JP2006163048A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 取付け位置変更が容易な表示装置を提供する。
【解決手段】 データを表示する表示部の裏側に設けられた複数の上部固定部11を有し、情報処理装置としての電子キャッシュレジスタ15に立設された取り付けヒンジ6の上部と係合する台座10と、台座10の下方に設けられ、ディスプレイワイヤ5のプラグ4を挿抜受容するコネクタ3と、コネクタ3の下方に設けられ、取付けヒンジ6の下部と選択的に係合する複数の下部固定部9と、台座10、コネクタ3、下部固定部9を外部から隠蔽する複数の外装板12a、12b、12cと、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 データを表示する表示部の裏側に設けられた複数の上部固定部11を有し、情報処理装置としての電子キャッシュレジスタ15に立設された取り付けヒンジ6の上部と係合する台座10と、台座10の下方に設けられ、ディスプレイワイヤ5のプラグ4を挿抜受容するコネクタ3と、コネクタ3の下方に設けられ、取付けヒンジ6の下部と選択的に係合する複数の下部固定部9と、台座10、コネクタ3、下部固定部9を外部から隠蔽する複数の外装板12a、12b、12cと、を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ユニット化された表示装置に係り、特に、情報処理装置への取付作業を向上させる表示装置に関する。
従来の表示装置は、表示部を外観デザインに調和するように情報処理装置との配置位置が固定されている。表示部の裏面中央に支持部材を固定する中央支持型や、表示部の裏面中央から離れた水平位置に支持部材を固定する片持支持型が存在する。
また、デザイン性を重視するために、表示装置は情報処理装置毎に個別設計され、表示装置の取付け機構も多種多様であった。表示装置の前面カバーを取り外してから、表示装置の裏面カバーと表示装置支持部とを分離するユニット型の表示装置も存在する。
さらに、表示装置は、2つの表示部が回転子回転機構部によって回転し、縦長、及び横長配置にし、回転子スライド機構部によって、各表示部がそれぞれ回転するのに必要な相互間の距離を確保しながら表示部の位置を変更していた(特許文献1参照。)。
しかしながら、情報処理装置毎に外観デザインを変更している表示装置は、取付け位置が固定されているため、顧客に対応した取付け位置変更をする場合、表示装置の外装カバーを新規に設計するか、取付け位置変更用の部品を追加するなど、構造部品の過不足が発生する虞がある。
また、表示装置の取り付け変更作業においても、表示装置のカバーなどの分離及び組み立て作業が煩雑であり、多くの時間と手間を要するという課題が存在していた。
本発明は、上述した課題に鑑み、取付け位置変更が容易な表示装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、データを表示する表示部の裏側に設けられた複数の上部固定部を有し、情報処理装置に立設された取り付けヒンジの上部と係合する台座と、台座の下方に設けられ、ディスプレイワイヤのプラグを挿抜受容するコネクタと、コネクタの下方に設けられ、取付けヒンジの下部と選択的に係合する複数の下部固定部と、台座、コネクタ、下部固定部を外部から隠蔽する複数の外装板と、を備える表示装置であることを要旨とする。
以上のように、本発明によれば、取付け位置変更が容易な表示装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図示例と共に説明する。図1から図6は実施の形態であって、各図中に同一または類似の符号を付した部分は同一物または相当物を表わし、重複した説明は省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる表示装置を分解した裏面斜視図である。表示装置1は、データを表示する表示部の裏側に設けられた複数の上部固定部11を有し、情報処理装置としての電子キャッシュレジスタ15に立設された取り付けヒンジ6の上部と係合する台座10と、台座10の下方に設けられ、ディスプレイワイヤ5のプラグ4を挿抜受容するコネクタ3と、コネクタ3の下方に設けられ、取付けヒンジ6の下部と選択的に係合する複数の下部固定部9と、台座10、コネクタ3、下部固定部9を外部から隠蔽する複数の外装板12a、12b、12cと、を備える。
表示装置1は、表示部の裏面下部中央にコネクタ3を設け、コネクタ3の左右に通線ガイド2aを配置する。この通線ガイド2aの何れか一方に沿ってディスプレイワイヤ5を収納することができるので、表示装置1の支持位置を左中右に変更しても、ディスプレイワイヤ5の延長距離を最短にすることができるという利点を有する。
また、電子キャッシュレジスタ15は、略鉛直方向に立設する取り付けヒンジ6と、取り付けヒンジ6から水平方向に離れた位置にプリンタ14を備え、取付けヒンジ6へ表示装置1を載置し固定する。
例えば、取り付けヒンジ6の頂部に本体固定部8aを設け、取り付けヒンジ6の底部に本体固定部8bを設け、各本体固定部8a、8bと上部固定部11及び下部固定部9とをネジのような固定部材で固定し表示装置1を取り付ける。
外装板12aの底部は、取り付けヒンジ6の下部を隠蔽する本体外装板13に収納される。
表示装置1は、上部固定部11及び下部固定部9を2つのネジによって、電子キャッシュレジスタ15から着脱可能に固定されている。
また、図下部に示すように、取り付けヒンジ6は、支持部16を支点としてX−Y軸の範囲で前後に揺動するチルト機構であって、取付けヒンジ6に取り付けた表示装置1の表示角度を変更することができる。
図1に示すように、ユニット化された表示装置1の裏面には、取り付け位置がフレキシブルに左中右にそれぞれ変更することができるスリーピース構成の外装板12a、12b、12cが用意されている。この外装板12a、12b、12cを相互に入れ替えることで、表示装置1の取付け位置を任意に選択することができる。
例えば、表示装置1は、裏面から観察した場合、フレキシブルに左寄せ、中央、右寄せの位置に2本のネジで固定することができる。2本のネジは、外装板12aを表示装置1から外した状態で取り付けヒンジ6側から容易に着脱できる。
外装板12a、12b、12cは、それぞれ頂部と底部に設けた爪が表示装置1の裏面に設けた穿孔部と嵌合し、外装板の弾性力によりネジを用いずに入れ替えることができる。
したがって、表示装置1は、店舗に設置した電子キャッシュレジスタ15に搭載された状態から2本のネジを挿抜することで取付け位置の変更が容易であり、店舗での電子キャッシュレジスタ15の設置環境の変化に応じたフレキシブルな取付け位置変更ができる。
また、表示装置1は、ユニット化されているため、リモートタイプの電子キャッシュレジスタやポイントオブセールスPOS端末の設計変更にも対応することができ、何れの機種においても取付け位置が変更できる。
図2に示すように、表示装置1は、裏面の左側に外装板12b、中央に外装板12a、右側に外装板12cを取り付け、中央の外装板12aの底部が電車キャッシュレジスタ15の本体外装板13に包囲され収納されている。
図中の表示装置1は、中央で支持されているが、中央の外装板12aを図中右側の外装板12cの位置に相互に入れ替えることにより、図右のプリンタ14とのクリアランスを設けて取り付けることができる。
図3は、本発明の実施の形態にかかる表示装置に用いる台座と取り付けヒンジの斜視図である。台座10は、長手方向に延びる部材に所定の間隔で突設する突設部21a、21b、21c、21dと、突設部21a及び突設部21bの間に位置する上部固定部11、突設部21b及び突設部21cの間に位置する上部固定部11、突設部21c及び突設部21dの間に位置する上部固定部11、を備える。
上部固定部11は、それぞれ中央にネジ止部20を設け、取付けヒンジ6側に設けた本体固定部8aと係合し、ネジで固定される。
表示装置1を中央支持位置に固定する場合は、取り付けヒンジ6の係合部23が台座10の中央に位置する上部固定部11と係合し、台座受部22aが突設部21bと接触し、台座受部22bが突設部21cと接触する。
また、表示装置1を裏面から観察して左支持位置に固定する場合は、取り付けヒンジ6の係合部23が台座10の左寄りに位置する上部固定部11と係合し、台座受部22aが突設部21aと接触し、台座受部22bが突設部21bと接触する。
さらに、表示装置1を右寄り支持位置に固定する場合は、取り付けヒンジ6の係合部23が台座10の右寄りに位置する上部固定部11と係合し、台座受部22aが突設部21cと接触し、台座受部22bが突設部21dと接触する。
ただし、本発明は、表示装置1を左中右の3つの位置に固定する態様に限定するものではなく、台座10に設ける上部固定部及び突設部の数を増減して取付け位置をよりフレキシブルに選択させることもできる。
図4に示すように、表示装置1は、プリンタ14、客用表示装置17を備える電子キャッシュレジスタ15へ載置されチルト機構により前後に傾斜角度を変更することができる。図示した表示装置1は、本体外装板13から延在するように中央支持位置に載置されている状態を示している。なお、客用表示装置17は回転支持され表示部を裏面に向けて配置されている。
図5に示すように、表示装置1は、プリンタ14、客用表示装置17を備える電子キャッシュレジスタ15へ載置されチルト機構により前後に傾斜角度を変更することができる。図示した表示装置1は、本体外装板13から延在するように中央支持位置に載置されている状態を示している。なお、客用表示装置17は回転支持され表示部を電子キャッシュレジスタ15のキーボード側に向けて配置されている。
表示装置1は、裏面の左側に外装板12b、裏面の中央に外装板12a、裏面の右側に外装板12cを装着している。
図6に示すように、表示装置1は、電子キャッシュレジスタ15へ載置されチルト機構により前後に傾斜角度を変更することができる。図示した表示装置1は、本体外装板13から延在するように正面から観察して左支持位置に載置されている状態を示している。
表示装置1は、チルト機構によりX−Y軸範囲で傾斜角度を変更することができ、取付け位置も上部固定部と下部固定部を任意に選択することによりZ軸方向へ変更することができる。図示した表示装置1は、正面から観察した状態で右支持位置に載置され、プリンタ14と表示装置1の左端辺との距離Wのクリアランスを設けることができる。
電子キャッシュレジスタ14は、プリンタ14と表示装置1のクリアランスに商品販売促進用に備品置場として利用することもでき、清算業務用に備品置場として活用することもできる。
図1を参照して、本発明の実施の形態にかかる表示装置の着脱工程を説明する。第1のステップは、表示装置1の裏面に装着されている左の外装板12b、中央の外装板12a、右の外装板12cを撓ませて取り外す。各外装板12a、12b、12cはモールド樹脂の弾性により表示装置1の穿孔部へ爪を挿入して固定されているので、ドライバ等の工具を必要としない点で有利である。
第2のステップは、ディスプレイワイヤ5の先端部に設けたプラグ4を表示装置1側に設けたコネクタ3から引き抜き、表示装置1を電子キャッシュレジスタ15の接続から切り離す。
第3のステップは、本体固定部8aと上部固定部11をネジ止め固定している着脱ネジをドライバを用いて外し、同様に、本体固定部8bと下部固定部9をネジ止め固定している着脱ネジをドライバを用いて外す。
第4のステップは、台座10の突設部21b、21c(図3参照)と台座受部22a、22b(図3参照)との接触点を支点に表示装置1の下部を手前に引き出し、下部固定部9と本体固定部8bとを引き離す。この場合、突設部21b、21cは上部固定部11と鋭角の移動空間を有するので下部固定部9は扇状に移動することができる。
第5のステップは、表示装置1を取り付けヒンジ6の斜面に沿って上方へ移動させ、取り付けヒンジ6から離脱させる。
このように、表示装置1を取り付けヒンジ6から取り外してから、電子キャッシュレジスタ15から離れた場所で表示装置1のメンテナンス作業を行なうことができるので、店頭に設置されたキャッシュレジスタ15へスペアの表示装置1を付け替えるだけで電子キャッシュレジスタ15を稼動させることができる。
なお、表示装置1のメンテナンスは、例えば、劣化した液晶パネルの交換やバックライトの交換など、表示装置1の分解及び組み立て作業時間を必要とする処理を対象とする。
また、表示装置1の取り付け作業は、台座10と取り付けヒンジ6を係合させて、プラグ4をコネクタ3へ挿入固定し、本体固定部8aと上部固定部11をネジで固定し、本体固定部8bと下部固定部9をネジで固定し、外装板12b、12a、12cを装着することで、表示装置1を電子キャッシュレジスタ15へ取り付けることができる。
しかも、表示装置1は、取付け支持位置を任意に選択することができるので、追加の取付け部材を必要としない点で有利である。
このように、本発明の実施の形態では、電子キャッシュレジスタ15を店頭に設置した状態でも表示装置1の取付け位置を任意に変更することができる。
なお、本発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1・・・表示装置、3・・・コネクタ、4・・・プラグ、5・・・ディスプレイワイヤ、6・・・取付けヒンジ、8a、8b・・・本体固定部、9・・・下部固定部、10・・・台座、11・・・上部固定部、12a、12b、12c・・・外装板、13・・・本体外装板、14・・・プリンタ、15・・・キャッシュレジスタ
Claims (4)
- データを表示する表示部の裏側に設けられた複数の上部固定部を有し、情報処理装置に立設された取り付けヒンジの上部と係合する台座と、
前記台座の下方に設けられ、ディスプレイワイヤのプラグを挿抜受容するコネクタと、
前記コネクタの下方に設けられ、前記取付けヒンジの下部と選択的に係合する複数の下部固定部と、
前記台座、コネクタ、下部固定部を外部から隠蔽する複数の外装板と、
を備えることを特徴とする表示装置。 - 前記上部固定部は、左固定位置、中固定位置、及び右固定位置にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記下部固定部は、左固定位置、中固定位置、及び右固定位置にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記表示部は、左固定位置、中固定位置、及び右固定位置の何れか1箇所の前記台座及び下部固定部と前記取付けヒンジと係合し固定することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004355440A JP2006163048A (ja) | 2004-12-08 | 2004-12-08 | 表示装置 |
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JP2004355440A JP2006163048A (ja) | 2004-12-08 | 2004-12-08 | 表示装置 |
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JP2004355440A Pending JP2006163048A (ja) | 2004-12-08 | 2004-12-08 | 表示装置 |
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---|---|---|---|---|
JP2015153030A (ja) * | 2014-02-12 | 2015-08-24 | 東芝テック株式会社 | 金銭授受ユニットおよび商品販売データ処理ユニット |
JP2016162207A (ja) * | 2015-03-02 | 2016-09-05 | 東芝テック株式会社 | 袋詰ユニット |
JP2020170058A (ja) * | 2019-04-02 | 2020-10-15 | 沖電気工業株式会社 | 自動精算機 |
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- 2004-12-08 JP JP2004355440A patent/JP2006163048A/ja active Pending
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