JP2006163955A - 作業工法管理システム - Google Patents

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Hajime Kamei
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Abstract

【課題】 発変電所における過去の事例や各メーカーの機器、装置の留意点、各発変電所が持つ特有の留意点をデータベース化し作業前に確認することで、各個人の経験によって工事施工前の作業工法の検討に差を生じさせないで、熟練者・未経験者が同じレベルで作業工法を検討することができる。
【解決手段】 発変電所における作業時において過去に発生した停電事故や設備損傷事例等の留意点に関する情報をデータベース2に記憶させる記憶段階S1,S2と、発変電所における作業前に、これから実施しようとする工事施工が同じ装置や作業内容についてデータベース2から条件検索にて抽出を行う検索段階S6と、記憶段階に記憶された複数の停電事故や設備損傷事例に関する情報の中で、前記検索段階によって入力された作業で発生した事故の発生状況、発生原因及び講じた対策を出力する出力段階S5,S7,S8と、を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主に系統保護継電器、制御装置の取替工事、保守工事、作業又は監視制御装置の保守工事、作業についての作業工法を検討することができる作業工法管理システムに関するものである。
発変電所における系統保護継電器、制御装置の取替工事、保守工事、又は監視制御装置の保守工事について、その工事を計画し、物品を発注し、現地工事の施工を発注して完了させるまでの施工管理を、一人で行うことが多い。即ち、一人でその作業計画・工事設計検討をしている。そのため、初めて実施する工事などは、個人の経験不足から過去に発生した停電事故や設備の損傷などと同種及び類似作業の施工時にその教訓を活かせず,同じ停電事故や設備の損傷などが発生し、電力の供給責任を果たすことができないことがあった。電力会社では発変電所において各種メーカーの機器、装置が納入され、各メーカーとも多種多様な機能を有しているものが多く、その装置が発変電所に納入された後、20年以上という長期間にわたり使用している。よって各装置の特徴や留意点を把握し保守点検する必要がある。しかし、長期間にわたり使用するため、人員も変わりその装置の留意点を把握できない状態で保守点検し停電事故や設備損傷事故につながることがあった。また、発変電所においても規模や設備形態が異なり、その発変電所が持つ特有の留意事項を把握しなければ,停電事故や設備の損傷などを繰り返すおそれがある。
同様に、初めて実施する工事などは経験不足から過去と同種及び類似作業の施工時に労働災害が発生することがあった。
そこで、このような停電・設備損傷等の作業事故や労働災害が発生しないように作業の安全を管理する技術が提案されている。例えば、安全管理を支援するシステムとしては、特許文献1の特開2003−242202号公報に「建設現場の安全管理方法、プログラム及び装置」に示すように、事現場クライアント46からの入力情報により特定された作業内容に対し危険を回避する是正措置(安全対策)を含む危険予知情報を本社サーバ10で生成して建設現場クライアント46に出力する。建設現場での是正措置の実施の有無を判別し、実施を判別した是正措置につき証拠情報を建設現場クライアント46から入力して保存する。建設現場で実施されない是正措置を判別した場合、実施されない場合に予測される影響情報を、予想される事故、工期スケジュールの遅延、費用原価、及び保険査定を含む観点から生成して建設現場クライアント46に出力する方法が提案されている。
特開2003−242202号公報
しかし、発変電所においての労働災害発生時には、被災者の救出や警察・消防・会社・労働基準監督所への連絡や災害発生時の状況(時間・処置手順)の記録など現場代理人に多くの負担がかかる。特に、熟練者と未経験者とでは当然に各個人の経験によって工事施工前の作業工法の検討に大きな差が生じ、同じレベルで作業工法を検討することができないという問題を有していた。
また、特許文献1の安全管理方法は、大きな建設現場などの安全管理を支援するものであって、小さな作業現場などは工期や予算の関係から大きなシステムは設置できない問題を有していた。
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、今まで経験でしか身に付けることができなかった電力設備特有の技術的な知識を過去の停電事故,設備損傷事例や各メーカーの機器、装置の留意点,各発変電所が持つ特有の留意点をデータベース化し、また過去の労働災害事例もデータベース化し作業前に確認することで、各個人の経験によって工事施工前の作業工法の検討に差を生じさせないで、熟練者・未経験者が同じレベルで作業工法を検討することができる作業工法管理システムを提供することにある。
本発明によれば、発変電所における作業時において過去に発生した停電事故や設備損傷事例、各種メーカーの機器、装置の留意点、発変電所が持つ留意事項に関する情報をデータベース(2)に記憶させる記憶段階(S1,S2)と、発変電所における作業前に、これから実施しようとする工事施工が同じ装置や作業内容について前記データベース(2)から条件検索にて抽出を行う検索段階(S6)と、前記記憶段階に記憶された複数の停電事故や設備損傷事例に関する情報の中で、前記検索段階によって入力された作業で発生した事故の発生状況、発生原因及び講じた対策を出力する出力段階(S5,S7,S8)と、を備えた、ことを特徴とする作業工法管理システムが提供される。
前記記憶段階は、停電事故や設備損傷事例について、発変電所別・メーカー別・装置別・装置種別・作業種別・発生状況・発生原因・再発防止対策に関する情報(8,9,10,11)をデータベース(2)に記憶させる。前記記憶段階は、新たに発生した停電事故や設備損傷事例や各種メーカーの機器、装置の留意点,発変電所が持つ特有の留意点及びその再発防止対策に関する情報(8,9,10,11)をデータベース(2)に記憶させる。
また、主に労働災害を管理するときは、発変電所における作業時において過去に発生した労働災害に関する情報をデータベース(2)に記憶させる記憶段階(S21,S22)と、発変電所における作業前に、これから実施しようとする工事施工が同じ装置や作業内容をデータベース(2)から条件検索にて抽出を行う検索段階(S25)と、前記記憶段階に記憶された前記複数の労働災害事例に関する情報のうち前記検索段階によって入力された作業で発生した労働災害の発生状況、発生原因及び講じた対策を出力する出力段階(S26)と、を備えたものにする。
前記記憶段階は、労働災害について、その対応手順・緊急連絡先に関する情報をデータベース(2)に記憶させる。前記記憶段階は、新たに発生した労働災害及びその対応手順・緊急連絡先の情報をデータベース(2)に記憶させる。
前記出力段階は、現場で作業前にチェックできるようにレイアウトしたチェックシート(12)、又は発生状況・再発防止対策を記載した、携帯できる手持ち用メモ(13)としてプリントアウトしたものである。
前記出力段階の手持ち用メモ(13)は、新たに発生した停電事故や設備損傷事例をメモに追加・差し替えできる構造である。前記出力段階の手持ち用メモ(13)は、新たに発生した労働災害事例をメモに追加・差し替えできる構造である。
前記出力段階にパソコンを用いることができる。
前記出力段階において労働災害発生時の現場代理人の負担軽減のための現場記録シート(14)を自動作成する。
上記構成の管理方法では、予め記憶段階において、データベース(2)に、発変電所名・メーカー・装置・装置種別・作業種別・発生状況・発生原因・再発防止対策に関する情報(8,9,10,11)について、過去に発生した作業工法の間違いや認識・確認不足による停電事故や設備損傷事例や各メーカーの機器、装置の留意点、各発変電所が持つ特有の留意点をデータベース化する。検索段階において、このデータベース(2)から、発変電所の作業を実施する前に、作業件名や設備名称・メーカー名などを入力して、工事施工が同じ装置や作業内容をデータベース(2)から条件検索にて抽出を行う。その抽出した過去の事例を画面上で確認し事前に作業工法の間違いや認識・確認不足や各メーカーの機器、装置の留意点、各発変電所が持つ特有の留意点の無知による停電事故や設備損傷事例の再発防止対策を講じることができる。
本発明のシステムによれば、各個人の経験に応じて工事施工前の作業工法の検討に差が生じていたが、過去の停電事故や設備損傷事例や各メーカーの機器、装置の留意点、各発変電所が持つ特有の留意点をデータベース化し作業前に確認することで熟練者・未経験者が同じレベルで作業工法の検討ができる。
発変電所での労働災害においても、同様に過去に発生した労働災害に関する情報をデータベース(2)に記憶させることにより、労働災害発生時の対応手順や発生状況などを簡単に記録でき、災害発生時に必要な緊急連格先などを記載したシートを自動で作成することができる。
また、そのデータベース(2)は現場で作業前にチェックできるようにチェックシート(12)に自動的に加工を行う。そのチェックシート(12)をアウトプットし施工現場において作業実施前にもう一度再発防止対策を確認することができる。その全データベース(2)を発生状況・再発防止対策を記載した簡易な現場の手持ち用メモ(13)として携帯できるようにシステムで自動加工を行いプリントアウトできるので、現場の作業に際しても検索結果を有効に利用することができる。
また、新たに発生した停電事故や設備損傷事例を手持ち用メモ(13)に追加・差し替えできる構造とするので、常に最新の作業工法について検討することができる。
更に、防水加工を行うことで雨天時や長期間の工事にも使用でき、現地工事において予定外作業が生じてもその現場メモ(インデックスにて検索)を随時携帯・活用することですぐに工法のチェック認識と確認不足のミスが確認できる。
本発明の作業工法管理システムは、発変電所における作業時において発生した過去の事例をデータベース化し、作業前に確認することで、各個人の経験による工事施工前の作業工法の検討に差を生じさせず、熟練者に限らず未経験者でも同じレベルで作業工法を検討することができるように構成したものである。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施例1の停電事故や設備損傷事例に関する作業工法管理システムのフロー図を示すものである。図2は過去の停電事故や設備損傷事例の入力例を示すものである。
本発明の作業工法管理システムは、発変電所における作業時において過去に発生した停電事故や設備損傷事例や各種メーカーの機器、装置の留意点、発変電所が持つ留意事項に関する情報をデータベース2に記憶させ(記憶段階)、作業者が発変電所における作業前に、これから実施しようとする工事施工が同じ装置や作業内容をデータベース2から条件検索にて抽出を行い(検索段階)、記憶された複数の停電事故や設備損傷事例に関する情報の中で、検索するために入力された作業で発生した事故の発生状況、発生原因及び講じた対策を出力する(出力段階)、ことができるシステムである。
記憶段階では、発変電所における作業時において過去に発生した作業工法の間違いや認識・確認不足による停電事故や設備損傷事例や各種メーカーの機器、装置の留意点、発変電所が持つ留意事項に関する情報をデータベース2に記憶させるために入力処理する(S1,S2)。発変電所において、各種メーカーから納入された機器、装置は、長期間にわたり使用しているので、各装置の特徴や留意点を把握し保守点検する必要がある。しかし、長期間にわたり使用するため、人員も変わりその装置の留意点を把握できない状態で保守点検し、停電事故や設備損傷事故につながることがあるからである。図2に示すように、停電事故や設備損傷事例について、装置種別として「リレー」、作業種別(作業内容別)として「総合動作試験」、作業別として「取替点検」、発生状況、即ち発生内容として「総合動作試験時、間接・直接トリップ回路の逆接続による補助リレー焼損」、発生原因として「試験機接続端子番号を間違えた」、再発防止対策として「・直接と間接が記載された専用のプラグを使用する。」、「・結線要領書により結線チェックを行う。」などの情報をデータベース2に記憶させる。なお、記憶段階でデータベース2に記憶させる項目は、これらの以外の項目も勿論可能である。
更に、記憶段階では、新たに発生した停電事故や設備損傷事例及びその再発防止対策などの情報をデータベース2に記憶させるために入力処理する(S3,S4)。上述した項目以外の停電事故や設備損傷が発生したときは、その都度それらの事例に関する情報をデータベース2に記憶させることで、システムの完成度を高めることができるようになっている。このデータベース化したものは、現場作業に際して携帯できるようにプリントアウトする(S5)。
検索段階では、発変電所における作業前に、これから実施しようとする工事施工が同じ装置や作業内容をデータベース2から条件検索にて抽出を行い、その結果を表示させる(S6,S7)。この抽出結果を例えば記憶された複数の停電事故や設備損傷事例の中で、検索段階によって入力された作業で発生した事故の発生状況、発生原因及び講じた対策について、机上で確認できるようにプリントアウトする(S8)。これを未経験者は勿論のこと熟練者も内容を確認することにより(S9)、各個人の経験によって工事施工前の作業工法の検討に差が生じのないようにすることができる。即ち、過去の事例をこれから行う作業前に、熟練者・未経験者が同じレベルで作業工法を検討することができる。各装置、機器の特徴や留意点を把握し保守点検し、また発変電所が持つ特有の留意事項を把握することで、停電事故や設備の損傷などを防止することができるからである。
図3はチェックシートの一例を示すものである。
出力段階では、図示例のように、チェックシート12には、装置種別として「リレー」、作業種別(作業内容別)として「総合動作試験」、作業別として「取替点検」、発生状況(発生内容)として「総合動作試験時の補助リレー焼損」、再発防止対策として「・直接と間接は記載された専用のプラグを使用する。」、「・結線要領書により結線チェックを行う。」を表示し、各項目にチェックボックス欄を設ける。この検索結果に基づいて、過去の事例を画面上で確認し事前に作業工法の間違いや認識・確認不足の再発防止対策を講じることができる。
またそのデータベースは現場で作業前にチェックできるようにチェックシートに自動的に加工を行う(S10)。そのチェックシートをアウトプットし施工現場において作業実施前にもう一度再発防止対策を確認することができる(S11)。
なお、出力段階にパソコンを用いることも勿論可能である。
図4は手持ち用メモの一例を示すブロック図である。
出力段階は、現場で作業前にチェックできるようにレイアウトしたチェックシート12、又は発生状況・再発防止対策を記載した、携帯できる手持ち用メモ13としてプリントアウトしたものである。その全データベースを発生状況・再発防止対策を記載した簡易な現場の手持ち用メモ13として携帯できるようにシステムで自動加工を行いプリントアウトできる。この手持ち用メモ13は、防水加工を行うことで雨天時や長期間の工事にも使用できるようにする。これにより、現地工事において予定外作業が生じてもその現場メモ(インデックスにて検索)を随時携帯・活用することですぐに工法のチェック認識と確認不足のミスが確認できるようになっている。
新たに発生した停電事故や設備損傷事例を手持ち用メモ13に追加・差し替えできる構造とする。また防水加工を行うことで雨天時や長期間の工事にも使用でき、現地工事において予定外作業が生じてもその現場メモ(インデックスにて検索)を随時携帯・活用することですぐに工法のチェック認識と確認不足のミスが確認できる。
図5は本発明の作業工法管理システムを実施するためのシステムを示すブロック図である。
本発明の作業工法管理システムを実施するためのシステムとしては、図5に示すような構成がある。例えば、演算処理装置1、データベース2、入力装置3、出力装置4と、入力処理部5、検索処理部6、出力処理部7、発変電所における装置種別に関するデータ8、作業種別(作業内容別)に関するデータ9、発生状況・発生原因に関するデータ10、装置の損傷、事故に対する再発防止対策に関するデータ11とから構成されたものがある。
入力装置3は、装置種別に関するデータ8、作業種別(作業内容別)に関するデータ9、発生状況・発生原因に関するデータ10及び再発防止対策に関するデータ11等の条件を入力するものである。この入力装置3は、入出力モードの選択入力、検索の選択入力、処理の実行命令の入力、画像の入力等を行うキーボード、マウス、タブレット、スキャナ、記録媒体の読み込み手段などから成るものである。
出力装置4は、入力画面や処理画面、選択画面、入力更新データ、処理データなどの表示を行うディスプレイ、印刷出力を行うプリンタ等である。特に、本発明のシステムでは、発生状況・再発防止対策を記載した簡易な現場の手持ち用メモ13を自動加工を行いプリントアウトできるようになっている。
演算処理装置1は、入力装置3から入力された作業工法管理に関する条件等に基づき各種の演算処理を実行するものであり、入力処理を行う入力処理部5、作業工法における、装置種別に関する情報データ8、作業種別に関するデータ9、発生状況・発生原因に関するデータ10、再発防止対策に関するデータ11について検索をする検索処理部6、過去に発生した作業工法の間違いや認識・確認不足による停電事故や設備損傷事例等について、出力装置4に出力するための制御処理を行う出力処理部7などを備える。
データベース2には、作業工法管理において重要な装置損傷や事故の発生状況・発生原因に関するデータ10を格納する。また、このデータベース2には、発変電所における装置種別に関するデータ8と、その装置に関する作業種別データ9を格納する。更に、このデータベース2には、作業工法を管理する上で重要な装置の損傷、事故に対す再発防止対策に関するデータ11を格納する。これには、新たに発生した停電事故や設備損傷事例に関する情報を追加することで、常に最新の作業工法について検討することができるようにする。
図6は本発明の実施例2の労働災害を管理するときの作業工法管理システムのフロー図を示すものである。
実施例2は、主に労働災害を管理するときの作業工法管理システムである。この作業工法管理システムは、発変電所における作業時において過去に発生した労働災害発生時の対応手順・緊急連絡先に関する情報をデータベース2に記憶させる(記憶段階)ために入力処理する(S21,S22)。新たに発生した労働災害及びその対応手順・緊急連絡先のデータをデータベース2に記憶させる(S23,S24)。発変電所おける作業前に、これから実施しようとする工事施工が同じ装置や作業内容をデータベース2から条件検索にて抽出を行い(検索段階)、複数の労働災害事例のうち検索するために入力された作業で発生した労働災害の発生状況、発生原因及び講じた対策に関する、労働災害発生シートの自動作成するようになっている(S25、出力段階)。この抽出結果を例えば記憶された複数の労働災害事例の中で、検索段階によって入力された作業で発生した事故の発生状況、発生原因及び講じた対策について、机上で確認できるようにプリントアウトする(S26)
実施例2においても、手持ち用メモは、新たに発生した労働災害事例をメモに追加・差し替えできる構造である。出力段階の手持ち用メモは、新たに発生した労働災害の対応手順と緊急連絡先をメモに追加・差し替えできる構造である。また、出力段階にパソコンを用いることができる。
図7は現場記録シートの一例を示すものである。
この現場記録シート14は、現場での労働災害発生時に必要事項を確実に記入できる用紙である。この現場記録シート14は、作業現場おいて労働災害(人身災害)が発生した場合に、現場代理人はその現場において負傷者の救出は勿論のこと、その災害対応を時系列的に記録(メモ)する必要がある。それとともに、病院・警察・労働基準監督所などにも連絡する必要があり、1.負傷者の救出、2.災害対応の時系列での対応の記録(メモ)、3.関係各所への連絡(病院・警察など)と様様な対応が必要となる。本発明ではその対応の負担軽減のため,1.負傷者の救出マニュアル(2次災害の防止)、2.災害対応の時系列メモ欄、3.関係個所への連絡先を記載したものを一枚の用紙にまとめてプリントアウトするものを特徴とするものである。これは、各作業現場が異なる場合でもその作業現場の管轄の病院・警察・労働基準監督所をデータベースに登録することで発変電所の名称を入れるだけで自動作成するものである。
なお、本発明は上述した発明の実施の形態に限定されず、過去の事例をデータベース化し、作業前に確認することにより、熟練者・未経験者が同じレベルで工事施工前の作業工法の検討に差を生じさせない方法であれば、説明したような構成に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
なお、本発明の作業工法管理システムは、主に発変電所における系統保護継電器、制御装置の取替工事、保守工事、又は監視制御装置の保守工事についての作業工法の管理に利用することができるが、これ以外に建設工事、土木工事の作業工法の管理にも利用することができる。
本発明の実施例1の停電事故や設備損傷事例に関する作業工法管理システムのフロー図を示すものである。 過去の停電事故や設備損傷事例の入力例を示すものである。 チェックシートの一例を示すものである。 手持ち用メモの一例を示すブロック図である。 本発明の作業工法管理システムを実施するためのシステムを示すブロック図である。 本発明の実施例2の労働災害を管理するときの作業工法管理システムのフロー図を示すものである。 現場記録シートの一例を示すものである。
符号の説明
2 データベース
8 発変電所における装置種別に関するデータ
9 作業種別(作業内容別)に関するデータ
10 発生状況・発生原因に関するデータ
11 装置の損傷、事故に対する再発防止対策に関するデータ
12 チェックシート
13 手持ち用メモ
14 現場記録シート
S1,S2 記憶段階
S6 検索段階
S5S7,S8 出力段階
S21,S22 記憶段階
S25 検索段階
S26 出力段階

Claims (12)

  1. 発変電所における作業時において過去に発生した停電事故や設備損傷事例や各種メーカーの機器、装置の留意点、発変電所が持つ留意事項に関する情報をデータベース(2)に記憶させる記憶段階(S1,S2)と、
    発変電所における作業前に、これから実施しようとする工事施工が同じ装置や作業内容について前記データベース(2)から条件検索にて抽出を行う検索段階(S6)と、
    前記記憶段階に記憶された複数の停電事故や設備損傷事例に関する情報の中で、前記検索段階によって入力された作業で発生した事故の発生状況、発生原因及び講じた対策を出力する出力段階(S5,S7,S8)と、を備えた、ことを特徴とする作業工法管理システム。
  2. 発変電所における作業時において過去に発生した労働災害に関する情報をデータベース(2)に記憶させる記憶段階(S21,S22)と、
    発変電所における作業前に、これから実施しようとする工事施工が同じ装置や作業内容をデータベース(2)から条件検索にて抽出を行う検索段階(S25)と、
    前記記憶段階に記憶された前記複数の労働災害事例に関する情報のうち前記検索段階によって入力された作業で発生した労働災害の発生状況、発生原因及び講じた対策を出力する出力段階(S26)と、を備えた、ことを特徴とする作業工法管理システム。
  3. 前記記憶段階は、停電事故や設備損傷事例について、発変電所別・メーカー別・装置別・装置種別・作業種別・発生状況・発生原因・再発防止対策に関する情報(8,9,10,11)をデータベース(2)に記憶させる、ことを特徴とする請求項1の作業工法管理システム。
  4. 前記記憶段階は、新たに発生した停電事故や設備損傷事例や各種メーカーの機器、装置の留意点,発変電所が持つ特有の留意点及びその再発防止対策に関する情報(8,9,10,11)をデータベース(2)に記憶させる、ことを特徴とする請求項1の作業工法管理システム。
  5. 前記記憶段階は、労働災害について、その対応手順・緊急連絡先に関する情報をデータベースに記憶させる、ことを特徴とする請求項2の作業工法管理システム。
  6. 前記記憶段階は、新たに発生した労働災害及びその対応手順・緊急連絡先の情報をデータベースに記憶させる、ことを特徴とする請求項2の作業工法管理システム。
  7. 前記出力段階は、現場で作業前にチェックできるようにレイアウトしたチェックシート(12)である、ことを特徴とする請求項1又は2の作業工法管理システム。
  8. 前記出力段階は、発生状況・再発防止対策を記載した、携帯できる手持ち用メモ(13)としてプリントアウトしたものである、ことを特徴とする請求項1又は2の作業工法管理システム。
  9. 前記出力段階の手持ち用メモ(13)は、新たに発生した停電事故や設備損傷事例をメモに追加・差し替えできる構造である、ことを特徴とする請求項1又は8の作業工法管理システム。
  10. 前記出力段階の手持ち用メモ(13)は、新たに発生した労働災害事例をメモに追加・差し替えできる構造である、ことを特徴とする請求項2又は8の作業工法管理システム。
  11. 前記出力段階にパソコンを用いる、ことを特徴とする請求項1又は2の作業工法管理システム。
  12. 前記出力段階において、労働災害発生時の現場代理人の負担軽減のための現場記録シート(14)を自動作成する、ことを特徴とする請求項2の作業工法管理システム。
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