JP2006157632A - 電子アルバム装置及び電子アルバム作成鑑賞方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 スライドショー再生に変化を与えることが出来る電子アルバム装置及び電子アルバム作成鑑賞方法を提供する。
【解決手段】 メモリ内に格納された複数の画像からなる画像データ群から画像を選択して再生する再生手段と、上記画像ごとの選択頻度を検出する頻度検出手段と、上記選択頻度に従って上記複数の画像から抽出された画像からなる第2の画像データ群を決定する決定手段とを具備する電子アルバム装置である。
【選択図】 図2
【解決手段】 メモリ内に格納された複数の画像からなる画像データ群から画像を選択して再生する再生手段と、上記画像ごとの選択頻度を検出する頻度検出手段と、上記選択頻度に従って上記複数の画像から抽出された画像からなる第2の画像データ群を決定する決定手段とを具備する電子アルバム装置である。
【選択図】 図2
Description
本発明は、電子アルバムの改良に関し、スライドショー再生に変化を与えることが出来る電子アルバムに関する。
自分が撮影した画像を集め、スライドショー(順次画像再生)などが楽しめる、電子アルバムについて種々の技術が提案されている。
デジタル画像群を1つのアルバムにまとめるに際して、特許文献1に開示された技術では、対話形式で入力したキーワードに基づいて検索を行う。特許文献2に開示された技術では、イベント情報に関連付けたコンテンツに基づいて検索を実行する。
特開平11−175533号公報
特開2002−358310号公報
しかし、従来提案されている電子アルバムは、例えば撮影日や撮影場所の同じ画像ファイル群をグループ化して扱うものであるため、同じような画像が集められる傾向になる。更に、従来のスライドショーではグループ内の画像ファイルの再生時間や表示サイズを個別に変化させることは容易でなかった。そのため、類型的な画像が増加して単調なアルバムとなってしまい、スライドショーが単調なものとなり易かった。
また従来の装置では、特別にアルバム作成の操作が必要な上、単に選択されたものを同じ時間だけ表示し、順次切り替えるといった、飽きやすい単調な表示制御を行うにとどまっていた。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであって、スライドショー再生に変化を与えることが出来る電子アルバム装置及び電子アルバム作成鑑賞方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための、本発明に係る請求項1に記載の電子アルバム装置は、メモリ内に格納された複数の画像からなる画像データ群から画像を選択して再生する再生手段と、上記画像ごとの選択頻度を検出する頻度検出手段と、上記選択頻度に従って上記複数の画像から抽出された画像からなる第2の画像データ群を決定する決定手段と、を具備する。
また、本発明に係る請求項2に記載の電子アルバム装置は、メモリ内に格納された複数の画像からなる画像データ群から画像を選択して再生する再生手段と、上記画像毎の再生時間を検出する再生時間検出手段と、上記再生時間に従って上記複数の画像から抽出された画像からなる第2の画像データ群を決定する決定手段とを具備する。
また、本発明に係る請求項3に記載の電子アルバム装置は、上記記載の発明である電子アルバム装置において、上記再生手段は、更に上記第2の画像データ群の画像を連続して再生し、上記電子アルバム装置は、上記第2の画像データ群の画像の上記選択頻度または再生時間に応じて、上記再生手段が連続再生する画像毎の再生時間と再生時の画像サイズとの少なくとも何れか一方を決定する決定手段を更に具備する。
また、本発明に係る請求項4に記載の電子アルバム装置は、複数の画像データを格納した記憶手段と、この記憶手段内の複数の画像データをグループ化するグループ化手段と、上記画像データのグループを選択し、選択されたグループ内の画像データを順次再生する再生手段と、を具備し、上記グループ化手段は、上記複数の画像データをグループ化する際の1画像あたりの累積再生時間、または、同一画像に対する累積選択回数に応じた情報を当該画像データの属性として付加するものであり、上記再生手段は、上記選択されたグループ内の画像データを順次再生する際に上記属性情報を参照して画像の再生時間、または再生サイズを変更する。
また、本発明に係る請求項5に記載の電子アルバム装置は、ブラウズモードとスライドショーモードを有し、画像記録媒体中に第1のグループ化態様にて予め記録された複数の電子画像ファイルについて上記第1のグループ化とは異なる第2のグループ化態様を実現して、この仮想グループ単位で上記画像ファイルを取り扱うことにより電子アルバムを作成鑑賞する装置であって、上記画像ファイルを任意に指定してブラウズ操作を行う際に活性化され、どの画像ファイルが何回選択されたか、及び何秒間表示したかをカウントして、当該画像ファイル名とカウントデータと最終アクセス日時とを記録する、上記画像記録媒体中に画像ファイルとは独立して置かれるアクセス記録ファイルと、上記アクセス記録ファイルを参照して、アクセス頻度の高いものについて、スライドショー実行時の表示時間ならびに表示サイズの少なくとも何れか一方を他のものと異ならせるスライドショー制御手段と、を具備する。
また、本発明に係る請求項6に記載の電子アルバム装置は、上記記載の発明である電子アルバム装置において、上記第2のグループ化操作は仮想的な操作である。
また、本発明に係る請求項7に記載の電子アルバム装置は、上記記載の発明である電子アルバム装置において、上記表示されるスライドショー画面は全画面サイズのみならず、少なくとも1枚の縮小画面サイズを含む。
また、本発明に係る請求項8に記載の電子アルバム装置は、上記記載の発明である電子アルバム装置において、予め記録された音声ファイルを再生する音声再生手段を更に傭え、上記スライドショー制御手段は上記アクセス記緑ファイルを参照して、アクセス頻度の高いものについて、スライドショー実行時に音声再生手段に音声再生を指示する。
また、本発明に係る請求項9に記載の電子アルバム作成鑑賞方法は、ブラウズモードとスライドショーモードを有し、画像記録媒体中に第1のグループ化態様にて予め記録された複数の電子画像ファイルについて上記第1のグループ化とは異なる第2のグループ化態様を実現して、この仮想グループ単位で上記画像ファイルを取り扱うことにより電子アルバムを作成鑑賞する方法であって、どの画像ファイルが何回選択されたか、及び何秒間表示したかをカウントして、当該画像ファイル名とカウントデータと最終アクセス日時とを記録する、上記画像記録媒体中に画像ファイルとは独立して置かれるアクセス記録ファイルを、上記画像ファイルを任意に指定してブラウズ操作を行う際に活性化し、上記アクセス記録ファイルを参照して、アクセス頻度の高いものについて、スライドショー実行時の表示時間ならびに表示サイズの少なくとも何れか一方を他のものと異ならせる。
また、本発明に係る請求項10に記載の電子アルバム作成鑑賞方法は、上記記載の発明である電子アルバム作成鑑賞方法において、上記アクセス記録ファイルを参照して、アクセス頻度の高いものについて、スライドショー実行時に更に音声再生を行う。
本発明によれば、スライドショー再生に変化を与えることが出来る。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明に係る電子アルバム装置の基本的な使い方を説明する図である。
図1は、本発明に係る電子アルバム装置の基本的な使い方を説明する図である。
図1(a)はユーザー30がデジタルカメラ20で撮影レンズ21を介して被写体像を撮影している状態を表している。撮影後は、ユーザーは図1(b)に示すようにデジタルカメラ20背面のモニタ5でメモリ内に格納された画像を確認することができる。また、カメラでの撮影内容は、図1(c)に示すように自宅やオフィスのパーソナルコンピュータ(PC)のモニタ22で確認する事もできる。
本実施の形態の電子アルバム装置では、次のようにしてアルバムの作成と再生を行う。
デジタルカメラ20は、図1(d)に示すように、クレードル22の上に置かれて商用電源のコンセント24を介して二次電池の充電が行われる。なお、デジタルカメラ20はこのクレードル22を介して、通信回線23や無線電波によって外部との通信を可能としてもよい。外部との通信を可能とすることで、BGMなどの音楽や、その他の画像データを外部から取り入れる事が可能となる。
この充電期間中に、ユーザがアルバム作成を指示する操作を行なうと、デジタルカメラ20は、図1(b)又は(c)のようにユーザー30が、どの撮影画像を見たかという情報に基づいて、メモリ内にアルバム用データを作成する。そして、図1(e)に示すように、再生機12を用いて他の人と一緒にアルバムを鑑賞する場合には、このアルバム用データを用いて、アルバム再生制御を行なう。
更に本実施の形態でのアルバム再生制御では、図1(b)、(c)のように、ユーザが選択した画像を再生するのではなく、電子アルバム装置が自動的に画像を切り替えて再生する。つまり、切り替えのタイミングや画面内でのレイアウト制御などに、工夫をこらした自動切換再生が行われる。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る電子アルバム装置を用いた電子アルバムシステムの構成を示すブロック図である。
電子アルバムシステムは、デジタルカメラ20と電子アルバム装置1とで構成されている。
デジタルカメラ20には、メモリ2、選択部3、再生部4、表示部5、撮影部14、通信部15が設けられている。そして、メモリ2には、画像データ2aとアルバム用データ2bとが格納され、選択部3と再生部4には、それぞれスイッチ3a、スイッチ4aが設けられている。
被写体の光像は、撮影部14で画像データに変換され、メモリ2内に画像データ2aとして記録される。なお、画像データ2aは通信部15を介して、例えば図1(c)のようにパソコンのモニタ22に出力できるようにしても良い。また、図1(d)のように、例えば通信回線23を介して、通信を行ない、外部に用意されたコンテンツ(画像)を入力し、画像データ2aとして記録できるように構成しても良い。
図1(e)に示すように、アルバムを再生する時には、メモリ2内に記録されたアルバム用データ2bを参照しながら、再生部4がユーザーが操作するスイッチ4aの操作に従って外部に設けられた第2表示部12、又は、デジタルカメラ20の裏面に配された表示部5(液晶モニタ)に画像再生を行なう。また、撮影後に画像を確認したい時にも、スイッチ4aや選択部3のスイッチ3aを操作することによって、任意の画像データ2aを表示部5に再生することができる。
電子アルバム装置1は、時刻検出部6、再生方法決定部7、切替データ作成部8、作成部9、再生状態検出部10を備えている。そして、作成部9には、スイッチ9aが設けられている。
時刻検出部6は、画像データ2aに含まれる撮影時刻を検出する。再生状態検出部10は、図1(b)(c)に示す再生動作において、画像データ2aの再生頻度、ユーザーがその画像を見ていた時間などを検出する。再生方法決定部7は、時刻検出部6と再生状態検出部10との出力に基づいて、画像データ2aを再生する順序や、レイアウトを決定する。
切替データ作成部8は、画像をどのように切替えていくかを決めるデータを生成して、その結果をアルバム用データ2bとして記憶させる。作成部9は、画像データ2aやアルバム用データ2bをDVDや、フラッシュメモリー等、外部の第2メモリ11に形成させる。
第2メモリ11に記録された画像データは、再生部11aを介して図1(e)に示すプロジェクタなどの第2表示部12に再生することができる。この場合、図1(e)のプロジェクタにカードスロットなどを設け、そのスロットを介して入力されたメディアのデータを再生して、大画面に表示するように構成すれば、多くの人が楽しめる電子アルバムシステムとなる。
続いて、電子アルバム装置1の動作について図3乃至図5のフローチャートを参照しつつ説明する。
作成部9はスイッチ9aの状態を監視し、ユーザがアルバム作成を行おうとしているかどうかを判定する。図3のステップS1においてNoの場合、即ち、アルバム作成以外の時は、図4のステップS41において、スイッチ4aの状態を検出してカメラが撮影モードであるか、再生モードであるかを判定する。ここで、撮影モードは、ユーザが撮影を実行するためのモードであり、再生モードは、メモリ2内の画像データ2aをユーザが再生部4によって再生するためのモードである。
ステップS41でYesの場合、即ち、再生モードである場合は、ステップS51において、撮影画像の一覧を複数並べて表示部5に表示する。いわゆるサムネイルを表示部5に表示する。ステップS52において、ユーザは、この画面を見ながら、所望の画像を選択する。選択がなされると、ステップS53において、選択された画像を、表示部5に拡大表示する。
本実施の形態では、何度も表示部5に表示され、その表示時間が長かった画像を重要画像とする考え方を採用している。そこで、ステップS54〜S55において、この拡大表示がなされた時に、その画像を鑑賞した回数や時間をカウントする。つまり確認(モニタ再生)する都度に、その回数Kをインクリメントし、確認した時間tKを積算する。
また、ステップS56において、ユーザがその画像が重要だと判断した時には、その画像が重要である旨を指示する操作を行う。そうすると、ステップS60において、確認回数Kを、大きな数K1に設定する。これによって、後述するアルバム作成時に、この画像が確認回数Kが小さいことを理由として削除されないようにする。
ステップS57でYesの場合、即ち、ユーザが画像再生の終了を操作すると、確認した時間tKの積算を終了するが、誤って再生される画像もあるので、その時は、ステップS58でこれを判定する。つまり、画像の再生時間である確認時間tKが所定時間t0より短い時には、これは、操作ミスによってユーザが再生してすぐに再生を終了した場合であると判断する。そして、ステップS59において、確認回数Kを1減じて、後述するアルバム作成時の優先度を下げる。
一方、図4のステップS41においてNoの場合、即ち、撮影モード時は、ステップS42において、ユーザがレリーズ操作を行ったタイミングで撮影部14を制御して、所定のシーケンスで画像の取込と記録を行なう。ステップS43においてYesの場合、即ち、記録された画像を確認する操作が行われれば、上述のステップS53以降のフローに分岐する。これによって上述のように確認回数と確認時間のインクリメントが行われる。ステップS43においてNoの場合、即ち、撮影画像の確認操作が行われなかった時には、図3のステップS1に戻って、次の操作がされるまで待機する。
このようにして、撮影モードでの撮影画像確認動作や、その後の再生モードでの画像再生において再生回数や鑑賞時間を算出し、この値に基づいて、アルバムを作成する。続いて、アルバム作成動作について説明する。
作成部9はスイッチ9aの状態を監視し、図3のステップS1においてYesの場合、即ちアルバム作成が指示されたときは、ステップS2において、ユーザは時系列に並んだ複数のデータ画像2aのうち、どの画像からアルバム作成を開始するかを選択する。
この選択操作は所定時間内で行う必要がある。ステップS3でNo、ステップS48でYesの場合の場合、即ち、所定時間が経過しても選択がされていない場合は、ステップS49において、メモリ2に入っている最初の画像データからアルバム作成を行うようにする。なお、ステップS3でNo、ステップS7でYesの場合の場合、即ち、選択がされていない場合で、アルバム作成の終了が操作されたときは、選択操作は、このアルバム作成の終了操作と共に終了する。
一方、ステップS3でYesの場合の場合、即ち、先頭の画像が選択されたときは、ステップS4において、選択した最初の画像と最終画像までの画像数Nを求める。そしてステップS5において、ユーザは再生時間T、再生時のBGMとなる音楽情報を入力する。なお、ステップS6でNo、ステップS9でYesの場合の場合、即ち、これらのデータが入力がされていない場合で、アルバム作成の終了が操作されたときは、入力操作は、このアルバム作成の終了操作と共に終了する。
ステップS6でYesの場合の場合、即ち、入力操作が終了すると、図5のステップS10において、画像の重要度を判定する係数Mを0に初期化する。次に、ステップS11において、再生時間Tを画像数Nで割って、各画像の再生時間を計算し、アルバム再生時1枚の画像あたりに使える時間を算出する。そしてこの時間が所定の時間T0未満かどうかを調べる。
ステップS11でYesの場合、即ち、これが所定の時間T0未満なら、十分な鑑賞ができないとして、アルバム作成時の画像枚数を減少させる。この時減らされる画像は、上述の図4のステップS53以下の処理において算定された確認回数Kや確認時間tKの少ないものである。
そこで、ステップS21〜S23において、係数Mを1インクリメントして、確認回数KがMに満たない画像や、確認時間tKが所定の時間t1に満たないものは、ユーザがあまり重視していない画像であるとして、アルバム候補画像から除外する。なお、時間t1は、図4のステップS58で用いた所定時間t0に対し、t1>t0の関係にある。ここで、除外された画像はサブ画像(後述)として使用できる可能性があるので、ステップS24において、除外された画像は、サブ画像に分類して記録する。
ステップS25において、除外されるデータ数NMをもとの数Nから差し引いて、再度、ステップS11にて、1つの画像に使用されるアルバム再生時の時間T/Nを算出して、それが所定の時間T0と比べてどうかを判定する。ステップS11の条件が成立すれば、選択された画像を利用したアルバム作成を、ステップS12以下の処理で開始する。一方、ステップS11の条件を満たさない場合は、更に画像を削減する必要があるため、係数Mをインクリメントして上述の処理を実行する。
なお、ステップS11で用いられる所定の時間T0はBGMの音楽のテンポによって変更しても良い。つまり、テンポの早い曲なら、T0は短くても良い。なお、アルバムの画像として選択された画像を以下、メイン画像という。
ところで、図6(a)に示すようにN個のメイン画像を一定時間T/Nで再生するのでは、単調なアルバムとなってしまう。そこで、ステップS12以下のフローでは、ユーザがモニタした時の確認時間tKを参考にして、各画像の再生時間に変化を付ける。つまり、確認時間tKが基準時間tLより長かったものは、再生時間も長くする。また、確認時間tKが基準時間tSより短かったものは、再生時間も短かくする。しかし、この長短の制御を単純に行うと、所定の再生時間Tに収める事が困難となる。
そこで、ステップS12〜S13において、長め、短めに改正可能な画像の数を、それぞれnL、nSとして求める。そして、この数がアンバランスかどうかを、ステップS14にて判定する。nL>nSのときは長時間再生のコマが多くなり、Tからはみ出してしまうという問題が発生する。一方、長時間再生のコマ数nLが短時間再生のコマ数nSと同じか、少ないのであればこのような問題は発生しない。
そこで、長時間再生のコマの数を制限するために、ステップS14でYesの場合は、ステップS15において、長時間再生選択の条件を厳しくして、基準時間tLを2倍の2tLとする。そして、再度ステップS13の処理をくり返す。この処理を繰り返すことによりステップS14の条件を満たすことができる。その時は、ステップS31において、以降の再生時間決定のフローに続く。つまり、確認時間tKが基準時間tSより短い時間だった画像については、その再生時間を再生時間T/Nより短くして、1/2×T/Nとする。なお、ここでは、ステップS13の繰り返し数が1の場合について再生時間を計算している。
次に、ステップS32〜S33において、長めに再生したい画像に許容される時間T1を求め、長めに再生したい画像の数nLを用いて長時間再生コマの1コマあたりの再生時間をT1/nLとして算出する。この処理によって再生時間を時間Tに収めることができる。また、このような再生時間設定によって、図6(b)に示すように、再生時間に変化を持たせる事ができ、単調ではない鑑賞に耐える画像再生が可能となる。
次に、上述のステップS21以下の処理においてメイン画像から除外された画像も、サブ画像として再生を可能とする。
あまりユーザが見ることなく、見たとしても短時間だった画像は、再生の優先度が低いという考え方に基づき、本実施例ではアルバム再生時間の制約から、メイン画像として採用されなかった画像については、原則として再生を行わない。しかし、メイン画像が、例えば、縦構図(縦長の画像)である場合、一般的な横長モニタに表示すると画面の横側に空きスペースが生じてしまう。
このような場合、その空きスペースには、他の画像を表示することができるので、図7(a)(b)に示すように、優先度が低いと判定されたサブ画像を配置して再生する。このような考え方によって再生画面を有効に利用でき、更にサブ画像も生かした再生が可能となる。
この考え方を実現するために、ステップS34において、メイン画像が縦構図であるかどうかを判定する。そして、ステップS34でYesの場合、即ち、メイン画像が縦画像の時は、ステップS35において、サブ画像を付加し、図7(a)(b)のようなレイアウトの画面を1画面とする。そして、ステップS36において、撮影された順番に従って再生の順番を決めて、再生時間と共に、アルバム作成用のデータとして、メモリ2のアルバム用データ2bに入力し、あるいは外部の第2表示部に再生表示するための第2メモリに画像データごと記録する。
このように、所定時間の再生時間内に、ユーザが良く見る画像は長時間再生し、ユーザがあまり見ない画像は、アルバム候補からはずしたり、又は、短時間再生したりして、取捨選択を行う。また画像によっては、同じ画面上に並べて配置再生する。これによって、変化をつけて楽しめる電子アルバム作成を行なう装置を提供する事が可能となる。
〔第1の実施の形態の変形例〕
また、第1の実施の形態の変形例として、確認回数Kや、確認時間tKに従って画面の大きさを切りかえるような応用も可能である。つまり、図5のステップS34〜S36を図8に示すフローに変更すれば、重要度の高い画面は大きく表示し、あまり重要でない画面は小さく表示するような、図9の(a)→(b)→(c)のようなスライドショーの工夫ができる。
また、第1の実施の形態の変形例として、確認回数Kや、確認時間tKに従って画面の大きさを切りかえるような応用も可能である。つまり、図5のステップS34〜S36を図8に示すフローに変更すれば、重要度の高い画面は大きく表示し、あまり重要でない画面は小さく表示するような、図9の(a)→(b)→(c)のようなスライドショーの工夫ができる。
図8のステップS61において、サブ画面がある時は、ステップS62〜S63において、各コマの確認時間tKの平均値を求め、ステップS64〜S65において、各コマの確認回数Kの平均値を求める。そして、ステップS66〜S67において、この平均値が共に小さいメイン画像は、あまり重要な画像でないとして、図7(b)のように縮小表示して、空いたスペースにサブ画面を付加する。
そして、ステップS68において、撮影された順番に従って再生の順番を決めて、再生時間と共に、アルバム作成用のデータとして、メモリ2のアルバム用データ2bに入力し、あるいは外部の第2表示部に再生表示するための第2メモリに画像データごと記録する。
これによって、表示時間のみならず、表示画面の大きさなどにおいても、電子アルバム再生時の画面に変化を付けることができ、鑑賞に耐える単調でない電子アルバムが作成可能となる。
以上説明したように、アルバム鑑賞時の再生時間や、そこで鑑賞されるべき画像の選択や、表示方法の切換えを行うことにより、簡潔に要を得た鑑賞ができる電子アルバムの作成が可能となる。
なお、電子アルバム装置1は、図2の各実施の形態の構成に限られず、デジタルカメラ20内に内蔵し、一体として新たな電子アルバム装置を構成しても良く、カメラの充電用クレードル22(図1の(d))に内蔵して一体として新たな電子アルバム装置を構成しても良く、通信手段を介して、図1(c)のパソコンが専用のプログラムを持つような形で一体として新たな電子アルバム装置を構成しても良い。
なお、上述の実施の形態で説明した各機能は、ハードウエアを用いて構成しても良く、また、ソフトウエアを用いて各機能を記載したプログラムをコンピュータに読み込ませて実現しても良い。また、各機能は、適宜ソフトウエア、ハードウエアのいずれかを選択して構成するものであっても良い。
更に、各機能は図示しない記録媒体に格納したプログラムをコンピュータに読み込ませることで実現させることもできる。ここで本実施の形態における記録媒体は、プログラムを記録でき、かつコンピュータが読み取り可能な記録媒体であれば、その記録形式は何れの形態であってもよい。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
1…電子アルバム装置、2…メモリ、2a…画像データ、2b…アルバム用データ、4…再生部、5…表示部、6…時刻検出部、7…再生方法決定部、8…切替データ作成部、9…作成部、10…再生状態検出部、11…第2メモリ、11a…再生部、12…第2表示部、20…デジタルカメラ。
Claims (10)
- メモリ内に格納された複数の画像からなる画像データ群から画像を選択して再生する再生手段と、
上記画像ごとの選択頻度を検出する頻度検出手段と、
上記選択頻度に従って上記複数の画像から抽出された画像からなる第2の画像データ群を決定する決定手段と、
を具備することを特徴とする電子アルバム装置。 - メモリ内に格納された複数の画像からなる画像データ群から画像を選択して再生する再生手段と、
上記画像毎の再生時間を検出する再生時間検出手段と、
上記再生時間に従って上記複数の画像から抽出された画像からなる第2の画像データ群を決定する決定手段と、
を具備することを特徴とする電子アルバム装置。 - 上記再生手段は、更に上記第2の画像データ群の画像を連続して再生し、
上記電子アルバム装置は、上記第2の画像データ群の画像の上記選択頻度または再生時間に応じて、上記再生手段が連続再生する画像毎の再生時間と再生時の画像サイズとの少なくとも何れか一方を決定する決定手段を更に具備することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の電子アルバム装置。 - 複数の画像データを格納した記憶手段と、
この記憶手段内の複数の画像データをグループ化するグループ化手段と、
上記画像データのグループを選択し、選択されたグループ内の画像データを順次再生する再生手段と、
を具備し、
上記グループ化手段は、上記複数の画像データをグループ化する際の1画像あたりの累積再生時間、または、同一画像に対する累積選択回数に応じた情報を当該画像データの属性として付加するものであり、
上記再生手段は、上記選択されたグループ内の画像データを順次再生する際に上記属性情報を参照して画像の再生時間、または再生サイズを変更することを特徴とする電子アルバム装置。 - ブラウズモードとスライドショーモードを有し、画像記録媒体中に第1のグループ化態様にて予め記録された複数の電子画像ファイルについて上記第1のグループ化とは異なる第2のグループ化態様を実現して、この仮想グループ単位で上記画像ファイルを取り扱うことにより電子アルバムを作成鑑賞する装置であって、
上記画像ファイルを任意に指定してブラウズ操作を行う際に活性化され、どの画像ファイルが何回選択されたか、及び何秒間表示したかをカウントして、当該画像ファイル名とカウントデータと最終アクセス日時とを記録する、上記画像記録媒体中に画像ファイルとは独立して置かれるアクセス記録ファイルと、
上記アクセス記録ファイルを参照して、アクセス頻度の高いものについて、スライドショー実行時の表示時間ならびに表示サイズの少なくとも何れか一方を他のものと異ならせるスライドショー制御手段と、
を具備することを特徴とする電子アルバム装置。 - 上記第2のグループ化操作は仮想的な操作であることを特徴とする請求項5記載の電子アルバム装置。
- 上記表示されるスライドショー画面は全画面サイズのみならず、少なくとも1枚の縮小画面サイズを含むことを特徴とする請求項5記載の電子アルバム装置。
- 予め記録された音声ファイルを再生する音声再生手段を更に傭え、上記スライドショー制御手段は上記アクセス記緑ファイルを参照して、アクセス頻度の高いものについて、スライドショー実行時に音声再生手段に音声再生を指示することを特徴とする請求項5記載の電子アルバム装置。
- ブラウズモードとスライドショーモードを有し、画像記録媒体中に第1のグループ化態様にて予め記録された複数の電子画像ファイルについて上記第1のグループ化とは異なる第2のグループ化態様を実現して、この仮想グループ単位で上記画像ファイルを取り扱うことにより電子アルバムを作成鑑賞する方法であって、
どの画像ファイルが何回選択されたか、及び何秒間表示したかをカウントして、当該画像ファイル名とカウントデータと最終アクセス日時とを記録する、上記画像記録媒体中に画像ファイルとは独立して置かれるアクセス記録ファイルを、上記画像ファイルを任意に指定してブラウズ操作を行う際に活性化し、
上記アクセス記録ファイルを参照して、アクセス頻度の高いものについて、スライドショー実行時の表示時間ならびに表示サイズの少なくとも何れか一方を他のものと異ならせることを特徴とする電子アルバム作成鑑賞方法。 - 上記アクセス記録ファイルを参照して、アクセス頻度の高いものについて、スライドショー実行時に更に音声再生を行うことを特徴とする請求項9記載の電子アルバム作成鑑賞方法。
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WO2010032359A1 (ja) * | 2008-09-22 | 2010-03-25 | パイオニア株式会社 | 車載機器、情報通信システム、車載機器の通信制御方法およびプログラム |
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KR101310824B1 (ko) * | 2006-08-18 | 2013-09-25 | 삼성전자주식회사 | 디지털 이미지 처리장치의 이미지 검색 방법 |
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2004
- 2004-11-30 JP JP2004346684A patent/JP2006157632A/ja not_active Withdrawn
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