JP2006156823A

JP2006156823A - ラック

Info

Publication number: JP2006156823A
Application number: JP2004347190A
Authority: JP
Inventors: Katsuhiro Watabe; 勝広渡部
Original assignee: Kawamura Electric Inc
Current assignee: Kawamura Electric Inc
Priority date: 2004-11-30
Filing date: 2004-11-30
Publication date: 2006-06-15

Abstract

【課題】ラックの背面からラック内部のメンテナンス作業を容易に行うことのできるラックの構造を提供する。
【解決手段】ラック１の構造は、パネル５にメンテナンス用開口７を設け、メンテナンス用開口７は上下に分割されたパネル８ａ、８ｂにより施蓋されると共に、分割パネル８ａ、８ｂは上下それぞれがスライド移動可能であることを特徴とし、ラック１の背面側に多くのスペースがとれない場合にも、省スペースでメンテナンス作業を行うことができる。
【選択図】図１

Description

本発明は、四方に立設された柱にパネルを取り付けて成る各種通信機器等を収納するためのラックに関するものである。

従来、図４に示すように、ラックの背面はねじ止めによりパネルで施蓋していた。パネルで施蓋されている場合には、メンテナンスのときにはねじを緩めてパネル全体をラックから取り外していた。

または、扉を取り付け、容易に開閉可能としていた。扉で施蓋されている場合には、開閉してメンテナンスしていた。また、ラックの背面側にスペースを広く取れず、扉の開閉が困難な場合には、扉体を両開きのタイプを用いて開閉範囲を小さくするようにしていた。
カワムララックカタログＮｏ．８２００３年７月１日発行

しかしながら、パネルで壁面が施蓋される場合は、ねじ止め作業が面倒であり取り外し作業に手間がかかっていた。またパネルを取り外すためにはパネルの前面に作業に必要なスペースを確保しなくてはいけなかった。

また、扉が用いられる場合にも、開閉作業は簡単であっても、扉を開閉するスペースを確保しなくてはならなかった。また、両開きの扉で必要なスペースを最小限にしても、ラックが複数連結されているような場合、扉を開放した状態では、隣のラックにかぶさってしまい、隣のラックのメンテナンス作業が滞ってしまう場合があり作業性が悪いという欠点があった。

本発明は、ラックの背面からラック内部のメンテナンス作業を容易に行うことを目的とし、その構造は、パネルにメンテナンス用開口を設け、メンテナンス用開口は上下に分割されたパネルにより施蓋されると共に、分割パネルは上下それぞれがスライド移動可能であることを特徴とする。

本発明に係るラックは、パネルにメンテナンス用開口を設け、メンテナンス用開口は上下に分割されたパネルにより施蓋されると共に、分割パネルは上下それぞれがスライド移動可能であるため、狭いスペースでもメンテナンス用開口を容易に開閉することができる。また、データセンタ内に連結してラックを設置するような場合にも、メンテナンス用開口は容易に開閉できメンテナンス作業がしやすいという利点がある。

メンテナンス作業を容易に行えるようにするという目的をメンテナンス用開口を省スペースで開閉して実現した。

本発明に係るラックの構造は図１〜図３の添付図面に基づいて説明する。

ＬＡＮ用機器等通信機器を収納するためのラック１は、底板２と柱３と天板４とで枠組みを構成する。柱３間にはパネル５を取り付けて壁面とする。ラック１の背面６側には配線が集中しラック１設置後、メンテナンスのため背面６側から作業するための、メンテナンス用開口７をラック１の背面６に設ける。メンテナンス用開口７は上下に分割された分割パネル８ａ、ｂにより施蓋される。

分割パネル８ａ、ｂにはハンドル９が設けられ、ハンドル９に手をかけて分割パネル８ａ、ｂを上下にスライド移動可能に構成している。ハンドル９の動作に連動するロッド１０を分割パネル８ａ、ｂの裏面に取り付ける。ロッド１０の位置に対向させてパネル５のメンテナンス用開口７周縁部にロッド穴１１を設ける。ロッド１０がロッド穴１１に挿通されたとき、分割パネル８ａ、ｂは閉じた状態または開いた状態で保持される。また、分割パネル８ａ、ｂを動作させるときには、ハンドル動作によりロッド１０のロッド穴１１への係合を解除して行う。

図１では、通常のラックの使用状態を示し、分割パネルは上下８ａ、ｂとも閉じられている。上側の機器または配線のメンテナンスを行う場合には、上側分割パネル８ａのハンドル９を操作し、ロッド１０を連動させてパネル５への係合を解除し、上側分割パネル８ａを下方へスライド移動させる。また、下側の機器または配線のメンテナンスを行う場合には、下側分割パネル８ｂのハンドル操作によりロッド１０を連動させてパネル５への係合を解除し、下側分割パネル８ｂを上方へスライド移動させる。分割パネル８ａ、８ｂの上下のスライド移動でラック１のパネル５を開閉でき、従来のようにパネル５を取り外したり、扉の回動動作により開閉したりするものにくらべ、省スペースで動作させることができる。

リアパネルを上下にスライド移動させ、ラックの背面を開放するため、メンテナンスのための作業スペースを小さくすることができ、データセンター等でラックを多く連結して設置するような、作業スペースを多く取れないような状況でも適用できる。

ラックの実施例を示す説明図である。（実施例１）図１におけるリアパネルをラック内部からみた説明図である。（実施例１）図１におけるリアパネルを下げた状態を示す説明図である。（実施例１）図１におけるリアパネルを上げた状態を示す説明図である。（実施例１）従来のラックを示す説明図である。

符号の説明

１ラック
２底板
３柱
４天板
５パネル
６背面
７メンテナンス用開口
８ａ上側分割パネル
８ｂ下側分割パネル
９ハンドル
１０ロッド
１１ロッド穴

Claims

四方に立設された柱にパネルを取り付けて成る各種通信機器等を収納するためのラックにおいて、前記パネルにメンテナンス用開口を設け、該メンテナンス用開口は上下に分割されたパネルにより施蓋されると共に、該分割パネルは上下それぞれがスライド移動可能であることを特徴とするラック。