JP2006158439A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 興趣性に優れた遊技機を提供する。
【解決手段】 所定の送信条件成立を判定する送信条件成立判定部430と、この送信条件成立判定部430での成立判定に基づいて、当該パチンコ機10から遊技者の携帯する携帯情報機器440に提供すべき提供情報を決定する提供情報決定部450と、この提供情報決定部450で決定された提供情報を、電磁波の信号形態で送信する送信部460と、を備えているので、いわゆる遊技、つまり大量の遊技球を得ることができる大当り状態を獲得するという遊技の他に、提供情報を取得できるという面白味を具備することができ、より興趣性を向上させることができる。その結果、遊技者の興味を引く興趣性に優れたパチンコ機(遊技機)を提供できる。
【選択図】 図7

Description

この発明は、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機に関する。
従来、遊技機の代表例として例えばパチンコ機がある。このパチンコ機は、例えば、遊技盤に設けられた始動口に球が入賞すること(始動入賞)により、遊技盤中の可変表示装置に表示される図柄が変動を開始し、所定時間経過後に停止した図柄の態様が予め定められた大当り図柄であった場合に大当り状態となるものが知られている。そして、このようなパチンコ機では、大当り状態となると、遊技盤に設けられた大入賞口中のV入賞口に球が入賞することを条件としてこの大入賞口が所定回数開放するようになっていて、大入賞口に球を入賞させることで、遊技者が大量の出球を獲得できるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−700号公報(第3−4頁,第1図)
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、従来のパチンコ機では、遊技者はいわゆる遊技、上述の大量の出球を獲得することを目的とした遊技を単に楽しむだけであり、この遊技以外についての面白味はなく、これ以上興趣を向上させることができないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、興趣性に優れた遊技機を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、
遊技用媒体を用いて遊技を行う遊技機において、
所定の送信条件成立を判定する送信条件成立判定手段と、
前記送信条件成立判定手段での成立判定に基づいて、当該遊技機から遊技者の携帯する携帯情報機器に提供すべき提供情報を決定する提供情報決定手段と、
前記提供情報決定手段で決定された提供情報を、電磁波の信号形態で送信する送信手段と、
を備えていることを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、送信条件成立判定手段は、所定の送信条件成立を判定する。提供情報決定手段は、送信条件成立判定手段での成立判定に基づいて、当該遊技機から遊技者の携帯する携帯情報機器に提供すべき提供情報を決定する。送信手段は、提供情報決定手段で決定された提供情報を、電磁波の信号形態で送信する。したがって、いわゆる遊技、つまり大量の遊技用媒体を得ることができる特別遊技状態を獲得するという遊技の他に、提供情報を取得できるという面白味を具備することができ、より興趣性を向上させることができる。その結果、遊技者の興味を引く興趣性に優れた遊技機を提供できる。
なお、提供情報決定手段で決定される提供情報は、予め定められた単一の提供情報であってもよいし、送信条件成立毎に複数の提供情報から抽選により選択されるものであってもよい。また、上述の「提供情報決定手段」を「提供情報制御手段」や「提供情報演算手段」などに置き換えてもよい。この提供情報制御手段としては、遊技機から遊技者の携帯する携帯情報機器に提供すべき提供情報を決定するよう制御するものが挙げられる。また、提供情報演算手段としては、遊技機から遊技者の携帯する携帯情報機器に提供すべき提供情報を演算により決定するものが挙げられる。
なお、本明細書は、次のような遊技機に係る発明も開示している。
(1) 請求項1に記載の遊技機において、
前記送信条件成立判定手段は、当該遊技機の外部の情報処理演算手段からの指令に基づいて所定の送信条件成立を判定する
ことを特徴とする遊技機。
前記(1)に記載の発明によれば、送信条件成立判定手段は、当該遊技機の外部の情報処理演算手段からの指令に基づいて所定の送信条件成立を判定する。したがって、いわゆる遊技、つまり大量の遊技用媒体を得ることができる特別遊技状態を獲得するという遊技の他に、遊技機の外部の情報処理演算手段からの指令に基づいて所定の送信条件成立と判定された場合に送信手段から提供情報が送信され、遊技者は携帯情報機器に提供情報を取得できるという面白味を具備することができ、より興趣性を向上させることができる。
(2) 請求項1に記載の遊技機において、
前記送信条件成立判定手段は、当該遊技機が所定状態となることに基づいて所定の送信条件成立を判定する
ことを特徴とする遊技機。
前記(2)に記載の発明によれば、送信条件成立判定手段は、遊技機が所定状態となることに基づいて所定の送信条件成立を判定する。したがって、いわゆる遊技、つまり大量の遊技用媒体を得ることができる特別遊技状態を獲得するという遊技の他に、遊技機が所定状態となることに基づいて所定の送信条件成立と判定された場合に送信手段から提供情報が送信され、遊技者は携帯情報機器に提供情報を取得できるという面白味を具備することができ、より興趣性を向上させることができる。
(3) 請求項1に記載の遊技機、または、前記(1)または(2)に記載の遊技機において、
前記送信手段は、可視光を出力する発光部と、前記発光部の発光強度を所定の変調パターンで光強度変調制御する変調部とを備え、前記提供情報決定手段で決定された提供情報を、所定の変調パターンで可視光を光強度変調した信号形態で送信するものである
ことを特徴とする遊技機。
前記(3)に記載の発明によれば、発光部は可視光を出力する。変調部は、発光部の発光強度を所定の変調パターンで光強度変調する。送信手段は、提供情報決定手段で決定された提供情報を、所定の変調パターンで可視光を光強度変調した信号形態で送信する。したがって、可視光で照らされる範囲内のみで提供情報の送信が行われる。つまり、可視光照射範囲内にいる遊技者の携帯情報機器に対してのみ、光強度変調された可視光という送信形式での提供情報が届くので、目的外の遊技者の携帯情報機器に提供情報が届くことを防止できる。
(4) 前記(3)に記載の遊技機において、
前記提供情報決定手段は、複数種類の提供情報を記憶する提供情報記憶手段を備え、前記送信条件成立判定手段での成立判定に基づいて、前記提供情報記憶手段に記憶された複数種類の提供情報の中から所定の一の提供情報を決定するものであり、
前記提供情報決定手段での複数種類の提供情報ごとに種類の異なる複数個の変調パターンを記憶する変調パターン記憶手段と、
前記提供情報決定手段で決定された提供情報に対応する、前記変調パターン記憶手段での所定の変調パターンを読み出す読み出し手段とを備え、
前記変調部は、前記読み出し手段で読み出された所定の変調パターンで、前記発光部の発光強度を光強度変調する
ことを特徴とする遊技機。
前記(4)に記載の発明によれば、提供情報記憶手段は複数種類の提供情報を記憶する。提供情報決定手段は、送信条件成立判定手段での成立判定に基づいて、提供情報記憶手段に記憶された複数種類の提供情報の中から所定の一の提供情報を決定する。変調パターン記憶手段は、提供情報決定手段での複数種類の提供情報ごとに種類の異なる複数個の変調パターンを記憶する。読み出し手段は、提供情報決定手段で決定された提供情報に対応する、変調パターン記憶手段での所定の変調パターンを読み出す。変調部は、読み出し手段で読み出された所定の変調パターンで、発光部の発光強度を光強度変調する。したがって、複数種類の提供情報の中で所定の提供情報を可視光通信という形態で、遊技者の携帯情報機器に提供することができ、種々の提供情報を取得できるという面白味がある。
(5) 前記(3)または(4)に記載の遊技機において、
当該遊技機に配設され、かつ、遊技機が所定の状態となった場合に動作する部材であって、前記発光部を遮る遮光状態と前記発光部を露出する露出状態とに状態変化する動作を行う動作部材を備え、
前記送信手段は、前記動作部材が露出状態となっているときに提供情報の送信を行う
ことを特徴とする遊技機。
前記(5)に記載の発明によれば、動作部材は、遊技機に配設されたものであり、遊技機が所定の状態となった場合に動作する部材であって、発光部を遮る遮光状態と、発光部を露出する露出状態とに状態変化する動作を行う。送信手段は、動作部材が露出状態となっているときに提供情報の送信を行う。したがって、遊技機が所定の状態となった場合に、動作部材は、発光部を遮る遮光状態と発光部を露出する露出状態とに状態変化する動作を行い、この動作部材が露出状態となっている場合に、送信手段から提供情報が可視光通信という形態で送信され、この送信された提供情報を遊技者の携帯情報機器で受信取得できる。つまり、遊技機が所定の状態となることで動作部材が露出状態となると、提供情報を可視光通信という形態で取得でき、提供情報を獲得するために、遊技機が所定の状態となるように遊技を行うことができ、提供情報獲得という新たな面白さも具備する遊技機を提供することができる。
(6) 前記(5)に記載の遊技機において、
遊技者にとって有利な特定遊技状態の発生を示すための識別情報を変動表示する識別情報変動表示手段を備え、
前記送信条件成立判定手段は、前記識別情報変動表示手段に所定態様の変動表示演出または変動表示演出についての示唆演出が表示される場合に、送信条件成立と判定し、
前記動作部材は、前記識別情報変動表示手段に所定の識別情報の変動表示演出または示唆演出が表示される場合に、前記の状態変化する動作を行う
ことを特徴とする遊技機。
前記(6)に記載の発明によれば、識別情報変動表示手段は、遊技者にとって有利な特定遊技状態の発生を示すための識別情報を変動表示する。送信条件成立判定手段は、識別情報変動表示手段に所定態様の変動表示演出または変動表示演出についての示唆演出が表示される場合に、送信条件成立と判定する。動作部材は、識別情報変動表示手段に所定の識別情報の変動表示演出または示唆演出が表示される場合に、発光部を遮る遮光状態と発光部を露出する露出状態とに状態変化する動作を行う。したがって、遊技機が所定の状態となった場合、つまり、識別情報変動表示手段に所定態様の変動表示演出または変動表示演出についての示唆演出が表示される場合に、動作部材は、発光部を遮る遮光状態と発光部を露出する露出状態とに状態変化する動作を行い、この動作部材が露出状態となっている場合に、送信手段から提供情報が可視光通信という形態で送信され、この送信された提供情報を遊技者の携帯情報機器で受信取得できる。つまり、識別情報変動表示手段に所定の識別情報の変動表示演出または示唆演出が表示されることで動作部材が露出状態となると、提供情報を可視光通信という形態で取得でき、提供情報を獲得するために、識別情報変動表示手段に所定の識別情報の変動表示演出または示唆演出が表示されることを期待して遊技を行うことができ、提供情報獲得という新たな面白さも具備する遊技機を提供することができる。
(7) 前記(5)に記載の遊技機において、
遊技者にとって有利な特定遊技状態の発生を示すための識別情報を変動表示する識別情報変動表示手段を備え、
前記送信条件成立判定手段は、前記識別情報変動表示手段に特定遊技状態の発生を示す態様で識別情報が表示される場合に、送信条件成立と判定し、
前記動作部材は、前記識別情報変動表示手段に特定遊技状態の発生を示す態様で識別情報が表示される場合に、前記の状態変化する動作を行う
ことを特徴とする遊技機。
前記(7)に記載の発明によれば、識別情報変動表示手段は、遊技者にとって有利な特定遊技状態の発生を示すための識別情報を変動表示する。送信条件成立判定手段は、識別情報変動表示手段に特定遊技状態の発生を示す態様で識別情報が表示される場合に、送信条件成立と判定する。動作部材は、識別情報変動表示手段に特定遊技状態の発生を示す態様で識別情報が表示される場合に、発光部を遮る遮光状態と発光部を露出する露出状態とに状態変化する動作を行う。したがって、遊技機が所定の状態となった場合、つまり、識別情報変動表示手段に特定遊技状態の発生を示す態様で識別情報が表示される場合に、動作部材は、発光部を遮る遮光状態と発光部を露出する露出状態とに状態変化する動作を行い、この動作部材が露出状態となっている場合に、送信手段から提供情報が可視光通信という形態で送信され、この送信された提供情報を遊技者の携帯情報機器で受信取得できる。つまり、識別情報変動表示手段に特定遊技状態の発生を示す態様で識別情報が表示されることで動作部材が露出状態となると、提供情報を可視光通信という形態で取得でき、提供情報を獲得するために、識別情報変動表示手段に特定遊技状態の発生を示す態様で識別情報が表示されるように遊技を行うことができ、提供情報獲得という新たな面白さも具備する遊技機を提供することができる。
(8) 前記(6)または(7)に記載の遊技機において、
前記動作部材は、前記識別情報変動表示手段の周囲を飾りつける装飾部材の所定箇所に配設されている
ことを特徴とする遊技機。
前記(8)に記載の発明によれば、動作部材は、識別情報変動表示手段の周囲を飾りつける装飾部材の所定箇所に配設されている。したがって、識別情報変動表示手段の周囲を飾りつける装飾部材の所定箇所に配設された動作部材は、遊技機が所定の状態となった場合(例えば、識別情報変動表示手段に所定の識別情報が表示される場合や、識別情報変動表示手段に特定遊技状態の発生を示す態様で識別情報が表示される場合)に、発光部を遮る遮光状態と発光部を露出する露出状態とに状態変化する動作を行い、この動作部材が露出状態となっている場合に、送信手段から提供情報が可視光通信という形態で送信され、この送信された提供情報を遊技者の携帯情報機器で受信取得でき、提供情報を獲得するために、識別情報変動表示手段に特定遊技状態の発生を示す態様で識別情報が表示されるように遊技を行うことができ、提供情報獲得という新たな面白さも具備する遊技機を提供することができる。また、識別情報変動表示手段の周囲を飾りつける装飾部材に動作部材が設けられているので、動作部材の動作の見落としが少ない。つまり、遊技者は、通常、識別情報変動表示手段での変動表示に注視しており、この識別情報変動表示手段の近傍に設けられた装飾部材の動作部材が動作すると、遊技者はその動作に気付き、動作部材の動作の見落としが少なく、提供情報の取得を好適に知ることができる。
(9) 前記(7)に記載の遊技機において、
遊技球の入球が可能な開放状態と、遊技球の入球が不可能な閉鎖状態とに可変する開閉部を有する可変入球手段を備え、
前記動作部材は、前記可変入球手段の前記開閉部であり、前記開閉部を閉鎖状態とすることで前記発光部を遮る遮光状態を形成し、前記開閉部を開放状態とすることで前記発光部を露出する露出状態を形成するものである
ことを特徴とする遊技機。
前記(9)に記載の発明によれば、可変入球手段は、遊技球の入球が可能な開放状態と、遊技球の入球が不可能な閉鎖状態とに可変する開閉部を有する。動作部材は、可変入球手段の開閉部であり、開閉部を閉鎖状態とすることで発光部を遮る遮光状態を形成し、開閉部を開放状態とすることで発光部を露出する露出状態を形成するものである。したがって、可変入球手段の開閉部は、遊技機が所定の状態となった場合(識別情報変動表示手段に特定遊技状態の発生を示す態様で識別情報が表示される場合)に、遊技球の入球が可能な開放状態と、遊技球の入球が不可能な閉鎖状態とに可変するが、この開閉部の開放状態と閉鎖状態との状態変化が、発光部の遮光状態と発光部の露出状態との状態変化に対応しており、この開閉部が開放状態となっている場合に発光部が露出状態となり、送信手段から提供情報が可視光通信という形態で送信され、この送信された提供情報を遊技者の携帯情報機器で受信取得でき、提供情報を獲得するために、識別情報変動表示手段に特定遊技状態の発生を示す態様で識別情報が表示されるように遊技を行うことができ、提供情報獲得という新たな面白さも具備する遊技機を提供することができる。また、可変入球手段の開閉部が動作部材となっているので、開閉部(動作部材)の動作の見落としが少ない。つまり、遊技者は、通常、識別情報変動表示手段で特定遊技状態を示す表示態様となると、可変入球手段の開閉部が開閉動作し、この開閉部の開閉動作を見るので、開閉部の開閉動作の見落としが少なく、提供情報の取得を好適に知ることができる。
(10) 前記(4)から(9)のいずれか一つに記載の遊技機において、
前記発光部は、複数色の可視光を出力するものであり、
前記変調パターン記憶手段は、前記複数個の変調パターンごとにそれぞれ対応する前記発光部の発光色データを記憶する発光色データ記憶手段を備え、
前記読み出し手段は、前記提供情報決定手段で決定された提供情報に対応する、前記変調パターン記憶手段での所定の変調パターンと、その変調パターンに対応する、前記発光色データ記憶手段での発光色データとを読み出すものであり、
前記変調部は、前記読み出し手段で読み出された所定の発光色データに基づく発光色で前記発光部を発光制御するとともに、前記読み出し手段で読み出された所定の変調パターンで前記発光部の発光強度を光強度変調する
ことを特徴とする遊技機。
前記(10)に記載の発明によれば、発光部は、複数色の可視光を出力する。変調パターン記憶手段に備えられた発光色データ記憶手段は、複数個の変調パターンごとにそれぞれ対応する発光部の発光色データを記憶する。つまり、複数個の変調パターンに一対一に対応する複数個の発光色データが発光色データ記憶手段に記憶されている。読み出し手段は、提供情報決定手段で決定された提供情報に対応する、変調パターン記憶手段での所定の変調パターンと、その変調パターンに対応する、発光色データ記憶手段での発光色データとを読み出す。変調部は、読み出し手段で読み出された所定の発光色データに基づく発光色で発光部を発光制御するとともに、読み出し手段で読み出された所定の変調パターンで発光部の発光強度を光強度変調する。したがって、発光色ごとに、送信する提供情報の内容を変えることができ、遊技者は発光部の発光色を見るだけで、その色に応じた提供情報の送信が行われていることがわかるし、提供情報の提供形態にバリエーションを持たせることができ、より面白味のある情報提供が可能となる。
(11) 前記(10)に記載の遊技機において、
前記発光部は、n(nは正の整数)色の可視光を出力するものであり、
前記提供情報記憶手段は、前記携帯情報機器で全n色の可視光の変調パターンで変調された提供情報を全て取得した場合に、それぞれの色の可視光の変調パターンで得られるそれぞれの提供情報が完成した一の完成情報となるように、色ごとの提供情報を記憶するものである
ことを特徴とする遊技機。
前記(11)に記載の発明によれば、発光部は、n(nは正の整数)色の可視光を出力する。提供情報記憶手段は、携帯情報機器で全n色の可視光の変調パターンで変調された提供情報を全て取得した場合に、それぞれの色の可視光の変調パターンで得られるそれぞれの提供情報が完成した一の完成情報となるように、色ごとの提供情報を記憶している。したがって、全n色の可視光の変調パターンで変調された提供情報を全て携帯情報機器に取得した場合に、それぞれの色の可視光の変調パターンで得られるそれぞれの提供情報が完成した一の完成情報を携帯情報機器で見ることができ、遊技者は、これらの提供情報の完成を目指して遊技を楽しむという新たな遊技性も確保でき、遊技の面白味をされに向上させることができる。
(12) 請求項1に記載の遊技機、または、前記(1)から(11)のいずれか一つに記載の遊技機において、
さらに、前記送信手段による提供情報の送信の可否を決定するための抽選を行う送信抽選手段を備え、
前記送信手段は、前記送信抽選手段での当選の場合に、前記提供情報決定手段で決定された提供情報を、電磁波の信号形態で送信する
ことを特徴とする遊技機。
前記(12)に記載の発明によれば、送信抽選手段は、送信手段による提供情報の送信の可否を決定するための抽選を行う。送信手段は、送信抽選手段での当選の場合に、提供情報決定手段で決定された提供情報を、電磁波の信号形態で送信する。したがって、送信条件成立判定手段で送信条件成立と判定し、かつ、送信抽選手段で当選した場合に提供情報が送信手段により送信されるので、提供情報の送信に送信抽選手段による抽選の意外性という要素を加えることができ、意外性のある提供情報の送信という形態を実現できる。
(13) 前記(12)に記載の遊技機において、
さらに、前記送信抽選手段での抽選の当落判定に用いる当落判定テーブルと、
前記当落判定テーブルでの当選値または当選確率を変更指示に従って変更する当選確率変更手段と
を備えていることを特徴とする遊技機。
前記(13)に記載の発明によれば、当落判定テーブルは、送信抽選手段での抽選の当落判定に用いるためのものである。当選確率変更手段は、当落判定テーブルでの当選値または当選確率を変更指示に従って変更する。送信抽選手段は、当選確率変更手段によりその内容が変更された当落判定テーブルを用いて抽選する。したがって、当選確率変更手段に変更指示することで、当落判定テーブルでの当選値または当選確率を変更することができ、提供情報の提供確率を変更することができ、提供情報の取得にメリハリをつけることができる。また、遊技者にとって見れば、提供情報の取得し易いときを狙って遊技を行うようにするという遊技時期選択の面白味も得ることができる。例えば、遊技場(ホール)側で送信抽選手段の当選し易さを変更でき、遊技者は提供情報の取得し易さから積極的に遊技を行うようになるし、逆に、遊技場(ホール)側で送信抽選手段の当選し難く変更すると、遊技者は提供情報の取得し難さから遊技の積極参加がやや低下することになるので、遊技場(ホール)側にとって見れば、遊技者に提供情報なる付加価値の提供の自由度を向上させることができる。
(14) 前記(6)に記載の遊技機において、
前記提供情報は、所定の画像情報、所定の音声情報または現在の識別情報の変動表示演出の変動結果についての情報である変動結果情報の少なくとも一つである
ことを特徴とする遊技機。
前記(14)に記載の発明によれば、提供情報は、所定の画像情報(例えばキャラクタ画像、そのキャラクタ画像に関する新規画像など)、所定の音声情報または現在の識別情報の変動表示演出の変動結果についての情報である変動結果情報の少なくとも一つである。したがって、提供情報を取得する、つまり、送信された提供情報を携帯情報機器で受信取得することで、所定の画像情報、所定の音声情報、または現在の識別情報の変動表示演出の変動結果についての情報である変動結果情報を見ることができる。所定の画像情報や所定の音声情報を集めるという面白味や、現在実行中の変動表示演出の変動結果である変動結果情報を変動表示演出終了前に知ることができるという面白味を得ることができる。
(15) 前記(7)に記載の遊技機において、
前記提供情報は、特定遊技状態の発生後の最初の識別情報の変動表示演出またはその内容を示す情報、または、特定遊技状態の発生後に特定遊技状態の発生確率が上昇した状態である確変状態への昇格の有無についての情報の少なくとも一つである
ことを特徴とする遊技機。
前記(15)に記載の発明によれば、提供情報は、特定遊技状態の発生後の最初の識別情報の変動表示演出またはその内容を示す情報、または、特定遊技状態の発生後に特定遊技状態の発生確率が上昇した状態である確変状態への昇格の有無についての情報の少なくとも一つである。したがって、提供情報を取得する、つまり、送信された提供情報を携帯情報機器で受信取得することで、特定遊技状態の発生後の最初の識別情報の変動表示演出またはその内容を示す情報、または、特定遊技状態の発生後に特定遊技状態の発生確率が上昇した状態である確変状態への昇格の有無についての情報を見ることができる。特定遊技状態の発生後の最初の識別情報の変動表示演出またはその内容を示す情報、または、特定遊技状態の発生後に特定遊技状態の発生確率が上昇した状態である確変状態への昇格の有無についての情報を先んじて知ることができるという面白味を得ることができる。
(16) 前記(5)に記載の遊技機において、
前記動作部材は、前記発光部からの可視光出力が所定の出力値以上となると、当該動作部材を通して前記発光部の発光または発光色が視認可能となるものであり、
前記変調部は、前記動作部材が遮光状態となっているときに、前記発光部による提供情報の可視光出力を、前記出力値以上となるように増加させるように制御する
ことを特徴とする遊技機。
前記(16)に記載の発明によれば、動作部材は、発光部からの可視光出力が所定の出力値(閾値)以上となると、当該動作部材を通して発光部の発光または発光色が視認可能となるものである。変調部は、動作部材が遮光状態となっているときに、発光部による提供情報の可視光出力を、前記出力値(閾値)以上となるように増加させるように制御する。したがって、動作部材が遮光状態となっている場合には、発光部の可視光出力が増大され、動作部材を通して発光部の発光または発光色が視認できるようになっており、動作部材が遮光状態となっていても、遊技者は発光部の発光や発光色を知ることができ、目的の発光や発光色である場合に携帯情報機器での可視光通信の準備などを好適にすることができる。つまり、動作部材が露出状態となった後に発光部を見て慌てて携帯情報機器での可視光通信の準備をするということを低減できる。
(17) 前記(5)に記載の遊技機において、
前記変調部は、前記発光部の発光色を提供情報の信頼性に応じて変化させるように変調制御する
ことを特徴とする遊技機。
前記(17)に記載の発明によれば、変調部は、発光部の発光色を提供情報の信頼性に応じて変化させるように変調制御する。したがって、提供情報が信頼できるものであるかどうかを発光色に基づいて識別することができる。遊技者は、提供情報を受信するかどうかを、発光部の発光色によって判断し選択することができる。
(18) 請求項1に記載の遊技機、または、前記(1)から(17)のいずれか一つに記載の遊技機において、
前記遊技機はパチンコ機であることを特徴とする遊技機。
前記(18)に記載の遊技機によれば、遊技者の興味を引く興趣性に優れたパチンコ機を提供できる。なお、パチンコ機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて遊技用媒体としての球を所定の遊技領域に発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(または作動ゲートを通過)することを必要条件として、表示装置において動的表示されている識別情報(図柄等)が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞手段(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
(19)請求項1に記載の遊技機、または、前記(1)から(17)のいずれかに記載の遊技機において、
前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機。
前記(19)に記載の遊技機によれば、遊技者の興味を引く興趣性に優れたスロットマシンを提供できる。なお、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、あるいは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技用媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
(20)請求項1に記載の遊技機、または、前記(1)から(17)のいずれかに記載の遊技機において、
前記遊技機はパチンコ機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機。
前記(20)に記載の遊技機によれば、遊技者の興味を引く興趣性に優れた、パチンコ機とスロットマシンとを融合させたものを提供できる。なお、この融合させたものの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する識別情報変動表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、あるいは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技用媒体として球を使用するとともに、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
この発明に係る遊技機によれば、遊技用媒体を用いて遊技を行う遊技機において、所定の送信条件成立を判定する送信条件成立判定手段と、前記送信条件成立判定手段での成立判定に基づいて、当該遊技機から遊技者の携帯する携帯情報機器に提供すべき提供情報を決定する提供情報決定手段と、前記提供情報決定手段で決定された提供情報を、電磁波の信号形態で送信する送信手段と、を備えているので、いわゆる遊技、つまり大量の遊技用媒体を得ることができる特別遊技状態を獲得するという遊技の他に、提供情報を取得できるという面白味を具備することができ、より興趣性を向上させることができる。その結果、遊技者の興味を引く興趣性に優れた遊技機を提供できる。
以下、パチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)の各種の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
実施例1のパチンコ機を、図面に基づいて詳細に説明する。図1はパチンコ機10の正面図であり、図2は、外枠11に対して内枠12と前面枠セット14とを開放した状態を示す斜視図である。但し、図2では便宜上、下皿ユニット13が内枠12から取り外された状態を示している。
図1,2に示すように、パチンコ機10は、当該パチンコ機10の外殻を形成する外枠11と、この外枠11の一側部に開閉可能に支持された内枠12とを備えている。
内枠12の開閉軸線はパチンコ機10の正面からみてハンドル(後述する遊技球発射ハンドル18)設置箇所の反対側(図1のパチンコ機10の左側)で上下に延びるように設定されており、この開閉軸線を軸心にして内枠12が前方側に十分に開放できるようになっている。
内枠12の構成を図3も用いて詳細に説明する。図3は、パチンコ機10から前面枠セット14を取り外した状態を示す正面図である(但し、図3では便宜上、遊技盤30面上の遊技領域内の構成を空白で示している)。
内枠12は、大別すると、その最下部に取り付けられた下皿ユニット13と、この下皿ユニット13よりも上側の範囲で内枠12の左側の上下方向の開閉軸線を軸心にして開閉自在に取り付けられた前面枠セット14と、後述する樹脂ベース20と、この樹脂ベース20の後側に取り付けられる遊技盤30とを備えている。
下皿ユニット13は、内枠12に対してネジ等の締結具により固定されている。この下皿ユニット13の前面側には、下皿15と球抜きレバー17と遊技球発射ハンドル18と音出力口24が設けられている。球受皿としての下皿15は、下皿ユニット13のほぼ中央部に設けられており、排出口16より排出された遊技球が下皿15内に貯留可能になっている。球抜きレバー17は、下皿15内の遊技球を抜くためのものであり、この球抜きレバー17を図1で左側に移動させることにより、下皿15の底面の所定箇所が開口され、下皿15内に貯留された遊技球を下皿15の底面の開口部分を通して下方向外部に抜くことができる。遊技球発射ハンドル18は、下皿15よりも右方で手前側に突出して配設されている。遊技者による遊技球発射ハンドル18の操作に応じて、遊技球発射装置38によって遊技球が後述する遊技盤30の方へ打ち込まれるようになっている。遊技球発射装置38は、遊技球発射ハンドル18とセットハンドルと発射モータなどで構成されている。音出力口24は、下皿ユニット13内あるいは背面に設けられたスピーカからの音を出力するための出力口である。
また、前面枠セット14は、図2に示すように、内枠12に対して開閉可能に取り付けられており、内枠12と同様、パチンコ機10の正面からみて左側に上下に延びる開閉軸線を軸心にして前方側に開放できるようになっている。しかも前面枠セット14は内枠12の外側壁(リブ)12b(図3参照)内に嵌まり込むようにして取り付けられている。つまり、この前面枠セット14の側面の少なくとも一部が内枠12の外側壁(リブ)12b内に嵌まり込むようにして取り付けられているので、内枠12と前面枠セット14との隙間から異物(針状あるいは薄板状等のもの)を差し入れるなどの不正行為を防止できるようになっている。
一方、前面枠セット14の下部(上述の下皿15の上方位置)には、遊技球の受皿としての上皿19が一体的に設けられている。ここで、上皿19は、遊技球を一旦貯留し、一列に整列させながら遊技球発射装置38の方へ導出するための球受皿である。従来のパチンコ機では前面枠セットの下方に内枠に対し開閉可能な前飾り枠が設けられ、該前飾り枠に上皿が設けられていたのであるが、本実施の形態では前飾り枠が省略され、前面枠セット14に対し直接的に上皿19が設けられている。
図3に示すように、内枠12は、外形が矩形状の樹脂ベース20を主体に構成されており、樹脂ベース20の中央部には略円形状の窓孔21が形成されている。樹脂ベース20の後側には遊技盤30が着脱可能に装着されている。遊技盤30は四角形状の合板よりなり、その周縁部が樹脂ベース20(内枠12)の裏側に当接した状態で取着されている。従って、遊技盤30の前面部の略中央部分が樹脂ベース20の窓孔21を通じて内枠12の前面側に露出した状態となっている。また、窓穴21には、2枚のガラス137(図2参照)が前後に所定間隔を隔てて取着されている。
次に、図4を用いて遊技盤30の構成を説明する。図4は遊技盤30の構成を示す正面図である。遊技盤30は、一般入賞口31、可変入賞装置32、第1の始動口33(例えば作動チャッカ)、第2の始動口34(例えばスルーゲート)、可変表示装置ユニット35等を備えている。これらの一般入賞口31、可変入賞装置32、第1の始動口33(例えば作動チャッカ)、第2の始動口34(例えばスルーゲート)、可変表示装置ユニット35等は、遊技盤30における、ルータ加工によって形成された各貫通孔にそれぞれに配設され、遊技盤30前面側から木ネジ等により取り付けられている。前述の一般入賞口31、可変入賞装置32および第1の始動口33に遊技球が入球し、当該入球が後述する検出スイッチ(入賞口スイッチ(図示省略)、カウントスイッチ223(後述する図10参照)、作動口スイッチ224(図5参照)等)で検出され、この検出スイッチの出力に基づいて、上皿19(または下皿15)へ所定数の賞品球が払い出される。その他に、遊技盤30にはアウト口36が設けられており、各種入賞装置等に入球しなかった遊技球はこのアウト口36を通って図示しない球排出路の方へと案内されるようになっている。遊技盤30には、遊技球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されているとともに、風車37等の各種部材(役物)が配設されている。
可変表示装置ユニット35は、第1の始動口33への入賞をトリガとして、識別情報としての第1図柄(例えば特別図柄)を変動表示する第1図柄表示装置42と、第2の始動口34の通過をトリガとして、第2図柄(例えば普通図柄)を変動表示する第2図柄表示装置41とを備えている。
第2図柄表示装置41は、第2図柄用の表示部43と保留ランプ44とを有し、遊技球が第2の始動口34を通過する毎に例えば表示部43による表示図柄(普通図柄)が変動し、その変動表示が所定図柄で停止した場合に第1の始動口33が所定時間だけ作動状態となる(開放される)よう構成されている。遊技球が第2の始動口34を通過した回数は最大4回まで保留され、その保留回数が保留ランプ44にて点灯表示されるようになっている。なお、表示部43は、複数のランプの点灯を切り換えることにより変動表示される構成の他、第1図柄表示装置42(液晶表示装置)の一部で変動表示される構成等であっても良い。保留ランプ44も同様に、第1図柄表示装置42の一部で変動表示される構成等であっても良い。なお、上述した第2図柄表示装置41が本発明における普通識別情報変動表示手段に相当する。
第1図柄表示装置42は液晶表示装置として構成されており、後述する表示制御装置45により表示内容が制御される。第1図柄表示装置42には、例えば左、中及び右の3つの図柄列が表示される。各図柄列は複数の図柄によって構成されており、これら図柄が図柄列毎にスクロールされるようにして第1図柄表示装置42に可変表示されるようになっている。なお本実施の形態では、第1図柄表示装置42(液晶表示装置)は例えば9.5インチサイズの大型の液晶ディスプレイを備える。可変表示装置ユニット35には、第1図柄表示装置42を囲むようにしてセンターフレーム47が配設されている。なお、上述した第1図柄表示装置42が本発明における識別情報変動表示手段に相当し、上述した表示制御装置45が本発明における表示制御手段に相当する。
可変入賞装置32は、通常は遊技球が入賞できない又は入賞し難い閉状態になっており、大当たりの際に遊技球が入賞しやすい開状態と通常の閉状態とに繰り返し作動されるようになっている。より詳しくは、第1の始動口33に対し遊技球が入賞すると第1図柄表示装置42で図柄が変動表示され、その停止後の確定図柄が予め設定した特定の図柄の組合せとなった場合に特別遊技状態が発生する。そして、可変入賞装置32の大入賞口32aが所定の開放状態となり、遊技球が入賞しやすい状態(大当たり状態)になるよう構成されている。具体的には、所定時間の経過又は所定個数の入賞を1ラウンドとして、可変入賞装置32の大入賞口32aが所定回数繰り返し開放される。遊技球が第1の始動口33を通過した回数は最大4回まで保留され、その保留回数が保留ランプ46にて点灯表示されるようになっている。なお、保留ランプ46は、第1図柄表示装置42の一部で変動表示される構成等であっても良い。
また、遊技盤30には、遊技球発射装置38から発射された遊技球を遊技盤30上部へ案内するためのレールユニット50が取り付けられており、遊技球発射ハンドル18の回動操作に伴い発射された遊技球はレールユニット50を通じて所定の遊技領域に案内されるようになっている。レールユニット50はリング状をなす樹脂成型品(例えば、フッ素樹脂が添加されて成形されたもの)にて構成されており、内外二重に一体形成された内レール51と外レール52とを有する。
内レール51の先端部分(図4の左上部)には戻り球防止部材53が取着されている。これにより、一旦、内レール51及び外レール52間の球案内通路から遊技盤30の上部へと案内された遊技球が再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止されるようになっている。また、外レール52には、遊技球の最大飛翔部分に対応する位置(図4の右上部:外レール52の先端部に相当する部位)に返しゴム54が取着されている。従って、所定以上の勢いで発射された遊技球は、返しゴム54に当たって跳ね返されるようになっている。外レール52の内側面には、遊技球の飛翔をより滑らかなものとするべく、つまり遊技球の摩擦抵抗を少なくするべく、長尺状をなすステンレス製の金属帯としての摺動プレート55が取着されている。
内レール51及び外レール52間の球案内通路の入口には、同球案内通路の一部を閉鎖するようにして凸部57が形成されている。この凸部57は、内レール51からレールユニット50下端部にかけて略鉛直方向に設けられ、遊技領域まで至らず球案内通路内を逆流してくるファール球をファール球通路63(図3参照)に導くための役目をなす。なお、遊技盤30の右下隅部及び左下隅部は、証紙(例えば製造番号が記載されている)等のシール(図4のS1,S2)やプレートを貼着するためのスペースとなっており、この貼着スペースを確保するために、フランジ56に切欠58,59が形成されている。遊技盤30の右下隅部や左下隅部に、証紙等のシール(図4のS1,S2)を貼着することで、遊技盤30と証紙との一義性を持たせることができる。
次に、遊技領域について説明する。遊技領域は、レールユニット50の内周部(内外レール)により略円形状に区画形成されており、特に本実施の形態では、遊技盤30の盤面上に区画される遊技領域が従来よりもはるかに大きく構成されている。本実施の形態では、外レール52の最上部地点から遊技盤30下部までの間の距離は445mm(従来品よりも58mm長い)、外レール52の極左位置から内レール51の極右位置までの間の距離は435mm(従来品よりも50mm長い)となっている。また、内レール51の極左位置から内レール51の極右位置までの間の距離は418mmとなっている。
なお、可変表示装置ユニット35の両側に位置する第2の始動口34は、該第2の始動口34を通過した遊技球が中央の方へ寄せられるような案内機構を有している。これにより、遊技領域が左右方向に拡張されている場合であっても、遊技球を中央の第1の始動口33や可変入賞装置32の方へと案内することができ、ひいては、遊技領域が拡張されることにより遊技球が入賞しにくくなることによる興趣の低下が抑制されるようになっている。さらには、遊技領域が左右方向に拡張されていることによって、風車37、第2の始動口34、複数の釘(遊技球を中央に誘導するための誘導釘)、他の役物を種々配設することができ、可変表示装置ユニット35の左右両側の遊技領域での遊技球の挙動を一層面白くすることができるようになっている。また、遊技領域が上下方向にも拡張されていることから、さらに風車37、第2の始動口34、複数の釘、他の役物を種々配設することができ、遊技領域での上下方向の遊技球の挙動をより一層面白くすることができるようになっている。
図3の説明に戻り、前記樹脂ベース20において、窓孔21(遊技盤30)の下方には、遊技球発射装置38より発射された直後に遊技球を案内するための発射レール61が取り付けられている。発射レール61は、その後方の金属板62を介して樹脂ベース20に取付固定されており、所定の発射角度(打ち出し角度)にて直線的に延びるよう構成されている。従って、遊技球発射ハンドル18の回動操作に伴い発射された遊技球は、まずは発射レール61に沿って斜め上方に打ち出され、その後前述した通りレールユニット50の球案内通路を通じて所定の遊技領域に案内されるようになっている。
本パチンコ機10の場合、遊技領域が従来よりも大幅に拡張されており、かかる構成下では、誘導レールの曲率を小さくせざるを得ないことから、打出球を安定化させるための工夫を要する。そこで本実施の形態では、遊技球の発射位置を低くするとともに発射レール61の傾斜角度(発射角度)を既存のものよりも幾分大きくし(すなわち発射レール61を立ち上げるようにし)、さらに発射レール61の長さを既存のものよりも長くして十分な長さの球誘導距離を確保するようにしている。これにより、遊技球発射装置38から発射された遊技球をより安定した状態で誘導レールに案内できるようにしている。この場合特に、発射レール61を、遊技球発射装置38の発射位置から遊技領域の中央位置(アウト口36)を越える位置まで延びるよう形成している。
また、発射レール61とレールユニット50(誘導レール)との間には所定間隔の隙間があり、この隙間より下方にファール球通路63が形成されている。従って、仮に、遊技球発射装置38から発射された遊技球が戻り球防止部材53まで至らずファール球として誘導レール内を逆戻りする場合には、そのファール球がファール球通路63を介して下皿15に排出される。因みに、本実施の形態の場合、発射レール61の長さは約240mm、発射レール先端部の隙間の長さ(発射レール61の延長線上の長さ)は約40mmである。
ファール球が誘導レール内を逆流してくる際、その多くは外レール52に沿って流れ、外レール52の下端部に到達した時点で下方に落下するが、一部のファール球は誘導レール内で暴れ、内レール51側へ跳ね上がるものもある。この際、跳ね上がったファール球は、球案内通路入口の前記凸部57に当たり、ファール球通路63に誘導される。これにより、ファール球の全てがファール球通路63に確実に案内されるようになる。これにより、ファール球と次に発射される遊技球との干渉が抑制される。
なお、詳しい図面の開示は省略するが、遊技球発射装置38には、前面枠セット14側の球出口(上皿19の最下流部より通じる球出口)から遊技球が1つずつ供給される。この際、本実施の形態では遊技球の発射位置を低くしたため、前面枠セット14側の球出口から前記発射位置への落差が大きくなるが、発射レール61の基端部付近にはその右側と手前側にそれぞれガイド部材65,66を設置した。これにより、前面枠セット14側の球出口から供給される遊技球が常に所定の発射位置にセットされ、安定した発射動作が実現できる。また、遊技球発射装置38には打球槌が設けられ、軸部を中心とする打球槌の回動に伴い遊技球が発射されるが、打球槌に関して軽量化が望まれている。それ故、アルミニウム等の軽金属への材料変更や軸部寸法の縮小化により打球槌の軽量化を図る一方で、十分な発射力を確保すべく、打球槌のヘッド部(軸部と反対側の端部)に重り部を設けている。これにより、十分でかつ安定した遊技球の発射が実現できる。打球槌の重り部を上方に突出して設けることにより、打球槌を容易に摘んだりひっかけたりすることができ、槌先の打球強さの調整等がし易くなるという効果がある。
なお、図3中の符号67は上皿19に通ずる排出口であり、この排出口67を介して遊技球が上皿19に排出される。排出口67には、略水平方向の回転軸を軸心として略水平状態と略垂直状態とに変位する開閉式のシャッタ68が取り付けられている。前面枠セット14を内枠12から開放した状態(図3の状態)では、バネ等の付勢力によりシャッタ68が略水平状態から略垂直状態となり、排出口67から遊技球がこぼれ落ちないようにこの排出口67を閉鎖する。また、前面枠セット14を閉鎖した状態では、当該前面枠セット14の裏面に設けられた球通路樋69(図2参照)によりシャッタ68が押し開けられて略水平状態になり、排出口67の方へ排出された遊技球はもれなく球通路樋69を通って上皿19に排出されるようになる。従って、前飾り枠が省略され前面枠セット14に対して上皿19が直接設けられる構成とした本パチンコ機10において、前面枠セット14の開放に際し払出通路内等の遊技球がパチンコ機10外にこぼれ落ちてしまうといった不都合が防止できるようになっている。
樹脂ベース20には、窓孔21の右下部に略四角形状の小窓71が設けられている。従って、遊技盤30の右下隅部に張られた証紙などのシール(図4のS1)は、この小窓71を通じて視認できるようになっている。また、この小窓71からシール等を貼り付けることも可能となっている。
また、図3に示すように、内枠12の左端部には、前面枠セット14の支持機構として、支持金具81,82が取り付けられている。上側の支持金具81には図の手前側に切欠を有する支持孔83が設けられ、下側の支持金具82には鉛直方向に突出した突起軸84が設けられている。
図3に示すように、内枠12の上側には、前面枠セット14が内枠12に対して開かれたことを検出する前面枠セット開検出スイッチ90が設けられている。前面枠セット14が開かれると、前面枠セット開検出スイッチ90からホール内(パチンコ店内)用コンピュータへ出力されるようになっている。
前面枠セット14にはその周囲(例えばコーナー部分)に各種ランプ等の発光手段が設けられている。これら発光手段は、大当たり時や所定のリーチ時等における遊技状態の変化に応じて点灯、点滅のように発光態様が変更制御され遊技中の演出効果を高める役割を果たすものである。例えば、窓部101の周縁には、LED等の発光手段を内蔵した環状電飾部102が左右対称に設けられ、該環状電飾部102の中央であってパチンコ機10の最上部には、同じくLED等の発光手段を内蔵した中央電飾部103が設けられている。本パチンコ機10では、中央電飾部103が大当たりランプとして機能し、大当たり時に点灯や点滅を行うことにより、大当たり中であることを報知する。さらに、上皿19周りにも、同じくLED等の発光手段を内蔵した上皿電飾部104が設けられている。その他、中央電飾部103の左右側方には、賞球払出し中に点灯する賞球ランプ105と所定のエラー時に点灯するエラー表示ランプ106とが設けられている。また、環状電飾部102の下端部に隣接するようにして、内枠12表面や遊技盤30表面等の一部を視認できるよう透明樹脂からなる小窓107が設けられている。この小窓107の所定箇所を平面状としているので、遊技盤30の右下隅部に貼り付けられた証紙などを、小窓107の当該平面状箇所から機械で好適に読み取ることができる。
また、窓部101の下方には貸球操作部120が配設されており、貸球操作部120には球貸しボタン121と、返却ボタン122と、度数表示部123とが設けられている。パチンコ機10の側方に配置された図示しないカードユニット(球貸しユニット)に紙幣やカード等を投入した状態で貸球操作部120が操作されると、その操作に応じて遊技球の貸出が行われる。球貸しボタン121は、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が上皿19に供給される。返却ボタン122は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。度数表示部123はカード等の残額情報を表示するものである。なお、カードユニットを介さずに球貸し装置等から上皿に遊技球が直接貸し出されるパチンコ機、いわゆる現金機では貸球操作部120が不要となる。故に、貸球操作部120の設置部分に、飾りシール等が付されるようになっている。これにより、カードユニットを用いたパチンコ機と現金機との貸球操作部の共通化が図れる。
また、遊技盤30の裏面には、各種入賞口などの遊技球の通過を検出するための入賞感知機構などが設けられている。具体的には、遊技盤30表側の一般入賞口31に対応する位置には入賞口スイッチ(図示省略)が設けられ、可変入賞装置32には、後述する図10に示すように、カウントスイッチ223が設けられている。カウントスイッチ223は、入賞球をカウントするスイッチである。また、第1の始動口33に対応する位置には作動口スイッチ224が設けられ、第2の始動口34に対応する位置にはゲートスイッチ(図示省略)が設けられている。なお、上述した作動口スイッチ224が本発明における入賞検出手段に相当する。
入賞口スイッチ(図示省略)及びゲートスイッチ(図示省略)は、図示しない電気配線を通じて盤面中継基板(図示省略)に接続され、さらにこの盤面中継基板(図示省略)が後述する主基板(主制御装置261)に接続されている。また、カウントスイッチ223は大入賞口中継基板(図示省略)に接続され、さらにこの大入賞口中継基板(図示省略)がやはり主基板に接続されている。これに対し、作動口スイッチ224は中継基板を介さずに直接主基板に接続されている。
その他図示は省略するが、可変入賞装置32には、大入賞口32aを開放するための大入賞口ソレノイドが設けられ、第1の始動口33には、電動役物を開放するための作動口ソレノイドが設けられている。
上記入賞感知機構にて各々検出された検出結果は、後述する主基板に取り込まれ、該主基板よりその都度の入賞状況に応じた払出指令(遊技球の払出個数)が払出制御基板に送信される。そして、該払出制御基板の出力により所定数の遊技球の払出が実施される。かかる場合、各種入賞口に入賞した遊技球を入賞球処理装置に一旦集め、その入賞球処理装置で入賞球の存在を1つずつ順番に確認した上で払出を行う従来方式(いわゆる証拠球方式)とは異なり、本実施の形態のパチンコ機10では、各種入賞口毎に遊技球の入賞を電気的に感知して払出が直ちに行われる(すなわち、本パチンコ機10では入賞球処理装置を廃止している)。故に、払い出す遊技球が多量にあっても、その払出をいち早く実施することが可能となる。但し、本発明に従来の「証拠球方式」を適用してもよい。
次に、本パチンコ機10の電気的構成について、図5を用いて説明する。図5は、本パチンコ機10の電気的構成を示したブロック図である。本パチンコ機10は、主制御装置261と、払出制御装置311と、発射制御装置312と、表示制御装置45と、電源装置313などを備えている。以下に、これらの装置を個別に詳細に説明する。
主制御装置261は、主たる制御を司るCPU、遊技プログラムを記憶したROM、遊技の進行に応じた必要なデータを記憶するRAM、各種機器との連絡をとるポート、各種抽選の際に用いられる乱数発生器、時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロックパルス発生回路等を含む主基板を具備している。
また、音声ランプ制御装置262は、例えば主制御装置261(主基板)又は表示制御装置45からの指示に従い音声やランプ表示の制御を司るCPUや、その他ROM、RAM、各種ポート等を含む音声ランプ制御基板を具備している。音声ランプ制御装置262上には電源中継基板266が搭載されており、後述する電源基板より供給される電源がこの電源中継基板266を介して表示制御装置45及び音声ランプ制御装置262に出力されるようになっている。
払出制御装置311、発射制御装置312及び電源装置313は周知の通り制御の中枢をなすCPUや、その他ROM、RAM、各種ポート等を含む制御基板を具備しており、払出制御装置311の払出制御基板により、賞品球や貸出球の払出が制御される。また、発射制御装置312の発射制御基板により、遊技者による遊技球発射ハンドル18の操作に従い発射モータ(図示省略)の制御が行われ、電源装置313の電源基板により、各種制御装置等で要する所定の電源電圧が生成され出力される。
また、電源装置313にはRAM消去スイッチ(図示省略)が設けられている。本パチンコ機10はバックアップ機能を有しており、万一停電が発生した際でも停電時の状態を保持し、停電からの復帰(復電)の際には停電時の状態に復帰できるようになっている。従って、通常手順で(例えばホールの営業終了時に)電源遮断すると電源遮断前の状態が記憶保持されることから、電源投入時に初期状態に戻したい場合には、RAM消去スイッチを押しながら電源を投入することとしている。
パチンコ機10の主制御装置261には、演算装置である1チップマイコンとしてのCPU501が搭載されている。CPU501には、該CPU501により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM502と、そのROM502内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM503と、割込回路やタイマ回路、データ送受信回路などの各種回路が内蔵されている。
RAM503は、パチンコ機10の電源のオフ後においても電源装置313からバックアップ電圧が供給されてデータが保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM503には、各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリやエリアの他に、バックアップエリア503aが設けられている。
バックアップエリア503aは、停電などの発生により電源が切断された場合において、電源の再入時にパチンコ機10の状態を電源切断前の状態に復帰させるべく、電源切断時(停電発生時を含む。以下同様)のスタックポインタや、各レジスタ、I/O等の値を記憶しておくためのエリアである。バックアップエリア503aへの書き込みは、NMI割込み処理によって電源切断時に実行され、逆にバックアップエリア503aに書き込まれた各値の復帰は、電源入時(停電解消による電源入を含む。以下同様)の復電処理において実行される。なお、CPU501のNMI端子(ノンマスカブル割込端子)には、停電等の発生による電源断時に、後述する停電監視回路542から出力される停電信号S1が入力されるように構成されており、停電の発生により、停電処理(NMI割込み処理)が即座に実行される。
かかるROM502及びRAM503を内蔵したCPU501には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン504を介して入出力ポート505が接続されている。入出力ポート505には、後述するRAM消去スイッチ回路643、払出制御装置311、表示制御装置45や、その他図示しないスイッチ群などが接続されている。
また、払出制御装置311は、払出モータにより賞球や貸し球の払出制御を行うものである。演算装置であるCPU511は、そのCPU511により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM512と、ワークメモリ等として使用されるRAM513とを備えている。
払出制御装置311のRAM513は、前述した主制御装置261のRAM503と同様に、パチンコ機10の電源のオフ後においても電源装置313からバックアップ電圧が供給されてデータが保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM513には、各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリやエリアの他に、バックアップエリア513aが設けられている。
バックアップエリア513aは、停電などの発生により電源が切断された場合において、電源の再入時にパチンコ機10の状態を電源切断前の状態に復帰させるべく、電源切断時のスタックポインタや、各レジスタ、I/O等の値を記憶しておくためのエリアである。このバックアップエリア513aへの書き込みは、NMI割込み処理によって電源切断時に実行され、逆にバックアップエリア513aに書き込まれた各値の復帰は、電源入時の復電処理において実行される。
かかるROM512及びRAM513を内蔵したCPU511には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン514を介して入出力ポート515が接続されている。入出力ポート515には、RAM消去スイッチ回路543、主制御装置261、発射制御装置312、払出モータ358aなどがそれぞれ接続されている。
発射制御装置312は、発射モータ(図示省略)による遊技球の発射を許可又は禁止するものであり、発射モータは、所定条件が整っている場合に駆動が許可される。具体的には、払出制御装置311から発射許可信号が出力されていること、遊技者が遊技球発射ハンドル18をタッチしていることをセンサ信号により検出していること、発射を停止させるための発射停止スイッチが操作されていないことを条件に、発射モータが駆動され、遊技球発射ハンドル18の操作量に応じた強度で遊技球が発射される。
表示制御装置45は、第1図柄表示装置42における第1図柄の変動表示と、第2図柄表示装置41における第2図柄の変動表示とを制御するものである。この表示制御装置45は、CPU521と、ROM(プログラムROM)522と、ワークRAM523と、ビデオRAM524と、キャラクタROM525と、画像コントローラ526と、入力ポート527と、2つの出力ポート528,529と、バスライン530,531とを備えている。入力ポート527の入力には主制御装置261の出力が接続され、入力ポート527の出力には、CPU521、ROM522、ワークRAM523、画像コントローラ526が接続されると共にバスライン530を介して一方の出力ポート528が接続されている。出力ポート528の出力には第2図柄表示装置41(表示部43)や、音声ランプ制御装置262が接続されている。また、画像コントローラ526にはバスライン531を介して出力ポート529が接続されており、その出力ポート529の出力には液晶表示装置である第1図柄表示装置42が接続されている。
表示制御装置45のCPU521は、主制御装置261から送信される表示コマンドに基づいて第1図柄表示装置42及び第2図柄表示装置41の表示を制御する。ROM522は、そのCPU521により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶するためのメモリであり、ワークRAM523は、CPU521による各種プログラムの実行時に使用されるワークデータやフラグを一時的に記憶するためのメモリである。
ビデオRAM524は、第1図柄表示装置42に表示される表示データを記憶するためのメモリであり、このビデオRAM524の内容を書き替えることにより、第1図柄表示装置42の表示内容が変更される。キャラクタROM525は、第1図柄表示装置42に表示される図柄などのキャラクタデータを記憶するためのメモリである。画像コントローラ526は、CPU521、ビデオRAM524、出力ポート529のそれぞれのタイミングを調整してデータの読み書きに介在すると共に、ビデオRAM524に記憶される表示データを、キャラクタROM525から所定のタイミングで読み出して第1図柄表示装置42に表示させるものである。
また、電源装置313は、パチンコ機10の各部に電力を供給するための電源部541と、停電等による電源遮断を監視する停電監視回路542と、RAM消去スイッチ(図示省略)に接続されてなるRAM消去スイッチ回路543とを備えている。電源部541は、図示しない電源経路を通じて、主制御装置261や払出制御装置311等に対して各々に必要な動作電源を供給する。その概要としては、電源部541は、外部より供給される交流24ボルト電源を取り込み、各種スイッチやモータ等を駆部するための+12V電源、ロジック用の+5V電源、RAMバックアップ用のバックアップ電源などを生成し、これら+12V電源、+5V電源及びバックアップ電源を主制御装置261や払出制御装置311等に対して供給する。なお、発射制御装置312に対しては払出制御装置311を介して動作電源(+12V電源、+5V電源等)が供給される。
停電監視回路542は、停電等の発生による電源断時に、主制御装置261のCPU501及び払出制御装置311のCPU511の各NMl端子へ停電信号S1を出力するための回路である。停電監視回路542は、電源部541で交流5ボルトの電圧を監視し、この電圧が5ボルト未満になった時間が例えば20ミリ秒を超えた場合に停電(電源断)の発生と判断して、停電信号S1を主制御装置261及び払出制御装置311へ出力する。この停電信号S1の出力によって、主制御装置261及び払出制御装置311は、停電の発生を認識し、停電時処理(NMI割込み処理)を実行する。
なお、電源部541は、電源部541で監視している交流5ボルトが5ボルト未満となった時間が20ミリ秒を越えた後においても、かかる停電時処理の実行に充分な時間の間、制御系の駆動電圧である5ボルトの出力を正常値に維持するように構成されている。よって、主制御装置261及び払出制御装置311は、停電時処理を正常に実行し完了することができる。
RAM消去スイッチ回路543は、RAM消去スイッチ(図示省略)のスイッチ信号を取り込み、そのスイッチの状態に応じて主制御装置261のRAM503及び払出制御装置311のRAM513のバックアップデータをクリアするための回路である。RAM消去スイッチが押下された際、RAM消去スイッチ回路543は、RAM消去信号S2を主制御装置261及び払出制御装置311に出力する。RAM消去スイッチが押下された状態でパチンコ機10の電源が投入されると(停電解消による電源入を含む)、主制御装置261及び払出制御装置311においてそれぞれのRAM503,613のデータがクリアされる。
ところで、第1図柄表示装置(液晶表示装置)42には、図6に示すように、上・中・下の3つの図柄列U,M,Dが設定されており、図柄列U,M,D毎に左図柄、中図柄、右図柄の3個ずつの図柄(第1図柄:例えば特別図柄)が横方向に変動表示される。本実施の形態では、一連の図柄は、「0」〜「9」の数字を各々付した、海中生物などの絵柄からなる主図柄SZと、貝型形状の絵図柄からなる副図柄FZとにより構成されており、数字の昇順に主図柄SZが表示されると共に各主図柄SZの間に副図柄FZが配されて一連の図柄列U,M,Dが構成されている。そして、周期性を持って主図柄SZと副図柄FZが右から左へと変動表示されるようになっている。
かかる場合、上図柄列Uおよび中図柄列Mにおいて、上記一連の図柄が昇順(すなわち、主図柄SZの番号が増える順)に表示され、下図柄列Dにおいて、上記一連の図柄が降順(すなわち、主図柄SZの番号が減る順)に表示される。そして、第1の始動口33への入賞に基づいて一連の図柄列U,M,Dの変動表示が開始され、そして、上図柄列U→下図柄列D→中図柄列Mの順に変動表示が停止し、その停止時に第1図柄表示襲置42上の5つの有効ライン、すなわち左ラインL1、中ラインL2、右ラインL3、右上がりラインL4、左上がりラインL5の何れかで主図柄SZが大当たり図柄の組合せ(本実施の形態では、同一の主図柄SZの組合せ)で揃えば大当たりとして特定遊技動画(特別遊技動画)が表示されるようになっている。
次に、本実施例のパチンコ機10のさらなる特徴部分の構成について、図7〜図10を用いて説明する。図7は実施例1のパチンコ機10の要部の構成を示すブロック図である。図8(a)は可変入賞装置32の大入賞口32aが閉じた状態の正面図であり、図8(b)は可変入賞装置32の大入賞口32aが開いた状態の正面図である。図9は可変入賞装置32の大入賞口32aが閉じた状態を示す斜視図である。図10は可変入賞装置32の大入賞口32aが開いた状態の一部破断斜視図である。なお、図9,図10では、遊技球を符号Bで表している。
主制御装置261は、図7に示すように、大当り状態の発生を抽選する抽選部420を備えている。つまり、主制御装置261は、抽選部420で当選すると、第1図柄表示装置42での第1図柄の変動表示結果が予め設定した特定の図柄の組合せ(大当り図柄)となる表示演出を指示し、大当り表示後に大当り状態を発生させる機能を有するものである。要するに、主制御装置261は、例えば「0〜676」までの値をとり得る大当たり乱数カウンタC1(特別遊技状態となるか否かを決定するための第1乱数群)の値(第1乱数)に基づいて特別遊技状態を発生させているのである。
具体的には、主制御装置261のCPU501は、図7に示すように、大当たり乱数カウンタC1を発生させる第1乱数発生部400(第1乱数群発生機能)を有している。また、主制御装置261は、第1の始動口33に遊技球が入賞する毎に、RAM503の保留球格納エリアのうちの大当たり乱数カウンタC1の値を記憶するエリア(第1乱数記憶部402)を備えている。さらに、主制御装置261のCPU501は、この保留球格納エリア(第1乱数記憶部402)に記憶された大当たり乱数カウンタC1の値が当り値であるか否かを判定する第1判定部404(判定機能)も有している。
つまり、第1の始動口33に設けられた作動口スイッチ224での遊技球の入賞検出のタイミングで、第1乱数発生部400での大当り乱数カウンタC1の値(第1乱数)がRAM503の保留球格納エリア(第1乱数記憶部402)に記憶されるようになっている。また、低確率時においては、第1判定部404は、第1乱数記憶部402に記憶された大当り乱数カウンタC1の値(第1乱数)が2個の値「337,673」であれば大当りと判定し、そうでなければ外れと判定する。また、高確率時(確率変動時とも言う)においては、第1判定部404は、第1乱数記憶部402に記憶された大当り乱数カウンタC1の値(第1乱数)が10個の値「67,131,199,289,337,401,463,523,601,661」であれば大当りと判定し、そうでなければ外れと判定する。上述の第1乱数発生部400,第1判定部404は、CPU501に所定のプログラムを実行させることで実現されている。
そして、CPU501で大当たり乱数カウンタC1の値が当り値であると判定した場合には、主制御装置261から可変入賞装置32に特別遊技状態とするための信号が出力される。可変入賞装置32は、主制御装置261からの当該指示に基づいて、遊技球が入賞しやすい開状態と通常の閉状態とに繰り返し作動するという大当たり動作を実行するようになっている。
続いて、パチンコ機10は、遊技用媒体としての遊技球を用いた遊技を遊技者に提供可能なものであり、図7に示すように、所定の送信条件成立を判定する送信条件成立判定部430と、この送信条件成立判定部430での成立判定に基づいて、当該パチンコ機10から遊技者の携帯する携帯情報機器440に提供すべき提供情報を決定する提供情報決定部450と、この提供情報決定部450で決定された提供情報を、電磁波の信号形態で送信する送信部460と、を備えている。以下に、これらの各構成について説明する。
送信条件成立判定部430は、パチンコ機10が所定状態となることに基づいて所定の送信条件成立を判定するものである。具体的には、パチンコ機10は、遊技者にとって有利な特定遊技状態(例えば、大当り状態)の発生を示すための第1図柄(識別情報)を変動表示する第1図柄表示装置42を備えており、送信条件成立判定部430は、第1図柄表示装置42に大当り状態の発生を示す態様で第1図柄が表示される場合に、送信条件成立と判定するものである。この実施例1では、送信条件成立判定部430は、図7に示すように、表示制御装置45に設けられている。
図7に示すように、送信部460は、可視光を出力する発光部462と、この発光部462の発光強度を所定の変調パターンで光強度変調制御する変調部464とを備え、提供情報決定部450で決定された提供情報を、所定の変調パターンで可視光を光強度変調した信号形態で送信するものである。発光部462は、複数色(例えば、12色)の可視光を出力するものであり、例えばフルカラータイプの発光ダイオード(LED)が挙げられる。この実施例1では、送信部460は、図7に示すように、可変入賞装置32に設けられている。
図7に示すように、提供情報決定部450は、複数種類の提供情報を記憶する提供情報記憶部451を備え、送信条件成立判定部430での成立判定に基づいて、提供情報記憶部451に記憶された複数種類の提供情報の中から所定の一の提供情報を決定するものとなっている。この提供情報としては、大当り状態の発生後の最初の第1図柄(識別情報)の変動表示演出またはその内容を示す情報や、大当り状態の発生後に大当り状態の発生確率が上昇した状態である確変状態への昇格の有無についての情報などが挙げられる。この実施例1では、提供情報決定部450は、図7に示すように、表示制御装置45に設けられている。
さらに、この提供情報決定部450は、当該提供情報決定部450での複数種類の提供情報ごとに種類の異なる複数個の変調パターンを記憶する変調パターン記憶部452と、提供情報決定部450で決定された提供情報に対応する、変調パターン記憶部452での所定の変調パターンを読み出す読み出し部453とを備えている。
図7に示すように、送信部460の変調部464は、読み出し部453で読み出された所定の変調パターンで、発光部462の発光強度を光強度変調するようになっている。なお、この変調部464を表示制御装置45に備えるようにしてもよい。
さらに、このパチンコ機10は、図4に示すように、遊技球の入球が可能な開放状態(図10参照)と、遊技球の入球が不可能な閉鎖状態(図9参照)とに可変する大入賞口32aを有する可変入賞装置32を遊技盤30の遊技領域の所定箇所に備えている。可変入賞装置32は、図8〜図10に示すように、大入賞口32aと、この大入賞口32aの前面側で間隔を空けて対向配置されている装飾板32bとを備えている。つまり、装飾板32bは、図10に示すように、大入賞口32aの開放状態においてもこの大入賞口32aに当たらない程度の間隔を空けて大入賞口32aに対向配置されている。なお、図10は、大入賞口32aの開放状態を明確に説明するために、装飾板32bの中央部分を削除した状態の図としている。
図7〜図10に示すように、大入賞口32aは、可変入賞装置32の遊技球の入賞に関する開閉機構であるというだけでなく、当該大入賞口32aを閉鎖状態とすることで発光部462を遮る遮光状態を形成し、当該大入賞口32aを開放状態とすることで発光部462を露出する露出状態を形成するものとなっている。つまり、大入賞口32aは、パチンコ機10が所定の状態(例えば、大当り状態)となった場合に動作する部材であって、図8(a)や図9に示すように、発光部462を遮る遮光状態と、図8(b)や図10に示すように、発光部462を露出する露出状態とに状態変化する動作を行うものである。具体的には、大入賞口32aは、第1図柄表示装置42に大当り状態の発生を示す態様で第1図柄が表示される場合に、発光部462を遮る遮光状態と発光部462を露出する露出状態とに状態変化する動作を行うようになっている。
発光部462は、図8(b)や図10に示すように、可変入賞装置32の内部で、かつ、大入賞口32aの奥側の所定箇所に配設されている。したがって、図8(a)や図9に示すように、可変入賞装置32の大入賞口32aが閉じた状態であれば、発光部462は、閉鎖状態の大入賞口32aに隠れてしまい、見えない状態となる。これとは逆に、図8(b)や図10に示すように、可変入賞装置32の大入賞口32aが開いた状態であれば、発光部462は、大入賞口32aによって隠されることがなく、開放状態の大入賞口32aによる開放空間を通して見える状態となる。
また、送信部460は、大入賞口32aが露出状態となっているときに提供情報の送信を行うようになっている。すなわち、送信部460は、大入賞口32aが発光部462を露出するという露出状態となっているとき、つまり、大入賞口32aが開放状態となっているときに、変調部464による所定の変調パターンで発光部462の発光を光強度変調することで、可視光という信号形態で提供情報の送信を行うようになっている。
図7に示すように、変調パターン記憶部452は、複数個の変調パターンごとにそれぞれ対応する発光部462の発光色データを記憶する発光色データ記憶部454を備えている。実施例1では、説明の便宜上の理由から、例えば、変調パターン記憶部452は12種類の変調パターンを記憶しているとし、発光色データ記憶部454は、それらの変調パターンごとに発光色が異なるように12色の発光色データを記憶しているとして説明する。したがって、変調パターン記憶部452には、発光色データ記憶部454での発光色データ(例えば12色分の発光色データ)に対応する12種類の変調パターンとは別の変調パターンを記憶するようにしておいてもよいし、この別の変調パターンを任意の発光色で可視光通信するようにしてもよい。
図7に示すように、読み出し手段は、提供情報決定部450で決定された提供情報に対応する、変調パターン記憶部452での所定の変調パターンと、その変調パターンに対応する、発光色データ記憶部454での発光色データとを読み出すものである。
図7に示すように、変調部464は、読み出し部453で読み出された所定の発光色データに基づく発光色で発光部462を発光制御するとともに、読み出し部453で読み出された所定の変調パターンで発光部462の発光強度を光強度変調するものである。
携帯情報機器440としては、携帯電話や、PDA(Personal Digital Assistant:携帯情報端末)などで可視光通信機能付きの機器が挙げられる。つまり、携帯情報機器440には、可視光の信号形態で送信される提供情報を受信する受信部(図示省略)を備えており、この受信部で受信した提供情報を当該携帯情報機器440内の解読部(図示省略)でデコードなどして、受信した提供情報が適正に伝達解読されるようになっている。このような携帯情報機器440は、遊技者自身が所有しているものであってもよいし、遊技場が遊技者に貸し出すものであってもよい。
なお、上述した送信条件成立判定部430が本発明における送信条件成立判定手段に相当し、上述した提供情報決定部450が本発明における提供情報決定手段に相当し、上述した送信部460が本発明における送信手段に相当し、上述した提供情報記憶部451が本発明における提供情報記憶手段に相当し、上述した変調パターン記憶部452が本発明における変調パターン記憶手段に相当し、上述した読み出し部453が本発明における読み出し手段に相当し、上述した大入賞口32aが本発明における動作部材,開閉部に相当し、上述した可変入賞装置32が本発明における可変入球手段に相当し、上述した発光色データ記憶部454が本発明における発光色データ記憶手段に相当する。
ここで、本パチンコ機10で遊技球を用いてする遊技とは別の遊技であって、本パチンコ機10の送信部460からの提供情報を携帯情報機器440で取得するという遊技についても、以下に説明する。
遊技者は、パチンコ機10に対して遊技球を用いた遊技を行う。つまり、遊技者は、遊技球発射ハンドル18を操作することで、所望の強さで遊技球を遊技盤30の遊技領域に打ち込む。遊技盤30の遊技領域に打ち込まれた遊技球は、第1の始動口33に入賞(入球)することがあり、この始動入賞のタイミングで取得した大当たり乱数カウンタC1(特別遊技状態となるか否かを決定するための第1乱数群)の値(第1乱数)が当り値であれば、第1図柄表示装置42に第1図柄(識別情報)の変動表示演出が大当り状態の発生を示す表示態様で表示された後に、可変入賞装置32の大入賞口32aが、遊技球が入賞しやすい開放状態と通常の閉鎖状態とに繰り返し作動するという大当たり動作を実行することになる。
また、図7に示すように、送信条件成立判定部430は、第1図柄表示装置42に大当り状態の発生を示す態様で第1図柄が表示される場合に、送信条件成立と判定する。提供情報決定部450は、送信条件成立判定部430での成立判定に基づいて、当該パチンコ機10から遊技者の携帯する携帯情報機器440に提供すべき提供情報を決定する。送信部460は、大入賞口32aが開いた状態の期間において、提供情報決定部450で決定された提供情報を、可視光の信号形態(可視光通信)で送信する。
つまり、図8(b)や図10に示すように、大入賞口32aが開いた状態において、可変入賞装置32の内部の発光部462は、所定の色でかつ所定の変調パターンで光強度変調された可視光を発光出力する。
例えば、提供情報決定部450が、所定の提供情報(大当り状態の後の最初のリーチ演出を知らせるという提供情報)を決定した場合には、発光部462は、特定の色(例えば、12色のうちの赤色)で発光し、かつ、変調部464により前記の提供情報に応じた変調パターンで赤色の可視光が光強度変調されて発光出力される。遊技者は、可変入賞装置32に近傍でかつ対向させるように携帯情報機器440を位置させ、この可視光を携帯情報機器440で受光(受信)すると、携帯情報機器440で提供情報が解読され、提供情報の内容である、大当り状態の後の最初のリーチ演出を携帯情報機器440で見ることができる。
また、例えば、提供情報決定部450が、所定の提供情報(大当り状態の発生後に大当り状態の発生確率が上昇した状態である確変状態への昇格の有無を知らせるという提供情報)を決定した場合には、発光部462は、特定の色(例えば、12色のうちの青色)で発光し、かつ、変調部464により前記の提供情報に応じた変調パターンで青色の可視光が光強度変調されて発光出力される。遊技者は、可変入賞装置32に近傍でかつ対向させるように携帯情報機器440を位置させ、この可視光を携帯情報機器440で受光(受信)すると、携帯情報機器440で提供情報が解読され、提供情報の内容である、大当り状態の発生後に大当り状態の発生確率が上昇した状態である確変状態への昇格の有無を携帯情報機器440で見ることができる。
上述したように、本実施例1のパチンコ機10によれば、所定の送信条件成立を判定する送信条件成立判定部430と、この送信条件成立判定部430での成立判定に基づいて、当該パチンコ機10から遊技者の携帯する携帯情報機器440に提供すべき提供情報を決定する提供情報決定部450と、この提供情報決定部450で決定された提供情報を、電磁波としての可視光の信号形態で送信する送信部460とを備えているので、いわゆる遊技、つまり大量の遊技球(遊技用媒体)を得ることができる大当り状態(特別遊技状態)を獲得するという遊技の他に、提供情報を取得できるという面白味を具備することができ、より興趣性を向上させることができる。その結果、遊技者の興味を引く興趣性に優れたパチンコ機(遊技機)を提供できる。
また、送信条件成立判定部430は、パチンコ機10が所定状態となることに基づいて所定の送信条件成立を判定するので、いわゆる遊技、つまり大量の遊技球を得ることができる特別遊技状態を獲得するという遊技の他に、パチンコ機10が所定状態となることに基づいて所定の送信条件成立と判定された場合に送信部460から提供情報が送信され、遊技者は携帯情報機器440に提供情報を取得できるという面白味を具備することができ、より興趣性を向上させることができる。
また、送信部460は、可視光を出力する発光部462と、この発光部462の発光強度を所定の変調パターンで光強度変調制御する変調部464とを備え、提供情報決定部450で決定された提供情報を、所定の変調パターンで可視光を光強度変調した信号形態で送信するものとしているので、可視光で照らされる範囲内のみで提供情報の送信が行われる。つまり、可視光照射範囲内にいる遊技者の携帯情報機器440に対してのみ、光強度変調された可視光という送信形式での提供情報が届くので、目的外の遊技者の携帯情報機器440に提供情報が届くことを防止できる。
また、提供情報決定部450は、複数種類の提供情報を記憶する提供情報記憶部451を備え、送信条件成立判定部430での成立判定に基づいて、提供情報記憶部451に記憶された複数種類の提供情報の中から所定の一の提供情報を決定するものであり、提供情報決定部450での複数種類の提供情報ごとに種類の異なる複数個の変調パターンを記憶する変調パターン記憶部452と、提供情報決定部450で決定された提供情報に対応する、変調パターン記憶部452での所定の変調パターンを読み出す読み出し部453とを備え、変調部464は、読み出し部453で読み出された所定の変調パターンで、発光部462の発光強度を光強度変調するので、複数種類の提供情報の中で所定の提供情報を可視光通信という形態で、遊技者の携帯情報機器440に提供することができ、種々の提供情報を取得できるという面白味がある。
また、パチンコ機10に配設され、かつ、パチンコ機10が所定の状態となった場合に動作する部材であって、発光部462を遮る遮光状態と発光部462を露出する露出状態とに状態変化する動作を行う大入賞口32aを備え、送信部460は、大入賞口32aが露出状態となっているときに提供情報の送信を行うので、パチンコ機10が所定の状態となった場合に、大入賞口32aは、発光部462を遮る遮光状態と発光部462を露出する露出状態とに状態変化する動作を行い、この大入賞口32aが露出状態となっている場合に、送信部460から提供情報が可視光通信という形態で送信され、この送信された提供情報を遊技者の携帯情報機器440で受信取得できる。つまり、パチンコ機10が所定の状態となることで大入賞口32aが露出状態となると、提供情報を可視光通信という形態で取得でき、提供情報を獲得するために、遊技機が所定の状態となるように遊技を行うことができ、提供情報獲得という新たな面白さも具備するパチンコ機を提供することができる。
また、大当り状態の発生を示すための第1図柄(識別情報)を変動表示する第1図柄表示装置42を備え、送信条件成立判定部430は、第1図柄表示装置42に大当り状態の発生を示す態様で第1図柄が表示される場合に、送信条件成立と判定し、大入賞口32aは、第1図柄表示装置42に大当り状態の発生を示す態様で第1図柄が表示される場合に、発光部462を遮る遮光状態と発光部462を露出する露出状態とに状態変化する動作を行うので、パチンコ機10が所定の状態となった場合、つまり、第1図柄表示装置42に大当り状態の発生を示す態様で第1図柄が表示される場合に、大入賞口32aは、発光部462を遮る遮光状態と発光部462を露出する露出状態とに状態変化する動作を行い、この大入賞口32aが露出状態となっている場合に、送信部460から提供情報が可視光通信という形態で送信され、この送信された提供情報を遊技者の携帯情報機器440で受信取得できる。つまり、第1図柄表示装置42に大当り状態の発生を示す態様で第1図柄が表示されることで大入賞口32aが露出状態となると、提供情報を可視光通信という形態で取得でき、提供情報を獲得するために、第1図柄表示装置42に大当り状態の発生を示す態様で第1図柄が表示されるように遊技を行うことができ、提供情報獲得という新たな面白さも具備するパチンコ機を提供することができる。
また、遊技球の入球が可能な開放状態と、遊技球の入球が不可能な閉鎖状態とに可変する開閉部を有する可変入賞装置32を備え、大入賞口32aは、可変入賞装置32の開閉部(開閉構成)であり、大入賞口32aを閉鎖状態とすることで発光部462を遮る遮光状態を形成し、大入賞口32aを開放状態とすることで発光部462を露出する露出状態を形成するものであるので、可変入賞装置32の大入賞口32aは、パチンコ機10が所定の状態となった場合(第1図柄表示装置42に大当り状態の発生を示す態様で第1図柄が表示される場合)に、遊技球の入球が可能な開放状態と、遊技球の入球が不可能な閉鎖状態とに可変するが、この大入賞口32aの開放状態と閉鎖状態との状態変化が、発光部462の遮光状態と発光部462の露出状態との状態変化に対応しており、この大入賞口32aが開放状態となっている場合に発光部462が露出状態となり、送信部460から提供情報が可視光通信という形態で送信され、この送信された提供情報を遊技者の携帯情報機器440で受信取得でき、提供情報を獲得するために、第1図柄表示装置42に大当り状態の発生を示す態様で第1図柄が表示されるように遊技を行うことができ、提供情報獲得という新たな面白さも具備するパチンコ機を提供することができる。また、可変入賞装置32の大入賞口32aの開閉動作の見落としが少ない。つまり、遊技者は、通常、第1図柄表示装置42で大当り状態を示す表示態様となると、可変入賞装置32の大入賞口32aが開閉動作し、この大入賞口32aの開閉動作を見るので、大入賞口32aの開閉動作の見落としが少なく、提供情報の取得を好適に知ることができる。
また、発光部462は、複数色の可視光を出力するものであり、変調パターン記憶部452は、複数個の変調パターンごとにそれぞれ対応する発光部462の発光色データを記憶する発光色データ記憶部454を備え、読み出し部453は、提供情報決定部450で決定された提供情報に対応する、変調パターン記憶部452での所定の変調パターンと、その変調パターンに対応する、発光色データ記憶部454での発光色データとを読み出すものであり、変調部464は、読み出し部453で読み出された所定の発光色データに基づく発光色で発光部462を発光制御するとともに、読み出し部453で読み出された所定の変調パターンで発光部462の発光強度を光強度変調するので、発光色ごとに、送信する提供情報の内容を変えることができ、遊技者は発光部462の発光色を見るだけで、その色に応じた提供情報の送信が行われていることがわかるし、提供情報の提供形態にバリエーションを持たせることができ、より面白味のある情報提供が可能となる。
また、提供情報は、大当り状態の発生後の最初の第1図柄(識別情報)の変動表示演出またはその内容を示す情報や、大当り状態の発生後に大当り状態の発生確率が上昇した状態である確変状態への昇格の有無についての情報としているので、提供情報を取得する、つまり、送信された提供情報を携帯情報機器440で受信取得することで、大当り状態の発生後の最初の第1図柄の変動表示演出またはその内容を示す情報や、大当り状態の発生後に大当たり状態の発生確率が上昇した状態である確変状態への昇格の有無についての情報を先んじて知ることができるという面白味を得ることができる。
次に、実施例2のパチンコ機10について図11〜図13を用いて説明する。図11は実施例2の遊技盤30を示す正面図である。図12(a)は実施例2のセンターフレーム47の正面図であり、図12(b)はセンターフレーム47の開閉部47aが閉鎖状態となっているその部分の拡大図であり、図12(c)はセンターフレーム47の開閉部47aが開放状態となっているその部分の拡大図である。図13は実施例2のパチンコ機10の要部の構成を示すブロック図である。
前述の実施例1のパチンコ機10は、可変入賞装置32の内部に発光部462を備え、大入賞口32aの開放状態において発光部462からの可視光を携帯情報機器440で受信取得するというものとしているが、本実施例2のパチンコ機10は、センターフレーム47の内部に発光部462を備え、センターフレーム47の開閉部47aの開放状態において発光部462からの可視光を携帯情報機器440で受信取得するというものである点が異なっている。
図11に示すように、センターフレーム47は、第1図柄表示装置42の周囲を飾りつける要素を備えた部材であり、その所定箇所(実施例2では、センターフレーム47の正面視で右上部)に、発光部462を遮る遮光状態と発光部462を露出する露出状態とに状態変化する開閉部47aが備えられている。発光部462は、図11,図12(a)に示すように、センターフレーム47の所定箇所の内部で、かつ、開閉部47aの奥側の所定箇所に配設されている。したがって、図12(b)に示すように、センターフレーム47の開閉部47aが閉じた状態であれば、発光部462は、閉鎖状態の開閉部47aに隠れてしまい、見えない状態となる。これとは逆に、図12(c)に示すように、センターフレーム47の開閉部47aが開いた状態であれば、発光部462は、開閉部47aによって隠されることがなく、開放状態の開閉部47aによる開放空間を通して見える状態となる。
図12(c)に破線矢印示すように、開閉部47aは、下方向に所定距離だけ移動することで、発光部462が露出する露出状態(開放状態)となる。これとは逆に、開閉部47aが上方向に所定距離だけ移動することで、図12(b)に示すように発光部462が遮られる遮光状態(閉鎖状態)となる。
図13に示すように、センターフレーム47は、発光部462と変調部464とを備えた送信部460と、発光部462が露出する露出状態と発光部462を遮光する遮光状態とに状態変化する開閉部47aとを備えている。
実施例2のパチンコ機10は、送信条件成立判定部430は、第1図柄表示装置42に所定の第1図柄(識別情報)の変動表示演出(例えば、リーチ演出)または示唆演出(例えば、予告演出)が表示される場合に、送信条件成立と判定するようになっている。センターフレーム47の開閉部47aは、第1図柄表示装置42に所定の第1図柄(識別情報)の変動表示演出(例えば、リーチ演出)または示唆演出(例えば、予告演出)が表示される場合に、発光部462を遮る遮光状態と発光部462を露出する露出状態とに状態変化する動作を行うものである。
発光部462は、n(nは正の整数でこの実施例2では例えば「12」)色の可視光を出力するものである。提供情報記憶部451は、携帯情報機器440で全12色の可視光の変調パターンで変調された提供情報を全て取得した場合に、それぞれの色の可視光の変調パターンで得られるそれぞれの提供情報が完成した一の完成情報となるように、色ごとの提供情報を記憶するものである。
提供情報としては、所定の画像情報、所定の音声情報または現在の識別情報の変動表示演出の変動結果についての情報である変動結果情報などが挙げられる。
なお、上述したセンターフレーム47が本発明における装飾部材に相当し、上述した開閉部47aが本発明における動作部材に相当する。
ここで、実施例2のパチンコ機10で遊技球を用いてする遊技とは別の遊技であって、本パチンコ機10の送信部460からの提供情報を携帯情報機器440で取得するという遊技についても、以下に説明する。
遊技者は、パチンコ機10に対して遊技球を用いた遊技を行う。つまり、遊技者は、遊技球発射ハンドル18を操作することで、所望の強さで遊技球を遊技盤30の遊技領域に打ち込む。遊技盤30の遊技領域に打ち込まれた遊技球は、第1の始動口33に入賞(入球)することがあり、この始動入賞のタイミングで取得した所定のカウンタ(第1図柄表示装置42が外れ変動する際のリーチ抽選に使用するための第2乱数群(リーチ乱数カウンタ)の値(第2乱数)が当り値であり、かつ、この始動入賞のタイミングで取得した所定のカウンタ(第1図柄表示装置42の変動パターン選択に使用するための第3乱数群(変動種別カウンタ)の値(第3乱数)が当り値であれば、第1図柄表示装置42に所定のリーチパターン(リーチを示す変動表示演出)が表示されたときに、センターフレーム47の開閉部47aが、閉鎖状態から開放状態となり、この開放状態において発光部462から所定の可視光通信が行われることになる。
また、図13に示すように、送信条件成立判定部430は、第1図柄表示装置42に所定のリーチパターンが表示される場合に、送信条件成立と判定する。提供情報決定部450は、送信条件成立判定部430での成立判定に基づいて、当該パチンコ機10から遊技者の携帯する携帯情報機器440に提供すべき提供情報を決定する。送信部460は、センターフレーム47の開閉部47aが開いた状態の期間において、提供情報決定部450で決定された提供情報を、可視光の信号形態(可視光通信)で送信する。
つまり、図12(c)に示すように、センターフレーム47の開閉部47aが開いた状態において、センターフレーム47の内部の発光部462は、所定の色でかつ所定の変調パターンで光強度変調された可視光を発光出力する。
例えば、提供情報決定部450が、所定の提供情報(所定の画像情報としてのプレミアム画像情報という提供情報)を決定した場合には、発光部462は、特定の色(例えば、12色のうちの緑色)で発光し、かつ、変調部464により前記の提供情報に応じた変調パターンで緑色の可視光が光強度変調されて発光出力される。遊技者は、可変入賞装置32に近傍でかつ対向させるように携帯情報機器440を位置させ、この可視光を携帯情報機器440で受光(受信)すると、携帯情報機器440で提供情報が解読され、提供情報の内容である、所定のプレミアム画像(例えば静止画像)を携帯情報機器440で見ることができる。
また、12色分の可視光通信による提供情報を全て携帯情報機器440に受信取得した場合には、一つのストーリーのある動画画像(音声付であってもよい)を完成でき、それを見ることができる。完成していない場合には、前述の1枚の静止画たるプレミアム画像として見ることができる。
この実施例2では、所定のリーチパターンの変動表示演出が第1図柄表示装置42に表示される場合に、提供情報が可視光という信号形態で携帯情報機器440で受信取得できるようになっているが、所定の予告演出が第1図柄表示装置42に表示される場合にそうしてもよい。この場合には、送信条件成立判定部430は、第1図柄表示装置42に所定の予告演出が表示される場合に、送信条件成立と判定すればよい。
この実施例2では、個々の色での可視光通信による提供情報が全て揃うと完成された一の提供情報となるようにしているが、そうするのではなく、個々の色ごとの提供情報が単体で意味を成すものとしてもよいし、画像情報に拘らず、音声情報としてもよい。また、提供情報として、現在の第1図柄の変動表示演出の結果(例えば、外れ、確変当り、通常当りなど)を先んじて知ることができるものとしてもよい。
上述したように、本実施例2のパチンコ機10によれば、大当り状態の発生を示すための第1図柄を変動表示する第1図柄表示装置42を備え、送信条件成立判定部430は、第1図柄表示装置42に所定の第1図柄の変動表示演出(例えば、リーチ演出)または示唆演出(例えば、予告演出)が表示される場合に、送信条件成立と判定し、センターフレーム47の開閉部47aは、第1図柄表示装置42に所定の第1図柄の変動表示演出(例えば、リーチ演出)または示唆演出(例えば、予告演出)が表示される場合に、発光部462を遮る遮光状態と発光部462を露出する露出状態とに状態変化する動作を行うので、パチンコ機10が所定の状態となった場合、つまり、第1図柄表示装置42に所定の第1図柄の変動表示演出(例えば、リーチ演出)または示唆演出(例えば、予告演出)が表示される場合に、センターフレーム47の開閉部47aは、発光部462を遮る遮光状態と発光部462を露出する露出状態とに状態変化する動作を行い、この開閉部47aが露出状態となっている場合に、送信部460から提供情報が可視光通信という形態で送信され、この送信された提供情報を遊技者の携帯情報機器440で受信取得できる。つまり、第1図柄表示装置42に所定の第1図柄の変動表示演出(例えば、リーチ演出)または示唆演出(例えば、予告演出)が表示されることで開閉部47aが露出状態となると、提供情報を可視光通信という形態で取得でき、提供情報を獲得するために、第1図柄表示装置42に所定の第1図柄の変動表示演出(例えば、リーチ演出)または示唆演出(例えば、予告演出)が表示されることを期待して遊技を行うことができ、提供情報獲得という新たな面白さも具備する遊技機を提供することができる。
また、開閉部47aは、第1図柄表示装置42の周囲を飾りつけるセンターフレーム47の所定箇所に配設されているので、この開閉部47aは、パチンコ機10が所定の状態となった場合(例えば、第1図柄表示装置42に所定の第1図柄の変動表示演出(例えば、リーチ演出)または示唆演出(例えば、予告演出)が表示される)に、発光部462を遮る遮光状態と発光部462を露出する露出状態とに状態変化する動作を行い、この開閉部47aが露出状態となっている場合に、送信部460から提供情報が可視光通信という形態で送信され、この送信された提供情報を遊技者の携帯情報機器440で受信取得でき、提供情報を獲得するために、第1図柄表示装置42に所定の第1図柄の変動表示演出(例えば、リーチ演出)または示唆演出(例えば、予告演出)が表示されるように遊技を行うことができ、提供情報獲得という新たな面白さも具備する遊技機を提供することができる。また、センターフレーム47に開閉部47aが設けられているので、開閉部47aの動作の見落としが少ない。つまり、遊技者は、通常、第1図柄表示装置42での変動表示に注視しており、この第1図柄表示装置42の近傍に設けられたセンターフレーム47の開閉部47aが動作すると、遊技者はその動作に気付き、開閉部47aの動作の見落としが少なく、提供情報の取得を好適に知ることができる。
また、発光部462は、n(nは正の整数で例えば12)色の可視光を出力し、提供情報記憶部451は、携帯情報機器440で全12色の可視光の変調パターンで変調された提供情報を全て取得した場合に、それぞれの色の可視光の変調パターンで得られるそれぞれの提供情報が完成した一の完成情報となるように、色ごとの提供情報を記憶しているので、全12色の可視光の変調パターンで変調された提供情報を全て携帯情報機器440に取得した場合に、それぞれの色の可視光の変調パターンで得られるそれぞれの提供情報が完成した一の完成情報を携帯情報機器440で見ることができ、遊技者は、これらの提供情報の完成を目指して遊技を楽しむという新たな遊技性も確保でき、遊技の面白味をされに向上させることができる。
また、提供情報は、所定の画像情報、所定の音声情報または現在の識別情報の変動表示演出の変動結果についての情報である変動結果情報の少なくとも一つであるとしているので、提供情報を取得する、つまり、送信された提供情報を携帯情報機器440で受信取得することで、所定の画像情報、所定の音声情報、または現在の識別情報の変動表示演出の変動結果についての情報である変動結果情報を見ることができる。所定の画像情報や所定の音声情報を集めるという面白味や、現在実行中の変動表示演出の変動結果である変動結果情報を変動表示演出終了前に知ることができるという面白味を得ることができる。
次に、実施例3のパチンコ機10について図14を用いて説明する。図14は実施例3のパチンコ機10の要部の構成を示すブロック図である。
前述の実施例1,2のパチンコ機10は、送信条件成立判定部430で条件成立と判定されると発光部462から必ず可視光を送信していたが、本実施例3のパチンコ機10は、さらに送信抽選部470で当選した場合に可視光を送信するようにしている点が異なっている。
図14に示すように、実施例3のパチンコ機10は、送信部460による提供情報の送信の可否を決定するための抽選を行う送信抽選部470を備え、送信部460は、送信抽選部470での当選の場合に、提供情報決定部450で決定された提供情報を、可視光の信号形態で送信するものである。
図14に示すように、実施例3のパチンコ機10は、送信抽選部470での抽選の当落判定に用いる当落判定テーブル472と、この当落判定テーブル472での当選値または当選確率を変更指示に従って変更する当選確率変更部480とを備えている。
上述したように、本実施例3のパチンコ機10によれば、送信部460による提供情報の送信の可否を決定するための抽選を行う送信抽選部470を備え、送信部460は、送信抽選部470での当選の場合に、提供情報決定部450で決定された提供情報を、可視光の信号形態で送信するので、送信条件成立判定部430で送信条件成立と判定し、かつ、送信抽選部470で当選した場合に提供情報が送信部460により送信されるので、提供情報の送信に送信抽選部470による抽選の意外性という要素を加えることができ、意外性のある提供情報の送信という形態を実現できる。
また、送信抽選部470での抽選の当落判定に用いる当落判定テーブル472と、この当落判定テーブル472での当選値または当選確率を変更指示に従って変更する当選確率変更部480とを備えているので、当選確率変更部480に変更指示することで、当落判定テーブル472での当選値または当選確率を変更することができ、提供情報の提供確率を変更することができ、提供情報の取得にメリハリをつけることができる。また、遊技者にとって見れば、提供情報の取得し易いときを狙って遊技を行うようにするという遊技時期選択の面白味も得ることができる。例えば、遊技場(ホール)側で送信抽選部470の当選し易さを変更でき、遊技者は提供情報の取得し易さから積極的に遊技を行うようになるし、逆に、遊技場(ホール)側で送信抽選部470の当選し難く変更すると、遊技者は提供情報の取得し難さから遊技の積極参加がやや低下することになるので、遊技場(ホール)側にとって見れば、遊技者に提供情報なる付加価値の提供の自由度を向上させることができる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した各実施例では、電磁波として可視光を例に挙げて説明してきたが、電波や赤外線などを採用してもよい。
(2)上述した各実施例では、送信条件成立判定部430は、パチンコ機10が所定状態となることに基づいて所定の送信条件成立を判定しているが、当該遊技機の外部の情報処理演算手段(例えば、各遊技機の状態などを管理する、遊技場に設置されているホールコンピュータ)からの指令に基づいて所定の送信条件成立を判定するようにしてもよい。この場合には、いわゆる遊技、つまり大量の遊技用媒体を得ることができる特別遊技状態を獲得するという遊技の他に、遊技機の外部の情報処理演算手段(例えばホールコンピュータ)からの指令に基づいて所定の送信条件成立と判定された場合に送信部460から提供情報が送信され、遊技者は携帯情報機器440に提供情報を取得できるという面白味を具備することができ、より興趣性を向上させることができる。
(3)上述した各実施例では、図10,図12に示すように、発光部462は、可視光通信専用としているが、パチンコ機10の前面枠セット14に設けられた環状電飾部102や中央電飾部103や上皿電飾部104など、装飾用の発光手段(LED)を可視光通信にも用いるようにしてもよい。つまり、パチンコ機10に予め設けられている発光手段に可視光通信を兼用させるのである。この場合には、可視光通信専用品を排除することができ、可視光通信専用品を採用している場合に比べて部品点数を減らすことができる。
(4)上述した各実施例では、遊技者が必要に応じて携帯情報機器440を発光部462に対向するように位置させているが、発光部462からの可視光が良好に受信できる位置に携帯情報機器440を保持する保持部を遊技機に設けるようにしてもよい。この場合には、遊技者の手間を改善できる。
(5)また、上述した可変入賞装置32は、特定領域スイッチを有さず、カウントスイッチ223のみでこの可変入賞装置32への入賞検出を行う構成のものを採用したが、特定領域スイッチ(図示省略)とカウントスイッチ223とを有するタイプの構成を採用してもよい。この特定領域スイッチ(図示省略)は、大当たり状態で可変入賞装置32に入賞した遊技球が特定領域(大当たり状態継続を判定するための領域)に入ったことを判定するスイッチである。このように、特定領域スイッチ(図示省略)とカウントスイッチ223とを有するタイプの可変入賞装置を採用した場合には、入賞球を特定領域に導くための入賞球振分板ソレノイドをこの可変入賞装置に備えるようにしてもよい。
(6)上述した各実施例において、発光部462は常に発光していてもよい。この場合、動作部材(大入賞口32aや開閉部47a)によって発光部462を遮光状態としておき、所定の送信条件が成立した場合に動作部材を露出状態に変化させるなどの方法が挙げられる。また、動作部材(大入賞口32aや開閉部47a)によって発光部462を遮光状態としている場合に、発光部462の発光を停止し、所定の送信条件が成立した場合に動作部材を露出状態に変化させるとともに、発光部462を発光させるようにしてもよい。
(7)上述した各実施例において、動作部材(大入賞口32aや開閉部47a)は、発光部462からの可視光出力が所定の出力値以上となると、当該動作部材を通して発光部462の発光または発光色が視認可能となるものとし、変調部464は、動作部材が遮光状態となっているときに、発光部462による提供情報の可視光出力を、前記出力値以上となるように増加させるように制御するようにしてもよい。また、動作部材は、遮光状態の場合に発光部462の発光または発光色が確認できかつ遊技者の携帯情報機器440での受光が不可能・困難なように構成することも挙げられる。この場合には、動作部材が遮光状態となっている場合には、発光部462の可視光出力が増大され、動作部材を通して発光部462の発光または発光色が視認できるようになっており、動作部材が遮光状態となっていても、遊技者は発光部462の発光や発光色を知ることができ、目的の発光や発光色である場合に携帯情報機器440での可視光通信の準備などを好適にすることができる。つまり、動作部材が露出状態となった後に発光部462を見て慌てて携帯情報機器440での可視光通信の準備をするということを低減できる。
(8)上述した各実施例において、送信条件成立判定部430は、所定領域への遊技球の通過や停留を検出した場合に送信条件成立と判定するものであってもよい。例えば、センターフレーム47に設けられたワープ通路を遊技球が通過したことを検出する検出部を設けておき、通過を検出した場合に送信条件成立と判定するものであったり、遊技球を停留させる停留装置と遊技球の停留を検出する検出部を電動役物などに設けておき、所定数の遊技球が停留されたことを検出した場合に送信条件成立と判定するものであったりしてもよい。また、この場合、動作部材を所定領域への遊技球の通過や停留によって機械的に動作して露出状態に変化するものであってもよい。
(9)上述した各実施例において、変調部464は、発光部462の発光色を提供情報の信頼性に応じて変化させるように変調制御する。したがって、提供情報が信頼できるものであるかどうかを発光部462の発光色に基づいて識別することができる。遊技者は、提供情報を受信するかどうかを、発光部462の発光色によって判断し選択することができる。つまり、発光部462の発光色を、提供情報が示唆している内容と一致する確率(信頼度)ごとに異なるようにしてもよい。例えば、提供情報は、当該提供情報を送信する時点で行われている変動表示演出の結果についての情報である場合に、その提供情報が信頼できるものであるかどうかが発光部462の発光色により異なるように設定した場合、遊技者が提供情報を受信するかどうかを色によって判断し選ぶことができる。
(10)上述した実施例1において、特定遊技状態(大当り状態)での可変入賞装置32の大入賞口32aの開閉動作(いわゆるラウンド)ごとに発光部462の発光色を変化させ、発光色ごとに可変入賞装置32の大入賞口32aが開状態となるまでの時間を使って第1図柄表示装置42に発光部462の発光色の示唆表示をし、大入賞口32aが開状態となる前に発光部462の発光色を知らせるようにしてもよい。また、発光色ごとに可変入賞装置32の大入賞口32aの開状態となるまでの時間を異ならせてもよい。そうすることによって、遊技者が提供情報の内容などを予測したりでき、面白味を付与することができる。
(11)上述した実施例2において、センターフレーム47にキャラクタを象った役物を配置し、そのキャラクタの一部として開閉部47aを設けてもよい。また、開閉部47aを第1図柄表示装置42での表示演出に連動させて動作させるようにしてもよい。そうすることで、表示演出と開閉部47aの動作との関連性を強めることができ、面白味を付与することができる。
(12)本発明を各種(例えば第一種、第三種など)の遊技機に実施してもよいし、上記実施例とは異なるタイプのパチンコ機等に実施してもよい。例えば、一度大当たりすると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大当たり状態が発生するまで、大当たり期待値が高められるようなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物と称される。)として実施してもよい。また、大当たり図柄が表示された後に、所定の領域に球を入賞されることを必要条件として特別遊技状態となるパチンコ機として実施してもよい。また、球が所定の入賞口に入ることで特別遊技状態となるパチンコ機として実施してもよい。さらに、パチンコ機以外にも、アレンジボール型パチンコ、雀球、いわゆるパチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機等の各種遊技機として実施するようにしてもよい。
なお、パチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する可変表示手段を備えており、球打出用のハンドルを備えていないものが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操作)に基づく所定量の遊技球の投入後、例えば操作レバーの操作に起因して図柄の変動が開始され、例えばストップボタンの操作に起因して、あるいは、所定時間経過することにより、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件として遊技者に有利な大当たり状態が発生させられ、遊技者には、下部の受け皿に多量の球が払い出されるものである。
以上のように、この発明は、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機に適している。
本発明の実施例のパチンコ機の概略正面図である。 内枠及び前面枠セットを開放した状態のパチンコ機を示す斜視図である。 前面枠セットを開放した状態における内枠等を示す正面図である。 遊技盤の構成を示す正面図である。 パチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。 第1図柄表示装置の表示内容を示す説明図である。 実施例1のパチンコ機の要部の構成を示すブロック図である。 (a)は可変入賞装置の大入賞口が閉じた状態の正面図であり、(b)は可変入賞装置の大入賞口が開いた状態の正面図である。 可変入賞装置の大入賞口が閉じた状態を示す斜視図である。 可変入賞装置の大入賞口が開いた状態の一部破断斜視図である。 実施例2の遊技盤を示す正面図である。 (a)は実施例2のセンターフレームの正面図であり、(b)はセンターフレームの開閉部が閉鎖状態となっているその部分の拡大図であり、(c)はセンターフレームの開閉部が開放状態となっているその部分の拡大図である。 実施例2のパチンコ機の要部の構成を示すブロック図である。 実施例3のパチンコ機の要部の構成を示すブロック図である。
符号の説明
430 …送信条件成立判定部(送信条件成立判定手段)
440 …携帯情報機器
450 …提供情報決定部(提供情報決定手段)
451 …提供情報記憶部(提供情報記憶手段)
452 …変調パターン記憶部(変調パターン記憶手段)
453 …読み出し部(読み出し手段)
454 …発光色データ記憶部(発光色データ記憶手段)
460 …送信部(送信手段)
462 …発光部
464 …変調部

Claims (1)

  1. 遊技用媒体を用いて遊技を行う遊技機において、
    所定の送信条件成立を判定する送信条件成立判定手段と、
    前記送信条件成立判定手段での成立判定に基づいて、当該遊技機から遊技者の携帯する携帯情報機器に提供すべき提供情報を決定する提供情報決定手段と、
    前記提供情報決定手段で決定された提供情報を、電磁波の信号形態で送信する送信手段と、
    を備えていることを特徴とする遊技機。
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