JP2006164117A - 自動取引システム及び自動取引装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】個人認証の信頼性を向上させ、カードの盗難や遺失に対してカードの不正利用による取引を防止する。
【解決手段】 自動取引装置1の顧客操作表示部11で顧客に個人認証用の質問内容を入力させて、その質問内容を答えと共にホストコンピュータ2の顧客データベース22に登録しておき、顧客が前記自動取引装置1で取引を行うとき、取引中に前記質問内容と答えをホストコンピュータ2から自動取引装置1に送って、その質問内容を顧客操作表示部11に表示し、顧客が顧客操作表示部11で入力したに答えを、ホストコンピュータ2からの答えと照合して正しいか否かにより個人認証を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】 自動取引装置1の顧客操作表示部11で顧客に個人認証用の質問内容を入力させて、その質問内容を答えと共にホストコンピュータ2の顧客データベース22に登録しておき、顧客が前記自動取引装置1で取引を行うとき、取引中に前記質問内容と答えをホストコンピュータ2から自動取引装置1に送って、その質問内容を顧客操作表示部11に表示し、顧客が顧客操作表示部11で入力したに答えを、ホストコンピュータ2からの答えと照合して正しいか否かにより個人認証を行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、自動取引装置と上位装置からなるシステムで実施される個人認証の技術に関するものである。
従来の自動取引装置において、例えば支払い取引を行う場合、顧客がカード挿入後、暗証番号を入力、金額の入力を行うと、これらの暗所番号や金額がカードから読み取った顧客口座情報と共に自動取引装置からホストコンピュータ(上位装置)に送られ、ホストコンピュータで顧客口座情報に含まれる口座の特定と、暗証番号の照合による個人認証が行われて、この個人認証により暗証番号を入力した操作者が口座名義人(口座開設者)本人であることが確認されると、自動取引装置により取引が実行されるものとなっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001―202552(段落「0018」〜段落「0021」、図1、図3)
しかしながら、上述した従来の技術においては、キャッシュカードが盗難に遇ったり遺失したとき、そのキャッシュカードを手に入れた者が何らかの方法で暗証番号を知り得た場合、自動取引装置での取引で個人認証の際、本人として確認されてしまい、そのためカードの不正利用による取引が実行されてしまうため、個人認証の信頼性が低いという問題があった。
本発明は、このような問題を解決することを課題とするもので、個人認証の信頼性を向上させることが可能な自動取引システムを実現することを目的とするものである。
そのため、本発明は、顧客に取引に必要な情報等を表示すると共に情報の入力を行わせる顧客操作表示部を備えた自動取引装置と、顧客口座情報を格納したデータベースを有する上位装置からなる自動取引システムにおいて、前記顧客操作表示部で顧客に個人認証用の質問内容を入力させて、その質問内容を答えと共に前記データベースに登録しておき、顧客が前記自動取引装置で取引を行うとき、取引中に前記質問内容を前記上位装置から前記自動取引装置に送り、その質問内容を前記顧客操作表示部に表示して顧客に答えを入力させることで個人認証を行うことを特徴とする。
このようにした本発明は、暗証番号の他に顧客に個人認証用の質問内容を自動取引装置で入力させ上位装置に登録し、自動取引装置の取引中に個人認証用の質問内容を顧客操作表示部に表示して答えを入力させることで、個人認証を行うようにしているため、暗証番号だけの個人認証に比べて信頼性が向上し、カードの盗難や遺失に対してカードの不正利用による取引を防止できるるという効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明による自動取引システムの実施例を説明する。
図1は自動取引システムの実施例を示すブロック図である。
図において1は金融機関の営業店等に設置された自動取引装置(ATM)、2は金融機関のセンタに設置されたホストコンピュータで、この自動取引装置1とホストコンピュータ2は専用回線等により接続されている。
自動取引装置1は、CRTディスプレイまたは液晶ディスプレイ等による表示手段上に入力手段としてのタッチパネルを配置して成る顧客操作表示部11、顧客のカードに設けられた磁気ストライプやICに対して顧客情報の読取や残高データの更新を行う機能を有するカードリーダライタ(カードR/W)12、取引の際に顧客により入力される情報やホストコンピュータから送られてくる情報を一時的に記憶する一時記憶部13、顧客の通帳に取引データを記帳する図示しない通帳記帳機、取引に伴う紙幣の入出金処理を行う図示しない紙幣入出金機、取引に伴う硬貨の入出金処理を行う図示しない硬貨入出金機、及び図示しないプログラムメモリ等に格納されたプログラムに基づいて前記顧客操作表示部11、カードリーダライタ12、通帳記帳機、紙幣入出金機、硬貨入出金機等を制御すると共に上位装置であるホストコンピュータ2と通信を行って必要な情報の授受を行う機能を備えた制御部14を有している。
図において1は金融機関の営業店等に設置された自動取引装置(ATM)、2は金融機関のセンタに設置されたホストコンピュータで、この自動取引装置1とホストコンピュータ2は専用回線等により接続されている。
自動取引装置1は、CRTディスプレイまたは液晶ディスプレイ等による表示手段上に入力手段としてのタッチパネルを配置して成る顧客操作表示部11、顧客のカードに設けられた磁気ストライプやICに対して顧客情報の読取や残高データの更新を行う機能を有するカードリーダライタ(カードR/W)12、取引の際に顧客により入力される情報やホストコンピュータから送られてくる情報を一時的に記憶する一時記憶部13、顧客の通帳に取引データを記帳する図示しない通帳記帳機、取引に伴う紙幣の入出金処理を行う図示しない紙幣入出金機、取引に伴う硬貨の入出金処理を行う図示しない硬貨入出金機、及び図示しないプログラムメモリ等に格納されたプログラムに基づいて前記顧客操作表示部11、カードリーダライタ12、通帳記帳機、紙幣入出金機、硬貨入出金機等を制御すると共に上位装置であるホストコンピュータ2と通信を行って必要な情報の授受を行う機能を備えた制御部14を有している。
また、本実施例において前記プログラムメモリ等には、後述する個人認証の情報を設定する際に顧客操作表示部11に表示する画面情報や、その画面を用いて個人認証の情報を設定顧客に行わせるように制御部14が制御を行うためのプログラム、設定情報に基づく個人認証のために用いる画面情報やプログラム等も格納されている。
一方、ホストコンピュータ2は、金融機関に口座を開設した各顧客の氏名、生年月日、住所、自宅の電話場番号、勤務先の電話番号、口座番号、暗証番号、取引履歴の未記帳データ、及び残高等を顧客口座情報として格納すると共に、個人認証情報登録部21を設けた質問情報した顧客データベース22と、図示しないプログラムメモリ等に格納されたプログラムに基づいて顧客データベース22の格納情報を管理すると共に自動取引装置1と通信を行って必要な情報の授受を行う機能を備えた制御部23を有している。
一方、ホストコンピュータ2は、金融機関に口座を開設した各顧客の氏名、生年月日、住所、自宅の電話場番号、勤務先の電話番号、口座番号、暗証番号、取引履歴の未記帳データ、及び残高等を顧客口座情報として格納すると共に、個人認証情報登録部21を設けた質問情報した顧客データベース22と、図示しないプログラムメモリ等に格納されたプログラムに基づいて顧客データベース22の格納情報を管理すると共に自動取引装置1と通信を行って必要な情報の授受を行う機能を備えた制御部23を有している。
そして、本実施例では、前記顧客口座情報のうち、答えが数字で表される顧客の生年月日、住所の郵便番号、自宅の電話場番号、勤務先の電話番号等の項目を後述する個人認証用の質問内容を登録する際に使用するものとして、これらの項目に個人認証用の質問内容として使用可能であることを示すONのフラグを付与しておき、制御部23は顧客が個人認証用の質問内容を登録する際にこのフラグにより前記項目を選択する機能を持つものとしている。
上述した構成の作用について説明する。
まず、個人認証で暗証番号の他に使用する質問内容の登録について説明する。
図2及び図3は個人認証で暗証番号の他に使用する質問内容の登録手順を示す説明図、図5はその質問内容の登録手順を示すフローチャートである。
自動取引装置1の制御部14は、図2(a)に示したように顧客に支払い取引や入金取引あるいは残高取引等の所望の取り日を選択させるためのボタンに「データ登録」の項目をボタン31を加えた取引選択画面を顧客操作表示部11に表示させる。
まず、個人認証で暗証番号の他に使用する質問内容の登録について説明する。
図2及び図3は個人認証で暗証番号の他に使用する質問内容の登録手順を示す説明図、図5はその質問内容の登録手順を示すフローチャートである。
自動取引装置1の制御部14は、図2(a)に示したように顧客に支払い取引や入金取引あるいは残高取引等の所望の取り日を選択させるためのボタンに「データ登録」の項目をボタン31を加えた取引選択画面を顧客操作表示部11に表示させる。
この取引選択画面で顧客が取引を選択する際、「データ登録」ボタン31を押下した場合には個人認証で暗証番号の他に使用する個人情報を登録できる旨のメッセージを画面内に表示したり、音声として図示しないスピーカから流すようにしてもよい。
顧客が取引選択画面で取引を「データ登録」ボタン31を押下すると(S1)、制御部14は顧客のカードの挿入を促す旨の画面が顧客操作表示部11に表示し、その表示に従って顧客がカードをカードリーダライタ12に挿入すると、カードリーダライタ12によりカードから顧客の口座番号を含む顧客情報が読み取られて制御部14により一時記憶部13に記憶される(S2)。
顧客が取引選択画面で取引を「データ登録」ボタン31を押下すると(S1)、制御部14は顧客のカードの挿入を促す旨の画面が顧客操作表示部11に表示し、その表示に従って顧客がカードをカードリーダライタ12に挿入すると、カードリーダライタ12によりカードから顧客の口座番号を含む顧客情報が読み取られて制御部14により一時記憶部13に記憶される(S2)。
そして、制御部14は、ホストコンピュータ2と交信を行い、データ登録が選択された旨の情報と一時記憶部13に記憶した顧客情報をホストコンピュータ2に送信する。
ホストコンピュータ2の制御部23はこの情報を受信すると、顧客情報に含まれる口座番号を識別子として該当する顧客口座情報を顧客データベース22から検索し、該当する顧客口座情報が存在した場合、その顧客口座情報に含まれる暗証番号と自動取引装置1の制御部14から受信した暗証番号を照合して個人認証(本人確認)を行う(S3)。
ホストコンピュータ2の制御部23はこの情報を受信すると、顧客情報に含まれる口座番号を識別子として該当する顧客口座情報を顧客データベース22から検索し、該当する顧客口座情報が存在した場合、その顧客口座情報に含まれる暗証番号と自動取引装置1の制御部14から受信した暗証番号を照合して個人認証(本人確認)を行う(S3)。
これにより口座が特定され、個人認証により自動取引装置1の操作者が口座名義人本人であることが確認された場合、制御部23は前記顧客口座情報のうちのONのフラグが付与されている、顧客の生年月日、自宅住所の郵便番号、自宅の電話場番号、勤務先の電話番号等の項目を選択して自動取引装置(ATM)1に送信する(S4)。
これらの情報は自動取引装置1の制御部14により一時記憶部13に記憶される。
これらの情報は自動取引装置1の制御部14により一時記憶部13に記憶される。
続いて図2(b)に示したように、顧客の登録済みの個人情報(顧客口座情報)を個人認証用の質問内容として使用するか否かを問うメッセージと「はい」ボタン32、「いいえ」ボタン33を組み合わせた画面を自動取引装置1の顧客操作表示部11に表示し、これを見た顧客が登録済みの情報の使用を認めて「はい」ボタン32を押下すると(S5)、制御部14は一時記憶部13に記憶した項目毎に、個人認証に使用するか否かを問うメッセージと「はい」ボタン32、「いいえ」ボタン33を組み合わせた画面が自動取引装置1の顧客操作表示部11に順次表示させ、画面毎に回答を入力させる(S6)。
すなわち、図2(c)に示したように、自分の誕生日を個人認証用の質問内容として使用するか否かを問うメッセージと「はい」ボタン32、「いいえ」ボタン33を組み合わせた画面を表示し、これを見て顧客が「はい」ボタン32または「いいえ」ボタン33を押下すると、それを回答として一時記憶部13に記憶させ、次に自宅住所の郵便番号の下4桁を個人認証の質問内容として使用するか否かを問うメッセージと「はい」ボタン32、「いいえ」ボタン33を組み合わせた画面を表示する。
そして、顧客が「はい」ボタン32または「いいえ」ボタン33を押下すると、それを回答として一時記憶部13に記憶させ、同様に自宅電話番号の下4桁を個人認証の質問内容として使用するか否かを問うメッセージと「はい」ボタン32、「いいえ」ボタン33を組み合わせた画面、勤務先の電話番号の下4桁を個人認証の質問内容として使用するか否かを問うメッセージと「はい」ボタン32、「いいえ」ボタン33を組み合わせた画面を順に表示してそれぞれ「はい」ボタン32または「いいえ」ボタン33を押下させ、その回答を一時記憶部13に記憶させる。
このようにしてすべての項目について回答を得ると(S7)、制御部14は顧客操作表示部11に図2(d)に示した登録処理中である旨のメッセージ画面を表示し、ホストコンピュータ2と交信して、一時記憶部13に記憶した個人認証に使用する項目と顧客の回答を顧客の口座番号と共に送信する(S8)。
この場合、顧客が個人認証に使用すると回答した項目、つまり「はい」ボタン32が押下された項目のみを顧客の口座番号と共にホストコンピュータ2に送信するようにしてもよい。
この場合、顧客が個人認証に使用すると回答した項目、つまり「はい」ボタン32が押下された項目のみを顧客の口座番号と共にホストコンピュータ2に送信するようにしてもよい。
ホストコンピュータ2の制御部23は、自動取引装置1から口座番号と個人認証用の質問内容として使用する項目等を受信すると、その個人認証用の質問内容として使用する項目に対する答えを顧客データベース22の該当する顧客口座情報から抽出して、その抽出した答えを図2(e)に示したように前記口座番号と個人認証に使用する項目と対応付けて顧客データベース22に設けられている個人認証情報登録部21に登録し(S9)、登録が完了した旨の通知を自動取引装置1に送信する。
自動取引装置1の制御部13は、ホストコンピュータ1から登録完了の通知を受信すると、個人認証情報に使用する情報の登録が完了した旨のメッセージを顧客操作表示部11に表示し、処理を終了して、再び図2(a)の取引選択画面を表示させる。
一方、前記図2(b)の画面で顧客が「いいえ」ボタン33を押下した場合(S5)、制御部14は図3(a)に示したように、顧客に個人認証に用いる任意の質問内容の入力を促すメッセージ、入力用の仮名の「文字」ボタン34、入力文字の表示エリア35、及び「完了」ボタン36を組み合わせた画面を顧客操作表示部11に表示する。
一方、前記図2(b)の画面で顧客が「いいえ」ボタン33を押下した場合(S5)、制御部14は図3(a)に示したように、顧客に個人認証に用いる任意の質問内容の入力を促すメッセージ、入力用の仮名の「文字」ボタン34、入力文字の表示エリア35、及び「完了」ボタン36を組み合わせた画面を顧客操作表示部11に表示する。
但し、入力できる質問内容は答えが数字で表されるものとする。
この画面を見て顧客が「文字」ボタン34を押下して質問内容を1文字ずつ入力すると、その入力された文字が表示エリア35に順次表示される。
ここでは、質問内容として「子供の誕生日」が入力(作成)されたものとする(S10)。
質問内容の入力が終わり、顧客が「完了」ボタン36を押下すると、制御部14は入力された質問内容を一時記憶部13に記憶させ、続いて図3(b)に示したように、質問内容に対する答えの入力を促すメッセージ、テンキーと称する「数字」ボタン37、及び「完了」ボタン36を組み合わせた画面を顧客操作表示部11に表示する。
この画面を見て顧客が「文字」ボタン34を押下して質問内容を1文字ずつ入力すると、その入力された文字が表示エリア35に順次表示される。
ここでは、質問内容として「子供の誕生日」が入力(作成)されたものとする(S10)。
質問内容の入力が終わり、顧客が「完了」ボタン36を押下すると、制御部14は入力された質問内容を一時記憶部13に記憶させ、続いて図3(b)に示したように、質問内容に対する答えの入力を促すメッセージ、テンキーと称する「数字」ボタン37、及び「完了」ボタン36を組み合わせた画面を顧客操作表示部11に表示する。
この画面を見て、顧客が「数字」ボタン37を押して子供の誕生日に該当する数字を入力(答え入力)すると(S11)、入力された数字が画面中の所定の位置38に表示される。
表示された数字を顧客が確認して完了ボタン36を押下すると、制御部14は顧客操作表示部11に図3(c)に示した登録処理中である旨のメッセージ画面を表示し、ホストコンピュータ2と交信して、一時記憶部13に記憶した個人認証に使用する質問内容と答えを顧客の口座番号と共に送信する(S8)。
表示された数字を顧客が確認して完了ボタン36を押下すると、制御部14は顧客操作表示部11に図3(c)に示した登録処理中である旨のメッセージ画面を表示し、ホストコンピュータ2と交信して、一時記憶部13に記憶した個人認証に使用する質問内容と答えを顧客の口座番号と共に送信する(S8)。
尚、この質問内容とその答えは、1つに限らず、複数入力させることも可能である。その場合、1つの質問内容に対するの答が入力されたとき、他に質問内容と登録するか否かを問い合わせるメッセージと「はい」ボタン、「いいえ」ボタンを組み合わせた画面を表示し、「はい」ボタンが押下されたときは、再び図3(a)に示した画面を表示して、質問内容を入力させた後、図3(b)に示した画面を表示して答えを入力させ、更にその後他に質問内容と登録するか否かを問い合わせるメッセージと「はい」ボタン、「いいえ」ボタンを組み合わせた画面を表示するという制御を繰り返して行い、「いいえ」ボタンが押下されることで入力を終了するようにすればよい。
ホストコンピュータ2の制御部23は、自動取引装置1から口座番号と個人認証に使用する質問内容及びその答えを受信すると、これらを図3(d)に示したように顧客データベース22に設けられている個人認証情報登録部21に登録して(S9)、登録が完了した旨の通知を自動取引装置1に送信する。
そして、自動取引装置1の制御部13は、ホストコンピュータ1から登録完了の通知を受信すると、個人認証情報に使用する情報の登録が完了した旨のメッセージを顧客操作表示部11に表示し、処理を終了して、再び図2(a)の取引選択画面を表示させる。
そして、自動取引装置1の制御部13は、ホストコンピュータ1から登録完了の通知を受信すると、個人認証情報に使用する情報の登録が完了した旨のメッセージを顧客操作表示部11に表示し、処理を終了して、再び図2(a)の取引選択画面を表示させる。
次に、取引時の個人認証について説明する。
図4は個人認証を必要とする取引時の個人認証手順を示す説明図で、図6はその認証手順を示すフローチャートで、ここでは支払い取引を例にして説明する。
まず、自動取引装置1の顧客操作表示部11に表示されている図4(a)に示す取引選択画面を見て顧客が支払い取引を指定する「支払」ボタン39を押下して選択すると(S21)、制御部14は顧客のカードの挿入を促す旨の画面が顧客操作表示部11に表示し、その表示に従って顧客がカードをカードリーダライタ12に挿入すると、カードリーダライタ12によりカードから顧客の口座番号を含む顧客情報が読み取られ(S22)、制御部14により一時記憶部13に記憶される。
図4は個人認証を必要とする取引時の個人認証手順を示す説明図で、図6はその認証手順を示すフローチャートで、ここでは支払い取引を例にして説明する。
まず、自動取引装置1の顧客操作表示部11に表示されている図4(a)に示す取引選択画面を見て顧客が支払い取引を指定する「支払」ボタン39を押下して選択すると(S21)、制御部14は顧客のカードの挿入を促す旨の画面が顧客操作表示部11に表示し、その表示に従って顧客がカードをカードリーダライタ12に挿入すると、カードリーダライタ12によりカードから顧客の口座番号を含む顧客情報が読み取られ(S22)、制御部14により一時記憶部13に記憶される。
続いて制御部14は、図4(b)に示した暗証番号の入力を促すメッセージと「数字」ボタン37を組み合わせた画面を顧客操作表示部11に表示し、これを見た顧客が「数字」ボタン37を押して暗証番号を入力すると(S23)、制御部14はその暗証番号を一時記憶部13に記憶させ、そして図4(c)に示した支払い金額の入力を促すメッセージ、「数字」ボタン37、金額の単位を示す「万円」ボタン40、「千円」ボタン41を組み合わせた画面を顧客操作表示部11に表示する。
この画面を見て顧客が「数字」ボタン37、金額の単位を示す「万円」ボタン40、「千円」ボタン41を適宜に押して金額を入力すると(S24)、制御部は入力された支払い金額を一時記憶部13に記憶させ、更に前記画面の所定の位置に金額を表示させる。
金額の入力が終了すると、制御部14は入力金額と制御部14は、図4(d)に示す処理中である旨のメッセージ画面を顧客操作表示部11に表示すると共に、ホストコンピュータ2と交信を行い、一時記憶部13に記憶した顧客情報、暗証番号、及び支払い金額をホストコンピュータ2に送信する。
金額の入力が終了すると、制御部14は入力金額と制御部14は、図4(d)に示す処理中である旨のメッセージ画面を顧客操作表示部11に表示すると共に、ホストコンピュータ2と交信を行い、一時記憶部13に記憶した顧客情報、暗証番号、及び支払い金額をホストコンピュータ2に送信する。
ホストコンピュータ2の制御部23はこれらの情報を受信すると、顧客情報に含まれる口座番号を識別子として該当する顧客口座情報を顧客データベース22から検索し、該当する顧客口座情報が存在した場合、その顧客口座情報に含まれる暗証番号と自動取引装置1の制御部14から受信した暗証番号を照合して個人認証(本人確認)を行う(S25)。
これにより口座が特定され、個人認証により本人であることが確認された場合、制御部23は顧客口座情報に含まれる残高と支払い金額を照合して支払い可能であるかどうかを判断し、可能である場合、制御部23は顧客認証情報登録部21に登録されている項目や質問内容の1つを選択して、その選択した質問内容と答えを取引許可の通知と共に自動取引装置(ATM)1に送信する(S26)。
これにより口座が特定され、個人認証により本人であることが確認された場合、制御部23は顧客口座情報に含まれる残高と支払い金額を照合して支払い可能であるかどうかを判断し、可能である場合、制御部23は顧客認証情報登録部21に登録されている項目や質問内容の1つを選択して、その選択した質問内容と答えを取引許可の通知と共に自動取引装置(ATM)1に送信する(S26)。
尚、質問内容が複数登録されている場合、選択する順序を定めて、その定めた順に選択するようにしてもよいが、無作為(ランダム)に選択することも可能である。
ここでは質問内容として「子供の誕生日」を選択したものとする。
自動取引装置1の制御部14は、ホストコンピュータ2から受信した質問内容と答え及び取引許可の通知を一時記憶部13に記憶させ、そして図4(e)に示した「子供の誕生日」の入力を促すメッセージと、「数字」ボタン37を組み合わせた画面を顧客操作表示部11に表示する(S27)。
ここでは質問内容として「子供の誕生日」を選択したものとする。
自動取引装置1の制御部14は、ホストコンピュータ2から受信した質問内容と答え及び取引許可の通知を一時記憶部13に記憶させ、そして図4(e)に示した「子供の誕生日」の入力を促すメッセージと、「数字」ボタン37を組み合わせた画面を顧客操作表示部11に表示する(S27)。
この画面を見て、顧客が「数字」ボタン37を押して子供の誕生日に該当する数字を入力すると(S28)、制御部14は入力された数字と一時記憶部13に記憶してある答えと照合して個人認証を行う(S29)。つまり、入力された数字と一時記憶部13に記憶してある答え一致している場合は、答えが正しいので顧客は口座名義人であると判断して取引を成立させ、不一致の場合答えが正しくないので顧客は口座名義人ではないと判断しては取引を中止する。
取引成立の場合、紙幣入出金機や硬貨入出金機により支払いを実行し(S30)、図示しないプリンタによるレシートの印字、排出、カードの返却を行って処理を終了するが、取引不成立の場合は、直ちにカードの返却を行って処理を終了する。
以上説明した実施例によれば、暗証番号の他に顧客に個人認証用の質問内容を自動取引装置で入力させて上位装置に登録し、自動取引装置の取引中に個人認証用の質問内容を顧客操作表示部に表示して答えを入力させることで、個人認証を行うようにしているため、暗証番号だけの個人認証に比べて、個人認証の信頼性が向上し、カードの盗難や遺失に対してカードの不正利用による取引を防止できるという効果が得られる。
以上説明した実施例によれば、暗証番号の他に顧客に個人認証用の質問内容を自動取引装置で入力させて上位装置に登録し、自動取引装置の取引中に個人認証用の質問内容を顧客操作表示部に表示して答えを入力させることで、個人認証を行うようにしているため、暗証番号だけの個人認証に比べて、個人認証の信頼性が向上し、カードの盗難や遺失に対してカードの不正利用による取引を防止できるという効果が得られる。
そして、予め登録する質問内容は顧客が選択してあるいは任意に設定して登録できることから、顧客自身は忘れにくくかつ第3者には知られにくい情報つまり漏洩する可能性が低い情報を選ぶことができ、しかも指紋等の生体的特徴を利用する場合のように新たな機器の追加を行うことなく実施できるので、実用性が高いという利点もあり、個人認証用の技術として極めて有用であるという効果も得られる。
尚、本発明は上述した実施例に限られるものではなく、種々の変更等が可能である。
例えば、上述した実施例では、取引の際に、個人認証用の質問内容を1つ選択し、それを表示して答えを入力させるものとしたが、個人認証用の質問内容を入力する際に、認証に使用する質問内容の数を顧客に指定入力させ、個人認証の際の指定された数の質問内容を順次表示し、その答えを入力させて、すべての答えが正しい場合本人と認証するようにすることも可能である。
例えば、上述した実施例では、取引の際に、個人認証用の質問内容を1つ選択し、それを表示して答えを入力させるものとしたが、個人認証用の質問内容を入力する際に、認証に使用する質問内容の数を顧客に指定入力させ、個人認証の際の指定された数の質問内容を順次表示し、その答えを入力させて、すべての答えが正しい場合本人と認証するようにすることも可能である。
また、上述した実施例では、取引の際にホストコンピュータ2から質問内容と答えを自動取引装置1に送り、顧客により入力された答えが正しいか否かを自動取引装置1で判断するものとしたが、取引の際にホストコンピュータ2から質問内容のみ自動取引装置1に送り、顧客により入力された答えをホストコンピュータ2に送信して、ホストコンピュータ2の制御部23で答えが正しいか否かを判断させることも可能である。
更に、上述した実施例では、個人認証用の質問内容と答えをホストコンピュータ2の顧客データベース22に登録するものとしたが、CRM(Customer Relationship Management)を自動取引装置1の上位装置としてこのデータベースに個人認証用の質問内容と答えを登録してもよい。
この場合、取引の際にCRMから質問内容と答えを自動取引装置1に送り、顧客により入力された答えが正しいか否かを自動取引装置1で判断するようにしてもよく、またCRMから質問内容のみ自動取引装置1に送り、顧客により入力された答えをCRMに送信して、CRMの制御部で答えが正しいか否かを判断させることも可能である。
この場合、取引の際にCRMから質問内容と答えを自動取引装置1に送り、顧客により入力された答えが正しいか否かを自動取引装置1で判断するようにしてもよく、またCRMから質問内容のみ自動取引装置1に送り、顧客により入力された答えをCRMに送信して、CRMの制御部で答えが正しいか否かを判断させることも可能である。
1 自動取引装置
2 ホストコンピュータ
11 顧客操作表示部
12 カードリーダライタ
13 一時記憶部
21 個人認証情報登録部
22 顧客データベース
23 制御部
2 ホストコンピュータ
11 顧客操作表示部
12 カードリーダライタ
13 一時記憶部
21 個人認証情報登録部
22 顧客データベース
23 制御部
Claims (9)
- 顧客に取引に必要な情報等を表示すると共に情報の入力を行わせる顧客操作表示部を備えた自動取引装置と、顧客口座情報を格納した顧客データベースを有する上位装置からなる自動取引システムにおいて、
前記顧客操作表示部で顧客に個人認証用の質問内容を入力させて、その質問内容を答えと共に前記顧客データベースに登録しておき、
顧客が前記自動取引装置で取引を行うとき、取引中に前記質問内容を前記上位装置から前記自動取引装置に送り、
その質問内容を前記顧客操作表示部に表示して顧客に答えを入力させて、その答えが正しいか否かを自動取引装置で判断して個人認証を行うことを特徴とする自動取引システム。 - 請求項1に記載の自動取引システムにおいて、
前記顧客操作表示部で顧客に個人認証用の質問内容を入力させるとき、
顧客の個人情報のうち、本人認証に使用する候補となる項目を順次表示して、顧客が使用すべきことを指定した場合に情報を前記データベースに登録することを特徴とする自動取引システム。 - 請求項1に記載の自動取引システムにおいて、
暗証番号と前記質問内容の答えを併用して個人認証を行うことを特徴とする自動取引システム。 - 請求項1に記載の自動取引システムにおいて、
前記上位装置の顧客データベースに格納された顧客口座情報のうち、答えが数字で表される項目を前記自動取引装置の顧客操作表示部に表示して、質問内容として顧客に選択させ、選択された項目とその答えを前記顧客データベースに登録することを特徴とする自動取引システム。 - 請求項1に記載の自動取引システムにおいて、
前記自動取引装置の顧客操作表示部で顧客に任意の質問内容と数字で表される答えを入力させ、入力された質問内容と答えを前記顧客データベースに登録することを特徴とする自動取引システム。 - 請求項1に記載の自動取引システムにおいて、
前記上位装置から質問と答えを自動取引装置に送り、質問に対して顧客が入力した答えを自動取引装置で前記上位装置から受信した答えと照合して、正しいか否かを判断することにより個人認証を行うことを特徴とする自動取引システム。 - 請求項1に記載の自動取引システムにおいて、
前記上位装置から質問のみを自動取引装置に送り、質問に対して顧客が入力した答えを自動取引装置から前記上位装置に送信して、前記上位装置で前記自動取引装置から受信した答えと顧客データベースに登録されている答えと照合して、正しいか否かを判断することにより個人認証を行うことを特徴とする自動取引システム。 - 請求項1に記載の自動取引システムにおいて、
前記顧客操作表示部で顧客に個人認証用の質問内容を入力させるとき、質問内容の数を指定させ、指定された数の質問を取引の際に前記顧客操作表示部に順次表示して、答えを入力させることを特徴とする自動取引システム。 - 顧客に取引に必要な情報等を表示すると共に情報の入力を行わせる顧客操作表示部を備え、顧客口座情報を格納した顧客データベースを有する上位装置と接続した自動取引装置において、
前記顧客操作表示部で顧客に個人認証用の質問内容を入力させて、その質問内容を答えと共に前記顧客データベースに登録しておき、
顧客が取引を行うとき、取引中に前記質問内容と答えを前記上位装置から取得し、
その質問内容を前記顧客操作表示部に表示して顧客に答えを入力させて、その答えが正しいか否かを判断して個人認証を行うことを特徴とする自動取引装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004357814A JP2006164117A (ja) | 2004-12-10 | 2004-12-10 | 自動取引システム及び自動取引装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004357814A JP2006164117A (ja) | 2004-12-10 | 2004-12-10 | 自動取引システム及び自動取引装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006164117A true JP2006164117A (ja) | 2006-06-22 |
Family
ID=36666044
Family Applications (1)
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JP2004357814A Pending JP2006164117A (ja) | 2004-12-10 | 2004-12-10 | 自動取引システム及び自動取引装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006164117A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015031688A1 (en) * | 2013-08-30 | 2015-03-05 | Yodlee, Inc. | Financial account authentication |
-
2004
- 2004-12-10 JP JP2004357814A patent/JP2006164117A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2015031688A1 (en) * | 2013-08-30 | 2015-03-05 | Yodlee, Inc. | Financial account authentication |
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