JP2006157764A - 無線通信システム - Google Patents
無線通信システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006157764A JP2006157764A JP2004348025A JP2004348025A JP2006157764A JP 2006157764 A JP2006157764 A JP 2006157764A JP 2004348025 A JP2004348025 A JP 2004348025A JP 2004348025 A JP2004348025 A JP 2004348025A JP 2006157764 A JP2006157764 A JP 2006157764A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal station
- image information
- station
- center
- transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【解決手段】 センター局1は、端末局装置2、3からの画像情報送信に対して予め割り当てられた上りスロットとは異なる未定義スロットを上りスロットとして割り当て、端末局装置から画像情報を受信する。端末局装置は、画像情報を取得し、センター局により割り当てられた上りスロットを使用して取得された画像情報をセンター局に対して無線送信する。
【選択図】 図1
Description
画像伝送機能は、例えば、センター局に画像表示装置や画像録画装置や監視カメラ制御装置を含む映像装置を設置するとともに、端末局装置に監視カメラや雲台等の映像装置を設置して、同報無線通信が行われていない期間を利用してセンター局と端末局装置との間で画像伝送を行うことにより、実現されている。
例えば、上記従来例に示したような同報無線システムでは、センター局と端末局装置との間における画像伝送を行う無線回線を同時に1回線分しか開設することができず、或る端末局装置に接続した監視カメラ等の映像装置により特定エリアの監視を行っている場合には、別の端末局装置に接続した映像装置或いは同じ端末局装置に接続した映像装置による特定エリアの監視を行うことができない。
また、例えば、防災無線システムでは、災害発生箇所における情報を迅速に収集し、対処方法の情報を即座に伝送することが求められている。同報無線システムにおいても、センター局から端末局装置へ向けた一方向の配信機能ばかりでなく、端末局装置に接続した映像装置が取得した画像情報或いは複数の端末局装置に接続した複数の映像装置が取得した画像情報をセンター局で同時に或いはほぼ同時に取得することが求められていた。
すなわち、前記センター局では、スロット割当手段が、前記端末局装置からの画像情報送信に対して、予め割り当てられた上りスロットとは異なる未定義スロットを、上りスロットとして割り当てる。
前記端末局装置では、画像情報取得手段が画像情報を取得し、また、端末局送信手段が、前記センター局により割り当てられた上りスロットを使用して、前記取得された画像情報を前記センター局に対して無線により送信する。
前記センター局では、センター局受信手段が、前記端末局装置から上りスロットを使用して無線により送信される画像情報を受信する。
また、複数の端末局装置の数としては、種々な数が用いられてもよい。
また、端末局装置からの画像情報の送信に対して予め割り当てられた上りスロットとしては、種々な割り当ての態様が用いられてもよい。
また、予め割り当てられた上りスロットとは異なる未定義スロットを上りスロットとして割り当てる態様としては、種々な態様が用いられてもよい。
なお、未定義スロットとしては、例えば、端末局装置からの画像情報送信に対して予め上りスロットとして割り当てられていない種々なものが用いられてもよく、一例として、情報の通信に使用するか或いは制御に使用するかなどのように、或る程度の事項が予め設定されているスロットが用いられてもよい。
また、端末局装置の画像情報取得手段としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、画像を撮像して画像情報を取得するカメラや、或いは、外部の装置から画像情報を入力するインタフェース部などを用いることができる。
すなわち、前記センター局の前記スロット割当手段は、1つの端末局装置からの画像情報送信に対して前記予め割り当てられた上りスロットを割り当てるとともに、他の端末局装置からの画像情報送信に対して前記予め割り当てられた上りスロットとは異なる未定義スロットを上りスロットとして割り当てる。
それぞれの端末局装置は、それぞれの画像情報取得手段により画像情報を取得して、それぞれの端末局送信手段により前記センター局により割り当てられた上りスロットを使用して前記取得された画像情報を前記センター局に対して無線により送信する。
前記センター局の前記センター局受信手段は、それぞれの端末局装置から上りスロットを使用して無線により送信される画像情報を受信する。
すなわち、前記センター局の前記スロット割当手段は、1つの端末局装置からの画像情報送信に対して、前記予め割り当てられた上りスロット及び前記予め割り当てられた上りスロットとは異なる未定義スロットの両方を、上りスロットとして割り当てる。
従って、予め割り当てられた上りスロット及び異なる未定義スロットが1つの端末局装置からの画像情報送信に対して割り当てられる態様を用いて、例えば、複数の端末局装置が当該複数の端末局装置に接続された映像装置により取得される画像情報をセンター局へ同時に或いはほぼ同時に送信することを可能として、センター局が複数の端末局装置からの画像情報を同時に或いはほぼ同時に取得することを可能とすることができる。
なお、端末局装置では、例えば、送信対象となる画像情報を前記予め割り当てられた上りスロット及び前記異なる未定義スロットで割り当てられたものの両方に振り分けて、これら両方のスロットを使用して画像情報を送信する。
すなわち、前記センター局では、回線開設手段が前記複数の端末局装置との間で通信回線を開設し、そして、センター局送信手段が、前記開設された通信回線を使用して、前記端末局装置に対して、画像情報送信に関する指示電文を無線により送信する。
前記端末局装置では、画像情報取得手段が画像情報を取得し、端末局受信手段が前記センター局から無線により送信される前記指示電文を受信し、そして、端末局送信手段が、前記受信された前記指示電文に基づいて、前記センター局により割り当てられた上りスロットを使用して、前記取得された画像情報を前記センター局に対して無線により送信する。
前記センター局では、センター局受信手段が、前記端末局装置から上りスロットを使用して無線により送信される画像情報を受信する。
また、画像情報送信に関する指示電文としては、種々な電文が用いられてもよく、例えば、送信を許可する内容や、送信を停止或いは禁止する内容や、送信権を付与する内容や、送信権を剥奪する内容のものを用いることができ、また、例えば、特定の端末局装置を指定する内容を含むものを用いることができる。
すなわち、前記端末局装置では、画像情報を記憶する記憶手段を有しており、そして、端末局送信制御手段が、前記センター局に対する画像情報送信が不実行である状態で前記取得された画像情報を前記記憶手段に記憶させ、前記センター局に対する画像情報送信が実行されるときに前記記憶手段に記憶された画像情報を前記端末局送信手段により送信する。
従って、端末局装置において、例えば、センター局への画像情報送信が不可能であるような場合に画像情報が取得されたときには、当該画像情報を記憶しておいて、その後に、センター局への画像情報送信が初期に開始或いは再開されたときに当該記憶した画像情報を送信することにより、全ての画像情報や過去において取得された画像情報をセンター局に対して通知することが可能である。
ここで、記憶手段としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、メモリなどを用いることができる。
また、本発明に係る無線通信システムによると、センター局が、複数の端末局装置との間で通信回線を開設して、端末局装置に対して画像情報送信に関する指示電文を無線送信し、端末局装置が、受信した指示電文に基づいて、センター局により割り当てられた上りスロットを使用して取得した画像情報をセンター局に対して無線送信するようにしたため、例えば、地域防災無線システムや同報無線システムなどにおいて、センター局は複数の端末局装置からの画像情報を同時に或いはほぼ同時に取得することができる。
本実施例では、市区町村などの防災に関する通信システムであるデジタル同報無線システムに本発明を適用した場合を示す。
図1には、本実施例に係るデジタル同報無線システムの構成例を示してある。
本例のデジタル同報無線システムでは、センター局1と、複数の端末局装置2、3を設けてある。
センター局1には、制御部21や無線部22やアンテナ23を有して無線通信を行う基地局無線送受信装置11と、人により操作されて各種の指令などを受け付ける操作卓12と、画像(映像)を画面に表示出力する表示装置13と、人により操作されて画像伝送の起動及び画像情報(映像情報)の取得及び表示装置13への出力を行う映像装置14が備えられている。
ここで、図1の例では、映像装置14は、基地局無線送受信装置11に接続されているが、他の構成例として、操作卓2に接続されてもよく、この場合、操作卓12を介して、画像伝送の起動及び画像情報の取得及び表示装置13への出力を行う。
ここで、本例では、センター局1に対して複数の端末局装置2、3が直接的に無線回線B1、B2で接続されるシステム構成を示すが、例えば、中継局装置(図示せず)を設けて、センター局1と複数の端末局装置2、3とが中継局装置を介して接続されるようなシステム構成が用いられてもよい。
また、本例では、2つの端末局装置2、3を示すが、複数の端末局装置の数としては種々な数が用いられてもよい。
また、図1には、各アンテナ23、43、63の通信エリアA1、A2、A3の例を示してある。
具体的には、センター局1に設置された操作卓12や基地局無線送受信装置11により、各地域における屋外や一般家庭や集会所や学校などに設置された端末局装置2、3に対して、災害に関する情報や、緊急指令の情報や、避難勧告の情報などを、通話による音声情報或いは非音声情報として送信して、住民へ情報を伝達する。また、端末局装置2、3では、監視カメラ及び雲台等から成る映像装置32、52を接続し、各地域に存在する重要監視拠点或いは災害現場等のリアルタイム画像(リアルタイム映像)を画像情報としてセンター局1へ送信するデータ伝送を行う。
また、画像情報に限らず、非音声通信としては、種々な情報が用いられてもよく、例えば、テレメータにより取得される情報や、パソコンによるデータ情報などを用いることもできる。
また、本発明は、例えば、端末局装置が固定的に設置されるような固定系の通信システムに適用されてもよく、或いは、端末局装置が携帯電話のように移動可能な通信システムに適用されてもよい。
また、一般に、基地局装置(センター局1)から端末局装置2、3への通信の方向を下りとし、端末局装置2、3から基地局装置(センター局1)への通信の方向を上りとする。
そして、本実施例に係る通信システムでは、例えば、TDMA/TDD方式などを用いた無線通信において、所定の上りスロットについては別の未定義のスロットを上りスロットとして割り当てることで、空きスロットを利用して画像を伝送する。また、例えば、センター局1が、複数の端末局装置2、3のそれぞれ毎に無線チャネルを割り当てて画像伝送を行うことや、グループ(群)通信により複数の端末局装置2、3と回線を接続して当該センター局1により指定した端末局装置により画像伝送を行うことにより、複数の端末局装置2、3による取得画像を複数の無線チャネルにより或いはグループ通信によりセンター局1へ送信する。これにより、同報無線システムのセンター局1において、複数の端末局装置2、3が取得するリアルタイムな画像情報を同時に或いはほぼ同時に取得することが可能である。
なお、画像情報としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、MPEGやJPEGなどによる圧縮画像を用いることもできる。
本例では、一方でセンター局1の基地局無線送受信装置11が端末局装置2と無線回線A2を接続し、他方でセンター局1の基地局無線送受信装置11が端末局装置3と無線回線A3を接続する。本例では、2つの端末局装置2、3毎の無線回線(無線チャネル)A2、A3に、端末局装置2、3毎に取得した画像情報及び端末局装置2、3に接続した映像装置32、52の遠隔操作のための制御情報を伝送することで、センター局1は、複数の端末局装置2、3が取得した画像情報を同時に或いはほぼ同時に取得すること及び端末局装置2、3に接続した映像装置32、52を同時に或いはほぼ同時に制御することを可能とする。
図2(a)、(b)、(c)には、本例のデジタル同報無線システムにおいて、センター局1の基地局無線送受信装置11と端末局装置2、3との間で行われる非音声通信の無線通信で使用される無線回線スロットの使用状況の一例を示してある。
図2(a)、(b)、(c)には、1フレーム分の無線回線スロットの使用状況を示してある。図2(a)にはアイドル状態における無線回線スロットの使用状況を示してあり、図2(b)にはセンター局1と端末局装置2とが画像伝送を行っているときにおける無線回線スロットの使用状況を示してあり、図2(c)にはセンター局1と端末局装置2とが画像伝送を行っている及びセンター局1と端末局装置3とが画像伝送を行っているときにおける無線回線スロットの使用状況を示してある。
本例では、端末局装置2の画像伝送を行うために使用される通信スロットとして、下り回線用スロット1(下り通信チャネル)と上り回線用スロット4(上り通信チャネル)を割り当てている。また、スロット1とスロット4が使用中である状況で、端末局装置3の画像伝送を行うために必要とされる通信スロットとして、下り回線用スロット2(下り通信チャネル)と上り回線用スロット5(上り通信チャネル)を割り当てることとした。
図2(b)に示される端末局装置2の画像伝送状態では、スロット0が下りの制御チャネル(制御CH)として使用され、スロット1が下りの画像伝送チャネル(画像伝送CH)として使用され、スロット3が上りの制御チャネル(制御CH)として使用され、スロット4が上りの画像伝送チャネル(画像伝送CH)として使用され、他のスロット2、5は未使用の情報チャネル(TCH)とされる。
また、図2(b)に示される状態において更に他の端末局装置3が画像伝送を行う場合には図3(c)に示される状態となる。図3(c)に示される端末局装置2、3の画像伝送状態では、図2(b)に示される状態と比べて、スロット2が端末局装置3による下りの画像伝送チャネル(画像伝送CH)として使用され、スロット5が端末局装置3による上りの画像伝送チャネル(画像伝送CH)として使用される。
初めに、センター局1から端末局装置2へ通常の個別呼び出し処理を行って無線回線を接続する。この状態において、次に、センター局1から端末局装置3へ通常の個別呼び出し処理を行って無線回線を接続する。このような手順を踏むことで、センター局1は端末局装置2及び他の端末局装置3へ独立した2つの無線チャネルを開設することができる。
図2及び図3に示されるような場合には、複数の端末局装置2、3で取得した画像情報について無線回線B1、B2による伝送処理が行われることから、多少の遅延は発生するものの、センター局1へほぼリアルタイムに伝送することが可能である。
また、本例のデジタル同報無線システムでは、このような複数の画像情報の伝送に際して、複数の論理回線を同時に開設することが行われる。
従って、本例のデジタル同報無線システムでは、センター局1が複数の端末局装置2、3に対して同時に1対1の無線回線を開設して、複数の端末局装置2、3に接続された映像装置32、52により取得される画像情報をセンター局1へ同時に或いはほぼ同時に送信することにより、センター局1は、複数の端末局装置2、3により取得された画像情報を同時に或いはほぼ同時に取得することができる。
例えば、本例のデジタル同報無線システムでは、操作卓12を備えたセンター局1と、センター局1に接続された少なくとも1つの基地局装置(本例では、基地局無線送受信装置11)や中継局装置(本例では、特に示してはいない)と、複数の端末局装置2、3を有して、市町村などの地域に対して防災情報などを同報無線送信する構成において、端末局装置2、3に接続された映像装置32、52が取得した画像情報を当該端末局装置2、3により送信する場合に、予め割り当てられた所定の上りスロットと、当該上りスロットとは別の未定義スロットとを、上りスロットとして当該端末局装置2、3に割り当てて、これら割り当てた2つの又は3つ以上の上りスロットに画像情報を振り分けて送信することが行われる。
従って、通信や防災の状況などに応じて、多様な画像伝送処理が可能である。
また、本例のデジタル同報無線システムの端末局装置2、3では、映像装置32、52の機能により画像情報取得手段が構成されており、端末局本体31、51により情報を送信する機能により端末局送信手段が構成されている。
本例では、センター局1が複数の端末局装置2、3と1対Nのグループ(群)通信と見立てて非音声通信を行う。本例では、このグループ通信機能を画像伝送に利用して、下り通信スロットにより端末局装置を選択し、複数の端末局装置により取得された画像情報をセンター局1がほぼ同時に取得することを可能とする。
図4(a)、(b)、(c)には、本例のデジタル同報無線システムにおいて、センター局1の基地局無線送受信装置11と端末局装置2、3との間で行われる非音声通信の無線通信で使用される無線回線スロットの使用状況の一例を示してある。
図4(a)、(b)、(c)には、1フレーム分の無線回線スロットの使用状況を示してある。図4(a)にはアイドル状態における無線回線スロットの使用状況を示してあり、図4(b)にはグループ通信によりセンター局1と端末局装置2とが画像伝送を行っているときにおける無線回線スロットの使用状況を示してあり、図4(c)にはグループ通信によりセンター局1と端末局装置3とが画像伝送を行っているときにおける無線回線スロットの使用状況を示してある。
本例では、端末局装置2及び端末局装置3と画像伝送を行うために使用される通信スロットとして、下り回線用スロット1(下り通信チャネル)と上り回線用スロット2〜5(上り通信チャネル)を割り当てている。
図4(b)に示されるグループ通信における端末局装置2の画像伝送状態では、スロット0が下りの制御チャネル(制御CH)として使用され、スロット1が下りの画像伝送制御チャネル(画像伝送制御CH)として使用され、スロット2、3、4、5が上りの画像伝送チャネル(画像伝送CH)として使用される。
同様に、図4(c)に示されるグループ通信における他の端末局装置3の画像伝送状態では、スロット0が下りの制御チャネル(制御CH)として使用され、スロット1が下りの画像伝送制御チャネル(画像伝送制御CH)として使用され、スロット2、3、4、5が上りの画像伝送チャネル(画像伝送CH)として使用される。
初めに、センター局1から複数の端末局装置2、3が属するグループへ通常のグループ呼び出し処理を行って、無線回線を接続する。無線回線の接続後、センター局1は、下り通信チャネルを利用して、端末局装置2による画像伝送を起動する電文を送信する。当該制御電文はグループ内における全ての端末局装置2、3で受信可能である。制御電文が自局宛てであると判断した端末局装置2は、画像情報をセンター局1へ向けて送出する。この時点で、センター局1が別の端末局装置3による画像情報へ切り替えたいと判断した場合には、センター局1は同じく下り通信チャネルを利用して、現在画像伝送を行っている端末局装置2に対して画像伝送停止電文等の制御電文を送出し、画像情報を取得したい端末局装置3に対して画像伝送起動電文等の制御電文を送出する。このようにして、画像情報を取得したい端末局装置2、3を切り替えることが可能である。
なお、本例では、画像伝送停止電文と画像伝送起動電文とを共通化しており、つまり、電文により指定(選択)された端末局装置は画像伝送を行う一方、他の端末局装置は画像伝送を行わず及び行っている場合には停止する。
また、例えば、端末局装置2、3或いは映像装置32、52にバッファを設けて、画像情報を取得しているにも関わらず送信許可電文を取得していないために送信不可能な画像情報を、端末局装置2、3或いは映像装置32、52に蓄積してもよい。この場合、端末局装置2、3が画像情報を送信可能となった時点でセンター局1へ送信することで、センター局1では、リアルタイム性は無いが、時間軸で途切れのない画像情報を取得することが可能である。
また、表示に限らず、録画についても同様である。
また、リアルタイムに画像を表示するときに、画像を取得することができなかった期間がある場合には、例えば、この期間には、それ以前に取得した画像情報を表示するようなことが可能である。
また、本例では、端末局装置2、3で映像装置32、52により取得された画像情報を送信するに際して、当該端末局装置2、3が送信不可能である状態においては、当該映像装置32、52により取得された画像情報を、一旦、当該端末局装置2、3或いは当該映像装置32、52に蓄積し、その後、当該端末局装置2、3が送信可能となった場合に、当該蓄積した画像情報を送信する。
また、例えば、複数の論理回線に対して、本例のようなデジタル同報無線システムを適応させて、センター局1と複数の端末局装置2、3との間における画像伝送機能を向上させるようなことも可能である。例えば、図2(a)、(b)、(c)及び図3に示されるような画像伝送の方式と、図4(a)、(b)、(c)及び図5に示されるような画像伝送の方式との両方を組み合わせて使用することも可能である。
従って、本例のデジタル同報無線システムでは、センター局1が、複数の端末局装置2、3に対してグループ通信回線を開設することや、非音声通信手順において端末局装置2、3或いは端末局装置2、3に接続された映像装置32、52の制御に用いられる下り通信スロットに端末局装置選択信号或いは映像装置選択信号を追加して送信することにより、複数の端末局装置2、3は、取得した画像情報を逐次送信することができ、これにより、センター局1は、逐次、端末局装置2、3及び映像装置32、52を選択することで、複数の端末局装置2、3により取得される画像情報をほぼ同時に取得することができる。
また、本例のデジタル同報無線システムの端末局装置2、3では、映像装置32、52の機能により画像情報取得手段が構成されており、端末局本体31、51により情報を受信する機能により端末局受信手段が構成されており、端末局本体31、51により情報を送信する機能により端末局送信手段が構成されている。また、本例の端末局装置2、3では、情報をメモリに記憶する機能により記憶手段が構成されており、メモリへの画像情報の記憶制御や画像情報の送信制御を行う機能により端末局送信制御手段が構成されている。
本例では、センター局1が複数の端末局装置2、3と1対Nのグループ(群)通信と見立てて非音声通信を行う。本例では、このグループ通信機能を画像伝送に利用すると共に、グループ通信機能の送信権制御を利用することにより、端末局装置2、3へ送信権を付与し、複数の端末局装置2、3により取得される画像情報をセンター局1がほぼ同時に取得することを可能とする。
図6(a)、(b)、(c)には、本例のデジタル同報無線システムにおいて、センター局1の基地局無線送受信装置11と端末局装置2、3との間で行われる非音声通信の無線通信で使用される無線回線スロットの使用状況の一例を示してある。
図6(a)、(b)、(c)には、1フレーム分の無線回線スロットの使用状況を示してある。図6(a)にはアイドル状態における無線回線スロットの使用状況を示してあり、図6(b)にはグループ通信によりセンター局1と端末局装置2とが画像伝送を行っているときにおける無線回線スロットの使用状況を示してあり、図6(c)にはグループ通信によりセンター局1と他の端末局装置3とが画像伝送を行っているときにおける無線回線スロットの使用状況を示してある。
本例では、端末局装置2及び端末局装置3と画像伝送を行うために使用される通信スロットとして、下り回線用スロット1(下り通信チャネル)と上り回線用スロット2〜5(上り通信チャネル)を割り当てている。
図6(b)に示されるグループ通信における端末局装置2の画像伝送状態では、スロット0が下りの制御チャネル(制御CH)として使用され、スロット1が端末局装置2に対する下りの画像伝送制御チャネル(画像伝送制御CH)として使用され、スロット2、3、4、5が上りの画像伝送チャネル(画像伝送CH)として使用される。
同様に、図6(c)に示されるグループ通信における他の端末局装置3の画像伝送状態では、スロット0が下りの制御チャネル(制御CH)として使用され、スロット1が端末局装置3に対する下りの画像伝送制御チャネル(画像伝送制御CH)として使用され、スロット2、3、4、5が上りの画像伝送チャネル(画像伝送CH)として使用される。
初めに、センター局1から複数の端末局装置2、3が属するグループへ通常のグループ呼び出し処理を行って、無線回線を接続する。無線回線の接続後、センター局1は、下り制御チャネルによる送信権制御電文を利用して、画像情報を取得したい端末局装置2に対して送信権を付与する。送信権を付与された端末局装置2は、画像情報をセンター局1へ向けて送出する。この時点で、センター局1が別の端末局装置3からの画像情報へ切り替えたいと判断した場合には、センター局1は、初めに画像伝送を行っている端末局装置2に対して制御チャネルによる送信権停止通知を送信し、当該端末局装置2からの画像伝送を停止する。次に、センター局1は、画像情報を取得したい他の端末局装置3に対して送信権を付与する。これにより、送信権を付与された端末局装置3が、画像情報を送信する。このようにして、画像情報を取得したい端末局装置2、3を切り替えることが可能である。
また、表示に限らず、録画についても同様である。
また、リアルタイムに画像を表示するときに、画像を取得することができなかった期間がある場合には、例えば、この期間には、それ以前に取得した画像情報を表示するようなことが可能である。
また、本例では、端末局装置2、3で映像装置32、52により取得された画像情報を送信するに際して、当該端末局装置2、3が送信不可能である状態においては、当該映像装置32、52により取得された画像情報を、一旦、当該端末局装置2、3或いは当該映像装置32、52に蓄積し、その後、当該端末局装置2、3が送信可能となった場合に、当該蓄積した画像情報を送信する。
また、例えば、複数の論理回線に対して、本例のようなデジタル同報無線システムを適応させて、センター局1と複数の端末局装置2、3との間における画像伝送機能を向上させるようなことも可能である。例えば、図2(a)、(b)、(c)及び図3に示されるような画像伝送の方式と、図6(a)、(b)、(c)及び図7に示されるような画像伝送の方式との両方を組み合わせて使用することも可能である。
従って、本例のデジタル同報無線システムでは、センター局1が、複数の端末局装置2、3に対してグループ通信回線を開設することや、グループ通信手順において用いられる送信権制御に使用される電文を使用することにより、複数の端末局装置2、3は取得した画像情報を逐次送信することができ、センター局1は、逐次、当該複数の端末局装置2、3及び映像装置32、52を選択することで、複数の端末局装置2、3により取得される画像情報をほぼ同時に取得することができる。
また、本例のデジタル同報無線システムの端末局装置2、3では、映像装置32、52の機能により画像情報取得手段が構成されており、端末局本体31、51により情報を受信する機能により端末局受信手段が構成されており、端末局本体31、51により情報を送信する機能により端末局送信手段が構成されている。また、本例の端末局装置2、3では、情報をメモリに記憶する機能により記憶手段が構成されており、メモリへの画像情報の記憶制御や画像情報の送信制御を行う機能により端末局送信制御手段が構成されている。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係る無線通信システムや通信局装置(基地局装置や中継局装置や端末局装置等)などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
Claims (5)
- センター局と複数の端末局装置とが無線により通信する無線通信システムにおいて、
前記センター局は、前記端末局装置からの画像情報送信に対して予め割り当てられた上りスロットとは異なる未定義スロットを上りスロットとして割り当てるスロット割当手段と、
前記端末局装置から上りスロットを使用して無線により送信される画像情報を受信するセンター局受信手段と、を備え、
前記端末局装置は、画像情報を取得する画像情報取得手段と、
前記センター局により割り当てられた上りスロットを使用して前記取得された画像情報を前記センター局に対して無線により送信する端末局送信手段と、を備えた、
ことを特徴とする無線通信システム。 - 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
前記センター局の前記スロット割当手段は、1つの端末局装置からの画像情報送信に対して前記予め割り当てられた上りスロットを割り当てるとともに、他の端末局装置からの画像情報送信に対して前記予め割り当てられた上りスロットとは異なる未定義スロットを上りスロットとして割り当て、
前記センター局の前記センター局受信手段は、それぞれの端末局装置から上りスロットを使用して無線により送信される画像情報を受信し、
それぞれの端末局装置は、それぞれの画像情報取得手段により画像情報を取得して、それぞれの端末局送信手段により前記センター局により割り当てられた上りスロットを使用して前記取得された画像情報を前記センター局に対して無線により送信する、
ことを特徴とする無線通信システム。 - 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
前記センター局の前記スロット割当手段は、1つの端末局装置からの画像情報送信に対して前記予め割り当てられた上りスロット及び前記予め割り当てられた上りスロットとは異なる未定義スロットの両方を上りスロットとして割り当てる、
ことを特徴とする無線通信システム。 - センター局と複数の端末局装置とが無線により通信する無線通信システムにおいて、
前記センター局は、前記複数の端末局装置との間で通信回線を開設する回線開設手段と、
前記開設された通信回線を使用して前記端末局装置に対して画像情報送信に関する指示電文を無線により送信するセンター局送信手段と、
前記端末局装置から上りスロットを使用して無線により送信される画像情報を受信するセンター局受信手段と、を備え、
前記端末局装置は、画像情報を取得する画像情報取得手段と、
前記センター局から無線により送信される前記指示電文を受信する端末局受信手段と、
前記受信された前記指示電文に基づいて、前記センター局により割り当てられた上りスロットを使用して前記取得された画像情報を前記センター局に対して無線により送信する端末局送信手段と、を備えた、
ことを特徴とする無線通信システム。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の無線通信システムにおいて、
前記端末局装置は、画像情報を記憶する記憶手段と、
前記センター局に対する画像情報送信が不実行である状態で前記取得された画像情報を前記記憶手段に記憶させ、前記センター局に対する画像情報送信が実行されるときに前記記憶手段に記憶された画像情報を前記端末局送信手段により送信する端末局送信制御手段と、を備えた、
ことを特徴とする無線通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004348025A JP2006157764A (ja) | 2004-12-01 | 2004-12-01 | 無線通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004348025A JP2006157764A (ja) | 2004-12-01 | 2004-12-01 | 無線通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006157764A true JP2006157764A (ja) | 2006-06-15 |
Family
ID=36635456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004348025A Pending JP2006157764A (ja) | 2004-12-01 | 2004-12-01 | 無線通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006157764A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008154161A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Nec Network & Sensor Systems Ltd | デジタル防災無線システム、位置制御方法及びプログラム |
-
2004
- 2004-12-01 JP JP2004348025A patent/JP2006157764A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008154161A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Nec Network & Sensor Systems Ltd | デジタル防災無線システム、位置制御方法及びプログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1962457A2 (en) | Wireless communication device and method | |
JP5422276B2 (ja) | 無線映像送信装置 | |
EP3439404B1 (en) | Data communication method, apparatus and system | |
CN110958692B (zh) | 副链路传输资源的选择方法、配置方法及设备 | |
US10397969B2 (en) | Method and device for establishing backhaul link | |
CN105792372A (zh) | 一种数据通信的方法、装置及系统 | |
KR101937195B1 (ko) | 양방향 디지털 무선 방송 시스템 | |
JP7317236B2 (ja) | データ処理方法、データ処理装置、通信機器及び記憶媒体 | |
US5551063A (en) | Method and apparatus for establishing a private conversation for more than two mobile units in a trunked system | |
JP2006157764A (ja) | 無線通信システム | |
JP2022141926A (ja) | 管理装置、端末装置、およびプログラム | |
JPH06334587A (ja) | 無線電話方式 | |
EP4072217B1 (en) | Resource configuration | |
WO2024065116A1 (zh) | 资源选择方法、装置、用户设备、基站、存储介质与芯片 | |
EP1517567B1 (en) | Mobile communications terminal and method | |
JPH09214422A (ja) | 移動通信の基地局装置、移動局装置及び同報通信方法 | |
WO2024060235A1 (zh) | 资源配置方法及装置 | |
JP2002159050A (ja) | 無線装置 | |
JP2007306185A (ja) | 無線通信システム | |
JPH09162822A (ja) | 同報通信用無線中継システム | |
JP3148107B2 (ja) | チャネル状態遷移表示交換機システム | |
JP2003284131A (ja) | デジタル無線システム | |
JP2927260B2 (ja) | 状態監視方式 | |
JPH08223647A (ja) | 優先接続通話機能を有する移動通信システム | |
JP2848327B2 (ja) | 予約待ち状況検出システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070817 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20070928 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071120 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20071120 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080805 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081002 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081111 |