JP2006163760A - 描画システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 ホスト端末をリモート制御可能なシステムであって、同時に描画可能なシステムにおいて、効率良くかつ簡単に該ホスト端末に係る入力制御を実現することができる情報処理装置及びその方法、プログラムを提供する。
【解決手段】 入力部を有する外部端末とネットワークを介して接続され、該外部端末の入力部からの入力を受付可能とし、かつ自身に入力部を有する情報処理装置において、排他管理部23は、外部端末の入力部からの入力と、当該情報処理装置の入力部からの入力を監視する。そして、その監視の結果、ある入力部による入力が発生した場合、その入力が終了するまで、該入力に対する他の入力部からの入力による操作を禁止する排他制御を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】 入力部を有する外部端末とネットワークを介して接続され、該外部端末の入力部からの入力を受付可能とし、かつ自身に入力部を有する情報処理装置において、排他管理部23は、外部端末の入力部からの入力と、当該情報処理装置の入力部からの入力を監視する。そして、その監視の結果、ある入力部による入力が発生した場合、その入力が終了するまで、該入力に対する他の入力部からの入力による操作を禁止する排他制御を行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、入力部を有する外部端末とネットワークを介して接続され、該外部端末の入力部からの入力を受付可能とし、かつ自身に入力部を有し、該複数の入力により共通の画像を取り扱う共有画面システムに係り、例えば、会議などにおける資料の検討あるいはアイデア出しなどのグループによる協同作業に用いて好適な描画システムに関する。
近年、コンピュータシステムを利用した電子会議システムが普及してきている。特に、大画面表示装置を利用した電子会議システムなどでは、処理内容(メニュー)や処理内容に対応した指示を行う座標入力装置として、マウス、デジタイザ等が使用されている。電子会議システムの中にはホワイトボードアプリケーションが用意されているものがあり、デジタイザのペンを使用してあたかも実物のホワイトボードのような使い方が出来るようになっている。通常、情報処理装置で扱う座標入力装置は一つであることが前提となっているため一度に使用できるペンは1本である。
本発明者は、このようなシステムにおける複数のペンによる操作性を上げるためにID付きのペンを排他制御する方法を提案している(例えば、特許文献1参照)。さらにネットワークにより接続されたクライアントからの座標入力を排他制御する方法を提案している(例えば、特許文献2参照)。上記例ではオペレータをすべて平等に扱い、操作終了から所定時間が経過するまでは操作権を得た人のみが操作できるようになっていた。
このように従来の電子会議システムでは、システムの中核をなすコンピュータシステムが、座標入力のためのマウスカーソルを一つしか持たないため、複数の座標入力装置を接続しても一度に一つの座標入力装置のみで操作できるようになっており、ホワイトボードアプリケーションのような同時に描画できるシステムは独自の方法で複数の座標入力を実現している。
また、リアプロジェクションディスプレイに代表される大画面表示装置では、画面の前に二人が立ち、それぞれがデジタイザのペンで操作するような使い方も出来るようになっている。このようなシステムではホワイトボードのような描画を行うアプリケーションに限り、複数のペンによる同時描画を可能としているものもある。さらにネットワークを介して接続された外部端末からの入力も受け付けるシステムもある。
ネットワークを介して接続された外部端末からの入力を受け付け、大画面表示装置を共有画面とするシステムの中にはネットワークを介して接続された外部端末の画面に共有画面を配信するシステムもある。
複数の端末装置の画面に共有画面を配信し、各端末装置で入力した描画情報を共有の大画面で重ねて表示し、その画面を各端末に配信する方法が知られている(例えば、特許文献3参照)。この例では描画の優先順位付けを行う方法が提示しているが、優先順位付け自体の方法については記述が無く、単に描画の順番で優先順位付けを行うと制御権の受け渡し時において、例えば文字を書く場合などで一画毎に優先権が入れ替わるといった具合に操作性が悪くなる場合がある。また、描画された「上書き」の消去方法、消去の優先順位等については記述も無く、他の人が描画した「上書き」を描画直後に消去してしまう可能性がある。
また、この例では優先順位付けを行わない方法も提示されているが、この場合も描画された「上書き」の消去方法、消去の優先順位等については記述も無い。
特開2002−91898号公報
特開2004−5430号公報
特開平07−49936号公報
以上に述べた従来の描画システムでは同時に描画する際の優先付けが不十分であり、例えば、第一の操作者が文字を書いている場合に一画書く度に第二の操作者に直前の一画を消去されてしまうといった不具合があった。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、同時描画が可能なシステムにおいて描画中の排他制御、優先権による操作、描画オブジェクトの設定変更などを実現することができる描画システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明による情報処理装置は以下の構成を備える。
即ち、入力部を有する外部端末とネットワークを介して接続され、該外部端末の入力部からの入力を受付可能とし、かつ自身に入力部を有する情報処理装置であって、前記外部端末の入力部からの入力と、当該情報処理装置の入力部からの入力を監視する監視手段と、前記監視手段による監視の結果、ある入力部による入力が発生した場合、その入力が終了するまで、他の入力部からの入力の一部を禁止する排他制御を行う排他管理手段とを備える。
また、好ましくは、前記監視手段は、当該情報処理装置の入力部からの入力を該入力部を制御するドライバを介して監視し、前記外部端末の入力部からの入力を前記ドライバを介さずに監視する。
また、好ましくは、前記ドライバは、マウスドライバ及びデジタイザドライバの少なくとも一方を含む。
また、好ましくは、前記ネットワークは、有線/無線ネットワークのどちらかである。
また、好ましくは、前記排他管理手段は、前記監視手段による監視の結果、当該情報処理装置の1つの入力部による入力が発生した場合、その入力が終了するまでの間は、該入力部以外の当該情報処理装置の入力部からの入力は許可し、前記外部端末の入力部からの入力の一部を禁止する。
また、好ましくは、前記排他管理手段は、前記監視手段による監視の結果、前記外部端末の1つの入力部による入力が発生した場合、その入力が終了するまでの間は、該入力部以外の該端末の入力部からの入力は許可し、当該情報処理装置からの入力部からの入力の一部を禁止する。
また、好ましくは、前記外部端末及び当該情報処理装置の入力部はそれぞれ、デジタイザのペンであり、前記排他管理手段は、前記監視手段による監視の結果、前記外部端末及び当該情報処理装置の一方のペンのデジタイザ入力が発生した場合、そのデジタイザ入力が終了するまで、もう一方のペンからの入力の一部を禁止する排他制御を行う。
上記の目的を達成するための本発明による情報処理装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、入力部を有する外部端末とネットワークを介して接続され、該外部端末の入力部からの入力を受付可能とし、かつ自身に入力部を有する情報処理装置の制御方法であって、前記外部端末の入力部からの入力と、当該情報処理装置の入力部からの入力を監視する監視工程と、前記監視工程による監視の結果、ある入力部による入力が発生した場合、その入力が終了するまで、他の入力部からの入力の一部を禁止する排他制御を行う排他管理工程とを備える。
上記の目的を達成するための本発明によるプログラムは以下の構成を備える。即ち、入力部を有する外部端末とネットワークを介して接続され、該外部端末の入力部からの入力を受付可能とし、かつ自身に入力部を有する情報処理をコンピュータに機能させるためのプログラムであって、前記外部端末の入力部からの入力と、当該情報処理装置の入力部からの入力を監視する監視工程のプログラムコードと、前記監視工程による監視の結果、ある入力部による入力が発生した場合、その入力が終了するまで、他の入力部からの入力の一部を禁止する排他制御を行う排他管理程のプログラムコードとを備える。
上記の目的を達成するための本発明による情報処理装置は以下の構成を備える。即ち、ホスト端末とネットワークを介して接続され、表示画面上にデジタイザ機能を有する情報処理装置であって、前記表示画面上のデジタイザ領域を複数の領域に分割し、各分割領域を異なる入力形態の入力領域として機能させる制御手段と、前記入力領域で入力された入力情報を前記ホスト端末に対する入力情報として、前記ホスト端末へ送信する送信手段とを備える。
また、好ましくは、前記入力領域は、タッチパッド部、デジタイザ部いずれかの入力領域である。
また、好ましくは、前記入力領域がタッチパッド部またはデジタイザ部である場合、前記入力領域入力された座標情報を、前記ホスト端末の座標情報に変換する変換手段とを更に備える。
また、好ましくは、前記ホスト端末は、前記ネットワークを介して複数の情報処理装置と接続し、前記複数の情報処理装置それぞれからの入力情報と、前記ホスト端末の入力部からの入力情報を監視する監視手段と、前記監視手段による監視の結果、ある情報処理装置による入力情報を入力した場合、その入力が終了するまで、他の情報処理装置からの入力情報の入力の一部を禁止する排他制御を行う排他管理手段とを備える。
上記の目的を達成するための本発明による情報処理装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、ホスト端末とネットワークを介して接続され、表示画面上にデジタイザ機能を有する情報処理装置の制御方法であって、前記表示画面上のデジタイザ領域を複数の領域に分割し、各分割領域を異なる入力形態の入力領域として機能させる制御工程と、前記入力領域で入力された入力情報を前記ホスト端末に対する入力情報として、前記ホスト端末へ送信する送信工程とを備える。
上記の目的を達成するための本発明によるプログラムは以下の構成を備える。即ち、ホスト端末とネットワークを介して接続され、表示画面上にデジタイザ機能を有する情報処理装置の制御を実現するプログラムであって、前記表示画面上のデジタイザ領域を複数の領域に分割し、各分割領域を異なる入力形態の入力領域として機能させる制御工程のプログラムコードと、前記入力領域で入力された入力情報を前記ホスト端末に対する入力情報として、前記ホスト端末へ送信する送信工程のプログラムコードとを備える。
本発明の同時描画が可能な描画システムは、同時に描画する際の優先付けが可能となり、例えば、第一の操作者が文字を書いている場合に一画書く度に第二の操作者に直前の一画を消去されることを防ぐことが出来る。
また、同時描画時において、例えば、第一の操作者が描画終了時に特権操作者による該第一操作者の描画した軌跡を消去することが出来る。
さらに同時描画時において、第一の操作者が描画終了時に特権操作者による該第一操作者の描画した軌跡の設定情報を変更することが出来る。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の各形態を詳細に説明する。
図1は本発明の各実施形態で実現される情報処理システムの機能構成図である。
尚、図1の機能構成で実現される各種機能は、ホストPC1内部のROMや外部記憶装置に記憶されるプログラムがCPUによって実行されることによって実現されても良いし、専用のハードウェアで実現されても良い。
ホストPC1は、以下に説明する各実施形態の排他制御の機能を実現する装置である。11は、ホストPC1上で動作し、マウス16及びデジタイザ20による操作を受付可能なアプリケーション群であり、また、リモートPC3〜6からの遠隔操作も受け付ける。
130は、マウスドライバ部品13〜15からなるマウスドライバ本体であり、マウス16の操作によって発生するマウスイベントをホストPC1のOS(不図示)に出力する。13はマウスドライバのアプリケーションインタフェース(API)である。14は本発明の実施形態の一つであるマウスの排他制御を行うマウス排他制御部である。15はマウスドライバのハードウェア制御部(H/W CONTROL)であり、マウス16からのマウス入力を受信する。
尚、マウス入力とは、マウスカーソルの移動及びマウスの操作ボタンの押下を含むものとする。
170は、デジタイザドライバ部品17〜19からなるデジタイザドライバ本体であり、デジタイザ20の操作によって発生するデジタイザイベントをホストPC1のOSに出力する。17はデジタイザドライバのアプリケーションインタフェース(API)である。18は本発明の実施形態の一つであるデジタイザの排他制御を行うデジタイザ排他制御部である。19はデジタイザドライバのハードウェア制御部(H/W CONTROL)であり、デジタイザ20からのデジタイザ入力を受信する。
尚、以下の各実施形態で説明するマウス入力やデジタイザ入力の終了の判断は、例えば、マウス入力やデジタイザ入力が発生後、所定時間が経過した場合をマウス入力やデジタイザ入力の終了と判断する。また、以下の各実施形態で説明するマウス入力やデジタイザ入力の排他制御は、あるマウス入力やデジタイザ入力が発生後、所定時間が経過するまでは、他のマウス入力やデジタイザ入力を禁止する。
210は、リモートPC3〜6からのマウス及びデジタイザ入力を処理する入力処理部である。入力処理部210において、21はTCP/IPパケットを分析し、IPアドレスからどのリモートPCからのパケットであるかを分析し、ポート番号からマウス入力か、デジタイザ入力かを判定する入力デバイスプロキシである。
また、入力デバイスプロキシ21による判定の結果、リモートPCからのマウス入力が判定された場合、入力デバイスプロキシ21は、そのマウス入力に対応するマウスイベントとして、ホストPC1のマウス16によるマウスイベントと同等のマウスイベントをホストPC1のOSに対して出力する。
一方、入力デバイスプロキシ21による判定の結果、リモートPCからのデジタイザ入力が判定された場合、入力デバイスプロキシ21は、そのデジタイザ入力に対応するデジタイザイベントとして、ホストPC1のデジタイザ20によるデジタイザイベントと同等のデジタイザイベントをホストPC1のOSに対して出力する。
尚、入力デバイスプロキシ21におけるリモートPC間の排他制御については、従来の手法が用いられる。
22はホストPC1が、リモートPCとTCP/IPにより通信を行うためのTCP/IPドライバである。
23はホストPC1のマウス16及びデジタイザ20と、リモートPCからのマウス及びデジタイザ入力との排他制御の調停を行う排他管理部(EXCLUSION MANAGER)である。排他管理部23は、入力デバイスプロキシ21、マウス排他制御部14及びデジタイザ排他制御部18との間でプロセス間のメッセージ交換手段により通信を行う。
リモートPC3〜6は、遠隔操作によりホストPC1上で動作するアプリケーション11を操作する。遠隔操作によるマウス及びデジタイザ入力は、TCP/IPパケットに変換し、ネットワークポートから送信する。
アプリケーション11のうち、同時描画機能を持つ描画アプリケーションが動作中は、上記の排他制御は行わず、入力デバイスプロキシ部21はリモートPC3〜6から受け取った遠隔操作によるマウス及びデジタイザ入力をそのまま描画アプリケーション11に渡す。
描画アプリケーション11が動作中は、図示しない方法により、マウスのAPI13及びデジタイザのAPI17へのイベントを入力デバイスプロキシ部21に迂回させることで、入力デバイスプロキシがすべてのデバイスからの座標入力を描画アプリケーション11へ渡すことが出来る。
ネットワーク2は、ホストPC1とリモートPC3〜6との間で、TCP/IPにより通信を行うためのネットワークである。ネットワーク2は、有線LAN、IEEE1394、USB等の有線接続であっても、無線LAN、BLUETOOTH、移動通信網等の無線接続であっても構わない。
また、ホストPC1とリモートPC3〜6との通信に、TCP/IPプロトコルを使用しているが、他のプロトコルであっても構わない。
尚、図1では、排他管理部23は独立したプロセスとして構成されるが、入力デバイスプロキシ21、マウス排他制御部14、デジタイザ排他制御部18内のモジュールとして構成されていても良い。
また、ホストPC1やリモートPC3〜6は、(座標情報)入力装置としてマウス及びデジタイザを採用しているが、タブレット、タッチパッド、ペン等の入力装置、これに加えて、座標情報を発生可能な入力装置(例えば、PDA等の携帯端末、携帯電話)であれば、どのようなものでも構わない。
(第1の実施形態)
描画アプリケーション11は特許文献1に記載の時間仮による排他制御を行っており、第一の操作者の描画中は第二の操作者の描画または消去を受け付けず、第一の操作者の描画終了後、所定時間を経過した後に第二の操作者の描画または消去を受け付ける。特権操作者は第一の操作者の描画の直後から描画または消去を行うことが出来る。
描画アプリケーション11は特許文献1に記載の時間仮による排他制御を行っており、第一の操作者の描画中は第二の操作者の描画または消去を受け付けず、第一の操作者の描画終了後、所定時間を経過した後に第二の操作者の描画または消去を受け付ける。特権操作者は第一の操作者の描画の直後から描画または消去を行うことが出来る。
図2は第1の実施形態に係る第一の操作者と第二の操作者の排他による描画の禁止を示している。ホストPC1に接続されているマウス16からの入力により、1−Aの描画を行う。この時、デジタイザ20により1−Bの描画を行おうとするが、1−Aの描画中であるため1−Bの描画を行うことが出来ない。
図3は第1の実施形態に係る第一の操作者と第二の操作者の排他による時間経過後の描画の許可を示している。ホストPC1に接続されているマウス16からの入力により、2−Aの描画を行う。2−Aの描画から所定時間を経過した後に、デジタイザ20により2−Bの描画を行う。2−Aの描画終了から所定時間が経過しているので2−Bの描画を行うことが出来る。
図4は第1の実施形態に係る第一の操作者と第二の操作者の排他による消去の禁止を示している。ホストPC1に接続されているマウス16からの入力により、3−Aの描画を行う。この時、デジタイザ20によりイレイサ3−Cによる3−Aの描画中の軌跡の消去を行おうとするが、3−Aの描画中であるため3−Cによる3−Aの描画中の軌跡の消去を行うことが出来ない。
図5は第1の実施形態に係る第一の操作者と第二の操作者の排他による時間経過後の消去の許可を示している。ホストPC1に接続されているマウス16からの入力により、4−Aの描画を行う。4−Aの描画から所定時間を経過した後に、デジタイザ20によりイレイサ4−Cで4−Aの奇跡の消去を行う。4−Aの描画終了から所定時間が経過しているので4−Cは4−Aの奇跡の消去を行うことが出来る。
図6は第1の実施形態に係る第一の操作者と第二の操作者の排他による移動の禁止を示している。ホストPC1に接続されているマウス16からの入力により、5−Aの描画を行う。この時、デジタイザ20によりポインタ5−Cによる5−Aの描画中の軌跡の移動を行おうとするが、5−Aの描画中であるため5−Cによる5−Aの描画中の軌跡の移動を行うことが出来ない。
図7は第1の実施形態に係る第一の操作者と第二の操作者の排他による時間経過後の移動の許可を示している。ホストPC1に接続されているマウス16からの入力により、6−Aの描画を行う。6−Aの描画から所定時間を経過した後に、デジタイザ20によりポインタ6−Cで6−Aの奇跡の移動を行う。6−Aの描画終了から所定時間が経過しているので6−Cは6−Aの奇跡の移動を行うことが出来る。
図8は第1の実施形態に係る第一の操作者の描画による排他中での特権操作者の描画の許可を示している。ホストPC1に接続されているマウス16からの入力により、7−Aの描画を行う。この時、特権操作者がデジタイザ20により7−Sの描画を行うと、7−Sが特権操作者であるため7−Aの描画の直後から7−Sの描画を行うことが出来る。
図9は第1の実施形態に係る第一の操作者の描画による排他中での特権操作者の消去の許可を示している。ホストPC1に接続されているマウス16からの入力により、8−Aの描画を行う。この時、デジタイザ20によりイレイサ8−Sでの消去を行うと、8−Sが特権操作者であるため8−Aの描画の直後からイレイサ8−Sは8−Aの軌跡の消去を行うことが出来る。座標入力デバイスとしてマウス16とデジタイザ20を使用しているが、リモートPCからの入力であっても構わないし、デジタイザの複数のペンであってもちろん構わない。座標入力デバイスは何であっても構わないのは言うまでもない。
(第1の実施形態の効果)
以上説明したように、第1の実施形態によれば、第一の操作者がホストPC1に接続されているマウス16により描画を行っているときには、第二の操作者による他の座標入力、例えば、デジタイザからの座標入力により描画または消去を禁止する。また、第二の操作者が描画中は第一の操作者の描画または消去を禁止する。つまり、操作者による描画が発生した場合には、他の操作者の描画または消去を拒否する排他制御を行うことで、他の操作者の入力を無効にすることができる。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、第一の操作者がホストPC1に接続されているマウス16により描画を行っているときには、第二の操作者による他の座標入力、例えば、デジタイザからの座標入力により描画または消去を禁止する。また、第二の操作者が描画中は第一の操作者の描画または消去を禁止する。つまり、操作者による描画が発生した場合には、他の操作者の描画または消去を拒否する排他制御を行うことで、他の操作者の入力を無効にすることができる。
ただし、特権操作者による描画または消去に関しては時間による排他制御を行わないため、例えば、教室で生徒が描画直後に先生がその描画を消去することができる。
また、この排他制御は、特別なモード設定操作を必要とすることなく、使用中の座標入力デバイスからの座標入力を自動的に優先させることができる。
(第2の実施形態)
描画アプリケーション11は第一の操作者の描画中であっても第二の操作者の描画を受け付ける。第一の操作者と第二の操作者がともに描画中であるとき、第三の操作者の消去は受け付けず、第一の操作者の描画終了後、所定時間を経過した後に第三の操作者の消去を受け付ける。特権操作者は第一の操作者の描画の直後から消去を行うことが出来る。
描画アプリケーション11は第一の操作者の描画中であっても第二の操作者の描画を受け付ける。第一の操作者と第二の操作者がともに描画中であるとき、第三の操作者の消去は受け付けず、第一の操作者の描画終了後、所定時間を経過した後に第三の操作者の消去を受け付ける。特権操作者は第一の操作者の描画の直後から消去を行うことが出来る。
図10は第2の実施形態に係る第一の操作者と第二の操作者が描画中の排他による第三の操作者による消去の禁止を示している。ホストPC1に接続されているマウス16からの入力により、9−Aの描画を行ない、同時にデジタイザ20により9−Bの描画を行っている場合に、リモートPC3からの入力でイレイサ9ーCによる9−Aの描画中の軌跡の消去を行おうとするが、9−Aの描画中であるためイレイサ9−Cによる9−Aの描画中の軌跡の消去を行うことが出来ない。
図11は第2の実施形態に係る第一の操作者と第二の操作者の描画中の排他による時間経過後の消去の許可を示している。ホストPC1に接続されているマウス16からの入力により、10−Aの描画を行ない、同時にデジタイザ20により10−Bの描画を行っている場合に、10−Aの描画から所定時間を経過した後に、リモートPC3からの入力でイレイサ10ーCによる10−Aの軌跡の消去を行う。10−Aの描画終了から所定時間が経過しているのでイレイサ10ーCによる10−Aの軌跡の消去を行うことが出来る。
図12は第2の実施形態に係る第一の操作者と第二の操作者の描画中の排他中での特権操作者の消去の許可を示している。ホストPC1に接続されているマウス16からの入力により、11−Aの描画を行ない、同時にデジタイザ20により11−Bの描画を行っている場合に、11−Aの描画の直後にリモートPC3からの入力でイレイサ11ーCによる消去を行う。リモートPC3からの入力でイレイサ11−Sでの消去を行うと、イレイサ11−Sが特権操作者であるため9−Aの描画の直後からイレイサ11−Sは9−Aの軌跡の消去を行うことが出来る。
座標入力デバイスとしてマウス16とデジタイザ20を使用しているが、リモートPCからの入力であっても構わないし、デジタイザの複数のペンであってもちろん構わない。座標入力デバイスは何であっても構わないのは言うまでもない。
(第2の実施形態の効果)
以上説明したように、第2の実施形態によれば、第一の操作者がホストPC1に接続されているマウス16により、同時に、第二の操作者がデジタイザ20により、描画を行っているときには、第三の操作者による他の座標入力、例えば、リモートPC3からの座標入力による消去を禁止する。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、第一の操作者がホストPC1に接続されているマウス16により、同時に、第二の操作者がデジタイザ20により、描画を行っているときには、第三の操作者による他の座標入力、例えば、リモートPC3からの座標入力による消去を禁止する。
ただし、特権操作者による描画または消去に関しては時間による排他制御を行わないため、例えば、教室で生徒の描画直後に先生がその描画を消去することができる。
また、この排他制御は、特別なモード設定操作を必要とすることなく、使用中の座標入力デバイスからの座標入力を自動的に優先させることができる。
(第3の実施形態)
描画アプリケーション11は第一の操作者の描画中であっても第二の操作者の描画を受け付ける。第一の操作者と第二の操作者がともに描画中であるとき、第三の操作者による移動は受け付けず、第一の操作者の描画終了後、所定時間を経過した後に第三の操作者による移動を受け付ける。特権操作者は第一の操作者の描画の直後から移動を行うことが出来る。
描画アプリケーション11は第一の操作者の描画中であっても第二の操作者の描画を受け付ける。第一の操作者と第二の操作者がともに描画中であるとき、第三の操作者による移動は受け付けず、第一の操作者の描画終了後、所定時間を経過した後に第三の操作者による移動を受け付ける。特権操作者は第一の操作者の描画の直後から移動を行うことが出来る。
図13は第3の実施形態に係る第一の操作者と第二の操作者が描画中の排他による第三の操作者による移動の禁止を示している。ホストPC1に接続されているマウス16からの入力により、12−Aの描画を行ない、同時にデジタイザ20により12−Bの描画を行っている場合に、リモートPC3からの入力でポインタ12ーCによる12−Aの描画中の軌跡の移動を行おうとするが、12−Aの描画中であるためポインタ12−Cによる12−Aの描画中の軌跡の移動を行うことが出来ない。
図14は第3の実施形態に係る第一の操作者と第二の操作者の描画中の排他による時間経過後の移動の許可を示している。ホストPC1に接続されているマウス16からの入力により、13−Aの描画を行ない、同時にデジタイザ20により13−Bの描画を行っている場合に、13−Aの描画から所定時間を経過した後に、リモートPC3からの入力でポインタ13ーCによる13−Aの軌跡の移動を行う。13−Aの描画終了から所定時間が経過しているのでポインタ13ーCによる13−Aの軌跡の移動を行うことが出来る。
図15は第3の実施形態に係る第一の操作者と第二の操作者の描画中の排他中での特権操作者の移動の許可を示している。ホストPC1に接続されているマウス16からの入力により、14−Aの描画を行ない、同時にデジタイザ20により14−Bの描画を行っている場合に、14−Aの描画の直後にリモートPC3からの入力でポインタ14ーCによる移動を行う。リモートPC3からの入力でポインタ14−Sでの移動を行うと、ポインタ14−Sが特権操作者であるため14−Aの描画の直後からポインタ14−Sは14−Aの軌跡の移動を行うことが出来る。
座標入力デバイスとしてマウス16とデジタイザ20を使用しているが、リモートPCからの入力であっても構わないし、デジタイザの複数のペンであってもちろん構わない。座標入力デバイスは何であっても構わないのは言うまでもない。
(第3の実施形態の効果)
以上説明したように、第3の実施形態によれば、第一の操作者がホストPC1に接続されているマウス16により、同時に、第二の操作者がデジタイザ20により、描画を行っているときには、第三の操作者による他の座標入力、例えば、リモートPC3からの座標入力による移動を禁止する。
以上説明したように、第3の実施形態によれば、第一の操作者がホストPC1に接続されているマウス16により、同時に、第二の操作者がデジタイザ20により、描画を行っているときには、第三の操作者による他の座標入力、例えば、リモートPC3からの座標入力による移動を禁止する。
ただし、特権操作者による描画または消去に関しては時間による排他制御を行わないため、例えば、教室で生徒の描画直後に先生がその描画を移動することができる。
また、この排他制御は、特別なモード設定操作を必要とすることなく、使用中の座標入力デバイスからの座標入力を自動的に優先させることができる。
(第4の実施形態)
描画アプリケーション11は第一の操作者の描画中は第二の操作者による第一の操作者が描画中の軌跡の設定変更を受け付けず、第一の操作者の描画終了後、所定時間を経過した後に第二の操作者による第一の操作者が描画中の軌跡の設定変更を受け付ける。特権操作者は第一の操作者の描画の直後から第一の操作者が描画中の軌跡の設定変更を行うことが出来る。
描画アプリケーション11は第一の操作者の描画中は第二の操作者による第一の操作者が描画中の軌跡の設定変更を受け付けず、第一の操作者の描画終了後、所定時間を経過した後に第二の操作者による第一の操作者が描画中の軌跡の設定変更を受け付ける。特権操作者は第一の操作者の描画の直後から第一の操作者が描画中の軌跡の設定変更を行うことが出来る。
図16は第4の実施形態に係る第一の操作者と第二の操作者の排他による第一の操作者が描画中の軌跡の設定変更の禁止を示している。ホストPC1に接続されているマウス16からの入力により、15−Aの描画を行う。この時、デジタイザ20によりポインタ15−Bで第一の操作者が描画中の軌跡の設定変更を行おうとするが、15−Aの描画中であるためポインタ15−Bによる第一の操作者が描画中の軌跡の設定変更を行うことが出来ない。
図17は第4の実施形態に係る第一の操作者と第二の操作者の排他による時間経過後の第一の操作者が描画中の軌跡の設定変更の許可を示している。ホストPC1に接続されているマウス16からの入力により、16−Aの描画を行う。16−Aの描画から所定時間を経過した後に、デジタイザ20によりポインタ16−Bで第一の操作者の描画終了後の軌跡16−Aの設定変更を行う。16−Aの描画終了から所定時間が経過しているのでポインタ16−Bによる第一の操作者の軌跡16−Aの設定変更を行うことが出来る。
図18は第4の実施形態に係る第一の操作者の描画による排他中での特権操作者による第一の操作者の描画直後の軌跡の設定変更の許可を示している。ホストPC1に接続されているマウス16からの入力により、17−Aの描画を行う。この時、デジタイザ20によりポインタ17−Sで第一の操作者の描画直後の軌跡17−Aの設定変更を行うと、ポインタ17−Sが特権操作者であるため17−Aの描画の直後からポインタ17−Sによる第一の操作者の描画直後の軌跡17−Aの設定変更を行うことが出来る。
座標入力デバイスとしてマウス16とデジタイザ20を使用しているが、リモートPCからの入力であっても構わないし、デジタイザの複数のペンであってもちろん構わない。座標入力デバイスは何であっても構わないのは言うまでもない。
(第4の実施形態の効果)
以上説明したように、第4の実施形態によれば、第一の操作者がホストPC1に接続されているマウス16により描画を行っているときには、第二の操作者による第一の操作者が描画中の軌跡の設定変更を禁止する。また、第二の操作者が描画中は第一の操作者による第二の操作者が描画中の軌跡の設定変更を禁止する。つまり、操作者による描画が発生した場合には、他の操作者による描画中の軌跡の設定変更を拒否する排他制御を行うことで、他の操作者による描画中の軌跡の設定変更を無効にすることができる。
以上説明したように、第4の実施形態によれば、第一の操作者がホストPC1に接続されているマウス16により描画を行っているときには、第二の操作者による第一の操作者が描画中の軌跡の設定変更を禁止する。また、第二の操作者が描画中は第一の操作者による第二の操作者が描画中の軌跡の設定変更を禁止する。つまり、操作者による描画が発生した場合には、他の操作者による描画中の軌跡の設定変更を拒否する排他制御を行うことで、他の操作者による描画中の軌跡の設定変更を無効にすることができる。
ただし、特権操作者による他の操作者が描画中の軌跡の設定変更に関しては時間による排他制御を行わないため、例えば、教室で生徒の描画直後に先生がその描画の色の変更を行うことができる。
また、この排他制御は、特別なモード設定操作を必要とすることなく、使用中の座標入力デバイスからの座標入力を自動的に優先させることができる。
(第5の実施形態)
描画アプリケーション11は特許文献1に記載の時間仮による排他制御を行っており、第一の操作者の図形オブジェクトの描画中は第二の操作者の該図形オブジェクトの消去を受け付けず、第一の操作者の図形オブジェクトの描画終了後、所定時間を経過した後に第二の操作者による該図形オブジェクトの消去を受け付ける。特権操作者は第一の操作者の図形オブジェクトの描画の直後から該図形オブジェクトの消去を行うことが出来る。
描画アプリケーション11は特許文献1に記載の時間仮による排他制御を行っており、第一の操作者の図形オブジェクトの描画中は第二の操作者の該図形オブジェクトの消去を受け付けず、第一の操作者の図形オブジェクトの描画終了後、所定時間を経過した後に第二の操作者による該図形オブジェクトの消去を受け付ける。特権操作者は第一の操作者の図形オブジェクトの描画の直後から該図形オブジェクトの消去を行うことが出来る。
図19は第5の実施形態に係る第一の操作者と第二の操作者の排他による図形オブジェクトの消去の禁止を示している。ホストPC1に接続されているマウス16からの入力により、図形オブジェクト18−Aの描画を行う。この時、デジタイザ20によりイレイサ18−Cによる描画中の図形オブジェクト18−Aの消去を行おうとするが、図形オブジェクト18−Aが描画中であるため18−Cによる図形オブジェクト18−Aの消去を行うことが出来ない。
図20は第5の実施形態に係る第一の操作者と第二の操作者の排他による時間経過後の図形オブジェクトの消去の許可を示している。ホストPC1に接続されているマウス16からの入力により、図形オブジェクト19−Aの描画を行う。図形オブジェクト19−Aの描画から所定時間を経過した後に、デジタイザ20によりイレイサ19−Cで図形オブジェクト19−Aの消去を行う。図形オブジェクト19−Aの描画終了から所定時間が経過しているので19−Cは図形オブジェクト19−Aの消去を行うことが出来る。
図21は第5の実施形態に係る第一の操作者と特権操作者の排他による図形オブジェクトの消去の禁止を示している。第一の操作者がホストPC1に接続されているマウス16からの入力により、図形オブジェクト20−Aの描画を行う。この時、特権操作者がデジタイザ20によりイレイサ20−Sによる描画中の図形オブジェクト20−Aの消去を行おうとするが、図形オブジェクト20−Aが描画中であるため20−Sによる図形オブジェクト20−Aの消去を行うことが出来ない。
図22は第5の実施形態に係る第一の操作者の図形オブジェクト描画中の排他での特権操作者による図形オブジェクトの消去の許可を示している。
ホストPC1に接続されているマウス16からの入力により、図形オブジェクト21−Aの描画を行う。この時、デジタイザ20によりイレイサ21−Sで図形オブジェクト21−Aの消去を行うと、21−Sが特権操作者であるため図形オブジェクト21−Aの描画の直後からイレイサ21−Sは図形オブジェクト21−Aの消去を行うことが出来る。
座標入力デバイスとしてマウス16とデジタイザ20を使用しているが、リモートPCからの入力であっても構わないし、デジタイザの複数のペンであってもちろん構わない。座標入力デバイスは何であっても構わないのは言うまでもない。
(第5の実施形態の効果)
以上説明したように、第5の実施形態によれば、第一の操作者がホストPC1に接続されているマウス16により図形オブジェクトの描画を行っているときには、第二の操作者による他の座標入力、例えば、デジタイザからの座標入力により該図形オブジェクトの消去を禁止する。また、第二の操作者が図形オブジェクト描画中は第一の操作者の該図形オブジェクトの消去を禁止する。つまり、操作者による図形オブジェクトの描画が発生した場合には、他の操作者の該図形オブジェクトの消去を拒否する排他制御を行うことで、他の操作者の入力を無効にすることができる。
以上説明したように、第5の実施形態によれば、第一の操作者がホストPC1に接続されているマウス16により図形オブジェクトの描画を行っているときには、第二の操作者による他の座標入力、例えば、デジタイザからの座標入力により該図形オブジェクトの消去を禁止する。また、第二の操作者が図形オブジェクト描画中は第一の操作者の該図形オブジェクトの消去を禁止する。つまり、操作者による図形オブジェクトの描画が発生した場合には、他の操作者の該図形オブジェクトの消去を拒否する排他制御を行うことで、他の操作者の入力を無効にすることができる。
ただし、特権操作者による消去に関しては時間による排他制御を行わないため、例えば、教室で生徒が図形オブジェクトの描画直後に先生がその図形オブジェクトを消去することができる。
また、この排他制御は、特別なモード設定操作を必要とすることなく、使用中の座標入力デバイスからの座標入力を自動的に優先させることができる。
(第6の実施形態)
描画アプリケーション11は特許文献1に記載の時間仮による排他制御を行っており、第一の操作者の図形オブジェクトの描画中は第二の操作者による該図形オブジェクトの移動を受け付けず、第一の操作者の図形オブジェクトの描画終了後、所定時間を経過した後に第二の操作者による該図形オブジェクトの移動を受け付ける。特権操作者は第一の操作者の図形オブジェクトの描画の直後から該図形オブジェクトの移動を行うことが出来る。
描画アプリケーション11は特許文献1に記載の時間仮による排他制御を行っており、第一の操作者の図形オブジェクトの描画中は第二の操作者による該図形オブジェクトの移動を受け付けず、第一の操作者の図形オブジェクトの描画終了後、所定時間を経過した後に第二の操作者による該図形オブジェクトの移動を受け付ける。特権操作者は第一の操作者の図形オブジェクトの描画の直後から該図形オブジェクトの移動を行うことが出来る。
図23は第6の実施形態に係る第一の操作者と第二の操作者の排他による図形オブジェクトの移動の禁止を示している。ホストPC1に接続されているマウス16からの入力により、図形オブジェクト22−Aの描画を行う。この時、デジタイザ20によりポインタ22−Cによる描画中の図形オブジェクト22−Aの移動を行おうとするが、図形オブジェクト22−Aが描画中であるため22−Cによる図形オブジェクト22−Aの移動を行うことが出来ない。
図24は第6の実施形態に係る第一の操作者と第二の操作者の排他による時間経過後の図形オブジェクトの移動の許可を示している。ホストPC1に接続されているマウス16からの入力により、図形オブジェクト23−Aの描画を行う。図形オブジェクト23−Aの描画から所定時間を経過した後に、デジタイザ20によりポインタ23−Cによる図形オブジェクト23−Aの移動を行う。図形オブジェクト23−Aの描画終了から所定時間が経過しているので23−Cは図形オブジェクト23−Aの移動を行うことが出来る。
図25は第6の実施形態に係る第一の操作者と特権操作者の排他による図形オブジェクトの移動の禁止を示している。第一の操作者がホストPC1に接続されているマウス16からの入力により、図形オブジェクト24−Aの描画を行う。この時、特権操作者がデジタイザ20によりポインタ24−Sによる描画中の図形オブジェクト24−Aの移動を行おうとするが、図形オブジェクト24−Aが描画中であるため24−Sによる図形オブジェクト24−Aの移動を行うことが出来ない。
図26は第6の実施形態に係る第一の操作者の図形オブジェクト描画中の排他での特権操作者による図形オブジェクトの移動の許可を示している。ホストPC1に接続されているマウス16からの入力により、図形オブジェクト25−Aの描画を行う。この時、デジタイザ20によりポインタ25−Sで図形オブジェクト25−Aの消去を行うと、25−Sが特権操作者であるため図形オブジェクト25−Aの描画の直後からポインタ25−Sは図形オブジェクト25−Aの移動を行うことが出来る。
座標入力デバイスとしてマウス16とデジタイザ20を使用しているが、リモートPCからの入力であっても構わないし、デジタイザの複数のペンであってもちろん構わない。座標入力デバイスは何であっても構わないのは言うまでもない。
(第6の実施形態の効果)
以上説明したように、第6の実施形態によれば、第一の操作者がホストPC1に接続されているマウス16により図形オブジェクトの描画を行っているときには、第二の操作者による他の座標入力、例えば、デジタイザからの座標入力により該図形オブジェクトの移動を禁止する。また、第二の操作者が図形オブジェクト描画中は第一の操作者の該図形オブジェクトの移動を禁止する。つまり、操作者による図形オブジェクトの描画が発生した場合には、他の操作者の該図形オブジェクトの移動を拒否する排他制御を行うことで、他の操作者の入力を無効にすることができる。
以上説明したように、第6の実施形態によれば、第一の操作者がホストPC1に接続されているマウス16により図形オブジェクトの描画を行っているときには、第二の操作者による他の座標入力、例えば、デジタイザからの座標入力により該図形オブジェクトの移動を禁止する。また、第二の操作者が図形オブジェクト描画中は第一の操作者の該図形オブジェクトの移動を禁止する。つまり、操作者による図形オブジェクトの描画が発生した場合には、他の操作者の該図形オブジェクトの移動を拒否する排他制御を行うことで、他の操作者の入力を無効にすることができる。
ただし、特権操作者による移動に関しては時間による排他制御を行わないため、例えば、教室で生徒が図形オブジェクトの描画直後に先生がその図形オブジェクトを移動することができる。
また、この排他制御は、特別なモード設定操作を必要とすることなく、使用中の座標入力デバイスからの座標入力を自動的に優先させることができる。
(第7の実施形態)
描画アプリケーション11は複数同時に動作することが出来る。第一の操作者が第一の描画アプリケーションに描画し、同時に第二の操作者が第二の描画アプリケーションに描画している場合に、第三の操作者はどちらの描画アプリケーションに対しても描画、消去、移動、設定情報の変更を行うことが出来ない。特権操作者はいずれの描画アプリケーションに対しても、描画終了直後から描画、消去、移動、設定情報の変更を行うことが出来る。
描画アプリケーション11は複数同時に動作することが出来る。第一の操作者が第一の描画アプリケーションに描画し、同時に第二の操作者が第二の描画アプリケーションに描画している場合に、第三の操作者はどちらの描画アプリケーションに対しても描画、消去、移動、設定情報の変更を行うことが出来ない。特権操作者はいずれの描画アプリケーションに対しても、描画終了直後から描画、消去、移動、設定情報の変更を行うことが出来る。
図27は第7の実施形態に係る描画アプリケーション26−Wでの第一の操作者による軌跡の描画と、描画アプリケーション27−Wでの第二の操作者による軌跡の描画が同時に行なわれている場合の排他による描画の禁止を示している。第一の操作者が描画アプリケーション26−Wで描画しており、第二の操作者が描画アプリケーション27−Wで描画している。この時、第一の操作者が描画アプリケーション26−W上で軌跡26−Aを描画中は、第三の操作者26−Cによる描画アプリケーション26−Aでの描画を受け付けない。
第二の操作者が描画アプリケーション27−W上で軌跡27−Bを描画中に、特権操作者27−Sによる描画を受け付ける。
図28は第7の実施形態に係る描画アプリケーション28−Wでの第一の操作者による軌跡の描画と、描画アプリケーション29−Wでの第二の操作者による軌跡の描画が同時に行なわれている場合の排他による軌跡の消去の禁止を示している。第一の操作者が描画アプリケーション28−Wで描画しており、第二の操作者が描画アプリケーション29−Wで描画している。この時、第三の操作者のイレイサ28−Cによる、第一の操作者が描画アプリケーション28−W上で描画した軌跡28−Aの消去を受け付けない。
第二の操作者が描画アプリケーション29−W上での軌跡29−Bの描画の終了直後に、特権操作者のイレイサ29−Sによる消去を受け付ける。
図29は第7の実施形態に係る描画アプリケーション30−Wでの第一の操作者による軌跡の描画と、描画アプリケーション31−Wでの第二の操作者による軌跡の描画が同時に行なわれている場合の排他による軌跡の消去の禁止を示している。
第一の操作者が描画アプリケーション30−Wで描画しており、第二の操作者が描画アプリケーション31−Wで描画している。この時、第三の操作者のポインタ30−Cによる、第一の操作者が描画アプリケーション30−W上で描画した軌跡30−Aの移動を受け付けない。
第二の操作者が描画アプリケーション31−W上での軌跡31−Bの描画の終了直後に、特権操作者のポインタ31−Sによる移動を受け付ける。
図30は第7の実施形態に係る描画アプリケーション32−Wでの第一の操作者による図形オブジェクトの描画と、描画アプリケーション32−Wでの第二の操作者による図形オブジェクトの描画が同時に行なわれている場合の排他による図形オブジェクトの消去の禁止を示している。
第一の操作者が描画アプリケーション32−Wで図形オブジェクトを描画しており、第二の操作者が描画アプリケーション33−Wで図形オブジェクトを描画している。この時、第三の操作者のイレイサ32−Cによる、第一の操作者が描画アプリケーション32−W上で描画した図形オブジェクト21−Aの消去を受け付けない。
第二の操作者が描画アプリケーション33−W上での図形オブジェクト33−Bの描画の終了直後に、特権操作者のイレイサ33−Sによる消去を受け付ける。
図31は第7の実施形態に係る描画アプリケーション34−Wでの第一の操作者による図形オブジェクトの描画と、描画アプリケーション35−Wでの第二の操作者による図形オブジェクトの描画が同時に行なわれている場合の排他による図形オブジェクトの移動の禁止を示している。
第一の操作者が描画アプリケーション34−Wで図形オブジェクトを描画しており、第二の操作者が描画アプリケーション35−Wで図形オブジェクトを描画している。この時、第三の操作者のポインタ34−Cによる、第一の操作者が描画アプリケーション34−W上で描画した図形オブジェクト21−Aの移動を受け付けない。
第二の操作者が描画アプリケーション35−W上での図形オブジェクト35−Bの描画の終了直後に、特権操作者のポインタ35−Sによる移動を受け付ける。
図32は第7の実施形態に係る描画アプリケーション36−Wでの第一の操作者によるオブジェクトの描画と、描画アプリケーション37−Wでの第二の操作者によるオブジェクトの描画が同時に行なわれている場合の排他によるオブジェクトの設定情報の変更の禁止を示している。
第一の操作者が描画アプリケーション36−Wで軌跡オブジェクトを描画しており、第二の操作者が描画アプリケーション37−Wで軌跡オブジェクトを描画している。この時、第三の操作者はポインタ36−Cによる、第一の操作者が描画アプリケーション36−W上で描画した軌跡オブジェクト36−Aの設定情報の変更を受け付けない。
第二の操作者が描画アプリケーション37−W上での軌跡オブジェクト37−Bの描画の終了直後に、特権操作者のポインタ37−Sによる設定情報の変更を受け付ける。
座標入力デバイスとしてマウス16とデジタイザ20を使用しているが、リモートPCからの入力であっても構わないし、デジタイザの複数のペンであってもちろん構わない。座標入力デバイスは何であっても構わないのは言うまでもない。
(第7の実施形態の効果)
以上説明したように、第7の実施形態によれば、第一の操作者が第一の描画アプリケーションに対してホストPC1に接続されているマウス16により、同時に、第二の操作者が第二の描画アプリケーションに対してデジタイザ20により、描画を行っているときには、第三の操作者による他の座標入力、例えば、リモートPC3からの座標入力による描画、消去、移動、設定情報の変更を禁止する。つまり、ある操作者による描画アプリケーションへの描画が発生した場合には、該アプリケーションに対する他の操作者の描画、消去、移動、設定情報の変更を拒否する排他制御を行うことで、他の操作者の入力を無効にすることができる。
以上説明したように、第7の実施形態によれば、第一の操作者が第一の描画アプリケーションに対してホストPC1に接続されているマウス16により、同時に、第二の操作者が第二の描画アプリケーションに対してデジタイザ20により、描画を行っているときには、第三の操作者による他の座標入力、例えば、リモートPC3からの座標入力による描画、消去、移動、設定情報の変更を禁止する。つまり、ある操作者による描画アプリケーションへの描画が発生した場合には、該アプリケーションに対する他の操作者の描画、消去、移動、設定情報の変更を拒否する排他制御を行うことで、他の操作者の入力を無効にすることができる。
ただし、特権操作者による描画、消去、移動、設定情報の変更に関しては排他制御を行わないため、例えば、教室で生徒がそれぞれに割り当てられた描画アプリケーションに対する描画の直後に先生がその描画を消去または移動することができる。
また、この排他制御は、特別なモード設定操作を必要とすることなく、使用中の座標入力デバイスからの座標入力を自動的に優先させることができる。
1 ホストPC
2 ネットワーク
3、4,5、6 リモートPC
11 アプリケーション群
130 マウスドライバ本体
13 API
14 マウス排他制御部
15 ハードウェア制御部
16 マウス
170 キーボードドライバ本体
17 API
18 キーボード排他制御部
19 ハードウェア制御部
20 キーボード
21 入力デバイスプロキシ
22 TCP/IPドライバ
23 排他管理部
2 ネットワーク
3、4,5、6 リモートPC
11 アプリケーション群
130 マウスドライバ本体
13 API
14 マウス排他制御部
15 ハードウェア制御部
16 マウス
170 キーボードドライバ本体
17 API
18 キーボード排他制御部
19 ハードウェア制御部
20 キーボード
21 入力デバイスプロキシ
22 TCP/IPドライバ
23 排他管理部
Claims (18)
- 複数の操作者による描画が可能な描画システムにおいて、
優先的に操作を行うことが出来る特権操作者と、
排他的に操作権を得ることが出来る一般操作者と、が操作する場合であって、
一般操作者1が描画を行っているときは、描画終了後に所定時間が経過するまで他の一般操作者2は描画を行うことが出来ない
ことを特徴とする描画システム。 - 一般操作者1が描画を行っているときは、描画終了後に所定時間が経過するまで他の一般操作者2は該描画オブジェクトを消去または移動できないことを特徴とする請求項1に記載の描画システム。
- 特権操作者は、一般操作者が描画を行っているときは、描画終了まで描画を行うことが出来ないが、描画終了直後から描画を開始できる
ことを特徴とする請求項1又は請求2に記載の描画システム。 - 複数の操作者による描画が可能な描画システムにおいて、
特権操作者は、ある操作者が描画を行っているときは、描画終了まで該描画オブジェクトを消去または移動できないが、描画終了直後から消去または移動できる
ことを特徴とする請求項3に記載の描画システム。 - 複数の操作者による同時操作可能な描画システムにおいて、
優先的に操作を行うことが出来る特権操作者と、
排他的に操作権を得ることが出来る一般操作者と、が同時に操作する場合であって、
一般操作者1が描画中に、他の一般操作者2は描画が出来るが、一般操作者1の描画終了後に所定時間が経過するまで一般操作者1が描画した軌跡を他の一般操作者2が消去または移動することが出来ない
ことを特徴とする描画システム。 - 一般操作者1が描画終了直後に、特権操作者は一般操作者1が描画した軌跡を消去または移動することが出来ることを特徴とする請求項5に記載の描画システム。
- 複数の操作者による同時操作可能な描画システムにおいて、
優先的に操作を行うことが出来る特権操作者と、
排他的に操作権を得ることが出来る一般操作者と、が同時に操作する場合であって、
一般操作者1が描画中に、他の一般操作者2は描画が出来ることと、さらに一般操作者1の描画終了後の所定時間経過後に一般操作者3が、一般操作者1が描画した軌跡を消去または移動しようとしたときに、他の一般操作者2が描画中であるために一般操作者3が、一般操作者1が描画した軌跡を消去または移動することが出来ない
ことを特徴とする描画システム。 - 一般操作者2が描画中であっても、特権操作者は一般操作者1が描画終了直後に一般操作者1が描画した軌跡を消去または移動することが出来ることを特徴とする請求項7に記載の描画システム。
- 複数の操作者による同時操作可能な描画システムにおいて、
優先的に操作を行うことが出来る特権操作者と、
排他的に操作権を得ることが出来る一般操作者と、が同時に操作する場合であって、
一般操作者1が描画オブジェクトを描画中に、他の一般操作者2はオブジェクトおよび軌跡の描画は出来るが、一般操作者1の描画終了後に所定時間が経過するまで一般操作者1が描画した軌跡を他の一般操作者2または3が消去または移動することが出来ない
ことを特徴とする描画システム。 - 特権操作者は一般操作者1が描画終了直後に一般操作者1が描画した軌跡を消去または移動することが出来ることを特徴とする請求項9に記載の描画システム。
- 複数の操作者による同時操作可能な描画システムにおいて、
優先的に操作を行うことが出来る特権操作者と、
排他的に操作権を得ることが出来る一般操作者と、が同時に操作する場合であって、
一般操作者1が描画オブジェクトを描画中に、他の一般操作者2は一般操作者1の描画終了後に所定時間が経過するまで一般操作者1が描画中の描画オブジェクトのプロパティの変更が出来ない
ことを特徴とする描画システム。 - 特権操作者は一般操作者1が描画終了直後に一般操作者1が描画したオブジェクトのプロパティの変更が出来ることを特徴とする請求項10に記載の描画システム。
- 複数の操作者による同時操作可能な描画システムにおいて、
優先的に操作を行うことが出来る特権操作者と、
排他的に操作権を得ることが出来る一般操作者と、が同時に操作する場合であって、
一般操作者1が描画アプリケーション1において軌跡を描画中に、他の一般操作者2は他の描画アプリケーション2に軌跡を描画が出来るが、一般操作者1の描画中であっても、描画終了後に所定時間が経過した後でも一般操作者1が描画した軌跡を他の一般操作者3が消去または移動することが出来ない
ことを特徴とする描画システム。 - 一般操作者1の描画終了直後から、特権操作者は一般操作者1が描画した軌跡を消去または移動することが出来ることを特徴とする請求項13に記載の描画システム。
- 複数の操作者による同時操作可能な描画システムにおいて、
優先的に操作を行うことが出来る特権操作者と、
排他的に操作権を得ることが出来る一般操作者と、が同時に操作する場合であって、
一般操作者1が描画アプリケーション1においてオブジェクトを描画中に、他の一般操作者2は他の描画アプリケーション2にオブジェクトを描画が出来るが、一般操作者1の描画中であっても、描画終了後に所定時間が経過した後でも一般操作者1が描画したオブジェクトを他の一般操作者3が消去または移動することが出来ない
ことを特徴とする描画システム。 - 一般操作者1が描画中に、特権操作者は一般操作者1の描画終了直後から一般操作者1が描画したオブジェクトを消去または移動することが出来ることを特徴とする請求項15に記載の描画システム。
- 複数の操作者による同時操作可能な描画システムにおいて、
優先的に操作を行うことが出来る特権操作者と、
排他的に操作権を得ることが出来る一般操作者と、が同時に操作する場合であって、
一般操作者1が描画アプリケーション1においてオブジェクトを描画中に、他の一般操作者2は他の描画アプリケーション2にオブジェクトを描画が出来るが、一般操作者1の描画中であっても、描画終了後に所定時間が経過した後でも、他の一般操作者3は一般操作者1が描画したオブジェクトのプロパティを変更出来ない
ことを特徴とする描画システム。 - 一般操作者1が描画中に、特権操作者は一般操作者1の描画終了直後から一般操作者1が描画したオブジェクトのプロパティを変更することが出来ることを特徴とする請求項17に記載の描画システム。
Priority Applications (1)
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JP2004353644A JP2006163760A (ja) | 2004-12-07 | 2004-12-07 | 描画システム |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2004353644A JP2006163760A (ja) | 2004-12-07 | 2004-12-07 | 描画システム |
Publications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2004-12-07 JP JP2004353644A patent/JP2006163760A/ja not_active Withdrawn
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