JP2006159961A - タイヤ空気圧モニター装置 - Google Patents

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哲郎 広浜
Junichi Hirai
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【課題】 タイヤ空気圧モニター装置において、無駄なタイヤ識別符号登録を無くし、正確なタイヤ空気圧センシング時間を確保する。
【解決手段】 タイヤのそれぞれに取り付けられ、各タイヤ空気圧を検出する圧力センサ10aと、タイヤ空気圧を各タイヤ個別のIDと共に無線信号にて送信する発信子10および発信アンテナ10eと、発信アンテナ10eからの無線信号を受信する受信アンテナ13bおよび受信回路13cと、走行タイヤとして車両の車軸部13に装着されている装着タイヤのIDをEEPROM13gへの記憶更新により登録するタイヤ識別符号登録手段と、を備えたタイヤ空気圧モニター装置において、タイヤが交換されたことを判断するタイヤ交換判断手段を備え、タイヤ識別符号登録手段は、タイヤ交換判断時に装着タイヤのIDをEEPROM13gへの記憶更新により登録する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、各タイヤに個別のタイヤ識別符号(ID:identification)の自動登録を行うタイヤ空気圧モニター装置の技術分野に属する。
従来のタイヤ空気圧モニター装置の自動ID登録ロジックでは、車速によって車両の停止または走行を判断し、車両が停止したときID登録モードを出て、再度、車速が上がったときID登録モードに入る、という構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−71726号公報
しかしながら、従来のタイヤ空気圧モニター装置にあっては、車両停止後、再び走行する毎に自動ID登録が実行されるため、車両停止してもタイヤを交換していない場合、本来する必要のないID登録を行うことで、無駄な登録が多い、登録の間はタイヤ空気圧をセンシングできない、ID誤登録の機会が増える、等の問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、無駄なタイヤ識別符号登録を無くし、正確なタイヤ空気圧センシング時間を確保できるタイヤ空気圧モニター装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、
車両に装備された複数のタイヤのそれぞれに取り付けられ、各タイヤ空気圧を検出するタイヤ空気圧検出手段と、
少なくとも検出したタイヤ空気圧を各タイヤ個別のタイヤ識別符号と共に無線信号にて送信する送信手段と、
車両側に取り付けられ、前記送信手段からの無線信号を受信する受信手段と、
走行タイヤとして車両の車軸部に装着されている装着タイヤのタイヤ識別符号をメモリへの記憶更新により登録するタイヤ識別符号登録手段と、
を備えたタイヤ空気圧モニター装置において、
タイヤが交換されたことを判断するタイヤ交換判断手段を備え、
前記タイヤ識別符号登録手段は、タイヤ交換判断時に装着タイヤのタイヤ識別符号をメモリへの記憶更新により登録することを特徴とする。
本発明のタイヤ空気圧モニター装置にあっては、タイヤ識別符号登録手段において、タイヤが交換されたときにのみタイヤ識別符号登録を行うことによって、無駄なタイヤ識別符号登録を無くし、正確なタイヤ空気圧センシング時間を確保できる。
以下、本発明のタイヤ空気圧モニター装置を実現する最良の形態を、実施例1〜5に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、実施例1のタイヤ空気圧モニター装置が適用された車両を示す全体図であり、図1において、1は左前輪タイヤ、2は右前輪タイヤ、3は左後輪タイヤ、4は右後輪タイヤ、A,B,C,Dはタイヤ空気圧センサ(タイヤ空気圧検出手段)、E,F,G,Hはアンテナ付きチューナー(受信手段)、J,K,L,Mは接触センサ(タイヤ装着状態検出手段)、5はタイヤ空気圧警報コントローラ、6はディスプレイ、7は空気圧低下ワーニングランプである。
タイヤ空気圧センサA,B,C,Dは、前後輪の各タイヤ1,2,3,4のロードホイールにそれぞれ取り付けられ、各タイヤ個別のタイヤ空気圧を検出すると共に、各タイヤ個別のID(タイヤ識別符号)や検出したプレッシャデータ(タイヤ空気圧情報)等を無線信号にてアンテナ付きチューナーE,F,G,Hに発信する。
アンテナ付きチューナーE,F,G,Hは、タイヤ空気圧センサA,B,C,Dから発信される各情報を受信し、タイヤ空気圧警報コントローラ5に入力する。
接触センサJ,K,L,Mは、各走行タイヤ1,2,3,4が車両に装着されているかどうかを検出し、検出結果をタイヤ空気圧警報コントローラ5へ出力する。
タイヤ空気圧警報コントローラ5は、各タイヤ個別のID登録を行うと共に、ID登録により特定される前後輪の各タイヤ1,2,3,4のタイヤ空気圧情報をディスプレイ6に表示すると共に、前後輪の各タイヤ1,2,3,4のタイヤ空気圧のうち少なくとも1つのタイヤ空気圧が低下していると判断した場合には、空気圧低下ワーニングランプ6に対しランプ点灯指令を出力する。なお、各タイヤ個別のID登録は、走行タイヤを交換したときにのみ行われる。
図2は、実施例1のタイヤ空気圧モニター装置を示す詳細図である。
タイヤ空気圧センサA,B,C,Dは、タイヤ空気圧を検出する圧力センサ10a(圧力センサ部)と、作用する遠心力が小さい領域では開(OFF)となり遠心力が大きい領域では閉(ON)となる遠心力スイッチ10bと、特定用途向け集積回路であるASIC10cと、発信子10dおよび発信アンテナ10e(発信部)と、を有してそれぞれ構成される。そして、電池寿命を確保するために設置された遠心力スイッチ10bの開閉をトリガにして、停止を含む車速が低い領域では長い発信間隔(8分)、それより車速が高い領域では、短い発信間隔(1分)というように発信周期を2段階に変える。
アンテナ付きチューナーE,F,G,Hは、タイヤ空気圧センサA,B,C,Dからの発信データを受信する受信アンテナ11aと、受信回路であるチューナー11bと、を有してそれぞれ構成される。
タイヤ空気圧警報コントローラ5は、5V電源回路5aと、各チューナー11bからの受信データを入力し、様々な情報処理を行うマイクロコンピュータ5bと、ID登録を行うための電気的に記憶情報を消去可能なメモリであるEEPROM5cと、受信データに基づいて各タイヤ1,2,3,4のタイヤ空気圧情報を表示する表示駆動指令をディスプレイ6に出力する表示駆動回路5dと、受信データのうち装着タイヤの圧力値を判断して圧力低下時にタイヤ空気圧警報指令を空気圧低下ワーニングランプ7に出力するワーニングランプ出力回路5eと、を有して構成される。
図3はタイヤ空気圧センサA,B,C,Dからの1回の発信データを示す図、図4はタイヤ空気圧センサA,B,C,Dからの発信データ1個あたりの情報を示す図である。
タイヤ空気圧センサA,B,C,Dから発信される1回の発信には、図3に示すように、例えば発信間隔が不規則である8個発信データ(8フレーム)が含まれる。この場合、8個発信データは、例えば、500msの間で発信されるように設定されている。
1個の発信データ(1フレーム)は、図4に示すように、スタートビット、ファンクションコード、ID、プレッシャデータ、チェックサムの各情報が、例えば、15.3msecの間隔の間に含まれる。
次に、接触センサJ,K,L,Mについて説明する。
図5は、左前輪タイヤ1の取り付け構造を示す詳細図である。
左前輪タイヤ1のホイール12は、車軸部13のアクスルハブ14に対し、アクスルハブ14に設けられた複数のボルト14aとハブナット14bによりボルト締結されている。
接触センサJは、ホイール12に面したアクスルハブ14の中央部に取り付けられ、左前輪タイヤ1が車軸部13に装着されている間は、常にホイール12と接触するように設定されている。この接触センサJは、ホイール12と接触しているときOFF信号を出力し、ホイール12と離間したとき、ON信号を出力する。接触センサJの出力電圧は、アクスルハブ14およびシャフト14c内に配策された導線16aを介してタイヤ空気圧警報コントローラ5へ入力される。
タイヤ空気圧警報コントローラ5は、各接触センサJ,K,L,MからOFF信号を受信しているとき、タイヤ1が車軸部13に装着されていると判断し、ON信号を受信しているとき、タイヤ1が車軸部13から取り外されていると判断する。
タイヤ空気圧警報コントローラ13は、各接触センサJ,K,L,MのいずれかからON信号を受信した後、再びOFF信号を受信した場合、当該走行タイヤが交換されたと判断する。そして、車速が所定値以上となったとき、各タイヤ個別のID登録を行う。
次に、作用を説明する。
[装着タイヤのID登録制御処理]
図6は、実施例1のタイヤ空気圧モニター装置で実行される装着タイヤのID登録制御処理の流れを示すフローチャートで、以下、各ステップについて説明する。
ステップS11では、車速が40km/h以上であるかどうかを判定する。YESの場合にはステップS12へ移行し、NOの場合にはステップS11を繰り返す。
ステップS12では、ID自動登録開始許可フラグがセット(F=1)されているかどうかを判定する。YESの場合にはステップS13へ移行し、NOの場合にはステップS11へ移行する。
ステップS13では、タイマをスタートし、ステップS14へ移行する。
ステップS14では、4つの圧力センサ10aのいずれかのデータを受信したかどうかを判定する。YESの場合にはステップS15へ移行し、NOの場合にはステップS11へ移行する。
ステップS15では、ステップS14で受信したデータの1フレーム中で2度読んだRSSI(電波強度)値の高いチューナー順が、同じであるかどうかを判定する。YESの場合にはステップS16へ移行し、NOの場合にはステップS16へ移行する。
ステップS16では、受信したデータを破棄し、ステップS11へ移行する。
ステップS17では、受信したデータの電波強度が最大、つまり受信レベル1位(最大値)のチューナーと2位のチューナーのRSSI値の差が、例えば、0.3V以上あるかどうかを判定する。YESの場合にはステップS18へ移行し、NOの場合にはステップS16へ移行する。
ステップS18では、受信レベル1位のチューナーのRSSI値が2.2V以上であるかどうかを判定する。YESの場合にはステップS19へ移行し、NOの場合にはステップS16へ移行する。
ステップS19では、受信したデータ(IDおよびRSSI値を含む)を、バッファ(一時記憶装置)に保存し、ステップS20へ移行する。
ステップS20では、次のデータを受信するまで待ち、データを受信した後、ステップS21へ移行する。
ステップS21では、タイマ値が、あらかじめ設定された間欠時間8分よりも小さいかどうかを判定する。YESの場合にはステップS22へ移行し、NOの場合にはステップS11へ移行する。
ステップS22では、ID自動登録のためのサンプリング処理を終了し、ステップS23へ移行する。
ステップS23では、受信したプレッシャデータを参照し、タイヤ空気圧は正常であるかどうかを判定する。YESの場合にはステップS24へ移行し、NOの場合にはステップS26へ移行する。
ステップS24では、RSSI値が平均1位のIDを当該チューナーに割り当て、これをID登録し(タイヤ識別符号登録手段に相当)、ステップS25へ移行する。
ステップS25では、登録したIDで圧力値の監視を開始し、リターンへ移行する。
ステップS26では、ワーニングランプ7を点灯させ、運転者に圧力異常を警告してリターンへ移行する。
すなわち、車速が40km/h以上となり、ID自動登録開始許可フラグがセットされている場合には、送信信号の1フレームから2回、信号の出力レベル(RSSI値)を読みとり、1位(最大値)と2位の値を比較してしきい値(0.3V)以上の差がある場合にのみ、IDを登録する。よって、送信機の送信信号の出力レベルに基づいてチューナーと対応する送信機を特定し、ID登録を行うため、確実に自車の該当チューナーに対応した送信機と判別でき、ID誤登録の発生を防止できる。
[装着タイヤのID登録許可判断制御処理]
図7は、実施例1のタイヤ空気圧モニター装置で実行される装着タイヤのID登録開始許可制御処理の流れを示すフローチャートで、以下、各ステップについて説明する。
ステップS31では、ID自動登録開始許可フラグをリセット(F=0)する。
ステップS32では、各接触センサJ,K,L,MのいずれかからON信号が出力されたかどうかを判定する。YESの場合にはステップS33へ移行し、NOの場合にはリターンへ移行する。
ステップS33では、接触センサJ,K,L,Mのうち、ステップS32でON信号が出力された接触センサからOFF信号が出力されたかどうかを判定する。YESの場合にはステップS34へ移行し、NOの場合にはリターンへ移行する。ステップS32とステップS33でタイヤ交換判断手段が構成されている。
ステップS34では、車速が1km/h以上であるかどうかを判定する。YESの場合にはステップS35へ移行し、NOの場合にはリターンへ移行する。
ステップS35では、ID自動登録開始許可フラグをセット(F=1)する。
すなわち、走行タイヤのいずれか1つが交換された場合には、図7のフローチャートにおいて、ステップS31→ステップS32→ステップS33→ステップS34へと進み、車両が発進した後、ステップS34→ステップS35へと進み、ステップS35において、ID自動登録開始を許可するフラグがセットされる。
よって、走行タイヤが交換された場合にのみ、ID自動登録が許可されるため、車両が停止してから再び走行する都度ID登録を実施する従来技術に比して、無駄なID登録を無くすとともに、ID誤登録の機会を大幅に低減できる。
次に、効果を説明する。
実施例1ののタイヤ空気圧モニター装置にあっては、以下に列挙する効果が得られる。
(1) 車両に装備された複数のタイヤ1,2,3,4のそれぞれに取り付けられ、各タイヤ空気圧を検出する圧力センサ10aと、少なくとも検出したタイヤ空気圧を各タイヤ個別のIDと共に無線信号にて送信する発信子10および発信アンテナ10eと、車両側に取り付けられ、発信アンテナ10eからの無線信号を受信する受信アンテナ13bおよび受信回路13cと、走行タイヤとして車両の車軸部13に装着されている装着タイヤ1,2,3,4のIDをEEPROM13gへの記憶更新により登録するタイヤ識別符号登録手段と、を備えたタイヤ空気圧モニター装置において、タイヤが交換されたことを判断するタイヤ交換判断手段を備え、タイヤ識別符号登録手段は、タイヤ交換判断時に装着タイヤのIDをEEPROM13gへの記憶更新により登録するため、無駄なタイヤ識別符号登録を無くし、正確なタイヤ空気圧センシング時間を確保できる。
(2) 各走行タイヤ1,2,3,4と対応する車軸部13との距離を検出する接触センサJ,K,L,Mを備え、タイヤ交換判断手段は、走行タイヤと車軸部との距離が、走行タイヤ装着時の両者の距離である所定のタイヤ装着距離を超えた後、再びこのタイヤ装着距離となったとき、タイヤが交換されたと判断するため、タイヤ交換時を確実に判断できる。
実施例2では、タイヤ空気圧センサの遠心力スイッチとして2方向のスイッチを用い、この遠心力スイッチの出力信号に基づいてタイヤ交換時を判断する例である。
図8は、実施例2の左前輪タイヤ1の取り付け構造を示す詳細図である。
実施例2のタイヤ空気圧センサA'において、電池寿命を確保するために設置された遠心力スイッチ15は、図8の垂直方向(タイヤ1の径方向)と水平方向(タイヤの幅方向)の遠心力に応じて作動する。
すなわち、遠心力スイッチ15は、タイヤ1を車軸部13に装着するときの状態であるタイヤ立ち上がり状態において、タイヤ1の径方向に作用する遠心力が小さい領域では開(OFF)となり遠心力が大きい領域では閉(ON)となるとともに、タイヤ1の幅方向に作用する遠心力が1G未満の領域では開(OFF)となり1G以上の領域では閉(ON)となる。
次に、作用を説明する。
タイヤ交換時、図8のタイヤ立ち上がり状態から、図9のようにタイヤを横倒れ状態としたとき、遠心力スイッチ15には、タイヤ1の幅方向に1Gが加わるため、その出力信号は、OFFからONへと切り替わる(タイヤ横倒れ検出手段に相当)。その後、再びタイヤ1を車軸部13に装着したとき、遠心力スイッチ15の出力信号は、ONからOFFへと切り替わる。
タイヤ空気圧警報コントローラ5では、車両停止時、遠心力スイッチ15の出力信号が、ONからOFFへと切り替わったとき、タイヤ交換時と判定し、ID自動登録を許可する。なお、ID自動登録許可判断制御ロジックおよびその作用、ID登録制御ロジックおよびその作用は、実施例1と同じであるため、説明を省略する。
次に、効果を説明する。
実施例2のタイヤ空気圧モニター装置にあっては、実施例1の効果(1)に加え、以下の効果が得られる。
(3) 走行タイヤが横倒れ状態であるか立ち上がり状態であるかを検出するタイヤ横倒れ検出手段を備え、タイヤ交換判断手段は、走行タイヤが横倒れ状態となった後、立ち上がり状態となったとき、走行タイヤが交換されたと判断するため、タイヤ交換時を確実に判断できる。
実施例3では、走行タイヤをアクスルハブに固定するボルトの歪み量変化に基づいてタイヤ交換時を判断する例である。
図10は、実施例3の左前輪タイヤ1の取り付け構造を示す詳細図である。
実施例3において、アクスルハブ14に設けられた複数のボルト(ホイール締結用ボルト)14aには、ボルト14aの歪みゲージ(ボルト歪み量検出手段)16が検出されている。この歪みゲージ16は、ボルト14aの歪みに応じて出力電圧を変化させる。歪みゲージ16の出力電圧は、アクスルハブ14およびシャフト14c内に配策された導線16aを介してタイヤ空気圧警報コントローラ5へ入力される。
次に、作用を説明する。
タイヤ交換時、タイヤ1を車軸部14から取り外すと、ボルト14aの歪みはゼロとなる。続いて、再びタイヤ1を車軸部14に装着し、ハブナット14bをボルト14aにねじ込んだとき、ボルト14aに歪みが発生し、所定の歪み量となる。タイヤ空気圧警報コントローラ5では、歪みゲージ16の出力電圧がボルト締結前の値からボルト締結後の値に変化したとき、タイヤ交換時と判定し、ID自動登録を許可する。なお、ID自動登録許可判断制御ロジックおよびその作用、ID登録制御ロジックおよびその作用は、実施例1と同じであるため、説明を省略する。
次に、効果を説明する。
実施例3のタイヤ空気圧モニター装置にあっては、実施例1の効果(1)に加え、以下の効果が得られる。
(4) 車軸部13のボルト14aの歪みを検出する歪みゲージ16を備え、タイヤ交換判断手段は、ボルト14aの歪みが、歪み量ゼロから所定歪み量に変化したとき、走行タイヤが交換されたと判断するため、タイヤ交換時を確実に判断できる。
実施例4では、走行タイヤと対応する車軸部との距離を検出するタイヤ装着状態検出手段として、赤外線センサを用いた例である。
図11は、実施例4の左前輪タイヤ1の取り付け構造を示す詳細図である。
車軸部13のアクスルハブ14の側面には、赤外線センサ17が取り付けられている。この赤外線センサ17は、車軸部13とホイール12の径方向距離を検出するものである。タイヤ空気圧警報コントローラ5は、赤外線センサ17からの出力信号に基づき、左前輪タイヤ1が車軸部13に装着されているのか、または車軸部13から取り外されているのかを判断する。赤外線センサ17の出力電圧は、アクスルハブ14およびシャフト14c内に配策された導線16aを介してタイヤ空気圧警報コントローラ5へ入力される。
なお、実施例4の作用は、実施例1と同様であるため説明を省略する。
実施例4では、実施例1の効果(1),(2)と同様の効果が得られる。
実施例5では、走行タイヤが車軸部に装着されているときのみ導通する回路により、タイヤ交換時を判断する例である。
図12は、実施例5の左前輪タイヤ1の取り付け構造を示す詳細図である。
実施例5において、ホイール12に面したアクスルハブ14の中央部には、2つの導通検出ばね18a,18bが設けられている。一方の導通検出ばね18aは、アクスルハブ14およびシャフト14c内に配策された導線18cと接続され、他方の導通検出ばね18bは、アクスルハブ14およびシャフト14c内に配策された導線18dと接続されている。
そして、2つの導通検出ばね18a,18bは、共に縮んだ状態のとき接触し、共に伸長したとき非接触となるように設定されている。また、2本の導線(回路)18c,18dには、車両のバッテリ電源が供給されている。タイヤ空気圧警報コントローラ5は、2本の導線18c,18dの電圧値または電流値をモニタリングし、導通状態か非導通状態であるかを判断する(導通検出手段に相当)。
次に、作用を説明する。
タイヤ交換時、タイヤ1を車軸部14から取り外すと、導通検出ばね18a,18bが共に伸長して非接触となり、導線18c,18dが断線状態、すなわちホイール12と車軸部14とが非導通状態となる。続いて、再びタイヤ1を車軸部14に装着すると、導通検出ばね18a,18bが共に縮んで接触し、導線18c,18dが導通状態、すなわちホイール12と車軸部14とが導通状態となる。
タイヤ空気圧警報コントローラ5では、ホイール12と車軸部14とが非導通状態となり、再び導通状態となったとき、タイヤ交換時と判定し、ID自動登録を許可する。なお、ID自動登録許可判断制御ロジックおよびその作用、ID登録制御ロジックおよびその作用は、実施例1と同じであるため、説明を省略する。
次に、効果を説明する。
実施例5のタイヤ空気圧モニター装置にあっては、実施例1の効果(1)に加え、以下の効果が得られる。
(5) 走行タイヤが車軸部13に装着されているとき導通し、走行タイヤが車軸部から取り外されたとき非導通となる導線18c,18dと、この導線18a,18bの導通状態を検出する導通検出手段と、を備え、タイヤ交換判断手段は、導線18a,18bが非導通状態から導通状態となったとき、走行タイヤが交換されたと判断するため、タイヤ交換時を確実に判断できる。
(他の実施例)
以上、本発明のタイヤ空気圧モニター装置を実施例1〜5に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施例1に限られるものではなく、例えば、装着タイヤのID登録制御ロジックは、図7に示した方法に限られない。
また、実施例2の2方向の遠心力スイッチに代えて、タイヤが横倒れ状態から初めて立ち上がり状態となったときにのみ、タイヤ交換を表す所定の信号を、タイヤIDと共にタイヤ空気圧警報コントローラ5へ出力する手段を設けても良い。タイヤ空気圧警報コントローラ5では、タイヤ交換を表す信号を受け取ったときにのみ、ID自動登録を許可することにより、実施例2と同様の効果が得られる。なお、この場合、図7に示したID登録開始許可制御処理において、ステップS33のみでタイヤ交換を判断できるため、ステップS32を省略でき、処理の簡易化を図ることができる。
実施例1のタイヤ空気圧モニター装置が適用された車両を示す全体図である。 実施例1のタイヤ空気圧モニター装置を示す詳細図である。 タイヤ空気圧センサA,B,C,Dからの1回の発信データを示す図である。 タイヤ空気圧センサA,B,C,Dからの発信データ1個あたりの情報を示す図である。 左前輪タイヤ1の取り付け構造を示す詳細図である。 実施例1のタイヤ空気圧モニター装置で実行される装着タイヤのID登録制御処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1のタイヤ空気圧モニター装置で実行される装着タイヤのID登録開始許可制御処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2の左前輪タイヤ1の取り付け構造を示す詳細図である。 実施例2のタイヤ交換判断を示す図である。 実施例3の左前輪タイヤ1の取り付け構造を示す詳細図である。 実施例4の左前輪タイヤ1の取り付け構造を示す詳細図である。 実施例5の左前輪タイヤ1の取り付け構造を示す詳細図である。
符号の説明
1 左前輪タイヤ
2 右前輪タイヤ
3 左後輪タイヤ
4 右後輪タイヤ
A,B,C,D タイヤ空気圧センサ(タイヤ空気圧検出手段)
E,F,G,H アンテナ付きチューナー(受信手段)
J,K,L,M 接触センサ(タイヤ装着状態検出手段)
5 タイヤ空気圧警報コントローラ
6 ディスプレイ
7 空気圧低下ワーニングランプ
10a 圧力センサ(圧力センサ部)
10b 遠心力スイッチ
10c ASIC
10d 発信子(発信部)
10e 発信アンテナ(発信部)
11a 受信アンテナ
11b チューナー
12 ホイール
13 車軸部
14 アクセルハブ
14a ボルト
14b ハブナット
16a 導線

Claims (5)

  1. 車両に装備された複数のタイヤのそれぞれに取り付けられ、各タイヤ空気圧を検出するタイヤ空気圧検出手段と、
    少なくとも検出したタイヤ空気圧を各タイヤ個別のタイヤ識別符号と共に無線信号にて送信する送信手段と、
    車両側に取り付けられ、前記送信手段からの無線信号を受信する受信手段と、
    走行タイヤとして車両の車軸部に装着されている装着タイヤのタイヤ識別符号をメモリへの記憶更新により登録するタイヤ識別符号登録手段と、
    を備えたタイヤ空気圧モニター装置において、
    走行タイヤが交換されたことを判断するタイヤ交換判断手段を備え、
    前記タイヤ識別符号登録手段は、タイヤ交換判断時に装着タイヤのタイヤ識別符号をメモリへの記憶更新により登録することを特徴とするタイヤ空気圧モニター装置。
  2. 請求項1に記載のタイヤ空気圧モニター装置において、
    前記走行タイヤと対応する前記車軸部との距離を検出するタイヤ装着状態検出手段を備え、
    前記タイヤ交換判断手段は、前記走行タイヤと車軸部との距離が、走行タイヤ装着時の両者の距離である所定のタイヤ装着距離を超えた後、再びこのタイヤ装着距離となったとき、走行タイヤが交換されたと判断することを特徴とするタイヤ空気圧モニター装置。
  3. 請求項1に記載のタイヤ空気圧モニター装置において、
    前記走行タイヤが横倒れ状態であるか立ち上がり状態であるかを検出するタイヤ横倒れ検出手段を備え、
    前記タイヤ交換判断手段は、前記走行タイヤが横倒れ状態となった後、立ち上がり状態となったとき、走行タイヤが交換されたと判断することを特徴とするタイヤ空気圧モニター装置。
  4. 請求項1に記載のタイヤ空気圧モニター装置において、
    前記車軸部のホイール締結用ボルトの歪みを検出するボルト歪み量検出手段を備え、
    前記タイヤ交換判断手段は、前記ホイール締結用ボルトの歪みが、所定歪み量からゼロに変化したとき、または歪み量ゼロから所定歪み量に変化したとき、走行タイヤが交換されたと判断することを特徴とするタイヤ空気圧モニター装置。
  5. 請求項1に記載のタイヤ空気圧モニター装置において、
    前記走行タイヤが車軸部に装着されているとき導通し、走行タイヤが車軸部から取り外されたとき非導通となる回路と、
    この回路の導通状態を検出する導通検出手段と、
    を備え、
    前記タイヤ交換判断手段は、前記回路が非導通状態から導通状態となったとき、走行タイヤが交換されたと判断することを特徴とするタイヤ空気圧モニター装置。
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