JP2006156356A - 電子放出表示装置 - Google Patents

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昇濬 兪
Jong-Sik Choi
鐘植 崔
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Abstract

【課題】非発光部に対応して金属部材を形成することにより,蛍光膜をアキングから安全に保護し,発光効率を向上させ,明るさを均一に維持できる電子放出表示装置を提供する。
【解決手段】少なくとも1つの電子放出素子が形成された第1基板と,第1基板に対向し,電子放出素子から放出される電子の衝突によって画像を形成する発光部と非発光部が形成された第2基板と,発光部上に形成される金属薄膜と,非発光部に対応して形成される金属部材を含むこととを特徴とする電子放出表示装置に関する。本発明によれば,非発光部に対応する位置に金属部材を形成することにより,蛍光膜と金属薄膜の間の移隔空間の減らし,アキングから保護することができる。また,上向に傾きになった形態の金属部材を備えて,放出電子を更に効率的に集属させて,発光効率を向上させ,明るさを均一に維持することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は電子放出表示装置にかかり,特に入射電子の散乱を誘導して画素内の均一な光を生成し,金属薄膜と蛍光膜の間の構造をより安定的に形成することができるように非発光部に対応する金属部材が形成された電子放出表示装置に関する。
一般に,電子放出素子(ElectronEmissionDevice)は電子源として熱陰極または冷陰極を利用する。冷陰極を利用する電子放出素子にはFEA(FieldEmitterArray),SCE(SurfaceConductionEmitter),MIM(MetalInsulatorMetal),MIS(MetalInsulatorSemiconductor),およびBSE(BallisticElectronSurfaceEmitting)等がある。このような電子放出素子を利用して,電子放出表示装置,各種バックライト,リソグラフィー用の電子ビーム装置等の具現が可能である。電子放出表示装置は,電子放出基板(第1基板)と,画像具現基板(第2基板)を含む。電子放出基板は,電子放出素子,電子放出素子から放出される電子を制御する制御電極を包含し,画像具現基板は電子放出素子から放出された電子との衝突によって発光する蛍光膜,蛍光膜に電気的に接続する電極を含む。
前述した電子放出表示装置のディスプレイの時,輝度向上のために,前記蛍光膜の上部には反射可能な金属薄膜が形成される。金属薄膜は,電子放出素子から放出された電子を画像具現基板側に誘導する役割を遂行し,また,電子と蛍光膜が衝突する時,電子放出基板側に反射された電子を蛍光膜で再反射させる役割をする。さらに,金属薄膜は,蛍光膜と衝突した電子が残らないように電子の移動通路の役割を遂行する。これによって,金属薄膜は蛍光膜の寿命を延長させ,電子放出基板および画像具現基板の間で発生されるアキング(arcing)を防止する。このような電子放出表示装置の金属薄膜製造方法の一例が韓国公開特許公報第2001−0075972号に開示されている(特許文献1参照)。
以下においては,図面を参照して従来の技術による金属薄膜の製造方法を説明する。図1A〜図1Eまでは従来の技術による電子放出表示装置の金属薄膜製造方法を示す工程を示す断面図である。
図1A〜図1Eを参照すると,金属薄膜の製造工程では,まず,前面基板110を設け,前面基板110上にアノード電極120を形成した後,アノード電極120上に蛍光膜130を分離形成する(図1A)。一般に,蛍光膜130は,マトリックス型やストライプ型で形成される。その後,分離形成された蛍光膜130の間には光遮閉膜140が形成され(図1B),光遮閉膜140は蛍光膜130の形成形態によって形成される。次に,蛍光膜130の表面には,アクリルマルジョン(acryl emulsion),またはラッカー(lacquer)液を塗布および乾燥して中間膜150を形成する(図1C)。次に,中間膜150の表面には,金属薄膜160が蒸着される(図1D)。通常の中間膜150は,10μmぐらいの厚さで蒸着され,蛍光膜130上の中間膜150は,金属薄膜160(図1Dを参照)の塑性過程で分解,除去される(図1E)。これによって,蛍光膜130と金属薄膜160の間には所定の空間が形成される。
上述した金属薄膜160を形成する工程で,中間膜150を形成する理由は,蛍光膜130の表面に金属薄膜160をすぐに蒸着する場合,蛍光膜130の表面あらさにより金属薄膜160の表面が均一に蒸着されないからである。また,中間膜150が形成された後,金属薄膜160を蒸着する場合,蛍光膜130の反射効率を更に向上することができる。
一方,上述した従来の電子放出表示装置を記載した文献としては,電子放出表示装置の金属薄膜製造方法を開示した特許文献1等がある。
韓国特許公開第2001−0075972号明細書
ところで,アクリル成分を利用して中間膜を塗布する場合,蛍光膜と金属薄膜の間に形成される移隔空間(中間膜の塑性による所定の空間)を調節することが容易ではないという問題がある。その上,蛍光膜と金属薄膜の間に形成された移隔空間によって,外部からかかる高電圧によって金属薄膜上にアキングが発生するという問題がある。
本発明は,従来の電子放出表示装置が有する上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,非発光部に対応して金属部材を形成することによって蛍光膜をアキングから安全に保護することが可能な,新規かつ改良された電子放出表示装置を提供することである。
さらに,本発明の別の目的は,金属部材を中心外側に向って上向き傾斜するように形成することによって,電子放出基板から放出された電子を蛍光膜の中央領域に集め,不均一に放出された電子を散乱させて発光効率を向上させることが可能な,新規かつ改良された電子放出表示装置を提供することである。
上記課題を解決するため,本発明の第1の観点によれば,少なくとも1つの電子放出素子が形成された第1基板と,前記第1基板に対向し,前記電子放出素子から放出される電子の衝突によって画像を形成する発光部および非発光部が形成された第2基板と,少なくとも前記発光部上に形成される金属薄膜と,前記非発光部に対応して形成される金属部材を含む電子放出表示装置を提供する。
また,前記金属部材は,所定の高さとして,少なくとも蛍光膜より厚い高さ,例えば5μm〜200μmを有し,前記金属部材の中心外側へ上向き傾斜するように形成されることができる。このように,上向き傾斜した金属部材を設置することになって,放出された電子を更に効率的に集束することができるので,蛍光膜の色純度を向上させることができるのは勿論,蛍光膜の明るさを均一に維持することができる。
本発明の別の観点によれば,少なくとも1つの電子放出素子が形成された第1基板と,前記第1基板に対向し,前記電子放出素子から放出される電子の衝突によって画像を形成する発光部および非発光部が形成された第2基板と,少なくとも前記発光部上に形成される金属薄膜と,前記発光部に対応する位置に形成された開口部を有し,前記非発光部上に積層されるシート形態金属部材を含む電子放出表示装置を提供する。
前記金属部材は,所定の高さとして,少なくとも蛍光膜より厚い高さ,例えば5μm〜200μmを有し,前記開口部の下部領域が前記開口部の上部領域より広い形状,例えば,逆台形の形状に形成することができる。かかる構造にすることにより,電子ビームによる色純度に有利な構造となる。
前記金属部材と前記金属薄膜に同一の電源を印加することにより,隣接した金属部材の間に電界を形成することができる。これによって,電子放出素子から放出された電子が蛍光膜の側へより良好に集束することができる。
前記金属薄膜は,電子を反射可能な金属,例えばAl,Agからなる単一シート形態または複数のシートが積層された形態とすることができる。特に,アルミニウムはスパッタリングによる薄膜蒸着が容易であるだけでなく,散乱された電子を蛍光膜の方向へ反射させて蛍光膜の輝度を向上させるのに有利である。
なお上記において,構成要素に付随して括弧書きで記した参照符号は,理解を容易にするため,後述の実施形態および図面における対応する構成要素および信号を一例として記したに過ぎず,本発明がこれに限定されるものではない。
以上のように,本発明によれば,非発光部に対応する位置に金属部材を形成するので,蛍光膜と金属薄膜の間に形成された移隔空間の減らすことができるし,金属薄膜上に印加される電圧によって形成されるアキングによりたえることができる。また,上向に傾きになった形態の金属部材を備えて,放出電子を更に効率的に集属させて,発光効率を向上させ,明るさを均一に維持することができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明にかかる電子放出表示装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお,本明細書および図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1実施形態)
以下,添付した図2〜図4を参照し,本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
図2は,本発明による金属部材が形成された電子放出表示装置を示す概略図である。図2を参照すると,電子放出表示装置10は,第1基板200(電子放出基板)および電子放出基板200と対向するように設けられた第2基板(画像具現基板)300を含む。
電子放出基板200は,背面基板210,背面基板210上に所定の形状,例えばストライプで形成されたカソード電極220,カソード電極220と絶縁されて交差する方向に互いに移隔されるゲート電極240および電子放出素子250を含む。カソード電極220とゲート電極240の間には絶縁層230が形成され,カソード電極220とゲート電極240を電気的に絶縁する。背面基板210上に形成された電子放出素子250は,カソード電極220とゲート電極240が交差するそれぞれの領域にマトリックス状で形成される。
この時,背面基板210は,通常のガラスまたはシリコン基板であるが,電子放出素子250をCNTペーストで後面露光する場合には,ガラス基板のような透明基板とすることができる。カソード電極220とゲート電極240は,図示されていないデータ駆動部または走査駆動部から印加されるそれぞれのデータ信号または走査信号を,各電子放出素子250に供給し,カソード電極220とゲート電極240の交差領域に形成される電子放出素子250をマトリックス駆動させる。前述した駆動を通じて電子放出素子250の周りでは電界が形成され,それによって,電子放出素子250から電子が放出される。
画像具現基板300(つまり,第2基板)は,電子放出基板200に対向配置され,前面基板310,アノード電極320,蛍光膜330および光遮閉膜340を含む。また,画像具現基板300は,少なくとも蛍光膜330上に形成される金属薄膜360と光遮閉膜340上に形成される金属部材370を更に含む。画像具現基板300を構成する前面基板310は,透明な材質とすることができる。
アノード電極320は,前面基板310上に形成され,電子放出基板200の電子放出素子250から放出された電子を蛍光膜330側へ加速させる役割を遂行する。アノード電極320は透明な材質,例えば,ITOおよびIZOを利用して形成することができる。また,本発明の実施形態では,アノード電極320は選択的な構成要素であるが,これは後述する金属薄膜360が加速電極の役割を遂行することができるからである。
蛍光膜330は,アノード電極320上に任意の間隔をおいて選択的に配置され,電子放出素子250から放出された電子の衝突によって発光する。蛍光膜330は,通常一般的に赤色発光性蛍光体(R)または緑色発光性蛍光体(G)または青色発光性蛍光体(B)からなる。蛍光膜330は,マトリックス型やストライプ型で形成することができる。
光遮閉膜340は,選択的な構成要素であり,蛍光膜330の間に任意の間隔をおいて配置され,外部の光を吸収および遮断し,光学的クロストークを防止してコントラストを向上させる。この時,光遮閉膜340は,前面基板310上に形成された蛍光膜330の形態に対応してマトリックス型やストライプ型で形成される。
蛍光膜330と光遮閉膜340の配置は,任意で様々な形状が可能であり,蛍光膜330と光遮閉膜340の一部領域または全体領域に重ねて形成することができる。一般に,画像具現基板300は,蛍光膜330の発光によって画像が具現される発光部,画像が具現されない非発光部からなる。本発明の実施形態では光遮閉膜340の有無に関係なく,蛍光膜330が形成された部分を発光部,蛍光膜330が形成されない部分を非発光部として定義することができる。
金属薄膜360は,蛍光膜330上部に形成され,蛍光膜330に電気的に接続される。これにより,金属薄膜360は,電子放出素子250から放出された電子をより良好に集束することができ,電子の衝突によって発光する光を前面基板310側へ反射させて反射効率を向上させることができる。このような金属薄膜360は,アルミニウムで形成される。
金属部材370は,非発光部に対応するように形成され,構造によって異なるように設置されるが,本発明の実施形態では,金属部材370は光遮閉膜340と金属薄膜360上に形成され,金属薄膜360を前面基板310側へ加圧することができる。この金属部材370は,所定の高さを有し,画像具現基板300が下部に設置されるということを基準とした場合,金属部材370は中心外側へ上向き傾斜するように形成される(図3g参照)。これと違って,画像具現基板300が上部に設置されるということを基準とした場合,金属部材370は中心外側へ下向き傾斜するように形成される(図4参照)。金属部材370と金属薄膜360には外部から同じ電圧が印加される。
上述したように,電子放出の表示装置10を構成する電子放出基板200と画像具現基板300の間には,真空状態を維持するように,密封材等を利用する封着工程によって密封される。外部電源からカソード電極220には(+)電圧が,ゲート電極240には(-)電圧が,また,アノード電極320には(+)電圧が印加される。
このような構成によって,カソード電極220とゲート電極240の電圧差によって,電子放出素子250の周りには電界が形成されて電子が放出され,放出された電子は,アノード電極320に印加された高電圧によって該画素の蛍光膜330に衝突し,これを発光させて所定のイメージを具現する。
図3A〜図3Gは,本発明による金属部材が形成された画像具現基板の製造方法を示す製造工程を示す断面図である。
図3A〜図3Gを参照すると,本発明の画像具現基板300は,蛍光膜330が形成された前面基板310上部に中間膜350を形成する段階と,中間膜350上部に金属薄膜360を蒸着する段階と,中間膜350を除去する段階と,金属薄膜360上に金属部材370を形成する段階とを含んで形成される。
まず,前面基板310の上部には,アノード電極320が形成されるが(図3A),通常,アノード電極320は,透明性を有するITOからなるので,ITO電極とも呼ばれる。アノード電極320の上部には,蛍光膜330が分離および形成され(図3B),蛍光膜330上には光遮閉膜340が形成される(図3C)。この時,蛍光膜330はスラーリ法,スクリーンプリンティング,電気泳動法(EL),または転写法(tabel coater)等によって形成される。光遮閉膜340は,ITO電極320上部に金属物質Crをスパッタリングおよびラインパタニングした後,黒色のCrOで酸化させることにより形成することができるか,またはブラックfodelまたはAg−fodelを利用して感光性ペーストをパターン印刷して形成することができる。
その後,蛍光膜330の上部にはバインダ樹脂を溶媒に溶解させた物質を塗布および乾燥して中間膜350が形成される(図3D)。中間膜350は,金属薄膜360を形成する前に,蛍光膜330の表面を平坦化し,金属薄膜360と一定の移隔距離を確保するために形成される。また,中間膜350は,金属薄膜の蒸着の際,ピンホールの形成を最小化してディスプレイ時の蛍光膜330の輝度を向上させる役割をする。
以後,中間膜350上には,蛍光膜330の輝度および色再現性を向上させるためにアルミニウムを利用して金属薄膜360を形成する(図3E)。これは,アルミニウムがスパッタリングによる薄膜蒸着が容易であるだけでなく,散乱された電子を蛍光膜330の方向へ反射させて蛍光膜330の輝度を向上させるのに有利であるためである。その次,中間膜350の塑性工程を施すが,中間膜350が塑性工程で分解されて除去されることにより,蛍光膜330と金属薄膜360の間に所定の移隔空間が形成される(図3F)。
最後に,金属部材370は,金属薄膜360の上部,特に,光遮閉膜340の上に形成され,金属薄膜360をより安定な構造に作る役割を遂行する。金属部材370は,所定の高さ,例えば5μm〜200μmを有し,金属部材370の中心外側に向けて上向き傾斜するように形成される(図3G)。金属部材370は,電子を反射可能な金属物質,例えばAl,Agからなる。金属薄膜360と金属部材370の間には,フリット(frit)が形成されてこれらを接着する。接着物質にフリットを使用する理由として,塑性工程によってガラス質が接着されるのに有利であるためである。
図4は,図2の“A”部分を拡大して示した断面図である。図4を参照すると,金属部材370が金属薄膜360の上に形成されることにより,金属薄膜360上部から前面基板310へ,より具体的では,蛍光膜330側へ金属薄膜360を加圧することになる。これによって,金属薄膜360と蛍光膜330の間に形成されている移隔空間が狭くなる。また,金属部材370は金属薄膜360に同じ電圧が印加されることによって,隣接した金属部材370の間には,電界が形成される(図4の点線)。
これによって,電子放出素子250から放出された電子(e)が蛍光膜330の側へより良好に集束することができる。金属部材370は,金属薄膜360を透過して蛍光膜330と衝突された電子によって発生された光を前面基板310へ反射することができる。また,金属部材370が,上向き傾斜するように形成されることにより,カソード電極から放出された電子を蛍光膜330の中央領域へ集めることができ,蛍光膜330から散乱されて金属部材370の内壁に衝突された電子を蛍光膜330側へ再度集めることができる。
(第2実施形態)
図5は,本発明の他の実施形態による金属部材が形成された画像具現基板の部分分解斜視図である。図6は,図5のI−I線に沿った側断面図である。
図5〜図6を参照すると,画像具現基板500は,前面基板510,蛍光膜530および光遮閉膜540,蛍光膜530と光遮閉膜540上に形成される金属薄膜560を含む。また,金属薄膜560上には,金属部材570が形成される。説明の便宜上,図2〜図4における同じ構成要素および動作については具体的な説明を省略する。
金属部材570は,蛍光膜530が形成されない位置に形成され,本発明の実施形態では光遮閉膜540上の金属薄膜560上に形成される。金属部材570は,金属薄膜560生成の際,中間膜(図示せず)の塑性工程によって形成された移隔空間を密着させることができる。図6を参照すると,金属部材570は単一シート形態であり,これらは電子を反射可能な金属物質,例えばAl,Agからなる。
一方,金属部材570は,蛍光膜560と対応する位置,つまり,画像を具現する発光部に複数の開口部571が形成されている。金属部材570に形成された開口部571は下部領域が上部領域より広く形成される逆台形の形状である。また,金属部材570の安定な接着のため,金属薄膜560と金属部材570の間にはフリットのような接着物質が塗布される。
前述した実施形態では前面基板上にアノード電極が形成されているが,蛍光膜上に電極の役割の遂行ができる金属薄膜が形成されているから,アノード電極は選択的である。
(第3実施形態)
図7は,本発明のまた別の実施形態による金属部材が形成された画像具現基板の側断面図である。
図7を参照すると,画像具現基板500は,前面基板510,蛍光膜530および光遮閉膜540,蛍光膜530と光遮閉膜540上に形成される金属薄膜560を含む。説明の便宜上,図2〜図6における同じ構成要素および動作については具体的な説明を省略する。
図7を参照すると,金属薄膜560に形成された金属部材770は,複数のシートが積層された形態であり,これらは電子を反射可能な金属物質,例えばAl,Agからなる。金属部材770が,複数のシートに形成されることは工程上有利である。
一方,金属部材770は,蛍光膜560と対応する位置,つまり,画像を具現する発光部に複数の開口部771が形成されている。金属部材770に形成された開口部771は下部領域が上部領域より広く形成される逆台形の形状である。また,金属部材770の安定な接着のため,金属薄膜560と金属部材770の間にはフリットのような接着物質が塗布される。
図8Aは,金属部材が設置されていない電子放出表示装置の緑色蛍光膜領域の発光写真であり,図8Bは,本発明による金属部材が設置された電子放出表示装置の緑色蛍光膜領域の発光写真である。金属薄膜上に金属部材が設置されていない場合には,緑色蛍光膜の隣接領域部分に赤色および青色が微細な干渉現象を起こすこともあり得る。これによって,緑色蛍光膜の色純度が落ちるだけではなく,明るさが均一に維持されない。反面,金属薄膜上に金属部材が設置されている場合は,本発明の実施形態に開示された上向き傾斜した金属部材を設置することになって,放出された電子を更に効率的に集束することができるので,蛍光膜の色純度を向上させることができるのは勿論,蛍光膜の明るさを均一に維持することができる。
従って,上述されたように金属部材を具備する電子放出表示装置は,電子放出素子から放出された電子をより効率的に蛍光膜と集束させることができるから,ディスプレイの時,蛍光膜領域の輝度,色再現性,色純度を向上させることができる。
以上,添付図面を参照しながら本発明にかかる電子放出表示装置の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明の電子放出表示装置は,入射電子の散乱を誘導して画素内の均一な光を生成しても,金属薄膜と蛍光膜の間の構造をより安定的な形成ができるように非発光部に対応する金属部材が形成されるので,電子放出表示装置の製造分野で利用可能である。
従来技術による製造方法で,前面基板上にアノード電極を形成した後,アノード電極上に蛍光膜を分離形成する工程を示す断面図である。 従来技術による製造方法で,蛍光膜を形成後,分離形成された蛍光膜の間に光遮閉膜が形成される工程を示す断面図である。 従来技術による製造方法で,光遮閉膜は蛍光膜の形成形態によって形成され,蛍光膜の表面には,アクリルマルジョンまたはラッカー液を塗布および乾燥して中間膜を形成する工程を示す断面図である。 従来技術による製造方法で,中間膜の表面には,金属薄膜が蒸着される工程を示す断面図である。 従来技術による製造方法で,蛍光膜上の中間膜が,金属薄膜の塑性過程で分解,除去される工程を示す断面図である。 第1実施形態による金属部材が形成された電子放出表示装置を示す説明図である。 第1実施形態による製造方法で,前面基板の上部にアノード電極が形成される工程を示す断面図である。 第1実施形態による製造方法で,アノード電極の上部に蛍光膜が分離および形成される工程を示す断面図である。 第1実施形態による製造方法で,蛍光膜上に光遮閉膜340が形成される工程を示す断面図である。 第1実施形態による製造方法で,蛍光膜上部にバインダ樹脂を溶媒に溶解させた物質を塗布および乾燥して中間膜が形成される工程を示す断面図である。 第1実施形態による製造方法で,中間膜350上にアルミニウムを利用して金属薄膜を形成する工程を示す断面図である。 第1実施形態による製造方法で,蛍光膜と金属薄膜の間に所定の移隔空間が形成される工程を示す断面図である。 第1実施形態による製造方法で,金属部材が金属部材の中心外側に向けて上向き傾斜するように形成される工程を示す断面図である。 図2の“A”部分を拡大して示した断面図である。 第2実施形態による金属部材が形成される画像具現基板の斜視図である。 図5のI-I線に沿った側断面図である。 第3実施形態による金属部材が形成された画像具現基板の側断面図である。 部材が設置されなかった電子放出表示装置の緑色蛍光膜領域の発光写真を示す説明図である。 金属部材が設置された電子放出表示装置の緑色蛍光膜領域の発光写真を示す説明図である。
符号の説明
10 電子放出表示素子
200 電子放出基板
250 電子放出素子
300 画像具現基板
310 前面基板
320 アノード電極
330 蛍光膜
340 光遮閉膜
350 中間膜
360 金属薄膜
370 金属部材
370a 上向き傾斜部
500 画像具現基板
510 前面基板
520 アノード電極
530 蛍光膜
540 光遮閉膜
560 金属薄膜
570 金属部材
571 開口部
770 金属部材
771 開口部

Claims (13)

  1. 少なくとも1つの電子放出素子が形成された第1基板と,
    前記第1基板に対向し,前記電子放出素子から放出される電子の衝突によって画像を形成する発光部および非発光部が形成された第2基板と,
    少なくとも前記発光部上に形成される金属薄膜と,
    前記非発光部に対応して形成される金属部材と
    を含むことを特徴とする,電子放出表示装置。
  2. 前記金属部材は,所定の高さを有し,前記金属部材の中心外側へ上向き傾斜するように形成されることを特徴とする,請求項1に記載の電子放出表示装置。
  3. 少なくとも1つの電子放出素子が形成された第1基板と,
    前記第1基板に対向し,前記電子放出素子から放出される電子の衝突によって画像を形成する発光部および非発光部が形成された第2基板と,
    少なくとも前記発光部上に形成される金属薄膜と,
    前記発光部に対応する位置に形成された開口部を有し,前記非発光部上に積層されるシート形態金属部材を含むことと,
    を特徴とする,電子放出表示装置。
  4. 前記金属部材は,所定の高さを有し,前記開口部の下部領域が前記開口部の上部領域より広く形成されることを特徴とする,請求項3に記載の電子放出表示装置。
  5. 前記金属部材は,単一シート形態または複数のシートが積層された形態であることを特徴とする,請求項3または4に記載の電子放出表示装置。
  6. 前記金属薄膜が発光部と非発光部の全面に形成されたことを特徴とする,請求項1〜5のいずれかに記載の電子放出表示装置。
  7. 前記金属部材は,前記金属薄膜上に形成され,前記金属薄膜を前記第2基板側に密着させることを特徴とする,請求項1〜6のいずれかに記載の電子放出表示装置。
  8. 前記金属部材と前記金属薄膜に同一の電源を印加することを特徴とする,請求項1〜7のいずれかに記載の電子放出表示装置。
  9. 前記金属部材は,5μm〜200μmの高さを有することを特徴とする,請求項2または4に記載の電子放出表示装置。
  10. 前記金属部材は,電子を反射可能な金属からなることを特徴とする,請求項1または2に記載の電子放出表示装置。
  11. 前記金属薄膜は,アルミニウムからなることを特徴とする,請求項1〜10のいずれかに記載の電子放出表示装置。
  12. 前記金属薄膜上には,前記金属部材との接着のために接着物質が設けられることを特徴とする,請求項1〜11のいずれかに記載の電子放出表示装置。
  13. 前記接着物質は,フリットであることを特徴とする請求項12に記載の電子放出表示装置。
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