JP2006156634A - ガスレーザ発振器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 操作者の作業を伴うことなしに、放電点灯前にレーザガスの異常を判断することにより放電管が絶縁破壊により破損するのを防止する。
【解決手段】 放電点灯前における放電管の複数の放電管セグメント(6a〜6d)毎の電圧を検出する電圧検出手段(4a〜4d)と、電圧検出手段により検出された複数の放電管セグメントの電圧(Vn)に基づいて、複数の放電管セグメントのそれぞれを点灯するか否かを判定する放電管セグメント点灯判定手段(1)とを具備し、放電管セグメント点灯判定手段は、複数の放電管セグメントのうちの全ての放電管セグメントの電圧が所定の電圧(Vb)よりも小さい場合にのみ、複数の放電管セグメントの全てを点灯させるようにしたガスレーザ発振器(10)が提供される。
【選択図】 図1
【解決手段】 放電点灯前における放電管の複数の放電管セグメント(6a〜6d)毎の電圧を検出する電圧検出手段(4a〜4d)と、電圧検出手段により検出された複数の放電管セグメントの電圧(Vn)に基づいて、複数の放電管セグメントのそれぞれを点灯するか否かを判定する放電管セグメント点灯判定手段(1)とを具備し、放電管セグメント点灯判定手段は、複数の放電管セグメントのうちの全ての放電管セグメントの電圧が所定の電圧(Vb)よりも小さい場合にのみ、複数の放電管セグメントの全てを点灯させるようにしたガスレーザ発振器(10)が提供される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ガスレーザ発振器、特にレーザ加工機に用いられるガスレーザ発振器に関する。
一般的なガスレーザ発振器、例えば特許文献1に開示されるガスレーザ発振器は、放電管内に封入されたレーザガスを放電電極間の放電エネルギによって励起し、この励起状態のガスイオンが基底状態に戻るときに放出するエネルギ量に相当する発振波長のレーザ光を発生する。
特開平7−221378号公報
しかしながら、ガスレーザ発振器を長期間にわたって停止させた場合、放電管に供給されるレーザガスの源(ボンベ)が空になった場合、またはガスレーザ発振器内部を大気開放した場合などには、レーザガスを放電管内に循環させるのに用いられる送風機、つまりターボブロワの潤滑用オイルが気化して放電管内のレーザガスに混入する。気化した潤滑用オイルの量が多い場合には一部の潤滑用オイルが放電管の内壁に付着することもありうる。このような場合にはレーザガスに不純物分子、つまり潤滑用オイルの分子が混入してレーザガスが劣化する。レーザガスが劣化した状態でガスレーザ発振器を動作させると、放電が点灯し難くなり、放電点灯時における放電電圧はレーザガスが劣化していない場合と比較して大幅に上昇する。このような放電電圧の上昇によって、放電管の外部において絶縁破壊が発生し、放電管が破損する可能性がある。特に、近年においては、レーザ発振器の出力は一層増加する傾向にあるので、放電管が破損する可能性は高くなりつつある。
通常は、潤滑用オイルが放電管のレーザガスに混入した場合には、レーザガスを一旦入れ替えることにより、放電管内の不純物分子、例えば潤滑用オイルを排出し、放電管内をフレッシュなレーザガスのみで充填した後で暖機運転を行うようにしている。ところが、レーザガスが劣化しているか否かの判定は操作者自身が行う必要があるので操作者の負担は大きく、また操作者がレーザガスを入れ替えるのに要する手間および時間も無視できない程度に大きい。
また、特許文献1に開示されるガスレーザ発振器は、所定条件下で放電開始が検出されなかった場合および所定条件以外において放電開始が検出された場合に放電性負荷、つまりレーザヘッド内のレーザガスが異常であると判断している。特許文献1に開示されるレーザ発振装置においてレーザガスの異常を判断することはできるものの、異常判断されるまでには高い電圧が既に印加されているので、放電点灯前に生じうる放電管の破損を防止することまでは難しい。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、操作者の作業を伴うことなしに、放電点灯前にレーザガスの異常を判断することにより放電管が破損するのを防止できるガスレーザ発振器を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために1番目に記載の発明によれば、放電点灯前における放電管の複数の放電管セグメント毎の電圧を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段により検出された前記複数の放電管セグメントの電圧に基づいて、前記複数の放電管セグメントのそれぞれを点灯するか否かを判定する放電管セグメント点灯判定手段とを具備し、前記放電管セグメント点灯判定手段は、前記複数の放電管セグメントのうちの全ての放電管セグメントの電圧が所定の電圧よりも小さい場合にのみ、前記複数の放電管セグメントの全てを点灯させるようにしたガスレーザ発振器が提供される。
すなわち1番目の発明においては、放電点灯前の各放電管セグメントの電圧を用いているので、レーザガスに異常があるか否かを放電点灯前に判定できる。そして、全ての放電管セグメントの電圧が所定の電圧よりも小さい場合、つまり全ての放電管セグメントで絶縁破壊が起こらない状態でこれら放電管セグメントを点灯しているので、絶縁破壊に基づく放電管の破損を防止することが可能となる。
2番目の発明によれば、1番目の発明において、さらに、前記放電管内のレーザガスを入替えて浄化するレーザガス浄化手段を具備し、前記放電管セグメント点灯判定手段は、前記複数の放電管セグメントのうちの全ての放電管セグメントの電圧が所定の電圧以上である場合には、前記複数の放電管セグメントのうちの全てを点灯停止し、前記レーザガス浄化手段によって前記放電管内のレーザガスを浄化するようにした。
すなわち2番目の発明においては、全ての放電管セグメントの電圧が所定の電圧以上である場合、つまり全ての放電管セグメントで絶縁破壊が起こりうる場合には、レーザガスの浄化を行うことによって、レーザガスの不純物分子を排出することができる。
すなわち2番目の発明においては、全ての放電管セグメントの電圧が所定の電圧以上である場合、つまり全ての放電管セグメントで絶縁破壊が起こりうる場合には、レーザガスの浄化を行うことによって、レーザガスの不純物分子を排出することができる。
3番目の発明によれば、1番目または2番目の発明において、前記放電管セグメント点灯判定手段は、前記複数の放電管セグメントのうちの一部の放電管セグメントの電圧が所定の電圧よりも小さい場合には、当該一部の放電管セグメントのみを点灯して暖機運転する。
複数の放電管セグメントを備えたガスレーザ発振器においては放電管および駆動電源の特性バラツキにより放電点特性が異なっているので、レーザガスが劣化した場合であっても絶縁破壊電圧以下の電圧で放電が点灯することがある。
従って、3番目の発明によれば、一部の放電管セグメントの電圧が所定の電圧よりも小さい場合、つまり一部の放電管セグメントで絶縁破壊が起こらない場合には、暖機運転を行うことによってレーザガス内の不純物分子を排出することができる。このように、暖機運転を行う場合には、レーザガスを入れ替える場合よりも短時間で不純物分子を排出することが可能となる。
複数の放電管セグメントを備えたガスレーザ発振器においては放電管および駆動電源の特性バラツキにより放電点特性が異なっているので、レーザガスが劣化した場合であっても絶縁破壊電圧以下の電圧で放電が点灯することがある。
従って、3番目の発明によれば、一部の放電管セグメントの電圧が所定の電圧よりも小さい場合、つまり一部の放電管セグメントで絶縁破壊が起こらない場合には、暖機運転を行うことによってレーザガス内の不純物分子を排出することができる。このように、暖機運転を行う場合には、レーザガスを入れ替える場合よりも短時間で不純物分子を排出することが可能となる。
4番目の発明によれば、2番目または3番目の発明において、前記レーザガス浄化後または前記暖機運転後において前記電圧検出手段によって前記複数の放電管セグメントの電圧を再度検出し、前記複数の放電管セグメントのうちの少なくとも一部の放電管セグメントの電圧が所定の電圧よりも小さい場合にはアラームを発する。
すなわち4番目の発明においては、アラームを発することにより操作者に注意を促すことができる。また、アラームの発令と共にガスレーザ発振器を強制的に停止させることにより、放電管の破損を事前に防止するようにしてもよい。
すなわち4番目の発明においては、アラームを発することにより操作者に注意を促すことができる。また、アラームの発令と共にガスレーザ発振器を強制的に停止させることにより、放電管の破損を事前に防止するようにしてもよい。
5番目の発明によれば、3番目または4番目の発明において、前記暖気運転時における前記放電管内のレーザガス圧および放電電圧は、前記ガスレーザ発振器の通常運転時におけるレーザガス圧および放電電圧とは異なるようにした。
すなわち5番目の発明においては、通常運転時とは異なるレーザガス圧および放電電圧で暖機運転することにより、放電管セグメントにおける絶縁破壊の発生をさらに防止している。なお、暖機運転時におけるレーザガス圧および放電電圧は通常運転時におけるレーザガス圧および放電電圧よりも小さい値であるのが好ましく、これにより絶縁破壊を回避しつつ暖機運転を行うことが可能となる。
すなわち5番目の発明においては、通常運転時とは異なるレーザガス圧および放電電圧で暖機運転することにより、放電管セグメントにおける絶縁破壊の発生をさらに防止している。なお、暖機運転時におけるレーザガス圧および放電電圧は通常運転時におけるレーザガス圧および放電電圧よりも小さい値であるのが好ましく、これにより絶縁破壊を回避しつつ暖機運転を行うことが可能となる。
各発明によれば、操作者の作業を伴うことなしに、放電点灯前にレーザガスの異常を判断することにより放電管が破損するのを防止できるという共通の効果を奏しうる。
さらに、2番目の発明によれば、レーザガスの不純物分子を排出することができるという効果を奏しうる。
さらに、3番目の発明によれば、暖機運転を行うことによってレーザガス内の不純物分子を短時間で排出することができるという効果を奏しうる。
さらに、4番目の発明によれば、操作者に注意を促すことができるという効果を奏しうる。
さらに、5番目の発明によれば、放電管セグメントにおける絶縁破壊の発生をさらに防止できるという効果を奏しうる。
さらに、3番目の発明によれば、暖機運転を行うことによってレーザガス内の不純物分子を短時間で排出することができるという効果を奏しうる。
さらに、4番目の発明によれば、操作者に注意を促すことができるという効果を奏しうる。
さらに、5番目の発明によれば、放電管セグメントにおける絶縁破壊の発生をさらに防止できるという効果を奏しうる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同一の部材には同一の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
図1は、本発明に基づく本発明に基づくガスレーザ発振器の概略図である。図1に示されるようにレーザ発振器10は誘導放電励起型のガスレーザ発振器であり、レーザガス圧制御システム18に接続された放電管セグメント6a〜6dを含んでいる。レーザガス圧制御システム18は、放電管セグメント6a〜6dへのレーザガスの供給および放電管セグメント6a〜6dからのレーザガスの排出を行うことができる。図1に示されるように、レーザ発振器10の一端には部分透過性を有しないリア鏡7(共振器内部ミラー)が設けられており、放電管9の他端には部分透過性を有する出力鏡8が設けられている。本実施形態においては、リア鏡7は反射率99.5%のゲルマニウム製の鏡であり、出力鏡8は、反射率65%のジンクセレン製の鏡である。
図1は、本発明に基づく本発明に基づくガスレーザ発振器の概略図である。図1に示されるようにレーザ発振器10は誘導放電励起型のガスレーザ発振器であり、レーザガス圧制御システム18に接続された放電管セグメント6a〜6dを含んでいる。レーザガス圧制御システム18は、放電管セグメント6a〜6dへのレーザガスの供給および放電管セグメント6a〜6dからのレーザガスの排出を行うことができる。図1に示されるように、レーザ発振器10の一端には部分透過性を有しないリア鏡7(共振器内部ミラー)が設けられており、放電管9の他端には部分透過性を有する出力鏡8が設けられている。本実施形態においては、リア鏡7は反射率99.5%のゲルマニウム製の鏡であり、出力鏡8は、反射率65%のジンクセレン製の鏡である。
図示されるように、リア鏡7および出力鏡8の間の光共振空間内には複数、図1においては四つの放電管セグメント6a〜6dが略直線上に配置されている。また、図示されるようにレーザ発振器10には送風機14、例えばターボブロワが配置され、送風配管9内のレーザガスを矢印方向に循環させる。さらに、送風機の上流および下流には冷却器12、12'がそれぞれ配置されている。冷却器12’は放電管セグメント6a〜6dにおいて高温にされたレーザガス13を冷却するのに使用され、冷却器12は送風機14による圧縮熱を除去するのに使用される。
各放電管セグメント6a〜6dは放電管セグメント6a〜6dを挟むように配置された一対の放電電極5a〜5dをそれぞれ含んでいる。これら放電電極5a〜5dは同一寸法であって、コーティングが施されているものとする。図1に示されるように放電電極5aは励起用電源3aを介して電源制御回路2に接続されている。なお、放電電極5b〜5dも対応する励起用電源3b〜3dをそれぞれ介して電源制御回路2に接続されている。これら励起用電源3a〜3dは商用電源を整流した後、スイッチング動作を行って高周波電圧を発生し、電流指令値に応じた高周波電流を各放電管セグメント6a〜6dに供給する。
レーザ発振器10のCPU(マイクロプロセッサ)1が双方向性バスによって電源制御回路2に接続されている。電源制御回路2は、CPU1から出力された信号を電流指令信号に変換して出力するA/Dコンバータを具備している。また、図1に示されるように、電源制御回路2は励起用電源3a〜3dの印加電圧検出回路4a〜4dに接続されている。これら印加電圧検出回路4a〜4dは放電管セグメント6a〜6dにそれぞれ印加された電圧値を検出する役目を果たす。印加電圧検出回路4a〜4dは高周波の高電圧を直流の低電圧に変換し、印加電圧のモニタ値を電源制御回路2にフィードバックする。電源制御回路2はモニタ値を信号処理して、放電管の印加電圧が規定電圧以上となった場合には、放電電極5a〜5dへの電流指令を停止する。なお、図面には示さないものの、双方向性バスによってCPU1に互いに接続されたROM(リードオンリメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)が存在しているものとする。
図1に示されるようにCPU1にはシャッタ制御回路15が接続されている。シャッタ制御回路15はCPU1からの指令に基づいて、出力鏡8の前方に配置されたシャッタ11を開閉する。シャッタ11は表面に金メッキが施された銅板より形成されている。また、CPU1からの指令に基づいてアラームを発令するアラーム装置16もCPU1に接続されている。
ガスレーザ発振器の動作時には、レーザガス圧制御システム18によってレーザガスが放電管セグメント6a〜6d内に供給される。次いで、送風機14によってレーザガスは送風配管9からなる循環路を循環する。図1において矢印により示されるように、送風機14から送り出されたレーザガスは圧縮熱を除去するための冷却器12'を通過して各放電管セグメント6a〜6dに供給される。
励起用電源3a〜3dによって各放電管セグメント6a〜6dの放電電極5a、5bにおいて、所定の周波数および電圧、例えば数百kHzから数十MHzおよび数百ボルトから数十kVの高周波電圧を印加すると、放電作用によりレーザガスが励起され、それにより、レーザ光が発生する。周知の原理により、レーザ光は光共振空間で増幅され、出力鏡8を通じてレーザ光が取り出される。図1から分かるように、シャッタ制御回路15によってシャッタ11が閉鎖しているときには、出力鏡8から出力されたレーザ光17はシャッタ11により反射されてビームアブソーバ19に吸収される。一方、シャッタ11が開放しているときには、出力鏡8からのレーザ光17はそのままレーザ発振器10外部、例えばレーザ加工機(図示しない)まで出力される。なお、放電作用により高温となったレーザガスは冷却器12によって冷却され、送風機14に再び戻るようになる。
ところで、図2(a)はレーザガスが正常状態であるレーザ発振器10の放電管の放電が点灯する際の印加電圧および電流の関係を示す図である。図2(a)においては、縦軸は放電管に印加される電圧を示しており、横軸は放電管における電流を示している。また、図面の横軸に示される区間Aは放電点灯前区間Aを示しており、区間Bは放電点灯後区間Bを示している。なお、理解を容易にする目的で、図2(a)における一点鎖線は後述する図2(b)の実線の挙動を示している。
図2(a)に示されるように、CPU1によって放電起動動作が指令されると、放電管電流Iが増大する。放電管電圧Vは放電管電流Iの上昇に伴って増大する。そして、放電管電圧Vが電圧Vcになると放電が点灯する。図示されるように、放電が点灯すると、放電管の等価インピーダンスの変化によって電圧Vは急激に低下し、電圧Vdにおいて放電点灯動作が完了する。このときの電流Iは電流Iaである。なお、図2(a)における電圧Vaは絶縁破壊電圧Vaを示している。電圧Vbは絶縁破壊を防止するために点灯動作を停止させる規定電圧Vbを示しており、規定電圧Vbは絶縁破壊電圧Vaよりもいくぶん低くなっている。図2(a)に示されるように、レーザガスに異常が無い場合には放電管の印加電圧は常に規定電圧Vbよりも小さい領域に在る。つまり、放電点灯時電圧Vcおよび放電点灯完了時電圧Vdはいずれも規定電圧Vbよりも小さい。
一方、図2(b)はレーザガスに異常がある場合におけるレーザ発振器10の放電管の放電が点灯する際の印加電圧および電流の関係を示す図2(a)と同様の図である。図2(b)に示されるようなレーザガスに異常がある場合とは、例えばガスレーザ発振器を長期間にわたって停止させた場合、放電管に供給されるレーザガスの源(ボンベ)が空になった場合、またはガスレーザ発振器内部を大気開放した場合などにおいて、レーザガスを放電管内に流動させるのに用いられる送風機の潤滑用オイルが気化して放電管内のレーザガスに混入するような場合、すなわちレーザガス内に潤滑用オイルなどの不純物分子が混入し、レーザガスが劣化している場合を意味する。
図2(b)に示される場合においては、CPU1により放電起動動作が指令されると、放電管電流Iが増大する。しかしながら、レーザガスが劣化している場合には放電管セグメントの放電が点灯し難くなるので、図2(b)における放電点灯時電圧Vc’は規定電圧Vbおよび絶縁破壊電圧Vaを越えるようになる。その後、電圧Vは同様に急激に低下し、電圧Vd’において放電点灯動作が完了する。このときの電流Iは電流Ia’である。放電点灯完了時電圧Vd’は図2(a)における放電点灯完了時電圧Vdよりもかなり大きく、絶縁破壊電圧Vaを越えている。従って、このような場合には絶縁破壊が発生し、放電管、例えば放電管セグメント6a〜6dが破損する可能性がある。それゆえ、絶縁破壊を回避するためには、電圧Vを絶縁破壊電圧Vaよりも小さく、好ましくは規定電圧Vbよりも小さくする必要がある。
本発明のガスレーザ発振器10は図2(a)および図2(b)に示される電圧と電流との間の関係を利用して、いずれの放電管セグメント6a〜6dにおいても絶縁破壊が生じないように動作するものである。図3および図4は本発明のガスレーザ発振器の一つの動作プログラムを示すフローチャートである。このプログラム100は電源制御回路2のROMまたはRAMに予め組み込まれており、CPU1によって実行される。プログラム100を実行する前には、ガスレーザ発振器10の放電管9におけるレーザガス圧はほぼ大気圧に等しく、シャッタ11は閉鎖状態にある。当然のことながら、この時点においては、放電管セグメント6a〜6dに放電は生じていない。
プログラム100のステップ101においては、レーザガス圧制御システム18を用いて放電管セグメント6a〜6d内のレーザガス圧を所定のレーザガス圧P0まで上昇させる。次いで、送風機14を駆動してレーザガスを送風配管9内に循環させる。ステップ102においては、励起用電源3a〜3dを通じて放電管セグメント6a〜6dに高周波電流が供給され、電流Iが徐々に増大される。次いで、ステップ103において、印加電圧検出回路4a〜4dを通じて放電管セグメント6a〜6dのそれぞれの電圧を検出する。以下、本願明細書においては、放電管セグメント6aの電圧を電圧V1、放電管セグメント6bの電圧を電圧V2、放電管セグメント6cの電圧を電圧V3、放電管セグメント6dの電圧を電圧V4と呼ぶ。そして、これら電圧V1〜V4を代表して、電圧Vnと呼ぶこととする。
次いで、ステップ104においては、これら放電管セグメント6a〜6dの全ての電圧∀Vn(=V1、V2、V3、V4)が規定電圧Vb(図2を参照されたい)よりも小さいか否かを判定する。そして、全ての電圧∀Vnが規定電圧Vbよりも小さいと判定された場合にはステップ105に進む。ステップ105においては全ての放電管セグメント6a〜6dに異常が見られないために、これら放電管セグメント6a〜6dを全て点灯し、ガスレーザ発振器10の立上げ処理を終了する。一方、全ての電圧∀Vnが規定電圧Vbよりも小さいわけではないと判定された場合、つまり電圧V1〜V4のうちの少なくとも一つの電圧が規定電圧Vbよりも小さくないと判定された場合にはステップ106に進む。
ステップ106においては、ステップ103における電圧Vnの検出がガスレーザ発振器10の起動後において二回目の検出であったか否かが判定される。そして、二回目の検出であったと判定された場合には、後述するレーザガス入替えまたは暖機運転によってレーザガスの異常が解消されなかったと判断して、ステップ107に進む。ステップ107においては少なくとも一つの放電管セグメント6a〜6dにおいて容易に解消できないレーザガスの異常が発生していると判断してアラーム16を発令する。これにより、操作者に注意を促すことができる。次いで、ステップ108に進んで、ガスレーザ発振器10を自動的に立ち下げ、処理を終了し、絶縁破壊を事前に回避する。なお、ステップ106においては二回目に検出された電圧であるか否かを判定しているが、三回目またはそれ以上の回数であるか否かを判定するように変更してもよい。また、プログラム100を簡易にする目的で、ステップ106から108を省略することもできる。
ステップ106において二回目の検出でないと判定された場合には、ステップ109に進む。ステップ109においては、放電管セグメント6a〜6dの全ての電圧∀Vnが規定電圧Vb以上であるか否かを判定する。全ての電圧∀Vnが規定電圧Vb以上であると判定された場合には、レーザガス内の不純物分子がかなり多量に混入しているために後述する暖機運転によってレーザガスの異常を解消しきれないと判断してステップ110に進む。ステップ110においては、図1に示されるレーザガス圧制御システム18によって放電管セグメント6a〜6d内のレーザガスを入れ替える。つまり、この場合には、送風配管9内を循環していたレーザガスが全て排出され、その後、新規のレーザガスが充填される。従って、放電管セグメント6a〜6d内のレーザガスに混入していた全ての不純物分子もレーザガスと共に排出されるので、新規のレーザガスを充填した後は、放電管セグメント6a〜6d内には不純物分子は存在しないようになる。
ステップ109において放電管セグメント6a〜6dの全ての電圧∀Vnが規定電圧Vb以上でない、つまり電圧V1〜V4のうちの少なくとも一つの電圧が規定電圧Vbより小さいと判定された場合にはステップ111に進む。ステップ111においては、放電管セグメント6a〜6dのうち、「Vn<Vb」の関係を満たす電圧を有する放電管セグメントのみを点灯する。
次いで、ステップ112においてガスレーザ発振器10の暖機運転を開始する。暖気運転時にはレーザガス圧P0を圧力P1(P1<P0)まで低下させる。また、暖気運転時の放電電圧Vzを通常運転時の放電電圧Veよりも低い(Vz<Ve)ようにする。ステップ112においては、低圧力、低放電電圧で所定時間、例えば15分間にわたって暖気運転を行い、それにより放電管セグメント6a〜6dに位置していた不純物分子が暖機運転によって排出されるようになる。その後、ステップ113において暖機運転および放電作用を停止する。
複数の放電管セグメント6a〜6dおよび励起用電源3a〜3dの特性バラツキにより各放電管セグメントにおける放電点灯特性は一定ではないので、レーザガスが劣化した場合であっても絶縁破壊電圧Va以下の電圧、例えば規定電圧Vbよりも小さい電圧で放電が点灯することがある。このため、前述したステップ112においては通常の場合よりも低圧力、低放電電圧で暖機運転を行い、絶縁破壊の発生を防止している。そして、暖機運転を行う場合には、レーザガスの入れ替えを行う場合よりも短時間で不純物分子の排出を行うことが可能となる。
ステップ113における放電作用の停止およびステップ110におけるレーザガスの入れ替えが完了すると、ステップ102に進み、前述した処理を再び繰り返すものとする。ステップ102に再び進む場合には、暖機運転によってレーザガス内の不純物分子の一部が排出されているか、またはレーザガスの入れ替えによって全ての不純物分子が排出されているので、ステップ102によって放電管セグメント6a〜6dの電圧Vnの全てが規定電圧Vbよりも小さいと判定される可能性が増す。そして、ステップ106から108が設けられていない場合には、ステップ104において放電管セグメント6a〜6dの全ての電圧∀Vnが規定電圧Vbより小さいと判定されるまで処理を繰り返すようになる。
このように本発明においては、放電点灯前の各放電管セグメント6a〜6dの電圧Vnを参照することにより、操作者の作業を伴うことなしに、各放電管セグメント6a〜6d内のレーザガスに異常があるか否かを放電点灯前に判定している。そして、全ての放電管セグメント6a〜6dに異常が無い場合にのみ全ての放電管セグメント6a〜6dの放電点灯を行うようにしている。このため、レーザガスに異常がある場合、つまりレーザガス内に不純物分子が混入している場合に生じうる絶縁破壊によって放電管セグメント6a〜6dが破損するのを防止することができる。
さらに、本発明においては、放電管セグメント6a〜6dの少なくとも一つに異常が在る場合には暖機運転を行うかまたはレーザガスを入れ替えることによってレーザガス内の不純物分子を排出するようにしている。これにより、絶縁破壊が起こりうる状態を解消することができる。特に、放電管セグメント6a〜6dのうちの一部の放電管セグメントのみが異常である場合には、異常でない放電管セグメントのみを点灯して暖機運転により不純物分子を排出し、それにより、レーザガス入れ替えを行うよりも短時間で不純物分子を排出するようにしている。なお、図1においては四つの放電管セグメント6a〜6dを使用しているが、放電管セグメントの数が異なる場合であっても本発明の範囲に入るのは明らかである。
1 CPU(点灯判定手段)
2 電源制御回路
3a〜3d 励起用電源
4a〜4d 印加電圧検出回路
5a〜5d 放電電極
6a〜6d 放電管セグメント
7 リア鏡
8 出力鏡
9 送風配管
10 ガスレーザ発振器
11 シャッタ
12’、12 冷却器
13 レーザガス
14 送風機
15 シャッタ制御回路
16 アラーム装置
17 レーザ光
18 レーザガス圧制御システム
19 ビームアブソーバ
Va 絶縁破壊電圧
Vb 規定電圧
2 電源制御回路
3a〜3d 励起用電源
4a〜4d 印加電圧検出回路
5a〜5d 放電電極
6a〜6d 放電管セグメント
7 リア鏡
8 出力鏡
9 送風配管
10 ガスレーザ発振器
11 シャッタ
12’、12 冷却器
13 レーザガス
14 送風機
15 シャッタ制御回路
16 アラーム装置
17 レーザ光
18 レーザガス圧制御システム
19 ビームアブソーバ
Va 絶縁破壊電圧
Vb 規定電圧
Claims (5)
- 放電点灯前における放電管の複数の放電管セグメント毎の電圧を検出する電圧検出手段と、
前記電圧検出手段により検出された前記複数の放電管セグメントの電圧に基づいて、前記複数の放電管セグメントのそれぞれを点灯するか否かを判定する放電管セグメント点灯判定手段とを具備し、
前記放電管セグメント点灯判定手段は、前記複数の放電管セグメントのうちの全ての放電管セグメントの電圧が所定の電圧よりも小さい場合にのみ、前記複数の放電管セグメントの全てを点灯させるようにしたガスレーザ発振器。 - さらに、前記放電管内のレーザガスを入替えて浄化するレーザガス浄化手段を具備し、
前記放電管セグメント点灯判定手段は、前記複数の放電管セグメントのうちの全ての放電管セグメントの電圧が所定の電圧以上である場合には、前記複数の放電管セグメントのうちの全てを点灯停止し、前記レーザガス浄化手段によって前記放電管内のレーザガスを浄化する請求項1に記載のガスレーザ発振器。 - 前記放電管セグメント点灯判定手段は、前記複数の放電管セグメントのうちの一部の放電管セグメントの電圧が所定の電圧よりも小さい場合には、当該一部の放電管セグメントのみを点灯して暖機運転する請求項1に記載のガスレーザ発振器。
- 前記レーザガス浄化後または前記暖機運転後において前記電圧検出手段によって前記複数の放電管セグメントの電圧を再度検出し、
前記複数の放電管セグメントのうちの少なくとも一部の放電管セグメントの電圧が所定の電圧よりも小さい場合にはアラームを発する請求項2または3に記載のガスレーザ発振器。 - 前記暖気運転時における前記放電管内のレーザガス圧および放電電圧は、前記ガスレーザ発振器の通常運転時におけるレーザガス圧および放電電圧とは異なるようにした請求項3または4に記載のガスレーザ発振器。
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