処理部で予測計算した結果に基づいてメンテナンス部品の在庫を管理する、という手段を採用する。
メンテナンス方法に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、部品共有会の会員として予め登録した特定顧客にメンテナンス部品の在庫管理を適用する、という手段を採用する。
メンテナンス方法に係る第3の解決手段として、上記第1または2の解決手段において、メンテナンス部品を所定のグループに分けて管理する、という手段を採用する。
メンテナンス方法に係る第4の解決手段として、上記第3の解決手段において、グループは、部品種別、顧客の所在地、メンテナンス対象となる装置の稼働率あるいは部品共有会の会員ランクのいずれか1つあるいは複数である、という手段を採用する。
メンテナンス方法に係る第5の解決手段として、上記第1〜第4の解決手段において、メンテナンスに必要となる部品のうち、過去のメンテナンス実績に基づいてメンテナンスに関する緊急度及び重要度が高く、かつ、調達に時間の掛かる部品をメンテナンス部品として記憶部に記憶する、という手段を採用する。
メンテナンス方法に係る第6の解決手段として、上記第1〜第5の解決手段において、情報処理部が予測計算した必要在庫数を通信回線を介して外部に送信する、という手段を採用する。
メンテナンス方法に係る第7の解決手段として、上記第1〜第6の解決手段においてメンテナンス部品の実在庫数を、メンテナンス部品を在庫として保管するサービスセンタの端末から通信回線を介して受信することにより記憶部に記憶する、という手段を採用する。
また、本発明では、メンテナンス支援装置に係る第1の解決手段として、メンテナンス部品の実在庫数及び過去におけるメンテナンス部品の使用数を記憶する記憶部と、メンテナンス部品の納入期間の実現に必要となる前記メンテナンス部品の必要在庫数を、前記メンテナンス部品の使用数に基づいて予測計算する情報処理部とを具備する、という手段を採用する。
メンテナンス支援装置に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、記憶部は、部品共有会の会員として予め登録した特定顧客に関するメンテナンス部品を記憶する、という手段を採用する。
メンテナンス支援装置に係る第3の解決手段として、上記第1または第2の解決手段において、情報処理部は、メンテナンス部品について予め規定されたグループ毎に必要在庫数を予測計算する、という手段を採用する。
メンテナンス支援装置に係る第4の解決手段として、上記第3の解決手段において、グループは、部品種別、顧客の所在地、メンテナンス対象となる装置の稼働率あるいは部品共有会の会員ランクのいずれか1つあるいは複数である、という手段を採用する。
メンテナンス支援装置に係る第5の解決手段として、上記第1〜第4の解決手段において、記憶部は、メンテナンスに必要となる部品のうち、過去のメンテナンス実績に基づいてメンテナンスに関する緊急度及び重要度が高く、かつ、調達に時間の掛かる部品をメンテナンス部品として記憶する、という手段を採用する。
メンテナンス支援装置に係る第6の解決手段として、上記第1〜第5の解決手段において、通信部をさらに備え、外部から必要在庫数の情報提供要求を受信すると、情報処理部が予測計算した必要在庫数を外部に送信する、という手段を採用する。
メンテナンス支援装置に係る第7の解決手段として、上記第1〜第6の解決手段において、通信部をさらに備え、メンテナンス部品を在庫として保管するサービスセンタの端末から送信されたメンテナンス部品の実在庫数を前記通信部で受信して記憶部に記憶する、という手段を採用する。
このような本発明によれば、メンテナンス部品の必要在庫数を過去のメンテナンス部品の使用数に基づいて情報処理部で予測計算するので、メンテナンス部品を所定の納入期間で顧客に提供してメンテナンスを行うことが可能となる。したがって、メンテナンス部品の調達期間を従来よりも短縮することが可能であり、よってメンテナンス期間を従来よりも短縮することができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係わるメンテナンス支援システムのシステム構成図である。この図に示すように、本メンテナンス支援システムは、メンテナンス支援サーバS(メンテナンス支援装置)、広域LAN(Local Area Network)N1、SC(サービスセンタ)端末Ca〜Cn、インターネットN2及び携帯端末M1〜Mmから構成されている。
メンテナンス支援サーバSは、本メンテナンス支援システムを運用するサービス事業者の例えば本社ビル内に設置され、SC端末Ca〜Cnは、例えば日本全国のサービス拠点に設けられたサービスセンタ(SC)内に設置されている。また、携帯端末M1〜Mmは、営業マンやサービスマンが携帯する通信機能付携帯端末である。各々離間配置されたメンテナンス支援サーバS及びSC端末Ca〜Cnは、広域LANN1によって通信可能に接続されている。また、携帯端末M1〜Mmは、インターネットN2を介して広域LANN1に接続されたメンテナンス支援サーバSにアクセスする。
メンテナンス支援サーバSは、本メンテナンス支援システムの中核をなす装置であり、メンテナンス支援情報を外部に提供する情報提供サーバとしての機能を実現するために、記憶部1、情報処理部2、通信部3、操作部4及び表示部5から構成されている。記憶部1は、例えばハードディスクから構成されており、顧客データテーブル1a、製品データテーブル1b及び在庫部品データテーブル1cが予め構築されている。
顧客データテーブル1aは、図2に示すように、「顧客名」、「会員ランク」、「納入製品」及び「メンテナンス履歴」等からなる顧客情報を顧客毎に登録したものである。上記会員ランクは、本メンテナンス支援システムの特徴の1つである。本メンテナンス支援システムを運用するメンテナンス事業者は、メンテナンスサービスの需要者(顧客)のうちパーツシェアリング会(部品共有会)への登録を申請した特定顧客を会員とすると共に、当該会員を提供すべきメンテナンスサービスの内容に応じて「プラチナ会員」、「ゴールド会員」、「通常会員」にランク(会員ランク)分けしている。なお、パーツシェアリング会に加入していない顧客の会員ランクについては、図示するように、「非会員」として顧客データテーブル1aに登録されている。
プラチナ会員は、自らが購入した製品に関する定期点検及びメンテナンス部品の短期納入がメンテナンス事業者によって保障されると共に、サービス員の派遣も所定時間内(例えば24時間以内)であることが保障される会員である。ゴールド会員は、メンテナンス部品の短期納入がメンテナンス事業者によって保障される会員である。また、通常会員は、メンテナンス部品の在庫状況に応じてメンテナンス部品の短期納入を受けることができる会員である。
上記メンテナンス部品の短期納入とは、本メンテナンス支援システムの支援の下に実現されるパーツシェアリング会に基づいて部品を調達することにより通常の部品調達に基づく部品納入よりも短期間で、例えば24時間以内にメンテナンス部品を納入することであり、上述したようにプラチナ会員とゴールド会員にのみ補償されており、通常会員には保障されていない。上記顧客データテーブル1aには、このようなサービス対象会員の会員ランクが顧客情報の1つとして登録されている。
なお、この顧客データテーブル1aにおける「納入製品」は、納入した製品(例えば真空炉)の型番やオプション番号等を示し、「メンテナンス履歴」は、これまでに提供したメンテナンスサービスの内容(メンテナンス内容)を示すものである。このメンテナンス内容には、製品の故障内容や故障原因、メンテナンスに使用した使用部品、メンテナンスに要した期間、使用部品の調達に要した期間等、実際のメンテナンスに関する詳細な情報が含まれている。
製品データテーブル1bは、図3に示すように、事業者が市場に提供している製品A,B,C,……毎に、製品の仕様や構成部品等の設計情報及び価格を登録したものである。在庫部品データテーブル1cは、図4に示すように、部品モジュール(部品種別)毎に、平均調達日数、平均必要間隔、必要在庫数、実在庫数及び在庫SC(サービスセンタ)等が部品情報として登録されたものである。この在庫部品データテーブル1cに登録されている部品モジュールは、製品が使用しているすべての部品種別の中から、メンテナンスに関する緊急度及び重要度が高く、かつ、調達に時間の掛かるものであり、上記パーツシェアリング会を運用する上で在庫すべき部品種別として抽出されたものである。
平均調達日数は部品モジュールを部品メーカから調達するのに要する平均日数、平均必要間隔は部品モジュールがメンテナンスのために必要になる平均日数、必要在庫数は常時在庫すべき部品モジュールの個数、実在庫数は各サービスセンタ(SC)A〜Nが保管している部品モジュールの総個数、在庫SCは、部品モジュールをメンテナンス部品として保管しているサービスセンタ(SC)名である。なお、上記平均調達日数は、メンテナンス履歴の一環として顧客データテーブル1aに記憶された過去におけるメンテナンス部品の調達期間に基づいて情報処理部2が計算したものである。
上記パーツシェアリング会では、部品モジュール毎にサービス部品を保管するサービスセンタを予め決めている。例えば図4に示すように、各種の部品モジュールのうち、熱電対、ヒータ及びシリンダシールはサービスセンタAが保管する部品モジュール、セラミック、炉内部品及びOリングはサービスセンタBが保管する部品モジュール、排気系MP及び冷却ファンBG(ボールベアリング)はサービスセンタCが保管する部品モジュール、電磁弁はサービスセンタDが保管する部品モジュールである。
なお、このような在庫部品データテーブル1cに登録された上記部品情報は、後述するように情報処理部2によって適宜更新される。
情報処理部2は、メンテナンス支援サーバSの全体的な動作を制御するものであり、所定の処理プログラムに基づいて所定の情報処理を実行するCPU(Central Processing Unit)、上記処理プログラムを不揮発的に記憶すると共にCPUの演算結果を一時的に記憶する半導体メモリ、及びCPUの制御の下に上記記憶部1や通信部3とデータのやり取りを行うインタへース回路等から構成されている。
この情報処理部2は、顧客データテーブル1a、製品データテーブル1b及び在庫部品データテーブル1cに登録された各種データに上記処理プログラムに基づいた所定の情報処理を施すことによりメンテナンスサービスに必要な部品モジュールの必要在庫数を予測計算して在庫部品データテーブル1cに登録する一方、通信部3から入力されたサービス情報の提供要求に対して、上記顧客データテーブル1a、製品データテーブル1b及び在庫部品データテーブル1cに登録された各種データを読み出してサービス支援情報として通信部3に提供して外部に送信させる。
通信部3は、上記情報処理部2の制御の下に広域LANN1の通信プロトコル、つまりTCP/IPに基づいてSC端末Ca〜Cnや携帯端末M1〜Mmと通信を行う。この通信部3は、SC端末Ca〜Cnや携帯端末M1〜Mmから送信された情報を受信して情報処理部2に出力する一方、情報処理部2から入力された情報を広域LANN1やインターネットN2を介してSC端末Ca〜Cnや携帯端末M1〜Mmに送信する。
操作部4は、キーボードやマウス等のポインティングデバイスであり、上記顧客データテーブル1a、製品データテーブル1b及び在庫部品データテーブル1cに登録するための情報を情報処理部2に入力するためのものである。また、表示部5は、CRTあるいは液晶ディスプレイであり、例えば上記顧客データテーブル1a、製品データテーブル1b及び在庫部品データテーブル1cに登録された情報を表示する。
なお、図示していないが、メンテナンス支援サーバSには、顧客データテーブル1a、製品データテーブル1b及び在庫部品データテーブル1cに登録された情報を出力するための出力装置として、プリンタあるいはコンパクトディスク(CD)やデジタルバーサティルディスク(DVD)等のリムーバブルディスク装置が設けられている。
一方、SC端末Ca〜Cnは、Webクライアント機能や電子メール機能等を有したパーソナルコンピュータであり、メンテナンス実績や部品モジュールの在庫状況等の各種データをメンテナンス支援サーバSにアップロードしたり、サービス支援情報をメンテナンス支援サーバSからダウンロードしてディスプレイやプリンタ等に出力する。携帯端末M1〜Mmは、Webクライアント機能や電子メール機能等を有した通信機能付携帯端末であり、インターネットN2及び広域LANN1を介してメンテナンス支援サーバSにアクセスすることによりサービス支援情報をダウンロードする。
次に、このように構成された本メンテナンス支援システムの動作について、図5及び図6に示すフローチャートに沿って説明する。
最初に、上記パーツシェアリング会では、上述したように在庫すべきサービス部品の部品種別(部品モジュール)が予め決められており、メンテナンス事業者は、プラチナ会員及びゴールド会員に対して当該部品モジュールの納入期間を短納期(例えば24時間)とすることを保障している。そして、本メンテナンス支援システムは、この短納期を実現するための支援システムとして以下のように動作する。
すなわち、図5に示すように、各サービスセンタA〜Nでは、パーツシェアリング会の会員に対してメンテナンスサービスを行うと、そのメンテナンス内容や部品モジュールの在庫数等の各種データをSC端末Ca〜Cnを用いてメンテナンス支援サーバSにアップロードする。これに対して、メンテナンス支援サーバSは、このような各種データをSC端末Ca〜Cnから受信すると(ステップS1)、顧客データテーブル1aにおけるメンテナンス履歴(メンテナンス部品の使用数や調達期間等)を更新すると共に、在庫部品データテーブル1cにおける実在庫部品を更新する(ステップS2)。
より詳細には、メンテナンス支援サーバSの通信部3は、SC端末Ca〜Cnからメンテナンス支援サーバS宛てに送信された上記各種データを受信すると、当該各種データを情報処理部2に出力する。この結果、情報処理部2は、各種データを記憶部1に出力し、当該各種データの内容に応じて顧客データテーブル1aや在庫部品データテーブル1cを更新する。
例えば、上記各種データが顧客Aのメンテナンス内容であった場合、情報処理部2は、顧客データテーブル1aにおける顧客Aのメンテナンス履歴に上記メンテナンス内容を新たに書き加える。一方、各種データが例えば熱電対(部品モジュール)の在庫数であった場合には、情報処理部2は、在庫部品データテーブル1cにおける熱電対の実在庫数を上記在庫数に書き換える。
このような顧客データテーブル1aあるいは在庫部品データテーブル1cの更新処理は、各サービスセンタA〜Nで、パーツシェアリング会の会員に対してメンテナンスサービスを実行する度に行われるので、メンテナンス支援サーバSには、各会員に関する最新のメンテナンス履歴や部品モジュールに関する最新の実在庫数が蓄積されることになる。
一方、メンテナンス支援サーバSは、所定の在庫管理更新時期が来ると(ステップS3)、メンテナンス履歴に基づいて上記部品モジュールの短納期(例えば24時間以内)を実現するための在庫管理処理を実行する(ステップS4)。図6は、この在庫管理処理の処理内容を示している。なお、上記在庫管理更新時期については、情報処理部2の処理動作に必要なパラメータとして記憶部1の不揮発性記憶領域に予め記憶されている。以下の説明では、在庫管理更新時期を毎月1回設けた場合、つまり在庫管理更新期間が一ヶ月に設定された場合について説明する。情報処理部2は、内部に設けられた時計が在庫管理更新時期と一致した場合に図6に示す在庫管理処理を各月毎に1回だけ実行する。
上記在庫管理処理において、情報処理部2は、顧客データテーブル1aを検索することにより、プラチナ会員、ゴールド会員あるいは通常会員に登録された各顧客A,B,C,……の過去一定期間(例えば1年間)のメンテナンス履歴をそれぞれ取得し、該メンテナンス履歴に基づいて年間必要数(年間必要モジュール数)を各部品モジュール毎に算出する(ステップS4a)。すなわち、情報処理部2は、各メンテナンス履歴に示された各部品モジュールの使用数を部品モジュール毎に合算することにより、熱電対、ヒータ、セラミック、……等、各部品モジュール毎に年間必要モジュール数を算出する。
続いて、情報処理部2は、上記年間必要モジュール数で365日(1年)を除算することにより各部品モジュールの平均必要間隔を算出し(ステップS4b)、また過去1年間のメンテナンス履歴に基づいて部品モジュールの平均調達日数を部品モジュール毎に算出する(ステップS4c)。上記平均調達日数は、メンテナンス履歴に含まれる部品モジュール毎の使用部品の調達期間の平均値である。
続いて、情報処理部2は、上述したように算出した平均必要間隔及び平均調達日数に基づいて必要在庫数を算出する(ステップS4d)。より詳細には、必要在庫数は、平均調達日数に所定の安全係数を乗算し、この乗算値を平均必要間隔で除算することにより算出され、平均必要間隔において在庫する必要がある部品モジュールの個数を示している。上記安全係数は、上述した部品モジュールの短納期を実現できるように、例えばメンテナンス履歴に含まれる使用部品の調達に要した期間の分散値に基づいて設定されるものである。
そして、情報処理部2は、上述したように平均調達日数、平均必要間隔及び必要在庫数を部品モジュール毎に算出すると、在庫部品データテーブル1cの該当する各値を算出値に書き換える(ステップS4e)。このように定期的に更新される在庫部品データテーブル1cの必要在庫数に対して実在個数が下回ると、メンテナンス事業者は、必要在庫数に対する実在個数の不足数を部品メーカや加工メーカに発注する。
この不足数の発注は、例えば情報処理部2が在庫部品データテーブル1cの必要在庫数と実在個数とを比較することにより発注の必要を判断し、通信部3を介してインターネットN2に接続された部品メーカや加工メーカの受注端末に電子メール形式の納入依頼を自動送信することによって行われるが、この不足数の発注については、様々な形態が考えられる。例えば、SC端末Ca〜Cnによってメンテナンス支援サーバSにアクセスしたサービスセンタの担当者が、自らのサービスセンタが保管すべき部品モジュールをSC端末Ca〜Cnを介して部品メーカや加工メーカの受注端末に納入依頼を送信するようにしても良い。
本メンテナンス支援システムによれば、在庫部品データテーブル1cに予め登録された部品モジュール、つまりメンテナンスに関する緊急度及び重要度が高く、かつ、調達に時間の掛かるものについては、上述した必要在庫数が各サービスセンタA,B、C,……に保管される。これら部品モジュールは、パーツシェアリング会の会員によって共有されるものであり、メンテナンス業者は、会員である任意の顧客からメンテナンス依頼があると、各サービスセンタA,B、C,……に在庫として保管された部品モジュールを顧客に短納期で供給することにより製品のメンテナンスを短期間で行う。
なお、上述した安全係数については、必要に応じて会員ランク、部品種別、顧客(会員)の所在地、メンテナンス対象となる装置の稼働率等のいずれか1つあるいは複数の要因をも加味して適宜設定しても良い。このような会員ランク、部品種別、顧客(会員)の所在地、メンテナンス対象となる装置の稼働率等は、本実施形態におけるグループに該当する概念である。
このようなグループ毎に所定の安全係数を設定することにより、メンテナンス部品のグループに応じた管理が可能となる。上記顧客(会員)の所在地や装置の稼働率の情報については、顧客データテーブル1aに顧客情報の一環として登録しておくことにより、情報処理部2における必要在庫数の計算処理に反映させることができる。
一方、図5に示すように、メンテナンス支援サーバSは、SC端末Ca〜Cnや携帯端末M1〜Mmからメンテナンス支援情報の提供要求を受信すると(ステップS5)、メンテナンス支援情報の提供処理を実行する(ステップS6)。より詳細には、メンテナンス支援サーバSの通信部3は、SC端末Ca〜Cnや携帯端末M1〜Mmからメンテナンス支援サーバS宛てに送信されたメンテナンス支援情報の提供要求を受信すると、当該提供要求を情報処理部2に出力する。この結果、情報処理部2は、提供要求の内容に応じて、顧客データテーブル1a、製品データテーブル1bあるいは在庫部品データテーブル1cから各種データを検索・取得して通信部3に出力し、メンテナンス支援情報としてSC端末Ca〜Cnや携帯端末M1〜Mmに送信させる。
ここで、メンテナンス支援情報の提供要求は、例えばサービスセンタAに居る営業マンが顧客Aから受けたメンテナンスの見積り依頼に対して部品モジュールの在庫状況や在庫SC等を確認したい場合、あるいは例えば顧客Aを訪問している営業マンが顧客Aの顧客情報や製品情報あるいは顧客Aに関係する部品モジュールの在庫状況や在庫SC等を確認したい場合、等々様々な状況で行われる。
このように、本メンテナンス支援システムによれば、在庫部品データテーブル1cに予め登録された部品モジュール、つまりメンテナンスに関する緊急度及び重要度が高く、かつ、調達に時間の掛かるものについて、上述したように情報処理部2によって計算された必要在庫数が1ヶ月毎に自動的に見直されるので、パーツシェアリング会のプラチナ会員及びゴールド会員には、会則通り部品モジュールを短納期(例えば24時間以内)で納入することが可能であり、よってメンテナンス期間を従来よりも短縮することができる。
本発明の一実施形態に係わるメンテナンス支援システムの機能構成を示すシステム構成図である。 本発明の一実施形態に係わるメンテナンス支援システムにおける顧客データテーブル1aの登録内容を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係わる製品データテーブル1bの登録内容を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係わる在庫部品データテーブル1cの登録内容を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係わるメンテナンス支援システムの全体処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係わるメンテナンス支援システムにおける在庫管理処理を示すフローチャートである。
符号の説明
S…メンテナンス支援サーバ(メンテナンス支援装置)、N1…広域LAN、N2…インターネット、Ca〜Cn…SC端末、1…記憶部、1a…顧客データテーブル、1b…製品データテーブル、1c…在庫部品データテーブル、2…情報処理部、3…通信部、4…操作部、5…表示部

Claims (14)

  1. メンテナンス部品の実在庫数及び過去におけるメンテナンス部品の使用数を所定の記憶部に記憶し、
    メンテナンス部品に関する所定の納入期間の実現に必要となる前記メンテナンス部品の必要在庫数を、前記記憶部から読み出した前記メンテナンス部品の使用数に基づいて所定の情報処理部で予測計算した結果に基づいてメンテナンス部品の在庫を管理する
    ことを特徴とするメンテナンス方法。
  2. 部品共有会の会員として予め登録した特定顧客にメンテナンス部品の在庫管理を適用することを特徴とする請求項1記載のメンテナンス方法。
  3. メンテナンス部品を所定のグループに分けて管理することを特徴とする請求項1または2記載のメンテナンス方法。
  4. グループは、部品種別、顧客の所在地、メンテナンス対象となる装置の稼働率あるいは部品共有会の会員ランクのいずれか1つあるいは複数であることを特徴とする請求項3記載のメンテナンス方法。
  5. メンテナンスに必要となる部品のうち、過去のメンテナンス実績に基づいてメンテナンスに関する緊急度及び重要度が高く、かつ、調達に時間の掛かる部品をメンテナンス部品として記憶部に記憶することを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載のメンテナンス方法。
  6. 情報処理部が予測計算した必要在庫数を通信回線を介して外部に送信することを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載のメンテナンス方法。
  7. メンテナンス部品の実在庫数を、メンテナンス部品を在庫として保管するサービスセンタの端末から通信回線を介して受信することにより記憶部に記憶することを特徴とする請求項1〜6いずれかに記載のメンテナンス方法。
  8. メンテナンス部品の実在庫数及び過去におけるメンテナンス部品の使用数を記憶する記憶部と、
    メンテナンス部品の納入期間の実現に必要となる前記メンテナンス部品の必要在庫数を、前記メンテナンス部品の使用数に基づいて予測計算する情報処理部と
    を具備することを特徴とするメンテナンス支援装置。
  9. 記憶部は、部品共有会の会員として予め登録した特定顧客に関するメンテナンス部品を記憶することを特徴とする請求項8記載のメンテナンス支援装置。
  10. 情報処理部は、メンテナンス部品について予め規定されたグループ毎に必要在庫数を予測計算することを特徴とする請求項8または9記載のメンテナンス支援装置。
  11. グループは、部品種別、顧客の所在地、メンテナンス対象となる装置の稼働率あるいは部品共有会の会員ランクのいずれか1つあるいは複数であることを特徴とする請求項10記載のメンテナンス支援装置。
  12. 記憶部は、メンテナンスに必要となる部品のうち、過去のメンテナンス実績に基づいてメンテナンスに関する緊急度及び重要度が高く、かつ、調達に時間の掛かる部品をメンテナンス部品として記憶することを特徴とする請求項8〜11いずれかに記載のメンテナンス支援装置。
  13. 通信部をさらに備え、外部から必要在庫数の情報提供要求を受信すると、情報処理部が予測計算した必要在庫数を外部に送信することを特徴とする請求項8〜12いずれかに記載のメンテナンス支援装置。
  14. 通信部をさらに備え、メンテナンス部品を在庫として保管するサービスセンタの端末から送信されたメンテナンス部品の実在庫数を前記通信部で受信して記憶部に記憶することを特徴とする請求項8〜13いずれかに記載のメンテナンス支援装置。
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